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発明の名称 シャープペンシル。
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−223256(P2007−223256A)
公開日 平成19年9月6日(2007.9.6)
出願番号 特願2006−49606(P2006−49606)
出願日 平成18年2月27日(2006.2.27)
代理人
発明者 押田 泰輔
要約 課題
傾斜した状態で落下すると、先端パイプには、その先端パイプの側面方向から過大な衝撃荷重が加わり、先端パイプの先端部側部が潰れてしまったり(図6参照)、また、先端パイプの前記口金の開口部近傍を支点とし、中間部から座屈してしまったり(図7参照)してしまうのである。そして、その先端パイプの潰れや座屈によって芯が繰り出せなくなり、筆記することができなくなってしまうのである。

解決手段
軸筒の先端に芯保護管が配置されたシャープペンシルであって、前記芯保護管を軸筒に対して前後動可能、且つ、傾斜動可能に配置したシャープペンシル。
特許請求の範囲
【請求項1】
軸筒の先端に芯保護管が配置されたシャープペンシルであって、前記芯保護管を軸筒に対して前後動可能、且つ、傾斜動可能に配置したことを特徴とするシャープペンシル。
【請求項2】
前記芯保護管を芯の繰り出し方向に向けて付勢したことを特徴とする請求項1記載のシャープペンシル。
【請求項3】
前記芯保護管の傾斜動作に対して抵抗を付与させたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載のシャープペンシル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸筒の先端に芯保護管が配置されたシャープペンシルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
軸筒の先端に芯保護管が配置されたシャープペンシルの1例として、口金の内側に、その口金より突出し得る先端パイプを摺動可能に配置すると共に、前記口金の先端部内径に先端パイプの外径を常に接触させたシャープペンシルの口金構造が知られている。
【特許文献1】実開昭58−24390号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来技術においては、誤ってシャープペンシルを机上などから落下させてしまった場合、前記の先端パイプが口金内に没入し、その結果、先端パイプの損傷が極力防止されると言った効果を有している。しかし、その効果は、シャープペンシルを落下面に対して垂直に落下させた場合であって、ほとんどの場合が落下面に対して傾斜した状態で落下してしまい、前記の効果が得られない場合が多かった。即ち、傾斜した状態で落下すると、先端パイプには、その先端パイプの側面方向から過大な衝撃荷重が加わり、先端パイプの先端部側部が潰れてしまったり(図6参照)、また、先端パイプの前記口金の開口部近傍を支点とし、中間部から座屈してしまったり(図7参照)してしまうのである。そして、その先端パイプの潰れや座屈によって芯が繰り出せなくなり、筆記することができなくなってしまうのである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、軸筒の先端に芯保護管が配置されたシャープペンシルであって、前記芯保護管を軸筒に対して前後動可能、且つ、傾斜動可能に配置したことを要旨とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、軸筒の先端に芯保護管が配置されたシャープペンシルであって、前記芯保護管を軸筒に対して前後動可能、且つ、傾斜動可能に配置したので、芯保護管の損傷が極力防止され、その結果、良好な芯の繰り出しが得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
樹脂材質からなる軸筒1の内部には、複数の芯を収納する芯タンク2が前後動自在に配置されており、その芯タンク2の後部には、座金3を介して消しゴム4が着脱自在に配置されている。また、芯タンク2の後部には、消しゴム4を覆うようにノックキャップ5も着脱自在に配置されている。尚、それら消しゴム4やノックキャップ5は、前記軸筒1の後端から突出した状態で配置されている。符号6は、金属材質からなるクリップであって、そのクリップ6は軸筒1の後部に形成された周状溝部7に嵌まり込んだ状態で固定されている。
前記芯タンク2の前方には、継ぎ手部材8を介して芯の把持・開放を行うチャック体9が固定されている。そのチャック体9の前方外周には、チャック体9の開閉を行うチャックリング10が囲繞している。符号11は、前記軸筒1の前方内面に取り付けられた中継部材であって、その中継部材11によって前記チャックリング10の移動範囲が規制されている。また、その中継部材11と前記芯タンク2との間には、コイルスプリングなどからなる弾発部材12が張設されており、芯タンク2やチャック体9を後方に向けて付勢している。
【0007】
前記軸筒1の前端には、先部材13が配置されているが、その先部材13は前記中継部材11に対して螺合しており、着脱が可能なものとなっている。
その先部材13の先端開口部14には、先具15が挿着されており、その先具15の先端には挿着孔16が形成されている。その挿着孔16の前方内面には大径部16aが形成されているが、その大径部16aを介して金属材質からなる芯保護管17が挿入され取り付けられている。芯保護管17の外径よりも大なる内径を有する大径部16aを形成することによって、芯保護管17に衝撃力が加わった際の応力集中を防止しているのである。つまり、芯保護管17が衝撃力によって湾曲した場合には、大径部16aの先端内面部と挿着孔16の取り付け基部とに前記の衝撃力が分散され、芯保護管17の座屈などが防止されるのである。また、先具15の内側であって、前記芯保護管17の後方には繰り出される芯の後退を阻止し、ゴム状弾性体からなる芯戻り止め部材18が圧入・固定されている。更に、先具15の後部外形は、半球状をなしており(球状部19)前記先部材13の前方内面部に形成された前方に向けて順次縮径する円錐状の傾斜面20に内接し、先部材13からの脱落が防止されている。即ち、先具15の後部外形を球状部19となすことによって、その先具15は先部材13に対して傾斜や回転が可能なものとなっており、その結果、先具15に取り付けられた芯保護管17も先部材13に対して傾斜や回転が可能なものとなっている。勿論、先具15は、先部材13に対して前後動が可能なものとなっているが、その先具15と前記中継部材11との間に張設されたコイルスプリングなどの弾発部材21によって先具15は前方に向けて付勢されている。尚、この弾発部材21による付勢力であるが、芯保護管17に衝撃力が加わった際、その芯保護管17の前端側部が潰れたり、座屈したりする前に傾斜や回転がなされるような付勢力となっている。つまり、弾発部材21の先具15に対する付勢力が弱いと、先具15が先部材13に対して傾斜や回転はし易くなるものの、筆記の際にもその筆記圧によって傾斜し易くなってしまい、その結果、チャック体9から繰り出され芯保護管17に達している芯が折れてしまう危険性があるのである。尚、前記の弾発部材21は、芯保護管17に加わった衝撃力を吸収する作用もなしている。即ち、芯保護管17に衝撃が加わった際には、弾発部材21が収縮し、この収縮作用によって衝撃力が徐々に緩和されるのである。
【0008】
本例においては、先具15の球状部19と先部材13の内接する部分を円錐状の傾斜面20となしているが、先部15の球状部19に沿った湾曲面などとしても良いし、角部などで球状部19を内接させても良い。また、前記弾発部材21の付勢力も考慮した上で、互いの接触部分に摩擦抵抗などを付与しても良い。その摩擦抵抗を付与する例としては、少なくとも一方の部材に樹脂やエラストマーなどのコーティング、微細な凹凸を形成するなどの手段が挙げられるが、先具15そのものに使用する材質を適宜選択しても良い。
また、本例においては、弾発部材21の先具15における端部の係止を、その先具15の後部外周に形成した円周上の溝部15aに嵌まり込ませることによってなしているが、先具15の後端面に円周溝を形成し、その円周溝に係止させても良い。先具15が先部材13に対して傾斜・回転した際に、弾発部材21の端部が先具15から外れなければ良いのである。
【0009】
次に、作用について説明する。机上などからシャープペンシルを落下面に対して垂直に落下させてしまった場合には、その落下による衝撃荷重が芯保護管17にかかり、前記弾発部材21によって前方に向けて付勢はされているものの、その弾発力に抗して芯保護管17が後退し先部材13内に没入する(図3参照)。この作用は、一見すると従来技術同様に見えるが、本発明の芯保護管17は弾発部材21を介して没入している。よって、弾発部材21の弾発作用によって芯保護管17の前端部にかかる衝撃力が徐々に緩和され、その芯保護管17の前端部における損傷が従来技術よりもさらに防止される。この現象は、先具15の後端部がチャック体9の前端部に当接してしまうような衝撃力が加わった際に、特に有効な作用が得られる。ここで、前記落下による衝撃荷重が開放されると、芯保護管17は弾発部材21の復元力によって前進し基の位置へと復帰する。
また、机上などからシャープペンシルを傾斜した状態で落下させてしまった場合には、芯保護管17の前端部の側面方向から落下による衝撃荷重がかかるが、この時、芯保護管17は前記先具15の球状部19を支点として回転し、先部材13に対して傾斜する(図4参照)。この際、弾発部材21によって芯保護管17が取り付けられた先具15の球状部21が先部材13の傾斜面20に付勢されているため、前記の衝撃力が徐々に緩和されることになる。これによって、芯保護管17が最大傾斜角度に達する前に前記の衝撃力が緩和されることになる。ここで、前記落下による衝撃荷重が開放されると、芯保護管17は弾発部材21の前方への付勢力によって真っ直ぐな状態へと戻ろうとし基の位置へと復帰する。
【0010】
第2例を図5に示し説明する。前記第1例においては、先具15を前方に向けて付勢する弾性部材21をコイルスプリングとしているが、本例では、筒状のゴム弾性体22から構成している。そのゴム状弾性体22は、勿論、先具15を介して芯保護管17を前方に向けて付勢しているが、先具15の球状部19と先部材13との隙間に嵌まり込んでもいる。即ち、先具15は先部材13の内面に圧接された状態となっている。これにより、先具15の先部材13に対する移動(傾斜・回転動作)に対して摩擦抵抗力が付与され、その結果、先具15の移動がある程度規制されるようになっている。
前記ゴム弾性体22の材質の例としては、ウレタンゴムやエチレンアクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、天然ゴム、イソプレンゴム、塩素化ポリエチレン、ニトリルゴム、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、エステル系エラストマー、ウレタン系エラストマーなどが挙げられるが、比較的弾性力に富む樹脂材質としても良い。その樹脂材質の例としては、アクリル樹脂やシリコーン樹脂、フッ素樹脂、塩化ビニル、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、エラストマーゲル、ポリエチレンゲル、ジメチル系シリコーン、メチルビニル系シリコーン、メチルフェニルビニル系シリコーン、メチルフルオロアルキル系シリコーン(フロロシリコーン)などが挙げられるが、これらゴム及び/または樹脂は1種または2種以上の混合物であってもよい。
尚、前記先具15の先部材13に対する摩擦抵抗力を付与する例としては、それらの接触面の少なくとも一方にゴム、或いは、樹脂状弾性体を被覆、或いは、塗布したり、先具17の表面、或いは、先部材13の内面に微細な凹凸、例えばブラスト加工などを施したりしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の第1例を示す縦半断面図。
【図2】(a)図1の要部拡大図。 (b)図1のさらなる要部拡大図。
【図3】作用を示す要部縦半断面図。
【図4】作用を示す要部縦半断面図。
【図5】第2例を示す要部縦半断面図。
【図6】(a)従来技術の作用を示す要部縦半断面図。 (b)従来技術の作用を示す底面図。
【図7】従来技術の作用を示す要部縦半断面図。
【符号の説明】
【0012】
1 軸筒
2 芯タンク
3 座金
4 消しゴム
5 ノックキャップ
6 クリップ
7 周状溝部
8 継ぎ手部材
9 チャック体
10 チャックリング
11 中継部材
12 弾発部材
13 先部材
14 先端開口部
15 先具
16 挿着孔
17 芯保護管
18 芯戻り止め部材
19 球状部
20 傾斜面
21 弾発部材
22 ゴム弾性体




 

 


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