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発明の名称 ノロ除去装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−181852(P2007−181852A)
公開日 平成19年7月19日(2007.7.19)
出願番号 特願2006−1064(P2006−1064)
出願日 平成18年1月6日(2006.1.6)
代理人 【識別番号】100105968
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 憲一郎
発明者 寺田 雅俊 / 新名 克巳
要約 課題
UOE鋼管の溶接用タブ板に好適なノロ除去装置を提供する。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
ガス切断ままのタブ板を複数枚、相互に間隔を有して収容する密閉可能な容器と前記容器を揺動または回動させる機構を備えたノロ除去装置。
【請求項2】
ガス切断ままのタブ板を複数枚、相互に間隔を有して収容する密閉可能な円筒型容器と前記円筒型容器を円周方向に揺動または回動させる機構を備えたノロ除去装置。
【請求項3】
円筒型容器と前記円筒型容器の両端部を支持する軸受けと前記軸受けを介して前記円筒型容器を揺動または回動させる駆動装置を備え、前記円筒型容器の内部は軸方向に分割された区画を有し、前記区画は複数のガス切断ままの被切断材を複数枚、相互に間隔を有して収容可能で、前記円筒型容器は開閉可能に円筒壁(外周部)が分割されていることを特徴とするノロ除去装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はガス切断された、被切断材の周辺に付着したノロを除去する装置に関し、特にUOE鋼管のタブ板のノロ除去に好適なものに関する。
【背景技術】
【0002】
ガス切断法は、鉄と酸素の燃焼熱を利用した鋼の切断法で、経済的で、切断能率に優れるため鉄鋼関連分野で幅広く利用されている。
【0003】
図4はガス切断後の鋼材の外観を示し、鋼材100をガス切断すると板裏面で凝固部に向かって溶融金属が流れ、溶融スラグ200が付着する。凝固した溶融スラグ200はノロと呼ばれ、鋼板に固着しているため容易には除去できない。
【0004】
特許文献1は、鋼板のガスノロ除去装置に関し、鋼板切断端部上を倣いセンサ付きの走行台車を移動させ、検出したガス切断面端部の下方に付着するノロを回転駆動するカッターで切削除去する装置が記載されている。
【0005】
特許文献2は、ガス切断材の付着ノロ除去装置に関し、可撓性金属からなる回転衝撃体により付着ノロを除去する装置が記載されている。十字型基台の一方に前記回転衝撃体が取り付けられ、他方には被ガス切断材が挟持され、いずれかを移動させる。
【0006】
尚、ガス切断面の品質は日本溶接協会WES2801「ガス切断面の品質基準」が利用されている。同基準によれば、切断面の品質は上縁の溶け、平面度、粗さ、ノッチおよびスラグで評価される。
【特許文献1】実用新案登録第2571322号公報
【特許文献2】実開昭63−86931号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、UOE鋼管の製造においては、鋼板を曲げ加工後、シーム溶接を行う際、溶接始終端部の処理を鋼管の両端部に取り付けたタブ板(約100mm×約400mm×板厚:6〜50.8mm)上で行うため、大量のタブ板を使用する。
【0008】
タブ板は鋼板からガス切断により所定の寸法に切り出された後、鋼管両端部に取り付ける面が機械加工されるため、予めガス切断面に付着したノロを除去することが必要で、グラインダー、ジェットタガネまたは平タガネで人手による除去が行われているが、溶着したノロの除去は容易でなく、自動化が強く要望されている。
【0009】
特許文献1記載の装置は、上述した寸法のタブ板に対して大きすぎ、特許文献2記載の装置は大量のタブ板を処理するものとして適当でない。
【0010】
そこで、本発明は、複数のタブ板から同時にノロを自動的に除去できる装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者等は、一度に大量のタブ板からノロを自動的に除去する装置について鋭意検討し、タブ板の場合、溶接に支障が生じない範囲において表面疵が許容できることに着想を得て、更に検討を加えて本発明を完成した。すなわち、本発明は、
1.ガス切断ままのタブ板を複数枚、相互に間隔を有して収容する密閉可能な容器と前記容器を揺動または回動させる機構を備えたノロ除去装置。
【0012】
2.ガス切断ままのタブ板を複数枚、相互に間隔を有して収容する密閉可能な円筒型容器と前記円筒型容器を円周方向に揺動または回動させる機構を備えたノロ除去装置。
【0013】
3.円筒型容器と前記円筒型容器の両端部を支持する軸受けと前記軸受けを介して前記円筒型容器を揺動または回動させる駆動装置を備え、前記円筒型容器の内部は軸方向に分割された区画を有し、前記区画は複数のガス切断ままの被切断材を複数枚、相互に間隔を有して収容可能で、前記円筒型容器は開閉可能に円筒壁(外周部)が分割されていることを特徴とするノロ除去装置。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、一度の操作で、人手によらず大量のタブ板からノロを除去することが可能で産業上極めて有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るノロ除去装置を示す模式的外観図で、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。図において1はノロ除去装置、2は円筒型容器、21は円筒型容器が分割された部分で、開閉可能な上蓋となる分割部1、22は円筒型容器の分割部2、3は軸受け部、4は駆動装置付き軸受け部、5は減速機付き駆動用モータ、6は円筒型容器2から取り出したタブ板(図では省略)を搬送するための搬送板、aは上蓋21を小区画に分割するための隔壁、bは分割部22を小区間に分割するための隔壁を示す。
【0016】
図示したノロ除去装置は複数枚の、ガス切断ままのタブ板を収容する円筒型容器2とその一方の端部を支持する軸受け部3と他方の端部を支持する駆動装置付き軸受け部4を備え、駆動装置として減速機付き駆動用モータ5を使用する。
【0017】
円筒型容器2は開閉可能な上蓋となる分割部21とその他の分割部22の略半円状に分割され、上蓋となる分割部21の内部は隔壁aで、分割部22の内部は隔壁bにより小区画に分割されている。小区画は其々にガス切断ままのタブ板(図では省略)が複数枚、収容可能で、その内部にはタブ板が上下左右に移動可能な隙間を有している。
【0018】
図2は、円筒型容器2にガス切断ままのタブ板が収容されている状況を説明する模式図で、(a)は上蓋21を開いた状態において、分割部22にガス切断ままのタブ板7が上下左右に移動可能なように複数枚収容されている図、(b)は分割部22の側断面図を示す。
【0019】
分割部21の隔壁aと分割部22の隔壁bは、分割部21を閉じた場合、上下方向で向かい合って円筒容器2の内部を隔壁a(b)の間隔で小区画に分割するように設ける。
【0020】
円筒型容器2は、軸受け部3と駆動装置付き軸受け部4により支持され、減速機付き駆動用モータ5で円筒軸まわりに回転するので、円筒型容器2の内部でガス切断ままのタブ板は攪拌され、互いにぶつかり合って、ノロが除去される。
【0021】
ガス切断ままのタブ板7は分割部22の内部のみに収容すると、隙間が大きくなり、互いが激しくぶつかり合ってノロをより除去するので好ましい。
【0022】
ノロが除去された後、タブ板7を取り出すため、円筒型容器2を傾ける。その際、タブ板7が円筒型容器2の直下でつみあがらないように、軸受け部3(4)間に搬出板6を斜め下方に向けて取り付けることが好ましい。
【0023】
尚、分割部21は開閉可能であれば、脱着式でも良い。但し、回転中は開かない構造とする。
【0024】
本発明は容器の内部でガス切断ままのタブ板が攪拌されれば良く、特に容器の形状、容器の動きを限定するものではない。例えば、容器を左右に揺動させることも可能である。但し、以上に説明した円筒型容器を回転させる場合は駆動装置の設備的スペースが小さく、且つ攪拌も円滑で好ましい。
【0025】
本発明で円筒型容器を揺動させるとは、回転方向を1回転毎に反転させたり、または1回転未満であっても回転方向を反転させることを意味し、回動とは1方向で連続的に回転させることを意味する。
【0026】
図3は、本発明に係るノロ除去装置1を組み込んだ、原板ヤードにおけるタブ板製造装置の一例を示し、図において8はガス切断装置、81はガストーチ、9はガス切断ままのタブ板7をノロ除去装置1に運搬するリフマグ、10はノロ除去装置1でノロが除去されたタブ板の端面を機械加工するタブ板開先加工機、11は機械加工後のタブ板を仮置きするタブ仮置場を示す。
【0027】
ガストーチ81で大板から所定の寸法に切断された、ガス切断ままのタブ板7は、ガス切断装置8からリフマグ9によりノロ除去装置1に運搬される。ノロ除去装置1でノロが除去されたタブ板はその端面をタブ板開先加工機10で機械加工され、再び、リフマグ9で、タブ仮置場11に移送される。
【実施例】
【0028】
図1に示したノロ除去装置(区画数10)を用いて、タブ板からノロ除去を行った。大板からガス切断装置により110枚のタブ板を切出し、ノロ除去装置の各区画に11枚ずつ収容し、20分間回転(10回転/分)した。回転後、取り出したところノロは除去されていた。
【0029】
作業時間はタブ板をノロ除去装置に収容するための10分とノロ除去のための回転時間20分とタブ板を搬出するための10分で合計40分であった。
【0030】
一方、平タガネを用いて、人力で110枚のタブ板のノロ落とし作業を行った場合は83分を要したので、本発明により作業時間を半減できることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施例に係るノロ除去装置を示す模式的外観図で、(a)は正面図、(b)は側面図。
【図2】図1に示したノロ除去装置の円筒型容器を示す図。
【図3】タブ板製造装置の一例を示す図。
【図4】ノロの付着状況を説明する図。
【符号の説明】
【0032】
1 ノロ除去装置
2 円筒型容器
21 分割部1
22 分割部2
3 軸受け部
4 駆動装置付き軸受け部
5 減速機付き駆動用モータ
6 搬送板
a,b 隔壁
7 タブ板
8 ガス切断装置
81 ガストーチ
9 リフマグ
10 タブ板開先加工機
11 タブ仮置場




 

 


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