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発明の名称 軟質部材の軸体への挿着装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−216436(P2007−216436A)
公開日 平成19年8月30日(2007.8.30)
出願番号 特願2006−37304(P2006−37304)
出願日 平成18年2月15日(2006.2.15)
代理人
発明者 小久保 宗一
要約 課題
機械による挿着作業であっても、軟質のグリップ部材が前記の挿着過程で、軸体の縮径部の前方に位置する大径部に閊えてしまい、その結果、グリップ部材の中間部が座屈してしまい、挿着不良を引き起こすばかりでなく、無理に挿着すると製品としての価値を著しく落としてしまっていた。

解決手段
軸体の中間部に縮径部が形成され、その縮径部に軟質部材を挿着する装置であって、前記軟質部材の挿着方向に筒状の受け台を配置し、その受け台の内部に前記軸体の前方部が当接する摺動部材を移動可能に配置すると共に、その摺動部材を前記軟質部材の挿着方向に向かって付勢し、また、前記受け台の前端部に軟質部材の前端部は当接するが軸体は通過が可能なガイド部材を配置し、更に、そのガイド部材の上端から前記摺動部材の上方部を突出せしめた軸体への挿着装置。
特許請求の範囲
【請求項1】
軸体の中間部に縮径部が形成され、その縮径部に軟質部材を挿着する装置であって、前記軟質部材の挿着方向に筒状の受け台を配置し、その受け台の内部に前記軸体の前方部が当接する摺動部材を移動可能に配置すると共に、その摺動部材を前記軟質部材の挿着方向に向かって付勢し、また、前記受け台の前端部に軟質部材の前端部は当接するが軸体は通過が可能なガイド部材を配置し、更に、そのガイド部材の上端から前記摺動部材の上方部を突出せしめたことを特徴する軟質部材の軸体への挿着装置。
【請求項2】
前記摺動部材の前方外面を先細り形状となすと共に、その先端部の外径を前記軟質部材の後端部内の内径よりも小径としたことを特徴とする請求項1記載の軟質部材の軸体への挿着装置。
【請求項3】
前記摺動部材の前方部の内形を軸体の後方部の外形とほぼ同形となしたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の軟質部材の軸体への挿着装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸体の中間部に縮径部が形成され、その縮径部に軟質部材を挿着する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
軟質部材を軸体に挿着した代表的な製品として、ボールペンやシャープペンシル、マーキングペンなどがある。それらの軸体の中間部には、縮径部が形成されており、その縮径部にはゴム状弾性体などからなる軟質部材が被覆された状態で挿着されている。その軟質部材は、所謂、筆記の際の疲労を低減させるグリップ部材となっている。そして、そのグリップ部材は、軸体に対して、主に、人手によって挿着されているのが実情である。
【0003】
【特許文献1】特開平10−129182号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、グリップ部材の軸体への挿着作業を人手によって行っていたため、生産性が悪く、また、作業者如何によっては、軟質のグリップ部材が前記の挿着過程で、軸体の縮径部の前方に位置する大径部に閊えてしまい、その結果、グリップ部材の中間部を座屈させてしまったり、グリップ部材の軸体に対する挿着位置にばらつきが発生してしまったりして、製品としての品質を低下させてしまう場合があった。
そこで、機械によってグリップ部材を軸体に挿着することも試みられた。しかし、機械による挿着作業であっても、前記と同様に、軟質のグリップ部材が前記の挿着過程で、軸体の縮径部の前方に位置する大径部に閊えてしまい、その結果、グリップ部材の中間部が座屈してしまい、挿着不良を引き起こすばかりでなく、無理に挿着すると製品としての価値を著しく落としてしまっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、軸体の中間部に縮径部が形成され、その縮径部に軟質部材を挿着する装置であって、前記軟質部材の挿着方向に筒状の受け台を配置し、その受け台の内部に前記軸体の前方部が当接する摺動部材を移動可能に配置すると共に、その摺動部材を前記軟質部材の挿着方向に向かって付勢し、また、前記受け台の前端部に軟質部材の前端部は当接するが軸体は通過が可能なガイド部材を配置し、更に、そのガイド部材の上端から前記摺動部材の上方部を突出せしめたことを要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、軸体の中間部に縮径部が形成され、その縮径部に軟質部材を挿着する装置であって、前記軟質部材の挿着方向に筒状の受け台を配置し、その受け台の内部に前記軸体の前方部が当接する摺動部材を移動可能に配置すると共に、その摺動部材を前記軟質部材の挿着方向に向かって付勢し、また、前記受け台の前端部に軟質部材の後端部は当接するが軸体は通過が可能なガイド部材を配置し、更に、そのガイド部材の前端から前記摺動部材の前方部を突出せしめたので、容易に軟質部材を軸体に挿着することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の1例を図1〜図9に示し説明する。最初に、本発明の挿着装置を載置する押圧機について説明する。基台1の背面には、支柱2が立設・固定されている。その支柱2の上部には、正面方向に向けてガイドブロック3が一体形成されており、そのガイドブロック3には押圧棒4が上下動自在に配置されている。参照符号5は、その押圧棒4を上下動させるための押圧レバーであって、その押圧レバー5は人手によって操作するものとなっているが、その押圧レバー5に変え、前記押圧棒4を電機式の駆動源(モーター)によって上下動させても良い。ちなみに、その押圧棒4の長手方向(図1中の背面側)には、ラック4aが形成されており(図2参照)、一方、前記押圧レバー5の基部にはそのラックと噛み合うピニオンが形成されている。また、前記押圧棒4の下端部には、後述する筆記具部材の軸筒の上端部と接触し、その軸筒を押圧する押圧ピン6が着脱自在に固定されており、軸筒の後端部の形状によって付け変えることが可能なものとなっている。
【0008】
次に、本発明の挿着装置について説明する。前記基台1の上面には、円筒状の受け台7が立設・固定されており、その受け台7の中空部8には、摺動部材9が上下動可能に配置されている。その摺動部材9は、コイルスプリングなどの弾発部材10によって常に上位法に向けて付勢されているが、その摺動部材9の下部外周に形成された外面鍔部9aと後述するガイド部材との係合によって、前記受け台7からの飛び出し(脱落)が防止されている。また、摺動部材9の外径は、後述する軸体の外径とほぼ同径となっているが、その上方外面は円錐形状をなした先細り形状(先細り部9b)となっている。そして、その先細り部9bの先端の外径は後述する軟質部材(グリップ部材)の内径よりも小径なものとなっている。また、先細り部9bの内形は、軸体の先細り部の外形とほぼ同形をなしており、その先細り部9bの内形の表面には鏡面加工が施されているが、樹脂コーティングなどを施しても良い。軸体の先細り部と摺動部材9の内形との当接作用による、前記軸体の先細り部へのキズなどを防止しているのである。
前記受け台7の上方には、円筒状のガイド部材11が固定されている。そのガイド部材11の内側、軸体の外径とほぼ同径な内径を有する中空部12が形成されており、一方、外径部は軟質部材の外径よりも大径となっている。そして、その内径と外径とによって形成されるガイド部材11の厚さがそのガイド部材11の端面部に形成される当接部11aとなっている。即ち、ガイド部材11の中空部12を軸筒が通過し、当接部11aに軟質部材の前端部が当接するのである。
【0009】
次に、本発明の挿着装置によって組み立てられる製品の1例を挙げ説明する。ボールペンやシャープペンシルなどの軸体13に軟質部材のグリップ部材14を挿着した例である。軸体は、金属材質から形成される場合もあるが、一般的には安価な樹脂材料から成形された製品が多い。一方、軟質部材であるグリップ部材は、ニトリルブタジエンゴムやシリコーンゴム、天然ゴムから成形されている。前記軸体13の前方には、前方に向けて先細り形状(先細り部13a)となっており、その先細り部13aの後方であって、軸体13の中間部には前記先細り部13aの最大外径部よりも小径な縮径部13bが形成されている。そして、その縮径部13bの後方には前記先細り部13aの最大外径部とほぼ同径な後部大径部13cが形成されており、その後部大径部13cの表面には、雄ねじ部13dが形成されている。他方、グリップ部材14の中空部15の内径は、前記軸体13の先細り部13aの最大外径部よりも小径であると共に、縮径部13bの外径よりも僅かではあるが小径になっている。つまり、グリップ部材14は、軸体13の縮径部13bに圧入された状態で挿着されているのである。
【0010】
次に、本発明の挿着装置を用いての、前記軸体13へのグリップ部材14の挿着作業、並びに、挿着装置の動作について説明する。
先ず、軸体13の前方に位置する先細り部13aの先端からグリップ部材14を、人手によって仮挿入するが、自動組み立て機などを使用して仮挿入を行っても良い。このとき、グリップ部材14の後方内面が、軸体13の先細り部13aの最大外径部を若干乗り越えるまで挿入するのが好ましいが(図4参照)、グリップ部材13に座屈作用が発生してしまうような場合には、グリップ部材14の後端部と先細り部13aの後端部がほぼ一致した状態で仮挿入を終えても良い。
次いで、グリップ部材14が仮挿入された軸体13を、前記押圧機に固定されている本発明の挿着装置に載置するが、このとき、前記グリップ部材14の前端部の内面が摺動部材9の先細り部9bの外周面に接するように載置する(図5参照)。この載置によって、グリップ部材14の前端部が若干外側方向に向けて膨れ上がるように押し広げられ拡開する。前記軸体13の円錐形状をなした先細り部9bによって押し広げられ拡開させられるのである。
次いで、押圧機の押圧レバー5を図中手前方向に回転させ、押圧棒4を下降させる。この押圧棒4の下降動作によって押圧ピン6も下降せしめられ、軸体13も下降することになる。この際、軸体13に仮挿入されたグリップ部材14も下降することになるが、前記摺動部材9の先細り部9bによってグリップ部材14が押し広げられ拡開されているため、そのグリップ部材14は摺動部材9の外面を滑るようにして下降し、やがて、そのグリップ部材14の前端部がガイド部材11の上端面に当接し、グリップ部材14の下降動作が阻止される(図6参照)。このとき、摺動部材9にも下降作用が発生するが、弾発部材10の弾発作用によって常に上方に向けて付勢されているため、摺動部材9の下降動作は阻止されている。つまり、グリップ部材14の先細り部9bに対する摺動抵抗よりも弾発部材の弾発力の方が大きく設定されているのである。
【0011】
ここで、さらに押圧レバー5を回転させ、軸体13を下降させると、グリップ部材14の下降動作が阻止されているため、グリップ部材14の内面が摺動部材9の円錐状の先細り部9bによって押し広げられながら軸体13の先細り部13aの最大外径部を滑るように摺動し、軸体13のみが下降することになる。やがて、その軸体13の先細り部13aの前端外周面が摺動部材9の先細り部9bの内面に当接する(図7参照)。
さらに、前記押圧レバー5を回転させると、軸体13は摺動部材9を介して前記弾発部材10を圧縮させながら下降する。この時、グリップ部材14の下降動作は、前記ガイド部材11によって阻止されている状態が継続されているため下降せず、これによって、前記と同様に、グリップ部材14の内面が摺動部材9の円錐状の先細り部9bによって押し広げられながら軸体13の先細り部13aの最大外径部を滑るように摺動し、軸体13並びに摺動部材9が下降することになる。ここで、その軸体13並びに摺動部材9の下降により、やがてグリップ部材14の内面が摺動部材9の先細り部9aから離脱し、この離脱の際、グリップ部材14が自らの復元力によって縮径使用とするが、グリップ部材14の前端面がガイド部材11の上端面に圧接した状態で当接しているため、縮径せず押し広げられた状態が維持される(図8参照)。
さらに、前記押圧レバー5を回転させると、軸体13の先細り部13aはガイド部材11の中空部12を通過しながら摺動部材9を介して前記弾発部材10を圧縮させ下降する。この時、前記と同様に、リップ部材14の下降動作は、前記ガイド部材11によって阻止されている状態が継続されているため下降せず、前記軸体13の先細り部13aの最大外径部を滑るように摺動し、軸体13並びに摺動部材9が下降し、やがて、グリップ部材14が完全に軸体13の縮径部13bに挿着される(図9参照)。これで、本発明の挿着装置による軸体へのグリップ部材の挿着作業が完了する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の挿着装置を載置する押圧機の1例を示す外観斜視図。
【図2】押圧棒の背面外観斜視図。
【図3】本発明の挿着装置の1例を示す要部縦断面図。
【図4】本発明の挿着装置によって組み立てられる製品の1例を示す要部縦断面図。
【図5】動作を示す要部縦断面図。
【図6】動作を示す要部縦断面図。
【図7】動作を示す要部縦断面図。
【図8】動作を示す要部縦断面図。
【図9】動作を示す要部縦断面図。
【符号の説明】
【0013】
1 基台
2 支柱
3 ガイドブロック
4 押圧棒
5 押圧レバー
6 押圧ピン
7 受け台
8 中空部
9 摺動部材
10 弾発部材
11 ガイド部材
12 中空部
13 軸体
14 グリップ部材
15 中空部




 

 


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