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多芯筆記具 - パイロットインキ株式会社
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発明の名称 多芯筆記具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−45032(P2007−45032A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−232796(P2005−232796)
出願日 平成17年8月11日(2005.8.11)
代理人
発明者 安藤 正史
要約 課題
ユーザーが好みの筆記体とそれに対応した操作体を軸筒内に交換可能に収容でき、しかも、筆記体及び操作体を迅速且つ確実に交換することができ、さらに、軸筒後端を開口した際、筆記体及び操作体が軸筒内から脱落することを回避でき、その上、筆記体及び操作体の軸筒内への出し入れが容易となる多芯筆記具を提供する。

解決手段
軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設ける。開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成する。開口部42を開口し且つ開口部42を下向きにしたとき、筆記体6及び操作体7が軸筒2内を落下移動し、筆記体6または操作体7が係止壁部43に係止される。前記係止壁部43に、ペン先突出状態の筆記体6の後端の操作体7が当接する。
特許請求の範囲
【請求項1】
軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させてなる多芯筆記具であって、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を通して筆記体及び操作体を、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、前記開口部を開口し且つ前記開口部を下向きにしたとき、筆記体及び操作体が軸筒内を落下移動し、前記筆記体または操作体が軸筒内壁に係止されてなることを特徴とする多芯筆記具。
【請求項2】
前記開口部を通して筆記体及び操作体を、軸筒内から取り外す際及び軸筒内に挿入する際、筆記体または操作体が湾曲状に弾性変形可能である請求項1記載の多芯筆記具。
【請求項3】
軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させてなり、ペン先突出状態の筆記体後端の操作体が係止される係止壁部を軸筒内壁に設けた多芯筆記具であって、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を通して筆記体及び操作体を、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、前記開口部を開口し且つ前記開口部を下向きにしたとき、筆記体及び操作体が軸筒内を落下移動し、前記筆記体または操作体が係止壁部に係止されてなることを特徴とする多芯筆記具。
【請求項4】
前記操作体に、弾発体の後端が係止される鍔部を設け、前記開口部を開口し且つ前記開口部を下向きにしたとき、前記鍔部の後面が係止壁部に係止されてなる請求項3記載の多芯筆記具。
【請求項5】
前記鍔部の後面に軸線に対する傾斜面を設け、操作体を後方に引き出した際、前記傾斜面と係止壁部との当接により、操作体が径方向外方に押し上げられる請求項4記載の多芯筆記具。
【請求項6】
前記開口部を通して筆記体及び操作体を、軸筒内から取り外す際及び軸筒内に挿入する際、筆記体または操作体が湾曲状に弾性変形可能である請求項3、4または5記載の多芯筆記具。
【請求項7】
軸筒内に複数の筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体を弾発体により後方に付勢し、前記各々の筆記体の後端に操作体を連結し、軸筒の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔を径方向に貫設し、前記各々の窓孔から径方向外方に前記各々の操作体を突出させ、一つの操作体を窓孔に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体に連結された筆記体のペン先を軸筒の前端孔から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体のペン先を軸筒内に没入させてなる多芯筆記具であって、軸筒の後端に、窓孔を後方に開口させる開閉自在の開口部を設け、前記開口部を通して筆記体及び操作体を、軸筒内から取り外し可能且つ軸筒内に挿入可能に構成し、前記開口部を通して筆記体及び操作体を、軸筒内から取り外す際及び軸筒内に挿入する際、筆記体または操作体が湾曲状に弾性変形可能であることを特徴とする多芯筆記具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、多芯筆記具に関する。詳細には、軸筒内に複数の筆記体を収容した多芯筆記具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来この種の筆記具において、特許文献1には、各筆記体の後部に隆起部を設けた摺動体を連接し、隆起部を軸筒の外方に突出させ、隆起部を摺動体に着脱自在に装着したことにより、使用者の好みにあった筆記体に交換した際に、誤った筆記体の選択をすることなく、また隆起部の形状や色柄も選択可能とした構成が開示されている。
【特許文献1】特開2003−11583号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来の多芯筆記具は、ユーザーが、交換前に軸筒内に収容されていた筆記体とは異なる種類の筆記体に交換する際、摺動体を軸筒内に残した状態で、摺動体から筆記体と隆起部とを取り外し、その後、摺動体に新たな筆記体と新たな隆起部とを取り付ける。そのため、筆記体の交換作業が複雑であり、ユーザーが迅速且つ確実な交換を行うことができないおそれがあり、さらに、複数の筆記体を同時に交換する場合、誤って、筆記体とその筆記体に対応しない隆起部とを一つの摺動体に取り付けるおそれがある。また、前記隆起部は、小さな部品であるため、紛失しやすい。
【0004】
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、ユーザーが好みの筆記体とそれに対応した操作体を軸筒内に交換可能に収容でき、しかも、筆記体及び操作体を迅速且つ確実に交換することができ、さらに、軸筒後端を開口した際、筆記体及び操作体が軸筒内から脱落することを回避でき、その上、筆記体及び操作体の軸筒内への出し入れが容易となる多芯筆記具を提供しようとするものである。尚、本発明において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[1]本発明は、軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体6を弾発体8により後方に付勢し、前記各々の筆記体6の後端に操作体7を連結し、軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔41を径方向に貫設し、前記各々の窓孔41から径方向外方に前記各々の操作体7を突出させ、一つの操作体7を窓孔41に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体7に連結された筆記体6のペン先61を軸筒2の前端孔31から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体6のペン先61を軸筒2内に没入させてなる多芯筆記具であって、軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設け、前記開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成し、前記開口部42を開口し且つ前記開口部42を下向きにしたとき、筆記体6及び操作体7が軸筒2内を落下移動し、前記筆記体6または操作体7が軸筒2内壁に係止されてなること(請求項1)を要件とする。
【0006】
前記多芯筆記具1(請求項1)は、軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設け、前記開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成したことにより、開口部42を通して操作体7及び筆記体6が交換可能となり、ユーザーが好みの筆記体6に交換できると同時に、操作体7も、その筆記体6に適正に対応したものに交換でき、筆記体6と操作体7との誤った連結を防止できる。仮に、操作体7が交換できない構成の場合、交換できる筆記体6の種類は、軸筒2内に収容された操作体7に対応した筆記体6のみに限られ、ユーザーが好みの筆記体6を自由に交換できない。また、前記多芯筆記具1(請求項1)は、筆記体6及び操作体7の二つの部品を、同一箇所(即ち開口部42)を介して交換できるため、筆記体6及び操作体7の交換作業が単純になり、その交換作業を迅速且つ確実に行うことができる。
【0007】
さらに、前記多芯筆記具1(請求項1)は、開口部42を開口し且つ開口部42を下向きにしたとき、筆記体6及び操作体7が軸筒2内を落下移動し、筆記体6または操作体7が軸筒2内壁に係止されてなることにより、筆記体6及び操作体7が開口部42から脱落することを回避できる。
【0008】
[2]前記多芯筆記具1(請求項1)において、開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際及び軸筒2内に挿入する際、筆記体6または操作体7が湾曲状に弾性変形可能であること(請求項2)好ましい。
【0009】
前記多芯筆記具1(請求項2)により、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの取り外しが容易となるとともに、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への挿入が容易となる。もし、筆記体6または操作体7が湾曲状に弾性変形できない構造の場合、筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際または軸筒2内に挿入する際に、筆記体6または操作体7と軸筒2内壁とが接触することにより、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの取り外しや、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への挿入が困難となる。尚、前記多芯筆記具1(請求項2)において、弾発体8の前端が係止される弾発体支持部9を軸筒2内壁に設け、開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際及び軸筒2内に挿入する際、各々のインキ収容管62の前記弾発体支持部9よりも後方部分が径方向外方に湾曲状に弾性変形可能であることが好ましい。
【0010】
[3]また、本発明は、軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体6を弾発体8により後方に付勢し、前記各々の筆記体6の後端に操作体7を連結し、軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔41を径方向に貫設し、前記各々の窓孔41から径方向外方に前記各々の操作体7を突出させ、一つの操作体7を窓孔41に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体7に連結された筆記体6のペン先61を軸筒2の前端孔31から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体6のペン先61を軸筒2内に没入させてなり、ペン先突出状態の筆記体6後端の操作体7が係止される係止壁部43を軸筒2内壁に設けた多芯筆記具であって、軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設け、前記開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成し、前記開口部42を開口し且つ前記開口部42を下向きにしたとき、筆記体6及び操作体7が軸筒2内を落下移動し、前記筆記体6または操作体7が係止壁部43に係止されてなること(請求項3)を要件とする。
【0011】
前記多芯筆記具1(請求項3)は、軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設け、前記開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成したことにより、開口部42を通して操作体7及び筆記体6が交換可能となり、ユーザーが好みの筆記体6に交換できると同時に、操作体7も、その筆記体6に適正に対応したものに交換でき、筆記体6と操作体7との誤った連結を防止できる。仮に、操作体7が交換できない構成の場合、交換できる筆記体6の種類は、軸筒2内に収容された操作体7に対応した筆記体6のみに限られ、ユーザーが好みの筆記体6を自由に交換できない。また、前記多芯筆記具1(請求項3)は、筆記体6及び操作体7の二つの部品を、同一箇所(即ち開口部42)を介して交換できるため、筆記体6及び操作体7の交換作業が単純になり、その交換作業を迅速且つ確実に行うことができる。
【0012】
さらに、前記多芯筆記具1(請求項3)は、開口部42を開口し且つ開口部42を下向きにしたとき、筆記体6及び操作体7が軸筒2内を落下移動し、筆記体6または操作体7が係止壁部43に係止されてなることにより、筆記体6及び操作体7が開口部42から脱落することを回避できる。また、前記多芯筆記具1(請求項3)は、ペン先突出状態の筆記体6後端の操作体7が係止される係止壁部43が、開口部42からの筆記体6及び操作体7の脱落防止手段を兼ねるため、軸筒2内壁に前記係止壁部43以外の別の脱落防止用手段を設けることが不要となり、軸筒2内壁の構造を複雑化させない。
【0013】
[4] 前記多芯筆記具1(請求項3)において、操作体7に、弾発体8の後端が係止される鍔部75を設け、開口部42を開口し且つ開口部42を下向きにしたとき、前記鍔部75の後面が係止壁部43に係止されてなること(請求項4)が好ましい。
【0014】
前記多芯筆記具1(請求項4)は、弾発体8の後端と係止される鍔部75が、係止壁部43に係止して、筆記体6及び操作体7の脱落防止手段を兼ねるため、操作体7に前記鍔部75以外の別の脱落防止用手段を設けることが不要となり、操作体7の構造を複雑化させない。
【0015】
[5] 前記多芯筆記具1(請求項4)において、鍔部75の後面に軸線に対する傾斜面75aを設け、操作体7を後方に引き出した際、前記傾斜面75aと係止壁部43との当接により、操作体7が径方向外方に押し上げられること(請求項5)ことが好ましい。
【0016】
前記多芯筆記具1(請求項5)により、筆記体6及び操作体7を軸筒2内から引き出したとき、操作体7の鍔部75と係止壁部43との係止状態が容易に解除され、筆記体6及び操作体7のスムーズな取り外しが可能となる。もし、鍔部75の後面が、軸線に対して垂直面である場合、筆記体6及び操作体7を軸筒2内から引き出したとき、鍔部75の後面が係止壁部43に引っかかって、筆記体6及び操作体7のスムーズな取り外しができないおそれがある。
【0017】
[6] 前記多芯筆記具1(請求項3、4または5)において、開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際及び軸筒2内に挿入する際、筆記体6または操作体7が湾曲状に弾性変形可能であること(請求項6)が好ましい。
【0018】
前記多芯筆記具1(請求項6)により、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの取り外しが容易となるとともに、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への挿入が容易となる。もし、筆記体6または操作体7が湾曲状に弾性変形できない構造の場合、筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際または軸筒2内に挿入する際に、筆記体6または操作体7と係止壁部43とが接触することにより、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの取り外しや、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への挿入が困難となる。
【0019】
また、前記多芯筆記具1(請求項6)は、操作体7を後方に引き出した際、傾斜面75aと係止壁部43との当接により、操作体7が径方向外方に押し上げられること(請求項5)により、筆記体6または操作体7が湾曲状に弾性変形可能であることが好ましい。それにより、一層、筆記体6及び操作体7のスムーズな取り外しが可能となる。尚、前記多芯筆記具1(請求項6)において、弾発体8の前端が係止される弾発体支持部9を軸筒2内壁に設け、開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際及び軸筒2内に挿入する際、各々のインキ収容管62の前記弾発体支持部9よりも後方部分が径方向外方に湾曲状に弾性変形可能であることが好ましい。
【0020】
[7]また、本発明は、軸筒2内に複数の筆記体6を前後方向に移動可能に収容し、前記各々の筆記体6を弾発体8により後方に付勢し、前記各々の筆記体6の後端に操作体7を連結し、軸筒2の側壁に前後方向に延びる複数の窓孔41を径方向に貫設し、前記各々の窓孔41から径方向外方に前記各々の操作体7を突出させ、一つの操作体7を窓孔41に沿って前方にスライドさせることにより、その一つの操作体7に連結された筆記体6のペン先61を軸筒2の前端孔31から突出させるとともに、先に突出状態にあった他の筆記体6のペン先61を軸筒2内に没入させてなる多芯筆記具であって、軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設け、前記開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成し、前記開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際及び軸筒2内に挿入する際、筆記体6または操作体7が湾曲状に弾性変形可能であること(請求項7)を要件とする。
【0021】
前記多芯筆記具1(請求項7)は、軸筒2の後端に、窓孔41を後方に開口させる開閉自在の開口部42を設け、前記開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外し可能且つ軸筒2内に挿入可能に構成したことにより、開口部42を通して操作体7及び筆記体6が交換可能となり、ユーザーが好みの筆記体6に交換できると同時に、操作体7も、その筆記体6に適正に対応したものに交換でき、筆記体6と操作体7との誤った連結を防止できる。仮に、操作体7が交換できない構成の場合、交換できる筆記体6の種類は、軸筒2内に収容された操作体7に対応した筆記体6のみに限られ、ユーザーが好みの筆記体6を自由に交換できない。また、前記多芯筆記具1(請求項7)は、筆記体6及び操作体7の二つの部品を、同一箇所(即ち開口部42)を介して交換できるため、筆記体6及び操作体7の交換作業が単純になり、その交換作業を迅速且つ確実に行うことができる。
【0022】
さらに、前記多芯筆記具1(請求項7)は、開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際及び軸筒2内に挿入する際、少なくとも筆記体6または操作体7が湾曲状に弾性変形可能であることにより、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの取り外しが容易となるとともに、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への挿入が容易となる。もし、筆記体6または操作体7が湾曲状に弾性変形できない構造の場合、筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際または軸筒2内に挿入する際に、筆記体6または操作体7と係止壁部43とが接触することにより、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの取り外しや、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への挿入が困難となる。尚、前記多芯筆記具1(請求項7)において、弾発体8の前端が係止される弾発体支持部9を軸筒2内壁に設け、開口部42を通して筆記体6及び操作体7を、軸筒2内から取り外す際及び軸筒2内に挿入する際、各々のインキ収容管62の前記弾発体支持部9よりも後方部分が径方向外方に湾曲状に弾性変形可能であることが好ましい。
【発明の効果】
【0023】
請求項1の多芯筆記具によれば、ユーザーが好みの筆記体に交換できると同時に、操作体も、その筆記体に適正に対応したものに交換でき、筆記体と操作体との誤った連結を防止できる。また、請求項1の多芯筆記具によれば、筆記体及び操作体の交換作業が単純になり、その交換作業を迅速且つ確実に行うことができる。さらに、請求項1の多芯筆記具によれば、開口部を開口し且つ開口部を下向きにしても、筆記体及び操作体が開口部から脱落するおそれがない。
【0024】
請求項2の多芯筆記具によれば、筆記体及び操作体の軸筒内からの取り外しが容易となるとともに、筆記体及び操作体の軸筒内への挿入が容易となる。
【0025】
請求項3の多芯筆記具によれば、ユーザーが好みの筆記体に交換できると同時に、操作体も、その筆記体に適正に対応したものに交換でき、筆記体と操作体との誤った連結を防止できる。また、請求項3の多芯筆記具によれば、筆記体及び操作体の交換作業が単純になり、その交換作業を迅速且つ確実に行うことができる。さらに、請求項3の多芯筆記具によれば、開口部を開口し且つ開口部を下向きにしても、筆記体及び操作体が開口部から脱落するおそれがない。その上、請求項3の多芯筆記具によれば、軸筒内壁に係止壁部以外の別の脱落防止用手段を設けることが不要となり、軸筒内壁の構造を簡易にできる。
【0026】
請求項4の多芯筆記具によれば、操作体に鍔部以外の別の脱落防止用手段を設けることが不要となり、操作体の構造を簡易にできる。
【0027】
請求項5の多芯筆記具によれば、筆記体及び操作体を軸筒内から引き出したとき、操作体の鍔部と係止壁部との係止状態が容易に解除され、筆記体及び操作体のスムーズな取り外しが可能となる。
【0028】
請求項6の多芯筆記具によれば、筆記体及び操作体の軸筒内からの取り外しが容易となるとともに、筆記体及び操作体の軸筒内への挿入が容易となる。
【0029】
請求項7の多芯筆記具によれば、ユーザーが好みの筆記体に交換できると同時に、操作体も、その筆記体に適正に対応したものに交換でき、筆記体と操作体との誤った連結を防止できる。また、請求項7の多芯筆記具によれば、筆記体及び操作体の交換作業が単純になり、その交換作業を迅速且つ確実に行うことができる。さらに、請求項7の多芯筆記具によれば、筆記体及び操作体の軸筒内からの取り外しが容易となるとともに、筆記体及び操作体の軸筒内への挿入が容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
図1乃至図6に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態の多芯筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には2本)の筆記体6が前後方向に移動可能に収容される。また、前記軸筒2内には複数(具体的には2個)の弾発体8(具体的には圧縮コイルスプリング)が収容される。前記各々の筆記体6は、前記各々の弾発体8により後方に付勢される。
【0031】
(軸筒)
前記軸筒2は、先細状の円筒体からなる前軸3と、該前軸3の後端部と螺合または圧入により取り付けられる円筒状の後軸4とからなる。前記前軸3の前端には、筆記体6のペン先61が突出可能な前端孔31が軸方向に貫設される。前記前軸3及び後軸4は、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト等)の射出成形により得られる。
【0032】
前記後軸4の後部の側壁には、複数本(具体的には2本)の前後方向に延びる細長状の窓孔41が、径方向に貫設される。前記2本の窓孔41は、互いに、軸線に対して対称の位置に形成される。また、前記後軸4の後端部には、軸方向に貫通し且つ径方向外方に開口する開口部42が形成される。前記開口部42は、後軸4の後端(即ち軸筒2の後端)において窓孔41と連通され、それにより、窓孔41後端が後方に切り欠かれ、後方に開口されている。一方、前記窓孔41の前端は常時閉鎖されている。
【0033】
また、前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁内面には、前後方向に延びるリブよりなる係止壁部43が一体に形成され、前記係止壁部43に、ペン先突出状態の筆記体6の後端に連結された操作体7の後端が係止される。
【0034】
前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁外面には、クリップ44が設けられる。
【0035】
(蓋部)
前記後軸4の後端部には、前記開口部42を開閉自在にする蓋部5が回動自在に設けられる。前記蓋部5の一端部は、クリップ44基部に、ヒンジ部52により回動自在に接続される。前記ヒンジ部52は、ペン先下向きでクリップ44を正面視したときのクリップ44の左右方向に延設され、それにより、前記蓋部5は、略前後方向に回動自在となる。前記蓋部5の前面には、当接壁部51が形成される。前記当接壁部51に、ペン先没入状態の筆記体6の後端に連結された操作体7の後端が、当接される。本実施の形態では、前記ヒンジ部52は、具体的には、回動軸により回動自在に接続される構成が採用されているが、これ以外にも、屈曲変形可能な可撓性を有する連結部または薄肉部により一体に接続される構成であってもよい。
【0036】
前記蓋部5の他端部の前面には、係合部53が設けられる(具体的には係合凹部または係合孔部が形成される)。後軸4の後端には、前記係合部53と係合可能な被係合部45が設けられる(具体的には係合凸部が突設される)。前記係合部53(係合凹部または係合孔部)の内面には、内向突起が形成され、一方、前記被係合部45(係合凸部)の外面には、前記内向突起と乗り越え係止可能な外向突起が形成される。
【0037】
前記係合部53と前記被係合部45とは、蓋部5が開口部42を閉鎖した際、互いに係合状態にあり(具体的には内向突起と外向突起が乗り越え係止状態にあり)、弾発体8の後方への付勢による操作体7と蓋部5前面の当接壁部51との当接では、その係合状態は解除されず、蓋部5が開くことはない。
【0038】
また、前記係合部53と被係合部45の構成以外にも、前記係合部53が係合凸部よりなり、前記被係合部45が係合凹部または係合孔部からなる構成でもよい。
【0039】
(筆記体)
前記各々の筆記体6は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先61)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管62とからなる。前記インキ収容管62の内部には、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、低粘度の油性インキ、または高粘度の油性インキからなるインキが収容される。前記インキが、剪断減粘性を有する水性ゲルインキ、低粘度の水性インキ、または低粘度の油性インキの場合、インキ収容管62内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
【0040】
また、前記ボールペンチップは、前端に回転可能に抱持されたボールを弾発体等により前方に付勢し、前端縁部の内面にボールを密接させる構成でもよい。また、ボールペンチップは、インキ収容管62の前端開口部に圧入等により直接、取り付けてもよいが、本実施の形態ではペン先ホルダーを介してインキ収容管62の前端開口部に固着される。
【0041】
前記インキ収容管62は、合成樹脂(例えばポリプロピレン)の成形体(例えば押出成形体または射出成形体)からなり、径方向の可撓性を有し、湾曲状に弾性変形可能である。
【0042】
(操作体)
前記各々の筆記体6の後端(即ちインキ収容管62の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は合成樹脂の成形体から得られる。前記各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔41から外部に突出する操作部71と、該操作部71の反対側に設けられる後側突出部73と、該操作部71の反対側の後側突出部73の前方に設けられる前側突出部72と、前端部に形成され且つインキ収容管62の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。
【0043】
前記嵌入部74は、インキ収容管62の後端開口部に嵌入された際、インキ収容管62の後端開口部を完全には塞がず、インキ収容管62の内部と外部とを通気可能にする。
【0044】
前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。前記鍔部75の後面には、軸線に対する傾斜面75aが形成される。尚、本発明の傾斜面75aは、後方に向かうに従い次第に径方向外方に向かう面であればよい。前記傾斜面75aは、本実施の形態では一定角度を有する平面であるが、これ以外にも、例えば、曲面(凸曲面または凹曲面)でもよい。
【0045】
また、本実施の形態では、インキ収容管62が、可撓性を有し且つ湾曲状に弾性変形可能であるが、これに加えて、操作体7が、可撓性を有し且つ湾曲状に弾性変形可能である構成でもよい。
【0046】
筆記体6のペン先61が没入状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、蓋部5の前面に形成された当接壁部51に当接される。一方、筆記体6のペン先61が突出状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、軸筒2の内壁に形成された係止壁部43に係止される。
【0047】
ペン先没入状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7の前側突出部72は、その操作体7の操作部71を前方にスライド操作した際、先にペン先突出状態にある他の筆記体6の後端に連結された操作体7の後側突出部73と当接され、他の筆記体6のペン先突出状態が解除される。
【0048】
前記各々の操作体7は、連結される筆記体6の内部(即ちインキ収容管62内部)に収容されたインキの色と略同じ色に着色される。具体的には、前記操作体7の各々は、連結される筆記体6のインキ色と略同じ色に着色された合成樹脂の成形体からなる。それにより、前記操作体7は、インキ色表示からなる識別表示を有する。例えば、インキ色が黒色の筆記体6に連結する操作体7は黒色に着色され、インキ色が青色の筆記体6に連結する操作体7は青色に着色され、インキ色が赤色の筆記体6に連結する操作体7は赤色に着色され、インキ色が緑色の筆記体6に連結する操作体7は緑色に着色される。本実施の形態では、インキ色の互いに異なる2本の筆記体6を軸筒2内に収容している。
【0049】
また、各々の筆記体6がペン先61のボールのサイズが互いに異なるボールペンの場合、ペン先61のボールの外径寸法を表す数字よりなる識別表示を、操作体7の操作部71に設けることが好ましい。また、各々の筆記体6がペン先61の形状が互いに異なる筆記具の場合、ペン先61の形状に対応した識別表示を、操作体7の操作部71に設けることが好ましい。また、前記ペン先61のボールの外径寸法を表す数字からなる識別表示、及びペン先61の形状に対応した識別表示は、前記インキ色に着色された操作体7の操作部71に設けることもできる。前記識別表示は、印刷、シール貼付、凸設、凹設等の手段により、操作体7に設けられる。
【0050】
(弾発体支持部)
軸筒2の内壁(即ち後軸4の内壁)には、円筒状の弾発体支持部9が固着される。前記弾発体支持部9は、筆記体6が挿通される複数(具体的には2個)の内孔91が軸方向に貫設されている。前記弾発体支持部9の後面と、各々の操作体7の鍔部75の前面との間には、弾発体8が配置される。前記各々の弾発体8の内部に筆記体6(即ちインキ収容管62)の後部が遊挿されるとともに、各々の弾発体8の前端は弾発体支持部9の後面により係止され、各々の弾発体8の後端は操作体7の鍔部75の前面に係止される。
【0051】
また、弾発体支持部9の後面の各々の内孔91の周囲には、周状壁部(具体的には後方に突出する筒状突出部)よりなる保持部92が形成される。前記各々の保持部92の内面は、各々の弾発体8の前端部外面が圧入保持される。それにより、各々の筆記体6及び操作体7を交換する際、軸筒2内から開口部42を通して各々の弾発体8が脱落することを防止できる。
【0052】
前記各々の弾発体8は、各々の操作体7(即ち各々の筆記体6)を、常時、後方に付勢している。前記各々の弾発体8は、ペン先突出状態及びペン先没入状態のいずれにおいても圧縮状態(即ち筆記体6が後方に付勢された状態)にあり、それにより、各々の操作体7の前後のがたつきが防止される。
【0053】
(ペン先の出没)
本実施の形態におけるペン先61の出没作動について説明する(図1及び図2参照)。
一つの操作体7の操作部71を弾発体8の後方付勢に抗して窓孔41に沿って前方にスライド操作すると、そのスライド操作された操作体7の前側突出部72が、先にペン先突出状態にある他の筆記体6の操作体7の後側突出部73を径方向外方に持ち上げる。それにより、軸筒2内壁の係止壁部43と操作体7との係止状態が解除され、他の筆記体6が弾発体8の後方付勢により後方に移動され、他の筆記体6のペン先61が軸筒2内に没入され、他の筆記体6の操作体7の後端が蓋部5の前面の当接壁部51に当接衝止される。前記他の筆記体6のペン先61の没入と同時に、前記前方にスライド操作した操作体7に連結された筆記体6のペン先61が、軸筒2の前端孔31より外部に突出されるとともに、前方にスライド操作された操作体7の後端が軸筒2内壁の係止壁部43に係止され、そのペン先突出状態が維持される。
【0054】
(筆記体及び操作体の交換)
本実施の形態における筆記体6及び操作体7の交換について説明する。
筆記体6を交換する際、蓋部5が軸筒2の後端の開口部42を閉鎖した状態(図1参照)から、図3に示すように、蓋部5のヒンジ部52と反対側の操作端部を後方に押圧し、係合部53と被係合部45との係合を解除し、蓋部5を後方に回動させ、軸筒2の後端の開口部42を開口する。前記開口部42を開口させると、前記開口部42から各々の操作体7が、弾発体8の後方付勢により後方外部に僅かに突出される。前記軸筒2の後端の開口部42が開口した状態で、操作体7を取り出すことにより、その操作体7と互いに連結状態にある筆記体6を、前記開口部42を通して軸筒2内から取り出し、その後、互いに連結状態にある新たな筆記体6と新たな操作体7とを前記開口部42を通して軸筒2内に挿入する。そして、蓋部5の当接壁部51に各々の操作体7の後端を当接させ、各々の操作体7を前方に押圧しながら蓋部5を前方に回動させ、その後、係合部53と被係止部とを係合させ、開口部42を閉鎖する。これにより、筆記体6及び操作体7の交換作業が終了する。
【0055】
(筆記体及び操作体の脱落防止)
図4に示すように、筆記体及び操作体を交換する際、軸筒2の後端の開口部42を開口させた状態で、該開口部42を下向きにすると、各々の筆記体6及び操作体7が自重により軸筒2内を下方(即ち後方)に落下移動し、操作体7の鍔部75の後面に形成した傾斜面75aと係止壁部43とが前後方向に係止される。それにより、各々の筆記体6及び操作体7が軸筒2後端の開口部42から抜け落ちることを防止できる。また、このとき、各々の弾発体8の前端部外面が、弾発体支持部9の後面の保持部92に圧入保持されているため、開口部42を開口させ且つ開口部42を下向きにしても、各々の弾発体8が、開口部42から抜け落ちることを防止できる。
【0056】
(筆記体の弾性変形)
図5及び図6に示すように、図4の状態から各々の筆記体6を僅かに引き出すと、各々のインキ収容管62の弾発体支持部9よりも後方部分(具体的には弾発体支持部9の内孔91よりも後方部分)が径方向外方に湾曲状に弾性変形(撓み変形)し、係止壁部43の側面とインキ収容管62または操作体7とが径方向の圧接状態となる。本実施の形態では、筆記体6及び操作体7を軸筒2内から取り外す際、係止壁部43の側面とインキ収容管62または操作体7とが径方向に圧接すると同時に、インキ収容管62が湾曲状に弾性変形することにより、筆記体6及び操作体7の軸筒2内からの取り外しが容易となる。同様に、本実施の形態では、筆記体6及び操作体7を軸筒2内に挿入する際、係止壁部43の側面とインキ収容管62または操作体7とが径方向に圧接すると同時に、インキ収容管62が湾曲状に弾性変形することにより、筆記体6及び操作体7の軸筒2内への挿入が容易となる。
【0057】
(操作体の引っかかり防止)
本実施の形態では、鍔部75の後面に軸線に対する傾斜面75aを設けたことにより、筆記体6及び操作体7を軸筒2内から後方に引き出したとき、鍔部75の後面の傾斜面75aと係止壁部43とが当接することによって、操作体7が径方向外方に押し上げられる。それにより、鍔部75の後面が係止壁部43に引っかかることなく、操作体7の鍔部75と係止壁部43との係止状態が容易に解除され、筆記体6及び操作体7のスムーズな取り外しが可能となる。
【0058】
(筆記体及び操作体の飛び出し防止)
また、本実施に形態では、開口部42を開口させた状態で、ペン先没入状態にある筆記体6の後端の操作体7を前方にスライドさせ、そのスライド操作前にペン先突出状態にある他の筆記体6を弾発体8の弾発力により後方に勢いよく没入させても、図4に示すように操作体7が係止壁部43に前後方向に係止されるか、あるいは、図5に示すように操作体7または筆記体6(インキ収容管62)と係止壁部43とが径方向に圧接される。それにより、筆記体6及び操作体7が、軸筒2後端の開口部42から飛び出して、軸筒2内から脱落するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の多芯筆記具の実施の形態における全ペン先没入状態(非筆記時)を示す縦断面図である。
【図2】図1の多芯筆記具の一つのペン先が突出した状態(筆記時)を示す縦断面図である。
【図3】ペン先下向き状態で図1の多芯筆記具の後端の開口部を開口した状態を示す側面図である。
【図4】軸筒後端の開口部を開口させ該開口部を下向きにした状態を示す要部縦断面図である。
【図5】図4の状態から操作体を引き出した状態を示す要部縦断面図である。
【図6】図5の A−A線拡大断面図である。
【符号の説明】
【0060】
1 多芯筆記具
2 軸筒
3 前軸
31 前端孔
4 後軸
41 窓孔
42 開口部
43 係止壁部
44 クリップ
45 被係合部
5 蓋部
51 当接壁部
52 ヒンジ部
53 係合部
6 筆記体
61 ペン先(ボールペンチップ)
62 インキ収容管
7 操作体
71 操作部
72 前側突出部
73 後側突出部
74 嵌入部
75 鍔部
75a 傾斜面
8 弾発体
9 弾発体支持部
91 内孔
92 保持部




 

 


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