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発明の名称 ゲーム装置及びゲーム制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−236468(P2007−236468A)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
出願番号 特願2006−59867(P2006−59867)
出願日 平成18年3月6日(2006.3.6)
代理人 【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
発明者 鈴木 達也
要約 課題
ゲームプログラムの起動の許否を適切に制御する。

解決手段
ゲーム端末10は、プログラム記憶部60に格納されたゲームプログラムを実行する。まず、プログラム取得部42は、プログラム記憶部60からゲームプログラムを読み出す。起動許否判定部43は、ゲームプログラムの実行をユーザから要求されると、そのゲームプログラムの画像ファイルが画像ファイル記憶部62に格納されているか否かを確認し、格納されていればゲームプログラムの起動を許可する。ゲームの起動が許可されると、ゲーム実行部44がゲームプログラムを実行する。
特許請求の範囲
【請求項1】
ゲームプログラムを取得するプログラム取得部と、
そのゲームプログラムの起動を可能とするための画像データファイルが、アクセス可能な記憶手段に格納されているか否かを確認し、格納されていれば、そのゲームプログラムの起動を許可する起動許否判定部と、
起動されたゲームプログラムを実行する実行部と、
を備えることを特徴とするゲーム装置。
【請求項2】
ネットワークを介して他の装置から前記画像データファイルを取得し、前記記憶手段へ格納するデータファイル取得部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
【請求項3】
前記プログラム取得部は、読み取り専用の記憶媒体に格納された前記ゲームプログラムを読み出すことにより、前記ゲームプログラムを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載のゲーム装置。
【請求項4】
前記起動許否判定部は、前記画像データファイルのファイル名をもとに、前記記憶手段に前記画像データファイルが格納されているか否かを判定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項5】
前記画像データファイルは、その画像データファイルにより起動が許可されるゲームプログラムに関連する画像のデータを格納することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項6】
前記画像データファイルは、前記記憶手段に形成されたディレクトリ構造のうち、画像データを格納したデータファイルを格納するためのディレクトリに格納されることを特徴とする請求項5に記載のゲーム装置。
【請求項7】
前記実行部は、前記ゲームプログラムの実行に必要なパラメータを前記記憶手段に記録するとともに、そのゲームプログラムの起動が許可された旨の情報を前記記憶手段に記録し、
前記起動許否判定部は、そのゲームプログラムの起動が許可された旨の情報が前記記憶手段に記録されていれば、そのゲームプログラムの起動を許可することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項8】
ゲームプログラムを他のゲーム装置へ送信する送信部を更に備え、
前記送信部は、ゲームプログラムを他のゲーム装置へ送信するときに、そのゲームプログラムの起動を可能とするための画像データファイルを、そのゲーム装置へ送信することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項9】
前記記憶手段に格納された画像データファイルを他のゲーム装置へ送信する送信部を更に備え、
前記送信部は、データファイルを他のゲーム装置へ送信するときに、前記画像データファイルをそのゲーム装置がアクセス可能な記憶手段へ格納する機能を有するプログラムをそのゲーム装置へ送信することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のゲーム装置。
【請求項10】
ゲームプログラムを取得するステップと、
そのゲームプログラムの起動を可能とするための画像データファイルが、アクセス可能な記憶手段に格納されているか否かを確認し、格納されていれば、そのゲームプログラムの起動を許可するステップと、
起動されたゲームプログラムを実行するステップと、
を含むことを特徴とするゲーム制御方法。
【請求項11】
ゲームプログラムを取得する機能と、
そのゲームプログラムの起動を可能とするための画像データファイルが、アクセス可能な記憶手段に格納されているか否かを確認し、格納されていれば、そのゲームプログラムの起動を許可する機能と、
をコンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。
【請求項12】
ゲームプログラムを取得する機能と、
そのゲームプログラムの起動を可能とするための画像データファイルが、アクセス可能な記憶手段に格納されているか否かを確認し、格納されていれば、そのゲームプログラムの起動を許可する機能と、
をコンピュータに実現させるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム制御技術に関し、特に、ゲームプログラムの起動の許否を制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ゲームプログラムを格納した読み取り専用の記憶媒体(以下、「ゲームソフト」ともいう)に、メインのゲームプログラムに加えて、ミニゲームのゲームプログラムを格納したものがある。1つのゲームソフトで複数のゲームを楽しむことができるので、好評を博している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、せっかく複数のミニゲームを用意していても、ユーザの興味は特定のゲームに偏りがちであり、全てのゲームを試してみる前にユーザが興味を失う場合もある。本発明者は、複数のゲームプログラムを格納したゲームソフトにおいて、ユーザの興味を持続させ、格納された複数のゲームのそれぞれに興味を持たせるために、ゲームプログラムの起動の許否を制御する技術を想到するに至った。
【0004】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、ゲームプログラムの起動の許否を適切に制御する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のゲーム装置は、ゲームプログラムを取得するプログラム取得部と、そのゲームプログラムの起動を可能とするための画像データファイルが、アクセス可能な記憶手段に格納されているか否かを確認し、格納されていれば、そのゲームプログラムの起動を許可する起動許否判定部と、起動されたゲームプログラムを実行する実行部と、を備えることを特徴とする。
【0006】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ゲームプログラムの起動の許否を適切に制御する技術を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、実施の形態に係るゲームシステム1の構成を示す。本実施の形態のゲームシステム1において、ユーザのゲーム端末10a、10b、10c(以下、これらを総称して「ゲーム端末10」という)と、ゲーム端末10において実行されるゲームプログラムの起動を可能とするための画像データファイルを配布するゲーム管理サーバ3を含む。
【0009】
ユーザは、ゲームプログラムが格納されたゲームソフトを購入してゲーム端末10に挿入し、ゲームプログラムを実行することによりゲームを楽しむ。ここで、本ゲームシステム1では、メインゲーム用のゲームプログラムの他に、複数のミニゲーム用のゲームプログラムを記憶媒体に格納しておき、ユーザが複数のゲームを楽しむことができるようにする。これらのミニゲームは、ユーザが記憶媒体を購入した時点ではロックされており、起動できないようになっている。ユーザは、ゲーム管理サーバ3から配信される、ゲームプログラムのロックを解除するための画像ファイルを入手することにより、ミニゲーム用のゲームプログラムを起動して実行させることができるようになる。
【0010】
例えば、ゲーム端末10aは、インターネット2を介してゲーム管理サーバ3から画像ファイルを入手したパーソナルコンピュータ4に、USBケーブルなどを介して接続し、画像ファイルを取得する。パーソナルコンピュータ4は、例えば、ウェブサーバとして機能するゲーム管理サーバ3により提供されるゲームソフトの公式サイトなどにアクセスし、画像ファイルをダウンロードする。ゲーム端末10bは、無線通信機能を有しており、インターネット2に接続するためのアクセスポイント5を介してゲーム管理サーバ3に接続し、画像ファイルを取得する。ゲーム端末10bは、例えば、ゲームソフトに格納されたプログラムにより提供されるブラウザ機能により、ゲーム管理サーバ3の公式サイトにアクセスし、画像ファイルをダウンロードする。ゲーム端末10cは、赤外線通信などにより、画像ファイルを既に取得している他のゲーム端末10aに接続し、画像ファイルを取得する。
【0011】
このように、本ゲームシステム1では、ゲームソフトに格納されているゲームプログラムの起動の許否を、ゲーム管理サーバ3から配信する画像ファイルにより外部から制御する。例えば、複数のゲームプログラムをゲームソフトに格納して販売しておき、期間をおいて1つずつゲームプログラムの起動を可能にする画像ファイルを配布することにより、あたかも、1つのゲームソフトで遊べるゲームが次々と増えていくような演出を行うことができる。これにより、格納されているそれぞれのゲームにユーザの興味を喚起することができる。また、ゲームソフトに対するユーザの興味を長期にわたって持続させることができる。また、ゲームプログラムのロックを解除するために、ゲーム管理サーバ3へアクセスさせることにより、ゲーム管理サーバ3からユーザへ広告などの情報を効果的に配信することができる。
【0012】
図2は、ゲーム端末10の構成を示す。ゲーム端末10は、コントローラ20、入力部30、通信部31及び32、制御部40、プログラム記憶部60、画像ファイル記憶部62、画像処理部66、及び表示装置68を備える。これらの構成は、ハードウエアコンポーネントでいえば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0013】
入力部30は、ユーザが操作するコントローラ20から入力される制御信号を受け付ける。通信部31は、インターネット2を介したゲーム管理サーバ3との間の通信を制御する。また、通信部31は、USBケーブルなどを介したパーソナルコンピュータ4などの装置との間の通信を制御する。通信部32は、赤外線通信などを介した他のゲーム端末10との間の通信を制御する。制御部40は、入力部30が受け付けたユーザからの指示に基づいてゲームプログラムを実行する。制御部40は、画像等を閲覧するためのブラウザ機能を有しており、外部記憶装置などに記録された画像等を画像処理部66により表示装置68へ表示させる。このブラウザは、起動時に、画像ファイル記憶部62の特定のディレクトリをデフォルトとして指定し、そのディレクトリに格納された画像を一覧表示、又はスライドショーなどの形式で表示する。また、制御部40が取得した画像ファイルは、とくに指定がなければ、ブラウザがデフォルトとして指定した画像ファイル記憶部62の特定のディレクトリに格納される。
【0014】
プログラム記憶部60は、制御部40により実行されるゲームプログラムを格納する。プログラム記憶部60は、ゲームプログラムが格納された読み取り専用の脱着自在な記憶媒体であってもよい。画像ファイル記憶部62は、ゲーム管理サーバ3などから取得した画像ファイルを格納する。画像ファイル記憶部62は、読み取り及び書き込みが可能で脱着自在な外部記憶装置であってもよい。画像処理部66は、制御部40により制御されるゲームの画面を生成し、表示装置68に表示させる。
【0015】
プログラム取得部42は、プログラム記憶部60に格納されたゲームプログラムを読み出すことにより、ゲームプログラムを取得する。後述するように、プログラム取得部42は、他のゲーム端末10から通信部32を介してゲームプログラムを取得してもよい。画像ファイル取得部41は、ゲームプログラムを起動するために必要な画像ファイルを取得する。前述したように、画像ファイル取得部41は、通信部31を介してパーソナルコンピュータ4から画像ファイルを取得してもよいし、通信部31を介してゲーム管理サーバ3から画像ファイルを取得してもよいし、通信部32を介して他のゲーム端末10から画像ファイルを取得してもよい。画像ファイル取得部41は、画像ファイルを取得すると、画像ファイル記憶部62の所定のディレクトリに格納する。本実施の形態では、画像ファイルは、その画像ファイルにより起動が許可されるゲームプログラムに関連する画像のデータを格納したデータファイルであり、画像ファイル取得部41は、画像ファイル記憶部62に形成されたディレクトリ構造のうち、画像データを格納したデータファイルを格納するためのディレクトリ、すなわち、前述したブラウザによりデフォルトとして指定されたディレクトリに画像ファイルを格納する。
【0016】
画像ファイルは、ゲームプログラムに登場するキャラクタやシーンなどの画像であってもよいし、ゲームプログラムを格納した記憶媒体のパッケージに描かれた画像などであってもよい。また、画像ファイルは、ゲームプログラムの広告の画像であってもよいし、ゲームプログラムの製造主体や販売主体などの広告の画像であってもよい。このように、画像ファイルは、ゲームプログラムのロックを解除するための単なるデータではなく、画像データを含んでいるので、ブラウザにより鑑賞したり、壁紙やスクリーンセーバーなどに利用することもできる。
【0017】
起動許否判定部43は、ユーザからゲームプログラムの起動を要求されたときに、そのゲームプログラムの起動を可能とするための画像ファイルが画像ファイル記憶部62に既に格納されているか否かを判定し、格納されていればゲームプログラムの起動を許可し、格納されていなければゲームプログラムの起動を禁止する。起動許否判定部43は、画像ファイル記憶部62の所定のディレクトリ、例えば画像のデータファイルを格納するためのディレクトリの中から、ファイル名をもとに画像ファイルを検索して、画像ファイルの存否を確認する。ゲーム実行部44は、起動されたゲームプログラムを実行する。
【0018】
ゲーム実行部44は、ゲームプログラムの実行中に、その時点でのゲームの状態を保存するようユーザから要求されると、ゲームに必要なパラメータを格納するためのセーブデータを生成し、画像ファイル記憶部62に格納する。このとき、このゲームプログラムの画像ファイルが認識されたことにより既に起動が許可された旨を示す情報を記録しておく。
【0019】
起動許否判定部43は、ゲームプログラムの起動を要求されたときに、そのゲームプログラムのセーブデータが画像ファイル記憶部62に格納されており、既にゲームプログラムの起動が許可されていることを確認すると、そのゲームプログラムの起動を許可する。すなわち、いったん画像ファイルの存在によりゲームプログラムの起動が許可されると、次回以降はセーブデータの存在によりゲームプログラムの起動が許可されるので、画像ファイルを削除してもよい。これにより、画像ファイル記憶部62の容量を効率良く利用することができる。
【0020】
送信部45は、ゲームプログラムを格納した記憶媒体を所有するユーザが、所有しないユーザとの間で通信部32を介して対戦ゲームなどを楽しむことを可能とするために、ゲームプログラムを他のゲーム端末10へ送信する。すなわち、複数のゲーム端末10が通信可能な範囲内にある場合に、あるゲーム端末10がゲームソフトを有していれば、そのゲームソフトに格納されているゲームプログラムを複数のゲーム端末10で共有してプレイすることができるような機能を提供する。以下、このような機能を、「ゲームシェアリング」ともいう。
【0021】
このとき、送信部45は、そのゲームプログラムの起動を可能とするための画像ファイルを画像ファイル記憶部62から読み出して、ゲームプログラムとともに他のゲーム端末10へ送信する。ゲームプログラムと画像ファイルを受け取ったゲーム端末10は、画像ファイルを画像ファイル記憶部62の所定のディレクトリに格納し、ゲームプログラムを起動する。これにより、ゲームプログラムを格納した記憶媒体を所有しないユーザも、所有するユーザからゲームプログラムと画像ファイルを取得して、一時的にゲームを楽しむことができる。
【0022】
ゲームプログラムを受け取ったゲーム端末10は、そのゲームプログラムを外部記憶媒体などに記録して保存することはできないので、例えば他のゲームプログラムを起動するなどしてゲームプログラムがゲーム実行部44から消去されると、再び起動することはできない。この場合でも、受け取った画像ファイルは画像ファイル記憶部62に格納されているので、プレイしたゲームの履歴情報として利用することができる。画像ファイルは、ゲームに関する画像のデータファイルであるから、画像処理部66により表示装置68に表示して、自分がどんなゲームをプレイしたのかを確認することができる。ユーザが再びプレイしたいと思えば、そのゲームプログラムが格納された記憶媒体を購入すればよい。このような機能により、ゲームソフトの存在がユーザ間で広く知らしめられ、ゲームソフトの購買欲を惹起することが期待される。
【0023】
送信部45は、画像ファイルを他のゲーム端末10の画像ファイル記憶部62に格納する機能を有するプログラムを他のゲーム端末10へ送信してもよい。すなわち、自身の画像ファイル記憶部62に格納されている画像ファイルを他のゲーム端末10へ転送する際に、画像ファイルをそのゲーム端末10へ送信するとともに、送信した画像ファイルを画像ファイル記憶部62の所定のディレクトリに格納する画像ファイル記録用モジュールも送信する。画像ファイルと画像ファイル記録用モジュールを受け取ったゲーム端末10は、ゲーム実行部44において画像ファイル記録用モジュールを実行し、受け取った画像ファイルを画像ファイル記憶部62の所定のディレクトリに格納する。これにより、簡便かつ確実に画像ファイルを他のゲーム端末10へ転送することができる。
【0024】
ゲームプログラムの起動を可能とするための画像ファイルは、ゲームシェアリングの際に他のゲーム端末10に送信されるゲームシェアリングモジュールや画像ファイル記録用モジュールに予め含まれていてもよい。起動許否判定部43は、画像ファイル記憶部62に画像ファイルが格納されているか否かにより起動の許否を判定するため、プログラム記憶部60に予め画像ファイルが格納されていたとしても、ゲームプログラムの起動の許否には影響しない。したがって、プログラム記憶部60の所定位置に画像ファイルが格納されていてもよい。また、ゲームシェアリングの際には、ゲームプログラムを受け取ったゲーム端末10は、画像ファイルの存否を確認せずに、ゲームプログラムの起動を許可してもよい。
【0025】
ゲームプログラム自体は、販売される記憶媒体に既に格納されているのであって、後から配布される画像ファイルは、あくまでもゲームプログラムの起動を許可するために用いられる。したがって、画像ファイルがゲーム端末10間でコピーされたとしても、ゲームプログラム自体が不正に流布するわけではない。逆に、ゲームソフトの広告としての効果が期待できるので、上述した送信部45の機能を用いて積極的に画像ファイルを頒布させるようにしてもよい。
【0026】
図3は、プログラム記憶部60の内部データの例を示す。プログラム記憶部60には、メインゲーム用のゲームプログラムの他に、複数のミニゲームa、b、c、・・・、のためのゲームプログラムが予め格納されている。また、それぞれのミニゲームについて、他のゲーム端末10に送信するためのゲームシェアリングモジュールが格納されている。送信部45から他のゲーム端末10にゲームプログラムを送信するときに、送信元のゲーム端末10で実行されるゲームプログラムと同一のゲームプログラムを送信してもよいが、送信先のゲーム端末10において一部の機能を制限したりする場合は、ゲームシェアリングのためのゲームプログラムを別途用意しておいてもよい。プログラム記憶部60には、さらに、画像ファイル記録用モジュールが格納されている。
【0027】
図4は、画像ファイル記憶部62の内部データの例を示す。画像ファイル記憶部62には、ファイルシステムによりディレクトリ構造が形成されており、例えば「/SAVE_DATA」のディレクトリにはセーブデータが格納されており、「/PHOTO」のディレクトリには画像のデータファイルが格納されている。本実施の形態では、画像ファイルは、前述したブラウザのデフォルトディレクトリである「/PHOTO」のディレクトリに格納される。
【0028】
画像ファイルのファイル名には、アンダーバー「_」で分離された3つの文字列が含まれている。例えば、「key_a_00001.jpg」という画像ファイルは、「key」と「a」と「00001」の3つの文字列を含む。第1の文字列「key」は、このファイルが画像ファイルであることを示している。第2の文字列「a」はゲームの名称を示し、この場合、このファイルがミニゲーム「a」の画像ファイルであることを示している。第3の文字列「00001」は、画像ファイルの発行元を識別するための情報である。すなわち、同じゲームプログラムの画像ファイルを、複数の主体が発行することを想定している。これにより、例えば、それぞれの主体が自身の広告などを含む画像のデータファイルを画像ファイルとして発行することができる。
【0029】
起動許否判定部43は、「/PHOTO」のディレクトリに格納されているデータファイルの中から、これらの3つの文字列を参照して、起動すべきプログラムの画像ファイルが存在するか否かを判定する。これにより、ある主体が、あるゲームプログラムの画像ファイルを発行する際に、画像の異なる複数の画像ファイルを用意しても、ファイル名を同じにしておけば、そのゲームプログラムの画像ファイルとして正しく認識されることになる。起動許否判定部43は、画像ファイルのファイルサイズ、チェックサム、MD5などにより、画像ファイルが正規のものであるか否かを検証してもよい。また、画像ファイルに、正規のものであることを示す特定のデータを埋め込んでおいてもよい。この場合、起動許否判定部43は、そのデータが画像ファイルに存在することを確認することにより、画像ファイルが正規のものであることを検証してもよい。
【0030】
図5は、実施の形態に係るゲーム制御方法の手順を示すフローチャートである。ユーザがゲーム端末10にゲームソフトを挿入し、ゲームソフトに格納されたゲームプログラムの起動を要求すると(S10)、起動許否判定部43は、そのゲームプログラムの画像ファイルが画像ファイル記憶部62に格納されているか否かを確認する(S12)。画像ファイルがなければ(S12のN)、起動許否判定部43は、さらに、そのゲームプログラムのセーブデータが画像ファイル記憶部62に格納されているか否かを確認する(S14)。セーブデータもなければ(S14のN)、そのゲームプログラムの起動は禁止される(S16)。このとき、画像ファイル取得部41は、ゲーム管理サーバ3などにアクセスして画像ファイルをダウンロードしてもよい。
【0031】
画像ファイル記憶部62に、画像ファイルかセーブデータが格納されていれば(S12のY、S14のY)、そのゲームプログラムの起動が許可され、ゲーム実行部44によりゲームプログラムが実行される(S18)。ゲーム実行部44は、必要に応じて、ゲームのセーブデータを生成して画像ファイル記憶部62に記録する(S20)。このとき、このゲームプログラムの起動が既に許可されている旨の情報も記録しておく。
【0032】
図6は、実施の形態に係るゲーム制御方法の別の例を示すフローチャートである。プログラム取得部42がプログラム記憶部60に格納されているゲームプログラムのリストを取得すると(S50)、起動許否判定部43は、それぞれのゲームプログラムについて、画像ファイルの存否とセーブデータの存否を確認し(S52、S54)、いずれかが存在すれば(S52のY又はS54のY)、そのゲームプログラムの起動を許可し(S58)、いずれも存在しなければ(S54のN)、そのゲームプログラムの起動を禁止する(S56)。プログラム記憶部60に格納されている全てのゲームプログラムについて起動許否の判定が終了すると(S60のY)、起動許否判定部43は、起動の許否が識別できるような形式でゲームのメニューを生成して提示する(S62)。ユーザが、起動が許可されたゲームプログラムの起動を要求すると(S68)、ゲーム実行部44によりゲームプログラムが実行される(S70)。ゲーム実行部44は、必要に応じて、ゲームのセーブデータを生成して画像ファイル記憶部62に記録する(S72)。このとき、このゲームプログラムの起動が既に許可されている旨の情報も記録しておく。
【0033】
図7は、ゲームメニュー画面の例を示す。起動許否判定部43は、プログラム記憶部60に格納されているゲームプログラムのうち、起動が許可されたゲームプログラムについては、そのゲームプログラムの画像ファイルに格納された画像を表示し、起動が禁止されたゲームプログラムについては、予め用意された、起動が禁止された旨を示す画像を表示する。
【0034】
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0035】
実施の形態では、ゲームプログラムの起動を可能とするためのチケットとして画像ファイルを用いたが、その他のデータが格納されたデータファイルであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施の形態に係るゲームシステムの構成を示す図である。
【図2】ゲーム端末の構成を示す図である。
【図3】プログラム記憶部の内部データの例を示す図である。
【図4】画像ファイル記憶部の内部データの例を示す図である。
【図5】実施の形態に係るゲーム制御方法の手順を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態に係るゲーム制御方法の別の例を示すフローチャートである。
【図7】ゲームメニュー画面の例を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
1 ゲームシステム、2 インターネット、3 ゲーム管理サーバ、10 ゲーム端末、40 制御部、41 画像ファイル取得部、42 プログラム取得部、43 起動許否判定部、44 ゲーム実行部、45 送信部、60 プログラム記憶部、62 画像ファイル記憶部。




 

 


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