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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−61488(P2007−61488A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−253699(P2005−253699)
出願日 平成17年9月1日(2005.9.1)
代理人 【識別番号】100100273
【弁理士】
【氏名又は名称】谷藤 孝司
発明者 板谷 洋平
要約 課題
駆動扉の上端側又は下端側にラックを設けて、駆動力を上下方向アンバランスな状態で駆動扉に伝達しているにもかかわらず、全閉状態では左右の駆動扉を隙間なく密着させることが可能な遊技機を提供する。

解決手段
表示手段30の前側に配置された一対の駆動扉41a,41bと、この駆動扉41a,41bを互いに対向する閉鎖側端縁83a,83b同士が略当接する全閉位置と全開位置との間で駆動する駆動機構40とを有する扉開閉手段31を備え、駆動機構40は、左右の駆動扉41a,41bの上端側又は下端側に沿って設けられた左右方向のラック94a,94bに夫々噛合するピニオンギア138a,138bを備え、駆動扉41a,41bが全閉位置又はその近傍にきたときに駆動扉41a,41bの傾きを是正する傾き是正手段を設けたものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
表示手段(30)の前側に左右方向移動可能に配置された左右一対の駆動扉(41a)(41b)と、該駆動扉(41a)(41b)を、互いに対向する閉鎖側端縁(83a)(83b)同士が前記表示手段(30)の前側で略当接する全閉位置と前記表示手段(30)の左右両側に待避する全開位置との間で開閉駆動する駆動機構(40)とを有する扉開閉手段(31)を備え、前記駆動機構(40)は、前記左右の駆動扉(41a)(41b)の上端側又は下端側に沿って設けられた左右方向のラック(94a)(94b)に夫々噛合するピニオンギア(138a)(138b)と、該ピニオンギア(138a)(138b)を回転駆動するモータ(113a)(113b)とを備えた遊技機において、前記駆動扉(41a)(41b)が前記全閉位置又はその近傍にきたときに該駆動扉(41a)(41b)の傾きを是正する傾き是正手段を設けたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記傾き是正手段は、前記各駆動扉(41a)(41b)が前記全閉位置又はその近傍にきたときに該駆動扉(41a)(41b)における前記ラック(94a)(94b)が設けられていない方の上下方向端部を閉鎖方向に相対移動させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記ラック(94a)(94b)は前記各駆動扉(41a)(41b)の下縁部に沿って配置されており、前記駆動扉(41a)(41b)の下縁部を下側から受けて開閉方向に案内する駆動扉下案内レール(127)(133)を備え、前記傾き是正手段は、前記各駆動扉(41a)(41b)が前記全閉位置又はその近傍にきたときに該駆動扉(41a)(41b)の閉鎖方向後部側を上向きに押し上げるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記駆動扉下案内レール(127)(133)は、前記駆動扉(41a)(41b)の下部側が摺動又は転動する案内溝(127a)(133a)を備え、前記傾き是正手段は、前記案内溝(127a)(133a)の近傍に設けられた押し上げ突起(131)と、該押し上げ突起(131)に対応して前記駆動扉(41a)(41b)の下面側に設けられた乗り上げ突起(99)とで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
【請求項5】
前記傾き是正手段は、前記駆動扉(41a)(41b)の閉鎖側端縁(83a)(83b)上又はその近傍に互いに対応するように設けられた磁気吸着手段により構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチンコ機等の遊技機では、近年、大型の液晶表示手段を搭載したものが主流となっており、各社とも、その液晶表示手段に表示する演出画像等により他社製品との差別化を図っている。
【0003】
しかしながら、液晶表示手段に表示するバーチャルな演出画像による差別化のみではインパクトに欠け、もはや他社製品との差別化を十分に図ることが難しくなっているため、これに機械的な動作を組み合わせてより演出効果を高めるべく、例えば液晶表示手段の前側に両引き戸型の扉を設けたものが開発されている(特許文献1参照)。
【0004】
この特許文献1に記載のスロットマシンは、液晶表示手段の前側に左右方向移動可能な左右一対の駆動扉を設け、これら一対の駆動扉を、モータにより、互いに対向する閉鎖側端縁同士が液晶表示手段の前側で当接する全閉位置と液晶表示手段の左右両側に夫々待避する全開位置との間で開閉駆動するようになっている。
【0005】
各駆動扉には、その上縁側又は下縁側に沿ってラックが配置され、このラックに、モータの駆動軸に固定されたピニオンギアが夫々噛合している。
【特許文献1】特開2005−540号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のスロットマシンのように、駆動扉の上端側又は下端側に配置されたラックを介して駆動扉を開閉駆動する場合、そのラックが設けられている駆動側端部、即ち上端側又は下端側に対して他端側は動作遅れが生じやすく、例えば左右の駆動扉が共に全閉位置まできたにもかかわらず、駆動扉が傾いているために、対向する閉鎖側端縁間の下部側又は上部側に隙間が残り、外観を損なう場合があった。
【0007】
また、近年の遊技機では、搭載される液晶表示手段は大型化の一途を辿っており、それによって液晶表示手段の左右両側の扉収納スペースは徐々に小さくなってきているため、液晶表示手段の前側を完全に覆うことができ且つ限られた扉収納スペースに全ての扉を収納できるようにするためには、横幅の狭い縦長状の扉を複数組設ける必要があるが、このような縦長状の扉は左右方向に不安定であるため、上記のような問題が生じやすい。
【0008】
なお、例えばラックを駆動扉の上下中央や上下両端側に配置して、駆動力を駆動扉の上下方向にバランスよく伝達できるようにすれば上記のような問題は解消可能であるが、技術面やコスト面で問題があり、合理的ではない。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、駆動扉の上端側又は下端側にラックを設けて、駆動力を上下方向アンバランスな状態で駆動扉に伝達しているにもかかわらず、全閉状態では左右の駆動扉を隙間なく密着させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、表示手段30の前側に左右方向移動可能に配置された左右一対の駆動扉41a,41bと、該駆動扉41a,41bを、互いに対向する閉鎖側端縁83a,83b同士が前記表示手段30の前側で略当接する全閉位置と前記表示手段30の左右両側に待避する全開位置との間で開閉駆動する駆動機構40とを有する扉開閉手段31を備え、前記駆動機構40は、前記左右の駆動扉41a,41bの上端側又は下端側に沿って設けられた左右方向のラック94a,94bに夫々噛合するピニオンギア138a,138bと、該ピニオンギア138a,138bを回転駆動するモータ113a,113bとを備えた遊技機において、前記駆動扉41a,41bが前記全閉位置又はその近傍にきたときに該駆動扉41a,41bの傾きを是正する傾き是正手段を設けたものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、駆動扉41a,41bの下端側にラック94a,94bを設けて、駆動力を上下方向アンバランスな状態で駆動扉41a,41bに伝達しているにもかかわらず、全閉状態では左右の駆動扉41a,41bを隙間なく密着させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図16は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側には、ガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。
【0013】
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する上皿6が、前面板5の下側で前枠3の前側には余剰球等を貯留する下皿7が、夫々配置されている。下皿7の一側、例えば向かって右側には、遊技球を発射する発射手段(図示省略)の発射ハンドル8が、前枠3の前側に突出状に設けられている。
【0014】
21は遊技盤で、ガラス扉4の後側に対応するように、前枠3の裏側に着脱自在に装着されている。遊技盤21の前面側には、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール22が環状に装着されると共に、そのガイドレール22の内側の遊技領域23に、センターケース24、普通図柄始動手段25、特別図柄始動手段26、大入賞手段27、普通入賞手段28等の各種遊技部品が配置されている。
【0015】
センターケース24には、図2に示すように、演出特別図柄表示手段29を構成する液晶表示手段(表示手段)30、この液晶表示手段30の前側を開閉可能な扉開閉手段31の他、普通図柄表示手段32、特別図柄表示手段33、普通保留個数表示手段34、特別保留個数表示手段35、特別遊技状態表示手段36等が設けられている。
【0016】
普通図柄表示手段32は、普通図柄を変動表示するためのもので、例えば「○」「×」の2種類の普通図柄に対応する2個の発光体(例えばLED)により構成されており、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段25が遊技球を検出することを条件にそれら2つの発光体が所定時間交互に点滅して、普通図柄始動手段25による遊技球検出時に取得された当たり判定用乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様に対応する「○」側の発光体が発光した状態で、それ以外の場合には外れ態様に対応する「×」側の発光体が発光した状態で、点滅が終了するようになっている。
【0017】
また、普通図柄表示手段32の変動表示中に普通図柄始動手段25が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定用乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光体よりなる普通保留個数表示手段34がその発光個数により当たり判定用乱数値の記憶個数(以下、普通保留個数)を表示して、その時点での普通保留個数を遊技者に報知するようになっている。
【0018】
特別図柄始動手段26は、開閉自在な左右一対の開閉爪26aを備えた可変作動式の電動式チューリップ等により構成され、センターケース24の下側に配置されており、普通図柄表示手段32の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉爪26aが所定時間開状態に作動するようになっている。
【0019】
特別図柄表示手段33は、1個又は複数個、例えば1個の特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段26が遊技球を検出することを条件に特別図柄を所定時間変動表示して、特別図柄始動手段26による遊技球検出時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。
【0020】
特別図柄には、例えば10種類の数字図柄「0」〜「9」と記号図柄「−」とが用いられており、「0」〜「9」が大当たり態様、「−」が外れ態様に設定されている。
【0021】
また、特別図柄の変動表示中に特別図柄始動手段26が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された大当たり判定乱数値等が所定の上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光体よりなる特別保留個数表示手段35がその発光個数により大当たり判定乱数値の記憶個数(以下、特別保留個数)を表示して、その時点での特別保留個数を遊技者に報知するようになっている。
【0022】
特別遊技状態表示手段36は、いわゆる確変、時短等の特別遊技状態の発生とその種類とを表示するためのもので、例えば「確変」「時短」の2種類の特別遊技状態に対応する2個の発光体により構成されており、特別図柄表示手段33の変動後の特別図柄が大当たり態様となることに基づいて発生する特別利益状態(大当たり状態)の終了後に特別遊技状態が発生したときに、その特別遊技状態の種類に対応して何れかの発光体を発光させるようになっている。
【0023】
演出特別図柄表示手段29は、特別図柄表示手段33による特別図柄の変動表示と時間的に同調して演出特別図柄を変動表示するもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の演出特別図柄を例えば各種の演出画像と共に液晶表示手段30の表示画面30aに変動表示可能に構成されており、特別図柄始動手段26が遊技球を検出することを条件に、特別図柄の変動開始と同時に所定の変動パターンに従って演出特別図柄の変動を開始すると共に、特別図柄の変動停止と同時に最終停止するように、演出特別図柄を左、右、中等の所定の順序で停止させるようになっている。
【0024】
演出特別図柄には、例えば「0」〜「9」の10種類の数字図柄が用いられ、「6・6・6」「7・7・7」等、3つの図柄が全て同じ図柄で揃ったものが大当たり態様、少なくとも1つの図柄が異なるものが外れ態様となっている。
【0025】
なお、演出特別図柄表示手段29による演出特別図柄の変動後の停止図柄は、特別図柄表示手段33による特別図柄が大当たり態様で停止する場合にはその特別図柄と同じ数字図柄よりなる大当たり態様となり、特別図柄が外れ態様で停止する場合には任意の外れ態様となる。例えば、特別図柄が「7」で停止する場合には演出特別図柄は「7・7・7」で停止し、特別図柄が「−」で停止する場合には演出特別図柄は「3・4・5」等の任意の外れ態様で停止するようになっている。
【0026】
大入賞手段27は、遊技者に有利な開状態と遊技者に不利な閉状態とに変化可能な開閉板27aを備えた可変作動式であって、特別図柄表示手段33の変動後の特別図柄が大当たり態様となることに基づいて特別利益状態(大当たり状態)が発生したときに、開閉板27aが前側に所定時間開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
【0027】
なお、大入賞手段27は、その開放から所定時間(例えば28秒間)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すること等の所定条件の成立により開閉板27aを閉じると共に、その開放動作を所定回数(例えば15回)繰り返すようになっている。
【0028】
扉開閉手段31は、液晶表示手段30の表示画面30aの前側を両引き戸型の扉により開閉するもので、図2〜図4等に示すように、液晶表示手段30の前側に左右方向移動可能に配置された左右一対の駆動扉41a,41bと、これら駆動扉41a,41bを互いに対向する閉鎖側端縁83a,83b同士が液晶表示手段30の前側で略当接する「全閉位置」と液晶表示手段30の左右両側に待避する「全開位置」との間で開閉駆動する駆動機構40と、駆動扉41a,41bの開閉動作に従動して開閉する1又は複数組、例えば2組の従動扉42a,42b,43a,43b等を備えており、例えば特別図柄表示手段33による特別図柄の表示態様に応じて所定の動作パターンに従って開閉動作するようになっている。
【0029】
また、扉開閉手段31は、駆動扉41a,41bが「全閉位置」にきたとき、それら駆動扉41a,41bとそれに従動して夫々の「全閉位置」まで移動してきた従動扉42a,42b,43a,43bとで液晶表示手段30の表示画面30aの前側が全て覆われる「扉全閉状態」(図2(b))となり、駆動扉41a,41bが「全開位置」にきたとき、それら駆動扉41a,41bとそれに従動して夫々の「全開位置」まで移動してきた従動扉42a,42b,43a,43bとで液晶表示手段30の表示画面30aの前側が全て開放される「扉全開状態」(図2(a))となるように構成されている。
【0030】
なお、駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bは、センターケース24の左右方向中央に対して略対称に配置されているため、各扉41a,41b,42a,42b,43a,43bに基づいて左右方向の位置を特定する場合、それらの開閉動作方向との関係で、「開放側」「閉鎖側」「開放方向」「閉鎖方向」等の語を用いるものとする。例えば、「閉鎖側端縁83a」は左駆動扉41aの右側端縁を、「閉鎖側端縁83b」は右駆動扉41bの左側端縁を夫々示す。また例えば、左駆動扉41aにおいて、「閉鎖方向前側」は当該左駆動扉41aの右側、「閉鎖方向後端側」は当該左駆動扉41aの左端側を夫々示す。
【0031】
続いて、この扉開閉手段31等が設けられたセンターケース24の構成を図2〜図15を参照しつつ更に詳細に説明する。センターケース24は、遊技盤21上の遊技領域23の略中央に着脱自在に装着されており、図2〜図4に示すように、遊技盤21の前側から装着され且つ普通図柄表示手段32、特別図柄表示手段33、普通保留個数表示手段34、特別保留個数表示手段35、特別遊技状態表示手段36等が設けられた前構造体44と、遊技盤21の裏側から装着され且つ液晶表示手段30、扉開閉手段31等が設けられた裏構造体45とを備えている。
【0032】
前構造体44は、裏構造体45側の液晶表示手段30に対応する略矩形状の前表示窓46を備え、この前表示窓46の上側に入球案内手段47を、左右に球落下通路(前カバー手段)48a,48bを、下側に球案内ステージ49を、夫々備えている。
【0033】
入球案内手段47は、遊技領域23内に打ち込まれた遊技球を入球させて左右の球落下通路48a,48bの何れかに振り分けるもので、例えば斜め上方に向けて開口する入球口50に入球した遊技球を振り分けステージ51上で左右方向に転動させ、左右の球落下通路48a,48bに連通する連絡通路52a,52bの入口53a,53bの何れかに流入させるようになっている。
【0034】
球落下通路48a,48bは、入球案内手段47側の連絡通路52a,52bを介して案内されてきた遊技球を球案内ステージ49側に案内するもので、前表示窓46の側縁に沿って上下方向に配置されており、その下端部に、遊技球を球案内ステージ49側に向けて排出する排出口54a,54bが設けられている。
【0035】
球落下通路48a,48b内には、例えば前後方向の障害ピン55が多数配置されると共に、左右の側壁から内側に向けて複数の突起部56が設けられており、これら障害ピン55及び突起部56により遊技球の流下方向を不規則に変化させるようになっている。
【0036】
なお、球落下通路48a,48bは、少なくともその前後の壁面が透明に形成されており、内部の遊技球の流下状態と、後方に配置された裏構造体45側の発光体の発光状態とが前側から視認可能となっている。
【0037】
球案内ステージ49は、球落下通路48a,48b側から流入してきた遊技球を左右方向に転動させた後に下方の特別図柄始動手段26側に落下させるもので、上ステージ49aと下ステージ49bとが上下に配置されており、球落下通路48a,48bの排出口54a,54bから流入した遊技球を上ステージ49a上で左右方向に転動させた後、球落とし孔57から下ステージ49b上に落下させ、この下ステージ49bの左右方向中央又はその両側の何れかから遊技球を前側に落下させるようになっている。
【0038】
また、前構造体44の前側には各種装飾部材が配置されると共に、その任意箇所に、普通図柄表示手段32、特別図柄表示手段33、普通保留個数表示手段34、特別保留個数表示手段35、特別遊技状態表示手段36等が配置されている。
【0039】
なお、前構造体44は、その周囲に薄板状の盤面装着部58を鍔状に備えており、後部側を遊技盤21の装着孔21aに前側から嵌合させ、盤面装着部58を遊技盤21の前面側に密着させた状態で、ネジ止め、圧入等により遊技盤21に対して着脱自在に固定されている。
【0040】
裏構造体45は、液晶表示手段30と、扉開閉手段31と、それら液晶表示手段30、扉開閉手段31等を遊技盤21の裏側に固定する裏ケース61とを備えている。
【0041】
裏ケース61は、図5,図10,図14等に示すように、前構造体44の後側に対応して配置される上ケース体62と、特別図柄始動手段26の後側に対応して上ケース体62の下側に配置される下カバー体63とを例えば一体に備えている。
【0042】
上ケース体62は、液晶表示手段30、扉開閉手段31等を遊技盤21の背面側に支持するためのもので、略矩形状の背面板64と、この背面板の上下左右の縁部に沿って前向きに突設された周壁板65a〜65dとで前側が開放した略箱形に形成されており、周壁板65a〜65dの周囲には、遊技盤21の裏面側にネジ止めするための固定部66が鍔状に複数突設されている。
【0043】
上ケース体62の背面板64には、その略中央に、前構造体44側の前表示窓46に対応する後表示窓67が開口状に形成され、更にその左右両側には、前構造体44側の球落下通路48a,48bに対応する発光窓68が、後表示窓67と略同じ高さの開口状に形成されている。そして、後表示窓67の後側に液晶表示手段30が(図3,図4参照)、発光窓68の後側に発光パネル(発光手段)69が配置され、夫々ネジ止め等により上ケース体62側に着脱自在に固定されている。
【0044】
ここで、発光パネル69は、図6(a),図14等に示すように、レンズ板69aと、このレンズ板69aの縁部に沿って配置され且つそのレンズ板69a側に複数の発光体 (例えばLED)69bが装着された発光基板69cと、レンズ板69aを後側から略覆うと共に発光基板69cを保持するレンズケース69dと、レンズケース69dの前側に装着され且つレンズ板69aの前側を覆うレンズカバー69e等で構成されており、レンズ板69aの側面から入った発光体69bの光を屈折させて前向きに照射するようになっている。なお、レンズ板69aは、例えば平板の裏側に半球状の突起部を規則的に多数配置した構成となっている。
【0045】
また、上ケース体62の背面板64の下部側には、上ケース体62の前側から装着される扉開閉手段31側のピニオンギア138a,138bを上側から覆うギアカバー70a,70bが後ろ向きに突設されており、更にそれらギアカバー70a,70bの下側には、ピニオンギア138a,138b等が前側から嵌合可能な開口部71が形成されている。
【0046】
下カバー体63は、1又は複数、例えば第1〜第3の3つの中継基板72〜74を保持するためのもので、図5(b),図14等に示すように、各中継基板72〜74が夫々装着される第1〜第3基板装着部75〜77を一体に備えている。
【0047】
第1〜第3基板装着部75〜77は、夫々中継基板72〜74の前面側を略覆うように遊技盤21と略平行に配置された装着板75a〜77aと、中継基板72〜74の周囲を略覆うように装着板75a〜77aの周縁に沿って設けられた前後方向の囲い板75b〜77bと、囲い板75b〜77bに沿って後ろ向きに突設された固定爪75c〜77cとを備えている。
【0048】
第1〜第3基板装着部75〜77は、互いに上下又は左右方向に隣接するように、例えば第1基板装着部75と第2基板装着部76とが上下に、それら第1,第2基板装着部75,76と第3基板装着部77とが左右に、夫々隣接するように配置されている。また、第1〜第3基板装着部75〜77は、それら全てが上ケース体62側の背面板64よりも後側に配置されると共に、互いに前後方向にずらされて段違い状に配置されており、例えば上側の第1基板装着部75が最も後側に、右側の第3基板装着部77が最も前側に配置されている。
【0049】
囲い板75b〜77bは、装着板75a〜77aから後ろ向きの突出量が夫々略一定であり、第1〜第3基板装着部75〜77の隣接部分においては、前側に配置される側の囲い板、例えば第1基板装着部75と第2基板装着部76との隣接部分では第2基板装着部76側の囲い板76bが、第1,第2基板装着部75,76と第3基板装着部77との隣接部分では第3基板装着部77側の囲い板77bが省略されている。
【0050】
そして、上下に隣接する第1基板装着部75と第2基板装着部76との隣接部分においては、それらの間に配置される囲い板75bの一部が切り欠かれて1又は複数、例えば2つの切欠部78が形成されており、更にその切欠部78に対応して、両側の装着板75a,76aに跨るように開口部79が形成されている。
【0051】
中継基板72〜74は、第1〜第3基板装着部75〜77に後側から嵌め込まれ、各固定爪75c〜77cによりその端部側を係脱自在に固定される。中継基板72〜74を取り外す際には、固定爪75c〜77cの係合を解けばよいが、その際、例えば互いに隣接する第1,第2中継基板72,73は、互いに前後に段違い状に配置されており、しかも第1,第2基板装着部75,76の間の囲い板75bには切欠部78が形成され、更にその切欠部78に対応して両側の装着板75a,76aに跨る開口部79が形成されているため、取り外す側の基板の縁部に指をかけて取り外しを容易に行うことができる。
【0052】
また、例えば第2基板装着部76の固定爪76cは、第2基板装着部76と第3基板装着部77との間に配置されているが、第2基板装着部76に対して第3基板装着部77が前側にずらして配置されているため、固定爪76cの可動範囲を十分に確保することが可能となっている。
【0053】
なお、下カバー体63の下部側には、遊技盤21の裏面側にネジ止めするための1又は複数、例えば左右一対の固定基部80が前向きに突設されている。この固定基部80の上面側は、左右方向の一方側、例えば左右方向中央側が低い傾斜状に形成されており、遊技盤21の裏側に案内された入賞球をスムーズに下方に案内するようになっている。
【0054】
扉開閉手段31は、例えば図10に示すように、左右一対の駆動扉41a,41bと、それら駆動扉41a,41bの開閉動作に従動して開閉する第1従動扉42a,42b及び第2従動扉43a,43bと、駆動扉41a,41bを全開/全閉位置間で開閉駆動する駆動機構40を構成する駆動ユニット81及び上部レールユニット82とを備えている。
【0055】
駆動扉41a,41bは、全閉位置にあるとき、互いに対向する閉鎖側端縁83a,83b同士が液晶表示手段30の前側中央で略当接するように配置されるもので、図11〜図13等に示すように、駆動扉本体85と、この駆動扉本体85の下端側に沿って配置された左右方向の被駆動部86a,86bと、被駆動部86a,86bに回動自在に装着された複数、例えば各3個の車輪87とを備えている。
【0056】
駆動扉本体85は、例えば縦長の略矩形状に形成されており、その高さは液晶表示手段30の表示画面30aと略同じかそれよりも大きな寸法に形成され、横幅は各従動扉42a,42b,43a,43bと略同じで、且つそれらと合わせた全6枚の扉により液晶表示手段30の表示画面30aを略覆うことが可能な寸法に形成されている。
【0057】
駆動扉本体85は、図15に示すように、前側の扉枠部材88と後側の裏板部材89とをネジ止め等により前後に結合することにより形成されている。扉枠部材88は、不透明且つ光透過性のない(又は光透過性が低い)合成樹脂等により矩形状の扉枠とその内側に配置された縦横の桟とを一体に備えた形状に形成されている。裏板部材89は、半透明 (又は不透明)且つ光透過性のある合成樹脂等により扉枠部材88と略同じ大きさの矩形板状に形成されており、扉枠部材88側の桟の間の空間にその一部が後側から嵌合して実際の障子戸の障子にあたる部分(以下、障子部90という)を形成している。
【0058】
また、駆動扉本体85の上縁部には、1又は複数、例えば左右一対の上ガイド突起91が、上向き突出状に設けられている。この上ガイド突起91は、例えば前後方向に薄い正面視略半円状で、扉枠部材88と裏板部材89との少なくとも一方、例えば裏板部材89側に一体に形成されている。
【0059】
また、駆動扉本体85の裏面側には、例えば上下両端側近傍に、後側の従動扉42a,42b,43a,43b側の連動突起92が後側から嵌合可能な横長状の連動ガイド溝93が配設されている。この連動ガイド溝93は、その両端部93a,93bが駆動扉本体85の左右両端部近傍に位置するように、駆動扉本体85の幅方向の略全体にわたって設けられており、連動突起92は連動ガイド溝93の両端部93a,93b間で相対移動可能となっている。
【0060】
被駆動部86a,86bは、駆動扉本体85の下端側に沿って閉鎖側端縁83a,83bよりも相手側、即ち閉鎖方向前側に突出するように左右方向細長状に配置されており、その長手方向に沿ってラック94a,94bが後ろ向きに配置されると共に、そのラック94a,94bの上側には、上面側が略水平に形成された摺動ガイド板95a,95bが、被駆動部86a,86bの上縁側に沿って例えば後ろ向き突出状に設けられている。
【0061】
なお、摺動ガイド板95a,95bは、被駆動部86a,86bの長手方向全体にわたって設けてもよいが、少なくともその左右方向両端側近傍に設ければよい。本実施形態では、駆動扉本体85に対応する部分と、被駆動部86a,86bの先端部分との2箇所に設けている。
【0062】
また、これらラック94a,94b及び摺動ガイド板95a,95bは、裏板部材89の下側に一体に形成されている。
【0063】
被駆動部86a,86bの前側には、扉枠部材88の前側に一体に形成された前カバー板96a,96bが、ラック94a,94bに沿って配置されている。そして、この前カバー板96a,96bとラック94a,94bとの間に、車輪87が、その下端側を下側に若干突出させた状態で装着されている。
【0064】
なお、車輪87は、被駆動部86a,86bの長手方向に沿って所定間隔で配置されており、図15に示すように、例えばラック94a,94bの下端部前面側に後ろ向き凹入状に形成された車輪装着部97内に夫々収容され、ラック94a,94b側から前カバー板96a,96b側に突設された車軸87aにより回動自在に支持されている。もちろん、車軸87aは車輪87側に一体に設けてもよい。
【0065】
また、被駆動部86a,86bの裏側には、例えばラック94a,94bと摺動ガイド板95a,95bとの間に、被検出部98a,98bが後ろ向きに突設されている。この被検出部98a,98bは、後述する位置検出スイッチ130a,130bにより検出されるもので、例えば被駆動部86a,86bの開放側端部近傍、即ち駆動扉本体85の下側に配置されている。
【0066】
更に、被駆動部86a,86bの下面側には、図9,図12に示すように、例えば開放側端部近傍に、乗り上げ突起99が下向きに突設されている。この乗り上げ突起99は、突出量が閉鎖側から開放側に向けて徐々に大きくなる傾斜面99aを備えている。なお、乗り上げ突起99は、前カバー板96a,96b側とラック94a,94b側との何れか一方に設けてもよいし、両方に跨って、或いは別個に設けてもよい。
【0067】
また、左右の駆動扉41a,41bの被駆動部86a,86bは、図9等に示すように、全閉位置にあるときに干渉しないように互いに上下方向にずらして配置されている。被駆動部86a,86bの上下関係はどちらでもよいが、本実施形態では、左右の駆動扉41a,41bの駆動扉本体85を左右に並べたとき、左駆動扉41aの被駆動部86aが、右駆動扉41bの被駆動部86bよりも下側にくるように構成されている。
【0068】
更に、左右の駆動扉41a,41bの被駆動部86a,86bは、図8に示すように、前後方向に完全に一致し、又は若干ずれたとしても少なくともそれらの一部が互いに上下に重なるように配置されている。本実施形態では、左駆動扉41a側の被駆動部86aは駆動扉本体85よりも若干前側に、右駆動扉41b側の被駆動部86bは駆動扉本体85よりも若干後側に、夫々ずらして設けられており、左駆動扉41aの被駆動部86aが、右駆動扉41bの被駆動部86bよりも若干前側にずれた状態で互いに上下に重なるように配置されている。
【0069】
第1従動扉42a,42bは、駆動扉41a,41bの後側に沿って配置され且つ駆動扉41a,41bの開閉動作に直接的に従動して開閉し、第2従動扉43a,43bは、その第1従動扉42a,42bの後側に沿って配置され且つ第1従動扉42a,42bを介して駆動扉41a,41bの開閉動作に間接的に従動して開閉するようになっている。なお、本実施形態では、第1従動扉42a,42bと第2従動扉43a,43bとは全く同じ形状に形成されているため、その構成については第1従動扉42a,42bのみについて説明し、第2従動扉43a,43bについては省略する。
【0070】
第1従動扉42a,42bは、従動扉本体101と、この従動扉本体101に回動自在に装着された複数、例えば各2個の車輪87とを備えている。
【0071】
従動扉本体101は、駆動扉本体85と略同じ寸法に形成されており、駆動扉本体85と同様、前側の扉枠部材103と後側の裏板部材104とをネジ止め等により前後に結合することにより形成されている。扉枠部材103は、不透明且つ光透過性のない(又は光透過性が低い)合成樹脂等により矩形状の扉枠とその内側に配置された縦横の桟とを一体に備えた形状に形成されている。裏板部材104は、半透明(又は不透明)且つ光透過性のある合成樹脂等により扉枠部材103と略同じ大きさの矩形板状に形成されており、扉枠部材103の桟の間の空間にその一部が後側から嵌合して障子部90を構成している。
【0072】
また、従動扉本体101の上縁部には、駆動扉本体85と同様、1又は複数、例えば左右一対の上ガイド突起91が、上向き突出状に設けられている。この上ガイド突起91は、例えば前後方向に薄い正面視略半円状で、扉枠部材103と裏板部材104との少なくとも一方、例えば裏板部材104側に一体に形成されている。
【0073】
従動扉本体101の前面側には、駆動扉41a,41b側の連動ガイド溝93に対応する連動突起92が、各従動扉本体101の閉鎖側端部近傍に前向きに突設されている。更に、従動扉本体101の裏面側には、駆動扉本体85と同様、後側の従動扉の連動突起92が後側から嵌合可能な連動ガイド溝93が、左右方向に配設されている。なお、第2従動扉43a,43bには連動ガイド溝93は不要であるが、連動ガイド溝93は裏側に配置されて前側からは見えないため、本実施形態では、第1従動扉42a,42bと全く同じ形状としてコストを削減すべく、第2従動扉43a,43bにも連動ガイド溝93を設けている。
【0074】
また、前側の扉枠部材103と後側の裏板部材104との間には、車輪87が、その下端側を下側に若干突出させた状態で装着されている。車輪87は、従動扉本体101の左右両端側近傍に各1個配置されており、図15に示す駆動扉41a,41b側と同様、例えば裏板部材104の下端部前面側に後ろ向き凹入状に形成された車輪装着部97内に夫々収容され、例えば裏板部材104側から扉枠部材103側に突設された車軸87aにより回動自在に支持されている。
【0075】
駆動ユニット81は、図10,図11,図13に示すように、下ケース体111、この下ケース体111の上側に装着される上ケース体112、下ケース体111に装着される左右2つのモータ113a,113b等を備えている。
【0076】
下ケース体111は、遊技盤21に略平行な下ケース前壁121と、この下ケース前壁121の所定距離後方に略平行に配置された下ケース後壁122と、これら下ケース前壁121と下ケース後壁122との左右両端側を夫々前後に接続する下ケース側壁123と、下ケース前壁121、下ケース後壁122及び下ケース側壁123の下縁側を略水平に連結する下レール板124と、下ケース後壁122の上縁側に沿って前向き略水平に突設された中レール板125と、下ケース後壁122上に設けられた左右2つのモータ取付部126a,126b等を例えば一体に備えている。
【0077】
下ケース体111は、前後方向及び左右方向の寸法が裏ケース61側の上ケース体62のそれと略同じに形成されており、裏ケース61側の上ケース体62の下部側に、下周壁板65bの上面側に沿うように着脱可能に装着されている。
【0078】
下レール板124の上面側には、図6(b),図7〜図9等に示すように、その前縁側に沿って、駆動扉41a,41bの一方、例えば左駆動扉41aに対応する下案内レール(駆動扉下案内レール)127が配置されている。下案内レール127は、左駆動扉41aの下端部側の車輪87を下側から受けて開閉方向に案内するもので、一定深さの案内溝127aにより構成されており、その案内溝127aに沿って左駆動扉41aの車輪87を左右方向に転動させるようになっている。本実施形態では、下レール板124の上面側に一定高さに突設された前後一対の突条部127bが形成されており、それら突条部127b間が案内溝127aとなっている。
【0079】
なお、案内溝127aの深さは、車輪87が案内溝127a内を転動する際に、左駆動扉41aの被駆動部86aの下面側が案内溝127aの前後両側の上面、即ち突条部127bの上面に近接する程度とすることが望ましい。
【0080】
また、下案内レール127は、左駆動扉41aの移動範囲、即ち全開位置から全閉位置までの範囲に対応して下ケース体111の開放側端部(左端部)近傍から閉鎖側端部(右端部)側の所定位置まで配設されており、その下案内レール127の開放側端部近傍には、左駆動扉41aが全開位置にきたときにこの左駆動扉41aの開放側所定部位に当接することにより左駆動扉41aの開方向への移動を規制する開方向規制部120aが、例えば下レール板124の上面側に立設されている。
【0081】
また、下レール板124の開放側端部近傍には、下案内レール127の後側に左右一対の基板保持部128aが上向きに立設されており、この基板保持部128aに、スイッチ基板129aが着脱自在に装着されている。このスイッチ基板129aには、左駆動扉41aが全開位置にあるときに左駆動扉41a側の被検出部98aを検出可能な位置検出スイッチ130aが装着されている。
【0082】
更に、下案内レール127上又はその近傍には、図9に示すように、左駆動扉41aが全閉位置にあるときの乗り上げ突起99に対応して、押し上げ突起131が上向きに突設されている。本実施形態では、乗り上げ突起99は、案内溝127aの前後近傍、即ち突条部127bの上面側に設けられている。この押し上げ突起131は、突出量が開放側から閉鎖側に向けて徐々に大きくなる傾斜面131aを備えており、左駆動扉41aが全閉位置に向けて移動してきたとき、その全閉位置の直前で乗り上げ突起99の傾斜面99aを傾斜面131aに乗り上げさせることにより左駆動扉41aの閉鎖方向後端側を上向きに押し上げ、左駆動扉41aの傾きを是正するようになっている。
【0083】
中レール板125は、下ケース後壁122から前向きの突出幅が略一定で、その前縁側は例えば下レール板124側の下案内レール127の前縁部上方に位置しており、図6〜図8等に示すように、その前縁側に沿って、下面側に左駆動扉41aに対応する押さえレール(駆動扉押さえレール)132が、上面側に右駆動扉41bに対応する下案内レール(駆動扉下案内レール)133が、夫々設けられている。
【0084】
押さえレール132は、左駆動扉41aの下端側の上向き移動を規制して左駆動扉41aの開閉動作を安定させるもので、図8に示すように、左駆動扉41a側の摺動ガイド板95aの上面側に近接する位置に設けられている。押さえレール132は、例えば下向きの突条部132aを備えており、この突条部132aが、開閉動作中に左駆動扉41aが例えば開閉方向に揺動したときに摺動ガイド板95aの上面側に摺接して、その揺動を抑制するようになっている。
【0085】
下案内レール133は、右駆動扉41bの下端部側の車輪87を下側から受けて開閉方向に案内するもので、一定深さの案内溝133aにより構成されており、その案内溝133aに沿って右駆動扉41bの車輪87を左右方向に案内するようになっている。なお、本実施形態では、中レール板125の上面側に一定高さに突設された前後一対の突条部133bが形成されており、それら突条部133b間が案内溝133aとなっている。
【0086】
下案内レール133は、右駆動扉41bの移動範囲、即ち全開位置から全閉位置までの範囲に対応して下ケース体111の開放側端部(右端部)近傍から閉鎖側端部(左端部)側の所定位置まで配設されており、その下案内レール133の開放側端部近傍には、右駆動扉41bが全開位置にきたときにこの右駆動扉41bの開放側所定部位に当接することにより右駆動扉41bの開方向への移動を規制する開方向規制部120bが、例えば中レール板125の上面側に立設されている。
【0087】
なお、中レール板125は、下案内レール133の配設位置に対応して下ケース体111の右端部近傍から左端部側所定位置まで配設されており、その中レール板125の左端部よりも左側に下レール板124側のスイッチ基板129aが配置されている。
【0088】
また、中レール板125の上面側には、下案内レール133の後側に左右一対の基板保持部128bが上向きに立設されており、この基板保持部128bに、スイッチ基板129bが着脱自在に装着されている。このスイッチ基板129bには、右駆動扉41bが全開位置にあるときに右駆動扉41b側の被検出部98bを検出可能な位置検出スイッチ130bが装着されている。
【0089】
更に、下案内レール133上又はその近傍には、図9に示すように、右駆動扉41bが全閉位置にあるときの乗り上げ突起99に対応して、下案内レール127側と同様の押し上げ突起131が上向きに突設されている。乗り上げ突起99は、案内溝133aの前後近傍、即ち突条部133bの上面側に設けられている。この押し上げ突起131は、突出量が開放側から閉鎖側に向けて徐々に大きくなる傾斜面131aを備えており、右駆動扉41bが全閉位置に向けて移動してきたとき、その全閉位置の直前で乗り上げ突起99の傾斜面99aを傾斜面131aに乗り上げさせることにより右駆動扉41bの閉鎖方向後端側を上向きに押し上げ、右駆動扉41bの傾きを是正するようになっている。
【0090】
なお、押し上げ突起131を車輪87が転動する案内溝127a,133a内に設け、車輪87を乗り上げさせて駆動扉41a,41bの傾きを是正することも可能であるが、その場合には、全ての車輪87がその押し上げ突起131を通過する際に駆動扉41a,41bががたついてしまうという欠点がある。
【0091】
本実施形態では、押し上げ突起131を車輪87が転動する案内溝127a,133a内ではなくその近傍に設け、更に駆動扉41a,41bが夫々全閉位置にきたときにその押し上げ突起131に対応するように駆動扉41a,41b側に乗り上げ突起99を設けているため、押し上げ突起131はその乗り上げ突起99が上側にきた場合、即ち駆動扉41a,41bが全閉位置近傍にきた場合にのみその姿勢に影響を及ぼし、その他の開閉動作中に駆動扉41a,41bをがたつかせることはない。
【0092】
なお、下案内レール127,133側の押し上げ突起131と、駆動扉41a,41b側の乗り上げ突起99とが、駆動扉の傾きを是正する傾き是正手段の一例である。
【0093】
左右のモータ取付部126a,126bは、夫々モータ113a,113bが装着されるもので、図6(b),図11,図13等に示すように、下ケース体111の左右方向中央を挟んでその左右両側近傍に隣接して配置されており、略水平に配置され且つその左右方向略中央部分に後端側から前向き凹入状の切欠部135aが形成された取付板135と、この取付板135の周囲を略取り囲むように取付板135の周縁部から上向きに突設された周壁板136とを備えている。
【0094】
モータ113a,113bは、その駆動軸(回転軸)137を上下方向の例えば上向きとし且つその駆動軸137の上端側を切欠部135aを介して取付板135の上側に突出させた状態で、例えば取付板135の下面側に着脱自在に固定されている。各モータ113a,113bの駆動軸137には、その上端側に夫々ピニオンギア138a,138bが固定されている。
【0095】
左モータ取付部126aは、これに装着された左モータ113a側のピニオンギア138aの前縁側が下案内レール127の後側上部近傍に位置して、ピニオンギア138aが左駆動扉41a側のラック94aに後側から噛合するように、例えば下ケース後壁122の下部側に一体に設けられている。
【0096】
また、右モータ取付部126bは、これに装着された右モータ113b側のピニオンギア138bの前縁側が下案内レール133の後側上部近傍に位置して、ピニオンギア138bが右駆動扉41b側のラック94bに後側から噛合するように、例えば下ケース後壁122の上部側に一体に設けられている。
【0097】
なお、モータ取付部126a,126bは、取付板135がピニオンギア138a,138bの下面側の略全体を覆い、周壁板136がピニオンギア138a,138bの左右及び後方を略取り囲むように設けられており、ピニオンギア138a,138bの径の大きさに応じて、後部側が下ケース後壁122の後側に突出するように配置されている。
【0098】
上ケース体112は、下ケース体111の上側に着脱自在に装着されるもので、図11,図13等に示すように、下ケース体111側の下ケース前壁121に対応する上ケース前壁141と、下ケース体111側の下ケース後壁122に対応する上ケース後壁142と、これら上ケース前壁141と上ケース後壁142との左右両端側を夫々前後に接続する上ケース側壁143と、上ケース後壁142の上縁側に沿って前向き水平に突設された上レール板144等を例えば一体に備えている。
【0099】
上レール板144は、図7,図8に示すように、その前縁側の位置が下ケース体111側の中レール板125の前縁側の位置と略一致しており、その前縁側と上ケース前壁141との間には、駆動扉41a,41bの下部側が上下に挿通される横長開口状の駆動扉挿通部145が形成されている。
【0100】
上レール板144の下面側には、その前縁側に沿って右駆動扉41bに対応する押さえレール(駆動扉押さえレール)146が設けられている。押さえレール146は、右駆動扉41bの下端側の上向き移動を規制して右駆動扉41bの開閉動作を安定させるもので、右駆動扉41b側の摺動ガイド板95bの上面側に近接する位置に設けられている。押さえレール146は、例えば下向きの突条部146aを備えており、この突条部146aが、開閉動作中に右駆動扉41bが例えば開閉方向に揺動したときに摺動ガイド板95bの上面側に摺接して、その揺動を抑制するようになっている。
【0101】
また、上レール板144の上面側には、図6(a),図7,図11,図13等に示すように、第1従動扉42a,42bに対応する下案内レール(従動扉下案内レール)147,148と、第2従動扉43a,43bに対応する下案内レール(従動扉下案内レール)149,150とが、前後に所定距離を置いて左右方向に配設されている。下案内レール147〜150は、各従動扉42a,42b,43a,43bの下端部側の車輪87を下側から受けて開閉方向に案内するもので、一定深さの案内溝147a〜150aにより構成されており、その案内溝147a〜150aに沿って各従動扉42a,42b,43a,43bの車輪87を左右方向に案内するようになっている。なお、本実施形態では、上レール板144の上面側に一定高さに突設された厚肉部151が形成されており、この厚肉部151上に案内溝147a〜150aが形成されている。
【0102】
また、上レール板144の上面側には、下案内レール147〜150の閉鎖側端部近傍に、従動扉42a,42b,43a,43bが夫々全閉位置にきたときに各従動扉42a,42b,43a,43bの閉鎖側所定部位に当接することにより各従動扉42a,42b,43a,43bの閉方向への移動を規制する閉方向規制部152a,152b,153a,153bが上向き突出状に設けられている。
【0103】
なお、上ケース前壁141は、駆動扉41a,41bの下部側を所定高さまで前側から覆うべく、上レール板144よりも高く形成されている。また、上ケース側壁143も、例えば上ケース前壁141と同じ高さまで上向きに延設され、従動扉42a,42b,43a,43bが全開位置にきたときにこれら従動扉42a,42b,43a,43bの開放側所定部位に当接することにより従動扉42a,42b,43a,43bの開方向への移動を規制する開方向規制部154a,154bを形成している。
【0104】
上部レールユニット82は、駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bの上端側を保持するもので、図10,図12等に示すように、左側の駆動扉41a、従動扉42a,43aに対応する左上部レールユニット82aと、右側の駆動扉41b、従動扉42b,43bに対応する右上部レールユニット82bとを別個に備えている。これら左右の上部レールユニット82a,82bは、図5(a)に示すように、互いに左右に隣接した状態で、裏ケース61側の上ケース体62の上端部側に内接するように前側から着脱可能に装着されている。
【0105】
左右の上部レールユニット82a,82bは、夫々略水平な横長状のレール板161と、このレール板161の左右方向中央側端縁に沿って下向きに突設された閉鎖当接板162と、レール板161の左右方向外側端部近傍においてそのレール板161の前縁に沿って下向きに突設された開放側前カバー163とを一体に備えている。
【0106】
レール板161の下面側には、駆動扉41a,41bに対応する上案内レール164,165、第1従動扉42a,42bに対応する上案内レール166,167、第2従動扉43a,43bに対応する上案内レール168,169が、前後に夫々所定距離をおいて左右方向に配設されている。上案内レール164〜169は、各駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bの上ガイド突起91を上側から受けて開閉方向に案内するもので、一定深さの案内溝164a〜169aにより構成されており、その案内溝164a〜169aに沿って各扉の上ガイド突起91を左右方向に案内するようになっている。なお、本実施形態では、レール板161の下面側に互いに平行に配設された複数の突条部170が形成されており、それら突条部170間が案内溝164a〜169aとなっている。
【0107】
閉鎖当接板162は、駆動扉41a,41bが全閉位置にきたときに、駆動扉41a,41bの閉鎖側端縁83a,83bの上端側に略当接するようになっている。
【0108】
以上のように構成された扉開閉手段31は、下側の駆動ユニット81と上側の上部レールユニット82との間に駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bを装着した状態で、上ケース体62内に前側から装着される。このとき、ピニオンギア138a,138b等は上ケース体62側の開口部71に前側から嵌合し、ピニオンギア138a,138bの上側近傍に夫々ギアカバー70a,70bが配置されるようになっている。
【0109】
裏構造体45は、図3,図4に示すように、その前側に扉開閉手段31の前側を略覆う透明板171が着脱自在に装着され、その後表示窓67が前構造体44側の前表示窓46の後側に対応するように遊技盤21の裏側に装着される。このとき、裏構造体45側の下カバー体63は、遊技盤21側に設けられた特別図柄始動手段26の後側を覆うように配置される。
【0110】
続いて、図16等を参照しつつ扉開閉手段31の開閉動作について説明する。扉開閉手段31は、通常状態では、駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bが全て全開位置にあって液晶表示手段30の表示画面30aの前側が全て開放された扉全開状態となっている(図16(a))。
【0111】
この扉全開状態では、図3に示すように、左右の各3枚の扉は、夫々前後に重なった状態で、表示画面30aの側方、即ち球落下通路48a,48bと発光パネル69との間に収容された状態となる。この扉全開状態では、発光パネル69の発光体69bからの光は、球落下通路48a,48b及び各扉の障子部90を介して前側から視認可能である。
【0112】
なお、この扉全開状態では、駆動扉41a,41bはその開放側端部が開方向規制部120a,120bに略当接し、従動扉42a,42b,43a,43bはその開放側端部が開方向規制部154a,154bに略当接すると共に、駆動扉41a,41bの被検出部98a,98bが夫々位置検出スイッチ130a,130bにより検出された状態となっている。
【0113】
またこのとき、第2従動扉43a,43b及び第1従動扉42a,42bの連動突起92は、夫々第1従動扉42a,42b及び駆動扉41a,41bの連動ガイド溝93に後側から嵌合すると共にその最も閉鎖側端部93a側に位置している。
【0114】
例えば演出特別図柄表示手段29の演出特別図柄の変動が開始される際に、その変動パターンとして扉開閉手段31の動作を伴う変動パターンが検出され、それに伴って遊技制御手段(図示省略)から扉開閉手段31の閉鎖指令が出力されると、扉開閉手段31を制御する演出制御手段(図示省略)により、各モータ113a,113bに閉鎖方向への駆動指令が送信される。これにより、左駆動扉41a側のモータ113aはピニオンギア138aを平面視で反時計方向に、右駆動扉41b側のモータ113bはピニオンギア138bを平面視で時計方向に、夫々例えば一定速度で回転させるように、予め設定されたステップ数の駆動動作を開始する。
【0115】
モータ113a,113bの閉鎖方向の駆動動作が開始されると、ピニオンギア138a,138bの回転に伴ってそれらに噛合しているラック94a,94bが移動し、各ラック94a,94bが固定されている駆動扉41a,41bが夫々閉鎖方向に移動を開始する。
【0116】
駆動扉41a,41bが閉鎖方向に移動すると、それら駆動扉41a,41bの連動ガイド溝93に嵌合している第1従動扉42a,42b側の連動突起92は、連動ガイド溝93内を相対移動し、駆動扉41a,41bが略扉1枚分移動した時点で連動ガイド溝93の開放側端部93bに当接する(図16(b))。その後は、第1従動扉42a,42bは連動突起92を介して駆動扉41a,41bに従動して、共に閉鎖方向に移動する。
【0117】
駆動扉41a,41b及び第1従動扉42a,42bが更に略扉1枚分移動すると、第1従動扉42a,42bの連動ガイド溝93に嵌合している第2従動扉43a,43b側の連動突起92が連動ガイド溝93の開放側端部93bに当接する(図16(c))。従って、その後は第2従動扉43a,43bも駆動扉41a,41b及び第1従動扉42a,42bと共に閉鎖方向に移動する。
【0118】
駆動扉41a,41bが全閉位置の直前までくると、図9に示すように、被駆動部86a,86bの下面側に突設された乗り上げ突起99の傾斜面99aが、下案内レール127,133側の押し上げ突起131の傾斜面131aに摺接し、乗り上げ突起99が押し上げ突起131の上側に乗り上げる。これにより、駆動扉41a,41bは、乗り上げ突起99が設けられた側、即ち閉鎖方向後部側(開放側)が押し上げられ、上端側同士が互いに近づく方向に揺動して傾きが是正された状態で全閉位置に到達し、扉開閉手段31は、駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bにより液晶表示手段30の表示画面30aの前側が全て覆われた扉全閉状態となる(図16(d))。
【0119】
一方、扉開閉手段31が扉全閉状態(図16(d))のときに例えば遊技制御手段から扉開閉手段31の開放指令が出力されると、演出制御手段により、各モータ113a,113bに開放方向への駆動指令が送信される。これにより、各モータ113a,113bは夫々閉鎖時と反対の方向に、予め設定されたステップ数の駆動動作を開始する。
【0120】
モータ113a,113bの開放方向の駆動動作が開始されると、ピニオンギア138a,138b、ラック94a,94bを介して駆動扉41a,41bが夫々開放方向に移動を開始する。
【0121】
駆動扉41a,41bが開放方向に移動すると、それら駆動扉41a,41bの連動ガイド溝93に嵌合している第1従動扉42a,42b側の連動突起92は、連動ガイド溝93内を相対移動し、駆動扉41a,41bが略扉1枚分移動した時点で連動ガイド溝93の閉鎖側端部93aに当接する(図16(e))。その後は、第1従動扉42a,42bは連動突起92を介して駆動扉41a,41bに従動して、共に開放方向に移動する。
【0122】
駆動扉41a,41b及び第1従動扉42a,42bが更に略扉1枚分移動すると、第1従動扉42a,42bの連動ガイド溝93に嵌合している第2従動扉43a,43b側の連動突起92が連動ガイド溝93の閉鎖側端部93aに当接する(図16(f))。従って、その後は第2従動扉43a,43bも駆動扉41a,41b及び第1従動扉42a,42bと共に開放方向に移動する。
【0123】
そして、全扉が全開位置に到達すると(図16(g))、駆動扉41a,41bの被検出部98a,98bが夫々位置検出スイッチ130a,130bにより検出され、モータ113a,113bの開方向への駆動が停止される。
【0124】
なお、演出制御手段は、遊技機本体1の電源投入時等の所定のタイミングで、扉開閉手段31に所定の初期動作を行わせ、動作確認を行うようになっている。この初期動作では、例えばモータ113a,113bを閉鎖方向及び開放方向に作動させ、位置検出スイッチ130a,130bが正常にON/OFFされるかが確認される。
【0125】
また、演出制御手段は、例えばモータ113a,113bを開放方向に駆動させる際に、モータ113a,113bの動作量が所定の最大ステップ数(例えば150ステップ)を超えても位置検出スイッチ130a,130bによる検出がない場合には、所定のリトライ動作を行い、それでも依然として位置検出スイッチ130a,130bによる検出がない場合に、異常状態と判断するようになっている。
【0126】
このリトライ動作では、例えばモータ113a,113bを閉鎖方向に所定ステップ数(例えば20ステップ)、開放方向に閉鎖方向よりも多い所定ステップ数(例えば100ステップ)、夫々作動させるようになっている。
【0127】
なお、異常状態と判断された場合、その旨を液晶表示手段30による表示、音声、ランプ等により報知してもよいし、報知することなく、演出特別図柄表示手段29により駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bと略同様の扉が開閉する動画像を表示して演出を行うようにしてもよい。
【0128】
以上説明したように、本実施形態に係るパチンコ機では、駆動扉41a,41bが全閉位置又はその近傍にきたときに駆動扉41a,41bの傾きを是正する傾き是正手段を設けているため、駆動扉41a,41bの下端側にラック94a,94bを設けて、駆動力を上下方向アンバランスな状態で駆動扉41a,41bに伝達しているにもかかわらず、全閉状態では左右の駆動扉41a,41bを隙間なく密着させることが可能となる。
【0129】
傾き是正手段は、各駆動扉41a,41bが全閉位置又はその近傍にきたときに駆動扉41a,41bにおけるラック94a,94bが設けられていない上端部側を閉鎖方向に相対移動させるように構成されているため、上端部側の動作遅れ等による駆動扉41a,41bの傾きを解消して左右の駆動扉41a,41bを隙間なく密着させることができる。
【0130】
ラック94a,94bは各駆動扉41a,41bの下縁部に沿って配置されており、駆動扉41a,41bの下縁部を下側から受けて開閉方向に案内する下案内レール127,133を備え、傾き是正手段は、各駆動扉41a,41bが全閉位置又はその近傍にきたときに駆動扉41a,41bの閉鎖方向後部側を上向きに押し上げるように構成されているため、極めて簡単な構成により上端部側の動作遅れ等による駆動扉41a,41bの傾きを解消して左右の駆動扉41a,41bを隙間なく密着させることができる。
【0131】
下案内レール127,133は、駆動扉41a,41bの下部側の車輪87が転動する案内溝127a,133aを備え、傾き是正手段は、案内溝127a,133aの近傍に設けられた押し上げ突起131と、この押し上げ突起131に対応して駆動扉41a,41bの下面側に設けられた乗り上げ突起99とで構成されているため、駆動扉41a,41bが全閉位置にきたとき以外の通常の開閉動作に悪影響を与えないという利点がある。
【0132】
また、本実施形態に係るパチンコ機では、駆動扉41a,41bのラック94a,94bが夫々駆動扉41a,41bの閉鎖側端縁83a,83bよりも相手側に突出し且つ互いに上下方向にずらして配置され、ピニオンギア138a,138bは回転軸137を上下方向に向けて配置されると共にラック94a,94bに対して後側から噛合されているため、駆動扉41a,41bが全開位置にきてもラック94a,94bがその外側に突出することがなく、左右に十分なスペースを確保することが難しい大型の液晶表示手段30を搭載しているにも拘わらず、その前側に配置された両引き戸型の駆動扉41a,41bを全開位置と全閉位置との間で移動させることが可能である。
【0133】
また、駆動扉41a,41bを高速で開閉するためにはピニオンギア138a,138bの径をある程度大きくする必要があるが、そのピニオンギア138a,138bが略水平に配置されるため、例えば液晶表示手段30の下側への突出寸法を小さくすることができる。
【0134】
また、ラック94a,94bは、駆動扉41a,41bの下縁側に沿って配置された被駆動部86a,86bの背面側に設けられており、被駆動部86a,86bの下部側の車輪87を受けて開閉方向に案内する下案内レール127,133と、被駆動部86a,86bの上縁側に沿って配置される押さえレール132,146とを設け、一方の駆動扉41aに対応する押さえレール132の上面側に他方の駆動扉41bに対応する下案内レール133を配置しているため、構成の簡素化と共に特に上下方向寸法を小さくできる。
【0135】
更に、駆動扉41a,41bの開閉動作に従動して開閉する左右2組の従動扉42a,42b,43a,43bを備え、これら従動扉42a,42b,43a,43bを開閉方向に案内する下案内レール147〜150を駆動扉41a,41bに対応する下案内レール127,133及び押さえレール132,146とは別に設けているため、駆動扉41a,41bのみを左右非対称として従動扉42a,42b,43a,43bについては左右対称に構成することが可能である。
【0136】
駆動扉41bに対応する押さえレール146の上面側に従動扉42a,42b,43a,43bに対応する下案内レール147〜150を設けているため、構成の簡素化と共に前後方向及び前後方向寸法を小さくできる。
【0137】
液晶表示手段30の左右両側に配置された発光パネル69と、発光パネル69の前側に配置され且つ発光パネル69側の光を前側に透過可能な球落下通路との間に、全開位置にある駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bが収容されるように構成され、駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bの少なくとも一部が光を透過可能に形成されているため、扉の収容部分をデッドスペースとすることなく発光演出に利用することができる。
【0138】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこれら各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、傾き是正手段を、駆動扉41a,41bの閉鎖側端縁83a,83b上又はその近傍に互いに対応するように設けられた磁気吸着手段により構成し、駆動扉41a,41bが全閉位置にきたときにそれらの閉鎖側端縁同士を互いに吸着させるようにしてもよい。この場合の磁気吸着手段は、駆動扉41a,41bの両方に、互いに引き合うように磁石を配置してもよいし、駆動扉41a,41bの一方側に磁石を、他方側にその磁石に吸着される金属部材を配置してもよい。
【0139】
また、実施形態の傾き是正手段は、駆動扉41a,41bが全閉位置又はその近傍にきたときに駆動扉41a,41bの閉鎖方向後部側を上向きに押し上げるものとしたが、例えば駆動扉41a,41bが全閉位置又はその近傍にきたときに駆動扉41a,41bの閉鎖方向前部側を下向きに押し下げるように構成してもよい。この場合、例えば下案内レール127,133に、駆動扉41a,41bの閉鎖方向前部側の車輪87に対応する所定深さの凹部を設けることが考えられる。
【0140】
従動扉42a,42b,43a,43bの組数は表示手段30の大きさやその左右の収納スペースの大きさ等に応じて適宜変更すればよい。例えば、3組以上設けてもよいし、従動扉を1組も設けず、駆動扉41a,41bのみで構成してもよい。
【0141】
ラック94a,94bは、駆動扉41a,41bの上縁側に沿って配置してもよい。この場合、駆動扉下案内レール127,133を、駆動扉41a,41bの上縁側に沿って配設し、駆動扉41a,41bの上縁側に沿って配置された被駆動部86a,86bの下部側を受けて開閉方向に案内するように構成すればよい。
【0142】
駆動扉41a,41b及び従動扉42a,42b,43a,43bに車輪87を設けず、下案内レール127,133,147〜150上を摺動させるようにしてもよい。
【0143】
実施形態では、各駆動扉41a,41bを個別のモータ113a,113bにより独立して駆動するように構成しているため、左右一方側の扉のみを開閉する等、駆動扉41a,41bの開閉動作を左右異ならせることも可能である。左右の扉を常に対称に開閉する場合には、1個のモータで2つのピニオンギア138a,138bを回転させるように構成してもよい。
【0144】
また本発明は、パチンコ機以外のアレンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機の他、スロットマシン等を含む各種遊技機においても同様に実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0145】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ機の全体正面図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すセンターケースの正面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示すセンターケース及びその近傍の平面断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示すセンターケース及びその近傍の側面断面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の正面図及び背面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体のA−A視断面図及びB−B視断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の要部側面断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の要部側面断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の正面断面図である。
【図10】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の分解斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の一部の分解斜視図である。
【図12】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の一部の分解斜視図である。
【図13】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の一部の分解斜視図である。
【図14】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の一部の分解斜視図である。
【図15】本発明の一実施形態を示すセンターケースの裏構造体の駆動扉の分解斜視図である。
【図16】本発明の一実施形態を示す扉開閉手段の扉開閉動作の説明図である。
【符号の説明】
【0146】
30 液晶表示手段(表示手段)
31 扉開閉手段
40 駆動機構
41a,41b 駆動扉
83a,83b 閉鎖側端縁
94a,94b ラック
99 乗り上げ突起
113a,113b モータ
127,133 下案内レール(駆動扉下案内レール)
127a,133a 案内溝
131 押し上げ突起
138a,138b ピニオンギア




 

 


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