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発明の名称 ボールペンチップ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−230070(P2007−230070A)
公開日 平成19年9月13日(2007.9.13)
出願番号 特願2006−54219(P2006−54219)
出願日 平成18年2月28日(2006.2.28)
代理人
発明者 町田 俊一郎 / 豊崎 文博
要約 課題

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
筆記部材としてのボールと、筒状の外部材と、この外部材に対する接触固定部となる凸部を有するボール受座形成部材とから少なくともなり、外部材の、ボール受け座形成部材の凸部に該当する部分を外側から押して、外部材の内面をボール受け座形成部材の凸部に押し付けることによって、外部材とボール受け座形成部材とを固定するものであって、ボール受座形成部材は、直接又は接ぎ部材にて外部材の後端からの突出部を有しており、この後端からの突出部に、外部材内にボール受座形成部材を固定するための押す位置を認知するための凸部の径方向位置表示部を有するボールペンチップ。
【請求項2】
前記凸部の径方向位置表示部が、ボール受座形成部材を長手方向に直線状に連続した凸部を有する形状としたことによる、凸部の外部材の後端から突出した部分である請求項1に記載のボールペンチップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記部材としてのボールをパイプ状の外部材の先端開口部に抱持した、パイプ式のボールペンチップに関する。
【背景技術】
【0002】
ボールペンのペン先であるボールペンチップは、中実棒材を穿削せん断加工やカシメなどの塑性加工を施すことなどにより形成するものや、パイプ材に塑性加工を施してなるものなどが知られている。いずれにしても、筆記の際にボールを受承するボール受座部がボールと摩擦するので、ボールの回転によって磨耗し、ボールがインキ供給路を塞ぐために、インキの流通が阻害され筆跡がかすれてしまうという問題がある。
【0003】
そこで、このようなボール受座の磨耗とインキ流通の阻害の問題を抑制するために、特開平10−058885号公報(特許文献1)に記載の発明には、外部材となる中空管内に、受座形成部材となる中空管を配置し、外部材を部分的に縮径して内側の中空管を締め付けて固定したものが開示されている。また、特開2001−213084号公報(特許文献2)に記載の発明には、中空外管の内部に、内径がボール径より小さい芯材である多角形の棒材又は中空管を配置し、その棒材又は中空内管を固定するために中空外管を全周にて縮径したものが開示されている。
【特許文献1】特開平10−058885号公報
【特許文献2】特開2001−213084号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献に記載の発明では、いずれも外部材となる中空管を縮径して、インキの流通する空間を減少させて内部材である受座を形成する部材を固定しており、インキの流通する空間を十分に確保できず、筆跡がかすれることがあった。
即ち、特許文献1に開示されているような、横断面外径が円形の内部材を固定するために、外部材の数点を押し付けて内接円径を縮径するものでは、インキ通路となる内外部材の隙間部分を大きく確保しようとすると、外部材の変形量が大きなものとなり、加工精度や耐久性に問題がある。この加工量を狭いものとすればよいが、反面インキ流通路が少なくなってしまう。特許文献2に開示されているような、内部材の凸部分を、外部材の周状の縮径にて固定するものでは、縮径部分がそのままインキ通路の減少になってしまうものであった。
また、内部材の凸部に対して外部材の部分的な縮径にて固定しようとしても、外部材を内部材の内部に挿入すると、外部材の押圧変形すべき位置を特定できないものであった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
即ち、本発明は、筆記部材としてのボールと、筒状の外部材と、この外部材に対する接触固定部となる凸部を有するボール受座形成部材とから少なくともなり、外部材の、ボール受け座形成部材の凸部に該当する部分を外側から押して、外部材の内面をボール受け座形成部材の凸部に押し付けることによって、外部材とボール受け座形成部材とを固定するものであって、ボール受座形成部材は、直接又は接ぎ部材にて外部材の後端から突出部を有しており、この後端からの突出部に、外部材内にボール受座形成部材を固定するための押す位置を認知するための凸部の径方向位置表示部を有するボールペンチップを要旨とするものである。
【発明の効果】
【0006】
ボール受座形成部材の外部材の後端からの突出部に、ボール受座形成部材の凸部の径方向位置表示部を形成したので、周状に縮径部を形成することなく、ボール受座形成部材の凸部に該当した位置部分のみを縮径加工することができ、インキ通路を狭めずに確実な固定をすることができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
図1に示すように、外部材である中空管1内に内部材となるボール受座形成部材2を挿入し、先端部分に筆記部材となるボール3の収まる空間を設けた状態で、中空管1の側壁を押圧変形によって部分的に内方に変形させて内方突出部を形成し(X−X’線断面矢視図である図2参照)、固定している。その後、ボールを設置して、中空管1の先端を内方にかしめてボールの抜け止めをなし、外側からボールに衝撃打を加えてボール受座形成部材2に凹変形部1aを形成する。
【0008】
外部材としては、内部にボール受座形成部材を挿入できるパイプ状の中空部材であればよく、横断面形状も円形に限らない。外側と内側の壁の横断面形状も同一である必要は無い。材質としては、鉄、ニッケル、クロムを含有する合金であるステンレス、銅、ニッケル、亜鉛を含有する洋白も使用できる。
筆記部材となるボールは、タングステンカーバイドのほかにルビー、サファイア、シリコンカーバイド、など使用でき、球形であれば特に制限は無い。
【実施例】
【0009】
図1のX−X’線断面矢視図である図2に示したとおり、ボール受座形成部材2は、部材の長手方向全域に直線状に形成された凸部2aとして、外部材である中空管1の内壁に対する接触部を有しており、隣り合った凸部の間の空間部分がインキ流通空間となる。凸部2aは、図示のもののような放射状に3本形成されて3箇所で接触するもの以外にも、2本以上の凸部として2箇所以上にて接触すればよいが、外側より挟まれることによって固定されるので、外力によって大きく形状が変化してしまわないように、対象形状となっていることが好ましい。また、筒状の部材を使用して、内孔にもインキが流通するようになすこともできる。
【0010】
ボール受座形成部材2の後端は、中空管1の後端より突出した部分を有しており、外部に露出した凸部2a’が、ボール受座形成部材2を挟持固定するために中空筒1に対して押圧加工を施すべき径方向位置を示している。
尚、凸部2aは、直線状に形成せずに、らせん状など曲線状にしても、該露出部にて、押圧加工を施すべき径方向位置を正確に表示していれば足りる。
尚、押圧加工を施すべき径方向位置の表示方法としては、凸部を延長されたものとする以外に、継部材を突出させる方法がある。
【0011】
このようなボールペンチップを製造する方法としては、先ず、筒状の外部材である中空管1内に、凸部を有したボール受座形成部材2とからなる部材を剪断加工によって適切な長さに切断し、洗浄後乾燥してボールペンチップの基となるワークを得る(図示せず)。
このワークに対して、バイトなどの切削具によって、前方部にテーパー部を、1回または複数回に分けて形成すると共に、バイトおよびエンドミルでワークの先端部に平面部を切削により形成する。尚、上記切削加工と同時にワークの後方端面を切削により平面部を形成する。
【0012】
次に、ボール3が抱持されるボール抱持室を形成するために、ボール受座形成部材2を
後端に向かってずらし、外部材である中空管1より突出させる。更に、外部材のボール受座形成部材2の凸部に該当する部分を外側から押して、外部材である中空管1の内面をボール受座形成部材2の凸部に押し付けることによって、外部材とボール受け座形成部材とを固定すし、外部材の先端面をサーフェースバイトにて切削加工する。
【0013】
次いで、ボール3をボール受座形成部材2に当接するように配置し、底面が平滑なハンマー工具によってボール3を後方に打ち付け、その際の塑性変形によってボール3の転写面を形成する(図示せず)。又は、形成させなくてもよい。
【0014】
この後、外部材である中空管1の先端部をかしめる。そのかしめ加工具の下端には自転可能なローラーが対向した位置に、且つ、前記外部材である中空管1の先端近傍を挟み込むように設置されており、そのローラーにはテーパー面が形成されている。
このかしめ加工具によって、外部材である中空管1の先端部に前記ローラーを押し当て、該部分近傍を多少のスプリングバックを伴いながらも内方に向かって塑性変形させる。
このかしめ加工によって、前記ボール3の外部材先端部からの抜け止めがなされる。この工程は、前述ボール3を後方に打ち付ける工程の前に行っても良い。
【0015】
図3に他に一例を示す。図2に相当する図として示してある。
凸部2aの数を5本とし、内部を中空状のパイプ材としたものである。このようにすることによって、内孔にもインキが流通するようになり、ボールへ十分なインキ供給ができる。
前述の一例に沿ったボールペンチップについて、例えば、市販のボールペンリフィル(Hybrid TECHNICA、ぺんてる株式会社製、製品符号KFGN3−A)の形態にて使用することができる。例えば、使用するインキの配合は以下の通りである。
【0016】
(水性顔料ゲルインキ)
カーボンブラック#1000(着色剤、カーボンブラック、三菱化成工業(株)製)
11.0重量部
エマルゲンA−60(分散剤、界面活性剤、花王(株)製) 0.8重量部
エチレングリコール(保湿溶剤) 11.0重量部
ジエチレングリコール(保湿溶剤) 7.5重量部
ジョンクリル61j(定着向上剤、30.5%アクリル樹脂水溶液、ジョンソン(株
)製) 12.0重量部
エポスターMA1002(高分子エマルジョン、ポリメタクリル酸メチル系架橋物、
日本触媒(株)製) 20.0重量部
TBZ・FL25(防腐剤、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾールの25%分
散液、三愛石油(株)製) 0.2重量部
ケルザン(増粘剤、キサンタンガム、三晶(株)製) 0.3重量部
モノエタノールアミン(pH調整剤) 1.0重量部
イオン交換水 36.2重量部
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】ボールペンチップの一例である実施例1の縦断面図。
【図2】図1のX−X’線の断面矢視図。
【図3】実施例2のボールペンチップのX−X’線の断面矢視図。
【符号の説明】
【0018】
1 中空管
1a 凹変形部
2 ボール受座形成部材
2a 直線状に形成された凸部
2a’外部に露出した凸部
3 ボール




 

 


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