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発明の名称 スロットマシン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21175(P2007−21175A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−374967(P2005−374967)
出願日 平成17年12月27日(2005.12.27)
代理人 【識別番号】100125689
【弁理士】
【氏名又は名称】大林 章
発明者 渡辺 郁
要約 課題
単独入賞図柄との関係で引き込み範囲にある図柄を入賞ライン上に停止させることができない不都合を解消する。

解決手段
小役A賞を構成するプラム図柄はチェリー図柄から2コマ離れたコマに配置されている。内部抽選で小役A賞に当選し、左→中→右の順でリールを停止させる場合には、プラム図柄を上中下段のいずれかに停止させる停止データテーブルTBL101〜103を選択する。一方、右→中→左の順でリールを停止させる場合には、プラム図柄を左リールの中段を図柄停止位置とする入賞ラインL1に停止させる停止データテーブルTBL301、201、及び101が選択される。
特許請求の範囲
【請求項1】
特定表示列を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列を備え、前記複数の表示列の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列の図柄停止位置の組からなる入賞ラインが複数設定され、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態で複数の入賞ラインのうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、
前記複数の表示列の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、
前記複数の表示列の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段と、
前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段と、
前記複数の停止操作手段のうちの一の停止操作手段が操作されると、当該一の停止操作手段が操作されたタイミングにおける対応する表示列の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段とを備え、
前記特定表示列において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから上に2コマ離れた上側コマに前記第2図柄を配置し、且つ、前記特定コマから前記図柄停止位置の数と等しいコマ数である3コマ以内であって、前記特定コマと隣接しない下側コマに第2図柄を配置し、
前記特定コマが前記図柄停止位置のいずれにも停止せず前記上側コマが前記図柄停止位置に停止した場合に前記上側コマが停止可能な前記図柄停止位置と、前記特定コマが前記図柄停止位置のいずれにも停止せず前記下側コマが前記図柄停止位置に停止した場合に前記下側コマが停止可能な前記図柄停止位置とが共通する前記特定表示列の図柄停止位置を共通図柄停止位置としたとき、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定表示列に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記共通図柄停止位置を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる
ことを特徴とするスロットマシン。
【請求項2】
特定表示列を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列を備え、前記複数の表示列の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列の図柄停止位置の組からなる入賞ラインが複数設定され、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態で複数の入賞ラインのうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、
前記複数の表示列の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、
前記複数の表示列の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段と、
前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段と、
前記複数の停止操作手段のうちの一の停止操作手段が操作されると、当該一の停止操作手段が操作されたタイミングにおける対応する表示列の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段とを備え、
前記特定表示列において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから下に2コマ離れた下側コマに前記第2図柄を配置し、且つ、前記特定コマから前記図柄停止位置の数と等しいコマ数である3コマ以内であって、前記特定コマと隣接しない上側コマに第2図柄を配置し、
前記特定コマが前記図柄停止位置のいずれにも停止せず前記上側コマが前記図柄停止位置に停止した場合に前記上側コマが停止可能な前記図柄停止位置と、前記特定コマが前記図柄停止位置のいずれにも停止せず前記下側コマが前記図柄停止位置に停止した場合に前記下側コマが停止可能な前記図柄停止位置とが共通する前記特定表示列の図柄停止位置を共通図柄停止位置としたとき、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定表示列に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記共通図柄停止位置を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる
ことを特徴とするスロットマシン。
【請求項3】
特定表示列を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列を備え、前記複数の表示列の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列の図柄停止位置の組からなる入賞ラインが複数設定され、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態で複数の入賞ラインのうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、
前記複数の表示列の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、
前記複数の表示列の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段と、
前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段と、
前記複数の停止操作手段のうちの一の停止操作手段が操作されると、当該一の停止操作手段が操作されたタイミングにおける対応する表示列の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段とを備え、
前記特定表示列において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから上に2コマ離れた上側コマと下に2コマ離れた下側コマとに前記第2図柄を配置し、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定表示列に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列の中段を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる
ことを特徴とするスロットマシン。
【請求項4】
特定表示列を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列を備え、前記複数の表示列の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列の図柄停止位置の組からなる入賞ラインが複数設定され、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態で複数の入賞ラインのうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、
前記複数の表示列の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、
前記複数の表示列の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段と、
前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段と、
前記複数の停止操作手段のうちの一の停止操作手段が操作されると、当該一の停止操作手段が操作されたタイミングにおける対応する表示列の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段とを備え、
前記特定表示列において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから上に2コマ離れた上側コマと下に3コマ離れた下側コマとに前記第2図柄を配置し、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定表示列に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列の中段又は下段を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる
ことを特徴とするスロットマシン。
【請求項5】
特定表示列を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列を備え、前記複数の表示列の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列の図柄停止位置の組からなる入賞ラインが複数設定され、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態で複数の入賞ラインのうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、
前記複数の表示列の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、
前記複数の表示列の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段と、
前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段と、
前記複数の停止操作手段のうちの一の停止操作手段が操作されると、当該一の停止操作手段が操作されたタイミングにおける対応する表示列の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段とを備え、
前記特定表示列において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから上に3コマ離れた上側コマと下に2コマ離れた下側コマとに前記第2図柄を配置し、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定表示列に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列の上段又は中段を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる
ことを特徴とするスロットマシン。
【請求項6】
前記特定表示列において、その可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、第3図柄が前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマ及び前記下側コマに対して正方向であって前記特定コマから4コマ以内のコマに配置され、
前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第3図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第3賞が含まれ、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第3図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列の下段を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第3賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる
ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
【請求項7】
第3図柄が前記特定コマから上に2コマ離れたコマと下に3コマ離れたコマに配置され、
前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第3図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第3賞が含まれ、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第3図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列の中段又は下段を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第3賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる
ことを特徴とする請求項5に記載のスロットマシン。
【請求項8】
前記特定表示列において、その可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、第4図柄が前記特定コマと前記正方向に隣接するコマ及び前記上側コマに対して逆方向であって、前記特定コマから4コマ以内のコマに配置され、
前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第4図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第4賞が含まれ、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第4賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第4図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第4賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列の上段を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第4賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる
ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
【請求項9】
第4図柄が前記特定コマから上に3コマ離れたコマと下に2コマ離れたコマに配置され、
前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第4図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第4賞が含まれ、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第4賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第4図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第4賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列の上段又は中段を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第4賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる
ことを特徴とする請求項4に記載のスロットマシン。
【請求項10】
前記特定表示列において、その可変表示の方向を正方向としたとき、
前記特定コマと前記正方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記賞を構成しないブランク図柄である、
ことを特徴とする請求項1乃至7、又は9のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
【請求項11】
前記特定表示列において、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、
前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記賞を構成しないブランク図柄である、
ことを特徴とする請求項1乃至5、又は7乃至9のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
【請求項12】
前記特定表示列において、その可変表示の方向を正方向としたとき、
前記特定コマと前記正方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作された場合に前記特定表示列の前記図柄停止位置を含む入賞ライン上で前記賞を構成しない特殊図柄である
ことを特徴とする請求項1乃至7、又は9のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
【請求項13】
前記特定表示列において、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、
前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記所定図柄は、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作された場合に前記特定表示列の前記図柄停止位置を含む入賞ライン上で前記賞を構成しない特殊図柄である
ことを特徴とする請求項1乃至5、又は7乃至9のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
【請求項14】
前記特定表示列において、その可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、
前記特定コマの前記正方向に隣接するコマに配置される図柄、及び前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記賞を構成しないブランク図柄である、
ことを特徴とする請求項1乃至5、7、又は9のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
【請求項15】
特定表示列を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列を備え、前記複数の表示列の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列の図柄停止位置の組からなる入賞ラインが複数設定され、前記複数の表示列の可変表示が停止した状態で複数の入賞ラインのうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列に配列される複数種類の図柄には第1図柄、第2図柄、第3図柄、及び前記賞を構成しないブランク図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列の図柄停止位置に前記第3図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第3賞とが含まれるスロットマシンであって、
前記複数の表示列の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段と、
前記複数の表示列の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段と、
前記第1賞、前記第2賞、前記第3賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段と、
前記複数の停止操作手段のうちの一の停止操作手段が操作されると、当該一の停止操作手段が操作されたタイミングにおける対応する表示列の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段とを備え、
前記特定表示列において、その可変表示の方向を正方向とし、当該正方向と逆の方向を逆方向とし、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマと前記正方向及び前記逆方向に隣接するコマに前記ブランク図柄を配置し、前記第2図柄を前記特定コマから前記正方向に2コマ離れたコマ及び前記特定コマから前記逆方向に3コマ離れたコマに配置し、前記第3図柄を前記特定コマから前記正方向に3コマ離れたコマ及び前記特定コマから前記逆方向に2コマ離れたコマに配置し、
前記停止制御手段は、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定表示列に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列の中段又は上段を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させ、
前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段のうち前記特定表示列に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段、中段、及び下段の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第3図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列を移動させて停止させ、
前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列の中段及び下段を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第3賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させる、
ことを特徴とするスロットマシン。
【請求項16】
前記特定表示列において、ある第2図柄と次の第2図柄5コマ以内に配置されていることを特徴とする請求項1乃至15のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
【請求項17】
前記停止制御手段は、
前記複数の表示列の各々について、前記図柄停止位置に所定の図柄を前記許容範囲内で引き込んで停止させるための各停止データを記憶した第1記憶手段と、
前記複数の賞、前記複数の停止操作手段の操作順序、及び前記複数の入賞ラインと前記各停止データの対応関係を記憶した第2記憶手段と、
前記第2記憶手段を参照して、前記抽選情報及び前記複数の停止操作手段の操作順序に基づいて前記複数の入賞ラインから前記賞を構成する図柄を停止させる入賞ラインの候補を特定し、特定された入賞ラインの候補が複数ある場合にその中から一の入賞ラインを決定し、前記抽選情報によって指定される賞を構成する図柄を前記決定された入賞ラインに引き込む停止データを特定し、特定した停止データを前記第1記憶手段から読み出す停止データ取得手段と、
前記停止データ取得手段によって読み出された前記停止データに基づいて、前記各表示列の可変表示を停止させる停止手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至15のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
【請求項18】
前記停止制御手段は、
前記複数の表示列の各々について、前記図柄停止位置に所定の図柄を前記許容範囲内で引き込んで停止させるための各停止データを記憶した第1記憶手段と、
前記複数の賞ごとに、前記特定表示列に応じて前記停止操作手段の操作タイミングと前記停止データを指定する指定データとを対応付けて記憶した第3記憶手段と、
前記停止操作手段の操作タイミングに基づいて、前記第3記憶手段を参照して前記指定データを読み出し、読み出した指定データに従って前記第1記憶手段から前記停止データを読み出す停止データ取得手段と、
前記停止データ取得手段によって読み出された前記停止データに基づいて、前記特定表示列の可変表示を停止させる停止手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至15のうちいずれか1項に記載のスロットマシン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はスロットマシンに関する。
【背景技術】
【0002】
スロットマシンは、一般に、3本のリールと、各リールの前面に設けられた表示窓と、各リールに対応した3個のリールストップボタンと、ゲームを開始するためのスタートレバーとを備える。各リールには複数の図柄が配列されており、1個の図柄が配置される領域はコマと呼ばれる。表示窓には、上段、中段、及び下段といった図柄停止位置に3個の図柄が停止する。そして、各表示窓の図柄停止位置の組が入賞位置となる。一般的に、入賞位置の態様としては、各表示窓の中段、各表示窓の上段、各表示窓の下段、左表示窓の上段・中表示窓の中段・右表示窓の下段、左表示窓の下段・中表示窓の中段・右表示窓の上段といったものがあり、各入賞位置を入賞ラインと呼ぶ。
【0003】
遊技者がスタートレバーを押し下げると総てのリールが一斉に回転し、遊技者が各リールストップボタンを押し下げたタイミングで各リールは各々停止する。リールが停止した状態で、入賞ライン上に揃う図柄の組合せのうち、遊技価値を付与する図柄の組合せを役と呼ぶ。有効な入賞ライン上に役を構成する図柄の組合せが揃うと入賞となり、遊技者は入賞した役に応じた枚数のメダルを獲得することができる。すなわち、リールが停止した状態が役を構成する図柄の組合せとなる状態(所定の状態)である場合に役に入賞し、入賞した役に応じた遊技価値が付与される。
【0004】
ここで、入賞は一般に2つのステップによって決定される。第1ステップは、内部抽選と呼ばれるものである。内部抽選では、スタートレバーの操作タイミングで抽選を実行し、どの賞に当選するかあるいはハズレとなるかを決定し、抽選結果を示す内部抽選情報を生成する。
【0005】
第2ステップでは、リールストップボタンの操作に応じて、リールの停止位置を制御する。内部抽選情報がハズレを示している場合には、ある役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に差し掛かったタイミングで遊技者がリールストップボタンを操作しても、リールの停止タイミングを遅らせて、当該役を構成する図柄が有効な入賞ライン上に停止しないようにリールを制御する。また、内部抽選で当選しなかった賞に対応する役についても同様である。このような制御を蹴り飛ばし制御という。一方、内部抽選である賞に当選していれば、リールストップボタンの操作タイミングが若干早くても、賞に応じた役を構成する図柄が入賞ライン上に停止するように引き込み制御がなされる。リールストップボタンが操作されてからリールが移動して停止するまでに進むコマ数は、最大で4コマに制限されている。また、表示窓には、上段、中段、及び下段といった図柄停止位置に3個の図柄が停止できるようになっている。このため、所定の図柄を表示窓の中に停止することができる範囲は7コマとなる。ここで、リールストップボタンの操作タイミングが大幅にずれていれば入賞とならない。つまり、遊技者が入賞を獲得するためには、内部抽選によってある賞の当選を得て、かつ、当選した賞の役を有効な入賞ライン上に揃える必要がある。
【0006】
複数の賞にはゲーム状態を通常ゲームから他のゲームに切り替える開始賞と、所定枚数のメダルを配当として付与する払出賞が含まれる。開始賞としてはBB賞があり、払出賞としては配当がメダル15枚のスイカ賞、メダル10枚のベル賞、メダル2枚のチェリー賞がある。BB賞は入賞ライン上に「7−7−7」の図柄の組み合わせが揃うと入賞となり、チェリー賞は左リールに「チェリー」が停止すると入賞となり中リール及び右リールの停止図柄はどのような図柄であってもよい。このように単独のリールの停止態様によって入賞が定まる図柄は単独入賞図柄と呼ばれる。
【0007】
入賞には内部抽選の当選が前提となる。このため、BB賞に当選しており、チェリー賞に非当選である場合には、チェリー図柄が左リールに対応する表示窓に停止しないように左リールを制御する必要があった。例えば、左リールの図柄配列が図28に示すものである場合、赤7(図柄番号PN=8)の図柄を表示窓の中に停止させ、且つ、チェリー図柄(図柄番号PN=7)を表示窓の中に停止させないためには、赤7図柄を表示窓の下段に停止させる必要がある。このような制限がない場合には、上述したように表示窓の中に所定の図柄を停止させることができる範囲は7コマであったが、チェリー賞を考慮した引き込み制御では、5コマとなる。
【0008】
従来のスロットマシンでは、内部抽選でチェリー賞に当選していない場合には、リールストップボタンの操作タイミングにおける左リールの位置からチェリー図柄が表示窓の中に停止しないように左リールを移動させて停止させる蹴り飛ばし制御が行われていた(特許文献1参照)。
【特許文献1】特公平5−45274号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、従来のスロットマシンでは、チェリー図柄を蹴り飛ばす制御を行うため、内部抽選で当選している他の賞に入賞させることができないといった問題があった。例えば、左リールの図柄配列が図29(A)に示すものである場合、ベル図柄の停止位置は図に示す位置に限られてしまう。
例えば、表示窓の中段に図柄番号PN=6のスイカ図柄が表示されるタイミングで左リールのリールストップボタンを操作したものとする。この場合、ベル図柄を表示窓中に停止させ、且つ、チェリー図柄を停止させないためには、図柄番号PN=8のベル図柄を下段に停止させるしかない。
ここで、左リール→中リール→右リールの押し順で、上記タイミングで左リールのリールストップボタンが操作された場合は、同図(B)に示すように入賞ラインL3とL5が交わる左表示窓の下段にベル図柄を停止させることができる。
次に、右リール→中リール→左リールの押し順で、リールストップボタンが操作された場合、同図(C)に示すように入賞ラインL2に2個のベル図柄が停止したとしても、左表示窓の上段に図柄番号PN=8のベル図柄を停止させと、チェリー賞に入賞することになるため、左表示窓の下段にベル図柄を停止させることになる。
即ち、従来のスロットマシンにおいては、同一のタイミングでリールストップボタンを操作してもチェリー賞の入賞を回避するために、リールストップボタンの操作順序によっては、入賞できないことがあった。
【0010】
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、同一のタイミングでリールストップボタンを操作すれば、押し順に無関係に入賞することが可能なスロットマシンを提供することを解決課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0012】
本発明に係るスロットマシンは、特定表示列(R1)を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列(R1、R2、R3)を備え、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列(R1、R2、R3)の図柄停止位置の組からなる入賞ライン(L1〜L5)が複数設定され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示が停止した状態で複数の入賞ライン(L1〜L5)のうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列(R1)に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段(12)と、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a、13b、13c)と、前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段(101、TBL11〜16)と、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうちの一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されると、当該操作された一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されたタイミングにおける対応する表示列(R1、R2、R3)の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)とを備え、前記特定表示列(R1)において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから上に2コマ離れた上側コマに前記第2図柄を配置し、且つ、前記特定コマから前記図柄停止位置の数と等しいコマ数である3コマ以内であって、前記特定コマと隣接しない下側コマに第2図柄を配置し、前記特定コマが前記図柄停止位置のいずれにも停止せず前記上側コマが前記図柄停止位置に停止した場合に前記上側コマが停止可能な前記図柄停止位置と、前記特定コマが前記図柄停止位置のいずれにも停止せず前記下側コマが前記図柄停止位置に停止した場合に前記下側コマが停止可能な前記図柄停止位置とが共通する前記特定表示列の図柄停止位置を共通図柄停止位置としたとき、前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定表示列(R1)に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記共通図柄停止位置を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、第1賞(例えば、実施形態の小役C賞)と第2賞(例えば、実施形態の小役B賞)とを抽選対象に含んで抽選を行い、第2賞に当選した場合には、第1賞に入賞しないように特定表示列の停止制御を実行する。第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段が最初に操作された場合には、上側コマの第2図柄を上段、中段、又は下段のいずれにも停止させることができる。また、下側コマは特定コマから3コマ以内に配置されるので、特定コマを上段に隣接する枠外に停止させたとき第2図柄を上段、中段、又は下段のいずれにも停止させることができる。これにより、最初に特定停止操作手段が操作された場合には、第1賞の入賞を回避するために出目が制限されることがなくなる。一方、第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段以外の停止操作手段が最初に操作された場合には、第1賞の入賞を回避して、且つ、第2賞に入賞できるように停止図柄位置を設定する。第1賞の入賞を回避するためには第1図柄が上段、中段、及び下段のいずれにも停止してはならず、また、引き込み制御は最大4コマの範囲で行われる。このため、停止制御手段は、特定表示列の停止制御が実行される前に特定表示列の図柄停止位置を中段に設定し、当該中段を含む入賞ライン上に第2賞を構成する所定の図柄を引き込む。これにより、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第2賞に入賞させることが可能となる。
ここで、「図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し」とは、特定された結果が上段、下段、及び下段のいずれであってもよいという意味である。第2図柄を停止させる図柄停止位置の候補としては、上段のみ、中段のみ、下段のみ、上段及び中段、中段及び下段、下段及び上段、並びに上・中・下段の7つの態様がある。例えば、停止データを削減するため、中段に意図して停止させない制御を行う場合には、第2図柄を停止させる図柄停止位置の候補として上段及び下段を採用してもよい。
また、例えば、複数の表示列が左リール、中リール及び右リールから構成され、特定表示列が左リールであり、その共通図柄停止位置が中段であり、入賞ラインが中段ライン、上段ライン、下段ライン、左斜め上がりライン、及び右斜め上がりラインで構成され、最初に右リールの停止操作がなされたとする。この場合、「前記共通図柄停止位置を含む入賞ライン上の図柄停止位置」とは、中段を含む入賞ラインが中段ラインとなるので、右リールの中段が図柄停止位置となる。
【0014】
より具体的には、前記停止制御手段は、前記特定表示列において、前記上側コマ及び前記下側コマの前記第2図柄を前記許容範囲内で移動させて前記共通図柄停止位置に停止させるため第1停止データと、前記第1図柄がいずれの図柄停止位置に停止せず、且つ前記上側コマ及び前記下側コマの前記第2図柄を前記許容範囲内で移動させて前記共通図柄停止位置以外の図柄停止位置で停止させる第2停止データと、前記他の表示列において、前記共通図柄停止位置を含む入賞ライン上の図柄停止位置に前記第2賞を構成する所定の図柄を前記許容範囲内で移動させて停止させる第3停止データと、前記他の表示列において、前記共通図柄停止位置を含む入賞ライン上の図柄停止位置以外の図柄停止位置に前記第2賞を構成する所定の図柄を前記許容範囲内で移動させて停止させる第4停止データとを含む複数の停止データを記憶した停止データ記憶手段と、前記複数の停止操作手段の各々について操作を検知する検知手段と、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示し、且つ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、特定した結果に従って前記第1停止データ又は前記第2停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、読み出した停止データを用いて前記特定表示列を停止させ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が最初に操作された後に他の停止操作手段が操作されたことを検知すると、前記第1停止データ用いて前記特定表示列を停止させた場合は前記第3停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、前記第2停止データ用いて前記特定表示列を停止させた場合は前記第4停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、読み出した停止データを用いて前記他の表示列を停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示し、且つ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記第3停止データを前記停止データ記憶手段から読み出して前記他の表示列を停止させ、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作された後、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が操作されたことが検知されると、前記第1停止データを前記停止データ記憶手段から読み出して前記特定表示列を停止させる停止手段とを備えることが好ましい。
【0015】
本発明に係るスロットマシンは、特定表示列(R1)を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列(R1、R2、R3)を備え、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列(R1、R2、R3)の図柄停止位置の組からなる入賞ライン(L1〜L5)が複数設定され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示が停止した状態で複数の入賞ライン(L1〜L5)のうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列(R1)に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段(12)と、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a、13b、13c)と、前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段(101、TBL11〜16)と、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうちの一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されると、当該操作された一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されたタイミングにおける対応する表示列(R1、R2、R3)の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)とを備え、前記特定表示列(R1)において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから下に2コマ離れた下側コマに前記第2図柄を配置し、且つ、前記特定コマから前記図柄停止位置の数と等しいコマ数である3コマ以内であって、前記特定コマと隣接しない上側コマに第2図柄を配置し、前記特定コマが前記図柄停止位置のいずれにも停止せず前記上側コマが前記図柄停止位置に停止した場合に前記上側コマが停止可能な前記図柄停止位置と、前記特定コマが前記図柄停止位置のいずれにも停止せず前記下側コマが前記図柄停止位置に停止した場合に前記下側コマが停止可能な前記図柄停止位置とが共通する前記特定表示列の図柄停止位置を共通図柄停止位置としたとき、前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定表示列(R1)に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記共通図柄停止位置を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列を停止させることを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、第1賞と第2賞とを抽選対象に含んで抽選を行い、第2賞に当選した場合には、第1賞に入賞しないように特定表示列の停止制御を実行する。第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段が最初に操作された場合には、下側コマの第2図柄を上段、中段、又は下段のいずれにも停止させることができる。また、上側コマは特定コマから3コマ以内に配置されるので、特定コマを下段に隣接する枠外に停止させたとき第2図柄を上段、中段、又は下段のいずれにも停止させることができる。これにより、最初に特定停止操作手段が操作された場合には、第1賞の入賞を回避するために出目が制限されることがなくなる。一方、第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段以外の停止操作手段が最初に操作された場合には、第1賞の入賞を回避して、且つ、第2賞に入賞できるように停止図柄位置を設定する。第1賞の入賞を回避するためには第1図柄が上段、中段、及び下段のいずれにも停止してはならず、また、引き込み制御は最大4コマの範囲で行われる。このため、停止制御手段は、特定表示列の停止制御が実行される前に特定表示列の図柄停止位置を中段に設定し、当該中段を含む入賞ライン上に第2賞を構成する所定の図柄を引き込む。これにより、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第2賞に入賞させることが可能となる。
【0017】
本発明に係るスロットマシンは、特定表示列(R1)を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列(R1、R2、R3)を備え、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列(R1、R2、R3)の図柄停止位置の組からなる入賞ライン(L1〜L5)が複数設定され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示が停止した状態で複数の入賞ライン(L1〜L5)のうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列(R1)に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段(12)と、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a、13b、13c)と、前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段(101、TBL11〜16)と、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうちの一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されると、当該操作された一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されたタイミングにおける対応する表示列(R1、R2、R3)の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)とを備え、前記特定表示列(R1)において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから上に2コマ離れた上側コマと下に2コマ離れた下側コマとに前記第2図柄を配置し、前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定表示列(R1)に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列(R1)の中段(M1)を含む入賞ライン上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列(R2、R3)を停止させることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、第1賞(例えば、実施形態の小役C賞)と第2賞(例えば、実施形態の小役B賞)とを抽選対象に含んで抽選を行い、第2賞に当選した場合には、第1賞に入賞しないように特定表示列の停止制御を実行する。第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段が最初に操作された場合には、第2図柄を上段、中段、又は下段のいずれにも停止させることができる。これは、第1図柄の特定コマを基準として2コマ離れた位置に第2図柄を配置したからである。これにより、最初に特定停止操作手段が操作された場合には、第1賞の入賞を回避するために出目が制限されることがなくなる。一方、第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段以外の停止操作手段が最初に操作された場合には、第1賞の入賞を回避して、且つ、第2賞に入賞できるように停止図柄位置を設定する。第1賞の入賞を回避するためには第1図柄が上段、中段、及び下段のいずれにも停止してはならず、また、引き込み制御は最大4コマの範囲で行われる。このため、停止制御手段は、特定表示列の停止制御が実行される前に特定表示列の図柄停止位置を中段に設定し、当該中段を含む入賞ライン上に第2賞を構成する所定の図柄を引き込む。これにより、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第2賞に入賞させることが可能となる。
なお、第2賞を構成する図柄は、全て第2図柄である必要はなく、例えば、特定表示列についてはプラム図柄であり、他の表示列につてはベル図柄で構成されてもよい。また、「特定表示列の中段を含む入賞ライン」は、直線の入賞ラインに限られず、折れ線の入賞ラインも含まれる。また、「上から下に向けて可変表示が可能」とは、遊技者から見て表示列に表示される図柄が上から下に向けて移動することを意味し、表示列の移動方向が上から下に向けて移動することを意味する。この場合、ある図柄停止位置に着目すると、例えば、実施形態の図3に示す図柄が図柄番号の増加する方向に変化する。
また、第2賞に当選したゲームにおいて、特定表示列に対応する停止操作手段が最初に操作された場合には、最初に特定表示列に対応する停止操作手段が操作されなかったときに停止させることができない上段又は下段の少なくとも一方を含む複数の図柄停止位置から一つの図柄停止位置を特定して、特定した図柄停止位置に第2図柄を引き込む。
【0019】
より具体的には、前記停止制御手段は、前記特定表示列において、前記上側コマ及び前記下側コマの前記第2図柄を前記許容範囲内で移動させて中段に停止させるため第1停止データと、前記第1図柄がいずれの図柄停止位置に停止せず、且つ前記上側コマ及び前記下側コマの前記第2図柄を前記許容範囲内で移動させて上段又は下段で停止させる第2停止データと、前記他の表示列において、前記特定表示列の前記中段を含む入賞ライン上の図柄停止位置に前記第2賞を構成する所定の図柄を前記許容範囲内で移動させて停止させる第3停止データと、前記他の表示列において、前記特定表示列の前記中段を含む入賞ライン上の図柄停止位置以外の図柄停止位置に前記第2賞を構成する所定の図柄を前記許容範囲内で移動させて停止させる第4停止データとを含む複数の停止データを記憶した停止データ記憶手段と、前記複数の停止操作手段の各々について操作を検知する検知手段と、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示し、且つ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、特定した結果に従って前記第1停止データ又は前記第2停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、読み出した停止データを用いて前記特定表示列を停止させ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が最初に操作された後に他の停止操作手段が操作されたことを検知すると、前記第1停止データ用いて前記特定表示列を停止させた場合は前記第3停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、前記第2停止データ用いて前記特定表示列を停止させた場合は前記第4停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、読み出した停止データを用いて前記他の表示列を停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示し、且つ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記第3停止データを前記停止データ記憶手段から読み出して前記他の表示列を停止させ、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作された後、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が操作されたことが検知されると、前記第1停止データを前記停止データ記憶手段から読み出して前記特定表示列を停止させる停止手段とを備えることが好ましい。
【0020】
次に、本発明に係る他のスロットマシンは、特定表示列(R1)を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列(R1、R2、R3)を備え、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列(R1、R2、R3)の図柄停止位置の組からなる入賞ライン(L1〜L5)が複数設定され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示が停止した状態で複数の入賞ライン(L1〜L5)のうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列(R1)に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段(12)と、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a、13b、13c)と、前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段(101、TBL11〜16)と、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうちの一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されると、当該操作された一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されたタイミングにおける対応する表示列(R1、R2、R3)の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)とを備え、前記特定表示列(R1)において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから上に2コマ離れた上側コマと下に3コマ離れた下側コマとに前記第2図柄を配置し、前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定表示列(R1)に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列(R1)の中段(M1)又は下段(D1)を含む入賞ライン(L1、L3、L5)上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列(R2、R3)を停止させることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、第1賞(例えば、実施形態の小役C賞)と第2賞(例えば、実施形態の小役B賞)とを抽選対象に含んで抽選を行い、第2賞に当選した場合には、第1賞に入賞しないように特定表示列の停止制御を実行する。第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段が最初に操作された場合には、第2図柄を上段、中段、又は下段のいずれにも停止させることができる。但し、特定コマから上に2コマ離れたコマに配置された第2図柄は中段又は下段に引き込まれ、特定コマから下に3コマ離れたコマに配置された第2図柄は、上段、中段又は下段に引き込まれる。前者は、第1図柄の特定コマを基準として2コマ離れた位置に第2図柄が配置され、後者は3コマ離れた位置に第2図柄が配置されるからである。これにより、最初に特定停止操作手段が操作された場合には、第1賞の入賞を回避するために出目が制限されることがなくなる。一方、第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段以外の停止操作手段が最初に操作された場合には、第1賞の入賞を回避して、且つ、第2賞に入賞できるように停止図柄位置が設定される。第1賞の入賞を回避するためには第1図柄が上段、中段、及び下段のいずれにも停止してはならず、また、引き込み制御は最大4コマの範囲で行われる。このため、停止制御手段は、特定表示列の停止制御が実行される前に特定表示列の図柄停止位置を中段又は下段に設定し、当該中段又は下段を含む入賞ライン上に第2賞を構成する所定の図柄を引き込む。これにより、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第2賞に入賞させることが可能となる。
また、第2賞に当選したゲームにおいて、特定表示列に対応する停止操作手段が最初に操作された場合には、最初に特定表示列に対応する停止操作手段が操作されなかったときに停止させることができない上段を含む複数の図柄停止位置から一つの図柄停止位置を特定して、特定した図柄停止位置に第2図柄を引き込む。
【0022】
より具体的には、前記停止制御手段は、前記特定表示列において、前記上側コマ及び前記下側コマの前記第2図柄を前記許容範囲内で移動させて中段又は下段に停止させるため第1停止データと、前記第1図柄がいずれの図柄停止位置に停止せず、且つ前記上側コマ及び前記下側コマの前記第2図柄を前記許容範囲内で移動させて上段で停止させる第2停止データと、前記他の表示列において、前記特定表示列の前記中段又は下段を含む入賞ライン上の図柄停止位置に前記第2賞を構成する所定の図柄を前記許容範囲内で移動させて停止させる第3停止データと、前記他の表示列において、前記特定表示列の前記中段又は下段を含む入賞ライン上の図柄停止位置以外の図柄停止位置に前記第2賞を構成する所定の図柄を前記許容範囲内で移動させて停止させる第4停止データとを含む複数の停止データを記憶した停止データ記憶手段と、前記複数の停止操作手段の各々について操作を検知する検知手段と、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示し、且つ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、特定した結果に従って前記第1停止データ又は前記第2停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、読み出した停止データを用いて前記特定表示列を停止させ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が最初に操作された後に他の停止操作手段が操作されたことを検知すると、前記第1停止データ用いて前記特定表示列を停止させた場合は前記第3停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、前記第2停止データ用いて前記特定表示列を停止させた場合は前記第4停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、読み出した停止データを用いて前記他の表示列を停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示し、且つ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記第3停止データを前記停止データ記憶手段から読み出して前記他の表示列を停止させ、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作された後、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が操作されたことが検知されると、前記第1停止データを前記停止データ記憶手段から読み出して前記特定表示列を停止させる停止手段とを備えることが好ましい。
【0023】
次に、本発明に係る他のスロットマシンは、特定表示列(R1)を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列(R1、R2、R3)を備え、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列(R1、R2、R3)の図柄停止位置の組からなる入賞ライン(L1〜L5)が複数設定され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示が停止した状態で複数の入賞ライン(L1〜L5)のうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列(R1)に配列される複数種類の図柄には第1図柄及び第2図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞とが含まれるスロットマシンであって、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段(12)と、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a、13b、13c)と、前記第1賞及び前記第2賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段(101、TBL11〜16)と、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうちの一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されると、当該操作された一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されたタイミングにおける対応する表示列(R1、R2、R3)の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)とを備え、前記特定表示列(R1)において、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマから上に3コマ離れた上側コマと下に2コマ離れた下側コマとに前記第2図柄を配置し、前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定表示列(R1)に対応する前記停止操作手段である特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列(R1)の上段(U1)又は中段(M1)を含む入賞ライン(L1、L2、L4)上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列(R2、R3)を停止させることを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、第1賞(例えば、実施形態の小役C賞)と第2賞(例えば、実施形態の小役B賞)とを抽選対象に含んで抽選を行い、第2賞に当選した場合には、第1賞に入賞しないように特定表示列の停止制御を実行する。第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段が最初に操作された場合には、第2図柄を上段、中段、又は下段のいずれにも停止させることができる。但し、特定コマから上に3コマ離れたコマに配置された第2図柄は上段、中段又は下段に引き込まれ、特定コマから下に2コマ離れたコマに配置された第2図柄は、上段又は中段に引き込まれる。前者は、第1図柄の特定コマを基準として3コマ離れた位置に第2図柄が配置され、後者は2コマ離れた位置に第2図柄が配置されるからである。これにより、最初に特定停止操作手段が操作された場合には、第1賞の入賞を回避するために出目が制限されることがなくなる。一方、第2賞に当選したゲームにおいて、特定停止操作手段以外の停止操作手段が最初に操作された場合には、第1賞の入賞を回避して、且つ、第2賞に入賞できるように停止図柄位置が設定される。第1賞の入賞を回避するためには第1図柄が上段、中段、及び下段のいずれにも停止してはならず、また、引き込み制御は最大4コマの範囲で行われる。このため、停止制御手段は、特定表示列の停止制御が実行される前に特定表示列の図柄停止位置を上段又は中段に設定し、当該上段又は中段を含む入賞ライン上に第2賞を構成する所定の図柄を引き込む。これにより、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第2賞に入賞させることが可能となる。
また、第2賞に当選したゲームにおいて、特定表示列に対応する停止操作手段が最初に操作された場合には、最初に特定表示列に対応する停止操作手段が操作されなかったときに停止させることができない下段を含む複数の図柄停止位置から一つの図柄停止位置を特定して、特定した図柄停止位置に第2図柄を引き込む。
【0025】
より具体的には、前記停止制御手段は、前記特定表示列において、前記上側コマ及び前記下側コマの前記第2図柄を前記許容範囲内で移動させて上段又は中段に停止させるため第1停止データと、前記第1図柄がいずれの図柄停止位置に停止せず、且つ前記上側コマ及び前記下側コマの前記第2図柄を前記許容範囲内で移動させて下段で停止させる第2停止データと、前記他の表示列において、前記特定表示列の上段又は中段を含む入賞ライン上の図柄停止位置に前記第2賞を構成する所定の図柄を前記許容範囲内で移動させて停止させる第3停止データと、前記他の表示列において、前記特定表示列の上段又は中段を含む入賞ライン上の図柄停止位置以外の図柄停止位置に前記第2賞を構成する所定の図柄を前記許容範囲内で移動させて停止させる第4停止データとを含む複数の停止データを記憶した停止データ記憶手段と、前記複数の停止操作手段の各々について操作を検知する検知手段と、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示し、且つ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段、中段、又は下段のいずれかを特定し、特定した結果に従って前記第1停止データ又は前記第2停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、読み出した停止データを用いて前記特定表示列を停止させ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が最初に操作された後に他の停止操作手段が操作されたことを検知すると、前記第1停止データ用いて前記特定表示列を停止させた場合は前記第3停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、前記第2停止データ用いて前記特定表示列を停止させた場合は前記第4停止データを前記停止データ記憶手段から読み出し、読み出した停止データを用いて前記他の表示列を停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示し、且つ、前記検知手段によって前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作されたことを検知すると、前記第3停止データを前記停止データ記憶手段から読み出して前記他の表示列を停止させ、前記特定停止操作手段以外の前記停止操作手段が最初に操作された後、前記検知手段によって前記特定停止操作手段が操作されたことが検知されると、前記第1停止データを前記停止データ記憶手段から読み出して前記特定表示列を停止させる停止手段とを備えることが好ましい。
【0026】
また、上述したスロットマシンは、前記特定表示列(R1)において、その可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、第3図柄が前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマ及び前記下側コマに対して正方向であって前記特定コマから4コマ以内のコマに配置され、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、第3図柄が前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマ及び当該コマから前記特定コマを挟んで4コマ以内のコマに配置され、前記賞には、前記入賞ライン(L1〜L5)を構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第3図柄が停止し他の表示列(R2、R3)の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第3賞が含まれ、前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第3図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列(R1)の下段(D1)を含む入賞ライン(L3、L5)上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第3賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列(R2、R3)を停止させることが好ましい。
【0027】
このスロットマシンによれば、最初の停止操作が特定表示列である場合には、第1図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることなく、第3図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることができる。一方、最初の停止操作が特定表示列でない場合には、特定表示列の下段の含む入賞ライン上に第3図柄を引き込んで停止させる。第3図柄は、第1図柄に隣接する上のコマに配置されるので、最後に特定表示列を停止される場合に第3図柄を下段に引き込んで停止させれば第1賞に入賞することなく第3賞に入賞させることができる。従って、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第3賞に入賞させることが可能となる。
【0028】
また、上述したスロットマシンは、第3図柄が前記特定コマから上に2コマ離れたコマと下に3コマ離れたコマに配置され、前記賞には、前記入賞ライン(L1〜L5)を構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第3図柄が停止し他の表示列(R2、R3)の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第3賞が含まれ、前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第3図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列(R1)の中段(M1)又は下段(D1)を含む入賞ライン(L3、L5)上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第3賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列(R2、R3)を停止させることが好ましい。
【0029】
このスロットマシンによれば、最初の停止操作が特定表示列である場合には、第1図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることなく、第3図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることができる。但し、特定コマから上に2コマ離れたコマに配置された第3図柄は中段又は下段に引き込まれ、特定コマから下に3コマ離れたコマに配置された第3図柄は、上段、中段又は下段に引き込まれる。一方、最初の停止操作が特定表示列でない場合には、特定表示列の中段を含む入賞ライン上に第3図柄を引き込んで停止させる。第3図柄は、特定コマから上に2コマ離れたコマに配置されるので、最後に特定表示列を停止される場合に第3図柄を中段又は下段に引き込んで停止させれば第1賞に入賞することなく第3賞に入賞させることができる。従って、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第3賞に入賞させることが可能となる。
【0030】
また、上述したスロットマシンは、前記特定表示列(R1)において、その可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、第4図柄が前記特定コマと前記正方向に隣接するコマ及び前記上側コマに対して逆方向であって、前記特定コマから4コマ以内のコマに配置され、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第4図柄が停止し他の表示列(R2、R3)の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第4賞が含まれ、
前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第4賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第4図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第4賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列(R1)の上段(U1)を含む入賞ライン(L2、L4)上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第4賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列(R2、R3)を停止させることを特徴とする。
このスロットマシンによれば、最初の停止操作が特定表示列である場合には、第1図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることなく、第3図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることができる。一方、最初の停止操作が特定表示列でない場合には、特定表示列の上段を含む入賞ライン上に第4図柄を引き込んで停止させる。第4図柄は、第1図柄に隣接する下のコマに配置されるので、最後に特定表示列を停止される場合に第4図柄を上段に引き込んで停止させれば第1賞に入賞することなく第4賞に入賞させることができる。従って、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第4賞に入賞させることが可能となる。
【0031】
また、上述したスロットマシンは、第4図柄が前記特定コマから上に3コマ離れたコマと下に2コマ離れたコマに配置され、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第4図柄が停止し他の表示列(R2、R3)の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第4賞が含まれ、前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第4賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第4図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第4賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列(R1)の上段(U1)又は中段(M1)を含む入賞ライン(L1、L2、L4)上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第4賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列(R2、R3)を停止させることを特徴とする。
このスロットマシンによれば、最初の停止操作が特定表示列である場合には、第1図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることなく、第3図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることができる。但し、特定コマから上に3コマ離れたコマに配置された第4図柄は上段、中段又は下段に引き込まれ、特定コマから下に2コマ離れたコマに配置された第4図柄は、上段又は中段に引き込まれる。一方、最初の停止操作が特定表示列でない場合には、特定表示列の上段を含む入賞ライン上に第4図柄を引き込んで停止させる。第4図柄は、特定コマから下に2コマ離れたコマに配置されるので、最後に特定表示列を停止される場合に第4図柄を上段又は中段に引き込んで停止させれば第1賞に入賞することなく第4賞に入賞させることができる。従って、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第4賞に入賞させることが可能となる。
【0032】
なお、前記特定表示列において、その可変表示の方向を正方向としたとき、前記特定コマと前記正方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記賞を構成しないブランク図柄であることが好ましい。ブランク図柄を採用すると、第1図柄と隣接する下のコマに配置される図柄との関係で、第1賞に非入賞となる制御を実行する必要がない。
このスロットマシンでは、入賞ライン上の停止態様が所定の図柄の組みになると賞に入賞する。ブランク図柄とは、いずれかの賞の図柄組み合わせにおいて特定表示列に用いられない図柄のことである。換言すれば、ブランク図柄とは抽選情報がいずれの賞を示すゲームであっても、特定表示列を停止させる場合に引き込んで停止させる対象の図柄でないことを意味する。また、ブランク図柄は、少なくとも、特定停止操作手段以外の停止操作手段が最初に操作された場合に特定表示列を停止させるときに引き込んで停止させる対象の図柄でなければよい。
例えば、複数の表示列が左リール、中リール及び右リールから構成され、特定表示列が左リールであり、他の表示列が中リール及び右リールであるとする。この場合、賞が第1賞と第2賞のみであり、第1賞がチェリー(左)−ANY(中)−ANY(右)の図柄の組で構成され、第2賞がプラム(左)−プラム(中)−スイカ(右)の図柄の組で構成される場合を想定する。スイカ図柄は右リールにおいて第2賞を構成するが、特定表示列である左リールにおいて第1賞又は第2賞を構成しないので、ブランク図柄に相当する。
また、左リールに複数のプラム図柄が配置される場合に第2賞に抽選で当選したとき、複数のプラム図柄のうち一部のプラム図柄についてのみ引き込み制御の対象とすることができる。このような場合に引き込み制御の対象とならないプラム図柄は、入賞ライン上に停止して第2賞を構成することがない。したがって、引き込んで停止させる対象の図柄でなければ、賞を構成する図柄に該当せず、ブランク図柄となる。
【0033】
また、前記特定表示列(R1)において、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記賞を構成しないブランク図柄であることが好ましい。この場合には、ブランク図柄を採用するので、第1図柄と隣接する上のコマに配置される図柄との関係で、第1賞に非入賞となる制御を実行する必要がない。
【0034】
また、前記特定表示列(R1)において、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b,13c)が最初に操作された場合に前記特定表示列(R1)の前記図柄停止位置を含む入賞ライン上で前記賞を構成しない特殊図柄であることが好ましい。特殊図柄は、停止操作手段の操作順序を考慮した場合に賞を構成しない図柄である。例えば、複数の表示列が左リール、中リール及び右リールから構成され、特定表示列が左リールであり、他の表示列が中リール及び右リールであるとする。ここで、最初に左リールの停止操作が行われる場合には引き込んで停止させる対象の図柄に該当しても、最初以外に左リールの停止操作が行われる場合には引き込んで停止させる対象の図柄に該当しない場合には、そのような図柄は特殊図柄となる。特殊図柄は賞を構成しない図柄という意味では、ブランク図柄と共通するが、操作順序が考慮される点で相違する。特殊図柄を採用する場合、第1図柄と隣接する上のコマに配置される図柄との関係で、第1賞に非入賞となる制御を実行する必要がないから、停止制御が簡略化される。
【0035】
また、上述したスロットマシンは、前記特定表示列(R1)において、その可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、前記特定コマの前記正方向に隣接するコマに配置される図柄、及び前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b,13c)が最初に操作された場合に前記特定表示列(R1)の前記図柄停止位置を含む入賞ライン上で前記賞を構成しない特殊図柄であることが好ましい。この場合には、第1図柄と上下に隣接するコマとの関係で、第1賞に非入賞となる制御を実行する必要がないから、停止制御が簡略化される。
【0036】
また、上述したスロットマシンは、前記特定表示列(R1)において、その可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、前記特定コマの前記正方向に隣接するコマに配置される図柄、及び前記特定コマの前記逆方向に隣接するコマに配置される図柄は、前記賞を構成しないブランク図柄であることが好ましい。この場合には、第1図柄と上下に隣接するコマとの関係で、第1賞に非入賞となる制御を実行する必要がない。この賞を構成しないブランク図柄の替わりに、停止操作手段の操作順序を考慮した場合に賞を構成しない特殊図柄に置き換えてもよい。
【0037】
次に、本発明に係る他のスロットマシンは、特定表示列(R1)を含み上から下に向けて可変表示が可能な複数の表示列(R1、R2、R3)を備え、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々は複数のコマを有し、前記複数のコマの各々に複数種類の図柄が配列され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に図柄を停止させる図柄停止位置として上段、中段及び下段が設定され、前記各表示列(R1、R2、R3)の図柄停止位置の組からなる入賞ライン(L1〜L5)が複数設定され、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示が停止した状態で複数の入賞ライン(L1〜L5)のうちいずれかの図柄の並びが所定態様である場合にいずれかの賞に入賞し、入賞した賞に応じた遊技価値を付与し、前記特定表示列(R1)に配列される複数種類の図柄には第1図柄、第2図柄、第3図柄、及び前記賞を構成しないブランク図柄が含まれ、前記賞には、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第1図柄が停止し他の表示列の図柄停止位置にはいずれの図柄が停止しても入賞となる第1賞と、前記入賞ラインを構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第2図柄が停止し他の表示列(R2、R3)の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第2賞と、前記入賞ライン(L1〜L5)を構成する前記特定表示列(R1)の図柄停止位置に前記第3図柄が停止し他の表示列(R2、R3)の図柄停止位置には所定の図柄が停止すると入賞となる第3賞とが含まれるスロットマシンであって、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の可変表示を開始させる指示を遊技者が入力するための開始操作手段(12)と、前記複数の表示列(R1、R2、R3)の各々に対応して設けられ、前記可変表示を停止させる指示を遊技者が入力するための複数の停止操作手段(13a、13b、13c)と、前記第1賞、前記第2賞、前記第3賞を含む複数の賞並びにハズレを抽選対象として抽選を実行し、抽選結果を示す抽選情報を生成する抽選手段(101、TBL11〜16)と、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうちの一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されると、当該操作された一の停止操作手段(13a、13b、13c)が操作されたタイミングにおける対応する表示列(R1、R2、R3)の位置を基準として4コマを許容範囲として当該表示列を移動させて停止させる停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)とを備え、前記特定表示列(R1)において、その可変表示の方向を正方向とし、当該正方向と逆の方向を逆方向とし、前記第1図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、前記特定コマと前記正方向及び前記逆方向に隣接するコマに前記ブランク図柄を配置し、前記第2図柄を前記特定コマから前記正方向に2コマ離れたコマ及び前記特定コマから前記逆方向に3コマ離れたコマに配置し、前記第3図柄を前記特定コマから前記正方向に3コマ離れたコマ及び前記特定コマから前記逆方向に2コマ離れたコマに配置し、前記停止制御手段(101、TBL21〜29、TBL31)は、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定表示列(R1)に対応する前記停止操作手段(13a、13b、13c)である特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第2図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第2賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13a、13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列(R1)の中段(M1)又は上段(U1)を含む入賞ライン(L1、L2、L4)上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第2賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列(R2、R1)を停止させ、前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)のうち前記特定表示列(R1)に対応する前記停止操作手段(13a、13b、13c)である特定停止操作手段(13a)が最初に操作されたことを検知すると、図柄停止位置として上段(U1)、中段(M1)、又は下段(D1)のいずれかを特定し、前記第1図柄が上段(U1)、中段(M1)、及び下段(D1)の図柄停止位置のいずれにも停止せず前記第3図柄が前記特定した図柄停止位置に表示されるように前記許容範囲内で前記特定表示列(R1)を移動させて停止させ、前記抽選情報が前記第3賞の当選を示すゲームにおいて、前記特定停止操作手段(13a)以外の前記停止操作手段(13b、13c)が最初に操作されたことを検知すると、前記特定表示列(R1)の中段(M1)及び下段(D1)を含む入賞ライン(L1、L3、L5)上の図柄停止位置から前記許容範囲に前記第3賞を構成する所定の図柄が位置する場合、当該所定の図柄を当該図柄停止位置に引き込んで最初に操作された停止操作手段に対応する表示列(R2、R3)を停止させることが好ましい。
【0038】
この発明によれば、第2賞又は第3賞に当選しているゲームで、最初の停止操作が特定表示列である場合には、第1図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることなく、第2図柄又は第3図柄を上段、中段、及び下段のいずれにも停止させることができる。一方、最初の停止操作が特定表示列でない場合には、当選している賞を構成する図柄(第2賞であれば第2図柄、第3賞であれば第3図柄)と第1図柄との配置関係から、第1賞に入賞することがないように入賞ラインを定め、当該入賞ライン上に第2賞又は第3賞を構成する図柄を引き込んで停止させる。従って、停止操作手段の操作タイミングが適正であれば、停止操作順序に係らず第2賞又は第3賞に入賞させることが可能となる。また、賞を構成しないブランク図柄の替わりに、停止操作手段の操作順序を考慮した場合に賞を構成しない特殊図柄に置き換えてもよい。
【0039】
また、上述したスロットマシンは、前記特定表示列において、ある第2図柄と次の第2図柄は5コマ以内に配置されていることが好ましい。この停止制御手段の引き込み範囲は4コマであるから、5コマ以内に第2図柄を配置することによってこれらの図柄を入賞ライン上に100%引き込むことが可能となる。ある第3図柄と次の第3図柄を5コマ以内に配置しても良く、さらにある第4図柄と次の第4図柄を5コマ以内に配置しても良い。
【0040】
また、上述したスロットマシンにおいて、前記停止制御手段は、前記複数の表示列(R1〜R3)の各々について、前記図柄停止位置に所定の図柄を前記許容範囲内で引き込んで停止させるための各停止データ(TBL101〜333)を記憶した第1記憶手段(104、TBL31)と、前記複数の賞、前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の操作順序、及び前記複数の入賞ライン(Ll〜L5)と前記各停止データ(TBL101〜333)の対応関係を記憶した第2記憶手段(104、TBL21〜29)と、前記第2記憶手段(104、TBL21〜29)を参照して、前記抽選情報及び前記複数の停止操作手段(13a、13b、13c)の操作順序に基づいて前記複数の入賞ラインから前記賞を構成する図柄を停止させる入賞ライン(Ll〜L5)の候補を特定し、特定された入賞ラインの候補が複数ある場合にその中から一の入賞ライン(Ll〜L5)を決定し、前記抽選情報によって指定される賞を構成する図柄を前記決定された入賞ライン(Ll〜L5)に引き込む停止データ(TBL101〜333)を特定し、特定した停止データ(TBL101〜333)を前記第1記憶手段(104、TBL31)から読み出す停止データ取得手段(101)と、前記停止データ取得手段(101)によって読み出された前記停止データ(TBL101〜333)に基づいて、前記各表示列(R1〜R3)の可変表示を停止させる停止手段(101)とを備えることが好ましい。この発明によれば、停止操作の順序に応じて目標とする図柄を所定の図柄停止位置に引き込むことができる。
【0041】
なお、停止データ取得手段は、停止操作手段の操作タイミング(例えば、実施形態の図18に示す図柄番号)と一の入賞ラインに所定の図柄を引き込む一の停止データを指定する指定データを記憶した第3記憶手段(例えば、実施形態のTBL41)を備え、第2記憶手段を参照することによって複数の入賞ラインの候補が特定された場合、操作タイミングに基づいて第3記憶手段を参照して一の停止データを決定し、決定した停止データを第1記憶手段から読み出すようにしてもよい。あるいは、抽選によって候補となる複数の入賞ラインから一の入賞ラインを決定してもよい。
【0042】
また、上述したスロットマシンにおいて、前記停止制御手段は、前記複数の表示列(R1〜R3)の各々について、前記図柄停止位置に所定の図柄を前記許容範囲内で引き込んで停止させるための各停止データ(TBL101〜333)を記憶した第1記憶手段(104、TBL31)と、前記複数の賞ごとに、前記特定表示列(R1)に応じて前記停止操作手段の操作タイミングと前記停止データを指定する指定データとを対応付けて記憶した第3記憶手段(104、TBL41)と、前記停止操作手段(13a)の操作タイミングに基づいて、前記第3記憶手段を参照して前記指定データを読み出し、読み出した指定データに従って前記第1記憶手段(104、TBL31)から前記停止データを読み出す停止データ取得手段(101)と、前記停止データ取得手段(101)によって読み出された前記停止データに基づいて、前記特定表示列の可変表示を停止させる停止手段と(101)、を備えることが好ましい。この発明によれば、第3記憶手段の記憶内容を参照することによって、特定表示列を所定の位置に停止させることができる。
【0043】
また、上述したスロットマシンにおいて、前記特定表示列(R1)には前記第1図柄が複数個配置され、前記複数の第1図柄の各々について各第1図柄を中心とする5コマの範囲は、図柄の配列が同じであることが好ましい。
【0044】
本明細書で用いる用語はそれぞれ次の意味をあらわす。
「遊技媒体」とは、遊技メダル又は遊技球をいう。
「貯留装置」とは、遊技を行うために投入された遊技媒体を電気的又は磁気的に記憶できる装置をいう。貯留装置には、投入された遊技媒体及び入賞により払い出された配当が貯留される。
「クレジット」とは、貯留装置に電気的又は磁気的に記憶された遊技媒体の情報をいい、その数をクレジット数という。
【0045】
「入賞ライン」とは、表示列の図柄が組み合わせとなるライン、又は表示列の図柄が組み合わせとなる位置を指示する線をいう。
「リール」とは、周面に複数の図柄を配置した表示列のことをいう。
「可変表示装置」とは、複数の表示列を有し、それぞれを可変表示させることのできる表示装置をいう。表示列がリールの場合はリール可変表示装置といい、表示列が液晶表示器等の画面表示されている場合は画像可変表示装置という。
【0046】
「スタートレバー」とは、可変表示装置の表示列の可変表示の開始の指示を遊技者が入力するための装置である。
「ストップボタン」とは、可変表示する各表示列に対応して設けられ、各表示列の可変表示の停止の指示を遊技者が入力するための装置である。
「ベット操作」とは、遊技媒体又はクレジットの投入によって、投入数(ベット数)に応じた入賞ラインを有効化することをいう。ベット操作に応じた制御をベット処理といい、遊技媒体の投入による投入ベット処理、クレジットの投入による貯留ベット処理、及び再遊技賞に入賞した次ゲームで前ゲームと同じ入賞ラインを自動的に有効化する自動ベット処理を含む。
【0047】
「ゲーム」とは、ベット処理を開始したときから次のベット処理が可能になるまでの一連の処理をいう。
「遊技価値」とは、入賞によって付与する特典であり、他の種類のゲームを開始する条件や配当を付与するものがある。
「役」とは、図柄の組み合わせのうち遊技価値の付与に必要な図柄の組み合わせ(図柄の並び)をいう。例えば、赤7役、7−7−7役などのようにいう。
【0048】
「賞」とは、1ゲームの結果として付与される遊技価値の種別のことをいう。他の種類のゲームを開始する条件を付与する開始賞と、他の種類のゲームを開始する条件を付与せず配当のみを付与する小役賞、遊技媒体又はクレジットの投入なしに、次ゲームを開始する条件を付与する再遊技賞に区分される。開始賞にはBB賞、MB賞、SB賞、RB賞、CB賞などがある。なお、一つの賞には複数の役が存在してもよい。
「賞抽選テーブル」とは、賞ごと又はハズレに区分されている数値の幅の集まりをいい、賞の当選の確率を定めたものをいう。
「内部抽選」とは、ハードウェア又はソフトウェアで構成した数列発生装置から発生する複数の数値の中から1つの数値を取得(乱数抽出)し、その数値(取得した乱数値)と賞抽選テーブルに記録されたデータの中で当選に係る値と比較することで、いずれかの賞の当選又はハズレを決定することをいう。
【0049】
「当選」とは、取得した乱数値が賞抽選テーブルのいずれかの賞の区分に該当する数値の幅に属したことをいう。
「ハズレ」とは、取得した乱数値が賞抽選テーブルのハズレの区分に該当する数値の幅に属した場合、又はどの賞の区分に該当する数値の幅にも属さなかったことをいう。
「図柄」とは、文字、図形、記号、色彩若しくはこれらの結合であって、表示列上に表示されるもの、又は役の構成要素の単位をいう。
【0050】
「入賞」とは、ベット操作で有効とされた入賞ライン上に表示された図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた役であると判定されたことをいう。
「非入賞」とは、ベット操作で有効とされた入賞ライン上に表示された図柄の組み合わせが、あらかじめ定められた役でないと判定されたことをいう。非入賞には、内部抽選でいずれかの賞に当選しても、停止ボタンの操作によって有効な入賞ライン上に役が揃わない場合と、内部抽選でハズレの場合に役が揃わない場合がある。賞に当選しても、有効な入賞ライン上に役が揃わない場合を取りこぼしという。
「当選フラグ」とは、内部抽選の当選又はゲームの状態に基づいて入賞となる図柄の組み合わせを表示する権利を付与したことを記憶するデータをいう。ゲームでセットされた当選フラグは、特定の賞を除き入賞した場合でも取りこぼしの場合でもゲーム終了時にクリアされる。
【0051】
「当選フラグの持ち越し」とは、特定の賞においては、特定の賞の当選フラグがセットされていたにもかかわらず取りこぼしとなって入賞しなかったゲームでもその当選フラグがクリアされず、次ゲームにおいてもその当選フラグがセットされたままとすることをいう。また、当選フラグの持ち越しをしているゲームを内部中ゲームといい、BB賞、MB賞及びRB賞に対応した、BB内部中ゲーム、MB内部中ゲーム、及びRB内部中ゲームがある。
「停止制御」とは、可変表示している表示列をストップボタンの操作のタイミングに応じて停止させる制御、又は所定時間の経過後自動的に停止させる制御をいう。
「通常ゲーム」とは、内部抽選によって、複数の賞及びハズレのいずれかが抽選される基本的なゲームをいう。小役賞の抽選確率は通常ゲームにおける確率が基準となる。
【0052】
「SBゲーム」とは、SB賞が入賞した次ゲームで、通常ゲームと比較して、小役賞に係る図柄の組み合わせ(役)の数を増加、又は小役賞の抽選確率を変動させて行うゲームをいう。
「RBゲーム」とは、RB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、通常ゲームと比較して、小役賞に係る図柄の組み合わせ(役)の数を増加、又は小役賞の抽選確率を変動させて行うゲームをいう。RBゲームを遊技規則で第1種特別役物という。
「CBゲーム」とは、CB賞が入賞した次ゲームで、内部抽選の結果にかかわらず、小役賞に係る当選フラグのセットを行うゲームをいう。
【0053】
「BBゲーム」とは、BB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、通常ゲームと比較して、小役賞に係る図柄の組み合わせ(役)の数を増加、若しくは小役賞の抽選確率を変動させて行うゲーム、RB賞に係る図柄の組み合わせ(役)の数を増加、若しくはRB賞の抽選確率を変動させて行うゲーム、又はRBゲームを連続して開始させて行うゲームをいう。
「MBゲーム」とは、MB賞が入賞した次ゲームから所定条件を充足するまで、内部抽選の結果にかかわらず、小役賞に係る当選フラグのセットを行うゲーム、CB賞の抽選確率を変動させて行うゲーム、又はCBゲームを連続して開始させて行うゲームをいう。
【0054】
なお、本明細書中の「SBゲーム」、「RBゲーム」、「CBゲーム」、「BBゲーム」、「MBゲーム」は、それぞれ、遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則(昭和六十年二月十二日国家公安委員会規則第四号)の別表第二(技術上の規格における用語の意味)(以下、この規則を「遊技規則」という。)における「普通役物」、「第一種特別役物」、「第二種特別役物」、「第一種特別役物に係る役物連続作動装置の作動している遊技」および「第二種特別役物に係る役物連続作動装置の作動している遊技」に対応する用語である。
【発明の効果】
【0055】
本発明によれば、適正なタイミングでリールストップボタンを操作すれば、押し順に無関係に入賞することが可能なスロットマシンを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0056】
<1:スロットマシンの外観構成>
図1は、本発明の一実施形態にかかるスロットマシン1の概観を示す斜視図である。スロットマシン1は、前面が開口した箱状の本体2と本体2の前面に配置した前面扉3から構成されている。本体2と前面扉3とは片側で蝶番により開閉できるようになっている。前面扉3は、遊技者が遊技を行うためのボタン類が配置された操作部OP、リール可変表示装置RLの図柄を視認させるための後述のリール窓20や遊技を進行するための情報が表示される表示器類が配置されたパネル表示部DP、遊技を進行するための情報が表示される液晶表示器類や電飾装置が配置された演出表示部TP及び受皿部BPから構成されている。
【0057】
操作部OPには、操作部OPの上面右側にメダル投入口10が配置され、上面左側にベットボタン11が配置されている。スロットマシン1の遊技は、メダル投入操作かベットボタン操作により開始できる。ベットボタン11の下部位置の前面側には、リールR1〜R3の回転を行うためのスタートレバー12が配置され、その右側には左リールR1の回転を停止させるための左ストップボタン13a、中リールR2の回転を停止させるための中ストップボタン13b及び右リールR3の回転を停止させるための右ストップボタン13cが配置され、遊技の基本操作順序となる、ベットボタン操作→スタートレバー操作→左ストップボタン操作→中ストップボタン操作→右ストップボタン操作の一連の流れの操作を行い易いようになっている。スタートレバー12の左側には、貯留装置に記憶されたクレジットを精算してメダル受皿40にメダルを払い出すための精算ボタン14が配置されている。この精算ボタン14は遊技をやめる場合に使用されるものであり、操作の頻度が低いことや遊技中に誤って操作しないよう、上記一連の操作の流れから外れる位置に配置してある。さらに操作部OPには、プリペイカード式メダル貸機がスロットマシン1に接続されている場合に使用される貸出ボタン15、プリペイカードを返却するための返却ボタン16及びプリペイカードの貸出可能な度数表示が行われる度数表示器17が設けられている。なお、このように、スロットマシン1にプリペイカード式メダル貸機が接続されている場合には、スロットマシン1のこれらのボタン15、16の操作によるプリペイカード式メダル貸機の作動及び度数表示器17による度数表示は、プリペイカード式メダル貸機の制御によって行われる。
【0058】
パネル表示部DPにおいて、リール窓20は、1つのリールにつき3個の連続した図柄をのぞむ透明アクリル板からなり、遊技者は3つのリールで9個分の図柄をリール窓20を通して目視することができる。さらにリール窓20上には、水平ラインの入賞ラインL1〜L3と斜めラインの入賞ラインL4、L5が通っている。このリール窓20の左側には、入賞ラインL1〜L5の各々に対応した入賞ライン表示器21が設けられており、遊技メダルが1枚投入されると入賞ラインL1に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、遊技メダルが2枚投入されると入賞ラインL1に加えて入賞ラインL2及びL3に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、遊技メダルが3枚投入されると入賞ラインL1〜L3に加えて入賞ラインL4及びL5に対応した入賞ライン表示器21が点灯するようになっている。
【0059】
入賞ラインL1〜L5は、所定の図柄が停止することによって入賞となる図柄停止位置を定めたものである。図25(A)に入賞ラインL1〜L5と図柄停止位置との関係を示す。各リールR1〜R3には、それぞれ上段・中段・下段の図柄停止位置が設けられている。図25(A)に示す9個の図柄停止位置において符号「U」は上段、符号「M」は中段、符号「D」は下段を示す。また、符号U、M、及びDに続く添え字「1」は左リールR1、「2」は中リールR2、「3」は右リールR3を示す。
【0060】
入賞ラインL1〜L5は、入賞となる図柄停止位置の組を定めたものである。入賞ラインL1は図柄停止位置M1・M2・M3から構成され、入賞ラインL2は図柄停止位置U1・U2・U3から構成され、入賞ラインL3は図柄停止位置D1・D2・D3から構成され、入賞ラインL4は図柄停止位置U1・M2・D3から構成され、入賞ラインL5は図柄停止位置D1・M2・U3から構成される。なお、このスロットマシン1においては、3個のリールR1〜R3と上段・中段・下段といった3個の図柄停止位置があるので、入賞位置は3行3列のマトリクスで与えられ、合計27通りの入賞位置を取り得る。この例では、その中から5個の入賞位置を入賞ラインL1〜L5として採用する。
【0061】
また、遊技の結果、所定の図柄の組み合わせが成立した場合には、成立した入賞ラインに対応した入賞ライン表示器21を点滅させ、遊技者に知らせるようになっている。また、リール窓20の右側には、入賞した場合に点灯する表示器やゲーム状態に応じて点灯するLEDなどの複数のLEDが配置された遊技ガイド表示器22が設けられている。さらにリール窓20の下側には、貯留装置に蓄えられたクレジット数を表示するクレジット数表示器23a、入賞した場合に付与された配当数を表示する配当数表示器23c、及び所定ゲーム中に付与された配当数を累積して獲得枚数の表示を行う獲得枚数表示器23bから構成される遊技価値情報表示部23を有している。
【0062】
演出表示部TPには、遊技の進行状態を画像で表示する液晶表示器30、ゲーム状態に応じて色彩や点灯パターンを変化させてゲーム状態を表示する電飾LED31及びゲーム状態に応じて変化させるBGMやボタン操作に応じた操作音、ガイド音声を出力するスピーカ32が配置されている。
【0063】
受皿部BPには、メダル払出装置が駆動されてメダル払出口40aから排出された遊技メダルを貯めるメダル受皿40が設けられており、メダル受皿40の左側には灰皿41が設けられている。
【0064】
<2:リール可変表示装置の構成>
図2は、スロットマシン1のリール可変表示装置RLの構造を示す説明図である。図2(A)は、リール可変表示装置RL全体の構造を示し、図2(B)は、右リールR3の詳細の構造を示す。
【0065】
リールR1〜R3は、透明なABS樹脂等からなり、軸部から放射線状に延びた複数のスポーク部と環状の枠からなるリール枠56a〜56cと、そのリール枠56a〜56cの周面に貼り付けられている21個の各種の図柄(図柄番号PN=1〜21)が印刷されたリール帯58a〜58cから構成される。リールR1〜R3は、ステッピングモータ54a〜54cに固定され回転動作するようになっている。リールR1〜R3の回転動作には、400ステップのパルスの供給で1回転するステッピングモータ54a〜54cを使用し、所定のパルスを供給することで所定の図柄をリール窓20に表示させることができる。さらにLED(図示せず)を設置したバックライト装置53a〜53cを設け、リール帯58a〜58cの内側から光を照射できるようになっている。このように、リール帯58a〜58cの内側からバックライト装置53a〜53cによって光を照射することで、遊技者にリール帯58a〜58c上の図柄を目立たせることができる。
【0066】
またスポーク部の一つに検知板57a〜57cを取り付け、リール位置検出センサ55a〜55cによって、リールR1〜R3が1回転するごとに1パルスのリール位置検出信号155a〜155cを出力できるようになっている。このリール位置検出信号155a〜155cを検知してから10ステップ進めたときに、図柄番号PN=1がリール窓20の中央の入賞ラインL1上に位置するように検知板57a〜57cとリール帯58a〜58cとの位置が設定してある。
【0067】
リール可変表示装置RLにおいて、リールR1〜R3、リールR1〜R3が固定されたステッピングモータ54a〜54c、バックライト装置53a〜53c及びリール位置検出センサ55a〜55cを、それぞれベース板52a〜52cに固定することで一つのユニット構成としている。また、リール可変表示装置RLは、ベース板52a〜52cをリール可変表示装置RLのケース体50に設けられたガイドレール51a〜51cに沿って挿入してケース体50内に収容するようになっている。
【0068】
図3は、リール帯58a〜58cに印刷された図柄の配置を示す説明図である。左、中、右のそれぞれのリールには21個の図柄が等間隔で配置して印刷されている。図柄が配置される領域はコマと呼ばれ、21個のコマに各種の図柄が割り当てられている。この例の左リールR1において、チェリー図柄は図柄番号PN=7及び16に配置されている。また、左リールR1が回転すると上から下に図柄が移動する。図柄が移動する方向を正方向、これと逆の方向を逆方向と称する。また、チェリー図柄が配置されるコマを特定コマと称する。特定コマ(PN=7、16)を基準として正方向に1コマ離れたコマ(PN=6、15)にはスイカ図柄が配列され、逆方向に1コマ離れたコマ(PN=8、17)にはベル図柄が配列されている。また、特定コマ(PN=7、16)を基準として正方向に2コマ離れたコマ(PN=5、14)及び逆方向に2コマ離れたコマ(PN=9、18)にはプラム図柄が配置されている。さらに、スイカ図柄は、図柄番号PN=6、15に配置されると共に当該コマから特定コマを挟んで4コマ目のコマ(PN=10、19)に配置される。加えて、ベル図柄は図柄番号PN=9に配置されると共に当該コマから特定コマを挟んで4コマ目のコマ(PN=4)に配置される。
【0069】
本実施形態では、400ステップのパルスの供給で1回転するステッピングモータ54a〜54cを使用しているので、21個の図柄を配置すると図柄の間隔は19ステップとなる。また、リール位置検出信号155a〜155cを検知してから10ステップ進めたときに、図柄番号PN=1がリール窓20の中央の入賞ラインL1上に位置するようにしたから、リール位置検出信号155a〜155cを検知してから29ステップ進めれば図柄番号PN=2が入賞ラインL1上に位置し、48ステップ進めれば図柄番号PN=3が入賞ラインL1上に位置し、390ステップ進めれば図柄番号PN=21が入賞ラインL1上に位置することになる。390ステップより先に進めると、再びリール位置検出信号155a〜155cが検知される。これによりリール位置検出信号155a〜155cが検知されたタイミングを基点にして、進めるステップ数により所定の図柄を入賞ラインL1上に位置させることができる。なお、リール帯上の図柄の配列は、図3のカッコ書きに記載したように赤7図柄であれば「01」、プラム図柄であれば「07」というように図柄コードPCのデータで記憶されている。
【0070】
<3:スロットマシンの電気的構成>
図4は、スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。スロットマシン1は、遊技の主たる制御を行うメイン制御基板100A、液晶表示器30に対して表示制御を行い画像表示する表示制御基板100B、及びパネル表示部DP又は演出表示部TPのLED類や音の演出の制御を行う電飾制御基板100Cを備えている。メイン制御基板100Aは、CPU(central processing unit)101、クロック発生回路a102、クロック発生回路b103、ROM(read-only memory)104、RAM(random-access memory)105、データ送出回路106、入出力ポート107から構成されている。なお、CPU101としてROMやRAMを内蔵しているものを採用することができる。その場合には、外付けのROM104、RAM105は不要となる。
【0071】
CPU101は、ROM104に格納されたプログラムを、クロック発生回路a102で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU101は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路a102の周期とは異なるクロック発生回路b103で発生したINTR信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR信号のタイミングは、例えば、2ミリ秒である。CPU101はプログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM105に保存する。外部から供給される電源が遮断した場合でも、RAM105は電池により記憶情報が保持されており、その後電源が復帰した場合には、電源断発生の直前の状態から再開する。CPU101は、入出力ポート107を介して各種ボタン、センサの状態を読み取り、各種モータ、LEDを駆動する。
【0072】
ベット操作指示信号111a〜111c、開始操作指示信号112、停止操作指示信号113a〜113c及び精算操作指示信号114は、それぞれ操作部OPに設けられたベットボタン11、スタートレバー12、ストップボタン13a〜13c、精算ボタン14が遊技者に操作されたことに応じて検知される信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。
表示制御信号123a〜123cは、それぞれパネル表示部DPに設けられたクレジット数表示器23a、獲得枚数表示器23b、配当数表示器23cに表示するための表示信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。リール位置検出信号155a〜155cはそれぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールに対応し、リールが1回転するたびに1回検出する信号であり入出力ポート107を介してCPU101に送られる。リール駆動信号154a〜154cは、それぞれリール可変表示装置RLのそれぞれのリールR1〜R3を駆動するステッピングモータ駆動信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
【0073】
メダル投入信号160は、投入された遊技メダルをメダル投入口10から通ずる前面扉3の内部に設けられたメダル検出装置に設けられたメダルを検出するセンサの信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、メダルブロック信号161はメダル検出装置に設けられたソレノイドを駆動する信号であり入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。メダル払出信号162はメダル払出装置のメダル放出部に設けられたメダルを検出するセンサ信号であり、入出力ポート107を介してCPU101に送られる。また、払出駆動信号163はメダル払出装置に設けられたモータを駆動する信号であり、入出力ポート107を介してCPU101より駆動される。
【0074】
CPU101は、データ送出回路106を介して表示制御基板100B及び電飾制御基板100Cへ各種コマンドを出力する。電飾制御基板100Cは、メイン制御基板100Aより各種コマンドを受信し、入賞ライン表示器21、遊技ガイド表示器22、電飾LED31による電飾装置の点灯制御、リール可変表示装置RLに設けられたバックライト装置53a〜53cの点灯制御及びBGMなどのサウンドをスピーカ32から出力する。
表示制御基板100Bは、CPU(central processing unit)191、クロック発生回路c192、クロック発生回路d193、ROM(read-only memory)194、RAM(random-access memory)195、データ入力回路196及びグラフィックLSIとその周辺回路からなる表示回路197を備えている。このCPU191は、ROM194に格納されたプログラムを、クロック発生回路c192で発生したCLK信号のタイミングに基づいて読み出し、プログラムを逐次実行する。CPU191は、電源が投入されるとあらかじめ定められたアドレスからメインプログラムを実行し、クロック発生回路c192の周期とは異なるクロック発生回路d193で発生したINTR1信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。ここで、INTR1信号のタイミングは、例えば、2ミリ秒とする。CPU191のストローブ信号は、プログラムの実行に応じて、各種フラグや各種カウンタ又は各種遊技情報をRAM195に保存する。
また、メイン制御基板100Aのデータ送出回路からのデータ送出タイミングに同期して送出されるストローブ信号に基づいてINTR2信号を発生させ、このINTR2信号のタイミングで、あらかじめ定められたアドレスから始まる割込みプログラムを実行する。
【0075】
<4:スロットマシンの遊技>
<4−1:スロットマシンの遊技方法>
図5は、本発明の一実施形態にかかるスロットマシン1の遊技方法のうち遊技メダルの流れを示す説明図である。
(1)投入ベット処理
スロットマシン1での遊技は、まずメダル投入口10に遊技メダルを投入すること(投入操作)で始まる。この投入操作により、遊技メダルの1枚目の投入で入賞ラインを1本(L1)選択して有効化し、2枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L2、L3)選択して有効化し、3枚目の投入で入賞ラインをさらに2本(L4、L5)選択して有効化する。
(2)投入クレジット処理
遊技メダルをさらに投入すると、貯留装置にクレジットとして遊技メダル50枚分まで貯留を行う。50枚を超えた50枚目より後に投入された遊技メダルはメダル受皿40に戻す。
(3)貯留ベット処理
遊技を開始するには、投入ベット操作のほか貯留装置に貯留されたクレジットをベットボタン11の押下により入賞ラインを有効にする入賞ライン賭けがされる。
【0076】
(4)配当クレジット処理
その後、スタートレバー12の押下により3つのリールR1〜R3の回転が開始され、ストップボタン13a〜13cの押下によりリールR1〜R3が停止する。リールR1〜R3が停止したときに、あらかじめ定められた図柄組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃うと入賞となり図柄組み合わせ(役)によって定められた配当数に基づいて配当が付与され、まず配当が貯留装置にクレジットとして貯留される。
(5)配当払出処理
クレジット数が上限である50枚に到達した場合は、メダル払出装置を駆動して50枚を超えた分の遊技メダルをメダル受皿40に払い出す。
(6)自動ベット処理
また、再遊技賞の入賞となった場合は、前ゲームと同じ賭け数が自動的にベットされる。
【0077】
(7)返却払出処理
精算ボタン14の押下により、メダル払出装置を駆動して入賞ライン賭けされた分の遊技メダルをメダル受皿40に払い出す。
(8)精算払出処理
さらに貯留装置に貯留されたクレジット数の遊技メダルを、メダル払出装置を駆動してメダル受皿40に払い出す。
(9)貸出クレジット処理
また、スロットマシン1がメダル貸機等の遊技媒体貸機に接続されている場合には、貸出ボタン15の押下により貸出処理が行われ、貸出分を貯留装置にクレジットとして貯留する。
(10)貸出払出処理
又は、貸出分の遊技メダルを、メダル払出装置を駆動してメダル受皿40に払い出す。
【0078】
<4−2:スロットマシンの賞と役>
図6はスロットマシン1における賞と役を説明するための説明図であり、図6(A)は、スロットマシン1における賞の種類とその役(図柄の組み合わせ)の構成を示す。スロットマシン1ではあらかじめ定められた図柄組み合わせが有効化された入賞ライン上に揃うと入賞となり、役によって定められた配当数に基づいて15枚のメダルを最大とした配当が付与される小役賞や通常ゲームから他の種類のゲームを開始させる賞がある。
【0079】
他の種類のゲームを開始させる賞として、BB1ゲームを開始する「赤7−赤7−赤7」の図柄の組み合わせ(BB1役ともいう)からなるBB1賞、BB2ゲームを開始する「白7−白7−白7」の図柄の組み合わせ(BB2役ともいう)からなるBB2賞及びRBゲームを開始する「BAR−BAR−BAR」の図柄の組み合わせ(RB役ともいう)からなるRB賞がある。BB1ゲーム及びBB2ゲームの各々の内容は、前述のBBゲームの定義に従う限り、任意に設定可能である。また、BB1ゲーム及びBB2ゲームを、小役賞の抽選確率が互いに相違するゲームとしてもよいし、終了条件となるメダルの獲得枚数が互いに相違するゲームとしてもよいし、全く同一のゲームとしてもよい。以下、BB1及びBB2を区別する必要がない場合には、まとめて単にBBという。
【0080】
配当を付与する小役賞として、15枚のメダルを配当とする「スイカ−スイカ−スイカ」の図柄の組み合わせ(スイカ役ともいう)からなる小役A賞、10枚のメダルを配当とする「ベル−ベル−ベル」の図柄の組み合わせ(ベル役ともいう)からなる小役B賞、2枚のメダルを配当とする「チェリー−ANY−ANY」の図柄の組み合わせ(チェリー役ともいう)からなる小役C賞がある。ANYは、いかなる図柄でも良い。このチェリー役は、左リールR1(特定表示列)のチェリー図柄が入賞ライン上に揃うだけで入賞となるもので、チェリー図柄(第1図柄)が左リールR1の中段(入賞ラインL1位置)に表示された場合は、入賞ラインL1に入賞となるが、左リールR1の上段に表示された場合は、入賞ラインL2とL4に入賞となる。同時に複数の入賞ラインで入賞となることを重複入賞といい、この場合4枚の配当を得ることができる。
【0081】
また、次ゲームをベット操作なし(遊技メダルの投入なし)でゲームをする「プラム−プラム−プラム」の図柄の組み合わせ(プラム役ともいう)からなる再遊技賞がある。
【0082】
<4−3:スロットマシンの各種ゲームの説明>
図7は、スロットマシン1で行われるゲームの種類を示す説明図である。
(1)BBゲームの開始と終了
図7(A)において、スロットマシン1は通常ゲームを実行中に内部抽選でBB賞に当選し、BB役が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームが開始される。BBゲーム中における獲得枚数が規定枚数を超える場合にBBゲームを終了する。
(2)BB内部中ゲーム
通常ゲーム中に内部抽選でBB賞に当選しても、BB役が成立しないと次ゲーム以降も入賞するまでBB賞の当選フラグの持ち越しがされるBB内部中ゲームとなる。BB1内部中ゲームでBB役が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームが開始される。
(3)RBゲームの開始と終了
通常ゲーム中に内部抽選でRB賞に当選し、RB役が成立して入賞すると次ゲームからRBゲームが開始される。RBゲームは最大12ゲーム行われ、RBゲーム中に8回入賞するとRBゲームを終了させる。
(4)RB内部中ゲーム
通常ゲーム中に内部抽選でRB賞に当選しても、RB役が成立しないと次ゲーム以降も入賞するまでRB賞の当選フラグの持ち越しがされるRB内部中ゲームとなる。RB内部中ゲームでRB役が成立して入賞すると次ゲームからRBゲームが開始される。
【0083】
(5)BBの変形例
図7(B)は、スロットマシン1で行われるBBゲームの変形例である。通常ゲーム中に内部抽選でBB賞に当選し、BB役が成立して入賞すると次ゲームからBBゲームが開始され、まずBB通常ゲームが開始される。BB通常ゲームは通常ゲームと比較してRB賞の抽選確率が変動するゲームである。BB通常ゲーム中に内部抽選でRB賞に当選し、RB役が成立して入賞すると次ゲームからRBゲーム(BB中RBゲーム)が開始され、RBゲーム中に8回入賞するとRBゲームを終了する。BBゲーム中における獲得枚数が規定枚数に到達するか次の配当付与で規定枚数を超える場合にBBゲームを終了する。
【0084】
<5:スロットマシンの動作>
次に、スロットマシン1の全体動作の詳細を説明する。CPU101は、電源投入後初期化処理を行い、図8に示すフローチャートの処理を実行する。
【0085】
<5−1:1ゲームの流れ>
図8は、1ゲームの流れの内容を示すフローチャートである。まずCPU101は、メダル投入信号160又はベット操作指示信号111a〜111cに基づいてメダル投入による投入ベット操作又はベットボタン11の押下による貯留ベット操作が行われたか否かを判定し、いずれかの信号を検出するまで待機する(S100)。信号を検知した場合は次に進み、開始操作指示信号112に基づいてスタートレバー操作が行われたか否かを判定し、信号を検出するまで待機する(S101)。信号を検出した場合は、ベット操作を禁止する(S102)。具体的には、メダルブロック信号161によりメダルセレクタ装置のソレノイドをOFFにし、メダルセレクタ装置の通過経路を切替えて、遊技メダルがメダル投入口10から投入された場合でもメダル受皿40に排出する。また、ベット操作指示信号111a〜111cも受け付けないようにする。
【0086】
次にCPU101は、0000Hから3FFFHの範囲で10ナノ秒毎に順次インクリメントし、約1.6ミリ秒で1巡回するするカウンタ回路から入出力ポート107を介してカウンタ値を取得し乱数値とする(S103)。次にゲーム種別データを参照して、当ゲームの種類に応じた賞抽選テーブルを選択する(S104)。選択された賞抽選テーブルを使用して、取得した乱数値が賞抽選テーブル上の賞ごとに設定されたどの数値の範囲に属するかの判定を行い、その賞の当選フラグをセットする(S105)。次にステップS105で設定された当選フラグに基づき停止制御で参照する停止リンクテーブルを選択する(S106)。停止リンクテーブルの詳細なデータ構造については後述する(図13参照)。
【0087】
この実施形態では1ゲームの最小消費時間を4.1秒としているため、1ゲームの経過時間を示す2ミリ秒毎に0までカウントダウンするタイマ値を参照して、タイマ値が0まで到達するまで待機する(S107)。1ゲームの経過時間を計測する基点としてリールの回転開始とするためタイマ値が0に到達した場合には、タイマ値を4.1秒に相当する初期値(2050)をセットし、3つのリールを駆動するためリール駆動信号154a〜154cにパルスを供給して、ステッピングモータを同時又は順次回転させる(S108)。具体的には、リール駆動信号154a〜154cは複数の巻線相を励磁するための複数本の駆動信号ラインを備え、各駆動信号ラインにパルス信号を所定の位相パターンで供給することによりリールは回転する。また、ステップS101でスタートレバーが操作されても、前のゲームのリールの回転開始から4.1秒経過していないと、直ちにリールR1〜R3は回転しないで待機状態になり、待機状態になったことをランプや音で遊技者に知らせる。
【0088】
次にCPU101は、10ステップの加速期間を経て3つのリールR1〜R3を全て一定回転速度に到達させた後、3つのリールR1〜R3が一定回転速度に到達したことを検出し、この検出時点を基準時点とし、この基準時点から自動停止時間が経過するまでの残り時間の計測を開始するとともにストップボタン13a〜13cの受け付けができることを知らせるためにストップボタンに内蔵したLEDを点灯させる。具体的には、ステッピングモータの駆動信号ラインに供給するリール駆動信号154a〜154cのパルス幅が一定となったことを検出し、この検出時点を基準時点とし、2ミリ秒毎に0までカウントダウンするタイマ値の初期値として予め定められた自動停止時間(例えば30秒)を示す値をセットする。また、このとき各リールに対応するストップボタンに内蔵されているLEDを点灯させる。
【0089】
なお、3つのリールR1〜R3が一定回転速度に到達したことを検出する方法としては、他に、回転開始から所定ステップ数経過後、又は回転開始から所定時間経過(所定割込み回数発生)後に、ステッピングモータに対して一定間隔のパルスを出力したことをもって一定回転速度に達したと見なす方法や、回転開始から所定ステップ数経過後、又は回転開始から所定時間経過(所定割込み回数発生)後に、さらに、所定時間が経過したこと、所定ステップ数が経過したこと、ステッピングモータが1回転したこと、又はインデックスを検知したことをもって一定回転速度に達していると見なす方法などがある。つまり、本実施形態では一定回転速度に到達したことを検出した時点を基準時点としているが、一定回転速度に到達したと見なした時点を基準時点としてもよい。
【0090】
そして、CPU101は、3つのリールR1〜R3を停止させるリール停止処理を行う(S109)。詳しくは後述するが、リール停止処理では、停止操作指示信号113a〜113cを検出し、ストップボタンの操作があった場合には、ステップS106で選択した停止リンクテーブルに基づき、ストップボタンの操作の位置と停止データテーブル群の停止データから停止させる図柄番号PNを決定し、全ての巻線相を同時に励磁する全相励磁によってブレーキ力を与えて、全相励磁を開始してから15ステップ相当分の惰性で回転して停止させるリール停止処理をそれぞれのリールに対して行う一方、基準時点から自動停止時間が経過すると(残り時間がなくなると)、停止操作が行われなかったリールを自動的に停止させる。
【0091】
次にCPU101は、全てのリールが停止した場合、有効な入賞ライン上に役が成立して入賞したかを判定し(S110)、入賞している場合には役毎に設定した遊技価値を付与する。次にゲーム終了判定処理を行い(S111)、続いて当選フラグクリア処理を行う(S112)。ここでは、そのゲームで成立した当選フラグがフラグの持ち越しできる開始賞であれば、入賞した場合にだけ当選フラグをクリアし、入賞せずに取りこぼした場合には当選フラグをクリアせずそのままとする。一方そのゲームで成立した当選フラグがフラグの持ち越しできない開始賞又は小役賞であれば、入賞又は取りこぼしを問わずその当選フラグをクリアする。続いてステップS102で行ったベット操作の禁止を解除し(S113)、遊技メダルの投入又はベットボタン11の入力の受け付けを行えるようにし、次のゲームの開始に備えるため、ステップS100へ戻る。
【0092】
<5−2:賞抽選テーブル決定処理>
図9は、ステップS104の賞抽選テーブル決定処理で選択される賞抽選テーブルを使用した抽選の一例を示す説明図である。通常ゲーム中は、小役C賞、小役B賞、小役A賞、RB賞、BB2賞、BB1賞、再遊技賞、又はハズレのいずれかを抽選で決定するための抽選確率をそれぞれ200/16384、910/16384、300/16384、200/16384、75/16384、75/16384、2250/16384と設定し、その抽選確率を示すデータが記憶された賞抽選テーブルTBL11を使用して抽選を行い、当選した賞の当選フラグをセットする。
【0093】
賞抽選テーブルTBL11は、テーブル格納アドレスADR11が示す賞抽選テーブルの先頭憶領域には小役C賞の抽選区分データ「200」が記憶され、取得した乱数値が0〜199の範囲に属している場合は小役C賞に当選したことを示す。賞抽選テーブルの先頭から02Hオフセットされた記憶領域には小役B賞の抽選区分データ「910」が記憶され、取得した乱数値が200〜1109の範囲に属している場合は小役B賞に当選したことを示す。賞抽選テーブルの先頭から04Hオフセットされた記憶領域には小役A賞の抽選区分データ「300」が記憶され、取得した乱数値が1110〜1409の範囲に属している場合は小役A賞に当選したことを示す。賞抽選テーブルの先頭から06Hオフセットされた記憶領域にはRB賞の抽選区分データ「200」が記憶され、取得した乱数値が1410〜1609の範囲に属している場合はRB賞に当選したことを示す。賞抽選テーブルの先頭から08Hオフセットされた記憶領域にはBB2賞の抽選区分データ「75」が記憶され、1610〜1684の範囲に属している場合はBB2賞に当選したことを示す。賞抽選テーブルの先頭から0AHオフセットされた記憶領域にはBB1賞の抽選区分データ「75」が記憶され、取得した乱数値が1685〜1759の範囲に属している場合はBB1賞に当選したことを示す。賞抽選テーブルの先頭から0CHオフセットされた記憶領域には再遊技賞の抽選区分データ「2250」が記憶され、取得した乱数値が1760〜4009の範囲に属している場合は再遊技賞に当選したことを示す。なおハズレに属する数値の幅のデータは記憶しておらず、取得した乱数値を小役C賞から再遊技賞まで順次抽選区分データと比較判定し、いずれの範囲にも属していないと判定した場合にハズレとしている。後述する賞抽選テーブルTBL12〜16も抽選する対象とする賞や数値の幅が異なる以外は賞抽選テーブルTBL11と同じである。
【0094】
図10は、ステップS104の賞抽選テーブル決定処理で選択される賞抽選テーブルと実行中のゲームの種類との関係を示す説明図である。通常ゲーム中はADR11が示す賞抽選テーブルTBL11を選択する。BB内部中ゲーム中はADR12が示す賞抽選テーブルTBL12を選択し、RB内部中ゲーム中はADR13が示す賞抽選テーブルTBL13を選択する。BB1ゲーム中はADR14が示す賞抽選テーブルTBL14を選択し、BB2ゲーム中はADR15が示す賞抽選テーブルTBL15を選択し、RBゲーム中はADR16が示す賞抽選テーブルTBL16を選択する。
【0095】
BB内部中ゲーム及びRB内部中ゲーム中の小役C賞、小役B賞、小役A賞及び再遊技賞の当選確率はそれぞれ通常ゲーム中と同一に設定されている。また、BB内部中ゲーム及びRB内部中ゲーム中のRB賞、BB2賞及びBB1賞の抽選確率はそれぞれ0/16384であり抽選対象にならない。
【0096】
BBゲーム中及びRBゲーム中は、小役C賞、小役B賞、小役A賞又はハズレのいずれかを抽選で決定するための抽選確率をそれぞれ200、15800、300と設定し、当選した賞の当選フラグをセットする。このようにBBゲーム中及びRBゲーム中は、小役B賞の抽選確率が通常ゲーム中及び内部中ゲーム中と比較して高確率となる。この実施形態ではBBゲームは、小役B賞のみ抽選確率を高確率としたが、小役A賞、小役B賞及び小役C賞を全て高確率としたり、小役A賞、小役B賞及び小役C賞は通常ゲーム又は内部中ゲームと同一抽選確率としBBゲーム又はRBゲーム専用の小役D賞を設けたりしてもよい。いずれにしても、BBゲーム中は、通常ゲーム中及び内部中ゲーム中と比較して、小役賞の合成確率(複数の小役賞の抽選確率の和)が上昇する。
【0097】
<5−3:当選フラグセット処理>
図11は、ステップS105の当選フラグセット処理の内容を示すフローチャートである。この当選フラグセット処理では、取得した乱数値とステップS104で決定されたゲームの種類に応じた賞抽選テーブルから、そのゲームに有効な当選フラグのセットを行うことであり、同じ乱数値でもゲームにより賞抽選テーブルが異なればセットされる当選フラグも異なり、同じ賞抽選テーブルでも乱数値が異なればセットされる当選フラグも異なる。また、前ゲームから持ち越された当選フラグである持ち越しフラグがある場合には、持ち越しフラグと当ゲームで取得した乱数値とを合わせて少なくとも1つの当選フラグをセットする。
【0098】
まずCPU101は、小役C賞に当選したか否かを、取得した乱数値が賞抽選テーブルの小役C賞の抽選区分データが示す範囲に属するかで判定し(S105a)、属していると判定した場合は、当選情報2データのビット3の小役C当選フラグを「1」にセットする(S105a1)。
【0099】
次にCPU101は、小役B賞に当選したか否かを、取得した乱数値が賞抽選テーブルの小役B賞の抽選区分データが示す範囲に属するかで判定し(S105b)、属していると判定した場合は、当選情報2データのビット2の小役B当選フラグを「1」にセットする(S105b1)。
【0100】
次にCPU101は、小役A賞に当選したか否かを、取得した乱数値が賞抽選テーブルの小役A賞の抽選区分データが示す範囲に属するかで判定し(S105c)、属していると判定した場合は、当選情報2データのビット1の小役A当選フラグを「1」にセットする(S105c1)。
【0101】
次にCPU101は、通常ゲーム中か否かを、ゲーム種別データのビット2〜7のいずれのビットも「1」にセットされていないかをチェックして判定し(S105d)、通常ゲーム中でないと判定した場合は、ステップS105jに移行する。ステップS105dで、通常ゲーム中であると判定した場合は、RB賞に当選したか否かを、取得した乱数値が賞抽選テーブルのRB賞の抽選区分データが示す範囲に属するかで判定し(S105e)、属していると判定した場合は、当選情報1データのビット3のRB当選フラグを「1」にセットする(S105e1)。
【0102】
次にCPU101は、BB2賞に当選したか否かを、取得した乱数値が賞抽選テーブルのBB2賞の抽選区分データが示す範囲に属するか否かで判定し(S105g)、属していると判定した場合は、当選情報1データのビット1のBB2当選フラグを「1」にセットする(S105g1)。
【0103】
次にCPU101は、BB1賞に当選したか否かを、取得した乱数値が賞抽選テーブルのBB1賞の抽選区分データが示す範囲に属するか否かで判定し(S105h)、属していると判定した場合は、当選情報1データのビット0のBB1当選フラグを「1」にセットする(S105h1)。
【0104】
次にCPU101は、BBゲーム中又はRBゲーム中か否かを、ゲーム種別データのビット4〜7のいずれかのビットが「1」にセットされているかをチェックして判定し(S105j)、BBゲーム中又はRBゲーム中であると判定した場合は、当処理を終了する。ステップS105jで、BBゲーム中又はRBゲーム中でないと判定した場合は、再遊技賞に当選したか否かを、取得した乱数値が賞抽選テーブルの再遊技賞の抽選区分データが示す範囲に属するかで判定し(S105k)、属していると判定した場合は、当選情報2データのビット0の再遊技当選フラグを「1」にセットして(S105k1)、当処理を終了する。
【0105】
なお、図11で示したフローチャートでは、前のゲームからの持ち越しフラグがある場合に、当ゲームでさらに新たな賞の当選があった場合に複数の当選フラグが同時にセットされることが明示されていないが、新たな賞の当選があった場合に当選した場合には、他のビットに影響を与えずにその賞にのみ対応したビットを「1」にセットするので同時に複数のビットが「1」になる場合がある。この例では、開始賞に対応する当選フラグを格納する記憶装置として当選情報1データ、再遊技賞及び小役賞に対応する当選フラグを格納する記憶装置として当選情報2データと分けているが同一の記憶装置で記憶するようにしてもよい。複数のビットが「1」になるとは、当選情報1データ及び当選情報2データをひとまとめに考えて複数のビットが「1」になることを言う。また、当選情報として、それぞれのビットに賞を割り当てて当選したか否かの情報としてフラグとして管理したが、「01H」なら再遊技賞当選、「02H」なら小役A賞当選というように数値で管理するようにしてもよい。
【0106】
<5−4:停止データ選択処理>
図12は、ステップS106の停止リンクテーブル選択処理の内容を示すフローチャートである。この停止データ選択処理では、ステップS105で設定された当選フラグから、停止制御で使用する賞ごとに設定された停止リンクテーブルTBL21〜TBL29を選択し、停止操作順に従って停止位置を特定する停止データテーブルを順次選択していきながら停止表示を行う。図13は、停止リンクテーブルのデータ構造を示す説明図である。停止リンクテーブルは内部抽選の抽選対象となる賞ごとに分類されており、(A)再遊技用停止リンクテーブルTBL21、(B)小役B用停止リンクテーブルTBL23、(C)小役A用停止リンクテーブルTBL24および(D)BB1用停止リンクテーブルTBL27を備える。そして、各停止リンクテーブルTBL21〜TBL29は、第1停止操作が、左リールR1、中リールR2、及び右リールR3である場合に分類され、更に、賞を構成する図柄を上段・中段・下段のいずれに停止させるかで分類され、更に、入賞ラインの種別によって分類されている。
【0107】
図13(A)に示す再遊技用停止リンクテーブルTBL21を用いてテーブルの構造を説明する。停止リンクテーブルは、第1停止操作が左リールR1、中リールR2又は右リールR3かで(a)〜(c)の3つのデータ群に区分される。すなわち、再遊技賞に当選した場合であって、第1停止操作が左リールR1であった場合には、TBL21の(a)のデータ群を選択し、第1停止操作が中リールR2であった場合には、TBL21の(b)のデータ群を選択し、第1停止操作が右リールR3であった場合には、TBL21の(c)のデータ群を選択する。
【0108】
次に再遊技賞に係る役を構成するプラム図柄を上段、中段又は下段のいずれかに停止させるかで、最初の左リールR1に用いる停止データテーブルを選択する。ここで図柄を上段、中段又は下段のいずれかに停止させるかの選択は、詳しくは後述するが、遊技者の停止タイミングの停止図柄位置に応じて停止させるべき図柄を、どの段に表示させるかを停止図柄位置ごとにあらかじめ設定しておく方法、停止図柄位置ごとにどの段で停止可能かを判断し複数の候補がある場合には抽選等により決定する方法などがある。入賞ラインが1ライン(L1ライン)しか有効でないゲームの場合には中段に決定する。
【0109】
例えば第1停止操作で左リールR1が選択され、TBL21の(a)のデータ群が選択された場合で、左リールR1の上段で停止させるときには停止データテーブルTBL102を選択し、中段で停止させるときには停止データテーブルTBL101を選択し、下段で停止させるときには停止データテーブルTBL103を選択する。ここで、停止データテーブルTBL103が選択されてプラム図柄が左リールR1の下段に表示された場合には、第2停止操作では左リールR1の下段が入賞ラインに含まれるL3ラインとL5ラインとが候補となる。また停止操作順により、第2停止操作が中リールR2か右リールR3かで選択する停止データがわかれる。つまり第2停止操作で中リールR2が選択された場合には、下段に表示させる停止データテーブルTBL203か、中段に表示させる停止データテーブルTBL201を選択する。一方、第2停止操作で右リールR3が選択された場合には、下段に表示させる停止データテーブルTBL303か、上段に表示させる停止データテーブルTBL302を選択する。例えば停止データテーブルTBL201が選択されてプラム図柄が中リールR2の中段に表示された場合には、第3停止操作では残りの右リールR3の上段となる停止データテーブルTBL302が選択され、入賞ラインL5上にプラム図柄が並ぶように表示される。
【0110】
第1停止操作で中リールR2が選択されTBL21の(b)のデータ群が選択された場合は、中リールR2の中段で停止させるTBL201のみが選択でき、中リールR2の上段及び下段で停止させることはできないため、プラム図柄が中段に表示される。次に第2停止操作が左リールR1、右リールR3を問わず、それぞれTBL101又はTBL301が選択され、入賞ラインL1上のみにプラム図柄が並ぶように表示される。
【0111】
同様に、第1停止操作で右リールR3が選択されTBL21の(c)のデータ群が選択された場合は、右リールR3の中段で停止させるTBL301のみが選択でき、右リールR3の上段及びは下段で停止させることはできないため、プラム図柄が中段に表示される。次に第2停止操作が左リールR1、中リールR2を問わず、それぞれTBL101又はTBL201が選択され、入賞ラインL1上のみにプラム図柄が並ぶように表示される。
【0112】
図13(B)に示す小役B用停止リンクテーブルTBL23では、TBL23の(a)のデータ群が選択された場合は、遊技者の停止タイミングの停止図柄位置に応じてベル図柄を、上段、中段又は下段のいずれかに表示させる。一方TBL23の(b)又はTBL23の(c)のデータ群が選択された場合は、入賞ラインL3若しくはL5にベル図柄が並ぶように表示される。
【0113】
図13(C)に示す小役A用停止リンクテーブルTBL24では、TBL24の(a)のデータ群が選択された場合は、遊技者の停止タイミングの停止図柄位置に応じてスイカ図柄をどの入賞ラインにも並ぶように表示させる。一方TBL24の(b)又はTBL24の(c)のデータ群が選択された場合は、入賞ラインL2若しくはL4にスイカ図柄が並ぶように表示される。
【0114】
図13(D)に示すBB1用停止リンクテーブルTBL27では、TBL27の(a)、TBL27の(b)又はTBL27の(c)のデータ群が選択されても、遊技者の停止タイミングの停止図柄位置に応じて赤7図柄をどの入賞ラインにも並ぶように表示される。
【0115】
このように停止リンクテーブルは、停止操作の操作順序と上段、中段又は下段の表示位置に応じて選択すべき停止データテーブルを示すテーブル番号又はテーブルを記憶したアドレス等を記憶したものである。なお、複数の停止データテーブルを記憶した停止データテーブル群TBL31の一例として図14に示すように、各リールR1〜R3、並びに各賞及びハズレに応じた停止データテーブルTBL101〜TBL179、TBL201〜TBL279及びTBL301〜TBL379で構成されている。なお、本実施形態における停止データテーブル群TBL31は各賞又はハズレに応じて区分されたものとしたが、必ずしもそのように区分する必要もなく、また、同じ停止データテーブルである場合には、賞が異なっても兼用して使用することも可能である。この実施形態では右リールR3の全てのベル図柄の下段側にプラム図柄が配置されているので、中段にベル図柄を表示する停止データテーブルTBL321と下段にプラム図柄を表示する停止データテーブルTBL303とは同一の停止データとなるので、一方の停止データテーブルで共用できる。
【0116】
説明を図12に戻す。まずCPU101は、当選情報2データのビット0を参照して再遊技当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106a)、セットされていると判定した場合は、再遊技用停止リンクテーブルTBL21を選択する(S106a1)。
【0117】
次にCPU101は、当選情報2データのビット3を参照して小役C当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106b)、セットされていると判定した場合は、小役C用停止リンクテーブルTBL22を選択する(S106b1)。
【0118】
次にCPU101は、当選情報2データのビット2を参照して小役B当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106c)、セットされていると判定した場合は、小役B用停止リンクテーブルTBL23を選択する(S106c1)。
【0119】
次にCPU101は、当選情報2データのビット1を参照して小役A当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106d)、セットされていると判定した場合は、小役A用停止リンクテーブルTBL24を選択し(S106d1)、当処理を終了する。
【0120】
次にCPU101は、当選情報1データのビット3を参照してRB当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106e)、セットされていると判定した場合は、RB用停止リンクテーブルTBL25を選択し(S106e1)、当処理を終了する。
【0121】
次にCPU101は、当選情報1データのビット1を参照してBB2当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106g)、セットされていると判定した場合は、BB2用停止リンクテーブルTBL26を選択し(S106g1)、当処理を終了する。
【0122】
次にCPU101は、当選情報1データのビット0を参照してBB1当選フラグがセットされているか否かを判定し(S106h)、セットされていると判定した場合は、BB1用停止リンクテーブルTBL27を選択し(S106h1)、当処理を終了する。
【0123】
最後にCPU101は、1つの当選フラグも1つの出目当選フラグもセットされていない場合には、ハズレ用停止リンクテーブルTBL29を選択し(S106p)、当処理を終了する。
【0124】
図15は、右リールR3の停止に用いる停止データテーブルのデータ構造を示す説明図である。図15(A)は右リール帯の図柄配列を示し、図15(B)、(C)、(D)はそれぞれ再遊技用停止データテーブルTBL302、小役B用停止データテーブルTBL322及びBB1用停止データテーブルTBL362を示す。これら停止データテーブルは、停止操作指示信号113cが検出された停止位置の直近の図柄位置(停止図柄位置)から何コマ先の図柄まで進めて停止することを指示する「0」〜「4」までの進みコマ数を記憶している。「0」であれば停止図柄位置で停止することを意味し、「4」であれば4コマ図柄先の図柄位置で停止することを意味する。なお、停止データテーブルは、どこの図柄まで進めて停止するかを指示できればよいので、「0」〜「4」のような進みコマ数ではなく、停止させる図柄番号PNを記憶させるようにしてもよい。
【0125】
再遊技用停止データテーブルTBL302は、停止図柄位置の図柄番号(停止図柄番号)がどの番号であっても、中段にプラム図柄を停止させることができる。また小役B用停止データテーブルTBL322でも、停止図柄番号がどの番号であっても、中段にベル図柄を停止させることができる。このように21図柄のうち5個を4コマ間隔以内(ある図柄から次の図柄が5コマ以内)に配置すれば、どの図柄番号で停止してもその図柄を必ず中段に停止させることができる。このようなプラム図柄、ベル図柄を100%引込み図柄という。
【0126】
一方、BB1用停止データテーブルTBL362は、停止図柄番号が「5」〜「9」(当選引き込み範囲)の5箇所でのみ赤7図柄を中段に停止させることができる。停止図柄番号が「19」〜「1」(当選引き込み範囲)及び「10」〜「13」(当選引き込み範囲)、「2」〜「4」(当選引き込み範囲)、「14」〜「18」(当選引き込み範囲)であった場合はそれぞれチェリー図柄、BAR図柄、白7図柄を中段に停止させる。
【0127】
遊技者の停止操作タイミングが図柄番号(停止図柄番号)PN=7であった場合で例示すると、再遊技用停止データテーブルTBL302が選択されている場合は、進みコマ数「3」を取得し、停止図柄番号から3コマ進めて図柄番号PN=10のプラム図柄を中段に表示させ、小役B用停止データテーブルTBL322が選択されている場合は、進みコマ数「0」を取得し、停止図柄番号からコマを進めないで図柄番号PN=7のベル図柄を中段に表示させる。BB1用停止データテーブルTBL362が選択されている場合は、進みコマ数「2」を取得し、停止図柄番号から2コマ進めて図柄番号PN=9の赤7図柄を中段に表示させる。このように選択する停止データテーブルにより、同じ停止図柄番号であっても中段に停止する図柄が異なる。
【0128】
<5−5:リール停止処理>
図16〜図17は、ステップS109のリール停止処理の内容を示すフローチャートである。このリール停止処理は、停止データテーブル群の停止データにしたがってリールを停止させる操作用停止制御処理、基準時点から自動停止時間が経過してから最後に停止させるリールが自動停止するまでの間に停止操作がなされなければ自動停止するように当該リールを制御する自動停止処理と、基準時点から自動停止時間が経過してから最後に停止させるリールが自動停止するまでの間に停止操作がなされれば操作用停止制御処理によって当該リールが停止されるように停止制御を管理する停止制御管理処理を含む。以下、具体的に述べる。
【0129】
まずCPU101は、基準時点から自動停止時間が経過したか否か(残り時間を示すタイマ値が0になったか否か)と(S109a)、1回目のストップボタンの停止操作が行われたか否かを、停止操作指示信号113a〜113cに基づいて判定する(S109b)。
【0130】
ステップS109bでは、停止操作指示信号113a〜113cのいずれかの信号を検知した場合に、1回目のストップボタンの停止操作が行われたと判定する。この場合には、検出した停止操作指示信号113a〜113cからストップボタンの種別を示す停止ボタン番号を取得し、停止操作直後の図柄番号(停止図柄番号)を取得する(S109c)。具体的には、各ストップボタン13a〜13cが押下されたタイミングで出力される停止操作指示信号113a〜113cを検知することにより、停止ボタン番号と当該タイミングにおける停止図柄番号を取得する。この例では、ストップボタン13a、13b、13cには停止ボタン番号「1」、「2」、「3」が各々割り当てられている。
【0131】
一方、ステップS109aで自動停止時間が経過したと判定した場合には、その時点における右リールR3の停止ボタン番号「3」と停止図柄番号を取得し(S109c1)、ステップS109dに移行する。
【0132】
次にCPU101は、ステップS106のリール停止データテーブル群選択処理で選択された当選フラグに基づいた停止リンクテーブルの中から停止ボタン番号から使用可能な停止リンクテーブルのデータ群を限定する(S109d)。具体的には、取得した停止ボタン番号から左リールR1用の停止リンクテーブル(a)、中リールR2用の停止リンクテーブル(b)又は右リールR3用の停止リンクテーブル(c)からどのデータ群を使用するかを限定する。
【0133】
次にCPU101は停止すべき図柄が、上段、中段又は下段のいずれかに停止することができるかを判定する。左リールR1の場合、上段に停止可能であれば入賞ラインL2又はL4、中段に停止可能であれば入賞ラインL1、下段に停止可能であれば入賞ラインL3又はL5が入賞ラインの候補となる。中リールR2の場合、上段に停止可能であれば入賞ラインL2、中段に停止可能であれば入賞ラインL1、L4又はL5、下段に停止可能であれば入賞ラインL3が入賞ラインの候補となる。右リールR3の場合、上段に停止可能であれば入賞ラインL2又はL5、中段に停止可能であれば入賞ラインL1、下段に停止可能であれば入賞ラインL3又はL4が入賞ラインの候補となる。複数の段に停止可能であれば、それらを合わせた入賞ラインの候補の中から所定ライン用の停止データテーブルを抽選等により1つを選択する(S109f)。
【0134】
次にCPU101は、取得した停止図柄番号に応じた進みコマ数を取得し(S109g)、進みコマ数に基づいて停止操作のあったリールを停止させる(S109h)。
【0135】
次にCPU101は、基準時点から自動停止時間が経過したか否か(残り時間を示すタイマ値が0になった)と(S109j)、2回目のストップボタンの停止操作が行われたか否かを、停止操作指示信号113a〜113cに基づいて判定する(S109k)。
【0136】
ステップS109kでは、既に検知した以外の停止操作指示信号113a〜113cのいずれかの信号を検知した場合に、2回目のストップボタンの停止操作が行われたと判定する。この場合には、検出した停止操作指示信号113a〜113cからストップボタンの種別を示す停止ボタン番号を取得し、停止操作直後の図柄番号(停止図柄番号)を取得する(S109m)。
【0137】
一方、ステップS109hで自動停止時間が経過した場合には、その時点で回転している残りのリールのうち最も右側よりのリールの停止ボタン番号と停止図柄番号を取得する(S109m1)。具体的には、右リールR3、中リールR2及び左リールR1の順に回転中か否かを判定し、例えば中リールR2と左リールR1が回転中の場合には中リールR2を選択して停止ボタン番号「2」を取得し、例えば右リールR3と中リールR2又は左リールR1とが回転中の場合には右リールR3を選択して停止ボタン番号「3」を取得する。
【0138】
次にCPU101は、停止ボタン番号に基づき既に停止しているリールの停止位置に適応した停止データテーブルを決定する(S109p)。
次にCPU101は、取得した停止図柄番号に応じた進みコマ数を取得し(S109q)、進みコマ数に基づいて停止操作のあったリールを停止させる(S109r)。
【0139】
次にCPU101は、基準時点から自動停止時間が経過したか否か(タイマ値が示す残り時間がなくなった)と(S109s)、3回目のストップボタンの停止操作が行われたか否かを、停止操作指示信号113a〜113cに基づいて判定する(S109t)。
【0140】
ステップS109tでは、既に検知した以外の停止操作指示信号113a〜113cのいずれかの信号を検知した場合に、3回目のストップボタンの停止操作が行われたと判定する。この場合には、検出した停止操作指示信号113a〜113cからストップボタンの種別を示す停止ボタン番号を取得し、停止操作直後の図柄番号(停止図柄番号)を取得する(S109u)。
【0141】
一方、ステップS109sで自動停止時間が経過した場合には、その時点で回転している残りのリールの停止ボタン番号と停止図柄番号を取得する(S109u1)。次に、内部抽選の結果がハズレであったか、又は100%入賞が可能な賞であるか否かを判定する(S109z)。ここで、内部抽選でハズレとなった、又は100%入賞が可能な賞であると判定されると、処理はステップS109vに移行する。詳しくは後述するが、ステップS109z以降の処理は、決定された停止データテーブルを用いて未停止リールを停止させる通常のリール停止制御のための処理(操作用停止制御処理)である。つまり、CPU101は、内部抽選でハズレとなった、又は入賞が確定したと判定すると、通常のリール停止制御を行う。このようにした理由について以下に説明する。
【0142】
[内部抽選でハズレとなった場合]
内部抽選でハズレとなっていれば、通常のリール停止制御を行っても入賞することはない。また、自動用停止制御処理は停止済みのリールの態様に応じて、未停止のリールの停止位置を事前に定めることにより入賞を回避しているため、停止データテーブルを用いる通常のリール停止制御のように、停止位置のバリエーション増やすと使用するデータ量が増加することになる。以上より、内部抽選でハズレとなった場合に通常のリール停止制御を行うようにしている。
【0143】
[100%入賞が可能な賞の場合]
少なくとも1つのリールが停止していないときに入賞が確定し得る賞としては、例えば、再遊技賞や小役B賞、小役C賞がある。図6及び図15に示すように、再遊技賞および小役B賞に係る役はいずれも100%引込み図柄のみから構成されているから、内部抽選で再遊技賞または小役B賞に当選すれば、遊技者の停止操作に基づく通常のリール停止制御により、停止操作のタイミングによらずに入賞する。このような入賞についても残りのリールのみが自動停止することを理由に禁止するのは遊技者に酷である。また、図6に示すように、小役C賞に係る役は「チェリー−ANY−ANY」の図柄の組み合わせであるから、内部抽選で小役C賞に当選し、遊技者の停止操作に基づく通常のリール停止制御によりチェリー図柄が入賞ライン上に位置するように左リールR1が停止していれば、中リールR2及び右リールR3の停止操作のタイミングによらずに入賞が確定している。この場合、中リールR2及び右リールR3の停止位置をどのように制御してもハズレとすることはできないので、コントロール制御に切り替える意味がない。以上より、入賞が確定的な場合に通常のリール停止制御を行うようにしている。
即ち、CPU101は、ステップS109zを実行することによって、所定の条件を充足する場合、最後まで停止操作がされなければ非入賞となるように未停止リールを停止させるための自動停止処理を行わず、自動停止時間が経過した時点を停止信号の検知時点として操作用停止制御処理を実行することによって、有効化された入賞ラインから所定範囲内にある賞を構成する図柄を有効化された入賞ライン上に引き込んで停止させる操作用停止制御手段として機能する。
【0144】
次にCPU101は、停止ボタン番号に基づき既に停止しているリールの停止位置に適応した停止データテーブルを決定する(S109w)。
次にCPU101は、取得した停止図柄番号に応じた進みコマ数を取得し(S109x)、進みコマ数に基づいて停止操作のあったリールを停止させ(S109y)、当処理を終了する。
【0145】
一方、ステップS109zにおいて、内部抽選でハズレとならなかった、かつ100%入賞が可能でないと判定されると、CPU101は、自動停止フラグをONにセットするとともに未だ停止していないリールを特定し(S109z1)、自動停止処理を開始する(S109z2)。
【0146】
図18は、再遊技賞が当選したゲームで順押し(左リール→中リール→右リールの押し順)を行った場合、即ち、最初に左リールR1に対応するリールストップボタン13aを操作した場合において、ステップS109のリール停止制御に基づいて左リールの停止制御を説明する図である。再遊技賞が当選したゲームにおいて、第1停止操作が左リールR1であった場合には、図13(A)に示す停止リンクテーブルTBL21の(a)のデータ群が選択されるので、上段(TBL102)、中段(TBL101)又は下段(TBL103)のどこにでも表示することが可能である。このように複数の停止可能位置がある場合に図18(C)に示す停止位置選択テーブルTBL41を用いる。
【0147】
再遊技賞が当選したゲームでは、チェリー賞に係る役は、中リールR2及び右リールR3はどの図柄の組合せでも成立してしまうために、左リールR1にチェリー図柄が表示されないようにプラム図柄を表示しなければならない。したがって遊技者の停止タイミングによっては、上段、中段又は下段のどこにでも表示できないことがある。図18(B)は、遊技者の停止タイミングの停止図柄位置により、どの位置に停止することができるかを示したものであり、図柄番号PN=5及び14では中段のみ、図柄番号PN=4及び13では上段又は中段、図柄番号PN=6,7、8、15、16及び17では中段又は上段、その他図柄番号では、上段、中段又は下段のどこにでも表示できることを示している。
【0148】
例えば、取得された図柄番号が図柄番号PN=6である場合には、スイカ図柄が表示窓20の中段に位置するタイミングでリールストップボタン13aが操作されたことになる。スイカ図柄PN=6の1コマ上にはチェリー図柄PN=7がある。このチェリー図柄を表示窓20の上段、中段及び下段のいずれにも停止させないためには、図柄番号PN=9のプラム図柄を表示窓20の中段又は下段に停止させる必要がある。
【0149】
この実施形態では、取得した図柄番号に応じて選択すべき停止データテーブルを指定する指定データを記憶したデータテーブルTBL41を備えている。データテーブルTBL41の指定データは、図柄番号PN=2、5、8、14及び17の場合には停止データテーブルTBL101、図柄番号PN=1、3、4、9、12、13、18及び20の場合には停止データテーブルTBL102、図柄番号PN=6、7、10、11、15、16、19及び21の場合には停止データテーブルTBL103を選択することを示す。遊技者の停止操作タイミングが図柄番号(停止図柄番号)PN=7であった場合で例示すると、左リールR1を停止させる停止データテーブルとしてTBL103を選択することが決定される。
【0150】
図19は、再遊技賞が当選したゲームで順押し(左リール→中リール→右リールの押順)を行った場合に、ステップS109のリール停止制御に基づいて図柄の停止制御を説明する図である。図19(A1)〜(A3)はそれぞれ左リール帯の図柄配列、中リール帯の図柄配列、右リール帯の図柄配列を示す。図19(B)は、第1停止操作で左リールR1を停止させる場合に選択する停止データテーブルTBL103を示し、図19(C)は、第2停止操作で中リールR2を停止させる場合に選択する停止データテーブルTBL201を示し、図19(D)は、第3停止操作で右リールR3を停止させる場合に選択する停止データテーブルTBL302を示す。停止データテーブルTBL103のように目的の図柄を下段に表示する場合には、当該図柄より図柄番号PNがひとつ大きい図柄番号PNの図柄を中段に表示するように進むコマ数が記憶され、停止データテーブルTBL302のように目的の図柄を上段に表示する場合には、当該図柄より図柄番号PNがひとつ小さい図柄番号PNの図柄を中段に表示するように進むコマ数が記憶されている。
【0151】
遊技者の停止操作タイミングが図柄番号(停止図柄番号)PN=7であった場合で例示すると、左リールR1を停止させる停止データテーブルとしてTBL103を選択し、進みコマ数「3」を取得し、停止図柄番号から3コマ進めて図柄番号PN=10のスイカ図柄を中段に表示させ、図柄番号PN=9のプラム図柄を下段に表示させる。次に、中リールR2を停止させる停止データテーブルとしてTBL201を選択し、進みコマ数「0」を取得し、停止図柄番号からコマを進めないで図柄番号PN=7のプラム図柄を中段に表示させる。次に、右リールR3を停止させる停止データテーブルとしてTBL101を選択し、進みコマ数「2」を取得し、停止図柄番号から2コマ進めて図柄番号PN=9の赤7図柄を中段に表示させ、図柄番号PN=10のプラム図柄を上段に表示させる。つまり、入賞ラインL5上にプラム図柄が並ぶように表示する。ここでは遊技者の停止操作タイミングが図柄番号(停止図柄番号)PN=7であった場合を例示したが、順押しの場合には、停止操作タイミングが図柄番号PN=1〜21のいずれの場合であっても入賞ラインL5上にプラム図柄が並ぶように表示することができる。
【0152】
図20は、再遊技賞が当選したゲームで逆押し(右リール→中リール→左リールの押順)を行った場合に、ステップS109のリール停止制御に基づいて図柄の停止制御を説明する図である。図20(A1)〜(A3)はそれぞれ右リール帯の図柄配列、中リール帯の図柄配列、左リール帯の図柄配列を示す。図20(B)は、第1停止操作で右リールR3を停止させる場合に選択する停止データテーブルTBL301を示し、図20(C)は、第2停止操作で中リールR2を停止させる場合に選択する停止データテーブルTBL201を示し、図20(D)は、第3停止操作で左リールR1を停止させる場合に選択する停止データテーブルTBL101を示す。
【0153】
遊技者の停止操作タイミングが図柄番号(停止図柄番号)PN=7であった場合で例示すると、右リールR3を停止させる停止データテーブルとしてTBL301を選択し、進みコマ数「3」を取得し、停止図柄番号から3コマ進めて図柄番号PN=10のプラム図柄を中段に表示させる。次に、中リールR2を停止させる停止データテーブルとしてTBL201を選択し、進みコマ数「0」を取得し、停止図柄番号からコマを進めないで図柄番号PN=7のプラム図柄を中段に表示させる。次に、左リールR1を停止させる停止データテーブルとしてTBL101を選択し、進みコマ数「2」を取得し、停止図柄番号から2コマ進めて図柄番号PN=9のプラム図柄を中段に表示させる。つまり、入賞ラインL1上にプラム図柄が並ぶように表示する。ここでは遊技者の停止操作タイミングが図柄番号(停止図柄番号)PN=7であった場合を例示したが、逆押しの場合には停止操作タイミングが図柄番号PN=1〜21のいずれの場合であっても入賞ラインL1上にプラム図柄が並ぶように表示することができる。
【0154】
<5−6:入賞判定処理>
図21は、ステップS110の入賞判定処理の内容を示すフローチャートである。この入賞判定処理では、リール停止後に入賞ライン上に並んだ図柄の組み合わせをチェックし、入賞したか否か判定する。入賞したと判定した場合は、開始賞であれば他の種類のゲームを開始する処理を行い、小役賞であれば配当の付与を行う。
【0155】
まずCPU101は、全てのリールR1〜R3の停止図柄番号から入賞判定テーブルを作成する(S110a)。次にCPU101は、ステップS110aで作成した入賞判定テーブルを参照して入賞判定を行う(S110b)。
【0156】
次にCPU101は、再遊技賞に入賞したか否かを判定し(S110c)、入賞したと判定した場合に当選情報2データのビット0の再遊技当選フラグのクリアを行う(S110c1)。続いて自動ベット処理を行い(図8のS100a)、ステップS101に戻る。
【0157】
次にCPU101は、小役C賞に入賞したか否かを判定し(S110d)、入賞したと判定した場合にはメダル2枚分の配当付与処理を行う(S110d1)。続いて、小役B賞に入賞したか否かを判定し(S110e)、入賞したと判定した場合にはメダル10枚分の配当付与処理を行う(S110e1)。続いて、小役A賞に入賞したか否かを判定し(S110f)、入賞したと判定した場合にはメダル15枚分の配当付与処理を行う(S110f1)。これら配当付与処理では、クレジット上限値(50枚)まで配当数をクレジットに加算する配当クレジット処理を行い、クレジット上限値を超えた分についてはメダル払出装置からメダル受皿40にメダルを払い出す配当払出処理に切り替える。
【0158】
次にCPU101は、RB賞に入賞したか否かを判定し(S110g)、入賞したと判定した場合には、ゲーム種別データのビット7のRBゲーム中フラグを「1」にセットする(S110g1)。続いてRBゲーム中における最大小役入賞回数(残り入賞回数)を8回、最大ゲーム回数(残り最大ゲーム回数)を12回に設定する(S110g2)。
【0159】
次にCPU101は、BB1賞〜BB2賞に入賞したか否かを判定し(S110h)、入賞したと判定した場合には、ゲーム種別データのビット4〜ビット5のいずれかのBBゲーム中フラグを「1」にセットし(S110h1)、獲得枚数カウンタをクリアする(S110h2)。
【0160】
次にCPU101は、ゲーム種別データのビット7のRBゲーム中フラグをさらに「1」にセットする(S110h3)。続いてRBゲーム中における最大小役入賞回数(残り入賞回数)を8回、最大ゲーム回数(残り最大ゲーム回数)を12回に設定する(S110h4)。このステップS110h3及びS110h4の処理により、BBゲームの最初のゲームからRBゲームを開始することができる。なお、ステップS110h3〜S110h4を省略すればBBゲーム開始直後からRBゲームを実行せず、RB賞に入賞したときにRBゲームを開始するゲームとすることができる。その後、当処理を終了する。
【0161】
<5−7:ゲーム終了判定処理>
図22〜23は、ステップS111のゲーム終了判定処理の内容を示すフローチャートである。このゲーム終了判定処理では、終了条件が設定されたゲームにおいて終了条件を充足したか否かの判定を行う。
【0162】
まずCPU101は、ゲーム種別データのビット7を参照してRBゲームか否かを判定し(S111a)、RBゲーム中でないと判定した場合は、ステップS111hへ移行する。
【0163】
一方、ステップS111aでRBゲーム中と判定した場合は、当ゲームにおいて小役賞に入賞して配当が付与されたか否かを判定する(S111b)。小役賞に入賞して配当が付与された場合は、残り小役入賞回数を減算し(S111c)、続いて残り小役入賞回数が0に到達したかを判定する(S111d)。小役入賞回数が0に到達したと判定した場合はゲーム種別データのビット7のRBゲーム中フラグをクリアする(S111g)。
【0164】
一方、ステップS111dで残り小役入賞回数が有ると判定した場合には、残り入賞回数を獲得枚数表示器23bに表示し、残りゲーム回数を減算する(S111e)。続いて、残りゲーム回数が0に到達したか否かを判定し(S111f)、残りゲーム回数が0に到達したと判定した場合はRBゲーム中フラグをクリア(S111g)し、残りゲーム回数があると判定した場合には、残りゲーム回数を獲得枚数表示器23bに表示する。
【0165】
次にCPU101は、ゲーム種別データのビット4〜6を参照してBBゲーム中か否かを判定し(S111h)、BBゲーム中でないと判定した場合は、ステップS111qへ移行する。
【0166】
一方、ステップS111hでBBゲーム中と判定した場合は、当ゲームにおいて小役賞が入賞して配当付与されたか否かを判定する(S111j)。小役賞に入賞して配当が付与された場合は獲得枚数カウンタ値にその配当分を加算し(S111k)、獲得枚数を獲得枚数表示器23bに表示する(S111m)。
【0167】
次にCPU101は、獲得枚数カウンタ値を、各BBゲームで定められた獲得枚数上限判定値と比較する(S111n)。獲得枚数上限判定値とは、各BBゲームで定められたそのゲーム中に超えてはならない獲得枚数上限値に対して15小さい値である。ステップS111nで獲得枚数上限判定値を超えた場合は、BBゲーム中フラグ(ゲーム種別データのビット4〜7)をクリアする(S111p)。
【0168】
次にCPU101は、ゲーム種別データのビット4〜7を参照してBBゲーム中であってRBゲーム中でないか否かを判定し(S111q)、BBゲーム中でないか、BBゲーム中であってRBゲーム中であると判定した場合は、当処理を終了する。
【0169】
一方、ステップS111qでBBゲーム中であってRBゲーム中でないと判定した場合は、再びゲーム種別データのビット7のRBゲーム中フラグを「1」にセットし(S111r)、続いてRBゲーム中における最大小役入賞回数(残り入賞回数)を8回、最大ゲーム回数(残り最大ゲーム回数)を12回に設定する(S111s)。ステップS111r及びS111sの処理により、BBゲームでは1回のRBゲームが終了した次のゲームから新たな次のRBゲームを開始し、連続的にRBゲームを実行する。なお、ステップS111r〜S111sを省略すればRBゲームを連続的に実行せず、RB賞に入賞したときにRBゲームを開始するゲームとすることができる。なお、BBゲーム中であってRBゲーム中でないゲームとは、当ゲームで最大小役入賞回数又は最大ゲーム回数の終了条件を充足して1回のRBゲームが終了したゲームであって、前述したステップS111gでRBゲーム中フラグをクリアしたゲームのことである。したがって、当ゲームでは、ステップS111gで一旦RBゲーム中フラグをクリアし、ステップS111rで再びRBゲーム中フラグをセットする。なお、スロットマシン1では、外部に接続するホールコンピュータに対してこのRBゲーム中フラグやBBゲーム中フラグに同期したゲーム種別信号を出力しているため、RBゲームの区切りが明確になるよう、このようなフラグの処理を行う。
【0170】
<5−8:当選フラグクリア処理>
図24は、ステップS112の当選フラグクリア処理の内容を示すフローチャートである。この当選フラグクリア処理では、1ゲーム中に内部抽選等によってセットされた当選フラグを、当選フラグの種類とゲームの結果に基づいて1ゲームの終了時にクリアする、又はクリアしないで次ゲームに持ち越しすることを行う。
【0171】
まずCPU101は、再遊技当選フラグ、小役A当選フラグ、小役B当選フラグ及び小役C当選フラグは入賞を問わず、1ゲームでクリアするため、当選情報2データをクリアする(S112a)。
【0172】
次にCPU101は、当選情報1データのビット3を参照してRB当選フラグがセットされているか否かを判定し(S112b)、フラグがセットされていると判定した場合には、さらにRB賞に入賞したか否かを判定し(S112c)、RB役が成立して入賞したと判定した場合にはRB当選フラグをクリアする(S112d)。ステップS112cで入賞しなかったと判定した場合は、ゲーム種別データのビット3のRB内部ゲーム中フラグを「1」にセットし(S112e)、次ゲームからRB内部中ゲームとする。
【0173】
次にCPU101は、当選情報1データのビット1を参照してBB2当選フラグがセットされているか否かを判定し(S112k)、フラグがセットされていると判定した場合には、さらにBB2賞に入賞したか否かを判定し(S112m)、BB2役が成立して入賞したと判定した場合にはBB2当選フラグをクリアし(S112n)、当処理を終了する。ステップS112mで入賞しなかったと判定した場合は、ゲーム種別データのビット2のBB内部ゲーム中フラグを「1」にセットし(S112p)、次ゲームからBB内部中ゲームとする。
【0174】
次にCPU101は、当選情報1データのビット0を参照してBB1当選フラグがセットされているか否かを判定し(S112q)、フラグがセットされていると判定した場合には、さらにBB1賞に入賞したか否かを判定し(S112r)、BB1役が成立して入賞したと判定した場合にはBB1当選フラグをクリアし(S112s)、当処理を終了する。ステップS112mで入賞しなかったと判定した場合は、ゲーム種別データのビット2のBB内部ゲーム中フラグを「1」にセットし(S112t)、次ゲームからBB内部中ゲームとし、当処理を終了する。
【0175】
<6.まとめ>
上述した実施形態においては、リール停止制御においてリールストップボタン13a、13b、13cが操作されると4コマを限度として対応するリールR1、R2、R3を回転させて停止させた。また、図30(A)に示すように左リールR1の図柄配列には、第1図柄としてのチェリー図柄を基準として上下に2コマ離れたコマに第2図柄としてのプラム図柄を配置した。つまり、チェリー図柄が配置されたコマを特定コマとしたとき、特定コマから上に2コマ離れた上側コマにプラム図柄を配置し、且つ、特定コマから図柄停止位置の数と等しいコマ数である3コマ以内であって、特定コマと隣接しない下側コマにプラム図柄を配置する。
ここで、左リールにおいて、特定コマが図柄停止位置のいずれにも停止せず上側コマが図柄停止位置に停止した場合に上側コマが停止可能な図柄停止位置は、中段又は下段である。一方、特定コマが図柄停止位置のいずれにも停止せず下側コマが図柄停止位置に停止した場合に下側コマが停止可能な図柄停止位置は、上段又は中段である。両者に共通の図柄停止位置を共通図柄停止位置とすると、共通図柄停止位置は中段となる。
そして、当選情報2データが再遊技賞(第2賞)の当選を示すゲームにおいて、左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作されると、図柄停止位置として上段U1、中段M1、又は下段D1のいずれかを特定し、チェリー図柄が上段U1、中段M1、及び下段D1の図柄停止位置のいずれにも停止せずプラム図柄が特定した図柄停止位置に表示されるように4コマの範囲内で左リールR1を移動させて停止させた。また、当選情報2データが再遊技賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作されると、共通図柄停止位置である中段M1を含む入賞ラインL1に属する図柄停止位置(M2、M3)から4コマの範囲内にプラム図柄が位置する場合、プラム図柄を中段M2、M3に引き込んで停止するようにリールR2又はR3を制御した。
【0176】
即ち、最初の停止操作が中リールR2又は右リールR3であった場合には、チェリー図柄を左リールR1の図柄停止位置に停止させず、且つ、プラム図柄が左リールR1の図柄停止位置に可能なように中段にプラム図柄を引き込むように停止制御を実行している。仮に、左リールの図柄配置を考慮せずに上段にプラム図柄を引き込むと、中リールR2及び右リールR3について上段にプラム図柄が停止しても、チェリー賞の入賞を回避するために左リールR1の上段にプラム図柄を停止できない場合がある。これに対して本実施形態では、左リールR1の図柄配列を考慮して、再遊技賞に内部抽選で当選している場合には、中段にプラム図柄を引き込むようにしたので、リールストップボタン13a〜13cの操作タイミングが適正であれば、押し順が相違しても再遊技賞に入賞させることが可能となる。なお、リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作された場合、プラム図柄は上段U1、中段M1、又は下段D1のいずれにも停止することが可能であるが、停止データの容量の削減や停止制御プログラムの簡略等を目的として、例えば意図的に中段M1にはプラム図柄を停止させないように設計してもよい。つまり、リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作された場合には、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作された場合にプラム図柄を停止することができない上段U1又は下段D1にプラム図柄を停止することが可能となり、結果的にリールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作された場合のほうがその他の場合と比較して再遊技賞の図柄組み合わせであるプラム役が揃う入賞ラインが多くなる。
【0177】
また、左リールR1の図柄配列は、図30(B)に示すようにチェリー図柄を基準として上に1コマ離れたコマに第3図柄としてのベル図柄を配置し、当該ベル図柄を基準としてチェリー図柄を挟んで4コマ離れたコマにベル図柄を配置した。つまり、可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、チェリー図柄を配置した特定コマの逆方向に隣接するコマ、及び第2図柄としてのプラム図柄を配置した下側コマに対して正方向であって特定コマから4コマ以内のコマにベル図柄を配置する。そして、当選情報2データがベル図柄で構成される小役B賞(第3賞)の当選を示すゲームにおいて、左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作されると、図柄停止位置として上段U1、中段M1、及び下段D1の中からいずれかを特定し、チェリー図柄が上段U1、中段M1、及び下段D1の図柄停止位置のいずれにも停止せずベル図柄が特定した図柄停止位置に表示されるように4コマの範囲内で左リールR1を移動させて停止させた。また、当選情報2データが小役B賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13b、13cが最初に操作されたことを検知すると、左リールR1の下段D1を含む入賞ラインL3、L5に属する図柄停止位置から4コマの範囲内に小役B賞を構成するベル図柄が位置する場合、当該ベル図柄を当該図柄停止位置に引き込んで中リールR2及び左リールR3を停止させた。
【0178】
さらに、左リールR1の図柄配列は、図30(B)に示すようにチェリー図柄を基準として下に1コマ離れたコマに第4図柄としてのスイカ図柄を配置し、当該ベル図柄を基準としてチェリー図柄を挟んで4コマ離れたコマにスイカ図柄を配置した。つまり、可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、チェリー図柄が配置した特定コマと正方向に隣接するコマ及び第2図柄としてのプラム図柄を配置した上側コマに対して逆方向であって特定コマから4コマ以内のコマにスイカ図柄を配置する。そして、当選情報2データがスイカ図柄によって構成される小役A賞(第4賞)の当選を示すゲームにおいて、左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作されると、図柄停止位置として上段U1、中段M1、及び下段D1の中からいずれかを特定し、チェリー図柄が上段U1、中段M1、及び下段D1の図柄停止位置のいずれにも停止せずスイカ図柄が特定した図柄停止位置に表示されるように4コマの範囲内で左リールR1を移動させて停止させた。また、当選情報2データが小役A賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作されると、左リールR1の上段U1を含む入賞ラインL2、L4に属する図柄停止位置から4コマの範囲内に小役A賞を構成するスイカ図柄が位置する場合、当該スイカ図柄を当該図柄停止位置に引き込んで中リールR2及び左リールR3を停止させた。
【0179】
このように左リールR1においてチェリー図柄に隣接するベル図柄やスイカ図柄についても、内部抽選で小役A賞や小役B賞に当選している場合は、チェリー図柄が左リールR1の図柄停止位置に停止しないように入賞ラインを特定し、特定された入賞ラインにベル図柄やスイカ図柄を引き込むように停止制御を実行する。これにより、リールストップボタン13a〜13cの操作タイミングが適正であれば、押し順が相違しても小役A賞や小役B賞に入賞させることが可能となる。
【0180】
なお、左リールR1においてベル図柄、スイカ図柄、及びプラム図柄は、いずれも引き込みコマ数の限度である5コマの範囲内に配置される100%入賞図柄であるが、取りこぼしを許容するのであれば、その一部で5コマの範囲内に配置されていなくてもよい。
【0181】
<7.変形例>
以上、現時点において、最も、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うスロットマシンもまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。例えば、以下に述べる変形例は、本発明に包含されることは勿論である。
【0182】
(1)上述した実施形態において、入賞ラインL1〜L5は、図25(A)に示すように配置されたが、入賞となる図柄停止位置の組である入賞ラインとして、他の図柄停止位置の組を採用してもよい。例えば、図25(B)示すように入賞ラインが折れ線となってもよい。この場合、入賞ラインL6は図柄停止位置M1・U2・U3で構成され、入賞ラインL7は図柄停止位置M1・D2・D3で構成され、入賞ラインL8は図柄停止位置U1・M2・U3で構成され、入賞ラインL9は図柄停止位置D1・M2・D3で構成され、入賞ラインL10は図柄停止位置D1・U2・D3で構成される。
【0183】
上述した実施形態において、再遊技賞に当選しており、リールストップボタン13b又は13cが最初に操作された場合には、プラム図柄を入賞ラインL1に引き込むようにリール停止制御を実行したが、入賞ラインL6が有効化されている場合には、入賞ラインL6にプラム図柄を引き込むようにリール停止制御を実行することが好ましい。即ち、左リールR1において、即ち、有効化された入賞ラインのうち左リールR1の中段の図柄停止位置M1を含む入賞ライン(例えば、L1、L6、又はL7)にプラム図柄を引き込めばよい。また、小役A賞に内部抽選で当選し、リールストップボタン13b又は13cが最初に操作された場合、有効化された入賞ラインのうち左リールR1の下段の図柄停止位置D1を含む入賞ライン(例えば、L3、L5、L9、又はL10)にベル図柄を引き込めばよい。また、小役B賞に内部抽選で当選し、リールストップボタン13b又は13cが最初に操作された場合、有効化された入賞ラインのうち左リールR1の上段の図柄停止位置U1を含む入賞ライン(例えば、L2、L4、又はL8)にベル図柄を引き込めばよい。
【0184】
(2)上述した実施形態の左リールR1の図柄配列の替わりに図26に示す図柄配列を採用してもよい。図26の(A)に示す図柄配列では、太枠で囲んだようにチェリー図柄を基準として正方向(回転方向)に1コマ離れたコマにスイカ図柄の替わりにオレンジ図柄が配置されている。ここで、オレンジ図柄はいずれの賞も構成しない。このように左リールにおける図柄においていずれの賞も構成しない図柄をブランク図柄という。すなわち、左リール図柄に配置したオレンジ図柄は、いずれの賞の図柄組み合わせの図柄のうち、左リールに用いられない図柄であることを意味する。ただし、「ベルーベルーオレンジ」の図柄組み合わせのように、中リール又は右リールにおいては賞の図柄組み合わせにこのオレンジ図柄を含ませてもよい。なお、ブランク図柄には図柄が一切配列されずリール帯の地の色が表示されている場合も含まれる。例えば、図3のようにスイカ図柄を配置したとすると図柄停止位置M2・M3にスイカ図柄が停止して小役A賞がテンパイした状態になってもチェリー賞への入賞を回避するため図柄停止位置M1にスイカ図柄を停止させることはできないが、図26(A)に示すようにブランク図柄を配置すれば、そのような不都合を回避することができる。これは、ブランク図柄が賞を構成しないからである。また、チェリー図柄を基準として逆方向に1コマ離れたコマにベル図柄の替わりにオレンジ図柄を配置して正方向に1コマ離れたコマにスイカ図柄を配置してもよい。更に、図26の(B)に示すようにチェリー図柄に隣接するコマに2個のオレンジ図柄を配置してもよい。この場合は、チェリー図柄に隣接する2つのコマには同一の図柄を配置したが、賞を構成しないブランク図柄であれば、どのような図柄であってもよい。
なお、リールストップボタン13a(特定停止操作手段)以外のリールストップボタン13b,13c(停止操作手段)が最初に操作された場合に左リールR1(特定表示列)の図柄停止位置を含む入賞ライン上で賞を構成しない図柄を特殊図柄としたとき、ブランク図柄は、賞を構成しない図柄として共通する。
【0185】
加えて、図26の(C)に示す図柄配列を採用してもよい。この場合は、チェリー図柄と正方向及び逆方向に隣接するコマにオレンジ図柄(ブランク図柄)を配置し、ベル図柄をチェリー図柄から正方向に2コマ離れたコマ及びチェリー図柄から逆方向に3コマ離れたコマに配置し、プラム図柄をチェリー図柄から逆方向に2コマ離れたコマ及びチェリー図柄から正方向に3コマ離れたコマに配置してある。
【0186】
この場合、停止リンクテーブルを用いてリール停止制御を実行する。図27に変形例で用いられる停止リンクテーブルの一部のデータ構造を示す。再遊技賞に当選した場合には、同図(A)に示す再遊技用停止リンクテーブルTBL21’が選択される。そして、第1停止が左リールR1である場合、プラム図柄を図柄停止位置U1・M1・D1のいずれに停止させるかを決定し、決定結果に基づいて停止データテーブルTBL101〜103を選択する。一方、停止操作の順序が右→中→左の順である場合には、図柄停止位置D1を含む入賞ラインL3又はL5、並びに図柄停止位置M1を含む入賞ラインL1にプラム図柄を引き込めるように停止データテーブルTBL301、302、303の中から制御に用いるテーブルが選択される。例えば、入賞ラインをL5と定めた場合には、右リールR1を停止させるためにプラム図柄を図柄停止位置U3に引き込む停止データテーブルTBL301、中リールR2を停止させるためにプラム図柄を図柄停止位置M2に引き込む停止データテーブルTBL201、右リールR1を停止させるためにプラム図柄を図柄停止位置D1に引き込む停止データテーブルTBL103が選択される。これにより、内部抽選で再遊技賞に当選した場合、逆押しでリールストップボタン13a、13b、及び13cを操作してもチェリー賞の入賞を回避するため、再遊技賞に非入賞となることがなくなる。
【0187】
また、小役B賞に当選した場合には、(B)に示す小役B用停止リンクテーブルTBL23’が選択される。そして、第1停止が左リールR1である場合、ベル図柄を図柄停止位置U1・M1・D1のいずれに停止させるかを決定し、決定結果に基づいて停止データテーブルTBL122〜123を選択する。一方、停止操作の順序が右→中→左の順である場合には、図柄停止位置U1を含む入賞ラインL2又はL4、並びに図柄停止位置M1を含む入賞ラインL1にベル図柄を引き込めるように停止データテーブルTBL321〜323の中から制御に用いるテーブルが選択される。例えば、入賞ラインをL2と定めた場合には、右リールR1を停止させるためにベル図柄を図柄停止位置U3に引き込む停止データテーブルTBL322、中リールR2を停止させるためにベル図柄を図柄停止位置U2に引き込む停止データテーブルTBL222、右リールR1を停止させるためにベルム図柄を図柄停止位置U1に引き込む停止データテーブルTBL122が選択される。これにより、内部抽選で小役B賞に当選した場合、逆押しでリールストップボタン13a、13b、及び13cを操作してもチェリー賞の入賞を回避するため、ベル賞に非入賞となることがなくなる。
【0188】
(3)上述した実施形態においては、図13に示すように左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に停止される場合、全ての賞を構成する図柄について、上段、中段、下段に停止させるための停止データテーブルが用意されていたが、その一部について停止データテーブルを用意してもよい。この場合は、ROM104の記憶容量を節約したい場合に有用であり、特に、小役賞の中で当選確率が比較的低い賞について停止データテーブルを省略してもよい。
【0189】
(4)上述した実施形態においては、図3に示すように左リールR1の図柄を配置したが、図31(A)に示すように図柄を配置してもよい。この場合、CPU101が実行する停止制御は以下の通りである。図32(A)に示すように左リールR1の図柄配列では、第1図柄としてのチェリー図柄を基準として上に2コマ離れた上側コマに第2図柄としてのプラム図柄を配置し、下に3コマ離れた下側コマにプラム図柄を配置する。そして、当選情報2データが再遊技賞(第2賞)の当選を示すゲームにおいて、左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作されると、図柄停止位置として上段U1、中段M1、又は下段D1のいずれかを特定し、チェリー図柄が上段U1、中段M1、及び下段D1の図柄停止位置のいずれにも停止せずプラム図柄が特定した図柄停止位置に表示されるように4コマの範囲内で左リールR1を移動させて停止させる。但し、チェリー図柄から上に2コマ離れた位置のプラム図柄は、中段又は下段に停止させ、チェリー図柄から下に3コマ離れた位置のプラム図柄は、上段、中段又は下段に停止させる。
また、当選情報2データが再遊技賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作されると、中段M1を含む入賞ラインL1に属する図柄停止位置(M2、M3)から4コマの範囲内にプラム図柄が位置する場合、プラム図柄を中段M2、M3に引き込んで停止するようにリールR2又はR3を制御する。あるいは、下段D1を含む入賞ラインL3、L5に属する図柄停止位置から4コマの範囲内にプラム図柄が位置する場合、プラム図柄を入賞ラインL3、L5上の図柄停止位置に引き込んで停止するようにリールR2又はR3を制御する。なお、中段M1又は下段D1の一方の図柄停止位置に限定するように引き込んで停止するようにしてもよい。
【0190】
即ち、最初の停止操作が中リールR2又は右リールR3であった場合には、チェリー図柄を左リールR1の図柄停止位置に停止させず、且つ、プラム図柄が左リールR1の図柄停止位置に停止可能なように中段にプラム図柄を引き込む停止制御を実行する。これによって、リールストップボタン13a〜13cの操作タイミングが適正であれば、押し順が相違しても再遊技賞に入賞させることが可能となる。なお、リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作された場合、プラム図柄は上段U1、中段M1、又は下段D1のいずれにも停止することが可能であるが、停止データの容量の削減や停止制御プログラムの簡略等を目的として、例えば意図的に中段M1にはプラム図柄を停止させないように設計してもよい。つまり、リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作された場合には、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作された場合にプラム図柄を停止することができない上段U1にプラム図柄を停止することが可能となり、結果的にリールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作された場合のほうがその他の場合と比較して再遊技賞の図柄組み合わせであるプラム役が揃う入賞ラインが多くなる。
【0191】
また、左リールR1の図柄配列は、図32(B)に示すようにチェリー図柄を基準として上に1コマ離れたコマに第3図柄としてのベル図柄を配置し、チェリー図柄を基準として下に4コマ離れたコマにベル図柄を配置する。つまり、可変表示の方向を正方向とし、その可変表示の方向と逆の方向を逆方向としたとき、チェリー図柄を配置した特定コマの逆方向に隣接するコマ、及び第2図柄としてのプラム図柄を配置した下側コマに対して正方向であって特定コマから4コマ以内のコマにベル図柄を配置する。そして、当選情報2データがベル図柄で構成される小役B賞(第3賞)の当選を示すゲームにおいて、左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作されると、図柄停止位置として上段U1、中段M1、又は下段D1のいずれかを特定し、チェリー図柄が上段U1、中段M1、及び下段D1の図柄停止位置のいずれにも停止せずベル図柄が特定した図柄停止位置に表示されるように4コマの範囲内で左リールR1を移動させて停止させる。但し、チェリー図柄から上に1コマ離れた位置のベル図柄は下段に停止させ、チェリー図柄から下に4コマ離れた位置のベル図柄は、上段、中段又は下段に停止させる。
また、当選情報2データが小役B賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13b、13cが最初に操作されたことを検知すると、左リールR1の下段D1を含む入賞ラインL3、L5に属する図柄停止位置から4コマの範囲内に小役B賞を構成するベル図柄が位置する場合、当該ベル図柄を当該図柄停止位置に引き込んで中リールR2及び左リールR3を停止させる。
【0192】
さらに、左リールR1の図柄配列は、図32(B)に示すようにチェリー図柄を基準として下に2コマ離れたコマに第4図柄としてのスイカ図柄を配置し、上に3コマ離れたコマにスイカ図柄を配置する。そして、当選情報2データがスイカ図柄によって構成される小役A賞(第4賞)の当選を示すゲームにおいて、左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作されると、図柄停止位置として上段U1、中段M1、及び下段D1の中からいずれかを特定し、チェリー図柄が上段U1、中段M1、及び下段D1の図柄停止位置のいずれにも停止せずスイカ図柄が特定した図柄停止位置に表示されるように4コマの範囲内で左リールR1を移動させて停止させる。但し、チェリー図柄から上に3コマ離れた位置のスイカ図柄は上段、中段又は下段に停止させ、チェリー図柄から下に2コマ離れた位置のスイカ図柄は、上段又は中段に停止させる。
また、当選情報2データが小役A賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作されると、左リールR1の上段U1を含む入賞ラインL2、L4に属する図柄停止位置から4コマの範囲内に小役A賞を構成するスイカ図柄が位置する場合、当該スイカ図柄を当該図柄停止位置に引き込んで中リールR2及び左リールR3を停止させる。あるいは、中段M1を含む入賞ラインL1に属する図柄停止位置から4コマの範囲内にスイカ図柄が位置する場合、スイカ図柄を入賞ラインL1上の図柄停止位置に引き込んで停止するようにリールR2又はR3を制御する。なお、上段U1又は中段M1の一方の図柄停止位置に限定するように引き込んで停止する
【0193】
このように左リールR1においてベル図柄やスイカ図柄についても、内部抽選で小役A賞や小役B賞に当選している場合は、チェリー図柄が左リールR1の図柄停止位置に停止しないように入賞ラインを特定し、特定された入賞ラインにベル図柄やスイカ図柄を引き込むように停止制御を実行する。これにより、リールストップボタン13a〜13cの操作タイミングが適正であれば、押し順が相違しても小役A賞や小役B賞に入賞させることが可能となる。
【0194】
(5)上述した実施形態においては、図3に示すように左リールR1の図柄を配置したが、図31(B)に示すように図柄を配置してもよい。この場合、CPU101が実行する停止制御は以下の通りである。図33(A)に示すように左リールR1の図柄配列では、第1図柄としてのチェリー図柄を基準として上に3コマ離れた上側コマに第2図柄としてのプラム図柄を配置し、下に2コマ離れた下側コマにプラム図柄を配置する。そして、当選情報2データが再遊技賞(第2賞)の当選を示すゲームにおいて、左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作されると、図柄停止位置として上段U1、中段M1、又は下段D1のいずれかを特定し、チェリー図柄が上段U1、中段M1、及び下段D1の図柄停止位置のいずれにも停止せずプラム図柄が特定した図柄停止位置に表示されるように4コマの範囲内で左リールR1を移動させて停止させる。但し、チェリー図柄から上に3コマ離れた位置のプラム図柄は、上段、中段又は下段に停止させ、チェリー図柄から下に2コマ離れた位置のプラム図柄は、上段又は中段に停止させる。
また、当選情報2データが再遊技賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作されると、中段M1を含む入賞ラインL1に属する図柄停止位置(M2、M3)から4コマの範囲内にプラム図柄が位置する場合、プラム図柄を中段M2、M3に引き込んで停止するようにリールR2又はR3を制御する。あるいは、上段U1を含む入賞ラインL2、L4に属する図柄停止位置から4コマの範囲内にプラム図柄が位置する場合、プラム図柄を入賞ラインL2、L4上の図柄停止位置に引き込んで停止するようにリールR2又はR3を制御する。なお、中段M1又は上段U1の一方の図柄停止位置に限定するように引き込んで停止するようにしてもよい。
【0195】
即ち、最初の停止操作が中リールR2又は右リールR3であった場合には、チェリー図柄を左リールR1の図柄停止位置に停止させず、且つ、プラム図柄が左リールR1の図柄停止位置に停止可能なように中段にプラム図柄を引き込む停止制御を実行する。これによって、リールストップボタン13a〜13cの操作タイミングが適正であれば、押し順が相違しても再遊技賞に入賞させることが可能となる。なお、リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作された場合、プラム図柄は上段U1、中段M1、又は下段D1のいずれにも停止することが可能であるが、停止データの容量の削減や停止制御プログラムの簡略等を目的として、例えば意図的に中段M1にはプラム図柄を停止させないように設計してもよい。つまり、リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作された場合には、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作された場合にプラム図柄を停止することができない下段D1にプラム図柄を停止することが可能となり、結果的にリールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作された場合のほうがその他の場合と比較して再遊技賞の図柄組み合わせであるプラム役が揃う入賞ラインが多くなる。
【0196】
また、左リールR1の図柄配列は、図33(B)に示すようにチェリー図柄を基準として下に3コマ離れたコマに第3図柄としてのスイカ図柄を配置し、チェリー図柄を基準として上に2コマ離れたコマにスイカ図柄を配置する。そして、当選情報2データがスイカ図柄で構成される小役A賞(第3賞)の当選を示すゲームにおいて、左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作されると、図柄停止位置として上段U1、中段M1、又は下段D1のいずれかを特定し、チェリー図柄が上段U1、中段M1、及び下段D1の図柄停止位置のいずれにも停止せずスイカ図柄が特定した図柄停止位置に表示されるように4コマの範囲内で左リールR1を移動させて停止させる。但し、チェリー図柄から上に2コマ離れた位置のスイカ図柄は中段又は下段に停止させ、チェリー図柄から下に3コマ離れた位置のスイカ図柄は、上段、中段又は下段に停止させる。
また、当選情報2データが小役B賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13b、13cが最初に操作されたことを検知すると、左リールR1の下段D1を含む入賞ラインL3、L5に属する図柄停止位置から4コマの範囲内に小役A賞を構成するスイカ図柄が位置する場合、当該スイカ図柄を当該図柄停止位置に引き込んで中リールR2及び左リールR3を停止させる。あるいは、中段M1を含む入賞ラインL1に属する図柄停止位置から4コマの範囲内にスイカ図柄が位置する場合、スイカ図柄を入賞ラインL1上の図柄停止位置に引き込んで停止するようにリールR2又はR3を制御する。なお、下段D1又は中段M1の一方の図柄停止位置に限定するように引き込んで停止する
【0197】
さらに、左リールR1の図柄配列は、図33(B)に示すようにチェリー図柄を基準として下に1コマ離れたコマに第4図柄としてのベル図柄を配置し、上に4コマ離れたコマにベル図柄を配置する。そして、当選情報2データがベル図柄によって構成される小役B賞(第4賞)の当選を示すゲームにおいて、左リールR1に対応するリールストップボタン13aが最初に操作されると、図柄停止位置として上段U1、中段M1、及び下段D1の中からいずれかを特定し、チェリー図柄が上段U1、中段M1、及び下段D1の図柄停止位置のいずれにも停止せずベル図柄が特定した図柄停止位置に表示されるように4コマの範囲内で左リールR1を移動させて停止させる。但し、チェリー図柄から上に4コマ離れた位置のスイカ図柄は、上段、中段又は下段に停止させ、チェリー図柄から下に1コマ離れた位置のスイカ図柄は、上段に停止させる。
また、当選情報2データが小役B賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作されると、左リールR1の上段U1を含む入賞ラインL2、L4に属する図柄停止位置から4コマの範囲内に小役A賞を構成するスイカ図柄が位置する場合、当該スイカ図柄を当該図柄停止位置に引き込んで中リールR2及び左リールR3を停止させる。
【0198】
このように左リールR1においてベル図柄やスイカ図柄についても、内部抽選で小役A賞や小役B賞に当選している場合は、チェリー図柄が左リールR1の図柄停止位置に停止しないように入賞ラインを特定し、特定された入賞ラインにベル図柄やスイカ図柄を引き込むように停止制御を実行する。これにより、リールストップボタン13a〜13cの操作タイミングが適正であれば、押し順が相違しても小役A賞や小役B賞に入賞させることが可能となる。
【0199】
(6)上述した実施形態においては、図3に示すように左リールR1の図柄を配置したが、図31(C)に示すように図柄を配置してもよい。同図(C)の図柄の配置は、同図(A)の図柄の配置における図柄番号PN=7及び16に配置したブランク図柄としてのオレンジ図柄の替わりに特殊図柄としてのプラム図柄を配置したものである。スロットマシン1では、左リールR1のプラム図柄を含む再遊技賞としての「プラム−プラム−プラム」の図柄の組み合わせのプラム役を有する。しかし、当選情報2データが再遊技賞(第2賞)の当選を示すゲームにおいて、最初の停止操作が中リールR2又は右リールR3であった場合には、遊技者がどのような停止タイミングで操作しても、図柄番号PN=7及び16に配置したプラム図柄は入賞ライン上に停止せず、再遊技賞(第2賞)の入賞に寄与しない図柄となる。つまり、当選情報2データが再遊技賞(第2賞)の当選を示すゲームにおいて、図柄番号PN=7及び16に配置したプラム図柄は、引き込んで停止させる対象の図柄でなく賞を構成する図柄に該当しない。図32(A)の[下1]に配置したオレンジ図柄をプラム図柄に置き換えて、CPU101が実行する停止制御を説明する。図32(A)に示すように左リールR1の図柄配列では、第1図柄としてのチェリー図柄を基準として上に2コマ離れた上側コマ[上2]に第2図柄としてのプラム図柄を配置し、下に3コマ離れた下側コマ[下3]にプラム図柄を配置する。さらにチェリー図柄の下側の隣接したコマ[下1]に特殊図柄としてのプラム図柄を配置する。そして、当選情報2データが再遊技賞の当選を示すゲームにおいて、リールストップボタン13a以外のリールストップボタン13b、13cが最初に操作されると、中段M1を含む入賞ラインL1に属する図柄停止位置(M2、M3)から4コマの範囲内にプラム図柄が位置する場合、プラム図柄[上2又は下3]を中段M2、M3に引き込んで停止するようにリールR2又はR3を制御する。あるいは、下段D1を含む入賞ラインL3、L5に属する図柄停止位置から4コマの範囲内にプラム図柄が位置する場合、プラム図柄[上2又は下3]を入賞ラインL3、L5上の図柄停止位置に引き込んで停止するようにリールR2又はR3を制御する。ここで、[下1]に配置したプラム図柄を中段M1に停止させるとチェリー図柄が上段U1に表示されてしまい、下段D1に停止させるとチェリー図柄が中段M1に表示されてしまう。したがって、最初の停止操作が中リールR2又は右リールR3であった場合には、[下1]に配置したプラム図柄は引き込んで停止させる対象の図柄とならない。すなわち、[下1]に配置した図柄がプラム図柄であってもオレンジ図柄と同様に引き込んで停止させる対象の図柄とならない。なお、図31(B)の図柄の配置における図柄番号PN=5及び17に配置したブランク図柄としてのオレンジ図柄の替わりに特殊図柄としてのプラム図柄を配置した同図(D)の図柄の配置でも同様のことが言える。
【0200】
また、本発明に係るスロットマシンは、メダルのみならずパチンコ玉の投入でゲームを実行可能なものを含む。この場合には、ベットボタンの操作により、受皿に貯留されたパチンコ玉がスロットマシンの内部に取り込まれる。パチンコ玉が5個取り込まれると入賞ラインL1に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、パチンコ玉が10個取り込まれると入賞ラインL1に加えて入賞ラインL2及びL3に対応した入賞ライン表示器21が点灯し、パチンコ玉が15個取り込まれると入賞ラインL1〜L3に加えて入賞ラインL4及びL5に対応した入賞ライン表示器21が点灯するようにすればよい。このようにパチンコ玉の場合には、メダルのように遊技者が直接手で持ってスロットマシンのメダル投入口に投入する操作が不要となるため遊技性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0201】
【図1】本発明の一実施形態にかかるスロットマシン1の概観を示す斜視図である。
【図2】スロットマシン1のリール可変表示装置RLの構造を示す説明図である。
【図3】リール帯58a〜58cに印刷された図柄の配置を示す説明図である。
【図4】スロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるスロットマシン1の遊技方法のうち遊技メダルの流れを示す説明図である。
【図6】スロットマシン1における賞と役を説明するための説明図である。
【図7】スロットマシン1で行われるゲームの種類を示す説明図である。
【図8】1ゲームの流れの内容を示すフローチャートである。
【図9】ステップS104の賞抽選テーブル決定処理で選択される賞抽選テーブルを使用した抽選の一例を示す説明図である。
【図10】ステップS104及びS105の処理を説明するための説明図である。
【図11】ステップS105の当選フラグセット処理の内容を示すフローチャートである。
【図12】ステップS106の停止データテーブル群選択処理の内容を示すフローチャートである。
【図13】停止リンクテーブルのデータ構造を示す説明図である。
【図14】停止データテーブル群TBL31の一例を示す説明図である。
【図15】右リールR3の停止に用いる停止データテーブルのデータ構造を示す説明図である。
【図16】ステップS109のリール停止処理の内容を示すフローチャートである。
【図17】図16に続き、ステップS109のリール停止処理の内容を示すフローチャートである。
【図18】再遊技賞が当選したゲームで順押しを行った場合に、ステップS109のリール停止制御に基づいて左リールの停止制御を説明する図である。
【図19】再遊技賞が当選したゲームで順押しを行った場合に、ステップS109のリール停止制御に基づいて図柄の停止制御を説明する図である。
【図20】再遊技賞が当選したゲームで逆押しを行った場合に、ステップS109のリール停止制御に基づいて図柄の停止制御を説明する図である。
【図21】ステップS110の入賞判定処理の内容を示すフローチャートである。
【図22】ステップS111のゲーム終了判定処理の内容を示すフローチャートである。
【図23】図22に続き、ステップS111のゲーム終了判定処理の内容を示すフローチャートである。
【図24】ステップS112の当選フラグクリア処理の内容を示すフローチャートである。
【図25】図柄停止位置と入賞ラインとの関係を示す説明図である。
【図26】変形例に係るリール帯58aに印刷された図柄の配置を示す説明図である。
【図27】変形例に係る停止リンクテーブルのデータ構造を示す説明図である。
【図28】従来のスロットマシンにおける左リールの図柄配列を示す説明図である。
【図29】解決課題を説明するための説明図である。
【図30】実施形態の概要を示す説明図である。
【図31】変形例に係るリール帯58aに印刷された図柄の配置を示す説明図である。
【図32】変形例に係る左リールR1の図柄配置と停止制御の関係を示す説明図である。
【図33】変形例に係る左リールR1の図柄配置と停止制御の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
【0202】
1 スロットマシン
RL リール可変表示装置
100A メイン制御基板
100B 表示制御基板
101,191 CPU




 

 


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