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発明の名称 ゴルフクラブヘッド
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−159984(P2007−159984A)
公開日 平成19年6月28日(2007.6.28)
出願番号 特願2005−363560(P2005−363560)
出願日 平成17年12月16日(2005.12.16)
代理人 【識別番号】100086911
【弁理士】
【氏名又は名称】重野 剛
発明者 坂 航
要約 課題
フェース部の塗膜の耐摩耗性に優れ、しかもボディー部の塗膜の割れが防止される塗膜付きゴルフクラブヘッドを提供する。

解決手段
金属製の中空ゴルフクラブヘッド1は、チタン合金製のフェース部2と、クラウン部3と、ソール部4と、サイド部5と、ホゼル部6とを有する。フェース部2の裏面の中央部に肉厚部9が設けられ、その周囲が肉薄部10,11となっている。全体が塗膜で覆われており、フェース部2の塗膜厚さTがボディー部の塗膜厚さT以上である。
特許請求の範囲
【請求項1】
フェース部と、ボディー部のうち少なくともクラウン部の前部とに塗膜が設けられている中空ウッド型のゴルフクラブヘッドにおいて、該フェース部の塗膜厚さTがボディー部の塗膜厚さT以上であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項2】
請求項1において、Tが100〜200μmであり、TがTの30〜100%であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
請求項1又は2において、塗膜は少なくとも2層よりなり、最外層の塗膜層の硬度が他の塗膜層の硬度よりも高いことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項において、フェース部の塗膜がウレタン系であり、ボディー部の塗膜がポリエステル系であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は中空ウッド型のゴルフクラブヘッドに係り、特に塗膜を有するゴルフクラブヘッドに関する。
【背景技術】
【0002】
金属製の中空ウッド型のゴルフクラブヘッドに塗膜を設けることは周知である(例えば特許文献1〜3)。
【0003】
このうち、特開2005−270518号には、フェース部にのみ塗膜を設けたり、ゴルフクラブヘッドの全体に塗膜を設けることが記載されている。特開2000−72984号、特開2003−310805号には複層の塗膜を設けることが記載されている。
【特許文献1】特開2005−270518号
【特許文献2】特開2000−72984号
【特許文献3】特開2003−310805号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、塗膜は厚い方が耐摩耗性に優れるが、塗膜割れが生じ易くなる。逆に、塗膜が薄いと、耐摩耗性は低いが塗膜割れに対しては強くなる。
【0005】
本発明は、フェース部の塗膜の耐摩耗性に優れ、しかもボディー部の塗膜の割れが防止される塗膜付きゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1のゴルフクラブヘッドは、フェース部と、ボディー部のうち少なくともクラウン部の前部とに塗膜が設けられている中空ウッド型のゴルフクラブヘッドにおいて、該フェース部の塗膜厚さTがボディー部の塗膜厚さT以上であることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2のゴルフクラブヘッドは、請求項1において、Tが100〜200μmであり、TがTの30〜100%であることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3のゴルフクラブヘッドは、請求項1又は2において、塗膜は少なくとも2層よりなり、最外層の塗膜層の硬度が他の塗膜層の硬度よりも高いことを特徴とするものである。
【0009】
請求項4のゴルフクラブヘッドは、請求項1ないし3のいずれか1項において、フェース部の塗膜がウレタン系であり、ボディー部の塗膜がポリエステル系であることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明のゴルフクラブヘッドにあっては、フェース部の塗膜厚さTがボディー部の塗膜厚さTよりも大きいので、フェース部の塗膜の耐摩耗性が良好である。また、クラウン部などボディー部の塗膜の塗膜割れが防止ないし抑制される。このボディー部の塗膜厚さを小さくすることにより、塗膜重量を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1は実施の形態に係るゴルフクラブヘッド1の斜視図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は図1のIII−III線に沿う断面図である。
【0012】
中空部を有する金属製のゴルフクラブヘッド1は、フェース部2と、クラウン部3と、ソール部4と、サイド部5と、ホゼル部6とを有する。このホゼル部6にシャフト7が挿入され、接着剤で固定されることによりゴルフクラブが構成される。
【0013】
この実施の形態では、フェース部2の裏面の中央部が肉厚の大きな肉厚部9となっており、その周囲が肉厚の小さな肉薄部10,11となっている。この肉厚部9の上側の肉薄部11は、フェース部2の幅方向に延在する。
【0014】
肉薄部10は、肉厚部9の両サイド及び下側を回り込むように略U字形に延在している。
【0015】
肉厚部9は、上下方向には23mm以上延在することが好ましい。この23mmはゴルフボールの直径に由来する。肉厚部9の左右幅は、肉厚部9の上下幅よりも大きいことが好ましく、特に2.0〜5.0倍程度が好ましい。これは、一般に、ゴルフクラブヘッドのフェース形状が上下幅より左右幅が大きいためである。
【0016】
肉厚部9の周縁の上下左右の最端部からフェース部2の周縁部までの距離は、肉厚部9の上側では上下方向に10〜18mm程度存在することが好ましく、肉厚部9の下側では上下方向に3〜18mm程度存在することが好ましく、肉厚部9のトウ側では左右方向に10〜20mm程度存在することが好ましく、肉厚部9のヒール側では左右方向に10〜20mm程度存在することが好ましい。
【0017】
肉厚部9の厚さは一様であってもよく、肉厚部9の中心ほど段階的に又は連続的に厚くなるものであってもよい。肉厚部9の厚さ(不均一厚の肉厚部の場合は、平均厚さ)は、肉薄部10,11の厚さの1.4〜4.0倍特に1.5〜3.0倍であることが好ましい。ゴルフクラブヘッドの材質が75000〜11000kgf/mm(7.35〜10.78×106Pa)のチタン合金等である場合、肉厚部9の厚さは2.2〜3.5mm程度が好ましい。この厚さが過度に大きいと、ゴルフクラブヘッドの重心が浅くなり、バックスピン量が減少して打球が上がりにくくなるおそれがある。肉薄部10,11の厚さは上記ヤング率の合金の場合1.8〜2.2mm程度が好ましい。
【0018】
このゴルフクラブヘッド1にあっては、フェース部2と、クラウン部3と、サイド部5とに塗膜(図示略)が設けられている。ソール部4は塗膜が設けられてもよく、設けられなくてもよい。
【0019】
フェース部2の塗膜厚さTは、その他のボディー部(クラウン部3及びサイド部5)の塗膜厚さTよりも大である。好ましくはTは100〜200μm特に120〜180μmであり、TはTの30〜100%特に50〜100%である。
【0020】
フェース部2の塗膜としてはウレタン系塗膜特に2液硬化型ウレタン系塗膜が好適であり、ボディー部の塗膜としてはポリエステル系塗膜特に熱硬化型ポリエステル系が好適である。ただし、ボディー部はアクリル系、エポキシ系、塩化ビニル系などであってもよい。
【0021】
このフェース部2の膜厚の大きいウレタン系塗膜は耐摩耗性に優れる。また、ボディー部の膜厚の小さいポリエステル系等の塗膜は塗装割れしにくい。なお、2液硬化型ウレタン系塗膜は安価であると共に、厚塗りし易い。熱硬化型ポリエステル系塗膜は、その塗料の粘度が低く、薄く均一に塗り易い。
【0022】
図1〜3ではフェース部2の裏面に凹みによって肉薄部10,11を設けているが、図4のゴルフクラブヘッド1Aのように、フェース部2の前面中央付近を凹ませることによりフェース部2の前面側に肉薄部13を設けてもよい。このようにフェース部前面に凹状の肉薄部13を設けると、この肉薄部13に塗料を厚く塗って塗膜厚さの大きい塗膜を形成することが容易となる。
【0023】
なお、ボディー部の塗膜はクラウン部3の前半側にのみ設けてもよいが、見栄えを良くするために上記実施の形態のようにクラウン部3及びサイド部5についてはその全面に塗膜を設けるのが好ましい。
【0024】
塗膜は1層でもよいが、2層以上とするのが好ましく、特に最表層の塗膜として硬度の高い塗膜層を設け、傷付き防止を図るのが好ましい。
【0025】
本発明は、ドライバー、フェアウェーウッド、その他これに近似したユーティリティクラブに適用可能である。
【実施例】
【0026】
容積350ccの中空のチタン合金製のドライバーの全外面に対しポリエステル系塗料を複数回塗布して表1に示す厚さの塗膜を形成した。このゴルフクラブヘッドを長さ44インチのシャフトに取り付けてドライバーとした。このドライバーについて、フェース強度、打感及び塗膜強度を次のようにして評価した。
【0027】
フェース強度は塗装の剥離によりフェース金属面が見えた部分を顕微鏡にて確認することによって測定した。金属面に対して傷が付いているか、大きさがどの程度かを相対的に評価した。
【0028】
打感は被験者10人が実打して相対的に評価した官能評価である。結果は10人の平均を〇×で置き換えた。
【0029】
塗膜強度は洗浄前の汚れの残ったボールを使用し、屋外で100発×10人の実打を行い、塗装のはがれ具合を相対的に評価した。
【0030】
結果を表1に示す。
【0031】
【表1】


【0032】
表1の通り、実施例3〜5のように塗膜厚さTを100〜200μmとし、TをTの30〜100%とすることにより、打感及び塗膜強度等のバランスがはかれ、良好な結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】実施の形態に係るゴルフクラブヘッドの斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】別の実施の形態に係るゴルフクラブヘッドの断面図である。
【符号の説明】
【0034】
1,1A ゴルフクラブヘッド
2,2A フェース部
3 クラウン部
4 ソール部
5 サイド部
6 ホゼル部
9 肉厚部
10,11,13 肉薄部




 

 


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