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発明の名称 筆記具用キャップ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−118468(P2007−118468A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−315710(P2005−315710)
出願日 平成17年10月31日(2005.10.31)
代理人
発明者 伊藤 喜博
要約 課題
キャップの取り外し時に筆記具本体とキャップとの間で相対的なひねりが加わっても、ペン先シール部材が脱落するおそれがなく、しかも、キャップ内へのペン先シール部材のスムーズな圧入組立性を維持できる筆記具用キャップを提供する。

解決手段
本体2の内周面に軸方向に延びる複数本のリブ21・22を設ける。リブ21・22に、弾性材料よりなるペン先シール部材3の外周面を圧入する。ペン先シール部材3の外周面が圧接する各々のリブ21・22の内方端部から本体2軸心までの径方向の距離Lは、少なくとも1本のリブ21が他のリブ22よりも小さく設定される。また、前記距離Lは、隣り合うリブ21・22同士において異なる。
特許請求の範囲
【請求項1】
本体の内周面に軸方向に延びる複数本のリブを設け、前記リブに、弾性材料よりなるペン先シール部材を圧入してなる筆記具用キャップであって、ペン先シール部材の外周面が圧接する各々のリブの内方端部から本体軸心までの径方向の距離は、少なくとも1本のリブが他のリブよりも小さく設定されることを特徴とする筆記具用キャップ。
【請求項2】
本体の内周面に軸方向に延びる複数本のリブを設け、前記リブに、弾性材料よりなるペン先シール部材を圧入してなる筆記具用キャップであって、ペン先シール部材の外周面が圧接する各々のリブの内方端部から本体軸心までの径方向の距離が、隣り合うリブ同士において異なることを特徴とする筆記具用キャップ。
【請求項3】
本体の内周面に軸方向に延びる複数本のリブを設け、前記リブに、弾性材料よりなるペン先シール部材を圧入してなる筆記具用キャップであって、ペン先シール部材がリブに圧接保持された状態において、ペン先シール部材の外周面に凹部を備え、前記凹部にリブが係合してなることを特徴とする筆記具用キャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体の内周面に軸方向に延びる複数本のリブを設け、前記リブに、弾性材料よりなるペン先シール部材を圧入してなる筆記具用キャップに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、本体の内周面に軸方向に延びる複数本のリブを設け、前記リブに、弾性材料よりなるペン先シール部材の外周面を圧入してなる筆記具用キャップが開示されている。
【0003】
【特許文献1】実公平7-05234号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の筆記具用キャップは、キャップを筆記具本体から取り外す際に、筆記具本体とキャップとの間で相対的なひねり(即ち回転)が加わると、ペン先シール部材がペン先と密接状態でキャップ内で回転して、ペン先シール部材がキャップの内部から外部に脱落するおそれがある。また、前記ペン先シール部材の脱落を防止するために、ペン先シール部材と各々のリブとの圧接を強く設定すると、ペン先シール部材のキャップ内への圧入が困難になるおそれがある。
【0005】
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、キャップの取り外し時に筆記具本体とキャップとの間で相対的なひねりが加わっても、ペン先シール部材が脱落するおそれがなく、しかも、キャップ内へのペン先シール部材のスムーズな圧入組立性を維持できる筆記具用キャップを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(構成1)
本発明は、本体2の内周面に軸方向に延びる複数本のリブ21・22を設け、前記リブ21・22に、弾性材料よりなるペン先シール部材3を圧入してなる筆記具用キャップであって、ペン先シール部材3の外周面が圧接する各々のリブ21・22の内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lは、少なくとも1本のリブ21が他のリブ22よりも小さく設定されること(構成1)を要件とする。
【0007】
前記構成1の筆記具用キャップ1は、ペン先シール部材3の外周面が複数本のリブ21・22に圧接保持された状態において、前記リブ21・22の内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lが他のリブ22に比べて小さいリブ21が、ペン先シール部材3の外周面を径方向内方に深く圧接変形させ、ペン先シール部材3の外周面に径方向内方に深く食いつく。それにより、キャップ1の取り外し時に筆記具本体4とキャップとの間で相対的なひねりが加わっても、キャップ内でペン先シール部材3が回転せず、ペン先シール部材3が脱落するおそれがない。もし、前記各々のリブの内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lが等しく設定され、各々のリブによるペン先シール部材3の外周面の圧接変形量が均一であると、筆記具本体4とキャップ1との間で相対的なひねりが加わった際、ペン先41とペン先シール部材3との密接によってキャップ内でペン先シール部材3が容易に回転して、ペン先シール部材3がキャップ外部に脱落するおそれがある。
【0008】
また、前記構成1の筆記具用キャップ1は、全てのリブがペン先シール部材3の外周面に均一に強く圧接する構造ではないため、ペン先シール部材3を本体2内に圧入することが困難になるおそれがない。即ち、キャップ内へのペン先シール部材3のスムーズな圧入組立性を維持できる。
【0009】
(構成2)
また、本発明は、本体2の内周面に軸方向に延びる複数本のリブ21・22を設け、前記リブ21・22に、弾性材料よりなるペン先シール部材3を圧入してなる筆記具用キャップであって、ペン先シール部材3の外周面が圧接する各々のリブ21・22の内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lが、隣り合うリブ21・22同士において異なること(構成2)を要件とする。
【0010】
前記構成2の筆記具用キャップ1は、ペン先シール部材3の外周面が圧接する各々のリブ21・22の内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lが、隣り合うリブ21・22同士において異なることにより、ペン先シール部材3の外周面が複数本のリブ21・22に圧接保持された状態において、前記リブ21・22の内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lが他のリブ22に比べて小さいリブ21が、ペン先シール部材3の外周面を径方向内方に深く圧接変形させ、ペン先シール部材3の外周面に径方向内方に深く食いつく。それにより、キャップ1の取り外し時に筆記具本体4とキャップ1との間で相対的なひねりが加わっても、キャップ内でペン先シール部材3が回転せず、ペン先シール部材3が脱落するおそれがない。もし、前記各々のリブの内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lが等しく設定され、各々のリブによるペン先シール部材3の外周面の圧接変形量が均一であると、筆記具本体4とキャップ1との間で相対的なひねりが加わった際、ペン先41とペン先シール部材3との密接によってキャップ内でペン先シール部材3が容易に回転して、ペン先シール部材3がキャップ外部に脱落するおそれがある。
【0011】
また、前記構成2の筆記具用キャップ1は、全てのリブがペン先シール部材3の外周面に均一に強く圧接する構造ではないため、ペン先シール部材3を本体2内に圧入することが困難になるおそれがない。即ち、キャップ内へのペン先シール部材3のスムーズな圧入組立性を維持できる。
【0012】
尚、前記構成2において、前記ペン先シール部材3の外周面が圧接する各々のリブ21・22の内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lは、少なくとも隣り合う一組のリブ21・22の間で異なる構成であればよいが、全てのリブにおいて、隣り合うリブ21・22同士で異なることが好ましい。それにより、キャップ取り外し時にキャップ内でペン先シール部材3が回転することを一層回避でき、ペン先シール部材3のキャップ外部への脱落防止が一層確実となる。
【0013】
(構成3)
また、本発明は、本体2の内周面に軸方向に延びる複数本のリブ21・22を設け、前記リブ21・22に、弾性材料よりなるペン先シール部材3を圧入してなる筆記具用キャップであって、ペン先シール部材3がリブ21・22に圧接保持された状態において、ペン先シール部材3の外周面に凹部33・34を備え、前記凹部33・34にリブ21・22が係合してなること(構成3)を要件とする。
【0014】
前記構成3の筆記具用キャップ1は、ペン先シール部材3がリブ21・22に圧接保持された状態において、ペン先シール部材3の外周面に凹部33・34を設け、前記凹部33・34にリブ21・22が係合してなることにより、キャップの取り外し時に筆記具本体4とキャップとの間で相対的なひねりが加わっても、キャップ内でペン先シール部材3が回転せず、ペン先シール部材3が脱落するおそれがない。
【0015】
前記凹部33・34は、ペン先シール部材3の外周面にリブ21・22が圧接することによってペン先シール部材3の外周面を内方に変形させて形成してもよいし、あるいは、キャップ内に圧入する前にペン先シール部材3の外周面に予め形成してもよい。前記凹部33・34は、複数であることが好ましく、その場合、少なくとも一つの凹部33が他の凹部34より深く形成されること、または、隣り合う凹部33・34の深さが異なることが好ましい。また、前記凹部33・34は、軸方向に延びる形状を有する。
【発明の効果】
【0016】
請求項1によれば、キャップの取り外し時に筆記具本体とキャップとの間で相対的なひねりが加わっても、ペン先シール部材が脱落するおそれがなく、しかも、キャップ内へのペン先シール部材のスムーズな圧入組立性を維持できる。
【0017】
請求項2によれば、キャップの取り外し時に筆記具本体とキャップとの間で相対的なひねりが加わっても、ペン先シール部材が脱落するおそれがなく、しかも、キャップ内へのペン先シール部材のスムーズな圧入組立性を維持できる。
【0018】
請求項3によれば、キャップの取り外し時に筆記具本体とキャップとの間で相対的なひねりが加わっても、ペン先シール部材が脱落するおそれがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1乃至図3に本発明の実施の形態を示す。
【0020】
本実施の形態の筆記具用キャップ1は、円筒状の本体2と、前記本体2内に配置されるペン先シール部材3よりなる。
【0021】
前記ペン先シール部材3は、すり鉢状の内面を有するカップ部31と、該カップ部31の開口端部と一体に連設される円筒状の支持部32とが、弾性材料により一体に形成される。これ以外にも、前記ペン先シール部材3の形状は、球状または板状等、いずれであってもよい。
【0022】
前記本体2は、合成樹脂の射出成形により得られる円筒体である。前記本体2の内周面には、軸方向に延びる複数本のリブ21・22が等間隔で一体に形成される。前記リブ21・22は、具体的には、8本形成される。
【0023】
前記各々のリブ21・22内周面にペン先シール部材3が圧入されると、前記各々のリブ21・22の内方端部にペン先シール部材3の外周面が圧接される。前記ペン先シール部材3の外周面が圧接する各々のリブ21・22の内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lは、隣り合うリブ21・22同士で異なり、前記距離Lの小さいリブ21と前記距離Lの大きいリブ22とが交互に等間隔に配置される。
【0024】
尚、前記ペン先シール部材3の外周面が圧接する各々のリブ21・22の内方端部から本体2の軸心までの径方向の距離Lが異なるとは、本実施の形態のように、本体2の内周面が横断面円形状である場合、本体2の内周面から、ペン先シール部材3の外周面が圧接する各々のリブ21・22の内方端部までの高さMが異なることに言い換えることができる。即ち、本実施の形態において、前記高さMは、隣り合うリブ21・22同士で異なり、前記高さMの高いリブ21と前記高さMの低いリブ22が交互に等間隔に配置される。
【0025】
前記距離Lの小さいリブ21同士(即ち前記高さMの高いリブ21同士)は、180度対称位置に配置される。同様に、前記距離Lの大きいリブ22同士(即ち前記高さMの低いリブ22同士)は、180度対称位置に配置される。それにより、ペン先シール部材3の外周面を同一の圧接状態で径方向に強固に挟持できる。
【0026】
前記ペン先シール部材3の外周面は、各リブ21・22により内方に変形されて軸方向に延びる凹部33・34が形成される。特に、前記距離Lが小さいリブ21(即ち前記高さMが高いリブ21)は、深く凹部33を形成し、その凹部33と前記距離Lが小さいリブ21が強く係合して、ペン先シール部材3と本体2との回転を阻止する。前記凹部33・34はペン先シール部材3の外周面の8箇所に等間隔に形成され、前記深く形成された凹部33は、ペン先シール部材3の外周面の4箇所に等間隔に設けられる。前記深く形成された凹部33と、浅く形成された凹部34とは、交互に形成される。
【0027】
本実施の形態では、前記距離Lの小さいリブ21(即ち前記高さMの高いリブ21)と、前記距離Lの大きいリブ22(即ち前記高さMの低いリブ22)の2種類のリブ21・22が交互に配置される。即ち、前記各々のリブ21・22の内方端部に接する内接円は、前記距離Lの小さいリブ21(高さMの高いリブ21)により形成される小さい内接円と、前記距離Lの大きいリブ22(高さMの低いリブ22)により形成される大きい内接円との2種類が、設けられる。具体的には、前記リブ21による小さい内接円の直径は、4.55mmに設定され、前記リブ22による大きい内接円の直径は、5.35mmに設定される。また、本実施の形態では、ペン先シール部材3の支持部32の外径は、5.6mmに設定されている。
【0028】
前記距離Lの小さい前記リブ21(高さMの高いリブ21)によるペン先シール部材3の外周面の圧接変形量(即ち凹部33の深さ)は、0.2mm以上(好ましくは0.3mm以上)が有効である。それにより、キャップを取り外した際にペン先シール部材3が脱落することを、十分に防止できる。さらに、前記リブ21による小さい内接円の直径と、前記リブ22による大きい内接円の直径との差は、0.4mm以上(好ましくは0.5mm以上)が有効である。それにより、キャップを取り外した際にペン先シール部材3が脱落することを、確実に防止できる。
【0029】
図3に示すように、キャップ1を筆記具本体4のペン先41側に挿着したとき、筆記具本体4のペン先41(具体的にはボールペンチップ)がペン先シール部材3と密接状態にある。この状態からキャップ1をひねりながら筆記具本体4から取り外しても、本実施の形態の筆記具用キャップ1では、ペン先シール部材3がキャップ本体2内で回転しない。そのため、キャップ本体2内からペン先シール部材3が脱落しない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明筆記具用キャップの実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の筆記具用キャップの内部に筆記具本体を挿着した状態を示す。
【符号の説明】
【0031】
1 筆記具用キャップ
2 本体
21 リブ
22 リブ
3 ペン先シール部材
31 カップ部
32 支持部
33 凹部
34 凹部
4 筆記具本体
41 ペン先(ボールペンチップ)
L リブの内方端部から本体軸心までの径方向の距離
M 本体の内周面からリブの内方端部までの高さ




 

 


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