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ゴルフクラブ - ブリヂストンスポーツ株式会社
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発明の名称 ゴルフクラブ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−130089(P2007−130089A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−324018(P2005−324018)
出願日 平成17年11月8日(2005.11.8)
代理人 【識別番号】100076428
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 康徳
発明者 坂 航 / 中嶋 義文
要約 課題
打球の飛距離増大とヘッドの効き具合とを両立できるウッド型のゴルフクラブを提供すること。

解決手段
シャフトと、前記シャフトの一端部に装着されたグリップと、前記シャフトの他端部に装着されたヘッドと、を備えたウッド型のゴルフクラブにおいて、前記ゴルフクラブの質量m(g)と、前記ゴルフクラブの前記グリップ側の端部から前記ゴルフクラブの重心位置までの距離L(cm)と、が、m×L≦2.60×104(g・cm)、かつ、m×L2≧2.270×106(g・cm2)を満たし、前記シャフトの重心位置が、前記シャフトの前記ヘッド側の端部から、前記シャフトの全長の48.5%の長さの範囲にあることを特徴とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
シャフトと、前記シャフトの一端部に装着されたグリップと、前記シャフトの他端部に装着されたヘッドと、を備えたウッド型のゴルフクラブにおいて、
前記ゴルフクラブの質量m(g)と、前記ゴルフクラブの前記グリップ側の端部から前記ゴルフクラブの重心位置までの距離L(cm)と、が、
m×L≦2.60×104(g・cm)、かつ、
m×L2≧2.270×106(g・cm2
を満たし、
前記シャフトの重心位置が、
前記シャフトの前記ヘッド側の端部から、前記シャフトの全長の48.5%の長さの範囲にあることを特徴とするゴルフクラブ。
【請求項2】
前記シャフトの質量が50(g)以下であり、かつ、トルクが4.5度以下であることを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブ。
【請求項3】
前記質量mが、260(g)以上300(g)以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラブ。
【請求項4】
前記ゴルフクラブの全長が41インチ以上50インチ以下であり、
前記ヘッドのフェースのロフト角が25度以下であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブ。
【請求項5】
前記ゴルフクラブのクラブバランスが14インチ法でC7乃至D5であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブ。
【請求項6】
前記グリップの質量が40(g)以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のゴルフクラブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はゴルフクラブに関し、特に、ドライバー、フェアウェイウッド等のウッド型のゴルフクラブに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ゴルフクラブの性能を左右する要素として、ゴルフクラブの1次モーメントと2次モーメント(慣性モーメント)とがある。ゴルフクラブの質量をm、ゴルフクラブのグリップ側の端部からゴルフクラブの重心位置までの距離をLとおくと、1次モーメントはm×Lで、2次モーメントはm×L2で表される。
【0003】
特許文献1及び2にはゴルフクラブの1次モーメントに着目したゴルフクラブが開示されており、1次モーメントを小さくするとゴルファーがヘッドスピードを向上し易く、打球の飛距離を増大させることが期待できる反面、ゴルフクラブが軽量なものとなりスイング時のクラブの軌道が不安定となって打球の方向性が悪くなることが指摘されている。
【0004】
特許文献3にはゴルフクラブの2次モーメントを考慮したゴルフクラブが開示されている。一般にゴルフクラブの2次モーメントはヘッドの効きを左右する要素であることが知られている。2次モーメントが大きいとヘッドの効き具合がよくなり、ゴルフクラブを振りぬき易くなる。また、打球の方向性もよくなる。
【0005】
【特許文献1】特開平8−173577号公報
【特許文献2】特開2005−198816号公報
【特許文献3】特開2001−46563号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、2次モーメントを大きくすると、一般にはこれに応じて1次モーメントも大きくなる。従って、ヘッドスピードが低下し、打球の飛距離増大を妨げる要因となってしまう。従来のゴルフクラブは1次モーメント又は2次モーメントのいずれかのみに着目されており、ウッド型のゴルフクラブに要求される、打球の飛距離増大とヘッドの効き具合とを両立することは困難である。
【0007】
従って、本発明の目的は、打球の飛距離増大とヘッドの効き具合とを両立できるウッド型のゴルフクラブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、1次モーメントをできるだけ小さくしながら2次モーメントをできるだけ大きくすることで、打球の飛距離増大とヘッドの効き具合との両立を実現するという新規な発想に基づくものである。ここで、上述した通り、1次モーメントと2次モーメントの増減は基本的に同じ傾向にあり、また、ゴルフクラブやその構成部品の長さや質量にも実用上一定の制約がある。
【0009】
そこで、本発明は、シャフトと、前記シャフトの一端部に装着されたグリップと、前記シャフトの他端部に装着されたヘッドと、を備えたウッド型のゴルフクラブにおいて、前記ゴルフクラブの質量m(g)と、前記ゴルフクラブの前記グリップ側の端部から前記ゴルフクラブの重心位置までの距離L(cm)と、が、m×L≦2.60×104(g・cm)、かつ、m×L2≧2.270×106(g・cm2)を満たし、前記シャフトの重心位置が、前記シャフトの前記ヘッド側の端部から、前記シャフトの全長の48.5%の長さの範囲にあることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、ゴルフクラブやその構成部品の長さや質量の実用上の制約を満たした範囲で、1次モーメント(m×L)が比較的小さく、また、2次モーメント(m×L2)が比較的大きなゴルフクラブが提供される。この結果、打球の飛距離増大とヘッドの効き具合とを両立できる。
【0011】
ここで、ゴルフクラブの1次モーメントをより小さく、2次モーメントをより大きくするためには、前記距離Lが重要となる。すなわち、前記距離Lをより大きくすれば2次モーメントがより大きくできる。前記距離Lを大きくしても質量mを小さくすれば1次モーメントMは小さくなる。また、一般に、シャフトの重心位置がヘッド側に位置すれば位置するほど、ゴルファーはヘッドの重さを感じ易くなり、ヘッドの効き具合及びクラブの振り易さが向上する。
【0012】
しかして、前記シャフトの重心位置が、前記シャフトの前記ヘッド側の端部から、前記シャフトの全長の48.5%の長さの範囲にあることにより、前記距離Lをより大きくすることが容易となり、前記質量m前記距離Lと前記関係を満たし易くなるだけでなく、ヘッドの効き具合及びクラブの振り易さが更に向上する。
【発明の効果】
【0013】
以上述べた通り、本発明によれば、打球の飛距離増大とヘッドの効き具合とを両立できるウッド型のゴルフクラブを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図1(a)は本発明の一実施形態に係るウッド型のゴルフクラブAの説明図である。ゴルフクラブAはシャフト1と、シャフト1の一端部に装着されたグリップ2と、シャフト1の他端部に装着されたヘッド3と、を備える。ヘッド3はゴルフボールの打撃面となるフェース部3aと、ヘッド3の底面を形成するソール部3bとを備える。
【0015】
図中、LwはゴルフクラブAの全長を示し、ゴルフクラブAのグリップ2側の端部と、シャフト1の軸線Laとソール部3bとの交点との間の長さを示す。点P1はゴルフクラブAの重心位置を示し、シャフト1が略水平の状態でゴルフクラブAがバランスする位置である。点P2はゴルフクラブAのグリップ2側の端部から軸線La方向に14インチの位置を示す。
【0016】
ここで、ゴルフクラブAの質量(総質量)をm(g)、ゴルフクラブAのグリップ2側の端部から重心位置P1までの距離(以下、重心距離という。)をL(cm)とすると、ゴルフクラブAの1次モーメントM(g・cm)と、2次モーメントI(g・cm2)と、は下式で表される。
M=m×L
I=m×L2
本実施形態は1次モーメントMをできるだけ小さくしながら2次モーメントIをできるだけ大きくすることで、打球の飛距離増大とヘッドの効き具合との両立を実現するものである。ここで、2次モーメントIは1次モーメントMに重心距離Lを乗算した値であるから、1次モーメントMと2次モーメントIの増減は基本的に同じ傾向にある。また、一般にゴルフクラブやその構成部品の長さや質量にも実用上一定の制約があり、ウッド型のゴルフクラブの場合、例えば、ドライバであれば、グリップの質量は40〜55g程度、シャフトは40〜65g程度、ヘッドは180〜200g程度であり、ゴルフクラブの総質量は260〜340g程度である。
【0017】
そこで、本実施形態では質量mと重心距離Lとが、
M=m×L≦2.60×104(g・cm):式1、かつ、
I=m×L2≧2.270×106(g・cm2):式2
を満たすように設定される。この要件は、例えば、ゴルフクラブAの構成部品であるシャフト1、グリップ2、ヘッド3の質量や重心位置を調整することで実現される。
【0018】
ここで、ゴルフクラブAの1次モーメントMをより小さく、2次モーメントIをより大きくするためには、重心距離Lが重要となる。すなわち、重心距離Lをより大きくすれば2次モーメントがより大きくできる。重心距離Lを大きくしても質量mを小さくすれば1次モーメントMは小さくなる。
【0019】
このため、本実施形態ではシャフト1の諸元を工夫する。図1(b)はシャフト1の説明図である。図中、Lsはシャフト1の全長を示し、点P3はシャフト1の単体の重心位置を示し、シャフト1が略水平の状態でシャフト1がバランスする位置である。また、L’はシャフト1のヘッド3側(チップ側)の端部から重心位置P3までの距離である。
【0020】
しかして、シャフト1の重心位置P3が、シャフト1のヘッド3側の端部から、シャフト1の全長Lsの48.5%の長さの範囲、つまり、
L’≦0.485×Ls:式3
にする。ゴルフクラブAのヘッド3側を重くすることで、重心距離Lをより大きく確保し易くなり、ゴルフクラブAの1次モーメントM及び2次モーメントIを上記の数値範囲内とすることが容易化する。また、一般に、シャフトの重心位置がヘッド側に位置すれば位置するほど、ゴルファーはヘッドの重さを感じ易くなり、ヘッドの効き具合及びクラブの振り易さが向上する。従って、ヘッド3の効き具合及びゴルフクラブAの振り易さが更に向上する。
【0021】
しかして、本実施形態のゴルフクラブAは、ゴルフクラブAやその構成部品の長さや質量の実用上の制約を満たした範囲で、1次モーメントMが比較的小さく、また、2次モーメントIが比較的大きなゴルフクラブとなり、打球の飛距離増大とヘッドの効き具合とを両立できる。
【0022】
1次モーメントMと、2次モーメントIとは、望ましくは下記の範囲に設定される。
2.45×104(g・cm)≦M≦2.56×104(g・cm)
2.300×106(g・cm2)≦I≦2.500×106(g・cm2
【0023】
また、シャフト1の重心位置P3が極度にヘッド3側に位置すると、シャフト1の強度不足を招くことになる。従って、シャフト1の重心位置P3が、シャフト1のヘッド3側の端部から、シャフト1の全長Lsの45%乃至48.5%の長さの範囲、つまり、0.450×Ls≦L’≦0.485×Ls、にあることが望ましい。
【0024】
また、シャフト1の質量は50(g)以下とすることが望ましい。シャフト1を軽量化することはゴルフクラブAの質量mをより小さくして1次モーメントMを小さくできる。一方、シャフト1が極度に軽量化されることはシャフト1の強度不足を招く虞がある。従って、シャフト1の質量は30(g)以上50(g)以下であることが望ましい。
【0025】
また、シャフト1のトルク(シャフト1に所定のトルクを作用させたときのねじれ角度)は4.5度以下であることが望ましい。シャフト1のトルクが小さいと、インパクトのタイミングが合わせ難くなり、大きいと打球の方向性が劣る傾向にある。従ってシャフト1のトルクを2.0度以上4.5度以下とすることが更に望ましい。
【0026】
また、ゴルフクラブAの質量mは260g以上300g以下であることが望ましい。ゴルフクラブAが軽すぎるとゴルファーが振り難しさを感じる場合があるが、質量mがこの範囲であればゴルフクラブAの振り難さを解消しながら上記効果が得られる。
【0027】
また、ゴルフクラブAの全長Lwを41インチ以上50インチ以下とし、ヘッド3のフェース部3aのロフト角を25度以下とすることもできる。ゴルフクラブの全長及びロフト角をこの数値範囲とすることは、飛距離増大が重視されるドライバやフェアウッド等のウッド型のゴルフクラブに好適である。更に、本実施形態のゴルフクラブAをドライバとする場合には、全長Lwを44インチ以上48インチ以下、ロフト角を5度以上15度以下とすることが望ましい。
【0028】
また、本実施形態のゴルフクラブAは、そのクラブバランスが14インチ法でC7乃至D5であることが望ましい。14インチ法とはゴルフクラブのクラブバランスを評価する周知の手法であり、図1(a)を参照して説明すると、点P2を支点としてシャフト1を略水平に維持した場合の、ゴルフクラブAのグリップ2側の端部の荷重を換算して評価指標とするものである。ゴルフクラブAのクラブバランスを上記の範囲とすれば、一般的なゴルフクラブのクラブバランスの範囲で上記効果を得ることができ、一般的なゴルフクラブと比較して違和感無くアドレス及びスイングができる。また、ゴルフクラブAのクラブバランスが14インチ法でC8乃至D2とすると、更に望ましい。
【0029】
また、グリップ2の質量は40(g)以下とすることが望ましい。ゴルフクラブAのグリップ2側を軽くすることで、重心距離Lをより大きく確保し易くなり、ゴルフクラブAの1次モーメントM及び2次モーメントIを上記の数値範囲内とすることが容易化する。但し、グリップ2を過剰に軽量化すると、グリップ2の肉厚が薄くなり、ゴルファーのグリップ感を損ねる虞がある。そこで、更に望ましくはグリップ2の質量が25(g)以上40(g)以下とする。この範囲であれば、グリップ2のグリップ感を大きく損なわずに上記効果が得られる。
【実施例】
【0030】
本発明の実施例と比較例として市販のゴルフクラブとで性能評価を行なった。図2(a)は本発明の実施例(実施例1及び2)及び比較例(市販品A及びB)の諸元を示す図であり、いずれもドライバである。各パラメータの符号(m、M、I、L’/Ls)は上述した符号に対応している。市販品Aはその1次モーメントMが上記式1を、また、そのシャフト重心位置が上記式3を満たしていない。市販品Bはその1次モーメントM、2次モーメントIが上記式1及び式2を満たしているが、そのシャフト重心位置が上記式3を満たしていない。実施例1及び2はいずれも、その1次モーメントM及び2次モーメントIが上記式1及び2を満たし、かつ、そのシャフト重心位置が上記式3を満たしている。実施例1及び2並びに市販品A及びBは、主に打球の飛距離に影響する全長Lw、ロフト角については差がない。
【0031】
図2(b)は実施例1及び2、市販品A及びBの性能評価の結果を示す図である。性能評価は5名の試験者が実施例1及び2並びに市販品A及びBのゴルフクラブによりゴルフボールを試打し、打球の飛距離、方向がよかった3打を評価対象とし、図2(b)に示す各パラメータについて平均値をとった。図2(b)に示す各パラメータのうち、「ブレ量」は目標とした打球の飛球線方向から打球の落下地点までの左右の距離を示し、打球の方向性の指標とした。官能評価は5名の試験者が試打後に相互に各クラブの相対的な振り易さ等について意見交換を行い、5名の試打者がまとめた意見である。
【0032】
図2(b)の性能評価の結果から、実施例1及び2ではいずれも市販品A及びBよりもヘッドスピードに優れている。また、実施例1及び2ではいずれも市販品A及びBよりもブレ量が小さく、かつ、官能評価としてヘッドの効き具合がよかったとされている。
【0033】
市販品Aはヘッドスピードが最も遅いがこれは市販品Aの1次モーメントMが他のクラブよりも大きいことに起因しているものと考えられる。また、市販品Bはその1次モーメントM、2次モーメントIが上記式1及び式2を満たしているが、実施例1及び2よりも悪い結果となっている。これはシャフト重心位置の差がクラブ性能に現れているものと考えられる。また、市販品Bは実施例1及び2よりも1次モーメントMが大きく、その差もクラブ性能に現れているものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係るゴルフクラブAの説明図、(b)はシャフト1の説明図である。
【図2】(a)は本発明の実施例及び比較例の諸元を示す図、(b)は本発明の実施例及び比較例の評価結果を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
A ゴルフクラブ
1 シャフト
2 グリップ
3 シャフト




 

 


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