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発明の名称 打込み工具のトリガのガイド機構
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21594(P2007−21594A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−203411(P2005−203411)
出願日 平成17年7月12日(2005.7.12)
代理人 【識別番号】100074918
【弁理士】
【氏名又は名称】瀬川 幹夫
発明者 大須賀 達
要約 課題
ガイド部とトリガが摩耗しにくく、トリガの操作性も損なわれることがない。

解決手段
工具本体1のグリップ2の基部にガイド部33を設け、このガイド部33に起動用トリガ16を摺動自在にガイドさせる打込み工具のトリガ16のガイド機構において、上記トリガ16の側面に金属製突部31を突出させるとともに、上記ガイド部33の内面には、上記トリガ16の摺動時に連続して上記突部31に係合する金属製の案内部材37を取り付けた。
特許請求の範囲
【請求項1】
工具本体のグリップの基部にガイド部を設け、このガイド部に起動用トリガを摺動自在に収納してガイドさせる打込み工具のトリガのガイド機構において、
上記トリガの側面に金属製突部を突出させるとともに、上記ガイド部の内面には、上記トリガの摺動時に連続して上記突部に係合する金属製の案内部材を取り付けた
ことを特徴とする打込み工具のトリガのガイド機構。
【請求項2】
上記案内部材は上記ガイド部に着脱自在に取り付けられたことを特徴とする、請求項1記載の打込み工具のトリガのガイド機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、工具本体のグリップの基部にガイド部を設け、このガイド部に起動用トリガを摺動自在にガイドさせる打込み工具において、上記トリガを円滑にガイドする打込み工具のトリガのガイド機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、打ち込み工具の一例として、ガス燃焼式釘打機があるが、これは、工具本体内に密閉された燃焼室内へ可燃性ガスを注入して燃焼室内で可燃性ガスと空気との混合ガスを撹拌し、撹拌された混合ガスを燃焼室内で燃焼させることによって燃焼室内に高圧の燃焼ガスを発生させ、この高圧の燃焼ガスを打撃シリンダ内に収容されている打撃ピストンに作用させて打撃ピストンを打撃シリンダ内で衝撃的に駆動させ、この打撃ピストンの下面側に結合されているドライバによって、ボディの下方のノーズ部に供給された釘を鋼板やコンクリートへ打ち込むようにしたものである。
【0003】
ところで、上記燃焼室に充満した混合ガスにはスパークを発生させて点火させるスイッチが設けられ、合成樹脂製の工具本体にはガイド部が形成され、このガイド部にスイッチをオンさせるためのトリガが摺動自在に収納されている。そして、トリガを引き操作して直線状に作動させることにより、スイッチを押し込んでオンさせるようになっている。打ち込み作動後、上記燃焼室は開放される。
【0004】
ところで、上記トリガは合成樹脂部品で、その一側には、燃焼室の密閉、開放とともに作動するJ字状のアームが一体的に形成されている。アームは工具本体内に収納され、それ以外の本体部分は外に露出している。このように、トリガは指を掛ける本体部分をはさんで前後に対称な形にはなっていない。また、ガイド部とトリガとの間にはわずかながらクリアランスがある。したがって、トリガに指を掛けて引いたとき、アーム側が残り、反対側が引っ張られる、つまりトリガが前後方向に回動するようなモーメントが働く。このため、引き操作時にガイド部の内面とトリガの外面との間に摩擦が発生する。ガイド部もトリガも合成樹脂であるから、耐摩耗性に優れているわけではないから、繰り返しスイッチ操作するうち、徐々に摩擦面が摩耗していく。そして、ガイド部とトリガとの間のクリアランスが大きくなり、さらにトリガの回動傾向が強くなって摩耗がいっそう進む。このため、広がったクリアランスから、工具本体の内部に作業環境に存在する砂などの粒子が入り込む。特に、手袋をして打ち込み作業をした場合は、手袋自体に多くの細かい砂等の粒子が付着しているので、進入しやすい。これらの粒子はガイド部とトリガとの摩耗をさらに促進させる。摩耗がひどくなると、トリガが摺動方向に対して斜めになってしまうため、ストロークエンドまで摺動できなくなったり、スイッチ内にはいりこんで、接点を押すことができなくなってしまうことがある。
【特許文献1】特開平8−290370号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このため、ガイド部とスイッチとを鉄等の金属によって構成することも考えられる。しかし、金属は耐摩耗性には優れているが、重いため、全体の重量が増えてしまい、取り扱いにくくなってしまう。
【0006】
また、逆の発想で、ガイド部とトリガとの間のクリアランスを大きくして、入り込んだ砂を容易に外に排出できるようにするということも考えられている。しかしながら、砂の排出には効果的であっても、クリアランスが大きいと、トリガを引いたときのガタも大きいので、操作性がよくないという欠点がある。
【0007】
本発明は前記欠点を解消し、ガイド部とトリガが摩耗しにくく、砂の進入を良好に防止できるとともに、トリガの操作性も損なわれることがない打込み工具のトリガのガイド機構を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、工具本体のグリップの基部にガイド部を設け、このガイド部に起動用トリガを摺動自在に収納してガイドさせる打込み工具のトリガのガイド機構において、上記トリガの側面に金属製突部を突出させるとともに、上記ガイド部の内面には、上記トリガの摺動時に連続して上記突部に係合する金属製の案内部材を取り付けたことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る発明は、上記案内部材が上記ガイド部に着脱自在に取り付けられたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明によれば、トリガが摺動するときに、トリガの側面に突出したガイド金具はガイド部の案内部材によって案内されるので、ガイド金具と案内部材との間に摩擦が発生するが、両者ともに金属製であるから、摩耗は非常に小さい。したがって、ガイド金具と案内部材との間の隙間も小さく保持することができるため、作業環境に存在する砂等の微小粒子の進入を良好に防止できるとともに、トリガは常に円滑かつ確実に操作することができる。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、案内部材の摩耗が大きくなったときは、簡単に交換することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1において符号1はガス燃焼式打込み工具(釘打機)の工具本体を示す。この工具本体1は合成樹脂製で、グリップ2とマガジン3とが連設されているとともに、打撃ピストン・シリンダ機構4と燃焼室5とが設けられている。
【0013】
打撃ピストン・シリンダ機構4は、打撃シリンダ6内に打撃ピストン7を摺動自在に収容するとともに、打撃ピストン7の下方にドライバ8を一体的に結合させたものである。
【0014】
燃焼室5は、上記打撃ピストン7の上端面と打撃シリンダ6と上部ハウジング9の内部に形成された上部壁(シリンダヘッド)10との間に配置されている環状の可動スリーブ11とによって形成されており、可動スリーブ11を矢印のように上部壁10に当るまでに移動させることにより密閉された燃焼室5が形成され、下方に移動させることにより燃焼室5の上部が大気に連通するように構成されている。
【0015】
可動スリーブ11はリンク部材12を介してコンタクトアーム13と連係している。ノーズ部15を被打込み材Pに押し付けることによりコンタクトアーム13が相対的に上方に移動し、リンク部材12をバネ14に抗して押し上げて可動スリーブ11を移動させる。これにより燃焼室5内は大気と遮断され、密閉された燃焼室5が形成されるのである。
【0016】
燃焼室が密閉された後、トリガ16を引くと、点火プラグ17が混合ガスに点火し、混合ガスは燃焼して爆発的に膨張する。この燃焼ガスの圧力が打撃ピストン7の上面に作用して下方に駆動するので、ドライバ8がノーズ部6内に供給されている先頭釘N1を打撃し、被打込み材P中に打ち込む。その後、可動スリーブ11は下動し、再び燃焼室5は開放される。
【0017】
次に、上記点火プラグ17を作動させるための点火用スイッチ18とトリガ16はグリップ2の基部に設けられ、バネ19によって下方に付勢されている。すなわち、トリガ16は図3(a)(b)〜図6に示されるように、それぞれ合成樹脂から成る直方体状のトリガ本体16aとJ字状のアーム16bとから構成されている。トリガ本体16aとアーム16bとはピン20と長孔21で結合しているとともに、上下方向に相対的に移動可能となっており、バネ22で互いに上下に遠ざかるように付勢されている。また、トリガ本体16aの一側にはガイド突片28が形成されている。また、アーム16bの上端には突起23が形成され、外側面にはガイド突部24が形成され、下端には係合軸25が突出形成されている。この係合軸25は工具本体1に回動自在に設けられたロックプレート26の係合溝27に係合している(図2参照)。
【0018】
さらに、トリガ本体16aのアーム16bと反対側の上部側壁30には、金属製の軸ピン31aが左右方向に貫通し、これによりトリガ本体16aの側面に突部31が突出している。軸ピン31aの中央寄りの2つの溝29には上記側壁30の内側に配置されたゴム製座金32が係合し、軸ピン31aが左右に飛び出さないように保持されている。
【0019】
次に、図6に示されるように、工具本体1とグリップ2は左右の部材1a、2aと部材1b、2bに分割構成され、グリップ2の基部にはトリガ用ガイド部33が形成されている。ガイド部33は下方と工具本体側が開口した箱形に形成され、その左右両側内面には、各3本の突条34、35、36が形成されている。工具本体側に近い前部の2本の突条34、35は互いに近接した位置に形成され、他の1本の突条36は後端部近傍に形成されている。ガイド部33の上底部には点火用のリミットスイッチ18が設けられている。
【0020】
ところで、図5および図6に示されるように、上記ガイド部33の両側前後の突条35、36間には空間が形成されており、この空間には鉄等の金属からなる案内部材37が配置されている。この案内部材37はコ字形の板金部材で、その幅は上記空間に収納したときに、一側の脚片38とガイド部33の後側の突条36との間に、トリガ16の突部31が摺動可能に入る程度に形成されている。また、両側の脚片38の高さは突条35、36の高さと略同じに形成されている。なお、案内部材37は耐摩耗性を高めるため熱処理しておくのが好ましい。
【0021】
上記トリガ16はガイド部33の下から挿入され、その左右両側の突条34、35、36間の空間内に摺動自在に収納されている。特別の固定手段は不要である。これにより、図に示されるように、トリガ16の突部31は案内部材37の一方の脚片38の外面に係合する。また、トリガ16の一側のガイド突片28はガイド部33の前部一側の2本の突条34、35の間に配置される。アーム16bの側面のガイド突部24はガイド部33の他側の2本の突条34、35と係合するように配置される。
【0022】
上述の構成において、打ち込み時にトリガ16を引いて上方に摺動させると、図2のように上端の突起23がガイド部33の上底部のリミットスイッチ18の接点を押してスイッチをオンさせる。
【0023】
ところで、上述のようにトリガ16が摺動するときは、図4、図5および図6に示されるように、トリガ本体16aのガイド突部24とアーム16bのガイド突片28はガイド部33の前部の突条34、35によってガイドされ、また、トリガ16の突部31は連続してガイド部33の案内部材37の脚片38の外面に沿って摺動するように案内される。
【0024】
また、トリガ本体16aに指を掛けて引き上げるとき、前側にはアーム16bが連結されているから、前よりも後ろ側が先に持ち上げられる傾向があり、アーム16bに対してピン20を介して回動可能になっているのでなおさらである。このため、後ろ側の突部31と案内部材37の後ろ側の脚片38との間の摩擦力が最も大きくなる。しかし、突部31も案内部材37もともに金属製であるから、摺動抵抗は小さく、摺動部分も摩耗しにくい。したがって、トリガ16の摺動は常にスムーズとなるから、トリガ16とガイド部33との間の摩耗も小さくなり、両者間の隙間も小さく保持することができる。このため、砂の進入を良好に防止できるとともに、トリガ16は常に円滑かつ確実に操作することができる。また、案内部材37の摩耗が大きくなったときは、簡単に交換することができる。
【0025】
ところで、図2のようにトリガ16を引き操作したとき、少し遅れてアーム16bも上動し、その係合軸25がロックプレート26を回動させてロックプレート26は、打ち込み時に可動スリーブ11とともに上動したリンク部材12の屈曲部39の下方に入る。このため、トリガ16はロックされ、打ち込み後に下動スリーブ11が下方に移動したときロックプレート26が押し出されてロックが解除されるまで下方に復帰できない。
【0026】
なお、案内部材はコ字形のものに限定されない。たとえば厚板状、角棒状又は角筒状に形成し、ガイド部に案内部材を固定するための固定壁を形成し、この固定壁に上記案内部材を係止、接着、ネジ止め等によって固定する構成でもよい。
【0027】
同様に、突部31も軸ピンによる円形突部に限定されない。角形でも、板状でもよい。また、断面C字形のスプリングピンでもよい。
【0028】
これに関連し、軸ピン31aは、図7に示されるように、拡径頭部の軸ピン31aの一側に係合溝29を形成し、トリガ本体16aを貫通したとき、その一側壁をはさんで上記拡径頭部の反対側に、上記係合溝29にゴム製座金32を係合させる構成であってもよい。
【0029】
さらに、上述の実施形態とは反対に、上記ガイド部の内面に金属製突部を突出させるとともに、上記トリガ本体の側面には、摺動時に連続して上記突部に係合する金属製の案内部材を取り付けた構成としてもよい。
【0030】
上述の打込み工具のトリガのガイド機構は、ガス燃焼式の打ち込み工具だけでなく、電動工具にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】ガス燃焼式釘打機の非作動時の要部を示す縦断面図である。
【図2】上記ガス燃焼式釘打機の作動時の一部の拡大断面図である。
【図3】(a)(b)はそれぞれトリガとその分解斜視図である。
【図4】図1の要部拡大図である。
【図5】図4のA−A線上の断面図である。
【図6】工具本体とトリガ部分の分解斜視図である。
【図7】軸ピンの他の実施形態の分解斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
2 グリップ
16 トリガ
31 突部
33 ガイド部
37 案内部材




 

 


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