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発明の名称 切断片採取装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−203445(P2007−203445A)
公開日 平成19年8月16日(2007.8.16)
出願番号 特願2006−28871(P2006−28871)
出願日 平成18年2月6日(2006.2.6)
代理人 【識別番号】100066980
【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也
発明者 田谷 哲志 / 西 圭一郎 / 降旗 勤
要約 課題
フライングシャーが揺動形であっても、適切に切断片を採取可能な切断片採取装置を提供する。

解決手段
揺動形フライングシャー1の出側に配置される切断片採取装置3である。切断片採取装置3は、上記フライングシャー1に向けて延びて、フライングシャー1から離れた側を揺動軸4としてフライングシャー1側を上下に揺動可能なフラッパガイド5と、フライングシャー1に向けて進退可能に上記フラッパガイド5に支持された受けテーブル6と、を備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくともストリップの搬送方向に揺動しつつ連続的に供給されるストリップの切断を行う揺動形フライングシャーの出側に配置される切断片採取装置であって、
上記フライングシャーに向けて延びて、フライングシャーから離れた側を揺動軸としてフライングシャー側を上下に揺動可能なフラッパガイドと、フライングシャーに向けて進退可能に上記フラッパガイドに支持された受けテーブルと、を備えることを特徴とする切断片採取装置。
【請求項2】
上記受けテーブルは、受けテーブル上面が水平若しくは略水平となる位置にフラッパガイドを移動させたときに、フラッパガイドからフライングシャーに向けて前進し突出状態となることを特徴とする請求項1に記載した切断片採取装置。
【請求項3】
上記受けテーブルに載ったサンプルを、上側から吸着して他の位置に移動させる移動手段を備えることを特徴とする請求項2に切断片採取装置。
【請求項4】
上記フラッパガイドの下方にスクラップの切断片を案内する案内路を配置したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した切断片採取装置。
【請求項5】
フラッパガイドにシリンダが固定され且つピストンロッドが受けテーブルに固定されたシリンダ装置をアクチュエータとして、フラッパガイドに対し受けテーブルが進退可能となっていると共に、フラッパガイドに固定されたストッパに対し受けテーブルに設けられた当接部を当接することで、受けテーブルの最大前進ストローク量を規制する規制手段を備え、シリンダ装置のシリンダ室に作業流体を一気に供給することで、受けテーブルを前進させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した切断片採取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、揺動形フライングシャーの出側に配置されて、クロップエンドやサンプル等の切断片を採取するための切断片採取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
揺動形フライングシャーとしては、例えば特許文献1に記載のものがある。揺動形フライングシャーは、上刃物ホルダ及び下刃物ホルダを、クランク軸を介して揺動及び上下動させながら、連続的に供給されるストリップの切断を走間中に行うものである。
ここで、冷延・酸洗ライン等では、材料の不良部カット並びにサンプル採取は、ライン出側に設置されたフライングシャーの出側位置にて実施される。通常、フライングシャーを有するラインでは、走間カットでサンプル採取を行うため、採取のための時間は短く、フライングシャーの出側に配置したガイドは高速で、上限若しくは下限に向けて昇降動作するようになっている。
【0003】
上記特許文献1にあっては、下刃物ホルダの下刃近傍にガイドフラッパを枢着し、そのガイドフラッパと、これに下方に刃物フレームから下向きに延設したブラケットとの間に伸縮シリンダを配置して、ガイドフラッパの揺動操作を最終切断検出により上昇させることにより、ストリップの搬送ラインにおいてストリップの切断片を採取可能とし、また切断片採取キャッチャーと下刃物フレーム間の空間をストリップ先端がオーバーパスさせうるよう構成しオーバーパス完了検出にてガイドフラッパを下降させるようになっている。
【0004】
即ち、フライングシャー側に揺動軸を持ったガイドフラッパを、フライングシャーの躯体に一体的に支持させておき、ストリップ巻き取り時(非切断時)には、ガイドフラッパの先端部を下方の下限位置に待避させておき、分割切断する場合には、ガイドフラッパを上方に揺動して上限位置(水平位置)として、分割切断された後端及び後続先端部を案内する。
更に、スクラップ及びサンプルの採取のための切断を行う場合には、下向きの傾斜角度が大きくなるようにガイドフラッパを下側に揺動させて、切断片の落下を速やかにしている。
【特許文献1】特開昭58−177225号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記フライングシャーは揺動するものであり、当該揺動するフライングシャーに、ガイドフラッパ及びガイドフラッパを駆動するシリンダ等を支持させる構造であるため、揺動形フライングシャーのバランスを悪くするおそれがある。
一方、フライングシャーと上記ガイドフラッパとを別体とした場合には、上記フライングシャーが揺動することから、切断片がフライングシャーとガイドフラッパとの間の隙間に落下してしまう可能性がある。
また、上述のように切断片を落下させて採取する場合に、切断片がスクラップの場合とサンプルの場合とで搬送先を変える必要がある。
本発明は、上記のような点に着目したもので、フライングシャーが揺動形であっても、適切に切断片を採取可能な切断片採取装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、少なくともストリップの搬送方向に揺動しつつ連続的に供給されるストリップの切断を行う揺動形フライングシャーの出側に配置される切断片採取装置であって、
上記フライングシャーに向けて延びて、フライングシャーから離れた側を揺動軸としてフライングシャー側を上下に揺動可能なフラッパガイドと、フライングシャーに向けて進退可能に上記フラッパガイドに支持された受けテーブルと、を備えることを特徴とするものである。
【0007】
次に、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、上記受けテーブルは、受けテーブル上面が水平若しくは略水平となる位置にフラッパガイドを移動させたときに、フラッパガイドからフライングシャーに向けて前進し突出状態となることを特徴とするものである。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した構成に対し、上記受けテーブルに載ったサンプルを、上側から吸着して他の位置に移動させる移動手段を備えることを特徴とするものである。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載した構成に対し、上記フラッパガイドの下方にスクラップの切断片を案内する案内路を配置したことを特徴とするものである。
【0008】
次に、請求項5に記載した発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載した構成に対し、フラッパガイドにシリンダが固定され且つピストンロッドが受けテーブルに固定されたシリンダ装置をアクチュエータとして、フラッパガイドに対して受けテーブルが進退可能となっていると共に、フラッパガイドに固定されたストッパに対し受けテーブルに設けられた当接部を当接することで、受けテーブルの最大前進ストロークを規制する規制手段を備え、シリンダ装置のシリンダ室に作業流体を一気に供給することで、受けテーブルを前進させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、切断片採取の際に、受けテーブルをフライングシャー側に伸長させることで、揺動形フライングシャーとの間の隙間を小さくして切断片を受けテーブルに確実に載せることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、図1に示すような酸洗ラインの出側に配置される揺動形フライングシャー1を例にして説明するが、他のラインに配置された揺動形フライングシャーに適用しても構わない。
この酸洗ラインでは、ペイオフリールから巻き戻されたストリップ2は、先行材尾端と後行材先端とが溶接機で接続されつつ連続して搬送され、酸洗ラインで酸洗された後、フライングシャー1で適宜切断されてテンションリールに巻き取られてコイルとなる。
【0011】
このフライングシャー1は、図2に示すように、揺動形であって、刃先が上下に対向配置した上刃物ホルダ1aと下刃物ホルダ1bとがクランク軸1cを介して揺動及び上下動しながら、つまり少なくともストリップ2の搬送方向に揺動しながら、搬送路に沿って連続的に搬送されてくるストリップ2を切断する装置である。すなわち、非切断時である停止中は、図2(a)のホームポジションに設定され、切断するときには、図2(b)のように、ストリップ2の搬送方向に揺動しながら切断を行う。なお、ストリップ分断時に比べ、切断片採取の場合には、上記搬送方向への揺動量は若干小さい。切断が終了すると図2(c)のように、ホームポジション位置に向けて揺動し、ホームポジションの位置合わせの揺動をして図2(a)の位置に復帰する。
【0012】
上記揺動形フライングシャー1の出側には、図3に示すように、切断片採取装置3が配置されている。
切断片採取装置3は、ストリップ2の搬送路P(パスライン)よりも下方に位置する揺動軸4周りに上下に揺動可能なフラッパガイド5が、当該揺動軸4からフライングシャー1側に向けて延びている。フラッパガイド5は、不図示のシリンダやモータ等のアクチュエータによって揺動軸4を中心に上下に揺動可能となっている。
【0013】
上記フラッパガイド5には、フライングシャー1に向けて進退可能に受けテーブル6が支持されていて、その受けテーブル6は、フラッパガイド5の先端部からフライングシャー1側に一時的に突出し、また後退可能となっている。
その構造は、図4及び図5に示すように、ストリップ2の搬送路Pと平行な方向に軸を向けた空気シリンダ装置7における、シリンダチューブ8がフラッパガイド5に固定され、そのピストンロッド9がフライングシャー1に向けて伸縮するようになっている。そのピストンロッド9に上記受けテーブル6に連結する。これによって、ピストンロッド9が伸展することで、受けテーブル6がフラッパガイド5からフライングシャー1側に突出し、ピストンロッド9を収縮させることで、受けテーブル6が後退する。
【0014】
更に、上記シリンダ装置7と軸を平行に配置した棒材10を備える。その棒材10は、フラッパガイド5に固定されている。その棒材10に対し、棒材10に沿って移動可能に当該棒材10に遊挿される環状部材11を有し、該環状部材11は上記受けテーブル6に固定されている。更に、棒材10の先端部には、上記環状部材11と対向するストッパ14が設けられて、上記環状部材11がストッパ14に当接することで、フラッパガイド5からの受けテーブル6の最大突出量が規制される。
【0015】
そして、シリンダ装置7のシリンダ室は、電磁弁12を介してポンプ13に接続され、電磁弁12を閉じ且つポンプ13を駆動状態(圧送状態)とし、その後に電磁弁12を開に変更すると、一気にシリンダ室に空気が供給されて、環状部材11がストッパ14に当接するまで、ピストンロッド9及び受けテーブル6が一気に前進するようになっている。また、シリンダ室から空気を排気することで受けテーブル6は後退する。
【0016】
また、上記フラッパガイド5の下方には、図3に示すように、スクラップを案内するスクラップ案内路15が接続されている。
また、上記フラッパガイド5の揺動位置は、図3に示すように、先端部が斜め下方を向く下限位置と、先端部が斜め上方を向く上限位置と、受けテーブル6が水平となる中間位置との三位置に設定されている。また、上記受けテーブル6は、中間位置のときのみ前進状態となり、その他の上限位置及び下限位置では後退状態に設定される。
【0017】
そして、不図示のコントローラが、フライングシャー1の動作信号に基づきフライングシャー1の動作に同期をとって、フラッパガイド5を、非切断時及びストリップ2を分断する切断時には下限位置に設定し、スクラップ採取時には上限位置に設定し、サンプル採取時には中間位置に設定するように、不図示のアクチュエータを作動する。
また、上記コントローラは、フラッパガイド5を中間位置に揺動中、若しくはその揺動前に電磁弁12を閉のままポンプ13を駆動して圧送状態としておき、フラッパガイド5が中間位置に揺動が完了と判定したら、若しくは完了寸前と判定したら上記電磁弁12を開に変更して一気に前進させるよう設定されている。
【0018】
また、図6(c)のように、中間位置で受けテーブル6の載ったサンプル19を吸引して他の場所に移動させるロボットアーム17を有する。アーム先端部には複数の吸着盤18を備え、吸着盤18を上側からサンプルの切断片に近接若しくは当接し、真空状態としてサンプル19を吸引して吸着し、その後ロボットアーム17を旋回させて所望の位置に移動させる。吸着は、吸引に限定されず磁着でも良い。
【0019】
次に、上記構成の動作や作用効果について説明する。
非切断の通板時は、フライングシャー1は停止していると共に、フラッパガイド5は下限位置に設定されて、ストリップ2の通板の妨げとならない。また、ストリップ2を分断する場合にも、フラッパガイド5は下限位置に設定されると共に、受けテーブル6は後退状態であるので、フライングシャー1との干渉が防止される。
【0020】
ここで、分断後の先行材尾端はパスラインよりも下方に変位するおそれがあるが、上記受けテーブル6若しくはフラッパガイド5に接触することで、搬送に伴い、当該受けテーブル6若しくはフラッパガイド5に案内されつつ上方つまり搬送路P方向に誘導される。同様に、分断後の後行材先端部もパスラインよりも下方に向かうおそれがあるが、上記受けテーブル6若しくはフラッパガイド5に接触することで、当該受けテーブル6若しくはフラッパガイド5に案内されて上方つまり搬送路P方向に向きが変更されて搬送される。このような、案内機能を持たせる観点からはフラッパガイド5の下方への傾斜角は余り大きく付けない方が良く、例えば中間位置の高さよりも先端部が下方に150〜200mmの範囲になる角度に設定すると良い。
また、スクラップのカットの時には、フラッパガイド5は上限位置に設定され、カットされたスクラップの切断片は下方に落下し、スクラップ案内路15に案内されて搬出用コンベア16に送られる。
【0021】
次に、サンプル採取時について図6を参照しつつ説明する。
図6のように、ストリップ2を分断し先行材の尾端を送る状態では、フラッパガイド5は下限位置に設定される。続いて、サンプル採取と判定すると、フラッパガイド5を中間位置に設定し、一気に受けテーブル6を前進させる。この間に、後行材先端部は例えば500mm送られ、シャー1で切断されることで、受けテーブル6の上に落下する。このとき、送り速度が速い程、サンプル長さ分の送り及び切断までの時間が短くなるが、本実施形態では、フラッパガイド5を中間位置にしてから、一気に受けテーブル6を前進させることで、切断したサンプルを確実に受けテーブル6で受けることが出来る。また、フラッパガイド5の停止位置も3箇所に限定することで、迅速に移動させることができる。
【0022】
なお、中間位置では、受けたサンプルが受けテーブル上面から滑り落ちないように、受けテーブル上面が水平となるようにするが、サンプルが滑り落ちない程度であれば受けテーブル上面が略水平となるようにしても良い。
受けテーブル6で受けたサンプル19は、ロボットアーム17の先端部に吸着されて他の場所に移動される。
ここで、上記実施形態では、スクラップをフラッパガイド5の下方に落下させるとしているが、サンプルと同様に受けテーブル6で受けて移動するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に基づく実施形態に係るフライングシャーが配置されたラインの例を示す図である。
【図2】本発明に基づく実施形態に係るフライングシャー及びその挙動を示す図である。
【図3】本発明に基づく実施形態に係るフライングシャー出側の構成を示す概念図である。
【図4】本発明に基づく実施形態に係る切断片採取装置を説明する側面図である。
【図5】本発明に基づく実施形態に係る切断片採取装置を説明する平面図である。
【図6】サンプル採取時の挙動を説明する図である。
【符号の説明】
【0024】
1 フライングシャー
2 ストリップ
3 切断片採取装置
4 揺動軸
5 フラッパガイド
6 受けテーブル
7 シリンダ装置
8 シリンダチューブ
9 ピストンロッド
10 棒材
11 環状部材(当接部)
12 電磁弁
13 ポンプ
14 ストッパ
17 ロボットアーム
18 吸盤




 

 


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