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発明の名称 替芯ケース
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−105977(P2007−105977A)
公開日 平成19年4月26日(2007.4.26)
出願番号 特願2005−298688(P2005−298688)
出願日 平成17年10月13日(2005.10.13)
代理人 【識別番号】100117020
【弁理士】
【氏名又は名称】榊原 弘造
発明者 村越 恭夫
要約 課題
使用者が手動で多数の替芯を1本の替芯と複数の替芯とに容器本体の内部で分けなければならない煩わしさを排除する。

解決手段
多数の替芯を収容可能な容器本体1を具備する替芯ケースにおいて、容器本体1の内部1fの底面を平坦部1gとその平坦部1gより窪んだ凹部1hとによって構成し、平坦部1g上に複数の替芯が配置され、凹部1h内に1本のみの替芯が収容されるように、平坦部1gおよび凹部1hを形成した。好ましくは、凹部1hと同一の断面形状を有する第1通路1iによって凹部1hと容器本体1の外側とを連通し、容器本体1の内部1fのうち、凹部1hより上側の部分と容器本体1の外側とを連通する第2通路1jを、容器本体1の内部1fを隔てて第1通路1iの反対側に形成した。
特許請求の範囲
【請求項1】
多数の替芯を収容可能な容器本体を具備する替芯ケースにおいて、前記容器本体の内部の底面を平坦部とその平坦部より窪んだ凹部とによって構成し、前記平坦部上に複数の替芯が配置され、前記凹部内に1本のみの替芯が収容されるように、前記平坦部および凹部を形成したことを特徴とする替芯ケース。
【請求項2】
前記凹部と同一の断面形状を有する第1通路によって前記凹部と前記容器本体の外側とを連通し、前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記容器本体の外側とを連通する第2通路を、前記容器本体の内部を隔てて前記第1通路の反対側に形成したことを特徴とする請求項1に記載の替芯ケース。
【請求項3】
前記凹部と前記第1通路とを遮断するための第1シャッター部と、前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記第2通路とを遮断するための第2シャッター部とを有する天秤形状のシャッター部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載の替芯ケース。
【請求項4】
前記第1シャッター部を前記凹部と前記第1通路との間に配置し、前記第2シャッター部を前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記第2通路との間に配置したことを特徴とする請求項3に記載の替芯ケース。
【請求項5】
前記凹部と前記第1通路とを連通するための第3通路を前記第1シャッター部の上側に形成すると共に、前記第3通路を前記凹部と前記第1通路との間まで移動させるための第1押動部を天秤形状の前記シャッター部材の支点より前記第1シャッター部に近い側に配置し、
前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記第2通路とを連通するための第4通路を前記第2シャッター部の上側に形成すると共に、前記第4通路を、前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記第2通路との間まで移動させるための第2押動部を天秤形状の前記シャッター部材の支点より前記第2シャッター部に近い側に配置したことを特徴とする請求項4に記載の替芯ケース。
【請求項6】
押し下げられた前記第1押動部を上側に戻すための第1ばね部の少なくとも一部を前記第2押動部により形成し、押し下げられた前記第2押動部を上側に戻すための第2ばね部の少なくとも一部を前記第1押動部により形成したことを特徴とする請求項5に記載の替芯ケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多数の替芯を収容可能な容器本体を具備する替芯ケースに関し、特には、使用者が手動で多数の替芯を1本の替芯と複数の替芯とに分けなければならない煩わしさを排除することができる替芯ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、多数の替芯を収容可能な容器本体を具備し、容器本体の内部が複数の室に分割されている替芯ケースが知られている。この種の替芯ケースの例としては、例えば、実開昭53−154047号公報に記載されたものがある。
【0003】
実開昭53−154047号公報に記載された替芯ケースでは、容器本体の内部が本室と分室とに分割されているため、多数の替芯を例えば1本の替芯と残りの複数の替芯とに分けて収容することができる。詳細には、例えば1本の替芯を分室内に収容し、残りの複数の替芯を本室内に収容することができる。
【0004】
ところが、実開昭53−154047号公報に記載された替芯ケースでは、分室と本室とが突壁によって隔てられているため、多数の替芯を例えば1本の替芯と残りの複数の替芯とに分けて収容しようとすると、使用者が手動で多数の替芯を1本の替芯と複数の替芯とに分けなければならない。
【0005】
【特許文献1】実開昭53−154047号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記問題点に鑑み、本発明は、使用者が手動で多数の替芯を1本の替芯と複数の替芯とに分けなければならない煩わしさを排除することができる替芯ケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、多数の替芯を収容可能な容器本体を具備する替芯ケースにおいて、前記容器本体の内部の底面を平坦部とその平坦部より窪んだ凹部とによって構成し、前記平坦部上に複数の替芯が配置され、前記凹部内に1本のみの替芯が収容されるように、前記平坦部および凹部を形成したことを特徴とする替芯ケースが提供される。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、前記凹部と同一の断面形状を有する第1通路によって前記凹部と前記容器本体の外側とを連通し、前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記容器本体の外側とを連通する第2通路を、前記容器本体の内部を隔てて前記第1通路の反対側に形成したことを特徴とする請求項1に記載の替芯ケースが提供される。
【0009】
請求項3に記載の発明によれば、前記凹部と前記第1通路とを遮断するための第1シャッター部と、前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記第2通路とを遮断するための第2シャッター部とを有する天秤形状のシャッター部材を設けたことを特徴とする請求項2に記載の替芯ケースが提供される。
【0010】
請求項4に記載の発明によれば、前記第1シャッター部を前記凹部と前記第1通路との間に配置し、前記第2シャッター部を前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記第2通路との間に配置したことを特徴とする請求項3に記載の替芯ケースが提供される。
【0011】
請求項5に記載の発明によれば、前記凹部と前記第1通路とを連通するための第3通路を前記第1シャッター部の上側に形成すると共に、前記第3通路を前記凹部と前記第1通路との間まで移動させるための第1押動部を天秤形状の前記シャッター部材の支点より前記第1シャッター部に近い側に配置し、前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記第2通路とを連通するための第4通路を前記第2シャッター部の上側に形成すると共に、前記第4通路を、前記容器本体の内部のうち、前記凹部より上側の部分と前記第2通路との間まで移動させるための第2押動部を天秤形状の前記シャッター部材の支点より前記第2シャッター部に近い側に配置したことを特徴とする請求項4に記載の替芯ケースが提供される。
【0012】
請求項6に記載の発明によれば、押し下げられた前記第1押動部を上側に戻すための第1ばね部の少なくとも一部を前記第2押動部により形成し、押し下げられた前記第2押動部を上側に戻すための第2ばね部の少なくとも一部を前記第1押動部により形成したことを特徴とする請求項5に記載の替芯ケースが提供される。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の替芯ケースでは、多数の替芯を収容可能な容器本体の内部の底面が、平坦部と、その平坦部より窪んだ凹部とによって構成されている。更に、平坦部上に複数の替芯が配置され、凹部内に1本のみの替芯が収容されるように、平坦部および凹部が形成されている。
【0014】
詳細には、請求項1に記載の替芯ケースでは、多数の替芯が容器本体の内部に充填されると、多数の替芯のうち、複数の替芯が平坦部上に配置され、1本のみの替芯が凹部内に収容されるように、つまり、多数の替芯が自重によって複数の替芯と1本の替芯とに分けられるように、平坦部と、その平坦部より窪んだ凹部とが形成されている。
【0015】
そのため、実開昭53−154047号公報に記載された替芯ケースのように、使用者が手動で多数の替芯を1本の替芯と複数の替芯とに分けなければならない煩わしさを排除することができる。
【0016】
請求項2に記載の替芯ケースでは、凹部と同一の断面形状を有する第1通路によって凹部と容器本体の外側とが連通されている。そのため、凹部内に収容された1本のみの替芯を容器本体の外側に取り出すことができる。
【0017】
また、請求項2に記載の替芯ケースでは、容器本体の内部のうち、凹部より上側の部分と容器本体の外側とが第2通路によって連通されている。そのため、平坦部上に配置された複数の替芯を容器本体の外側に取り出すことができる。
【0018】
更に、請求項2に記載の替芯ケースでは、第2通路が容器本体の内部を隔てて第1通路の反対側に形成されている。そのため、1本のみの替芯を取り出すための第1通路と複数の替芯を取り出すための第2通路とが容器本体の同一の側面に形成されるのに伴って、1本の替芯を取り出すことが要求されている時に誤って複数の替芯が取り出されたり、複数の替芯を取り出すことが要求されている時に誤って1本の替芯が取り出されたりしてしまうおそれを排除することができる。
【0019】
請求項3に記載の替芯ケースでは、凹部と第1通路とを遮断するための第1シャッター部と、容器本体の内部のうち、凹部より上側の部分と第2通路とを遮断するための第2シャッター部とを有する天秤形状のシャッター部材が設けられている。そのため、凹部と第1通路とを遮断するための部材と、容器本体の内部のうち、凹部より上側の部分と第2通路とを遮断するための部材とを別個に設ける必要性を排除することができる。
【0020】
請求項4に記載の替芯ケースでは、第1シャッター部が、凹部と第1通路との間に配置され、第2シャッター部が、容器本体の内部のうち、凹部より上側の部分と第2通路との間に配置されている。つまり、可動部としての第1シャッター部および第2シャッター部が、替芯ケースの外側に露出せしめられていない。そのため、可動部が、替芯ケースの外側に露出せしめられるのに伴って、破損してしまうおそれを低減することができる。
【0021】
凹部内に収容された1本の替芯を第1通路から取り出し可能にするための操作部が第1通路から離れた位置に配置されていると、慣れない使用者が1本の替芯の取り出し操作を誤ってしまうおそれがある点に鑑み、請求項5に記載の替芯ケースでは、凹部と第1通路とを連通する第3通路を凹部と第1通路との間まで移動させるための第1押動部が、天秤形状のシャッター部材の支点より第1シャッター部に近い側に配置されている。更に、第1押動部が押動されると第3通路が凹部と第1通路との間まで移動せしめられるように、第3通路が第1シャッター部の上側に形成されている。そのため、慣れない使用者が1本の替芯の取り出し操作を誤ってしまうおそれを低減することができる。
【0022】
更に、平坦部上に配置された複数の替芯を第2通路から取り出し可能にするための操作部が第2通路から離れた位置に配置されていると、慣れない使用者が複数の替芯の取り出し操作を誤ってしまうおそれがある点に鑑み、請求項5に記載の替芯ケースでは、容器本体の内部のうち、凹部より上側の部分と第2通路とを連通する第4通路をその部分と第2通路との間まで移動させるための第2押動部が、天秤形状のシャッター部材の支点より第2シャッター部に近い側に配置されている。更に、第2押動部が押動されると第4通路がその部分と第2通路との間まで移動せしめられるように、第4通路が第2シャッター部の上側に形成されている。そのため、慣れない使用者が複数の替芯の取り出し操作を誤ってしまうおそれを低減することができる。
【0023】
請求項6に記載の替芯ケースでは、押し下げられた第1押動部を上側に戻すための第1ばね部の少なくとも一部が、第2押動部により形成され、更に、押し下げられた第2押動部を上側に戻すための第2ばね部の少なくとも一部が、第1押動部により形成されている。つまり、押し下げられた第1押動部を上側に戻すための第1ばね部と第2押動部とが兼用され、押し下げられた第2押動部を上側に戻すための第2ばね部と第1押動部とが兼用されている。そのため、シャッター部材とは別個にばね部材を設ける必要性や、第1押動部および第2押動部とは別個にばね部を設ける必要性を排除することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の替芯ケースの第1の実施形態について説明する。第1の実施形態の替芯ケースは多数の替芯を収容可能に構成されている。更に、後で詳細に説明するように、第1の実施形態の替芯ケースは、1本のみの替芯、あるいは、例えば2〜3本のような複数の替芯を選択的に取り出すことができるように構成されている。
【0025】
図1〜図3は第1の実施形態の替芯ケースを示した図である。詳細には、図1(A)は第1の実施形態の替芯ケースの平面図、図1(B)は第1の実施形態の替芯ケースの正面図、図1(C)は図1(A)に示した第1の実施形態の替芯ケースのX−X断面図である。図2(A)は第1の実施形態の替芯ケースの右側面図、図2(B)は第1の実施形態の替芯ケースの左側面図である。図3(A)は第1の実施形態の替芯ケースの分解組立図、図3(B)は第1の実施形態の替芯ケースの斜視図である。
【0026】
図4および図5は第1の実施形態の替芯ケースの一部を構成する容器本体1を示した図である。第1の実施形態の替芯ケースでは、容器本体1が、多数の替芯(図示せず)を収容可能に形成されている。また、容器本体1が例えばPSのような樹脂材料によって形成されている。第1の実施形態の替芯ケースの変形例では、代わりに、容器本体1をPS以外の材料によって形成することも可能である。
【0027】
詳細には、図4(A)は容器本体1の平面図、図4(B)は容器本体1の正面図、図4(C)は図4(A)に示した容器本体1のA−A断面図である。図5(A)は容器本体1の右側面図、図5(B)は図4(A)に示した容器本体1のB−B断面図、図5(C)は図4(A)に示した容器本体1のC−C断面図、図5(D)は容器本体1の左側面図、図5(E)は図4(A)に示した容器本体1のD−D断面図である。
【0028】
図6および図7は第1の実施形態の替芯ケースの一部を構成する固定部材2を示した図である。第1の実施形態の替芯ケースでは、固定部材2が例えばABSのような樹脂材料によって形成されている。第1の実施形態の替芯ケースの変形例では、代わりに、固定部材2をABS以外の材料によって形成することも可能である。
【0029】
詳細には、図6(A)は固定部材2の平面図、図6(B)は固定部材2の正面図、図6(C)は図6(A)に示した固定部材2のE−E断面図、図7(A)は固定部材2の右側面図、図7(B)は図6(A)に示した固定部材2のF−F断面図、図7(C)は図6(A)に示した固定部材2のG−G断面図、図7(D)は固定部材2の左側面図、図7(E)は図6(A)に示した固定部材2のH−H断面図である。
【0030】
図8および図9は第1の実施形態の替芯ケースの一部を構成するシャッター部材3を示した図である。第1の実施形態の替芯ケースでは、シャッター部材3が例えばPOMのような弾性変形可能な樹脂材料によって形成されている。第1の実施形態の替芯ケースの変形例では、代わりに、シャッター部材3をPOM以外の弾性変形可能な材料によって形成することも可能である。
【0031】
詳細には、図8(A)はシャッター部材3の平面図、図8(B)はシャッター部材3の正面図、図8(C)は図8(A)に示したシャッター部材3のI−I断面図、図9(A)はシャッター部材3の右側面図、図9(B)はシャッター部材3の左側面図である。
【0032】
図1〜図9(特に図4および図5)において、1aは容器本体1の底部を示しており、1bは容器本体1の右壁部を示しており、1cは容器本体1の左壁部を示しており、1dは容器本体1の前壁部を示しており、1eは容器本体1の後壁部を示しており、1fは容器本体1の内部を示している。1gは容器本体1の内部1fの底面の一部を構成する平坦部を示しており、1hは容器本体1の内部1fの底面の一部を構成する凹部を示している。
【0033】
第1の実施形態の替芯ケースでは、図5(B)、図5(C)および図5(E)に示すように、容器本体1の内部1fの底面が、平坦部1gと、その平坦部1gより窪んだ凹部1hとによって構成されている。具体的には、平坦部1g上に例えば2〜3本のような複数の替芯(図示せず)が配置され、凹部1h内に1本のみの替芯(図示せず)が収容されるように、平坦部1gおよび凹部1hが形成されている。
【0034】
更に、図1〜図9(特に図4および図5)において、1iは凹部1hと容器本体1の外側とを連通するために容器本体1の右壁部1bに形成された第1通路を示しており、1jは容器本体1の内部1fのうち、凹部1hより上側の部分と容器本体1の外側とを連通するために容器本体1の左壁部1cに形成された第2通路を示している。1kは前壁部1dと平坦部1gとを接続するためのテーパ部を示しており、1lは後壁部1eと平坦部1gとを接続するためのテーパ部を示している。
【0035】
第1の実施形態の替芯ケースでは、図5(A)および図5(E)に示すように、凹部1hと第1通路1iとが同一の断面形状を有するように、第1通路1iが形成されている。つまり、右側に投影された凹部1hの外形形状と第1通路1iの外形形状とが一致せしめられている。
【0036】
また、第1の実施形態の替芯ケースでは、図5(B)、図5(C)および図5(D)に示すように、容器本体1の内部1fのうち、凹部1hより上側であって、テーパ部1k,1lより下側の直方体部分と、第2通路1jとが同一の断面形状を有するように、第2通路1jが形成されている。つまり、左側に投影された直方体部分の外形形状と第2通路1jの外形形状とが一致せしめられている。
【0037】
更に、第1の実施形態の替芯ケースでは、図4(C)に示すように、第2通路1jが、容器本体1の内部1fを隔てて第1通路1iの反対側に配置されている。
【0038】
つまり、第1の実施形態の替芯ケースでは、図4および図5に示すように、凹部1h内に収容された1本のみの替芯(図示せず)を右側(図4(A)および図4(C)の右側)に移動させることにより、その1本のみの替芯が第1通路1iを介して取り出されるように、凹部1hおよび第1通路1iが構成されている。更に、平坦部1g上に配置された例えば2〜3本のような複数の替芯(図示せず)を左側(図4(A)および図4(C)の左側)に移動させることにより、その複数の替芯が第2通路1jを介して取り出されるように、平坦部1gおよび第2通路1jが構成されている。
【0039】
また、図1〜図9(特に図4および図5)において、1m,1nは回動せしめられるシャッター部材3を逃げるための逃げ穴を示しており、1o,1p,1q,1rは容器本体1に対して固定部材2を固定するための突起を示している。
【0040】
更に、図1〜図9(特に図6および図7)において、2aは固定部材2の底面を示しており、2b,2c,2d,2eは容器本体1に対して固定部材2を固定するための突起を示している。
【0041】
詳細には、第1の実施形態の替芯ケースでは、固定部材2の突起2b(図6および図7参照)が容器本体1の突起1o(図4および図5参照)を乗り越え、固定部材2の突起2c(図6および図7参照)が容器本体1の突起1p(図4および図5参照)を乗り越え、固定部材2の突起2d(図6および図7参照)が容器本体1の突起1q(図4および図5参照)を乗り越え、固定部材2の突起2e(図6および図7参照)が容器本体1の突起1r(図4および図5参照)を乗り越えるまで、図3(A)に示すように、固定部材2が容器本体1内に圧入されると、固定部材2の底面2a(図7参照)が容器本体1のテーパ部1k,1l(図5参照)に突き当てられる。その結果、固定部材2が容器本体1に対して固定される。
【0042】
また、図1〜図9(特に図6および図7)において、2f,2hは軸受部を示しており、2g,2iは案内溝を示しており、2k,2jは突き当て部を示している。
【0043】
更に、図1〜図9(特に図8および図9)において、3a,3bはシャッター部材3の回転軸を示している。詳細には、第1の実施形態の替芯ケースでは、図3(A)に示すように、シャッター部材3が固定部材2内に圧入されると、シャッター部材3の回転軸3a(図8および図9参照)が、固定部材2の案内溝2g(図7(C)参照)を介して軸受部2fまで案内されると共に、シャッター部材3の回転軸3b(図8および図9参照)が、固定部材2の案内溝2i(図7(C)参照)を介して軸受部2hまで案内される。その結果、シャッター部材3の回転軸3a,3bが、固定部材2の軸受部2f,2hと嵌合せしめられ、軸受部2f,2hによって回転可能に支持される。それにより、シャッター部材3が固定部材2に対して回動可能に固定部材2によって支持される。
【0044】
更に詳細には、第1の実施形態の替芯ケースでは、図3(A)、図8(A)および図8(B)に示すように、シャッター部材3が、回転軸3a,3bを中心に回動可能な天秤形状に形成されている。
【0045】
また、図1〜図9(特に図8および図9)において、3cは容器本体1の凹部1h(図4(C)参照)と第1通路1iとを遮断するための第1シャッター部を示しており、3dは容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとを遮断するための第2シャッター部を示している。
【0046】
更に、図1〜図9(特に図8および図9)において、3eは容器本体1の凹部1h(図4(C)参照)と第1通路1iとを連通するために第1シャッター部3cの上側に形成された第3通路を示しており、3hは容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとを連通するために第2シャッター部3dの上側に形成された第4通路を示している。
【0047】
また、図1〜図9(特に図8および図9)において、3fは容器本体1の凹部1h(図4(C)参照)と第1通路1iとを連通するために、第3通路3eを図1(C)に示す位置より下側に移動させるための第1押動部を示しており、3iは容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとを連通するために、第4通路3hを図1(C)に示す位置より下側に移動させるための第2押動部を示している。
【0048】
更に、図1〜図9(特に図8および図9)において、3gはシャッター部材3の第1押動部3fが下側に押し下げられた時に容器本体1の逃げ穴1m(図4(C)参照)に突き当てられる第1シャッター部材3cの下面を示しており、3jはシャッター部材3の第2押動部3iが下側に押し下げられた時に容器本体1の逃げ穴1n(図4(C)参照)に突き当てられる第2シャッター部材3dの下面を示している。
【0049】
また、図1〜図9(特に図8および図9)において、3lはシャッター部材3の第1押動部3fが下側に押し下げられた時に固定部材2の突き当て部2j(図6(C)参照)に突き当てられる突き当て部を示しており、3kはシャッター部材3の第1押動部3fが下側に押し下げられた時に弾性変形せしめられる第1ばね部を示している。3nはシャッター部材3の第2押動部3iが下側に押し下げられた時に固定部材2の突き当て部2k(図6(C)参照)に突き当てられる突き当て部を示しており、3mはシャッター部材3の第2押動部3iが下側に押し下げられた時に弾性変形せしめられる第2ばね部を示している。
【0050】
第1の実施形態の替芯ケースの組立時には、図3(A)に示すように、まず最初に、固定部材2とシャッター部材3とが結合される。詳細には、シャッター部材3の回転軸3a,3b(図8および図9参照)が、固定部材2の軸受部2f,2h(図6(C)および図7(C)参照)と嵌合せしめられる。次いで、内部1f(図4および図5参照)に多数の替芯が収容されている容器本体1に対して、固定部材2およびシャッター部材3の組立体が組み付けられる。詳細には、固定部材2の突起2b,2c,2d,2e(図6および図7参照)が容器本体1の突起1o,1p,1q,1r(図4および図5参照)を乗り越え、固定部材2の底面2a(図7参照)が容器本体1のテーパ部1k,1l(図5参照)に突き当たるまで、固定部材2およびシャッター部材3の組立体が容器本体1内に圧入される。その結果、第1の実施形態の替芯ケースが完成する。
【0051】
図10は第1の実施形態の替芯ケースから1本のみの替芯4aが取り出される状態を示した図である。第1の実施形態の替芯ケースから1本のみの替芯4aを取り出すことが要求される時には、図10(A)に示すように、シャッター部材3の第1押動部3fが下側に押し下げられる。その結果、シャッター部材3の第3通路3eが、容器本体1の凹部1h(図1(C)および図10(B)参照)と第1通路1iとの間に配置され、容器本体1の凹部1hと第1通路1iとが連通せしめられる。次いで、図10(B)に示すように、例えば替芯ケースの右側(図10の右側)がその左側(図10の左側)より低くなるように替芯ケースを傾けることにより、容器本体1の凹部1h内に収容されている1本のみの替芯4aが、シャッター部材3の第3通路3e(図10(A)参照)および容器本体1の第1通路1i(図10(A)参照)を介して容器本体1の外側に取り出される。
【0052】
容器本体1の凹部1h内に収容されている1本のみの替芯4aが容器本体1の外側に取り出されると、容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)に位置している複数の替芯のうちの1本の替芯が、自重によって容器本体1の凹部1h内に移動する。
【0053】
図10に示すように、容器本体1の凹部1h内に収容されている1本のみの替芯4aが容器本体1の外側に取り出される時、容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとの間には、シャッター部材3の第2シャッター部3dが配置されている。そのため、容器本体1の平坦部1g(図1(C)および図4(C)参照)上に配置されている替芯が第2通路1jを介して容器本体1の外側に出てしまうことはない。詳細には、容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)に収容されている替芯が第2通路1jを介して容器本体1の外側に出てしまうことはない。
【0054】
次いで、シャッター部材3の第1押動部3fを下側に押し下げていた押圧力が解除されると、弾性変形せしめられていた第1ばね部3k(図8参照)の復元力により、シャッター部材3の第1シャッター部3cが図1(C)に示す位置まで戻される。その結果、容器本体1の凹部1hと第1通路1iとが第1シャッター部3cによって遮断され、容器本体1の凹部1h内に収容されている替芯は、第1通路1iを介して容器本体1の外側に出ることができなくなる。
【0055】
図11は第1の実施形態の替芯ケースから例えば2〜3本のような複数の替芯4bが取り出される状態を示した図である。第1の実施形態の替芯ケースから例えば2〜3本のような複数の替芯を取り出すことが要求される時には、図11(A)に示すように、シャッター部材3の第2押動部3iが下側に押し下げられる。その結果、シャッター部材3の第4通路3hが、容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとの間に配置され、容器本体1の凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとが連通せしめられる。
【0056】
次いで、図11(B)に示すように、例えば替芯ケースの左側(図11の左側)がその右側(図11の右側)より低くなるように替芯ケースを傾けることにより、容器本体1の平坦部1g上に配置されている例えば2〜3本のような複数の替芯4bが、シャッター部材3の第4通路3h(図11(A)参照)および容器本体1の第2通路1j(図11(A)参照)を介して容器本体1の外側に取り出される。詳細には、容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)に収容されている例えば2〜3本のような複数の替芯4bが、シャッター部材3の第4通路3h(図11(A)参照)および容器本体1の第2通路1j(図11(A)参照)を介して容器本体1の外側に取り出される。
【0057】
図11に示すように、容器本体1の平坦部1g上に配置されている例えば2〜3本のような複数の替芯4bが容器本体1の外側に取り出される時、容器本体1の凹部1h(図1(C)参照)と第1通路1iとの間には、シャッター部材3の第1シャッター部3cが配置されている。そのため、容器本体1の凹部1h(図1(C)参照)に収容されている替芯が第1通路1iを介して容器本体1の外側に出てしまうことはない。
【0058】
次いで、シャッター部材3の第2押動部3iを下側に押し下げていた押圧力が解除されると、弾性変形せしめられていた第2ばね部3m(図8参照)の復元力により、シャッター部材3の第2シャッター部3dが図1(C)に示す位置まで戻される。その結果、容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとが第2シャッター部3dによって遮断され、容器本体1の平坦部1g上に配置されている替芯は、第2通路1jを介して容器本体1の外側に出ることができなくなる。詳細には、容器本体1の内部1f(図4(C)参照)のうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)に収容されている替芯は、第2通路1jを介して容器本体1の外側に出ることができなくなる。
【0059】
換言すれば、第1の実施形態の替芯ケースでは、図5(C)に示すように、多数の替芯を収容可能な容器本体1の内部1fの底面が、平坦部1gと、その平坦部1gより窪んだ凹部1hとによって構成されている。更に、平坦部1g上に例えば2〜3本のような複数の替芯が配置され、凹部1h内に1本のみの替芯が収容されるように、平坦部1gおよび凹部1hが形成されている。
【0060】
詳細には、第1の実施形態の替芯ケースでは、多数の替芯が容器本体1の内部1fに充填されると、多数の替芯のうち、例えば2〜3本のような複数の替芯が平坦部1g上に配置され、1本のみの替芯が凹部1h内に収容されるように、つまり、多数の替芯が自重によって例えば2〜3本のような複数の替芯と1本の替芯とに分けられるように、平坦部1gと、その平坦部1gより窪んだ凹部1hとが形成されている。
【0061】
そのため、第1の実施形態の替芯ケースによれば、使用者が手動で多数の替芯を1本の替芯と複数の替芯とに容器本体1の内部1fで分けなければならない煩わしさを排除することができる。
【0062】
更に、第1の実施形態の替芯ケースでは、図4および図5に示すように、凹部1hと同一の断面形状を有する第1通路1iによって凹部1hと容器本体1の外側とが連通されている。そのため、凹部1h内に収容された1本のみの替芯を容器本体1の外側に取り出すことができる。
【0063】
また、第1の実施形態の替芯ケースでは、図4および図5に示すように、容器本体1の内部1fのうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と容器本体1の外側とが第2通路1jによって連通されている。そのため、平坦部1g上に配置された例えば2〜3本のような複数の替芯を容器本体1の外側に取り出すことができる。
【0064】
更に、第1の実施形態の替芯ケースでは、図4(C)に示すように、第2通路1jが容器本体1の内部1fを隔てて第1通路1iの反対側に形成されている。そのため、1本のみの替芯を取り出すための第1通路1iと複数の替芯を取り出すための第2通路1jとが容器本体1の同一の側面に形成されるのに伴って、1本の替芯を取り出すことが要求されている時に誤って複数の替芯が取り出されたり、複数の替芯を取り出すことが要求されている時に誤って1本の替芯が取り出されたりしてしまうおそれを排除することができる。
【0065】
また、第1の実施形態の替芯ケースでは、図1(C)に示すように、凹部1hと第1通路1iとを遮断するための第1シャッター部3cと、容器本体1の内部1fのうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとを遮断するための第2シャッター部3dとを有する天秤形状のシャッター部材3が設けられている。そのため、凹部1hと第1通路1iとを遮断するための部材と、容器本体1の内部1fのうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとを遮断するための部材とを別個に設ける必要性を排除することができる。
【0066】
更に、第1の実施形態の替芯ケースでは、図1(C)に示すように、第1シャッター部3cが、凹部1hと第1通路1iとの間に配置され、第2シャッター部2dが、容器本体1の内部1fのうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとの間に配置されている。つまり、可動部としての第1シャッター部3cおよび第2シャッター部3dが、替芯ケースの外側に露出せしめられていない。そのため、可動部が、替芯ケースの外側に露出せしめられるのに伴って、破損してしまうおそれを低減することができる。
【0067】
また、第1の実施形態のの替芯ケースでは、図1(C)に示すように、凹部1hと第1通路1iとを連通する第3通路3eを凹部1hと第1通路1iとの間まで移動させるための第1押動部3fが、天秤形状のシャッター部材3の支点としての回転軸3a,3b(図8(B)参照)より第1シャッター部3cに近い側に配置されている。つまり、第1押動部3fおよび第1シャッター部3cの両方が天秤形状のシャッター部材3の支点としての回転軸3a,3b(図8(B)参照)の右側に配置されている。更に、第1押動部1fが押動されると第3通路3eが凹部1hと第1通路1iとの間まで移動せしめられるように、第3通路3eが第1シャッター部3cの上側に形成されている。そのため、慣れない使用者が1本の替芯の取り出し操作を誤ってしまうおそれを低減することができる。
【0068】
更に、第1の実施形態のの替芯ケースでは、図1(C)に示すように、容器本体1の内部1fのうち、凹部1hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとを連通する第4通路3hをその部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとの間まで移動させるための第2押動部3iが、天秤形状のシャッター部材3の支点としての回転軸3a,3b(図8(B)参照)より第2シャッター部3dに近い側に配置されている。つまり、第2押動部3iおよび第2シャッター部3dの両方が天秤形状のシャッター部材3の支点としての回転軸3a,3b(図8(B)参照)の左側に配置されている。更に、第2押動部3iが押動されると第4通路3hがその部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路1jとの間まで移動せしめられるように、第4通路3hが第2シャッター部3dの上側に形成されている。そのため、慣れない使用者が複数の替芯の取り出し操作を誤ってしまうおそれを低減することができる。
【0069】
また、第1の実施形態の替芯ケースでは、図8(B)に示すように、押し下げられた第1押動部3fを上側に戻すための第1ばね部3kの少なくとも一部が、第2押動部3iにより形成され、更に、押し下げられた第2押動部3iを上側に戻すための第2ばね部3mの少なくとも一部が、第1押動部3fにより形成されている。つまり、押し下げられた第1押動部3jを上側に戻すための第1ばね部3kと第2押動部3iとが兼用され、押し下げられた第2押動部3iを上側に戻すための第2ばね部3mと第1押動部3fとが兼用されている。そのため、シャッター部材3とは別個にばね部材を設ける必要性や、第1押動部3fおよび第2押動部3iとは別個にばね部を設ける必要性を排除することができる。
【0070】
以下、本発明の替芯ケースの第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の替芯ケースは、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の替芯ケースとほぼ同様に構成されている。従って、第2の実施形態の替芯ケースによれば、後述する点を除き、上述した第1の実施形態の替芯ケースとほぼ同様の効果を奏することができる。
【0071】
図12〜図14は第2の実施形態の替芯ケースを示した図である。詳細には、図12(A)は第2の実施形態の替芯ケースの平面図、図12(B)は第2の実施形態の替芯ケースの正面図、図12(C)は図12(A)に示した第2の実施形態の替芯ケースのJ−J断面図である。図13(A)は第2の実施形態の替芯ケースの右側面図、図13(B)は第2の実施形態の替芯ケースの左側面図である。図14(A)は第2の実施形態の替芯ケースの分解組立図、図14(B)は第2の実施形態の替芯ケースの斜視図である。
【0072】
図15および図16は第2の実施形態の替芯ケースの一部を構成する容器本体11を示した図である。第2の実施形態の替芯ケースでは、容器本体11が、多数の替芯(図示せず)を収容可能に形成されている。また、容器本体11が例えばPSのような樹脂材料によって形成されている。第2の実施形態の替芯ケースの変形例では、代わりに、容器本体11をPS以外の材料によって形成することも可能である。
【0073】
詳細には、図15(A)は容器本体11の平面図、図15(B)は容器本体11の正面図、図15(C)は図15(A)に示した容器本体11のK−K断面図である。図16(A)は図15(A)に示した容器本体11のL−L断面図、図16(B)は図15(A)に示した容器本体11のM−M断面図、図16(C)は図15(A)に示した容器本体11のN−N断面図である。
【0074】
図17および図18は第2の実施形態の替芯ケースの一部を構成するシャッター部材13を示した図である。第2の実施形態の替芯ケースでは、シャッター部材13が例えばPOMのような弾性変形可能な樹脂材料によって形成されている。第2の実施形態の替芯ケースの変形例では、代わりに、シャッター部材13をPOM以外の弾性変形可能な材料によって形成することも可能である。
【0075】
詳細には、図17(A)はシャッター部材13の平面図、図17(B)はシャッター部材13の正面図、図17(C)は図17(A)に示したシャッター部材13のP−P断面図、図18(A)はシャッター部材13の右側面図、図18(B)はシャッター部材13の左側面図である。
【0076】
図12〜図18(特に図15および図16)において、11aは容器本体11の底部を示しており、11bは容器本体11の右壁部を示しており、11cは容器本体11の左壁部を示しており、11dは容器本体11の前壁部を示しており、11eは容器本体11の後壁部を示しており、11fは容器本体11の内部を示している。11gは容器本体11の内部11fの底面の一部を構成する平坦部を示しており、11hは容器本体11の内部11fの底面の一部を構成する凹部を示している。
【0077】
第2の実施形態の替芯ケースでは、図16に示すように、容器本体11の内部11fの底面が、平坦部11gと、その平坦部11gより窪んだ凹部11hとによって構成されている。具体的には、平坦部11g上に例えば2〜3本のような複数の替芯(図示せず)が配置され、凹部11h内に1本のみの替芯(図示せず)が収容されるように、平坦部11gおよび凹部11hが形成されている。
【0078】
更に、図12〜図18(特に図15および図16)において、11iは凹部11hと容器本体11の外側とを連通するために容器本体11の右壁部11bに形成された第1通路を示しており、11jは容器本体11の内部11fのうち、凹部11hより上側の部分と容器本体11の外側とを連通するために容器本体11の左壁部11cに形成された第2通路を示している。11kは前壁部11dと平坦部11gとを接続するためのテーパ部を示しており、11lは後壁部11eと平坦部11gとを接続するためのテーパ部を示している。
【0079】
第2の実施形態の替芯ケースでは、図13(A)および図13(C)に示すように、凹部11hと第1通路11iとが同一の断面形状を有するように、第1通路11iが形成されている。つまり、右側に投影された凹部11hの外形形状と第1通路11iの外形形状とが一致せしめられている。
【0080】
また、第2の実施形態の替芯ケースでは、図13(B)、図16(A)および図16(B)に示すように、容器本体11の内部11fのうち、凹部11hより上側であって、テーパ部11k,11lより下側の直方体部分と、第2通路11jとが同一の断面形状を有するように、第2通路11jが形成されている。つまり、左側に投影された直方体部分の外形形状と第2通路11jの外形形状とが一致せしめられている。
【0081】
更に、第2の実施形態の替芯ケースでは、図15(C)に示すように、第2通路11jが、容器本体11の内部11fを隔てて第1通路11iの反対側に配置されている。
【0082】
つまり、第2の実施形態の替芯ケースでは、図15および図16に示すように、凹部11h内に収容された1本のみの替芯(図示せず)を右側(図15(A)および図15(C)の右側)に移動させることにより、その1本のみの替芯が第1通路11iを介して取り出されるように、凹部11hおよび第1通路11iが構成されている。更に、平坦部11g上に配置された例えば2〜3本のような複数の替芯(図示せず)を左側(図15(A)および図15(C)の左側)に移動させることにより、その複数の替芯が第2通路11jを介して取り出されるように、平坦部11gおよび第2通路11jが構成されている。
【0083】
また、図12〜図18(特に図15および図16)において、11m,11nは回動せしめられるシャッター部材13を逃げるための逃げ穴を示している。また、11s,11uは軸受部を示しており、11t,11vは案内溝を示している。
【0084】
更に、図12〜図18(特に図17および図18)において、13a,13bはシャッター部材13の回転軸を示している。詳細には、第2の実施形態の替芯ケースでは、図14(A)に示すように、シャッター部材13が容器本体11内に圧入されると、シャッター部材13の回転軸13a(図17および図18参照)が、容器本体11の案内溝11t(図16(B)参照)を介して軸受部11sまで案内されると共に、シャッター部材13の回転軸13b(図17および図18参照)が、容器本体11の案内溝11v(図16(B)参照)を介して軸受部11uまで案内される。その結果、シャッター部材13の回転軸13a,13bが、容器本体11の軸受部11s,11uと嵌合せしめられ、軸受部11s,11uによって回転可能に支持される。それにより、シャッター部材13が容器本体11に対して回動可能に容器本体11によって支持される。
【0085】
更に詳細には、第2の実施形態の替芯ケースでは、図14(A)、図17(A)および図17(B)に示すように、シャッター部材13が、回転軸13a,13bを中心に回動可能な天秤形状に形成されている。
【0086】
また、図12〜図18(特に図17および図18)において、13cは容器本体11の凹部11h(図15(C)参照)と第1通路11iとを遮断するための第1シャッター部を示しており、13dは容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路11jとを遮断するための第2シャッター部を示している。
【0087】
更に、図12〜図18(特に図17および図18)において、13eは容器本体11の凹部11h(図15(C)参照)と第1通路11iとを連通するために第1シャッター部13cの上側に形成された第3通路を示しており、13hは容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路11jとを連通するために第2シャッター部13dの上側に形成された第4通路を示している。
【0088】
また、図12〜図18(特に図17および図18)において、13fは容器本体11の凹部11h(図15(C)参照)と第1通路11iとを連通するために、第3通路13eを図12(C)に示す位置より下側に移動させるための第1押動部を示しており、13iは容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路11jとを連通するために、第4通路13hを図12(C)に示す位置より下側に移動させるための第2押動部を示している。
【0089】
更に、図12〜図18(特に図17および図18)において、13kはシャッター部材13の第1押動部13fが下側に押し下げられた時に逃げ穴11m(図15(C)参照)の底面によって弾性変形せしめられる第1ばね部を示している。13mはシャッター部材13の第2押動部13iが下側に押し下げられた時に逃げ穴11n(図15(C)参照)の底面によって弾性変形せしめられる第2ばね部を示している。
【0090】
第2の実施形態の替芯ケースの組立時には、図14(A)に示すように、容器本体11とシャッター部材13とが結合される。詳細には、シャッター部材13の回転軸13a,13b(図17および図18参照)が、容器本体11の軸受部11s,11u(図16(C)参照)と嵌合せしめられる。その結果、第2の実施形態の替芯ケースが完成する。
【0091】
第2の実施形態の替芯ケースから1本のみの替芯を取り出すことが要求される時には、シャッター部材13の第1押動部13f(図12(C)参照)が下側に押し下げられる。その結果、シャッター部材13の第3通路13eが、容器本体11の凹部11hと第1通路11iとの間に配置され、容器本体11の凹部11hと第1通路11iとが連通せしめられる。次いで、例えば替芯ケースの右側(図12(C)の右側)がその左側(図12(C)の左側)より低くなるように替芯ケースを傾けることにより、容器本体11の凹部11h内に収容されている1本のみの替芯が、シャッター部材13の第3通路13eおよび容器本体11の第1通路11iを介して容器本体11の外側に取り出される。
【0092】
容器本体11の凹部11h内に収容されている1本のみの替芯が容器本体11の外側に取り出されると、容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)に位置している複数の替芯のうちの1本の替芯が、自重によって容器本体11の凹部11h内に移動する。
【0093】
容器本体11の凹部11h内に収容されている1本のみの替芯が容器本体11の外側に取り出される時、容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路11jとの間には、シャッター部材13の第2シャッター部13d(図12(C)参照)が配置されている。そのため、容器本体11の平坦部11g上に配置されている替芯が第2通路11jを介して容器本体11の外側に出てしまうことはない。詳細には、容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)に収容されている替芯が第2通路11jを介して容器本体11の外側に出てしまうことはない。
【0094】
次いで、シャッター部材13の第1押動部13f(図12(C)参照)を下側に押し下げていた押圧力が解除されると、弾性変形せしめられていた第1ばね部13k(図18(A)参照)の復元力により、シャッター部材13の第1シャッター部13cが図12(C)に示す位置まで戻される。その結果、容器本体11の凹部11hと第1通路11iとが第1シャッター部13cによって遮断され、容器本体11の凹部11h内に収容されている替芯は、第1通路11iを介して容器本体11の外側に出ることができなくなる。
【0095】
一方、第2の実施形態の替芯ケースから例えば2〜3本のような複数の替芯を取り出すことが要求される時には、シャッター部材13の第2押動部13i(図12(C)参照)が下側に押し下げられる。その結果、シャッター部材13の第4通路13hが、容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路11jとの間に配置され、容器本体11の凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路11jとが連通せしめられる。
【0096】
次いで、例えば替芯ケースの左側(図12(C)の左側)がその右側(図12(C)の右側)より低くなるように替芯ケースを傾けることにより、容器本体11の平坦部11g上に配置されている例えば2〜3本のような複数の替芯が、シャッター部材13の第4通路13hおよび容器本体11の第2通路11jを介して容器本体11の外側に取り出される。詳細には、容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)に収容されている例えば2〜3本のような複数の替芯が、シャッター部材13の第4通路13hおよび容器本体11の第2通路11jを介して容器本体11の外側に取り出される。
【0097】
容器本体11の平坦部11g上に配置されている例えば2〜3本のような複数の替芯が容器本体11の外側に取り出される時、容器本体11の凹部11hと第1通路11iとの間には、シャッター部材13の第1シャッター部13c(図12(C)参照)が配置されている。そのため、容器本体11の凹部11hに収容されている替芯が第1通路11iを介して容器本体11の外側に出てしまうことはない。
【0098】
次いで、シャッター部材13の第2押動部13i(図12(C)参照)を下側に押し下げていた押圧力が解除されると、弾性変形せしめられていた第2ばね部13m(図18(B)参照)の復元力により、シャッター部材13の第2シャッター部13dが図12(C)に示す位置まで戻される。その結果、容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)と第2通路11jとが第2シャッター部13dによって遮断され、容器本体11の平坦部11g上に配置されている替芯は、第2通路11jを介して容器本体11の外側に出ることができなくなる。詳細には、容器本体11の内部11f(図15(C)参照)のうち、凹部11hより上側の部分(つまり、上述した直方体部分)に収容されている替芯は、第2通路11jを介して容器本体11の外側に出ることができなくなる。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【図1】第1の実施形態の替芯ケースを示した図である。
【図2】第1の実施形態の替芯ケースを示した図である。
【図3】第1の実施形態の替芯ケースを示した図である。
【図4】第1の実施形態の替芯ケースの一部を構成する容器本体1を示した図である。
【図5】第1の実施形態の替芯ケースの一部を構成する容器本体1を示した図である。
【図6】第1の実施形態の替芯ケースの一部を構成する固定部材2を示した図である。
【図7】第1の実施形態の替芯ケースの一部を構成する固定部材2を示した図である。
【図8】第1の実施形態の替芯ケースの一部を構成するシャッター部材3を示した図である。
【図9】第1の実施形態の替芯ケースの一部を構成するシャッター部材3を示した図である。
【図10】第1の実施形態の替芯ケースから1本のみの替芯4aが取り出される状態を示した図である。
【図11】第1の実施形態の替芯ケースから例えば2〜3本のような複数の替芯4bが取り出される状態を示した図である。
【図12】第2の実施形態の替芯ケースを示した図である。
【図13】第2の実施形態の替芯ケースを示した図である。
【図14】第2の実施形態の替芯ケースを示した図である。
【図15】第2の実施形態の替芯ケースの一部を構成する容器本体11を示した図である。
【図16】第2の実施形態の替芯ケースの一部を構成する容器本体11を示した図である。
【図17】第2の実施形態の替芯ケースの一部を構成するシャッター部材13を示した図である。
【図18】第2の実施形態の替芯ケースの一部を構成するシャッター部材13を示した図である。
【符号の説明】
【0100】
1 容器本体
1a 底部
1b 右壁部
1c 左壁部
1d 前壁部
1e 後壁部
1f 内部
1g 平坦部
1h 凹部
1i 第1通路
1j 第2通路
1k,1l テーパ部
1m,1n 逃げ穴
1o,1p,1q,1r 突起
2 固定部材
2a 底面
2b,2c,2d,2e 突起
2f,2h 軸受部
2g,2i 案内溝
2k,2j 突き当て部
3 シャッター部材
3a,3b 回転軸
3c 第1シャッター部
3d 第2シャッター部
3e 第3通路
3f 第1押動部
3g 下面
3h 第4通路
3i 第2押動部
3j 下面
3k 第1ばね部
3l 突き当て部
3m 第2ばね部
3n 突き当て部
4a 替芯
4b 替芯




 

 


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