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液状糊用塗布体及びそれを用いた液状糊容器、スタンプ台式液状糊 - 株式会社トンボ鉛筆
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発明の名称 液状糊用塗布体及びそれを用いた液状糊容器、スタンプ台式液状糊
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−55104(P2007−55104A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−243628(P2005−243628)
出願日 平成17年8月25日(2005.8.25)
代理人 【識別番号】100115440
【弁理士】
【氏名又は名称】中山 光子
発明者 堂前 成正
要約 課題
スタンプ台形状での糊の塗布を可能とした液状糊用塗布体、及びそれを用いた液状糊容器、並びにそれらを用いたスタンプ台式液状糊を提供すること。

解決手段
圧縮率90%〜94%で、密度が130〜240kg/mの範囲である、連続気泡を有するポリウレタン樹脂を用いた液状糊用塗布体。該塗布体を塗布部材として用いた液状糊容器。ならびに該容器に、分子内に少なくとも1個のシラノール基を有するポリウレタン樹脂を基材とする水性液状糊組成物を収容したスタンプ台式液体糊。
特許請求の範囲
【請求項1】
連続気泡を有するポリウレタン樹脂を用いたことを特徴とする液状糊用塗布体。
【請求項2】
前記ポリウレタン樹脂の密度が130〜240kg/mの範囲である請求項1に記載の液状糊用塗布体。
【請求項3】
前記ポリウレタン樹脂が、密度10〜20kg/mの連続気泡を有するポリウレタン樹脂を圧縮加工したものである請求項1又は2に記載の液状糊用塗布体。
【請求項4】
圧縮率が90%〜94%の範囲である請求項1〜3のいずれか1項に記載の液状糊用塗布体。
【請求項5】
前記液状糊が、分子内に少なくとも1個のシラノール基を有するポリウレタン樹脂を必須成分として含む水性液状糊である請求項1〜4のいずれか1項に記載の液状糊用塗布体。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の液状糊用塗布体を具備することを特徴とする液状糊容器。
【請求項7】
液状糊を収容する容器本体と、前記容器本体内に収容する液状糊を塗布するための塗布部材とを具備する液状糊容器の前記塗布部材を、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の液状糊用塗布体によって形成し、前記容器本体内に収容する液状糊に前記塗布部材の一部を浸漬し、前記塗布部材の上面を前記容器本体の上端部より上側に突出させた液状糊容器に、分子内に少なくとも1個のシラノール基を有するポリウレタン樹脂を必須成分として含む水性液状糊を収容したことを特徴とするスタンプ台式液状糊。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はスタンプ台形状での糊の塗布を可能とした液状糊用塗布体、及びそれを用いた液状糊容器、並びにそれらを用いたスタンプ台式液状糊に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、家庭内やオフィス内において紙などの被着体を接着する糊としては、スティック状糊と液状糊とがある。スティック状糊は、接着剤高分子としての水溶性高分子、ゲル化剤としての脂肪酸石鹸、溶媒としての水及び多価アルコールを配合した組成物から構成されている。この糊は速乾性であるものの、固体状のため被着体を濡らす能力(濡れ性)が乏しく、接着性及び接着力も限界があるため、樹脂コート紙等の加工紙では剥れることがあり、接着の信頼性に欠ける難点がある。また、スティック糊は崩れ易く、その上、手につくと大変べたべたしてしまうという欠点がある。
【0003】
これに対し、液状糊は古くは、澱粉やポリビニルアルコール等の水溶性高分子、溶媒としての水及び防腐剤等を配合した組成物から構成されている。この糊は貼り合わせ可能時間が長く、被着体の濡れ性に優れていて接着性も良好であるが、その裏返しとして、接着後の被着体に皺が発生したり、べたつく難点がある。
【0004】
また、その容器形態も、液状糊のべたべた感ゆえに、容器頂部に設けた吐出口や吐出用ロールを通して塗布する形態のものに限られているため、被着体に隈なく塗布することが難しかった。かかる問題点を解決するため、特許文献1等には、液状糊を薄く均一に塗布でき、かつ、手が汚れず、液体の補充が容易に行える液体塗布具が提案されている。
【0005】
ところが、従来の液状糊では、タックや糸引きが強いため、塗布口(スポンジ)と紙がきれいに剥がれず、スタンプ台形状での糊の塗布は不可能であり、また、それを可能にする塗布体もなかった。
【0006】
【特許文献1】特開2001−130193号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記のような問題点に鑑み、スタンプ台形状での糊の塗布を可能とした液状糊用塗布体、及びそれを用いた液状糊容器、並びにそれらを用いたスタンプ台式液状糊を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題に関し、鋭意研究を重ねた結果、連続気泡を有するポリウレタン樹脂を液状糊の塗布体として用いることにより、スタンプ台の塗布体を介して糊が吐出され、紙等に糊を塗布することが可能になることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、連続気泡を有するポリウレタン樹脂を用いたことを特徴とする液状糊用塗布体を提供する。
【0009】
本発明の液状糊用塗布体は、前記ポリウレタン樹脂の密度が130〜240kg/mの範囲であることが好ましい。
【0010】
また、前記ポリウレタン樹脂が、密度が10〜20kg/mである連続気泡を有するポリウレタン樹脂を圧縮加工したものであることが好ましく、圧縮率が90%〜94%の範囲であることがより好ましい。
【0011】
また、本発明の液状糊用塗布体においては、前記液状糊が、分子内に少なくとも1個のシラノール基を有するポリウレタン樹脂を必須成分として含む水性液状糊であることが好ましい。
【0012】
さらに、本発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の液状糊用塗布体を具備することを特徴とする液状糊容器を提供する。
【0013】
さらにまた、本発明は、液状糊を収容する容器本体と、前記容器本体内に収容する液状糊を塗布するための塗布部材とを具備する液状糊容器の前記塗布部材を、前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の液状糊用塗布体によって形成し、前記容器本体内に収容する液状糊に前記塗布部材の一部を浸漬し、前記塗布部材の上面を前記容器本体の上端部より上側に突出させた液状糊容器に、分子内に少なくとも1個のシラノール基を有するポリウレタン樹脂を必須成分として含む水性液状糊を収容したことを特徴とするスタンプ台式液状糊を提供する。このような構造にすることにより、液量の確認と、液状糊を容器に補充するタイミングが分かり、また塗布部材の周囲に液体糊収容タンクを設けているので、液体糊と塗布部材の接触部分から、液状糊の吸水を自由に行うことができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係る連続気泡を有するポリウレタン樹脂を、液状糊用塗布体として用いることにより、滴下等、該塗布体に液状糊が接触するだけで吸水が可能となり、塗布体を潰さなくても液状糊が塗布体に浸透するようになる。また、保水性のある塗布体となる。保水性のある塗布体に糊の水分が保持されていると、糊の自己架橋が始まらず塗布体が硬化しない。従来のスポンジを用いた糊塗布口は、すぐに乾燥してしまい、製品寿命が短かかったが、本発明に係る液状糊用塗布体によれば、塗布体の乾燥時間を延長することができる。
【0015】
また、液状糊として、シリル化ウレタンディスパージョン等、分子内に少なくとも1個のシラノール基を有するポリウレタン樹脂を基剤とする水性液状糊を使用すれば、低粘度で取扱性が良好で、塗布体を浸透する低粘度の液体となり、しかも充分な接着性能を確保することができる。また、接着後の紙が皺になり難く、且つ、べたつかずサラサラ感に優れた液状糊となる。
【0016】
また、本発明の液状糊容器によれば、スタンプ台形状での糊の塗布を可能とした液状糊容器を提供することができる。
【0017】
また、本発明のスタンプ台式液状糊によれば、塗布体を介して糊が吐出されるという、従来品とは全く異なる新感覚の液状糊を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明の液状糊用塗布体に用いられる連続気泡を有するポリウレタン樹脂は、連続気泡を有するものであれば特に限定なく用いることができるが、その密度が130〜240kg/mの範囲であることが好ましい。ポリウレタン樹脂の密度が前記の範囲内であれば、塗布量が多すぎたり少なすぎたりすることがなく、適度な量の液状糊を塗布することができるからである。該ポリウレタン樹脂の密度は、より好ましくは150〜230kg/mの範囲であり、特に好ましくは160〜220kg/mの範囲である。
【0019】
ポリウレタン樹脂は、親水化加工などの表面処理加工が施されているものでもよい。
【0020】
前記ポリウレタン樹脂は、密度10〜20kg/mの連続気泡を有するポリウレタン樹脂を圧縮加工したものが好ましい。かかる圧縮加工品を用いることにより、糊の吐出量を調整でき、適度な塗布量を実現できる塗布体となるからである。圧縮加工に供する連続気泡を有するポリウレタン樹脂の密度は、より好ましくは12〜16kg/m、特に好ましくは13.5〜15kg/mである。前記の密度を有するポリウレタン樹脂であれば特に限定なく用いることができるが、水耕栽培用の軟質ポリウレタン樹脂を、公知の方法により圧縮加工して得られるポリウレタン樹脂は、吸水性及び保水性に優れるとともに、塗布感がよく、廉価である点より、特に好ましい材料である。
【0021】
圧縮加工する場合は、例えば、厚さが50mm〜170mmのポリウレタン樹脂を厚み方向にプレス加工し、厚さが5mm〜10mmに圧縮することにより、本発明の塗布体を容易に得ることができる。圧縮率(%)は、圧縮前のポリウレタン樹脂の密度によって異なるが、90%〜94%の範囲になるよう圧縮加工することが好ましく、より好ましくは91.5%〜93.4%の範囲である。圧縮率が低すぎると塗布体からの糊の吐出量が多くなりすぎ、一方、小さすぎると塗布体からの糊の吐出量が少なすぎ、塗布体に紙等を当接した際の塗布量が減少するため、充分な接着性が得られなくなるからである。
【0022】
上記の方法により得られた液状糊用塗布体を、使用目的に応じて、適宜な厚さや形状に加工することにより、各種液状糊の塗布部材として用いることができる。また、塗布体の表面形状は、紙等の被着体が液状糊の表面張力により塗布体に吸着してしまうのを防止するために、ストライプ状、ドット状等の凹凸加工を施したものが好ましい。
【0023】
本発明に係る液状糊用塗布体に好適な液状糊は、その粘度は、10〜300mPa・s(25℃)の範囲であることが好ましく、粘度をこの範囲に調製することにより、糊に適度な流動性が現れ、容器を変形させなくても糊が塗布体に浸透するため、接着に必要な最低量の塗布を可能にすることができる。液状糊の粘度は、10〜200mPa・s(25℃)の範囲であることがより好ましい。
【0024】
液状糊としては、分子内に少なくとも1個のシラノール基を含有するポリウレタン樹脂(以下、「シラノール基含有ポリウレタン樹脂」と言う。)を必須成分として含有し、該シラノール基含有ポリウレタン樹脂が水相中に溶解又は微粒子状に分散しているものが、好ましく用いられる。かかる液状糊を用いることにより、塗布体への浸透性が良好で、べたべた感が少ないか、或いは全く無く、接着性に優れる液状糊となる。
【0025】
シラノール基含有ポリウレタン樹脂中のシラノール基は、反応に用いられた1分子内に少なくとも1個のイソシアネート基と反応可能な活性水素基と加水分解性ケイ素基とを含有する化合物中の加水分解性ケイ素基が、水相中で加水分解されて生成したものである。シラノール基はウレタン結合により前記シラノール基含有ポリウレタン樹脂に導入されており、この結合は1分子当たり少なくとも2個の活性水素基を有する化合物(ポリオール成分)と、1分子当たり少なくとも2個のイソシアネート基を有する化合物(イソシアネート成分)と、1分子内に少なくとも1個のイソシアネート基と反応可能な活性水素基と加水分解性ケイ素基とを含有する化合物(加水分解性ケイ素基含有化合物)とを反応させることにより形成される。
【0026】
前記シラノール基含有ポリウレタン樹脂には、中和剤、及び硬化触媒としての強塩基性第三級アミン等が添加されていてもよい。前記強塩基性第三級アミンとしては、例えば1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)、1,6−ジアザビシクロ[3.4.0]ノネン−5等が挙げられる。
【0027】
このようにして得られる自己乳化型ウレタン樹脂、すなわちシラノール基含有ポリウレタン樹脂)を含有する水性ウレタン樹脂(組成物)として上市されているものとしては、例えば、側鎖にシラノール基を含有するアニオン型の「タケラックWSシリーズ」(武田薬品工業(株)製)が挙げられる。
【0028】
水性液状糊を調製する場合は、シラノール基含有ポリウレタン樹脂の中から選ばれる1種又は2種以上を組合せて配合することができる。シラノール基含有ポリウレタン樹脂及び強塩基性第三級アミンが、両者を含有する水溶液又は水エマルションとして市販されている場合は、これに保湿剤を配合し、必要に応じて染料、界面活性剤、防腐剤、防カビ剤、pH調整剤、消泡剤などの成分を配合することにより、水性液状糊組成物を調製することができる。
【0029】
液状糊の乾燥防止と保存安定性を向上させるために配合される保湿剤としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリンなどの多価アルコール類;ヘキサノールなどのアルコール類;ポリエチレングリコール、N−メチル−2−ピロリドンなどの水性高沸点溶剤;等が挙げられるが、保湿効果に優れている点より、グリセリンが特に好ましい。
【0030】
液状糊組成物中のシラノール基含有ポリウレタン樹脂の含有量は、固形分として、液状糊組成物全量に対して10〜45質量%が好ましく、より好ましくは15〜35質量%、さらに好ましくは20〜35質量%である。このような量でシラノール基含有ポリウレタン樹脂が含有されていると、接着能力が十分であり、高粘度になりすぎず本発明が求める適度な流動性を失わない。
【0031】
また、保湿剤の含有量は、液状糊組成物全量に対して10〜25質量%が好ましく、より好ましくは10〜20質量%である。このような量で保湿剤が含有されていると、経時による揮発分減量が少なく、保存安定性が良好で、かつ、接着性能が低下しない液状糊組成物となる。
【0032】
また、水の含有量は、液状糊組成物全量に対して30〜80質量%が好ましく、より好ましくは45〜75質量%である。
【実施例】
【0033】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はそれらの実施例に限定されるものではない。
【0034】
(実施例1)
表1に示す各種の連続気泡を有するポリウレタン樹脂の液状糊用塗布体としての性能を下記評価基準に従い評価した。液状糊は、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)を含有したシラノール基含有ポリウレタン樹脂ディスパージョン(商品名「タケラックWS−5000」、三井武田ケミカル(株)製;イソホロンジイソシアネート/ポリエステル系;固形分30%)85部と、グリセリン15部とを混合した水性液状糊組成物を用いた。
【0035】
[評価方法]
(吸水、保水性)
下記3項目をクリアーしたものを○、1項目でもダメな場合を×とした。
(イ)20mm×20mmの塗布体に水を一滴垂らし、液滴が自然に塗布体へ吸い込むかどうかを確認した。
(ロ)上記(イ)により吸水した水が、10分経過しても塗布体が保持できているかどうかを確認した。
(ハ)直径30mmの円柱容器に20mm×20mmの塗布体をセットし、塗布体の周囲に水を入れ、塗布体が水を吸水するかどうかを確認した。
【0036】
(塗布感)
下記2項目をクリアーしたものを○、1項目でもダメな場合を×とした。
(a)液体を吸水した20mm×20mmの塗布体上に15mm×15mmの紙を置き、300gの荷重で押し、その際の、塗布体の沈み度合いを確認した。塗布体の凹みが1mm未満のサンプルを○、塗布体が1mm以上凹むサンプルを×とした。
(b)液体を吸水した20mm×20mmの塗布体上に15mm×15mmの紙を置き、300gの荷重で押し、液体の塗布された紙を別の紙に貼り合せ、吐出量を確認した。別の紙に重ねた時に、塗布した液体が紙の周囲に染み出さないサンプルを○、別の紙に重ねた時に、塗布した液体が紙の周囲に染み出したサンプルを×とした。
【0037】
上記の評価結果を表1に示す。
【0038】
【表1】


【0039】
表1の結果から、連続気泡を有するポリウレタン樹脂で、特に、密度が130〜240kg/mのポリウレタン樹脂(ウレタンスポンジ)を液状糊用塗布体として用いることにより、吸水、保水性と塗布感に優れたスタンプ台式の液状糊が得られた。また、シラノール基含有ポリウレタン樹脂を基剤とする液状糊を用いることにより、塗布体への浸透性が良好で、べたべた感が少ないか、或いは全く無く、接着性に優れたものとなった。
【0040】
(実施例2)
連続発泡を有する、密度の異なるポリウレタン樹脂A、B(A:13.7kg/m、B:14.5kg/m)を、表2に示す圧縮率にてプレス加工し、圧縮率と密度の異なる液状糊用塗布体を得た。液状糊として実施例1で使用したものと同じ液状糊を用いて、塗布体密度と塗布量との関係を実験した。
評価基準は、指で塗布体表面に紙を当接させたときの、液状糊の塗布量が適正な場合を◎、ほぼ適正な場合を○、多すぎるあるいは少なすぎる場合を×とした。
【0041】
評価結果を表2に示す。
【0042】
【表2】


【0043】
表2の結果から、連続気泡を有するポリウレタン樹脂を、密度130〜240kg/mの範囲で、かつ、圧縮率90%〜94%の範囲で圧縮加工したものを、液状糊用塗布体として用いることにより、液状糊の塗布量が適正になることがわかる。
【0044】
(実施例3)
連続発泡を有するポリウレタン樹脂C(密度:14.0kg/m)を、表3に示す圧縮率にプレス加工すると同時に、表4に示す種々の表面凹凸加工処理を施し、圧縮率、密度および表面凹凸形状の異なる、各種液状糊用塗布体を得た。液状糊として実施例1で使用したものと同じ液状糊を用いて、塗布体の圧縮率および密度と、塗布量との関係を実験した。評価基準は、実施例2と同様とした。なお、プレス後の塗布体の厚さは、凸面は突起部分、凹面はフラット部分を基準にして測定した。
【0045】
上記の評価結果を表3に示す。
【0046】
【表3】


【0047】
【表4】


【0048】
表3の結果から、連続気泡を有するポリウレタン樹脂を圧縮率90%〜94%の範囲で圧縮加工したもので、密度130〜240kg/mのポリウレタン樹脂(ウレタンスポンジ)を、液状糊用塗布体として用いることにより、表面凹凸加工の形状にかかわらず、液状糊の塗布量が適正になることがわかる。
【0049】
(実施例3)
本発明の液状糊塗布体(実施例1のNo.12)を塗布部材として用い、図1に断面図を示す液状糊容器に、実施例1で用いた液状糊を入れ、スタンプ台式液状糊を作成した。
【0050】
図1において、1は液状糊、2は液状糊を収容した容器本体を示しており、容器本体2は液状糊1の残量を外部から視認できるようにするために、透明な樹脂材料によって形成されている。3は容器本体2内に収容された液状糊1を紙等に塗布するための塗布部材を示しており、塗布部材3の一部が液状糊1に浸漬せしめられると、塗布部材3のうち、液状糊に浸漬せしめられていない部分にも、毛細管現象によって液状糊1が保持される。
【0051】
更に、図1において、4は容器本体2に対して塗布部材3を固定するために容器本体2の上側に配置された固定部材を示している。固定部材4は、容器本体2に収容された液状糊1の残量を外部から視認できるようにするために、透明な樹脂材料によって形成されている。
【0052】
また、図1において、6は容器本体2に対して螺合結合可能な蓋部材を示している。蓋部材6は、樹脂によって形成されている。液状糊容器の不使用時には、図1に示すように、蓋部材6が容器本体2に螺合結合せしめられ、その結果、液状糊1、塗布部材3及び固定部材4が、蓋部材6によって覆われている。
【0053】
一方、液状糊容器の使用時には、机上等に容器本体2が載置され、蓋部材6が容器本体2から取り外される。その結果、塗布部材3の上面が露出せしめられる。次いで、紙等の被塗布物が塗布部材3の上面に当接せしめられ、それにより、液状糊1が紙等に塗布される。
【0054】
また、塗布部材3には、上面と下面とを連通する穴が形成されている。それにより、液状糊の追従性能を発現させることができる。また、蓋部材6は、容器本体2に螺合結合せしめられた時に塗布部材3の穴と嵌合せしめられるピン6a2を有している。そのため、塗布部材3の穴に蓋部材6のピン6a2が嵌合せしめられると、塗布部材3の穴が気密に維持される。それにより、液漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明に係る液状糊用塗布体を用いた液状糊容器およびスタンプ台式液状糊の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0056】
1 液状糊
2 容器本体
3 塗布部材
4 固定部材
6 蓋部材
6a2 ピン




 

 


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