米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> 机上付属具 -> ぺんてる株式会社

発明の名称 装飾具の軸筒への取り付け構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−152578(P2007−152578A)
公開日 平成19年6月21日(2007.6.21)
出願番号 特願2005−346909(P2005−346909)
出願日 平成17年11月30日(2005.11.30)
代理人
発明者 鈴木 慎也
要約 課題
連結部材によって前記の装飾の範囲が狭くなってしまったり、また、折角、装飾した部分が連結部材によって隠れてしまったりして、装飾効果を著しく損ねてしまっていた。そこで、連結部材を介さず、クリップの基部を軸筒に直接固定する手段も試みられたが、使用によりクリップが可動する度に、軸筒の前記固定部近傍に割れや白化が発生してしまい見映えを悪くしてしまっていた。

解決手段
加飾された内筒と、内部が視認可能な外筒とから構成される軸筒に装飾具を取り付ける構造であって、前記内筒と外筒に装飾具が通過する切欠部を形成すると共に、前記外筒の切欠部の内面に弱部を形成し、また、その弱部間の幅をクリップの幅よりも大とすると共に、外筒の切欠部の幅よりも内筒の切欠部の幅を大とした装飾具の軸筒への取り付け構造。
特許請求の範囲
【請求項1】
加飾された内筒と、内部が視認可能な外筒とから構成される軸筒に装飾具を取り付ける構造であって、前記内筒と外筒に装飾具が通過する切欠部を形成すると共に、前記外筒の切欠部の内面に弱部を形成し、また、その弱部間の幅をクリップの幅よりも大とすると共に、外筒の切欠部の幅よりも内筒の切欠部の幅を大としたことを特徴とする装飾具の軸筒への取り付け構造。
【請求項2】
前記弱部を薄肉部としたことを特徴とする装飾具の軸筒への取り付け構造。
【請求項3】
前記内筒と外筒との間にほぼ均一な状態で隙間を形成したことを特徴とする装飾具の軸筒への取り付け構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内筒と外筒とから構成される軸筒に装飾体を取り付ける構造に関する。
【背景技術】
【0002】
筆記具などの軸筒に装飾する手段として、軸筒自体の表面に印刷や彫刻を施すことが一般的である。しかし、軸筒の表面に装飾を施しているため、使用している間にその装飾が剥がれてしまったり、傷が付いてしまったり、或いは、汚れてしまったりして、折角の装飾が台無しになってしまっていた。
そこで、近年においては、前記の問題を防止する為に、軸筒の内部に配置されているシャープペンシルの芯タンクやボールペンのリフィルの表面に装飾を施すと共に、その芯タンクやリフィルの外側に透明性のある軸筒を被せ、前記芯タンクやリフィル表面の装飾の損傷を防止したものが製品化されるようになってきた。
しかし、前記芯タンクやボールペンのリフィルは軸筒に完全に覆われており、また、軸筒の先端、並びに、後端には先部材や尾栓が装着されており、これによって前記芯タンクやリフィルの軸筒からの脱落が防止されている。このようなものに、クリップなどの装飾具を取り付ける場合には、前記軸筒の一部分を覆うように装飾具との連結部材が被覆され固定される。
【0003】
【特許文献1】特許第2982957号公報。
【特許文献2】特許第3705947号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、連結部材によって前記の装飾の範囲が狭くなってしまったり、また、折角、装飾した部分が連結部材によって隠れてしまったりして、装飾効果を著しく損ねてしまっていた。
そこで、連結部材を介さず、クリップの基部を軸筒に直接固定する手段も試みられたが、使用によりクリップが可動する度に、軸筒の前記固定部近傍に割れや白化が発生してしまい見映えを悪くしてしまっていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、加飾された内筒と、内部が視認可能な外筒とから構成される軸筒に装飾具を取り付ける構造であって、前記内筒と外筒に装飾具が通過する切欠部を形成すると共に、前記外筒の切欠部の内面に弱部を形成し、また、その弱部間の幅をクリップの幅よりも大とすると共に、外筒の切欠部の幅よりも内筒の切欠部の幅を大としたことを要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、加飾された内筒と、内部が視認可能な外筒とから構成される軸筒に装飾具を取り付ける構造であって、前記内筒と外筒に装飾具が通過する切欠部を形成すると共に、前記外筒の切欠部の内面に弱部を形成し、また、その弱部間の幅をクリップの幅よりも大とすると共に、外筒の切欠部の幅よりも内筒の切欠部の幅を大としたので、長期に渡って見映えの良い装飾具の軸筒への取り付け構造を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面に基づき説明する。図1、図2に示したものは、本発明の装飾具の軸筒への取り付け構造をキャップ式筆記具(ボールペン)に適用させた例である。しかし、この実施例に限定されるものではなく、回転繰り出し式ボールペンやシャープペンシルの機構にも採用することもできる。
尚、図中下方を後方と言い、上方を前方と言う。
【0008】
筆記具本体1の内部には、ボールペンリフィル2が配置されているが、そのボールペンリフィル2はコイルスプリングなどの弾発部材3によって常に前方に向けて付勢されている。符号4は、前記筆記具本体1の後部に圧入や螺合と言った手段で固着された尾栓であって、前記弾発部材3やボールペンリフィル2の筆記具本体1からの脱落が防止されている。その尾栓4は金属材質で形成されているが、部品費用の削減や重量の減少を考慮し、樹脂材質で形成し、その樹脂材質の表面にめっき処理などを施しても良いが、この尾栓に限定されることはない。後述するほとんどの部材が金属材質で形成されており、その耐食性及び外観品質向上のため、めっきなどの表面処理が施されているが、前記尾栓と同様に、部品費用の削減や重量の減少を考慮し、樹脂材質で形成し、その樹脂材質の表面にめっき処理などを施しても良い。
また、前記筆記具本体1の前方には、先部材5が螺合や接着、或いは、それらの組み合わせなどの手段によって固定されているが、実質的に、前記ボールペンリフィル2は前軸6と中軸7の螺合によって着脱自在に固定されている。
前記前軸6の中間部にはツバ部6aが圧入・接着されており、そのツバ部6aと中軸7並びに、後述する飾りリングの端面が、前記螺合の規制部となっている。尚、前記ツバ部6aは本例では別体で構成されているが、前記前軸6と一体に形成しても良い。また、本例では前軸6を金属で構成し、中軸7を樹脂で構成しているため、前記螺合動作を繰り返すことで、樹脂部品に削り粉が発生してしまう可能性がある。よって、この削り粉を目立たせなくするために、前記前軸6と中軸7を同色で構成するのが好ましい。
尚、前記ボールペンリフィル2を弾発部材によって付勢しているが、その弾発部材3の自由状態の全長を制御することによって、前記前軸6と中軸7の螺合の際に、軽い感覚の螺合ではなく、弾発力を感じながら重厚な螺合感が得られるようにもなる。
その中軸7は、筆記具本体1の内側に固定された内パイプ8に固定されているが、その固定手段としては圧入によってなしていると共に、接着によっても固定している。その内パイプ8に被嵌している外軸9は有色半透明な樹脂材質から構成されており、一方、内パイプ8は、金属材質からなる非透明性の材質で構成されているが、これに限定されることなく、例えば、内パイプ8も樹脂材質で構成しても良いが、非透明性の樹脂で構成するのが好ましい。外側に透明性のある材質を採用し、その内側に非透明性の材質を採用することによって、筆記具本体1にレンズ効果が発生し、これによって立体感が得られるようになる。
前記中軸7には、1部が刳り抜かれた飾りリング10が被嵌されていると共に接着されており、その刳りぬき部には紋章や家紋、或いは、キャラクターなどが彫刻されたエンブレム11が嵌めこまれていると共に、前記中軸7に接着固定されている。尚、前記飾りリング10は真鍮で形成されており、一方、エンブレム11は銀で形成されている。各々の共振周波数、或いは、硬度を異ならしめることによって、筆記具本体に後述するキャップ本体を嵌合させた際に、良好な嵌合音(響き)が得られるようになっている。尚、本例では、真鍮と銀を組み合わせているが、これに限定されることはなく、共振周波数、及び/または、硬度の違う金属同士であれば同様の効果が得られる。また、前記前軸6には、金属材質からなるカバー部材12が被嵌されていると共に接着されており、そのカバー部材12の表面には彫刻が施されている。美観を向上させると共に、グリップとしての滑り止め効果も奏している。
符号13は、前記ボールペンリフィル2の前方に圧入・固定されたホルダーであって、そのホルダー13の前端面を前記先部材5の内段に当接させることによって、ボールペンリフィル2の前方における位置決めをなしている。そのホルダー13はボールペンリフィル2の空気流通孔2aを覆う様に固定されており、万が一、筆記具本体1に異常な衝撃が加わり、前記空気流通孔2aから微量なインキが飛散してしまっても、その飛散したインキは前記ホルダー13によって隠れた状態にあるため、ボールペンリフィル2の外観見映えの損失が極力防止される。また、符号14は先部材5の内面に配置された弾性体からなるOリングであるが、そのOリング14によって後述するキャップ本体を筆記具本体1に嵌合させた状態におけるボールペンリフィル2の先端からのインキの乾燥を防止すると共に、横振れを防止している。さらに、符号15は垂体であり、筆記具本体1の前後のバランスを採っているが、必ずしも必要なものではない。
【0009】
次に、前記筆記具本体1の前方に着脱自在に嵌合するキャップ本体16について説明する。外筒17の内側には、内筒18が配置されている。その内筒18の後端部には、金属材質から構成されるリング部材19が螺合と接着などの手段によって固定されている。そのリング部材19は、キャップ本体16を筆記具本体1に嵌合させた際、筆記具本体1の前記飾りリング10と当接し、「パチン」と言った響きの心地よい嵌合音を発する。尚、前記リング部材19の内側には樹脂リング19aが配置されており、筆記具本体1がキャップ本体16に対して斜めに挿入された場合の、前記先部材5やカバー部材12へのキズを防止する緩衝部材となっている。
ここで、前記外筒17は、有色透明な筒状部材で形成されており、その肉厚は0.8mmとなっているが、この例に限らず、その肉厚を1.2mmや1.5mm、或いは、1.8mmとしても良い。但し、2.0mm以上にしてしまうと、後述する効果(立体感、奥行き感)が得られなくなってしまうので、2.0mm未満とするのが好ましい。又、外筒17の材質としては、アクリル樹脂やポリウレタン樹脂やアクリロニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体などが1例として挙げられるが、その透過率は5%以上であって25%以下の紺色や青色、黒に近い褐色のセピア色などの有色透明な合成樹脂材質となっている。
一方、前記内筒18は、アルミや真鍮といった金属材質で形成されているが、アクリル樹脂やポリウレタン樹脂、アクリロニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体などの不透明な合成樹脂で形成しても良い。また、前記外筒17の材質が透明或いは、半透明であるならば、塗装やめっき、模様印刷などにより不透明な材質にしても良い。
【0010】
また、前記外筒17の内面と内筒18の外面と間には0.05mm以上の空間部が形成されているが、0.3mm以下の空間部が形成されていれば、ルビーやエメラルドなどの貴石のような透明感を保ちながら、立体感、奥行き感が感じられる軸筒を提供することができる。この立体感、奥行き感をより発現させるには、外筒を高彩度、かつ低明度の色とするのが好ましい。又、前記外軸9と内パイプ8の間にも0.05mm以上であって、0.3mm以下の空間を形成しても良い。同様の効果が得られる。
また、前記外筒17や外軸9の表面には、硬度の高いUVクリアー塗装が施されている。これによって、使用時は勿論、不使用時に机上などに載置した状態でもキズが付きにくく、長期間に渡って内筒18の塗装やめっき、模様印刷を鮮明に視認することができる。さらに、後述するクリップ29の凸部32と外軸17の表面との当接(使用による凹部32の外筒17に対する弾力当接)によるキズも前記のクリアー塗装によって極力防止される。そして、さらには、前記キャップ本体16を筆記具本体1の後部に挿着する際の、キャップ本体16の内面と外軸9の表面における摺動キズも極力防止される。
【0011】
前記内筒18の内部には、前記ボールペンリフィル2の先端を密封する半透明な樹脂材質からなる中キャップ20がバネ受け21を介して固定されている。これら中キャップ20とバネ受け21は、螺合(ネジ部22)、並びに、接着によって固定されており、キャップ本体16に対する中キャップ20の前後の位置が可変できるようになっている。また、内筒18の内側の中キャップ20と前記リング部材19との間にはベルベックス塗装が施されたバネカツラ46が配置されているため、キャップ本体16を筆記具本体1の前方に嵌合させた際も、また、後方に挿着した際も、適度な抵抗感が発生し高級感のある嵌合感、並びに、挿着感が得られる。尚、また、キャップ本体16と筆記具本体1の嵌合の繰り返しによる前記バネカツラ46のベルベックス塗装の剥離を防止するために、前記先部材5とカバー部材12の最大外径部にはR加工を施すと良い。長期に渡ってキズが付きにくくなると共に、高級感のある嵌合感がより一層得られるようになる。
前記バネ受け21の前方には、頭冠中子23が螺合や圧入、接着、或いは、それらの組み合わせなどの方法により固定されている。その頭冠中子23の前方には、装飾用のルビー等の貴石24が配置され、さらにその貴石24を覆う様に頭冠25が配置され、前記頭冠中子21と螺合することで貴石24を挟持・固定している。その貴石24の長手寸法にバラツキを考慮し、そのバラツキを吸収するため、螺合による挟持・固定は特に有効であるが、前記バラツキが大きい場合には、貴石24の後方に樹脂製のリング26を介在させても良い。その樹脂製のリング26の変形によっても寸法のバラツキが吸収される。
また、その頭冠25には、複数のスリット27が形成されている(図3参照)。これは、挟持・固定されている貴石24には、光りを受け輝くためにラウンドカットやブリリアントカットなどが施されているが、頭冠25が覆うように配置されているので、より光を受けやすくするためスリット27が形成されている。即ち、スリット27からも光を取り入れることによって貴石24の輝きを向上させている。尚、前記頭冠中子23は筒状をなしている。つまり、頭冠中子23の中心部には貫通孔28が形成されており、この貫通孔28からも前記半透明な樹脂材質からなる中キャップ20を介して光を取り入れ、これによって前記貴石24の輝きをさらに向上させている。
【0012】
ここで、本発明の要旨であるクリップ29の取り付け構造について詳述する。クリップ29の前方部には、突出した状態で基端部30が形成されており、その基端部30にはネジ穴31が穿設されている。また、基端部30の底面部は、前記バネ受け21の外周面に当接している。さらに、クリップ29の後方には、外筒17と接触する凸部32が形成されている。また、基端部30には、クリップ29を作動せしめた際、その動きの支点となる湾曲形成された円弧部33が形成されている。その円弧部33は、クリップ29を繰り返し作動させることにより、前記バネ受け21を破損させないために形成されている。即ち、角部によるバネ受け21への傷や凹みなどの損傷を防止していると共に、クリップ29が外筒17から離隔動作をした際、並びに、復帰する際の摩擦抵抗による作動性を向上させている。また、損傷を防止し、作動性を向上させることによって、経時的・耐久性的に安定した十分なクリップの挟持力を得ている。
尚、前記ネジ穴31は、基端部30に形成されたクリップ29の支点となる円弧部33よりできるだけ後方に離隔させた状態で形成するのが好ましい。また、本実施例のクリップ29は、厚板状金属等の剛性を有するダイキャストや切削による素材で形成されているが、クリップ自身が弾力性、並びに、復元性を有していても良い。
【0013】
前記バネ受け21には、同軸上に貫通した貫通穴34、35が形成されている。その貫通穴34は、弾撥部材36と止めネジ37を前記バネ受け21内に挿入するためのものである。尚、弾撥部材36は、本実施例ではコイル状スプリングを採用したが、板バネやゴム状弾性体など、或いは、それらの組み合わせた弾撥部材でも構わない。ここで、貫通穴34に前記クリップ29のネジ穴31を合わせ、前記バネ受け21内に挿入した止めネジ37をクリップ29のネジ穴31に螺合・固定する。この固定作業によって、クリップ29は、止めネジ37と前記バネ受け21との間に配置された前記弾撥部材36を介して付勢され、その結果、前記凸部32は、外筒17の方向に向かって挟持力が付与され、例えば、衣服のポケットや紙などを挟持させるためにクリップ29を外筒17から離隔せしめ、復帰させることが可能となる。
尚、前記バネ受け21の表面には、クリップ支持部材38が固着されており、そのクリップ支持部材38には前記クリップ29の基端部30が挟みこまれる切欠部39が形成されている。クリップ29のキャップ本体16に対するガタを防止するための手段である。そして、これらを組み付けることによって、クリップユニットとしての組立が終了する(図4参照)。尚、そのクリップ支持部材38は、樹脂などの材質で構成することが好ましく、特に滑り性を有したポリアセタール(POM)が好ましい。尚、クリップ支持部材38とバネ受け21は、圧入によって固定されているが、その圧入による固定力を向上させるために、前記バネ受け21の表面には微細なローレット加工が施されている。特に、POMは難接着性樹脂であるため、仮に接着する場合には、バネ受け21の表面にローレット加工を施すのが好ましい。さらに、そのクリップ支持部材38の切欠部39の対向する箇所には、前記バネ受け21の貫通穴35と同形状の貫通穴40が形成されており、クリップユニットとして構成された状態でクリップ29の挟持力を任意に調整することができるようになっている。具体的には、前記止めネジ37の前後の位置を任意に移動できるようになっている。
【0014】
ここで、前記外筒17、内筒18、クリップ29について詳述する。外筒17の前方部には、クリップ29の基端部30が貫通する切欠部41が形成されているが、その切欠部41の幅Aは、クリップ29の基端部30の幅Bよりも大きく形成されている。さらに、外筒17の切欠部41の内面には、弱部42が形成されており、この弱部42間の幅Cも基端部30の幅よりも大きく形成されている。この弱部42は、本実施例においては薄肉部として切欠部41の全域に渡って形成したが、切欠部41の内面に部分的に形成した突起であっても良い。
符号43は、外筒17の前端面に形成したV字状の溝部であって、その溝部43に接着剤を流し込むことによって、外筒17と頭冠中子23との固定力を強化している。
また、前記内筒18にもクリップ29の基端部30が貫通する切欠部44が形成されているが、その切欠部44の幅Dもクリップ29の基端部30の幅Bよりも大きく形成されている。そして、その切欠部44の幅Dは前記外筒17の切欠部41の幅Aよりも大きく形成されている。即ち、内筒17の切欠部44の幅D>外筒17の切欠部41の幅A>弱部42間の幅C>クリップ29の幅Bの関係を満たしているが、それらの差は、僅かなものとなっている。具体的に、各幅の差は、0.1mm〜0.2mmの範囲となっている。クリップ29の基端部30における摺動傷を防止する一方、過大な隙間による美観の損失を考慮している。つまり、切欠部と基端部の幅の差が少ないと摺動傷が発生してしまい、逆に、切欠部と基端部の幅の多いと隙間が発生し著しく美観を損ねてしまう。
前記内筒の表面には、模様の印刷や彫刻と言った加飾(加飾部45)が施されており、興趣性や高級感を向上させている。それら、模様印刷や彫刻などの加飾部45は、切欠部44の縁部まで形成されており、より一層、美的効果を向上させるものとなっている。
【0015】
次に作用について説明する。クリップ29の基端部30をキャップ本体16切欠部に貫通させているため、より多くの加飾領域が確保される。
また、クリップ29がキャップ本体16の軸線に対して回転するような力が作用すると、最初に基端部30が弱部42に接触し、その弱部42を弾性変形させる。ここで、前記の作用が解除されると弱部42も自らの弾性復元力によって復帰する。即ち、基端部30の切欠部41に対する力の作用が、弱部42によって吸収されるのである。このとき、基端部30が内筒18の切欠部44の内面に接触していないため、内筒18に施されている加飾部45に損傷を与えることがない。また、前記の作用が弱部42を完全に変形せしめ外筒17の切欠部41の内面に達しても、内筒18の切欠部44の幅が大きく形成されているため、前記加飾部45に損傷を与えることがない。尚、この時、さらに強固回転力が切欠部41の内面に作用しても、厚肉部となっているため回転作用が阻止される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の1例を示す縦断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】キャップ本体を示す外観斜視図。
【図4】クリップユニットを示す外観斜視図。
【図5】(a)外筒を示す上面図。 (b)外筒を示す正面図。
【図6】図5の斜視図。
【図7】内筒を示す外観斜視図。
【図8】クリップを示す背面図。
【符号の説明】
【0017】
1 筆記具本体
2 ボールペンリフィル
3 弾発部材
4 尾栓
5 先部材
6 前軸
7 中軸
8 内パイプ
9 外軸
10 飾りリング
11 エンブレム
12 カバー部材
13 ホルダー
14 Oリング
15 垂体
16 キャップ本体
17 外筒
18 内筒
19 リング部材
20 中キャップ
21 バネ受け
22 ネジ部
23 頭冠中子
24 貴石
25 頭冠
26 リング
27 スリット
28 貫通孔
29 クリップ
30 基端部
31 ネジ穴
32 凸部
33 円弧部
34 貫通穴
35 貫通穴
36 弾発部材
37 止めネジ
38 クリップ支持部材
39 切欠部
40 貫通穴
41 切欠部
42 弱部
43 溝部
44 切欠部
45 加飾部
46 バネカツラ




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013