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スロットマシン - KPE株式会社
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発明の名称 スロットマシン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−37975(P2007−37975A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2006−36423(P2006−36423)
出願日 平成18年2月14日(2006.2.14)
代理人 【識別番号】100125689
【弁理士】
【氏名又は名称】大林 章
発明者 笹崎 貴男 / 志茂 諭 / 石本 朋宏 / 三浦 俊晴
要約 課題
持越しゲーム中においても大量のメダルを獲得することが可能となる。

解決手段
通常ゲーム中の内部抽選において、抽選区分1が選択されるとSB1賞・小役D賞に当選する。SB1賞の役は「赤7−プラム−プラム」で構成され、小役D賞の役は「赤7−白7−白7」で構成される。停止制御では、SB1賞が小役D賞に優先するように停止テーブルが選択される。一方、持越しゲームにおいて抽選区分1が選択されると小役D賞と持ち越されたBB1賞が内部抽選の当選となる。この場合、BB1賞が小役D賞に優先するように停止テーブルの選択が行われる。BB1賞を構成する図柄と小役D賞を構成する図柄は、いずれも引き込み可能であるから、小役D賞に入賞させることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
各々に複数種類の図柄が配置され可変表示が可能な複数の表示列と、前記可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、前記複数の表示列に対応して設けられ前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段とを備え、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態における入賞ライン上の停止態様が所定の態様の場合に賞に入賞し、入賞した賞に応じて予め定められた遊技価値を付与し、
前記賞には付与される前記遊技価値として遊技媒体の払い出しを伴う小役賞と、付与される前記遊技価値としてゲームの種類を所定のゲームに移行させる開始賞とが含まれ、前記開始賞には特別ゲームを開始する特別ゲーム開始賞と1ゲームで終了する特定ゲームを開始する特定ゲーム開始賞が含まれ、通常ゲーム、前記特別ゲーム開始賞に当選した当該ゲームで当該特別ゲーム開始賞に入賞しなかった場合の次のゲームから前記特別ゲーム開始賞に入賞するまでの持越しゲーム、前記特別ゲーム及び前記特定ゲームを含む複数種類のゲームを実行可能なスロットマシンであって、
各々が一又は複数の賞若しくはハズレに対応付けられた複数の区分を対象として抽選を実行し、抽選により選択された区分及びゲームの種類に基づいて一又は複数の賞の当選若しくはハズレを示す抽選情報を生成し、
前記通常ゲームでは、前記特定ゲーム開始賞及び前記小役賞の両方が対応付けられた特定区分、及び前記特別ゲーム開始賞が対応付けられた特別区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記特定区分が抽選により選択された場合には前記特定ゲーム開始賞及び前記小役賞の両方の当選を示す前記抽選情報を生成し、前記特別区分が抽選により選択された場合には前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を生成し、
前記持越しゲームでは前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を前記特別ゲーム開始賞に入賞するまで保持し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と現在のゲームにおける前記抽選情報を併せて新たな抽選情報として生成し直し、
前記特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記特定区分が抽選により選択された場合には前記小役賞のみの当選を示す前記抽選情報を生成し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と前記小役賞のみの当選を示す前記抽選情報とに基づいて、前記特別ゲーム開始賞及び前記小役賞の両方の当選を示す新たな前記抽選情報を生成する抽選手段と、
前記停止操作手段が操作されたタイミングにおいて、前記入賞ラインから所定範囲内に位置する前記抽選情報が当選を示す賞を構成する図柄を当該入賞ラインに引き込んで、前記複数の表示列の可変表示を停止させる停止制御手段と、
前記通常ゲームにおいて前記特別ゲーム開始賞に当選すると、次のゲームからゲームの種類を前記持越しゲームに移行させ、前記特別ゲーム開始賞に入賞すると次のゲームからゲームの種類を前記特別ゲームに移行させ、前記特別ゲームにおいて所定の条件を充足するとゲームの種類を前記通常ゲームに移行させるゲーム管理手段とを備え、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記特定ゲーム開始賞と前記小役賞の両方の当選を示す前記通常ゲームにおいて、前記複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで前記特定ゲーム開始賞を構成する図柄と前記小役賞を構成する図柄が入賞ラインから前記所定範囲内にあり、且つ前記特定ゲーム開始賞に入賞する可能性がある場合、前記特定ゲーム開始賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるように前記複数の表示列を制御し、
前記抽選情報が前記特別ゲーム開始賞と前記小役賞の両方の当選を示す前記持越しゲームにおいて、前記複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄と前記小役賞を構成する図柄が入賞ラインから前記所定範囲内にあり、且つ、前記特別ゲーム開始賞に入賞する可能性がない場合、前記小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるように前記複数の表示列を制御すると共に、前記複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄が前記所定範囲内になく、前記小役賞を構成する図柄が入賞ラインから前記所定範囲内にあり、且つ、前記小役賞に入賞する可能性がある場合、前記小役賞を構成する図柄が当該入賞ライン上に停止するように前記複数の表示列を制御する、
ことを特徴とするスロットマシン。
【請求項2】
各々に複数種類の図柄が配置され可変表示が可能な複数の表示列と、前記可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、前記複数の表示列に対応して設けられ前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段とを備え、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態における入賞ライン上の停止態様が所定の態様の場合に賞に入賞し、入賞した賞に応じて予め定められた遊技価値を付与し、
前記賞には付与される前記遊技価値として遊技媒体の払い出しを伴う小役賞と、付与される前記遊技価値としてゲームの種類を所定のゲームに移行させる開始賞とが含まれ、前記小役賞には入賞となる前記所定の態様が互いに異なる複数の個別小役賞が含まれ、前記開始賞には特別ゲームを開始する特別ゲーム開始賞と1ゲームで終了する特定ゲームを開始する特定ゲーム開始賞が含まれ、通常ゲーム、前記特別ゲーム開始賞に当選した当該ゲームで当該特別ゲーム開始賞に入賞しなかった場合の次のゲームから前記特別ゲーム開始賞に入賞するまでの持越しゲーム、前記特別ゲーム及び前記特定ゲームを含む複数種類のゲームを実行可能なスロットマシンであって、
各々が一又は複数の賞若しくはハズレに対応付けられた複数の区分を対象として抽選を実行し、抽選により選択された区分及びゲームの種類に基づいて一又は複数の賞の当選若しくはハズレを示す抽選情報を生成し、
前記通常ゲームでは、特別区分及び複数の特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記特別区分には前記特別ゲーム開始賞が対応付けられており、前記複数の特定区分のうち二以上の特定区分の各々には前記特定ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方が対応付けられており、前記特定ゲーム開始賞は前記二以上の特定区分に共通であり、前記個別小役賞は特定区分ごとに相違し、前記二以上の特定区分のいずれかが抽選により選択された場合には前記特定ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方の当選を示す前記抽選情報を生成し、前記特別区分が抽選により選択された場合には前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を生成し、
前記持越しゲームでは前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を前記特別ゲーム開始賞に入賞するまで保持し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と現在のゲームにおける前記抽選情報を併せて新たな抽選情報として生成し直し、前記複数の特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記複数の特定区分のいずれかが抽選により選択された場合には前記個別小役賞のみの当選を示す前記抽選情報を生成し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と前記個別小役賞のみの当選を示す前記抽選情報とに基づいて、前記特別ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方の当選を示す新たな前記抽選情報を生成する抽選手段と、
前記停止操作手段が操作されたタイミングにおいて、前記入賞ラインから所定範囲内に位置する前記抽選情報が当選を示す賞を構成する図柄を当該入賞ラインに引き込んで、前記複数の表示列の可変表示を停止させる停止制御手段と、
前記通常ゲームにおいて前記特別ゲーム開始賞に当選すると、次のゲームからゲームの種類を前記持越しゲームに移行させ、前記特別ゲーム開始賞に入賞すると次のゲームからゲームの種類を前記特別ゲームに移行させ、前記特別ゲームにおいて所定の条件を充足するとゲームの種類を前記通常ゲームに移行させるゲーム管理手段とを備え、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記特定ゲーム開始賞と前記個別小役賞の両方の当選を示す前記通常ゲームにおいて、前記複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで前記特定ゲーム開始賞を構成する図柄と前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ラインから前記所定範囲内にあり、且つ前記特定ゲーム開始賞に入賞する可能性がある場合、前記特定ゲーム開始賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるように前記複数の表示列を制御し、
前記抽選情報が前記特別ゲーム開始賞と前記個別小役賞の両方の当選を示す前記持越しゲームにおいて、前記複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄と前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ラインから前記所定範囲内にあり、且つ、前記特別ゲーム開始賞に入賞する可能性がない場合、前記個別小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるように前記複数の表示列を制御すると共に、前記複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄が前記所定範囲内になく、前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ラインから前記所定範囲内にある場合、前記個別小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるように前記複数の表示列を制御する、
ことを特徴とするスロットマシン。
【請求項3】
各々に複数種類の図柄が配置され可変表示が可能な複数の表示列と、前記可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、前記複数の表示列に対応して設けられ前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段とを備え、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態における入賞ライン上の停止態様が所定の態様の場合に賞に入賞し、入賞した賞に応じて予め定められた遊技価値を付与し、
前記賞には付与される前記遊技価値として遊技媒体の払い出しを伴う小役賞と、付与される前記遊技価値としてゲームの種類を所定のゲームに移行させる開始賞とが含まれ、前記小役賞には入賞となる前記所定の態様が互いに異なる複数の個別小役賞が含まれ、前記開始賞には特別ゲームを開始する特別ゲーム開始賞と1ゲームで終了する特定ゲームを開始する特定ゲーム開始賞が含まれ、前記特定ゲーム開始賞には入賞となる前記所定の態様が互いに異なる複数の個別特定ゲーム開始賞が含まれ、通常ゲーム、前記特別ゲーム開始賞に当選した当該ゲームで当該特別ゲーム開始賞に入賞しなかった場合の次のゲームから前記特別ゲーム開始賞に入賞するまでの持越しゲーム、前記特別ゲーム及び前記特定ゲームを含む複数種類のゲームを実行可能なスロットマシンであって、
各々が一又は複数の賞若しくはハズレに対応付けられた複数の区分を対象として抽選を実行し、抽選により選択された区分及びゲームの種類に基づいて一又は複数の賞の当選若しくはハズレを示す抽選情報を生成し、
前記通常ゲームでは、特別区分及び複数の特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記特別区分には前記特別ゲーム開始賞が対応付けられており、前記複数の特定区分のうち二以上の特定区分の各々には前記個別特定ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方が対応付けられており、前記個別特定ゲーム開始賞は前記二以上の特定区分ごとに相違し、前記個別小役賞は特定区分ごとに相違し、前記二以上の特定区分のいずれかが抽選により選択された場合には前記個別特定ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方の当選を示す前記抽選情報を生成し、前記特別区分が抽選により選択された場合には前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を生成し、
前記持越しゲームでは前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を前記特別ゲーム開始賞に入賞するまで保持し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と現在のゲームにおける前記抽選情報を併せて新たな抽選情報として生成し直し、前記複数の特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記複数の特定区分のいずれかが抽選により選択された場合には前記個別小役賞のみの当選を示す前記抽選情報を生成し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と前記個別小役賞のみの当選を示す前記抽選情報とに基づいて、前記特別ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方の当選を示す新たな前記抽選情報を生成する抽選手段と、
前記停止操作手段が操作されたタイミングにおいて、前記入賞ラインから所定範囲内に位置する前記抽選情報が当選を示す賞を構成する図柄を当該入賞ラインに引き込んで、前記複数の表示列の可変表示を停止させる停止制御手段と、
前記通常ゲームにおいて前記特別ゲーム開始賞に当選すると、次のゲームからゲームの種類を前記持越しゲームに移行させ、前記特別ゲーム開始賞に入賞すると次のゲームからゲームの種類を前記特別ゲームに移行させ、前記特別ゲームにおいて所定の条件を充足するとゲームの種類を前記通常ゲームに移行させるゲーム管理手段とを備え、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記個別特定ゲーム開始賞と前記個別小役賞の両方の当選を示す前記通常ゲームにおいて、前記複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで前記個別特定ゲーム開始賞を構成する図柄と前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ラインから前記所定範囲内にあり、且つ前記個別特定ゲーム開始賞に入賞する可能性がある場合、前記個別特定ゲーム開始賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるように前記複数の表示列を制御し、
前記抽選情報が前記特別ゲーム開始賞と前記個別小役賞の両方の当選を示す前記持越しゲームにおいて、前記複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄と前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ラインから前記所定範囲内にあり、且つ、前記特別ゲーム開始賞に入賞する可能性がない場合、前記個別小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるように前記複数の表示列を制御すると共に、前記複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄が前記所定範囲内になく、前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ラインから前記所定範囲内にある場合、前記個別小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるように前記複数の表示列を制御する、
ことを特徴とするスロットマシン。
【請求項4】
前記複数の個別小役賞の入賞となる停止態様のそれぞれは、前記複数の表示列のうち特定の表示列について相違し、
前記特定の表示列において、前記複数の個別小役賞の各々を構成する図柄どうしを、前記所定範囲を超えるように配置した、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のスロットマシン。
【請求項5】
前記持越しゲームにおいて、前記抽選情報が少なくとも前記個別小役賞の当選を示す場合、所定の条件を充足すると当選した前記個別小役賞の種類、態様又は図柄を特定するための情報を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項2乃至4に記載のスロットマシン。
【請求項6】
前記報知手段が報知する情報が、当選した前記個別小役賞に入賞する可能性がある前記複数の停止操作手段の操作順序であることを特徴とする請求項4に記載のスロットマシン。
【請求項7】
前記持越しゲームにおいて、前記抽選情報が少なくとも前記個別小役賞の当選を示す場合、所定の条件を充足すると当選した前記個別小役賞に入賞する可能性がある前記複数の停止操作手段の操作順序を特定するための情報を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項2乃至5に記載のスロットマシン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はスロットマシンに関する。
【背景技術】
【0002】
スロットマシンは、一般に、3本のリールと、各リールの前面に設けられた表示窓と、各リールに対応した3個のリールストップボタンと、ゲームを開始するためのスタートレバーとを備える。各リールには複数の図柄が配列されており、1個の図柄が配置される領域はコマと呼ばれる。表示窓には、上段、中段、及び下段といった表示位置に3個の図柄が停止する。そして、各表示窓の表示位置の組が入賞位置となる。一般的に、入賞位置の態様としては、各表示窓の中段、各表示窓の上段、各表示窓の下段、左表示窓の上段・中表示窓の中段・右表示窓の下段、左表示窓の下段・中表示窓の中段・右表示窓の上段といったものがあり、各入賞位置を入賞ラインと呼ぶ。
【0003】
遊技者がスタートレバーを押し下げると総てのリールが一斉に回転し、遊技者が各リールストップボタンを押し下げたタイミングで各リールは各々停止する。リールが停止した状態で、入賞ライン上に揃う図柄の組み合わせのうち、遊技価値を付与する図柄の組み合わせを役と呼ぶ。有効な入賞ライン上に役を構成する図柄の組み合わせが揃うと入賞となり、遊技者は入賞した役に応じた枚数のメダルを獲得することができる。すなわち、リールが停止した状態が役を構成する図柄の組み合わせとなる状態(所定の状態)である場合に役に入賞し、入賞した役に応じた遊技価値が付与される。
【0004】
ここで、入賞は一般に2つのステップによって決定される。第1ステップは、内部抽選と呼ばれるものである。内部抽選では、スタートレバーの操作タイミングで抽選を実行し、どの賞に当選するかあるいはハズレとなるかを決定し、抽選結果を示す内部抽選情報を生成する。
【0005】
第2ステップでは、リールストップボタンの操作に応じて、リールの停止位置を制御する。内部抽選情報がハズレを示している場合には、ある役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に差し掛かったタイミングで遊技者がリールストップボタンを操作しても、リールの停止タイミングを遅らせて、当該役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に停止しないようにリールを制御する。また、内部抽選で当選しなかった賞に対応する役についても同様である。このような制御を蹴り飛ばし制御という。一方、内部抽選である賞に当選していれば、リールストップボタンの操作タイミングが若干早くても、賞に応じた役を構成する図柄が入賞ライン上に停止するように引き込み制御がなされる。リールストップボタンが操作されてからリールが移動して停止するまでに進むコマ数は、最大で4コマに制限されている。また、表示窓には、上段、中段、及び下段といった表示位置に3個の図柄が停止できるようになっている。このため、所定の図柄を表示窓の中に停止することができる範囲は7コマとなる。ここで、リールストップボタンの操作タイミングが大幅にずれていれば入賞とならない。つまり、遊技者が入賞を獲得するためには、内部抽選によってある賞の当選を得て、かつ、当選した賞の役を有効な入賞ライン上に揃える必要がある。
【0006】
複数の賞にはゲーム状態を通常ゲームから他のゲームに切り替える開始賞と、所定枚数のメダルを配当として付与する払出賞が含まれる。開始賞としてはBB賞がある。開始賞は、内部抽選で当選したゲームで入賞しなくても当選した状態が開始賞に入賞するゲームまで持ち越される。BB賞が持ち越されるゲームは、持越しゲームと呼ばれる。
従来の持越しゲームでは、BB賞に当選しているかどうかについて、遊技者に対して報知演出を行うことで、期待感を抱かせることがあった。さらに、BB賞に当選したゲームで必ず当選していることを遊技者に報知するスロットマシンもあった(特許文献1)。
【特許文献1】特公平5−080235号公告公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来のスロットマシンでは、本当に当っているのか良く分からない報知演出が頻発したり、複数遊技に亘る報知演出を行うことにより、遊技者にとっては無駄にメダルを投入するゲーム数が増えるなどの不利益を与えるスロットマシンが数多くあった。また、100%の報知を行うスロットマシンであっても、目押しの苦手な遊技者はなかなかBB賞の図柄を停止させることができずに、無駄にメダルを投入するゲーム数が増えるなどの不利益を与えていた。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、持越しゲーム中においても大量のメダルを獲得することが可能なゲーム性を備えたスロットマシンを提供することを解決課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0010】
上述した課題を解決するため、本発明に係るスロットマシンは、各々に複数種類の図柄が配置され可変表示が可能な複数の表示列(R1、R2、R3)と、前記可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、前記複数の表示列(R1、R2、R3)に対応して設けられ前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a、13b、13c)とを備え、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示が停止した状態における入賞ライン(L1〜L5)上の停止態様が所定の態様の場合に賞に入賞し、入賞した賞に応じて予め定められた遊技価値を付与し、前記賞には付与される前記遊技価値として遊技媒体の払い出しを伴う小役賞と、付与される前記遊技価値としてゲームの種類を所定のゲームに移行させる開始賞とが含まれ、前記開始賞には特別ゲームを開始する特別ゲーム開始賞と1ゲームで終了する特定ゲームを開始する特定ゲーム開始賞が含まれ、通常ゲーム、前記特別ゲーム開始賞に当選した当該ゲームで当該特別ゲーム開始賞に入賞しなかった場合の次のゲームから前記特別ゲーム開始賞に入賞するまでの持越しゲーム、前記特別ゲーム及び前記特定ゲームを含む複数種類のゲームを実行可能なスロットマシン(1、1b)であって、各々が一又は複数の賞若しくはハズレに対応付けられた複数の区分を対象として抽選を実行し、抽選により選択された区分及びゲームの種類に基づいて一又は複数の賞の当選若しくはハズレを示す抽選情報を生成し、前記通常ゲームでは、前記特定ゲーム開始賞及び前記小役賞の両方が対応付けられた特定区分、及び前記特別ゲーム開始賞が対応付けられた特別区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記特定区分が抽選により選択された場合には前記特定ゲーム開始賞及び前記小役賞の両方の当選を示す前記抽選情報を生成し、前記特別区分が抽選により選択された場合には前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を生成し、前記持越しゲームでは前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を前記特別ゲーム開始賞に入賞するまで保持し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と現在のゲームにおける前記抽選情報を併せて新たな抽選情報として生成し直し、前記特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記特定区分が抽選により選択された場合には前記小役賞のみの当選を示す前記抽選情報を生成し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と前記小役賞のみの当選を示す前記抽選情報とに基づいて、前記特別ゲーム開始賞及び前記小役賞の両方の当選を示す新たな前記抽選情報を生成する抽選手段(101、TBL11〜TBL15)と、前記停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されたタイミングにおいて、前記入賞ライン(L1〜L5)から所定範囲内に位置する前記抽選情報が当選を示す賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)に引き込んで、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示を停止させる停止制御手段(101、S109)と、前記通常ゲームにおいて前記特別ゲーム開始賞に当選すると、次のゲームからゲームの種類を前記持越しゲームに移行させ、前記特別ゲーム開始賞に入賞すると次のゲームからゲームの種類を前記特別ゲームに移行させ、前記特別ゲームにおいて所定の条件を充足するとゲームの種類を前記通常ゲームに移行させるゲーム管理手段(101、S110g、S111n、S111p、S112e、S112j)とを備え、前記停止制御手段(101、S109)は、前記抽選情報が前記特定ゲーム開始賞と前記小役賞の両方の当選を示す前記通常ゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の各々が操作されたタイミングで前記特定ゲーム開始賞を構成する図柄と前記小役賞を構成する図柄が入賞ライン(L1〜L5)から前記所定範囲内にあり、且つ前記特定ゲーム開始賞に入賞する可能性がある場合、前記特定ゲーム開始賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)上に停止させるように前記複数の表示列(R1、R2、R3)を制御し、前記抽選情報が前記特別ゲーム開始賞と前記小役賞の両方の当選を示す前記持越しゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄と前記小役賞を構成する図柄が入賞ライン(L1〜L5)から前記所定範囲内にあり、且つ、前記特別ゲーム開始賞に入賞する可能性がない場合、前記小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)上に停止させるように前記複数の表示列(R1、R2、R3)を制御すると共に、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄が前記所定範囲内になく、前記小役賞を構成する図柄が入賞ライン(L1〜L5)から前記所定範囲内にあり、且つ、前記小役賞に入賞する可能性がある場合、前記小役賞を構成する図柄が当該入賞ライン(L1〜L5)上に停止するように前記複数の表示列(R1、R2、R3)を制御することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、抽選手段は、特定ゲーム開始賞及び小役賞の両方が対応付けられた特定区分を抽選の対象に含ませて抽選を実行し、特定区分が抽選で選択されると、ゲームの種類に応じて抽選情報を生成する。すなわち、通常ゲームにおいては特定ゲーム開始賞及び小役賞の両方の当選を示す抽選情報を生成する一方、持越しゲームにおいては小役賞の当選を示す抽選情報を生成する。そして、通常ゲームにおいては特定ゲーム開始賞が小役賞に優先して入賞するように表示列の停止制御を実行する。この結果、特定区分が抽選で選択されると、通常ゲームでは特定ゲーム開始賞に入賞し易く、持越しゲームでは特定ゲーム開始賞に入賞する可能性がなく小役賞に入賞する可能性が高くなる。従って、持越しゲームでは、通常ゲームにおいて得る可能性が低い小役賞の入賞の可能性を高めることができる。これにより、持越しゲームにおける遊技媒体の減りを防止することが可能となる。また、停止制御では内部抽選で当選となった賞は入賞する可能性があるが、不当選となった賞は賞を構成する図柄が入賞ライン上に揃わないように表示列を停止させる蹴り飛ばし制御を実行する。このため、特定区分に特定ゲーム開始賞と小役賞とを割り当てておいても、持越しゲームにおいて小役賞のみに入賞させることができる。つまり、本来はゲーム種類に応じて区分に対応付ける賞の種類を切り替える必要があるが、本発明によれば、区分と賞の対応付けを固定として、ゲームの種類に応じて有効とする賞を切り替えている。これにより、ゲームの種類ごとに区分に対応付ける賞の種類を切り替える必要がなくなるので、抽選手段を簡易に構成することができる。
【0012】
ここで、「入賞する可能性がある場合」」とは、抽選手段により所定の賞の当選を示す抽選情報が生成され且つ停止制御手段により複数の表示列の全てが可変表示中である場合、又は抽選手段により所定の賞の当選を示す抽選情報が生成され、且つ停止制御手段により複数の表示列のうち少なくとも一つの表示列の可変表示が停止し、且つ停止した当該表示列において所定の賞の停止態様を構成する図柄がいずれかの入賞ライン上に停止表示され、他の表示列が可変表示中である場合を含む。一方、「入賞する可能性がない場合」とは、抽選手段により所定の賞の当選を示す抽選情報が生成され、且つ停止制御手段により複数の表示列のうち少なくとも一つの表示列の可変表示が停止しており、且つ停止している当該表示列において所定の賞の停止態様を構成する図柄がいずれかの入賞ライン上にも停止表示されておらず、他の表示列が可変表示中である場合を含む。
【0013】
ここで、特定ゲーム開始賞は、例えば、実施形態のSB1賞及びSB2賞が該当し、小役賞は、例えば、実施形態の小役D賞〜小役I賞が該当し、特定区分は、例えば、実施形態の抽選区分1〜6が該当する。また、特定ゲーム開始賞を構成する図柄の組み合わせと小役賞を構成する図柄組み合わせにおいて、図柄の一部が共通であってもよい。例えば、特定ゲーム開始賞が(7−7−ベル)で構成され、小役賞が(7−BAR−ベル)の場合、左および右の表示列の図柄は双方とも同じ共通図柄となる。本発明の停止制御手段における「前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄」と「前記小役賞を構成する図柄」において、共通図柄は一致し、上述した例の「7」図柄と「BAR」図柄が「前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄」と「前記小役賞を構成する図柄」で独立した図柄となる。
【0014】
ここで、抽選情報が特別ゲーム開始賞と小役賞の両方の当選を示す持越しゲームにおいて、複数の停止操作手段の各々が操作されたタイミングで特別ゲーム開始賞に入賞する図柄の組み合わせを構成する図柄および小役賞に入賞する図柄の組み合わせを構成する図柄が入賞ラインから所定範囲内にあり、ならびに、特別ゲーム開始賞に入賞する可能性があり、且つ、小役賞に入賞する可能性がある場合には、特別ゲーム開始賞に入賞する図柄の組み合わせを構成する図柄および小役賞に入賞する図柄の組み合わせを構成する図柄の両方を入賞ライン上に停止させるように複数の表示列を制御しても良い。
【0015】
本発明に係るスロットマシンは、各々に複数種類の図柄が配置され可変表示が可能な複数の表示列(R1、R2、R3)と、前記可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、前記複数の表示列(R1、R2、R3)に対応して設けられ前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a、13b、13c)とを備え、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示が停止した状態における入賞ライン(L1〜L5)上の停止態様が所定の態様の場合に賞に入賞し、入賞した賞に応じて予め定められた遊技価値を付与し、前記賞には付与される前記遊技価値として遊技媒体の払い出しを伴う小役賞と、付与される前記遊技価値としてゲームの種類を所定のゲームに移行させる開始賞とが含まれ、前記小役賞には入賞となる前記所定の態様が互いに異なる複数の個別小役賞が含まれ、前記開始賞には特別ゲームを開始する特別ゲーム開始賞と1ゲームで終了する特定ゲームを開始する特定ゲーム開始賞が含まれ、通常ゲーム、前記特別ゲーム開始賞に当選した当該ゲームで当該特別ゲーム開始賞に入賞しなかった場合の次のゲームから前記特別ゲーム開始賞に入賞するまでの持越しゲーム、前記特別ゲーム及び前記特定ゲームを含む複数種類のゲームを実行可能なスロットマシン(1、1b)であって、各々が一又は複数の賞若しくはハズレに対応付けられた複数の区分を対象として抽選を実行し、抽選により選択された区分及びゲームの種類に基づいて一又は複数の賞の当選若しくはハズレを示す抽選情報を生成し、前記通常ゲームでは、特別区分及び複数の特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記特別区分には前記特別ゲーム開始賞が対応付けられており、前記複数の特定区分のうち二以上の特定区分の各々には前記特定ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方が対応付けられており、前記特定ゲーム開始賞は前記二以上の特定区分に共通であり、前記個別小役賞は特定区分ごとに相違し、前記二以上の特定区分のいずれかが抽選により選択された場合には前記特定ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方の当選を示す前記抽選情報を生成し、前記特別区分が抽選により選択された場合には前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を生成し、前記持越しゲームでは前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を前記特別ゲーム開始賞に入賞するまで保持し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と現在のゲームにおける前記抽選情報を併せて新たな抽選情報として生成し直し、前記複数の特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記複数の特定区分のいずれかが抽選により選択された場合には前記個別小役賞のみの当選を示す前記抽選情報を生成し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と前記個別小役賞のみの当選を示す前記抽選情報とに基づいて、前記特別ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方の当選を示す新たな前記抽選情報を生成する抽選手段(101、TBL11〜TBL15)と、前記停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されたタイミングにおいて、前記入賞ライン(L1〜L5)から所定範囲内に位置する前記抽選情報が当選を示す賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)に引き込んで、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示を停止させる停止制御手段(101、S109)と、前記通常ゲームにおいて前記特別ゲーム開始賞に当選すると、次のゲームからゲームの種類を前記持越しゲームに移行させ、前記特別ゲーム開始賞に入賞すると次のゲームからゲームの種類を前記特別ゲームに移行させ、前記特別ゲームにおいて所定の条件を充足するとゲームの種類を前記通常ゲームに移行させるゲーム管理手段(101、S110g、S111n、S111p、S112e、S112j)とを備え、前記停止制御手段(101、S109)は、前記抽選情報が前記特定ゲーム開始賞と前記個別小役賞の両方の当選を示す前記通常ゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の各々が操作されたタイミングで前記特定ゲーム開始賞を構成する図柄と前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ライン(L1〜L5)から前記所定範囲内にあり、且つ前記特定ゲーム開始賞に入賞する可能性がある場合、前記特定ゲーム開始賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)上に停止させるように前記複数の表示列(R1、R2、R3)を制御し、前記抽選情報が前記特別ゲーム開始賞と前記個別小役賞の両方の当選を示す前記持越しゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄と前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ライン(L1〜L5)から前記所定範囲内にあり、且つ、前記特別ゲーム開始賞に入賞する可能性がない場合、前記個別小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)上に停止させるように前記複数の表示列(R1、R2、R3)を制御すると共に、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄が前記所定範囲内になく、前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ライン(L1〜L5)から前記所定範囲内にある場合、前記個別小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)上に停止させるように前記複数の表示列(R1、R2、R3)を制御することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、二以上の特定区分があり、小役賞は複数の個別小役賞から構成され、特定ゲーム開始賞は共通である。そして、各個別小役賞に入賞する入賞ライン上の図柄の並びである入賞態様は相違する。従って、持越しゲームにおいて、いずれかの特定区分が抽選によって選択されても、どの個別小役賞に当選しているかを知ることができなければ、勘に頼って停止操作手段を操作することになる。この結果、小役賞の入賞を狙うか特別ゲーム開始賞の入賞を狙うかを遊技者に委ねることができる。
【0017】
次に、本発明に係るスロットマシンは、各々に複数種類の図柄が配置され可変表示が可能な複数の表示列(R1、R2、R3)と、前記可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、前記複数の表示列(R1、R2、R3)に対応して設けられ前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a、13b、13c)とを備え、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示が停止した状態における入賞ライン(L1〜L5)上の停止態様が所定の態様の場合に賞に入賞し、入賞した賞に応じて予め定められた遊技価値を付与し、前記賞には付与される前記遊技価値として遊技媒体の払い出しを伴う小役賞と、付与される前記遊技価値としてゲームの種類を所定のゲームに移行させる開始賞とが含まれ、前記小役賞には入賞となる前記所定の態様が互いに異なる複数の個別小役賞が含まれ、前記開始賞には特別ゲームを開始する特別ゲーム開始賞と1ゲームで終了する特定ゲームを開始する特定ゲーム開始賞が含まれ、前記特定ゲーム開始賞には入賞となる前記所定の態様が互いに異なる複数の個別特定ゲーム開始賞が含まれ、通常ゲーム、前記特別ゲーム開始賞に当選した当該ゲームで当該特別ゲーム開始賞に入賞しなかった場合の次のゲームから前記特別ゲーム開始賞に入賞するまでの持越しゲーム、前記特別ゲーム及び前記特定ゲームを含む複数種類のゲームを実行可能なスロットマシン(1、1b)であって、各々が一又は複数の賞若しくはハズレに対応付けられた複数の区分を対象として抽選を実行し、抽選により選択された区分及びゲームの種類に基づいて一又は複数の賞の当選若しくはハズレを示す抽選情報を生成し、前記通常ゲームでは、特別区分及び複数の特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記特別区分には前記特別ゲーム開始賞が対応付けられており、前記複数の特定区分のうち二以上の特定区分の各々には前記個別特定ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方が対応付けられており、前記個別特定ゲーム開始賞は前記二以上の特定区分ごとに相違し、前記個別小役賞は特定区分ごとに相違し、前記二以上の特定区分のいずれかが抽選により選択された場合には前記個別特定ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方の当選を示す前記抽選情報を生成し、前記特別区分が抽選により選択された場合には前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を生成し、前記持越しゲームでは前記特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報を前記特別ゲーム開始賞に入賞するまで保持し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と現在のゲームにおける前記抽選情報を併せて新たな抽選情報として生成し直し、前記複数の特定区分を含む複数の区分を対象として抽選を実行し、前記複数の特定区分のいずれかが抽選により選択された場合には前記個別小役賞のみの当選を示す前記抽選情報を生成し、前記保持した特別ゲーム開始賞の当選を示す前記抽選情報と前記個別小役賞のみの当選を示す前記抽選情報とに基づいて、前記特別ゲーム開始賞及び前記個別小役賞の両方の当選を示す新たな前記抽選情報を生成する抽選手段(101、TBL11〜TBL15)と、前記停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されたタイミングにおいて、前記入賞ライン(L1〜L5)から所定範囲内に位置する前記抽選情報が当選を示す賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)に引き込んで、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示を停止させる停止制御手段(101、S109)と、前記通常ゲームにおいて前記特別ゲーム開始賞に当選すると、次のゲームからゲームの種類を前記持越しゲームに移行させ、前記特別ゲーム開始賞に入賞すると次のゲームからゲームの種類を前記特別ゲームに移行させ、前記特別ゲームにおいて所定の条件を充足するとゲームの種類を前記通常ゲームに移行させるゲーム管理手段(101、S110g、S111n、S111p、S112e、S112j)とを備え、前記停止制御手段(101、S109)は、前記抽選情報が前記個別特定ゲーム開始賞と前記個別小役賞の両方の当選を示す前記通常ゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の各々が操作されたタイミングで前記個別特定ゲーム開始賞を構成する図柄と前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ライン(L1〜L5)から前記所定範囲内にあり、且つ前記個別特定ゲーム開始賞に入賞する可能性がある場合、前記個別特定ゲーム開始賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)上に停止させるように前記複数の表示列(R1、R2、R3)を制御し、前記抽選情報が前記特別ゲーム開始賞と前記個別小役賞の両方の当選を示す前記持越しゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄と前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ライン(L1〜L5)から前記所定範囲内にあり、且つ、前記特別ゲーム開始賞に入賞する可能性がない場合、前記個別小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)上に停止させるように前記複数の表示列(R1、R2、R3)を制御すると共に、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の各々が操作されたタイミングで前記特別ゲーム開始賞を構成する図柄が前記所定範囲内になく、前記個別小役賞を構成する図柄が入賞ライン(L1〜L5)から前記所定範囲内にある場合、前記個別小役賞を構成する図柄を当該入賞ライン(L1〜L5)上に停止させるように前記複数の表示列(R1、R2、R3)を制御することを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、二以上の特定区分があり、小役賞は複数の個別小役賞から構成され、特定ゲーム開始賞も特定区分ごとに相違する。そして、各個別小役賞に入賞する入賞ライン上の図柄の並びである入賞態様は相違する。従って、持越しゲームにおいて、いずれかの特定区分が抽選によって選択されても、どの個別小役賞に当選しているかを知ることができなければ、勘に頼って停止操作手段を操作することになる。この結果、小役賞の入賞を狙うか特別ゲーム開始賞の入賞を狙うかを遊技者に委ねることができる。
【0019】
次に、上述したスロットマシンは、前記複数の個別小役賞の入賞となる停止態様のそれぞれは、前記複数の表示列(R1、R2、R3)のうち特定の表示列(R2)について相違し、前記特定の表示列(R2)において、前記複数の個別小役賞の各々を構成する図柄どうしを、前記所定範囲を超えるように配置することが好ましい。このように特定の表示列の図柄を配置すると、どのようなタイミングで特定の表示列に対応する停止操作手段が操作されても、入賞ラインから図柄を引き込み可能な所定範囲内に2種類以上の個別小役賞を構成する図柄が位置しなくなる。したがって、遊技者は複数の個別小役賞のいずれかの入賞を狙って特定の表示列に対応する停止操作手段を操作することができなくなる。換言すれば、遊技者が狙うことが可能な個別小役賞は一つに限定される。したがって、遊技者は複数の個別小役賞のうちいずれかに当選しているかを知らなければ、当選している個別小役賞を択一的に推測して停止操作手段を操作することができない。これにより、全リール(R1〜R3)が停止表示されるまで遊技者にはいずれの個別小役賞に当選しているか否かを知ることはできないから、抽選手段により抽選情報が生成される確率に準じて個別小役賞の停止態様を停止表示することが可能となる。
【0020】
次に、上述したスロットマシンは、前記持越しゲームにおいて、前記抽選情報が少なくとも前記個別小役賞の当選を示す場合、所定の条件を充足すると当選した前記個別小役賞の種類、態様又は図柄を特定するための情報を報知する報知手段(191、30)を備えることが好ましい。この場合には、当選した個別小役賞に関する情報が報知されるので、遊技者は当選している個別小役賞の図柄を狙って停止操作手段を操作することができる。この結果、持越しゲームにおいて、大量の遊技媒体を遊技者に付与することも可能である。そして、所定の条件として所定数のゲームを設定すれば、それ以降は報知がなされないので、遊技者に特別ゲーム開始賞へ入賞させるように停止操作を促すことができる。これにより、持越しゲームを無限に継続することを防止することができる。
【0021】
なお、小役賞は、停止操作手段の停止操作順序が予め定められた順序の場合に入賞できるようにしてもよく、この場合には、小役賞の種類として、停止操作手段の押順を報知してもよい。より具体的には、前記報知手段が報知する情報が、当選した前記個別小役賞に入賞する可能性がある前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の操作順序であってもよい。
【0022】
また、前記持越しゲームにおいて、前記抽選情報が少なくとも前記個別小役賞の当選を示す場合、所定の条件を充足すると当選した前記個別小役賞に入賞する可能性がある前記複数の停止操作手段の操作順序を特定するための情報を報知する報知手段(191、30)を備えることが好ましい。この場合には、押し順のみを報知し、賞の種類を報知しなくてもよい。
【0023】
本明細書で用いる用語はそれぞれ次の意味をあらわす。
「遊技媒体」とは、遊技メダル又は遊技球をいう。
「貯留装置」とは、遊技を行うために投入された遊技媒体を電気的又は磁気的に記憶できる装置をいう。貯留装置には、投入された遊技媒体及び入賞により払い出された配当が貯留される。
「クレジット」とは、貯留装置に電気的又は磁気的に記憶された遊技媒体の情報をいい、その数をクレジット数という。
【0024】
「入賞ライン」とは、表示列の図柄が組み合わせとなるライン、又は表示列の図柄が組み合わせとなる位置を指示する線をいう。
「リール」とは、周面に複数の図柄を配置した表示列のことをいう。
「可変表示装置」とは、複数の表示列を有し、それぞれを可変表示させることのできる表示装置をいう。表示列がリールの場合はリール可変表示装置といい、表示列が液晶表示器等の画面表示されている場合は画像可変表示装置という。
【0025】
「スタートレバー」とは、可変表示装置の表示列の可変表示の開始の指示を遊技者が入力するための装置である。なお、前記開始の指示を入力できれば構造はレバー式、押しボタン式、タッチセンサ式等のどのような構造のものでもよい。
「ストップボタン」とは、可変表示する各表示列に対応して設けられ、各表示列の可変表示の停止の指示を遊技者が入力するための装置である。
「ベット操作」とは、遊技媒体又はクレジットの投入によって、投入数(ベット数)に応じた入賞ラインを有効化することをいう。ベット操作に応じた制御をベット処理といい、遊技媒体の投入による投入ベット処理、クレジットの投入による貯留ベット処理、及び再遊技賞に入賞した次ゲームで前ゲームと同じ入賞ラインを自動的に有効化する自動ベット処理を含む。
【0026】
「ゲーム」とは、ベット処理を開始したときから次のベット処理が可能になるまでの一連の処理をいう。
「遊技価値」とは、入賞によって付与する特典であり、他の種類のゲームを開始する条件や配当を付与するものがある。
「役」とは、図柄の組み合わせのうち遊技価値の付与に必要な図柄の組み合わせ(図柄の並び)をいう。例えば、赤7役、7−7−7役などのようにいう。
【0027】
「賞」とは、1ゲームの結果として付与される遊技価値の種別のことをいう。他の種類のゲームを開始する条件を付与する開始賞と、他の種類のゲームを開始する条件を付与せず配当のみを付与する小役賞、遊技媒体又はクレジットの投入なしに、次ゲームを開始する条件を付与する再遊技賞に区分される。開始賞にはBB賞、MB賞、SB賞、RB賞、CB賞などがある。なお、一つの賞には複数の役が存在してもよい。
「賞抽選テーブル」とは、一又は複数の賞若しくはハズレに区分されている数値の幅の集まりをいい、区分に含まれる賞の当選の確率を定めたものをいう。区分には、一つの賞が対応付けられていてもよいし、複数の賞が対応付けられていてもよい。さらに、ハズレに対応付けられた区分がなくてもよい。
「内部抽選」とは、ハードウェア又はソフトウェアで構成した数列発生装置から発生する複数の数値の中から1つの数値を取得(乱数抽出)し、その数値(取得した乱数値)と賞抽選テーブルに記録されたデータの中で当選に係る値と比較することで、いずれかの賞の当選又はハズレを決定することをいう。
【0028】
「当選」とは、取得した乱数値が賞抽選テーブルのいずれかの賞の区分に該当する数値の幅に属したことをいう。
「ハズレ」とは、取得した乱数値が賞抽選テーブルのハズレの区分に該当する数値の幅に属した場合、又はどの賞の区分に該当する数値の幅にも属さなかったことをいう。
「図柄」とは、文字、図形、記号、色彩若しくはこれらの結合であって、表示列上に表示されるもの、又は役の構成要素の単位をいう。
【0029】
「入賞」とは、ベット操作で有効とされた入賞ライン上に表示された図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた役であると判定されたことをいう。
「非入賞」とは、ベット操作で有効とされた入賞ライン上に表示された図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた役でないと判定されたことをいう。非入賞には、内部抽選でいずれかの賞に当選しても、停止ボタンの操作によって有効な入賞ライン上に役が揃わない場合と、内部抽選でハズレの場合に役が揃わない場合がある。賞に当選しても、有効な入賞ライン上に役が揃わない場合を取りこぼしという。
「当選フラグ」とは、内部抽選の当選又はゲームの状態に基づいて入賞となる図柄の組み合わせを表示する権利を付与したことを記憶するデータをいう。ゲームでセットされた当選フラグは、特定の賞を除き入賞した場合でも取りこぼしの場合でもゲーム終了時にクリアされる。
【0030】
「当選フラグの持ち越し」とは、特定の賞においては、特定の賞の当選フラグがセットされていたにもかかわらず取りこぼしとなって入賞しなかったゲームでもその当選フラグがクリアされず、次ゲームにおいてもその当選フラグがセットされたままとすることをいう。また、当選フラグの持ち越しをしているゲームを持越しゲームといい、BB賞、MB賞及びRB賞に対応した、BB持越しゲーム、MB持越しゲーム、及びRB持越しゲームがある。
「停止制御」とは、可変表示している表示列をストップボタンの操作のタイミングに応じて停止させる制御、又は所定時間の経過後自動的に停止させる制御をいう。
「通常ゲーム」とは、内部抽選によって、複数の賞及びハズレのいずれかが抽選される基本的なゲームをいう。小役賞の当選確率は通常ゲームにおける確率が基準となる。
【0031】
「SBゲーム」とは、SB賞が入賞した次ゲームで、通常ゲームと比較して、小役賞に係る図柄の組み合わせ(役)の数を増加、又は小役賞の当選確率を変動させて行うゲームをいう。
「RBゲーム」とは、RB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、通常ゲームと比較して、小役賞に係る図柄の組み合わせ(役)の数を増加、又は小役賞の当選確率を変動させて行うゲームをいう。RBゲームを遊技規則で第1種特別役物という。
「CBゲーム」とは、CB賞が入賞した次ゲームで、内部抽選の結果にかかわらず、小役賞に係る当選フラグのセットを行うゲームをいう。
【0032】
「BBゲーム」とは、BB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、通常ゲームと比較して、小役賞に係る図柄の組み合わせ(役)の数を増加、若しくは小役賞の当選確率を変動させて行うゲーム、RB賞に係る図柄の組み合わせ(役)の数を増加、若しくはRB賞の当選確率を変動させて行うゲーム、又はRBゲームを連続して開始させて行うゲームをいう。
「MBゲーム」とは、MB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、内部抽選の結果にかかわらず、小役賞に係る当選フラグのセットを行うゲーム、CB賞の当選確率を変動させて行うゲーム、又はCBゲームを連続して開始させて行うゲームをいう。
【0033】
なお、本明細書中の「SBゲーム」、「RBゲーム」、「CBゲーム」、「BBゲーム」、「MBゲーム」は、それぞれ、遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則(昭和六十年二月十二日国家公安委員会規則第四号)の別表第二(技術上の規格における用語の意味)(以下、この規則を「遊技規則」という。)における「普通役物」、「第一種特別役物」、「第二種特別役物」、「第一種特別役物に係る役物連続作動装置の作動している遊技」および「第二種特別役物に係る役物連続作動装置の作動している遊技」に対応する用語である。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、持越しゲーム中においても大量のメダルを獲得することが可能なゲーム性を備えたスロットマシンを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
<A.第1実施形態>
<1:スロットマシンの外観構成>
図1は、本発明にかかるスロットマシン1の外観を示す斜視図である。スロットマシン1は、前面が開口した箱状の本体2と本体2の前面に配置した前面扉3から構成されている。本体2と前面扉3とは片側で蝶番により固定され開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部OP、リール可変表示装置RLの図柄を視認させるためのリール窓20や遊技を進行するための情報が表示される表示器類が配置されたパネル表示部DP、遊技を進行するための情報が表示される液晶表示器類や電飾装置が配置された演出表示部TP及び受皿部BPから構成されている。
【0036】
操作部OPには、メダル投入口10、ベットボタン11、スタートレバー12、左ストップボタン13a、中ストップボタン13b、右ストップボタン13c、精算ボタン14、貸出ボタン15、返却ボタン16及び度数表示器17が設けられている。操作部OPの上面右側にメダル投入口10が配置され、上面左側にベットボタン11が配置されている。スロットマシン1の遊技は、メダル投入操作又はベットボタン操作により開始できる。ベットボタン11の下部位置の前面側には、リールR1〜R3の回転を行うためのスタートレバー12が配置され、その右側には左リールR1の回転を停止させるための左ストップボタン13a、中リールR2の回転を停止させるための中ストップボタン13b及び右リールR3の回転を停止させるための右ストップボタン13cが配置され、遊技の基本操作順序となる、ベットボタン操作→スタートレバー操作→左ストップボタン操作→中ストップボタン操作→右ストップボタン操作の一連の流れの操作を行い易いようになっている。スタートレバー12の左側には、貯留装置に記憶されたクレジットを精算してメダル受皿40にメダルを払い出すための精算ボタン14が配置されている。この精算ボタン14は遊技をやめる場合に使用されるものであり、操作の頻度が低いことや遊技中に誤って操作しないよう、上記一連の操作の流れから外れる位置に配置してある。さらに操作部OPには、プリペイカード式メダル貸機がスロットマシン1に接続されている場合に使用される貸出ボタン15、プリペイカードを返却するための返却ボタン16及びプリペイカードの貸出可能な度数表示が行われる度数表示器17が設けられている。なお、このように、スロットマシン1にプリペイカード式メダル貸機が接続されている場合には、スロットマシン1のこれらのボタン15、16の操作によるプリペイカード式メダル貸機の作動及び度数表示器17による度数表示は、プリペイカード式メダル貸機の制御によって行われる。
【0037】
パネル表示部DPには、リール窓20、入賞ラインL1〜L5、入賞ライン表示器21、遊技ガイド表示器22及び遊技価値情報表示部23が設けられている。遊技価値情報表示部23は、クレジット数表示器23a、配当数表示器23c及び獲得枚数表示器23bから構成される。リール窓20は、1つのリールにつき、3個の連続した図柄をのぞむ透明アクリル板からなり、遊技者は3つのリールで9個分の図柄を、リール窓20を通して目視することができる。図32(A)に示すように、この9個分の図柄が表示される位置を、それぞれ左リールR1の上段表示位置(U1)、左リールR1の中段表示位置(M1)、左リールR1の下段表示位置(D1)、中リールR2の上段表示位置(U2)、中リールR2の中段表示位置(M2)、中リールR2の下段表示位置(D2)、右リールR3の上段表示位置(U3)、右リールR3の中段表示位置(M3)、右リールR3の下段表示位置(D3)という。さらにリール窓20上には、水平ラインの入賞ラインL1(M1−M2−M3)、L2(U1−U2−U3)及びL3(D1−D2−D3)と斜めラインの入賞ラインL4(U1−M2−D3)及びL5(D1−M2−U3)が通っている。このリール窓20の左側には、入賞ラインL1〜L5の各々に対応した入賞ライン表示器21が設けられており、遊技メダルが1枚投入されると入賞ラインL1に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、遊技メダルが2枚投入されると入賞ラインL1に加えて入賞ラインL2及びL3に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、遊技メダルが3枚投入されると入賞ラインL1〜L3に加えて入賞ラインL4及びL5に対応した入賞ライン表示器21が点灯するようになっている。
【0038】
また、遊技の結果、所定の図柄の組み合わせが成立した場合には、成立した入賞ラインに対応した入賞ライン表示器21を点滅させ、遊技者に知らせるようになっている。また、リール窓20の右側には、入賞した場合に点灯する表示器やゲーム状態に応じて点灯するLEDなどの複数のLEDが配置された遊技ガイド表示器22が設けられている。さらにリール窓20の下側には、貯留装置に蓄えられたクレジット数を表示するクレジット数表示器23a、入賞した場合に付与された配当数を表示する配当数表示器23c、及び所定ゲーム中に付与された配当数を累積して獲得枚数の表示を行う獲得枚数表示器23bから構成される遊技価値情報表示部23を有している。
【0039】
演出表示部TPには、遊技の進行状態を画像で表示する液晶表示器30、ゲーム状態に応じて色彩や点灯パターンを変化させてゲーム状態を表示する電飾LED31及びゲーム状態に応じて変化させるBGMやボタン操作に応じた操作音、ガイド音声を出力するスピーカ32が設けられている。
【0040】
受皿部BPには、メダル払出装置が駆動されてメダル払出口40aから排出された遊技メダルを貯めるメダル受皿40が設けられており、メダル受皿40の左側には灰皿41が設けられている。
【0041】
<2:リール可変表示装置の構成>
図2は、スロットマシン1のリール可変表示装置RLの構造を示す説明図である。図2(A)は、リール可変表示装置RL全体の構造を示し、リール可変表示装置の内部を表すために右リールR3が取り外された状態を示したものである。図2(B)は、右リールR3の詳細の構造を示す。
【0042】
リールR1〜R3は、軸部から放射線状に延びた複数のスポーク部と環状の枠を有する透明なABS樹脂等からなるリール枠56a〜56cに、21個の各種の図柄(図柄番号PN=1〜21)が印刷されているリール帯58a〜58cが、リール枠56a〜56cの周面に貼り付けられて構成される。リールR1〜R3はリール可変表示装置RLのケース体50の上下に設けられた、それぞれのリールに対応したガイドレール51a〜51cに沿って挿入され、ケース体50内に収容される。図2(B)を使って、リールR3の説明をするが、リールR1〜R2も同一の構造である。リールR3は、ステッピングモータ54cに固定され回転するようになっている。リールR3の回転には、400ステップのパルスの供給で1回転するステッピングモータ54cを使用し、所定のパルスを供給することで所定の図柄をリール窓20に表示させることができる。さらにLED(図示せず)を設置したバックライト装置53cを設け、リール帯58cの内側から光を照射できるようになっている。このように、リール帯58cの内側からバックライト装置53cによって光を照射することで、遊技者にリール帯58c上の図柄を目立たせることができる。
【0043】
またスポーク部の一つに検知板57cを取り付け、リール位置検出センサ55cによって、リールR3が1回転するごとに1パルスのリール位置検出信号155cを出力できるようになっている。このリール位置検出信号155cを検知してから10ステップ進めたときに、図柄番号PN=1がリール窓20の中央の入賞ラインL1上に位置するように検知板57cとリール帯58cとの位置が設定してある。
【0044】
リールR3、リールR3が固定されたステッピングモータ54c、バックライト装置53c及びリール位置検出センサ55cをベース板52cに固定することで一つのユニット構成としている。また、リール可変表示装置RLは、ベース板52cをリール可変表示装置RLのケース体50に設けられたガイドレール51cに沿って挿入してケース体50内に収容するようになっている。ステッピングモータ54c、バックライト装置53c、検知板57c、リール位置検出センサ55cおよびリール位置検出信号155cは、図示していないが、リールR1では、ステッピングモータ54a、バックライト装置53a、検知板57a、リール位置検出センサ55aおよびリール位置検出信号155aにそれぞれ対応し、リールR2では、ステッピングモータ54b、バックライト装置53b、検知板57b、リール位置検出センサ55bおよびリール位置検出信号155bにそれぞれ対応する。
【0045】
図3は、リール帯58a〜58cに印刷された図柄の配置を示す説明図である。左、中、右のそれぞれのリールには21個の図柄が等間隔で配置して印刷されている。400ステップのパルスの供給で1回転するステッピングモータ54a〜54cを使用しているので、21個の図柄を配置すると図柄の間隔は19ステップとなる。また、リール位置検出信号155a〜155cを検知してから10ステップ進めたときに、図柄番号PN=1がリール窓20の中央の入賞ラインL1上に位置するようにしたから、リール位置検出信号155a〜155cを検知してから29ステップ進めれば図柄番号PN=2が入賞ラインL1上に位置し、48ステップ進めれば図柄番号PN=3が入賞ラインL1上に位置し、390ステップ進めれば図柄番号PN=21が入賞ラインL1上に位置することになる。390ステップより先に進めると、再びリール位置検出信号155a〜155cが検知される。これによりリール位置検出信号155a〜155cが検知されたタイミングを基点にして、進めるステップ数により所定の図柄を入賞ラインL1上に位置させることができる。なお、リール帯上の図柄の配列は、図3のカッコ書きに記載したように「赤7」図柄であれば「01」、「プラム」図柄であれば「07」というように図柄コードPCのデータで記憶されている。
【0046】
<3:スロットマシンの電気的構成>
図4は、スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。スロットマシン1は、遊技の主たる制御を行うメイン制御基板100A、液晶表示器30に対して表示制御を行い画像表示する表示制御基板100B、及びパネル表示部DP又は演出表示部TPのLED類や音の演出の制御を行う電飾制御基板100Cを備えている。メイン制御基板100Aは、CPU(central processing unit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read-only memory)104、RAM(random-access memory)105、データ送出回路106、入出力ポート107から構成されている。なお、CPU101としてROMやRAMを内蔵しているものを採用することができる。その場合には、外付けのROM104、RAM105は不要となる。
【0047】
CPU101は、ROM104に格納されたプログラムを、クロック発生回路a102で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU101は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路a102の周期とは異なるクロック発生回路b103で発生したINTR信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR信号の間隔は、例えば、2ミリ秒である。CPU101はプログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM105に保存する。外部から供給される電源が遮断した場合でも、RAM105は電池により記憶情報が保持されており、その後電源が復帰した場合には、電源断発生の直前の状態から再開する。CPU101は、入出力ポート107を介して各種ボタン、センサの状態を読み取り、各種モータ、LEDを駆動する。
【0048】
ベット操作指示信号111a〜111c、開始操作指示信号112、停止操作指示信号113a〜113c及び精算操作指示信号114は、それぞれ操作部OPに設けられたベットボタン11、スタートレバー12、ストップボタン13a〜13c、精算ボタン14が遊技者に操作されたことに応じて検知される信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。
表示制御信号123a〜123cは、それぞれパネル表示部DPに設けられたクレジット数表示器23a、獲得枚数表示器23b、配当数表示器23cに表示するための表示信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。リール位置検出信号155a〜155cはそれぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールに対応し、リールが1回転するたびに1回検出する信号であり入出力ポート107を介してCPU101に送られる。リール駆動信号154a〜154cは、それぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールR1〜R3を駆動するステッピングモータ駆動信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
【0049】
メダル投入信号160は、投入された遊技メダルをメダル投入口10から通ずる前面扉3の内部に設けられたメダル検出装置に設けられたメダルを検出するセンサの信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、メダルブロック信号161はメダル検出装置に設けられたソレノイドを駆動する信号であり入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。メダル払出信号162はメダル払出装置のメダル放出部に設けられたメダルを検出するセンサ信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、払出駆動信号163はメダル払出装置に設けられたモータを駆動する信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
【0050】
CPU101は、データ送出回路106を介して表示制御基板100B及び電飾制御基板100Cへ各種コマンドを出力する。電飾制御基板100Cは、メイン制御基板100Aより各種コマンドを受信し、入賞ライン表示器21、遊技ガイド表示器22、電飾LED31による電飾装置の点灯制御、リール可変表示装置RLに設けられたバックライト装置53a〜53cの点灯制御及びBGMなどのサウンドをスピーカ32から出力する。
表示制御基板100Bは、CPU(central processing unit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read-only memory)194、RAM(random-access memory)195、データ入力回路196及びグラフィックLSIとその周辺回路からなる表示回路197を備えている。このCPU191は、ROM194に格納されたプログラムを、クロック発生回路c192で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU191は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路c192の周期とは異なるクロック発生回路d193で発生したINTR1信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR1信号の間隔は、例えば、2ミリ秒とする。CPU191は、プログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM195に保存する。
また、メイン制御基板100Aのデータ送出回路からのデータ送出タイミングに同期して送出されるストローブ信号に基づいてINTR2信号を発生させ、このINTR2信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。
【0051】
<4:スロットマシンの遊技>
<4−1:スロットマシンの遊技方法>
図5は、本発明の一実施形態にかかるスロットマシン1の遊技方法のうち遊技メダルの流れを示す説明図である。
(1)投入ベット処理
スロットマシン1での遊技は、遊技者が遊技メダルをメダル投入口10に投入(投入操作)することで始まる。この投入操作により、遊技メダルの1枚目の投入で入賞ラインを1本(L1)選択して有効化され、2枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L2、L3)選択して有効化され、3枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L4、L5)選択して有効化される(投入ベット操作)。
(2)投入クレジット処理
遊技者が遊技メダルをさらに投入すると、クレジットとして遊技メダルを50枚分まで貯留装置に貯留される。貯留された遊技メダル枚数が50枚に到達した後に、遊技者がさらに遊技メダルを投入した場合は、遊技メダルはメダル受皿40に戻される。
(3)貯留ベット処理
遊技を開始するには、投入操作のほか貯留装置に貯留されたクレジットを、遊技者がベットボタン11を押下することにより入賞ラインが有効化される(貯留ベット操作)。この貯留ベット操作と投入ベット操作を合わせて単にベット操作と言う。
【0052】
(4)配当クレジット処理
遊技者がスタートレバー12を押下することにより3つのリールR1〜R3の回転が開始され、遊技者がストップボタン13a〜13cを押下することにより、各ストップボタンに対応したリールR1〜R3が停止される。全てのリールR1〜R3が停止されたときに、あらかじめ定められた図柄組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃うと入賞となり、図柄組み合わせ(役)ごとに定められた遊技価値が付与される。遊技価値として遊技メダルが配当として付与される場合は、遊技メダルは、まず貯留装置にクレジットとして貯留される。
(5)配当払出処理
配当を付与する過程で、貯留された遊技メダル枚数が50枚に到達した場合は、メダル払出装置の駆動によって残りの遊技メダルがメダル受皿40に払い出される。
(6)自動ベット処理
遊技の結果、再遊技賞の入賞となった場合は前ゲームと同じ遊技メダルの数が自動的にベットされる。
【0053】
(7)返却払出処理
ベット操作により入賞ラインが有効化された後であって、遊技者がスタートレバー12を押下する前に、遊技者が精算ボタン14を押下することにより、メダル払出装置の駆動によって入賞ラインを有効化した分の遊技メダルがメダル受皿40に払い出される。
(8)精算払出処理
貯留装置に遊技メダルがクレジットとして貯留されている場合であって、遊技者がスタートレバー12を押下する前に、遊技者が精算ボタン14を押下することにより、メダル払出装置の駆動によって貯留した分の遊技メダルがメダル受皿40に払い出される。なお、精算ボタン14を受付したときに、入賞ラインを有効化した分の遊技メダルと貯留した分の遊技メダルがある場合には、返却払出処理と精算払出処理を合わせて処理をする。
(9)貸出クレジット処理
スロットマシン1がメダル貸機等の遊技媒体貸機に接続されている場合には、遊技者が貸出ボタン15を押下した場合に、貸出分の遊技メダルが貯留装置にクレジットとして貯留される。
(10)貸出払出処理
スロットマシン1がメダル貸機等の遊技媒体貸機に接続されている場合には、遊技者が貸出ボタン15を押下した場合に、メダル払出装置の駆動によって貸出分の遊技メダルがメダル受皿40に払い出されるようにしてもよい。
す。
【0054】
<4−2:スロットマシンの賞と役>
図6はスロットマシン1における賞と役を説明するための説明図である。図6(A)は、賞の種類とその役(図柄の組み合わせ)の構成を示す。スロットマシン1ではあらかじめ定められた図柄組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃うと入賞となり、役ごとに定められた配当数に基づいて15枚のメダルを最大とした配当が付与される小役賞、通常ゲームから他の種類のゲームを開始させる開始賞及び次ゲームをベット操作なしでゲームを開始する遊技価値を付与する再遊技賞がある。
【0055】
(1)開始賞
BB1賞(特別ゲーム開始賞)は、BB1ゲームを開始する開始賞であり、役として「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせ(「赤7役」ともいう)で構成される。BB2賞(特別ゲーム開始賞)は、BB2ゲームを開始する開始賞であり、役として「白7−白7−白7」の図柄の組み合わせ(「白7役」ともいう)で構成される。SB賞(特定ゲーム開始賞)は、SB1賞とSB2賞の2種類がある。SB1賞は、SB1ゲーム(特定ゲーム)を開始する開始賞であり、役として「赤7−プラム−プラム」の図柄の組み合わせ(「赤7プラム役」ともいう)で構成される。SB2賞は、SB2ゲーム(特定ゲーム)を開始する開始賞であり、役として「白7−プラム−プラム」の図柄の組み合わせ(「白7プラム役」ともいう)で構成される。また、BB1ゲームとBB2ゲームとは、小役賞の内部抽選の当選確率が互いに相違するゲームとしてもよいし、終了条件となるメダルの獲得枚数が互いに相違するゲームとしてもよいし、全く同一のゲームとしてもよい。以下、BB1及びBB2を区別する必要がない場合には、まとめて単にBBという。SB1ゲームとSB2ゲームとは、小役賞の内部抽選の当選確率が互いに相違するゲームとしてもよいし、全く同一のゲームとしてもよい。以下、SB1及びSB2を区別する必要がない場合には、まとめて単にSBという。本実施例ではBB1賞とBB2賞に分けたが、BB1賞とBB2賞をまとめて、BB賞として、役として「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせ(「赤7役」ともいう)および「白7−白7−白7」の図柄の組み合わせ(「白7役」ともいう)で構成してもよい。本実施例ではSB1賞とSB2賞に分けたが、SB1賞とSB2賞をまとめて、SB賞として、役として「赤7−プラム−プラム」の図柄の組み合わせ(「赤7プラム役」ともいう)および「白7−プラム−プラム」の図柄の組み合わせ(「白7プラム役」ともいう)で構成してもよい。
【0056】
(2)小役賞
小役A賞は、10枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「スイカ−スイカ−スイカ」の図柄の組み合わせ(「スイカ役」ともいう)で構成される。小役B賞(第2特定賞)は、12枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせ(「ベル役」ともいう)で構成される。小役C賞は、2枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「チェリー−ANY−ANY」の図柄の組み合わせ(「チェリー役」ともいう)で構成される。ANYはいかなる図柄でも良いことを示す。この「チェリー役」は、左リールR1の「チェリー」図柄のみが入賞ライン上に揃うだけで入賞となるもので、「チェリー」図柄が左リールR1の中段表示位置(M1)に表示された場合は、入賞ラインL1上で入賞となり2枚のメダルの配当を得るが、左リールR1の上段表示位置に表示された場合は、入賞ラインL2とL4の2つの入賞ライン上で入賞となる。このよう同時に複数の入賞ライン上で役が揃い入賞となることを重複入賞といい、重複した役に応じた配当数を15枚を上限として合わせた分の配当を得ることができ、この場合4枚のメダルの配当を得ることができる。
【0057】
小役D賞は、15枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「赤7−白7−白7」の図柄の組み合わせ(「赤7白7白7役」ともいう)で構成される。小役E賞は、15枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「赤7−赤7−白7」の図柄の組み合わせ(「赤7赤7白7役」ともいう)で構成される。小役F賞は、15枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「赤7−白7−赤7」の図柄の組み合わせ(「赤7白7赤7役」ともいう)で構成される。小役G賞は、15枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「白7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせ(「白7赤7赤7役」ともいう)で構成される。小役H賞は、15枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「白7−白7−赤7」の図柄の組み合わせ(「白7白7赤7役」ともいう)で構成される。小役I賞(小役賞)は、15枚のメダルを配当とする小役賞であり、役として「白7−赤7−白7」の図柄の組み合わせ(「白7赤7白7役」ともいう)で構成される。また、小役A賞、小役B賞および小役C賞に入賞する図柄の組み合わせは、各々の賞の図柄が「スイカ」、「ベル」、「チェリー」とそれぞれ異なる図柄から構成されているため、遊技者は各リールが停止していく過程において、いずれの賞に当選しているのかを予測しながら停止操作を行うことできる。一方、小役D賞〜小役I賞に入賞する図柄の組み合わせは、「赤7」図柄および「白7」図柄とそれぞれ共通している図柄から構成されているため、遊技者は各リールが停止していく過程において、いずれの賞に当選しているのかを予測しながら停止操作を行うことは困難となっている。
【0058】
(3)再遊技賞
再遊技賞は、次ゲームをベット操作なしでゲームを開始する遊技価値を付与する賞であり、役として「プラム−プラム−プラム」の図柄の組み合わせ(「プラム役」ともいう)で構成される。
【0059】
(4)100%引き込み可能図柄
「プラム」図柄及び「ベル」図柄は、図3の図柄の配列に示すように、どのリールにおいても、同一リール上で、ある「プラム」図柄と次の「プラム」図柄までの図柄の間隔、ある「ベル」図柄と次の「ベル」図柄までの図柄の間隔がどちらも4図柄(4コマ)以内に配置されている。このスロットマシン1では、後述するリール停止制御により、賞を構成する図柄を入賞ライン上に最大で4コマで引き込んで停止させることを可能としている。したがって、「プラム」図柄及び「ベル」図柄を、4コマ以内の間隔になるよう図柄を配置することによって、遊技者がどのようなタイミングでリールストップボタン13a、13b、13cを操作したとしても、入賞ライン上に当該図柄を引き込んで停止させることが可能となる。このような「プラム」図柄及び「ベル」図柄を100%引き込み可能図柄という。賞を構成する図柄の組み合わせを、全てこの100%引き込み可能図柄とした「ベル役」や「プラム役」は、それらの賞のみが当選しているゲームでは、遊技者がどのようなタイミングでリールストップボタン13a、13b、13cを操作したとしても必ず入賞する。このような役で構成される賞を100%入賞が可能な賞という。
【0060】
<4−3:スロットマシンの各種ゲームの説明>
図7は、スロットマシン1で行われるゲームの種類を示す説明図である。図7(A)は、スロットマシン1で行われる複数のゲームの間の遷移を示す。
(1)BBゲームの開始と終了
通常ゲームを実行中に内部抽選でBB賞に当選し、入賞ライン上に「赤7役」又は「白7役」が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームを開始する。BBゲーム中における獲得枚数が規定枚数を超える場合にBBゲームを終了する。
(2)BB持越しゲーム
通常ゲームを実行中に内部抽選でBB賞に当選しても入賞ライン上に「赤7役」又は「白7役」が成立しないと、次ゲーム以降も当該役が成立して入賞するまで、BB賞の当選フラグを持ち越したBB持越しゲームとなる。BB持越しゲームを実行中に入賞ライン上に当該役が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームが開始する。
(3)SBゲーム
通常ゲームを実行中に内部抽選で開始賞であるSB賞に当選し、入賞ライン上に「赤7プラム役」又は「白7プラム役」が成立して入賞すると次ゲームからSBゲーム(特定ゲーム)を開始する。SBゲームは1ゲームで終了する。
【0061】
(4)BBの変形例
図7(B)は、スロットマシン1で行われるBBゲームの変形例である。通常ゲーム中に内部抽選でBB賞に当選し、入賞ライン上に「赤7役」又は「白7役」が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームを開始し、まずはBB通常ゲームを開始する。BB通常ゲームは通常ゲームと比較してRB賞の当選確率が変動するゲームである。BB通常ゲーム中に内部抽選でRB賞に当選し、入賞ライン上に「BAR役」が成立して入賞すると次ゲームからRBゲーム(BB中RBゲーム)を開始し、RBゲーム中に8回入賞するとRBゲームを終了する。BBゲーム中における獲得枚数が規定枚数に到達するか次の配当付与で規定枚数を超える場合にBBゲームを終了する。
【0062】
スロットマシン1では、ゲームの種類を図7(C)に示すゲーム種別フラグによって管理する。ゲーム種別フラグのビット0をBB1ゲーム中フラグとし「1」にセットしているときはBB1ゲーム中を示し、ビット1をBB2ゲーム中フラグとし「1」にセットしているときはBB2ゲーム中を示す。また、ビット2をSB1ゲーム中フラグとし「1」にセットしているときはSB1ゲーム中を示し、ビット3をSB2ゲーム中フラグとし「1」にセットしているときはSB2ゲーム中を示す。また、ビット4をBB1持越しゲーム中フラグとし「1」にセットしているときはBB1持越しゲーム中を示し、ビット5をBB2持越しゲーム中フラグとし「1」にセットしているときはBB2持越しゲーム中を示す。どのビットも「1」がセットされずに「0」を示す場合は通常ゲーム中を示す。以下、BB1ゲーム中フラグとBB2ゲーム中フラグを区別する必要がない場合には、まとめて単にBBゲーム中フラグという。
【0063】
<5:スロットマシンの動作>
次に、スロットマシン1の全体動作の詳細を説明する。CPU101は、電源投入後初期化処理を行い、図8に示すフローチャートの処理を実行する。
【0064】
<5−1:1ゲームの流れ>
図8は、1ゲームの流れの内容を示すフローチャートである。まずCPU101は、メダル投入信号160又はベット操作指示信号111a〜111cに基づいてメダル投入による投入ベット操作、又はベットボタン11の押下による貯留ベット操作が行われたか否かを判定し、いずれかの信号を検出するまで待機する(S100)。CPU101は、いずれかの信号を検知した場合は次に進み、開始操作指示信号112に基づいてスタートレバー操作が行われたか否かを判定し、信号を検出するまで待機する(S101)。CPU101は、信号を検出した場合は、ベット操作を禁止する(S102)。具体的には、メダルブロック信号161によりメダルセレクタ装置のソレノイドをOFFにし、メダルセレクタ装置の通過経路を切替えて、遊技メダルがメダル投入口10から投入された場合でもメダル受皿40に排出する。また、ベット操作指示信号111a〜111cも受け付けないようにする。
【0065】
次にCPU101は、0000Hから3FFFHの範囲で10ナノ秒毎に順次インクリメントし、約1.6ミリ秒で1巡回するするカウンタ回路から入出力ポート107を介してカウンタ値を取得し乱数値とする(S103)。次に各ゲーム種別フラグを参照して、当ゲームの種類に応じた賞抽選テーブルを選択する(S104)。CPU101は、選択した賞抽選テーブルを使用して、取得した乱数値が賞抽選テーブル上の抽選区分ごとに設定されたどの数値の範囲に属するかの判定を行い、その抽選区分に対応した賞の当選フラグをセットする(S105)。次にCPU101は、小役D賞〜小役I賞が内部抽選で当選した場合に、当選した賞に基づきいずれの賞が当選したかを遊技者へ報知するための条件が充足しているかの判定を行い(S105A)、条件が充足している場合には、報知処理として液晶表示器30にその旨を知らせるための表示を行う(S105B)。報知条件および報知処理の詳細については後述する。次にステップS105で設定された当選フラグに基づき停止制御で参照する停止リンクテーブルを選択する(S106)。停止リンクテーブルの詳細なデータ構造については後述する。
【0066】
スロットマシン1では、遊技者が短時間に多くの遊技メダルを消費することを防ぐために、1ゲームに要する経過時間を計測している。この実施形態では1ゲームの最小消費時間を4.1秒とし、1分間に15ゲーム以上実行できないようにしている。具体的には、1ゲームの経過時間を示す2ミリ秒毎に0までカウントダウンするタイマ値を参照して、タイマ値が0に到達した場合には、タイマ値を4.1秒に相当する初期値(2050)に設定し直す。したがって、ステップS101でスタートレバーが操作されても、前のゲームのリールの回転の開始から4.1秒経過していない場合には、リールR1〜R3は回転させないで待機状態になり、待機状態になったことをランプや音で遊技者に知らせる(S107)。そして、CPU101は、リール駆動信号154a〜154cにパルスを供給して、ステッピングモータを順次又は同時に駆動して、3つのリールを回転させる(S108)。具体的には、リール駆動信号154a〜154cは複数の巻線相を励磁するための複数本の駆動信号ラインを備え、各駆動信号ラインにパルス信号を所定の位相パターンで供給することによりリールは回転する。
【0067】
次にCPU101は、10ステップの加速期間を経て3つのリールR1〜R3を全て一定回転速度に移行させる。3つのリールR1〜R3が一定回転速度に到達したことを検出し、この検出時点を基準時点とし、この基準時点から自動停止時間が経過するまでの残り時間の計測を開始するとともにストップボタン13a〜13cの受け付けができることを知らせるためにストップボタンに内蔵したLEDを点灯させる。具体的には、ステッピングモータの駆動信号ラインに供給するリール駆動信号154a〜154cのパルス幅が一定となったことを検出し、この検出時点を基準時点とし、2ミリ秒毎に0までカウントダウンするタイマ値の初期値として予め定められた自動停止時間(例えば30秒)を示す値をセットする。また、このとき各リールに対応するストップボタンに内蔵されているLEDを点灯させる。
【0068】
なお、3つのリールR1〜R3が一定回転速度に到達したことを検出する方法としては、他に、リールの回転開始から所定ステップ数経過後、又はリールの回転開始から所定時間経過(所定割込み回数発生)後に、ステッピングモータに対して一定間隔のパルスを出力したことをもって一定回転速度に達したと見なす方法や、リールの回転開始から所定ステップ数経過後、又はリールの回転開始から所定時間経過(所定割込み回数発生)後に、さらに、所定時間が経過したこと、所定ステップ数が経過したこと、ステッピングモータが1回転したこと、又はインデックスを検知したことをもって一定回転速度に達していると見なす方法などがある。つまり、本実施形態では一定回転速度に到達したことを検出した時点を基準時点としているが、一定回転速度に到達したと見なした時点を基準時点としてもよい。
【0069】
そして、CPU101は、3つのリールR1〜R3を停止させるリール停止処理を行う(S109)。詳しくは後述するが、リール停止処理では、停止操作指示信号113a〜113cを検出し、遊技者のストップボタンの操作があった場合には、ステップS106で選択した停止リンクテーブルに基づき、ストップボタンの操作タイミングで得られたリール上の図柄位置と停止データテーブル群の停止データから停止させる図柄番号PNを決定し、全ての巻線相を同時に励磁する全相励磁によってブレーキ力を与えて、全相励磁を開始してから15ステップ相当分の惰性で回転して停止させるリール停止処理をそれぞれのリールに対して行う一方、基準時点から自動停止時間が経過すると(残り時間がなくなると)、停止操作が行われなかったリールを自動的に停止させる。
【0070】
次にCPU101は、全てのリールが停止した場合、有効な入賞ライン上に役が成立して入賞したかを判定し(S110)、入賞している場合には役ごとに設定した遊技価値を付与する。次にCPU101は、ゲーム終了判定処理を行い(S111)、続いて当選フラグクリア処理を行う(S112)。ここでは、そのゲームで成立した当選フラグがフラグの持ち越しできる開始賞であれば、入賞した場合にだけ当選フラグをクリアし、入賞せずに取りこぼした場合には当選フラグをクリアせずそのままとする。一方、そのゲームで成立した当選フラグがフラグの持ち越しできない開始賞又は小役賞であれば、入賞したか、入賞しないで取りこぼしたかにかかわらずその当選フラグをクリアする。次にCPU101は、再遊技賞に入賞したかを判定し(S113)、入賞したと判定した場合は、自動ベット処理を行い(S100a)、ステップS101に戻る。入賞していないと判定した場合は、ステップS102で行ったベット操作の禁止を解除し(S114)、遊技メダルの投入又はベットボタン11の入力の受け付けを行えるようにし、次のゲームの開始に備えるため、ステップS100へ戻る。
【0071】
<5−2:賞抽選テーブル決定処理>
図9は、ステップS104の賞抽選テーブル決定処理で選択される賞抽選テーブルを用いた内部抽選の一例を示す説明図である。通常ゲーム中は、「抽選区分1」〜「抽選区分13」までの13の抽選区分のいずれかを内部抽選で決定するための選択確率をそれぞれ「1200/16384」、「1200/16384」、「1200/16384」、「1200/16384」、「1200/16384」、「1200/16384」、「210/16384」、「200/16384」、「600/16384」、「25/16384」、「25/16384」、「2250/16384」、「5873/16384」と設定し、その選択確率を示すデータを記憶した賞抽選テーブルTBL11を使用して内部抽選を行い、選択された抽選区分に対応した賞の当選フラグをセットする。各々の抽選区分の選択確率は、抽選区分ごとに対応した賞の当選確率と同義である。また、「抽選区分13」の選択確率は、いずれの賞でもないハズレの確率を意味する。
【0072】
本実施例の賞抽選テーブルにおいて抽選区分には一又は複数の賞が対応付けられている。賞抽選テーブルTBL11は、テーブル格納アドレスADR11が示す賞抽選テーブルの先頭記憶領域は「抽選区分1」に対応する。この記憶領域には抽選区分データ「1200」が記憶される。「抽選区分1」はSB1賞及び小役D賞が対応付けられている。取得した乱数値が0〜1199の範囲に属している場合は「抽選区分1」が選択され、SB1賞及び小役D賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から02Hオフセットされた記憶領域は「抽選区分2」に対応し、そこには抽選区分データ「1200」が記憶される。「抽選区分2」はSB1賞及び小役E賞が対応付けられている。取得した乱数値が1200〜2399の範囲に属している場合は、「抽選区分2」が選択され、SB1賞及び小役E賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から04Hオフセットされた記憶領域は「抽選区分3」に対応し、そこには抽選区分データ「1200」が記憶される。「抽選区分3」はSB1賞及び小役F賞が対応付けられている。取得した乱数値が2400〜3599の範囲に属している場合は、「抽選区分3」が選択され、SB1賞及び小役F賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から06Hオフセットされた記憶領域は「抽選区分4」に対応し、そこには抽選区分データ「1200」が記憶される。「抽選区分4」はSB2賞及び小役G賞が対応付けられている。取得した乱数値が3600〜4799の範囲に属している場合は、「抽選区分4」が選択され、SB2賞及び小役G賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から08Hオフセットされた記憶領域は「抽選区分5」に対応し、そこには抽選区分データ「1200」が記憶される。「抽選区分5」はSB2賞及び小役H賞が対応付けられている。取得した乱数値が4800〜5999の範囲に属している場合は、「抽選区分4」が選択され、SB2賞及び小役H賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から0AHオフセットされた記憶領域は「抽選区分6」に対応し、そこには抽選区分データ「1200」が記憶される。「抽選区分6」はSB2賞及び小役I賞が対応付けられている。取得した乱数値が6000〜7199の範囲に属している場合は、「抽選区分6」が選択され、SB2賞及び小役I賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から0CHオフセットされた記憶領域は「抽選区分7」に対応し、そこには抽選区分データ「210」が記憶される。「抽選区分7」は小役C賞が対応付けられている。取得した乱数値が7200〜7409の範囲に属している場合は、「抽選区分7」が選択され、小役C賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から0EHオフセットされた記憶領域は「抽選区分8」に対応し、そこには抽選区分データ「200」が記憶される。「抽選区分8」は小役B賞が対応付けられている。取得した乱数値が7410〜7609の範囲に属している場合は、「抽選区分8」が選択され、小役B賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から10Hオフセットされた記憶領域は「抽選区分9」に対応し、そこには抽選区分データ「600」が記憶される。「抽選区分9」は小役A賞が対応付けられている。取得した乱数値が7610〜8209の範囲に属している場合は、「抽選区分9」が選択され、小役A賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から12Hオフセットされた記憶領域は「抽選区分10」に対応し、そこには抽選区分データ「25」が記憶される。「抽選区分10」はBB2賞が対応付けられている。取得した乱数値が8210〜8234の範囲に属している場合は、「抽選区分10」が選択され、BB2賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から14Hオフセットされた記憶領域は「抽選区分11」に対応し、そこには抽選区分データ「25」が記憶される。「抽選区分11」はBB1賞が対応付けられている。取得した乱数値が8235〜8259の範囲に属している場合は、「抽選区分11」が選択され、BB1賞に当選する。賞抽選テーブルの先頭から16Hオフセットされた記憶領域は「抽選区分12」に対応し、そこには抽選区分データ「2250」が記憶される。「抽選区分12」は再遊技賞が対応付けられている。取得した乱数値が8260〜10509の範囲に属している場合は、「抽選区分12」が選択され、再遊技賞に当選する。
【0073】
なお、「抽選区分13」の抽選区分データは記憶しておらず、取得した乱数値を「抽選区分1」から「抽選区分12」まで順次抽選区分データと比較判定し、いずれの範囲にも属していないと判定した場合に「抽選区分13」とみなしハズレとしている。後述する賞抽選テーブルTBL12〜16も抽選する対象とする抽選区分に含まれる賞や数値の幅が異なる以外は賞抽選テーブルTBL11と同じである。図9において、抽選区分13およびTBL11中の抽選区分データ5873をカッコで括ったのは上述の意味である。
【0074】
なお、内部抽選の結果は、図9(B)に示す当選フラグによって記憶する。当選フラグのビット0はBB1当選フラグを示し、ビット1はBB2当選フラグを示し、ビット2はSB1当選フラグを示し、ビット3はSB2当選フラグを示し、ビット4は再遊技当選フラグを示し、ビット5は小役A当選フラグを示し、ビット6は小役B当選フラグを示し、ビット7は小役C当選フラグを示す。また、ビット8は小役D当選フラグを示し、ビット9は小役E当選フラグを示し、ビット10は小役F当選フラグを示し、ビット11は小役G当選フラグを示し、ビット12は小役H当選フラグを示し、ビット13は小役I当選フラグを示す。フラグが「1」にセットされている場合に該当する賞の当選を示す。また、BB1〜2当選フラグは、該当する賞が内部抽選で当選したゲームで入賞できなかった場合は、入賞するまで次ゲームに当選フラグがセットしたまま持ち越す。前のゲームから持ち越したフラグがあるゲームで、内部抽選で他の賞に当選したときは、持ち越されているフラグと新たに当選したフラグの複数のフラグをセットした状態とする。また、内部抽選の結果として、それぞれのビットに賞を割り当てて当選したか否かの情報としてフラグとして管理したが、「01H」なら再遊技賞当選、「02H」なら小役A賞当選というように数値で管理するようにしてもよい。
【0075】
図10は、ステップS104の賞抽選テーブル決定処理で選択される賞抽選テーブルと実行中のゲームの種類との関係を示す説明図である。通常ゲーム中はテーブル格納アドレスADR11が示す賞抽選テーブルTBL11を選択する。SB1ゲーム中及びSB2ゲーム中はADR12が示す賞抽選テーブルTBL12を選択する。BB1持越しゲーム中及びBB2持越しゲーム中はADR13が示す賞抽選テーブルTBL13を選択する。BB1ゲーム中及びBB2ゲーム中はADR15が示す賞抽選テーブルTBL15を選択する。
【0076】
テーブル格納アドレスADR11が示す賞抽選テーブルTBL11を選択する通常ゲーム中に、「抽選区分1」が内部抽選により選択された場合にはSB1賞と小役D賞の両方の当選フラグをセットし、「抽選区分2」が内部抽選により選択された場合にはSB1賞と小役E賞の両方の当選フラグをセットし、「抽選区分3」が内部抽選により選択された場合にはSB1賞と小役F賞の両方の当選フラグをセットし、「抽選区分4」が内部抽選により選択された場合にはSB2賞と小役G賞の両方の当選フラグをセットし、「抽選区分5」が内部抽選により選択された場合にはSB2賞と小役H賞の両方の当選フラグをセットし、「抽選区分6」が内部抽選により選択された場合にはSB2賞と小役I賞の両方の当選フラグをセットする。また、通常ゲーム中に、「抽選区分7」が内部抽選により選択された場合には小役C賞の当選フラグをセットし、「抽選区分8」が内部抽選により選択された場合には小役B賞の当選フラグをセットし、「抽選区分9」が内部抽選により選択された場合には小役A賞の当選フラグをセットし、「抽選区分10」が内部抽選により選択された場合にはBB2賞の当選フラグをセットし、「抽選区分11が内部抽選により選択された場合にはBB1賞の当選フラグをセットし、「抽選区分12」が内部抽選により選択された場合には再遊技賞の当選フラグをセットする。なお、それぞれの抽選区分の選択確率(当選確率)は図9で説明したものと同一である。
ここで、「抽選区分1」〜「抽選区分6」の各々は、二以上の賞が割り当てられた特定区分として機能する。
【0077】
テーブル格納アドレスADR12が示す賞抽選テーブルTBL12を選択するSB1ゲーム中及びSB2ゲーム中は、小役C賞の当選確率を「250/16384」と設定してある。このようにSB1ゲーム中及びSB2ゲーム中は、小役C賞の当選確率が通常ゲーム中と比較して高くなる。この実施形態ではSB1ゲーム及びSB2ゲームは、小役C賞のみ当選確率を高く設定したが、小役A賞〜小役C賞を全て高く設定してもよく、小役A賞〜小役C賞は通常ゲームと同一当選確率としSB1ゲーム又はSB2ゲーム専用の小役賞を設定してもよい。いずれにしても、SBゲーム中は、通常ゲーム中と比較して、小役賞の合成確率(複数の小役賞の当選確率の和)が高くなる。本実施例ではSB1ゲーム及びSB2ゲームは、小役賞の合成確率を高く設定したが、小役賞の合成確率を通常ゲームと同じ又は小さく設定しても本発明を実施することは可能である。
【0078】
テーブル格納アドレスADR11が示す賞抽選テーブルTBL13を選択するBB1持越しゲーム中及びBB2持越しゲーム中に、「抽選区分1」が内部抽選により選択された場合には小役D賞の当選フラグをセットし、「抽選区分2」が内部抽選により選択された場合には小役E賞の当選フラグをセットし、「抽選区分3」が内部抽選により選択された場合には小役F賞の当選フラグをセットし、「抽選区分4」が内部抽選により選択された場合には小役G賞の当選フラグをセットし、「抽選区分5」が内部抽選により選択された場合には小役H賞の当選フラグをセットし、「抽選区分6」が内部抽選により選択された場合には小役I賞の当選フラグをセットする。また、BB1持越しゲーム中及びBB2持越しゲーム中に、「抽選区分7」が内部抽選により選択された場合には小役C賞の当選フラグをセットし、「抽選区分8」が内部抽選により選択された場合には小役B賞の当選フラグをセットし、「抽選区分9」が内部抽選により選択された場合には小役A賞の当選フラグをセットし、「抽選区分10」の選択確率は0としてあるため選択されず、「抽選区分11」の選択確率は0としてあるため選択されず、「抽選区分12」が内部抽選により選択された場合には再遊技賞の当選フラグをセットする。なお、それぞれの抽選区分の選択確率(当選確率)は図10でに示したとおりであるが、小役A賞・小役B賞・小役C賞・小役D賞・小役E賞・小役F賞・小役G賞・小役H賞・小役I賞・再遊技賞の当選確率は、通常ゲーム中の当選確率と同一に設定している。また、BB1持越しゲーム中及びBB2持越しゲーム中には開始賞には当選しない。なお、BB1持越しゲーム中及びBB2持越しゲーム中にはそれぞれBB1賞の当選フラグおよびBB2賞の当選フラグがセットされているので、上述の各小役賞および再遊技賞の当選フラグがセットされるときは、BB1賞の当選フラグおよびBB2賞と合わせた新たなフラグが生成されたことになる。
【0079】
テーブル格納アドレスADR15が示す賞抽選テーブルTBL15を選択するBB1ゲーム中及びBB2ゲーム中は、小役B賞の当選確率を「8373/16384」と設定してある。このようにBB1ゲーム中及びBB2ゲーム中は、小役B賞の当選確率が通常ゲーム中と比較して高くなる。この実施形態ではBB1ゲーム中及びBB2ゲームは、小役B賞のみ当選確率を高く設定したが、小役A賞〜小役C賞を全て高く設定してもよく、小役A賞〜小役C賞は通常ゲームと同一当選確率としBB1ゲーム中及びBB2ゲーム専用の小役賞を設定してもよい。いずれにしても、BBゲーム中は、通常ゲーム中と比較して、小役賞の合成確率(複数の小役賞の当選確率の和)が高くなる。
【0080】
<5−3:当選フラグセット処理>
図11及び図12は、ステップS105の当選フラグセット処理の内容を示すフローチャートである。この当選フラグセット処理では、取得した乱数値とステップS104で決定したゲームの種類に応じた賞抽選テーブルから、そのゲームに有効な当選フラグをセットすることであり、同じ乱数値でもゲームの種類により賞抽選テーブルが異なればセットする当選フラグも異なり、同じ賞抽選テーブルでも乱数値が異なればセットする当選フラグも異なる。また、前ゲームから持ち越した当選フラグがある場合には、持ち越した当選フラグと当ゲームで取得した乱数値からセットする当選フラグとを合わせて、当選フラグをセットする。また、複数の抽選区分のうち抽選区分1、抽選区分2、抽選区分3、抽選区分4、抽選区分5及び抽選区分6では、その抽選区分に対応した複数の当選フラグをセットする。
【0081】
CPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分1」の範囲に属するか否かで判定し(S105a)、「抽選区分1」に属していると判定した場合は、さらにBB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであるかを判定する(S105a1)。CPU101は、ステップS105a1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームでないと判定した場合は、SB1当選フラグ及び小役D当選フラグをセットする(S105a2)。一方、CPU101は、ステップS105a1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであると判定した場合は、SB1当選フラグをセットせず、小役D当選フラグのみをセットする(S105a3)。
【0082】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分2」の範囲に属するか否かで判定し(S105b)、「抽選区分2」に属していると判定した場合は、さらにBB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであるかを判定する(S105b1)。CPU101は、ステップS105b1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームでないと判定した場合は、SB1当選フラグ及び小役E当選フラグをセットする(S105b2)。一方、CPU101は、ステップS105b1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであると判定した場合は、SB1当選フラグをセットせず、小役E当選フラグのみをセットする(S105b3)。
【0083】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分3」の範囲に属するか否かで判定し(S105c)、「抽選区分3」に属していると判定した場合は、さらにBB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであるかを判定する(S105c1)。CPU101は、ステップS105c1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームでないと判定した場合は、SB1当選フラグ及び小役F当選フラグをセットする(S105c2)。一方、CPU101は、ステップS105c1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであると判定した場合は、SB1当選フラグをセットせず、小役F当選フラグのみをセットする(S105b3)。
【0084】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分4」の範囲に属するか否かで判定し(S105d)、「抽選区分3」に属していると判定した場合は、さらにBB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであるかを判定する(S105d1)。CPU101は、ステップS105d1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームでないと判定した場合は、SB2当選フラグ及び小役G当選フラグをセットする(S105d2)。一方、CPU101は、ステップS105d1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであると判定した場合は、SB2当選フラグをセットせず、小役G当選フラグのみをセットする(S105d3)。
【0085】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分5」の範囲に属するか否かで判定し(S105e)、「抽選区分5」に属していると判定した場合は、さらにBB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであるかを判定する(S105e1)。CPU101は、ステップS105e1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームでないと判定した場合は、SB2当選フラグ及び小役H当選フラグをセットする(S105e2)。一方、CPU101は、ステップS105e1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであると判定した場合は、SB2当選フラグをセットせず、小役H当選フラグのみをセットする(S105e3)。
【0086】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分6」の範囲に属するか否かで判定し(S105f)、「抽選区分6」に属していると判定した場合は、さらにBB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであるかを判定する(S105f1)。CPU101は、ステップS105f1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームでないと判定した場合は、SB2当選フラグ及び小役I当選フラグをセットする(S105f2)。一方、CPU101は、ステップS105f1で、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームであると判定した場合は、SB2当選フラグをセットせず、小役I当選フラグのみをセットする(S105f3)。
以上説明したように、BB1持越しゲーム又はBB2持越しゲーム中においては、2つの賞が割り当てられた抽選区分1〜6が抽選によって選択されても、特定ゲーム開始賞たるSB1賞及びSB2賞に対応する当選フラグをセットしない。このように抽選区分に二以上の賞を対応付けておき、ゲーム種類に応じて抽選区分に対応付けられた複数の賞から所定の賞を選択すると、賞抽選テーブルを異なる種類のゲームで兼用することができる。この結果、ROM104の記憶容量を削減することができる。
【0087】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分7」の範囲に属するか否かで判定し(S105g)、「抽選区分7」に属していると判定した場合は、小役C当選フラグをセットする(S105g1)。
【0088】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分8」の範囲に属するか否かで判定し(S105h)、「抽選区分8」に属していると判定した場合は、小役B当選フラグをセットする(S105h1)。
【0089】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分9」の範囲に属するか否かで判定し(S105i)、「抽選区分9」に属していると判定した場合は、小役A当選フラグをセットする(S105i1)。
【0090】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分10」の範囲に属するか否かで判定し(S105k)、「抽選区分10」に属していると判定した場合は、BB2当選フラグをセットする(S105k1)。なお、各持越しゲーム、BBゲームではBB2賞の抽選区分データは「0」であり内部抽選の抽選対象に含めない。
【0091】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分11」の範囲に属するか否かで判定し(S105l)、「抽選区分11」に属していると判定した場合は、BB1当選フラグをセットする(S105l1)。なお、各持越しゲーム、BBゲームではBB1賞の抽選区分データは「0」であり内部抽選の抽選対象に含めない。
【0092】
次にCPU101は、取得した乱数値が賞抽選テーブルの「抽選区分12」の範囲に属するか否かで判定し(S105m)、「抽選区分12」に属していると判定した場合は、再遊技1当選フラグをセットする(S105m1)。なお、BBゲームでは再遊技賞の抽選区分データは「0」であり内部抽選の抽選対象に含めない。その後、当処理を終了する。
【0093】
<5−4:停止リンクテーブル選択処理>
図13〜図15は、ステップS106の停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートである。この停止リンクテーブル選択処理では、ステップS105で設定した当選フラグから、停止制御で使用する賞ごとに設定した停止リンクテーブルTBL20〜TBL59を選択し、停止操作順序に従って表示位置を特定する停止データテーブル選択テーブル(以下「選択テーブル」と呼ぶ)及び停止データテーブルを順次選択しながら停止表示を行う。図17は、停止リンクテーブルのデータ構造を示す説明図である。停止リンクテーブルは内部抽選により当選する賞に応じて分類されており、図17(A)は再遊技用の停止リンクテーブルTBL20を示し、同図(B)はSB1用の停止リンクテーブルTBL26を示す。そして、各停止リンクテーブルTBL20〜TBL59は、最初に停止操作されたリールにより、(a)第1停止操作が左リールR1、(b)第1停止操作が中リールR2、(c)第1停止操作が右リールR3、の3つに区分され、更に、賞を構成する図柄を上段・中段・下段の表示位置のいずれに表示するかで区分されている。
【0094】
図17(A)に示す再遊技用の停止リンクテーブルTBL20を用いてテーブルの構造を説明する。再遊技賞に当選したゲームでは、第1停止操作が左リールR1のとき停止リンクテーブルTBL20の(a)のデータ群を選択し、第1停止操作が中リールR2のとき、停止リンクテーブルTBL20の(b)のデータ群を選択し、第1停止操作が右リールR3であったとき、停止リンクテーブルTBL20の(c)のデータ群を選択する。
【0095】
次に再遊技賞に係る役を構成する「プラム」図柄を上段、中段又は下段の表示位置のいずれかに表示するかで、最初の左リールR1に用いる停止データテーブルを選択する。ここで「プラム」図柄をどの表示位置に表示するかの選択は、遊技者の停止操作タイミングに応じた図柄位置に対応させ、上段、中段又は下段のいずれかの表示位置をあらかじめ設定しておく選択テーブルを用いる。図18は、各当選フラグに応じた停止リンクテーブルの一覧である。例えば、TBL41は、BB1持越しゲーム中に小役A賞に当選した場合、すなわちBB1賞および小役A賞の当選フラグが生成されているときに選択される停止リンクテーブル「BB1・小役A用停止リンクテーブル」を示し、TBL32は、通常ゲーム中にSB1賞および小役D賞に当選した場合、すなわちSB1賞および小役D賞の当選フラグが生成されているときに選択される停止リンクテーブル「SB1・小役D用停止リンクテーブル」を示している。
【0096】
図19は、第1停止操作が左リールR1のときの再遊技用の選択テーブル000R1およびその選択テーブルテーブルに含まれる停止データテーブルを示す説明図である。選択テーブル000R1は、遊技者の停止操作のタイミングが、図柄番号PN=1、5、6、7、8、9、14、15、16、17、及び18の場合には停止データテーブルTBL101を、図柄番号PN=3、4、11、12、13、20及び21の場合には停止データテーブルTBL102を、図柄番号PN=2、10及び19の場合には、停止データテーブルTBL103を選択することを示す。遊技者の停止操作のタイミングが図柄番号(停止図柄番号)PN=7であった場合で例示すると、左リールR1を停止させる停止データテーブルとしてTBL101を選択することが決定され、プラム図柄が中段表示位置に表示される。
【0097】
図17において、第1停止操作で左リールR1が選択され、TBL20の(a)のデータ群が選択した場合で、「プラム」図柄を左リールR1の上段表示位置に表示するときには選択テーブル001R1により停止データテーブルTBL102を選択し、中段表示位置に表示するときには選択テーブル000R1によりにより停止データテーブルTBL101を選択し、下段表示位置に表示するときには選択テーブル000R1により停止データテーブルTBL103を選択する。ここで、停止データテーブルTBL103を選択して「プラム」図柄を下段表示位置に表示する場合で説明すると、左リールR1の下段表示位置が入賞ラインに含まれるL3ラインとL5ラインとが候補となるので、第2停止操作で、中リールR2が選択された場合には、第2停止で用いる選択テーブル103R2を選択する。選択テーブル103R2は、第1停止で停止データテーブルTBL103が選択された後、第2停止操作で、中リールR2が選択された場合に用いるものである。選択テーブル103R2は、図19の選択テーブル000R1と同様に遊技者の停止操作のタイミングの図柄番号(停止図柄番号)に応じて、選択する停止データテーブルが設定されている。また、選択テーブル103R2では、下段表示位置に表示する停止データテーブルTBL203か、中段表示位置に表示する停止データテーブルTBL201が対応づけられており、どちらかが選択される。
【0098】
一方、第2停止操作で右リールR3が選択された場合には、第2停止で用いる選択テーブル103R3を選択する。選択テーブル103R3では、下段表示位置に表示する停止データテーブルTBL303か、中段表示位置に表示する停止データテーブルTBL301が対応づけられており、どちらかが選択される。ここで、停止データテーブルTBL201を選択して「プラム」図柄を中リールR2の中段表示位置に表示した場合で説明すると、第3停止操作では残りの右リールR3の上段表示位置となる停止データテーブルTBL302を選択し、入賞ラインL5上に「プラム役」を表示する。
【0099】
第1停止操作で中リールR2が選択されTBL20の(b)のデータ群を選択した場合は、「プラム」図柄を中段表示位置に表示するTBL201しか選択できない。左リールR1において「チェリー」図柄と「プラム」図柄を同時に表示することを防止するためで、左リールR1で「プラム」図柄を上段又は下段の表示位置に表示してしまうと、下段又は上段の表示位置に「チェリー」図柄が表示される可能性があるため、左リールR1の上段又は下段の表示位置を含む入賞ラインを選択できないからである。第2停止操作で、左リールR1が選択された場合にはTBL101を選択し、第3停止操作ではTBL301を選択する。第2停止操作で、右リールR3が選択された場合にはTBL301を選択し、第3停止操作ではTBL101を選択する。この結果、入賞ラインL1上に「プラム役」を表示する。
【0100】
同様の理由で、第1停止操作で右リールR3が選択されTBL20の(c)のデータ群を選択した場合は、「プラム」図柄を中段表示位置に表示するTBL301しか選択できない。第2停止操作で、左リールR1が選択された場合にはTBL101を選択し、第3停止操作ではTBL201を選択する。第2停止操作で、中リールR2が選択された場合にはTBL201を選択し、第3停止操作ではTBL101を選択する。この結果、入賞ラインL1上に「プラム役」を表示する。
【0101】
図17(B)に示すSB1用の停止リンクテーブルTBL26では、TBL26の(a)、TBL26の(b)又はTBL26の(c)のデータ群が選択されても、遊技者の停止操作タイミングに応じていずれかの入賞ラインL1〜L5に「赤7プラムプラム役」を表示する。このように停止リンクテーブルは、停止操作の操作順序と上段、中段又は下段の表示位置に応じて選択すべき選択テーブル及び停止データテーブルを示すテーブル番号又はテーブルを記憶したアドレス等を記憶したものである。
【0102】
図20は、複数の選択テーブルを記憶した選択テーブル群TBL71の一例と複数の停止データテーブルを記憶した停止データテーブル群TBL81の一例を示す説明図である。なお、選択テーブル群TBL71には、再遊技賞(再遊技)および小役B賞(小役B)に応じた各リールR1〜R3の選択テーブルが示されている。TBL71には、再遊技賞の第1停止で選択されるTBL000R1、TBL000R2及びTBL000R3、第2停止で選択されるTBL101R2及びTBL101R3、102R2及び102R3、103R2及び103R3、201R1及び201R3、202R1及び202R3、203R1及び203R3、301R1及び301R2、302R1及び302R2、並びに303R1及び303R2で構成されており、小役B賞の第1停止で選択されるTBL020R1、TBL020R2及びTBL020R3、第2停止で選択されるTBL121R2及びTBL121R3、122R2及び122R3、123R2及び123R3、221R1及び221R3、222R1及び222R3、223R1及び223R3、321R1及び321R2、322R1及び322R2、並びに323R1及び323R2で構成されている。なお、図20の選択テーブル群TBL71には、再遊技賞と小役B賞の選択テーブルのみ図示ししたが、その他の各賞の選択テーブルも同様に選択テーブル群TBL71に構成されている。また、停止データテーブル群TBL81に示すように、各リールR1〜R3、並びに各賞及びハズレに応じた停止データテーブルTBL101〜TBL199、TBL201〜TBL299、TBL301〜TBL399、TBL1D1〜TBL1S3、TBL2D1〜TBL2S3及びTBL3D1〜TBL3S3で構成されている。なお、図20の停止データテーブル群TBL81には、BB2賞に係る停止データテーブルを図示していないが、BB1賞と同様に停止データテーブル群TBL81に構成されている。また、本実施形態における停止データテーブル群TBL81は各賞又はハズレに応じて区分されたものとしたが、必ずしもそのように区分する必要もなく、また、同じ停止データテーブルである場合には、賞が異なっても兼用して使用することも可能である。
【0103】
説明を図13〜図15に戻す。停止リンクテーブル選択の処理は、まずCPU101が、再遊技当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106a)、セットされていると判定した場合は、再遊技用の停止リンクテーブルTBL20を選択し(S106a1)、当処理を終了する。
【0104】
同様に、CPU101は、BB1当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106b)、セットされていると判定した場合は、さらに小役A当選フラグがセットされているかを判定する(S106b1)。一方、CPU101は、ステップS106bで、BB1当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらにBB2当選フラグがセットされているかを判定する(S106c)。ステップS106b1で、小役A当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB1・小役A用の停止リンクテーブルTBL41を選択し(S106b2)、当処理を終了する。一方、ステップS106b1で、小役A当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役B当選フラグがセットされているかを判定する(S106b3)。
【0105】
CPU101は、ステップS106b3で、小役B当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB1・小役B用の停止リンクテーブルTBL42を選択し(S106b4)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106b3で、小役B当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役C当選フラグがセットされているかを判定する(S106b5)。
【0106】
CPU101は、ステップS106b5で、小役C当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB1・小役C用の停止リンクテーブルTBL43を選択し(S106b6)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106b5で、小役C当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役D当選フラグがセットされているかを判定する(S106b7)。
【0107】
CPU101は、ステップS106b7で、小役D当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44を選択し(S106b8)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106b7で、小役D当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役E当選フラグがセットされているかを判定する(S106b9)。
【0108】
CPU101は、ステップS106b9で、小役E当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB1・小役E用の停止リンクテーブルTBL45を選択し(S106b10)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106b9で、小役E当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役F当選フラグがセットされているかを判定する(S106b11)。
【0109】
CPU101は、ステップS106b11で、小役F当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB1・小役F用の停止リンクテーブルTBL46を選択し(S106b12)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106b10で、小役F当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役G当選フラグがセットされているかを判定する(S106b13)。
【0110】
CPU101は、ステップS106b13で、小役G当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB1・小役G用の停止リンクテーブルTBL47を選択し(S106b14)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106b13で、小役G当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役H当選フラグがセットされているかを判定する(S106b15)。
【0111】
CPU101は、ステップS106b15で、小役H当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB1・小役H用の停止リンクテーブルTBL48を選択し(S106b16)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106b15で、小役H当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役I当選フラグがセットされているかを判定する(S106b17)。
【0112】
CPU101は、ステップS106b17で、小役I当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB1・小役I用の停止リンクテーブルTBL49を選択し(S106b18)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106b17で、小役I当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、BB1用の停止リンクテーブルTBL27を選択し(S106b19)、当処理を終了する。
【0113】
同様に、CPU101は、BB2当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106c)、セットされていると判定した場合は、さらに小役A当選フラグがセットされているかを判定する(S106c1)。一方、CPU101は、ステップS106cで、BB2当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらにSB1当選フラグがセットされているかを判定する(S106d)。ステップS106c1で、小役A当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB2・小役A用の停止リンクテーブルTBL51を選択し(S106c2)、当処理を終了する。一方、ステップS106c1で、小役A当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役B当選フラグがセットされているかを判定する(S106c3)。
【0114】
CPU101は、ステップS106c3で、小役B当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB2・小役B用の停止リンクテーブルTBL52を選択し(S106c4)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106c3で、小役B当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役C当選フラグがセットされているかを判定する(S106c5)。
【0115】
CPU101は、ステップS106c5で、小役C当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB2・小役C用の停止リンクテーブルTBL53を選択し(S106c6)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106c5で、小役C当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役D当選フラグがセットされているかを判定する(S106c7)。
【0116】
CPU101は、ステップS106c7で、小役D当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB2・小役D用の停止リンクテーブルTBL54を選択し(S106c8)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106c7で、小役D当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役E当選フラグがセットされているかを判定する(S106c9)。
【0117】
CPU101は、ステップS106c9で、小役E当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB2・小役E用の停止リンクテーブルTBL55を選択し(S106c10)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106c9で、小役E当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役F当選フラグがセットされているかを判定する(S106c11)。
【0118】
CPU101は、ステップS106c11で、小役F当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB2・小役F用の停止リンクテーブルTBL56を選択し(S106c12)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106c10で、小役F当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役G当選フラグがセットされているかを判定する(S106c13)。
【0119】
CPU101は、ステップS106c13で、小役G当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB2・小役G用の停止リンクテーブルTBL57を選択し(S106c14)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106c13で、小役G当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役H当選フラグがセットされているかを判定する(S106c15)。
【0120】
CPU101は、ステップS106c15で、小役H当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB2・小役H用の停止リンクテーブルTBL58を選択し(S106c16)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106c15で、小役H当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役I当選フラグがセットされているかを判定する(S106c17)。
【0121】
CPU101は、ステップS106c17で、小役I当選フラグがセットされていると判定した場合は、BB2・小役I用の停止リンクテーブルTBL59を選択し(S106c18)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106c17で、小役I当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、BB2用の停止リンクテーブルTBL26を選択し(S106c19)、当処理を終了する。
【0122】
同様に、CPU101は、SB1当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106d)、セットされていると判定した場合は、さらに小役D当選フラグがセットされているかを判定する(S106d1)。一方、CPU101は、ステップS106dで、SB1当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらにSB2当選フラグがセットされているかを判定する(S106e)。ステップS106d1で、小役D当選フラグがセットされていると判定した場合は、SB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL32を選択し(S106d2)、当処理を終了する。一方、ステップS106d1で、小役D当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役E当選フラグがセットされているかを判定する(S106d3)。
【0123】
CPU101は、ステップS106d3で、小役E当選フラグがセットされていると判定した場合は、SB1・小役E用の停止リンクテーブルTBL33を選択し(S106d4)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106d3で、小役E当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役F当選フラグがセットされているかを判定する(S106d5)。
【0124】
CPU101は、ステップS106d5で、小役F当選フラグがセットされていると判定した場合は、SB1・小役F用の停止リンクテーブルTBL34を選択し(S106d6)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106d5で、小役F当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、SB1用の停止リンクテーブルTBL30を選択し(S106d7)、当処理を終了する。
【0125】
同様に、CPU101は、SB2当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106e)、セットされていると判定した場合は、さらに小役G当選フラグがセットされているかを判定する(S106e1)。一方、CPU101は、ステップS106eで、SB2当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役A当選フラグがセットされているかを判定する(S106f)。ステップS106e1で、小役G当選フラグがセットされていると判定した場合は、SB2・小役G用の停止リンクテーブルTBL35を選択し(S106e2)、当処理を終了する。一方、ステップS106e1で、小役G当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役H当選フラグがセットされているかを判定する(S106e3)。
【0126】
CPU101は、ステップS106e3で、小役H当選フラグがセットされていると判定した場合は、SB2・小役H用の停止リンクテーブルTBL36を選択し(S106e4)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106e3で、小役H当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、さらに小役I当選フラグがセットされているかを判定する(S106e5)。
【0127】
CPU101は、ステップS106e5で、小役I当選フラグがセットされていると判定した場合は、SB2・小役I用の停止リンクテーブルTBL37を選択し(S106e6)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS106e5で、小役I当選フラグがセットされていないいと判定した場合は、SB2用の停止リンクテーブルTBL31を選択し(S106e7)、当処理を終了する。
【0128】
同様に、CPU101は、小役A当選フラグがセットされていると判定した場合は(S106f)、小役A用の停止リンクテーブルTBL24を選択し(S106f1)、当処理を終了する。小役B当選フラグがセットされていると判定した場合は(S106g)、小役B用の停止リンクテーブルTBL23を選択し(S106g1)、当処理を終了する。小役C当選フラグがセットされていると判定した場合は(S106h)、小役C用の停止リンクテーブルTBL22を選択し(S106h1)、当処理を終了する。最後に、CPU101は、1つの当選フラグもセットされていない場合には、ハズレ用の停止リンクテーブルTBL29を選択し(S106i)、当処理を終了する。
【0129】
上述の説明を要約すれば、通常ゲーム中において、SB1当選フラグがセットされていると判定した場合は(S106d)、小役D賞〜小役F賞の当選フラグがセットされているかを判定した上で(S106d1、S106d3、S105d5)小役D賞〜小役F賞のいずれかの当選フラグがセットされているときは、SB1賞および小役D賞〜小役F賞のいずれかに対応する停止リンクテーブルTBL32〜TBL34を選択するものであり、一方、SB2当選フラグがセットされていると判定した場合は(S106e)、小役G賞〜小役I賞の当選フラグがセットされているかを判定した上で(S106e1、S106e3、S105e5)小役G賞〜小役I賞のいずれかの当選フラグがセットされているときは、SB2賞および小役G賞〜小役I賞のいずれかに対応する停止リンクテーブルTBL35〜TBL37を選択するものである。停止リンクデータテーブルTBL32〜TBL34は前述した説明に準ずるものであるが、SB1当選フラグおよび小役D賞〜小役F賞の当選フラグがセットされている場合にSB1に入賞することを優先した停止制御を行い、SB1に入賞する可能性が無いときに小役D賞〜小役F賞に入賞するように停止制御を行う。また、停止リンクデータテーブルTBL35〜TBL37は前述した説明に準ずるものであるが、SB2当選フラグおよび小役G賞〜小役I賞の当選フラグがセットされている場合にSB2に入賞することを優先した停止制御を行い、SB2に入賞する可能性が無いときに小役G賞〜小役I賞に入賞するように停止制御を行う。しかし、本実施例では通常ゲーム中で、SB1賞又はSB2賞に当選すると、それぞれの図柄配置をいかなる停止操作を行っても入賞できる(100%引き込み)としているために、小役D賞〜小役F賞および小役G賞〜小役I賞には入賞しない。したがって、SB1・小役D用の停止リンクテーブル等ではなく、SB1用の停止リンクテーブルおよびSB2用の停止リンクテーブルによる停止制御を行っている。
【0130】
SB1当選フラグ又はSB2当選フラグのいずれかの当選フラグがセットされているゲームにおいては、前述の図9及び図10に示すとおり、小役D〜小役Iのいずれかの当選フラグも同時にセットされている。しかしながら、前述の図6の賞と役に示すとおり、SB1賞は「赤7プラムプラム役」に対応しており、小役D賞は「赤7白7白7役」、小役E賞は「赤7赤7白7役」、小役E賞の「赤7白7役赤7」に各々対応している。そこで、SB1賞と小役D賞〜小役F賞は、左リールの「赤7」図柄を役に共通の図柄とし、中リールR2及び右リールR3の図柄が異なる。また、中リールR2及び右リールR3では、SB1賞に入賞する役を構成する「プラム」図柄を、100%引き込み可能図柄として配置している。したがって、SB1賞及び小役D賞〜小役F賞のいずれかの当選フラグが同時にセットされているゲームにおいて、中リールR2及び右リールR3では、小役D賞〜小役F賞の役を構成する図柄を引き込まなくなっており、SB1・小役D用停止リンクテーブルTBL32、SB1・小役E用停止リンクテーブルTBL33及びSB1・小役F用停止リンクテーブルTBL34、を用意する必要がない。また同様に、SB2・小役D用停止リンクテーブルTBL35、SB2・小役E用停止リンクテーブルTBL36及びSB2・小役F用停止リンクテーブルTBL37も用意する必要がない。
【0131】
図16は、図14に続きステップS106の停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートのうち、SB1賞、SB2賞、小役A賞、小役B賞及び小役C賞に対応した停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートである。同図は、図15のステップS106d〜ステップS106d7をステップS206d〜ステップS206d1に置換し、かつ、ステップS106e〜ステップS106e7をステップS206e〜ステップS206e1に置換したものである。
【0132】
まず、CPU101は、SB1当選フラグがセットされていると判定した場合は(S206d)、SB1用の停止リンクテーブルTBL30を選択する(S206d1)、当処理を終了する。同様に、CPU101は、SB2当選フラグがセットされていると判定した場合は(S206e)、SB2用の停止リンクテーブルTBL31を選択し(S206e1)、当処理を終了する。
【0133】
同様に、CPU101は、SB1当選フラグがセットされているか否かを判定し(S206d)、セットされていると判定した場合は、SB1用の停止リンクテーブルTBL30を選択し(S206d1)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS206dで、SB1当選フラグがセットされていないと判定した場合は、さらにSB2当選フラグがセットされているかを判定する(S206e)。
【0134】
CPU101は、SB2当選フラグがセットされているか否かを判定し(S206e)、セットされていると判定した場合は、SB2用の停止リンクテーブルTBL31を選択し(S206e1)、当処理を終了する。一方、CPU101は、ステップS206eで、SB2当選フラグがセットされていないと判定した場合は、さらに小役A当選フラグがセットされているかを判定する(S106f)。ステップS106f以降は、図15と同じ処理を行う。
【0135】
図21は、右リールR3の停止に用いる停止データテーブルのデータ構造を示す説明図である。同図(A)は右リール帯の図柄配列を示し、同図15(B)、(C)、(D)はそれぞれ再遊技用の停止データテーブルTBL301、小役B用の停止データテーブルTBL321及びBB1用の停止データテーブルTBL361を示す。スロットマシン1では、停止操作指示信号113a〜113cを検出したタイミングで中段表示位置を基準位置として、その基準位置に対応するリール上の図柄位置を示す図柄番号PNを取得して「停止操作図柄番号」とする。ここで、基準位置に対応するリール上の図柄位置を示す図柄番号PNとは、停止操作指示信号113a〜113cを検出したタイミングで、直ちにリールを停止させた場合に、基準位置とする中段表示位置に表示することが可能な図柄番号を意味する。停止データテーブルは、取得した停止操作図柄番号が示す図柄位置から何コマ先の図柄位置までリールの回転を進めて停止することを指示する「0」〜「4」までの進みコマ数を記憶している。「0」であれば停止操作図柄番号が示す図柄位置で停止することを意味し、「4」であれば停止操作図柄番号が示す図柄位置から4コマ図柄先の図柄位置で停止することを意味する。その結果、進みコマ数で指定された図柄位置に対応する図柄を基準位置とした中段表示位置に表示することができる。つまり、停止操作指示信号113a〜113cを検出したタイミングで取得した停止操作図柄番号に対応づけられた進みコマ数を停止データテーブルから得る。なお、停止データテーブルはどこの図柄位置まで進めてリールを停止するかを指示できればよいので、「0」〜「4」のような進みコマ数ではなく、停止する図柄番号PNを記憶するようにしてもよい。
【0136】
再遊技用の停止データテーブルTBL301は、取得した停止操作図柄番号がどの番号であっても、中段表示位置に「プラム」図柄を表示することができる停止データとなっている。また小役B用の停止データテーブルTBL321でも、取得した停止操作図柄番号がどの番号であっても、中段表示位置に「ベル」図柄を表示することができる停止データとなっている。「プラム」図柄及び「ベル」図柄を、図21(A)に示すように、21図柄のうち5個を4コマ間隔以内に配置しているので、「プラム」図柄及び「ベル」図柄柄を必ず所定の表示位置に表示することができる100%引き込み可能図柄となっている。
【0137】
一方、BB1用の停止データテーブルTBL361は、取得した停止操作図柄番号が当該引き込み範囲を示す「5」〜「9」の5箇所でのみ「赤7」図柄を中段表示位置に表示することができる停止データとなっている。取得した停止操作図柄番号が「2」〜「4」であった場合は「スイカ」図柄を中段表示位置に表示し、取得した停止操作図柄番号が「14」〜「20」であった場合は「ベル」図柄を中段表示位置に表示し、「1」、「10」〜「13」および「21」であった場合は「チェリー」図柄を中段表示位置に表示する。
【0138】
遊技者の停止操作タイミングにおける停止操作図柄番号PNが「8」であった場合で例示すると、再遊技用の停止データテーブルTBL301を選択している場合は、進みコマ数「2」を取得し、停止操作図柄番号の示す図柄位置から2コマ進めて図柄番号PN=10の「プラム」図柄を中段表示位置に表示する。小役B用の停止データテーブルTBL321を選択している場合は、進みコマ数「3」を取得し、停止操作図柄番号の示す図柄位置から3コマ進めて図柄番号PN=11の「ベル」図柄を中段表示位置に表示する。BB1用の停止データテーブルTBL361を選択している場合は、進みコマ数「1」を取得し、停止操作図柄番号の示す図柄位置から1コマ進めて図柄番号PN=9の「赤7」図柄を中段表示位置に表示する。このように選択する停止データテーブルにより、取得した停止操作図柄番号が同じであっても中段表示位置に停止する図柄が異なる。
【0139】
<5−5:リール停止処理>
図22〜図23は、ステップS109のリール停止処理の内容を示すフローチャートである。このリール停止処理は、停止データテーブル群の停止データにしたがってリールを停止する操作用停止制御処理、基準時点から自動停止時間が経過してから最後に停止するリールが自動停止するまでの間に停止操作がなされなければ自動停止するように当該リールを制御する自動停止処理と、基準時点から自動停止時間が経過してから最後に停止するリールが自動停止するまでの間に停止操作がなされれば操作用停止制御処理によって当該リールが停止されるように停止制御を管理する停止制御管理処理を含む。以下、具体的に述べる。
【0140】
まずCPU101は、残り時間を示すタイマ値を参照して基準時点から自動停止時間が経過したか否かと(S109a)、1回目のストップボタンの停止操作が行われたか否かを、停止操作指示信号113a〜113cに基づいて判定する(S109b)。この例では、ストップボタン13a、13b、13cには停止ボタン番号「1」、「2」、「3」が各々割り当てられている。
【0141】
ステップS109bでは、停止操作指示信号113a〜113cのいずれかの信号を検知した場合に、1回目のストップボタンの停止操作が行われたと判定する。この場合には、検出した停止操作指示信号113a〜113cからストップボタンの種別を示す停止ボタン番号を取得し、停止操作直後の停止操作図柄番号「1」〜「3」を取得する。また、停止操作指示信号113a〜113cを検出したタイミングで停止操作図柄番号を取得する(S109c)。
【0142】
一方、ステップS109aで自動停止時間が経過したと判定した場合には、その時点における右リールR3の停止ボタン番号「3」と図柄番号を取得し(S109c1)、ステップS109dに移行する。
【0143】
次にCPU101は、ステップS106の停止リンクテーブル選択処理で選択された当選フラグに基づいた停止リンクテーブルの中から停止ボタン番号から使用可能な停止リンクテーブルのデータ群を限定する(S109d)。具体的には、取得した停止ボタン番号から左リールR1用の停止リンクテーブル(a)、中リールR2用の停止リンクテーブル(b)又は右リールR3用の停止リンクテーブル(c)からどのデータ群を使用するかを限定する。
【0144】
次にCPU101は、停止すべき図柄を、上段、中段又は下段の表示位置のいずれかに表示するかを選択テーブルにより決定する。具体的には、停止操作直後の停止操作図柄番号に対応した停止データを選択する(S109f)。
【0145】
次にCPU101は、選択した停止データテーブルを参照して、取得した停止操作図柄番号に応じた進みコマ数を取得し(S109g)、停止操作のあったリールを進みコマ数に基づいて回転を進めて停止させる(S109h)。
【0146】
次にCPU101は、残り時間を示すタイマ値を参照して、基準時点から自動停止時間が経過したか否かと(S109j)、2回目のストップボタンの停止操作が行われたか否かを、停止操作指示信号113a〜113cに基づいて判定する(S109k)。
【0147】
ステップS109kでは、既に検知した以外の停止操作指示信号113a〜113cのいずれかの信号を検知した場合に、2回目のストップボタンの停止操作が行われたと判定する。この場合には、検出した停止操作指示信号113a〜113cからストップボタンの種別を示す停止ボタン番号「1」〜「3」を取得する。また、停止操作指示信号113a〜113cを検出したタイミングで停止操作図柄番号を取得する(S109m)。
【0148】
一方、ステップS109hで自動停止時間が経過した場合には、その時点で回転している残りのリールのうち最も右側よりのリールの停止ボタン番号と図柄番号を取得する(S109m1)。具体的には、右リールR3、中リールR2及び左リールR1の順に回転中か否かを判定し、例えば中リールR2と左リールR1が回転中の場合には中リールR2を選択して停止ボタン番号「2」を取得し、例えば右リールR3と中リールR2又は左リールR1とが回転中の場合には右リールR3を選択して停止ボタン番号「3」を取得する。
【0149】
次にCPU101は、停止ボタン番号に基づき既に停止しているリールの表示位置に適応した停止データテーブルを選択データを参照することで決定する(S109p)。続いてCPU101は、選択した停止データテーブルを参照して、取得した停止操作図柄番号に応じた進みコマ数を取得し(S109q)、停止操作のあったリールを進みコマ数に基づいて回転を進めて停止させる(S109r)。
【0150】
次にCPU101は、残り時間を示すタイマ値を参照して、基準時点から自動停止時間が経過したか否かと(S109s)、3回目のストップボタンの停止操作が行われたか否かを、停止操作指示信号113a〜113cに基づいて判定する(S109t)。
【0151】
ステップS109tでは、既に検知した以外の停止操作指示信号113a〜113cのいずれかの信号を検知した場合に、3回目のストップボタンの停止操作が行われたと判定する。この場合には、検出した停止操作指示信号113a〜113cからストップボタンの種別を示す停止ボタン番号「1」〜「3」を取得する。また、また、停止操作指示信号113a〜113cを検出したタイミングで停止操作図柄番号を取得する(S109u)。
【0152】
一方、ステップS109sで自動停止時間が経過した場合には、その時点で回転している残りのリールの停止ボタン番号と図柄番号を取得する(S109u1)。次に、内部抽選の結果がハズレであったか、又は100%入賞が可能な賞であるか否かを判定する(S109z)。ここで、内部抽選でハズレとなった、又は100%入賞が可能な賞であると判定すると、処理はステップS109wに移行する。
【0153】
次にCPU101は、停止ボタン番号に基づき既に停止しているリールの表示位置に適応した停止データテーブルを決定する(S109w)。続いてCPU101は、選択した停止データテーブルを参照して、取得した停止操作図柄番号に応じた進みコマ数を取得し(S109x)、停止操作のあったリールを進みコマ数に基づいて回転を進めて停止させ(S109y)、当処理を終了する。
【0154】
一方、ステップS109zにおいて、内部抽選でハズレとならなかった、かつ100%入賞が可能でないと判定されると、CPU101は、自動停止フラグをONにセットするとともに未だ停止していないリールを特定し(S109z1)、自動停止処理を開始する(S109z2)。
【0155】
リールストップボタン13a〜13cの操作の順序は、左・中・右(押順1)、左・右・中(押順2)、右・左・中(押順3)、右・中・左(押順4)、右・左・中(押順5)、右・中・左(押順6)といった複数の停止操作順序がある。ここで、押順1及び押順2を「順押し」といい、押順1及び押順2を「中押し」といい、押順1及び押順2を「逆押し」という。「中押し」と「逆押し」をあわせて「変則押し」ともいう。上述したように、CPU101はリールストップボタンの操作があると、停止ボタン番号を取得しているから(S109c等)、CPU101は、リールストップボタン13a〜13cが操作された順序が複数の停止操作順序のいずれであるかを検知する押順検知手段として機能する。
【0156】
図24は、通常ゲーム中のSB1賞および小役賞(小役D賞〜小役I賞のいずれか)が当選したゲームで、停止操作順序が順押し(左リール→中リール→右リールの押順)の場合に、入賞ラインL4にステップS109のリール停止制御に基づいて行われる停止制御の説明図である。同図(A1)〜(A3)はそれぞれ左リール帯の図柄配列、中リール帯の図柄配列、右リール帯の図柄配列を示す。同図(B)は、第1停止操作で左リールR1を停止する場合に選択する停止データテーブルTBL182を示し、同図(C)は、第2停止操作で中リールR2を停止する場合に選択する停止データテーブルTBL281を示し、同図(D)は、第3停止操作で右リールR3を停止する場合に選択する停止データテーブルTBL383を示す。
【0157】
遊技者の停止操作タイミングで取得した停止操作図柄番号PNが「8」であった場合で例示すると、左リールR1を停止する停止データテーブルとしてTBL182を選択し、進みコマ数「2」を取得し、停止操作図柄番号の示す図柄位置から2コマ進めて左リールR1を停止し、図柄番号PN=10の「スイカ」図柄を中段表示位置に表示し、図柄番号PN=11の「赤7」図柄を上段表示位置に表示する。次に、中リールR2を停止させる停止データテーブルとしてTBL282を選択し、進みコマ数「3」を取得し、停止操作図柄番号の示す図柄位置から3コマ進めて中リールR2を停止し、図柄番号PN=11の「プラム」図柄を中段表示位置に表示する。次に、右リールR3を停止させる停止データテーブルとしてTBL383を選択し、進みコマ数「3」を取得し右リールR3を停止し、停止操作図柄番号の示す図柄位置から3コマ進めて図柄番号PN=11の「ベル」図柄を中段表示位置に表示し、図柄番号PN=10の「プラム」図柄を下段表示位置に表示する。つまり、入賞ラインL4上に「赤7プラムプラム役」が並ぶように表示し、SB1賞が入賞となる。
【0158】
<5−6:BB持越しゲームにおける入賞する役の切換>
図25〜図27は、BB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44のデータ構造を示す説明図である。BB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44は、前述の図13の停止リンクテーブル選択処理において、(S106b)でBB1当選フラグがセットされたと判定され、かつ(S106b7)小役D当選フラグがセットされたと判定されたときに(S106b8)で選択される、すなわちBB1持越しゲームで、小役D賞に当選したゲームで選択される。図17で説明した再遊技用停止リンクテーブルTBL20およびSB1用停止リンクテーブルTBL26と同様のものであるので、詳細な説明はここでは省略する。
【0159】
図28は、BB1持越しゲーム中の小役D賞が当選したゲームで、BB1賞又は小役D賞のいずれかに入賞する停止制御が進行する説明図である。図28(A)は、CPU101が、BB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44内から、各リールの停止操作の検知に応じ、選択テーブル及び停止データテーブルを選択する様子を概念的に示している。図28(B)は、CPU101が、同図(A)で選択された停止データテーブルによる停止制御を行うことで、各リールが停止する様子を示している。図28(A)で選択された停止データテーブル[イ]〜[ホ]を用いて停止制御を行った結果、表示される停止態様の一例を図28(B)の停止態様[イ]〜[ホ]として対応づけている。停止態様は、停止操作のタイミングに応じて変化するために、必ずしも図28(B)の停止態様[イ]〜[ホ]の態様で停止するわけではない。これらの停止制御は、CPU101が、前述の図22及び図23のリール停止処理に従い行う。
【0160】
まず、CPU101が、第1停止操作を左リールR1で検知し、それに対応する選択テーブル0J0R1を選択する。そこで、左リールR1での停止操作の検知に伴い取得した停止操作図柄番号に応じて、上段表示位置に「赤7」図柄を表示する停止データテーブルTBL1J2(図28(A)の[イ])を選択する。続いて、CPU101は停止データテーブルTBL1J2から進みコマ数を取得して、上段表示位置に「赤7」図柄を表示する。ここで、詳細の説明は省くが、選択テーブル0J0R1において左リールR1の図柄番号PN=11の「赤7」図柄を上段表示位置に表示することが可能な図柄番号に停止データテーブルTBL1J2が設定され、停止データテーブルTBL1J2が設定された図柄番号で停止操作を検知したとする。
【0161】
続いて、CPU101が、第2停止操作を中リールR2で検知したとする。ここで、CPU101は、第1停止で停止データテーブルTBL1J2を使用したことから、図25に示すBB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44に基づき、選択テーブル1J2R2を選択する。
【0162】
図29は、停止データテーブル選択テーブルTBL1J2R2の一例を示す説明図である。図30は、停止データテーブルTBL2D1、停止データテーブルTBL2D2、停止データテーブルTBL2J1および停止データテーブルTBL2J2の一例を示す説明図である。選択テーブル1J2R2では、図柄番号PN=1〜9及び15〜21が中段表示位置で停止操作が行われた場合に停止データテーブルTBL2J2を選択することを示している。停止データテーブルTBL2J2は、図柄番号PN=5〜9が中段表示位置で停止操作が行われた場合に「赤7」図柄を上段表示位置に表示する制御を行い、図柄番号PN=1〜4およびPN=15〜21が中段表示位置で停止操作が行われた場合に、「赤7」図柄が上段および中段いずれの表示位置にも表示されない制御(BB1賞の取りこぼし)を行う。また、選択テーブル1J2R2では、図柄番号PN=10が中段表示位置で停止操作が行われた場合に停止データテーブルTBL2J1を選択することを示している。停止データテーブルTBL2J1は、図柄番号PN=10が中段表示位置で停止操作が行われた場合に「赤7」図柄を中段表示位置に表示する制御を行う。図柄番号PN=10が中段表示位置で停止操作が行われた場合には4コマ上に図柄番号PN=14の「白7」があるが、停止データテーブルTBL2J1は「白7」を上段又は中段へ引き込む制御を行わない。つまり、CPU101は、停止操作が行われた時点でBB1賞の入賞の可能性がある場合はBB1の入賞を優先させた停止制御を行う。選択テーブル1J2R2では、図柄番号PN=11〜13が中段表示位置で停止操作が行われた場合に停止データテーブルTBL2D2を選択することを示している。停止データテーブルTBL2D2は、図柄番号PN=11〜13が中段表示位置で停止操作が行われた場合に「白7」図柄を上段表示位置に表示する制御を行う。選択テーブル1J2R2では、図柄番号PN=14が中段表示位置で停止操作が行われた場合に停止データテーブルTBL2D1を選択することを示している。停止データテーブルTBL2D1は、図柄番号PN=14が中段表示位置で停止操作が行われた場合に「白7」図柄を中段表示位置に表示する制御を行う。つまり、先に左リールで「赤7」図柄が上段表示位置に停止している場合は、BB1の入賞は中リールにおいて、「赤7」図柄が上段又は中段表示位置に停止しなければ取りこぼしとなる。したがって、CPU101は、選択テーブルTBL1J2R2を用いることで、停止操作が行われた時点でBB1賞の入賞の可能性がある場合はBB1の入賞を優先させた停止制御を行い、BB1賞の入賞の可能性がない場合は小役D賞の入賞を可能とする停止制御を行う。
【0163】
CPU101が、第2停止で停止データテーブルTBL2J1(図28(A)の[ロ])を使用したとすると、図25に示すBB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44に基づき、第3停止では右リールR3の停止制御に停止データテーブルTBL3J3(図28(A)の[ハ])を選択する。続いて、CPU101は、第3停止では右リールR3において、停止データテーブルTBL3J3に基づき、「赤7」図柄を下段表示位置に表示する図柄番号で停止操作を検知すると、入賞ラインL4上に「赤7役」を表示する。これは、図28(B)では[イ]→[ロ]→[ハ]の順に停止制御が進行したことを示す。
【0164】
一方、CPU101が、第2停止で停止データテーブルTBL2D1(図28(A)の[ニ])を使用したとすると、図25に示すBB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44に基づき、第3停止では右リールR3の停止制御に停止データテーブルTBL3D3(図28(A)の[ホ])を選択する。続いて、CPU101は、第3停止では右リールR3において、停止データテーブルTBL3D3に基づき、「白7」図柄を下段表示位置に表示する図柄番号で停止操作を検知すると、入賞ラインL4上に「赤7白7白7役」を表示する。これは、図28(B)では[イ]→[ニ]→[ホ]の順に停止制御が進行したことを示す。
【0165】
したがって、CPU101が、第2停止で使用した選択テーブル1J2R2により、停止操作を検知した図柄番号に応じ、「赤7役」を表示してBB1賞に入賞するのか又は「赤7白7白7役」を表示して小役D賞に入賞するのかが分かれることとなる。
【0166】
<5−7:入賞判定処理>
図31は、ステップS110の入賞判定処理の内容を示すフローチャートである。この入賞判定処理では、リール停止後に有効化された入賞ライン上に並んだ図柄の組み合わせをチェックし、役が成立したか否か判定する。役が成立し入賞したと判定した場合は、開始賞であれば他の種類のゲームを開始する処理を行い、小役賞であれば配当の付与を行う。
【0167】
まずCPU101は、全てのリールR1〜R3の停止操作図柄番号から入賞判定テーブルを作成する(S110a)。次にCPU101は、ステップS110aで作成した入賞判定テーブルを参照して入賞判定を行う(S110b)。
【0168】
次にCPU101は、小役C賞に入賞したか否かを判定し(S110c)、入賞したと判定した場合にはメダル2枚分の配当付与処理を行う(S110c1)。続いて、小役B賞に入賞したか否かを判定し(S110d)、入賞したと判定した場合にはメダル12枚分の配当付与処理を行う(S110d1)。続いて、小役A賞に入賞したか否かを判定し(S110e)、入賞したと判定した場合にはメダル10枚分の配当付与処理を行う(S110e1)。続いて、小役D賞〜小役I賞のいずれかに入賞したか否かを判定し(S110f)、入賞したと判定した場合にはメダル15枚分の配当付与処理を行う(S110f1)。ここで、小役D賞〜小役I賞の配当がメダル15枚分であり共通であるため一つの処理としたが、小役A賞〜小役C賞のように、各々の入賞判定及び配当付与処理を分けても良い。
これら配当付与処理では、クレジット上限値(50枚)まで配当数をクレジットに加算する配当クレジット処理を行い、クレジット上限値を超えた分についてはメダル払出装置からメダル受皿40にメダルを払い出す配当払出処理に切り替える。
【0169】
次にCPU101は、BB1賞〜BB2賞に入賞したか否かを判定し(S110g)、入賞したと判定した場合には、賞に応じたBBゲーム中フラグをセットし(S110g1)、獲得枚数カウンタをクリアする(S110g2)。
【0170】
次にCPU101は、SB1賞〜SB2賞に入賞したか否かを判定し(S110h)、入賞したと判定した場合には、賞に応じたSBゲーム中フラグをセットする(S110h1)。その後、当処理を終了する。
【0171】
<5−8:ゲーム終了判定処理>
図32は、ステップS111のゲーム終了判定処理の内容を示すフローチャートである。このゲーム終了判定処理では、終了条件が設定されたゲームにおいて終了条件を充足したか否かの判定を行う。
【0172】
まず、CPU101は、BBゲーム中フラグを参照してBBゲーム中か否かを判定し(S111h)、BBゲーム中でないと判定した場合は、ステップS111qへ移行する。
【0173】
一方、ステップS111hでBBゲーム中と判定した場合は、当ゲームにおいて小役賞が入賞して配当付与されたか否かを判定する(S111j)。小役賞に入賞して配当が付与された場合は獲得枚数カウンタ値にその配当分を加算し(S111k)、獲得枚数を獲得枚数表示器23bに表示する(S111m)。
【0174】
次にCPU101は、獲得枚数カウンタ値を、各BBゲームで定められた獲得枚数上限判定値と比較する(S111n)。獲得枚数上限判定値とは、各BBゲームで定められたそのゲーム中に超えてはならない獲得枚数上限値に対して15小さい値である。ステップS111nで獲得枚数上限判定値を超えた場合は、BBゲーム中フラグをクリアする(S111p)。
【0175】
次にCPU101は、SBゲーム中フラグを参照してSBゲーム中か否かを判定し(S111t)、SBゲーム中と判定した場合は、BBゲーム中フラグをクリアする(S111u)。その後、当処理を終了する。
【0176】
<5−9:当選フラグクリア処理>
図33は、ステップS112の当選フラグクリア処理の内容を示すフローチャートである。この当選フラグクリア処理では、1ゲーム中に内部抽選等によってセットされた当選フラグを、当選フラグの種類とゲームの結果に基づいて1ゲームの終了時にクリアする、又はクリアしないで次ゲームに持ち越しすることを行う。
【0177】
まずCPU101は、再遊技当選フラグ、小役A当選フラグ、小役B当選フラグ、小役C当選フラグ、小役D当選フラグ、小役E当選フラグ、小役F当選フラグ、小役G当選フラグ、小役H当選フラグ及び小役I当選フラグは入賞を問わず、1ゲームで各当選フラグをクリアする(S112a)。
【0178】
次にCPU101は、BB1当選フラグがセットされているか否かを判定し(S112b)、フラグがセットされていると判定した場合には、さらにBB1賞に入賞したか否かを判定し(S112c)、BB1役が成立して入賞したと判定した場合には、BB1持越しゲーム中フラグ及びBB1当選フラグをクリアする(S112d)。ステップS112cで入賞しなかったと判定した場合は、BB1持越しゲーム中フラグをセットし(S112e)、次ゲームからBB1持越しゲームとする。
【0179】
次にCPU101は、BB2当選フラグがセットされているか否かを判定し(S112f)、フラグがセットされていると判定した場合には、さらにBB2賞に入賞したか否かを判定し(S112g)、BB2役が成立して入賞したと判定した場合には、BB2持越しゲーム中フラグ及びBB2当選フラグをクリアする(S112h)。ステップS112gで入賞しなかったと判定した場合は、BB2持越しゲーム中フラグをセットし(S112j)、次ゲームからBB2持越しゲームとし、当処理を終了する。
【0180】
<5−10:BB持越しゲームの停止制御と報知処理>
本実施形態では、前述の図9及び図10に示す賞抽選テーブルのとおり、通常ゲーム中に小役D賞〜小役I賞に当選する確率は、これ以外の小役賞(小役A賞、小役B賞及び小役C賞)と比較して著しく高い。しかしながら、小役D賞〜小役I賞と同時に当選するSB賞に入賞する役を構成する図柄を、その小役賞に入賞する役を構成する図柄よりも優先して表示する停止制御を行うこと、および小役D賞〜小役I賞のいずれに当選したかがわからないため通常ゲーム中に小役D賞〜小役I賞に入賞することは困難である。
一方、BB持越しゲーム中に小役D賞〜小役I賞に当選したゲームでは、BB賞にも当選しているためにBB賞を構成する図柄を、その小役賞に入賞する役を構成する図柄よりも優先して表示する停止制御を行うこと、および小役D賞〜小役I賞のいずれに当選したかがわからない。このため、BB持越しゲーム中に小役D賞〜小役I賞に入賞することは困難である。そこで、前述の図8のステップS105Bの報知処理において、BB持越しゲーム中に小役D賞〜小役I賞に当選したゲームで賞の種類を報知する。これにより、遊技者は、報知された賞に入賞する役を構成する図柄の引き込み範囲で停止操作を行うことで小役D賞〜小役I賞に入賞を狙った停止操作が可能となる。停止制御はSB賞およびBB賞の入賞を優先して制御する。従って、これらの取りこぼしが発生したときに小役D賞〜小役I賞に入賞可能となる。本実施例では、通常ゲーム中ではSB賞の入賞を優先する停止制御が行われる。また、SB賞を構成する図柄のうち、左リールR1の図柄は小役D賞〜小役I賞と共通する図柄(赤7・白7)であり、中リールR2及び右リールR3を構成する図柄は、リールストップボタン13a及び13bをどのようなタイミングで操作しても所定の入賞ラインに引き込むことが可能な100%入賞図柄である「プラム」図柄で構成されている。従って、通常ゲーム中に小役D賞〜小役I賞に入賞を狙った停止操作を行ったとしても、小役D賞〜小役I賞に非入賞となる。一方、BB持越しゲームにおいては、SB賞の抽選が行われない(SB賞の当選フラグが選択されない)。BB持越しゲームにおいては、BB賞および各小役賞の当選フラグが生成されているが、BB賞の取りこぼし(BB賞の入賞をさせない)を狙うと同時に小役D賞〜小役I賞に入賞を狙った停止操作が可能である。つまりBB持越しゲーム中に小役D賞〜小役I賞のいずれに当選しているかを報知することにより、BB持越しゲーム中では、通常ゲーム中と同一で著しく高い確率で当選する小役D賞〜小役I賞に入賞し、通常ゲーム中と比べてより多くの遊技価値を得ることが可能となる。なお、小役D賞〜小役I賞に入賞することの困難性は報知の頻度を調整することで可能である。
【0181】
なお、本発明に係るスロットマシンは、メダルのみならずパチンコ玉の投入でゲームを実行可能なものを含む。この場合には、ベットボタンの操作により、受皿に貯留されたパチンコ玉がスロットマシンの内部に取り込まれる。パチンコ玉が5個取り込まれると入賞ラインL1に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、パチンコ玉が10個取り込まれると入賞ラインL1に加えて入賞ラインL2及びL3に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、パチンコ玉が15個取り込まれると入賞ラインL1〜L3に加えて入賞ラインL4及びL5に対応した入賞ライン表示器21が点灯するようにすればよい。このようにパチンコ玉の場合には、メダルのように遊技者が直接手で持ってスロットマシンのメダル投入口に投入する操作が不要となるため遊技性が向上する。
【0182】
<6:第1実施形態のまとめ>
図34に第1実施形態の概要を示す。第1実施形態においては、同図(A)に示すように、通常ゲーム中の内部抽選において、SB1賞・小役D賞に当選することがある。この場合、内部抽選では、同図(B)に示す抽選区分1が選択される。SB1賞の役は「赤7−プラム−プラム」の図柄の組み合わせで構成され、小役D賞の役は「赤7−白7−白7」の図柄の組み合わせで構成される。停止制御では、SB1賞が小役D賞に優先するように停止テーブルが選択される。
【0183】
すなわち、リールストップボタン13a、13b、又は13cの各々が操作されたタイミングでSB1賞を構成する図柄と小役D賞を構成する図柄が目標とする入賞ラインから所定範囲内にあり、且つ、SB1賞に入賞する可能性がある場合、SB1賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるようにリールR1〜R3を制御する。なお、1)特定ゲーム開始賞たるSB1賞を構成する図柄の全てが100%入賞図柄であってもよいし、2)それらの一部が100%入賞図柄であってもよいし、あるいは、3)全ての図柄が100%入賞図柄であってもよい。2)、3)の場合は、SB1賞の取りこぼしを許容する。また、2)において、上述した本実施形態のように小役D賞(同時に当選となる小役賞)と共通する共通図柄(赤7)を100%入賞図柄で構成せず、SB1賞に特有の図柄(プラム図柄)を100%入賞図柄で構成してもよい。この場合は、SB1賞の取りこぼしを許容するが、取りこぼした場合には小役D賞も取りこぼすことになる。このため、通常ゲーム中に小役D賞に入賞することがない。
【0184】
一方、通常ゲームにおいてBB1賞に当選すると、次のゲームからゲームの種類が持越しゲームに移行する。持越しゲームにおいて抽選区分1が選択されると小役D賞と持ち越されたBB1賞が内部抽選の当選となる。この場合、BB1賞が小役D賞に優先するように停止テーブルの選択が行われる。BB1賞を構成する図柄と小役D賞を構成する図柄は、中リールR2及び右リールR3において相違する。BB1賞を構成する「赤7」図柄と小役D賞を構成する「白7」図柄は、いずれも引き込み可能な図柄である。従って、遊技者は「白7」図柄を狙ってリールストップボタン13b及び13cを操作することによって、小役D賞に入賞させることができる。
【0185】
即ち、BB1賞と小役D賞の両方の当選を示す持越しゲームにおいて、リールストップボタン13a〜13cの各々が操作されたタイミングでBB1賞を構成する図柄と小役D賞を構成する図柄が入賞ラインから所定範囲(引き込み可能範囲)内にあり、且つ、BB1開始賞に入賞する可能性がない場合、小役D賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させる。ここで、BB1賞を構成する図柄が入賞ラインから所定範囲(引き込み可能範囲)内にあり、且つ、BB1開始賞に入賞する可能性がない場合とは、例えば、既に中リールR2が停止しており、上段・中段・下段の表示位置のいずれにも「赤7」図柄が停止しておらず、中段に「白7」図柄が停止している状態で、右リールR3に対応するリールストップボタン13cが操作され、この操作タイミングにおいて「赤7」図柄及び「白7」図柄を入賞ライン上に引き込み可能な場合が該当する。
また、リールストップボタン13a〜13cの各々が操作されたタイミングでBB1賞を構成する図柄が所定範囲(引き込み可能範囲)内になく、小役D賞を構成する図柄が入賞ラインから所定範囲(引き込み可能範囲)内にある場合、小役D賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるようにリールR1〜R3を制御する。
【0186】
<B.第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るスロットマシン1bについて説明する。スロットマシン1bは上述のスロットマシン1と同様の構成を有する。よって、以降の説明では、スロットマシン1の説明で用いた各部の名称および符号をそのまま用いる。スロットマシン1bがスロットマシン1と異なる点は、小役D賞〜小役I賞があらかじめ定められた所定の順序でストップボタンの停止操作順序(押し順)が検知されると入賞する賞という点である。以降では、これらに関連してスロットマシン1bがスロットマシン1と異なる点について説明する。
【0187】
図35は、第2実施形態における賞と役を説明するための説明図である。同図に示すように、SB1賞及びSB2賞に入賞する役は、「ベルプラムプラム役」及び「ベルベルプラム役」であって、それら役を構成する図柄は100%引き込み可能図柄としている。したがって、通常ゲーム中でSB1賞又はSB2賞に当選したゲームにおいて、SB1賞又はSB2賞に必ず入賞する。小役賞の各々に入賞する役は、小役D賞が「プラムプラムスイカ役」、小役E賞が「プラムスイカスイカ役」、小役F賞が「プラムスイカプラム役」、小役G賞が「スイカスイカプラム役」、小役H賞が「スイカプラムプラム役」、そして小役I賞が「スイカプラムスイカ役」である。ここで、「スイカ」図柄は100%引き込み可能図柄とする。また、小役D賞〜小役I賞は第1実施形態と同様に、通常ゲーム中でSB1賞又はSB2賞のいずれかと同時に当選する。
【0188】
つまり、図柄はすべて100%引き込み図柄で押し順によって入賞非入賞が決まる賞が小役D賞〜小役I賞となる。左リールR1、中リールR2、右リールR3の押し順が左中右の順が小役D賞、左右中の順が小役E賞、中左右の順が小役F賞、中右左の順が小役G賞、右左中の順が小役H賞、右中左の順が小役I賞となる。BB持越しゲーム中は、BB賞および小役D賞〜小役I賞の当選フラグが同時に生成されている。CPU101は、停止操作が行われた時点でBB賞の入賞の可能性がある場合はBBの入賞を優先させた停止制御を行い、BB賞の入賞の可能性がない場合は小役賞の当選フラグに応じた押し順の操作がされた場合には当該小役賞に入賞するように停止制御し、当選フラグに応じた押し順の操作がされなかった場合には当該小役賞に非入賞とする停止制御を行う。
【0189】
図36に第2実施形態の概要を示す。同図(A)に示すように、通常ゲーム中の内部抽選において、SB1賞・小役D賞に当選することがある。この場合、内部抽選では、同図(B)に示す抽選区分1が選択される。SB1賞の役は「ベル−プラム−プラム」の図柄の組み合わせで構成され、小役D賞の役は「プラム−プラム−スイカ」の図柄の組み合わせで構成される。停止制御では、SB1賞が小役D賞に優先するように停止テーブルが選択される。
【0190】
すなわち、リールストップボタン13a、13b、又は13cの各々が操作されたタイミングでSB1賞を構成する図柄と小役D賞を構成する図柄が目標とする入賞ラインから所定範囲内にあり、且つ、SB1賞に入賞する可能性がある場合、SB1賞を構成する図柄を当該入賞ライン上に停止させるようにリールR1〜R3を制御する。この例では、「ベル−プラム−プラム」の図柄の組み合わせは100%入賞図柄で構成される。従って、通常ゲームにおいて小役D賞に入賞することはない。但し、特定ゲーム開始賞たるSB1賞を構成する図柄の一部が100%入賞図柄であってもよいし、あるいは、全ての図柄が100%入賞図柄でなくてもよい。
【0191】
一方、通常ゲームにおいてBB1賞に当選すると、次のゲームからゲームの種類が持越しゲームに以降する。持越しゲームにおいて抽選区分1が選択されると小役D賞と持ち越されたBB1賞が内部抽選の当選となる。この場合、BB1賞が小役D賞に優先するように停止テーブルの選択が行われる。BB1賞を構成する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせと小役D賞を構成する「プラム−プラム−スイカ」の図柄の組み合わせは、いずれも引き込み可能な図柄である。従って、遊技者は「プラム−プラム−スイカ」の図柄の組み合わせを狙ってリールストップボタン13b及び13cを操作することによって、小役D賞に入賞させることができる。但し、第1停止で左リールR1、第2停止で中リールR2、第3停止で右リールR3を停止させた場合に限られる。
【0192】
第2実施形態における報知処理は、遊技者に当選した小役賞の種類又は当選した小役賞に入賞可能となる停止操作順序を報知する。この報知がなされた場合には、遊技者はBB賞の図柄が入賞ライン上に表示されない停止操作のタイミングで報知された停止操作順序のとおりに停止操作を行うことで小役D賞〜小役I賞に入賞する。とくに、第3停止より前に、入賞ライン上にBB賞に入賞する役を構成する図柄が表示されなければ、その後の停止操作は、小役D賞〜小役I賞の役を構成する図柄が100%引き込み可能図柄であるから、停止操作のタイミングを計らずとも入賞することが可能となる。
【0193】
<C.第1及び第2実施形態に共通の報知条件および報知処理>
報知条件および報知処理について説明する。図8(S105A)報知条件としては、次のような制御を行う。BB持越しゲーム中に報知を行うことで、小役賞に当選した場合にこれに入賞する可能性を高めるために報知を行うが、BB持越しゲームが開始してから、10、30、50、100ゲーム間、BB入賞しないことを条件とすることができる。10〜100ゲームの条件は、抽選で選択してもよいし、予め30ゲームと定めてもよく、また、報知を行わない場合を含めてもよい。このような報知条件を設けることで、遊技者は、BB賞に当選した後に、自己の技量でBB賞非入賞の操作を継続することで報知条件を満たして、小役賞に入賞できる可能性もあるし、あるいは継続しても報知条件を満たさないかもしれないために、BB賞に入賞をすることを早める方がよい場合もあり、ゲーム性の幅を広げることが可能となる。さらに詳細に説明する。
【0194】
図37は、報知条件の複数の例の説明図である。同図(A)では、報知が終了する条件として、BB持越しゲームが開始してから抽選により選択されたゲーム数が経過することとした。例えば、30ゲーム、50ゲーム又は100ゲームの中から抽選で選択されたゲーム数の間、各ゲームにおいて小役D賞〜小役I賞に当選した場合に、当選した小役賞の種類を報知する。同図(B)では、BB持越しゲームが開始してから5ゲームの間は、報知を行わないが、5ゲーム経過したゲームから報知を開始し、その後の10ゲームの間は報知を行う。そして、さらに5ゲーム経過したゲームから報知を開始し、8ゲームの間報知を続ける。この例のように、報知を断続的にすると、遊技者は報知が開始するのかどうか分からないため、BB賞に入賞してしまうか、又は故意にBB賞を持ち越すかを判断することとなり、今までに無い斬新なゲームが実現可能となる。同図(C)では、報知が終了する条件として、BB持越しゲームが開始してからの払出し枚数が100枚を越えることとしている。この例のように、報知を終了する獲得枚数を定めると、遊技者はBB賞に入賞さえしなければ、所定枚数の遊技媒体を獲得することが保障されるため、安心してBB持越しゲームを楽しむことができる。同図(D)では、通常ゲーム及びBB持越しゲームの区別無く、CPU101が、現在のゲームより前の400ゲームにおける獲得枚数を計数する。ここで、報知が終了する条件を、BB持越しゲームにおける現在のゲームより前の400ゲーム中の獲得枚数が200枚を越えるまでとしている。これにより、通常ゲーム中を含めて、400ゲーム中の獲得枚数を所定枚数以内に収めることが可能となる。
【0195】
上述の報知条件が満たされた後、報知処理(S105B)は、報知態様として液晶表示器30により当選した小役賞の種類(絵柄、押し順等)を報知する。具体的には当選した小役賞の図柄を液晶表示器の画面に表示するなど、あるいは当選した小役賞の図柄に対応するキャラクターの画像を液晶表示器の画面に表示するようにしても良い。
【0196】
上述した実施形態では、停止制御として停止データテーブルを用いることを例示したが、停止データテーブルを用いることなく、所謂「コントロール制御」によって所定の図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させても良い。ここで「コントロール制御」とは、
停止操作を検知した図柄番号の4コマ先の範囲内で入賞可能性があるか否かで、役を構成する表示位置を検索してリールを停止させる制御方法を指す。また、第1停止及び第2停止のみ停止データテーブルを用いて、第3停止は「コントロール制御」を行うようにしても良い。「コントロール制御」を用いて、BB賞に入賞する役を構成する図柄を小役賞に入賞する役を構成する図柄よりも優先して入賞ライン上に引き込むには、CPU101が、すでに停止しているリールの入賞ライン上において、BB賞に入賞する役を構成する図柄を表示しているか判断する。続いて、BB賞に入賞する役を構成する図柄を表示しているとCPU101が判断した場合、その後に停止操作を検知したリールにおいて、BB賞に入賞する役を構成する図柄を表示可能な図柄番号で停止操作を検知したときには、入賞ライン上にBB賞に入賞する役を構成する図柄を表示させる。一方、BB賞に入賞する役を構成する図柄を入賞ライン上に表示していないとCPU101が判断した場合、当選した小役賞の図柄を表示可能な図柄番号で停止操作を検知したときには、入賞ライン上に小役賞の図柄を表示させれば良い。
【0197】
上述した実施形態では、図3のリール帯での図柄の配置に示すように、中リールR3において、「赤7」図柄と「白7」図柄は、各々の最大引き込み範囲(4コマ)が重なる位置に配置されているが、左リールR1及び右リールR3のように、その範囲が重ならないように離して配置しても良い。
【0198】
<D.変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例として、以下に述べる変形が可能である。
(1)上述した第1実施形態では、リール帯58a〜58cに印刷された図柄の配置は図3に示すとおりであった。具体的には、同図の中リールR2における図柄番号PN=14に配置される「白7」図柄と、同リールにおける図柄番号PN=10に配置される「赤7」図柄とは、図柄の間隔が3コマ空いている。次に、内部抽選処理において小役D賞(対応する役構成は「赤7−白7−白7」)又は小役E賞(対応する役構成は「赤7−赤7−白7」)のいずれかに当選し、遊技者の停止操作に応じて、左リールR1の中段表示位置(M1)に「赤7」図柄が停止し、且つ右リールR3の中段表示位置(M3)に「白7」図柄が停止した場合を想定する。ここで、中リールR2が回転中であるとすると、遊技者は中リールR2の図柄番号PN=10の位置で停止操作が検知されるようにストップボタン13bの操作を試みる。このような停止操作を試みるのは、内部抽選処理において小役D賞の当選フラグがセットされている場合であって、中リールR2の図柄番号PN=10で停止操作が検知されれば、同リールの図柄番号PN=10の「赤7」図柄が中段表示位置(M2)から最大引き込み範囲(4コマ)にあるため、中段表示位置(M2)に「赤7」図柄を停止表示させることができる。同様に、内部抽選処理において小役E賞の当選フラグがセットされている場合には、中リールR2の図柄番号PN=10で停止操作が検知されれば、同リールの図柄番号PN=14の「白7」図柄が中段表示位置(M2)から最大引き込み範囲(4コマ)にあるため、中段表示位置(M2)に「白7」図柄を停止表示させることができるためである。すなわち、中リールR2の図柄番号PN=10の位置では、同リールの図柄番号PN=10の「赤7」図柄と図柄番号PN=14の「白7」図柄のいずれかを所定の入賞ライン上に引き込む場合の最大引き込み範囲(4コマ)が重なっている。
【0199】
また、最大引き込み範囲(4コマ)の重なりを避けるためには、中リールR2における図柄の配置として、中リールR2の図柄番号PN=6に「赤7」図柄を配置し、代わって中リールR2の図柄番号PN=10に「チェリー」図柄を配置すれば良い。これと同様に、左リールR1における「赤7」図柄と「白7」図柄は最大引き込み範囲(4コマ)の重なりを避けて配置され、且つ右リールR3における「赤7」図柄と「白7」図柄も最大引き込み範囲(4コマ)の重なりを避けて配置されている。このようにして、全リール(R1〜R3)において、「赤7」図柄と「白7」図柄の最大引き込み範囲(4コマ)の重なりを避けて配置することができる。換言すれば、左リールR1、中リールR2、右リールR3のうち個別小役賞を構成する図柄が相違するリールを特定のリールとしたとき、特定のリールにおいて複数の個別小役賞の各々を構成する図柄どうしを、最大引込範囲(4コマ)を超えるように配置すればよい。その結果として、小役D賞、小役E賞、小役F賞、小役G賞、小役H賞及び小役I賞のいずれかに当選しているかを遊技者に報知しなければ、全リール(R1〜R3)を停止表示するまで遊技者には当選した賞が小役D賞、小役E賞、小役F賞、小役G賞、小役H賞又は小役I賞のいずれかであるかを択一的に知ることはできなくなる。
【0200】
(2)上述した第1及び第2実施形態では、内部抽選処理は図10に示した賞抽選テーブルを用いて行った。具体的には、同図に示した賞抽選テーブルでは「抽選区分1」〜「抽選区分13」までの抽選区分と、一又は複数の賞に応じた当選フラグの種類が対応付けられており、図9に示した内部抽選処理により抽選区分を決定していた。ここで、賞ごとに内部抽選処理を行うことにより結果として一又は複数の当選フラグがセットされるようにしても良い。
説明のために、図38に賞抽選テーブルTBL11’を示す。同図の賞抽選テーブルTBL11’では、ステップS103において抽出される乱数値と賞に応じた当選フラグの種類が対応付けられおり、テーブル格納アドレスADR11’が示す賞抽選テーブルTBL11’の先頭記憶領域には、小役1賞に対応する賞抽選データ「2400」が記憶される。テーブル格納アドレスの先頭から02Hオフセットされた賞抽選テーブルTBL11’の記憶領域には小役2賞に対応する賞抽選データ「1200」が記憶される。テーブル格納アドレスの先頭から04Hオフセットされた賞抽選テーブルTBL11’の記憶領域には小役3賞に対応する賞抽選データ「2400」が記憶される。
【0201】
例えば、ステップS103において抽出された乱数値が「800」であった場合には、CPU101は小役1賞及び小役2賞の当選フラグをセットする。同様に、ステップS103において抽出された乱数値が「1800」であった場合には、CPU101は小役2賞及び小役3賞の当選フラグをセットする。同様に、ステップS103において抽出された乱数値が「3000」であった場合には、CPU101は小役3賞の当選フラグのみをセットする。
すなわち、抽出される乱数値が「0」から「1200」までの場合には、CPU101は小役1賞及び小役2賞の両方の当選フラグをセットし、抽出される乱数値が「1201」から「2400」までの場合には、CPU101は小役2賞及び小役3賞の両方の当選フラグをセットし、抽出される乱数値が「2401」から「3600」までの場合には、CPU101は小役3賞の当選フラグをセットする。
【0202】
これらから、抽出される乱数値が「0」から「1200」までの範囲は「抽選区分X」であり、抽出される乱数値が「1201」から「2400」まで範囲は「抽選区分Y」であり、抽出される乱数値が「2401」から「3600」までの範囲は「抽選区分Z」である。したがって、抽選区分に応じた抽選区分データを用いず、賞に応じた賞抽選データを用いて、一又は複数の賞の当選フラグをセットすることも、本発明における「一又は複数の賞若しくはハズレに対応付けられた複数の区分を対象として抽選を実行し、抽選により選択された区分及びゲームの種類に基づいて一又は複数の賞の当選若しくはハズレを示す抽選情報を生成する」ことに含まれる。さらに、抽選区分Xと抽選区分Yを併せて抽選区分Aとすれば、小役1賞が対応付けられる抽選区分Aに、小役2賞が対応付けられる抽選区分Xが含まれることになる。また抽選区分Yと抽選区分Zを併せて抽選区分Bとすれば、
小役1賞が対応付けられる抽選区分Aと小役3賞が対応付けられる抽選区分Bは一部において重複することになる。
【0203】
本発明における具体例としては、図9において「抽選区分1」にはセットする当選フラグの種類としてSB1賞及び小役D賞が対応していたが、図38に示したように、SB1賞と小役D賞の賞抽選データを各々別々のデータ格納アドレスに記憶するようにしても良い。具体的には、SB1賞に応じたデータ格納アドレスの記憶領域には「3600」を記憶し、且つ小役D賞に応じたデータ格納アドレスの記憶領域には「1200」を記憶する。ここで、ステップS103において抽出された乱数値が「800」であった場合には、CPU101はSB1賞及び小役D賞の両方の当選フラグをセットする。すなわち、SB賞1、小役D賞、小役E賞及び小役F賞の賞抽選データをデータ格納アドレスの記憶領域に各々別々に記憶し、且つSB賞2、小役G賞、小役H賞及び小役I賞の賞抽選データをデータ格納アドレスの記憶領域に各々別々に記憶し、賞ごとに内部抽選処理を行うことで結果として1又は複数の当選フラグがセットされるようにしても良い。なお、ゲームの種類がBB1持越しゲーム又はBB2持越しゲームである場合は、SB1賞及びSB2賞の当選フラグはセットしない。
【図面の簡単な説明】
【0204】
【図1】本発明にかかるスロットマシン1の外観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシン1のリール可変表示装置RLの構造を示す説明図である。
【図3】リール帯58a〜58cに印刷された図柄の配置を示す説明図である。
【図4】スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるスロットマシン1の遊技方法のうち遊技メダルの流れを示す説明図である。
【図6】スロットマシン1における賞と役を説明するための説明図である。
【図7】スロットマシン1で行われるゲームの種類を示す説明図である。
【図8】1ゲームの流れの内容を示すフローチャートである。
【図9】ステップS104の賞抽選テーブル決定処理で選択される賞抽選テーブルを用いた内部抽選の一例を示す説明図である。
【図10】ステップS104の賞抽選テーブル決定処理で選択される賞抽選テーブルと実行中のゲームの種類との関係を示す説明図である。
【図11】ステップS105の当選フラグセット処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】図11に続き、ステップS105の当選フラグセット処理の内容を示すフローチャートである。
【図13】ステップS106の停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートである。
【図14】図13に続き、ステップS106の停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートである。
【図15】図14に続き、ステップS106の停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートである。
【図16】図14に続き、ステップS106の停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートのうち、SB1賞、SB2賞、小役A賞、小役B賞及び小役C賞に対応した停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートである。
【図17】停止リンクテーブルのデータ構造を示す説明図である。
【図18】各当選フラグに応じた停止リンクテーブルの一覧である。
【図19】第1停止操作が左リールR1のときの再遊技用の選択テーブルの一例を示す説明図である。
【図20】複数の選択テーブルを記憶した選択テーブル群TBL71の一例と複数の停止データテーブルを記憶した停止データテーブル群TBL81の一例を示す説明図である。
【図21】右リールR3の停止に用いる停止データテーブルのデータ構造を示す説明図である。
【図22】ステップS109のリール停止処理の内容を示すフローチャートである。
【図23】図22に続き、ステップS109のリール停止処理の内容を示すフローチャートである。
【図24】通常ゲーム中のSB1賞が当選したゲームで、停止操作順序が順押しの場合に、入賞ラインL4にステップS109のリール停止制御に基づいて行われる停止制御の説明図である。
【図25】BB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44のデータ構造を示す説明図である。
【図26】図25に続き、BB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44のデータ構造を示す説明図である。
【図27】図26に続き、BB1・小役D用の停止リンクテーブルTBL44のデータ構造を示す説明図である。
【図28】BB1持越しゲーム中の小役D賞が当選したゲームで、BB1賞又は小役D賞のいずれかに入賞する停止制御が進行する例の説明図である。
【図29】停止データテーブル選択テーブルTBL1J2R2の一例を示す説明図である。
【図30】停止データテーブルTBL2D1、停止データテーブルTBL2D2、停止データテーブルTBL2J1および停止データテーブルTBL2J2の一例を示す説明図である。
【図31】ステップS110の入賞判定処理の内容を示すフローチャートである。
【図32】ステップS111のゲーム終了判定処理の内容を示すフローチャートである。
【図33】ステップS112の当選フラグクリア処理の内容を示すフローチャートである。
【図34】第1実施形態の概要を説明するための説明図である。
【図35】第2実施形態における賞と役を説明するための説明図である。
【図36】第2実施形態の概要を説明するための説明図である。
【図37】報知条件の複数の例の説明図である。
【図38】内部抽選処理の変形例の説明図である。
【符号の説明】
【0205】
1 スロットマシン
13a、13b、13c リールストップボタン
12 スタートレバー
101 CPU
L1〜L5 入賞ライン
R1 左リール
R2 中リール
R3 右リール




 

 


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