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発明の名称 直液式筆記具
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−30256(P2007−30256A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−214640(P2005−214640)
出願日 平成17年7月25日(2005.7.25)
代理人
発明者 岩田 久嗣
要約 課題
インキカートリッジと接続管部との密接嵌合部を介して外部にインキが漏出するおそれがない直液式筆記具を提供する。

解決手段
軸筒3の前端開口部に、前端にペン先2を備えたインキ保留部材6を設ける。インキ保留部材6の後方の軸筒3内に接続管部42を設ける。接続管部42を、インキを直に貯留するインキカートリッジ8の前端開口部に挿入する。接続管部42の外壁とインキカートリッジ8の前端開口部の内壁とを密接嵌合させる。インキ保留部材6とインキカートリッジ8内部とを連通させる。接続管部42を合成樹脂の成形体により構成する。接続管部42の外壁に環状突起42aを一体に形成する。環状突起42aとインキカートリッジ8の前端開口部の内壁とを密接嵌合させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
軸筒の前端開口部に、前端にペン先を備えたインキ保留部材を設け、前記インキ保留部材の後方の軸筒内に接続管部を設け、前記接続管部を、インキを直に貯留するインキカートリッジの前端開口部に挿入し、前記接続管部の外壁と前記インキカートリッジの前端開口部の内壁とを密接嵌合させ、インキ保留部材とインキカートリッジ内部とを連通させる直液式筆記具であって、前記接続管部を合成樹脂の成形体により構成し且つ前記接続管部の外壁に環状突起を一体に形成し、前記環状突起とインキカートリッジの前端開口部の内壁とを密接嵌合したことを特徴とする直液式筆記具。
【請求項2】
軸筒の前端開口部に、前端にペン先を備えたインキ保留部材を設け、前記インキ保留部材の後方の軸筒内に接続管部を設け、前記接続管部を、インキを直に貯留するインキカートリッジの前端開口部に挿入し、前記接続管部の外壁と前記インキカートリッジの前端開口部の内壁とを密接嵌合させ、インキ保留部材とインキカートリッジ内部とを連通させ、軸筒の前端部に、インキカートリッジ内と外気とを連通する空気孔を設け、キャップを軸筒のペン先側に装着した際にペン先及び空気孔を密封してなる直液式筆記具であって、前記接続管部を合成樹脂の成形体により構成し且つ前記接続管部の外壁に環状突起を一体に形成し、前記環状突起とインキカートリッジの前端開口部の内壁とを密接嵌合したことを特徴とする直液式筆記具。
【請求項3】
前記環状突起が密接嵌合する以前のインキカートリッジの前端開口部の内壁が、環状平滑面であり、前記環状突起と前記環状平滑面とが軸方向に密接摺動可能である請求項1または2記載の直液式筆記具。
【請求項4】
前記インキカートリッジが、前記接続管部を構成する合成樹脂よりも軟質の合成樹脂により構成される請求項1乃至3のいずれかに記載の直液式筆記具。
【請求項5】
前記環状突起が、前記接続管部の外壁の1箇所または2箇所に形成される請求項1乃至4のいずれかに記載の直液式筆記具。
【請求項6】
前記環状突起が、前記接続管部の後端部に形成される請求項5に記載の直液式筆記具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、直液式筆記具に関する。詳細には、インキカートリッジ内部にインキが直に貯留された直液式筆記具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来この種の直液式筆記具において、例えば、特許文献1には、インキ保留体(本発明のインキ保留部材に相当)の後方に突刺管(本発明の接続管部に相当)が突設され、前記突刺管にインキ筒(本発明のインキカートリッジに相当)が接続される構造が開示されている。
【0003】
前記従来の構造において、突刺管の外壁とインキ筒の前端部内壁とが密接嵌合されている。その場合、突刺管及びインキ筒を合成樹脂の成形体により構成すると、突刺管の外壁またはインキ筒の前端部内壁にヒケが生じたり、あるいは突刺管の外壁またはインキ筒の前端部内壁の表面状態が荒れること(即ち表面荒れが生じること)がある。そうした場合、インキ筒内の圧力が上昇した際に、突刺管の外壁とインキ筒の前端部内壁との密接嵌合部を介してインキ筒内のインキが外部に漏出するおそれがある。
【0004】
前記従来の構造において、特に、ペン先及び空気孔をキャップ装着により完全に密封する構造を備え、前記キャップ装着によるペン先及び空気孔の密封状態で、前記インキ筒の内圧が高い状態に維持される場合に、もし、前記僅かなヒケや僅かな表面荒れが密接嵌合部に存在していると、その密接嵌合部を介してインキ筒内のインキが外部に一層漏出しやすくなる。
【0005】
【特許文献1】実開昭61−177881号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、インキカートリッジと接続管部との密接嵌合部から外部にインキが漏出するおそれがない直液式筆記具を提供しようとするものである。尚、本発明において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはインキカートリッジ側を指す。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]本発明は、軸筒3の前端開口部に、前端にペン先2を備えたインキ保留部材6を設け、前記インキ保留部材6の後方の軸筒3内に接続管部42を設け、前記接続管部42を、インキを直に貯留するインキカートリッジ8の前端開口部に挿入し、前記接続管部42の外壁と前記インキカートリッジ8の前端開口部の内壁とを密接嵌合させ、インキ保留部材6とインキカートリッジ8内部とを連通させる直液式筆記具であって、前記接続管部42を合成樹脂の成形体により構成し且つ前記接続管部42の外壁に環状突起42aを一体に形成し、前記環状突起42aとインキカートリッジ8の前端開口部の内壁とを密接嵌合したこと(請求項1)を要件とする。
【0008】
前記直液式筆記具1(請求項1)において、接続管部42の外壁またはインキカートリッジ8の前端開口部の内壁に、ヒケや表面荒れが生じたとしても、接続管部42を合成樹脂により構成し且つ前記接続管部42の外壁に環状突起42aを一体に形成したことによって、インキカートリッジ8の前端開口部の内壁と前記環状突起42aとが線状に確実に密接嵌合できる。その結果、インキカートリッジ8と接続管部42との密接嵌合部から外部にインキが漏出するおそれがない。
【0009】
[2]また、本発明は、軸筒3の前端開口部に、前端にペン先2を備えたインキ保留部材6を設け、前記インキ保留部材6の後方の軸筒3内に接続管部42を設け、前記接続管部42を、インキを直に貯留するインキカートリッジ8の前端開口部に挿入し、前記接続管部42の外壁と前記インキカートリッジ8の前端開口部の内壁とを密接嵌合させ、インキ保留部材6とインキカートリッジ8内部とを連通させ、軸筒3の前端部に、インキカートリッジ8内と外気とを連通する空気孔65を設け、キャップを軸筒3のペン先2側に装着した際にペン先2及び空気孔65を密封してなる直液式筆記具であって、前記接続管部42を合成樹脂の成形体により構成し且つ前記接続管部42の外壁に環状突起42aを一体に形成し、前記環状突起42aとインキカートリッジ8の前端開口部の内壁とを密接嵌合したこと(請求項2)を要件とする。
【0010】
前記直液式筆記具1(請求項2)において、接続管部42の外壁またはインキカートリッジ8の前端開口部の内壁に、ヒケや表面荒れが存在し、さらに、キャップ装着によるペン先2及び空気孔65の密封状態で、前記インキカートリッジ8の内圧が高い状態に維持される場合であっても、接続管部42を合成樹脂により構成し且つ前記接続管部42の外壁に環状突起42aを一体に形成したことによって、インキカートリッジ8の前端開口部の内壁と前記環状突起42aとが確実に線状に密接嵌合できる。その結果、インキカートリッジ8と接続管部42との密接嵌合部から外部にインキが漏出するおそれがない。
【0011】
[3]前記直液式筆記具1において、前記環状突起42aが密接嵌合する以前のインキカートリッジ8の前端開口部の内壁が、環状平滑面81であり、前記環状突起42aと前記環状平滑面81とが軸方向に密接摺動可能であること(請求項3)が好ましい。
【0012】
前記直液式筆記具1(請求項3)により、インキカートリッジ8と接続管部42との挿入組立時の軸方向の位置関係がばらついたとしても、環状突起42aと環状平滑面81との密接嵌合が得られる。もし、インキカートリッジ8と接続管部42との密接嵌合部の構造が、乗り越え嵌合(突起同士が乗り越えるタイプ)や、凹凸嵌合(突起が窪みに落ち込むタイプ)の場合、インキカートリッジ8と接続管部42との挿入組立時の軸方向の位置関係がばらつくと、確実な密接嵌合が得られないおそれがある。
【0013】
[4]前記直液式筆記具1において、前記インキカートリッジ8が、前記接続管部42を構成する合成樹脂よりも軟質の合成樹脂により構成されること(請求項4)が好ましい。
【0014】
前記直液式筆記具1(請求項4)により、環状突起42aが、インキカートリッジ8の前端開口部の内壁を変形させて、インキカートリッジ8の前端開口部の内壁に食い込み、一層、確実な密接嵌合が得られる。
【0015】
[5]前記直液式筆記具1において、前記環状突起42aは、前記接続管部42の外壁の1箇所または2箇所(好ましくは1箇所のみ)に形成されること(請求項5)が好ましい。
【0016】
前記直液式筆記具1(請求項5)により、インキカートリッジ8に接続管部42を挿入する時、インキカートリッジ8と接続管部42との密接嵌合が不完全な状態でインキカートリッジ8の挿入組立作業を終了してしまうことを防止できる。なぜなら、もし、環状突起42aが接続管部42の外壁に多数存在する場合、インキカートリッジ8に接続管部42を挿入する時、前記環状突起42aの数だけ嵌合開始時の抵抗感があり、インキカートリッジ8と接続管部42との密接嵌合が不完全な状態でインキカートリッジ8の挿入組立作業を終了してしまうおそれがあるからである。
【0017】
[6]前記直液式筆記具1において、前記環状突起42aが、前記接続管部42の後端部に形成されること(請求項6)が好ましい。
【0018】
前記直液式筆記具1(請求項6)により、インキカートリッジ8に接続管部42を挿入する時、インキカートリッジ8と接続管部42との密接嵌合が不完全な状態でインキカートリッジ8の挿入組立作業を終了してしまうことを、より一層防止できる。なぜなら、もし、環状突起42aが、接続管部42の中間部に形成される場合、インキカートリッジ8に接続管部42を挿入する時と、最初の嵌合開始時と環状突起42aによる嵌合開始時との2段階の抵抗感があり、インキカートリッジ8と接続管部42との密接嵌合が不完全な状態でインキカートリッジ8の連結作業を終了してしまうおそれがあるからである。
【発明の効果】
【0019】
請求項1の直液式筆記具によれば、インキカートリッジと接続管部との密接嵌合部から外部にインキが漏出するおそれがない。
【0020】
請求項2の直液式筆記具によれば、インキカートリッジと接続管部との密接嵌合部から外部にインキが漏出するおそれがない。
【0021】
請求項3の直液式筆記具によれば、インキカートリッジと接続管部との挿入組立時の軸方向の位置関係がばらついたとしても、環状突起と環状平滑面との密接嵌合が得られる。
【0022】
請求項4の直液式筆記具によれば、環状突起がインキカートリッジの前端開口部の内壁を変形させて確実な密接嵌合が得られる。
【0023】
請求項5の直液式筆記具によれば、インキカートリッジに接続管部を挿入する時、インキカートリッジと接続管部との密接嵌合が不完全な状態でインキカートリッジの挿入組立作業を終了してしまうことを防止できる。
【0024】
請求項6の直液式筆記具によれば、インキカートリッジに接続管部を挿入する時、インキカートリッジと接続管部との密接嵌合が不完全な状態でインキカートリッジの挿入組立作業を終了してしまうことを、より一層防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
【0026】
本実施例の直液式筆記具は、主に、前軸4と後軸5とからなる軸筒3と、前記前軸4内に収容され、前端にペン先2を備えたインキ保留部材6と、前記後軸5内に収容されるインキカートリッジ8と、ペン先2側に着脱自在のキャップ9とからなる。
【0027】
・前軸
前記前軸4は、円筒状の前側筒部41と、該前側筒部41の底壁から後方に一体に連設され且つ前側筒部41より小径円筒状の接続管部42と、前記前側筒部41の底壁より後方に一体に連設され且つ前記接続管部42の外周を同心状に包囲するよう配置された円筒状の後側筒部43と、前記接続管部42の後端部に一体に形成されたインキカートリッジ開栓用の突片44とからなる。前記前軸4は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の射出成形により得られる。また、前記後側筒部43の外壁には、雄ネジ部が形成される。
【0028】
・接続管部
前記接続管部42の外壁には、インキカートリッジ8の前端開口部の内壁と円周面状に密接可能な密接嵌合部が形成される。前記密接嵌合部は、軸方向の適宜寸法を備えるとともに、インキカートリッジ8の前端開口部の内径より僅かに大きい外径を有する。さらに、前記密接嵌合部の後端部には、環状突起42aが一体に形成される。
【0029】
・後軸
前記後軸5は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒体であり、合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト)の射出成形により得られる。前記後軸5の前端開口部の内壁には、雌ネジ部が形成される。前記雌ネジ部は、前記前軸4の前側筒部41の外壁の雄ネジ部と螺合可能であり、それにより、前記後軸5の前端部は前軸4の後端部と着脱自在に螺着される。
【0030】
・インキ保留部材
前記インキ保留部材6は、インキカートリッジ8内の圧力上昇に応じた余剰インキを一時的に保持する部材である。前記インキ保留部材6は、複数の櫛歯よりなるインキ保留部61(櫛溝部)と、該インキ保留部61の後端(即ち後端櫛歯66後端面)より後方に突出され且つ該インキ保留部61の外径より小さい外径を有する縮径筒部62と、前記インキ保留部61の前端より前方に突出されたペン先取付部63とが、一体に形成された合成樹脂(例えば、ABS樹脂)の射出成形体よりなる。また、前記インキ保留部材6の軸心には、軸方向に延び且つ後端が後方に開口された軸心孔64が設けられる。前記軸心孔64にはインキ誘導芯7が挿着される。前記ペン先取付部63には、ペン先2が取り付けられる。尚、本発明におけるインキ保留部材6は、前記構成以外にも、インキ保留部61が螺旋状溝や迷路状溝からなるもの、あるいは、インキ保留部61が繊維材料または多孔質材料からなるもの等、いずれであってもよい。
【0031】
前記インキ保留部材6は前軸4内に挿着される。即ち、前記インキ保留部材6のインキ保留部61は、前軸4の前側筒部41内に挿入配置され、前記インキ保留部材6の縮径筒部62は、前軸4の接続管部42内に挿入配置される。このとき、ペン先2及びペン先取付部63が前軸4の前端より前方に突出される。また、前記前軸4の前端(即ちインキ保留部61の前端)には空気孔65が開口される。前記空気孔65によりインキ保留部61と外気とが連通される。
【0032】
前記インキ保留部61には、軸方向に延び且つ径方向外方に開口する第1のスリットが61a形成される。前記第1のスリット61aにより、インキ保留部61の櫛歯間が連通される。前記縮径筒部62の外壁には、軸方向に延び且つ径方向外方に開口する第2のスリット62aが形成される。前記第2のスリット62aは、前端が第1のスリット61aと接続され、後端が軸方向後方(即ちインキカートリッジ8内)に開口される。前記第1のスリット61a及び第2のスリット62aと軸心孔64とは径方向に非連通に構成される。また、前記第1のスリット61aと前記第2のスリット62aとが、同一軸線上に形成されている。
【0033】
前記軸心孔64には、インキ誘導芯7が挿着される。前記インキ誘導芯7は、毛細管力を有する軸方向のインキ導出路を備えるものであればいずれであってもよく、本実施例では、繊維の樹脂加工により得られる棒状体が採用されているが、これ以外にも、例えば、多孔質体、合成樹脂の押出成形体が挙げられる。前記インキ誘導芯7の前端は、ペン先2に接続され、前記インキ誘導芯7の後端は、縮径筒部62の後端面と略一致している。
【0034】
前記ペン先2は、ペン先取付部63に取り付けられる。本実施の形態では、前記ペン先2は、前端に切り割り21を有する金属板製ペン体(いわゆる万年筆ペン体)が採用されている。前記ペン先2前端の切り割り21には、インキ誘導芯7の前端が圧接状態で接続されている。尚、本発明において、ペン先2は、前記金属板製ペン体の他、例えば、ボールペンチップ、繊維ペン体、多孔質ペン体、合成樹脂の押出成形体よりなるプラスチックペン体、パイプ状ペン体、毛筆ペン体等が挙げられる。また、前記ペン先2は、インキ誘導芯7を兼ねるものでもよい。
【0035】
・インキカートリッジ
前記インキカートリッジ8は、前端が開口され且つ後端が閉鎖された有底筒体よりなり、合成樹脂(例えばポリエチレン)の射出成形により得られる。前記インキカートリッジ8の前端開口部の内壁には環状平滑面81が形成される。前記インキカートリッジ8内にはインキが直に貯溜される。前記インキカートリッジ8の前端開口部には栓体82が固着され、それにより、インキカートリッジ8内は密封状態となる。前記密封状態のインキカートリッジ8の前端に前記接続管部42を挿入すると、接続管部42の後端に形成された突片44により栓体82が後方に押圧され、栓体82がインキカートリッジ8内に外され、インキカートリッジ8が開栓される。このとき、接続管部42の外壁の密接嵌合部(環状突起42a)とインキカートリッジ8の前端開口部の内壁とは密嵌状態(密接嵌合状態)にある。
【0036】
・キャップ
キャップ9は外キャップ91と内キャップ92とからなり、前記内キャップ92が前軸4の前端開口部に装着されることにより、ペン先2及び空気孔65が密封される。
【0037】
・インキカートリジの交換
本実施の形態の直液式筆記具1におけるインキカートリッジ8の交換を説明する。キャップ9をペン先2側から取り外した後、後軸5を前軸4から取り外す。その後、インキカートリッジ8を接続管部42から引き抜く。そして、新たなインキカートリッジ8に接続管部42を挿入する(図2参照)。このとき、インキカートリッジ8の前端開口部に接続管部42が挿入され、最初に接続管部42の外壁の環状突起42aがインキカートリッジ8の前端開口部の内壁の環状平滑面81と密接嵌合を開始し、前記環状突起42aがインキカートリッジ8の前端開口部の内壁の環状平滑面81と密接摺動する。前記密接摺動される中で、栓体82が突片44により後方に押圧され、栓体82がインキカートリッジ8内に外され、インキカートリッジ8が開栓される。最後に、インキカートリッジ8前端が、前側筒部41と接続管部42との間を連結する底壁に当接し、インキカートリッジ8の挿入組立が終了する(図3参照)。前記インキカートリッジ8の挿入組立が終了したとき、少なくとも、接続管部42の外壁の環状突起42aは、インキカートリッジ8の前端開口部の内壁の環状平滑面81を径方向に変形させ、環状平滑面81に食い付いて、確実な密接嵌合状態にある。
【0038】
・キャップ装着状態
本実施の形態の直液式筆記具1におけるキャップ装着状態の作用について説明する。
キャップ9をペン先側に装着すると、ペン先2及び空気孔65が密封される。前記ペン先2及び空気孔65が密封状態で、前記インキカートリッジ8の内圧が高い状態に維持される場合、インキカートリッジ8の前端開口部の内壁の環状平滑面81と前記環状突起42aとが確実に線状に密接嵌合される。その結果、インキカートリッジ8と接続管部42との密接嵌合部を介して外部にインキが漏出するおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施の形態の縦断面図である。
【図2】図1におけるインキカートリッジ挿入組立前を示す拡大縦断面図である。
【図3】図1におけるインキカートリッジ挿入組立後を示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
【0040】
1 直液式筆記具
2 ペン先
21 切り割り
3 軸筒
4 前軸
41 前側筒部
42 接続管部
42a 環状突起
43 後側筒部
44 突片
5 後軸
6 インキ保留部材
61 インキ保留部
61a 第1のスリット
62 縮径筒部
62a 第2のスリット
63 ペン先取付部
64 軸心孔
65 空気孔
66 後端櫛歯
7 インキ誘導芯
8 インキカートリッジ




 

 


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