米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> スポ−ツ;娯楽 -> 株式会社藤商事

発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−130221(P2007−130221A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−325947(P2005−325947)
出願日 平成17年11月10日(2005.11.10)
代理人 【識別番号】100100273
【弁理士】
【氏名又は名称】谷藤 孝司
発明者 町田 泰平
要約 課題
メダル投入口から投入口挿入式不正器具を挿入してメダル検出手段を誤動作させることによる不正行為を防止できる遊技機を提供する。

解決手段
下向きに形成された横長状のメダル投入口12と、このメダル投入口12の後側に沿って立設された後部ガイド板61と、メダル投入口12の前側に前後方向に配置された前部ガイド溝45とを備え、メダル投入口12の上側を略覆う覆い部材63を、後部ガイド板61に対して前向き突出状に一体形成したものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
下向きに形成された横長状のメダル投入口(12)と、該メダル投入口(12)の後側に沿って立設された後部ガイド板(61)とを備えた遊技機において、前記メダル投入口(12)の上側を略覆う覆い部材(63)を、前記後部ガイド板(61)に対して前向き突出状に一体形成したことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記メダル投入口(12)は、遊技機筐体(1)の前部右側又は左側に配置されており、前記覆い部材(63)は、前記後部ガイド板(61)からの前向き突出量が、その右端側又は左端側から左端側又は右端側に向けて徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記メダル投入口(12)は、遊技機筐体(1)の前部右側又は左側に配置されており、前記覆い部材(63)は、前記メダル投入口(12)の右端部又は左端部近傍に後ろ向きの凹入部(81)を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記メダル投入口(12)の前側に前後方向に配置された前部ガイド溝(45)を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
【請求項5】
前記前部ガイド溝(45)の後端部に、その前側とは異なる前後方向傾斜角に形成され且つメダルを前記メダル投入口(12)側に案内するメダル案内部(91)を設けたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
【請求項6】
前記メダル案内部(91)は、前記メダル投入口(12)側に向けて後下がりの傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
【請求項7】
前記前部ガイド溝(45)における前記メダル案内部(91)よりも前側は前下がりの傾斜状に形成され、前記メダル案内部(91)は前後方向に略水平に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
【請求項8】
遊技機筐体(1)に対して着脱自在に装着された投入口部材(13)に前記メダル投入口(12)、前記後部ガイド板(61)、前記覆い部材(63)及び前記前部ガイド溝(45)が設けられ、前記投入口部材(13)は、前記前部ガイド溝(45)が設けられた第1部材(31)と、前記後部ガイド板(61)及び前記覆い部材(63)が設けられた第2部材(32)とを前後に組み合わせることにより構成されると共にそれら第1部材(31)と第2部材(32)との間に前記メダル投入口(12)が形成されていることを特徴とする請求項4〜7の何れかに記載の遊技機。
【請求項9】
前記第1部材(31)の後端側から前向きにスリット(48)が形成され、前記覆い部材(63)の端部側を前記スリット(48)に後側から嵌合させたことを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
【請求項10】
前記覆い部材(63)は、その少なくとも左右一端側に、屈曲部(63a)を介して略下向きに延設された延設部(63b)を一体に備え、その延設部(63b)を前記スリット(48)に嵌合させたことを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スロットマシン等、遊技媒体としてメダルを用いる遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
遊技媒体としてメダルを用いるスロットマシン等の遊技機には、メダル投入口に投入されたメダルのうち、不適正メダルを返却通路側に案内し、適正メダルのみを内部のメダル貯留部側に流下させるメダル選別手段が設けられている。
【0003】
このメダル選別手段は、メダル投入口の下流側に設けられ且つメダル投入口に投入されたメダルをメダル貯留部側に流下させる案内通路と、この案内通路上に設けられ且つ不適正メダルを案内通路上から返却通路側に除去する不適正メダル除去手段と、この不適正メダル除去手段よりも下流側に配置され且つ案内通路を流下するメダルを検出する適正メダル検出手段とを備え、不適正メダル除去手段により除去されることなく案内通路を流下した適正メダルを適正メダル検出手段により検出して、その検出個数に基づいて例えばクレジットを加算するようになっている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
なお、適正メダル検出手段は、メダルの流下方向に沿って1又は複数、例えば2個隣接して配置されたフォトセンサ等により構成されており、例えばそれら2つのフォトセンサの検出タイミングが所定条件を満たす場合にのみ正常な検出と判断することにより、不正行為等による誤検出を排除するようになっている。
【特許文献1】特開2004−206485号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のようなメダル選別手段を搭載した従来の遊技機では、次のような手口で不正にクレジットを増加させる行為が横行して大きな問題となっている。即ち、この不正行為は、メダル投入口から案内通路に沿って挿入可能な細長薄板状のアーム部の先端に、メダル検出手段の位置に一致するように発光手段等の信号出力部を配置した器具(以下、投入口挿入式不正器具という)を用い、遊技ホールにおいてその器具を密かに遊技機のメダル投入口にセットすると共に信号出力部から所定の信号を出力させてメダル検出手段を誤動作させることにより、メダルを投入することなくクレジットを増加させるものである。
【0006】
この種の器具を用いた不正行為は、その遊技機に合わせて作られた器具さえあれば誰でも簡単に実行することが可能で、また器具がメダル投入口へ挿入されてしまうと周囲からは分かりにくく、発見が難しいという問題点がある。
【0007】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、メダル投入口から投入口挿入式不正器具を挿入してメダル検出手段を誤動作させることによる不正行為を防止できる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、下向きに形成された横長状のメダル投入口12と、該メダル投入口12の後側に沿って立設された後部ガイド板61と、前記メダル投入口12の前側に前後方向に配置された前部ガイド溝45とを備えた遊技機において、前記メダル投入口12の上側を略覆う覆い部材63を、前記後部ガイド板61に対して前向き突出状に一体形成したものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通常のメダル投入操作に影響を与えることなく、メダル投入口12への投入口挿入式不正器具の挿入を阻止できるため、メダル投入口12から投入口挿入式不正器具を挿入してメダル検出手段を誤動作させることによる不正行為を効果的に防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図8は、本発明をスロットマシンとして具現化した第1の実施形態を例示している。図1及び図2において、1は遊技機筐体で、前側が開放した矩形箱型の本体ケース2と、この本体ケース2の前側に装着された矩形状の前面パネル3とを備えている。
【0011】
本体ケース2は、その上下方向略中央部分に内部空間を上下に仕切るように中間支持板4が略水平に配置されており、その中間支持板4上に、図柄表示リール5a〜5cを左右方向に備えた表示リールユニット6が配置され、中間支持板4よりも下側に、メダル払い出し装置7等が配置されている。
【0012】
メダル払い出し装置7は、遊技者にメダルを払い出すためのもので、その上部側には、払い出し用のメダルを貯留するメダルホッパー8が設けられている。
【0013】
前面パネル3は、左右一端側に配置されたヒンジを介して本体ケース2に対して開閉自在に装着されており、その上部側には、本体ケース2内の図柄表示リール5a〜5cに対応する3つの表示窓9a〜9cが左右方向に配置された表示パネル部10が設けられている。
【0014】
また、表示パネル部10の下側には、前向き膨出状に形成された操作パネル部11が横長状に配置されており、その操作パネル部11の上面側、即ち操作パネル上面板11a上に、遊技媒体としてのメダルを投入可能なメダル投入口12が下向きに設けられた投入口部材13、メダル投入口12の下流側に詰まったメダルを返却させるための返却ボタン14の他、メダル投入口12へのメダル投入に代えてクレジットからメダルをベットするための1投入ボタン15及びマックス投入ボタン16、獲得したメダルをクレジットするか払い出すかの設定を切り換えるためのクレジット精算ボタン17等が設けられ、また操作パネル部11の前面側に、図柄表示リール5a〜5cの回転を開始させるためのスタートレバー18、回転中の図柄表示リール5a〜5cを夫々個別に停止させるためのストップボタン19a〜19c等が設けられている。
【0015】
なお、操作パネル上面板11aは、例えば前下がりの傾斜状に形成されており、投入口部材13はその右端側近傍に配置されている。
【0016】
前面パネル3の下端部前側には、メダル払い出し装置7から払い出されたメダル等を前側に排出するための排出口22が設けられ、その前側に、排出口22から排出されたメダルを受けるメダル受け皿23が横長状に配置されている。
【0017】
前面パネル3の裏側には、メダル投入口12の下流側に、メダル投入口12に投入されたメダルの選別を行うメダル選別手段24が設けられている。このメダル選別手段24は、メダル投入口12に投入されたメダルが適正か否かを判別して、不適正メダルは返却通路25、排出口22を介してメダル受け皿23に返却し、適正メダルのみを計数してメダルホッパー8に収容させるように構成されている。
【0018】
続いて、投入口部材13の構成について図3乃至図8を参照しつつ詳述する。投入口部材13は、例えばステンレス鋼等の金属製で、別体に形成された第1部材31と第2部材32とを前後に組み合わせることにより構成され、それら第1部材31と第2部材32との間に断面横長状のメダル投入口12が下向きに形成されており、図7,図8に示すように、その下部側を操作パネル上面板11aに形成された装着孔33に嵌合させた状態で前面パネル3に着脱自在に固定されている。
【0019】
第1部材31は、図5,図6等に示すように、操作パネル上面板11aの上側に配置される本体部34と、この本体部34の下側に一体に形成され且つ装着孔33内に上側から挿入、固定される支持部35とを一体に備えている。
【0020】
本体部34は、メダル投入口12の前側に沿って略鉛直に配置された後壁部41と、この後壁部41の前側に配置され且つ正面視略U字型の曲面状に形成された凹壁部42と、後壁部41の前側に凹壁部42の外縁部を取り囲むようにこの凹壁部42の外縁部と操作パネル上面板11aとの間に配置される周壁部43とで構成されている。
【0021】
凹壁部42は、その下端側が操作パネル上面板11aに沿って前下がりの傾斜状に形成されており(図7参照)、その上面側が、多数のメダルを前後方向に重ねた状態で前後方向摺動自在に保持可能な前部ガイド溝45を構成している。この前部ガイド溝45は、メダルの外径に対応する部分円筒面に形成された摺動案内部46と、この摺動案内部46の左右両端側から夫々斜め上向きに延設された略平面状の傾斜誘導部47とで構成されている。傾斜誘導部47は、摺動案内部46の左右に滑らかに接続されており、その上向きの開き角は例えば90度程度となっている。また、摺動案内部46には、その円筒面の軸方向、即ち前後方向に沿った細長状の溝44が、周方向に所定間隔をあけて複数本形成されている。
【0022】
周壁部43は、下開きの略球面状に形成されており、その左右の後端部43aは、後壁部41よりも後側に突出している。また、周壁部43と凹壁部42との境界部、即ち前部ガイド溝45の外縁部45aは、図4に示すように平面視略U字状となっており、その左後端側には、後述する覆い部材63の左端側に対応する前向きのスリット48が形成されている。
【0023】
なお、後壁部41の左右両端側には、第2部材32側との連結用のネジ孔49が形成されている。
【0024】
支持部35は、本体部34側の後壁部41の左右方向略中央部分から下向きに延設された投入口前壁部51と、この投入口前壁部51の左右両縁部から本体部34の前後方向略中央位置まで前向きに延設された側壁部52と、この側壁部52の左右両縁部から本体部34の左右両端部近傍まで左右方向外向きに延設された固定壁部53とで構成されている。
【0025】
投入口前壁部51は、本体部34側の後壁部41と共にメダル投入口12の前壁を構成するもので、少なくともメダルの外径よりも大きな横幅に形成されている。また、後壁部41の背面側から投入口前壁部51の背面側にかけて、メダル投入口12に対応する極浅い投入口前部溝54が形成されている。投入口前部溝54は、投入口前壁部51に対応する下部溝54bが後壁部41に対応する上部溝54aよりも若干深く形成されると共に、その下部溝54bは、深さ及び左右方向幅が共に下部側ほど大きくなるようにテーパー状に形成されている。
【0026】
固定壁部53には、当該第1部材31を前面パネル3側に固定するための固定孔55が、例えば左右1個ずつ設けられている。
【0027】
第2部材32は、図5,図6等に示すように、メダル投入口12の後側に沿って操作パネル上面板11aの上側に立設される後部ガイド板61と、この後部ガイド板61の下側に一体に形成され且つ装着孔33内に上側から挿入される案内通路部62と、後部ガイド板61の上縁側に沿って配置される覆い部材63とを一体に備えている。
【0028】
後部ガイド板61は、第1部材31側の本体部34の後側に対応し、その上縁側が後壁部41の左右両端側の上縁に沿う略円弧状を呈する正面視かまぼこ型に形成されている。
【0029】
案内通路部62は、第1部材31側の支持部35の後側に対応し、後部ガイド板61の左右方向略中央部分から下向きに延設されている。
【0030】
後部ガイド板61の前面側から案内通路部62の前面側にかけては、後ろ向き凹入状で且つメダルの厚さよりも若干深い略一定深さの後部案内溝64が形成されている。この後部案内溝64は、第1部材31側の前部ガイド溝45の内面形状に対応して上開きの略扇形状に形成された投入案内溝65と、メダル投入口12に対応して投入案内溝65から下向きに延設された投入口後部溝66とで構成されている。
【0031】
投入口後部溝66は、案内通路部62に対応する下部溝66bが後部ガイド板61に対応する上部溝66aよりも若干深く形成されている。また、その下部溝66bは、深さ及び左右方向幅が共に下部側ほど大きくなるようにテーパー状に形成されており、更にその後側の内壁には、上下方向細長状の溝67が、左右方向に所定間隔をあけて複数本形成されている。
【0032】
なお、第1部材31側の投入口前部溝54と第2部材32側の投入口後部溝66とでメダル投入口12が形成される。
【0033】
覆い部材63は、メダル投入口12の上側を略覆うように、後部ガイド板61の上縁側に沿って前向き突出状に形成されている。覆い部材63は、後部ガイド板61の上縁側のうち、例えば投入案内溝65の上側に対応する範囲に設けられている。即ち、覆い部材63は、メダル投入口12の左右両端側近傍を結ぶ正面視略円弧状に形成されている。
【0034】
また、覆い部材63は、図4等に示すように、後部ガイド板61からの前向き突出量が、その右端側から左端側に向けて徐々に大きくなるように平面視略三角形状に形成されている。更に、覆い部材63の左端側には、屈曲部63aを介して所定方向、例えば略下向きに延設された延設部63bが一体に形成されている。
【0035】
なお、後部ガイド板61の上縁側で且つ覆い部材63の外側に対応する位置には、第1部材31側の周壁部43の左右の後端部43aに対応する切欠部69が形成されている。更に、後部ガイド板61上で且つ後部案内溝64から外れた位置には、第1部材31側のネジ孔49に対応する通し孔70が形成されている。
【0036】
第1部材31と第2部材32とは、第1部材31側の本体部34、支持部35の後側に第2部材32側の後部ガイド板61、案内通路部62が夫々重なるように組み合わされ、ネジ71を第2部材32の後側から通し孔70を介して第1部材31側のネジ孔49にねじ込むことにより互いに結合される。
【0037】
このとき、第2部材32側の切欠部69に、第1部材31側の周壁部43の後端部43aが前側から嵌合し、また第2部材32側の覆い部材63の延設部63bが第1部材31側のスリット48に後側から嵌合すると共に、第1部材31側の投入口前部溝54と第2部材32側の投入口後部溝66とで上下方向のメダル投入口12が形成される。
【0038】
第1部材31と第2部材32とが結合されて一体化された投入口部材13は、図7等に示すように、その下部側、即ち第1部材31側の支持部35、第2部材32側の案内通路部62の部分を装着孔33に上側から嵌合させつつ操作パネル上面板11a上に装着され、固定ネジを固定壁部53の後側から固定孔55を介して例えば操作パネル部11の裏側の取付ボス73にねじ込むことにより前面パネル3側に固定される。
【0039】
メダル投入口12にメダルを投入する際には、図7に示すように、多数のメダルを前後方向に重ねた状態でまとめて前部ガイド溝45上に乗せ、例えば右手の親指でそれらのメダルを後部ガイド板61に軽く押しつけるように力を加える。これにより、最後部のメダルが後部ガイド板61に沿って下側のメダル投入口12内に順次落下するため、多数のメダルを短時間で連続的に投入することができる。
【0040】
このとき、メダル投入口12の上側は覆い部材63により覆われているものの、覆い部材63は、図4等に示すように後部ガイド板61からの前向き突出量がその右端側から左端側に向けて徐々に大きくなるように平面視三角形状に形成されており、メダル投入操作を行う右手側はその突出量が小さくなっているため、例えばメダル投入操作時に右手の親指が覆い部材63に干渉して操作の妨げになることはない。
【0041】
このように、覆い部材63は、通常のメダル投入操作に対しては何ら障害にはならない。しかしながら、投入口挿入式不正器具のような細長薄板状の部材をメダル投入口12に挿入しようとする場合には、そのメダル投入口12の挿入方向上流側(即ち上側)を覆う覆い部材63が障害となってその挿入を阻止できる。
【0042】
以上説明したように、本実施形態のスロットマシンでは、メダル投入口12の上側を略覆う覆い部材63を後部ガイド板61に対して前向き突出状に一体形成しているため、通常のメダル投入操作に影響を与えることなく、メダル投入口12から投入口挿入式不正器具を挿入してメダル検出手段を誤動作させることによる不正行為を効果的に防止できる。
【0043】
しかも、メダル投入口12は、遊技機筐体1の前部右側に配置されており、覆い部材63は、後部ガイド板61からの前向き突出量が、その右端側から左端側に向けて徐々に大きくなるように形成されているため、メダル投入操作時に右手の親指が覆い部材63に干渉して操作の妨げになることはない。
【0044】
遊技機筐体1に対して着脱自在に装着された投入口部材13にメダル投入口12、後部ガイド板61、覆い部材63及び前部ガイド溝45が設けられ、投入口部材13は、前部ガイド溝45が設けられた第1部材31と、後部ガイド板61及び覆い部材63が設けられた第2部材32とを前後に組み合わせることにより構成されると共にそれら第1部材31と第2部材32との間にメダル投入口12が形成されているため、特殊な形状であるにもかかわらず製造が容易である。
【0045】
第1部材31の後端側から前向きにスリット48が形成され、覆い部材63の端部側をスリット48に後側から嵌合させているため、覆い部材63の外側からメダル投入口12側へ繋がる隙間がなく、セキュリティ性と見栄えとが共に向上する利点がある。
【0046】
また、覆い部材63は、その左端側に屈曲部63aを介して略下向きに延設された延設部63bを一体に備え、その延設部63bをスリット48に嵌合させているため、延設部63bにより覆い部材63を補強することができる。また、その補強のための延設部63bはスリット48内に格納されるために見栄えを損なうことはない。
【0047】
図9は本発明の第2の実施形態を例示し、覆い部材63に、メダル投入口12の右端部近傍に対応して後ろ向きの凹入部81を設けた例を示している。
【0048】
本実施形態では、覆い部材63は、後部ガイド板61からの前向き突出量がその左端側から右端側に向けて略一定に形成されると共に、その右端側近傍に、後ろ向きに凹入する凹入部81が設けられている。
【0049】
また、覆い部材63の右端側には、左端側と同様、屈曲部63aを介して所定方向、例えば略下向きに延設された延設部63bが一体に形成されており、左右の延設部63bが、第1部材31側の前部ガイド溝45の外縁部45aに前向きに形成された左右一対のスリット48に後側から嵌合している。
【0050】
このように、前面パネル3の右端側に設けられた投入口部材13については、覆い部材63に、メダル投入口12の右端部近傍に対応して後ろ向きの凹入部81を設けても、第1の実施形態と同様、メダル投入操作時に右手の親指が覆い部材63に干渉して操作の妨げになる不具合を防止できる。
【0051】
図10及び図11は本発明の第3の実施形態を例示し、前部ガイド溝45の後端部に、その前側とは異なる前後方向傾斜角に形成され且つメダルをメダル投入口12側に案内するメダル案内部91を設けた例を示している。
【0052】
図10の例では、メダル案内部91は、メダル投入口12側に向けて後下がりの傾斜状に形成されている。この場合、前部ガイド溝45におけるメダル案内部91よりも前側は、図10に示すように前下がりの傾斜状とすることはもちろん、前後方向略水平としてもよいし、またメダル案内部91よりも小さな傾斜角であれば後下がりの傾斜状であってもよい。
【0053】
また、図11の例では、メダル案内部91は前後方向に略水平に形成されている。なお、この場合には、前部ガイド溝45におけるメダル案内部91よりも前側の部分は前下がりの傾斜状に形成されている。
【0054】
なお、メダル案内部91は、その全体が覆い部材63の下側に収まるように設けることが望ましいが、例えば第1の実施形態のように、覆い部材63の後部ガイド板61からの前向き突出量が一定でない場合には、少なくともメダル案内部91の左右方向中央の前後方向全体が覆い部材63の下側に収まるようにしてもよい。
【0055】
以上のようなメダル案内部91を設けることで、メダルが前部ガイド溝45の後端側でメダル投入口12側に案内されるため、メダル投入操作をより容易に行うことができる。
【0056】
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、覆い部材63は、メダル投入口12をその上側にメダル1枚分のスペースを空けて略覆うように形成すればよく、その形状は正面視略円弧状に限られるものではない。
【0057】
覆い部材63は、必ずしも後部ガイド板61に一体に設ける必要はなく、例えばその左右両端側がメダル投入口12の左右両側に固定されるように投入口部材13に一体形成してもよい。
【0058】
投入口部材13は、1つの部材で構成してもよく、また3つ以上の部材を組み合わせるように構成してもよい。
【0059】
前部ガイド溝45は、前後方向に略水平に形成してもよいし、後下がりの傾斜状に形成してもよい。また、前部ガイド溝45は省略してもよい。
【0060】
実施形態では、投入口部材13を前面パネル3の右端側に配置した例を示したが、左端側に配置してもよい。この場合、遊技者は左手でメダル投入操作を行うため、第1の実施形態の場合には、覆い部材63の後部ガイド板61からの前向き突出量をその左端側から右端側に向けて徐々に大きくなるように形成し、第2の実施形態の場合には、覆い部材63の凹入部81をメダル投入口12の左端部近傍に設ければよい。
【0061】
なお、実施形態では、本発明をスロットマシンに適用した例を示したが、遊技媒体としてメダルを使用するものであればどのような種類の遊技機においても同様に実施可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すスロットマシンの正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すスロットマシンの右側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す投入口部材の正面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す投入口部材の平面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す投入口部材の分解斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す投入口部材の分解斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示すスロットマシンの投入口部材近傍の側面断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示すスロットマシンの投入口部材近傍の斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す投入口部材の平面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態を示すスロットマシンの投入口部材近傍の側面断面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態を示すスロットマシンの投入口部材近傍の側面断面図である。
【符号の説明】
【0063】
1 遊技機筐体
12 メダル投入口
13 投入口部材
31 第1部材
32 第2部材
45 前部ガイド溝
48 スリット
61 後部ガイド板
63 覆い部材
63a 屈曲部
63b 延設部
81 凹入部
91 メダル案内部




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013