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発明の名称 サンド装置、管理サーバ、入金残高精算機及び遊技システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−143879(P2007−143879A)
公開日 平成19年6月14日(2007.6.14)
出願番号 特願2005−342612(P2005−342612)
出願日 平成17年11月28日(2005.11.28)
代理人 【識別番号】100090620
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 宣幸
発明者 富士本 淳 / 吉岡 一栄 / 中津 剛 / 千葉 弘行
要約 課題
遊技媒体への変換に利用されていない入金残高の蓄積や引出などの入金残高に係る機能を、カードを利用しないで実現できるようにする。

解決手段
サンド装置は指紋読み取り機能を備えている。サンド装置の入金残高データは、蓄積指示操作があったときに、指紋読み取りにより得た指紋データと共に管理サーバに送信されて蓄積される。サンド装置は、蓄積されている引出指示操作があったときに、指紋読み取りにより得た指紋データを管理サーバに送信する。このとき、管理サーバは記憶している指紋データの中から受信した指紋データに合致するものを探索し、合致する指紋データに対応付けられている入金残高データをサンド装置に返信し、入金残高データを再利用可能な状態にする。
特許請求の範囲
【請求項1】
現金の入金を取り入れ、貸出し操作に応じて、単位数の遊技媒体を排出する、又は、対応する遊技機に対し、単位数の遊技媒体の排出を指示すると共に、取り入れた入金残高を単位分だけ減少させるサンド装置において、
遊技者の個体的特徴を読み取る個体特徴読取手段と、
入金残高の蓄積指示操作を取り込む蓄積指示取込手段と、
蓄積指示操作があったときに、上記個体特徴読取手段が読み取って得た原データ、又は、それを特徴圧縮した圧縮データでなる個体特徴データと、入金残高データとを管理サーバに送信して蓄積させる蓄積送信制御手段と、
蓄積されている入金残高の引出指示操作を取り込む引出指示取込手段と、
引出指示操作があったときに、上記個体特徴読取手段が読み取って得た原データ、又は、それを特徴圧縮した圧縮データでなる個体特徴データを管理サーバに送信して、個体認証させて、蓄積されている入金残高データを上記管理サーバから送信させる入金残高引出制御手段と
を有することを特徴とするサンド装置。
【請求項2】
上記蓄積指示取込手段は、蓄積指示操作を取り込む際の入金残高として、貸出し操作が1回も実行されていない段階の入金残高も対象としていることを特徴とする請求項1に記載のサンド装置。
【請求項3】
上記個体特徴読取手段が指紋読取手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載のサンド装置。
【請求項4】
各サンド装置の状態を管理する管理サーバにおいて、
個体特徴データと入金残高データとを対応付けた個体特徴データベースと、
入金残高を蓄積させるために、いずれかの上記サンド装置から送信されてきた入金残高データを、送信されてきた個体特徴データに、又は、送信されてきた個体特徴データを特徴圧縮した個体特徴データに対応付けて上記個体特徴データベースに格納させる入金残高登録手段と、
入金残高の引出しのために、いずれかの上記サンド装置から送信されてきた個体特徴データ、又は、それを特徴圧縮した個体特徴データに基づいて、上記個体特徴データベースを探索し、合致する個体特徴データがあったときに、それに対応付けられている入金残高データを、個体特徴データの送信元の上記サンド装置に送信する第1の入金残高供給手段と
を有することを特徴とする管理サーバ。
【請求項5】
入金残高の精算のために、いずれかの入金残高精算機から送信されてきた個体特徴データ、又は、それを特徴圧縮した個体特徴データに基づいて、上記個体特徴データベースを探索し、合致する個体特徴データがあったときに、それに対応付けられている入金残高データを、個体特徴データの送信元の上記入金残高精算機に送信する第2の入金残高供給手段を有することを特徴とする請求項4に記載の管理サーバ。
【請求項6】
遊技媒体に変換されていない入金残高を精算する入金残高精算機において、
遊技者の個体的特徴を読み取る個体特徴読取手段と、
入金残高の精算指示操作を取り込む精算指示取込手段と、
精算指示操作があったときに、上記個体特徴紋読取手段が読み取って得た原データ、又は、それを特徴圧縮した圧縮データでなる個体特徴データを管理サーバに送信して、個体認証させて、蓄積されている入金残高データを上記管理サーバから送信させる精算額取込手段と、
上記管理サーバから送信された入金残高データに対応する現金を排出する精算金排出手段と
を有することを特徴とする入金残高精算機。
【請求項7】
請求項1に記載の複数のサンド装置と、請求項4に記載の管理サーバとを有することを特徴とする遊技システム。
【請求項8】
請求項1に記載の複数のサンド装置と、請求項5に記載の管理サーバと、請求項6に記載の入金残高精算機とを有することを特徴とする遊技システム。


発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はサンド装置、管理サーバ及び遊技システムに関し、例えば、パチンコ機やパチスロ機などに関連して設けられているサンド装置を構成要素としている遊技システムに適用し得るものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ機やパチスロ機などに関連して設けられているサンド装置は、入金処理などに応じて、遊技球や遊技コインなどの遊技媒体を排出したり、遊技機に遊技媒体の排出を指示したりするものである。サンド装置に対する入金方法として、現金による入金方法の他、プリペイドカードや会員カードなどのカードを利用する方法がある(特許文献1参照)。
【0003】
ここで、サンド装置に会員カードが挿入された際には、サンド装置と、遊技場の管理サーバ(管理サーバやホストコントローラなどをまとめて管理サーバと呼ぶ)とが通信して会員の認証を行う。遊技場には各種の装置が存在しており、金銭や、金銭と同様な価値を有する遊技媒体を取り扱う装置は、認証機能を有するものも多い(特許文献2〜特許文献4参照)。
【特許文献1】特開2004−174133号公報
【特許文献2】特開2000−61124号公報
【特許文献3】特開2002−126177号公報
【特許文献4】特開2002−8131号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、カードを利用しているサンド装置の場合、遊技者が何らかの理由により一時的に離席した際に、サンド装置からカードが抜き取られ、カードが悪用されるという不正行為の可能性がある。また、カードを利用しているサンド装置の場合、カードの搬送機構やカードの読み取り機構などの機構的な構成が多く、カード詰まりや読み取りエラーなどの異常の発生頻度が高くなっている。
【0005】
そのため、カードを利用しないで、カードを利用していた場合と同様な機能(例えば入金残高の蓄積)を有するサンド装置が望まれている。このような場合、他の認証機能の適用が考えられる。遊技場には、上述のように、認証機能を有する装置も多い。
【0006】
しかし、そのような装置の認証対象者は、遊技場の管理者や従業員や会員遊技者などの特定者であり、サンド装置が主に対象としている一般遊技者のような不特定の者ではない。そのため、認証機能を有する装置の認証方法を、サンド装置にそのまま流用することはできない。なお、特許文献4の記載技術は、一般遊技者を認証対象としているものであるが、カードと他の認証方法とを組み合わせたものとなっている。
【0007】
そのため、カードを利用しないで、カードを利用していた場合とほぼ同様な入金残高の機能を発揮することができる各種装置や遊技システムが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため、請求項1の本発明のサンド装置は、現金の入金を取り入れ、貸出し操作に応じて、単位数の遊技媒体を排出する、又は、対応する遊技機に対し、単位数の遊技媒体の排出を指示すると共に、取り入れた入金残高を単位分だけ減少させるものであって、(1)遊技者の個体的特徴を読み取る個体特徴読取手段と、(2)入金残高の蓄積指示操作を取り込む蓄積指示取込手段と、(3)蓄積指示操作があったときに、上記個体特徴読取手段が読み取って得た原データ、又は、それを特徴圧縮した圧縮データでなる個体特徴データと、入金残高データとを管理サーバに送信して蓄積させる蓄積送信制御手段と、(4)蓄積されている入金残高の引出指示操作を取り込む引出指示取込手段と、(5)引出指示操作があったときに、上記個体特徴読取手段が読み取って得た原データ、又は、それを特徴圧縮した圧縮データでなる個体特徴データを管理サーバに送信して、個体認証させて、蓄積されている入金残高データを上記管理サーバから送信させる入金残高引出制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
請求項2の本発明は、請求項1の本発明のサンド装置において、上記蓄積指示取込手段は、蓄積指示操作を取り込む際の入金残高として、貸出し操作が1回も実行されていない段階の入金残高も対象としていることを特徴とする。
【0010】
請求項3の本発明は、請求項1又は2の本発明のサンド装置において、上記個体特徴読取手段が指紋読取手段であることを特徴とする。
【0011】
請求項4の本発明の管理サーバは、各サンド装置の状態を管理するものであって、(1)個体特徴データと入金残高データとを対応付けた個体特徴データベースと、(2)入金残高を蓄積させるために、いずれかの上記サンド装置から送信されてきた入金残高データを、送信されてきた個体特徴データに、又は、送信されてきた個体特徴データを特徴圧縮した個体特徴データに対応付けて上記個体特徴データベースに格納させる入金残高登録手段と、(3)入金残高の引出しのために、いずれかの上記サンド装置から送信されてきた個体特徴データ、又は、それを特徴圧縮した個体特徴データに基づいて、上記個体特徴データベースを探索し、合致する個体特徴データがあったときに、それに対応付けられている入金残高データを、個体特徴データの送信元の上記サンド装置に送信する第1の入金残高供給手段とを有することを特徴とする。
【0012】
請求項5の本発明は、請求項4の本発明の管理サーバにおいて、入金残高の精算のために、いずれかの入金残高精算機から送信されてきた個体特徴データ、又は、それを特徴圧縮した個体特徴データに基づいて、上記個体特徴データベースを探索し、合致する個体特徴データがあったときに、それに対応付けられている入金残高データを、個体特徴データの送信元の上記入金残高精算機に送信する第2の入金残高供給手段を有することを特徴とする。
【0013】
請求項6の本発明の入金残高精算機は、遊技媒体に変換されていない入金残高を精算するものであって、(1)遊技者の個体的特徴を読み取る個体特徴読取手段と、(2)入金残高の精算指示操作を取り込む精算指示取込手段と、(3)精算指示操作があったときに、上記個体特徴紋読取手段が読み取って得た原データ、又は、それを特徴圧縮した圧縮データでなる個体特徴データを管理サーバに送信して、個体認証させて、蓄積されている入金残高データを上記管理サーバから送信させる精算額取込手段と、(4)上記管理サーバから送信された入金残高データに対応する現金を排出する精算金排出手段とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項7の本発明の遊技システムは、請求項1に記載の複数のサンド装置と、請求項4に記載の管理サーバとを有することを特徴とする。
【0015】
請求項8の本発明の遊技システムは、請求項1に記載の複数のサンド装置と、請求項5に記載の管理サーバと、請求項6に記載の入金残高精算機とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明のサンド装置、管理サーバ、入金残高精算機及び遊技システムによれば、不特定多数の遊技者の入金残高を、各遊技者の個体的特徴を表す個体特徴データに対応付けて蓄積し、また、個体特徴データを利用した認証によって、蓄積状態からの引出しや精算を実行可能としたので、入金残高に係る機能をカードを利用せずに発揮でき、セキュリティ面や故障面などで十分な効果を奏することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
(A)実施形態
以下、本発明によるサンド装置、管理サーバ及び遊技システムを、サンド装置を含む遊技システムに適用した一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
【0018】
(A−1)実施形態の構成
図1は、この実施形態の遊技システムの構成を示すブロック図である。図1において、この実施形態の遊技システム1は、複数の遊技機2、サンド装置3、島ユニットコントローラ4、管理サーバ5、データベース6、入金残高精算機7及びページャ基地局8を有する。
【0019】
遊技機2としては、パチンコ機やスロットマシン等の種々のものがある。以下では、遊技機2がパチンコ機であるとして説明する。
【0020】
サンド装置3は、各遊技機2に並設して設けられ、遊技球を貸し出すためのものである。この実施形態のサンド装置3は、現金又は蓄積入金残高に基づいて遊技球を貸し出すものであり、入金残高の蓄積や、蓄積入金残高の取り出しに、指紋認証機能を利用していることを特徴としている。
【0021】
島ユニットコントローラ4は、遊技場ホール内で遊技島を構成している複数対の遊技機2及びサンド装置3に共通に設けられ、管理サーバ5と、遊技機2やサンド装置3との通信中継機能を担っているものである。なお、遊技機2やサンド装置3が、島ユニットコントローラ4によらずに、直接、管理サーバ5と通信し得るものであっても良い。
【0022】
管理サーバ5は、サンド装置3毎の情報や遊技機2毎の遊技情報などの管理機能を担っていると共に、指紋認証処理時の照合機能を担っているものであり、例えば、ハードディスクでなるデータベース6が関連して設けられている。データベース6には、指紋データベース6aやサンドデータベース6bも含まれている。なお、管理サーバ5は、複数の遊技場に共通なものであっても良く、遊技場以外の場所に設置されているものであっても良い。
【0023】
入金残高精算機7は、例えば、景品交換所や出口の近傍に配置され、入金された金額のうち、遊技媒体に変換されていない入金残高を精算するものである。
【0024】
ページャ基地局8は、遊技場従業員に携帯させている図示しないページャ端末と通信を行う基地局であり、遊技場内に設けられている。
【0025】
例えば、管理室などに配置されている管理サーバ5と、遊技場ホール内に配置されている遊技機2、サンド装置3、島ユニットコントローラ4、入金残高精算機7及びページャ基地局8との間の通信には、遊技場ネットワーク9が利用される。なお、遊技場ネットワーク9ではなく、専用回線などを用いた通信であっても良い。
【0026】
図2は、実施形態のサンド装置3の外観を示す斜視図である。設置されている状態のサンド装置3については、その表面に設けられている、警告ランプ11、複数(図2は3個の例)の状態表示LED12a〜12c、紙幣挿入口13、硬貨投入口14、リモコン用通信窓15、表示LCD16、テンキー部17、硬貨返却口18及び指紋読取窓19を目視できる。
【0027】
警告ランプ11は、当該サンド装置3に異常が発生したような場合(例えば、後述するような指紋認証に矛盾が生じた場合)に点灯又は点滅され、警告を発するものである。
【0028】
状態表示LED12a〜12cは、それぞれの点灯若しくは点滅、又は、複数の点灯若しくは点滅の組み合わせにより、当該サンド装置3又は対応する遊技機2の状態を表示するものである。例えば、指紋読み取りの待ち状態や、読み取り後の処理中状態などを表示するものである。
【0029】
紙幣挿入口13は、入金に係る紙幣を受け付けるための部分であり、硬貨投入口14は、入金に係る硬貨を受け付けるための部分である。硬貨返却口18は、入金時の正規でない硬貨を排出させる部分である。なお、入金金種を紙幣のみに限定したサンド装置であっても良く、この場合には、硬貨投入口14や硬貨返却口18は不要である。
【0030】
リモコン用通信窓15は、遊技場従業員が携帯し、当該サンド装置3に対して指示などを発するリモコン送信機(図示せず)からの赤外線などによるリモコン信号を取り込むための窓部である。
【0031】
表示LCD16は、管理サーバ5などから与えられたり、当該サンド装置3が形成したりした管理情報などを表示するものである。テンキー部17は、遊技者や従業員などの操作情報を取り込むものである。表示LCD16とテンキー部17とで操作パネル部が構成されている。
【0032】
指紋読取窓19は、指紋読取のために、遊技者が指をかざす窓部であり、この指紋読取窓19の奥側にCCDカメラ部29(図3参照)が設けられている。
【0033】
図3は、実施形態のサンド装置3の電気的構成を示すブロック図である。サンド装置3は、電気的な処理構成として、制御部20、通信部21、リモコン受信部22、紙幣処理部23、硬貨処理部24、警告ランプドライバ部25、LEDドライバ部26、表示LCDドライバ部27、テンキーインタフェース部(テンキーIF部)28及びCCDカメラ部29などを有する。
【0034】
制御部20は、例えば、CPU、ROM、RAMなどでなるものであり、当該サンド装置3の全体の制御を司るものである。制御部20は、例えば、後述する図7〜図9、図12のフローチャートに示すような動作を、当該サンド装置3が実行するように、各部を制御する。また、制御部20は、制御動作に必要なデータを記憶しているものである。例えば、入金され、遊技媒体に変換されていない入金残高のデータを記憶している。
【0035】
この実施形態の場合、制御部20は、CCDカメラ部29から与えられた撮像信号(指画像信号)を処理して指紋データに変換する処理を行うようになされている。
【0036】
通信部21は、制御部20の制御下で、遊技機2、島ユニットコントローラ4、管理サーバ5などとの通信を実行するものである。図3ではまとめて表記しているが、遊技機2用の通信部は、他の装置用の通信部と別個になっていることが多い。管理サーバ5は、サーバ装置3に対しては、1台ずつを順番に通信相手とするポーリング方式を採用しており、通信部21は、そのようなポーリングに応じて、管理サーバ5と通信を行う。なお、入金残高精算機7もサーバ装置3と同様に、管理サーバ5からのポーリング方式の対象としても良い。
【0037】
リモコン受信部22は、上述したリモコン用通信窓15を介して、遊技場従業員が携帯しているリモコン送信機(図示せず)からのリモコン信号を受信して、制御部20に与えるものである。
【0038】
紙幣処理部23は、図示しない紙幣の搬送構成や認識構成や貯留構成などを直接制御するものであり、上述した紙幣挿入口13から挿入された紙幣の真偽判定や金種判定などを行い、挿入された紙幣の情報を制御部20に与えるものである。なお、紙幣挿入口13に挿入されたものを偽紙幣と判定した場合には、紙幣処理部23は、その判定用紙を紙幣挿入口13から排出させる処理を行う。
【0039】
硬貨処理部24は、図示しない硬貨の搬送構成や認識構成や貯留構成などを直接制御するものであり、上述した硬貨投入口14から投入された硬貨の真偽判定や金種判定などを行い、投入された硬貨の情報を制御部20に与えるものである。なお、硬貨処理部24は、硬貨投入口14に投入されたものが偽硬貨と判定した場合には、その偽判定の硬貨を硬貨返却口18から排出させる処理を行う。
【0040】
警告ランプドライバ部25は、制御部20の制御下で、警告ランプ11を駆動するものであり、LEDドライバ部26は、制御部20の制御下で、状態表示LED12a〜12cを駆動するものである。
【0041】
表示LCDドライバ部27は、制御部20の制御下で、表示LCD16を駆動するものである。表示LCD16には、例えば、遊技媒体への変換が可能な入金残高データやその他のデータやメッセージが表示される。テンキーインタフェース部28は、テンキー部17に対する操作をセンスして操作信号を制御部20に通知するものである。
【0042】
CCDカメラ部29は、制御部20の制御下で、指紋読取窓19にかざされている遊技者の指を撮像し、その画像信号を制御部20に与えるものである。
【0043】
図2及び図3に示したサンド装置3は、遊技媒体の排出機能(球貸し機能)を備えず、遊技機2の遊技媒体の排出機能(球貸し機能)を起動制御するものであるが、遊技媒体の排出機能(球貸し機能)を備えたものであっても良い。
【0044】
図4は、実施形態の管理サーバ5の電気的構成を示すブロック図である。図4において、管理サーバ5は、制御部30、通信部31及びデータベースアクセス部(DBアクセス部)32などを有する。
【0045】
制御部30は、例えば、CPU、ROM、RAMなどでなるものであり、当該管理サーバ5の全体の制御を司るものである。制御部30は、例えば、後述する図10、図11、図14及び図15のフローチャートに示すような動作を、当該管理サーバ5が実行するように、各部を制御する。また、制御部30は、制御動作に必要なデータを記憶しているものである。
【0046】
通信部31は、制御部30の制御下で、サンド装置3(及び遊技機2との組)、島ユニットコントローラ4、入金残高精算機7、ページャ基地局8などとの通信を実行するものである。図4ではまとめて表記しているが、通信相手によって選択的に使用される複数の通信部を備えていても良い。通信部31は、各サンド装置3に対してはポーリング方式に従って通信を行うものである。
【0047】
データベースアクセス部32は、制御部20の制御下で、データベース6をアクセスし、データを書き込んだり読み出したりするものである。
【0048】
図5は、データベース6における指紋データベース6aの構成を示す説明図である。指紋データベース6aの1レコードは、指紋データ、登録時刻データ、入金残高データ、サンド履歴データなどのフィールド(項目)を含んでいる。
【0049】
指紋データは、いずれかのサンド装置3が遊技者の指画像を処理して得た指紋の特徴データである。指紋データとしては、例えば、特開2003−274006号公報に記載のような特徴点とリレーションでなるものを適用できる。このように特徴を圧縮した指紋データ(個体特徴データ)を用いることにより、指紋情報の漏洩に対するセキュリティを高めている。なお、指紋データベース6aの各レコードは、指紋データによってソーティングされているものである。すなわち、指紋データの先頭側からの「0」、「1」の並びによってソーティングされているものである。一般的な指紋認証とは異なり、この実施形態での指紋データは不特定者のものである。そのため、指紋データの照合の際に、他の情報から照合に用いる指紋データの範囲を狭めることがほとんどできず、ソーティングによって多少なりとも照合時間の短縮を図っている。
【0050】
登録時刻データは、当該レコードが形成された時刻(日時情報を含む)である。入金残高の現金への精算は、例えば、入金残高を蓄積したその日限りに認めることとする。この場合、登録時刻データに基づいて、現金精算を行っても良いか否かを判別する。また例えば、データベース6に蓄積した入金残高データの取り出しは、当初の蓄積時点(登録時)から所定期間(例えば1ヶ月)を限って認めるようにしても良く、この場合も、登録時刻データが基準となる。
【0051】
入金残高データは、遊技媒体への変換が可能な入金残高の額であり、この入金残高を遊技媒体に変換する際には、登録されている指紋データと、その際に指紋を読み取って得た指紋データとの一致が必要となっている。
【0052】
サンド履歴データは、指紋データを含む送信データが到来したときに、指紋データを除く部分を受信時刻と共に格納する部分である。
【0053】
サンドデータベース6bは構成の図示は省略するが、サンド装置3毎の各種データを格納しているものである。例えば、現金入金の入金額と入金時刻のデータが格納されている。また例えば、当該サンド装置3に対応する遊技機2が遊技中であるか否かのデータが格納されている。但し、サンドデータベース6bには、指紋データは格納されていない。
【0054】
図6は、実施形態の入金残高精算機7の電気的構成を示すブロック図である。図6において、入金残高精算機7は、電気的な処理構成として、制御部40、通信部41、紙幣処理部42、硬貨処理部43、警告ランプドライバ部44、状態LEDドライバ部45、キーインタフェース部(キーIF部)46及びCCDカメラ部47などを有する。
【0055】
制御部40は、例えば、CPU、ROM、RAMなどでなるものであり、当該入金残高精算機7の全体の制御を司るものである。制御部40は、例えば、後述する図13のフローチャートに示すような動作を、当該入金残高精算機7が実行するように、各部を制御する。また、制御部40は、制御動作に必要なデータを記憶しているものである。
【0056】
この実施形態の場合、制御部40は、CCDカメラ部47から与えられた指画像信号を処理して指紋データに変換する処理を行うようになされている。
【0057】
通信部41は、制御部40の制御下で、管理サーバ5との通信を実行するものである。管理サーバ5は、入金残高精算機7に対しても、サーバ装置3と同様にポーリング対象としても良く、この場合であれば、通信部41は、ポーリングに応じて、管理サーバ5と通信を行う。なお、ポーリング対象とはせずに、通信部41が管理サーバ5との通信を行うものであっても良い。
【0058】
紙幣処理部42は、図示しない紙幣の搬送構成や紙幣の貯留構成などを直接制御するものであり、制御部40の制御下で、入金残高の返金において紙幣の排出が必要なときに、指示された金種の紙幣を指示された枚数だけ、図示しない紙幣排出口に排出させるものである。
【0059】
硬貨処理部43は、図示しない硬貨の搬送構成や貯留構成などを直接制御するものであり、制御部40の制御下で、入金残高の返金において硬貨の排出が必要なときに、指示された種類の硬貨を指示された枚数だけ、図示しない硬貨排出口に排出させるものである。
【0060】
警告ランプドライバ部44は、制御部40の制御下で、図示しない警告ランプを駆動するものである。
【0061】
状態LEDドライバ部45は、制御部40の制御下で、図示しない1又は複数の状態LEDを駆動するものである。状態LEDの点灯若しくは点滅(又はそれらの組み合わせ)によって、指紋の読み取りを促したりする。キーインタフェース部46は、図示しない精算キーや係員呼び出しキーなどに対する操作をセンスして操作信号を制御部40に通知するものである。
【0062】
CCDカメラ部47は、制御部40の制御下で、図示しない指紋読取窓にかざされている遊技者の指を撮像し、その画像信号を制御部40に与えるものである。
【0063】
遊技機2、島ユニットコントローラ4及びページャ基地局8の詳細構成は、従来からのものと同様であるので、その詳細構成の説明は省略する。
【0064】
(A−2)実施形態の動作
次に、実施形態の遊技システム1の特徴動作を説明する。この実施形態は、入金残高の蓄積や引き出しに指紋認証を利用したことを特徴とするものである。
【0065】
図7は、実施形態のサンド装置3の待機状態からの処理分岐の概要を示すフローチャートである。
【0066】
サンド装置3の制御部20は、待機状態においては、球貸しが指示されたか、現金が入金されたか、指紋照合を用いた入金が指示されたか、入金残高の返金が指示されたかを繰り返し監視している(S100〜S103)。
【0067】
当該サンド装置3の球貸しキー、又は、当該サンド装置3と組をなす遊技機2の球貸しキーが操作された場合には、制御部20は、自己が内部で記憶している入金残高データが0であるか否かを確認し(S104)、入金残高データが0であれば直ちに待機状態に戻り、入金残高データが0以外であると、球貸し処理を実行した後(S105)、待機状態に戻る。球貸し処理では、詳細な処理の図示は省略しているが、制御部20は、図示しない遊技媒体の排出機構と連携して遊技機2の遊技媒体受け台へ所定数の遊技媒体を排出させると共に、内部記憶する入金残高データを、1単位分だけ減少させ、かつ、表示LCD16による入金残高の表示も更新させ、また、入金残高データの変動を管理サーバ5に通知する。このとき、管理サーバ5は、データベース6における各サンド装置3毎(又は各遊技機2毎)のデータを格納しているサンドデータベース6bの、当該サンド装置3の入金残高データを更新する。
【0068】
なお、管理サーバ5への各種データの通知(送信)は、管理サーバ5が当該サーバ装置3にポーリングによって送信権を与えたタイミングで実行される。以下、ポーリングについていちいち言及しないが、同様に、サンド装置3から管理サーバ5へのデータ送信は、ポーリングのタイミングで実行される。
【0069】
また、サンド装置3の制御部20は、紙幣処理部23や硬貨処理部24からの入金通知があると、すなわち、現金入金があると、詳細処理の図示は省略しているが、内部記憶する入金残高データを入金分だけ増加させ、かつ、表示LCD16による入金残高の表示も更新させ、また、入金残高データの変動を管理サーバ5に通知して管理サーバ5の入金残高データも更新させ(S106)、そして、待機状態に戻る。
【0070】
サンド装置3の制御部20は、入金残高の返金(蓄積)が指示された場合には、図8に示す返金処理に移行し、指紋照合を用いた入金が指示された場合には、図9に示す指紋照合を用いた入金処理に移行する。
【0071】
サンド装置3のテンキー部17などに設けられている返金キー、又は、サンド装置3に対応する遊技機2に設けられている返金キーが操作された場合には、言い換えると、入金残高の返金が指示された場合には、サンド装置3の制御部20は、図8に示すように、まず入金残高データが0であるか否かを確認し(S150)、入金残高データが0であると、図7に示した待機状態に戻る。
【0072】
一方、サンド装置3の制御部20は、入金残高データが0以外であると、状態表示LED12a〜12cの点灯又は点滅の組み合わせ(1個のみ点灯若しくは点滅する場合を含む;以下同様)で、指紋読み取りを促し(S151)、CCDカメラ部29から読み取り画像を取り込み(S152)、特徴データでなる指紋データへの変換を行い(S153)、得られた指紋データを一旦バッファリングする(S154)。上述したように、指紋データへの変換方法としては、例えば、特開2003−274006号公報に記載の方法を適用できる。
【0073】
なお、当該サンド装置3に対応する遊技機2が遊技中においては、返金を拒否するようにしても良い。すなわち、指紋を読取る際には、他の処理を禁止し、明確に指紋読取りのタイミングを規定するようにする。指紋データは個人に帰属する情報であるので、蓄積返金時に初めて登録させ、不必要な登録を実行しないようにしている。なお、図8では省略しているが、指紋データへの変換に失敗したときには、状態表示LED12a〜12cの表示内容を再読取りを促す内容とする。
【0074】
サンド装置3の制御部20は、自己が送信権を獲得したときには、蓄積用であることを表すデータ、当該サンド装置3のID、入金残高データ及び指紋データを少なくとも含む蓄積用送信データを管理サーバ5に送信し(S155)、状態表示LED12a〜12cによる指紋読み取りを促す表示をクリアし(S156)、管理サーバ5からの蓄積完了通知を待ち受ける(S157)。なお、この蓄積用送信データの通信を暗号化通信により行うようにしても良い。
【0075】
管理サーバ5の制御部30は、蓄積用送信データを受信すると、図10に示すように、指紋データベース6aへの入金残高データの蓄積動作を行うと共に(S200〜S203)、サンドデータベース6bにおける入金残高データを0クリアし(S204)、その後、蓄積用送信データを送信したサンド装置3に対するポーリング送信によって、蓄積完了を通知する(S205)。
【0076】
管理サーバ5の制御部30による指紋データベース6aへの入金残高データの蓄積動作は、例えば、以下の通りである。制御部30は、受信した指紋データと合致する指紋データのレコードが既に存在するかを確認する(S200)。存在している場合には、そのレコードの入金残高データを、当初の値に受信した入金残高データの値を加算したものに更新すると共に、サンド履歴データに、今回の受信に係る履歴データを追加する(S201)。受信した指紋データと合致する指紋データのレコードが、指紋データベース6aに存在していない場合には、受信した指紋データ用の新たなレコードを設定し(S202)、指紋データのフィールドには受信した指紋データを挿入し、登録時刻データのフィールドには制御部30が内蔵するタイマによる今回の受信時刻を挿入し、入金残高データのフィールドには受信した入金残高データを挿入し、サンド履歴データのフィールドには今回の受信に係るデータを挿入する(S203)。受信した指紋データ用の新たなレコードの設定では、指紋データに基づいたソーティングを行っている。
【0077】
サンド装置3の制御部20は、管理サーバ5から蓄積完了通知が与えられると、入金残高データの表示を0クリアし(S158)、図7の待機状態に戻る。
【0078】
サンド装置3の制御部20は、待機状態において、サンド装置3のテンキー部17などに設けられている蓄積残高呼出キーが操作された場合には、言い換えると、指紋照合を用いた入金が指示された場合には、図9に示すように、状態表示LED12a〜12cの点灯又は点滅の組み合わせで、指紋読み取りを促し(S250)、CCDカメラ部29から読み取り画像を取り込み(S251)、特徴データでなる指紋データへの変換を行い(S252)、得られた指紋データを一旦バッファリングする(S253)。
【0079】
なお、当該サンド装置3に対応する遊技機2が遊技中においては、指紋照合を用いた入金を拒否するようにしても良い。すなわち、指紋を読取る際には、他の処理を禁止し、明確に指紋読取りのタイミングを規定するようにする。なお、図9では省略しているが、指紋データへの変換に失敗したときには、状態表示LED12a〜12cの表示内容を再読取りを促す内容とする。
【0080】
サンド装置3の制御部20は、自己が送信権を獲得したときには、引出用であることを表すデータ、当該サンド装置3のID及び指紋データを少なくとも含む引出用送信データを管理サーバ5に送信し(S254)、状態表示LED12a〜12cによる指紋読み取りを促す表示をクリアし(S255)、管理サーバ5からの入金通知などの返信を待ち受ける(S256〜S259)。なお、この引出用送信データの通信を暗号化通信により行うようにしても良い。
【0081】
管理サーバ5の制御部30は、引出用送信データを受信すると、図11に示すような指紋データベース6aからの入金残高データの引出動作を行う。
【0082】
管理サーバ5の制御部30は、受信した指紋データと合致する指紋データのレコードが指紋データベース6aに存在するか否かを確認する(S300)。
【0083】
存在している場合には、そのレコードの入金残高データが0か否かを判別する(S301)。入金残高データが0以外であると、管理サーバ5の制御部30は、そのレコードの入金残高データを含む入金通知を形成してサンド装置3に送信し(S302)、当該レコードの入金残高データを0クリアし、履歴データに今回の内容を追加すると共に、サンドデータベース6bにおける当該サンド装置3についての入金残高データの更新も行う(S303)。
【0084】
これに対して、受信した指紋データと合致する指紋データのレコードにおける入金残高データが0であると、管理サーバ5の制御部30は、サンド履歴データに基づいて、直前に引出を行ったサンド装置(以下、このサンド装置の符号を3Xとする)と引出時刻とを認識し、その直前に引出を行ったサンド装置3Xについてのサンドデータベース6bの格納内容などに基づいて、サンド装置3Xの現在の状態が不正の可能性があるものか否かを判別する(S304)。
【0085】
遊技者がサンド装置3Xにおいて蓄積残高の引出しを行って遊技を行い、残高を再度蓄積することなく、サンド装置3Xに残高を残したまま、他のサンド装置3の位置に移動して蓄積引出を要求した場合において、前のサンド装置3Xに対する次の遊技者が、前の遊技者が残していった残高をそのまま流用して遊技している可能性を、管理サーバ5の制御部30は、認識することができる。指紋データベース6a及びサンドデータベース6bの格納内容に基づいて、前のサンド装置3Xにおける引出時刻以降、サンド装置3からの今回の引出要求の間に、前のサンド装置3Xに対する現金の入金がないのに、前のサンド装置3Xに入金残高があることを検出することにより、上述した不正の可能性がある状況を管理サーバ5の制御部30は認識することができる。
【0086】
直前に引出を行ったサンド装置3Xの現在状態が不正の可能性がある状態であると、管理サーバ5の制御部30は、サンド装置3Xに対しては使用不可通知を形成して送信すると共に(S305)、今回受信した引出用送信データの送信元のサンド装置3に対しては、サンドデータベース6bにおけるサンド装置3Xについての入金残高データを含む入金通知を形成してサンド装置3に送信し(S306)、受信指紋データのレコードの入金残高データを0クリアし、履歴データに今回の内容を追加すると共に、サンドデータベース6bにおける当該サンド装置3についての入金残高データの更新も行い(S307)、サンド装置3Xを担当する遊技場従業員が携帯するページャ端末に対して、サンド装置3Xについて不正の可能性がある旨を通知する(S308)。
【0087】
ステップS306で形成する入金通知と、ステップS302による正規の入金通知とを、サンド装置3の制御部20が区別できる情報を盛り込むことが好ましい。
【0088】
入金残高データが0であり、前のサンド装置3Xについて不正の可能性がない場合には、管理サーバ5の制御部30は、蓄積残高が0である旨を、今回受信した引出用送信データの送信元のサンド装置3に送信する(S309)。
【0089】
また、管理サーバ5の制御部30は、受信した指紋データと合致する指紋データのレコードが指紋データベース6aに存在しないと判定した場合には、そのサンド装置3についての指紋認証失敗回数CNTを1インクリメントとし(S310)、その回数CNTが上限(例えば3回)に達したか否かを判別し(S311)、上限に達していない場合には、再読み取りによる指紋データの再送通知をサンド装置3に送信し(S312)、上限に達した場合には、認証エラー通知をサンド装置3に送信する(S313)。
【0090】
サンド装置3の制御部20は、管理サーバ5から入金通知が与えられると、内部記憶する入金残高データを入金分だけ増加させ、かつ、表示LCD16による入金残高の表示も更新させ(S260)、そして、図7に示した待機状態に戻る。なお、状態表示LED12a〜12cの点灯若しくは点滅の組み合わせによって、上述したステップS306による入金通知の受信と、ステップS302による入金通知の受信とを区別できるようにしても良い。
【0091】
サンド装置3の制御部20は、管理サーバ5から、残高が0である旨の通知が与えられると、表示LCD16や状態表示LED12a〜12cによってその旨を表示し(S261)、図7の待機状態に戻る。
【0092】
サンド装置3の制御部20は、管理サーバ5から、再読み取りによる指紋データの再送通知が与えられると、上述したステップS250に処理を戻す。
【0093】
サンド装置3の制御部20は、管理サーバ5から、認証エラー通知が与えられると、表示LCD16や状態表示LED12a〜12cによってその旨を表示し(S262)、図7の待機状態に戻る。
【0094】
図12は、サンド装置3Xが使用不可通知を受信したときの動作を示すフローチャートである。
【0095】
サンド装置3Xの制御部20は、使用不可通知を受信すると、自己が内部で記憶している入金残高データや表示している入金残高データを強制的に0クリアすると共に(S350)、警告ランプ11を点灯又は点滅させて警告を発する(S351)。なお、警告をブザーによっても行うようにしても良い。
【0096】
図13は、入金残高精算機7の精算時の動作を示すフローチャートである。指紋データに対応付けて蓄積させた入金残高を、遊技者は現金に精算することができる。精算可能日を限定しなくても良い。但し、以下では、現金入金して蓄積させた初日に限り、現金に精算することができるものとして説明する。
【0097】
入金残高精算機7の制御部40は、精算キーや係員呼び出しキーの操作を待ち受けており、精算キーが操作されたときには、図13に示す処理を開始する。なお、係員呼び出しキーの操作時の動作説明は省略する。
【0098】
入金残高精算機7の制御部40は、精算キーが操作されて入金残高の精算が指示された場合には、図示しない状態表示LEDの点灯又は点滅の組み合わせで、指紋読み取りを促し(S400)、CCDカメラ部47から読み取り画像を取り込み(S401)、特徴データでなる指紋データへの変換を行い(S402)、得られた指紋データを一旦バッファリングする(S403)。なお、ここでは、入金残高精算機7もサンド装置3と同様に、管理サーバ5のポーリング対象となっているとする。また、図13では省略しているが、指紋データへの変換に失敗したときには、状態表示LEDの表示内容を再読取りを促す内容とする。
【0099】
入金残高精算機7の制御部40は、自己が送信権を獲得したときには、精算用であることを表すデータ、当該入金残高精算機7のID及び指紋データを少なくとも含む精算用送信データを管理サーバ5に送信し(S404)、状態表示LEDによる指紋読み取りを促す表示をクリアし(S405)、管理サーバ5からの認証通知の返信を待ち受ける(S406〜S409)。なお、この精算用送信データの通信を暗号化通信により行うようにしても良い。
【0100】
管理サーバ5の制御部30は、精算用送信データを受信すると、図14に示すような指紋データの認証動作を行う。
【0101】
管理サーバ5の制御部30は、受信した指紋データと合致する指紋データのレコードが指紋データベース6aに存在するか否かを確認する(S450)。
【0102】
存在している場合には、そのレコードの入金残高データが0か否かを判別する(S451)。入金残高データが0以外であると、管理サーバ5の制御部30は、そのレコードの登録時刻データが本日になっているか否かを判別する(S452)。登録時刻が本日であると、そのレコードの入金残高データを含む肯定認証通知を形成して入金残高精算機7に送信し(S453)、入金残高精算機7からの精算完了の返信を待ち受け(S454)、精算完了が返信されると、指紋データベース6aの該当するレコードそのものを削除する(S455)。
【0103】
入金残高データが0の場合には、管理サーバ5の制御部30は、その旨の肯定認証通知を形成して入金残高精算機7に送信する(S456)。
【0104】
入金残高データが0以外であって登録時刻が本日でない場合には、管理サーバ5の制御部30は、その旨の肯定認証通知を形成して入金残高精算機7に送信する(S457)。
【0105】
また、管理サーバ5の制御部30は、受信した指紋データと合致する指紋データのレコードが指紋データベース6aに存在しない場合には、否定認証通知を形成して入金残高精算機7に送信する(S458)。
【0106】
入金残高精算機7の制御部40は、管理サーバ5から入金残高データを含む肯定認証通知が与えられると、紙幣処理部42や硬貨処理部43によって、入金残高に相当する現金を払出し(S410)、精算完了を管理サーバ5に送信し(S411)、その後、待機状態に復帰する。
【0107】
また、入金残高精算機7の制御部40は、入金残高データが0である旨の肯定認証通知が与えられると、図示しない状態表示LEDの点灯又は点滅の組み合わせで、入金残高データが0である旨を報知し(報知時間は5秒程度の所定時間;S412)、その後、待機状態に復帰する。
【0108】
さらに、入金残高精算機7の制御部40は、入金残高データが0以外であって登録時刻が本日でない旨の肯定認証通知を受け取ると、図示しない状態表示LEDの点灯又は点滅の組み合わせで、登録日以外の現金精算をできない旨を報知し(報知時間は5秒程度の所定時間;S413)、その後、待機状態に復帰する。
【0109】
さらにまた、入金残高精算機7の制御部40は、否定認証通知を受け取ると、図示しない状態表示LEDの点灯又は点滅の組み合わせで、指紋データが認証できなかった旨を報知し(報知時間は5秒程度の所定時間;S414)、その後、待機状態に復帰する。なお、精算時においても、認証失敗時に指紋データを再送させるようにしても良い。
【0110】
以上のようにして、指紋データを登録した日においては、指紋データに対応付けて蓄積した入金残高を精算することができる。
【0111】
図15は、管理サーバ5の制御部30が実行する指紋データベース6aの整理動作を示すフローチャートである。
【0112】
管理サーバ5の制御部30は、営業時間後の所定時刻(例えば午後11時)になると自動的に図15に示す処理を開始する。管理サーバ5が、テンキー部や、リモコン受信部などのマンマシンインターフェースを備えている場合であれば、遊技場管理者や従業員からの指示によって、図15に示す処理を開始するようにしても良い。
【0113】
管理サーバ5の制御部30は、図15に示す処理を開始すると、先頭レコードを処理対象レコードに設定した上で(S500)、全てのレコードに対する第1の整理処理(S502及びS503)が終了していないことを確認し(S501)、処理対象レコードの入金残高データが0か否かを判別する(S502)。処理対象レコードの入金残高データが0であれば、そのレコードを削除した後(S503)、処理対象レコードの入金残高データが0以外であれば直ちに、処理対象レコードを後続する次のレコードに設定し(S504)、上述したステップS501に戻る。
【0114】
管理サーバ5の制御部30は、全てのレコードに対する第1の整理処理が終了すると、先頭レコード(第1の整理処理で残っている中での先頭レコード)を処理対象レコードに設定した上で(S505)、全てのレコードに対する第2の整理処理(S507及びS508)が終了していないことを確認した後(S506)、処理対象レコードの登録時刻データや履歴データを参照しつつ1月(この期間を利用者が可変設定できるようにしても良い)以上このレコードがアクセスされていないか否かを判別する(S507)。処理対象レコードが1月以上アクセスされていないものであれば、そのレコードを削除した後(S508)、処理対象レコードが1月より近いときにアクセスされているものであれば直ちに、処理対象レコードを後続する次のレコードに設定し(S509)、上述したステップS506に戻る。
【0115】
管理サーバ5の制御部30は、全てのレコードに対する第2の整理処理が終了すると、図15に示す一連の処理を終了する。
【0116】
以上のようにして、入金残高が0のレコードや、入金残高が0以外であるが1月以上アクセスされていないレコードを整理することができる。
【0117】
(A−3)実施形態の効果
上記実施形態によれば、入金残高を指紋データに対応付けて管理サーバに蓄積し、蓄積した入金残高を指紋認証によってサンド装置に取り出すことができるようにしたので、以下の効果を奏することができる。
【0118】
カードを利用した入金残高の蓄積、取り出しでは、遊技者の離席時にカードを盗難されることもあったが、指紋データの利用では、このような盗難による問題は発生しない。
【0119】
また、実施形態では、カードの搬送機構などが存在せず、その分、サンド装置の信頼性を高めることができる。
【0120】
さらに、カードの搬送構成や貯留構成アクセス構成などを指画像の撮像構成に置き換えられるので、サンド装置の簡易、安価化が期待できる。また、消耗品であるカードの不存在によっても、遊技システムの低廉化を図ることができる。
【0121】
他の遊技機への移動や精算機への移行時にもカード方式の場合には、カードの携帯が必要であり、紛失を気に掛けることになるが、実施形態のような指紋データを利用する場合には、携帯物品がないので、紛失などを考慮する必要がない。また、遊技場を一旦離れ、後で蓄積した入金残高を引き出す場合にも同様である。
【0122】
カードの場合、カードを盗んだ者がカードを盗んだことを証明することは困難であるが、指紋データに基づいて引き出した入金残高を残したまま、他の遊技機に移動して再度入金残高を引き出そうとした場合に、前の遊技機に残高を残してきたことを管理サーバが認識でき、仮に、そこで他の者が遊技を行っていても、その不正行為を履歴データによって証明することができる。
【0123】
また、上記実施形態では、指紋データをソーティングして指紋データベースに格納しておくようにしたので、蓄積した入金残高の取出し時の認証動作を、この面で、迅速化させることができる。指紋データを認証に利用する他のシステムでは、指紋認証以外の他の認証方式を併用している。例えば、カードからの所定データ(口座データやカードIDなど)を得た上で、指紋データを用いた認証を行うようになされており、照合に供するデータベース側の指紋データは一意に定まっている。一方、この実施形態の場合、照合に供するデータベース側の指紋データの範囲を狭めることができず、それなりのデータ量を有する指紋データのソーティングが有効に機能する。
【0124】
(B)他の実施形態
上記実施形態の説明においても、種々変形実施形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形実施形態を挙げることができる。
【0125】
上記実施形態では、遊技媒体の排出構成は遊技機が備え、その遊技機に排出を指示するサンド装置を示したが、遊技媒体の排出構成を備えるサンド装置に本発明を適用することができる。
【0126】
また、上記実施形態では、入金残高を蓄積させる際の正規の指紋読み取り回数が1回のものを示したが、2回以上、読み取りを実行させるようにしても良い。例えば、1回目で管理サーバに仮登録し、2回目の指紋データが、1回目の指紋データと合致することを以って本登録を行うようにしても良い。蓄積された入金残高の引き出しでも、2回以上の読み取りを実行させることとし、セキュリティを高めるようにしても良い。
【0127】
さらに、上記実施形態においては、指紋データベースの格納指紋データと、読取り指紋データとの照合では、判定結果が合致と非合致とのいずれかであるものを示したが、半合致のような中間的な判定結果を設けるようにしても良い。例えば、中間的な判定結果が得た場合には、管理サーバは、サンド装置に対し、新規蓄積の場合には指を変えた読み取りを指示し、再蓄積の場合には同一の指での再読み取りを指示するように、指示内容を変更するようにしても良い。
【0128】
さらにまた、上記実施形態では、撮像画像から指紋データへの変換をサンド装置が実行するものを示したが、管理サーバに撮像画像をそのまま与えて管理サーバが指紋データへの変換を行うようにしても良い。このようにした場合には、サンド装置の処理負担を軽減することができる。また、通信の中継を行う島ユニットコントローラ4に、撮像画像から指紋データへの変換機能を設けるようにしても良い。このようにした場合には、サンド装置及び管理サーバの処理負担を軽減することができる。また、撮像画像そのものを指紋データとして用いるようにしても良い。
【0129】
また、上記実施形態においては、蓄積された入金残高を読み出して球貸しを行い、その後の残った入金残高の再蓄積を許容するものを示したが、再蓄積を許容しない遊技システムであっても良い。
【0130】
さらに、再蓄積を前提としているため、上記実施形態では、蓄積残高を読み出しても指紋データベースからレコードを削除しないものを示したが、蓄積残高を読み出したときには、指紋データベースからそのレコードを削除するようにしても良い。なお、この場合、再蓄積時にも、新たな蓄積として、レコードを作成すれば良い。
【0131】
さらにまた、上記実施形態においては、入金残高を蓄積させる際に、サンド装置から管理サーバに対し、指紋データと入金残高データとを共に含む送信データを送信するものを示したが、指紋データと入金残高データとを別個の送信データに分けて異なるタイミングで送信するようにしても良い。この場合において、指紋データと入金残高データのいずれを先に送信するかは問われない。
【0132】
また、上記実施形態においては、入金残高を蓄積させる操作が返金キーの操作であって、入金された現金の一部が遊技媒体に変換された後の残高を蓄積できるものを示したが、これに加え、又は、これに代えて、入金された直後の残高、言い換えると、遊技媒体に変換がなされる前の入金残高を指紋データに対応付けて蓄積できるようにしても良い。すなわち、遊技者は、現金を入金した直後に直ちに指紋データに対応付けて入金残高を蓄積させ、蓄積させた入金残高からサンド装置への引き出しを行うことができる。
【0133】
さらに、上記実施形態においては、蓄積された入金残高の引き出しでは全額が引き出されるものを示したが、遊技者が、サンド装置のテンキー部などによって、蓄積されている入金残高の一部を引き出すことができるようにしても良い。
【0134】
さらにまた、上記実施形態においては、サンド装置及び管理サーバ間で、金銭データとして残高データを直接授受するものを示したが、他の形式で金銭データを授受し、管理サーバに入金残高データを蓄積させるようにしても良い。例えば、現金入金があったときには指紋データに対応させないで入金額を管理サーバに与えて、サンド装置のIDに対応付けて管理させ、返金キーがあったときに、指紋データと消費データ(遊技媒体への変換を行った金銭データ)とを管理サーバに与え、このときに始めて、指紋データベースに、指紋データと演算で得られた入金残高データとを対応付けて格納するようにしても良い。また、蓄積されている入金残高データの引出時にも、指紋データベースに入金残高データを残し、再蓄積時にも、消費データを管理サーバに与えるようにしても良い。特許請求の範囲における「入金残高データ」の装置間の移動は、このような間接的な場合をも含むものとする。
【0135】
上記実施形態においては、操作ガイダンスや警告などを視覚的に表示、報知するものを示したが、これに代え、聴覚的に、操作ガイダンスや警告などを報知するようにしても良い。また、警告の報知は、サンド装置や入金残高精算機の単独装置だけでなく、島ユニットなどのグループ単位の装置を利用して行うようにしても良い。例えば、各装置が有する発光構成を利用して発光パターンなどによって報知するようにしても良い。
【0136】
また、上記実施形態においては、1本の指の指紋データを利用するものを示したが、複数本の指の指紋データを利用するようにしても良い。この場合において、各指の読み取り順序を、蓄積時と呼出時と同じでなければいけないようにすることが照合処理の簡便化から好ましい。
【0137】
さらに、上記実施形態においては、入金残高の蓄積や、蓄積されている入金残高の引出しに、指紋照合だけを利用するものを示したが、物品の携帯を不要とする他の認証方法を併用するようにしても良い。例えば、パスワード入力による認証方法や、他の個体認証方法を併用するようにしても良い。なお、パスワード入力を併用するようにした場合には、蓄積されている入金残高の引出し時に、照合する指紋データの範囲を絞り込むことができて照合時間を短いものとすることができる。
【0138】
さらにまた、上記実施形態においては、個体認証方法として指紋認証方法を利用したものを示したが、他の個体認証方法を利用するようにしても良い。例えば、静脈認証やアイリス認証などを適用するようにしても良い。
【0139】
上記実施形態においては、サンド装置が、入金残高データを指紋データに対応付けて管理サーバに蓄積でき、また、引き出せる機能を有するものであったが、このような機能に加えて、入金残高データを今までと同様にカードに記憶したりカードから読み出したりする機能を有するサンド装置であっても良い。このようなサンド装置の場合には、遊技者は、テンキーなどを利用して、入金残高データを管理データに蓄積させるか、カードに記録させてそのカードを排出させるかを選択することができる。管理サーバへの蓄積ができる分だけ、カードの排出機会が減少するので、指紋データに対応させて入金残高データを蓄積させる機能を有することによる効果(例えばカード詰まりの減少)は、このような場合であっても発揮させることができる。
【0140】
また、上記実施形態においては、管理サーバ及びサンド装置間の通信方式としてポーリング方式を適用したものを示したが、他の方式を適用するようにしても良い。例えば、蓄積時には、サンド装置が送信権の要求を行い、管理サーバが競合調停を行っていずれかの
サンド装置に送信権を付与するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0141】
【図1】実施形態の遊技システムの構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態のサンド装置の外観を示す斜視図である。
【図3】実施形態のサンド装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】実施形態の管理サーバの電気的構成を示すブロック図である。
【図5】実施形態の指紋データベースの構成を示す説明図である。
【図6】実施形態の入金残高精算機の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】実施形態のサンド装置の待機状態からの処理分岐の概要を示すフローチャートである。
【図8】実施形態のサンド装置の入金残高の蓄積時動作を示すフローチャートである。
【図9】実施形態のサンド装置の蓄積残高の引出時動作を示すフローチャートである。
【図10】実施形態の管理サーバの入金残高の蓄積時動作を示すフローチャートである。
【図11】実施形態の管理サーバの蓄積残高の引出時動作を示すフローチャートである。
【図12】実施形態のサンド装置の使用不可通知の受信時動作を示すフローチャートである。
【図13】実施形態の入金残高精算機の精算時動作を示すフローチャートである。
【図14】実施形態の管理サーバの精算時動作を示すフローチャートである。
【図15】実施形態の管理サーバによる指紋データベースの整理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0142】
1…遊技システム、2…遊技機、3…サンド装置、5…管理サーバ、6…データベース、7…入金残高精算機。





 

 


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