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発明の名称 含NOx排ガスの脱硝方法および脱硝設備
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−216130(P2007−216130A)
公開日 平成19年8月30日(2007.8.30)
出願番号 特願2006−38702(P2006−38702)
出願日 平成18年2月16日(2006.2.16)
代理人 【識別番号】100105968
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 憲一郎
発明者 磯部 敏樹 / 馬場 幸裕
要約 課題
ステンレス鋼帯の酸洗ラインなどで発生するNOxを含む排ガスをアンモニア接触還元により脱硝する際に、エネルギー原単位を最適化するための脱硝方法および脱硝設備を提供する。

解決手段
NOxの発生量に応じて脱硝装置の入側で供給風量を調整し、一定のNOx濃度の排ガスを脱硝装置へ供給することを特徴とする含NOx排ガスの脱硝方法、および脱硝装置の入側に、風量ダンパーとNOx濃度計を備えたことを特徴とする含NOx排ガスの脱硝設備。
特許請求の範囲
【請求項1】
NOxの発生量に応じて脱硝装置の入側で供給風量を調整し、一定のNOx濃度の排ガスを脱硝装置へ供給することを特徴とする含NOx排ガスの脱硝方法。
【請求項2】
供給風量の調整を、風量ダンパーを用いて行うことを特徴とする請求項1に記載の含NOx排ガスの脱硝方法。
【請求項3】
脱硝装置の入側に、風量ダンパーとNOx濃度計を備えたことを特徴とする含NOx排ガスの脱硝設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステンレス鋼帯の酸洗ラインなどで発生するNOxを含む排ガスを、アンモニア接触還元により脱硝する方法および設備に関する。
【背景技術】
【0002】
ステンレス鋼帯の酸洗ラインでは、酸洗液に硝酸を使用しているため、そこから排出される排ガス中にはNOxが含まれる。そのため、アンモニア接触還元方式の排ガス脱硝設備を用いて排ガスの低NOx化が図られている。通常は、NOx発生源においてNOxが発生源近傍の周囲へ漏洩するのを防ぐために、排ガスをファンなどで吸引し、一定風量で脱硝装置へ供給し、NOxとアンモニアを接触反応させるために250〜350℃で加熱している。
【0003】
また、排ガス中のNOx量はステンレス鋼帯の種類やサイズなどによって異なるが、それには、特許文献1や特許文献2に記載されているように、アンモニアの注入量を制御して対応している。
【特許文献1】特開平11-347368号公報
【特許文献2】特開2002-28449号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、脱硝装置への供給風量は、NOxの発生量が多いときでも発生源近傍の周囲への漏洩を防ぐために大きな風量に設定されているため、NOxの発生量が少ない場合でも加熱のために常に一定の熱量が必要であり、エネルギー原単位が高いという問題がある。
【0005】
本発明は、ステンレス鋼帯の酸洗ラインなどで発生するNOxを含む排ガスをアンモニア接触還元により脱硝する際に、エネルギー原単位を最適化するための脱硝方法および脱硝設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は、NOxの発生量に応じて脱硝装置の入側で供給風量を調整し、一定のNOx濃度の排ガスを脱硝装置へ供給することを特徴とする含NOx排ガスの脱硝方法により達成される。
【0007】
供給風量の調整には、風量ダンパーを用いることができる。
【0008】
本発明の脱硝方法は、脱硝装置の入側に、風量ダンパーとNOx濃度計を備えたことを特徴とする含NOx排ガスの脱硝設備により実現できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の脱硝方法により、ステンレス鋼帯の酸洗ラインなどで発生するNOxを含む排ガスをアンモニア接触還元により脱硝する際に、エネルギー原単位を最適化することが可能になった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1に、本発明である含NOx排ガスの脱硝設備の一例を示す。NOx発生源1では、NOxの発生量によらず発生源近傍の周囲への漏洩を防ぐために、排ガスは大きな一定の風量で吸引され、脱硝装置4へ供給される。大きな風量で排ガスが脱硝装置4へ吹き込まれると温度低下が起こるため、アンモニア接触還元による脱硝反応に必要な加熱のためのエネルギー原単位が高くなる。そこで、NOxの発生量が少ない場合は、脱硝装置4の入側に設けた風量ダンパー2の開度を絞り、発生量が多い場合と同じ濃度までNOx濃度を高めた、すなわち常にNOx濃度が一定にされた排ガスを脱硝装置4へ供給すれば、供給風量を小さくでき、余分なエネルギーが消費されることはなく、エネルギー原単位を最適化できることになる。このとき、脱硝装置4の入側に設けたNOx濃度計3をモニターしながら風量ダンパー2の開度を調整すれば、NOx濃度が一定の排ガスを脱硝装置4へ供給できる。
【0011】
風量ダンパー2の開度の下限としては、NOx発生源1直後の圧力が負圧を維持できるまで絞ることが可能である。これ以上絞るとNOx発生源1周辺にNOxが漏洩する。開度の上限は、特に制約されず、設備上可能な範囲で決定できる。
【0012】
なお、脱硝装置4の出側に設けたNOx濃度計5は、脱硝装置4内の脱硝反応を制御するためのもので、出側のNOx濃度が高くなった場合は、特許文献1や特許文献2に記載されているように、アンモニアの注入量が調整される。
【0013】
実際に、ステンレス鋼帯の酸洗ラインに、本発明である脱硝設備を設置し、本発明の脱硝方法にしたがい、風量ダンパーの開度を調整してNOx濃度を1000ppmに一定した排ガスを脱硝装置へ供給したところ、エネルギー原単位を従来の80Mcal/tから55Mcal/tまで低減できた。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明である含NOx排ガスの脱硝設備の一例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
【0015】
1 NOx発生源
2 風量ダンパー
3 入側のNOx濃度計
4 脱硝装置
5 出側のNOx濃度計




 

 


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