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発明の名称 弾球遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−215839(P2007−215839A)
公開日 平成19年8月30日(2007.8.30)
出願番号 特願2006−40967(P2006−40967)
出願日 平成18年2月17日(2006.2.17)
代理人 【識別番号】100100273
【弁理士】
【氏名又は名称】谷藤 孝司
発明者 平野 智也
要約 課題
長期間の使用によっても開閉部のスムーズな回転を維持することができ、また戻り球防止手段を遊技領域の上部側に配置してもその部分に遊技球が停留することのない弾球遊技機を提供する。

解決手段
発射球を遊技領域12に向けて案内する発射案内通路21と、発射案内通路21から遊技領域12への出口22付近に配置される戻り球防止手段23とを備え、この戻り球防止手段23は、出口22を略閉鎖する閉鎖状態と開放する開放状態との間で前後方向の回転軸35回りに回転可能な開閉部31と、この開閉部31を閉鎖側に付勢する付勢部37と、開閉部31を回転自在に支持する支持部材33とを備えた弾球遊技機で、発射案内通路21の内側の内レール14の先端部14aと閉鎖状態の開閉部31との間を略塞ぐカバー部44を、内レール14の延長線に沿って配置したものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技球を発射する発射手段(8)と、外レール(13)と内レール(14)との間に形成され且つ前記発射手段(8)により発射された遊技球を遊技盤(11)の前側の遊技領域(12)に向けて案内する発射案内通路(21)と、該発射案内通路(21)から前記遊技領域(12)への出口(22)付近に配置され且つ遊技球の発射方向への通過を許容すると共に戻り方向への通過を阻止する戻り球防止手段(23)とを備え、該戻り球防止手段(23)は、前記出口(22)を略閉鎖する閉鎖状態とその閉鎖状態から発射球通過方向に開放する開放状態との間で前後方向の回転軸(35)回りに回転可能な開閉部(31)と、該開閉部(31)を前記閉鎖側に付勢する付勢部(37)と、前記開閉部(31)を回転自在に支持する支持部材(33)とを備えた弾球遊技機において、前記内レール(14)の先端部(14a)と前記閉鎖状態の開閉部(31)との間を略塞ぐカバー部(44)を、前記内レール(14)の延長線に沿って配置したことを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】
前記支持部材(33)は、前記遊技盤(11)の表面側に沿って配置される固定板(41)を備え、前記カバー部(44)は前記固定板(41)の前側に突設されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項3】
前記カバー部(44)の前記開閉部(31)側の端縁はテーパー状に形成されており、その上面側のテーパー面(47)は前記内レール(14)側が低い傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
【請求項4】
前記付勢部(37)は、前記開閉部(31)と一体に回転可能に設けられた錘部(37)により構成されており、前記開閉部(31)が前記開放状態になったときに前記錘部(37)が前記カバー部(44)側に当接してその回転を規制するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
【請求項5】
画像表示手段(24)用の表示窓(25)を備えたセンターケース(15)が前記遊技領域(12)に配置され、前記支持部材(33)が前記センターケース(15)に一体に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ機等の弾球遊技機では、発射手段により発射された遊技球を、例えば外レールと内レールとの間に形成された発射案内通路を介して遊技領域の上部側へと案内するようになっており、更にその発射案内通路から遊技領域への出口付近には、遊技球の発射方向への通過を許容すると共に戻り方向への通過を阻止する戻り球防止手段を配置して、一旦遊技領域内へ入った遊技球が発射案内通路側に戻ることを防止している。
【0003】
この戻り球防止手段としては、発射案内通路から遊技領域への出口を略閉鎖する閉鎖状態とその閉鎖状態から発射球通過方向に開放する開放状態との間で前後方向の回転軸回りに回転可能な開閉部と、この開閉部と一体に回転可能に設けられ且つ開閉部を閉鎖側に付勢する錘部と、開閉部及び錘部を回転自在に支持する支持手段とを備えたものが知られている(例えば特許文献1)。
【特許文献1】特開2004−329298号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の戻り球防止手段は、開閉部の回転軸付近が発射案内通路側に露出しているため、発射球が出口に至る直前にその回転軸付近に頻繁に衝突することとなり、長期間の使用により例えば回転軸が折れ曲がるなどして開閉部がスムーズに回転できなくなる恐れがあった。
【0005】
また、近年の弾球遊技機では遊技領域内に配置される液晶ディスプレイの大画面化が進み、それによって特に液晶ディスプレイの側方における遊技球可動領域が非常に狭くなってきている。このような状況では、戻り球防止手段をなるべく遊技領域の上部側に配置して、この戻り球防止手段が遊技球可動領域を更に制限することのないようにする必要がある。
【0006】
ところが、このように戻り球防止手段の配置位置が上方に移動すれば、その分だけ内レールの先端部分の傾斜角は小さくなるため、特許文献1に記載の戻り球防止手段をそのまま採用する場合には、戻り球防止手段と内レールとの間に遊技球が停留してしまう可能性があった。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、長期間の使用によっても開閉部のスムーズな回転を維持することができ、また戻り球防止手段を遊技領域の上部側に配置してもその部分に遊技球が停留することのない弾球遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、遊技球を発射する発射手段8と、外レール13と内レール14との間に形成され且つ前記発射手段8により発射された遊技球を遊技盤11の前側の遊技領域12に向けて案内する発射案内通路21と、該発射案内通路21から前記遊技領域12への出口22付近に配置され且つ遊技球の発射方向への通過を許容すると共に戻り方向への通過を阻止する戻り球防止手段23とを備え、該戻り球防止手段23は、前記出口22を略閉鎖する閉鎖状態とその閉鎖状態から発射球通過方向に開放する開放状態との間で前後方向の回転軸35回りに回転可能な開閉部31と、該開閉部31を前記閉鎖側に付勢する付勢部37と、前記開閉部31を回転自在に支持する支持部材33とを備えた弾球遊技機において、前記内レール14の先端部14aと前記閉鎖状態の開閉部31との間を略塞ぐカバー部44を、前記内レール14の延長線に沿って配置したものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、発射球が回転軸35付近に直接衝突してその回転軸35に曲げ方向の過大な力が作用することがないため、長期間の使用によっても開閉部31のスムーズな回転を維持できる。また、戻り球防止手段23と内レール14との間に遊技球が停留することを確実に防止できる。しかも、このカバー部44の分だけ戻り球防止手段23を上方に配置できるため、遊技領域側方部分における遊技球可動領域をより広く確保できる利点もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図7は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側には、ガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、共に前枠3に開閉自在に枢支されている。
【0011】
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する上皿6が配置され、前面板5の下側で前枠3の前側には余剰球等を貯留する下皿7が配置されている。下皿7の一側、例えば向かって右側には、遊技球を発射する発射手段8を操作するための発射ハンドル8aが、前枠3の前側に突出状に設けられている。
【0012】
11は遊技盤で、ガラス扉4の後側に対応するように、前枠3の裏側に着脱自在に装着されている。遊技盤11の前面側には、図2に示すように、発射手段8により発射された遊技球を遊技領域12の上部側に案内する外レール13と、遊技領域12の周囲を規定する周壁の少なくとも一部を構成する内レール14とが装着されると共に、遊技領域12内には、その略中央にセンターケース15が配置され、更にそのセンターケース15の左側に通過ゲート16が、下側に開閉式入賞手段17及び大入賞手段18が配置される他、普通入賞手段19、風車20等の各種遊技部品が装着されている。
【0013】
本実施形態では、外レール13は、遊技盤11の下部側の左右方向略中央位置又はそれよりも若干左寄りの位置から上部側の左右方向略中央位置まで左側に膨らむ略円弧状に配置され、更にそこから遊技盤11の上縁側に沿って右縁部近傍まで略直線状に配設されている。また、内レール14は、遊技盤11の左上方から下部側の左右方向略中央まで外レール13に並行するようにその内側に配設され、更にそのまま遊技盤11の右縁部近傍まで略円弧状に延設されている。
【0014】
このように、内レール14と外レール13とは、遊技盤11の左側部分において、互いに所定距離をおいて内外に配設されており、その並行部分が遊技球を遊技領域12に向けて案内する発射案内通路21となっている。また、その発射案内通路21から遊技領域12への出口22付近には、遊技領域12側から発射案内通路21側への遊技球の戻りを防止する戻り球防止手段23が配置されている。
【0015】
センターケース15は、遊技領域12の略中央に配置されており、図2等に示すように、例えば遊技盤11の裏側に装着された液晶ディスプレイ(画像表示手段)24用の表示窓25を構成する表示枠体26、この表示枠体26の下部側に配置されるステージ手段27、表示枠体26に設けられ且つステージ手段27に遊技球を誘導する球誘導手段28等を備えている。
【0016】
なお、表示枠体26の周縁部には外向きに張り出す鍔部26aが一体に設けられており、センターケース15は、この鍔部26aを遊技盤11の前面側に当接させた状態で例えばネジ止めにより着脱自在に固定されている。
【0017】
戻り球防止手段23は、出口22における遊技球の発射方向への通過を許容し且つ戻り方向への通過を阻止することにより、遊技領域12側から発射案内通路21側への遊技球の戻りを防止するもので、図3〜図7に示すように、出口22を開閉する板状の開閉部31を有する可動部材32と、この可動部材32を回転可能に支持する支持部材33とを備えている。
【0018】
支持部材33は、遊技盤11の前面側に沿う板状のベース部材34と、このベース部材34の前側に突設され且つ可動部材32を回転自在に支持する支持ピン(回転軸)35とを備え、その支持ピン35が内レール14の延長線よりも若干遊技領域12側に位置するように、内レール14の先端部14aの近傍で且つ遊技領域12側に配置され、遊技盤11の前側に着脱自在に固定されている。
【0019】
可動部材32は、例えば合成樹脂製で、図7等に示すように、支持ピン35の軸部35aが挿通される軸孔36aを有する筒状部36を備え、その筒状部36の外周面から略半径方向外向きに開閉部31と錘部(付勢部)37とが例えば一体に突設されている。
【0020】
開閉部31は、例えばその板厚が筒状部36の外径よりも小さい薄板状で、支持ピン35に対して略上向きとなるように配置されており、その支持ピン35廻りに所定角度の範囲で回転することにより、出口22を略閉鎖する閉鎖状態と、その閉鎖状態から発射球通過方向に開放する開放状態とに変化可能となっている。
【0021】
開閉部31は、図3に示す閉鎖状態では、発射球の通過方向に対して直角よりも浅い角度で出口22側に突出し、且つその先端側と外レール13との間隔が少なくとも遊技球の外径よりも小さくなるように構成されている。これにより、遊技領域12側から発射案内通路21側に戻ろうとする遊技球は、閉鎖状態にある開閉部31に対して、その遊技領域12側の面(以下、戻り球当接面31aという)に衝突して遊技領域12側へ戻される。
【0022】
また、開閉部31は、図4に示すように、発射球が発射案内通路21側の面(以下、発射球当接面31bという)に衝突することにより発射球通過方向、即ち時計方向に回転して、閉鎖状態から開放状態に変化するようになっている。この開放状態(図4に実線で示す)では、開閉部31の先端側と外レール13との間隔が少なくとも遊技球の外径よりも大きくなって、発射球の遊技領域12側への通過が許容される。
【0023】
なお、開閉部31の戻り球当接面31aは、その先端側がテーパー状に形成されており、開閉部31が閉鎖状態のとき、戻り球当接面31a側に当接した遊技球をスムーズに下向きに案内するようになっている。
【0024】
錘部37は、開閉部31を閉鎖側に付勢するもので、例えば筒状部36の外径と略同じ厚さで筒状部36に対して開閉部31の反対側に突設されている。
【0025】
錘部37には、図7に示すように、例えばその背面側から前向きに錘装着孔37aが形成されており、この錘装着孔37aに、例えば円柱状に形成された金属製の錘38が圧入されている。
【0026】
なお、筒状部36に対する開閉部31と錘部37との配置角度は、開閉部31が図3に示す閉鎖状態のとき、錘部37が支持ピン35に対して鉛直下方か、又はそれよりも若干開放側回転方向、即ち時計方向に振った位置にくるように設定されている。
【0027】
また、開閉部31は、その発射球当接面31bが筒状部36の外周面に略接するように筒状部36の中心軸に対して一方側に偏位して設けられており、発射球当接面31bは錘部37の外表面に滑らかに接続されている。
【0028】
可動部材32を回転自在に支持する支持部材33は、前述したようにベース部材34と支持ピン35とで構成されている。ベース部材34は、例えば合成樹脂製で、遊技盤11の前面側に沿って配置される板状の固定板41と、この固定板41の前面側に突設されるピン固定基部42、下カバー部43及び上カバー部(カバー部)44とを一体に備えている。
【0029】
固定板41には、複数(例えば2つ)の固定孔41aが穿設されると共に、裏面側には複数(例えば2つ)の位置決め突起41b(図5)が一体に設けられており、この位置決め突起41bを遊技盤11側の位置決め孔(図示省略)に嵌合させて位置決めした状態で、固定孔41aを介して固定ネジ41cにより遊技盤11の前面側に着脱自在に固定されるようになっている。
【0030】
ピン固定基部42は、支持ピン35を固定するもので、支持ピン35が前側から嵌入される前後方向の嵌入孔42aを備えた略円筒状で、固定板41から若干前側に突出するように一体形成されている。なお、可動部材32側には、このピン固定基部42に対応する凹部32aが形成されている。
【0031】
下カバー部43は、可動部材32の一部を下側、即ち遊技領域12側から覆うもので、閉鎖状態にある可動部材32に対して、筒状部36及び錘部37の外周面のうち、遊技領域12側の略半分を覆うように正面視略C型に配置され、固定板41の前側に突設されている。
【0032】
また、下カバー部43には、可動部材32が閉鎖状態となったときに錘部37側に当接してその閉鎖方向への回転動作を規制する閉鎖方向規制部45が、例えば内面側に突設されている。
【0033】
更に、下カバー部43の上側端部は、可動部材32が開放状態となったときに開閉部31の戻り球当接面31a側に当接してその開放方向への回転動作を規制する開放方向規制部46を構成している。なお以下の説明では、開放状態のうち、開放方向規制部46により回転動作を規制されたときの状態(図4に一点鎖線で示す)を特に全開状態というものとする。
【0034】
上カバー部44は、内レール14の先端部14aと閉鎖状態の開閉部31との間を略塞ぐもので、可動部材32に対して下カバー部43の反対側に配置され、固定板41の前側に突設されている。
【0035】
上カバー部44は、板状に形成され、その発射方向後端部44aが内レール14の先端部14aの近傍に位置し、且つ発射方向先端部44bが開閉部31の発射球当接面31bの近傍に位置するように、内レール14の延長線に沿って発射方向後端部44a側が低い傾斜状となるように配置されている。
【0036】
また、上カバー部44の発射方向先端部44bの端縁はテーパー状に形成されており、その上面側のテーパー面47は発射方向後端側が先端側よりも低い傾斜状となっている。
【0037】
なお、ピン固定基部42と下カバー部43との間、ピン固定基部42と上カバー部44との間は、固定板41に沿って一体に設けられた連結リブ48により連結されている。
【0038】
続いて、以上説明した戻り球防止手段23による戻り球防止動作を具体的に説明する。戻り球防止手段23は、可動部材32が支持ピン35によって回転自在に支持されているため、通常状態では、錘部37がその自重によって支持ピン35の下側に移動しようとすることにより、可動部材32は反時計方向、即ち閉鎖方向に付勢され、開閉部31が出口22を略閉鎖する閉鎖状態となる(図3)。
【0039】
なお、この閉鎖状態のとき、錘部37は支持ピン35に対して鉛直下方よりも若干時計方向に振った位置で閉鎖方向規制部45に当接するため、可動部材32はその閉鎖状態で安定的に保持される。
【0040】
遊技者が発射ハンドル8aを操作し、それに基づいて発射手段8が遊技球を発射すると、その発射球は発射案内通路21内を外レール13に沿って上向きに案内され、出口22にさしかかったところで、閉鎖状態となっている開閉部31の発射球当接面31bに接触する。
【0041】
開閉部31に接触した発射球は、開閉部31から錘部37の付勢力による反力を受けるが、その発射球が未だ十分な速度を保っている場合には、その付勢力に抗してそのまま発射方向に進行する。この場合、開閉部31は、発射球に押されて開放方向、即ち時計方向に回転し、やがて外レール13と開閉部31の先端側との間隔が遊技球の外径よりも大きい開放状態となって発射球の通過を許容するから、発射球は出口22を通過して遊技領域12内に進入する(図4)。
【0042】
なお、発射球が開閉部31接触したとき、多くの場合、可動部材32はその勢いで図4に一点鎖線で示す全開状態まで回転する。そして、その全開状態になったとき、開閉部31の戻り球当接面31a側が下カバー部43側の開放方向規制部46に当接してその回転が規制される。
【0043】
発射球が出口22を通過すると、可動部材32は錘部37の付勢力によって速やかに閉鎖方向、即ち反時計方向に回転し、閉鎖状態(図3)に復帰する。
【0044】
また、遊技球が十分な初速で発射された場合には、発射球は大きな遠心力を受けつつ発射案内通路21を外レール13に沿って進行するから、その発射球が出口22を通過するまでに戻り球防止手段23における開閉部31以外の部分に接触することはない。
【0045】
しかしながら、不十分な初速で発射された遊技球は、発射案内通路21内を進行中に受ける遠心力が小さいから、出口22に到達する前に外レール13から離れ、例えば戻り球防止手段23に衝突する場合がある。この場合でも、本実施形態の戻り球防止手段23では、上カバー部44が内レール14の先端側と開閉部31との間を略塞いでいるため、発射球が筒状部36等に直接衝突することがない。従って、支持ピン35に曲げ方向の過大な力が作用することがなく、長期間の使用によっても開閉部31のスムーズな回転を維持できる。
【0046】
また、上カバー部44は内レール14の延長線に沿って内レール14側が低い傾斜状に配置されており、しかもその発射方向先端部44bの端縁に設けられたテーパー面47も内レール14側が低い傾斜状に形成されているため、戻り球防止手段23を遊技領域12の上部側に配置しているにも拘わらず、戻り球防止手段23と内レール14との間に遊技球が停留することを確実に防止できる。
【0047】
しかも、この上カバー部44の分だけ戻り球防止手段23を上方に配置できるため、センターケース15の側方における遊技球可動領域をより広く確保できる利点がある。
【0048】
出口22を通過して遊技領域12内に進入した遊技球は、遊技釘等に弾かれて出口22側に戻り、閉鎖状態の開閉部31に接触することがある。この場合、可動部材32は、錘部37が閉鎖方向規制部45に当接して反時計方向への回転が規制されており、しかも外レール13と開閉部31の先端側との間隔は遊技球の外径よりも小さいため、その遊技球は開閉部31の戻り球当接面31aに沿って下側の遊技領域12側に案内され、発射案内通路21側に戻ることはない(図3)。
【0049】
なお、可動部材32は、筒状部36及び錘部37の外周面のうち、遊技領域12側の略半分が下カバー部43により覆われているため、遊技領域12側の遊技球も筒状部36等に直接衝突することがない。従って、支持ピン35に曲げ方向の過大な力が作用することがなく、長期間の使用によっても開閉部31のスムーズな回転を維持できる。
【0050】
図8は本発明の第2の実施形態を例示し、可動部材32の開放方向への回転動作を規制する開放方向規制部46を上カバー部44側に設けた例を示している。
【0051】
図8に示すように、本実施形態では、上カバー部44の下面側、即ち遊技領域12側に、開放方向規制部46が例えば突起状に一体形成されており、可動部材32が開放状態となったときに、錘部37がこの開放方向規制部46に当接してその開放方向への回転動作を規制するようになっている。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
【0052】
以上のように、開閉部31が開放状態になったときに錘部37が上カバー部44側に当接してその回転を規制するように構成することにより、発射球が開閉部31に衝突して可動部材32が開放状態まで回転した場合に開閉部31の根元付近に生じる応力を分散させることができ、長期使用による戻り球防止手段23の疲労を軽減できる。
【0053】
図9は本発明の第3の実施形態を例示し、支持部材33をセンターケース15に一体に設けた例を示している。
【0054】
図9に示すように、センターケース15側の鍔部26aと、戻り球防止手段23側の支持部材33の固定板41とは、遊技盤11の前面側に沿って配置される板状の連結板51によって一体的に連結されている。
【0055】
このような構成とすることにより、部品点数を抑えることができ、組み立て作業も効率化できる利点がある。
【0056】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、戻り球防止手段23は、遊技盤11ではなく例えば内レール14や前枠3側に装着するように構成してもよい。また、その装着方法は任意である。例えば実施形態のように戻り球防止手段23を遊技盤11に固定する場合には、圧入等により固定してもよい。
【0057】
上カバー部44を、例えば固定板41に対して前後方向軸廻りの角度を調整可能に構成してもよい。これにより、機種毎に戻り球防止手段23の配置位置が変わっても、夫々の内レール14の角度等に応じて上カバー部44を最適な角度に設定できる。
【0058】
実施形態では、外レール13及び内レール14を遊技盤11の前面側に装着した例を示したが、外レール13、内レール14の少なくとも一方を前枠3側に設けてもよい。
【0059】
開閉部31を閉鎖側に付勢する付勢部は、例えばバネ部材等により構成してもよい。
【0060】
更に、実施形態では本発明をパチンコ機に適用した例を示したが、アレンジボール機等の各種弾球遊技機において同様に実施可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正面図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】戻り球防止手段の閉鎖状態を示す遊技盤の要部拡大図である。
【図4】戻り球防止手段の開放状態を示す遊技盤の要部拡大図である。
【図5】図3におけるA−A断面図である。
【図6】戻り球防止手段の斜視図である。
【図7】戻り球防止手段の分解斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す戻り球防止手段の正面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態を示す遊技盤の要部拡大図である。
【符号の説明】
【0062】
8 発射手段
11 遊技盤
12 遊技領域
13 外レール
14 内レール
14a 先端部
15 センターケース
21 発射案内通路
22 出口
23 戻り球防止手段
24 液晶ディスプレイ(画像表示手段)
25 表示窓
31 開閉部
33 支持部材
35 支持ピン(回転軸)
37 錘部(付勢部)
41 固定板
44 上カバー部(カバー部)
47 テーパー面




 

 


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