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発明の名称 発泡混合物の金型キャビティへの充填方法および鋳型造型装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−160354(P2007−160354A)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
出願番号 特願2005−360005(P2005−360005)
出願日 平成17年12月14日(2005.12.14)
代理人
発明者 善甫 敏彦 / 加藤 裕介 / 浅野 憲啓 / 西川 和之 / 菅野 敏男 / 園山 真治
要約 課題
欠陥鋳型を誘発することのない発泡混合物の金型キャビティへの充填方法を提供する。

解決手段
粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、水平割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法であって、水平割金型の型合わせ部分における側部位置に前記キャビティに連通する注入口を形成しておいて、上端を開口した有底筒状を成して粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌するとともに側壁に発泡混合物の排出口を貫穿した撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えた発泡混合物注入手段の排出口を水平割金型の注入口に接続し、押上げ機構を作動して発泡混合物注入手段の発泡混合物を上昇させるとともに排出口から排出して注入口に注入し、発泡混合物によってキャビティ内の空気を押し出しながらキャビティ内を満たすことを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、水平割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法であって、
前記水平割金型の型合わせ部分における側部位置に前記キャビティに連通する注入口を形成しておいて、
上端を開口した有底筒状を成して前記粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌するとともに側壁に発泡混合物の排出口を貫穿した撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えた発泡混合物注入手段の前記排出口を前記水平割金型の前記注入口に接続し、
前記押上げ機構を作動して前記発泡混合物注入手段の前記発泡混合物を上昇させるとともに前記排出口から排出して前記注入口に注入し、
前記発泡混合物によって前記キャビティ内の空気を押し出しながら前記キャビティ内を満たすことを特徴とする発泡混合物の金型キャビティへの充填方法。
【請求項2】
粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、垂直割金型または水平割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法であって、
前記垂直割金型の型合わせ部分における下部位置または前記水平割金型の下面に前記キャビティに連通する注入口を形成しておいて、
上端を開口した有底筒状を成して前記粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌する撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えた発泡混合物注入手段の前記上端開口を前記垂直割金型または前記水平割金型の前記注入口に接続し、
前記押上げ機構を作動して前記発泡混合物注入手段の前記発泡混合物を上昇させるとともに前記注入口に注入し、
前記発泡混合物によって前記キャビティ内の空気を押し出しながら前記キャビティ内を満たすことを特徴とする発泡混合物の金型キャビティへの充填方法。
【請求項3】
請求項1の発明を実施して鋳型を造型する装置であって、
型合わせ部分における側部位置にキャビティに連通する注入口を有し鋳型押出し機構を備えかつ加熱可能に構成された水平割金型と、
この水平割金型を開閉する水平割金型開閉機構と、
上端を開口した有底筒状を成して粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌するとともに側壁に発泡混合物の排出口を貫穿した撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えかつ前記排出口を前記水平割金型の注入口に接続可能に構成した発泡混合物注入手段と、
別途配設されて前記発泡混合物注入手段の撹拌槽内に収納された粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を撹拌する撹拌手段と、
別途配設されて前記発泡混合物注入手段の撹拌槽の上端開口を閉鎖可能な閉鎖手段と、
を具備したことを特徴とする鋳型造型装置。
【請求項4】
請求項2の発明を実施して鋳型を造型する装置であって、
型合わせ部分における下部位置にキャビティに連通する注入口を形成し鋳型押出し機構を備えかつ加熱可能に構成された垂直割金型と、
この垂直割金型を開閉する垂直割金型開閉機構と、
上端を開口した有底筒状を成して粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌する撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えかつ前記上端開口を前記垂直割金型の注入口に接続可能に構成した発泡混合物注入手段と、
別途配設されて前記発泡混合物注入手段の撹拌槽内に収納された粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を撹拌する撹拌手段と、
別途配設されて前記発泡混合物注入手段の撹拌槽の上端開口と前記垂直割金型の前記注入口を連結する連結手段と、
を具備したことを特徴とする鋳型造型装置。
【請求項5】
請求項2の発明を実施して鋳型を造型する装置であって、
下型の下面にキャビティに連通する注入口を有し鋳型押出し機構を備えかつ加熱可能に構成された水平割金型と、
この水平割金型を開閉する水平割金型開閉機構と、
上端を開口した有底筒状を成して粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌する撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えかつ前記上端開口を前記水平割金型の注入口に接続可能に構成した発泡混合物注入手段と、
別途配設されて前記発泡混合物注入手段の撹拌槽内に収納された粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を撹拌する撹拌手段と、
別途配設されて前記発泡混合物注入手段の撹拌槽の上端開口と前記水平割金型の前記注入口を連結する連結手段と、
を具備したことを特徴とする鋳型造型装置。
【請求項6】
請求項3に記載の鋳型造型装置において、
前記発泡混合物注入手段は、水平移動によりその排出口が前記水平割金型の前記注入口に接続可能であることを特徴とする鋳型造型装置。
【請求項7】
請求項4または5に記載の鋳型造型装置において、
前記発泡混合物注入手段は、水平移動および垂直移動によりその上端開口部が前記垂直割金型または前記水平割金型の前記注入口に接続可能であることを特徴とする鋳型造型装置。
【請求項8】
請求項3〜7のうちいずれか1項に記載の鋳型造型装置において、
前記水平割金型または前記垂直割金型は、電気ヒータによって加熱可能に構成されたことを特徴とする鋳型造型装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】

本発明は、発泡混合物の金型キャビティへの充填方法および鋳型造型装置に係り、より詳しくは、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、水平割金型または垂直割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法およびこの充填方法を実施して鋳型を造型する装置に関する。
【背景技術】
【0002】

本出願人は、先に鋳型造型装置の一つとして、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た混合物を、加熱された金型のキャビティに圧入方式によって充填して鋳型を造型する鋳型造型装置であって、直方体を成すとともに上下に貫通する中空を有する中空直方体の下端開口部を底板で閉鎖しかつこの底板に前記混合物を射出する射出孔を透設して、前記粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌する攪拌槽としての機能と、
前記混合物を圧入すべくこれを収納する圧入筒としての機能を併せ持つ混合物収納手段を設け、さらに、前記射出孔を閉鎖可能な栓手段を設けたものを提案している。
【特許文献1】WO 2005/089984 A1 号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、このように構成された従来の鋳型造型装置では、混合物を金型のキャビティに圧入した際に、キャビティ内の空気が欠陥鋳型を誘発するなどの問題があった。
本発明は上記の問題を解消するためになされたもので、その目的は、欠陥鋳型を誘発することのない発泡混合物の金型キャビティへの充填方法およびこの充填方法を実施して鋳型を造型する装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】

上記の問題を解消するために請求項1における発泡混合物の金型キャビティへの充填方法は、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、水平割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法であって、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、水平割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法であって、前記水平割金型の型合わせ部分における側部位置に前記キャビティに連通する注入口を形成しておいて、上端を開口した有底筒状を成して前記粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌するとともに側壁に発泡混合物の排出口を貫穿した撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えた発泡混合物注入手段の前記排出口を前記水平割金型の前記注入口に接続し、前記押上げ機構を作動して前記発泡混合物注入手段の前記発泡混合物を上昇させるとともに前記排出口から排出して前記注入口に注入し、前記発泡混合物によって前記キャビティ内の空気を押し出しながら前記キャビティ内を満たすことを特徴とする。
【0005】
また、請求項2における発泡混合物の金型キャビティへの充填方法は、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、垂直割金型または水平割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法であって、前記垂直割金型の型合わせ部分における下部位置または前記水平割金型の下面に前記キャビティに連通する注入口を形成しておいて、上端を開口した有底筒状を成して前記粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌する撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えた発泡混合物注入手段の前記上端開口を前記垂直割金型または前記水平割金型の前記注入口に接続し、前記押上げ機構を作動して前記発泡混合物注入手段の前記発泡混合物を上昇させるとともに前記注入口に注入し、前記発泡混合物によって前記キャビティ内の空気を押し出しながら前記キャビティ内を満たすことを特徴とする。
【0006】
なお、本発明における前記発泡混合物注入手段は、その排出口を前記水平割金型の注入口に接続する場合には水平移動により、また、上端開口部を前記垂直割金型の注入口に接続する場合には水平移動および垂直移動により行うのが好適である。
またなお、本発明における前記水平割金型または前記垂直割金型の加熱は、電気ヒータによって行うのが好適である。
【発明の効果】
【0007】
上記の説明から明らかなように請求項1は粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、水平割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法であって、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、水平割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法であって、前記水平割金型の型合わせ部分における側部位置に前記キャビティに連通する注入口を形成しておいて、上端を開口した有底筒状を成して前記粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌するとともに側壁に発泡混合物の排出口を貫穿した撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えた発泡混合物注入手段の前記排出口を前記水平割金型の前記注入口に接続し、前記押上げ機構を作動して前記発泡混合物注入手段の前記発泡混合物を上昇させるとともに前記排出口から排出して前記注入口に注入し、前記発泡混合物によって前記キャビティ内の空気を押し出しながら前記キャビティ内を満たすから、発泡混合物の前記キャビティ内への充填不良を未然に防止することができるため、欠陥鋳型の発生を阻止することが可能になるなどの優れた実用的効果を奏する。
【0008】
また、請求項2は、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を攪拌して得た発泡混合物を、垂直割金型または水平割金型のキャビティに圧入方式によって充填する方法であって、前記垂直割金型の型合わせ部分における下部位置または前記水平割金型の下面に前記キャビティに連通する注入口を形成しておいて、上端を開口した有底筒状を成して前記粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌する撹拌槽および撹拌槽内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構を備えた発泡混合物注入手段の前記上端開口を前記垂直割金型または前記水平割金型の前記注入口に接続し、前記押上げ機構を作動して前記発泡混合物注入手段の前記発泡混合物を上昇させるとともに前記注入口に注入し、前記発泡混合物によって前記キャビティ内の空気を押し出しながら前記キャビティ内を満たすから、発泡混合物の前記キャビティ内への充填不良を未然に防止することができるため、欠陥鋳型の発生を阻止することが可能になるなどの優れた実用的効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
請求項1の発明を実施する鋳型造型装置の一実施例について図1および図2に基づき詳細に説明する。図示するように、本鋳型造型装置は、型合わせ部分における左側部位置にキャビティ1に連通する注入口2を有しかつ鋳型押出し機構3を備えた水平割金型4と、水平割金型4を開閉する水平割金型開閉機構5と、上端を開口した有底円筒状を成して粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌するとともに右側壁上部に発泡混合物の排出口6を貫穿した撹拌槽7および撹拌槽7内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構8を備えかつ前記排出口6を前記水平割金型4の注入口2に接続可能に構成した発泡混合物注入手段9と、別途配設して前記発泡混合物注入手段9の撹拌槽7内に収納された粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を撹拌する撹拌手段10と、別途配設して前記発泡混合物注入手段9の撹拌槽7の上端開口を閉鎖可能な閉鎖手段11と、で構成してあり、前記水平割金型4は電気ヒータによって加熱できるようになっている。
【0010】
そして、前記水平割金型開閉機構5は、前記水平割金型4の下型12を上面に取り付けた基台13と、基台13上面の四隅に立設した4本のガイドロッド14・14と、ガイドロッド14・14の上端間に架設した天井フレーム15と、前記ガイドロッド14・14に上下摺動自在に装架し前記水平割金型4の上型16を下面に取り付けた昇降フレーム17と、前記天井フレーム15の上面中央部に装着しピストンロッドの下端を前記昇降フレーム17の上面中央部に固着した下向きのシリンダ18とで構成してあって、前記水平割金型4の上型16はシリンダ18の縮伸作動により前記昇降フレーム17を介して昇降するようになっている。また、前記基台13の中央部には前記鋳型押出し機構3の下部部分を押し上げる上向きのシリンダ19が装着してある。また、前記昇降フレーム17には前記鋳型押出し機構3の上部部分を複数の圧縮コイルバネ20・20を介して押し下げる押下げ機構21が装着してある。
【0011】
また、前記発泡混合物注入手段9の前記押上げ機構8は、前記撹拌槽7内に上下摺動自在に内装した上げ底23と、前記撹拌槽7の底部に上向きに装着しピストンロッドの上端に前記上げ底23を固着したシリンダ24とで構成してある。また、前記発泡混合物注入手段9は前記水平割金型4の左側位置に台車25を介し右方向へ移動可能にして配設してあり、台車25は、複数のV溝付き車輪26・26を左右方向へ延びる一対のレール27上に載せて走行するようになっており、一対のレール27は前記基台13の左側面に付設した補助台28に装着してある。また、前記撹拌槽7の左外面には、支持部材29を介して前記補助台28上に装着した横向きシリンダ30のピストンロッドの先端が固着してあって、前記発泡混合物注入手段9はシリンダ30の伸縮作動により左右方向へ往復動するようになっている。
【0012】
また、前記撹拌手段10は、前記水平割金型開閉機構5の天井フレーム15に装着した支持部材31を介して前記発泡混合物注入手段9の上方位置に設けてあって、撹拌羽根32と、撹拌羽根32を回転させる下向きのモータ33と、モータ33を昇降させる下向きのシリンダ34とで構成してある。
また、前記閉鎖手段11は、前記水平割金型開閉機構5の天井フレーム15の下面に装着して前記発泡混合物注入手段9の上方に設けてあって、蓋35と、蓋35を昇降させる下向きのシリンダ36とで構成してある。
【0013】
また、図2に示すように、前記水平割金型4と前記発泡混合物注入手段9の間には前記撹拌槽7の排出口6を閉鎖する栓手段37が別途配設してあり、栓手段37は、ピストンロッドを前記排出口6に入出可能した横向きのシリンダで成る栓本体38と、栓本体38をピストンロッドの先端に固着した横向きのシリンダ39とで構成してある。
【0014】
次に、図1に示す状態から鋳型を造型する手順について説明する。水平割金型4の上・下型16・12を予め所要温度に加熱したのち、まず、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を発泡混合物注入手段9の撹拌槽7に投入するとともに、栓手段37の栓本体38のピストンロッドを撹拌槽7の排出口6に挿入する。次いで、撹拌手段10のシリンダ34を伸長作動して撹拌羽根32を撹拌槽7に進入させたのち、モータ33を駆動して撹拌羽根32を回転させ、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を撹拌して発泡混合物を生成し、発泡混合物の生成完了後、モータ33の駆動を停止するとともに、シリンダ34を収縮作動して撹拌羽根32を元に戻す。次いで、栓本体38のピストンロッドを排出口6から抜き出したのち、栓手段37のシリンダ39を収縮作動して栓本体38を水平割金型4と発泡混合物注入手段9の間から後退させ、続いて、シリンダ30を伸長作動して発泡混合物注入手段9を右方へ移動させ撹拌槽7の排出口6を水平割金型4の注入口2に接続する。
【0015】
次いで、押上げ機構8のシリンダ24を伸長作動して上げ底23を上昇させ、撹拌槽7内の発泡混合物を排出口6から押し出し注入口2を通して水平割金型4のキャビティ1内に注入する。キャビティ1内に注入された発泡混合物は、キャビティ1内の空気を、水平割金型4の上・下型16・12の合わせ部分や、上・下型16・12と鋳型押出し機構3の押出しピンとの隙間から排出させながらキャビティ1内を満たすこととなる。こうして、キャビティ1内の発泡混合物が水平割金型4の熱によって固化したのち、水平割金型開閉機構5のシリンダ18を収縮作動して上型16を下型12から分離し上昇させるとともに、押下げ機構21の圧縮コイルバネ20・20によって鋳型押出し機構3の上部部分を押し下げ、固化した発泡混合物を上型16から分離するとともに下型12に残し、続いて、シリンダ19を伸長作動して鋳型押出し機構3の下部部分を押し上げ、固化した発泡混合物を下型12から分離上昇させることにより所望の鋳型を得ることができる。
【0016】
また、請求項2の発明を実施する鋳型造型装置の一実施例について図3〜図6に基づき詳細に説明する。図3〜図5に示すように、本鋳型造型装置は、型合わせ部分における下部位置にキャビティ51に連通する注入口52を形成しかつ鋳型押出し機構53を備えた垂直割金型54と、垂直割金型54を開閉する垂直割金型開閉機構55と、上端を開口した有底円筒状を成して粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌する撹拌槽56および撹拌槽56内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構57を備えかつ前記撹拌槽56の上端開口を前記垂直割金型54の注入口52に接続可能に構成した発泡混合物注入手段58と、別途配設して前記発泡混合物注入手段58の撹拌槽56内に収納された粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を撹拌する撹拌手段59と、別途配設して前記発泡混合物注入手段58の撹拌槽56の上端開口と前記垂直割金型54の注入口52を連結する連結手段60と、で構成してあり、前記垂直割金型54は電気ヒータによって加熱できるようになっている。
【0017】
そして、前記垂直割金型開閉機構55は、図3に示すように、U字状を成す機台61と、機台61の左側部上面に装着し前記垂直割金型54の左型62を取り付けた固定ダイベース63と、前記機台61の右側部上面に装着したフレーム64と、前記固定ダイベース63と前記フレーム64の間に前後方向に所要の間隔をおき相対向して架設した2本のタイバー65・65と、2本のタイバー65・65に摺動自在に装架し前記垂直割金型54の右型66を前面に取り付けた可動ダイベース67と、前記フレーム64の中央部に装着し前記可動ダイベース67を往復動させる横向きのシリンダ68とで構成してあって、前記垂直割金型54の右型66はシリンダ68の縮伸作動により前記可動ダイベース67を介して左右方向へ往復動するようになっている。また、前記固定ダイベース63には前記鋳型押出し機構53の左部部分を圧縮コイルバネ69・69を介して押し出す左押出し機構70が装着してある。
また、前記可動ダイベース67の中央部に前記鋳型押出し機構53の右部部分を押し出す横向きのシリンダ71が装着してある。
【0018】
また、前記発泡混合物注入手段58の前記押上げ機構57は、図3に示すように、前記撹拌槽56内に上下摺動自在に内装した上げ底72と、前記撹拌槽56の底部に上向きに装着しピストンロッドの上端に前記上げ底72を固着したシリンダ73とで構成してある。そして、前記発泡混合物注入手段58は前記垂直割金型54の下方位置に台車74を介して入出動可能に配設してあり、台車74は、複数のV溝付き車輪75・75を左右方向へ延びる一対のレール76上に載せて走行し、かつ別途設けたモータ77の出力軸に嵌着したピニオン78を台車74に装着したラック79に噛み合わせてピニオン78の回転により移動するようになっている。また、前記一対のレール76は前記機台61の左側部に装着した補助台80に装着してある。また、前記台車74の上面の前後両側には2本の特殊シリンダ81・81が支持部材82・82を介して装着してあり、各特殊シリンダ81はシリンダ本体が往復動する構造になっている。
【0019】
また、前記撹拌手段59は、図3に示すように、前記垂直割金型開閉機構55の固定ダイベース63に装着した支持部材83を介して前記発泡混合物注入手段58の上方位置に設けてあって、撹拌羽根84と、撹拌羽根84を回転させる下向きのモータ85と、モータ85を昇降させる下向きのシリンダ86とで構成してある。
【0020】
また、前記連結手段60は、図6に示すように、上下に貫通する連通孔87を有する本体88と、2本の前記特殊シリンダ81・81のシリンダ本体間に装着しかつ前記本体88をコイルばね89・89を介在させて支持する支持機構90とで構成してあって、図3において特殊シリンダ81・81の作動により独立して左右方向へ往復動するようになっている。
【0021】
また、図3に示すように、前記連結手段60の上方には、これの本体88の貫通孔87を清掃する清掃手段91が、前記固定ダイベース63に装着した支持部材92を介して配設してあり、前記清掃手段91は、図6に示すように、下向きのシリンダ93と、シリンダ93のピストンロッドの先端に固着した清掃棒94とで構成してある。
【0022】
また、図3に示すように、前記発泡混合物注入手段58の下方における前記垂直割金型54の真下位置には前記発泡混合物注入手段58および前記連結手段60を押し上げて連結手段60を前記垂直割金型54の下面に当接させる上向きのシリンダ95が配設してある。
【0023】
次に、図3に示す状態から鋳型を造型する手順について説明する。垂直割金型53の左・右型62・66を予め所要温度に加熱したのち、まず、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を発泡混合物注入手段58の撹拌槽56に投入する。次いで、撹拌手段59のシリンダ86を伸長作動して撹拌羽根84を撹拌槽56に進入させたのち、モータ85を駆動して撹拌羽根84を回転させ、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を撹拌して発泡混合物を生成し、発泡混合物の生成完了後、モータ85の駆動を停止するとともに、シリンダ86を収縮作動して撹拌羽根84を元に戻す。次いで、モータ77を正転駆動して台車74によって発泡混合物注入手段58を垂直割金型54の下方位置に移動させるとともに連結手段60を右方へ移動させ、続いて、特殊シリンダ81・81を作動して連結手段60を、これの本体88の貫通孔87が垂直割金型54の注入口52の真下に来る位置まで移動させる。
【0024】
次いで、シリンダ95を伸長作動して発泡混合物注入手段58および本体88を上昇させて発泡混合物注入手段58の撹拌槽56の上端開口部を本体88を介して注入口52に接続し、続いて、押上げ機構57のシリンダ73を伸長作動して上げ底72を上昇させ、撹拌槽56内の発泡混合物を撹拌槽56の上端開口部から押し出すとともに垂直割金型54の注入口52からキャビティ51内に注入する。キャビティ51内に注入された発泡混合物は、キャビティ51内の空気を、垂直割金型54の左・右型62・66の合わせ部分や、左・右型62・66と鋳型押出し機構53の押出しピンとの隙間から排出させながらキャビティ51内を満たすこととなる。発泡混合物のキャビティ51内への充填完了後、シリンダ95を収縮作動して発泡混合物注入手段58および本体88を下降させ、続いて、モータ77を逆転駆動して台車74によって発泡混合物注入手段58および連結手段60を元の位置に戻す。
【0025】
こうして、キャビティ51内の発泡混合物が垂直割金型54の熱によって固化したのち、シリンダ68を収縮作動して右型66を左型62から分離させるとともに、押出し機構70の圧縮コイルバネ69・69によって鋳型押出し機構53の左部部分を押し出し、固化した発泡混合物を左型62から押し出すとともに右型66に残し、続いて、シリンダ71を伸長作動して鋳型押出し機構53の右部部分を押し出し、固化した発泡混合物を右型66から分離させることにより所望の鋳型を得ることができる。
【0026】
なお、上述の実施例では、金型として垂直割金型54を採用しているが、水平割金型でも同様の作用効果を得ることができる。すなわち、水平割金型を用いた鋳型造型装置は、本図7および図8に示すように、下型101の下面にキャビティ102に連通する複数の注入口103を有し鋳型押出し機構104を備えかつ加熱可能に構成された水平割金型105と、この水平割金型105を開閉する水平割金型開閉機構106と、上端を開口した有底円筒状を成して粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を収納して攪拌する撹拌槽107および撹拌槽107内の発泡混合物を押し上げる押上げ機構108を備えかつ前記上端開口を前記水平割金型105の注入口103に接続可能に構成した発泡混合物注入手段109と、別途配設されて前記発泡混合物注入手段109の撹拌槽107内に収納された粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を撹拌する撹拌手段110と、別途配設されて前記発泡混合物注入手段109の撹拌槽107の上端開口と前記水平割金型105の前記注入口103を連結する連結手段111と、で構成してある。
【0027】
そして、前記水平割金型開閉機構106は、前記水平割金型105の下型101を上面に取り付けた基台112と、基台112上面の四隅に立設した4本のガイドロッド113・113と、ガイドロッド113・113の上端間に架設した天井フレーム114と、前記ガイドロッド113・113に上下摺動自在に装架し前記水平割金型106の上型115を下面に取り付けた昇降フレーム116と、前記天井フレーム114の上面中央部に装着しピストンロッドの下端を前記昇降フレーム116の上面中央部に固着した下向きのシリンダ117とで構成してあって、前記水平割金型105の上型115はシリンダ117の縮伸作動により前記昇降フレーム116を介して昇降するようになっている。また、前記基台112には前記鋳型押出し機構104の下部部分を複数の圧縮コイルバネ118・118を介して押し上げる押上げ機構119が装着してある。また、前記昇降フレーム116の中央部には前記鋳型押出し機構104の上部部分を押し下げる下向きのシリンダ120が装着してある。
【0028】
また、前記発泡混合物注入手段109の下方における前記水平割金型105の真下位置には前記発泡混合物注入手段109および前記連結手段111を押し上げて連結手段111を前記水平割金型105の下面に当接させる上向きのシリンダ121が配設してある。
【0029】
なお、発泡混合物注入手段109、撹拌手段110および連結手段111は、上述の発泡混合物注入手段58、撹拌手段59および連結手段60と同様の構成および機能を有するため、それらの詳細な説明を省略する。
【0030】
このように構成したものは、水平割金型105の上・下型115・101を予め所要温度に加熱したのち、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を発泡混合物注入手段109の撹拌槽107に投入する。次いで、前記垂直割金型54を使用した鋳型造型装置と同様にして、粒子状骨材、水溶性バインダおよび水を撹拌して発泡混合物を生成し、発泡混合物の生成完了後、発泡混合物注入手段109および連結手段111を水平割金型105の下方位置に移動させ、続いて、連結手段111を水平割金型105の真下に移動させる。次いで、シリンダ121を伸長作動して発泡混合物注入手段109の撹拌槽107の上端開口部を連結手段111を介して水平割金型105の注入口103に接続したのち、発泡混合物注入手段109によって水平割金型105のキャビティ102内に発泡混合物を注入する。キャビティ102内に注入された発泡混合物は、キャビティ102内の空気を、水平割金型105の上・下型115・101の合わせ部分や、上・下型115・101と鋳型押出し機構104の押出しピンとの隙間から排出させながらキャビティ102内を満たすこととなる。発泡混合物のキャビティ102内への充填完了後、シリンダ121を収縮作動して発泡混合物注入手段109および連結手段111を下降させ、続いて、発泡混合物注入手段109および連結手段111を元の位置に戻す。
【0031】
こうして、キャビティ102内の発泡混合物が水平割金型105の熱によって固化したのち、水平割金型開閉機構106のシリンダ117を収縮作動して上型115を下型101から分離し上昇させるとともに、押上げ機構119の圧縮コイルバネ118によって鋳型押出し機構104の下部部分を押し上げ、固化した発泡混合物を下型101から分離するとともに上型115に残し、続いて、シリンダ120を伸長作動して鋳型押出し機構104の上部部分を押し下げ、固化した発泡混合物を上型115から分離下降させることにより所望の鋳型を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】

【図1】請求項1の方法を実施する鋳型造型装置の一実施例を示す一部断面正面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】請求項2の方法を実施する鋳型造型装置の一実施例を示す一部断面正面図である。
【図4】図3のB−B矢視図である。
【図5】図3の一部断面左側面図である。
【図6】一部断面した図3のC−C矢視面図である。
【図7】請求項2の方法を実施する鋳型造型装置の他の実施例を示す一部断面正面図である。
【図8】一部断面した図7のD−D矢視面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 キャビティ
2 注入口
3 鋳型押出し機構
4 水平割金型
5 水平割金型開閉機構
6 排出口
7 撹拌槽
8 押上げ機構
9 発泡混合物注入手段
10 撹拌手段
11 閉鎖可能な閉鎖手段
51 キャビティ
52 注入口
53 鋳型押出し機構
54 垂直割金型
55 垂直割金型開閉機構
56 撹拌槽
57 押上げ機構
58 発泡混合物注入手段
59 撹拌手段
60 連結手段
101 下型
102 キャビティ
103 注入口
104 鋳型押出し機構
105 水平割金型
106 水平割金型開閉機構
107 撹拌槽
108 押上げ機構
109 発泡混合物注入手段
110 撹拌手段
111 連結手段




 

 


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