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発明の名称 固形糊繰出用容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−105920(P2007−105920A)
公開日 平成19年4月26日(2007.4.26)
出願番号 特願2005−296648(P2005−296648)
出願日 平成17年10月11日(2005.10.11)
代理人 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一
発明者 松本 康裕
要約 課題
有底筒状体のスライダー内に挿填されている固形糊後端部分をも有効に利用することができる固形糊繰出用容器を提供する。

解決手段
有底筒状体のスライダー7における筒部8bの周回りに複数の輪状の薄肉層10を設け、これにより、上下方向に複数段に形成された輪状の厚肉層11の各段に、筒部8bを剥ぎ取るための指掛け部12を設け、この指掛け部12を引張ることにより、前記薄肉層10部分を切り離し、筒部8bの上端から、順次筒部8bを千切り取りうるようにした固形糊繰出用容器とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
本体筒の一端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたねじ杆を本体筒内で回動させることによって、ねじ杆との螺合と、本体筒内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、本体筒内で昇降させるようにしたスライダーを備え、このスライダー内に柱状の固形糊の後端を挿填させて、本体筒より固形糊の前端を出没自在とした固形糊繰出用容器であって、
前記スライダーを、有底筒状体の底板中央に、ねじ杆と螺合する雌ねじ筒を設けて形成するとともに、スライダーにおける筒部の周回りに、渦巻状、あるいは複数の輪状の薄肉層を設けることにより、この薄肉層部分を切り離し、筒部の上端から、順次筒部の一部を千切り取りうるようにし、もって、前記固形糊におけるスライダー内に挿填されている後端周面部を、露出させうるようにしたことを特徴とする固形糊繰出用容器。
【請求項2】
スライダーにおける筒部の周回りに複数の輪状の薄肉層を設け、これにより、上下方向に複数段に形成された輪状の厚肉層の各段に、筒部を千切り取るための指掛け部を設けたことを特徴とする請求項1記載の固形糊繰出用容器。
【請求項3】
指掛け部の基部から、筒状体の軸心に向けて、各段の厚肉層に、上下方向の切り込みを設けることにより、上下方向の薄肉切取部を形成したことを特徴とする請求項2記載の固形糊繰出用容器。
【請求項4】
スライダーにおける筒部に周回りに渦巻状に薄肉層を設け、これにより形成された渦巻状の厚肉層の上端に、筒部を千切り取るための指掛け部を設けたことを特徴とする請求項1記載の固形糊繰出用容器。
【請求項5】
指掛け部の基部から、筒状体の軸心に向けて、渦巻状の厚肉層の一周毎に、上下方向の切り込みを設けることにより、上下方向の薄肉切取部を形成したことを特徴とする請求項4記載の固形糊繰出用容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固形糊繰出用容器に関する。
【背景技術】
【0002】
固形糊繰出用容器においては、たとえば、特許文献1〜3等に記載されているように、有底筒状のスライダーが多用されている。しかし、このような有底筒状のスライダーは、固形糊の全長のうち、通常、15%前後の後端部分が、スライダー内に挿填されているため、この挿填された固形糊部分は、接着に有効に用いることができず、無駄になっている。
【特許文献1】特開平11−59080号公報
【特許文献2】特公平8−5502号公報
【特許文献3】実用新案登録第2534943号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、上記の問題点に鑑み、有底筒状体のスライダーでありながら、スライダー内に挿填されている固形糊後端部分をも有効に利用することができるようにしたスライダーを備える固形糊繰出用容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題は、特許請求の範囲における各請求項に示すように、下記の構成を備える発明によって解決される。
(1) 本体筒の一端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたねじ杆を本体筒内で回動させることによって、ねじ杆との螺合と、本体筒内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、本体筒内で昇降させるようにしたスライダーを備え、このスライダー内に柱状の固形糊の後端を挿填させて、本体筒より固形糊の前端を出没自在とした固形糊繰出用容器であって、前記スライダーを、有底筒状体の底板中央に、ねじ杆と螺合する雌ねじ筒を設けて形成するとともに、スライダーにおける筒部の周回りに、渦巻状、あるいは複数の輪状の薄肉層を設けることにより、この薄肉層部分を切り離し、筒部の上端から、順次筒部の一部を千切り取りうるようにし、もって、前記固形糊におけるスライダー内に挿填されている後端周面部を、露出させうるようにした固形糊繰出用容器とする。
【0005】
(2) 上記(1)項において、スライダーにおける筒部の周回りに複数の輪状の薄肉層を設け、これにより、上下方向に複数段に形成された輪状の厚肉層の各段に、筒部を千切り取るための指掛け部を設ける。
【0006】
(3) 上記(2)項において、指掛け部の基部から、筒状体の軸心に向けて、各段の厚肉層に、上下方向の切り込みを設けることにより、上下方向の薄肉切取部を形成する。
【0007】
(4) 上記(1)項において、スライダーにおける筒部に周回りに渦巻状に薄肉層を設け、これにより形成された渦巻状の厚肉層の上端に、筒部を千切り取るための指掛け部を設ける。
【0008】
(5) 上記(4)項において、指掛け部の基部から、筒状体の軸心に向けて、渦巻状の厚肉層の一周毎に、上下方向の切り込みを設けることにより、上下方向の薄肉切取部を形成する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によれば、スライダーにおける筒部の周回りに、渦巻状、あるいは複数の輪状の薄肉層が形成されているため、この薄肉層部分を切り離し、筒部の上端から、順次筒部を千切り取ることにより、固形糊のうち、スライダー内に挿填されている後端周面部が露出するため、この後端部分をも、接着に有効に利用することができる。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、スライダーにおける筒部の周回りに複数段に形成された厚肉層の各段に、筒部を千切り取るための指掛け部が設けられているため、この指掛け部に指先を掛けて、上段の厚肉層から下段に向けて、順次、筒部を容易に千切り取ることができる。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、各段の厚肉層部分に、上下方向の切り込みを設けることにより薄肉切取部が形成されているため、この薄肉切取部を切り離すことにより、各段毎に、順次、筒部を容易に千切り取ることができる。
【0012】
請求項4記載の発明によれば、スライダーにおける筒部の周回りに渦巻状に形成された厚肉層の上端に指掛け部が設けられているため、この指掛け部に指先を掛けて、筒部の上端から下方に向けて、順次、筒部を容易に千切り取ることができる。
【0013】
請求項5記載の発明によれば、渦巻状の厚肉層の一周毎に、上下方向の切り込みを設けることにより、薄肉切取部が形成されているため、この薄肉切取部を切り離すことにより、筒部を、上端から一周毎に、順次、剥ぎ取ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1は、本発明の一実施形態の固形糊繰出用容器に固形糊を収容したものを、一部破断して示す中央縦断面図、図2は、図1に示した固形糊繰出用容器におけるスライダーの拡大斜視図、図3は、図2における破線円III内の拡大図、図4は、同じく要部拡大平面図、図5は、図4におけるV〜V線断面図である。
【0015】
本発明の固形糊繰出用容器(1)は、公知の固形糊繰出用容器と同様に、本体筒(2)の一端に装着された尾栓(3)の回動により、固形糊(4)の前端(4a)を、本体筒(2)の前端開口(2a)から出没自在としうるようになっている。
【0016】
尾栓(3)と一体にねじ杆(5)が形成され、このねじ杆(5)との螺合と、本体筒(2)の内周面に軸線方向に設けられた案内突条(6)による案内とによって、スライダー(7)は、尾栓(3)の回動にともなって本体筒(2)内を昇降するようになっている。
【0017】
スライダー(7)は、図2に示すように、有底筒状体(8)の底板(8a)の中央に、ねじ杆(5)と螺合する雌ねじ筒(9)を設けて形成されている。固形糊(4)の後端(4b)は、スライダー(7)内に挿填されており(図1参照)、尾栓(3)と一体をなすねじ杆(5)の回動によるスライダー(7)の昇降にともなって、固形糊(4)の前端(4a)を、本体筒(2)の前端開口(2a)から出没させうるようになっている。スライダー(7)における筒部(8b)の外周には、周回りに複数の輪状の薄肉層(10)が設けられ、これにより、輪状の厚肉層(11)が、上下方向に複数段形成されている。
【0018】
各段の厚肉層(11)には、これを千切り取るための指掛け部(12)が設けられている。図3〜図5に示すように、各指掛け部(12)の基部(12a)から、筒状体(8)の軸心に向けて、各段の厚肉層(11)に、薄肉層(10)に達する上下方向の切り込み(13)を設けることにより、上下方向の薄肉切取部(14)が形成されている。
【0019】
図6は、スライダー(7)の筒部(8b)の厚肉層(10)を、千切り取るときの状態を示す斜視図である。図6に示すように、親指(15)と人差指(16)とで、最上段の厚肉層(11)における指掛け部(12)を把持して、外方へ引張ることにより、指掛け部(12)の基部(12a)から、筒状体(8)の軸心に向く上下方向の切り込み(13)によって形成された薄肉切取部(14)の部分が切り離されるとともに、上下段の厚肉層(11)(11)間の薄肉層(10)の部分が切り離されて、最上段の厚肉層(11)が引き千切られる。
【0020】
以下、同様にして、下段の厚肉層(11)を順次引き千切ることにより、スライダー(7)内に挿填されていた固形糊(4)の後端(4b)の周面部を露出させて、接着に供することができる。
【0021】
図7は、第2実施形態のスライダー(17)の斜視図、図8は、図7における破線円VIII内の拡大図である。
【0022】
図7に示すように、スライダー(17)は、有底筒状体(18)の底板(18a)の中央に、ねじ杆(5)と螺合する雌ねじ筒(19)を設けて形成されている。
【0023】
スライダー(17)の筒部(18b)外周には、周回りの渦巻状の薄肉層(20)が設けられ、これにより、同じく渦巻状の厚肉層(21)が形成されている。渦巻状の厚肉層(21)の上端には、筒部(18b)を千切り取るための指掛け部(22)が設けられている。
【0024】
指掛け部(22)の基部(22a)から、筒状体(18)の軸心に向けて、渦巻状の厚肉層(21)の一周毎に、上下方向の切り込み(23)を設けることにより、上下方向の薄肉切取部(24)が形成されている。
【0025】
図9は、図7に示すスライダー(17)の筒部(18b)を千切り取るときの状態を示す斜視図である。
【0026】
図9に示すように、親指(25)と人差指(26)とで、手掛け部(22)を把持して引張ることにより、指掛け部(22)の基部(22a)から、筒状体(18)の軸心に向く上下方向の切り込み(13)によって形成された薄肉切取部(24)の部分が切り離されるとともに、渦巻状の薄肉層(20)の部分が切り離されて、厚肉層(21)の一部が千切り取られる。
【0027】
薄肉切取部(24)は、渦巻状の厚肉層(21)の一周毎に形成されているため、上方から所望の厚肉層(21)の部分だけを剥ぎ取り、スライダー(17)内に装填されていた、固形糊(27)の後端の周面部を露出させて、接着に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の一実施形態の固形糊繰出用容器に固形糊を収容したものを一部破断して示す中央縦断面図である。
【図2】図1に示した固形糊繰出用容器におけるスライダーの拡大斜視図である。
【図3】図2における破線円III内の要部拡大図である。
【図4】同じく、要部拡大平面図である。
【図5】図4におけるV〜V線断面図である。
【図6】スライダーの筒部を、剥ぎ取るときの状態を示す斜視図である。
【図7】第2実施形態のスライダーの斜視図である。
【図8】図7における破線円VIII内の要部拡大図である。
【図9】図7に示すスライダーの筒部を剥ぎ取るときの状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0029】
(1)固形糊繰出用容器
(2)本体筒
(2a)前端開口
(3)尾栓
(4)固形糊
(4a)前端
(4b)後端
(5)ねじ杆
(6)案内突条
(7)スライダー
(8)有底筒状体
(8a)底板
(8b)筒部
(9)雌ねじ筒
(10)薄肉層
(11)厚肉層
(12)指掛け部
(12a)基部
(13)切り込み
(14)薄肉切取部
(15)親指
(16)人差指
(17)スライダー
(18)有底筒状体
(18a)底板
(18b)筒部
(19)雌ねじ筒
(20)薄肉層
(21)厚肉層
(22)指掛け部
(22a)基部
(23)切り込み
(24)薄肉切取部
(25)親指
(26)人差指
(27)固形糊




 

 


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