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発明の名称 パターヘッド
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−175202(P2007−175202A)
公開日 平成19年7月12日(2007.7.12)
出願番号 特願2005−375800(P2005−375800)
出願日 平成17年12月27日(2005.12.27)
代理人 【識別番号】100078824
【弁理士】
【氏名又は名称】増田 竹夫
発明者 久保田 誠
要約 課題
扱い易く、転がりを良くする。

解決手段
重心深さZGRがヘッド幅Wの半分より大きい値であり、すなわち、ZGR≧W/2、であり、かつ、重心まわりの慣性モーメントIYが、IY≧400g・cm、となるように構成する。
特許請求の範囲
【請求項1】
重心深さZGRがヘッド幅Wの半分より大きい値であり、すなわち、ZGR≧W/2、であり、かつ、重心まわりの慣性モーメントIYが、IY≧400g・cm、となるように構成されたことを特徴とするパターヘッド。
【請求項2】
ヘッド長Lとヘッド幅Wの関係が、0.7×L≦W≦Lであることを特徴とする請求項1に記載のパターヘッド。
【請求項3】
フェース部材と中間部材とバック部材とを組み合わせて構成されたパターヘッドであり、それぞれの部材の比重の関係が、中間部材の比重<フェース部材の比重≦バック部材の比重、であることを特徴とするパターヘッド。
【請求項4】
前記中間部材の比重は、0.9〜3.0、フェース部材の比重は、2.7〜8.0、バック部材の比重は、8.0〜19.2であることを特徴とする請求項3に記載の記載のパターヘッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフ用のパターヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
パッティングおいては、パッティングストロークにおけるヘッドの軌道が重要であり、さらには、インパクト時におけるフェース面の向きや打点位置(インパクト時におけるフェース面とボールとの接点)が極めて重要である。パッティングは、複雑な傾斜のあるグリーン上で小さなカップを目指して打球するものであり、僅かでも打球方向や打球速度に誤差が生じるとボールは小さなカップをそれてしまう。これは、ボールがグリーン上を転がる軌跡が、ボールの初速と打出し方向さらにはグリーンの速さや傾斜等によって微妙に変化するからである。よって、パッティングで良好な結果を得るためには、打出し方向及び打出し速度を極めて正確に制御する必要があり、その為にはストローク時のヘッド軌道を安定化させ、さらにはインパクト時におけるフェース面の向き及び打点位置を極めて正確に制御することが必要となる。
【0003】
上述したような目的を達成するために、パッティングストロークの特性に基づくヘッド挙動の特徴について考察し、パターヘッドにおける3種類の慣性モーメントを適宜設定することによって、ヘッド軌道を安定化でき、さらにはインパクト時におけるフェース面の向きや打点位置を安定化しうるパターヘッドが提案されるに至った。これは、ヘッドの重心を通り且つフェース面及び水平面と平行な第一軸の慣性モーメントをM1とし、ヘッドの重心を通る鉛直方向の軸である第二軸まわりの当該ヘッドの慣性モーメントをM2とし、ヘッドの重心を通り前記第一軸に垂直で且つ前記第二軸に垂直な第三軸まわりの当該ヘッドの慣性モーメントをM3とし、M2>M3>M1の関係式を満たし、且つ、(M3−M1)の値が50g・cm以上150g・cm以下となる重量バランスに設定されたパターヘッドである(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−124806号公報(第6頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術は、特にショートパットにおけるヘッド軌道を安定化し、インパクト時におけるフェース面の向きや打点位置を安定化するために3つの慣性モーメントに注目し、これらの数値の設定とそれぞれの関係を特定したものであり、重心深さとヘッドの幅との関係、かつこれらの関係と重心まわりの慣性モーメント(前記M2)には注目していないため、アマチュアゴルファーにとって扱い易いものではなく、また転がりの良いものとはいえなかった。
【0005】
本発明は、扱い易く、転がる距離が安定し、転がる距離の変化が少なく、アマチュアゴルファーに最適なパターヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するため、本発明は、重心深さZGRがヘッド幅Wの半分より大きい値であり、すなわち、ZGR≧W/2、であり、かつ、重心まわりの慣性モーメントIYが、IY≧400g・cm、となるように構成したものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、重心深さZGRがヘッド幅Wの半分より大きい値であり、すなわち、ZGR≧W/2、であり、かつ、重心まわりの慣性モーメントIYが、IY≧400g・cm、好ましくは420〜500g・cmとなるように構成した。その結果重心が深くなり、そのためフェース面上の重心位置が高くなってインパクト時にボールを打ち上げずにすぐに転がり始めるので、転がる距離が安定するとともに、重心まわりの慣性モーメントも大きくしたので、打点がぶれても転がる距離の変化が少なくなる。
【0008】
また、フェース部材と中間部材とバック部材とを組み合わせて構成されたパターヘッドであり、それぞれの部材の比重の関係が、中間部材の比重<フェース部材の比重≦バック部材の比重、であるパターヘッドでは、ヘッドの慣性モーメントを高め、スイートエリアを広くすることができ、アマチュアゴルファーに扱い易いものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1に示す実施形態では、パターヘッド1がフェース部材2、中間部材3、バック部材4とを組み合わせて構成されている。フェース部材2をアルミ合金(比重:2.7)、ステンレス(比重:7.8)などの金属材料から形成し、中間部材3を樹脂材料やFRP、軽金属(例えば、ポリカーボネイト、ナイロン樹脂、カーボン繊維強化樹脂(比重:1.5)、アルミ合金(比重:2.7))から形成し、バック部材4を最も重い比重の金属(真鍮(比重:8.2)、タングステンニッケル合金(比重:11.3)等)で形成する。前記中間部材3は用いずに、中空構造としても良い。この例では、中間部材3の比重<フェース部材2の比重≦バック部材4の比重、の関係となるようにした。なお、図1のヘッド幅W及び重心深さZGRは、ロフト角がついたフェース面2Aのリーディングエッジからの長さである。
【0010】
前記フェース部材2は、比重が2.7〜8.0の材料から形成され、上述した金属材料の他に、ジュラルミン、チタニウム、チタン合金、マルエイジング鋼なども使用できる。前記中間部材3は、比重が0.9〜3.0の材料から形成され、上述した樹脂材料として、ナイロン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト、ABS、BMC(Bulk Molding Compound…樹脂の収縮率が低く、強度も強いので好ましい。)、SMC(Sheet Molding Compound…BMCに比べ繊維長が長く、より強度が強い。)などが使用に好適である。さらに、クロス繊維強化樹脂(ガラス繊維やカーボン繊維などの長繊維を編み上げて、布状にした繊維強化樹脂シート…外層に使用すると編み目模様が見えて外観上綺麗である。)、マグネシューム合金(比重1.7〜2.0)、アルミ合金(比重2.7〜2.8)なども中間部材3として使用できる。前記バック部材4は、比重が8.0〜19.2の材料から形成され、先の材料の他に、マルエイジング鋼(比重8.0)、青銅、ベリリウム銅合金等の銅合金(比重8.2〜8.6)、タングステンカッパー合金、タングステン(比重19.2)などが使用に好適である。
【0011】
図1において、符号5は、シャフト(図示せず)が挿入固定される孔であり、符号2Aはフェース面を示す。このフェース面2Aの打球部に凹部を設け、そこに樹脂をはめ込んだり、接着しても良い。また、中間部材3は、ソール面にアルミ合金などの比重の軽い金属やセラミックを配置し、傷が付きにくくすることが好ましい。
【0012】
図2は、別の実施形態を示す分解斜視図であり、チタニウム合金製のフェース部材2のフェース面2Aに形成された凹部2Bにナイロン樹脂製の打球板6をはめ込んである。また、フェース部材2の後方に位置する中間部材3は、BMCの表面にクロス繊維強化樹脂のシートを貼り付けて下面開口の逆U字状に形成されたものである。この中間部材3の下側にアルミ合金製のソール部7を取り付けてある。さらに、バック部材4は、本体をステンレスで形成し、この本体にタングステンニッケル合金製のビス8をねじ込んで形成されたものである。図3は、図2に示すものを組み付けたパターヘッド1を示す。
【0013】
パターヘッドの形状で、いわゆる「ピン型」と呼ばれるタイプのものを比較例1(表中(1)とし、「マレット型」と呼ばれるタイプのものを比較例2(表中(2))とし、キャロウェイゴルフ社の「2ボール型」(オデッセイホワイトホット2ボールブレード)を比較例3(表中(3))とし、本発明の2つの実施例A,B(表中(4),(5))と種々比較した。実施例Aは、フェース部材にアルミ合金を用い、中間部材にSMC(カーボン繊維強化樹脂)、バック部材に銅合金を用いた。実施例Bは図2の実施例である。
【0014】
【表1】


【0015】
表1に示す各パターヘッドを装着したパターで実打試験をした結果、振り易さについての評価を表2に、オフセンター性能の評価を表3にそれぞれ示す。オフセンター性能は、スイートスポットを外してボールをヒットしたときの転がり具合と方向性についてのトータル評価である。また、表中の「◎」は「とても優れている」、「○」は「良い」、「△」は「普通」、「×」は「悪い」評価である。
【0016】
【表2】


【0017】
【表3】


【0018】
実施例A,Bともに、深重心と高慣性モーメントの両方を実現し、かつ従来マレット型パターと比較しても違和感のない形状のパターヘッドとなっている。重心が深くなると、振り易さ、ストロークの安定性が向上し、高慣性モーメントが大きくなると、オフセンターでのミート率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態を示す平面図。
【図2】別の実施形態を示す分解斜視図。
【図3】図2を組み付けた状態の平面図。
【符号の説明】
【0020】
1 パターヘッド
2 フェース部材
2A フェース面
3 中間部材
4 バック部材




 

 


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