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発明の名称 クリップ取り付け構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−1098(P2007−1098A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−182728(P2005−182728)
出願日 平成17年6月23日(2005.6.23)
代理人
発明者 古市明典
要約 課題

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
軸体に連結部材を介してクリップを取り付ける構造であって、それら軸体とクリップとの間に弾撥部材を介在させると共に、前記クリップの後方部に前記連結部材を固定する基端部を突出させた状態で形成し、その基端部の前方部に前記連結部材を固定したことを特徴とするクリップの取り付け構造。
【請求項2】
前記クリップの基端部の底面部に円弧部を形成したことを特徴とする請求項1記載のクリップ取り付け構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
軸体に連結部材を介してクリップを取り付ける構造であって、特に、ボールペンやシャープペンシル、万年筆などの筆記具の軸筒に対するクリップ取り付け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のクリップ取り付け構造に関して、次のようなものが1例としてある。クリップは、クリップ上端の取付け基端部に止めネジと螺合するネジ穴が穿設されている。一方、筐体の外壁面には、クリップの取付け基端部が嵌め込まれる凹部が形成され、その凹部には止めネジが挿入される貫通穴が形成されている。そして、筐体の前記外壁面の凹部へクリップの基端部を嵌め、板バネの穴部に挿通した止めネジが、筐体の内壁面側から筐体の貫通穴を通して、クリップの基端部ネジ穴へ螺合させる構成になっている。これにより、弾発部材である板バネによってクリップの挟持力をもたせているのである。
【特許文献1】特開平4−65299号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記の従来技術にあっては、クリップの取付け基端部に穿設された止めネジと螺合する螺合部が基端部の長手方向の中央部に位置している。よって、クリップの先端と筺体部で衣服のポケットなどに挟持する際、前記ネジが作動の回転中心(支点)に近いため、前記板バネの荷重を高くせざるを得なかった。ちなみに、クリップの挟持力としては、使用上差し支えない範囲として約5〜6Nが必要である。
前記板バネの荷重を高くせざるを得ない理由としては、例えば、「てこの原理」を利用したビンのフタを外す栓抜きと同様で、手で持った部分を「力点」(クリップにおいての挟持力)、フタの上部に掛かった部分を「支点」(クリップの取付け基部上端)、フタの縁に引っ掛けた部分を「作用点」(クリップに弾力性を付与する板バネ)として考えると、「作用点」が「支点」に近いと「作用点」(板バネ)の荷重は大きくなる。よって、この「てこの原理」を筆記具のクリップに当て嵌めると、「作用点」が「支点」に近い場合、弾撥部材の荷重より低い力でクリップを持ち上げられる反面、クリップの挟持力は低くなることになる。そこで、前述したような高い挟持力を得るためには、弾撥部材の荷重を高くしなければならなかった。
【0004】
しかし、筆記具内に配置する板バネやコイル状スプリングなどの弾撥部材を、細い筆記具の形状や大きさで考慮すると、あまり大きなものは配置できず、小さな弾撥部材で荷重を高くする必要があった。しかし、実質的に、小さな弾撥部材で高い荷重を得ることは困難であり、十分な荷重が得られず挟持力が低くなるか、無理に高い荷重の弾撥部材を製作すると、必要な挟持力は得られるものの、弾撥部材の耐久性が悪く、直ぐに挟持力が低くなってしまったり、強いては、折損してしまう危険性があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、軸体に連結部材を介してクリップを取り付ける構造であって、それら軸体とクリップとの間に弾撥部材を介在させると共に、前記クリップの後方部に前記連結部材を固定する基端部を突出させた状態で形成し、その基端部の前方部に前記連結部材を固定したことを要旨とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、軸体に連結部材を介してクリップを取り付ける構造であって、それら軸体とクリップとの間に弾撥部材を介在させると共に、前記クリップの後方部に前記連結部材を固定する基端部を突出させた状態で形成し、その基端部の前方部に前記連結部材を固定したので、比較的小さな弾撥部材であっても十分な挟持力が得られるクリップ取り付け構造を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面に基づき説明する。図1、図2に示したものは、本発明のクリップ取り付け構造を回転繰り出し式ボールペンに適用させた例である。しかし、本発明に於いて、繰り出し機構及び筆記具の種類は、この実施例に限定されるものではなく、キャップ式筆記具やシャープペンシルの機構にも採用することができる。
【0008】
符号1は、金属或いは、樹脂材質から形成された先部材1であり、該先部材1は、その先端部にボールペンリフィル2の筆記部が出没する為の先端孔3が形成されている。また、該先部材1の後方内部には、コイルスプリングなどの弾性部材4が配置されており、前記ボールペンリフィル2を常に後方に付勢している。尚、先部材1は螺合や圧入、接着などの方法により前中軸5、前外軸6の先端に固定されている。該前中軸5の後部内面には、中子7が螺合や圧入、接着などの方法により固定されている。該中子7の内方にはガイドパイプ8が螺合や圧入や接着などの方法により固定されており、前記ボールペンリフィル2の交換時に、真っ直ぐ挿入され、前記弾性部材4の内径に挿入し易くするために配置されている。
【0009】
前記前中軸5の外側には前外軸6が覆うように配置されており、該前外軸6は、前記中子7の鍔部7Aと先部材1の後端部1Aとの間に挟み込まれて固定されている。さらに前外軸6の先部材1側には、図3の前外軸単体斜視図に示す通り、長手方向に溝6Bが複数箇所設けられている。これは、先部材1との固定に接着方法を採用した場合、前記の通り挟み込まれて固定されているだけであると経時的に収縮などが原因で径方向へ回転し、使用しづらいといった問題が発生するが、前記溝6Bに接着剤が流れ込むことで先部材1と接着固定され、径方向へ回転するといった問題が防止される。
又、前記中子7の後方には、ネジ9により着脱自在に固定されたカム機構を有しており、この中子7とカム機構の脱着操作によって、前記ボールペンリフィル2の交換作業が行える。
尚、前記カム機構は、図4に示す通り回転子10と摺動子11、カム外筒12とから構成されている。前記中子7とネジ9により着脱自在に固定されているのは、カム筒12である。そのカム筒12内には回転子10が回動自在に嵌合されており、該回転子10には摺動子11が摺動自在に嵌合されている。また、該摺動子11の係合突起11Aはカム筒12に設けた縦長導孔12Aに摺動自在に配置させると共に、係合突起11Aを回転子10のカム溝10Aに当接・摺動させることにより前記リフィル2を繰り出すようにしている。
【0010】
前記回転子10の後端部には、カム固定ビス13が圧入固定されている。又、該カム固定ビス13は、バネ受け14に螺合や圧入、接着などの方法により固定されている。尚、カム固定ビス13と該バネ受け14は一体に形成されていても良い。該バネ受け14は、後中軸15に圧入、接着などの方法により固定され、外周面14Cの外周面にネジ形状やローレット形状を形成し、前記後中軸15に圧入することにより、より強固に固定される。
【0011】
前記後中軸15の外側には後外軸16が覆うように配置されている。後中軸15の先部材1側にはリング部材17がネジ螺合により固定されている。尚、後中軸15と該リング部材17は一体に形成されていても構わない。さらに、後中軸15のリング部材17側には、内方にバッジ受け18を螺合や圧入、接着などの方法により固定した飾りリング19が螺合や圧入、接着等の方法により固定されている。該飾りリング19には貫通穴19Aが形成されており、該貫通穴19Aにはバッジ20が挿入されており、前記バッジ受け18と接着などの方法によって固定されている(図4参照)。
【0012】
ここで、前記後外軸16は、有色透明な筒状部材で形成されており、その肉厚は0.8mmとなっているが、この例に限らず、その肉厚を1.2mmや1.5mm、或いは、1.8mmとしても良い。但し、2.0mm以上にしてしまうと、後述する効果(立体感、奥行き感)が得られなくなってしまうので、2.0mm未満とするのが好ましい。又、後外軸16の材質としては、アクリル樹脂やポリウレタン樹脂やアクリロニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体などが1例として挙げられるが、その透過率は5%以上であって25%以下の紺色や青色、黒に近い褐色のセピア色などの有色透明な合成樹脂材質となっている。
一方、前記後外軸16の内側には、後中軸15が配置されている。該後中軸15は、アルミや真鍮といった金属材質で形成されているが、アクリル樹脂やポリウレタン樹脂、アクリロニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体などの不透明な合成樹脂で形成しても良い。又、前記後外軸16の材質が透明或いは、半透明であるならば、塗装やめっき、模様印刷などにより不透明な材質にしても良い。
【0013】
又、前記後外軸16の内面と後中軸15の外面と間には0.05mm以上の空間部が形成されているが、0.3mm以下の空間部が形成されていれば、ルビーやエメラルドなどの貴石のような透明感を保ちながら、立体感、奥行き感が感じられる軸筒を提供することができる。この立体感、奥行き感をより発現させるには、後外軸を高彩度、かつ低明度の色とするのが好ましい。又、前記前外軸6と前中軸5の間にも0.05mm以上であって、0.3mm以下の空間を形成しても良い。同様の効果が得られる。
【0014】
前記バネ受け14の後方には、頭冠中子21が螺合や圧入、接着などの方法により固定されている。該頭冠中子21の後方には、装飾用のルビー等の貴石22が配置され、さらに該貴石22を覆う様に頭冠23が配置され、前記頭冠中子21と螺合することで貴石22を挟持・固定している。該貴石22の長手寸法にバラツキがあった場合を考慮し、寸法吸収するために該頭冠中子21と該頭冠23螺合による挟持・固定は特に有効である。
又、該頭冠23には、複数のスリット23Aが形成されている(図6参照)。これは、挟持・固定されている貴石22には、光りを受け輝くためにラウンドカットやブリリアントカットなどが施されているが、頭冠23が覆うように配置されているので、より光を受けやすくするためスリット23Aが形成されている。即ち、スリット23Aからも光を取り入れることによって貴石22の輝きを向上させている。
【0015】
ここで、本発明の要旨であるクリップ24の取り付け構造について詳述する。クリップ24の後方部には、突出した状態で基端部24Aが形成されており、該基端部24Aにはネジ穴24Bが穿設されている。又、基端部24Aの底面部は、前記バネ受け14の外周面に当接している。さらに、クリップ24の先部材1側には、前記後外軸16と挟持する凸部24Cが形成されている。又、基端部24Aには、クリップ24を作動せしめた際、その動きの支点となる湾曲形成された円弧部24Dが形成されている。該円弧部24Dは、クリップを繰り返し作動させることにより、前記バネ受け14を破損させないために形成されている。即ち、角部によるバネ受け14への傷や凹みなどの損傷を防止していると共に、クリップ24が後外軸16から離隔動作をした際、並びに、復帰する際の摩擦抵抗による作動性を向上させている。また、損傷を防止し、作動性を向上させることによって、経時的・耐久性的に安定した十分なクリップの挟持力を得ることができる。
前記ネジ穴24Bは、前記基端部24Aに形成されたクリップ24の支点となる円弧部24Dよりできるだけ前方に離隔させた状態で形成するのが好ましい。その理由としては、前記記載の課題を克服することができるからである。しかし、前記基端部24Aの長手の寸法や、クリップ24自体の全長にも制限があるため、前記離隔の距離にも限度はある。即ち、前記基端部24Aの先部材1側における強度や耐久性を考慮し、最小限の肉厚を残した端部24Eを形成しなければならない。その端部24Eを考慮しR部24Dからできるだけ離隔させるのである。尚、端部24Eを最小限の肉厚にする利点としては、前記基端部24の長手寸法が長くならず、これによって、後外軸16の必要以上の延設が防止されると共に、クリップ24で挟持できる距離が多くなることなどが上げられる。尚、前記基端部24の長手寸法が長くなると、クリップ24の挟持できる部分が短くなってしまい、その結果、無理にクリップを持ち上げようとすると破損してしまう危険性がある。
本実施例のクリップ24は、クリップ自身が弾力性、並びに、復元性を有しているが、それに限定されることはなく、例えば、厚板状金属等の剛性を有するダイキャストや切削による素材で形成されていても良く、その様に剛性を有するクリップの取り付け構造に採用することは特に好ましい。
【0016】
前記バネ受け14には、同軸上に貫通した貫通穴14a、14bが形成されている。該貫通穴14aの外側から弾撥部材26を挿入した止めネジ25を前記バネ受け14内に挿入するための貫通穴14Aである。尚、弾撥部材26は、本実施例ではコイル状スプリングを採用したが、板バネやゴム状弾性体など、或いは、それらの組み合わせた弾撥部材でも構わない。ここで、貫通穴14bに前記クリップ24のネジ穴24bを合わせ、前記バネ受け14内に挿入した止めネジ25をクリップ24のネジ穴24Bに螺合・固定する。この固定作業によって、クリップ24は、止めネジ25と前記バネ受け14との間に配置された前記弾撥部材26を介して弾撥され、その結果、前記凸部24Cは、前記後外軸16方向に向かって挟持力が付与され、例えば、衣服のポケットや紙などを挟持させるためにクリップ24を後外軸16から離隔せしめ(図7参照)、復帰させることが可能となる(図1参照)。
尚、クリップ24の側方からの力によって生じる後外軸16に対するガタを防止するために、前記バネ受け14の後方からクリップ支持部材27の切り欠き部27aをクリップ24の基端部24aに挟み込ませている(図8参照)。そして、これらを組み付けることによって、クリップユニットしての組立が終了する。尚、該クリップ支持部材27は、樹脂などの材質で構成することが好ましく、特に滑り性を有したポリアセタール(POM)が好ましい。さらに、該クリップ支持部材27の切り欠き部27aの対向する箇所には、前記バネ受け14の貫通穴14aと同形状の貫通穴27bが形成されており、クリップユニットとして構成された状態でクリップ24の挟持力を任意に調整することができるようになっている。具体的には、前記止めネジ25の前後の位置を任意に移動できるようになっている。
ここで、組立順序としては、このクリップユニットに、前記貴石22を挟持した頭冠中子21と頭冠23を前記の方法で固定し、さらに、該貴石22が固定されたクリップユニットを前記後中軸15に固定する。尚、前記後外軸16と後中軸15の後端面には、クリップ24の基端部24aの厚みよりも若干広い幅を有する切り欠きが形成されており、クリップ24が嵌挿されるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明による一実施例切断正面図である。
【図2】図1のクリップ取付装置周辺の拡大図である。
【図3】前外軸6の外観斜視図である。
【図4】本発明による一実施例内のカム機構の各部品斜視図である。
【図5】飾りリング19周辺のバッジ20取付け前斜視図である。
【図6】頭冠23周辺の斜視図である。
【図7】クリップ24の挟持動作をした一実施例切断正面図である。
【図8】クリップユニット周辺における、クリップ支持部材27の取付け前斜視図である。
【符号の説明】
【0018】
1 先部材
1A 後端部
2 ボールペンリフィル
3 先端孔
4 弾性部材
5 前中軸
6 前外軸
6B 溝
7 中子
7A 鍔部
8 ガイドパイプ
9 ネジ
10 回転子
10A カム溝
11 摺動子
11A 係合突起
12 カム外筒
12A 縦長導孔
13 カム固定ビス
14 バネ受け
14A 貫通穴
14B 貫通穴
14C 外周面
15 後中軸
16 後外軸
17 リング部材
18 バッジ受け
19 飾りリング
19A 貫通穴
20 バッジ
21 頭冠中子
22 貴石
23 頭冠
23A スリット
24 クリップ
24A 取付け基端部
24B ネジ穴
24C 凸部
24D R部
24E 端部
25 止めネジ
26 弾撥部材
27 クリップ支持部材
27A 切り欠き部
27B 貫通穴




 

 


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