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発明の名称 バリ取り装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−90482(P2007−90482A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−282317(P2005−282317)
出願日 平成17年9月28日(2005.9.28)
代理人 【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
発明者 高梨 晃一
要約 課題
圧粉成形体におけるバリの除去率を向上させることが可能なバリ取り装置を提供すること。

解決手段
このバリ取り装置1は、圧粉成形体Wのバリを除去するためのバリ取り装置であって、圧粉成形体Wを搬送する搬送路20と、搬送路20の圧粉成形体Wを搬送する搬送面202を挟むように対向して配置される一対のローラ30,32と、一対のローラ30,32を駆動するためのモータと、を備え、モータは、一対のローラ30,32の速度が互いに異なり、かついずれのローラも静止しないように駆動し、一対のローラ30,32は、クッション性を有するクッション部材302,322によって圧粉成形体Wに当接する部分が形成されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
圧粉成形体のバリを除去するためのバリ取り装置であって、
前記圧粉成形体を搬送する搬送路と、
前記搬送路の前記圧粉成形体を搬送する面を挟むように対向して配置される一対のローラと、
前記一対のローラを駆動するための駆動手段と、を備え、
前記駆動手段は、前記一対のローラの速度が互いに異なり、かついずれの前記ローラも静止しないように駆動し、
前記一対のローラは、クッション性を有する部材によって前記圧粉成形体に当接する部分が形成されていることを特徴とするバリ取り装置。
【請求項2】
前記一対のローラが、前記圧粉成形体の搬送方向に沿って複数組配置されていることを特徴とする請求項1に記載のバリ取り装置。
【請求項3】
前記複数組のうちの少なくとも一組における回転速度の速いローラと、当該組と隣接する組における回転速度の速いローラとが、前記搬送路を挟んで反対側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のバリ取り装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧粉成形体のバリを除去するためのバリ取り装置に関する。
【背景技術】
【0002】
粉体を圧縮して圧粉成形体を形成し、その圧粉成形体に更に所定の処理を施して製品とすることが一般的に行われている。この場合において圧粉成形体は、粉体を型に入れて圧縮成形することから、その周辺部分にバリが発生する。圧粉成形体にバリがついたままだと、その後の焼成処理における焼成不具合や外観不具合の原因となる。そこで、圧粉成形体のバリ取り装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【特許文献1】実開平7−40061号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記特許文献1に記載のバリ取り装置で圧粉成形体のバリを取ろうとすると、場合によってはバリを除去しきれないことがある。
【0004】
そこで本発明では、圧粉成形体におけるバリの除去率を向上させることが可能なバリ取り装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記従来のバリ取り装置について、圧粉成形体のバリが除去しきれない場合について検討を行った。圧粉成形体の状態に着目すると、特に圧粉成形体が小さく軽い場合にバリを除去しきれない場合があることが判明した。上記従来のバリ取り装置は、上記特許文献の図2及び図3に示されているように、圧粉成形体のバリをブラシ部材とパンチングメタルとの組み合わせによって除去している。従って、圧粉成形体が小さく軽い場合には、ブラシ部材との接触の際にも、パンチングメタルとの接触の際にも、いずれの場合においても十分な接触力が得られないためにバリが残ってしまうのではないかと本発明者らは考えた。しかしながら、単に圧粉成形体とブラシやパンチングメタルとの接触力を増やせば、バリのみならず圧粉成形体そのものが削られてしまうことになり、新たな不具合が生じる可能性がある。
【0006】
そこで本発明者らはこのような事情に鑑みて、圧粉成形体が小さく軽い場合であってもバリのみを的確に除去することが可能なバリ取り装置を提供することを目的とし、この新たな課題をも解決すべく本発明を成しえたものである。
【0007】
本発明に係るバリ取り装置は、圧粉成形体のバリを除去するためのバリ取り装置であって、圧粉成形体を搬送する搬送路と、搬送路の圧粉成形体を搬送する面を挟むように対向して配置される一対のローラと、一対のローラを駆動するための駆動手段と、を備え、駆動手段は、一対のローラの速度が互いに異なり、かついずれのローラも静止しないように駆動し、一対のローラは、クッション性を有する部材によって圧粉成形体に当接する部分が形成されていることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、当接面にクッション性を有する一対のローラによって、搬送路を搬送されてくる圧粉成形体を挟み込むので、圧粉成形体の角に的確にローラを当接させることができる。圧粉成形体にローラを的確に当接させた状態で、その一対のローラのいずれも静止させずに、互いの速度を違えて駆動しているので、圧粉成形体の角に生じるバリを取りつつ圧粉成形体を送り出すことができる。
【0009】
また本発明では、一対のローラが、圧粉成形体の搬送方向に沿って複数組配置されていることも好ましい。一対のローラが複数組配置されているので、圧粉成形体の角に生じるバリをより適確に取り除くことができる。
【0010】
また本発明では、複数組のうちの少なくとも一組における回転速度の速いローラと、当該組と隣接する組における回転速度の速いローラとが、搬送路を挟んで反対側に配置されていることも好ましい。互いに回転速度の異なるローラを対にして駆動し、その間を圧粉成形体が通ると、回転速度の速いローラ側のバリがよりよく除去される傾向にある。従って、回転速度の速いローラを搬送路を挟んで互い違いに配置することで、圧粉成形体の両面におけるバリをより効果的に除去できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、一対のローラのいずれも静止させずに、互いの速度を違えて駆動しているので、圧粉成形体の角に生じるバリを取りつつ圧粉成形体を送り出すことができる。従って、圧粉成形体が小さく軽い場合であってもバリのみを的確に除去することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0013】
本発明の実施形態であるバリ取り装置について図1を参照しながら説明する。図1は、バリ取り装置1の構成を示す図であって、(a)は平面図を、(b)は側面図をそれぞれ示している。
【0014】
バリ取り装置1は、フレーム10に、搬送路20とローラ30,32,34,36とが取り付けられて構成されている。搬送路20は、圧粉成形体Wを搬送するためのものであって、搬送上流側から搬送下流側に向かって下り勾配を形成するように斜めに取り付けられている。搬送路20の途中には開口部201が2箇所設けられている。
【0015】
搬送路20に設けられている2ヶ所の開口部201にはそれぞれ一対のローラ30,32及び一対のローラ34,36が設けられている。一対のローラ30,32及び一対のローラ34,36はそれぞれ、搬送路20の圧粉成形体Wを搬送する搬送面202を挟むように対向して配置されている。
【0016】
一対のローラ30,32は、搬送路20の搬送上流側に配置されている。ローラ30とローラ32とは互いに接触するように配置されている。ローラ32は、搬送路20の開口部201の下側に配置され、その外周が開口部201から突出するように配置されている。
【0017】
ローラ30は、ホイール301の外周にクッション部材302を巻きつけて形成されている。ホイール301には軸301aが取り付けられており、軸301aは図示しないモータ(駆動手段)によって回転する。クッション部材302は、圧粉成形体Wに当接すると変形し、圧粉成形体Wの周囲に形成されるバリのみを削り取ることができる程度の緩衝性を有している。本実施形態においては、クッション部材302は、スポンジ(扶桑ゴム産業製、型番:TR−20G)で形成されている。クッション部材302を形成する材料はスポンジに限られず、ゴム、布、フェルトといった材料も適用可能である。また、スポンジ状ではなく、ブラシ状に形成してもよい。
【0018】
ローラ32は、ホイール321の外周にクッション部材322を巻きつけて形成されている。ホイール321には軸321aが取り付けられており、軸321aは図示しないモータによって回転する。クッション部材322は、上述したクッション部材302と同様に、圧粉成形体Wに当接すると変形し、圧粉成形体Wの周囲に形成されるバリのみを削り取ることができる程度の緩衝性を有している。
【0019】
ローラ30の回転速度とローラ32の回転速度は互いに異なり、かつローラ30及びローラ32のいずれも静止しないように、モータ(図示しない、駆動手段)によって駆動されている。
【0020】
本実施形態の場合、ローラ32の回転速度がローラ30の回転速度よりも遅くなるように駆動されている。ローラ30とローラ32との間に滑り込んだ圧粉成形体Wは、回転速度の遅いローラ32の回転に応じて前進する。ローラ30の回転速度はローラ32の回転速度よりも速いので、圧粉成形体Wのローラ30に接触する面がローラ30によって擦られる。従って、ローラ30及びローラ32の間を通過する間に、圧粉成形体Wのローラ30に接触する面に形成されているバリが削り取られる。
【0021】
一対のローラ30,32の下流側には、一対のローラ34,36が配置されている。ローラ34とローラ36とは互いに接触するように配置されている。ローラ36は、搬送路20の開口部201の下側に配置され、その外周が開口部201から突出するように配置されている。
【0022】
ローラ34は、ホイール341の外周にクッション部材342を巻きつけて形成されている。ホイール341には軸341aが取り付けられており、軸341aは図示しないモータ(駆動手段)によって回転する。クッション部材342は、圧粉成形体Wに当接すると変形し、圧粉成形体Wの周囲に形成されるバリのみを削り取ることができる程度の緩衝性を有している。本実施形態においては、クッション部材342は、スポンジ(扶桑ゴム産業製、型番:TR−20G)で形成されている。クッション部材342を形成する材料はスポンジに限られず、ゴム、布、フェルトといった材料も適用可能である。また、スポンジ状ではなく、ブラシ状に形成してもよい。
【0023】
ローラ36は、ホイール361の外周にクッション部材362を巻きつけて形成されている。ホイール361には軸361aが取り付けられており、軸361aは図示しないモータによって回転する。クッション部材362は、上述したクッション部材342と同様に、圧粉成形体Wに当接すると変形し、圧粉成形体Wの周囲に形成されるバリのみを削り取ることができる程度の緩衝性を有している。
【0024】
ローラ34の回転速度とローラ36の回転速度は互いに異なり、かつローラ34及びローラ36のいずれも静止しないように、モータ(図示しない、駆動手段)によって駆動されている。
【0025】
本実施形態の場合、ローラ34の回転速度がローラ36の回転速度よりも遅くなるように駆動されている。ローラ34とローラ36との間に滑り込んだ圧粉成形体Wは、回転速度の遅いローラ34の回転に応じて前進する。ローラ36の回転速度はローラ34の回転速度よりも速いので、圧粉成形体Wのローラ36に接触する面がローラ36によって擦られる。従って、ローラ34及びローラ36の間を通過する間に、圧粉成形体Wのローラ36に接触する面に形成されているバリが削り取られる。
【0026】
本地実施形態では、搬送路20の上流側に配置されている一対のローラ30,32のうちの回転速度の速いローラ30は搬送路20を挟んで上側に配置されている。一方、搬送路20の下流側に配置されている一対のローラ34,36のうちの回転速度の速いローラ36は搬送路20を挟んで下側に配置されている。このように複数組配置されたローラ群の少なくとも一組における速度の速いローラ30と、そのローラ30を含む組と隣接する組における速度の速いローラ36とが、搬送路20を挟んで反対側に配置されている。ここで、互いに回転速度の異なるローラを対にして駆動し、その間を圧粉成形体Wが通ると、回転速度の速いローラ側のバリがよりよく除去される傾向にある。従って、回転速度の速いローラ30及びローラ36を搬送路20を挟んで互い違いに配置することで、圧粉成形体Wの両面におけるバリをより効果的に除去できる。
【0027】
本実施形態によれば、当接面にクッション性を有する一対のローラ30,32(ローラ34,36)によって、搬送路20を搬送されてくる圧粉成形体Wを挟み込むので、圧粉成形体Wの角に的確にローラ30,32(ローラ34,36)を当接させることができる。圧粉成形体Wにローラ30,32(ローラ34,36)を的確に当接させた状態で、その一対のローラ30,32(ローラ34,36)のいずれも静止させずに、互いの速度を違えて駆動しているので、圧粉成形体Wの角に生じるバリを取りつつ圧粉成形体Wを送り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の実施形態であるバリ取り装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0029】
1…バリ取り装置、10…フレーム、20…搬送路、201…開口部、202…搬送面、30,32,34,36…ローラ、301,321,341,361…ホイール、302,322,342,362…クッション部材。




 

 


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