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発明の名称 組立式筆記具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−55164(P2007−55164A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−245281(P2005−245281)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人
発明者 柘植 直樹 / 今村 善典
要約 課題

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
開閉可能な開口部を有する筆記具本体と、該筆記具本体内に前記開口部から挿入可能なレフィールとからなる組立式筆記具であって、前記開口部を開放操作する部分を示す指示部と、レフィールを挿入する部分を示す指示部とを、各部分の近傍の筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けることを特徴とする組立式筆記具。
【請求項2】
開閉可能な開口部を有する筆記具本体と、該筆記具本体内に前記開口部から挿入可能なレフィールとからなる組立式筆記具であって、前記開口部を開放する方法の説明を記載した表示部と、該開口部からレフィールを挿入する方法の説明を記載した表示部とを筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けることを特徴とする組立式筆記具。
【請求項3】
開閉可能な開口部を有する筆記具本体と、該筆記具本体内に前記開口部から挿入可能なレフィールとからなる組立式筆記具であって、前記開口部を開放する方法の説明を記載した表示部と、該開口部からレフィールを挿入する方法の説明を記載した表示部とを筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けると共に、前記開口部を開放操作する部分を示す指示部と、レフィールを挿入する部分を示す指示部とを、各部分の近傍の筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けることを特徴とする組立式筆記具。
【請求項4】
前記開口部を閉鎖する方法の説明を記載した表示部を筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けることを特徴とする請求項2又は3に記載の組立式筆記具。
【請求項5】
前記表示部又は指示部の近傍に組立手順を示す番号を筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の組立式筆記具。
【請求項6】
前記組立式筆記具が、軸筒内に複数のレフィールを前後方向に移動可能に収容し、軸筒内に各々のレフィールを後方に付勢する複数のコイルスプリングを収容し、前記各々のレフィールの後端に操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結されたレフィールのペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他のレフィールのペン先を軸筒内に没入させる多芯筆記具であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の組立式筆記具。
【請求項7】
前記表示部又は指示部の近傍の外部より視認可能な位置に、レフィール挿入時における操作体の向きを示す絵図を設けることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の組立式筆記具。
【請求項8】
前記表示部及び/又は指示部が、筆記具外面に貼付されるラベルに設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の組立式筆記具。
【請求項9】
前記ラベルが、複数の窓孔間に貼付されることを特徴とする請求項8に記載の組立式筆記具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、組立式筆記具に関する。更には、開閉可能な開口部を有する筆記具本体と、前記開口部から筆記具本体内に挿入できるレフィールとからなる組立式筆記具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、注意事項やバーコード等が印刷されたラベルを軸筒やキャップ等に貼付した筆記具が開示されている(例えば、特許文献1、2参照)。前記筆記具は、ラベルによりユーザーに使用上の注意を明示したり、販売店での製品管理等を容易に行い得る構成とするものである。
また、セリースパックやブリスターパック等の吊り下げ式包装袋に収容されて販売される筆記具においては、各パックの裏面に注意事項やバーコード等を印刷することで、前記事項がより詳細に記載されている。
【特許文献1】実開平7−29568号公報
【特許文献2】特開2001−337604号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前述の各パックは、収容する筆記具を使用する際、ユーザーが印刷された注意事項を読まずに捨ててしまったり、筆記具を使用してしばらく経った後においては、注意事項等を目にすることはない。
また、前記ラベルを貼付した筆記具は、筆記具使用開始後においても注意事項等を目にすることができるものの、前記ラベルに組立方法等の詳細な事項を記載したものはなく、初めて使用するユーザーにとって適正な組立方法が判らず、誤った組み立てをする虞がある。
【0004】
本発明は、セリースパック等の包装材を使用することなく、組立方法に関する事項をユーザーに明示でき、ユーザーが誤った組み立てをする虞がない組立式筆記具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、開閉可能な開口部を有する筆記具本体と、該筆記具本体内に前記開口部から挿入可能なレフィールとからなる組立式筆記具であって、前記開口部を開放操作する部分を示す指示部と、レフィールを挿入する部分を示す指示部とを、各部分の近傍の筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けることを要件とする。
更に、開閉可能な開口部を有する筆記具本体と、該筆記具本体内に前記開口部から挿入可能なレフィールとからなる組立式筆記具であって、前記開口部を開放する方法の説明を記載した表示部と、該開口部からレフィールを挿入する方法の説明を記載した表示部とを筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けることを要件とする。
更に、開閉可能な開口部を有する筆記具本体と、該筆記具本体内に前記開口部から挿入可能なレフィールとからなる組立式筆記具であって、前記開口部を開放する方法の説明を記載した表示部と、該開口部からレフィールを挿入する方法の説明を記載した表示部とを筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けると共に、前記開口部を開放操作する部分を示す指示部と、レフィールを挿入する部分を示す指示部とを、各部分の近傍の筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けることを要件とする。
更に、前記開口部を閉鎖する方法の説明を記載した表示部を筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けること、前記表示部又は指示部の近傍に組立手順を示す番号を筆記具本体の外部より視認可能な位置に設けることを要件とする。
更に、前記組立式筆記具が、軸筒内に複数のレフィールを前後方向に移動可能に収容し、軸筒内に各々のレフィールを後方に付勢する複数のコイルスプリングを収容し、前記各々のレフィールの後端に操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結されたレフィールのペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他のレフィールのペン先を軸筒内に没入させる多芯筆記具であること、前記表示部又は指示部の近傍の外部より視認可能な位置に、レフィール挿入時における操作体の向きを示す絵図を設けること、前記表示部及び/又は指示部が、筆記具外面に貼付されるラベルに設けられること、前記ラベルが、複数の窓孔間に貼付されることを要件とする。
尚、本発明において「前」とは、ペン先側を示し、「後」とは、操作体側を示す。
【発明の効果】
【0006】
本発明の請求項1により、組立時の操作部分が視覚的に明確なものとなるので、間違えることなく筆記具を組み立てることができる。
【0007】
本発明の請求項2により、組立方法が明確になるので、間違えることなく筆記具を組み立てることができる。
【0008】
本発明の請求項3により、組立方法及び組立時の操作部分が明確になるので、迷ったり間違えたりすることなく筆記具を組み立てることができる。
【0009】
請求項4により、組立時の一連の流れを明示できるので、説明がより詳細なものとなる。
【0010】
請求項5により、組立時の手順が視覚的に明確なものとなるので、より確実且つ容易に組み立てることができる。
【0011】
請求項6により、ユーザーが普段組み立てることのない、複数のレフィールを収容するような複雑な構造の筆記具においても、ユーザーが迷ったり間違えたりすることなく組み立てることができるようになる。
【0012】
請求項7により、操作体の挿入方向が視覚的に認識できるので、間違えることなく確実に組み立てることができる。
【0013】
請求項8により、製造工程を複雑にすることなく、ユーザーが視認し易い位置に表示部や指示部を設けることができる。
【0014】
請求項9により、ユーザーが組立方法の説明を確認しながら組み立てることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の組立式筆記具は、開閉可能な開口部を有する筆記具本体と、該筆記具本体内に前記開口部から挿入可能なレフィールとから構成されると共に、組立方法を説明する表示部や、組立時に操作する部分を示す指示部等を筆記具本体に設けるものである。
【0016】
前記レフィールとしては、筆記具本体内に収容できるものであればどのような形態であってもよく、ペン先を備えたインキ収容管からなるカートリッジ、インキを容器内に直接収容するカートリッジ、インキを含浸するインキ吸蔵体からなるカートリッジ、該インキ吸蔵体とペン先からなるカートリッジ等、いずれであってもよい。
更に、前記インキ収容管においては、後端に尾栓や操作体を接続したものを用いることもできる。
【0017】
前記レフィールに用いられるインキとしては、水性、油性のいずれを用いることもできる。更に必要に応じて、液栓や固体栓等のインキ追従体を併用することもできる。
【0018】
前記筆記具本体は、少なくとも開閉可能な開口部を有し、レフィールを内部に収容することができるものであり、前軸と後軸とからなるもの、口金と軸筒からなるもの、尾栓と軸筒からなるもの等、軸筒に設けられる開口部と、該開口部を閉鎖する部材(蓋体)とからなるものが用いられる。
【0019】
前記筆記具本体を用いたものであれば、本発明の組立式筆記具の形態はキャップ式、ノック式(ペン先収納式)、単芯式、多芯式等、更には、先端にペン先を備えたインキ収容管又はインキ吸蔵体を収容する形態、インキ保溜部材を有するペン芯式形態、インキ吸蔵体を内蔵する中綿式形態、ペン先の押圧操作等により開閉する弁機構を備えたペン先押圧式形態等の汎用の形態が用いられる。
また、前記ペン先(レフィールに適用するものも含む)としては、繊維チップ、フェルトチップ、プラスチックチップ、ボールペンチップ、万年筆等に用いられる金属チップ等、汎用のものが用いられる。
【0020】
前記筆記具本体には、前記開口部を開放操作する部分を示す指示部と、レフィールを挿入する部分を示す指示部とを、各部分の近傍のユーザーが視認可能な位置に設けてなる。
これにより、開放操作をする部分とレフィールを挿入する部分とが視覚的に明確なものとなるので、筆記具組立時にユーザーが迷うことなく作業を行い得るものとなる。
前記指示部としては、矢印、三角等の多角形等の記号や、前記記号を模した絵図、指や手を模した絵図等が用いられる。
【0021】
また、前記開口部を開放する方法を説明した表示部と、該開口部からレフィールを挿入する方法を説明した表示部とを、筆記具本体のユーザーが視認可能な位置に設けたものも用いられる。
これにより、組立方法に関する説明が常に明記された状態になるので、ユーザーが迷うことなく確実に作業を行い得るものとなる。
更に、前記開口部を閉鎖する方法を説明した表示部を設けることにより、開放、挿入、閉鎖までの一連の流れが全て明記されるため、より確実に組み立てられる。
前記表示部は、前述の指示記号と共に設けることも可能であり、これにより組立時に操作する部分と組立方法がより明確になる。
【0022】
更に、前記表示部又は指示部の近傍に組立手順を示す番号を設けることができる。これにより、組み立て手順が視覚的に理解できるので、表示部の説明を読まなくても組み立てることができるようになる。
また、レフィール挿入時に方向性を有する場合、該レフィール挿入方向を示す絵図を設けることもできる。
【0023】
前記表示部や指示部等は筆記具本体に直接印刷により設ける他、ラベル形態として、筆記具外面に貼付することにより設けることもできる。この場合、製造工程を複雑にすることなく、外部より視認し易い位置に表示部や指示記号を設けることができると共に、ユーザーが不要であると思えば、剥がすことも可能となる。
【0024】
特に、前記組立式筆記具が、通常ユーザーが組み立てることの無い多芯筆記具である場合、前記表示部や指示部がより有用なものとなる。
前記多芯筆記具としては、軸筒内に複数のレフィールを前後方向に移動可能に収容し、軸筒内に各々のレフィールを後方に付勢する複数のコイルスプリングを収容し、前記各々のレフィールの後端に操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結されたレフィールのペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他のレフィールのペン先を軸筒内に没入させる構造のものが例示できる。
【0025】
その場合、前記表示部又は指示部の近傍に、レフィール挿入時における操作体の向きを示す絵図を設けることが好ましい。
また、前記したラベルを用いる場合、複数の窓孔間に貼付することにより、ユーザーが組立方法の説明を確認しながら組み立てることができるようになる。
【実施例】
【0026】
本発明の実施例を以下の図面に従って説明する。
図1は本発明の組立式筆記具の組立状態における縦断面図であり、図2は外観の要部拡大図であり、図3はラベルの展開図である。
【0027】
組立式筆記具1は、筆記具本体2の軸筒3内に複数本(具体的には2本)のレフィール6が前後方向に移動可能に収容される多芯筆記具である(図1)。前記軸筒3内には、前記レフィール6の本数に対応した複数(具体的には2個)のコイルスプリング8が収容される。前記各々のレフィール6は、前記各々のコイルスプリング8により、後方に付勢されている。
【0028】
前記軸筒3は、先細状の円筒体からなる前軸31と、該前軸31の後端部と螺合または圧入により取り付けられる円筒状の後軸32とからなる。前記前軸31の前端には、レフィール6のペン先61が突出可能な前端孔33が軸方向に貫設される。前記前軸31及び後軸32は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
【0029】
前記後軸32の後部の側壁には、複数本(具体的には2本)の前後方向に延びる細長状の窓孔34、34′が、径方向に貫設される。前記2本の窓孔34、34′は、互いに、軸線に対して対称の位置(180度対称位置)に形成される。また、前記後軸32の後端部には、軸方向に貫通し且つ径方向外方に開口する開口部35が形成される。前記開口部35は、後軸32の後端(即ち軸筒3の後端)において窓孔34、34′と連通され、それにより、窓孔34、34′後端が後方に切り欠かれて後方に開口されている。一方、前記窓孔34、34′の前端は常時閉鎖されている。
また、前記後軸32の窓孔34、34′の相互間の側壁内面には、前後方向に延びるリブよりなる係止壁部が一体に形成され、前記係止壁部に、ペン先61が突出した際の、レフィール6の操作体7の後端が係止される。
【0030】
前記軸筒3の内壁(即ち後軸32の内壁)には、前後方向に延び且つ径方向内方に突出する2本のリブよりなる隔壁36が、軸線に対して対称位置に一体に形成される。前記隔壁36は、前記係止壁部の相互間に形成されるとともに、その前端が、スプリング支持部4の後方且つ窓孔34、34′の前方に位置される。前記隔壁36により、軸筒3内でコイルスプリング8同士が絡み合うことがなくなる。
また、前記後軸32の窓孔34、34′の相互間の側壁外面には、クリップが設けられる。
【0031】
軸筒3の内壁(即ち後軸32の内壁)には、円筒状のスプリング支持部4が固着される。前記スプリング支持部4は、レフィール6が挿通される複数(具体的には2個)の内孔が軸方向に貫設されている。前記スプリング支持部4の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、コイルスプリング8が配置される。前記各々のコイルスプリング8の内部にレフィール6(即ちインキ収容管62)が遊挿されるとともに、各々のコイルスプリング8の前端はスプリング支持部4の後面により係止され、各々のコイルスプリング8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。尚、前記スプリング支持部4は、軸筒3内壁に一体に形成されてもよい。
【0032】
本実施の形態において、レフィール6及び操作体7を交換するとき以外は、前記各々のコイルスプリング8が、各々の操作体7(即ち各々のレフィール6)を後方に付勢している。前記各々のコイルスプリング8は、ペン先突出状態及びペン先没入状態のいずれにおいても圧縮状態(即ちレフィール6が後方に付勢された状態)にあり、それにより、各々の操作体7の前後のがたつきが防止される。
【0033】
前記後軸32の後端部には、前記開口部35を開閉自在にする蓋部5が回動自在に設けられる。前記蓋部5の一端部は、クリップ基部に、ヒンジ部により回動自在に接続される。前記ヒンジ部は、ペン先下向きでクリップを正面視したときのクリップの左右方向に延設され、それにより、前記蓋部5は、略前後方向に回動自在となる。前記蓋部5の前面には、当接壁部51が形成される。前記当接壁部51に、没入状態のレフィール6の後端に連結された各々の操作体7の後端が、衝止される。
【0034】
前記蓋部5の他端部の前面には、係合部(具体的には係合凹部または係合孔部)が設けられる。後軸32の後端には、前記係合部と係合可能な被係合部が設けられる(具体的には係合凸部が突設される)。前記係合部の内面には、内向突起が形成され、一方、前記被係合部の外面には、前記内向突起と乗り越え係止可能な外向突起が形成される。
前記係合部と前記被係合部とは、蓋部5が開口部35を閉鎖した際、互いに係合状態にあり(具体的には内向突起と外向突起が乗り越え係止状態にあり)、コイルスプリング8の後方への付勢による操作体7と蓋部5前面の当接壁部51との当接では、その係合状態は解除されず、蓋部5が開くことはない。
また、前記係合部と被係合部の構成以外にも、前記係合部が係合凸部よりなり、前記被係合部が係合凹部または係合孔部からなる構成でもよい。
【0035】
前記各々のレフィール6は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先61)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管62とからなる。前記インキ収容管62の内部には、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、低粘度の油性インキ、または高粘度の油性インキからなるインキが収容される。前記インキが、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、または低粘度の油性インキの場合、インキ収容管62内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
【0036】
また、前記ボールペンチップは、前端に回転可能に抱持されたボールをコイルスプリング等により前方に付勢し、前端縁部の内面にボールを密接させる構成でもよい。また、ボールペンチップは、インキ収容管62の前端開口部に圧入等により直接、取り付けてもよいが、本実施の形態ではペン先ホルダーを介してインキ収容管62の前端開口部に固着される。
【0037】
前記各々のレフィール6の後端(即ちインキ収容管62の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒3の窓孔34、34′から外部に突出する操作部71と、該操作部71の反対側に設けられる前側突出部72と、該操作部71の反対側の前側突出部72の後方に設けられる後側突出部73と、前端部に形成され且つインキ収容管62の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。前記嵌入部74は、インキ収容管62の後端開口部に嵌入された際、インキ収容管62の後端開口部を完全には塞がず、インキ収容管62の内部と外部とを通気可能にする。また、前記鍔部75の前面には、コイルスプリング8の後端が係止される。
【0038】
レフィール6のペン先61が没入状態のとき、そのレフィール6に取り付けられた操作体7の後端部は、蓋部5の前面に形成された当接壁部51に衝止される。一方、レフィール6のペン先61が突出状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、軸筒2の内壁に形成された係止壁部に係止される。
【0039】
ペン先没入状態にあるレフィール6の後端に連結された操作体7の前側突出部72は、その操作体7の操作部71を前方にスライド操作した際、先に突出状態にある他の筆記体6の後端に連結された操作体7の後側突出部73と当接され、他のレフィール6のペン先突出状態が解除される。
【0040】
前記各々の操作体7は、連結されるレフィール6の内部(即ちインキ収容管62内部)に収容されたインキの色と略同じ色に着色される。具体的には、前記操作体7の各々は、連結されるレフィール6のインキ色と略同じ色に着色された合成樹脂の成形体からなる。それにより、前記操作体7は、インキ色表示からなる識別表示を有する。例えば、インキ色が黒色のレフィール6に連結する操作体7は黒色に着色され、インキ色が青色のレフィール6に連結する操作体7は青色に着色され、インキ色が赤色のレフィール6に連結する操作体7は赤色に着色され、インキ色が緑色のレフィール6に連結する操作体7は緑色に着色される。本実施の形態では、インキ色の互いに異なる2本のレフィール6を軸筒2内に収容している。
【0041】
特に、インキ収容管62が不透明材料からなる構成の場合またはインキ収容管62が透明材料からなるとともに内部のインキが染料インキである構成の場合、内部のインキを外部より視認することが困難であるが、操作体7をインキの色と略同じ色に着色したことが有効に作用し、軸筒3外部に存在する交換前のレフィール6において、内部のインキ色を外部より容易に識別できる。
【0042】
また、各々のレフィール6がペン先61のボールのサイズが互いに異なるボールペンの場合、ペン先61のボールの外径寸法を表す数字よりなる識別表示を、操作体7の操作部71や、該操作体7近傍の軸筒3に設けることが好ましい。また、各々のレフィール6がペン先61の形状が互いに異なる筆記具の場合、ペン先61の形状に対応した識別表示を、操作体7の操作部71や、該操作体7近傍の軸筒3に設けることが好ましい。また、前記ペン先61のボールの外径寸法を表す数字からなる識別表示、及びペン先61の形状に対応した識別表示は、前記インキ色に着色された操作体7の操作部71や、該操作体7近傍の軸筒3に設けることもできる。前記識別表示は、印刷、シール貼付、凸設、凹設等の手段により、操作体7や、該操作体7近傍の軸筒3に設けられる。
【0043】
本実施の形態におけるレフィール6及び操作体7の交換及び組立について説明する。
レフィール6を交換する際、蓋部5が軸筒3の後端の開口部35を閉鎖した状態から、蓋部5のヒンジ部と反対側の操作端部52を後方に押圧し、係合部と被係合部との係合を解除し、蓋部5を後方に回動させ、軸筒3の後端の開口部35を開口する。前記開口部35を開口させると、前記開口部35から各々の操作体7が、コイルスプリング8の後方付勢により後方外部に突出される。前記軸筒3の後端の開口部35が開口した状態で、操作体7を取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にあるレフィール6を、前記開口部35を通して筆記具本体2内から取り出す。その後、互いに連結状態にある新たなレフィール6と新たな操作体7とを前記開口部35を通して筆記具本体2内に挿入する。そして、蓋部5の当接壁部51に各々の操作体7を当接させ、各々の操作体7を前方に押圧しながら蓋部5を前方に回動させ、その後、係合部と被係止部とを係合させ、開口部35を閉鎖する。これにより、レフィール6及び操作体7の交換作業が終了する。
また、レフィール6を収容していない筆記具本体2に、レフィール6及び操作体7を収容する組立工程においても、前記と同様に、蓋部5を後方に回動させ、軸筒3の後端の開口部35を開口した後、互いに連結状態にあるレフィール6と操作体7とを前記開口部35を通して筆記具本体2内(コイルスプリング8の内孔)にそれぞれ挿入する。そして、蓋部5の当接壁部51に各々の操作体7を当接させ、蓋部5により開口部35を閉鎖することで、組立が完了する。
【0044】
前記組立式筆記具1の外周面(具体的には、複数の窓孔34、34′間及び窓孔前方)には、前記レフィール6及び操作体7の組立・交換方法及び手順について説明するラベル9が貼付されている(図2、3)。
【0045】
前記ラベル9は、裏面に貼着剥離自在な接着剤層を有するものであり、表面には、組立方法を説明する表示部91と、組立時に開放・閉鎖する部分及び各レフィール6を挿入する部分を示す指示部92と、組み立てる順番を示す番号93と、操作体7の向きを表す絵図94が印刷されている。
【0046】
前記表示部91は、蓋部5を開放する旨の説明(具体的には、「上のフタを指で押し上げて下さい」という説明)、操作体7を特定の方向に向けてレフィール6を各スプリング8内に挿入する旨の説明(具体的には、「レフィルを下の絵の向きにして左右の差込口から中のバネに差し込んで下さい」という説明)、蓋部5を閉鎖する旨の説明(具体的には、「フタを閉めて完成」という説明)が記載されており、該表示部の近傍には、順に、1、2、3と組み立てる順番を示す番号93が記載されている。
また、前記指示部92として、組立操作時に開閉する部分を示す矢印が蓋部5に、レフィール6を挿入する部分を示す矢印が窓孔34、34′に向けて設けられている。
更に、レフィール6を各スプリング8内に挿入する旨の説明(手順2)の近傍には、操作体7の方向を明示するための絵図94(具体的には、左右対称の二本の操作体7を模した絵図であり、窓孔34側が、右側に操作部71を有し左側に突出部72、73を有する絵図で、窓孔34′側が、左側に操作部71を有し右側に突出部72、73を有する絵図)が設けられている。
これらにより、ユーザーがレフィールの組立(交換)方法をより容易に理解できるものとなり、迅速且つ確実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の組立式筆記具の組立状態の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の要部を示す外観拡大図である。
【図3】図2のラベルの展開図である。
【符号の説明】
【0048】
1 組立式筆記具
2 筆記具本体
3 軸筒
31 前軸
32 後軸
33 前端孔
34 窓孔
35 開口部
36 隔壁
4 スプリング支持部
5 蓋部
51 当接壁部
52 操作端部
6 レフィール
61 ペン先
62 インキ収容管
7 操作体
71 操作部
72 前側突出部
73 後側突出部
74 嵌入部
75 鍔部
8 コイルスプリング
9 ラベル
91 表示部
92 指示部
93 番号
94 絵図




 

 


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