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発明の名称 液状糊容器
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21785(P2007−21785A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−203522(P2005−203522)
出願日 平成17年7月12日(2005.7.12)
代理人 【識別番号】100117020
【弁理士】
【氏名又は名称】榊原 弘造
発明者 今井 拓治 / 鈴木 和彦 / 牧 満夫
要約 課題
使用者が容器本体を把持する必要なく液状糊を塗布し続けることができるようにする。

解決手段
液状糊1を収容した容器本体2と、容器本体2内に収容された液状糊1を塗布するための塗布部材3とを具備する液状糊容器において、液状糊1を保持可能な材料によって塗布部材3を形成し、容器本体2内に収容された液状糊1に塗布部材3の一部を浸漬し、塗布部材3の上面を容器本体2の上端部より上側に突出させた。好ましくは、塗布部材3の上面と下面とを連通する穴を形成し、その穴と塗布部材2の側面とを連通する溝を形成した。
特許請求の範囲
【請求項1】
液状糊を収容した容器本体と、前記容器本体内に収容された液状糊を塗布するための塗布部材とを具備する液状糊容器において、液状糊を保持可能な材料によって前記塗布部材を形成し、前記容器本体内に収容された液状糊に前記塗布部材の一部を浸漬し、前記塗布部材の上面を前記容器本体の上端部より上側に突出させたことを特徴とする液状糊容器。
【請求項2】
前記塗布部材の上面と下面とを連通する穴を形成したことを特徴とする請求項1に記載の液状糊容器。
【請求項3】
前記穴と前記塗布部材の側面とを連通する溝を形成したことを特徴とする請求項2に記載の液状糊容器。
【請求項4】
前記塗布部材の上面に凹凸を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液状糊容器。
【請求項5】
前記容器本体に対して前記塗布部材を固定するための固定部材を前記容器本体の上側に配置し、前記固定部材に貫通穴を形成し、前記貫通穴を塞ぐための栓部材を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液状糊容器。
【請求項6】
前記容器本体に対して前記塗布部材を固定するための固定部材を前記容器本体の上側に配置し、前記固定部材および/または前記容器本体を透明な材料によって形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液状糊容器。
【請求項7】
前記容器本体に対して螺合結合可能な蓋部材を設け、前記蓋部材の側面にリブを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液状糊容器。
【請求項8】
前記塗布部材を覆うための蓋部材を設け、前記蓋部材の上面と、前記容器本体の下面とを相補形状に形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液状糊容器。
【請求項9】
前記容器本体の下面に補強用リブを設けたことを特徴とする請求項8に記載の液状糊容器。
【請求項10】
前記容器本体に対して前記塗布部材を固定するための固定部材を前記容器本体の上側に配置し、前記固定部材の上面の内縁部をテーパ状に形成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の液状糊容器。
【請求項11】
前記塗布部材を覆うための蓋部材を設け、前記塗布部材の穴と嵌合可能なピンを前記蓋部材に設けたことを特徴とする請求項2〜10のいずれか一項に記載の液状糊容器。
【請求項12】
前記蓋部材のピンを前記蓋部材の中心に配置したことを特徴とする請求項11に記載の液状糊容器。
【請求項13】
前記蓋部材のピンの外径を前記塗布部材の穴の内径より大きくしたことを特徴とする請求項11又は12に記載の液状糊容器。
【請求項14】
前記容器本体に対して前記塗布部材を固定するための固定部材を前記容器本体の上側に配置し、前記塗布部材を覆うための蓋部材を設け、前記固定部材の上面と協働してシール部を構成するための突起を前記蓋部材に設けたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の液状糊容器。
【請求項15】
前記塗布部材を支持するために前記容器本体に形成された支持面の外径を前記塗布部材の外径より大きくし、前記支持面のうち、前記塗布部材の外縁より外側の部分を内側に傾斜させたことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の液状糊容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液状糊を収容した容器本体と、容器本体内に収容された液状糊を塗布するための塗布部材とを具備する液状糊容器に関し、特には、容器本体を把持する必要なく液状糊を塗布し続けることができる液状糊容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、液状糊を収容した容器本体と、容器本体内に収容された液状糊を塗布するための塗布部材とを具備する液状糊容器が知られている。この種の液状糊容器の例としては、例えば特開2001−260595号公報に記載されたものがある。特開2001−260595号公報に記載された液状糊容器では、その不使用時に容器本体内の液状糊が塗布部材を介して漏れ出してしまうのを防止するために、塗布部材を覆うように構成された蓋体が更に設けられている。
【0003】
詳細には、特開2001−260595号公報に記載された液状糊容器の使用時には、使用者によって、蓋体が容器本体から取り外され、塗布部材が下側に向けられる。その結果、容器本体内の液状糊が、自重によって塗布部材の側に移動し、塗布部材に隣接せしめられる。次いで、使用者によって、容器本体が押圧される。つまり、容器本体が軽く押し潰される。その結果、容器本体内の液状糊が、塗布部材を介して押し出され、被塗布物に塗布される。
【0004】
もし仮に、塗布部材を上側に向けたまま液状糊を被塗布物に塗布し続けることができれば、液状糊容器の使用時に使用者は容器本体を把持する必要がなくなるため、液状糊を塗布する作業の効率を向上させることができると考えられる。
【0005】
ところが、特開2001−2650595号公報に記載された液状糊容器の場合には、その塗布部材を上側に向けると、容器本体内の液状糊が自重によって下側に移動し、その結果、容器本体内の下側に移動した液状糊と塗布部材との間に空気が介在してしまう。そのため、容器本体内の液状糊が塗布部材に補給されず、それゆえ、塗布部材から被塗布物に液状糊を塗布し続けることができない。
【0006】
【特許文献1】特開2001−2650595号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記問題点に鑑み、本発明は、容器本体を把持する必要なく液状糊を塗布し続けることができる液状糊容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、液状糊を収容した容器本体と、前記容器本体内に収容された液状糊を塗布するための塗布部材とを具備する液状糊容器において、液状糊を保持可能な材料によって前記塗布部材を形成し、前記容器本体内に収容された液状糊に前記塗布部材の一部を浸漬し、前記塗布部材の上面を前記容器本体の上端部より上側に突出させたことを特徴とする液状糊容器が提供される。
【0009】
請求項2に記載の発明によれば、前記塗布部材の上面と下面とを連通する穴を形成したことを特徴とする請求項1に記載の液状糊容器が提供される。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、前記穴と前記塗布部材の側面とを連通する溝を形成したことを特徴とする請求項2に記載の液状糊容器が提供される。
【0011】
請求項4に記載の発明によれば、前記塗布部材の上面に凹凸を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液状糊容器が提供される。
【0012】
請求項5に記載の発明によれば、前記容器本体に対して前記塗布部材を固定するための固定部材を前記容器本体の上側に配置し、前記固定部材に貫通穴を形成し、前記貫通穴を塞ぐための栓部材を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液状糊容器が提供される。
【0013】
請求項6に記載の発明によれば、前記容器本体に対して前記塗布部材を固定するための固定部材を前記容器本体の上側に配置し、前記固定部材および/または前記容器本体を透明な材料によって形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液状糊容器が提供される。
【0014】
請求項7に記載の発明によれば、前記容器本体に対して螺合結合可能な蓋部材を設け、前記蓋部材の側面にリブを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液状糊容器が提供される。
【0015】
請求項8に記載の発明によれば、前記塗布部材を覆うための蓋部材を設け、前記蓋部材の上面と、前記容器本体の下面とを相補形状に形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液状糊容器が提供される。
【0016】
請求項9に記載の発明によれば、前記容器本体の下面に補強用リブを設けたことを特徴とする請求項8に記載の液状糊容器が提供される。
【0017】
請求項10に記載の発明によれば、前記容器本体に対して前記塗布部材を固定するための固定部材を前記容器本体の上側に配置し、前記固定部材の上面の内縁部をテーパ状に形成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の液状糊容器が提供される。
【0018】
請求項11に記載の発明によれば、前記塗布部材を覆うための蓋部材を設け、前記塗布部材の穴と嵌合可能なピンを前記蓋部材に設けたことを特徴とする請求項2〜10のいずれか一項に記載の液状糊容器が提供される。
【0019】
請求項12に記載の発明によれば、前記蓋部材のピンを前記蓋部材の中心に配置したことを特徴とする請求項11に記載の液状糊容器が提供される。
【0020】
請求項13に記載の発明によれば、前記蓋部材のピンの外径を前記塗布部材の穴の内径より大きくしたことを特徴とする請求項11又は12に記載の液状糊容器が提供される。
【0021】
請求項14に記載の発明によれば、前記容器本体に対して前記塗布部材を固定するための固定部材を前記容器本体の上側に配置し、前記塗布部材を覆うための蓋部材を設け、前記固定部材の上面と協働してシール部を構成するための突起を前記蓋部材に設けたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の液状糊容器が提供される。
【0022】
請求項15に記載の発明によれば、前記塗布部材を支持するために前記容器本体に形成された支持面の外径を前記塗布部材の外径より大きくし、前記支持面のうち、前記塗布部材の外縁より外側の部分を内側に傾斜させたことを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の液状糊容器が提供される。
【発明の効果】
【0023】
請求項1に記載の液状糊容器では、容器本体内に収容された液状糊を塗布するための塗布部材が、例えばスポンジのような液状糊を保持可能な材料によって形成されている。また、例えば塗布部材の下側半分のような、塗布部材の一部が、容器本体内に収容された液状糊に浸漬せしめられている。そのため、塗布部材のうち、例えば塗布部材の上側半分のような、液状糊に浸漬せしめられていない部分にも、毛細管現象によって液状糊が保持されている。更に、請求項1に記載の液状糊容器では、液状糊が保持されている塗布部材の上面が、容器本体の上端部より上側に突出せしめられている。
【0024】
そのため、請求項1に記載の液状糊容器によれば、使用者は、容器本体を把持する必要なく、容器本体の上端部より上側に突出せしめられている塗布部材の上面に被塗布物を当接させることにより、塗布部材の上面に保持されている液状糊を被塗布物に塗布することができる。詳細には、容器本体内に収容された液状糊が毛細管現象によって塗布部材の上面に補給し続けられるため、使用者は、容器本体を把持することなく例えば机上に載置したままで、液状糊を被塗布物に塗布し続けることができる。
【0025】
塗布部材の上面から液状糊が被塗布物に塗布されると、容器本体内に収容された液状糊が毛細管現象によって塗布部材の上面に補給される。その結果、容器本体の内側から塗布部材の上面に補給された液状糊の分だけ、容器本体の内側の空間の容積が増加する。一方、液状糊を保持している塗布部材は気密になっているため、容器本体の外側の空気は塗布部材を通過して容器本体の内側に移動することができない。そのため、塗布部材の上面から液状糊が塗布し続けられると、容器本体の内側の空間の容積が増加した分だけ、容器本体の内側の空間の圧力が低下してしまう。それゆえ、容器本体内に収容された液状糊が毛細管現象によって塗布部材の上面に補給されづらくなってしまう。
【0026】
この点に鑑み、請求項2及び3に記載の液状糊容器では、塗布部材の上面と下面とを連通する穴が形成され、好ましくは、その穴と塗布部材の側面とを連通する溝が形成されている。つまり、請求項2及び3に記載の液状糊容器では、容器本体内に収容された液状糊が毛細管現象によって塗布部材の上面に補給されると、塗布部材の上面に補給された液状糊の量に相当する量の空気が、容器本体の外側から塗布部材の穴および溝を介して容器本体の内側に移動せしめられる。そのため、容器本体の内側の空間の圧力が低下するのに伴って、容器本体内に収容された液状糊が塗布部材の上面に補給されづらくなってしまうのを回避することができる。
【0027】
塗布部材の上面が平坦に形成されている場合には、被塗布物が塗布部材の上面に貼り付いてしまい、塗布部材の上面から被塗布物を剥がしづらくなってしまうおそれがある点に鑑み、請求項4に記載の液状糊容器では、塗布部材の上面に凹凸が形成されている。そのため、液状糊が塗布された被塗布物を塗布部材の上面から容易に剥がすことができる。
【0028】
請求項5に記載の液状糊容器では、容器本体に対して塗布部材を固定するために容器本体の上側に配置された固定部材に貫通穴が形成され、その貫通穴を塞ぐための栓部材が設けられている。つまり、請求項5に記載の液状糊容器の使用時には、固定部材の貫通穴が栓部材によって塞がれ、容器本体内に収容された液状糊がその貫通穴を介して容器本体の外側に漏れ出してしまうのが回避されている。一方、請求項5に記載の液状糊容器の液状糊の補給時には、栓部材が貫通穴から取り外され、その貫通穴を介して液状糊が容器本体内に補給される。そのため、請求項5に記載の液状糊容器によれば、塗布部材を容器本体から取り外す必要なく、液状糊を容器本体内に補給することができる。すなわち、使用者が塗布部材に触れて手を汚す必要なく、液状糊を容器本体内に補給することができる。
【0029】
請求項6に記載の液状糊容器では、容器本体に対して塗布部材を固定するために容器本体の上側に配置された固定部材および/または容器本体が透明な材料によって形成されている。そのため、容器本体内に収容された液状糊の残量を容易に確認することができる。
【0030】
請求項7に記載の液状糊容器では、容器本体に対して螺合結合可能な蓋部材の側面にリブが設けられている。そのため、螺合結合せしめられた容器本体と蓋部材とが液状糊によって固着している場合であっても、容器本体と蓋部材とを容易に分離することができる。
【0031】
請求項8に記載の液状糊容器では、塗布部材を覆うために設けられた蓋部材の上面と、容器本体の下面とが相補形状に形成されている。そのため、複数の液状糊容器を積み重ねることができる。
【0032】
請求項9に記載の液状糊容器では、容器本体の下面に補強用リブが設けられている。そのため、多数の液状糊容器が積み重ねられるのに伴って、容器本体の下面が変形してしまうのを抑制することができる。
【0033】
請求項10に記載の液状糊容器では、容器本体に対して塗布部材を固定するために容器本体の上側に配置された固定部材の上面の内縁部がテーパ状に形成されている。詳細には、固定部材の上面の内縁部が塗布部材の側に傾斜せしめられている。そのため、塗布部材から滲み出た液状糊を塗布部材に戻すことができる。
【0034】
請求項11に記載の液状糊容器では、塗布部材を覆うための蓋部材が設けられ、塗布部材の穴と嵌合可能なピンがその蓋部材に設けられている。そのため、液状糊容器の不使用時に、蓋部材によって塗布部材を覆っておくことにより、塗布部材の穴に蓋部材のピンが嵌合せしめられ、それにより、塗布部材の穴内で液状糊が固着してしまうのを回避することができる。
【0035】
請求項12に記載の液状糊容器では、蓋部材のピンが蓋部材の中心に配置されている。詳細には、塗布部材が蓋部材によって覆われると、塗布部材の穴が蓋部材のピンと嵌合せしめられるように、蓋部材のピンが蓋部材の中心に配置されている。そのため、塗布部材に対する蓋部材の回転方向位置を調整する必要なく、塗布部材の穴に蓋部材のピンを嵌合させることができる。
【0036】
請求項13に記載の液状糊容器では、蓋部材のピンの外径が塗布部材の穴の内径より大きくされている。そのため、液状糊容器の不使用時に、蓋部材によって塗布部材を覆っておくことにより、塗布部材の穴にピンが嵌合せしめられ、それにより、塗布部材の穴が塗布部材の穴以外の部分と同様に気密に維持される。その結果、液状糊容器の不使用時に液状糊容器が上下逆向きにされた場合であっても、塗布部材の穴から液状糊が漏れ出してしまうのを回避することができる。
【0037】
請求項14に記載の液状糊容器では、容器本体に対して塗布部材を固定するために容器本体の上側に配置された固定部材の上面と協働してシール部を構成するための突起が、塗布部材を覆うための蓋部材に設けられている。そのため、液状糊容器の不使用時に、蓋部材によって塗布部材を覆っておくことにより、固定部材の上面と蓋部材の突起とが協働せしめられシール部が構成される。それにより、固定部材と蓋部材との間がシールされる。その結果、液状糊容器の不使用時に液状糊容器が上下逆向きにされた場合であっても、固定部材と蓋部材との間から液状糊が漏れ出してしまうのを回避することができる。
【0038】
請求項15に記載の液状糊容器では、塗布部材を支持するために容器本体に形成された支持面の外径が塗布部材の外径より大きくされ、その支持面のうち、塗布部材の外縁より外側の部分が内側に傾斜せしめられている。そのため、容器本体内の液状糊の残量が少ない時に、その傾斜を利用して容器本体内の液状糊を内側に移動させ、塗布部材に保持させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
以下、本発明の液状糊容器の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態の液状糊容器の断面図である。図1において、1は液状糊を示しており、2は液状糊を収容した容器本体を示している。容器本体2は、例えば樹脂によって形成されている。好ましくは、容器本体2内に収容された液状糊1の残量を外部から視認できるようにするために、容器本体2は透明な材料によって形成されている。
【0040】
また、図1において、3は容器本体2内に収容された液状糊1を被塗布物(図示せず)に塗布するための塗布部材を示している。塗布部材3は、例えばスポンジのような、液状糊1を保持可能な材料によって形成されている。詳細には、第1の実施形態の液状糊容器では、塗布部材3の一部が液状糊1に浸漬せしめられると、塗布部材3のうち、液状糊1に浸漬せしめられていない部分にも、毛細管現象によって液状糊1が保持される。
【0041】
更に、図1において、4は容器本体2に対して塗布部材3を固定するために容器本体2の上側に配置された固定部材を示している。固定部材4は、例えば樹脂によって形成されている。好ましくは、容器本体2内に収容された液状糊1の残量を外部から視認できるようにするために、固定部材4は透明な材料によって形成されている。
【0042】
また、図1において、6は容器本体2に対して螺合結合可能な蓋部材を示している。蓋部材6は、例えば樹脂によって形成されている。第1の実施形態の液状糊容器では、蓋部材6が容器本体2に対して螺合結合可能に構成されているが、第2の実施形態の液状糊容器では、代わりに、蓋部材6を容器本体2に対してスナップフィット式に着脱可能に構成することも可能である。また、第3の実施形態の液状糊容器では、代わりに、蓋部材6がヒンジによって容器本体2に対して開閉できるように構成することも可能である。
【0043】
第1の実施形態の液状糊容器の不使用時には、図1に示すように、蓋部材6が容器本体2に螺合結合せしめられ、その結果、液状糊1、塗布部材3および固定部材4が、蓋部材6によって覆われている。
【0044】
一方、第1の実施形態の液状糊容器の使用時には、例えば机上に容器本体2が載置され、蓋部材6が容器本体2から取り外される。その結果、塗布部材3の上面が露出せしめられる。次いで、被塗布物が塗布部材3の上面に当接せしめられ、それにより、液状糊1が被塗布物に塗布される。
【0045】
第1の実施形態の液状糊容器では、液状糊容器の使用時に容器本体2を上下逆向きにしなくても液状糊1が塗布部材3に保持されているようにするために、図1に示すように、塗布部材3の一部が液状糊1に浸漬せしめられている。更に、被塗布物(図示せず)が塗布部材3の上面に当接せしめられるのを容易にするために、塗布部材3の上面が、容器本体2の上端部より上側に突出せしめられている。詳細には、塗布部材3の上面が、固定部材4の上面より上側に突出せしめられている。
【0046】
図2は図1に示した容器本体2の部品図である。詳細には、図2(A)は容器本体2の平面図、図2(B)は容器本体2の横断面図である。図2に示すように、容器本体2は、液状糊1を収容する容器の底部分として機能する底部2aと、液状糊1を収容する容器の側壁部分として機能する側壁部2bと、脚部2cとによって構成されている。
【0047】
図2において、2a1は底部2aの上面を示しており、2a2は底部2aの下面を示している。図2に示すように、底部2aの上面2a1は、水平部分2a1aと、傾斜部分2a1bとによって構成されている。水平部分2a1aは容器本体2の中心側、つまり、内側に配置されており、傾斜部分2a1bは水平部分2a1aの外側に配置されている。また、傾斜部分2a1bは、容器本体2内の液状糊1の残量が少ない時に、容器本体2内の液状糊1を内側(中心側)に移動させて塗布部材3(図1参照)に保持させるために、内側に傾斜せしめられている。つまり、容器本体2の底部2aの上面2a1の外側部分(傾斜部分2a1b)がテーパ状に形成されている。換言すれば、塗布部材3(図1参照)を支持するための支持面としての上面2a1の外径が、塗布部材3(図1参照)の外径より大きくされ、上面2a1のうち、塗布部材3(図1参照)の外縁より外側に位置する傾斜部分2a1bが、内側(中心側)に傾斜せしめられている。更に、底部2aの下面2a2には、底部2aを補強するための補強用リブ2a2aが形成されている。
【0048】
また、図2において、2b1は側壁部2bの内周面を示しており、2b2は側壁部2bの外周面に形成された雄ねじ部を示しており、2b3は側壁部2bの上端部を示しており、2c1は脚部2cの下端部を示している。
【0049】
図3は図1に示した塗布部材3の部品図である。詳細には、図3(A)は塗布部材3の後側面図、図3(B)は塗布部材3の平面図、図3(C)は塗布部材3の左側面図、図3(D)は塗布部材3の斜視図である。第1の実施形態の液状糊容器では、図3に示す塗布部材3が、図1および図2に示すように、容器本体2の底部2aの上面2a1の水平部分2a1a上に載置せしめられ、傾斜部分2a1b上には載置せしめられない。
【0050】
図3において、3aは容器本体2内の液状糊1(図1参照)に直接浸漬せしめられない塗布部材3の上側部分を示しており、3bは容器本体2内の液状糊1(図1参照)に直接浸漬せしめられる塗布部材3の下側部分を示している。上述したように、第1の実施形態の液状糊容器では、例えばスポンジのような、液状糊1を保持可能な材料によって塗布部材3が形成されているため、図1および図3に示すように、塗布部材3の下側部分3bが液状糊1に浸漬せしめられると、毛細管現象によって塗布部材3の上側部分3aにも液状糊1が保持される。
【0051】
また、図3において、3cは塗布部材3の上面を示しており、3dは塗布部材3の側面を示しており、3eは塗布部材3の下面を示している。図3に示すように、塗布部材3の上面3cには、複数の溝3c1が形成され、それにより、塗布部材3の上面3cに凹凸が形成されている。また、塗布部材3の下面3eには、上面3cの溝3c1と直交する複数の溝3e1が形成されている。更に、塗布部材3には、上面3cと下面3eとを連通する穴3fが形成されている。詳細には、図3(C)に示すように、この穴3fは、下面3eに形成された複数の溝3e1のうちの1つと連通せしめられている。換言すれば、第1の実施形態の液状糊容器では、塗布部材3の上面3cが、穴3fおよび溝3e1を介して側面3dと連通せしめられている。
【0052】
そのため、第1の実施形態の液状糊容器では、図1および図3に示すように、容器本体2内の液状糊1が毛細管現象によって塗布部材3の上面3cに補給されると、塗布部材3の上面3cに補給された液状糊1の量に相当する量の空気が、容器本体2の外側から塗布部材3の上面3c、穴3f、溝3e1および側面3dを介して容器本体2の内側に移動せしめられる。それゆえ、第1の実施形態の液状糊容器によれば、容器本体2の内側の空間の圧力が低下するのに伴って、容器本体2内の液状糊1が塗布部材3の上面3cに補給されづらくなってしまうのを回避することができる。
【0053】
第1の実施形態の液状糊容器では、図3に示すように、複数の溝3c1を形成することにより塗布部材3の上面3cに凹凸が形成されているが、第4の実施形態の液状糊容器では、代わりに、例えば複数の円ボスを形成することにより塗布部材3の上面3cに凹凸を形成することも可能である。
【0054】
図4は図1に示した固定部材4の部品図である。詳細には、図4(A)は固定部材4の平面図、図4(B)は固定部材4の正面図、図4(C)は固定部材4の横断面図である。図4に示すように、固定部材4は、容器本体2内の液状糊1(図1参照)を覆うための天井部4aと、容器本体2の側壁部2bの内周面2b1(図2参照)に対して圧入せしめられる側壁部4bとによって構成されている。
【0055】
図4において、4a1は固定部材4の天井部4aの上面を示しており、4a1aは天井部4aの上面4a1の内縁部を示している。図4に示すように、この内縁部4a1aは、塗布部材3(図1参照)から固定部材4の天井部4aの上面4a1上に溢れ出た液状糊1(図1参照)を内側(中心側)に移動させて塗布部材3に保持させるために、内側に傾斜せしめられている。つまり、第1の実施形態の液状糊容器では、固定部材4の天井部4aの上面4a1の内縁部4a1aがテーパ状に形成されている。
【0056】
また、図4において、4a2は天井部4aの内周面を示している。この内周面4a2は、塗布部材3の側面3d(図3参照)と協働して締まり嵌めを構成している。つまり、図1および図4に示すように、塗布部材3は、固定部材4の天井部4aの内周面4a2によって拘持されている。
【0057】
更に、図4において、4a3は液状糊1を容器本体2(図1参照)内に補給するための補給用穴を示しており、4a4は補給用穴4a3を塞ぐ栓部材5(図5参照)を固定部材4に対して固定するための固定用穴を示しており、4b1は側壁部4bの外周面を示している。この外周面4b1は、容器本体2の側壁部2bの内周面2b1(図2参照)と協働して締まり嵌めを構成している。つまり、図1、図2および図4に示すように、固定部材4は、容器本体2の側壁部2bの内周面2b1によって拘持されている。
【0058】
図5は栓部材5を拡大して示した部品図である。詳細には、図5(A)は栓部材5の平面図、図5(B)は栓部材5の正面図である。図5において、5aは固定部材4の補給用穴4a3(図4参照)に圧入せしめられる栓部を示しており、5bは固定部材4の固定用穴4a4(図4参照)に圧入せしめられる固定部を示している。5cは補給用穴4a3(図4参照)から栓部5aを取り外す時に把持されるグリップ部を示している。第1の実施形態の液状糊容器では、例えばゴムのような弾性変形可能な材料によって栓部材5が形成されている。
【0059】
図6は図1に示した蓋部材6の部品図である。詳細には、図6(A)は蓋部材6の平面図、図6(B)は蓋部材6の正面図、図6(C)は蓋部材6の横断面図である。図6に示すように、蓋部材6は、天井部6aと側壁部6bとによって構成されている。図6において、6a1は天井部6aの上面を示しており、6a1aは天井部6aの上面6a1の外縁部を示している。図1、図2および図6に示すように、この外縁部6a1aは容器本体2の脚部2cの下端部2c1を収容するために凹状に形成されている。つまり、蓋部材6の天井部6aの上面6a1の外縁部6a1aと、容器本体2の脚部2cの下端部2c1とは、相補形状に形成されている。そのため、図1に示した第1の実施形態の液状糊容器を複数個、安定して積み重ねることができる。
【0060】
また、図6において、6a2は蓋部材6が容器本体2(図1参照)に螺合結合せしめられた時に塗布部材3の穴3f(図3参照)と嵌合せしめられるピンを示している。このピン6a2の外径は塗布部材3の穴3f(図3参照)の内径より大きくされている。そのため、図1に示すように、塗布部材3の穴3f(図3参照)に蓋部材6のピン6a2(図6参照)が嵌合せしめられると、塗布部材3の穴3fが塗布部材3の穴3f以外の部分と同様に気密に維持される。つまり、図1に示すように、塗布部材3の穴3f(図3参照)に蓋部材6のピン6a2(図6参照)が嵌合せしめられると、容器本体2内の液状糊1(図1参照)が塗布部材3の下面3eの溝3e1および穴3f(図3参照)を介して塗布部材3の上面3cの側に漏れ出してしまうのが回避される。また、図6に示すように、このピン6a2は蓋部材6の中心に配置されている。詳細には、ピン6a2は、容器本体2(図1参照)に対して螺合結合せしめられる蓋部材6の回転中心上に配置されている。
【0061】
第1の実施形態の液状糊容器では、図6に示すように、蓋部材6の天井部6aの上面6a1と、ピン6a2とが一部材によって形成されているが、第5の実施形態の液状糊容器では、蓋部材6の天井部6aの上面6a1と、ピン6a2とを別部材によって形成し、例えば圧入、螺合結合などによって蓋部材6の天井部6aの上面6a1に対してピン6a2を固定することも可能である。
【0062】
更に、図6において、6a3は蓋部材6が容器本体2(図1参照)に螺合結合せしめられた時に固定部材4の天井部4aの上面4a1(図4参照)と協働してシール部を構成するための突起を示している。6b1は側壁部6bの内周面に形成された雌ねじ部を示しており、6b2は側壁部6bの外周面を示している。図6に示すように、側壁部6bの外周面6b2には、容器本体2(図1参照)から蓋部材6を取り外す時における蓋部材6のグリップ力を向上させるためのリブ6b2aが設けられている。
【0063】
上述したように、第1の実施形態の液状糊容器では、容器本体2内に収容された液状糊1を塗布するための塗布部材3(図1参照)が、例えばスポンジのような液状糊1を保持可能な材料によって形成されている。また、塗布部材3の下側部分3b(図3参照)が、容器本体2内に収容された液状糊1に浸漬せしめられている。そのため、液状糊1に浸漬せしめられていない塗布部材3の上側部分3a(図3参照)にも、毛細管現象によって液状糊1が保持されている。更に、液状糊1が保持されている塗布部材3の上面3c(図3参照)が、容器本体2の側壁部2bの上端部2b3(図2参照)および固定部材4の天井部4aの上面4a1(図4参照)より上側に突出せしめられている。
【0064】
そのため、第1の実施形態の液状糊容器によれば、使用者は、容器本体2を把持する必要なく、塗布部材3の上面3c(図3参照)に被塗布物(図示せず)を当接させることにより、塗布部材3の上面3c(図3参照)に保持されている液状糊1を被塗布物(図示せず)に塗布することができる。詳細には、容器本体2内に収容された液状糊が毛細管現象によって塗布部材3の上面3c(図3参照)に補給し続けられるため、使用者は、容器本体2を把持することなく例えば机上に載置したままで、液状糊1を被塗布物(図示せず)に塗布し続けることができる。
【0065】
また、第1の実施形態の液状糊容器では、図3に示したように、塗布部材3の上面3cと下面3eとを連通する穴3fが形成され、その穴3fと塗布部材3の側面3dとを連通する溝3e1が形成されている。つまり、第1の実施形態の液状糊容器では、容器本体2内に収容された液状糊1(図1参照)が毛細管現象によって塗布部材3の上面3cに補給されると、塗布部材3の上面3cに補給された液状糊1の量に相当する量の空気が、容器本体2の外側から塗布部材3の穴3fおよび溝3e1を介して容器本体2の内側に移動せしめられる。そのため、容器本体2の内側の空間の圧力が低下するのに伴って、容器本体2内に収容された液状糊1が塗布部材3の上面3cに補給されづらくなってしまうのを回避することができる。
【0066】
更に、第1の実施形態の液状糊容器では、図3に示したように、塗布部材3の上面3cに凹凸が形成されている。そのため、液状糊1が塗布された被塗布物(図示せず)を塗布部材3の上面3cから容易に剥がすことができる。
【0067】
また、第1の実施形態の液状糊容器では、図4および図5に示したように、容器本体2に対して塗布部材3(図1参照)を固定するために容器本体2の上側に配置された固定部材4に補給用穴4a3が形成され、その補給用穴4a3を塞ぐための栓部材5が設けられている。つまり、第1の実施形態の液状糊容器の使用時には、固定部材4の補給用穴4a3が栓部材5によって塞がれ、容器本体2内に収容された液状糊1がその補給用穴4a3を介して容器本体2の外側に漏れ出してしまうのが回避されている。一方、第1の実施形態の液状糊容器の液状糊1の補給時には、栓部材5が補給用穴4a3から取り外され、その補給用穴4a3を介して液状糊1が容器本体2内に補給される。そのため、第1の実施形態の液状糊容器によれば、塗布部材3(図1参照)を容器本体2から取り外す必要なく、液状糊1を容器本体2内に補給することができる。すなわち、使用者が塗布部材3に触れて手を汚す必要なく、液状糊1を容器本体2内に補給することができる。
【0068】
更に、第1の実施形態の液状糊容器では、上述したように、容器本体2に対して塗布部材3を固定するために容器本体2の上側に配置された固定部材4(図1参照)および容器本体2が透明な材料によって形成されている。そのため、容器本体2内に収容された液状糊1の残量を容易に確認することができる。
【0069】
また、第1の実施形態の液状糊容器では、図6に示したように、容器本体2(図1参照)に対して螺合結合可能な蓋部材6の外周面6b2にリブ6b2aが設けられている。そのため、螺合結合せしめられた容器本体2と蓋部材6とが液状糊1によって固着している場合であっても、容器本体2と蓋部材6とを容易に分離することができる。
【0070】
更に、第1の実施形態の液状糊容器では、図1に示したように、塗布部材3を覆うために設けられた蓋部材6の上面6a1の外縁部6a1a(図6参照)と、容器本体2の脚部2cの下端部2c1(図2参照)とが相補形状に形成されている。そのため、複数の液状糊容器を積み重ねることができる。
【0071】
また、第1の実施形態の液状糊容器では、図2に示したように、容器本体2の底部2aの下面2a2に補強用リブ2a2aが設けられている。そのため、多数の液状糊容器が積み重ねられるのに伴って、容器本体2の底部2aが変形してしまうのを抑制することができる。
【0072】
更に、第1の実施形態の液状糊容器では、図4に示したように、容器本体2に対して塗布部材3(図1参照)を固定するために容器本体2の上側に配置された固定部材4の上面4a1の内縁部4a1aがテーパ状に形成されている。詳細には、固定部材4の上面4a1の内縁部4a1aが塗布部材3(図1参照)の側に傾斜せしめられている。そのため、塗布部材3から滲み出た液状糊1を塗布部材3に戻すことができる。
【0073】
また、第1の実施形態の液状糊容器では、図6に示したように、塗布部材3(図1参照)を覆うための蓋部材6が設けられ、塗布部材3の穴3f(図3参照)と嵌合可能なピン6a2がその蓋部材6に設けられている。そのため、液状糊容器の不使用時に、蓋部材6によって塗布部材3を覆っておくことにより、塗布部材3の穴3fに蓋部材6のピン6a2が嵌合せしめられ、それにより、塗布部材3の穴3f内で液状糊1が固着してしまうのを回避することができる。
【0074】
更に、第1の実施形態の液状糊容器では、図6に示したように、蓋部材6のピン6a2が蓋部材6の中心に配置されている。詳細には、塗布部材3が蓋部材6によって覆われると、塗布部材3の穴3f(図3参照)が蓋部材6のピン6a2と嵌合せしめられるように、蓋部材6のピン6a2が蓋部材6の中心に配置されている。そのため、塗布部材3に対する蓋部材6の回転方向位置を調整する必要なく、塗布部材3の穴3fに蓋部材6のピン6a2を嵌合させることができる。
【0075】
また、第1の実施形態の液状糊容器では、上述したように、蓋部材6のピン6a2(図6参照)の外径が塗布部材3の穴3f(図3参照)の内径より大きくされている。そのため、液状糊容器の不使用時に、蓋部材6によって塗布部材3を覆っておくことにより、塗布部材3の穴3fにピン6a2が嵌合せしめられ、それにより、塗布部材3の穴3fが塗布部材3の穴3f以外の部分と同様に気密に維持される。その結果、液状糊容器の不使用時に液状糊容器が上下逆向きにされた場合であっても、塗布部材3の穴3fから液状糊1(図1参照)が漏れ出してしまうのを回避することができる。
【0076】
更に、第1の実施形態の液状糊容器では、図4および図6に示したように、固定部材4の上面4a1と協働してシール部を構成するための突起6a3が、塗布部材3(図1参照)を覆うための蓋部材6に設けられている。そのため、液状糊容器の不使用時に、蓋部材6によって塗布部材3を覆っておくことにより、固定部材4の上面4a1と蓋部材6の突起6a3とが協働せしめられシール部が構成される。それにより、固定部材4と蓋部材6との間がシールされる。その結果、液状糊容器の不使用時に液状糊容器が上下逆向きにされた場合であっても、固定部材4と蓋部材6との間から液状糊1(図1参照)が漏れ出してしまうのを回避することができる。
【0077】
また、第1の実施形態の液状糊容器では、図1および図2に示したように、塗布部材3を支持するために容器本体2に形成された底部2aの上面2a1の外径が塗布部材3の外径より大きくされ、その上面2a1のうち、塗布部材3の外縁より外側の部分に傾斜部分2a1bが設けられている。そのため、容器本体2内の液状糊1の残量が少ない時に、その傾斜を利用して容器本体2内の液状糊1を内側に移動させ、塗布部材3に保持させることができる。
【0078】
第6の実施形態の液状糊容器では、上述した第1から第5の実施形態の液状糊容器を適宜組合わせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】第1の実施形態の液状糊容器の断面図である。
【図2】図1に示した容器本体2の部品図である。
【図3】図1に示した塗布部材3の部品図である。
【図4】図1に示した固定部材4の部品図である。
【図5】栓部材5を拡大して示した部品図である。
【図6】図1に示した蓋部材6の部品図である。
【符号の説明】
【0080】
1 液状糊
2 容器本体
2a1 上面
2a1a 水平部分
2a1b 傾斜部分
2a2 下面
2a2a 補強用リブ
2b 側壁部
2b1 内周面
2b2 雄ねじ部
2b3 上端部
2c 脚部
2c1 下端部
3 塗布部材
3a 上側部分
3b 下側部分
3c 上面
3c1 溝
3d 側面
3e 下面
3e1 溝
3f 穴
4 固定部材
4a 天井部
4a1 上面
4a1a 内縁部
4a2 内周面
4a3 補給用穴
4a4 固定用穴
4b 側壁部
4b1 外周面
5 栓部材
5a 栓部
5b 固定部
5c グリップ部
6 蓋部材
6a 天井部
6a1 上面
6a1a 外縁部
6a2 ピン
6a3 突起
6b 側壁部
6b1 雌ねじ部
6b2 外周面
6b2a リブ




 

 


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