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発明の名称 タイヤの修正方法および修正装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−98773(P2007−98773A)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
出願番号 特願2005−291758(P2005−291758)
出願日 平成17年10月4日(2005.10.4)
代理人 【識別番号】100067840
【弁理士】
【氏名又は名称】江原 望
発明者 山地 圭紀 / 岡▲崎▼ 卓也 / 深澤 幹哉
要約 課題
加硫成形後のタイヤにおいてトレッド部の小ブロックの倒れを修正する修正方法および修正装置を提供する。

解決手段
修正装置1は、加硫装置の金型により形成されたサイプ24により複数の小ブロックに分けられたブロック23が形成されたトレッド部21を備える加硫成形後のタイヤ2を支持する支持装置A1と、小ブロックを径方向内方に押圧する押圧ロッド41を支持する支持装置A2とを備える。支持装置A1により回転駆動されるタイヤ2を、支持装置A2に支持される押圧ロッド41に対して移動させることにより、押圧ロッド41が小ブロックとの間の摩擦力により小ブロックを変形させて小ブロックの倒れを修正する。
特許請求の範囲
【請求項1】
加硫装置の金型により形成されたサイプにより複数の小ブロックに分けられたブロックが形成されたトレッド部を備える加硫成形後のタイヤを、前記小ブロックを径方向内方に押圧する押圧部材に対して相対的に移動させることにより、前記押圧部材が前記小ブロックとの間の摩擦力により前記小ブロックを変形させて前記小ブロックの倒れを修正することを特徴とするタイヤの修正方法。
【請求項2】
前記小ブロックが前記押圧部材に押圧される前に前記サイプに潤滑液を侵入させることを特徴とする請求項1記載のタイヤの修正方法。
【請求項3】
前記タイヤに内圧を作用させることを特徴とする請求項1または2記載のタイヤの修正方法。
【請求項4】
前記押圧部材は、前記タイヤのポストキュアインフレーション処理中に前記小ブロックを押圧し、前記潤滑液はポストキュアインフレーション処理に使用される冷却液であることを特徴とする請求項2記載のタイヤの修正方法。
【請求項5】
前記タイヤは、未加硫のゴム材からなる長尺体が積層された積層構造を有するグリーンタイヤが前記加硫装置で加硫成形されたものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のタイヤの修正方法。
【請求項6】
加硫装置の金型により形成されたサイプにより複数の小ブロックに分けられたブロックが形成されたトレッド部を備える加硫成形後のタイヤを支持する第1支持装置と、前記小ブロックを径方向内方に押圧する押圧部材を支持する第2支持装置とを備え、前記第1支持装置および前記第2支持装置は、協働して、前記タイヤを前記押圧部材に対して相対的に移動させることにより、前記押圧部材が前記小ブロックとの間の摩擦力により前記小ブロックを変形させて前記小ブロックの倒れを修正することを特徴とするタイヤの修正装置。
【請求項7】
修正処理中、前記第1支持装置は前記タイヤを軸線の回りに回転させ、前記第2支持装置は前記押圧部材を径方向に移動可能に支持することを特徴とする請求項6記載のタイヤの修正装置。
【請求項8】
潤滑液が貯留された液槽を備え、前記第1支持装置は、周方向で前記トレッド部の一部が潤滑液に浸かる状態で前記タイヤを支持し、前記押圧部材は前記潤滑液の液面下に配置されることを特徴とする請求項6または7記載のタイヤ修正装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サイプにより複数の小ブロックに分けられたブロックが形成されたトレッド部を備える加硫成形後のタイヤにおいて、小ブロックの倒れを修正する修正方法および修正装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば寒冷地で走行する車両に用いられるタイヤは、グリップ力を増加させて氷雪路などにおける走行性を向上させるために、多数のブロックが形成されたトレッド部を備える。さらに、各ブロックには、該ブロックを複数の小ブロックに分けるサイプと呼ばれる細溝が形成され(例えば特許文献1参照)、小ブロックのエッジが路面を引っ掻くことにより生じるグリップ力の増加(以下、「エッジ効果」という。)により、走行性が一層向上する。
そして、サイプは、グリーンタイヤを加硫成形する加硫装置の金型の一部を構成するブレードにより、グリーンタイヤが加硫成形される工程で形成される。
【特許文献1】特開平11−208220号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、加硫装置による加硫成形が終了して、金型と加硫成形後のタイヤとが分離される型抜き時に、ブロックがサイプによって分けられた小ブロックは、例えば金型の型抜き方向がサイプの径方向での形成方向と一致しないことに起因して、ブレードを含む金型により型抜き方向に倒されることがある。例えば、図7(A)に示されるように、周方向に分割されて型抜き方向が径方向であるセクターモールド型の金型の場合、径方向での金型の型抜き方向とタイヤTのトレッド部aのサイプbの径方向での形成方向と一致しないために、小ブロックcがブレードdおよびトレッド部aの横溝eを形成する金型の部分fにより型抜き方向に倒される。
小ブロックcのこのような倒れは、金型に水性シリコンなどの離型剤が塗布されない場合、ブレードdを含む金型の抜き抵抗が大きくなるために、一層大きくなる。
そして、小ブロックcに倒れが発生すると、図7(B)に示されるように、サイプbを挟んで隣接する小ブロックc同士が接触したり、サイプbの幅がブレードdにより規定される設計幅よりも狭くなったりして、倒れた小ブロックcの倒れ方向側でのエッジc1は、倒れ方向とは反対側のエッジc2に比べて、または倒れ方向で隣接する小ブロックcに比べて径方向内方に位置することになり、エッジ効果が低減する。
なお、図7をはじめ、後述する図3(B),図4では、説明の便宜上、小ブロックの倒れが誇張して示されている。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、請求項1〜8記載の発明は、加硫成形後のタイヤにおいてトレッド部の小ブロックの倒れを修正する修正方法または修正装置を提供することを目的とする。そして、請求項2,3,7,8記載の発明は、さらに、倒れの修正を容易にすることを目的し、請求項4記載の発明は、さらに、加硫成形後のタイヤの処理の効率化およびコスト削減を図ることを目的とし、請求項5記載の発明は、さらに、加硫装置の金型に離型剤が使用されない場合に、小ブロックの倒れを修正することを目的とし、請求項7記載の発明は、さらに、修正処理の効率向上および修正装置の小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の発明は、加硫装置の金型により形成されたサイプにより複数の小ブロックに分けられたブロックが形成されたトレッド部を備える加硫成形後のタイヤを、前記小ブロックを径方向内方に押圧する押圧部材に対して相対的に移動させることにより、前記押圧部材が前記小ブロックとの間の摩擦力により前記小ブロックを変形させて前記小ブロックの倒れを修正するタイヤの修正方法である。
【0006】
これによれば、加硫成形後のタイヤと押圧部材とを相対移動させることにより、押圧部材により押圧された小ブロックが摩擦力により変形して、小ブロックの倒れが修正される。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のタイヤの修正方法において、前記小ブロックが前記押圧部材に押圧される前に前記サイプに潤滑液を侵入させるものである。
【0008】
これによれば、小ブロックの倒れにより小ブロック同士が接触しているとき、サイプに進入した潤滑液により、押圧部材により押圧されて変形する小ブロックが他方の小ブロックに対して摺動しやすくなり、摩擦力による小ブロックの変形が容易になる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のタイヤの修正方法において、前記タイヤに内圧を作用させるものである。
【0010】
これによれば、タイヤに内圧が作用していない場合に比べて、押圧部材により小ブロックが押圧されたときに、押圧された小ブロックに隣接する小ブロックが一緒に大きく内側に凹むことが抑制されるので、押圧部材の押圧力および摩擦力による小ブロックの変形が容易になる。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項2記載のタイヤの修正方法において、前記押圧部材は、前記タイヤのポストキュアインフレーション処理中に前記小ブロックを押圧し、前記潤滑液はポストキュアインフレーション処理に使用される冷却液であるものである。
【0012】
これによれば、小ブロックの倒れの修正がポストキュアインフレーション処理の過程で行われ、しかもタイヤの支持装置としてポストキュアインフレータの支持装置が利用され、潤滑液としてポストキュアインフレーション処理に使用される冷却液が利用されるので、タイヤの支持装置および潤滑液を別途用意する必要がない。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載のタイヤの修正方法において、前記タイヤは、未加硫のゴム材からなる長尺体が積層された積層構造を有するグリーンタイヤが前記加硫装置で加硫成形されたものである。
【0014】
これによれば、積層された長尺材間に離型剤が侵入するために加硫装置の金型に離型剤を使用することができない場合にも、型抜きにより生じる小ブロックの倒れが押圧部材により修正される。
【0015】
請求項6記載の発明は、加硫装置の金型により形成されたサイプにより複数の小ブロックに分けられたブロックが形成されたトレッド部を備える加硫成形後のタイヤを支持する第1支持装置と、前記小ブロックを径方向内方に押圧する押圧部材を支持する第2支持装置とを備え、前記第1支持装置および前記第2支持装置は、協働して、前記タイヤを前記押圧部材に対して相対的に移動させることにより、前記押圧部材が前記小ブロックとの間の摩擦力により前記小ブロックを変形させて前記小ブロックの倒れを修正するタイヤの修正装置である。
【0016】
これによれば、第1,第2支持装置の協働によりタイヤを押圧部材に対して相対的に移動させる修正装置により、請求項1記載の発明と同じ作用が奏される。
【0017】
請求項7記載の発明は、請求項6記載のタイヤの修正装置において、修正処理中、前記第1支持装置は前記タイヤを軸線の回りに回転させ、前記第2支持装置は前記押圧部材を径方向に移動可能に支持するものである。
【0018】
これによれば、修正処理中、第2支持装置により、小ブロックに対する押圧力の調整と押圧および押圧解除とを可能にする押圧部材の位置調整を行うことが可能になる。また、修正処理中は、押圧部材に対してタイヤが回転するので、タイヤの全周に渡って小ブロックを押圧部材により押圧することが容易になるうえ、押圧部材をタイヤのトレッド部に沿って周方向に移動させる必要がない。
【0019】
請求項8記載の発明は、請求項6または7記載のタイヤ修正装置において、潤滑液が貯留された液槽を備え、前記第1支持装置は、周方向で前記トレッド部の一部が潤滑液に浸かる状態で前記タイヤを支持し、前記押圧部材は前記潤滑液の液面下に配置されるものである。
【0020】
これによれば、小ブロックは潤滑液の液面下で押圧部材により押圧されるので、小ブロックが押圧される前に潤滑液をサイプに確実に侵入させることができる。そして、小ブロックの倒れにより小ブロック同士が接触しているとき、サイプに侵入した潤滑液により、押圧部材により押圧されて変形する小ブロックが他方の小ブロックに対して摺動しやすくなり、押圧部材との間の摩擦力による小ブロックの変形が容易になる。
【発明の効果】
【0021】
請求項1記載の発明によれば、次の効果が奏される。すなわち、小ブロックの倒れが修正されるので、サイプにより形成される小ブロックによるエッジ効果の低減を防止または抑制できる。
請求項2記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、摩擦力による小ブロックの変形が容易になるので、小ブロックの倒れの修正が容易になる。
請求項3記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、押圧部材により押圧される小ブロックの変形が容易になるので、小ブロックの倒れの修正が容易になる。
請求項4記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、小ブロックの倒れの修正とポストキュアインフレーション処理とが同時に行われるので、加硫成形後のタイヤの処理が効率化され、しかもタイヤの支持装置および潤滑液を別途用意する必要がないので、コストが削減される。
請求項5記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、加硫装置の金型に離型剤が使用されない場合に、押圧部材により小ブロックの倒れを修正することができる。
請求項6記載の発明によれば、第1,第2支持装置を備える修正装置により、請求項1記載の発明と同じ効果が奏される。
請求項7記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、小ブロックに対する押圧力の調整と押圧および押圧解除とを可能にする押圧部材の、修正処理中における位置調整が可能であるので、小ブロックに適正な修正が施されて、タイヤ全体での小ブロックを、迅速に正規の状態に近づけることが可能になって、修正処理の効率が向上するうえ、押圧部材をタイヤの周方向に移動させる必要がないので、修正装置を小型化できる。
請求項8記載の発明によれば、引用された請求項記載の発明の効果に加えて、次の効果が奏される。すなわち、潤滑液をサイプに確実に侵入させることができ、侵入した潤滑液により小ブロックの倒れの修正が容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を図1〜図6を参照して説明する。
図1を参照すると、本発明が適用されたタイヤの修正装置1は、車両用の空気入りタイヤ、例えばスタッドレスタイヤの製造に使用される。
修正装置1は、グリーンタイヤが金型を備える加硫装置(図示されず)により加硫成形されて形成されたタイヤ2(加硫成形後のタイヤであり、以下、単に「タイヤ2」という。)にポストキュアインフレーション処理(以下、「PCI処理」という。)を施すポストキュアインフレータ(以下、「PCI装置」という。)10と、タイヤ2のトレッド部21を径方向内方に押圧する押圧部材としての押圧ロッド41を備える押圧装置40と、を備える。
【0023】
なお、明細書または特許請求の範囲において、軸線はタイヤ2の軸線であり、軸線方向は、前記軸線が延びる方向であり、径方向および周方向は、それぞれ、タイヤ2の軸線を中心とする径方向および周方向である。
【0024】
タイヤ2は、未加硫のゴム材からなる長尺体としてのリボン状のゴム部材が周方向に螺旋状に巻回されて形成された積層構造を有するグリーンタイヤが、セクターモールド型の金型を備える前記加硫装置で加硫成形されたものであり、図3(A)に示されるように、周方向溝22aおよび横溝22bすなわち軸線方向に延びる溝)により区画された多数のブロック23が形成されたトレッド部21を備える。各ブロック23は、金型の一部を構成するサイプ形成部材としての板状のブレードにより形成された1以上、この実施形態では軸線方向に平行に延びる複数のサイプ24により、周方向に複数の小ブロック25に分けられる。
【0025】
小ブロック25は、加硫成形が終了して金型とタイヤ2とが分離される型抜き時に、型抜き方向がサイプ24の径方向での形成方向(または前記ブレードが径方向で延びる方向)と異なるために、前記ブレードおよび横溝23aを形成する金型の部分により変形させられ、図3(B)に示されるように、小ブロック25同士が接触したり、またはサイプ24の幅が設計幅Wよりも狭くなったりして、倒れ状態になることがある。なお、図3(B)には、倒れ状態にないときの小ブロック25が二点鎖線で示されており、設計幅Wとは、前記ブレードにより規定されるサイプ24の幅である。
【0026】
また、この実施形態では、グリーンタイヤが前記積層構造を有することから、型抜きを容易にするために金型に塗布された水性シリコンなどの離型剤が積層されたゴム部材間に侵入して、クラックの発生原因となる虞があることから、離型剤を使用することができない。このため、小ブロック25が倒れ状態になる場合、離型剤が使用される場合に比べて倒れの度合いが大きくなる。
【0027】
修正装置1についてさらに説明する。
図1,図2を参照すると、グリーンタイヤに使用されている補強材としての補強コードが加硫装置から取り出された後の冷却により収縮してタイヤ2を変形させることを防止するためのPCI処理を行うPCI装置10は、タイヤ2を支持する支持装置A1と、該支持装置A1に支持されたタイヤ2を冷却する冷却装置Bと、タイヤ2の内圧を調整する圧力調整装置Cと、を備える。
【0028】
支持装置A1は、搬送装置の把持部材Eに把持されて後述する修正装置1による小ブロック25の倒れの修正処理が行われる所定の処理位置まで搬送されたタイヤ2をそのビード部27において支持する支持体としての1対のリム11a,11bと、タイヤ2を軸線回りに回転駆動する駆動機構12とを備える。
【0029】
各リム11a,11bは、タイヤ2およびリム11a,11bにより形成されるタイヤ2の内部空間20が気密に密封されるように、かつ駆動機構12の回転駆動力をタイヤ2に伝達して、タイヤ2が回転するようにタイヤ2を支持する。
【0030】
駆動機構12は、一方のリム11aに一体に結合される駆動軸13aと、駆動軸13aを回転駆動する駆動源としての逆回転可能な電動モータ14と、他方のリム11bに一体に結合される被動軸13bと、被動軸13bを軸線方向に平行に往復駆動させると共に被動軸13bを回転可能に支持するアクチュエータとしての油圧シリンダ15と、両リム11a,11bを一体回転可能に連結する連結部16a,16bと、駆動軸13aおよび被動軸13bをそれぞれ支持する軸受17a,17bとを備える。電動モータ14および油圧シリンダ15を制御する制御装置は、電動モータ14の回転速度および回転方向を制御し、油圧シリンダ15の作動を制御する。
【0031】
連結部16a,16bは、リム11aに一体に結合された軸から構成される被動側連結部16bと、駆動機構12により駆動されて回転するタイヤ2の回転中心線でもある軸線から偏心した位置に嵌合孔16a1が設けられたリム11aの部分から構成される駆動側連結部16aとにより構成され、被動側連結部16bが嵌合孔16a1に嵌合して駆動側連結部16aと被動側連結部16bとが連結された状態で、両リム11a,11bは、一体回転するように、かつタイヤ2が前記処理位置を占めるように連結される。
【0032】
加硫成形時の余熱が残っているタイヤ2をその外周側から冷却する冷却装置Bは、冷却液としての冷却水31が溜められた液槽32と、冷却水31の温度を調整する冷却液調整装置(図示されず)とを備える。そして、タイヤ2が前記処理位置を占めるとき、タイヤ2の一部は径方向で液面31a下に没する。タイヤ2に対する液面31aの位置は、タイヤ2のトレッド部21やサイドウォール部28などの各部位における余熱による加硫度が適正になるように冷却する観点から設定され、この実施形態では、両リム11a,11bよりも径方向外方で、周方向でトレッド部21の一部を少なくとも含んでサイドウォール部28に達する位置である。このため、各ブロック23は、押圧ロッド41に押圧される前から、1つのブロック23単位でその全体が液面31a下に位置する。また、冷却水31の温度は、冷却水31の温度を検出する温度センサからの検知信号に基づいて、前記冷却液調整装置が液槽32に対して冷却水31を給排することにより、適温となるように調整される。
【0033】
圧力調整装置Cは、加圧流体としての加圧空気を供給する加圧流体供給装置35と、リム111bに設けられて加圧空気を内部空間20に導入するための弁36とを備える。そして、弁36を通じて内部空間20に導入された加圧空気により、タイヤ2の内圧(すなわち内部空間20の圧力)が、PCI処理に適切な設定圧力に調整される。
【0034】
押圧装置40は、液槽32内で液面31a下に配置される押圧ロッド41と、押圧ロッド41を支持すると共に液槽32に設けられる支持装置A2とを備える。押圧ロッド41は、金属、合成樹脂、木材などの任意の材料により形成されて小ブロック25を押圧するための所要の剛性を有する部材により構成され、この実施形態では円柱状部材から構成される。支持装置A2は、液槽32の底壁32aに固定された固定台42上で位置調整可能に結合される移動台43と、移動台43に一体に結合されると共に押圧ロッド41が両端部で上下方向または液面31aに直交方向する方向に位置調整可能に結合される1対の支持部44a,44bとから構成される。各支持部44a,44bには、押圧ロッド41の端部が挿入されるスリット45が上下方向に延びて形成され、移動台43の移動範囲およびスリット45の形成範囲で、タイヤ2に対する押圧ロッド41の位置調整が可能である。
【0035】
そして、支持装置A2にブロック23に対して位置調整可能に支持される押圧ロッド41は、倒れ状態にある小ブロック25との間の摩擦力により小ブロック25を変形させることができるように、小ブロック25を径方向内方に押圧する押圧位置に位置決めされて、支持装置A2に不動に固定される。そして、押圧ロッド41は、小ブロック25を押圧するために、図1に示されるように軸線と平行に配置される場合のほかに、ブロック23の位置によっては、軸線に対して非平行に配置される。
【0036】
ここで、両支持装置A1,A2は、それぞれ第1,第2支持装置として、修正装置1の支持装置を構成する。また、電動モータ14を備える駆動機構12は、タイヤ2と押圧ロッド41とを相対的に移動させる駆動手段である。それゆえ、駆動機構12を備える支持装置A1および押圧ロッド41を不動に支持する支持装置A2は、協働してタイヤ2を押圧ロッド41に対して相対的に移動させる。
【0037】
修正装置1の動作について説明する。
図1(A)を参照すると、リム11bが油圧シリンダ15により駆動されて後退位置を占めて、両リム11a,11bの連結が解除されている状態で、把持部材Eに把持されたタイヤ2が、液槽32に収容された冷却水31に浸けられると共にリム11a,11bにビード部27が支持されるように両支持部44a,44bの間の前記処理位置まで運ばれる。タイヤ2が前記処理位置を占めるとき、押圧ロッド41の位置は、押圧ロッド41が小ブロック25(図3参照)を径方向内方に押圧するように、固定台42に対する移動台43の位置調整および支持部44a,44bに対する押圧ロッド41の位置調整を通じて、予め調整されている。
【0038】
その後、油圧シリンダ15により駆動されるリム11bがリム11aに向かって進出し、連結部16a,16bが連結されて、両リム11a,11bが気密状態でタイヤ2を支持する。次いで、把持部材Eがタイヤ2を解放し、弁36を通じて内部空間20に加圧空気が供給され、前記設定圧力の内圧がタイヤ2に作用している図1(B)に示される状態になる。
【0039】
電動モータ14が運転されて、前記制御装置により制御された回転速度および回転方向でタイヤ2が回転し、タイヤ2が外周側から冷却されて、PCI処理が行われる。そして、PCI処理中に、押圧ロッド41により押圧されているブロック23においては、押圧ロッド41による押圧力により小ブロック25が変形し、さらに回転するタイヤ2が押圧ロッド41に対して相対的に移動することにより、押圧ロッド41との間で作用する摩擦力で、小ブロック25が反回転方向に撓むように変形する。このため、型抜きに起因して倒れ状態にある小ブロック25の倒れを押圧ロッド41により修正することができる。そして、この修正処理中、タイヤ2は軸線の廻りに回転し、位置調整後の押圧ロッド41は前記押圧位置で不動の状態にある。
【0040】
より具体的には、図4を参照すると、倒れ状態にある小ブロック25を有する各ブロック23(図3(B)参照)において、押圧ロッド41は、回転方向側の端部の小ブロック25aから反回転方向側の端部の小ブロック25eまで各小ブロック25a〜25eを順次径方向内方に押圧する。
【0041】
図4(A)を参照すると、押圧ロッド41により押圧された小ブロック25aは、その押圧力で、反回転方向側で隣接すると共に接触している小ブロック25bに対して若干摺動するように変形する。このとき、サイプ24内に侵入している冷却水31(図1(B)参照)が潤滑液として機能し、摺動抵抗が減少して、小ブロック25a,25b同士が分離しやすくなる。同時に、押圧ロッド41が小ブロック25aとの間の摩擦力により、小ブロック25aが反回転方向に撓むように変形させて、回転方向に倒れた小ブロック25aの倒れが修正される。この結果、小ブロック25aの倒れの度合いが減少して、図中二点鎖線で示される正規の小ブロック25の状態に近づく。
【0042】
そして、図4(B)に示されるように、引き続くタイヤ2の回転により、小ブロック25bが押圧ロッド41により押圧されると、押圧ロッド41の押圧力で押圧された小ブロック25bは、小ブロック25cに対して摺動し、同時にサイプ24が開くように摩擦力により反回転方向に変形し、これにより小ブロック25bの倒れが修正される。このとき、冷却水31の前述の潤滑作用で、両小ブロック25b,25cが分離しやすくなり、すなわちサイプ24が開きやすくなる。
【0043】
同様にして、タイヤ2の回転につれて、小ブロック25bよりも反回転方向側に位置する小ブロック25c,25d,25eが押圧ロッド41により順次押圧され、それら小ブロック25c,25d,25eの倒れが修正される。そして、ブロック23における小ブロック25の倒れが修正されることにより、図4(C)に示されるように、1つのブロック23におけるすべての小ブロック25の倒れが修正される。
【0044】
このように、押圧ロッド41は、小ブロック25との間に発生する摩擦力により、タイヤ2の回転方向とは反対方向に撓むように小ブロック25を変形させて、サイプ24の幅を修正する。ここで、サイプ24の幅を修正するとは、設計幅Wに対して異なる幅の場合、例えば設計幅Wよりも狭い場合(サイプ24を挟んで隣接する小ブロック25同士が接触している場合も含む。)に、設計幅Wに近づけることを意味する。
【0045】
また、小ブロックの倒れの向きは一様ではないので、タイヤ2の回転方向を逆転させることで、前述した小ブロック25とは回転方向において逆方向に倒れている小ブロック25の倒れが修正される。さらに、PCI処理が終了した時点では、周方向での所定範囲でタイヤ2を正回転および逆回転を交互に行うことにより、該所定範囲毎に該所定範囲内のブロック23における小ブロック25の倒れを修正することができる。
【0046】
そして、PCI処理および小ブロック25の倒れが修正された後、内部空間20の空気が排出されて、支持装置A1によるタイヤ2の支持が解除されて、把持部材Eがタイヤ2を次工程のために搬送する。
【0047】
次に、前述のように構成された実施形態の作用および効果について説明する。
修正装置1の支持装置A1および支持装置A2は、協働して、サイプ24により複数の小ブロック25に分けられたブロック23が形成されたトレッド部21を備える加硫成形後のタイヤ2を、小ブロック25を径方向内方に押圧する押圧ロッド41に対して相対的に移動させることで、押圧ロッド41が小ブロック25との間の摩擦力により小ブロック25を変形させて小ブロック25の倒れを修正する。この結果、押圧ロッド41により小ブロック25の倒れが修正されるので、サイプ24により形成される小ブロック25によるエッジ効果の低減を防止または抑制できる。
【0048】
小ブロック25が押圧ロッド41に押圧される前にサイプ24に冷却水31を侵入させることで、小ブロック25の倒れにより小ブロック25同士が接触しているとき、サイプ24に進入した冷却水31により、押圧ロッド41により押圧されて変形する小ブロック25が他方の小ブロック25に対して摺動しやすくなり、摩擦力による小ブロック25の変形が容易になるので、小ブロック25の倒れの修正が容易になる。
【0049】
タイヤ2に内圧を作用させることにより、タイヤ2に内圧が作用していない場合に比べて、押圧ロッド41により小ブロック25が押圧されたときに、押圧された小ブロック25に隣接する小ブロック25が一緒に大きく内側に凹むことが抑制されるので、押圧ロッド41の押圧力および摩擦力による小ブロック25の変形が容易になるので、小ブロック25の倒れの修正が容易になる。
【0050】
押圧ロッド41はタイヤ2のPCI処理中に小ブロック25を押圧し、サイプ24に侵入させる潤滑液はPCI処理に使用される冷却水31であることにより、小ブロック25の倒れの修正がPCI処理の過程で行われ、しかもタイヤ2の支持装置としてPCI装置10の支持装置A1が利用され、潤滑液としてPCI処理に使用される冷却水31が利用されるので、タイヤ2の支持装置および潤滑液を別途用意する必要がない。この結果、小ブロック25の倒れの修正とPCI処理とが同時に行われるので、加硫成形後のタイヤ2の処理が効率化され、しかもタイヤ2の支持装置および潤滑液を別途用意する必要がないので、コストが削減される。
【0051】
タイヤ2は、未加硫のゴム材からなるリボン状のゴム部材が積層された積層構造を有するグリーンタイヤが前記加硫装置で加硫成形されたものであることにより、積層されたゴム部材の間に離型剤が侵入するために加硫装置の金型に離型剤を使用することができない場合にも、型抜きにより生じる小ブロック25の倒れが押圧ロッド41により修正される。この結果、前記加硫装置の金型に離型剤が使用されない場合に、押圧ロッド41により小ブロック25の倒れを修正することができる。そして、この修正処理により、離型剤が使用される場合に比べて遜色ない程度にまで、小ブロック25の倒れが修正される。
【0052】
支持装置A1はタイヤ2を軸線の回りに回転させ、支持装置A2は押圧ロッド41を不動の状態で支持することにより、不動の押圧ロッド41に対してタイヤ2が回転するので、タイヤ2の全周に渡って小ブロック25を押圧ロッド41により押圧することが容易になるので、倒れの修正が容易になるうえ、押圧ロッド41をタイヤ2のトレッド部21に沿って周方向に移動させる必要がないので、修正装置1を小型化できる。
【0053】
潤滑液としての冷却水31が貯留された液槽32を備え、支持装置A1は、周方向でトレッド部21の一部が冷却水31に浸かる状態でタイヤ2を支持し、押圧ロッド41は冷却水31の液面31a下に配置されることにより、小ブロック25は冷却水31の液面31a下で押圧ロッド41により押圧されるので、小ブロック25が押圧される前に冷却水31をサイプ24に確実に侵入させることができる。
【0054】
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態の修正装置5は、第1実施形態の修正装置1とは、支持装置の構造および潤滑剤が使用されない点で相違し、その他は基本的に同一の構成を有するものである。そのため、同一の部分についての説明は省略または簡略にし、異なる点を中心に説明する。なお、第1実施形態の部材と同一の部材または対応する部材については、必要に応じて同一の符号を使用した。
【0055】
修正装置5は、支持体としての成形ドラム51および駆動機構52を備える支持装置A3と、修正装置1と同様の押圧装置40とを備える。
【0056】
成形ドラム51は、ランフラット走行が可能な空気入りタイヤ2のグリーンタイヤを製造するために使用され、周方向に分割されたセグメントを径方向に移動させるなどの公知の機構により外径が調整可能なドラムであり、電動モータ53を備える駆動機構52により軸線回りに回転駆動される。
【0057】
搬送装置の把持部材により把持された加硫成形後のタイヤ2は、縮径された状態の成形ドラム51(図5に二点鎖線で示されている。)に所定位置まで挿入され、その後、拡径された成形ドラム51の1対の支持部51a,51bが、ビード部27において気密状態で支持する。そして、成形ドラム51内に配置された導入管37を備える圧力調整装置Cの加圧流体供給装置35からの加圧空気が導入管37を通じて成形ドラム51とタイヤ2とにより形成される内部空間20に導入されて、タイヤ2の内圧が設定圧力に調整される。
【0058】
押圧装置40は、冷却水の液中に配置されない点を除いて修正装置1と同様の構造であり、押圧ロッド41がトレッド部21のブロック23の小ブロック25を押圧するように位置決めされる。
【0059】
この修正装置5においても、修正装置1と同様に、押圧ロッド41による押圧力により小ブロック25が変形し、さらに回転するタイヤ2が押圧ロッド41に対して相対的に移動することにより、押圧ロッド41との間で作用する摩擦力で、小ブロック25が反回転方向に撓むように変形して、小ブロック25の倒れが押圧ロッド41により修正される。
【0060】
この第2実施形態によれば、潤滑液としての冷却水31の使用による効果およびPCI装置10が使用されることによる効果を除いて、第1実施形態と同様の作用および効果が奏されるほか、次の作用および効果が奏される。
ランフラットタイヤ製造用の成形ドラム51が使用されるので、小ブロック25の倒れの修正のために、タイヤ2を支持する支持装置を別途設ける必要がないので、コストが削減される。
【0061】
次に、図6を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。この第3実施形態の修正装置1は、第1実施形態の修正装置1とは、押圧装置60が相違し、その他は基本的に同一の構成を有するものである。
【0062】
押圧装置60は、液槽32内の冷却水31の液面31aよりも上方に配置される押圧ロッド41と、押圧ロッド41を支持すると共に液槽32の外部に設けられる支持装置A3とを備える。第2支持装置としての支持装置A3は、基台上に固定されるアクチュエータとしての油圧シリンダ61と、押圧ロッド41が一体に固定されると共に油圧シリンダ61により駆動されてタイヤ2に対して直線的に往復運動する支持ロッド62とから構成される。支持装置A3は、油圧シリンダ61に供給される作動油の圧力を油圧制御装置で制御することにより、押圧ロッド41がタイヤ2の軸線に向かって移動するように支持ロッド62を移動させる。そして、押圧ロッドを径方向に、換言すればタイヤの軸線に対して接近する方向および遠ざかる方向に、直線的に移動可能に支持する支持装置A3は、修正処理中にタイヤ2を押圧する前記押圧位置である進出位置(図6に実線で示される。)と、押圧ロッド41がタイヤ2に接触しない後退位置(図6に二点鎖線で示される。)との間で押圧ロッド41を移動させて、押圧ロッド41の位置調整を行う。
【0063】
そして、修正処理中は、押圧ロッド41により押圧されているトレッド部21のブロック23(図4参照)においては、押圧ロッド41による押圧力により小ブロック25(図4参照)が変形し、さらに回転するタイヤ2が油圧シリンダ61に支持された押圧ロッド41に対して相対的に移動することにより、押圧ロッド41との間で作用する摩擦力で小ブロック25が反回転方向に撓むように変形して、小ブロック25の倒れが修正される。
【0064】
ところで、倒れの有無を含めて、倒れの程度および倒れの方向などの小ブロック25の倒れの状態は一様ではなく、ブロック23の位置、特にタイヤ2の周方向での位置で異なる。そこで、押圧ロッド41による押圧の要・不要および押圧力の調整を修正処理中に簡単に行うことが、修正処理の効率向上の観点から好ましい。
【0065】
そのために、油圧シリンダ61は、前記油圧制御装置により制御されて、修正処理中に押圧ロッド41を径方向に移動させることができる。これにより、修正処理中、倒れがない小ブロック25に対しては、押圧ロッド41を小ブロック25から後退させる位置調整が行われて、押圧ロッド41による押圧が解除される。また、修正処理中、小ブロック25の倒れの程度に応じて押圧ロッド41の径方向での位置調整を通じて押圧力が調整される。より具体的には、小ブロック25の倒れが小さいときほど押圧力が小さくなり、したがって摩擦力も小さくなるように押圧ロッド41の位置が調整される。
【0066】
この第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用および効果が奏されるほか、次の作用および効果が奏される。すなわち、押圧ロッドのタイヤ2に対する位置調整が油圧シリンダ61により自動的に行われることにより、押圧ロッド41の位置調整が容易になって、修正処理のための作業効率が向上する。しかも、小ブロック25に対する押圧力の調整と、押圧および押圧解除とを可能にする押圧ロッド41の、修正処理中における位置調整により、小ブロック25に適正な修正が施されて、タイヤ2全体での小ブロック25を、迅速に正規の状態に近づけることが可能になって、修正処理の効率が向上する。
【0067】
以下、前述した実施形態の一部の構成を変更した実施形態について、変更した構成に関して説明する。
押圧ロッド41は、円形や角形など任意の断面形状を有する筒状部材(パイプ状部材)や中実部材から構成されてもよく、さらに押圧部材はブラシから構成されてもよい。
冷却装置Bは、タイヤ2の外周側に冷却水を噴射する装置であってもよい。
修正処理中は、タイヤ2を押圧部材に対して相対的に移動させるために、タイヤ2を不動にして、押圧部材をトレッド部21に沿って周方向に移動させる、タイヤ2および押圧部材の両者を移動させるなど、タイヤ2と押圧部材との間の任意の相対的な移動の形態が可能である。
前記加硫装置はセクターモールド型以外の金型であってもよく、またグリーンタイヤは長尺材の積層構造を持たないものであってもよい。
潤滑液が溜められる液槽は、PCI装置とは無関係に設けられるものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の第1実施形態である修正装置の、一部を断面で示す概略図であり、(A)は、加硫成形後のタイヤが修正装置にセットされる途中の状態を示し、(B)は、タイヤが修正装置にセットされた状態を示す。
【図2】図1のII−II矢視での要部側面図である。
【図3】(A)は、タイヤの概略の平面図であり、(B)は、倒れ状態にある小ブロックを有するブロックの断面図である。
【図4】図1の修正装置による倒れの修正過程を説明する図であり、(A)は、ブロックにおいて最初の小ブロックが押圧ロッドにより押圧されている状態を示し、(B)は、ブロックにおいて最初の小ブロックに隣接する小ブロックが押圧ロッドにより押圧されている状態を示し、(C)は、ブロックにおいてすべての小ブロックの押圧ロッドによる修正が終了した状態を示す。
【図5】本発明の第2実施形態である修正装置の、一部を断面で示す概略図である。
【図6】本発明の第3実施形態である修正装置の、押圧ロッドを断面で示す概略図であり、図2に対応する図である。
【図7】型抜きにより発生する小ブロックの倒れを説明する概念図であり、(A)は、金型の一部をタイヤから分離した状態で、タイヤの軸線に直交する平面での要部断面図であり、(B)は、(A)の要部拡大図である。
【符号の説明】
【0069】
1,5…修正装置、2…タイヤ、10…PCI装置、11a,11b…リム、12…駆動機構、13a…駆動軸、13b…被動軸、14…電動モータ、15…油圧シリンダ、16a,16b…連結部、17a,17b…軸受、18…加圧流体供給装置、21…トレッド部、22a,22b…溝、23…ブロック、24…サイプ、25…小ブロック、27…ビード部、28…サイドウォール部、31…冷却水、32…液槽、35…加圧流体供給装置、36…弁、37…導入管、40,60…押圧装置、41…押圧ロッド、42…固定台、43…移動台、44a,44b…支持部、45…スリット、51…成形ドラム、52…駆動機構、61…油圧シリンダ、62…支持ロッド、
A1,A2,A3…支持装置、B…冷却装置、C…圧力調整装置、E…把持部材。




 

 


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