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発明の名称 筆記具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−253368(P2007−253368A)
公開日 平成19年10月4日(2007.10.4)
出願番号 特願2006−77856(P2006−77856)
出願日 平成18年3月21日(2006.3.21)
代理人
発明者 伊藤 喜博
要約 課題

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
軸筒と異なる材質の把持部を備えた筆記具であって、前記把持部が陶磁器により構成されることを特徴とする筆記具。
【請求項2】
前記把持部の全長をLとし、外径をAとし、内径をBとするとき、(A−B)/L≧0.03の関係を満たすことを特徴とする請求項1記載の筆記具。
【請求項3】
前記把持部の重量が筆記具重量全体の20%以上を占めることを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記具。
【請求項4】
前記把持部の最大外径が10mm以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の筆記具。
【請求項5】
前記把持部の表面に釉薬を塗布してなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の筆記具。
【請求項6】
前記把持部の表面が凹凸を有するような加飾を施してなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の筆記具。
【請求項7】
前記把持部の前方及び/又は後方の軸筒に凸部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の筆記具。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具に関する。更には、把持部を陶磁器で構成した筆記具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、軸筒を陶器により形成した筆記具が開示されている(例えば特許文献1、2参照)。
前記筆記具は、一端又は両端を開口する中空状(筒状)の陶器を軸筒として用いることにより、意匠性の高い外観と優れた質感が得られるものである。しかしながら、軸筒として用いるためには全長を比較的長くする必要があるため、成形性や強度の観点から、厚肉状にする必要がある。そのため、軸筒の外径が太くなってしまい、実用性に欠けるものとなる。
【特許文献1】実開昭58−53681号公報
【特許文献2】実開平5−82585号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、前記問題を解決するものであって、筆記具部材に陶磁器を用いたとしても、肉厚を厚くすることなく充分な強度を得ることができると共に、部材成形時にも破損することなく比較的容易に成形できる、高い意匠性と優れた質感を合わせもった筆記具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、軸筒と異なる材質の把持部を備えた筆記具であって、前記把持部が陶磁器により構成されることを要件とする。
更に、前記把持部の全長をLとし、外径をAとし、内径をBとするとき、(A−B)/L≧0.03の関係を満たすことを要件とする。
更には、前記把持部の重量が筆記具重量全体の20%以上を占めること、前記把持部の最大外径が10mm以下であること、前記把持部の表面に釉薬を塗布してなること、前記把持部の表面が凹凸を有するような加飾を施してなること、前記把持部の前方及び/又は後方の軸筒に凸部を設けてなることを要件とする。
尚、本発明において「前」とは、ペン先側を示し、「後」とは、軸筒側を示す。
【発明の効果】
【0005】
本発明の請求項1により、外観の意匠性が高く、質感に優れた筆記具となる。
【0006】
本発明の請求項2により、使用時及び成形時に破損し難い強度と、高い成形性とを備えた把持部を得ることができる。
【0007】
本発明の請求項3により、前方に重心が位置し易くなり、筆記時の重量バランスに優れたものとなる。
【0008】
本発明の請求項4においては、厚肉状にすることなく充分な強度を備えた把持部により、筆記具外径が細いものであって破損し難いものとなる。
【0009】
本発明の請求項5により、更に強度を高めることができる。
【0010】
本発明の請求項6により、装飾性を高めると共に、把持した際の滑り止め効果と、高い質感とが得られる。
【0011】
本発明の請求項7により、落下時に把持部が直接接触することを抑制できるので、把持部が破損し難くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の筆記具は、樹脂や金属等の陶磁器以外の材質から形成される軸筒の把持する箇所に、陶磁器製の把持部を設けた軸筒を用いた装飾性及び質感の高い筆記具である。
【0013】
前記把持部は陶器、磁器、ボーンチャイナ、ニューボーン、セラミックス、ファインセラミックス、ガラス等の陶磁器で構成され、筆記時に把持できるように筆記具の前方(即ち、筆記具全長の1/2よりペン先側)に少なくとも設けられる。これにより質感の高い把持部を形成している。
前記把持部は、全長をLとし、外径をAとし、内径をBとするとき、(A−B)/L≧0.03の関係(即ち、把持部の全長に対する肉厚の割合が1.5%以上)を満たすように成形される。
前記関係を満たすことで、所望の長さに適した肉厚で把持部が得られるので、成形時に極端な偏肉により充分な強度が得られ難くなることを抑制できる。
特に、前記関係を満たすことにより、使用時及び成形時に欠けやヒビ割れ等の破損が生じ難い強度を備えた把持部を得ることができるので、把持部を細い外径(具体的には最大外径が10mm以下)にした場合であっても、充分な強度のものが得られる。
また、前記関係式において特に上限は限定されないが、0.4≧(A−B)/L(即ち、把持部の全長に対する肉厚の割合が20%以下)、好ましくは0.2≧(A−B)/L(即ち、把持部の全長に対する肉厚の割合が10%以下)とすることにより、筆記具用の把持部に最適な寸法となる。
【0014】
前記把持部は略円筒、多角筒(即ち、断面形状が円、楕円、正多角形、角部を面取してなる正多角形等である筒状)に形成され、軸筒の少なくとも前側に配置される。その際、前記把持部の肉厚は2mm以下、好ましくは1.5mm以下とすることが好ましい。それにより、筆記具外径を太くすることなく把持部を設けることが可能となる。また、把持した際の強度を充分に得るために、前記肉厚は0.5mm以上とすることが好ましい。
【0015】
前記把持部には、表面が凹凸状になるような加飾を施すことが好ましい。それにより、筆記時に把持部を把持した際に、指が滑ることを防止できる。
前記加飾としては、複数の溝部や山部(例えば円周状の溝や半円状の突起)等の形状的なものや、図柄模様の絵付け等の後加工的(表面処理的)なものが例示でき、装飾性を高めると共に、把持部の滑り止め効果を高めることができる。
また、前記把持部としては陶磁器であれば素焼き状態のものも使用できるが、釉薬を塗布することが好ましい。それにより、陶磁器により高い強度を付与できると共に、強い光沢感が得られる。
【0016】
前記把持部の重量としては、筆記具重量全体の20%以上を占めるように設定することが好ましい。それにより、筆記具全体の重心を全長の1/2より前方に位置することが容易にできるので、筆記時の重量バランスに優れた筆記具となる。
【0017】
前記把持部を前方表面に配設する軸筒は、樹脂や金属や木材等の陶磁器以外の材質から形成されるものであり、インキを直接又は他の部材を介して収容できるように中空状に形成される。
前記軸筒の把持部を配設した箇所の前方及び/又は後方には、把持部の最大外径よりも外径が大きくなるような凸部を設けることが好ましい。前記凸部により、落下等の衝撃が加わっても、把持部に直接衝撃を受けないため、ひび割れや欠け等が生じることを回避でき、筆記時の安全性が維持できる。
前記凸部は、軸筒外周面に部分的に設けたり、連続的(例えば鍔状)に設けることができる。
【0018】
前記筆記具は、使用時に把持する箇所(軸筒外周面)に陶磁器製の把持部を備えたものであれば、構造や形状を特に限定することなく汎用のボールペンやマーキングペンの形態(キャップ式やペン先出没式等)で使用できる。
例えば、マーキングペンとしては、繊維ペン体、フェルトペン体、プラスチックペン体、万年筆型金属ペン体等を筆記先端部に装着し、軸筒内部に収容した繊維束からなるインキ吸蔵体にインキを含浸させ、筆記先端部にインキを供給する構造、軸筒内部に直接インキを収容し、櫛溝状のインキ流量調節部材や繊維束からなるインキ流量調節部材を介在させる構造、軸筒内部に直接インキを収容して、弁機構により前記筆記先端部に所定量のインキを供給する構造のマーキングペン(サインペン、フェルトペン、筆ペン等)が挙げられる。
また、ボールペンとしては、例えば、軸筒内部に収容した繊維束からなるインキ吸蔵体にインキを含浸させ、筆記先端部にインキを供給する構造、軸筒内部に直接インキを収容し、櫛溝状のインキ流量調節部材や繊維束からなるインキ流量調節部材を介在させる構造、軸筒内にインキ組成物を充填したインキ収容管を有し、該インキ収容管はボールを先端部に装着したチップに連通しており、更にインキの端面には逆流防止用に液栓や固体栓等のインキ追従体が密接している構造のボールペンを例示できる。
【実施例】
【0019】
本発明の実施例を以下の図面に従って説明する。
図1は本発明の筆記具のペン先出没時の外観図であり、図2は把持部の断面図である。
【0020】
筆記具1は、軸筒2後端の作動部22を前方に押圧することでペン先4を出没するペン先出没式筆記具であり、軸筒2表面の前方に陶磁器製の把持部3が配設されると共に、後方に金属製クリップ5が固着される。
【0021】
前記筆記具1の軸筒2は、PP樹脂、PC樹脂、PS樹脂、PET樹脂、ABS樹脂等の合成樹脂からなる中空状成形物(具体的にはPC樹脂で構成される成形物)であり、把持部後方位置で前方首部(ペン先側)と後方胴部(作動部側)に分割できるように螺着されている。
前記軸筒2内には、先端にペン先4がホルダーを介して圧入保持されるインキ収容管内に、直接インキ及びインキ追従体を内蔵するボールペンレフィルが収容されると共に、作動部22の操作で前記レフィルを前後方向に移動する回転カム機構が配設されている。
また、前記軸筒2の胴部の外径は9mmに設定されている。
【0022】
更に、前記軸筒2前方の首部には、外径Dを10mmに設定された鍔部21が設けられており、軸筒2の他の部分より表面に突出した形状となっている。
前記鍔部21を設けることで、筆記具1が落下した際に鍔部21が落下面と接触するものとなる。
【0023】
前記把持部3は表面に釉薬処理を施した略円筒状の陶器で構成されており、軸筒2(首部)の外周面に固着状態に被覆されている。
前記把持部3は全長Lを40mmとし、外径Aを9mm、内径Bを7mm(即ち、肉厚が1mm)となるような形状を有している。よって、前記把持部3は(A−B)/L≧0.03の関係を満たすものであり、薄肉状の陶器部材であっても、成形性が高く、破損し難い構成となっている。
更に、前記鍔部21より外径が小さくなっているので、落下時に接触面と直接接触することがないため、より破損し難い構成となっている。
また、前記把持部3の表面には、多角形の図柄部31が絵付けされており、該図柄部31が把持部表面より若干盛り上がっている。そのため、前記図柄部31は装飾効果と共に、滑り止め効果を呈している。
【0024】
筆記具1の全長(ペン先4先端から作動部22後端までの距離)が130mmに設定され、全重量は7.7gに設定されている。また、前記筆記具1は、重心までの距離がペン先4先端から60mmに設定されており、中心よりも前方に重心を有する構造であるため、筆記時の重量バランスに優れたものになっている。
また、前記重量配分により、落下時には前方から落下するため、鍔部21が最初に接触するようになっている。そのため、把持部3がより損傷し難いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の筆記具の一実施例を示す外観図である。
【図2】把持部の断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 筆記具
2 軸筒
21 鍔部
22 作動部
3 把持部
31 図柄部
4 ペン先
5 クリップ
A 把持部の外径
B 把持部の内径
D 鍔部の最大外径
L 把持部の全長




 

 


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