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発明の名称 鋼帯の蛇行抑制装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−125580(P2007−125580A)
公開日 平成19年5月24日(2007.5.24)
出願番号 特願2005−320322(P2005−320322)
出願日 平成17年11月4日(2005.11.4)
代理人 【識別番号】100105968
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 憲一郎
発明者 菅 章二
要約 課題
シャーカット後のEPC装置の制御が行なえない状態であっても、鋼板のエッジ部に対して損傷を与えず、かつ、蛇行抑制を確実に行う鋼帯の蛇行抑制装置を提供することを目的とする。

解決手段
巻取り装置上流の通板テーブル上で、かつ鋼帯両側エッジの外側に設置された一対のサイドガイドと、該サイドガイドの間隔および中心位置を移動させる駆動移動機構と、前記鋼帯のエッジ位置を検出する鋼帯エッジ検出器と、検出されたエッジ位置と前記鋼板の幅から前記サイドガイドの間隔および中心位置を算出し、その算出された間隔および中心位置に基づいて、前記駆動移動機構を制御する蛇行制御装置とを備える。
特許請求の範囲
【請求項1】
鋼帯製造ラインの巻き取り装置で、無張力状態になった鋼帯の尾端を巻き取る際に、前記鋼帯の蛇行を抑制する鋼帯の蛇行抑制装置であって、
前記巻取り装置上流の通板テーブル上で、かつ前記鋼帯両側エッジの外側に設置された一対のサイドガイドと、
該サイドガイドの間隔および中心位置を移動させる駆動移動機構と、
前記鋼帯のエッジ位置を検出する鋼帯エッジ検出器と、
検出されたエッジ位置と前記鋼板の幅から前記サイドガイドの間隔および中心位置を算出し、その算出された間隔および中心位置に基づいて、前記駆動移動機構を制御する蛇行制御装置と、
を備えたことを特徴とする鋼帯の蛇行抑制装置。
【請求項2】
請求項1に記載の鋼帯の蛇行抑制装置において、
前記駆動移動機構は、
前記サイドガイドを移動させる幅合せ用電動機と、
前記サイドガイドの中心位置を、前記鋼板の中心位置に合わせるセンタ位置合わせ用シリンダーと、
から成ることを特徴とする鋼帯の蛇行抑制装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば冷延設備、連続焼鈍設備における連続鋼帯の巻取り機での連続鋼帯を巻取り姿良く巻取るために、連続鋼帯の蛇行を抑制する蛇行抑制装置であり、特に鋼帯が剪断装置によって剪断されて無張力状態になった鋼帯の巻取り時に鋼帯の蛇行を抑制する鋼帯の蛇行抑制装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
冷延設備、連続焼鈍設備、連続めっき設備、コイルリコイリング設備、および連続塗装設備等の鋼帯処理ラインの帯状板の巻取り時、一般に剪断(シャーカット)後では、定常運転中の巻取り張力がなくなる。巻取り張力のある定常運転中は、巻取り機のEPC(Edge Position Control)装置やCPC(Center Position Control)装置の作動により巻取り機は常に鋼帯エッジが揃うように巻き取られるが、張力が無くなると、鋼帯自体の内部歪みやロールの据え付け誤差等により鋼帯は蛇行を始める。さらに、コイルの急峻な横振れがあった場合には、EPC装置やCPC装置を使用すると、逆に横振れ量を増幅させることもあるので、剪断後の無張力状態ではEPC装置やCPC装置の機能は切って操業しており、コイルの荷姿に対する制御を行なっていなかった。
【0003】
したがって、剪断機から巻取り機までの距離に応じて、鋼帯が蛇行することになり、その蛇行量で巻き取ったコイル尾端の巻ずれ量が生じる。このような状態で次工程に送ると、クレーン使用時に吊具によって巻きずれ部に損傷を与えることがあり、また、梱包する場合には、梱包紙等に破損が生じることがあって好ましくない。
【0004】
このため、この尾端巻きずれを防止する技術として、例えば、特許文献1に開示された技術がある。これは、鋼板等を製造する出側設備における尾端部が切断された無張力状態の鋼板をコイル状に巻取る巻取り開始時点において、巻取られる鋼板の上面を、コイル側に押し付けながら、前記鋼板の両側のエッジに接触する少なくとも1対の水平移動可能なサイドガイドローラにより、前記鋼板を、その両側のエッジが既に巻取られたコイルの両側のエッジに一致するように、板幅方向に案内しながら巻き取る技術である。
【特許文献1】特開平10−166054号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、巻取り金属コイルの側面にサイドガイドロールを設け、且つ巻取り金属コイル外周面に押えロールを設けたものであるが、抑えロールが鋼板幅方向への制御を阻害して蛇行制御が十分でなかったり、コイルエッジとサイドガイドロールの当接により、蛇行量と鋼板厚みの関係によってはエッジ部が折れたりして、必ずしも巻取り姿を常に良くするものではなかった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、シャーカット後のEPC装置の制御が行なえない状態であっても、鋼板のエッジ部に対して損傷を与えず、かつ、蛇行抑制を確実に行う鋼帯の蛇行抑制装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の請求項1に係る発明は、鋼帯製造ラインの巻き取り装置で、無張力状態になった鋼帯の尾端を巻き取る際に、前記鋼帯の蛇行を抑制する鋼帯の蛇行抑制装置であって、前記巻取り装置上流の通板テーブル上で、かつ前記鋼帯両側エッジの外側に設置された一対のサイドガイドと、該サイドガイドの間隔および中心位置を移動させる駆動移動機構と、前記鋼帯のエッジ位置を検出する鋼帯エッジ検出器と、検出されたエッジ位置と前記鋼板の幅から前記サイドガイドの間隔および中心位置を算出し、その算出された間隔および中心位置に基づいて、前記駆動移動機構を制御する蛇行制御装置と、を備えたことを特徴とする鋼帯の蛇行抑制装置である。
【0008】
さらに本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の鋼帯の蛇行抑制装置において、前記駆動移動機構は、前記サイドガイドを移動させる幅合せ用電動機と、前記サイドガイドの中心位置を、前記鋼板の中心位置に合わせるセンタ位置合わせ用シリンダーと、から成ることを特徴とする鋼帯の蛇行抑制装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、巻取り機直前の通板テーブル上に、サイドガイドを設け、その間隔および位置とを鋼帯の幅および位置に対応して、鋼帯のエッジ位置より所定距離離した位置に設定することで、鋼板の蛇行を抑制するようにしたので、鋼板のエッジ部に対して損傷を与えず、かつ、蛇行抑制を確実に行なえ、巻き取ったコイルの荷姿も良好なものとなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明を実施するための最良の形態について、以下に図面を参照して説明を行う。図1は、巻取り部をラインの上方からみた上面図と本発明の構成例を示す図であり、図2は、図1に示すA方向から見た側面図である。図中、1はサイドガイドA、2はサイドガイドB、3は巻取り装置(テンションリール)、4は通板テーブル、5は鋼板、6は幅合せ用電動機、7はセンタ位置合わせ用シリンダ、8は蛇行制御装置、9は上位計算機、10はEPC装置、および11はエッジ位置センサをそれぞれ表す。
【0011】
左右一対のサイドガイドA 1およびサイドガイドB 2は、巻取り装置(テンションリール)3の上流にある通板テーブル4上に、鋼板5をはさんで幅方向左右に、設置される。
【0012】
幅合せ用電動機6は、左右のサイドガイドA,Bを移動させて、左右の間隔を鋼板5の幅にあわせて設定するものである。また、センタ位置合わせ用シリンダ7は、左右のサイドガイドの中心位置を、鋼板5の中心位置に合わせる機能を有する。なお、幅合せ用電動機6およびセンタ位置合わせ用シリンダ7が、サイドガイドA,Bをどの位置に移動させるかは、蛇行制御装置8から移動先の位置データの指令を入力する。
【0013】
蛇行制御装置8は、上位計算機9と接続されて、鋼板5の製品幅、入り側幅のデータ、トリム有無の緒元データや、鋼板5の位置情報に関するデータを入力する。上位計算機からの幅情報にもとづいて、サイドガイドの間隔の設定値を決定し、幅合せ用電動機に設定する。また、蛇行制御装置8はEPC装置とも接続されて、エッジ位置センサ11からの鋼板5のエッジ位置情報を入力し、鋼板5の中心位置を算出することができるようになっている。そして、この中心位置をセンタ位置合わせ用シリンダ7に出力して、サイドガイドの中心位置を鋼板5の中心位置に一致させる。
【0014】
また、巻取り装置(テンションリール)3は、鋼板5を巻き取るほど、そのコイル径が大きくなっていき、通板される鋼板5のパスライン位置が高くなっていくが、図2に示すように、サイドガイド2を通板テーブル4は設定しているので、コイル径の増大に伴って通板テーブル4は移動していくので、サイドガイド2は常に鋼板5とおなじ高さとすることができる。
【0015】
上述のサイドガイドをどのようにして動作させるかを、処理手順に従って説明する。図3は、本発明の処理手順例を示すフローチャートである。まず、上位計算機9から、先行材のエッジ部をトリムをしたか、すなわちトリマを使用したかどうかの実績情報データを入力して、処理手順を判断する(Step01)。ここで、トリムを行なっていれば、巻き取る際の鋼板5の幅は製品幅と同等の値になっているので、サイドガイド間隔設定値を製品幅にし(Step02)、トリムがされていなければ、入り側の鋼板5幅と同じであるので、その値をサイドガイド間隔設定値に設定する(Step03)。さらに、エッジ部に損傷を与えないように、サイドガイドの間隔を製品幅、入り側鋼板5幅に対しマージンΔ(例えば、左右5mmずつの計10mm)を加えた値を、サイドガイド間隔設定値として再度算出する(Step04)。
【0016】
次に、最初にシャーカットを行なう位置がシャーカットから上流に所定値αm付近(例えば、20m)に来ているかを確認する(Step05)。鋼板5の位置情報は、上位計算機9で算出し、例えばその位置に達したタイミングで、パルス信号が出力される。
【0017】
その信号が入力されると同時に、EPC装置10からエッジ位置の信号を入力し(Step06)、鋼板5の幅中心位置を算出する(Step07)。そして、センタ位置合わせ用シリンダ7にその中心位置に移動するように指令を出力する(Step08)。さらに前記求めた左右のサイドガイド間隔設定値(前述のStep04で算出した値)を、幅合わせ用電動機6に出力する(Step09)。
【0018】
その後、サイドガイドが所望の位置に移動したかを、センタ位置合わせ用シリンダ7および幅合わせ用電動機6からの信号(制御実績値などの信号)で判断する(Step10)。
【0019】
そして、移動動作が完了したら、EPC装置にEPC制御の動作を停止する指令を出して(Step11)、サイドガイドのみの動作で巻き取る(Step12)。そして、巻取りが完了したら(Step13)、サイドガイドを開放状態にし、EPC制御を有効とする(Step14)。
【0020】
以上の処理手順をとることにより、鋼板のエッジ部に対して損傷を与えず、かつ、蛇行抑制を確実に行なえ、巻き取ったコイルの荷姿も良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】巻取り部をラインの上方からみた上面図と本発明の構成例を示す図である。
【図2】図1に示すA方向から見た側面図である。
【図3】本発明の処理手順例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0022】
1 サイドガイドA
2 サイドガイドB
3 巻取り装置(テンションリール)
4 通板テーブル
5 鋼板
6 幅合せ用電動機
7 センタ位置合わせ用シリンダ
8 蛇行制御装置
9 上位計算機
10 EPC装置
11 エッジ位置センサ




 

 


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