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発明の名称 鉛筆用キャップ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−45090(P2007−45090A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−234080(P2005−234080)
出願日 平成17年8月12日(2005.8.12)
代理人 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一
発明者 今井 拓治
要約 課題
鉛筆用キャップの鉛筆への被冠深さを、鉛筆の外径にとらわれず、常にほぼ一定にするとともに、鉛筆用キャップの長さを大きくする必要がなく、コンパクトにすることができ、かつ削り角度が小さい鉛筆であっても、芯の尖端が、鉛筆用キャップの前端の空気孔から外部に突出することがなく、芯の折れる虞や安全性が害されず、さらに、鉛筆用キャップを被冠後に再度、取り外す場合にも、特に大きな力は、必要としない鉛筆用キャップを提供する。

解決手段
鉛筆用キャップ1を鉛筆6に被冠する際に、鉛筆用キャップ1の内面に設けた縮径部分P1を、鉛筆6を削ったときに生ずる切削斜面7に当接させることにより、鉛筆用キャップ1の鉛筆6への被冠深さの位置決めを行うようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
鉛筆用キャップを鉛筆に被冠する際に、鉛筆用キャップの内面に設けた縮径部分を、鉛筆を削ったときに生ずる切削斜面に当接させることにより、鉛筆用キャップの鉛筆への被冠深さの位置決めを行うようにしたことを特徴とする鉛筆用キャップ。
【請求項2】
鉛筆用キャップの内面に設けた縮径部分を、鉛筆を削ったときに生ずる切削斜面のうち、露出した芯、および切削斜面の後端から切削斜面全体の長さの1割に当たる部分を除く中央部分に当接させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の鉛筆用キャップ。
【請求項3】
鉛筆用キャップの前後方向の所望の中間位置において、内径を全周に亘り縮径することにより、縮径部分を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の鉛筆用キャップ。
【請求項4】
鉛筆用キャップの内面に、前後方向の複数のリブを設け、このリブにより、鉛筆用キャップの前後方向の所望の中間位置において、縮径部分を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の鉛筆用キャップ。
【請求項5】
鉛筆用キャップの外径を、内径の縮径に応じて、縮径するか、または、鉛筆用キャップの前後方向の全体に亘って、ほぼ一定としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鉛筆用キャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉛筆削り器等によって削り、芯を突出させた鉛筆の前端部に被冠する鉛筆用キャップに関する。
【背景技術】
【0002】
鉛筆用キャップは、突出させた芯を保護するとともに、尖った芯で、身体等を傷つけることを防止するために、鉛筆の前端部に被冠して使用される。
【0003】
図9,図10は、従来一般に使用されている鉛筆用キャップ(01)を、鉛筆(02)に被冠した状態を示す縦断面図である。
【0004】
鉛筆用キャップ(01)は、後端(03)に開口部(04)が、前端(05)に空気孔(06)が、それぞれ設けられ、かつ後端(03)から前方へほぼ4分の1の位置より、前方に向けて漸次縮径されたほぼ筒状体をなしている。後端(03)には、鍔縁が設けられている。
【0005】
空気孔(06)は、子供等が、鉛筆用キャップ(01)を誤飲した場合に、危険防止のため、空気の流通口として機能させるものである。
【0006】
鉛筆用キャップ(01)の鉛筆(02)への被冠深さは、鉛筆用キャップ(01)における漸次縮径されている内面(07)が、鉛筆(02)の切削された部分の後端境界部(08)に当接することにより規制される。
【0007】
しかし、このような鉛筆用キャップ(01)では、次のような問題がある。
(1) 芯を突出させるために切削した部分の後端境界部(08)の外径は、鉛筆(02)の外径と一致している。しかし、鉛筆(02)の外径は、鉛筆(02)の断面形状が、六角形か円形かによって異なるばかりでなく、鉛筆(02)の表面塗膜の厚さによっても異なる。そのため、鉛筆(02)の種類によって、鉛筆用キャップ(01)の鉛筆(02)への被冠深さが異なることとなり、必然的に、鉛筆用キャップ(01)の長さを大きくしなければならない。このように長さを大きくした場合、筆箱等に収容し難くなる。
【0008】
(2) 図9は、鉛筆用キャップ(01)を、削り角度θ01が標準的な鉛筆(02)に被冠した場合を示しているが、図10に示すように、削り角度θ02が小さい鉛筆(09)に被冠したときには、鉛筆(09)の芯(010)が、前端(05)の空気孔(06)から突出することがあり、芯(010)が折れる虞があるばかりでなく危険でもある。
【0009】
(3) 鉛筆用キャップ(01)の鉛筆(02)(09)への被冠深さの位置決めが不安定であるため、被冠後に、再度、鉛筆用キャップ(01)を鉛筆(02)(09)から取り外す際に、鉛筆用キャップ(01)の被冠深さにより、取り外すための引張り力が異なり、大きな力を必要とする場合がある。
なお、図9,図10に示したような従来の鉛筆用キャップ(01)は、周知のものであり、適当な特許文献は見当たらない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記の問題点に鑑み、鉛筆用キャップの鉛筆への被冠深さを、鉛筆の外径にとらわれず、常にほぼ一定にするとともに、鉛筆用キャップの長さを大きくする必要がなく、コンパクトにすることができ、かつ削り角度が小さい鉛筆であっても、芯の尖端が、鉛筆用キャップの前端の空気孔から外部に突出することがなく、芯の折れる虞や安全性が害されず、さらに、鉛筆用キャップを被冠後に再度、取り外す場合にも、特に大きな力は、必要としない鉛筆用キャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題は、特許請求の範囲における各請求項に示すように、下記の構成を備える発明によって解決される。
(1) 鉛筆用キャップを鉛筆に被冠する際に、鉛筆用キャップの内面に設けた縮径部分を、鉛筆を削ったときに生ずる切削斜面に当接させることにより、鉛筆用キャップの鉛筆への被冠深さの位置決めを行うようにした鉛筆用キャップとする。
【0012】
(2) 上記(1)項において、鉛筆用キャップの内面に設けた縮径部分を、鉛筆を削ったときに生ずる切削斜面のうち、露出した芯、および切削斜面の後端から切削斜面全体の長さの1割に当たる部分を除く中央部分に当接させるようにする。
【0013】
(3) 上記(1)項または(2)項において、鉛筆用キャップの前後方向の所望の中間位置において、内径を全周に亘り縮径することにより、縮径部分を形成する。
【0014】
(4) 上記(1)項または(2)項において、鉛筆用キャップの内面に、前後方向の複数のリブを設け、このリブにより、鉛筆用キャップの前後方向の所望の中間位置において、縮径部分を形成する。
【0015】
(5) 上記(1)項〜(4)項のいずれかにおいて、鉛筆用キャップの外径を、内径の縮径に応じて、縮径するか、または、鉛筆用キャップの前後方向の全体に亘って、ほぼ一定とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によれば、鉛筆用キャップの内面に設けた縮径部分を、鉛筆の切削斜面に当接させるようになっているため、鉛筆用キャップの鉛筆への被冠深さを、鉛筆の外径にとらわれず、常にほぼ一定にすることができるとともに、被冠深さがほぼ一定であることから、鉛筆用キャップの長さを大きくする必要がなく、コンパクトにすることができる。このため鉛筆用キャップを被冠した鉛筆の長さも、左程長くなることがなく、筆箱に容易に収容することができる。
さらに削り角度が小さい鉛筆であっても、被冠深さがほぼ一定であるため、芯の尖端が鉛筆用キャップの前端の空気孔から外部に突出することがなく、芯の折れる虞や安定性が害されることもない。
さらにまた、鉛筆用キャップを被冠後に再度、鉛筆から取り外す場合にも、被冠深さがほぼ一定であるため、特に大きな力は、必要とせず、所定の力で取り外すことができる。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、鉛筆用キャップの内面に設けた縮径部分を、鉛筆の切削斜面に安定して当接させることができる。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、鉛筆用キャップの前後方向の所望の中間位置において、内径が全周に亘り、縮径されているため、鉛筆用キャップを、鉛筆の切削斜面に安定して当接させることができる。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、リブにより鉛筆用キャップの物理的強度が向上するとともに、鉛筆用キャップの外径を均一とすることが容易である。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、外径のデザインの選択性が多様化される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
図1は、本発明の鉛筆用キャップの一実施形態を示す斜視図、図2,図3は、図1に示した鉛筆用キャップの使用状態を示す縦断面図である。
【0022】
本発明の鉛筆用キャップ(1)は、図1,図2に示すように、後端(2)に開口部(3)、前端(4)に空気孔(5)が、それぞれ設けられているという基本的形態は、図9,図10に示す従来の鉛筆用キャップ(01)と同様である。
【0023】
本発明の鉛筆用キャップ(1)の特徴は、鉛筆用キャップ(1)を鉛筆(6)に被冠する際に、鉛筆用キャップ(1)の内面に設けた縮径部分を、鉛筆(6)を削ったときに生ずる切削斜面(7)に当接させることにより、鉛筆用キャップ(1)の鉛筆(6)への被冠深さの位置決めを行うようにしたことである。
ここで、切削斜面(7)とは、図9,図10において示した、芯を突出させるために切削した部分の後端境界部(08)は含まず、これより前方を指称する。
【0024】
鉛筆用キャップ(1)は、後端(2)から前端(4)に向かうほぼ中央において、内径が漸次縮径され、次いである程度縮径された後は、前端(4)に至るまで同一の内径となるように形成されている。外径も内径と同様に縮径されている。
【0025】
後端(2)の開口部(3)における内径2Rが、ほぼ中央において漸次縮径され、内径2rとなっている。
【0026】
この内径が縮径された2rを有する内面のうち、最後位部P1において、鉛筆(6)の切削斜面(7)に当接し、これにより鉛筆用キャップ(1)の鉛筆(6)への被冠深さの位置決めがなされている。
【0027】
鉛筆用キャップ(1)における縮径部分が、鉛筆(6)の切削斜面(7)に当接する部分P1は、前記切削斜面(7)のうち、露出した芯(8)、および切削斜面(7)の後端から切削斜面(7)の全体長さの1割に当たる部分を除く中央部分において当接させることが、安定して位置決めを行ううえで好ましい。
【0028】
鉛筆用キャップ(1)における縮径の勾配を示す角度θ1は、鉛筆(6)の削り角度θ2よりも大きくなっている(θ1>θ2)。
【0029】
図2は、削り角度θ2が標準的なほぼ25度前後である鉛筆(6)に、鉛筆用キャップ(1)を被冠した場合を示したが、図3は、削り角度θ3が小さいほぼ16度前後である鉛筆(9)に、鉛筆用キャップ(1)を被冠した場合を示す。
【0030】
このように削り角度θ3が小さい鉛筆(9)に対して使用したときにも、鉛筆用キャップ(1)の縮径部分P1を、鉛筆(9)の切削斜面(10)に当接させることより、鉛筆用キャップ(1)の鉛筆(9)への被冠深さの位置決めが確実に行われ、鉛筆(9)の芯(11)の尖端が、鉛筆用キャップ(1)の前端(4)の空気孔(5)から外部に突出することもない。
【0031】
図4は、第2実施形態の鉛筆用キャップ(12)の斜視図である。図1に示した第1実施形態の鉛筆用キャップ(1)においては、鉛筆(6)に被冠後の鉛筆用キャップ(1)の保持性を良好とするために、鉛筆用キャップ(1)の後半部分にスリット(13)を設けて、弾性作用により保持性が向上するようにしてある。
【0032】
これに対して、第2実施形態の鉛筆用キャップ(12)においては、その前後方向の全体に亘ってスリット(14)を設けて、前記保持性を更に向上させてある。
【0033】
図5は、第3実施形態の鉛筆用キャップ(14)の斜視図、図6は、図5に示した鉛筆用キャップ(14)の使用状態を示す縦断面図、図7は、図6におけるVII〜VII線断面図、図8は、図7におけるVIII〜VIII線断面図である。
【0034】
第1,第2実施形態に示す鉛筆用キャップ(1)(12)においては、その前後方向の中間位置において、内径が全周に亘り縮径されていた。
【0035】
これに対し、第3実施形態の鉛筆用キャップ(14)では、その内面(14a)に、前後方向の4枚のリブ(15)を設け、これらのリブ(15)により、鉛筆用キャップ(14)の前後方向の中間位置において、縮径部分を形成してある。すなわち、図5〜図7に示すように、後端(16)に開口部(17)、前端(18)に空気孔(19)が、それぞれ設けられている内径が一定の筒状体(20)の内面(14a)における前半部分に、前後方向の4枚のリブ(15)が内周面上に等間隔に設けられている。各リブ(15)の後端は、基部(15a)から遊端(15b)に向けて前向き斜めに切断された形状に形成されている。この前向きの傾斜部(15c)における遊端(15b)により形成された縮径部分P2を、鉛筆(21)の切削斜面(22)に当接させるようにしてある。
【0036】
このように、縮径部分P2を、鉛筆(21)の切削斜面(22)に当接させることにより、鉛筆用キャップ(14)の鉛筆(21)への被冠深さの位置決めがなされている。
【0037】
図6は、鉛筆用キャップ(14)を、削り角度θ4が標準的な鉛筆(21)に被冠した場合を示したが、図8は、削り角度θ5が小さい鉛筆(23)に被冠した場合を示す。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の鉛筆用キャップの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1に示した鉛筆用キャップの使用状態を示す縦断面図である。
【図3】図1に示した鉛筆用キャップの使用状態を示す縦断面図である。
【図4】第2実施形態の鉛筆用キャップの斜視図である。
【図5】第3実施形態の鉛筆用キャップの斜視図である。
【図6】図5に示した鉛筆用キャップの使用状態を示す縦断面図である。
【図7】図6におけるVII〜VII線断面図である。
【図8】図7におけるVIII〜VIII線断面図である。
【図9】従来一般に使用されている鉛筆用キャップを、鉛筆に被冠した状態を示す縦断面図である。
【図10】従来一般に使用されている鉛筆用キャップを、鉛筆に被冠した状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0039】
(1)鉛筆用キャップ
(2)後端
(3)開口部
(4)前端
(5)空気孔
(6)鉛筆
(7)切削斜面
(8)芯
(9)鉛筆
(10)切削斜面
(11)芯
(12)鉛筆用キャップ
(13)スリット
(14)鉛筆用キャップ
(14a)内面
(15)リブ
(15a)基部
(15b)遊端
(15c)傾斜部
(16)後端
(17)開口部
(18)前端
(19)空気孔
(20)筒状体
(21)鉛筆
(22)切削斜面
(23)鉛筆
(01)鉛筆用キャップ
(02)鉛筆
(03)後端
(04)開口部
(05)前端
(06)空気孔
(07)内面
(08)後端境界部
(09)鉛筆
(010)芯




 

 


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