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弾球遊技機 - 株式会社藤商事
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発明の名称 弾球遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−236728(P2007−236728A)
公開日 平成19年9月20日(2007.9.20)
出願番号 特願2006−65279(P2006−65279)
出願日 平成18年3月10日(2006.3.10)
代理人 【識別番号】100100273
【弁理士】
【氏名又は名称】谷藤 孝司
発明者 名和 隆弘
要約 課題
回転体に噛み込み状態にある遊技球の抜き取り作業の自由度を増大できると共に、その抜き取り時の制御負荷を軽減でき、しかも球払い出し手段の側方に空間を確保することなく、必要に応じて容易に遊技球を抜き取ることができるようにする。

解決手段
払い出しケース29と、払い出しケース29内に回転軸30廻りに回転自在に設けられ且つその回転により遊技球を払い出す回転体31と、回転体31を駆動する駆動手段32とを含む球払い出し手段24を備え、球払い出し手段24の外側に、操作部61を球払い出し手段24の近傍の待機位置から手動操作することにより回転体31を回転可能であり、且つ待機位置では回転体31側から離脱する操作手段34を備えている。
特許請求の範囲
【請求項1】
払い出しケース(29)と、該払い出しケース(29)内に回転軸(30)廻りに回転自在に設けられ且つその回転により遊技球を払い出す回転体(31)と、該回転体(31)を駆動する駆動手段(32)とを含む球払い出し手段(24)を備えた弾球遊技機において、前記球払い出し手段(24)の外側に、操作部(61)を前記球払い出し手段(24)の近傍の待機位置から手動操作することにより前記回転体(31)を回転可能であり、且つ前記待機位置では前記回転体(31)側から離脱する操作手段(34)を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】
前記操作手段(34)は前記払い出しケース(29)の外側近傍に配置され、前記操作部(61)は前記払い出しケース(29)の一側面と略平行な平面に沿う方向に操作可能であることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項3】
前記操作手段(34)は、前記回転軸(30)の突出端部に固定された歯車(58)に係脱自在に噛合し且つ該歯車(58)を介して前記回転軸(30)を回転操作する操作部材(60)を備えたことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
【請求項4】
前記操作部材(60)は端部側に操作部(61)を有し且つ前後方向に往復移動自在であり、該操作部材(60)を前記待機位置へと付勢する付勢手段(65)を備えたことを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
【請求項5】
前記操作部材(60)は後方に突出する操作部(61)を有し且つ上下方向に往復移動自在であり、該操作部材(60)を前記待機位置へと付勢する付勢手段(65)を備えたことを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
【請求項6】
前記操作部材(60)は前記回転軸(30)と略平行な横軸(71)廻りに回動又は揺動自在であり、前記操作部材(60)を前記待機位置へと付勢する付勢手段(65)を備えたことを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は弾球遊技機に関し、その球払い出し手段内の回転体に噛み込み状態で残る遊技球を容易に排出できるようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
弾球遊技機では、遊技機本体の裏側上部に遊技球の貯留タンクを配置し、遊技機本体の裏側に開閉自在に装着された裏機構板の枢着側に、球供給通路を介して貯留タンクに連通する払い出しケースと、払い出しケース内に配置された回転体と、回転体を駆動する駆動手段とを含む球払い出し手段を設け、球貸し指令、賞球払い出し指令があった場合に、球払い出し手段の駆動手段が作動して回転体を駆動し、この回転体の回転により貯留タンク内の遊技球を貸し球、賞球として遊技機本体の前側の球供給皿へと払い出すようにしている。
【0003】
この種の球払い出し手段では、回転体の上手側に開閉自在な球抜き手段を設け、遊技ホールで球払い出し手段を点検する際、或いは一日の営業を終了する際に、球抜き手段を開放して貯留タンク及び球供給通路にある遊技球を抜き取るようにしている。しかし、スプロケット式、スクリュー式等の回転体を使用する球払い出し手段では、球抜き手段を開放しても、その回転体に噛み込み状態にある遊技球は、その回転体を回転させない限り抜き取ることはできない。
【0004】
この回転体に噛み込み状態にある遊技球の抜き取り対策として、従来、駆動手段により回転体を駆動するもの(特許文献1)と、回転体の回転軸の一端を払い出しケースの一側方に突出させて、その突出端部に回転操作用摘まみ等の操作部を設けたもの(特許文献2)とがある。
【特許文献1】特開平6−114152号公報
【特許文献2】特許第3690425号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の駆動手段により回転体を回転させる方式は、駆動手段にステッピングモータ等を使用しているため、遊技球の抜き取り時に通電状態にあることが必須条件であり、抜き取りの自由度が低下する欠点がある。また駆動手段に抜き取り指令を与えて制御しなければならないことから、制御負荷の増大につながるという問題もある。
【0006】
一方、回転軸の突出端部の操作部を操作する方式は、駆動手段により回転体を回転させる方式の問題点は解消できるものの、払い出しケースの一側方に手を挿入して操作部を直接回転操作するため、払い出しケースの一側に手を挿入し得るだけの十分な空間を確保する必要がある。しかし、近時の弾球遊技機では、遊技盤の遊技領域が拡大し、また遊技盤の裏側に配置された制御基板が大型化する傾向にあるため、払い出しケースの一側に十分な空間を確保し難くなっており、このような状況下では操作部の操作性が極端に低下する欠点がある。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、回転体に噛み込み状態にある遊技球の抜き取り作業の自由度を増大できると共に、その抜き取り時の制御負荷を軽減でき、しかも球払い出し手段の側方に空間を確保することなく、必要に応じて容易に遊技球を抜き取ることができ、また通常時には回転体が円滑に回転できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、払い出しケース29と、該払い出しケース29内に回転軸30廻りに回転自在に設けられ且つその回転により遊技球を払い出す回転体31と、該回転体31を駆動する駆動手段32とを含む球払い出し手段24を備えた弾球遊技機において、前記球払い出し手段24の外側に、操作部61を前記球払い出し手段24の近傍の待機位置から手動操作することにより前記回転体31を回転可能であり、且つ前記待機位置では前記回転体31側から離脱する操作手段34を備えたものである。
【0009】
前記操作手段34は前記払い出しケース29の外側近傍に配置され、前記操作部61は前記払い出しケース29の一側面と略平行な平面に沿う方向に操作可能である。前記操作手段34は、前記回転軸30の突出端部に固定された歯車58に係脱自在に噛合し且つ該歯車58を介して前記回転軸30を回転操作する操作部材60を備えたものでもよい。
【0010】
前記操作部材60は端部側に操作部61を有し且つ前後方向に往復移動自在であり、該操作部材60を前記待機位置へと付勢する付勢手段65を備えたものでもよい。
【0011】
前記操作部材60は後方に突出する操作部61を有し且つ上下方向に往復移動自在であり、該操作部材60を前記待機位置へと付勢する付勢手段65を備えたものでもよい。前記操作部材60は前記回転軸30と略平行な横軸71廻りに回動又は揺動自在であり、前記操作部材60を前記待機位置へと付勢する付勢手段65を備えたものでもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明では、回転体31に噛み込み状態にある遊技球の抜き取り作業の自由度を増大できると共に、その抜き取り時の制御負荷を軽減でき、しかも球払い出し手段24の側方に空間を確保することなく、必要に応じて容易に遊技球を抜き取ることができ、また通常時には回転体31が円滑に回転できる
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の各実施例を図面に基づいて詳述する。図1〜図7は本発明をパチンコ機に具現化した第1の実施例を例示している。図1及び図2において、1は遊技機本体で、矩形枠状の外枠2と、この外枠2の前側に上下一対のヒンジ3を介して開閉自在に装着された前枠4とを備えている。
【0014】
前枠4には、その裏側の遊技盤装着枠5を介して遊技盤6が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤6の前側にガラス扉7と前面板8とが上下に隣接して開閉自在に配置されている。前面板8には、発射用の遊技球を貯留する上皿(球供給皿)9が装着されている。また前枠4の下部には、余剰球を貯留する下皿10と、発射手段11の発射ハンドル11aとが夫々設けられている。
【0015】
前枠4の裏側には、裏機構板12が遊技盤装着枠5に対して上下一対のヒンジ3により開閉自在に枢着され、この裏機構板12により遊技盤装着枠5内の遊技盤6が裏側から押圧されて着脱自在に固定されている。裏機構板12は、閉状態では遊技盤装着枠5に複数個の締結手段により締結されている。
【0016】
遊技盤6には、その前面側に発射手段11によって発射された遊技球を案内するガイドレール13が環状に装着されると共に、そのガイドレール13内の遊技領域14の上部側に、特別図柄、演出画像等を表示する液晶表示手段15が裏側から装着され、また液晶表示手段15の下側に特別図柄始動手段16、大入賞手段17、普通入賞手段18、その他の遊技部品が配置されている。遊技盤6の裏側には、液晶表示手段15、特別図柄始動手段16、大入賞手段17等の遊技部品を裏側から覆う裏カバー19が装着されている。
【0017】
裏カバー19の裏側には、主に遊技盤6側の遊技動作を制御する主制御手段20と、遊技状態に応じて液晶表示手段15、表示ランプ等による演出を制御する演出制御手段21とが装着されている。また裏機構板12の裏側には、裏カバー19の上側に遊技球を貯留する貯留タンク22と、この貯留タンク22に連通する球供給通路23とが、裏カバー19の一側近傍のヒンジ3側に球払い出し手段24と中継基板25とが、裏カバー19の下側に電源基板26と球払い出し手段24を制御する払い出し制御手段27とが夫々装着されている。払い出し制御手段27は、主制御手段20からの賞球払い出し指令、球貸し機からの球貸し指令があったときに、その指令を解析して球払い出し手段24を制御するためのものである。
【0018】
貯留タンク22は、島側の遊技球補給装置から供給される遊技球を貯留するためのもので、例えば左右方向の一端側でその下側に配置された球供給通路23に連通している。球供給通路23は、貯留タンク22の遊技球を球払い出し手段24へと供給するためのもので、貯留タンク22側から球払い出し手段24側に向けて徐々に低くなるように緩やかに傾斜しており、遊技球がその自重によって球払い出し手段24側へと自然に流下するようになっている。なお、球供給通路23は、並行する前後二列の横通路に区画されており、それら二列の横通路の最下流部分は球払い出し手段24の左右の球案内通路28に夫々連通している。
【0019】
球払い出し手段24は、賞球払い出し指令、球貸し指令があったときに、貯留タンク22からの遊技球を賞球、貸し球として払い出すためのものであり、裏カバー19の一側近傍に上下方向に配置されている。この球払い出し手段24は、図3〜図6に示すように、裏機構板12に上下方向に配置された払い出しケース29と、この払い出しケース29内に左右方向の回転軸30を介して回転自在に支持された回転体31と、回転体31を駆動する駆動モータ(駆動源)32とを備え、球供給通路23側から払い出しケース29内に供給された遊技球を回転体31の回転により払い出すようになっている。また球払い出し手段24には、回転体31から上手側の遊技球を抜き取る球抜き手段33と、回転体31に噛み込み状態の遊技球を抜き取り操作する操作手段34とを備えている。
【0020】
払い出しケース29は縦長の略矩形箱状で、その内部は中間の隔壁35によって左右二列に区画され、その各列には上手側の球案内通路28と、下手側の球払い出し通路36と、その両通路28,36間の繰り出し室37と、球案内通路28の下方の球抜き通路38とが設けられている。球案内通路28は球供給通路23に、球払い出し通路36は図外の通路を介して上皿9に、球抜き通路38は図外の回収通路を介して機外の回収手段へと夫々連通している。なお、球払い出し通路36には、払い出された遊技球を検出する検出スイッチ39が設けられている。
【0021】
各繰り出し室37は上壁40と下壁41とにより上下両側から囲まれており、左右の繰り出し室37に跨がって回転体31が配置されている。回転体31は球供給通路23からの遊技球を球払い出し通路36へと遊技球を繰り出すためのもので、隔壁35の開口35aを左右に貫通しており、その外周に各繰り出し室37に対応して複数個の繰り出し凹部42が形成されている。繰り出し凹部42は回転体31の回転時に球案内通路28側の遊技球が入る大きさであって、回転体31の周方向に等間隔を置いて設けられている。なお、回転体31の繰り出し凹部42は両繰り出し室37の周方向に半ピッチずれている。
【0022】
回転軸30は払い出しケース29の左右両側の側壁43,44を貫通して左右方向に配置され、その一端側が払い出しケース29の側壁43に回転自在に支持され、他端側が払い出しケース29の裏カバー19と反対側で駆動モータ32に連結されている。駆動モータ32はステッピングモータ等により構成され、裏カバー19と反対側で払い出しケース29の外側に装着されている。
【0023】
球抜き手段33は回転体31から上手側の貯留タンク22、球供給通路23、球案内通路28内の遊技球を球抜き通路28を経て回収通路へと抜き取るためのもので、球案内通路28の下部側に設けられている。この球抜き手段33は図4〜図6に示すように、球案内通路28の下部側の球抜き孔45を開閉する開閉板46を有し、その開閉板46は通常時にはバネ(付勢手段)47よってロック位置(図5の仮想線位置)に付勢された開閉操作用の操作レバー48により閉状態にロックされている。
【0024】
開閉板46は閉状態のときに遊技球を回転体31側へと案内するように円弧状に構成されており、上端側が回転軸30と略平行に払い出しケース29に挿通された横軸49により開閉方向に回動自在に枢支され、その下端側の一側に突起50が設けられている。突起50は払い出しケース29の裏カバー19と反対側の側壁44に形成された長孔52を貫通して外側に突出している。なお、開閉板46は横軸49の後部側の重錘53により閉方向に付勢されている。
【0025】
操作レバー48は開閉板46よりも下側後方において、払い出しケース29の裏カバー19と反対側の側壁44に沿ってその近傍に上下方向に配置され、上端側が払い出しケース29に固定された横軸54により回動自在に枢支されている。操作レバー48はその上端部から前側に突出する突出部55に開閉板46の突起50に係脱自在に係合して開閉板46を閉位置でロックするロック用係合部55aと、開位置に保持する開用係合部55bとが設けられ、また下端部から払い出しケース29と反対側に突出して後方側から手動操作可能な操作部56が設けられている。
【0026】
そして、操作レバー48は、通常はバネ47により付勢されて、ロック用係合部55aが突起50に後側から係合するロック位置で払い出しケース29側のストッパー57に当接しており、このロック位置からバネ47に抗して操作部56を回動操作したときに、ロック用係合部55aが突起50から外れて開閉板46のロックを解除可能である。
【0027】
操作手段34は球払い出し手段24の外部で回転軸30よりも後方側での手動操作により回転体31を回転させて、回転体31の繰り出し凹部42内に噛み込み状態の遊技球を球抜き手段33側へと抜き取るためのもので、操作レバー48と反対側で払い出しケース29の一側近傍に近接して配置され、待機位置(図4の実線位置)では回転体31側から離脱するように構成されている。
【0028】
この操作手段34は図3〜図6に示すように、回転軸30の突出端部に設けられた歯車(従動部材)58に係脱自在に係合し、歯車58を介して回転体31を回転操作する操作部材60を備え、この操作部材60は払い出しケース29の一側面と略平行な平面に沿う方向に操作可能な操作部61をその後端に有する。歯車58はピニオン歯車等により構成されている。
【0029】
操作部材60は回転軸30の上側で前後方向に摺動自在に配置された可動ラック62により構成されており、歯車58と噛合可能な噛合部62aが下面側に設けられている。可動ラック62には前後方向の長孔62cが形成され、また後方に突出する軸部62bの後端に操作部61が設けられている。そして、可動ラック62はその長孔62cに挿入された支持ケース63側の案内部材64と、軸部62bが挿通された後壁63aとを介して、支持ケース63内に前後方向に摺動自在に設けられ、支持ケース63の前壁63bとの間に介在されたバネ(付勢手段)65により、後方の待機位置に付勢されている。
【0030】
可動ラック62は後方の待機位置ではその噛合部62aが歯車58から後方に離脱しており、この待機位置から若干前進した位置で歯車58と噛合して、その前進時に回転体31を逆転させ、後退時に回転体31を正転させるようになっている。可動ラック62の後端の操作部61は球払い出し手段24の後端部近傍にあり、球払い出し手段24よりも若干後方に突出している。
【0031】
上記構成の弾球遊技機において、通常、球抜き手段33は図5に示すように開閉板46が操作レバー48により閉状態でロックされており、球案内通路28の遊技球は開閉板46を介して回転体31側へと案内されている。そして、球払い出し手段24の回転体31の上手側には、貯留タンク22から球供給通路23を経て球払い出し手段24の球案内通路28へと遊技球が充満した状態にある。また操作手段34の可動ラック62は、図4に示すように待機位置にある。
【0032】
そこで、例えば賞球払い出し指令があれば、球払い出し手段24の駆動モータ32が作動して回転体31が回転軸30廻りにa矢示方向(繰り出し方向)へと正転し、球案内通路28側から繰り出し凹部42に入った遊技球を、回転体31の回転により払い出し通路36側へと順次繰り出しながら、賞球払い出し指令に応じた個数の遊技球を賞球として払い出す。そして、払い出された遊技球は、払い出し通路36から図外の通路を経て上皿9へと案内されて行く。
【0033】
回転体31よりも上手側の遊技球を抜き取る場合には、先ず操作レバー48の操作部56を図7(A)のb矢示方向に操作し、操作レバー48を横軸54廻りにb矢示方向へと回動させる。するとロック用係合部55aが突起50から離脱して、球抜き手段33の開閉板46が球案内通路28側の遊技球の重量により図7(A)のc矢示方向に揺動して球抜き孔45を開放する。このため回転体31よりも上手側の遊技球は、球抜き孔45から球抜き通路38を経て下方へと図7(A)のd矢示方向に抜き取ることができる。
【0034】
このとき開閉板46は開用係合部55bに係合して、図7(B)に示すように開状態に係止される。また図7(B)に示すように、回転体31の繰り出し凹部42には数個の遊技球が噛み込み状態にあり、これらの遊技球は回転体31側に残る。
【0035】
そこで、この噛み込み状態の遊技球を抜き取る場合には、操作手段34を後方側から操作して回転体31を逆方向(図7(D)のe矢示方向)に回転させて、その回転により球抜き孔45を経て抜き取る。
【0036】
即ち、可動ラック62の後端側の操作部61を前方へとf矢示方向に押圧すると、待機位置にある可動ラック62が図7(C)に示すようにバネ47に抗して前進して歯車58と噛合する。そして、可動ラック62が更に前進すると、歯車58、回転軸30を介して回転体31がe矢示方向に逆転するので、繰り出し凹部42内の遊技球が回転体31の逆転に伴って図7(D)に示すように繰り出されて行く。
【0037】
従って、操作手段34の操作部61を後方から手動操作することにより、回転体31に噛み込み状態の遊技球を容易に抜き取ることができるため、従来の抜き取り方式に比較して、噛み込み状態にある遊技球の抜き取り作業の自由度が増大すると共に、その抜き取り時の制御負荷を軽減できる。
【0038】
しかも球払い出し手段24の側方に空間を確保することなく、必要に応じて容易に遊技球を抜き取ることができる。このため液晶表示手段15の大型化に伴い、遊技盤6の裏側に装着された裏カバー19が大型化して、裏カバー19と球払い出し手段24とが左右に接近し、その両者間に十分な空間を確保し難い傾向にあるが、このような場合にも遊技球の抜き取りが容易に可能である。換言すれば、裏カバー19を球払い出し手段24に接近させて配置することもできる。
【0039】
操作部61の押圧を解除すると、可動ラック62がバネ47により待機位置へと押し戻されて、回転体31がa矢示方向に回転して元の状態に戻る。従って、操作手段34が待機位置にある場合には回転体31側から離脱状態にあるため、回転体31を操作手段34の手動操作で回転させるようにしているにも拘わらず、回転体31は円滑に回転することができる。また可動ラック62を上側から歯車58に対して噛合させているため、簡単な構造で回転体31を逆転方向に回転させることができる。
【0040】
図8は本発明の第2の実施例を例示する。この実施例でも、操作部材60は可動ラック62により構成されている。しかし、可動ラック62は歯車58の前側に上下方向に配置され、その長孔62cに嵌合する2個のピン等から成る案内部材64により払い出しケース29の側壁43に沿って上下方向に摺動自在に支持され、バネ65により上昇位置である待機位置へと付勢されている。
【0041】
可動ラック62はその上端部に後方へと突出するアーム67を有する。アーム67は回転軸30よりも後方へと球払い出し手段24の後端近傍まで突出しており、その後端側が操作部61となっている。バネ65は引っ張り式であり、可動ラック62とその上のバネ掛け部との間に設けられている。なお、バネ65は圧縮式、つる巻き式でもよい。その他の構成は、第1の実施例と同じである。
【0042】
この実施例では、回転体31に噛み込み状態の遊技球を抜き取る場合には、アーム67の後端の操作部61を下方に押圧すると、可動ラック62がバネ67に抗して下方へと摺動し、噛合部62aを介して歯車58を回転させる。このため第1の実施例と同様に回転体31がe矢示方向へと逆転し、噛み込み状態の遊技球を球抜き手段33側へと抜き取ることができる。
【0043】
また可動ラック62の操作部61を下方に押圧操作する構造であるため、第1の実施例のように前方に押圧操作する場合に比較して、操作部61を球払い出し手段24により後方へと大きく突出させる必要がなく、操作手段34が邪魔になるようなこともない。また可動ラック62を前側から歯車58に対して噛合させているため、簡単な構造で回転体31を逆転方向に回転させることができる。
【0044】
図9は本発明の第3の実施例を例示する。この実施例では、可動ラック62は上部側に摺動部62dを有し、その摺動部62dが払い出しケース29側の案内部材68に上下方向に摺動自在に挿入されている。そして、案内部材68と可動ラック62の突起との間に、可動ラック62を待機位置へと付勢するバネ65が設けられている。また払い出しケース29側の適当位置には、可動ラック62を待機位置で規制するストッパー69が設けられている。可動ラック62の支持構造は、この実施例のようにしてもよい。その他の構成は、第2の実施例と略同一である。
【0045】
図10は本発明の第4の実施例を例示する。この実施例では、操作部材60は扇形歯車70により構成されている。扇形歯車70は回転軸30よりも後方側で横軸71により払い出しケース29の側壁43に回動自在に枢支されており、その外周側の横軸71を中心とする円弧上に、歯車58と噛合可能な噛合部70aを有し、また後部側に後方側から押圧操作するための操作部61を有する。扇形歯車70の偏平部70bには、扇形歯車70を待機位置に付勢し弾性的に保持するバネ65が当接されている。バネ65は板バネ等から成り、その基部側が払い出しケース29の側壁43に固定されている。
【0046】
この実施例では、操作部61を前方へと押圧操作すると、扇形歯車70が待機位置から横軸71廻りにg矢示方向へと回動し、その噛合部70aが歯車58に噛合するため、各実施例と同様に歯車58、回転軸30を介して回転体31がe矢示方向へと回転して、噛み込み状態の遊技球を抜き取ることができる。また操作部材60を扇形歯車70とし、その噛合部70a側の後端に操作部61を設けているため、全体を小型化できる。
【0047】
図11は本発明の第5の実施例を例示する。この実施例では、合成樹脂製のL字状、U字状等のバネ65を使用し、このバネ65で扇形歯車70を待機位置に付勢し弾性的に保持するようにしている。バネ65はその一方が長い弾性部65aとなっており、その弾性部65aが扇形歯車70の偏平部70bに当接している。バネ65は一体に取り付け部65bを有し、その取り付け部65bが払い出しケース29の側壁43に固定されている。このようなバネ65を使用してもよい。
【0048】
図12は本発明の第6の実施例を例示する。この実施例では、扇形歯車70にレバー72が設けられ、そのレバー72の遊端側が操作部61となっている。このレバー72とその上側のバネ掛け部との間に、扇形歯車70を待機位置へと付勢するバネ65が設けられている。73は扇形歯車70を待機位置で規制するストッパーである。このようにすれば、レバー72の遊端側の操作部61に操作力が加わるため、軽い操作力で回転体31を回転させることができる。
【0049】
以上、本発明の各実施例について詳述したが、本発明は各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、球払い出し手段24は回転体31の外周に繰り出し凹部42を備えたものの他、スクリュー式のものでもよい。
【0050】
また各実施例の操作手段34は、その直線運動、回動運動(又は回転運動)する操作部材60に、回転軸30側の歯車58に係脱自在に噛合する噛合部62a,70aを設け、この操作部材60の回転軸30よりも後方側で球払い出し手段24の後端部近傍に操作部61を設けているが、操作部61が球払い出し手段24の後部側、取り分け後端部近傍に位置する機構であれば、操作部材60は他の構成を採用してもよい。
【0051】
例えば、操作手段34として、操作部材60を横軸廻りに揺動自在に設け、この操作部材60を複数回操作することにより、ラチェット機構、回転軸30を介して回転体31を所定角度逆転させるようにしてもよい。その場合には回転軸30にラチェット歯車を、操作部材60側にラチェット爪を夫々設け、そのラチェット爪をラチェット歯車に対して係脱自在にしておけばよい。
【0052】
また操作手段34は操作レバー48側に設けることも可能である。その場合には、裏カバー19等の障害物が近傍にないので、操作部61は球払い出し手段24の後部側に設けなくても容易に操作することができる。
【0053】
操作手段34は操作部材60と回転軸30側との間の摩擦力で回転体31を回転させるようにしてもよい。可動ラック62は、前後方向又は上下方向に移動自在に設ける他、斜め方向に設けてもよい。また可動ラック62は回転軸30の歯車58に直接噛合させてもよいし、可動ラック62を回転軸30の後側又は下側に配置して、回転軸30の歯車58との間に中間歯車を設けてもよい。
【0054】
可動ラック62を上下方向に設ける場合、その操作部61は実施例のように上端側でもよいし、下端側でもよい。また図8の実施例の可動ラック62は上下を反転させて設けてもよい。遊技球の回収に際しては、回転体31を逆転させて噛み込み状態の遊技球を抜き取ることが望ましいが、球払い出し手段24の点検等で遊技球を抜き取る場合には、回転体31を正転方向に回転させてもよい。またパチンコ機以外の各種の弾球遊技機においても同様に実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の背面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す球払い出し手段の背面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す操作手段の側面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す球払い出し手段の側面断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す球払い出し手段の平面断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す作用説明図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す操作手段の側面断面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す操作手段の側面断面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態を示す操作手段の側面断面図である。
【図11】本発明の第5の実施形態を示す操作手段の側面断面図である。
【図12】本発明の第6の実施形態を示す操作手段の側面断面図である。
【符号の説明】
【0056】
24 球払い出し手段
29 払い出しケース
30 回転軸
31 回転体
32 駆動手段
34 操作手段
58 歯車
60 操作部材
61 操作部
65 バネ(付勢手段)
71 横軸




 

 


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