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発明の名称 シャープペンシル
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−54955(P2007−54955A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−239249(P2005−239249)
出願日 平成17年8月22日(2005.8.22)
代理人
発明者 須長 勇吉
要約 課題
弾性係止部(係止突部)の後方部は後筒の前端に当接しているものの、弾性係止部の前方部は抑えられておらず、空間部となっている。よって、後筒と先筒との連結部における剛性が弱く、筆記荷重によってはその連結部から屈曲してしまったり、強いては、折損してしまう危険性もある。

解決手段
前軸と後軸を連結することによって構成される外軸の内部に中パイプを配置し、その中パイプに芯の把持開放を行うチャック体と、そのチャック体の開閉を行うチャックリングを設けたシャープペンシルであって、前記外軸にチャックリングの前進移動を規制する係合部を形成すると共に、前記中パイプに長手方向に対して弾性変形する伸縮部を形成し、その中パイプを前記前軸と後軸で挟持すると共に、中パイプの前端を外軸の段部に当接させたシャープペンシル。
特許請求の範囲
【請求項1】
前軸と後軸を連結することによって構成される外軸の内部に中パイプを配置し、その中パイプに芯の把持開放を行うチャック体と、そのチャック体の開閉を行うチャックリングを設けたシャープペンシルであって、前記外軸にチャックリングの前進移動を規制する係合部を形成すると共に、前記中パイプに長手方向に対して弾性変形する伸縮部を形成し、その中パイプを前記前軸と後軸で挟持すると共に、中パイプの前端を外軸の段部に当接させたことを特徴とするシャープペンシル。
【請求項2】
前記中パイプに大径鍔部を形成し、その大径鍔部を前軸と後軸で挟持したことを特徴とする請求項1記載のシャープペンシル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、前軸と後軸を連結することによって構成される外軸の内部に中パイプを配置し、その中パイプに芯の把持開放を行うチャック体と、そのチャック体の開閉を行うチャックリングを設けたシャープペンシルに関する。
【背景技術】
【0002】
1例として、外筒内に芯送り出し機構を配置すると共に、その芯繰り出し機構にスリーブを配置せしめ、そのスリーブを前記外筒に係合せしめたシャープペンシルが知られている。以下、具体的に説明する。前記芯繰り出し機構は、タンクの前部に連結されるチャックと、そのチャックの外側に嵌め込んだチャックリングと、そのチャックリングの後端に当接可能に配置されるスリーブと、そのスリーブとタンクの前端との間に介挿され、そのタンクを後方へ付勢するチャックスプリングとから構成されている。また、前記スリーブには、係止突部とその係止突部の3方を囲むスリットがそれぞれ形成されており、径方向に弾性変位可能な弾性係止部を構成している。そして、その弾性係止部が前記外筒の1構成である後筒の前端に係止している。また、そのスリーブの中間部には、軸方向に伸縮可能な伸縮部が形成されており、芯繰り出し機構の外筒に対する寸法上のばらつきを吸収し得るようになっている。
【特許文献1】特開平9−272293号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記従来技術の弾性係止部(係止突部)の後方部は後筒の前端に当接しているものの、弾性係止部の前方部は抑えられておらず、空間部となっている。よって、後筒と先筒との連結部における剛性が弱く、筆記荷重によってはその連結部から屈曲してしまったり、強いては、折損してしまう危険性もある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、前軸と後軸を連結することによって構成される外軸の内部に中パイプを配置し、その中パイプに芯の把持開放を行うチャック体と、そのチャック体の開閉を行うチャックリングを設けたシャープペンシルであって、前記外軸にチャックリングの前進移動を規制する係合部を形成すると共に、前記中パイプに長手方向に対して弾性変形する伸縮部を形成し、その中パイプを前記前軸と後軸で挟持すると共に、中パイプの前端を外軸の段部に当接させたことを要旨とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、前軸と後軸を連結することによって構成される外軸の内部に中軸を配置し、その中軸に芯の把持開放を行うチャック体と、そのチャック体の開閉を行うチャックリングを設けたシャープペンシルであって、前記外軸にチャックリングの前進移動を規制する係合部を形成すると共に、前記中軸に長手方向に対して弾性変形する伸縮部を形成し、その中軸を前記前軸と後軸で挟持すると共に、中軸の前端を外軸の段部に当接させたので、前記中軸の外軸に対する寸法上のばらつきが吸収できることは勿論、前軸と後軸との連結部における剛性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施の形態を図1〜図4に示し詳細に説明する。軸筒1は、前軸2と後軸3から構成されており、それら前軸2と後軸3とは螺着などの手段によって着脱自在に固定されている。その前軸2の表面には、ゴム状弾性体などからなるグリップ部材4が装着されており、筆記の際における滑り防止効果と共に疲労の軽減などを向上させているが、前軸2の表面に微細な凹凸などを形成することによって滑り止め効果を持たせても良い。
また、後軸3の後部には、頭冠5が凹凸嵌合などの手段によって装着・固定されており、その頂部近傍を後軸3の後端部から露出させている。その頭冠5について詳述する。半透明な樹脂成形品からなる頭冠5の前方部には、前記後軸3に嵌まり込む筒状部6が形成されており、後端部には筒状部6よりも大なる径を有する鍔部7が形成されているが、その鍔部7は1側面部に向かって傾斜した状態で形成されている。そして、その鍔部7の低い側の前記筒状部6には、固定部8が形成されており、その固定部8には溝部9が形成されている。また、前記鍔部7の低い側にはその鍔部7の傾斜に沿って、かつ、湾曲した状態で装飾片10が延設形成されており、その装飾片10の端部近傍の下面には係止突起(取り付け部)11が形成されているが、その係止突起11の端部には前方に向かって突出した係止爪12が形成されていると共に、横方向に長い楕円形状の係止突起11となっているが、真円であっても良いし、四角形や五角形といった多角形であっても良い。
符号13は、この頭冠5を後軸3に装着したときの、頭冠5の後軸3に対する振れやがたつきを防止する突起であって、また、符号14は頭冠5の後軸3の係合孔15と係合し、その後軸3に対する抜けを防止する係合突起であって、その係合突起14は前方かつ内径方向に向かって傾斜している。
【0007】
次に、前記頭冠5に取り付けられるクリップ本体16について説明する。そのクリップ本体16は、湾曲形成された金属材質から形成されているが、前記頭冠5と同様に樹脂成形品から形成しても良い。クリップ本体16の後部側面には、起立片17が形成されており、その起立片17の後端部には、前記鍔部7の傾斜面に沿った傾斜部18が形成されている。また、起立片17には内側方向に向かって折り曲げられ凹凸部が形成された係合片19が形成されている。この係合片19は、前記頭冠5の固定部8に形成されている溝部9に嵌まり込むと共に、係合片19の凹凸部が溝部9の底部に食い込んでいる。
また、クリップ本体16の上面には凹部20が形成されており、美的効果を向上させている。その凹部20の前方には、前記頭冠5に一体形成された装飾片10の係止突起11が遊挿する貫通孔(取り付け受部)21が形成されている。その貫通孔21の形状は、本例においてはクリップ本体16の幅(横)方向に長い楕円形状をなしているが、前記係止突起11の形状に合わせて真円であっても良いし、四角形や五角形といった多角形であっても良い。尚、その貫通孔21の幅(横)方向の長さは、前記係止突起11の幅方向の長さとほぼ同一となっているが、貫通孔21の縦方向の長さ、つまり、クリップ本体16の長手方向における長さは、前記係止突起11の縦方向の長さよりも長く形成されているが、係止爪12の長さよりは短く形成されている。即ち、係止突起11は貫通孔21の縦方向に対して前後動が可能なものとなっている。つまり、係止突起11の前方には隙間が形成されるようになっている。
【0008】
前記軸筒1の内部には、中パイプ22を介して芯繰り出し機構41が配置されている。その中パイプ22の後部には大径鍔部23が形成されており、その大径鍔部23が前記前軸2と後軸3によって挟み込まれることにより、軸筒1に固定されている。また、その中パイプ22の大径鍔部23の下面には複数の弾性変形可能な弾性突起24が等間隔内地に形成されており、その弾性突起24が前軸2と後軸3の挟持力によって押し潰され、此れによって、中パイプ22の長手方向における寸法のばらつきを吸収している。具体的には、前軸2の内面中間段部25と中パイプ22の前端部26と前軸2の内面中間部に形成された中間段部25との間に発生してしまう可能性のある隙間よる芯出長さのバラツキ、並びに、前軸2の後端部と大径鍔部23の当接部に発生してしまう可能性のある隙間による軸筒1の横方向のガタつきが防止されると共に、前軸2と後軸3の連結部における強度(剛性)の低下を防ぐことができる。つまり、中パイプ22の前端部26が確実に中間段部25に当接し得るようになっているのである。
尚、前記大径鍔部を設けることによって、後軸3の内径を広く形成することができ、その結果、後軸3の内部を有効に利用することができるようになる。本例のように、複雑な芯繰り出し機構を内蔵するものにとっては特に有効な手段である。ちなみに、大径鍔部を形成しないと、中パイプの外径よりも小さい後軸の内径で当接させなければならなくなり、これによって、内径が狭くなり、その結果、内部機構も小さくしなければならず、内部機構や設計が限定されてしまう。
符号23aは、大径鍔部23の側部に形成された平面部であって、対向した位置に形成されている。中パイプ22を樹脂材質で成形する際のゲート位置になっている。前軸2と後軸3とによって挟み込まれる大径鍔部23に平面部23aを形成することによって、仮に、中パイプの成形時にゲート残りが発生した場合においても、平面部23aと大径鍔部23の高さより小さいゲート残りであれば、後軸3の内部に擦らずにスムーズに組み立てることができる。ちなみに、平面部23aを形成しないと、ゲート残りが僅かでも発生してしまうと後軸3の内部に緩衝し、中パイプ22と後軸3とが途中で閊えてしまい当接できず、その結果、後軸3と中パイプ22間で振れが発生してしまう危険性がある。
次に、前記芯繰り出し機構41について説明する。複数の芯を収容する芯タンク27の前方には、芯の把持・開放を行うチャック体28が固定されている。そのチャック体28の前方外周には、チャック体28の開閉を行うチャックリッグ29が囲撓している。そのチャックリング29の前方であって、前軸2の内面中間部には、チャックリング29の前進移動が規制される段部2aが形成されている。即ち、前記中パイプ22の前端部26と前記段部2aまでの距離がチャックリング29の移動距離となり、芯が繰り出される距離ともなる。これと相まって、前述もしたように、前記中パイプ22の前端部26が弾性突起24の弾性変形により、確実に前軸2の内面中間段部25に当接するため、前記芯が繰り出される距離も常に一定のものが得られる。符号30は、前記前軸2の先端から出没するスライダであって、そのスライダ30には、芯の後退を規制するゴム状弾性体などからなる芯戻り止め部材31が内設されており、また、スライダ30の外周部には前軸2の内面と摺接し、スライダ30の自重による突出を防止するオーリング32が嵌め込まれている。符号Sは、芯タンク27と中パイプ22との間に張設されたコイルスプリングなどの弾発部材であって、前記芯タンク27やチャック体28などを後方に向けて付勢するチャックスプリングである。
一方、前記芯タンク27の後部には、消しゴム33と、その消しゴム33を覆うようにノックカバー34が着脱自在に取り付けられている。
【0009】
次に作用について説明する。前記中パイプの弾性変形により外軸に対する寸法上のばらつきが吸収されるため、中パイプの前端が外軸の段部に必ず当接する。よって、チャックリングの移動はその当接部(段部)から外軸に設けた前進移動を規制する係合部までの距離に依存することになり、芯が繰り出される長さの精度が高まることは勿論、前記中パイプの外軸に対する寸法上のばらつきが吸収されることに加え、中パイプの大径鍔部が前軸と後軸に必ず挟持されるため、それら前軸と後軸の連結部において隙間がない構成になり、もって、その連結部の剛性が向上する。
【0010】
以下、中パイプにおける弾性変形する伸縮部の変形例を種々上げ説明する。
第2例を図5、図6に示し説明する。中パイプ35の後部には、周方向に多数の貫通溝36が形成されている。その貫通溝36は、千鳥状に形成されているが、これに限定されることはなく、長手方向の列状に並べて形成しても良いが、少なくとも2列であって対向する位置に形成するのが好ましい。周方向に複数の貫通溝36を形成することによって、より多くの寸法のばらつきに対応させることができるようになると共に、着脱した際における復元性が良好なものとなり、もって、長期に渡って弾性変形作用を維持することができる。
【0011】
第3例を図7、図8に示し説明する。中パイプ37の後部には、螺旋状の貫通溝38が形成されている。本例においては、螺旋状の貫通溝38を構成したため、伸縮長さを多く採ることができ、さらに多くの寸法のばらつきに対応できる。よって、中パイプ37などの長手寸法の精度を若干ラフに設定することが可能になり、設計自体も容易なものとなる。また、着脱した際における復元性が良好なものとなり、もって、長期に渡って弾性変形作用を維持することができる効果を奏する。
【0012】
第4例を図9、図10に示し説明する。中パイプ39の側面には、長手方向の貫通溝40が形成されている。本例においては、その長手方向の貫通溝40が開閉することによって弾性変形が成されるが、前例に比し、伸縮長さは少なくなっている。しかし、貫通溝40の形成がきわめて容易であり、特に、中パイプ39を樹脂成形品とした場合には、簡単な金型構造で成形することができ、もって、安価に成形することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の第1例を示す正面図。
【図2】図1の要部分解図。
【図3】中パイプを示す外観斜視図。
【図4】図3の要部拡大図。
【図5】第2例の中パイプを示す外観斜視図。
【図6】図5の縦断面図。
【図7】第3例の中パイプを示す外観斜視図。
【図8】図7の正面図。
【図9】第4例の中パイプを示す外観斜視図。
【図10】図9の縦断面図。
【符号の説明】
【0014】
1 軸筒
2 前軸
2a 段部
3 後軸
4 グリップ部材
5 頭冠
6 筒状部
7 鍔部
8 固定部
9 溝部
10 装飾片
11 係止突起
12 係止爪
13 突起
14 係合突起
15 係合孔
16 クリップ本体
17 起立片
18 傾斜部
19 係合片
20 凹部
21 貫通孔
22 中パイプ
23 大径鍔部
24 弾性突起
25 内面中間段部
26 前端部
27 芯タンク
28 チャック体
29 チャックリング
30 スライダ
31 芯戻り止め部材
32 オーリング
33 消しゴム
34 ノックカバー
35 中パイプ
36 貫通溝
37 中パイプ
38 貫通溝
39 中パイプ
40 貫通溝
41 芯繰り出し機構




 

 


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