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クリップ - ぺんてる株式会社
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発明の名称 クリップ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−30364(P2007−30364A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−217539(P2005−217539)
出願日 平成17年7月27日(2005.7.27)
代理人
発明者 小玉 英俊
要約 課題
装飾性が高くかつ耐食性が高いクリップを提供すること。

解決手段
装飾部が亜鉛ダイキャスト製でバネ部が工具鋼で成形され、貴金属めっき処理が形成されたクリップにおいて、初め各部品に銅めっきを形成し、その後装飾部とバネ部を接合し、その後さらに装飾めっきを行ったクリップの接合部にクリアー塗装を行うように構成した。
特許請求の範囲
【請求項1】
弾力機能を有する鉄系基材部と装飾機能を有する亜鉛系基材部を接合してなるクリップにおいて、鉄系基材部と亜鉛系基材部の接合部にクリアー塗装を形成したクリップ。
【請求項2】
前記鉄系基材部と亜鉛系基材部の各々の部材にめっき処理を施すと共に、そのめっき処理後に各部材を接合させたことを特徴とする請求項1の筆記具のクリップ。
【請求項3】
前記めっき処理は、銅めっきであることを特徴とする請求項2の筆記具のクリップ。
【請求項4】
前記鉄系基材部に係合部を形成する一方、亜鉛系基材部にはその係合部と係合する係合受部を形成すると共に、その係合部、或いは、係合受部を圧潰することによって各部材を接合させたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のクリップ。
【請求項5】
前記鉄系基材部と亜鉛系基材部を接合した後に、さらにめっき処理を施したことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のクリップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾力機能を有する鉄系基材部と装飾機能を有する亜鉛系基材部を接合してなる筆記具のクリップに関するものであり、特に、筆記具本体を胸ポケットやノートに挿したりしたときに、筆記具本体の脱落防止機能を有する筆記具のクリップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来筆記具に使用される金属製のクリップは、同一素材で成形され、その後装飾および防食のためにめっき処理などが行われている。また、クリップの素材としては、工具鋼やバネ鋼、ステンレス、リン青銅、亜鉛、真鍮等が用いられている。そして、前記クリップはこれらの単一金属でプレス成形や切削加工等を経て、製作されその後装飾や防食の目的でめっき処理などが行われている。
【0003】
また、筆記具に使用されるクリップは、軸との間に衣服や紙をある程度の力で挟み込む機能が必要なことから適度な弾力を有することが求められる。
前記工具鋼やバネ鋼、ステンレスやリン青銅は、バネ性を有する材料であることから、クリップの形状に成形してからそのままめっき処理をして用いられている。一方、亜鉛や真鍮の材料は、素材自体がバネ性を有しないことから、バネ性を持たせるためにバネ性を有するバネ鋼などに装着・固定する方法が採られている。これはクリップの外観部とバネ機能を有する各部品を別々に作製(成形後、めっき処理)し、両者を圧入後、カシメ等により固定し組み立てることによって製品としている。
【特許文献1】特開2005− 14236号公報
【特許文献2】特開2005−131817号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、バネ性を有する材料を用いてクリップを成形する場合、曲げ部分の設計や加工性の問題上形状に大きな制約を受けるのが問題であった。また、亜鉛や真鍮を用いる場合は、クリップ自体のデザイン自由度があるものの、製品の取り付け方法が複雑になり、筆記具の狭い空間での取り付け構造の設計は、非常に困難となり逆に製品全体のデザインが制約を受けるという問題があった。
また、飾りの部分とバネ部分を別々に作製し、カシメや圧入によりクリップを組み立てる方法は、特に、めっきされた部品の場合、カシメや圧入時にめっき皮膜が割れたり、削れたりして折角、耐食性を付与するためにめっき処理を行っているのにも関わらず、腐食が発生し易くなってしまっていた。
さらに、めっきを形成した別々の部品をカシメや圧入により固定する場合、めっき皮膜の厚さのばらつきやめっき皮膜が硬いことから、きつい圧入になった場合には、基材自体が割れてしまったり、仮に基材が割れずに圧入が出来たとしても、めっき皮膜が硬いことから圧入強度が弱く、また、仮に耐食性が確保されても、固定部分が緩み易かったり、はずれやすいという問題もあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この改善策として、クリップの表面部分はデザイン自由度が高く重厚感があり装飾効果があり、さらに、製品への取り付けが簡単でありかつ適度な弾力を有するバネ部分を両者兼ね備えたクリップが求められている。
しかしながら、装飾性が高くかつバネ機能を備えたクリップは、それぞれ別部品で完成品とし組立の段階で部品同士を接着するか、表面を覆うように嵌合するか、溶接で止めるという方法でしか作れなかった。
また、めっき処理の関係から異材質の部品は、同時にめっき処理することが出来なく、それぞれめっき(装飾)まで形成した後、カシメたり、接着したり、圧入することにより両者を固定していたが、めっきはカシメたり圧入したりして変形が加わると割れるという性質があり、耐食性が悪くなるという問題があった。
【発明の効果】
【0006】
本発明に寄れば、筆記具の金属製のクリップであり、表面部分は形状の自由度が高くデザインが良く、かつクリップの基本機能である衣服や紙を挟み保持する適度な弾力性の両者を備えかつ耐食性の高いクリップが得ことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明は、鉄系の基材を用いてバネ性を有する取り付け部と亜鉛系基材を用いて装飾部を別々に成形し、銅めっきまで形成した後両部品を装着固定し、その後仕上げめっきを行うことにより装飾性が高く、かつ、クリップ機能を有するクリップが得られ、さらに耐食性の高いクリップが得られるという目的を鉄系基材部と亜鉛系基材部の接合部にクリアー塗装を形成することにより実現した。
【0008】
(実施例1)
工具鋼の板2(0.7ミリ)を用いて抜き型、曲げ型を用いて所定の形状に加工し焼き入れ焼き鈍し処理を行い、バネ部の形状を作製した。その後バレル研磨を行い、銅めっきを15ミクロン形成し、その後バフ研磨を行った。バネ部にはダイキャスト部を接合するための穴2Aが2箇所空いている。
次にダイキャスト用の亜鉛1を用いて、型に材料を流し込み、所定形状に装飾部を成形した。装飾部のバネ部との接合部にはバネ部の穴2Aに対応する突起1Aが2箇所形成されている。その後生地研磨した後銅めっきを15ミクロン形成し、バフ研磨を行った。
次にバネ部に開けられた穴2Aに装飾部の突起1Aを挿入し、プレスにより装飾部の突起をつぶす(カシメ部6)ことにより、バネ部と装飾部が一体となったクリップ形状が完成した。
その後ニッケルめっきを15ミクロン、パラジウム−ニッケル合金めっきを3ミクロン、ロジウムめっきを零コンマ数ミクロン形成し、最後に電解クロメート処理を行った。さらに突起をつぶしてカシメた部分にメラミン系のクリアー塗装を行い、160℃,20分の条件で乾燥しクリップを得た。
【0009】
(実施例2)
工具鋼の板(0.7ミリ)を用いて抜き型、曲げ型を用いて所定の形状に加工し焼き入れ焼き鈍し処理を行い、バネ部の形状を作製した。その後バレル研磨を行い、銅めっきを15ミクロン形成し、その後バフ研磨を行った。バネ部の接合部両側面に亜鉛ダイキャスト部の突起が入り込むように4箇所へこみが形成されている。
次にダイキャスト用の亜鉛を用いて、型に材料を流し込み、所定形状に装飾部を成形した。装飾部のバネ部との接合部にはバネ部のへこみに対応する突起が両側で4箇所形成されている。その後生地研磨した後銅めっきを15ミクロン形成し、バフ研磨を行った。
次にバネ部の接合部両側面に形成されたへこみに装飾部の突起を挿入し、プレスにより装飾部の突起をつぶすことにより、バネ部と装飾部が一体となったクリップ形状が完成した。
その後ニッケルめっきを15ミクロン、金めっきを1ミクロン形成し、最後に電解クロメート処理を行った。さらに突起をつぶしてカシメた部分にメラミン系のクリアー塗装を行い、160℃,20分の条件で乾燥しクリップを得た。
【0010】
(実施例3)
工具鋼の板(0.7ミリ)を用いて抜き型、曲げ型を用いて所定の形状に加工し焼き入れ焼き鈍し処理を行い、バネ部の形状を作製した。その後バレル研磨を行い、銅めっきを15ミクロン形成し、その後バフ研磨を行った。
次にダイキャスト用の亜鉛を用いて、型に材料を流し込み、所定形状に装飾部を成形した。装飾部のバネ部との接合部にはバネ部の接合部を圧入する穴が形成されている。その後生地研磨した後銅めっきを15ミクロン形成し、バフ研磨を行った。
次にバネ部の接合部をダイキャスト部の接合用の穴にバネ部を挿入し、プレスにより装飾部に圧入することにより、バネ部と装飾部が一体となったクリップ形状が完成した。
その後銅めっきを5ミクロン、ニッケルめっきを10ミクロン、金めっきを1ミクロン形成し、最後に電解クロメート処理を行った。さらに圧入による接合部にメラミン系のクリアー塗装を行い、160℃,20分の条件で乾燥しクリップを得た。
【0011】
(実施例4)
バネ鋼の板(0.7ミリ)を用いて抜き型、曲げ型を用いて所定の形状に加工し焼き入れ焼き鈍し処理を行い、バネ部の形状を作製した。その後バレル研磨を行い、銅めっきを15ミクロン形成し、その後バフ研磨を行った。バネ部には装飾部を接合するための穴が2箇所空いている。
次にダイキャスト用の亜鉛を用いて、型に材料を流し込み、所定形状に装飾部を成形した。装飾部のバネ部との接合部にはバネ部の穴に対応する突起が2箇所形成されている。その後生地研磨した後銅めっきを15ミクロン形成し、バフ研磨を行った。
次にバネ部に開けられた穴にダイキャスト部の突起を挿入し、プレスにより装飾部の突起をつぶすことにより、バネ部と装飾部が一体となったクリップ形状が完成した。
その後ニッケルめっきを15ミクロン、パラジウム−ニッケル合金めっきを3ミクロン、ロジウムめっきを零コンマ数ミクロン形成し、最後に電解クロメート処理を行った。さらに突起をつぶしてカシメた部分にメラミン系のクリアー塗装を行い、160℃,20分の条件で乾燥しクリップを得た。
【0012】
(実施例5)
バネ鋼の板(0.7ミリ)を用いて抜き型、曲げ型を用いて所定の形状に加工し焼き入れ焼き鈍し処理を行い、バネ部の形状を作製した。その後バレル研磨を行い、銅めっきを15ミクロン形成し、その後バフ研磨を行った。バネ部には装飾部を接合するための穴が2箇所空いている。
次に真鍮(銅・亜鉛合金)を用いて、切削加工により、所定形状に装飾部を成形した。装飾部とバネ部との接合部にはバネ部の穴に対応する突起が2箇所形成されている。その後生地研磨した後銅めっきを15ミクロン形成し、バフ研磨を行った。
次にバネ部に開けられた穴に装飾部の突起を挿入し、プレスにより装飾部のバネ部と接合するための突起をつぶすことにより、バネ部と装飾部が一体となったクリップ形状が完成した。
その後ニッケルめっきを15ミクロン、パラジウム−ニッケル合金めっきを3ミクロン、ロジウムめっきを零コンマ数ミクロン形成し、最後に電解クロメート処理を行った。さらに突起をつぶしてカシメた部分にメラミン系のクリアー塗装を行い、160℃,20分の条件で乾燥しクリップを得た。
【0013】
(実施例6)
工具鋼の板(0.7ミリ)を用いて抜き型、曲げ型を用いて所定の形状に加工し焼き入れ焼き鈍し処理を行い、バネ部の形状を作製した。その後バレル研磨を行い、銅めっきを15ミクロン形成し、その後バフ研磨を行った。バネ部には装飾部を接合するための穴が2箇所空いている。
次に真鍮(銅・亜鉛合金)を用いて、切削加工により、所定形状に装飾部を成形した。装飾部とバネ部との接合部にはバネ部の穴に対応する突起が2箇所形成されている。その後生地研磨した後銅めっきを15ミクロン形成し、バフ研磨を行った。
次にバネ部に開けられた穴に装飾部の突起を挿入し、プレスにより装飾部の突起をつぶすことにより、バネ部と装飾部が一体となったクリップ形状が完成した。
その後ニッケルめっきを15ミクロン、パラジウム−ニッケル合金めっきを3ミクロン、ロジウムめっきを零コンマ数ミクロン形成し、最後に電解クロメート処理を行った。さらに突起をつぶしてカシメた部分にメラミン系のクリアー塗装を行い、160℃,20分の条件で乾燥しクリップを得た。
【0014】
(比較例1)
工具鋼の板(0.7ミリ)を用いて抜き型、曲げ型を用いて所定の形状に加工し焼入れ焼き鈍し処理を行い、バネ部の形状を作製した。バネ部には装飾部を接合するための穴が2箇所空いている。その後バレル研磨を行い、銅めっきを15ミクロン形成し、その後バフ研磨を行った。次にニッケルめっきを10ミクロン、パラジウム−ニッケル合金を3ミクロン、ロジウムめっきを零コンマ数ミクロン形成し、バネ部を完成させた。
一方、ダイキャスト用の亜鉛を用いて、型に材料を流し込み、所定形状に装飾部を成形した。装飾部のバネ部との接合部にはバネ部の穴に対応する突起が2箇所形成されている。その後生地研磨した後銅めっきを15ミクロン形成し、バフ研磨を行った。次にニッケルめっきを10ミクロン、パラジウム−ニッケル合金を3ミクロン、ロジウムめっきを零コンマ数ミクロン形成し、装飾部を完成させた。
次にバネ部に開けられた穴に装飾部の突起を挿入し、プレスにより装飾部の突起をつぶすことにより、バネ部と装飾部が一体となったクリップが完成した。
【0015】
(比較例2)
工具鋼の板(0.7ミリ)を用いて抜き型、曲げ型を用いて所定の形状に加工し焼き入れ焼き鈍し処理を行い、バネ部の形状を作製した。その後バレル研磨を行い、銅めっきを15ミクロン形成し、その後バフ研磨を行った。次にニッケルめっきを10ミクロン、パラジウム−ニッケル合金を3ミクロン、ロジウムめっきを零コンマ数ミクロン形成し、バネ部を完成させた。
一方真鍮の板を用いて、切削加工で所定形状に装飾部を成形した。装飾部とバネ部との接合は、装飾部にバネ部を圧入する穴が形成されていてその穴にバネ部を圧入して行う。その後生地研磨した後銅めっきを10ミクロン形成し、バフ研磨を行った。次にニッケルめっきを10ミクロン、パラジウム−ニッケル合金を3ミクロン、ロジウムめっきを零コンマ数ミクロン形成し、装飾部を完成させた。
次に装飾部に開けられた穴にバネ部を圧入し、バネ部と装飾部が一体となったクリップが完成した。
【0016】
次にクリップの評価を行った。評価項目は、外観と耐食性である。外観検査は、圧入またはカシメ部のふくれやめっきの割れを確認した。耐食性は、塩水噴霧試験を24時間行い、クリップ全体を目視にて腐食の発生の有無を確認した。
【0017】
【表1】



【産業上の利用可能性】
【0018】
このようなクリップの形態を採用したので、装飾性が高くかつ胸ポケットに挿したりノートに挟んだり出来る機能を有し、かつ耐食性がある信頼性の高い筆記具のクリップを得ることができる。
【0019】
以上説明したように本発明のクリップは、バネ部と装飾部を別々に成形し、銅めっき後接合しその後装飾めっきをするため、めっきが割れたりはく離したりすることがなくかつ接合部で装飾めっきが付かない部分を腐食から保護するためクリアー塗装を行っていることから、耐食性が高くかつデザイン性も良い装飾性に優れたクリップが得られるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明のクリップ接合部の断面図。
【図2】接合部の正面図。
【符号の説明】
【0021】
1 亜鉛ダイキャスト基材
1A 突起
2 鉄基材
2A 穴
3 銅めっき
4 装飾めっき(ニッケル+パラジウム−ニッケル合金+ロジウム)
5 クリアー塗装
6 カシメ部




 

 


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