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発明の名称 ゲーム装置及びその制御方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−181569(P2007−181569A)
公開日 平成19年7月19日(2007.7.19)
出願番号 特願2006−1839(P2006−1839)
出願日 平成18年1月6日(2006.1.6)
代理人 【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
発明者 山屋 健 / 杉森 裕司 / 東口 元彦 / 後藤 智之
要約 課題
筺体内に設置された画面に対して座席及び音声出力部の位置が相対的に変更されるように構成されたゲーム装置において、画像の表示態様と音声の出力態様との整合を図ることにより、視聴覚的な相乗効果を遊戯者に与えて臨場感を高める。

解決手段
ゲームプログラムに基づいてゲーム展開を制御する手段と、ゲーム展開に伴って生成されたゲーム画像を表示する複数の表示部21・22と、遊戯者Pが着座する座席50と、複数の音声出力部51R〜52Lと、座席50及び音声出力部51R〜52Lが設置された回転台40と、ゲーム展開に伴って回転台40の回転角度を算出し、この回転角度に基づいて回転台40を回動させる手段と、回転台40の回転角度情報に基づいて音声出力部51R〜52Lから出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する手段と、を備えるゲーム装置1である。
特許請求の範囲
【請求項1】
所定のゲームプログラムに基づいてゲームの展開を制御するゲーム制御手段と、
前記ゲーム制御手段によって制御されるゲームの展開に基づくゲーム画像を生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段で生成されたゲーム画像を表示する複数の表示部と、
遊戯者が着座する座席と、
複数の音声出力部と、
前記ゲーム制御手段によるゲームの展開に伴って、前記複数の表示部に対する前記座席及び前記音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方の変化量を算出し、算出した変化量に基づいて前記複数の表示部に対する前記座席及び前記音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方を変更する位置変更手段と、
前記変化量に係る情報に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段と、
を備えるゲーム装置。
【請求項2】
所定のゲームプログラムに基づいてゲームの展開を制御するゲーム制御手段と、
前記ゲーム制御手段によって制御されるゲームの展開に基づくゲーム画像を生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段で生成されたゲーム画像を表示する複数の表示部と、
遊戯者が着座する座席と、
複数の音声出力部と、
前記ゲーム制御手段によるゲームの展開に伴って、前記複数の表示部に対する前記座席及び前記音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方を変更する位置変更手段と、
前記複数の表示部に対する前記座席及び前記音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方の変化量を検知する検知手段と、
前記検知手段で検知された変化量に係る情報に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段と、
を備えるゲーム装置。
【請求項3】
前記複数の表示部は、
前記座席を挟むように定置され、
前記位置変更手段は、
前記座席及び前記複数の音声出力部を同時に移動させることにより前記複数の表示部に対する前記座席及び前記複数の音声出力部の相対位置を同時に変更するものである、
請求項1又は2に記載のゲーム装置。
【請求項4】
所定のゲームプログラムに基づいて映像ストーリの展開を制御する制御手段と、
前記制御手段によって制御される映像ストーリの展開に基づく画像を生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段で生成された画像を表示する、表示面を対峙して設けた少なくとも2つの表示部と、
遊戯者が着座する座席と、
複数の音声出力部と、
前記座席及び前記音声出力部を有し前記表示部の間に設けられた回転台と、
前記制御手段による映像ストーリの展開に伴って、前記少なくとも2つの表示部に対する前記回転台の回転角度を算出し、算出した回転角度に基づいて回転台を回動させる回動制御手段と、
前記回転台の回転角度に係る情報に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段と、
を備えるゲーム装置。
【請求項5】
所定のゲームプログラムに基づいて映像ストーリの展開を制御する制御手段と、
前記制御手段によって制御される映像ストーリの展開に基づく画像を生成する画像生成手段と、
前記画像生成手段で生成された画像を表示する、表示面を対峙して設けた少なくとも2つの表示部と、
遊戯者が着座する座席と、
複数の音声出力部と、
前記座席及び前記音声出力部を有し前記表示部の間に設けられた回転台と、
前記制御手段による映像ストーリの展開に伴って、前記少なくとも2つの表示部に対する前記回転台を回動させる回動制御手段と、
前記回転台の回転角度を検出する回転角度検出手段と、
前記回転角度検出手段で検出された回転角度に係る情報に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段と、
を備えるゲーム装置。
【請求項6】
前記複数の音声出力部は、
前記座席又は前記座席の近傍に、前記座席と一体に又は別体に配置されるものである、
請求項1から5の何れか一項に記載のゲーム装置。
【請求項7】
前記複数の音声出力部は、
前記座席の左右に離隔して定置された少なくとも一対のスピーカ、又は、前記遊戯者に装着されかつ前記遊戯者の左右に離隔して配置される少なくとも一対のスピーカ、を有するものである、
請求項1から5の何れか一項に記載のゲーム装置。
【請求項8】
前記複数の音声出力部は、
前記座席の前方で左右に離隔して定置された左右一対のフロントスピーカと、前記座席の後方で左右に離隔して定置された左右一対のリアスピーカと、を有するものである、
請求項1から5の何れか一項に記載のゲーム装置。
【請求項9】
前記画像生成手段は、
前記ゲームの三次元仮想空間における所定の対象物を所定の仮想視点から見た画像を生成するものであり、
前記複数の表示部は、
前記仮想視点から見た画像を表示するものであり、
前記位置変更手段は、
前記座席及び前記複数の音声出力部を、前記筺体内に配置された所定の回転中心を中心に回転させることにより前記複数の表示部に対する前記座席及び前記複数の音声出力部の相対位置を変更するものであり、
前記立体音響制御手段は、
三次元仮想空間における前記対象物の位置と前記座席との間の仮想距離情報と、前記座席及び前記複数の音声出力部の回転角度情報と、に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される前記対象物が発する音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御するものである、
請求項1から3の何れか一項に記載のゲーム装置。
【請求項10】
前記立体音響制御手段は、
前記ゲームの三次元仮想空間における前記対象物の座標である第1座標と、前記ゲームの三次元仮想空間における前記仮想視点の座標である第2座標と、から前記筺体内の所定位置を原点とする筺体座標系における前記対象物の座標である第3座標を算出し、
前記第3座標と、前記座席及び前記複数の音声出力部の回転角度と、から前記回転中心を原点とする座席座標系における前記対象物の座標である第4座標を算出し、
前記第4座標に基づいて、前記座席に着座した遊戯者から前記対象物までの距離及び方向を判断し、
この判断結果に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される前記対象物が発する音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御するものである、
請求項9に記載のゲーム装置。
【請求項11】
所定のゲームプログラムに基づいてゲームの展開を制御するゲーム制御手段と、前記ゲーム制御手段によって制御されるゲームの展開に基づくゲーム画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段で生成されたゲーム画像を表示する複数の表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、を備えるゲーム装置の制御方法であって、
前記ゲーム制御手段によるゲームの展開に伴って、前記複数の表示部に対する前記座席及び前記音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方の変化量を算出し、算出した変化量に基づいて前記複数の表示部に対する前記座席及び前記音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方を変更する位置変更工程と、
前記変化量に係る情報に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御工程と、
を備えるゲーム装置の制御方法。
【請求項12】
所定のゲームプログラムに基づいてゲームの展開を制御するゲーム制御手段と、前記ゲーム制御手段によって制御されるゲームの展開に基づくゲーム画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段で生成されたゲーム画像を表示する複数の表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、を備えるゲーム装置の制御方法であって、
前記ゲーム制御手段によるゲームの展開に伴って、前記複数の表示部に対する前記座席及び前記音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方を変更する位置変更工程と、
前記複数の表示部に対する前記座席及び前記音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方の変化量を検知する検知工程と、
前記検知工程で検知された変化量に係る情報に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御工程と、
を備えるゲーム装置の制御方法。
【請求項13】
所定のゲームプログラムに基づいて映像ストーリの展開を制御する制御手段と、前記制御手段によって制御される映像ストーリの展開に基づく画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段で生成された画像を表示する、表示面を対峙して設けた少なくとも2つの表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、前記座席及び前記音声出力部を有し前記表示部の間に設けられた回転台と、を備えるゲーム装置の制御方法であって、
前記制御手段による映像ストーリの展開に伴って、前記少なくとも2つの表示部に対する前記回転台の回転角度を算出し、算出した回転角度に基づいて回転台を回動させる回動制御工程と、
前記回転台の回転角度に係る情報に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御工程と、
を備えるゲーム装置の制御方法。
【請求項14】
所定のゲームプログラムに基づいて映像ストーリの展開を制御する制御手段と、前記制御手段によって制御される映像ストーリの展開に基づく画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段で生成された画像を表示する、表示面を対峙して設けた少なくとも2つの表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、前記座席及び前記音声出力部を有し前記表示部の間に設けられた回転台と、を備えるゲーム装置の制御方法であって、
前記制御手段による映像ストーリの展開に伴って、前記少なくとも2つの表示部に対する前記回転台を回動させる回動制御工程と、
前記回転台の回転角度を検出する回転角度検出工程と、
前記回転角度検出工程で検出された回転角度に係る情報に基づいて、前記複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御工程と、
を備えるゲーム装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゲーム装置及びその制御方法に関し、特に、ゲーム展開に応じて、筺体内に設けられた画面及び音声出力部から画像及び音声を各々出力するゲーム装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、遊戯者を収容可能な筺体内に、画像を表示するための大型の画面や、立体音響を生成するための複数のスピーカや、遊戯者が操作する模擬銃等を設置したゲーム装置が提案され、実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。かかるゲーム装置においては、ゲーム展開に従って変化する画像に合わせて、遊戯者が模擬銃を操作することによりガンシューティングゲームを楽しむことができるものである。
【0003】
また、近年においては、臨場感の増大を目的として、遊戯者を座らせる座席を筺体内に回転自在に設置し、この座席の前後に画面を設置するとともに座席近傍に複数のスピーカを設置し、ゲーム展開に従って変化する画像に合わせて座席及びスピーカを回転させるゲーム装置(回転座席付ゲーム装置)の開発が進められている。
【特許文献1】特開平11−86038号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前記したような回転座席付ゲーム装置においては、座席近傍に設置されたスピーカが座席とともに回転するため、画面に表示された画像の表示態様と、スピーカから出力される音声の出力態様と、に齟齬が生じる場合があった。
【0005】
例えば、座席近傍前方位置に左右一対のフロントスピーカを配置し、座席近傍後方位置に左右一対のリアスピーカを配置し、奥から手前へと迫ってくる対象物の画像を前方画面の右側に表示した場合には、前方画面の右側に最も近いスピーカから大きな音声を出力するように音声が制御されるべきである。しかし、ゲームの展開上、このような画像が表示されると同時に一時的に座席が略180°回転して遊戯者が後方を向く場合がある。かかる場合において何ら音声制御を行わないと、座席とともに略180°回転して後方画面側へと移動したスピーカから大きな音声が出力されてしまい、画像の表示態様と音声の出力態様との齟齬に起因する違和感を遊戯者に与えるおそれがある。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、筺体内に設置された画面に対して座席及び音声出力部の位置が相対的に変更されるように構成されたゲーム装置において、画像の表示態様と音声の出力態様との整合を図ることにより、視聴覚的な相乗効果を遊戯者に与えて臨場感を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するため、本発明に係る第1のゲーム装置は、所定のゲームプログラムに基づいてゲームの展開を制御するゲーム制御手段と、ゲーム制御手段によって制御されるゲームの展開に基づくゲーム画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段で生成されたゲーム画像を表示する複数の表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、ゲーム制御手段によるゲームの展開に伴って、複数の表示部に対する座席及び音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方の変化量を算出し、算出した変化量に基づいて複数の表示部に対する座席及び音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方を変更する位置変更手段と、前記変化量に係る情報に基づいて、複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段と、を備えるものである。
【0008】
また、本発明に係る第2のゲーム装置は、所定のゲームプログラムに基づいてゲームの展開を制御するゲーム制御手段と、ゲーム制御手段によって制御されるゲームの展開に基づくゲーム画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段で生成されたゲーム画像を表示する複数の表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、ゲーム制御手段によるゲームの展開に伴って、複数の表示部に対する座席及び音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方を変更する位置変更手段と、複数の表示部に対する座席及び音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方の変化量を検知する検知手段と、検知手段により検知された変化量に係る情報に基づいて、複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段と、を備えるものである。
【0009】
また、本発明に係る第3のゲーム装置は、所定のゲームプログラムに基づいて映像ストーリの展開を制御する制御手段と、制御手段によって制御される映像ストーリの展開に基づく画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段で生成された画像を表示する、表示面を対峙して設けた少なくとも2つの表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、座席及び音声出力部を有し表示部の間に設けられた回転台と、制御手段による映像ストーリの展開に伴って、少なくとも2つの表示部に対する回転台の回転角度を算出し、算出した回転角度に基づいて回転台を回動させる回動制御手段と、回転台の回転角度に係る情報に基づいて、複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段と、を備えるものである。
【0010】
また、本発明に係る第4のゲーム装置は、所定のゲームプログラムに基づいて映像ストーリの展開を制御する制御手段と、制御手段によって制御される映像ストーリの展開に基づく画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段で生成された画像を表示する、表示面を対峙して設けた少なくとも2つの表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、座席及び音声出力部を有し表示部の間に設けられた回転台と、制御手段による映像ストーリの展開に伴って、少なくとも2つの表示部に対する回転台を回動させる回動制御手段と、回転台の回転角度を検出する回転角度検出手段と、回転角度検出手段により検出された回転角度に係る情報に基づいて、複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段と、を備えるものである。
【0011】
また、本発明に係る第1の制御方法は、所定のゲームプログラムに基づいてゲームの展開を制御するゲーム制御手段と、ゲーム制御手段によって制御されるゲームの展開に基づくゲーム画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段で生成されたゲーム画像を表示する複数の表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、を備えるゲーム装置の制御方法であって、ゲーム制御手段によるゲームの展開に伴って、複数の表示部に対する座席及び音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方の変化量を算出し、算出した変化量に基づいて複数の表示部に対する座席及び音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方を変更する位置変更工程と、前記変化量に係る情報に基づいて、複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御工程と、を備えるものである。
【0012】
また、本発明に係る第2の制御方法は、所定のゲームプログラムに基づいてゲームの展開を制御するゲーム制御手段と、ゲーム制御手段によって制御されるゲームの展開に基づくゲーム画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段で生成されたゲーム画像を表示する複数の表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、を備えるゲーム装置の制御方法であって、ゲーム制御手段によるゲームの展開に伴って、複数の表示部に対する座席及び音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方を変更する位置変更工程と、複数の表示部に対する座席及び音声出力部の向き又は相対的位置関係の少なくとも何れか一方の変化量を検知する検知工程と、検知工程で検知された変化量に係る情報に基づいて、複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御工程と、を備えるものである。
【0013】
また、本発明に係る第3の制御方法は、所定のゲームプログラムに基づいて映像ストーリの展開を制御する制御手段と、制御手段によって制御される映像ストーリの展開に基づく画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段で生成された画像を表示する、表示面を対峙して設けた少なくとも2つの表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、座席及び前記音声出力部を有し表示部の間に設けられた回転台と、を備えるゲーム装置の制御方法であって、制御手段による映像ストーリの展開に伴って、少なくとも2つの表示部に対する回転台の回転角度を算出し、算出した回転角度に基づいて回転台を回動させる回動制御工程と、回転台の回転角度に係る情報に基づいて、複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御工程と、を備えるものである。
【0014】
また、本発明に係る第4の制御方法は、所定のゲームプログラムに基づいて映像ストーリの展開を制御する制御手段と、制御手段によって制御される映像ストーリの展開に基づく画像を生成する画像生成手段と、画像生成手段で生成された画像を表示する、表示面を対峙して設けた少なくとも2つの表示部と、遊戯者が着座する座席と、複数の音声出力部と、座席及び音声出力部を有し表示部の間に設けられた回転台と、を備えるゲーム装置の制御方法であって、制御手段による映像ストーリの展開に伴って、少なくとも2つの表示部に対する回転台を回動させる回動制御工程と、回転台の回転角度を検出する回転角度検出工程と、回転角度検出工程で検出された回転角度に係る情報に基づいて、複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御工程と、を備えるものである。
【0015】
かかる構成及び方法によれば、複数の表示部に表示される画像の表示態様と、複数の表示部に対する座席(遊戯者)及び複数の音声出力部の相対位置と、に基づいて、複数の音声出力部から出力される音声の出力態様を変化させて、立体音響の音場の定位を制御することができる。例えば、座席の前方位置に左右一対の音声出力部を配置し、座席の後方位置に左右一対の音声出力部を配置し、対象物の画像を前方画面の右側に表示し、座席及び複数の音声出力部を移動させた(位置変更した)場合においても、前方画面の右側に最も近い位置へと移動した音声出力部から大きな音声を出力するように音声の出力態様を制御することができる。従って、画像の表示態様と音声の出力態様との整合を実現させることができるため、視聴覚的な相乗効果を遊戯者に与えて臨場感を高めることが可能となる。
【0016】
前記ゲーム装置において、座席又は座席の近傍に、座席と一体に又は別体に配置される複数の音声出力部を採用することができる。特に、座席の左右に離隔して定置された少なくとも一対のスピーカ、又は、遊戯者に装着されかつ遊戯者の左右に離隔して配置される少なくとも一対のスピーカ、を有する複数の音声出力部を採用することができる。
【0017】
また、前記ゲーム装置において、座席の前方で左右に離隔して定置された左右一対のフロントスピーカと、座席の後方で左右に離隔して定置された左右一対のリアスピーカと、を有する複数の音声出力部を採用してもよい。
【0018】
また、前記ゲーム装置において、座席を挟むように定置された(例えば、筺体前方及び後方に定置された)複数の表示部を採用することができる。かかる場合において、座席及び複数の音声出力部を同時に移動させることにより複数の表示部に対する座席及び複数の音声出力部の相対位置を同時に変更する位置変更手段を採用することができる。
【0019】
また、前記ゲーム装置において、ゲームの三次元仮想空間における所定の対象物を所定の仮想視点から見た画像を生成する画像生成手段を採用するとともに、前記仮想視点から見た画像を表示する複数の表示部を採用することができる。かかる場合において、座席及び複数の音声出力部を、筺体内に配置された所定の回転中心を中心に回転させることにより複数の表示部に対する座席及び複数の音声出力部の相対位置を変更する位置変更手段を採用することができる。また、かかる場合において、三次元仮想空間における対象物の位置と座席との間の仮想距離情報と、座席及び複数の音声出力部の回転角度情報と、に基づいて、複数の音声出力部から出力される対象物が発する音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段を採用することができる。
【0020】
また、前記ゲーム装置において、ゲームの三次元仮想空間における対象物の座標である第1座標と、ゲームの三次元仮想空間における仮想視点の座標である第2座標と、から筺体内の所定位置を原点とする筺体座標系における対象物の座標である第3座標を算出し、第3座標と、座席及び複数の音声出力部の回転角度と、から回転中心を原点とする座席座標系における対象物の座標である第4座標を算出し、第4座標に基づいて、座席に着座した遊戯者から対象物までの距離及び方向を判断し、この判断結果に基づいて、複数の音声出力部から出力される対象物が発する音声の出力態様を変化させて立体音響の音場の定位を制御する立体音響制御手段を採用することができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、筺体内に設置された画面に対して座席及び音声出力部の位置が相対的に変更されるように構成されたゲーム装置において、画像の表示態様と音声の出力態様との整合を実現させることができる。この結果、視聴覚的な相乗効果を遊戯者に与えて臨場感を高めることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、図1〜図5を参照して、本発明の実施形態に係るゲーム装置について説明する。図1、図2及び図3は、各々、本実施形態に係るゲーム装置1の要部の構成を示す斜視図、平面図及び側面図であり、図4は、本実施形態に係るゲーム装置1の機能ブロック図である。また、図5は、本実施形態に係るゲーム装置1の制御方法を示すフローチャートである。
【0023】
まず、図1〜図4を用いて、本実施形態に係るゲーム装置1の構成について説明する。
【0024】
ゲーム装置1は、図1〜図3に示すように、キャビネット10、キャビネット10内の定位置に配置されたメインスクリーン21及びサブスクリーン22、メインスクリーン21及びサブスクリーン22に表示される画像を投影するメインプロジェクタ31及びサブプロジェクタ32、キャビネット10の略中央部に回転自在に配置された回転台40、回転台40の上に固定された座席50及びスピーカ群、遊戯者が操作する模擬銃60、各種機器を統合制御するゲーム基板70(図4)等を備える。
【0025】
キャビネット10は、図1〜図3に示すように、前方及び後方に配置された前方壁11及び後方壁12と、左右に配置された左側方壁13及び右側方壁14と、底壁15と、上壁16と、を有する略直方体型の筺体であり、遊戯者Pを二人収容可能な内部空間を有している。キャビネット10の左側方壁13には、図2に示すように、遊戯者Pの出入口となる開閉自在なドア13aが設けられており、このドア13aの下方にステップ13bが設けられている。
【0026】
メインスクリーン21及びサブスクリーン22は、各々、メインプロジェクタ31及びサブプロジェクタ32から投影された画像(ゲームの三次元仮想空間における所定の対象物を所定の仮想視点から見た画像)を表示するものであり、本発明における表示部として機能する。本実施形態においては、キャビネット10内の前方壁11及び後方壁12の内側定位置(座席50を前後から挟むような定位置)にメインスクリーン21及びサブスクリーン22が配置(定置)されている。座席50に座る遊戯者Pは、主としてメインスクリーン21に表示された画像を視認しながらゲームを行う。
【0027】
メインプロジェクタ31及びサブプロジェクタ32は、図4に示したゲーム基板70で生成され画像処理回路33で処理された画像(ゲームの三次元仮想空間における所定の対象物を所定の仮想視点から見た画像)をメインスクリーン21及びサブスクリーン22に投影するものである。ゲーム基板70、画像処理回路33、メインプロジェクタ31及びサブプロジェクタ32から、本発明における画像生成手段が構成される。
【0028】
回転台40は、キャビネット10の底壁15の上の略中央部に配置されており、図2に示した回転軸40a(鉛直方向に延在する軸)を中心にR1方向及びR2方向に回転するように構成されている。座席50は、回転台40の上に固定されており、二名の遊戯者P,Pが着座できるようにされている。これにより、座席50に座った遊戯者Pは、回転台40とともに回転軸40aを中心にR1方向及びR2方向に回転して、メインスクリーン21及びサブスクリーン22に対する自己の相対位置を変更することができるようになっている。
【0029】
回転台40付近には、角度センサ40b(図4)が設けられている。角度センサ40aは、図2(A)に示した基準位置(座席50が前方正面を向くときの回転台40の位置)からの回転台40の回転角度(変化量)を検出(検知)するものであり、本発明における回転角度検出手段及び検知手段として機能する。角度センサ40aによって検出された回転角度に係る情報はゲーム基板70に送られて、音声制御に用いられることとなる。
【0030】
スピーカ群は、本発明における音声出力部であり、メインスクリーン21及びサブスクリーン22よりも座席50に近い位置に配置されて、ゲーム展開に応じて音声を出力する。
【0031】
本実施形態におけるスピーカ群は、図1〜図3に示すように、座席50の前方に固定された台座50a上の定位置に左右離隔した状態で配置された一対のフロントスピーカ51R,51Lと、座席50の後方の左右離隔した定位置に固定された柱体50b上に配置された一対のリアスピーカ52R,52Lと、から構成される。スピーカ群は、回転台40の上に固定されており、回転台40とともに回転軸40aを中心にR1方向及びR2方向に回転して、メインスクリーン21及びサブスクリーン22に対する相対位置を変更することができるようになっている。
【0032】
模擬銃60は、引き金を引くと赤外線を照射することができるように構成されている。一方、キャビネット10の前方壁11及び後方壁12の内面には、赤外線の受光器61(図4)が複数配置されている。遊戯者Pが模擬銃60を把持してメインスクリーン21又はサブスクリーン22に表示された対象物の画像に照準を合わせて引き金を引くと、模擬銃60から照射された赤外線をいずれかの受光器61が検知し、赤外線の検知状況に基づいて射撃方向(赤外線照射方向)が判別されるようになっている。
【0033】
ゲーム基板70は、CPU(中央演算処理装置)、各種制御プログラムやデータが記録されたメモリ、入出力インタフェース等を有し、ゲーム装置1に設けられた各種機器を統合制御してゲームの展開やそれに伴う映像ストーリの展開を制御する。すなわち、ゲーム基板70は、本発明におけるゲーム制御手段及び制御手段として機能する。
【0034】
具体的には、ゲーム基板70は、メモリに記録されたゲームプログラムに従ってメインプロジェクタ31(又はサブプロジェクタ32)及び画像処理回路33を制御して、メインスクリーン21(又はサブスクリーン22)に画像を表示する。
【0035】
この際、ゲーム基板70は、メモリに記録された対象物(例えばエネミー等のキャラクタ)の三次元データを読み込み、ゲームの三次元仮想空間における対象物の挙動計算を行い、対象物の座標(第1座標)を算出するとともに、ゲームの三次元仮想空間における所定の仮想視点の座標(第2座標)を算出する。また、ゲーム基板70は、これら対象物及び仮想視点の座標(第1座標及び第2座標)から、キャビネット10内の所定位置(例えば回転軸40a上に配置された座席50近傍の定点)を原点とする筺体座標系における対象物の座標(第3座標)を算出する。そして、ゲーム基板70は、筺体座標系のデータと文字情報等とを合成して画像を生成し、この画像を画像処理回路33及びメインプロジェクタ31(又はサブプロジェクタ32)を介してメインスクリーン21(又はサブスクリーン22)に表示する。
【0036】
また、ゲーム基板70は、筺体座標系における対象物の座標(第3座標)と、回転台40(座席50及びスピーカ群)の回転角度と、から回転軸40a上に配置された座席50近傍の回転中心を原点とする座席座標系における対象物の座標(第4座標)を算出する。そして、ゲーム基板70は、座席座標系における対象物の座標(第4座標)に基づいて、座席50に着座した遊戯者Pの位置と擬制される回転中心の位置から対象物までの距離(仮想距離情報)及び方向(仮想角度情報)を算出する。算出された距離や方向に係る情報は、音声制御に用いられることとなる。
【0037】
なお、本実施形態においては、筺体座標系の原点(回転軸40a上に配置された座席50近傍の定点)と、座席座標系の原点(回転中心)と、仮想視点と、を一致させているが、これらは必ずしも一致していなくてもよい。また、本実施形態においては、回転中心の位置を遊戯者Pの位置と擬制しているが、遊戯者Pの位置を別途算出し、その位置から対象物までの距離及び方向を算出してもよい。
【0038】
また、ゲーム基板70は、メモリに記録されたゲームプログラムに従って、ゲームの展開に伴う回転台40の回転角度(変化量)を算出するとともに、算出した回転角度を実現させるようにサーボモータ43を駆動制御して回転台40(座席50及びスピーカ群を含む)を回転させる。
【0039】
この際、ゲーム基板70は、図4に示したドライバ基板41に所定の指示信号を出力する。ゲーム基板70からの指示信号を受けたドライバ基板41は、回転台40を回転駆動するための駆動信号を生成する。そして、ドライバ基板41からの駆動信号を受けたドライバ42は、サーボモータ43を回転させる。これにより、回転台40と座席50とスピーカ群とが所定の時期及び角度で回転することとなる。すなわち、ゲーム基板70、ドライバ基板41、ドライバ42、サーボモータ43及び回転台40は、メインスクリーン21及びサブスクリーン22に対する座席50及びスピーカ群の相対位置を変更するものであり、本発明における位置変更手段を構成する。また、ゲーム基板70、ドライバ基板41、ドライバ42及びサーボモータ43は、本発明における回動制御手段を構成する。
【0040】
また、ゲーム基板70は、各スピーカに対して別個独立に音声信号を出力し、図4に示した増幅器・イコライザ53を介してフロントスピーカ51R、51Lを駆動するとともに、増幅器・イコライザ54を介してリアスピーカ52R、52Lを駆動することにより、各スピーカから独立に音声を発生させる。
【0041】
この際、ゲーム基板70は、メインスクリーン21又はサブスクリーン22に表示される画像の表示態様と、メインスクリーン21及びサブスクリーン22に対する座席50及びスピーカ群の相対位置と、に基づいて、スピーカ群から出力される音声の出力態様を制御する。具体的には、ゲーム基板70は、メインスクリーン21又はサブスクリーン22に表示される画像を構成する筺体座標系における対象物の座標(第3座標)と、角度センサ40bで検出した回転台40(座席50及びスピーカ群)の回転角度と、から座席座標系における対象物の座標(第4座標)を算出する。そして、ゲーム基板70は、座席座標系における対象物の座標に基づいて、座席50に着座した遊戯者Pの位置から対象物までの距離及び方向を判断し、この判断結果に基づいて、スピーカ群から出力される音声の出力態様を制御する。すなわち、ゲーム基板70は、本発明における立体音響制御手段として機能する。
【0042】
例えば、メインスクリーン21の右側に対象物(エネミー)が表示され、かつ、回転台40(座席50)の回転角度が0°である場合(回転していない場合)には、図2(A)に示すようにフロントスピーカ51Rがメインスクリーン21の右側に最も近い位置に配置されるため、ゲーム基板70は、フロントスピーカ51Rから出力される音声を他のスピーカ群から出力される音声よりも大きくする。一方、メインスクリーン21の右側に対象物(エネミー)が表示され、かつ、回転台40(座席50)の回転角度が180°である場合には、図2(B)に示すようにリアスピーカ52Lがメインスクリーン21の右側に最も近い位置に配置されるため、ゲーム基板70は、リアスピーカ52Lから出力される音声を他のスピーカ群から出力される音声よりも大きくする。
【0043】
次に、図5のフローチャートを用いて、本実施形態に係るゲーム装置1の制御方法について説明する。
【0044】
まず、ゲーム装置1のゲーム基板70は、ゲーム展開に応じて、三次元仮想空間における所定の対象物の座標及び仮想視点の座標を算出し、これら対象物及び仮想視点の座標から、キャビネット10内の所定位置を原点とする筺体座標系における対象物の座標を算出し、筺体座標系のデータと文字情報等とを合成して画像を生成する。そして、ゲーム基板70は、この画像を画像処理回路33及びメインプロジェクタ31(又はサブプロジェクタ32)を介してメインスクリーン21(又はサブスクリーン22)に表示する(画像生成表示工程:S1)。
【0045】
次いで、ゲーム基板70は、ゲームの状況が座席50(遊戯者P)の回転を必要としているか否かを判定する(状況判定工程:S2)。そして、ゲーム基板70は、状況判定工程S2においてゲームの状況が座席50(遊戯者P)の回転を必要としていないと判定した場合に、通常の音声制御を行う(通常時立体音響制御工程:S3)。通常時立体音響制御工程S3において、ゲーム基板70は、ゲーム展開に応じた音声信号を各スピーカに対して別個独立に出力し、増幅器・イコライザを介して各スピーカを駆動する。
【0046】
一方、ゲーム基板70は、状況判定工程S2においてゲームの状況が座席50(遊戯者P)の回転を必要としているものと判定した場合に、ドライバ基板41及びドライバ42を介してサーボモータ43を駆動制御して、回転台40(座席50及びスピーカ群を含む)を所定の時期及び角度で回転させる(回転台駆動工程:S4)。回転台駆動工程S4は、メインスクリーン21及びサブスクリーン22に対する座席50及びスピーカ群の相対位置を変更するものであり、本発明における位置変更工程及び回動制御工程に相当する。
【0047】
また、ゲーム基板70は、回転台駆動工程S4を実施するとともに、メインスクリーン21又はサブスクリーン22に表示される画像の表示態様と、メインスクリーン21及びサブスクリーン22に対する座席50及びスピーカ群の相対位置と、に基づいて、スピーカ群から出力される音声の出力態様を制御する(回転時立体音響制御工程:S5)。回転時立体音響制御工程S5は、角度センサ40bによる回転台40の回転角度の検出工程を含むものであり、本発明における検知工程、回転角度検出工程及び立体音響制御工程に相当する。ゲーム基板70は以上の工程群をゲーム終了まで繰り返し実行する。
【0048】
以上説明した実施形態に係るゲーム装置1においては、メインスクリーン21(サブスクリーン22)に表示される画像の表示態様と、メインスクリーン21(サブスクリーン22)に対する座席50及びスピーカ群の相対位置と、に基づいて各スピーカから出力される音声の出力態様を変化させて、立体音響の音場の定位を制御することができる。例えば、対象物の画像をメインスクリーン21の右側に表示し、座席50及び各スピーカを移動させた(位置変更した)場合においても、メインスクリーン21の右側に最も近い位置へと移動したスピーカから大きな音声を出力するように音声の出力態様を制御することができる。従って、画像の表示態様と音声の出力態様との整合を実現させることができるため、視聴覚的な相乗効果を遊戯者Pに与えて臨場感を高めることが可能となる。換言すれば、座席50及び遊戯者Pが回転移動した場合においても立体音響の音場の定位を制御することができ、違和感を解消することが可能となる。
【0049】
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。例えば、表示部は、キャビネット10の前後左右等、周囲の任意の位置に配置可能であり、また、3つ以上の表示部を設置してもよい。また、ゲーム基板70で生成した画像を、メインプロジェクタ31(又はサブプロジェクタ32)を用いてメインスクリーン21(又はサブスクリーン22)に表示する代わりに、モニターテレビに表示することもできる。かかる場合におけるモニターテレビは、本発明における表示部に相当する。
【0050】
また、メインスクリーン21及びサブスクリーン22(表示部)に対する座席50及びスピーカ群の位置変更の態様は、以上の実施形態で示した例に限られるものではない。例えば、キャビネット10内において前後方向に延在する軸(ロール軸)や左右方向に延在する軸(ピッチ軸)を中心に座席50及びスピーカ群を回転させることにより、メインスクリーン21及びサブスクリーン22に対する座席50及びスピーカ群の相対的な位置を変更することもできる。かかる場合においても、ロール軸やピッチ軸周りの回転角度情報を角度センサで検出し、検出した情報を音声制御に用いることにより、前記実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
【0051】
また、キャビネット10内において座席50及びスピーカ群を前後方向、左右方向又は上下方向に直線的に移動させることにより、メインスクリーン21及びサブスクリーン22に対する座席50及びスピーカ群の位置を相対的に変更することもできる。かかる場合には、前後方向、左右方向又は上下方向の移動距離情報や移動速度情報を検出し、検出した情報を音声制御に用いることにより、前記実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
【0052】
また、キャビネット10内において座席50及びスピーカ群を固定し、表示部(メインスクリーン21及びサブスクリーン22)を鉛直軸(又はロール軸・ピッチ軸)周りに回転移動させたり前後(又は左右・上下)方向に直線的に移動させたりすることにより、表示部に対する座席50及びスピーカ群の位置を相対的に変更してもよい。かかる場合には、表示部の回転角度情報や移動距離・速度情報を検出し、検出した情報を音声制御に用いることにより、前記実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
【0053】
また、音声出力部であるスピーカの個数や位置は以上の実施形態で示した例に限られるものではない。例えば、座席50の前方に左右一対のフロントスピーカを上下に2対(計4台)配置するとともに、座席50の後方に左右一対のリアスピーカを上下に2対(計4台)配置してもよい。かかる場合においても、スピーカ群の回転角度情報を角度センサで検出し、検出した情報を用いて8台の各スピーカから出力される音声の出力態様を独立に制御することにより、前記実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
【0054】
また、以上の実施形態においては、座席50の前後左右に配置・固定され座席50とともに回転移動するスピーカ群を音声出力部として採用した例を示したが、座席50に座る遊戯者Pの頭部に装着可能で遊戯者Pの頭部近傍の前後左右位置から音声を出力する複数のヘッドフォン型スピーカを音声出力部として採用することもできる。かかる場合においても、各ヘッドフォン型スピーカの回転角度情報を角度センサで検出し、検出した情報を音声制御に用いることにより、前記実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
【0055】
また、以上の実施形態においては、角度センサ40bで検出した回転台40の回転角度情報に基づいて立体音響制御を行った例を示したが、角度センサ40bを設けることなく、ゲームの展開に伴って算出した回転台40の回転角度に基づいて立体音響制御を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明の実施形態に係るゲーム装置の要部を示す斜視図である。
【図2】(A)は、図1に示すゲーム装置の回転台が回転していない状態における平面図であり、(B)は、図1に示すゲーム装置の回転台が180°回転した状態における平面図である。
【図3】図1に示すゲーム装置の側面図である。
【図4】図1に示すゲーム装置の機能ブロック図である。
【図5】図1に示すゲーム装置の制御方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0057】
1…ゲーム装置、10…キャビネット(筺体)、21…メインスクリーン(表示部)、22…サブスクリーン(表示部)、31…メインプロジェクタ(画像生成手段)、32…サブプロジェクタ(画像生成手段)、33…画像処理回路(画像生成手段)、40…回転台(位置変更手段)、40a…回転軸、41…ドライバ基板(位置変更手段、回動制御手段)、42…ドライバ(位置変更手段、回動制御手段)、43…サーボモータ(位置変更手段、回動制御手段)、50…座席、51R・51L…フロントスピーカ(音声出力部)、52R・52L…リアスピーカ(音声出力部)、70…ゲーム基板(ゲーム制御手段、制御手段、画像生成手段、位置変更手段、回動制御手段、立体音響制御手段)、P…遊戯者。




 

 


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