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発明の名称 軸筒と軸体の挿着構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−168363(P2007−168363A)
公開日 平成19年7月5日(2007.7.5)
出願番号 特願2005−371992(P2005−371992)
出願日 平成17年12月26日(2005.12.26)
代理人
発明者 宮下 泰 / 横内 伸生 / 邊見 寿郎
要約 課題
めっき処理によって角部に電流が集中するため、めっき(金属)も集中し、その結果、そのめっき(金属)の集中によって該部分が他の部分よりも膨出した状態で厚く形成されてしまっていた。また、その膨出状態をコントロールすることは困難であり、よって、先部材の突出孔の内径にばらつきが発生し不正確になってしまうのが実情である。その結果、膨出が少ない場合には、筆記の最中における筆記体の振れが激しくなってしまい、違和感のある筆記となってしまい、また、膨出が大きい場合には、筆記体が挿着されなくなってしまうばかりでなく、無理に挿着するとめっき(金属)に割れが発生し著しく美観を損ねてしまっていた。

解決手段
めっき、或いは、塗装処理が施された軸筒の内側にガイド筒を挿着し、そのガイド筒を介して前記軸筒の内側に軸体を挿着した軸筒と軸体の挿着構造。
特許請求の範囲
【請求項1】
めっき、或いは、塗装処理が施された軸筒の内側にガイド筒を挿着し、そのガイド筒を介して前記軸筒の内側に軸体を挿着したことを特徴とする軸筒と軸体の挿着構造。
【請求項2】
前記ガイド筒を樹脂材質から構成したことを特徴とする請求項1記載の軸筒と軸体の挿着構造。
【請求項3】
前記軸体を軸筒内に摺動可能に配置したことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載の軸筒と軸体の挿着構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸筒と軸体の挿着構造に関する。
【背景技術】
【0002】
軸筒の把持部にグリップ部材を、後端面を軸筒の小径に形成された把持部の後方の段部に当接させ、先端面を軸筒先端部に螺着した金属製の口金の後端面に当接するとともに、圧縮された状態で着脱自在に挟持してなる筆記具の軸筒において、前記グリップ部材の先端面に、前記口金の後端面に当接しない凹部を形成した筆記具の軸筒が知られている。
そして、その口金の表面には、黄銅のクロムメッキ処理が施されているとともに、その口金の内側には、ボールペンリフィルのボールペンチップが位置している。通常、筆記の最中におけるボールペンチップの振れを防止するために、前記口金の内径とボールペンチップの外径はほぼ同径をなしている。
【特許文献1】特開2002−219896号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の従来技術にあっては、黄銅のクロムメッキ処理(以下、「めっき処理」と言う。)を行う際に、口金の角部に電流が集中するため、めっき(金属)もその角部に集中し、その結果、そのめっき(金属)の集中によって該部分が他の部分よりも膨出した状態で厚く形成されてしまう(図10参照)。そこで、その膨出状態をコントロールすることも考えられるが、その膨出状態をコントロールすることは困難であり、よって、先部材の突出孔の内径にばらつきが発生し、不正確な突出孔になってしまうのが実情である。その結果、前記の膨出が少ない場合には、筆記の最中における筆記体の振れが激しくなってしまい、違和感のある筆記となってしまい、また、膨出が大きい場合には、筆記体が挿着されなくなってしまうばかりでなく、無理に挿着するとめっき(金属)に割れが発生し著しく美観を損ねてしまっていた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、めっき、或いは、塗装処理が施された軸筒の内側にガイド筒を挿着し、そのガイド筒を介して前記軸筒の内側に軸体を挿着したことを要旨とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、めっき、或いは、塗装処理が施された軸筒の内側にガイド筒を挿着し、そのガイド筒を介して前記軸筒の内側に軸体を挿着したので、筆記の際には良好な筆記感触が得られると共に、外見の見映えの良好な軸筒と軸体の挿着を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1乃至図8に第1例を示し説明する。図中上方を後方と言い、下方を前方と言う。軸筒1の内部には、シャープペンシルの芯繰り出し機構や、ボールペンのリフィルなどが収納・配置されている。本例における軸筒1の内部には、ボールペンのリフィル2が内蔵されており、また、軸筒1はリフィル2の出没動作を行う回転子3や摺動子4、それら回転子3や摺動子4を軸線方向に対し案内するカム溝5、ノック6、並びに、それら回転子3やリフィル2などを後方に向けて付勢するスプリング7を備えている。つまり、出没式のボールペンである。リフィル2がスプリング7によって後方に付勢されることにより、前記リフィル2が収納状態を維持している。ノック6を押圧すると、摺動子4が回転子3を押圧してカム溝5の前方に回転子3が係合し、リフィル2のペン先2aが先金13から突出する。この先金13は、金属材質から形成しても良いが、本例においては樹脂材質から形成されており、その樹脂製の先金13の表面にはめっき処理が施されている(めっき層15)。尚、そのめっき処理によって角部13a、13b、13cには電流が集中し、その結果、めっき(金属)がその角部13a、13b、13cに集中し、その金属の集中によって該部分が膨出した状態で厚く形成され(膨出部15a、15b、15c)、それら膨出部15a〜15cによって前記先金13の突出孔の内径が部分的に不正確になってしまう(図10参照)。しかし、本例においては先金13の先端の内側に樹脂材質からなるガイド筒16を挿着している。即ち、前記膨出部15a〜15cを含むめっき層15を先金13とガイド筒16とで挟着している。そして、そのガイド筒16の弾性変形作用などを利用して前記膨出部15a〜15cの厚さを吸収させている。
前記ガイド筒16にはめっき処理(めっき層15)が施されておらず、正確な突出孔16aの内径が確保されている。ちなみに、そのガイド筒16は、射出成形によって成形されているが、切削加工や打ち抜き加工などの手段によって形成しても良い。
そのガイド筒16の内側には、前記ボールペンリフィル2のチップ2aが位置しており、そのガイド筒16の内側によってガイドされている。つまり、チップ2aがガイド筒16の内面によってガイドされることにより、筆記の際に振れなどが生じることなく良好な筆記感触が得られる。
【0007】
前記軸筒1には、軸筒1に対して前後動が可能ではあるものの、回転不能に中子8が配置されており、その中子8には指間当接柄9が回転自在に設けられている。指間当接柄9の軸筒1の長手方向に対する拡開角度を任意に設定できるようにするためである。つまり、指間当接柄9を好みの角度で固定し、そして、解除し、別な角度に変更し、その角度を固定し得るようになっている。その具体的な手段について説明すると、(図3参照)指間当接柄9は中子8に跨るように取り付けられており、その指間当接柄9は二股状の脚部9aとその脚部9aを連結する支持部9bとから構成されていて、前記脚部9aが中子8の支持軸8aに回転自在に取り付けられている。また、中子8に跨る指示部9bと中子8との間には、指示部9bと当接すべく当接部材14が中子8のレール8bに前後摺動可能に設置されている。図1においては、当接部材14は後方に配置され、指間当接柄9の支持部9bと当接部材14は当接しない関係にある。この時、指間当接柄9の支持部9bは、中子8の当接段部8cに当接され、回転を停止して拡開角度αを維持している。また、図4は指間当接柄9が中子8に収納された状態である。一方、図5及び図6において、当接部材14は中子8のレール8bを摺動して前方に配置されており、指間当接柄9の支持部9bと当接部材14の当接部14aが当接する関係にある。この時、指間当接柄9の回転動作は、当接部材14によって途中停止された状態にあり、指間当接柄9の軸筒1の長手方向に対する拡開角度は、図1で示す指間当接柄9の拡開角度αより大きい拡開角度βに設定され・固定される。更に、図7及び図8において、当接部材14の当接部14aを複数段階設けることにより、当接部材14の摺動距離を調節して拡開角度も自由に設定し、各々の拡開角度で固定できる(α<γ<β)。なお、指間当接柄9の軸筒1の長手方向に対する拡開角度は60度が適切であるが、極端に異なる筆記具の持ち方を除けば角度が30度以上90度以下の範囲であるならば同様な効果が得られる。
符号18は、中子8の側壁に設けられたスイッチであって、そのスイッチ18は、軸筒1に対して係脱可能になっている。このスイッチ18と軸筒1の係脱作用を利用して、中子8の軸筒1に対する前後の位置決めが可能となっている。
【0008】
尚、前記指間当接柄9や把持部10は、軸筒1と別部材で構成されているが、一体成形しても良い。また、それら指間当接柄9や把持部材10は、滑り止め効果を得る為に熱可塑性エラストマーやシリコーン、ニトリルブタジエンラバーなどの弾性部材から形成されているが、硬質な材質で形成した指間当接柄9や把持部材10の表面に弾性部材を被覆するか、或いは、部分的に弾性部材を配置しても良いし、滑り止め効果が得られる塗料などを塗布し、硬化させても良い。特に、指間当接柄9にあっては、比較的大きな力が掛かることも懸念されることから、同部材を硬質な材質で形成し、その表面に滑り止め作用を有する弾性部材を付着させたり、指間当接柄9の表面に微細な凹凸状のローレット加工などを施すのも良い。
本例において、把持部10は熱可塑性エラストマーから構成されており、その表面には、指の指紋に類似した複数の波状模様が施されている。具体的に説明すると、その波状間のピッチPは15.0mm、波状の高さHは4.7mm、隣り合う波状の間隔Sは0.9mm、そして、溝の深さMは0.35mmとなっている(図11、図12)。指紋に類似した模様を施すことによって、その模様が指紋に合致し、これによって把時する指の把持部材に対する滑り止め効果が向上する。
【0009】
また、本例においては、中子8が配置されている軸筒1はOリング11を介して前中軸12の軸心の周方向に対して回転可能に設けられていると共に、前中軸12は段部12aによって軸筒1からの脱落が防止されている。指間当接柄9が設けられている中子8を軸筒1に対して回転自在に配置せしめることによって、例えば、ボールペンの筆記部やシャープペンシルの芯を指間当接柄9に対して回転させることができるようになり、例えば、片減りしたシャープペンシルの芯の方向を容易に変えることができ、これによって、良好な筆記を維持することができるようになる。
尚、符号17は軸筒1に固定されたクリップであって、そのクリップ17は前記指間当接柄9とは反対側に取り付けられている。筆記の際には、クリップ17が握る方向(親指と人差し指の指間)とは反対側に位置するため、良好な把時状態が得られるものとなっている。つまり、邪魔にならない位置に取り付けられている。
また、本実施例においては、指間当接得9を軸筒1の長手方向に対して回転させることによって拡開角度を可変できるようになすと共に、軸筒1に対して収納可能と成したが、前記指間当接柄を折りたたむ構造としたり、軸筒に対してスライドさせる構造を採用したり、或いは、リンク機構を採用することによって、軸筒に収納させても良い。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の第1例を示す正面外観図。
【図2】図1の縦断面図。
【図3】中子部分の外観斜視図。
【図4】指間当接部の閉じた状態を示す正面外観図。
【図5】指間当接部の拡開角度を変えた状態を示す正面外観図。
【図6】図5のA矢視図。
【図7】指間当接部の拡開角度を更に変えた状態を示す正面外観図。
【図8】図7のA矢視図。
【図9】ガイド筒を示す縦断面図。
【図10】図10の要部拡大図。
【図11】把持部を示す正面外観図。
【図12】図11の要部縦断面拡大図。
【符号の説明】
【0011】
1 軸筒
2 リフィル
2a チップ
3 回転子
4 摺動子
5 カム溝
6 ノック
7 スプリング
8 中子
8a 支持軸
8b レール
8c 当接段部
9 指間当接柄
9a 脚部
9b 支持部
10 把持
11 Oリング
12 前中軸
12a 段部
13 先金
14 当接部材
14a 当接部
15 めっき層
16 ガイド筒
17 クリップ
18 スイッチ
α 拡開角度
β 拡開角度
γ 拡開角度




 

 


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