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発明の名称 ゴルフボール
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−190382(P2007−190382A)
公開日 平成19年8月2日(2007.8.2)
出願番号 特願2007−5477(P2007−5477)
出願日 平成19年1月15日(2007.1.15)
代理人 【識別番号】100079304
【弁理士】
【氏名又は名称】小島 隆司
発明者 笠嶋 厚紀 / 佐藤 克典
要約 課題

解決手段
本発明は、球面上に直径が異なる複数種のディンプル2を多数備えたゴルフボール1において、上記ディンプルの内、最小ディンプル2aが2.7mm又はこれ以下の直径を有し、最大ディンプル2bが4.3mm又はこれ以上の直径を有すると共に、ディンプルの深さDpの70%地点(d7)におけるディンプル壁面上の互いに対向する位置A,A’と壁面最深部位置Bとを円弧で結んだとき、この円弧の曲率半径Rが15mm以上であるディンプルをディンプル総数の50%以上有することを特徴とするゴルフボールを提供する。
特許請求の範囲
【請求項1】
球面上に直径が異なる複数種のディンプルを多数備えたゴルフボールにおいて、上記ディンプルの内、最小ディンプルが2.7mm又はこれ以下の直径を有し、最大ディンプルが4.3mm又はこれ以上の直径を有すると共に、ディンプルの深さ70%地点におけるディンプル壁面上の互いに対向する位置と壁面最深部位置とを円弧で結んだとき、この円弧の曲率半径Rが15mm以上であるディンプルをディンプル総数の50%以上有することを特徴とするゴルフボール。
【請求項2】
上記ゴルフボールが、中心部を弾性ソリッドコアにて形成し、その外側に上記ディンプルを備えたポリウレタンエラストマーを主材としたカバーを配置すると共に、このカバーと上記ソリッドコアとの間にアイオノマー樹脂を主材とした中間層を配置してなる請求項1記載のゴルフボール。
【請求項3】
上記コアは、中心部より外側部分が硬く、コア中心部とコア外表面とが25以上のJIS−C硬度差を有する請求項2記載のゴルフボール。
【請求項4】
上記コアは、内層と外層の2重構造よりなり、外層が5〜15mmの厚みを有する請求項2記載のゴルフボール。
【請求項5】
上記カバーは、0.5〜1.2mmの厚みに形成され、かつ40〜55のショアD硬度を有する請求項2記載のゴルフボール。
【請求項6】
上記中間層は、0.9〜1.7mmの厚みに形成され、かつ55〜70のショアD硬度を有する請求項2記載のゴルフボール。
【請求項7】
上記円弧の曲率半径Rが15mm以上であるディンプルをディンプル総数の50〜97%有する請求項1〜6のいずれか1項記載のゴルフボール。
【請求項8】
上記円弧の曲率半径Rが15〜40mmの範囲である請求項1〜7のいずれか1項記載のゴルフボール。
【請求項9】
ディンプルの深さの30%地点におけるディンプル壁面上の位置で引いた接線Jとディンプル上縁部を結んで形成される円形平面との間の角度θが4〜15°の範囲にある請求項1〜8のいずれか1項記載のゴルフボール。
【請求項10】
ディンプル総数が250〜370個である請求項1〜9のいずれか1項記載のゴルフボール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飛び性能に優れたゴルフボールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ソリッドゴルフボールにおいては、打感とコントロール性を良くするために、比較的高スピンによる高弾道の条件下においてコア又はカバーの硬さ等の物性についての最適化が行なわれて来た。
【0003】
その後、ゴルフボールは、低スピン及び高打出し角度で打撃すると飛距離が伸びるということが知られるに至り、その指針に沿った形で飛距離増大にウエイトが置かれるようになった。このため、近年ではボールやクラブ等のゴルフ用具の進歩によって、ドライバー等の距離を稼ぐクラブについては打球のバックスピンが著しく抑制される設計がなされている。
【0004】
しかし、打球の低スピン条件では、打球の抗力係数が小さくなるため飛距離が増加する傾向となる一方、従来のボールに用いられたディンプルをそのまま用いた場合には、打球の弾道の最高点到達以降の速度が低下した領域において揚力不足に起因するドロップが生じ、飛距離がロスしてしまうという問題があった。
【0005】
【特許文献1】特開2006−51352号公報
【特許文献2】特開2006−218294号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、ゴルフボールの球面上に直径が異なるディンプルを多数配置し、この場合、直径が最も小さいディンプルと最も大きいディンプルを適正化すると共に、ディンプル形状を適正化することにより、打球の弾道が最適化され、それにより飛距離を有利に伸ばすことの出来るゴルフボールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、ゴルフボールの表面に配置される円形ディンプルにつき、最大ディンプルと最小ディンプルとで直径が著しく異なる複数種類のディンプルを用い、その場合、ディンプル断面において底部に近接した壁面の形状を適正化することにより、打球の弾道が適正化し、飛距離が増大することを見出し、本発明を完成した。
【0008】
即ち、本発明は下記のゴルフボールを提供する。
[1]球面上に直径が異なる複数種のディンプルを多数備えたゴルフボールにおいて、上記ディンプルの内、最小ディンプルが2.7mm又はこれ以下の直径を有し、最大ディンプルが4.3mm又はこれ以上の直径を有すると共に、ディンプルの深さ70%地点におけるディンプル壁面上の互いに対向する位置と壁面最深部位置とを円弧で結んだとき、この円弧の曲率半径Rが15mm以上であるディンプルをディンプル総数の50%以上有することを特徴とするゴルフボール。
[2]上記ゴルフボールが、中心部を弾性ソリッドコアにて形成し、その外側に上記ディンプルを備えたポリウレタンエラストマーを主材としたカバーを配置すると共に、このカバーと上記ソリッドコアとの間にアイオノマー樹脂を主材とした中間層を配置してなる[1]記載のゴルフボール。
[3]上記コアは、中心部より外側部分が硬く、コア中心部とコア外表面とが25以上のJIS−C硬度差を有する[2]記載のゴルフボール。
[4]上記コアは、内層と外層の2重構造よりなり、外層が5〜15mmの厚みを有する[2]記載のゴルフボール。
[5]上記カバーは、0.5〜1.2mmの厚みに形成され、かつ40〜55のショアD硬度を有する[2]記載のゴルフボール。
[6]上記中間層は、0.9〜1.7mmの厚みに形成され、かつ55〜70のショアD硬度を有する[2]記載のゴルフボール。
[7]上記円弧の曲率半径Rが15mm以上であるディンプルをディンプル総数の50〜97%有する[1]〜[6]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[8]上記円弧の曲率半径Rが15〜40mmの範囲である[1]〜[7]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[9]ディンプルの深さの30%地点におけるディンプル壁面上の位置で引いた接線Jとディンプル上縁部を結んで形成される円形平面との間の角度θが4〜15°の範囲にある[1]〜[8]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[10]ディンプル総数が250〜370個である[1]〜[9]のいずれか1項記載のゴルフボール。
【発明の効果】
【0009】
本発明のゴルフボールは、1又は2層以上の弾性コアを有し、中間層及び樹脂カバーを有するボール構造であり、弾性コアの硬度分布や樹脂カバーの材質を選定、中間層及びカバー硬度を適正化することに加えて、ディンプル構造及びディンプル配置を適正化したものである。即ち、本発明のゴルフボールは、ボール内部の諸要素とディンプルの構成要素とを一体に組み合わせることにより、飛距離を大きく伸ばし、競技上有利なボールである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を図面に基づき更に詳しく説明する。
図1は、本発明における一実施例を示すゴルフボールの平面図、図2は、同ゴルフボールの断面図、図3は、同ゴルフボールにおけるディンプルの拡大断面図である。
【0011】
図1において、1はゴルフボール、2はゴルフボール表面に多数形成されたディンプル、3は陸部であり、ディンプル2は平面視円形状に形成されている。
【0012】
図2は、ディンプル部分の詳細を示すもので、ディンプル2を挟んで互いに対向する陸部3,3’間を結んで接線L1を引いた場合における該接線L1とディンプル2との交点を上縁部eと定義する。このディンプル2の上縁部eは、陸部3と同様にゴルフボール1の中心から最も遠い位置に存する。そして、図2において、上縁部eを結んで形成され、上縁部eで囲まれた円形平面Pの直径[図2中、互いに対向する上縁部e,e’を結んだ直線(即ち、上記接線L1)の長さ]を該ディンプルの直径Dmと定義し、また、上記平面P(接線L1)とディンプル最深部Bとの最短距離を該ディンプルの深さDpと定義する。
【0013】
本発明におけるゴルフボールは直径が異なる複数種類のディンプルを多数備えているもので、これらディンプルのうち、最小のディンプル2aは2.7mm以下、好ましくは2.0〜2.7mmを有し、一方、最大ディンプル2bは4.3mm以上、好ましくは4.3〜6.0mmを有する。
【0014】
この場合、上記最小ディンプル2aに対する最大ディンプル2bの直径の比は、1.6以上が好ましく、より好ましくは1.6〜3.0である。このように直径比の大きいディンプルを組合わせ、曲率半径を最適化することによって、ディンプルの表面占有率を稼ぐことができるため、飛距離の増大をはかることができる。
【0015】
本発明において、ディンプルの総数は250〜370個が好ましく、より好ましくは280〜350個である。また直径が異なるディンプルの種類は、少なくとも3種類であることが好ましい。その上限は可能な限り特に制限されないが、実用の面から5〜20種類が好ましい。この理由はボールの表面上に配置される限られた総数250〜370の範囲内において、直径が4.3mm又はそれ以上の大径ディンプルを多数使用しようとする場合、ディンプルの種類が3未満の場合、ボールの球面上に緻密にかつ均等に配置することが困難となり、一方、ディンプルの種類が20種類を超えると成形金型製作などコストが増大する割にはディンプル配列の効果が少なくなる傾向があるためである。
【0016】
なお、上記最大ディンプル2aの個数は12〜60個、最大ディンプルの個数は120〜350個であることが好ましい。
【0017】
また、本発明のゴルフボールは、ディンプル総数の50%以上のディンプルが、図2においてディンプルの深さの70%地点のディンプル壁面上の互いに対向する位置A,A’と壁面最深部位置Bとを円弧状に結んだとき、曲率半径Rが15mm以上であるものである。
【0018】
更に詳述すると、図2に2点鎖線で示す円弧はボールの中心から最も遠い陸部の頂点を結んだボール球面Qである。図2においてディンプルの左右上縁部e−e’間及び壁面から底面wを囲む断面形状は、図2に示すようなボールの中心に向かって突出した円弧形状又は楕円弧形状、底部がフラットなフライパン形状又は底部が上方に隆起した凸形状の何れの形状でも良い。しかし、ディンプル深さDpの70%の地点(d7)におけるディンプル壁面上の互いに対向する位置A,A’と最深部位置Bとを結んで円弧を形成した場合、この円弧の曲率半径Rが5〜40mm、好ましくは7〜30mmの範囲にあり、そのうち曲率半径Rが15mm以上、好ましくは15〜40mm、更に好ましくは15〜30mmであるディンプルをディンプル総数の50%以上、好ましくは50〜97%有するものである。
【0019】
ここで、上記位置A,A’及びBは、ディンプル形状をディンプル最深部付近において規制する設定位置である。つまり、ディンプル最深部付近の形状はこれら位置A−B−A’を順次通ることが必要であるが、これら位置A−B−A’を通るディンプル壁面の形状は、必ずしも上記曲率半径Rの円弧に限定されるものではなく、種々の形状に変更可能であって、位置A−B−A’を通るディンプル壁面の実際の形状は上記円弧形状に一致してもよいし、一致しなくてもよい。
【0020】
このように、ディンプル最深部付近における形状を上記のように位置規制すると共に、上記のようにディンプル直径を選定したことにより、飛距離増大が達成されるものである。ディンプル最深部付近の上記円弧が曲率半径R15mmより小さいと、打球の放物線状軌道において最高点に達した後、ボールの揚力の低下が早まり、飛距離が低下する傾向がある。また、かかる曲率半径Rが15mm以上であるディンプルが、ディンプル総数の50%より少ないと、同様に揚力の低下に基づく飛距離の伸びが期待できず、本発明の目的を達成し得ない。
【0021】
また、図2において、上記円形平面Pの面積をディンプル面積とした場合、全ディンプルの総面積ΣsRがボール表面上に占める比率(ディンプル面積占有率)は、飛距離の点からディンプルがないと仮定したゴルフボール表面積の70%以上が好ましく、75%以上がより好ましい。このディンプル面積占有率の上限は特に制限されないが、通常90%前後である。
【0022】
また、図2において、上記円形平面Pより下方のディンプル空間の体積をディンプル容積vRとした場合、このディンプル容積の総和であるディンプル総容積ΣvRはディンプルがないと仮定したゴルフボール体積に対する比率が0.70〜0.85%が好ましく、0.73〜0.82%がより好ましい。当該比率の範囲に保つことによってディンプル断面形状の影響を受けにくくし、飛距離を一定に保つことが出来る。
【0023】
なお、ディンプルの深さDpは0.05〜0.3mm、特に0.08〜0.25mmの範囲とすることが好ましく、とりわけ最小ディンプル2aの場合は0.05〜0.15mm、最大ディンプル2bの場合は0.12〜0.3mmとすることが好ましい。
【0024】
ディンプル上縁部eを含むその近傍部分は曲率半径rによる円弧状に形成することが出来る。ゴルフボールは、通常、形成したカバーの上に塗装して塗膜を形成するが、塗装前における図2における曲率半径rは0.3〜3.0mmが好ましい。このような曲率半径rによって形成されたディンプル上縁部eを含むその近傍部分は塗装工程においてボールに施される塗料の厚みを均一に出来るため、塗膜の耐久性が向上する。なお、塗装後の上記曲率半径rは0.3〜10mmの範囲とするのが好ましい。
【0025】
更に、図2において、ディンプル深さDpの30%地点(深さd3)におけるディンプル壁面上の位置Cで引いた接線Jと上記円形平面P(接線L1)とのなす角θは上記ディンプル上縁部近傍の曲率半径rと関連し、4〜15°が好ましく、より好ましくは5〜12°、更に好ましくは6〜10°である。
【0026】
本発明におけるゴルフボールには、図3に示すように、ボールの中心部が、少なくとも1層からなる弾性ソリッドコア11にて形成され、その外側に上記ディンプルを備えたポリウレタンエラストマーを主材とするカバー12が配され、そしてこのカバー12と上記ソリッドコア11との間にアイオノマー樹脂を主材とする中間層13が配されたマルチ構造を有することが好ましい。
【0027】
ここで、カバーの厚みt1及び中間層の厚みt2はそれぞれ0.5〜1.2mm及び0.9〜1.7mmの範囲であることが好ましい。上記厚みt1及びt2は、両者が同じであっても何れかが厚くても薄くても良いが、カバーの厚みt1を相対的に薄くすることが好ましく、t2−t1としては実質上0〜1mmの範囲に設定することが好ましい。また硬さについては、カバー12のショアD硬度を40〜55、中間層13の同硬度を55〜70の範囲とすることが好ましい。両者の相対的硬さについては、カバー12の硬度を中間層13のそれより小さくすることが好ましい。中間層13及びカバー層12のショアD硬度を上記の所定の範囲に設定しない場合には、ボールの打球感が悪くなったり、又は飛び性能が劣る場合が生じる。
【0028】
ソリッドコアについては、直径を37〜40mmに形成することが好ましく、中心部より外側部が硬く、中心部と外表面との硬度差はJIS−C硬度で25以上、特に25〜35の範囲が好ましい。ソリッドコアは構造の面で単一構造(ワンピース)でも良いが、図3のように外層11bと内層11aとからなる複数構造にすることが出来る。この場合、外層11bの厚みt3は5〜15mm、内層11aの厚み(半径)t4は残余の厚みとし、上述のJIS−C硬度の範囲において外層をより硬質に形成することが出来る。なお、図3中、11cはボール(コア)中心である。
【0029】
このように弾性コアを複数層に形成した場合、内層11aにゴム材、外層11bに樹脂材料を使用する等の手法により、材料の特質を利用して弾性コア全体における硬度分布を適正に設定することも出来る。
【0030】
本発明における弾性ソリッドコア11については、内層11a及び外層11bを問わず、例えば、公知の共架橋剤、有機過酸化物、不活性充填剤、有機硫黄化合物等を含有するゴム組成物を用いて形成することが出来る。このゴム組成物の基材ゴムとしては、ポリブタジエンを用いることが好ましい。図3に示すように、内外層の2層構造とする場合も、共にポリブタジエンゴムを用いることが好ましい。
【0031】
また、本発明における樹脂カバー12の材料としては、熱可塑性ポリウレタンエラストマーを好適に採用することが出来る。本発明における中間層13の材料としては、特に制限されるものではないが、公知の合成樹脂を用いることが出来る。具体的には、アイオノマー樹脂、熱可塑性ポリエステルエラストマー、ポリウレタン樹脂、熱可塑性ポレオレフィン系エラストマー等の熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーを主材として好適に採用することが出来る。
【0032】
本発明のゴルフボールは公知の方法によって製造することが出来る。ボール重量、直径等のボール性状についてはゴルフ規則に従って適宜設定することが出来、通常、直径42.67mm以上、重量45.93g以下に形成することが出来る。
【実施例】
【0033】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に制限されるものではない。
【0034】
常法により、表1に示す組成で直径38.2mmのソリッドコアを製造した。この場合、実施例のコアは、内層と外層の2層構造とし、内層の直径を23.8mm、外層の厚さを7.2mmとした。
【0035】
【表1】


【0036】
次に、以下に述べる組成で中間層1.3mm及びカバー0.95mmをそれぞれ射出成形により形成すると共に、表2に示す態様でディンプルを形成した。
【0037】
なお、中間層及びカバーは以下に示す材料を実施例、比較例を通じて共通して使用した。
〈中間層〉
H1605:Naイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマー(三井デュポンケミカル(株)製)
〈カバー〉
パンデックスT8295:MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン(ディーアイシーバイエルポリマー(株)製)
パンデックスT8260:MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン(ディーアイシーバイエルポリマー(株)製)
クロスネートEM−30:イソシアネート(大日精化工業社製)

パンデックスT8295/パンデックスT8260=50/50に、クロスネートEM−30を18配合(いずれも質量部)
【0038】
【表2】


【0039】
ボール構造と評価結果
実施例及び比較例のボールの構造及び飛距離テスト結果を表3に示す。
なお、飛距離テストは打撃ロボットにクラブ(W#1)を取り付けヘッドスピード45m/sの条件で各ボールを打撃し、キャリー及びトータルの飛距離を測定した。
【0040】
【表3】


【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施例に係るゴルフボールの表面を示した平面図である。
【図2】本発明におけるディンプルの拡大断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係るゴルフボールの内部構造(4層構造)を示した断面図である。
【図4】比較例のゴルフボールの表面を示した平面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 ゴルフボール
2 ディンプル
2a 最小ディンプル
2b 最大ディンプル
p ディンプルの深さ
R 曲率半径




 

 


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