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発明の名称 タブレット画面を用いたゲーム機の効果内容入力方式
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−75297(P2007−75297A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−265922(P2005−265922)
出願日 平成17年9月13日(2005.9.13)
代理人 【識別番号】100075144
【弁理士】
【氏名又は名称】井ノ口 壽
発明者 瀬口 隆士
要約 課題
効果を与える味方や敵キャラクタなどを直感的に素早く決め、最適な操作感で魔法などの技をかけることができるタブレット画面を用いたゲーム機の効果内容入力方式を提供する。

解決手段
通常のゲーム処理時において、特定のボタン操作が行われるとタッチペン入力ルーチンに入る。タッチペンで例えば特定の魔法の攻撃を行うための符号を描くと、方法・指定方式決定部15dは、魔法認識テーブルを参照して特定の魔法の攻撃および効果の指定方式として方向,ライン,範囲の何れかを決定する。タッチペンで接触してそのままリリースするか、ドラッグしてリリースすると、描画処理部15eは指定方式対応の形状を形成する。形状を確定させると、効果発生部15fは、その形状に対する効果を発生する。
特許請求の範囲
【請求項1】
ペンまたは指などの入力手段でタブレット画面に接触することによりゲームの入力操作を行う機能を有するゲーム機において、
ボタン操作部による所定の操作がなされた場合、タッチペンによる入力および該入力に対する処理を行うルーチンを起動するタッチペン入力ルーチン起動手段と、
前記起動されたルーチンにおいて、タッチペンによる予め決められている符号,文字の入力がなされた場合、該入力の符号,文字にしたがって戦闘・治癒の方法およびその効果を及ぼす方向,ラインまたは範囲などの指定方式を決定する方法・指定方式決定手段と、
前記方法・指定方式決定手段によって決定された戦闘・治癒の方法で実行するため、前記入力手段でタブレット画面を接触し、そのままリリースまたはドラッグした後リリースしたとき、前記リリースにしたがって前記指定方式で方向,ラインまたは範囲対応のグラフィックを形成する描画処理手段と、
前記描画処理手段で形成された方向,ラインまたは範囲対応のグラフィック内で前記方法・指定方式決定手段による指定方式の効果を発生させる効果発生手段と、
を備えたことを特徴とするタブレット画面を用いたゲーム機の効果内容入力方式。
【請求項2】
前記起動されたルーチンにおいて入力された符号,文字が魔法による攻撃,防御,治癒の場合、
前記描画処理手段は、前記方法・指定方式決定手段で決定した魔法が所定領域の攻撃であれば、前記入力手段の接触してリリース,ドラッグ後のリリースに合わせ、タブレット画面上にドラッグ量対応の大きさの円を形成して円内を攻撃効果範囲とし、障壁をつくる魔法であればドラッグ量対応の長さの直線上に土などのバリアを形成し、弾などを発射する魔法攻撃であれば、ドラッグさせて形成した三角形の先端が攻撃の方向になるように処理することを特徴とする請求項1記載のタブレット画面を用いたゲーム機の効果内容入力方式。
【請求項3】
前記ドラッグ量対応の大きさの円は、最も小さい円内は最も大きい効果であり、円が大きくなるほど、効果が低下するような攻撃の効果範囲であることを特徴とする請求項2記載のタブレット画面を用いたゲーム機の効果内容入力方式。
【請求項4】
前記ドラッグ量対応の大きさの円は大きさに対応して表示色を変えることを特徴とする請求項3記載のタブレット画面を用いたゲーム機の効果内容入力方式。
【請求項5】
前記ドラッグ量対応の大きさの円は、中心に近いほど効果が大きく、外周方向に向かうほど効果が小さくなることを特徴とする請求項2記載のタブレット画面を用いたゲーム機の効果内容入力方式。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、魔法の効果をペンや指などの入力手段より複数(範囲・長さ・強さ・方向など)の表現を同一操作で表すことができるタブレット画面を用いたゲーム装置の効果内容入力方式に関する。
【背景技術】
【0002】
ロールプレイングゲームなど、敵キャラクタと戦う場面などを有するゲーム機では、主人公グループが敵グループに遭遇した場合、プレイヤはキー操作によって自らの攻撃の種類を選択するとともにその攻撃が敵グループのすべてか、一部かを指定し、その後に実行キーを押すことにより攻撃を開始して相手にダメージを与えたり、防御する場合にはキー操作により防御する種類および味方すべてまたは一部を選択し決定することにより防御内容が味方グループに形成され、敵グループが攻撃を仕掛けてきても、ダメージを受けないか、受けても少ないダメージが与えられるものである。
上記操作は、ボタン操作や十字キーで選択画面などを表示して選択することにより行われるものである。
【0003】
したがって、画面の上のどの敵キャラクタに対しどのような攻撃をどの範囲に仕掛けるか、攻撃を仕掛ける前の設定操作では明確ではないという欠点があった。また、予め決められた複数個所のいずれかを選択することにより攻撃範囲を決めるものであり、プレイヤ個別に細かい攻撃範囲を設定しずらく、ボタンの操作回数が増加する場合があった。
そこで、プレイヤが、より直感的に相手を把握して直接的に攻撃すべき相手やその範囲,防御すべき壁などを作る位置、どの方向を選択して攻撃弾を打ち出すかなどの攻撃や防御が円滑にできるゲーム機の実現が望まれる。
【0004】
特許文献1はロールプレインクゲーム装置の制御方法及び当該ゲームプログラムを記録した可読記録媒体を開示するものである。
これは、立体的,戦術的な戦闘を楽しめるシミュレーションロールプレイングゲームを提供することを目的とし、地表全体を1マスの小さい地面の集合体として構成し、敵と味方に分かれた複数キャラクタが戦闘するもので、各マスの初期状態の頂点座標の全てを記憶し、戦況によりプレイヤによって意図的に、コンピュータによって不意に指定されたマス及びその周囲のマスに対応する当該頂点座標を変更して地表一部の隆起,陥没等の地形形状の変化を表現し、それに伴い地表に存在する木々の倒壊,水面の上昇などの地形効果を表現するものである。また、戦場を高空,低空,地表,地下の4階層に分け、各キャラクタには何れかの階層に適応した能力を持たせて分類し、キャラクタの移動,攻撃などの能力に制限を加えるようにしている。
このゲームは入力装置によってマス単位でキャラクタや地形を選択するものであり、パッドの十字キーやボタン操作によって行うものである。
【特許文献1】特開2000−167247号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、マス単位でキャラクタなどを選択することができるが、画面に直接的に指定するものではないので、直感的ではなく、どのような範囲で相手にダメージを与えることができるかなども明確ではない。
なお、直感的に対象を指定するものとして、タブレットなどのタッチペンを用いるパソコン等のドローソフトでマウス・タブレットを用い、枠を指示するものが存在する。しかしながら、攻撃や防御する範囲,方向などを細かくタッチペンの操作で指定し、効果を与えるゲーム機が存在していないのが現状である。
【0006】
本発明の目的は、効果を与える味方や敵キャラクタなどを画面上で確認し、タッチペンで符号(文字)を描くことにより戦闘・治癒の方法(効果)および効果を与える指定方式(方向,ライン,範囲など)を決定し、方向,ライン,範囲などの効果バリエーションを表現する多種類のグラフィック(円,直線,三角形など)を、タッチペンで描く同一の操作で表現することにより、効果を与える味方や敵キャラクタなどを直感的に素早く決め、最適な操作感で魔法などの技をかけることができるタブレット画面を用いたゲーム機の効果内容入力方式を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、ペンまたは指などの入力手段でタブレット画面に接触することによりゲームの入力操作を行う機能を有するゲーム機において、ボタン操作部による所定の操作がなされた場合、タッチペンによる入力および該入力に対する処理を行うルーチンを起動するタッチペン入力ルーチン起動手段と、前記起動されたルーチンにおいて、タッチペンによる予め決められている符号,文字の入力がなされた場合、該入力の符号,文字にしたがって戦闘・治癒の方法およびその効果を及ぼす方向,ラインまたは範囲などの指定方式を決定する方法・指定方式決定手段と、前記方法・指定方式決定手段によって決定された戦闘・治癒の方法で実行するため、前記入力手段でタブレット画面を接触し、そのままリリースまたはドラッグした後リリースしたとき、前記リリースにしたがって前記指定方式で方向,ラインまたは範囲対応のグラフィックを形成する描画処理手段と、前記描画処理手段で形成された方向,ラインまたは範囲対応のグラフィック内で前記方法・指定方式決定手段による指定方式の効果を発生させる効果発生手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1記載の発明において前記起動されたルーチンにおいて入力された符号,文字が魔法による攻撃,防御,治癒の場合、前記描画処理手段は、前記方法・指定方式決定手段で決定した魔法が所定領域の攻撃であれば、前記入力手段の接触してリリース,ドラッグ後のリリースに合わせ、タブレット画面上にドラッグ量対応の大きさの円を形成して円内を攻撃効果範囲とし、障壁をつくる魔法であればドラッグ量対応の長さの直線上に土などのバリアを形成し、弾などを発射する魔法攻撃であれば、ドラッグさせて形成した三角形の先端が攻撃の方向になるように処理することを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項2記載の発明において前記ドラッグ量対応の大きさの円は、最も小さい円内は最も大きい効果であり、円が大きくなるほど、効果が低下するような攻撃の効果範囲であることを特徴とする。
本発明の請求項4は、請求項3記載の発明において前記ドラッグ量対応の大きさの円は大きさに対応して表示色を変えることを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項2記載の発明において前記ドラッグ量対応の大きさの円は、中心に近いほど効果が大きく、外周方向に向かうほど効果が小さくなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記構成によれば、効果を与える相手が画面上で確認でき、範囲を指定する場合など、大きさによる効果の幅等を、多数のグラフィックで表現できる。例えば魔法による効果のバリエーションも、多数のグラフィックで表現できる。主人公のパラメータによる効果の制限等も、グラフィックで表現が可能となる。さらに効果を与える相手を素早く決める事が可能である。また魔法の効果等を、選択している最中などに、グラフィックで表現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は、本発明による効果内容入力方式を適用したゲーム機の外観を示す図である。
ゲーム機10は上面に液晶スクリーンタブレット18を有し、液晶スクリーンタブレット18にゲーム画面が表示されるとともにタッチペン9で入力することができる。
プレイヤはタッチペン9で文字,記号などを描くことにより、該文字,記号などが文字認識部で認識されてゲーム機10に対し入力操作を行うことができる。入力は該タッチペン9の他に指などによっても可能である。
液晶スクリーンタブレット18の両側には十字キー7aとボタン部7bが設けられ、キーボタンによる入力も可能である。
【0010】
図2は、本発明による効果内容入力方式を適用したゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
この実施の形態は、本発明に直接関連する部分のみを記載したものである。
CPU15には画像処理部19,タブレット制御部16を含む入力処理部17を介して液晶スクリーンタブレット18が接続され、さらに入力処理部17に十字キー7aおよびボタン部7bを含むキー操作部21が接続されている。またサウンド処理部22,スピーカ23が接続され、ゲーム実行に際し、背景音や音声が出力される。
画像処理部19はCPU15から送られてくるゲーム画像データを所定の表示形式に変換し、該ゲーム画像を液晶スクリーンタブレット18に表示する。
入力処理部17のタブレット制御部16は液晶スクリーンタブレット18のタッチスクリーン18aを構成するセンサによりタッチペン9の入力位置を検出し、その情報を文字認識部15gに送出する。入力処理部17にはキー操作部21が接続され、キー操作部21からの入力信号がCPU15に送出される。
【0011】
メモリ部20は制御プログラム,各ゲームプログラム,プレイヤデータ,テーブル,画像データおよび文字認識用データを格納している。
制御プログラムはゲーム機全体の制御を司るものであり、ゲームプログラムは主人公がある目的を持って旅をし、敵キャラクタに遭遇した場合に戦いなどを行ってゲームを進めるロールプレイングゲーム等である。プレイヤデータは各ゲームで現在までクリアした内容を記述したゲームに関する途中情報などであり、テーブルは例えば魔法によるものではタッチペンで描かれる文字,符号に対し、文字,符号対応の魔法の方法(効果),指定方式(方向指定,ライン指定,範囲指定)を対応付けたものである。画像データはゲームに登場するキャラクタや背景画,アイテムのイメージデータなどである。文字認識用データは文字認識部で用いられる比較用のデータである。
【0012】
CPU15は制御プログラムを読み出しゲーム機全体を制御する機能15aの他にゲームプログラムを読み出しゲームを実行するゲーム処理部15bの機能を備えている。また、タッチペン入力ルーチン起動部15c,方法・指定方式決定部15d,描画処理部15e,効果発生部15fおよび文字認識部15gの各機能を備えている。
例えば、ロールプレイングゲームでは、魔法を用いた攻撃,防御および治癒,手足技による攻撃や防御,武器や通常のアイテムを用いた攻撃,防御,さらに薬草などを用いた治癒などのプレイヤの操作が可能である。この例では敵キャラクタに遭遇し攻撃,防御などを行う場面になった場合、ボタン部7bの特定のボタンが操作されることによりタッチ入力によるルーチンに入ることができるようになっている。タッチペン入力ルーチン起動部15cはプレイヤの特定のボタン操作により、その信号を受けてタッチペン入力を受け付け、該入力による処理を行うルーチンを起動するものである。
【0013】
方法・指定方式決定手段15dは起動されたルーチンにおいて、タッチペンによる予め決められている符号,文字の入力がなされた場合、入力の符号,文字にしたがって戦闘・治癒の方法およびその効果を及ぼす方向,ラインまたは範囲などの指定方式を決定するものである。例えば、戦闘・治癒の方法として魔法による方法を指定する符号,文字を描いた場合には、火弾連射の攻撃,火の壁を作る防御,仲間が怪我をしている場合の治癒などである。そして、指定方式は火弾連射の攻撃の場合は方向指定がなされ、火の壁の防御ではライン指定がなされ、治癒の場合は円の範囲指定がなされる。
描画処理部15eは方法・指定方式決定部15dで決定された戦闘・治癒の方法に対応した指定方式が範囲指定の場合には、タッチペン9を液晶スクリーンタブレット18に接触させそのままリリースするか、またはドラッグさせてリリースしたとき、ドラッグされたときの線の長さ対応の円を形成する。ドラックしない場合は最小の円が形成される。また、方向指定の場合はドラック方向が魔法による火弾などが飛ぶ方向となる。ライン指定の場合は魔法による火の壁などを形成する線が形成される。
【0014】
効果発生部15fは描画処理部15eで形成された方向,ラインまたは範囲対応の形状(三角形,線,円など)で効果を発生させるもので、例えば魔法の方法では、プレイヤがタッチペンを離した後に、描画処理により基づく形状を液晶スクリーンタブレット18の画面に表示され、この形状内で効果を発生する。
文字認識部15gは、ボタン操作によりタッチペンによるルーチンに入った場合、タッチペンで描かれる文字,符号などの軌跡の情報がタブレット制御部16を通して送られてきたとき、文字認識用データと描かれた文字,符号と比較することにより、描かれた文字,符号を認識する。
【0015】
図3は、タッチペンにより文字,記号などを入力するタイミングを説明するための図である。
ボタン部7bの特定のボタンを押すことによりタッチペン入力によるルーチンに入ることが可能であり、ボタン部7bを押している間はタッチペン入力が可能である。
タッチペンをタブレット面に触れ、ドラックしリリースすると、文字を描くことができる。再度、タブレット面に触れ、同様にリリースすると次の文字を描くことができる。この例は4文字入力したもので、その後、特定ボタンをオフすることにより入力した文字の認識処理が開始される。
【0016】
図4Aおよび図4Bは、タッチペンで指定する入力文字対応に定義されている魔法による方法(効果)および指定方式を示す魔法認識テーブルの一例を示す図である。
図4Aは、1文字で指定する場合のテーブル例である。
(a)の符号30の形状は火の文字を示すもので、30aが始点で矢印の方向に描かれる。この符号は単体(1発)の火弾発射の魔法である。指定方式は図5(a)に示す方向指定で三角形で表示され、タッチペンで触れた始点から終点位置にスライドさせて離すと始点方向に火弾が飛ぶものである。
(b)の符号31の形状は土の文字を示すもので、31aが始点で矢印の方向に描かれる。指定方式は図5(b)に示すライン指定で線で表示され、タッチペンで触れた始点から終点位置にスライドさせて離すと、このラインの上に単体(1つ)の土壁を形成するものである。
(c)の符号32の形状は光の文字を示すもので、32aが始点で矢印の方向に描かれる。指定方式は図5(c)に示す範囲指定で円が表示され、タッチペンで触れた始点から終点位置にスライドさせて離すと、このラインを径する円が形成され、円内の傷を負った単体(一人)の仲間が治癒するものである。
【0017】
図4Bは、2文字で指定する場合のテーブル例である。
縦方向の文字と横方向の文字の組み合わせで、魔法の方法(効果)と指定方式が定義されている。例えば符号30を2つ描けば(縦方向の文字を先に描くとする)、火弾薬が連射される魔法であり、図5(a)に示す方向指定である。符号30と31を描けば、土弾が連射される魔法であり、図5(a)に示す方向指定である。符号31を2つ描けば、地震を発生させる魔法であり、図5(c)に示す範囲指定であり、描かれた円内に地震が生ずる。符号32と30を描けば、治癒と火傷治癒の魔法である。治癒は仲間が怪我をするとこれを治すものである。火傷治癒は火の粉がかかると、これを消すものである。図5(c)に示す範囲指定であり、描かれた円内の仲間が治癒,火傷治癒の効果を得ることができる。符号32と31を描けば、治癒と地形修復の魔法である。地形修復は土地が溶岩でどろどろになった場合に元の状態に戻すものである。図5(c)に示す範囲指定であり、描かれた円内の仲間が治癒,円内の土地が修復する効果を得ることができる。
このテーブルは魔法の方法を指定する文字の一例を示しているもので、この他に多数の他の文字が存在する。
【0018】
図6は、通常のゲームの流れを説明するためのフローチャートである。
電源スイッチ8の投入(ステップ(以下「S」という)01)によりCPU15はゲームを選択するための画面を表示する。プレイヤがタイトルを指定してゲームを選択する(S02)と、CPU15はボタン部7bのスタートボタンが押されたか否かを監視する(S03)。スタートボタンが押された場合には、ゲーム実行部15bはゲームを開始し(S04)、プレイヤの操作に対応して処理を実行する(S05)。ゲーム続行中は主人公が生きているか否かの判断を繰り返し行っている(S06)。主人公が無事の場合は、プレイヤの操作に対応してゲームの処理を続行する。主人公がダメージを受けて体力0になった場合にはゲームオーバとなり(S07)、タイトルを指定するS02に戻る。
【0019】
図7は、タッチペン入力によるルーチンに入ったときの処理の流れを説明するためのフローチャートである。
通常ゲーム処理において、CPU15はでプレイヤがボタン部7bの特定のボタンを押すか否かを監視している(S011)。特定のボタンが押された場合にはタッチペン入力ルーチン起動部15cはタッチペン入力によるルーチンを起動し、以後の入力処理はタッチペン入力が可能となる。プレイヤはタッチペンにより予め決められている戦闘・治癒の方法を指定するための文字を入力することなる(S012)。CPU15は、プレイヤがボタン部7bの特定ボタンを離したか否か判断し(S013)、特定ボタンを離した場合には、入力された文字について文字認識のステップに移行する。CPU15は文字認識部15gで文字が認識されたか否かを判定し(S014)、認識されない場合には通常のゲーム処理に移行する。認識された場合には方法・指定方式決定部15dは、メモリ部20のテーブルを参照して入力された文字対応の戦闘・治癒の方法および指定方式を決定する。
【0020】
上記戦闘・治癒の方法および指定方式の決定により、CPU15は、戦闘・治癒の方法の方向,ラインまたは範囲対応の形状を描くため、タッチペンがタブレットに接触したか否か監視する(S015)。タッチペンの接触を検知した場合、つぎにタッチペンが離れたか否かを監視する(S016)。タッチペンが離れていない場合には、それまで描かれたタッチペン操作に従って指定方式による形状(三角形,所定の太さの線または円)を画面上で形成する(S017)。そして所定のタイミングでタッチペンが離れたか否かの監視を繰り返す。そしてタッチペンを離したタイミングで指定方式による形状の線の長さや円の大きさが確定した場合、効果発生部15fは指定されて確定した位置と範囲に対し、効果を発動する(S018)。以後は、通常ゲームの処理に戻ることとなる。
【0021】
図8Aは、図7のフローにおいて火の文字を描いた場合の魔法の方法(効果)の処理の流れを示すフローチャートであり、図9Aは図8Aの魔法ルーチンの各処理に対応した画面の例を示す画像である。
通常のゲーム処理において敵に遭遇した場面を図9A(a)は示している。主人公グループは4人で前面側に刀,斧,弓の武器を持った3人の味方がおり、その後ろに主人公がいる状態である。また敵グループも4人で前面側には3人の槍を持った敵の子分キャラクタがおり、その後ろに敵のボスキャラクタがいる。
【0022】
この画面において特定のボタンが押されると、図9A(b)に示すような模様が味方と敵が対峙した画面に表示され、タッチペン入力ルーチンに入ったことが示される(SA011)、図9A(c)に示すように火の文字が描かれたとする(SA012)。CPU15は、プレイヤがボタン部7bの特定ボタンを離したか否か判断し(SA013)、特定ボタンを離した場合には、入力された文字について文字認識のステップに移行する。
文字認識部15gがこの文字を認識する(SA014)と、方法・指定方式決定部15dは魔法認識テーブルを参照することにより認識された文字が火で、火弾を飛ばす魔法であり、方向を指定するものであること確認する(SA015)。
【0023】
そして、プレイヤがボスキャラクタを攻撃するためにタッチペンの始点をボスキャラクタの上に置き、その方向に弾を飛ばすため反対方向にタッチペンをスライドさせる(SA016)と、描画処理部15eはタッチペンを離していない場合には始点を頂点とし、終点を底辺とした三角形を図9A(d)に示すように形成表示する(SA017,SA018)。タッチペンを離した場合には上記三角形が確定し、図9A(e)に示すように終点より始点に向けて火弾が飛び、ボスに対し攻撃が行われる(SA019)。
【0024】
つぎに土の文字を描いた場合の処理を説明する。
図8Bは、図7のフローにおいて土の文字を描いた場合の魔法の方法(効果)の処理の流れを示すフローチャートであり、図9Bは図8Bの魔法ルーチンの各処理に対応した画面の例を示す画像である。
通常のゲーム処理において敵に遭遇した場面を図9B(a)は示している。
【0025】
この画面において特定のボタンが押されると、図9B(b)に示すような模様が上記味方と敵が対峙した画面に表示され、タッチペン入力ルーチンに入ったことが示される(SB011)、図9B(c)に示すように土の文字が描かれたとする(SB012)。CPU15は、プレイヤがボタン部7bの特定ボタンを離したか否か判断し(SB013)、特定ボタンを離した場合には、入力された文字について文字認識のステップに移行する。文字認識部15gがこの文字を認識する(SB014)と、方法・指定方式決定部15dは魔法認識テーブルを参照することにより認識された文字が土で、土壁を示す魔法であり、ラインを指定するものであること確認する(SB015)。
【0026】
そして、プレイヤが敵集団との間に壁を作るためにタッチペンの始点を両陣営の間に置き、両陣営を分けるようにタッチペンをスライドさせる(SB016)と、描画処理部15eはタッチペンを離していない場合には始点と終点を繋ぐ効果を発揮するライン(線)を図9B(d)に示すように形成表示する(SB017,SB018)。タッチペンを離した場合には上記線が確定し、図9B(e)に示すように終点と終点の間に土の壁が出現する(SB019)。
【0027】
さらに光の文字を描いた場合を説明する。
図8Cは、図7のフローにおいて光の文字を描いた場合の魔法の方法(効果)の処理の流れを示すフローチャートであり、図9Cは図8Cの魔法ルーチンの各処理に対応した画面の例を示す画像である。
通常のゲーム処理において敵に遭遇した場面を図9C(a)は示している。
【0028】
この画面において特定のボタンが押されると、図9C(b)に示すような模様が味方と敵が対峙した画面に表示され、タッチペン入力ルーチンに入ったことが示される(SC011)、図9C(c)に示すように光の文字が描かれたとする(SC012)。CPU15は、プレイヤがボタン部7bの特定ボタンを離したか否か判断し(SB013)、特定ボタンを離した場合には、入力された文字について文字認識のステップに移行する。文字認識部15gがこの文字を認識する(SC014)と、方法・指定方式決定部15dは魔法認識テーブルを参照することにより認識された文字が光で、治癒を行う魔法であり、範囲を指定するものであること確認する(SC015)。
【0029】
そして、プレイヤが傷を負った仲間の傷を癒すためにその仲間を覆うような位置に始点を置き、傷を負った他の仲間も含むようにタッチペンをスライドさせる(SC016)と、描画処理部15eはタッチペンを離していない場合には始点と終点を繋ぐ効果を発揮する円を図9C(d)に示すように形成表示する(SC017,SC018)。タッチペンを離した場合には上記円が確定し、図9C(e)に示すように円内にいた仲間を治癒しHPを回復させる(SC019)。治癒した仲間は色が他の仲間より明るくなっている。
【0030】
図10は、タッチペンを移動したとき、両方向に軌跡が描かれる例を示す図である。
以上の実施の形態ではタッチペンの動きに対し、同じ方向に線が描かれる例を示したが、タッチペンを一方向にスライドさせた場合、始点位置から両方向に延びる線を描くようにすれば、少ないタッチペンの動きで、指定方式の形状を描くことができる。
図11は、タッチペンによる円の大きさに対応して効果の度合いが異なる例を示す図である。
指定方式は範囲の指定であり、円を描く場合に大きな円にする程、その円内の効果を少なくするように設定することが可能である。
【0031】
図12は、タッチペンによる円の大きさ対応の効果を色分けで表す例および円内の位置で色分けする例を示す図である。
タッチペンをスライドして円を大きくする場合に、円の大きさに応じて円の色を変化させ、対応する効果も減少させることができる。また、円の中心から外周に向けて色を変え、中心付近を最も効果を大きくし、外周に向かって効果を減少させこともできる。
図13は、タッチペンによる円の形状が移動によって他の形状に変化する例を示す図である。
移動量が小さい場合には円の形状で効果は円内であり、移動量を増加させると星印の形状となり、効果は星内であり、さらに移動量を増加させると渦巻き形状となり、効果が渦巻きの線に沿い内部に向かって発生させるようにできる。
【0032】
以上の実施の形態は指定方式対応のタッチペンの操作が、タッチペンで描いた線を円の半径として円内を効果の対象としたり、描いた線の長さの上に物を形成したり、さらにはタッチペンで描く方向を物を飛ばす方向としたりする例を説明したが、タッチペンの長さを攻撃や防御の強さやに対応させたり、治癒の程度に対応させたりすることもでき、この指定方式も本発明の請求の範囲に含まれるものである。
【産業上の利用可能性】
【0033】
ロールプレイングゲームなどにおいて敵と対峙した場面で、タッチペンで仕掛ける攻撃,防御などの内容および及ぶ範囲を設定できるタッチペン入力が可能な携帯ゲーム機などである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明による効果内容入力方式を適用したゲーム機の外観を示す図である。
【図2】本発明による効果内容入力方式を適用したゲーム機の回路の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】タッチペンにより文字,記号などを入力するタイミングを説明するための図である。
【図4A】タッチペンで指定する入力文字(符号)符号対応に定義されている魔法による方法(効果)および指定方式を示す魔法認識テーブルの例を示す図で、1符号で指定する場合である。
【図4B】タッチペンで指定する入力文字(符号)対応に定義されている魔法による方法(効果)および指定方式を示す魔法認識テーブルの例を示す図で、2符号で指定する場合である。
【図5】指定方式として方向指定,ライン指定および範囲指定の具体的な例を説明するための図である。
【図6】通常のゲームの流れを説明するためのフローチャートである。
【図7】タッチペン入力のルーチンに入ったときの処理の流れを説明するためのフローチャートである。
【図8A】図7のフローにおいて火の文字を描いた場合の魔法の方法(効果)の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8B】図7のフローにおいて土の文字を描いた場合の魔法の方法(効果)の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8C】図7のフローにおいて光の文字を描いた場合の魔法の方法(効果)の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9A】図8Aの魔法ルーチン処理において表示される画面例を中間階調で示した画像である。
【図9B】図8Bの魔法ルーチン処理において表示される画面例を中間階調で示した画像である。
【図9C】図8Cの魔法ルーチン処理において表示される画面例を中間階調で示した画像である。
【図10】タッチペンを移動したとき、両方向に軌跡が描かれる例を示す図である。
【図11】タッチペンによる円の大きさに対応して効果の度合いが異なる例を示す図である。
【図12】タッチペンによる円の大きさ対応の効果を色分けで表す例および円内の位置で色分けする例を示す図である。
【図13】タッチペンによる円の形状が移動によって他の形状に変化する例を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
10 ゲーム機
15 CPU
16 タブレット制御部
17 入力処理部
18 液晶スクリーンタブレット
19 画像処理部
20 メモリ部
21 キー操作部
22 サウンド処理部
23 スピーカ




 

 


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