米国特許情報 | 欧州特許情報 | 国際公開(PCT)情報 | Google の米国特許検索
 
     特許分類
A 農業
B 衣類
C 家具
D 医学
E スポ−ツ;娯楽
F 加工処理操作
G 机上付属具
H 装飾
I 車両
J 包装;運搬
L 化学;冶金
M 繊維;紙;印刷
N 固定構造物
O 機械工学
P 武器
Q 照明
R 測定; 光学
S 写真;映画
T 計算機;電気通信
U 核技術
V 電気素子
W 発電
X 楽器;音響


  ホーム -> スポ−ツ;娯楽 -> 株式会社三共

発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29656(P2007−29656A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−221364(P2005−221364)
出願日 平成17年7月29日(2005.7.29)
代理人 【識別番号】100084227
【弁理士】
【氏名又は名称】今崎 一司
発明者 鵜川 詔八 / 安藤 正登
要約 課題
操作手段の操作に対する期待感を向上させる。

解決手段
再抽選演出にて操作ボタンの操作を促す操作促進演出を実行し、有効期間内に操作ボタンが操作されたことにもとづいて結果導出演出を実行する。一方、操作促進演出にて有効期間内に操作ボタンが操作されなかったときには結果導出演出を実行しない。そして、後のタイミングにて再び操作促進演出を実行して、有効期間内に操作ボタンが操作されたことにもとづいて結果導出演出を実行するため、操作ボタンの操作に対する期待感を抱かせることができ、遊技者の興趣を向上させることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
各々を識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置と、所定の操作に応じて操作信号を出力する操作手段と、を備え、前記可変表示装置に特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、所定の移行条件が成立したときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させるとともに該特定遊技状態が終了したのちに通常状態であるときに比べて識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果となりやすい特別遊技状態に移行させる遊技機であって、
前記可変表示装置に導出表示される表示結果を前記特定表示結果とするか否かと、前記所定の移行条件を成立させるか否かと、を表示結果の導出表示以前に決定する事前決定手段と、
該事前決定手段により前記表示結果を前記特定表示結果とする旨の決定がなされたとき、当該決定がなされた識別情報の可変表示における所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたことを条件に当該可変表示にて前記移行条件が成立したことを報知する報知演出を実行する第1報知演出実行手段と、
前記有効期間内に前記操作手段から操作信号が出力されなかったとき、前記特定遊技状態実行中または前記特定遊技状態終了後に前記報知演出を実行する第2報知演出実行手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記有効期間における経過時間または有効期間の残り時間を計測する有効時間計測手段と、
該有効時間計測手段による計測結果を表示する有効時間表示手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
前記第2報知演出実行手段は、前記特定遊技状態中または前記特定遊技状態終了後の所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたときに前記報知演出を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記第2報知演出実行手段は、
前記特定遊技状態における前記有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたときに、当該特定遊技状態にて前記報知演出を実行する特定中報知演出実行手段と、
前記特定遊技状態における前記有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されなかったときに、当該特定遊技状態終了後に前記報知演出を実行する特定後報知演出実行手段と、を含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の遊技機。
【請求項5】
遊技の進行を制御する遊技制御マイクロコンピュータと、
該遊技制御マイクロコンピュータからの制御信号にもとづいて前記可変表示装置の表示を制御する表示制御マイクロコンピュータと、を備え、
前記操作手段は、前記操作にもとづいて前記表示制御マイクロコンピュータに前記操作信号を出力し、
前記遊技制御マイクロコンピュータは、
前記事前決定手段と、
該事前決定手段による決定結果にもとづいて、前記可変表示装置における前記識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を特定可能な可変表示データを予め定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段により選択した可変表示データを特定可能な可変表示信号を前記表示制御マイクロコンピュータに送信する可変表示信号送信手段と、を備え、
前記表示制御マイクロコンピュータは、
前記可変表示信号送信手段からの前記可変表示信号にもとづいて前記可変表示装置にて識別情報の可変表示を実行し、当該可変表示データによって特定された可変表示時間が経過したときに識別情報の可変表示の表示結果を導出表示する可変表示実行手段と、
前記第1報知演出実行手段と、
前記第2報知演出実行手段と、を備え、
前記第1報知演出実行手段は、前記操作検出手段により前記操作信号を検出したときの操作タイミングに応じて前記報知演出の実行期間を調整する実行期間調整手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の遊技機。
【請求項6】
前記表示制御マイクロコンピュータは、前記報知演出を実行するか否か判定する報知演出実行判定手段をさらに備え、
前記可変表示信号送信手段は、前記可変表示信号を送信するときに前記事前判定手段の判定結果を特定可能な判定結果信号を送信する判定結果信号送信手段を備え、
前記報知演出実行判定手段は、前記可変表示信号送信手段からの前記可変表示信号または前記判定結果信号送信手段からの前記判定結果信号にもとづいて前記第1報知演出実行手段または前記第2報知演出実行手段による前記報知演出を実行するか否かの判定を行うことを特徴とする請求項5記載の遊技機。
【請求項7】
各々を識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置と、所定の操作に応じて操作信号を出力する操作手段と、を備え、前記可変表示装置に特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、第1移行条件が成立したときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させるとともに該特定遊技状態が終了したのちに通常状態であるときに比べて高い割合で識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果になる高確率状態に移行させ、第2移行条件が成立したときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させるとともに該特定遊技状態が終了したのちに通常状態であるときに比べて識別情報の可変表示を開始してから識別情報の表示結果を導出表示するまでの可変表示時間が短縮される時短状態に制御させる遊技機であって、
前記可変表示装置に導出表示される表示結果を前記特定表示結果とするか否かと、前記第1移行条件を成立させるか否かと、前記第2移行条件を成立させるか否かと、を表示結果の導出表示以前に決定する事前決定手段と、
前記通常状態に対応して設けられ、前記可変表示装置における前記識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を特定可能な複数種類の可変表示データが設定された通常可変表示データテーブルと、前記高確率状態に対応して設けられ、前記可変表示装置における前記識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を特定可能な複数種類の可変表示データが設定された高確率可変表示データテーブルと、前記時短状態に対応して設けられ、前記可変表示装置における前記識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を特定可能な複数種類の可変表示データが設定された時短可変表示データテーブルと、を記憶するデータ記憶手段と、
遊技機の遊技状態に応じて前記データ記憶手段に記憶される可変表示データテーブルのうちいずれか1つを選択する可変表示データテーブル選択手段と、
前記事前決定手段による決定結果にもとづいて、前記可変表示データテーブル選択手段により選択された可変表示データテーブルに設定された複数種類の可変表示データの中からいずれか1つを選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段により選択された可変表示データにもとづいて前記可変表示装置において識別情報の可変表示を実行し、当該可変表示データによって特定される可変表示時間が経過したときに前記事前判定手段の判定結果にもとづく識別情報の可変表示の表示結果を導出表示する可変表示実行手段と、
前記事前決定手段により前記表示結果を前記特定表示結果とする旨の決定がなされたとき、当該決定がなされた識別情報の可変表示にて所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたことを条件に当該可変表示にて前記第1移行条件が成立したことを報知する報知演出を実行する第1報知演出実行手段と、
前記有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されなかったとき、前記特定遊技状態実行中または前記特定遊技状態終了後の所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたことを条件に前記報知演出を実行する第2報知演出実行手段と、を備え、
前記事前決定手段により前記第1移行条件を成立させる旨の判定がなされたとき、前記有効期間内に前記操作手段から操作信号が出力されなかったことを条件に、前記可変表示データテーブル選択手段は、前記可変表示装置にて所定回数の識別情報の可変表示が実行されるまで前記時短可変表示データテーブルを選択することを特徴とする遊技機。
【請求項8】
前記有効期間内に前記操作手段から操作信号が出力されなかったとき、前記操作手段から前記操作信号が出力されたときと比較して、前記第2報知演出が実行される割合が高くなるように設定された選択データを用いて前記第2報知演出を実行するか否かを決定する第2報知演出決定手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の遊技機。
【請求項9】
各々を識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置と、所定の操作に応じて操作信号を出力する操作手段と、を備え、前記可変表示装置に特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、所定の移行条件が成立したときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させるとともに該特定遊技状態が終了したのちに通常状態であるときに比べて識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果となりやすい特別遊技状態に移行させる遊技機であって、
前記可変表示装置に導出表示される表示結果を前記特定表示結果とするか否かと、前記所定の移行条件を成立させるか否かと、を表示結果の導出表示以前に決定する事前決定手段と、
該事前決定手段により前記表示結果を前記特定表示結果とする旨の決定がなされたとき、当該決定にもとづく特定遊技状態における所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたことを条件に当該特定遊技状態にて前記移行条件が成立したことを報知する報知演出を実行する特定中報知演出実行手段と、
前記有効期間内に前記操作手段から操作信号が出力されなかったとき、当該特定遊技状態終了後に前記報知演出を実行する特定後報知演出実行手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明による遊技機は、各々を識別可能な複数種類の識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置と、所定の操作に応じて操作信号を出力する操作手段と、を備え、前記可変表示装置に特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、所定の移行条件が成立したときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させるとともに該特定遊技状態が終了したのちに通常状態であるときに比べて識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果となりやすい特別遊技状態に移行させる遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞すると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。さらに、識別情報を可変表示(「変動」ともいう)すること等により表示状態を変化可能な可変表示装置が設けられ、可変表示装置において識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果となった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能となるように構成されたものがある。
【0003】
特定遊技状態とは、所定の遊技価値が付与され、遊技者にとって有利な状態を意味する。具体的には、特定遊技状態は、例えば特別可変入賞装置(「大入賞口」ともいう)の状態を遊技媒体が入賞し易い遊技者にとって有利な状態(大当り遊技状態)、遊技者にとって有利な状態になるための権利が発生した状態、景品遊技媒体払い出しの条件が成立し易くなる状態、等の所定の遊技価値が付与された状態である。
【0004】
このような遊技機では、識別情報としての図柄を表示する可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せ(特定表示結果)になることを、通常、「大当り」という。大当りが発生すると、例えば、特別可変入賞装置が所定回数開放して遊技媒体が入賞し易い大当り遊技状態に移行する。そして、各開放期間において、所定個(例えば10個)の特別可変入賞装置への入賞があると特別可変入賞装置は閉成する。そして、特別可変入賞装置の開放回数は、所定回数(例えば15ラウンド)に固定されている。なお、各開放について開放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数が所定個に達しなくても開放時間が経過すると特別可変入賞装置は閉成する。また、特別可変入賞装置が閉成した時点で所定の条件(例えば、特別可変入賞装置内に設けられている特定領域(「Vゾーン」ともいう)への入賞)が成立していない場合には、大当り遊技状態は終了するものもある。
【0005】
また、可変表示装置において、最終停止図柄(例えば左右中図柄のうち中図柄)となる図柄以外の図柄が、所定時間継続して、特定表示結果と一致している状態で停止、揺動、拡大縮小もしくは変形している状態、または、複数の図柄が同一図柄で同期して変動したり、表示図柄の位置が入れ替わっていたりして、最終結果が表示される前で大当り発生の可能性が継続している状態(以下、これらの状態をリーチ状態という。)において行われる演出をリーチ演出という。また、リーチ状態やその様子をリーチ態様という。さらに、リーチ演出を含む可変表示をリーチ可変表示という。そして、可変表示装置に可変表示される図柄の表示結果が特定表示結果でない場合には「はずれ」となり、可変表示状態は終了する。遊技者は、大当りをいかにして発生させるかを楽しみつつ遊技を行う。
【0006】
また、可変表示装置において識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果のうちの特別な特定表示結果(特別表示結果)となる等の特別の条件が成立すると、以後、大当りが発生する確率が高くなる高確率状態(「確変状態」ともいう)に移行するように構成された遊技機がある。また、遊技者が操作可能な操作手段を設け、遊技者の操作にもとづいて所定の演出表示を実行するように構成された遊技機がある。
【0007】
このような遊技機において、操作手段の操作に応じて図柄の可変表示を停止させ、表示結果を導出表示させるものがあった(例えば、特許文献1)。また、操作手段の操作に応じて可変表示装置における図柄の可変表示パターンをいずれかに決定するものがあった(例えば、特許文献2)。
【特許文献1】特開2003−310948号公報
【特許文献2】特開2004−202121号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に記載された遊技機では、予め定められた有効期間内に操作手段が操作されなかったときには、図柄を停止させて表示結果を導出表示させる。また、特許文献2に記載された遊技機では、予め定められた有効期間内に操作手段が操作されなかったときには、予め定められた可変表示パターンに決定する。このように、遊技者が操作手段を操作しない場合であっても、有効期間が経過したときに所定の演出表示が実行されるため、遊技者の操作手段に対する興味や期待感を失わせる虞があった。
【0009】
そこで、本発明は、操作手段を設けた遊技機において、操作手段の操作に対する期待感を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を達成するために、本発明の遊技機は、操作により報知演出を実行する機会を与えるものにおいて遊技者による操作が行われなかった場合、操作の有効期間経過後、直ちに規定の報知演出を実行するものではなく所定の期間経過後に規定の報知演出を実行することを特徴とする。具体的には、請求項1の発明においては、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば、特別図柄、飾り図柄)の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置(例えば、特別図柄表示器8、可変表示装置9)と、所定の操作に応じて操作信号を出力する操作手段(例えば、操作ボタン120)と、を備え、前記可変表示装置に特定表示結果(例えば、大当り図柄)が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に移行させ、所定の移行条件(例えば、確変図柄が導出表示)が成立したときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させるとともに該特定遊技状態が終了したのちに通常状態であるときに比べて識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果となりやすい特別遊技状態(例えば、確変状態、時短状態)に移行させる遊技機であって、前記可変表示装置に導出表示される表示結果を前記特定表示結果とするか否か(例えば、特別図柄通常処理の大当り判定処理にて大当りとするか否か判定する部分;ステップS56)と、前記所定の移行条件を成立させるか否か(例えば、特別図柄停止図柄設定処理にて特別図柄の大当り図柄を決定する部分;ステップS104〜ステップS105)と、を表示結果の導出表示以前に決定する事前決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ60の機能であって、特別図柄通常処理の大当り判定処理にて大当りとするか否か判定する部分(ステップS56)と特別図柄停止図柄設定処理にて特別図柄の大当り図柄を決定する部分(ステップS104〜ステップS105))と、該事前決定手段により前記表示結果を前記特定表示結果とする旨の決定がなされたとき(例えば特別図柄通常処理のステップS57にてY)、当該決定がなされた識別情報の可変表示における所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたことを条件に当該可変表示にて前記移行条件が成立したことを報知する報知演出(例えば、図28(A)〜図28(J)に示す演出)を実行する第1報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、飾り図柄変動中処理のステップS850で操作ボタン120から操作信号が入力されたときにステップS851で飾り図柄変動パターンに応じた再抽選プロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータに従って演出装置(例えば、可変表示装置9、スピーカ27、ランプ・LED等)を制御する部分;ステップS852)と、前記有効期間内に前記操作手段から操作信号が出力されなかったとき、前記特定遊技状態実行中または前記特定遊技状態終了後に前記報知演出を実行する第2報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、飾り図柄変動中処理のステップS856で有効期間内に操作ボタン120から操作信号が入力されなかったときに、ステップS857で大当り再抽選フラグをセットし、ラウンド中処理のステップS929またはラウンド後処理のステップS960で操作ボタン120から操作信号が入力されたことにもとづいて再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータに従って演出装置を制御する部分;ステップS932,S963)と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明においては、前記有効期間における経過時間または有効期間の残り時間を計測する有効時間計測手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、飾り図柄変動中処理にて有効期間タイマを1減算する部分;ステップS855)と、該有効時間計測手段による計測結果を表示する有効時間表示手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、プロセスデータにもとづいて演出装置を制御し、可変表示装置9に残時間表示9bを表示制御する部分;ステップS920)と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明においては、前記第2報知演出実行手段は、前記特定遊技状態中または前記特定遊技状態終了後の所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたときに前記報知演出を実行する(例えば、ラウンド中処理のステップS929、ラウンド後処理のステップS960、大当り終了演出処理のステップS989で操作ボタン120から操作信号が入力されたことにもとづいて結果導出演出を実行する;ステップS932,S963,S994)ことを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明においては、前記第2報知演出実行手段は、前記特定遊技状態における前記有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたときに、当該特定遊技状態にて前記報知演出を実行する特定中報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、ラウンド中処理のステップS929、ラウンド後処理のステップS960で操作ボタン120から操作信号が入力されたことにもとづいて結果導出演出を実行する部分;ステップS932,S963)と、前記特定遊技状態における前記有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されなかったときに、当該特定遊技状態終了後に前記報知演出を実行する特定後報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、ラウンド中処理のステップS946で終了時再抽選演出に応じたプロセステーブルを選択し、当該プロセスデータにもとづいて大当り終了演出処理にて演出装置を制御する部分;ステップS980)と、を含むことを特徴とする。
【0014】
また、請求項5の発明においては、遊技の進行を制御する遊技制御マイクロコンピュータ(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ60)と、該遊技制御マイクロコンピュータからの制御信号(例えば、演出制御コマンド)にもとづいて前記可変表示装置の表示を制御する表示制御マイクロコンピュータ(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101)と、を備え、前記操作手段は、前記操作にもとづいて前記表示制御マイクロコンピュータに前記操作信号(例えば、操作ボタン120の操作信号)を出力し、前記遊技制御マイクロコンピュータは、前記事前決定手段と、該事前決定手段による決定結果にもとづいて、前記可変表示装置における前記識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間(例えば、変動時間)を特定可能な可変表示データ(例えば、変動パターン)を予め定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ60の機能であって、変動パターン設定処理を実行する部分;ステップS302)と、該可変表示データ選択手段により選択した可変表示データを特定可能な可変表示信号(例えば、変動パターンコマンド)を前記表示制御マイクロコンピュータに送信する可変表示信号送信手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ60の機能であって、飾り図柄コマンド制御処理にて変動パターンコマンドを送信する部分;ステップS27)と、を備え、前記表示制御マイクロコンピュータは、前記可変表示信号送信手段からの前記可変表示信号にもとづいて前記可変表示装置にて識別情報の可変表示を実行し、当該可変表示データによって特定された可変表示時間が経過したときに識別情報の可変表示の表示結果を導出表示する可変表示実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、飾り図柄通常処理のステップS820で変動パターンコマンドの内容にもとづいて飾り図柄変動パターンを決定し、当該飾り図柄変動パターンにもとづいて飾り図柄変動中処理のステップS845にて可変表示装置9にて飾り図柄の可変表示を実行し、ステップS841で変動時間タイマがタイムアウトしたときに飾り図柄の停止図柄を導出表示する部分)と、前記第1報知演出実行手段と、前記第2報知演出実行手段と、を備え、前記第1報知演出実行手段は、前記操作検出手段により前記操作信号を検出したときの操作タイミングに応じて前記報知演出の実行期間を調整する実行期間調整手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、図37に示すアオリ演出の実行期間を調整することにより結果導出演出の終了タイミングを調整する部分;ステップS851〜ステップS852)を備えたことを特徴とする。
【0015】
また、請求項6の発明においては、前記表示制御マイクロコンピュータは、前記報知演出を実行するか否か判定する報知演出実行判定手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、再抽選演出を実行するか否か判定する部分)をさらに備え、前記可変表示信号送信手段は、前記可変表示信号を送信するときに前記事前判定手段の判定結果を特定可能な判定結果信号(例えば、判定結果コマンド)を送信する判定結果信号送信手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ60の機能であって、特別図柄停止図柄設定処理のステップS103,S107,S108にて判定結果コマンドをセットし、飾り図柄コマンド制御処理にて送信する部分;ステップS27)を備え、前記報知演出実行判定手段は、前記可変表示信号送信手段からの前記可変表示信号または前記判定結果信号送信手段からの前記判定結果信号にもとづいて前記第1報知演出実行手段または前記第2報知演出実行手段による前記報知演出を実行するか否かの判定を行う(例えば、判定結果コマンドとして確変大当り指定コマンドまたは非確変大当り指定コマンドを受信したことにもとづいて再抽選演出を実行するか否かの判定を行う)ことを特徴とする。
【0016】
また、請求項7の発明においては、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば、特別図柄、飾り図柄)の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置(例えば、特別図柄表示器8、可変表示装置9)と、所定の操作に応じて操作信号を出力する操作手段(例えば、操作ボタン120)と、を備え、前記可変表示装置に特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に移行させ、第1移行条件(例えば、確変図柄が導出表示)が成立したときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させるとともに該特定遊技状態が終了したのちに通常状態であるときに比べて高い割合で識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果になる高確率状態(例えば、確変状態)に移行させ、第2移行条件(例えば、非確変図柄が導出表示若しくは時短大当り図柄が導出表示)が成立したときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させるとともに該特定遊技状態が終了したのちに通常状態であるときに比べて識別情報の可変表示を開始してから識別情報の表示結果を導出表示するまでの可変表示時間(例えば、変動時間)が短縮される時短状態(例えば、時短状態)に制御させる遊技機であって、前記可変表示装置に導出表示される表示結果を前記特定表示結果とするか否か(例えば、特別図柄通常処理の大当り判定処理にて大当りとするか否か判定する部分;ステップS56)と、前記第1移行条件を成立させるか否か(例えば、特別図柄停止図柄設定処理にて特別図柄の大当り図柄を決定する部分;ステップS104〜ステップS105)と、前記第2移行条件を成立させるか否か(例えば、特別図柄停止図柄設定処理にて特別図柄の大当り図柄を決定する部分;ステップS104〜ステップS105)と、を表示結果の導出表示以前に決定する事前決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ60の機能であって、特別図柄通常処理の大当り判定処理にて大当りとするか否か判定する部分(ステップS56)と特別図柄停止図柄設定処理にて特別図柄の大当り図柄を決定する部分(ステップS104〜ステップS105))と、前記通常状態に対応して設けられ、前記可変表示装置における前記識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を特定可能な複数種類の可変表示データが設定された通常可変表示データテーブル(例えば、通常状態用変動パターンテーブル(TH,TR,TA))と、前記高確率状態に対応して設けられ、前記可変表示装置における前記識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を特定可能な複数種類の可変表示データが設定された高確率可変表示データテーブル(例えば、確変状態用変動パターンテーブル(KH,KR,KA))と、前記時短状態に対応して設けられ、前記可変表示装置における前記識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を特定可能な複数種類の可変表示データが設定された時短可変表示データテーブル(例えば、時短状態用変動パターンテーブル(JH,JR,JA))と、を記憶するデータ記憶手段(例えば、主基板31に搭載されるROM54)と、遊技機の遊技状態に応じて前記データ記憶手段に記憶される可変表示データテーブルのうちいずれか1つを選択する可変表示データテーブル選択手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、遊技状態に応じて変動パターンテーブルを選択する部分;ステップS800)と、前記事前決定手段による決定結果にもとづいて、前記可変表示データテーブル選択手段により選択された可変表示データテーブルに設定された複数種類の可変表示データの中からいずれか1つを選択する可変表示データ選択手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、選択した変動パターンテーブルおよび受信した変動パターンコマンドに応じて変動パターンを決定する部分;ステップS800)と、該可変表示データ選択手段により選択された可変表示データにもとづいて前記可変表示装置において識別情報の可変表示を実行し、当該可変表示データによって特定される可変表示時間が経過したときに前記事前判定手段の判定結果にもとづく識別情報の可変表示の表示結果を導出表示する可変表示実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、飾り図柄通常処理のステップS820で変動パターンコマンドの内容にもとづいて飾り図柄変動パターンを決定し、当該飾り図柄変動パターンにもとづいて飾り図柄変動中処理のステップS845にて可変表示装置9にて飾り図柄の可変表示を実行し、ステップS841で変動時間タイマがタイムアウトしたときに飾り図柄の停止図柄を導出表示する部分)と、前記事前決定手段により前記表示結果を前記特定表示結果とする旨の決定がなされたとき、当該決定がなされた識別情報の可変表示にて所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたことを条件に当該可変表示にて前記第1移行条件が成立したことを報知する報知演出(例えば、図28(A)〜図28(J)に示す演出)を実行する第1報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、飾り図柄変動中処理のステップS850で操作ボタン120から操作信号が入力されたときにステップS851で飾り図柄変動パターンに応じた再抽選プロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータに従って演出装置(例えば、可変表示装置9、スピーカ27、ランプ・LED等)を制御する部分;ステップS852)と、前記有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されなかったとき、前記特定遊技状態実行中または前記特定遊技状態終了後の所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたことを条件に前記報知演出を実行する第2報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、飾り図柄変動中処理のステップS856で有効期間内に操作ボタン120から操作信号が入力されなかったときに、ステップS857で大当り再抽選フラグをセットし、ラウンド中処理のステップS929またはラウンド後処理のステップS960で操作ボタン120から操作信号が入力されたことにもとづいて再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータに従って演出装置を制御する部分;ステップS932,S963)と、を備え、前記事前決定手段により前記第1移行条件を成立させる旨の判定がなされたとき、前記有効期間内に前記操作手段から操作信号が出力されなかったことを条件に、前記可変表示データテーブル選択手段は、前記可変表示装置にて所定回数の識別情報の可変表示が実行されるまで前記時短可変表示データテーブルを選択する(例えば、大当り遊技状態終了後に実行された再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときに、演出制御用マイクロコンピュータ101により時短状態にて使用する変動パターンが設定される変動パターンテーブルを使用する変動パターンテーブルに設定する;ステップS820)ことを特徴とする。
【0017】
また、請求項8の発明においては、前記有効期間内に前記操作手段から操作信号が出力されなかったとき(例えば、飾り図柄変動中処理のステップS856でY)、前記操作手段から前記操作信号が出力されたとき(例えば、飾り図柄変動中処理のステップS850でY)と比較して、前記第2報知演出が実行される割合が高くなるように設定された選択データ(例えば、操作無大当り再抽選判定テーブル)を用いて前記第2報知演出を実行するか否かを決定する第2報知演出決定手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、飾り図柄変動中処理のステップS856で操作ボタン120の操作信号が入力されることなく有効期間が経過したときに大当り遊技状態中または大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行するか否か判定する部分)を備えることを特徴とする。
【0018】
また、請求項9の発明においては、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば、特別図柄、飾り図柄)の可変表示を行って表示結果を導出表示する可変表示装置(例えば、特別図柄表示器8、可変表示装置9)と、所定の操作に応じて操作信号を出力する操作手段(例えば、操作ボタン120)と、を備え、前記可変表示装置に特定表示結果(例えば、大当り図柄)が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に移行させ、所定の移行条件(例えば、確変図柄が導出表示)が成立したときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させるとともに該特定遊技状態が終了したのちに通常状態であるときに比べて識別情報の可変表示の表示結果が前記特定表示結果となりやすい特別遊技状態(例えば、確変状態、時短状態)に移行させる遊技機であって、前記可変表示装置に導出表示される表示結果を前記特定表示結果とするか否か(例えば、特別図柄通常処理の大当り判定処理にて大当りとするか否か判定する部分;ステップS56)と、前記所定の移行条件を成立させるか否か(例えば、特別図柄停止図柄設定処理にて特別図柄の大当り図柄を決定する部分;ステップS104〜ステップS105)と、を表示結果の導出表示以前に決定する事前決定手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ60の機能であって、特別図柄通常処理の大当り判定処理にて大当りとするか否か判定する部分(ステップS56)と特別図柄停止図柄設定処理にて特別図柄の大当り図柄を決定する部分(ステップS104〜ステップS105))と、該事前決定手段により前記表示結果を前記特定表示結果とする旨の決定がなされたとき(例えば特別図柄通常処理のステップS57にてY)、当該決定にもとづく特定遊技状態における所定の有効期間内に前記操作手段から前記操作信号が出力されたことを条件に当該特定遊技状態にて前記移行条件が成立したことを報知する報知演出(例えば、図31(K)〜図31(M)に示す演出)を実行する特定中報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、ラウンド中処理のステップS929で操作ボタン120から操作信号が入力されたことにもとづいて再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータに従って演出装置(例えば、可変表示装置9、スピーカ27、ランプ・LED等)を制御する部分;ステップS932)と、前記有効期間内に前記操作手段から操作信号が出力されなかったとき、当該特定遊技状態終了後に前記報知演出を実行する特定後報知演出実行手段(例えば、演出制御用マイクロコンピュータ101の機能であって、ラウンド後処理のステップS960で操作ボタン120から操作信号が入力されたことにもとづいて再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータに従って演出装置を制御する部分;ステップS963)と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
請求項1記載の発明によれば、事前決定手段により表示結果を特定表示結果とする旨の決定がなされたとき、当該決定がなされた識別情報の可変表示における所定の有効期間内に操作手段から操作信号が出力されなかったとき、特定遊技状態実行中または特定遊技状態終了後に報知演出を実行するため、操作手段を操作しなかったことにより移行条件が成立しなかったかのような印象を与えることができ、操作手段の操作に対する期待感を向上させることができる。
【0020】
請求項2記載の発明によれば、操作手段の操作が有効となる有効期間を明らかにするため、操作手段が有効であるか否かを遊技者が容易に判断することができる。
【0021】
請求項3記載の発明によれば、特定遊技状態中または特定遊技状態終了後の所定の有効期間内に操作信号が出力されたことにもとづいて報知演出を実行するため、操作手段を操作しないと移行条件が成立しないという印象を与えることができ、操作手段の操作に対する期待感を向上させることができる。
【0022】
請求項4記載の発明によれば、特定遊技状態における有効期間内に操作信号が出力されなかったときに、特定遊技状態終了後に報知演出を実行するため、操作手段を操作しないと移行条件が成立しないという印象を与えることができ、操作手段の操作に対する期待感をさらに向上させることができるとともに、特定遊技状態中に操作手段が操作されなかった場合にも特定遊技状態終了後に移行条件が成立したか否かを報知することができるため、遊技者に不信感を与えない。
【0023】
請求項5記載の発明によれば、操作検出手段により操作信号を検出したときの操作タイミングに応じて報知演出の実行期間を調整するため、例えば、遊技制御マイクロコンピュータにて計測する可変表示時間の終了タイミングと演出制御マイクロコンピュータによって実行される報知演出の実行期間の終了タイミングとを一致させることができ、遊技制御マイクロコンピュータと表示制御マイクロコンピュータとの時間の認識を一致させることができる。
【0024】
請求項6記載の発明によれば、表示制御マイクロコンピュータが可変表示信号または判定結果信号にもとづいて第1報知演出実行手段および/または第2報知演出実行手段による報知演出を実行するか否かの判定を行うため、制御信号の信号数を増加させることなく報知演出を実行可能となり、遊技制御マイクロコンピュータの制御負担を軽減できる。
【0025】
請求項7記載の発明によれば、事前決定手段により第1移行条件を成立させる旨の判定がなされたとき、有効期間内に操作手段から操作信号が出力されなかったことを条件に、可変表示装置にて所定回数の識別情報の可変表示が実行されるまで時短可変表示データテーブルを選択するため、操作手段を操作しなかったことにより移行条件が成立しなかったかのような印象を与えることができ、操作手段の操作に対する期待感を向上させることができる。
【0026】
請求項8記載の発明によれば、操作手段から操作信号が出力されなかったときに操作信号が出力されたときよりも高い割合で第2報知演出を実行するため、操作手段を操作しなかったことにより移行条件が成立しなかったと落胆している遊技者に再び移行条件を成立させるチャンスが到来したと思わせることで操作手段の操作に対する期待感を向上させることができる。
【0027】
請求項9記載の発明によれば、報知演出を実行する旨の判定がなされたときに、特定遊技状態における所定の有効期間内に操作手段からの操作信号が検出されなかったことを条件に、特定遊技状態終了後に移行条件が成立したか否かを報知する報知演出を実行するため、操作手段を操作しなかったことにより移行条件が成立しなかったかのような印象を与えることができ、操作手段の操作に対する期待感を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0029】
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機を正面からみた正面図である。なお、以下の実施の形態では、パチンコ遊技機を例に説明を行うが、本発明による遊技機はパチンコ遊技機に限られず、スロット機やパチロット機(遊技球を用いて遊技が行われるスロット機を意味し、パロット機、スリットスロット機などとも呼ばれる)などの他の遊技機に適用することもできる。
【0030】
パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤を除く。)と、を含む構造体である。なお、図1において、紙面方向手前側を前面、奥側を背面と称して説明する。
【0031】
図1に示すように、ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4と遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の背面に位置する遊技枠の前面枠の前面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には遊技盤6の表面に立設する打球レールによって囲まれた領域である遊技領域7が形成されている。
【0032】
遊技領域7の中央付近の左右には、それぞれが識別情報としての飾り図柄を可変表示(変動表示)する複数の可変表示部を含む可変表示装置9が設けられている。可変表示装置9には、本例では「左」、「中」、「右」の3つの可変表示部(図柄表示エリア)がある。
【0033】
可変表示装置9は、液晶表示装置(LCD)によって構成される。この実施の形態では、可変表示装置9の3つの可変表示部に表示される飾り図柄として、「0」〜「9」の数字の図柄を用いている。そして、可変表示装置9の表示領域各々にて飾り図柄を「0」から順に表示することにより飾り図柄の可変表示を実行する。
【0034】
可変表示装置9の上方には、識別情報としての特別図柄を可変表示する特別図柄表示器8が設けられている。この実施の形態では、特別図柄表示器8は、「0」〜「9」の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で構成されている。なお、可変表示装置9は特別図柄表示器8に対応して設けられている。また、特別図柄表示器8は、遊技者に特定の停止図柄を把握しづらくさせるために、「0」〜「99」などより多種類の数字を可変表示するように構成されていてもよい。
【0035】
また、可変表示装置9の下方には、始動入賞口14を有する可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15は、ソレノイド16により遊技球が入賞しやすい開放状態と、遊技球が入賞し難い閉成状態と、に変化可能である。始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ14aによって検出される。
【0036】
可変表示装置9の下方には、始動入賞口14に遊技球が入った有効入賞球数すなわち始動入賞記憶数を表示する4つのLEDからなる特別図柄始動記憶表示器18が設けられている。すなわち、始動入賞記憶数のうち入賞順に4個まで表示する。特別図柄始動記憶表示器18は、始動入賞口14に有効始動入賞がある毎に、点灯状態とするLEDの数を1増やし、可変表示装置9で可変表示が開始される毎に1減らす。なお、この例では、始動入賞口14への入賞による始動入賞記憶数に上限数(この例では4個まで)を設けているが、上限数を設けなくてもよい。
【0037】
可変入賞球装置15の下部には、特定遊技状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開状態とされる開閉板20が設けられている。開閉板20は、大入賞口(特別可変入賞球装置)を開閉する手段である。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球はカウントスイッチ23で検出される。
【0038】
ゲート32に遊技球が入賞し、ゲートスイッチ32aで検出されると、可変表示装置9と特別図柄表示器8との間に配置される普通図柄表示器10にて表示を変化させる可変表示を開始する。この実施の形態では、左右のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われ、例えば、可変表示の終了時に左側のランプ(○のランプ)が点灯すれば当りとなり、右側のランプ(×のランプ)が点灯すればはずれとなる。そして、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄:○)である場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。なお、普通図柄の当り確率は、例えば1/13とされる。普通図柄表示器10の左右側方には、ゲート32に入った入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄始動記憶表示器41が設けられている。ゲート32への入賞がある毎に、普通図柄始動記憶表示器41は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器10の可変表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
【0039】
遊技盤6には、複数の入賞口29,30,33,39が設けられ、遊技球の入賞口29,30,33,39への入賞は、それぞれ入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aによって検出される。各入賞口29,30,33,39は、遊技球を受け入れて入賞を許容する領域として遊技盤6に設けられる入賞領域を構成している。なお、始動入賞口14や大入賞口も、遊技球を受け入れて入賞を許容する入賞領域を構成する。
【0040】
遊技領域7の左右周辺には、遊技状態を遊技者に報知するための遊技状態報知ランプ25が設けられている。すなわち、この例では、遊技状態報知ランプ25を用いて、遊技状態が確変状態(高確率状態)であるのか、時短状態(時間短縮状態および低確率状態)であるのか、確変状態でも時短状態でもない通常状態(低確率状態)であるのかを遊技者に報知する。例えば、確変状態では、遊技領域7の左側部に位置する遊技状態報知ランプ25のみを点灯状態とし、時短状態では、遊技領域7の右側部に位置する遊技状態報知ランプ25のみを点灯状態としてもよい。また、遊技状態報知ランプ25の点灯色を異ならせることによって遊技状態を報知するようにしてもよい。
【0041】
遊技領域7の下部には、入賞しなかった遊技球を吸収するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cが設けられている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cおよび装飾用LEDは、遊技機に設けられている装飾発光体の一例である。
【0042】
また、この例では、左枠ランプ28bの近傍に、賞球払出中に点灯する賞球LED51が設けられ、右枠ランプ28cの近傍に、補給球が切れたときに点灯する球切れLED52が設けられている。上記のように、この実施の形態のパチンコ遊技機1には、発光体としてのランプやLEDが各所に設けられている。さらに、プリペイドカード等が挿入されることによって球貸しを可能にする球貸ユニット50(図2に符号のみ記載)が、パチンコ遊技機1に隣接して設置される。
【0043】
この実施の形態では、打球操作ハンドル5の上方に、遊技者が操作可能な操作手段としての操作ボタン120が設けられている。この操作ボタン120は、後述する大当り図柄の再抽選演出の実行中に遊技者によって操作される。操作ボタン120が遊技者によって押下されると、電極が接触することによりオン状態となり、オン信号(検出信号)が基板上に搭載されているマイクロコンピュータ(この実施の形態では、後述する演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータ101;図2参照)に出力される。なお、この実施の形態では打球操作ハンドル5の上方に操作ボタン120が設けられているが、操作ボタン120は遊技者に操作可能な位置に設けられていればよく、例えば、打球供給皿3等の他の箇所に設けられていてもよい。
【0044】
遊技機には、遊技者が打球操作ハンドル5を操作することに応じて駆動モータを駆動し、駆動モータ(後述する発射モータ94)の回転力を利用して遊技球を遊技領域7に発射する打球発射装置(図示しない)が設けられている。打球発射装置から発射された遊技球は、遊技領域7を囲むように円形状に立設する打球レールを通って遊技領域7の上方に放出され、その後、遊技領域7を流下する。
【0045】
打球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ14aで検出されると、特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、大当り遊技状態が終了している状態、または、前回の可変表示が終了している状態)、特別図柄表示器8において特別図柄の可変表示(変動)を開始するとともに、可変表示装置9において飾り図柄の可変表示(変動)を開始する。特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、特別図柄始動記憶表示器18の始動入賞記憶数を1増やす。
【0046】
特別図柄表示器8における特別図柄の可変表示は、所定時間が経過したときに停止する。停止時の特別図柄が大当り図柄(特定表示結果)であると、特定遊技状態、すなわち大当り遊技状態に移行する。この状態では、一定時間(例えば、29秒)が経過するまで、または、所定個数(例えば10個)の遊技球が大入賞口に入賞するまで、開閉板20を開状態にすることにより特別可変入賞装置(大入賞口および開閉板20によって構成され、開閉板20によって遊技球が入賞可能な開放状態と遊技球が入賞不可能な閉塞状態とに変化可能な入賞装置)が開放される。なお、開閉板20が開状態となって特別可変入賞装置が開放されてから一定期間経過するまで、または、所定個数(例えば10個)の遊技球が大入賞口に入賞するまで、が大当り遊技状態における1ラウンドである。この実施の形態では、大当り遊技状態を15ラウンド継続させる。なお、継続されるラウンドを異ならせた複数の大当り遊技状態(例えば大当り遊技状態を7ラウンド継続させる「7ラウンド大当り」、大当り遊技状態を15ラウンド継続させる「15ラウンド大当り」等)を設けるようにしてもよい。
【0047】
特別図柄表示器8における特別図柄の可変表示と、可変表示装置9における飾り図柄の可変表示とは同期している。ここで、同期とは、可変表示の期間が同じであることをいう。また、特別図柄表示器8において大当り図柄(例えば「7」)が停止表示されるときには、可変表示装置9において左・中・右の可変表示部に表示される飾り図柄が同一の図柄で揃った状態(例えば「222」や「777」等)で停止表示される。以下、可変表示装置9において左・中・右の飾り図柄が揃った状態で停止表示されることを飾り図柄の大当り図柄(特定表示結果)が表示されるというように表現する。
【0048】
本例では、特別図柄表示器8は、7セグメント表示器によって構成され、セグメント表示を行う。特別図柄の可変表示は、7セグメント表示器にて「0」〜「9」、「−」を順番に変更して表示することによって行われる。特別図柄表示器8では、可変表示が終了したときの停止図柄が「0」〜「9」のときは大当りを意味し、「−」のときははずれを意味する。特別図柄表示器8にて可変表示の表示結果が大当りとなる確率は、例えば2/630(=1/315)で同一確率とされる。なお、特別図柄は複数桁であってもよい。
【0049】
また、本例では、特別図柄始動記憶表示器18と、普通図柄始動記憶表示器41と、がLEDによって構成されている。また、普通図柄表示器10と遊技状態報知ランプ25とがランプによって構成され、可変表示装置9がLCDによって構成されている。飾り図柄は、例えば左・中・右の3図柄によって表示され、左・中・右それぞれの図柄には例えば「0」〜「9」の10個の数字が用いられる。そして、飾り図柄は、停止図柄の左・中・右それぞれが同一の図柄である場合には「大当り」を示唆(単に「大当り」ということがある)していることを意味し、それ以外の停止図柄である場合には「はずれ」を示唆(単に「はずれ」ということがある)していることを意味する。なお、可変表示装置9による表示演出を、キャラクタなどの識別情報により行うようにしてもよい。例えば、キャラクタにより表示演出を行う場合には、例えば野球選手を登場させてホームランを打った様子を表示することにより、大当りを示唆するようにすることなどが考えられる。
【0050】
所定の移行条件(第1移行条件ともいう)が成立した場合、具体的には、特別図柄表示器8における停止時の特別図柄が確率変動を伴う大当り図柄(確変図柄)である場合には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、確変状態(特別遊技状態:識別情報の可変表示の表示結果を特定表示結果とする確率を通常状態であるときに比べて向上させた状態、高確率状態ともいう)という遊技者にとってさらに有利な状態となる。確変状態では、例えば、次に大当りとなる確率が約630分の10となり、通常状態であるとき(約630分の2)の5倍程度に高められる。
【0051】
本例では、大当りとなったときに、確変大当りである確率(確変突入率)は2分の1とされる。また、確変状態は、所定の確変終了条件が成立するまで(例えば次に大当りが発生したときまで)継続する。
【0052】
なお、確変状態は、次に大当りが発生するまで、あるいは、所定回数の特別図柄の可変表示が行われるまで継続するようにしてもよい。さらに、確変状態を終了するか否かの抽選を、乱数を用いて行い、その抽選結果に応じて確変状態を終了するようにしてもよい。
【0053】
また、この実施の形態では、所定の移行条件(第1移行条件とは異なる第2移行条件ともいう)が成立した場合、具体的には、特別図柄表示器8に大当り図柄が導出表示されたことにもとづく大当り遊技状態が終了したときには、時短状態(特別遊技状態:通常状態であるときに比べて所定回数の識別情報の可変表示の可変表示期間を短縮する状態)という遊技者にとってさらに有利な状態となる。時短状態では、例えば、時短状態でない通常状態である場合に比べて、単位時間あたりに始動入賞が発生する回数が高められるとともに、特別図柄の変動時間(可変表示期間)が短縮された状態となる。従って、時短状態では、通常状態と比較して、単位時間あたりに特別図柄の変動表示が実行される回数が高められた状態となり、結果として、単位時間あたりに大当りが発生する確率が高められた状態となる。なお、単位時間あたりに始動入賞が発生する回数を高めるために、時短状態において、例えば、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数とのうちの一方または双方が通常状態に比べて高められるようにしたり、普通図柄表示器10における変動時間が短縮されたりするようにすればよい。
【0054】
特別図柄表示器8に大当り図柄が導出表示されたことにもとづく大当り遊技状態が終了した後は、本例では、所定の時短終了条件が成立するまで(例えば所定回数(例えば100回)の特別図柄の可変表示が行われるまで)、時短状態が継続する。そして、時短終了条件が成立したときに時短状態を終了し、通常状態の制御を開始する。この実施の形態では、上述した確変状態にて時短状態における制御も実行される。なお、確変状態にて時短状態における制御を実行しないようにしてもよく、この場合には、時短状態における制御を実行する確変状態(確変時短状態)と、時短状態における制御を実行しない確変状態(確変非時短状態)と、の複数種類の確変状態を設けるようにしてもよい。
【0055】
遊技球がゲート32に入賞すると、普通図柄表示器10において普通図柄が可変表示される状態になる。また、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定時間だけ開状態になる。さらに、確変状態や時短状態では、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められる。
【0056】
次に、リーチ態様(リーチ)について説明する。この実施の形態におけるリーチ態様とは、停止した飾り図柄が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ停止していない飾り図柄については可変表示(変動)が行われていること、および全てまたは一部の飾り図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態である。
【0057】
例えば、可変表示装置9における左・中・右の可変表示部のうち左・右の表示部には大当り図柄の一部になる飾り図柄(例えば、「7」)が停止表示されている状態で中の可変表示部は未だ可変表示(変動)が行われている状態、および可変表示部の全てまたは一部の図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して可変表示(変動)している状態(例えば、可変表示装置9における左・中・右の可変表示部の全てに可変表示(変動)が行われ、常に同一の図柄が揃っている状態で可変表示(変動)が行われている状態)がリーチ態様(リーチ)になる。
【0058】
また、リーチ態様(リーチ)の際に、通常と異なる演出がランプや音で行われる。その演出と可変表示装置9におけるリーチ態様(リーチ)とをリーチ演出という。また、リーチ態様(リーチ)の際にキャラクタ(人物等を模した演出表示であり、図柄(飾り図柄等)とは異なるもの)を表示させたり、可変表示装置9の背景の表示態様(例えば、色等)を変化させたりすることがある。
【0059】
図2は、主基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図2には、払出制御基板37および演出制御基板80等も示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路(遊技制御用マイクロコンピュータ60)53と、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aからの信号を基本回路53に与える入力ドライバ回路58と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、開閉板20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と、が搭載されている。
【0060】
なお、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39a等のスイッチは、センサと称されているものでもよい。すなわち、遊技球を検出できる遊技媒体検出手段(この例では遊技球検出手段)であれば、その名称を問わない。入賞検出を行う始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aの各スイッチは、入賞検出手段でもある。なお、入賞検出手段は、複数の入賞口に別個に入賞したそれぞれの遊技球をまとめて検出するものであってもよい。また、ゲートスイッチ32aのような通過ゲートであっても、賞球の払い出しが行われるものであれば、通過ゲートへ遊技球が進入することが入賞になり、通過ゲートに設けられているスイッチ(例えばゲートスイッチ32a)が入賞検出手段になる。
【0061】
また、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、特別図柄表示器8における特別図柄の可変表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路64が搭載されている。
【0062】
基本回路53は、遊技制御用マイクロコンピュータ60と、I/Oポート部57とを含む。遊技制御用マイクロコンピュータ60は、ゲーム制御(遊技制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段(変動データを記憶する変動データ記憶手段)としてのRAM55、およびプログラムに従って制御動作を行うCPU56で実現される。この実施の形態では、ROM54およびRAM55は遊技制御用マイクロコンピュータ60に内蔵されている。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55が内蔵されていればよい。このため、ROM54は外付けであってもよい。また、I/Oポート部57が遊技制御用マイクロコンピュータ60に内蔵されていてもよい。
【0063】
なお、遊技制御用マイクロコンピュータ60はROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータ60が実行する(または、処理を行う)ということは、具体的には、遊技制御用マイクロコンピュータ60がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。
【0064】
また、RAM55は、その一部または全部が電源基板において作成されるバックアップ電源によってバックアップされている不揮発性記憶手段としてのバックアップRAMである。すなわち、遊技機に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAM55の一部または全部の内容は保存される。少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御用マイクロコンピュータ60の制御状態に応じたデータ(特別図柄プロセスフラグ、状態データ等)は、バックアップRAMに保存される。遊技制御用マイクロコンピュータ60の制御状態に応じたデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータにもとづいて、制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。
【0065】
図示しない電源基板は、交流電源(AC24V)を整流、平滑した直流電源(DC30V、DC24V、DC12V、DC5V)を生成するための基板である。また、電源基板は、主基板31、払出制御基板37、および、演出制御基板80の各CPUに駆動電源が供給されていない間、各基板31,37,80のRAMの記憶内容をバックアップ(保持)記憶するために各基板31,37,80にバックアップ電源を供給するようになっている。なお、電源基板は、直流電源(例えば、DC30V)を監視し、当該直流電源が所定の電圧以下になったことを検出すると電源断信号を出力する。そして、電源基板から電源断信号が出力されることによって主基板31および払出制御基板37は、バックアップをするための処理を行なうようになっている。
【0066】
なお、本例では、電源の供給が停止した状態(電源断)であるか否かを検出するための電源監視手段として直流電源(この例ではDC30V)を監視し、監視している直流電源が所定の電圧以下になったことを検出すると電源断信号を出力するものを例示したが、これに限らず、交流電流(AC24V)を直流に変換する途中における全波整流波形の有無を監視し、波形が所定期間検出できなかったときに電源断信号を出力するものでもよい。つまり、監視する対象は電圧に限らず、全波整流波形でも半波整流波形でもよく、パチンコ遊技機1への供給電力が低下していることを検出できるものであればよい。
【0067】
また、本例では、主基板31および払出制御基板37における入力ポートから電源断信号を入力し、電源断信号が出力されていると判定されたときにバックアップするための処理を実行するものを例示したが、これに限らず、電源断信号をNMI端子へ入力し、ノンマスカブル割込処理にてバックアップするための処理を実行するものでもよい。また、電源断信号をNMI端子へ入力し、電源断信号の入力に応じて電断フラグをセットし、タイマ割込処理あるいはメイン処理にて電断フラグの状態を監視して、電断フラグがセットされていればバックアップするための処理を実行するようにしてもよい。
【0068】
遊技球を打撃して発射させる打球発射装置は、発射モータ94が回転することによって遊技球を遊技領域7に向けて発射する。発射モータ94を発射するための電源信号は、電源基板(図示しない)に搭載されている電源からタッチセンサ基板90を介して発射モータ94に供給される。なお、球貸ユニット50から接続信号(VL信号)がインターフェイス基板66を介してタッチセンサ基板90に入力される。また、遊技者が打球操作ハンドル(操作ノブ)5に触れていることはタッチセンサ基板90に搭載されているタッチセンサで検出される。そして、タッチセンサからの検出信号と電源からの信号とがタッチセンサ基板90上の一のAND回路に入力され、当該一のAND回路の出力信号と球貸ユニット50からのVL信号とがタッチセンサ基板90上の他のAND回路に入力され、他のAND回路から発射モータ94に信号が出力される。従って、球貸ユニット50からのVL信号がタッチセンサ基板90に出力されていなかったり、遊技者が打球操作ハンドル5に触れていなかったりすることによりタッチセンサから検出信号が出力されていないときには、発射モータ94の駆動が停止される。
【0069】
この実施の形態では、演出制御基板80に搭載される演出制御手段(演出制御用マイクロコンピュータで構成される)が遊技制御用マイクロコンピュータ60からの演出制御コマンドを受信し、飾り図柄を可変表示する可変表示装置9の表示制御を行う。
【0070】
図3は、演出制御基板80、ランプドライバ基板35および音声出力基板70の回路構成例を示すブロック図である。なお、図3に示す例では、ランプドライバ基板35および音声出力基板70には、マイクロコンピュータは搭載されていない。演出制御基板80は、図示しない演出制御用CPUおよびRAMを含む演出制御用マイクロコンピュータ101を搭載している。なお、RAMは外付けであってもよい。また、ランプドライバ基板35および音声出力基板70を設けずに、演出制御に関して演出制御基板80のみを設けてもよい。
【0071】
演出制御基板80において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、内蔵または外付けのROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作し、主基板31からのストローブ信号(演出制御INT信号)に応じて、入力ポート103を介して演出制御コマンドを受信する。また、演出制御用マイクロコンピュータ101は、演出制御コマンドにもとづいて、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)109に、LCDを用いた可変表示装置9の表示制御を行わせる。
【0072】
演出制御コマンドおよび演出制御INT信号は、演出制御基板80において、まず、入力ドライバ102に入力する。入力ドライバ102は、主基板31から入力された信号を演出制御基板80の内部に向かう方向にしか信号を通過させない(演出制御基板80の内部から主基板31への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段としての単方向性回路でもある。なお、主基板31からの演出制御コマンドおよび演出制御INT信号を、中継基板を介して演出制御基板80に入力させるようにしてもよく、この場合には、主基板31から入力された信号を演出制御基板80に向かう方向にしか通過させない(演出制御基板80から中継基板への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段として単方向性回路を搭載してもよい。単方向性回路としては、例えば、ダイオードやトランジスタが使用される。また、単方向性回路は各信号毎に設けられる。
【0073】
さらに、演出制御用マイクロコンピュータ101は、出力ドライバ104を介して音声出力基板70に対して音番号データを出力する。また、演出制御用マイクロコンピュータ101に入出力するバス(アドレスバス、データバス、および書込/読出信号等の制御信号ラインを含む)はバスドライバ105を介してランプドライバ基板35まで延長されている。
【0074】
ランプドライバ基板35において、演出制御用マイクロコンピュータ101から入力するバスは、バスレシーバ351を介して出力ポート352に接続される。出力ポート352から出力される各ランプを駆動する信号は、ランプドライバ354で増幅され天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ランプ28cなどの枠側に設けられている各ランプに供給される。また、出力ポート352から出力される各LEDを駆動する信号は、LED駆動回路355で増幅され賞球LED51、球切れLED52、ボタン内蔵LED120aなどの枠側に設けられている各LEDに供給される。なお、ボタン内蔵LED120aは操作ボタン120に内蔵されるLEDである。このボタン内蔵LED120aは、複数種類の発光色を発光可能なLEDでもよいし、単色発光可能なLEDであってもよい。
【0075】
この実施の形態では、枠側に設けられているランプ・LEDは、演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータ101を含む演出制御手段によって制御される。また、可変表示装置9およびランプ・LED等を制御するためのデータがROMに格納されている。演出制御用マイクロコンピュータ101は、ROMに格納されているデータにもとづいて可変表示装置9およびランプ・LED等を制御する。そして、ランプドライバ基板35に搭載されている出力ポート352および各ドライバまたは駆動回路を介して、ランプ・LEDが駆動される。
【0076】
なお、演出制御基板80、ランプドライバ基板35および音声出力基板70は独立した基板であるが、それらは、例えば、遊技機裏面において、1つのボックスに収容された状態で設置される。
【0077】
音声出力基板70において、演出制御基板80からの音番号データは、入力ドライバ702を介して、例えばデジタルシグナルプロセッサによる音声合成用IC703に入力される。音声合成用IC703は、音番号データに応じたデータを音声データROM704から読み出し、読み出したデータに応じた信号(音声や効果音等を表す信号)を発生し増幅回路705に出力する。増幅回路705は、音声合成用IC703の出力レベルを、ボリューム706で設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ27に出力する。
【0078】
なお、この実施の形態では、ランプを駆動する信号および音番号データは、演出制御用マイクロコンピュータ101からランプドライバ基板35および音声出力基板70に向かう方向の単方向通信によって出力されるが、演出制御用マイクロコンピュータ101とランプドライバ基板35および音声出力基板70との間で双方向通信(信号受信側から送信側に応答信号を送信するような通信)によって伝達されるようにしてもよい。
【0079】
次に遊技機の動作について説明する。図4は、主基板31における遊技制御手段(遊技制御用マイクロコンピュータ60:CPU56およびROM54,RAM55等の周辺回路)が実行するメイン処理を示すフローチャートである。遊技機に対して電源が投入され、リセット端子の入力レベルがハイレベルになると、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、ステップS1以降のメイン処理を開始する。メイン処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、まず、必要な初期設定を行う。
【0080】
初期設定処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、まず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの初期化を行う(ステップS4)。また、内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化(ステップS5)を行った後、RAMをアクセス可能状態に設定する(ステップS6)。なお、割込みモード2は、遊技制御用マイクロコンピュータ60が内蔵する特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込みベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成されるアドレスが、割込み番地を示すモードである。
【0081】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、入力ポートを介して入力されるクリアスイッチ(図示せず)の出力信号の状態を1回だけ確認する(ステップS7)。その確認においてオンを検出した場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、通常の初期化処理を実行する(ステップS11〜ステップS14)。
【0082】
クリアスイッチがオンの状態でない場合には、遊技機への電力供給が停止したときにRAM55のバックアップRAM領域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の電力供給停止時処理)が行われたか否か確認する(ステップS8)。そのような保護処理が行われていないことを確認したら、遊技制御用マイクロコンピュータ60は初期化処理を実行する。バックアップRAM領域にバックアップデータがあるか否かは、例えば、電力供給停止時処理においてバックアップRAM領域に設定されるバックアップフラグの状態によって確認される。この例では、バックアップフラグ領域に「55H」が設定されていればバックアップあり(オン状態)を意味し、「55H」以外の値が設定されていればバックアップなし(オフ状態)を意味する。
【0083】
バックアップありを確認したら、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、バックアップRAM領域のデータチェック(この例ではパリティチェック)を行う(ステップS9)。ステップS9では、算出したチェックサムと、電力供給停止時処理にて同一の処理によって算出され保存されているチェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM領域のデータは保存されているはずであるから、チェック結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結果が正常でないということは、バックアップRAM領域のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっていることを意味する。そのような場合には、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理を実行する。
【0084】
この実施の形態では、電源基板から電源断信号が出力されたことにもとづいてクリアデータ(00)をチェックサムデータエリアにセットし、チェックサム算出開始アドレスをポインタにセットする。また、チェックサムの対象となるデータ数に対応するチェックサム算出回数をセットする。そして、チェックサムデータエリアの内容とポインタが指すRAM領域の内容との排他的論理和を演算する。演算結果をチェックサムデータエリアにストアするとともに、ポインタの値を1増やし、チェックサム算出回数の値を1減算する。以上の処理が、チェックサム算出回数の値が0になるまで繰り返される。チェックサム算出回数の値が0になったら、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、チェックサムデータエリアの内容の各ビットの値を反転し、反転後のデータをチェックサムとする。そしてバックアップRAM領域に格納するとともに、バックアップフラグ領域に「55H」を設定する。
【0085】
なお、本例では、電源基板から電源断信号が出力されたことにもとづいてバックアップするための処理としてチェックサムデータの作成やバックアップフラグをセットし、パチンコ遊技機1への電力供給が開始されたときにこれらを確認するものを例示したが、これに限らずバックアップするための処理にて出力ポートをクリアする処理や、電源状態が復帰したか否かを監視する処理(瞬停時に復帰させる処理)を実行してもよい。また、その処理の順番は本件実施の形態に限定されるものではない。
【0086】
チェック結果が正常であれば、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、遊技制御手段の内部状態と演出制御手段等の電気部品制御手段の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すための遊技状態復旧処理を行う(ステップS10)。そして、バックアップRAM領域に保存されていたPC(プログラムカウンタ)の退避値がPCに設定され、そのアドレスに復帰する。
【0087】
なお、この実施の形態では、バックアップフラグとチェックデータとの双方を用いてバックアップRAM領域のデータが保存されているか否かを確認しているが、いずれか一方のみを用いてもよい。すなわち、バックアップフラグとチェックデータとのいずれかを、状態復旧処理を実行するための契機としてもよい。
【0088】
初期化処理では、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS11)。また、所定の作業領域(例えば、普通図柄判定用乱数カウンタ、普通図柄判定用バッファ、特別図柄左中右図柄バッファ、特別図柄プロセスフラグ、払出コマンド格納ポインタ、賞球中フラグ、球切れフラグ、払出停止フラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うためのフラグ)に初期値を設定する作業領域設定処理を行う(ステップS12)。さらに、サブ基板(この実施の形態では払出制御基板37および演出制御基板80)を初期化するための初期化コマンドを各サブ基板に送信する処理を実行する(ステップS13)。初期化コマンドとして、可変表示装置9に表示される飾り図柄の初期図柄を示すコマンド(演出制御基板80に対して)や賞球LED51および球切れLED52の消灯を指示するコマンド等がある。
【0089】
そして、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるように遊技制御用マイクロコンピュータ60に設けられているCTCのレジスタの設定が行われる(ステップS14)。すなわち、初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。
【0090】
初期化処理の実行(ステップS11〜S14)が完了すると、メイン処理で、表示用乱数更新処理(ステップS17)および初期値用乱数更新処理(ステップS18)が繰り返し実行される。表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときには割込禁止状態とされ(ステップS16)、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態とされる(ステップS19)。表示用乱数とは、特別図柄表示器8に表示される図柄を決定するための乱数であり、表示用乱数更新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。また、初期値用乱数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。初期値用乱数とは、大当りとするか否かを決定するための乱数を発生するためのカウンタ(大当り決定用乱数発生カウンタ)等の、カウント値の初期値を決定するための乱数である。後述する遊技制御処理において、大当り決定用乱数発生カウンタのカウント値が1周すると、そのカウンタに初期値が設定される。
【0091】
なお、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときには割込禁止状態とされるのは、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が後述するタイマ割込処理でも実行されることから、タイマ割込処理における処理と競合してしまうのを避けるためである。すなわち、ステップS17やステップS18の処理中にタイマ割込が発生してタイマ割込処理中で表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値や初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新してしまったのでは、カウント値の連続性が損なわれる場合がある。しかし、ステップS17およびステップS18の処理中では割込禁止状態にしておけば、そのような不都合が生ずることはない。
【0092】
タイマ割込が発生すると、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、レジスタの退避処理(ステップS20)を行った後、図5に示すステップS21〜S33の遊技制御処理を実行する。遊技制御処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、まず、入力ドライバ回路58を介して、ゲートスイッチ32a、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23等のスイッチの検出信号を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:ステップS21)。
【0093】
次に、遊技制御に用いられる大当り判定用の乱数等の各判定用乱数を生成するための書くカウンタのカウント値を更新する処理を行う(判定用乱数更新処理:ステップS22)。遊技制御用マイクロコンピュータ60は、さらに、初期値用乱数および表示用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を更新する処理を行う(初期値用乱数更新処理、表示用乱数更新処理:ステップS23,S24)。
【0094】
図6は、各乱数を示す説明図である。各乱数を示す説明図である。各乱数は、以下のように使用される。
(1)ランダム1:大当りを発生させるか否か決定する(大当り判定用)
(3)ランダム3:大当りを発生させる特別図柄を決定する(大当り図柄決定用)
(4)ランダム4:特別図柄の変動パターンを決定する(変動パターン決定用)
(5)ランダム5:大当りを発生させない場合にリーチとするか否か(本例では、飾り図柄でリーチ演出を実行するか否か)を決定する(リーチ判定用)
(6)ランダム6:普通図柄にもとづく当りを発生させるか否か決定する(普通図柄当り判定用)
(7)ランダム7:ランダム1の初期値を決定する(ランダム1初期値決定用)
(8)ランダム8:ランダム6の初期値を決定する(ランダム6初期値決定用)
図5に示された遊技制御処理におけるステップS22では、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、(1)の大当り判定用乱数、(3)の大当り図柄決定用乱数、および(6)の普通図柄当り判定用乱数を生成するためのカウンタのカウントアップ(1加算)を行う。すなわち、それらが判定用乱数であり、それら以外の乱数が表示用乱数または初期値用乱数である。なお、遊技効果を高めるために、上記(1)〜(9)の乱数以外の乱数も用いられている。
【0095】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、特別図柄プロセス処理を行う(ステップS25)。特別図柄プロセス処理では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。また、特別図柄プロセス処理では、演出制御基板80に対するコマンド(演出制御コマンド)の設定処理も実行する。特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0096】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS26)。普通図柄プロセス処理では、普通図柄表示器10の表示状態を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。普通図柄プロセス処理を実行することにより普通図柄表示器10の表示制御および可変入賞球装置15の開閉制御が実行される。普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0097】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、可変表示装置9の表示制御に関する演出制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定して演出制御コマンドを送出する処理を行う(飾り図柄コマンド制御処理:ステップS27)。
【0098】
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、例えばホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステップS28)。
【0099】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aの検出信号にもとづく賞球個数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップS29)。具体的には、始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aのいずれかがオンしたことにもとづく入賞検出に応じて、払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータに賞球個数を示す払出制御コマンドを出力する。払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータは、賞球個数を示す払出制御コマンドに応じて球払出装置97を駆動する。
【0100】
そして、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、遊技機の制御状態を遊技機外部で確認できるようにするための試験信号を出力する処理である試験端子処理を実行する(ステップS30)。さらに、所定の条件が成立したときにソレノイド回路59に駆動指令を行う(ソレノイド出力処理:ステップS31)。可変入賞球装置15または開閉板20を開状態または閉状態とするために、ソレノイド回路59は、駆動指令に応じてソレノイド16,21を駆動する。
【0101】
そして、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、確変状態や時短状態などの遊技状態を報知するための遊技状態表示制御データを遊技状態表示制御データ設定用の出力バッファに設定する状態表示灯制御処理を行う(ステップS32)。なお、ここで出力バッファに設定された表示制御データに応じて駆動信号が出力され、遊技状態を報知するための遊技状態報知ランプ25の表示制御が行われることにより、確変状態である旨の表示や時短状態である旨の表示などが実行される。
【0102】
その後、レジスタの内容を復帰させ(ステップS33)、割込許可状態に設定する(ステップS34)。
【0103】
以上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理は2ms毎に起動されることになる。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理で遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では例えば割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるようにしてもよい。
【0104】
図7は、遊技制御用マイクロコンピュータ60が実行する特別図柄プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャートである。図7に示す特別図柄プロセス処理は、図5のフローチャートにおけるステップS25の具体的な処理である。上述したように、特別図柄プロセス処理では特別図柄表示器8を制御するための処理が実行される。
【0105】
遊技制御用マイクロコンピュータ60は、特別図柄プロセス処理を行う際に、遊技盤6に設けられている始動入賞口14に遊技球が入賞したことを検出するための始動口スイッチ14aがオンしていたら、すなわち遊技球が始動入賞口14に入賞する始動入賞が発生していたら(ステップS311)、始動口スイッチ通過処理(ステップS312)を行った後に、内部状態に応じて、ステップS300〜S308のうちのいずれかの処理を行う。
【0106】
始動口スイッチ通過処理(ステップS312)では、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、始動入賞記憶数が最大値である4に達しているかどうか確認し、始動入賞記憶数が4に達していなければ、始動入賞記憶数を1増やす(具体的には、始動入賞カウンタのカウント値を1加算する)とともに大当り判定用乱数等の各乱数の値を抽出し、それらを始動入賞記憶数(始動記憶数)の値に対応した保存領域(特別図柄判定用バッファ)に格納する。なお、乱数を抽出するとは、乱数を生成させるためのカウンタからカウント値を読み出して、読み出したカウント値を乱数値とすることである。始動口スイッチ通過処理では、図6に示された乱数のうち、ランダム1〜ランダム5が抽出される。
【0107】
特別図柄通常処理(ステップS300):特別図柄の可変表示を開始できる状態になるのを待つ。特別図柄の可変表示が開始できる状態になると、特別図柄についての始動入賞記憶数を確認する。始動入賞記憶数が0でなければ、特別図柄の可変表示の結果を大当りとするか否か決定する。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS301に移行するように更新する。
【0108】
特別図柄停止図柄設定処理(ステップS301):特別図柄の可変表示後の停止図柄を決定する。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS302に移行するように更新する。
【0109】
変動パターン設定処理(ステップS302):ランダム4の値に応じて変動パターンを決定し、その変動パターンにおける変動時間(可変表示時間:可変表示を開始してから表示結果が導出表示(停止表示)するまでの時間)を特別図柄の可変表示の変動時間とすることに決定する。また、決定した特別図柄の変動時間を計測する変動時間タイマをスタートさせる。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS303に移行するように更新する。
【0110】
特別図柄変動処理(ステップS303):特別図柄の変動表示を行う。そして、特別図柄の変動時間が経過すると、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS304に移行するように更新する。
【0111】
特別図柄停止処理(ステップS304):演出制御基板80に対して、飾り図柄の停止を指示するための飾り図柄停止コマンドを送信する。また、特別図柄表示器8における特別図柄を停止させる。そして、特別図柄の停止図柄が大当り図柄である場合には、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS305に移行するように更新する。そうでない場合には、内部状態をステップS300に移行するように更新する。なお、飾り図柄停止コマンドを送信しない構成としてもよい。この場合、演出制御基板80は、主基板31からの変動パターンコマンドにもとづいて変動時間タイマに変動時間を設定するとともに、その変動時間タイマを更新していくことで飾り図柄の変動時間を独自に監視し、その変動時間が経過したと判定したときに飾り図柄を停止する処理を行うようにすればよい。
【0112】
大入賞口開放前処理(ステップS305):大入賞口を開放する制御を開始する。具体的には、カウンタやフラグを初期化するとともに、ソレノイド21を駆動して大入賞口を開放する。また、プロセスタイマによって大入賞口開放中処理の実行時間を設定する。そして、内部状態(特別図柄プロセスフラグ)をステップS306に移行するように更新する。
【0113】
大入賞口開放中処理(ステップS306):大入賞口ラウンド表示の演出制御コマンドを演出制御基板80に送出する制御や大入賞口の閉成条件の成立を確認する処理等を行う。大入賞口の閉成条件が成立したら、まだ残りラウンドがある場合には、内部状態をステップS305に移行するように更新し、全てのラウンドを終えた場合には、内部状態をステップS307に移行するように更新する。
【0114】
大当り終了処理(ステップS307):大当り遊技状態が終了したことを遊技者に報知する表示制御を演出制御手段に行わせるための制御を行う。そして、内部状態をステップS300に移行するように更新する。
【0115】
図8は、この実施の形態で用いられる変動パターンの一例を示す説明図である。図8において、「EXT」とは、2バイト構成の演出制御コマンドにおける2バイト目のEXTデータを示す。また、「時間」は特別図柄の変動時間(識別情報の可変表示期間)を示す。
【0116】
この例では、特別図柄の各変動パターンは、はずれとするか否か、大当りとするか否か、リーチとするか否か、リーチとする場合のリーチ態様、短縮変動とするか否かなど、各種の演出態様の違いに応じて複数種類用意されている。なお、本例では、リーチ演出は、飾り図柄の変動表示を行う可変表示装置9を用いて行う。なお、予告演出を行うか否かについて主基板31で決定するようにしてもよい。この場合、さらに、予告演出を行う場合の演出態様を主基板31で決定するようにしてもよい。
【0117】
なお、「通常変動」とは、リーチ態様を伴わない変動パターンである。「ノーマルリーチ」とは、リーチ態様を伴う変動パターンである。「リーチA」は、「ノーマルリーチ」とは異なるリーチ態様を持つ変動パターンである。また、リーチ態様が異なるとは、リーチ変動時間において異なった態様の変動態様(速度や回転方向等)やキャラクタ等が現れることをいう。例えば、「ノーマル」では単に1種類の変動態様によってリーチ態様が実現されるのに対して、「リーチA」では、変動速度や変動方向が異なる複数の変動態様を含むリーチ態様が実現される。
【0118】
また、「リーチB」は、「ノーマルリーチ」および「リーチA」とは異なるリーチ態様を持つ変動パターンである。さらに、「リーチC」は、「ノーマルリーチ」、「リーチA」および「リーチB」とは異なるリーチ態様を持つ変動パターンである。なお、「ノーマルリーチ」、「リーチA」、「リーチB」および「リーチC」では、大当りとなる場合と大当りとならない場合とがあり、大当りとなる場合には、再抽選演出を実行する場合と再抽選演出を実行しない場合とがある。「再抽選演出」とは、可変表示装置9に大当り図柄(非確変図柄または確変図柄)が導出表示されることが事前に決定されている場合において、可変表示装置9において左中右の飾り図柄を同一の非確変図柄(非確変図柄が一般的であるが、はずれ図柄であってもよい)が揃った状態で仮停止表示し、その揃った状態の非確変図柄を再変動させてから大当り図柄(非確変図柄または確変図柄)を導出表示する演出をいう。この実施の形態では、大当り遊技の開始前、大当り遊技の実行中、または大当り遊技の終了後の3階実行される場合がある。図8に示した変動パターンに含まれる「再抽選演出」は、大当り遊技の開始前に飾り図柄の変動の一部として実行される再抽選演出のことをいっている。なお、再抽選演出の詳細な説明については後述する。
【0119】
さらに、「短縮変動」は、識別情報の変動時間が極めて短い変動パターンである。「短縮リーチ変動」は、表示結果はリーチ状態となるが、リーチ演出を行わず識別情報の変動時間が極めて短い変動パターンである。
【0120】
なお、図8には、変動パターンの一部が例示されているが、実際には、リーチ態様や表示結果(確変大当り、非確変大当り)などの様々な組み合わせの変動パターンが用意されている。
【0121】
図9は、本例で用いられる変動パターンテーブル(HT)の例を示す説明図である。図9には、遊技状態が通常状態であるときに使用される変動パターンテーブル(通常状態用HT;通常状態用変動パターンテーブル;通常状態用はずれ時変動パターンテーブル(TH)と通常状態用リーチ時変動パターンテーブル(TR)と通常状態用大当り時変動パターンテーブル(TA))と、遊技状態が確変状態であるときに使用される変動パターンテーブル(確変状態用HT;確変状態用変動パターンテーブル;確変状態用はずれ時変動パターンテーブル(KH)と確変状態用リーチ時変動パターンテーブル(KR)と確変状態用大当り時変動パターンテーブル(KA))と、遊技状態が時短状態であるときに使用される変動パターンテーブル(時短状態用HT;時短状態用変動パターンテーブル;時短状態用はずれ時変動パターンテーブル(JH)と時短状態用リーチ時変動パターンテーブル(JR)と時短状態用大当り時変動パターンテーブル(JA))とが示されている。なお、変動パターンテーブルは、主基板31におけるROM54に格納されている。
【0122】
通常状態用変動パターンテーブルとして、特別図柄の可変表示結果がはずれとなるときに使用される通常状態用はずれ時変動パターンテーブル(TH)と、特別図柄の可変表示結果がはずれとなるがリーチ態様が出現するときに使用される通常状態用リーチ時変動パターンテーブル(TR)と、特別図柄の可変表示結果が大当りとなるときに使用される通常状態用大当り時変動パターンテーブル(TA)の3種類があらかじめ用意されている。
【0123】
また、確変状態用変動パターンテーブルとして、特別図柄の可変表示結果がはずれとなるときに使用される確変状態用はずれ時変動パターンテーブル(KH)と、特別図柄の可変表示結果がはずれとなるがリーチ態様が出現するときに使用される確変状態用リーチ時変動パターンテーブル(KR)と、特別図柄の可変表示結果が大当りとなるときに使用される確変状態用大当り時変動パターンテーブル(KA)の3種類があらかじめ用意されている。
【0124】
さらに、時短状態用変動パターンテーブルとして、特別図柄の可変表示結果がはずれとなるときに使用される時短状態用はずれ時変動パターンテーブル(JH)と、特別図柄の可変表示結果がはずれとなるがリーチ態様が出現するときに使用される時短状態用リーチ時変動パターンテーブル(JR)と、特別図柄の可変表示結果が大当りとなるときに使用される時短状態用大当り時変動パターンテーブル(JA)の3種類があらかじめ用意されている。
【0125】
各変動パターンテーブルでは、それぞれ、図8に示されている変動パターン番号とランダム4の抽出値と比較される比較値とが対応付けされている。図9には、変動パターンの選択確率が示されている。例えば、通常状態用はずれ時変動パターンテーブルでは、変動パターン1に150個全ての比較値が設定されており、変動パターン1が150/150(すなわち100%)の確率で選択される。また、例えば、通常状態用リーチ時変動パターンテーブルでは、変動パターン3に30個の比較値が割り振られており、変動パターン3が30/150の確率で選択される。
【0126】
なお、各変動パターンテーブルに割り振られた比較値の合計は150(ランダム4の更新範囲)になる。また、図9に示す比較値の割り振り状態は一例であり、他の状態に割り振るようにしてもよい。各変動パターンテーブルは、ROM54に格納されているものとする。すなわち、9種類の変動パターンテーブルが設けられ、ROM54に格納されている。
【0127】
変動パターンを決定する際には、遊技状態に応じた変動パターンテーブルが用いられ、ランダム4の抽出値と同一の値の比較値に対応付けされている変動パターン番号が選択され、選択された変動パターン番号の変動パターンに決定される。なお、通常状態用変動パターンテーブルを用いて決定された変動パターン(通常状態変動パターン)であるか、確変状態用変動パターンテーブルを用いて決定された変動パターン(確変状態変動パターン)であるか、時短状態用変動パターンテーブルを用いて決定された変動パターン(時短状態変動パターン)であるかについては、2バイト構成の演出制御コマンドにおける1バイト目のMODEデータによって区別されるようにしてもよい。この場合、演出制御基板80側では、演出制御コマンドの1バイト目のMODEデータによって、受信した演出制御コマンドが通常状態変動パターンを示す変動パターンコマンドであるか、確変状態変動パターンを示す変動パターンコマンドであるか、時短状態変動パターンを示す変動パターンコマンドであるかが認識可能となり、遊技機の制御状態が移行したことを変動パターンコマンドにより認識することが可能となる。
【0128】
なお、通常状態用はずれ時変動パターンテーブル(TH)に比較値を振り分けることなく、始動入賞記憶数に応じて通常の変動時間(例えば、10秒)の変動パターンまたは通常の変動時間よりも短縮された短縮変動時間(例えば、3秒)の変動パターンのいずれか一方を選択するようにしてもよい。
【0129】
図10は、特別図柄通常処理(ステップS300)の例を示すフローチャートである。特別図柄通常処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、特別図柄の変動を開始することができる状態(例えば特別図柄プロセスフラグの値がステップS300を示す値となっている場合)であれば(ステップS51)、始動入賞記憶数の値を確認する(ステップS52)。具体的には、始動入賞カウンタのカウント値を確認する。
【0130】
なお、特別図柄プロセスフラグの値がステップS300を示す値となっている場合とは、特別図柄表示器8において特別図柄の変動がなされておらず、かつ、特別図柄の可変表示結果が大当り表示結果となったことにもとづく大当り遊技の実行中でもない場合である。
【0131】
ステップS52で始動入賞記憶数が「0」であると判定されたときには(ステップS52;Yes)処理を終了する。一方、ステップS52で始動入賞記憶数が「0」でなければ、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、始動入賞記憶数=1に対応する保存領域に格納されている各乱数値を読み出してRAM55の乱数バッファ領域に格納する(ステップS53)。そして、始動入賞記憶数の値を1減らし、各保存領域の内容をシフトする(ステップS54)。すなわち、始動入賞記憶数=n(n=2,3,4)に対応する保存領域に格納されている各乱数値を、始動入賞記憶数=n−1に対応する保存領域に格納する。よって、各始動入賞記憶数に対応するそれぞれの保存領域に格納されている各乱数値が抽出された順番は、常に、始動入賞記憶数=1,2,3,4の順番と一致するようになっている。すなわち、この例では、可変表示の開始条件が成立する毎に、各保存領域の内容をシフトする構成としているので、各乱数値が抽出された順番を特定することができる。
【0132】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、乱数格納バッファから大当り判定用乱数を読み出し(ステップS55)、大当り判定モジュールを実行する(ステップS56)。大当り判定モジュールは、大当り判定用乱数が、あらかじめ決められている大当り判定値と一致したら大当りとすることに決定するプログラムである。大当りとすることに決定した場合には(ステップS57;YES)、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、大当りフラグをセットする(ステップS58)。
【0133】
なお、「大当りフラグ」は、後述するステップS101,S111などにおいて参照される。このように大当りフラグは特別図柄表示器8における特別図柄の可変表示の結果が大当りとなることを示すフラグである。
【0134】
そして、特別図柄プロセスフラグの値を特別図柄停止図柄設定処理に対応した値に更新する(ステップS59)。また、ステップS56では、制御状態が確変状態であるか否かを加味して、確変時の大当り確率または非確変時の大当り確率で判定を行う。すなわち、状態データが示す制御状態が確変状態であるか否かを確認し、確変状態であれば遊技状態が非確変状態(通常状態および時短状態)の場合よりも大当りとなる確率が高くなる確変状態時(高確率時)の大当り確率で判定を行い(具体的には、あらかじめ大当り判定値の数が多く設定されている高確率大当り判定テーブルを用いて判定し)、非確変状態であれば遊技状態が確変状態時よりも大当りとなる確率が低くなる非確変状態時(低確率時)の大当り確率で判定を行う(具体的には、大当り判定値の数が高確率大当り判定テーブルよりも少なく設定されている低確率大当り判定テーブルを用いて判定する)。
【0135】
図11は、特別図柄プロセス処理における特別図柄停止図柄設定処理(ステップS301)の例を示すフローチャートである。特別図柄停止図柄設定処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、大当りの有無の決定結果に応じて、特別図柄の停止図柄を決定する。具体的には、ステップS56にて大当りとすることに決定されている場合には(ステップS101のY)、乱数格納バッファに格納されている大当り図柄決定用乱数(ランダム3)の値に従って大当り図柄を決定する(ステップS104)。大当り図柄を決定することによって、通常大当りか、確変大当りか、時短大当りかが決定される。確変大当りであれば(ステップS105のY)、確変大当りフラグをセットし(ステップS106)、演出制御用マイクロコンピュータ101に当該可変表示の判定結果を通知する判定結果コマンドとして確変大当り指定コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットする(ステップS107)。一方、確変大当りでなければ(ステップS105のN)、判定結果コマンドとして非確変大当り指定コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットする(ステップS108)。
【0136】
また、ステップS56にてはずれとすることに決定されている場合には(ステップS101のN)、はずれ図柄として「−」に決定する(ステップS102)。なお、この実施の形態では、ステップS56にてはずれとすることに決定されている場合には、ステップS102にて予め定められた1つのはずれ図柄に決定されるが、複数のはずれ図柄のうちいずれかに決定するようにしてもよい。例えば、はずれ図柄決定用乱数を用いて予め定められた複数種類のはずれ図柄のうちいずれかに決定するようにしてもよい。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、特別図柄プロセスフラグの値を変動パターン設定処理に対応した値に更新する(ステップS109)。
【0137】
図12は、特別図柄プロセス処理における変動パターン設定処理(ステップS302)の例を示すフローチャートである。変動パターン設定処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、大当りの有無の決定結果等に応じて、図9に示した変動パターンテーブルのいずれを使用する変動パターンテーブルとするのかを決定する。具体的には、ステップS56にて大当りとすることに決定されている場合には(ステップS111のY)、確変大当りフラグがセットされているか否かを確認することにより確変大当りとすることに決定されているか否かを判定する(ステップS112)。そして、確変大当りフラグがセットされていれば(ステップS112のY)、確変大当り用変動パターンテーブルを選択し(ステップS113)、確変大当りフラグがセットされていなければ(ステップS112のN)、非確変大当り用変動パターンテーブルを選択する(ステップS114)。
【0138】
一方、ステップS56にて大当りとしないことに決定されている場合には(ステップS111のN)、乱数格納バッファからリーチ判定用乱数を読み出してリーチ判定モジュールを実行する(ステップS115)。リーチ判定モジュールは、リーチ判定用乱数があらかじめ決められているリーチ判定値と一致したらリーチすることに決定するプログラムである。リーチすることに決定した場合には(ステップS116のY)、リーチ用変動パターンテーブルを選択し(ステップS117)、リーチしないことに決定した場合には(ステップS116のN)、はずれ用変動パターンテーブルを選択する(ステップS118)。
【0139】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、ステップS111〜ステップS118で選択した変動パターンテーブルと、乱数格納バッファに格納されている変動パターン決定用乱数(ランダム4)とにもとづいて、図8に示した変動パターンのいずれとするのかを決定する(ステップS119)。本例では、変動パターンを決定することによって、特別図柄の変動時間が決定される。なお、変動時間を決定したあと、決定した変動時間が設定されている変動パターンを複数の変動パターンの中から選択するようにしてもよい。
【0140】
なお、ステップS119にて、ステップS111〜ステップS118で選択した変動パターンテーブルが大当り時変動パターンテーブルであった場合には、大当りの種類(通常大当り、確変大当り、時短大当りのいずれの種類か)に応じて、変動パターンを決定するようにしてもよい。また、変動パターンテーブルを選択するときに現在の遊技状態を確認し、遊技状態、大当りとするか否か、確変大当りとするか否か、およびリーチするか否かに応じて変動パターンテーブルを選択するようにしてもよい。例えば、確変大当りとなるときに各遊技状態に応じて設けられた複数種類の確変大当り用変動パターンテーブル(例えば、通常状態時確変大当り用変動パターンテーブル、時短状態時確変大当り用変動パターンテーブル、確変状態時確変大当り用変動パターンテーブル等)のうち現在の遊技状態に応じた確変大当り用変動パターンテーブルを選択するようにしてもよい。
【0141】
変動パターンを決定すると、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、決定した変動パターン指定のコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットし(ステップS120)、ステップS119で決定した特別図柄の変動時間示す変動時間データを特別図柄プロセスタイマに設定して変動時間の計測を開始するとともに(ステップS121)、特別図柄表示器8での特別図柄の変動表示を開始する(ステップS122)。
【0142】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、サブルーチンであるコマンドセット処理を実行し(ステップS123)、特別図柄プロセスフラグの値を特別図柄変動処理に対応した値に更新する(ステップS124)。
【0143】
コマンドセット処理を実行することによって演出制御コマンドが演出制御基板80に送信される。この実施の形態では、演出制御用マイクロコンピュータ101に送信されうる各演出制御コマンドはROM54のコマンド送信テーブルに格納されている。また、コマンドセット処理では、遊技制御用マイクロコンピュータ60は、ポインタが示すROM54のアドレスに格納されている演出制御コマンドデータを、演出制御コマンドデータを出力するための出力ポートに設定するとともに、コマンドを送信することを示す演出制御INT信号を出力する。
【0144】
なお、この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ60から演出制御用マイクロコンピュータ101に対する制御コマンドは、演出制御信号D0〜D7の8本の信号線で主基板31から演出制御基板80に送信される。また、主基板31と演出制御基板80との間には、ストローブ信号(演出制御INT信号)を送信するための演出制御INT信号の信号線も配線されている。なお、主基板31から他の電気部品制御基板(この実施の形態では払出制御基板37)への制御コマンドも、8本の信号線と1本のINT信号の信号線によって送信される。
【0145】
また、この実施の形態では、演出制御コマンドは2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を表し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「0」とされる。なお、そのようなコマンド形態は一例であって他のコマンド形態を用いてもよい。例えば、1バイトや3バイト以上で構成される制御コマンドを用いてもよい。
【0146】
そして、演出制御コマンドの8ビットの演出制御コマンドデータは、演出制御INT信号に同期して出力される。演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータ101は、演出制御INT信号が立ち上がったことを検知して、割込処理によって1バイトのデータの取り込み処理を開始する。従って、演出制御用マイクロコンピュータ101から見ると、演出制御INT信号は、演出制御コマンドデータの取り込みの契機となる取込信号に相当する。
【0147】
演出制御コマンドは、演出制御用マイクロコンピュータ101が認識可能に1回だけ送出される。認識可能とは、この例では、演出制御INT信号のレベルが変化することであり、認識可能に1回だけ送出されるとは、例えば演出制御コマンドデータの1バイト目および2バイト目のそれぞれに応じて演出制御INT信号が1回だけパルス状(矩形波状)に出力されることである。なお、演出制御INT信号は図29に示された極性と逆極性であってもよい。
【0148】
図13は、演出制御基板80に送出される演出制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。図13に示す例において、1バイト目のMODEが「80」の演出制御コマンドは、特別図柄に対応して可変表示装置9にて可変表示される飾り図柄の変動パターンを指定する演出制御コマンド(変動パターンコマンド)である。
【0149】
コマンド82XX(H)は、遊技制御用マイクロコンピュータ60による特別図柄表示器8における事前判定の判定結果を示す判定結果コマンドである。コマンド8200(H)は、特別図柄に対応して可変表示装置9に確変図柄を導出表示させることを指示する演出制御コマンド(確変大当り指定コマンド)である。コマンド8201(H)は、特別図柄に対応して可変表示装置9に非確変図柄を導出表示させることを指示する演出制御コマンド(非確変大当り指定コマンド)である。コマンド8202(H)は、特別図柄に対応して可変表示装置9にはずれ図柄を導出表示させることを指示する演出制御コマンド(はずれ指定コマンド)である。
【0150】
コマンドA000(H)は、飾り図柄の可変表示の停止を指示する演出制御コマンドである。コマンドBXXX(H)は、大当り遊技開始から大当り遊技終了までの間に送出される演出制御コマンドである。そして、コマンドC000(H)〜EXXX(H)は、飾り図柄の変動および大当り遊技に関わらない可変表示装置9の表示状態に関する演出制御コマンドである。
【0151】
コマンドD000(H)は、特別図柄表示器8にて所定期間(例えば、30秒)特別図柄の可変表示が実行されなかったときに可変表示装置9にて実行される客待ちデモ演出の開始を指示する演出制御コマンド(デモ開始コマンド)である。
【0152】
また、コマンドE400(H)は、高確率状態から低確率状態になったときに送信されるコマンドであり、コマンドE401(H)は、低確率状態から高確率状態になったときに送信されるコマンドである。なお、高確率状態から低確率状態になったときや、低確率状態から高確率状態になったときを、変動パターンコマンドのMODEデータによって認識するようにしてもよく、この場合には、上記のコマンドE400(H)およびコマンドE401(H)を使用しないようにしてもよい。
【0153】
演出制御基板80の演出制御手段は、主基板31の遊技制御手段から上述した演出制御コマンドを受信すると図13に示された内容に応じて可変表示装置9の表示状態を変更するとともに、ランプ・LEDの表示状態を変更し、必要ならば音声出力基板70に対して音番号データを出力する。なお、図13に示された例以外の制御コマンドも遊技制御手段から演出制御手段に送信される。例えば、賞球LED51や球切れLED52の表示状態、および大当り遊技に関するより詳細な演出制御コマンドも遊技制御手段から演出制御手段に送信される。
【0154】
次に、演出制御手段の動作を説明する。図14は、演出制御用マイクロコンピュータ101が実行するメイン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、まず、RAM領域のクリアや各種初期値の設定、また演出制御の起動間隔を決めるための2msタイマの初期設定等を行うための初期化処理が行われる(ステップS701)。その後、演出制御用マイクロコンピュータ101は、タイマ割込フラグの監視(ステップS702)の確認を行うループ処理に移行する。タイマ割込が発生すると、演出制御用マイクロコンピュータ101は、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグをセットする。メイン処理において、タイマ割込フラグがセットされていたら、演出制御用マイクロコンピュータ101は、そのフラグをクリアし(ステップS703)、以下の演出制御処理を実行する。
【0155】
この実施の形態では、タイマ割込は2ms毎にかかる。すなわち、演出制御処理は、2ms毎に起動される。また、この実施の形態では、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなされ、具体的な演出制御処理はメイン処理において実行されるが、タイマ割込処理で演出制御処理を実行してもよい。
【0156】
演出制御処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、まず、受信した演出制御コマンドを解析する(コマンド解析実行処理:ステップS704)。次いで、演出制御用マイクロコンピュータ101は、演出制御プロセス処理を行う(ステップS705)。演出制御プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態(演出制御プロセスフラグ(プロセスフラグともいう))に対応したプロセスを選択して可変表示装置9の表示制御を実行する。そして、乱数カウンタを更新する処理を実行する(ステップS706)。その後、ステップS702のタイマ割込フラグの確認を行う処理に戻る。
【0157】
次に、主基板31からの演出制御コマンド受信処理について説明する。この実施の形態では、2バイト構成の演出制御コマンドを6個格納可能なリングバッファ形式のコマンド受信バッファが用いられる。従って、コマンド受信バッファは、受信コマンドバッファ1〜12の12バイトの領域で構成される。そして、受信したコマンドをどの領域に格納するのかを示すコマンド受信個数カウンタが用いられる。コマンド受信個数カウンタは、0〜11の値をとる。なお、必ずしもリングバッファ形式でなくてもよく、例えば、図柄指定コマンド格納領域を3個(2×3=6バイトのコマンド受信バッファ)、それ以外の変動パターン指定などのコマンド格納領域を1個(2×1=2バイトのコマンド受信バッファ)のようにバッファ構成してもよい。音声制御手段や、ランプ制御手段においても同様に、リングバッファ形式でないバッファ形式としてもよい。
【0158】
主基板31からの演出制御用のINT信号は演出制御用マイクロコンピュータ101の割込端子に入力されている。例えば、主基板31からのINT信号がオン状態になると、演出制御用マイクロコンピュータ101において割込がかかる。そして、演出制御用マイクロコンピュータ101は、割込処理において演出制御コマンドの受信処理を実行する。演出制御コマンドの受信処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、受信した演出制御コマンドデータを、コマンド受信個数カウンタが示す受信コマンドバッファに格納する。
【0159】
図15は、コマンド解析処理(ステップS704)の具体例を示すフローチャートである。主基板31から受信された演出制御コマンドは受信コマンドバッファに格納されるが、コマンド解析処理では、演出制御用マイクロコンピュータ101は、コマンド受信バッファに格納されているコマンドの内容を確認する。
【0160】
コマンド解析処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、まず、コマンド受信バッファに受信コマンドが格納されているか否か確認する(ステップS611)。格納されているか否かは、コマンド受信個数カウンタの値とコマンド受信バッファに対応した読出ポインタとを比較することによって判定される。読出ポインタは、演出制御用マイクロコンピュータ101によって読み出す演出制御コマンドが格納されているコマンド受信バッファを示すポインタである。両者が一致している場合が、受信コマンドが格納されていない場合である。コマンド受信バッファに受信コマンドが格納されている場合には、演出制御用マイクロコンピュータ101は、読出ポインタに対応するコマンド受信バッファから受信コマンドを読み出す(ステップS612)。なお、読み出したら読出ポインタの値を1加算しておく(ステップS613)。
【0161】
受信した演出制御コマンドが変動パターン指定の演出制御コマンドであれば(ステップS614)、演出制御用マイクロコンピュータ101は、そのコマンドのEXTデータを変動パターンデータ格納領域に格納する(ステップS615)とともに変動パターンコマンドを受信した旨を示す変動パターンコマンド受信フラグをセットする(ステップS615a)。
【0162】
また、ステップS614で変動パターンコマンドでないと判定した場合に、演出制御用マイクロコンピュータ101は、受信した演出制御コマンドが確変大当り指定コマンドであれば(ステップS617のY)、確変大当り指定コマンドを受信した旨を示す確変図柄表示フラグをセットする(ステップS618)。また、受信した演出制御コマンドが非確変大当り指定コマンドであれば(ステップS619のY)、非確変大当り指定コマンドを受信した旨を示す非確変図柄表示フラグをセットする(ステップS620)。また、受信した演出制御コマンドがはずれ指定コマンドであれば(ステップS621のY)、はずれ指定コマンドを受信したことを示すはずれ図柄表示フラグをセットする(ステップS622)。演出制御用マイクロコンピュータ101は、これらのフラグ(確変図柄表示フラグ、非確変図柄表示フラグ、はずれ図柄表示フラグ)にもとづいて可変表示装置9における飾り図柄の停止図柄を決定する。
【0163】
演出制御用マイクロコンピュータ101は、ステップS612で読み出した受信コマンドがその他の演出制御コマンドである場合には、受信コマンドに対応するコマンド受信フラグをセットし、必要であれば受信コマンドを保存する(ステップS623)。
【0164】
図16は、図14に示されたメイン処理における演出制御プロセス処理(ステップS705)を示すフローチャートである。演出制御プロセス処理では、演出制御プロセスフラグ(プロセスフラグ)の値に応じてステップS800〜S807のうちのいずれかの処理が行われる。各処理において、以下のような処理が実行される。
【0165】
飾り図柄通常処理(ステップS800):変動パターンコマンド受信フラグがセットされているか否か確認する。変動パターンコマンド受信フラグがセットされていれば、演出制御用マイクロコンピュータ101は、演出制御プロセスフラグ(プロセスフラグ)の値を飾り図柄変動開始処理に対応した値に変更する。
【0166】
飾り図柄変動開始処理(ステップS801):変動パターンデータ格納領域の格納情報などにもとづいて、飾り図柄の変動パターンを決定し、左中右図柄の変動が開始されるように制御する。
【0167】
飾り図柄変動中処理(ステップS802):変動パターンを構成する各変動状態(変動速度)の切替タイミングを制御するとともに、変動時間の終了を監視する。また、左右図柄の停止制御を行う。
【0168】
飾り図柄変動停止処理(ステップS803):変動時間が終了したことに応じて、飾り図柄の変動を停止し停止図柄を表示する。なお、表示結果が大当り表示結果(大当りを示唆する表示結果)である場合には、変動時間の終了時に、全図柄停止を指示する演出制御コマンド(飾り図柄停止の演出制御コマンド)を受信していたら、飾り図柄の変動を停止し停止図柄を表示する制御を行う。
【0169】
大当り表示処理(ステップS804):変動時間の終了後、確変大当り表示、時短大当り表示、確変時短大当り表示、または通常大当り表示の制御を行う。
【0170】
ラウンド中処理(ステップS805):大当り遊技におけるラウンド実行中の制御を行う。例えば、ラウンド数等の表示制御等を行う。そして、閉塞表示コマンドを受信したら演出制御プロセスフラグをラウンド後処理に対応した値に更新する一方、大当り終了表示コマンドを受信したら大当り終了演出処理に対応した値に更新する。
【0171】
ラウンド後処理(ステップS806):大当り遊技におけるラウンド終了から次のラウンドを開始するまでの制御を行う。そして、開放表示コマンドを受信したら演出制御プロセスフラグをラウンド中処理に対応した値に更新する。
【0172】
大当り終了演出処理(ステップS807):大当り遊技状態を終了するときの制御を行う。例えば、確変状態に制御される旨の表示、時短状態に制御される旨の表示、等を行う。そして、演出制御プロセスフラグを飾り図柄通常処理に対応した値に更新する。
【0173】
図17は、飾り図柄の変動パターン毎に設定されているプロセステーブルの一構成例を示す説明図である。プロセステーブルは、プロセスタイマ設定値と演出制御実行データ(例えば、表示制御実行データ、ランプ制御実行データ、および音番号データ)の組み合わせが複数集まったプロセスデータで構成されている。演出制御実行データは、表示制御実行データとランプ制御実行データと音番号データとを含む。表示制御実行データは、飾り図柄の変動期間中における可変表示装置9の表示状態を示すデータが設定されている。例えば、表示制御実行データ1には、可変表示開始時の可変表示装置9の表示状態を示すデータが設定されている。また、ランプ制御実行データは、飾り図柄の変動期間中におけるランプ・LEDの表示状態を示すデータが設定されている。例えば、ランプ制御実行データ1には、可変表示開始時のランプ・LEDの表示状態を示すデータが設定されている。また、音番号データには、飾り図柄の変動期間中におけるスピーカ27の音出力態様を示すデータが設定されている。そして、飾り図柄の変動期間中において、表示状態を切り替えるタイミング(例えば可変表示装置9において新たなキャラクタが登場するタイミング、ランプ・LEDを点灯状態から消灯状態に切り替えるタイミング)が到来すると、演出制御手段は、プロセステーブルにおける次のプロセスデータに設定される演出制御実行データに従って、可変表示装置9、ランプ・LEDの表示状態およびスピーカ27の音出力状態を制御する。プロセスタイマ設定値には、切替のタイミングに応じた時間が設定されている。
【0174】
このように、演出制御手段が、ROMに記憶されているプログラムおよびプロセスデータにもとづいて演出手段を制御し、複数の演出手段(この実施の形態では可変表示装置9、ランプ・LEDおよびスピーカ27)の制御に関わるプログラムが、演出制御基板80に搭載されているROMに格納されている。そして、それらのプログラムを格納するROMを1つのROMとして構成することができる。従って、部品点数を減らすことができる。また、ROMに記憶されているプロセスデータのうち、プロセスタイマ設定値が共通化されている。従って、演出制御手段のROM容量を節減することができる。なお、演出制御実行データについても、表示制御実行データとランプ制御実行データと音番号データとを共通化できるのであれば、1つの演出制御実行データとしてもよい。このように、この実施の形態では、複数の演出手段の制御に関わるデータのうち少なくとも一部のデータを同一ROMに格納することができる。
【0175】
図17に示すプロセステーブルは、演出制御基板80におけるROMに格納されている。また、プロセステーブルは、飾り図柄の変動パターンのそれぞれに応じて用意されている。なお、飾り図柄の変動パターンと、特別図柄の変動パターンとは異なるものである。ただし、飾り図柄の変動パターンには、少なくとも、図8に示した各変動パターンに対応する変動パターンが含まれる。
【0176】
図18は、演出制御プロセス処理における飾り図柄通常処理(ステップS800)の一例を示すフローチャートである。図18に示す飾り図柄通常処理を開始すると、演出制御用マイクロコンピュータ101は、まず、変動パターンコマンド受信フラグがセットされたか否か確認する(ステップS811)。変動パターンコマンド受信フラグがセットされていなければ(ステップS811;N)、処理を終了する。一方、変動パターンコマンド受信フラグがセットされていたら(ステップS811;Y)、変動パターンコマンド受信フラグをリセットし(ステップS812)、主基板31からの判定結果コマンドを確認する。
【0177】
すなわち、はずれ指定コマンドを受信したことを示すはずれ図柄表示フラグがセットされていれば(ステップS813;Y)、受信した変動パターンがリーチ態様を伴う変動パターンであるか(リーチ変動パターンであるか)を確認する(ステップS817)。受信した変動パターンがリーチ変動パターンであれば(ステップS817;Y)、飾り図柄の停止図柄としてリーチはずれ図柄(この実施の形態では、左飾り図柄と右飾り図柄とが同一の図柄であり、中飾り図柄のみが異なる図柄となる組み合わせ)を飾り図柄の停止図柄として決定する(ステップS818)。一方、受信した変動パターンがリーチ変動パターンでなければ(ステップS817;N)、飾り図柄の停止図柄としてはずれ図柄(この実施の形態では、左飾り図柄と中飾り図柄と右飾り図柄とのそれぞれが異なる図柄となる組み合わせ)を飾り図柄の停止図柄として決定する(ステップS819)。
【0178】
また、確変大当り指定コマンドを受信したことを示す確変大当り指定コマンドがセットされていれば(ステップS814;Y)、飾り図柄の停止図柄として確変図柄(この実施の形態では、左飾り図柄と中飾り図柄と右飾り図柄とが同一の奇数図柄で揃った状態)を飾り図柄の停止図柄として決定する。また、はずれ指定コマンドおよび確変大当り指定コマンドを受信していない場合、すなわち、非確変大当り指定コマンドを受信したことを示す非確変図柄表示フラグがセットされていれば(ステップS814;N)、飾り図柄の停止図柄として非確変図柄(この実施の形態では、左飾り図柄と中飾り図柄と右飾り図柄とが同一の奇数図柄で揃った状態)を飾り図柄の停止図柄として決定する。
【0179】
そして、ステップS815,S816,S818,S819で決定した飾り図柄の停止図柄および受信した変動パターンにもとづいて飾り図柄の変動パターン(飾り図柄変動パターン)を決定する(ステップS820)。具体的には、変動パターンデータ格納領域に格納されているEXTデータに対応して複数種類設定される飾り図柄変動パターンのうち飾り図柄の停止図柄にもとづいていずれかの飾り図柄変動パターンに決定する。なお、変動パターンデータ格納領域に格納されているEXTデータにより変動時間が指定され、ステップS820では、主基板31から指定された変動時間に対応して複数種類設定される飾り図柄変動パターンのいずれかに決定され、飾り図柄変動パターンを決定したときに当該変動時間を変動時間タイマにセットする。本例では、演出制御用マイクロコンピュータ101は、飾り図柄の変動パターンの少なくとも一部を独自に決定する。例えば、あらかじめ用意された複数種類の飾り図柄の変動パターンのうち、EXTデータによって特定される変動時間および事前判定結果(確変大当り、通常大当り、はずれ、リーチなど)に合致する複数種類の飾り図柄の変動パターンの中から、実行する変動パターンを選択する。上記のようにして、演出制御用マイクロコンピュータ101は、例えば、飾り図柄の演出内容(例えば、どのキャラクタを用いて演出するかなど)、予告演出の実行の有無や演出内容、ミッション演出の有無や演出内容など、飾り図柄の変動態様の少なくとも一部を独自に決定する。
【0180】
ステップS820にて飾り図柄の変動パターンを決定する際には、例えば、遊技状態が通常状態であるときに使用される変動パターンテーブル(通常状態用飾り図柄変動パターンテーブル)と、遊技状態が確変状態であるときに使用される変動パターンテーブル(確変状態用飾り図柄変動パターンテーブル)と、遊技状態が時短状態であるときに使用される変動パターンテーブル(時短状態用飾り図柄変動パターンテーブル)とを用いてもよい。この場合には、各飾り図柄変動パターンテーブルには、複数種類の飾り図柄の変動パターンが設定されていてもよい。
【0181】
なお、演出制御用マイクロコンピュータ101が、予告演出の実行の有無、および予告演出の演出内容を決定するようにする場合には、演出制御用マイクロコンピュータ101は、主基板31からの変動パターンコマンドが示す変動時間や変動結果にもとづいて、予告演出を実行するか否か、および予告演出の演出内容を決定する。
【0182】
また、受信した変動パターンにもとづいてステップS820で決定した飾り図柄変動パターンが再抽選演出を実行することを示す再抽選変動パターンであれば(ステップS821;Y)、仮停止表示する飾り図柄の組み合わせを決定する(ステップS822)。この実施の形態では、ステップS822にて仮停止図柄として非確変図柄に決定する。すなわち、確変大当り指定コマンドを受信しているときに再抽選変動パターンに決定したときには、仮停止図柄として非確変図柄を仮停止表示した後、再抽選演出にて確変図柄を停止表示する演出が実行される。なお、非確変大当り指定コマンドを受信しているときに再抽選変動パターンに決定したときには、仮停止図柄としてステップS816で決定した停止図柄と同一の図柄としてもよいし、ステップS816で決定した停止図柄とは異なる非確変図柄としてもよい。
【0183】
次いで、再抽選演出を実行する旨を示す再抽選フラグをセットし(ステップS823)、飾り図柄変動パターンに応じて再抽選演出にて操作ボタン120の操作を有効とするための設定を行う(ステップS824)。具体的には、操作ボタン120の操作が有効となる期間を開始するための開始タイマおよび操作ボタン120の操作が有効になってから無効となるまでの期間(有効期間)を示す有効期間タイマを飾り図柄変動パターンに応じてセットする。
【0184】
この実施の形態では、飾り図柄変動パターンが複数種類設けられているため、それぞれの飾り図柄変動パターンにて上述した再抽選演出を実行するタイミングが異なる。そのため、ステップS824では、飾り図柄変動パターンに応じて各タイマを設定している。なお、再抽選演出を実行するタイミングを全ての飾り図柄変動パターンにて同時期とした場合には、常に同一の開始タイマを用いるようにすればよい。また、再抽選演出にて操作ボタン120の操作が有効となる有効期間を同一とした場合には、常に同一の有効期間タイマを用いるようにすればよい。
【0185】
その後、演出制御用マイクロコンピュータ101は、演出制御プロセスフラグの値を飾り図柄変動開始処理に応じた値に更新する(ステップS825)。ステップS825で演出制御プロセスフラグの値を飾り図柄変動開始処理に応じた値に更新することにより次回の割込処理にて飾り図柄変動開始処理が実行される。
【0186】
図19は、図16に示された演出制御プロセス処理における飾り図柄変動開始処理(ステップS801)を示すフローチャートである。飾り図柄変動開始処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、飾り図柄の可変表示の変動パターンに応じたプロセステーブルを選択し(ステップS831)、プロセスデータの内容に従って演出装置(この実施の形態では、可変表示装置9、ランプ・LED、スピーカ27)を制御する(ステップS832)。例えば、表示制御実行データ1の内容に応じた信号を、LCDによる可変表示装置9に与える。そして、変動時間タイマを1減算するとともに(ステップS833)、選択したプロセスデータにおける表示制御実行データ1に対応したプロセスタイマを1減算する(ステップS834)。
【0187】
なお、表示制御実行データにはROMのアドレスが設定され、そのアドレスから始まる領域に、より詳細な制御データを格納しておき、それらの制御データに従ってLCD制御を行うように構成してもよい。また、ステップS832では、プロセスデータ中のランプ制御実行データ1にもとづいてランプ・LED制御を行う。例えば、ランプ制御実行データ1の内容に応じた信号を各ランプ・LEDに与える。なお、ランプ制御実行データにはROMのアドレスが設定され、そのアドレスから始まる領域に、より詳細な制御データを格納しておき、それらの制御データに従ってランプ・LED制御を行うように構成してもよい。
【0188】
また、ステップS832では、プロセスデータ中の音番号データを音声出力基板70に出力する。音声出力基板70において、音声合成用IC703は、音番号データに応じたデータを音声データROM704から読み出し、読み出したデータに応じた音声や効果音を発生し増幅回路705に出力する。増幅回路705は、音声合成用IC703の出力レベルを、ボリューム706で設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号をスピーカ27に出力する。
【0189】
その後、演出制御プロセスフラグ(プロセスフラグ)の値を飾り図柄変動中処理に対応した値にする(ステップS835)。
【0190】
図20は、演出制御プロセス処理における飾り図柄変動中処理(ステップS802)を示すフローチャートである。飾り図柄変動中処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、前回の割込処理の飾り図柄変動中処理にて減算されたことにより変動時間タイマがタイムアウトしていたら(ステップS841;Y)、演出制御プロセスフラグの値を飾り図柄変動停止処理に対応する値に更新する(ステップS858)。
【0191】
一方、変動時間タイマがタイムアウトするまでは、演出制御プロセスフラグ(プロセスフラグ)が更新されず、飾り図柄変動中処理が繰り返し実行される。具体的には、変動時間タイマがタイムアウトしていなければ(ステップS841;N)、変動時間タイマを1減算し(ステップS842)、プロセスタイマがタイムアウトしていれば(ステップS843;Y)、プロセステーブル中の次のプロセスデータに切り替え(ステップS844)、切り替えたプロセスデータの内容に従って演出装置を制御する(ステップS845)。ステップS843でプロセスタイマがタイムアウトしていなければ(ステップS843;N)、実行中のプロセスデータにもとづく演出装置の制御を継続して実行すべくステップS836に進む。
【0192】
そして、プロセスタイマを1減算し、再抽選フラグがセットされていなければ(ステップS847;N)、処理を終了する。再抽選フラグがセットされていれば(ステップS847;Y)、操作ボタン120の有効期間を開始するタイミングを計測する開始タイマを1減算し(ステップS848)、開始タイマがタイムアウトしていなければ(ステップS849;N)、処理を終了する。一方、開始タイマがタイムアウトしていれば(ステップS849;Y)、操作ボタン120からの操作信号が入力されたか否かを判定する(ステップS850)。
【0193】
この実施の形態では、再抽選演出として、有効期間内に操作ボタン120からの操作信号が入力されたことにもとづいて仮停止表示している飾り図柄を再変動させて停止図柄を導出表示する。ステップS850で、有効期間内に操作ボタン120からの操作信号が入力されると(ステップS850;Y)、複数種類のプロセステーブルのうち飾り図柄変動パターンに応じた再抽選プロセステーブルを選択し(ステップS851)、選択した再抽選プロセステーブルのプロセスデータ1の内容に従って演出装置を制御する(ステップS852)。
【0194】
このように、有効期間内に操作ボタン120から操作信号が入力されたことにもとづいて実行中のプロセステーブルを再抽選プロセステーブルに切り替え、当該再抽選プロセステーブルのプロセスデータにもとづいて演出装置を制御することにより仮停止図柄を再変動させて停止図柄を導出表示する再抽選演出を実行する。そして、プロセスタイマを1減算し(ステップS853)、再抽選フラグをリセットして処理を終了する(ステップS854)。
【0195】
一方、有効期間にて操作ボタン120からの操作信号が入力されていなければ(ステップS850;N)、有効期間タイマを1減算し(ステップS855)、有効期間タイマがタイムアウトしたら(ステップS856;Y)、再抽選フラグをリセットするとともに大当り遊技にて再抽選演出を実行する旨を示す大当り再抽選フラグをセットして処理を終了する(ステップS857)。ステップS856で有効期間タイマがタイムアウトしていなければ(ステップS856;N)、処理を終了する。このように、有効期間内に操作ボタン120の操作がなされなければ、再抽選演出を実行せずに大当り再抽選フラグをセットする。大当り再抽選フラグがセットされることにより大当り遊技にて、具体的には、ラウンド中処理および/またはラウンド後処理にて再抽選演出を実行するための処理が実行される。
【0196】
なお、この実施の形態では、飾り図柄の可変表示にて(大当り遊技状態の開始前)実行される再抽選演出には、操作ボタン120の操作を促す操作促進演出と所定の有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて確変大当りであるか非確変大当りであるかを報知する結果導出演出とが含まれている。操作促進演出は、仮停止図柄として表示される所定の非確変図柄を確変図柄に昇格させる機会(チャンス)を遊技者に与える演出(報知演出)である。
【0197】
また、この実施の形態では、主基板31から再抽選演出を実行する変動パターンを受信した場合に操作促進演出が実行される。そして、操作促進演出における所定の有効期間内に遊技者が操作ボタン120を操作した場合に結果導出演出を実行し、確変図柄表示フラグがセットされていれば非確変図柄が確変図柄に昇格する。確変状態は遊技者にとってきわめて有利な状態であるので、遊技者は非確変図柄を確変図柄に昇格させるために操作促進演出中に操作ボタン120を操作するようになる。また、操作促進演出における有効期間内に遊技者が操作ボタン120を操作した場合に非確変図柄表示フラグがセットされていれば、仮停止表示している非確変図柄が確変図柄に昇格せずに仮停止表示している非確変図柄と同一または異なる非確変図柄が導出表示される。
【0198】
一方、操作促進演出における所定の有効期間内に遊技者が操作ボタン120を操作しなかった場合には、当該操作促進演出の属する再抽選演出においては結果導出演出を実行しない。そのため、操作ボタン120を操作しなかったことによって確変図柄に昇格しなかった、換言すれば、昇格の機会が失われたと思い込ませることができるため、操作ボタン120の操作に対する期待感を抱かせることができるとともに、操作ボタン120の操作頻度を高めることができる。
【0199】
なお、この実施の形態では、仮停止表示される仮停止図柄が非確変図柄であり、操作促進演出における有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて仮停止表示している非確変図柄を再変動するようにしているが、これに限らず、確変図柄を仮停止表示する構成としてもよい。この構成では、操作促進演出における有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて仮停止表示している確変図柄を再変動し、確変図柄表示フラグがセットされていれば確変図柄を導出表示し、非確変図柄表示フラグがセットされていれば非確変図柄に降格して導出表示するようにしてもよい。この場合には、結果導出演出にて確変図柄に昇格させる演出、非確変図柄を維持させる演出、非確変図柄に降格させる演出、確変図柄を維持させる演出、の複数種類の演出を実行することができるが、確変図柄が非確変図柄に降格した場合に操作ボタン120を操作してしまったために確変図柄が非確変図柄に降格したという印象を遊技者に与えてしまい、非確変図柄に降格させないものに比べて操作ボタン120に対する期待感を低下させる虞があるため望ましくない。
【0200】
図21は、演出制御プロセス処理における飾り図柄変動停止処理(ステップS803)を示すフローチャートである。飾り図柄変動停止処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、飾り図柄停止を指示する演出制御コマンド(図柄停止コマンド)を受信しているか否か確認する(ステップS861)。図柄停止コマンドを受信していなければ(ステップS861;N)、処理を終了する。
【0201】
一方、図柄停止コマンドを受信していれば(ステップS861;Y)、自己が決定した停止図柄(判定結果コマンドおよび変動パターンコマンドにもとづいてステップS815,S816,S818,S819で決定した停止図柄(再抽選変動パターンにおいて操作ボタン120が操作されなかったときにはステップS822で決定した仮停止図柄))で飾り図柄を停止させる制御を行う(ステップS862)。なお、この実施の形態では、演出制御用マイクロコンピュータ101が、遊技制御用マイクロコンピュータ60からの図柄停止コマンドの受信に応じて飾り図柄を停止表示する制御を行うが、このような構成に限られず、遊技制御用マイクロコンピュータ60から図柄停止コマンドを送信せずに、変動時間タイマがタイムアップしたことにもとづいて演出制御用マイクロコンピュータ101が飾り図柄を停止表示する制御を行うようにしてもよい。
【0202】
そして、ステップS862で大当り図柄を表示した場合、つまり、確変図柄表示フラグまたは非確変図柄表示フラグがセットされている場合には(ステップS863;N)、演出制御用マイクロコンピュータ101は、大当り開始演出に応じたプロセステーブルを選択し(ステップS866)、演出制御プロセスフラグ(プロセスフラグ)の値を大当り表示処理(ステップS804)に対応した値に設定する(ステップS867)。なお、大当り開始演出に応じたプロセステーブルは、大当り遊技状態を開始するときの演出装置の制御内容を示すプログラムである。
【0203】
ステップS862で大当り図柄を表示しない場合(はずれ図柄を表示した場合)、つまり、はずれ図柄表示フラグがセットされている場合には(ステップS863;Y)、演出制御用マイクロコンピュータ101は、はずれ図柄表示フラグをリセットし(ステップS864)、演出制御プロセスフラグ(プロセスフラグ)の値を飾り図柄通常処理(ステップS800)に対応した値に設定する(ステップS865)。
【0204】
図22は、演出制御プロセス処理における大当り表示処理(ステップS804)を示すフローチャートである。大当り表示処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、大当り開始コマンドを受信していなければ(ステップS901;N)、処理を終了する。一方、大当り開始コマンドを受信していれば(ステップS901;Y)、飾り図柄変動停止処理のステップS866で選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータ1の内容に従って演出装置を制御する(ステップS902)。そして、プロセスタイマを1減算し(ステップS903)、プロセスタイマがタイムアウトしたら(ステップS904;Y)、プロセステーブルの次に設定されるプロセスデータに切り替え(ステップS905)、切り替えたプロセスデータの内容に従って演出装置を制御する(ステップS906)。なお、ステップS904でプロセスタイマがタイムアウトしていなければ、選択しているプロセスデータにもとづく演出装置の制御を継続して実行する。
【0205】
次いで、演出制御用マイクロコンピュータ101は、大当り遊技状態における最初のラウンド(1R)を開始することを示す1R開放表示コマンドを受信したら(ステップS907)、大当り再抽選フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS908)。上述したように、大当り再抽選フラグは、可変表示にて再抽選演出が実行されたが操作ボタン120が操作されなかったときにセットされ、大当り遊技状態にて再抽選演出を実行する旨を示すフラグである。従って、大当り再抽選フラグがセットされていれば(ステップS908;Y)、再抽選大当り操作前演出に応じたプロセステーブルを選択し(ステップ909)、選択したプロセステーブルに応じた有効期間タイマおよび開始タイマをセットする(ステップS910)。
【0206】
この実施の形態では、大当り遊技状態にて実行される再抽選演出には、操作ボタン120の操作を促す操作促進演出と所定の有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて確変大当りであるか非確変大当りであるかを報知する結果導出演出とが含まれている。操作促進演出は、非確変図柄が導出表示されたことにもとづいて大当り遊技状態の終了後に通常状態または時短状態に制御される非確変大当りを大当り遊技状態の終了後に確変状態に制御される確変大当りに昇格させる機会(チャンス)を遊技者に与える演出である。操作促進演出における有効期間内に遊技者が操作ボタン120を操作した場合に確変図柄表示フラグがセットされていれば非確変大当りが確変大当りに昇格する。この実施の形態では、飾り図柄の可変表示にて実行された再抽選演出の操作促進演出にて操作ボタン120が操作されなかったときに大当り遊技状態にて再抽選演出が実行されるため、飾り図柄の可変表示にて実行された再抽選演出の操作促進演出にて操作ボタン120を操作しなかったことによって確変図柄に昇格しなったと思い込んでいる遊技者は、大当り遊技状態にて実行された再抽選演出の操作促進演出中に操作ボタン120を操作するようになる。
【0207】
また、操作促進演出における有効期間内に遊技者が操作ボタン120を操作した場合に非確変図柄表示フラグがセットされていれば、仮停止表示している非確変図柄が確変図柄に昇格せずに仮停止表示している非確変図柄と同一または異なる非確変図柄が導出表示される。なお、飾り図柄の可変表示における再抽選演出の操作促進演出にて所定の有効期間内に操作ボタン120が操作されなかったときに非確変図柄表示フラグがセットされている場合には、所定の判定乱数を用いて大当り遊技状態にて再抽選演出を実行するか否かを判定することにより確変図柄表示フラグがセットされている場合よりも低い割合で大当り遊技状態にて再抽選演出を実行するようにしてもよいし、大当り遊技状態にて再抽選演出を実行しないようにしてもよい。
【0208】
また、大当り遊技状態にて実行される再抽選演出の操作促進演出にて所定の有効期間内に遊技者が操作ボタン120を操作しなかった場合にも、当然、大当り遊技状態にて実行される再抽選演出においては結果導出演出を実行しない。そのため、操作ボタン120を操作しなかったことによって確変大当りに昇格しなかったと思い込ませることができるため、操作ボタン120の操作に対する期待感を抱かせることができるとともに、操作ボタン120の操作頻度を高めることができる。
【0209】
ステップS908で大当り再抽選フラグがセットされていなければ(ステップS908;N)、確変図柄表示フラグおよび非確変図柄表示フラグをリセットし(ステップS911)、1R開放表示コマンドに応じたプロセステーブルを選択する(ステップS912)。1R開放表示コマンドに応じたプロセステーブルには、大当り遊技状態における最初のラウンドでの演出装置の制御内容が記憶されている。そして、演出制御プロセスフラグの値をラウンド中処理に対応した値に更新して処理を終了する(ステップS913)。
【0210】
一方、ステップS908で大当り再抽選フラグがセットされていれば(ステップS908;Y)、再抽選大当り操作前演出に応じたプロセステーブルを選択する(ステップS909)。再抽選大当り操作前演出とは、大当り遊技状態にて実行する再抽選演出にて操作ボタン120が操作される以前の態様(操作促進演出)を示す演出である。そして、再抽選大当り操作前演出に対応して操作ボタン120の操作が有効になってから無効となるまでの有効期間を有効期間タイマにセットするとともに、再抽選大当り操作前演出に対応して有効期間を開始するための開始タイマをセットし(ステップS910)、演出制御プロセスフラグの値をラウンド中処理に対応した値に更新して処理を終了する(ステップS913)。
【0211】
図23および図24は、演出制御プロセス処理におけるラウンド中処理(ステップS805)を示すフローチャートである。ラウンド中処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、プロセスデータの内容に従って演出装置を制御し(ステップS920)、プロセスタイマを1減算する(ステップS921)。そして、プロセスタイマがタイムアウトしたら(ステップS922;Y)、選択しているプロセステーブルの次のプロセスデータに切り替え(ステップS923)、切り替えたプロセスデータの内容に従って演出装置を制御する(ステップS924)。ステップS922でプロセスタイマがタイムアウトしていなければ(ステップS922;N)、実行中のプロセスデータにもとづく演出装置の制御を継続し、ステップS925へ進む。大当り遊技状態のラウンド実行中には、例えば、可変表示装置9において大当り図柄を表示するとともにラウンド数を示す文字やその他のキャラクタなどを表示する演出が実行される。
【0212】
そして、大当り再抽選フラグがセットされていなければ(ステップS925;N)、ステップS938に進む。一方、大当り再抽選フラグがセットされていれば(ステップS925;Y)、操作ボタン120の操作を有効とする有効期間の開始タイミングを示す開始タイマがタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS926)。開始タイマがタイムアウトしていなければ(ステップS926;N)、開始タイマを1減算し(ステップS927)、開始タイマがタイムアウトしたら(ステップS928;Y)、操作ボタン120からの操作信号が入力されたか否か確認する(ステップS929)。また、ステップS926で開始タイマがタイムアウトしていれば(ステップS926;Y)、操作ボタン120からの操作信号が入力されたか否か確認する(ステップS929)。上述したように遊技者によって操作ボタン120が操作されると演出制御基板80に操作信号が入力される。すなわち、操作ボタン120が操作されたことを示す操作信号が入力されたら(ステップS929;Y)、再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択し(ステップS930)、大当り再抽選フラグをリセットするとともに結果導出演出を実行する旨を示す再抽選結果表示フラグをセットする(ステップS931)。その後、プロセスデータ1の内容に従って演出装置を制御し(ステップS932)、プロセスタイマを1減算する(ステップS933)。ステップS930で選択した再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って演出装置を制御することにより上述した結果導出演出が実行される。
【0213】
一方、ステップS929で操作ボタン120からの操作信号が入力されていなければ(ステップS929;N)、操作ボタン120の操作が有効となる期間を示す有効期間タイマを1減算し(ステップS934)、有効期間タイマがタイムアウトしたら(ステップS935;Y)、再抽選大当り未操作演出に応じたプロセステーブルを選択し(ステップS936)、大当り再抽選フラグをリセットするとともに大当り遊技状態における再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったことを示す終了時再抽選フラグをセットする(ステップS937)。そして、ステップS932に移行する。ステップS936で選択した再抽選大当り未操作演出に応じたプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って演出装置を制御することにより結果導出演出を実行することなく操作ボタン120の有効期間が終了した旨を報知する。ステップS935で有効期間タイマがタイムアウトしていなければ(ステップS935;N)、ステップS938に進む。
【0214】
次いで、演出制御用マイクロコンピュータ101は、大入賞口を閉塞することを示す閉塞表示コマンドを受信したら(ステップS938;Y)、大当り再抽選フラグおよび再抽選結果表示フラグがセットされていないときには(ステップS939;N)、大入賞口の閉塞中に実行される演出であるラウンドインターバル演出に応じたプロセステーブルを選択し(ステップS940)、選択したプロセステーブルのプロセスデータ1の内容に従って演出装置を制御し(ステップS941)、プロセスタイマを1減算する(ステップS942)。そして、演出制御プロセスフラグの値をラウンド後処理に応じた値に更新して処理を終了する(ステップS943)。なお、ラウンドインターバル演出としてラウンド数に応じた演出を実行する場合には、ラウンド数に応じて選択するプロセステーブルを異ならせるようにしてもよい。ステップS939で大当り再抽選フラグまたは再抽選結果表示フラグがセットされていれば(ステップS939;Y)、演出制御プロセスフラグの値をラウンド後処理に応じた値に更新して処理を終了する(ステップS943)。
【0215】
ステップS938で閉塞表示コマンドを受信していなければ(ステップS938;N)、大当り遊技状態の終了表示を指示する大当り終了表示コマンドを受信していなければ(ステップS944;N)、処理を終了する。一方、大当り終了表示コマンドを受信していれば(ステップS944;Y)、終了時再抽選フラグがセットされているか否か確認する(ステップS945)。上述したように終了時再抽選フラグは、大当り遊技状態にて実行される再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったことを示すフラグである。この実施の形態では、大当り再抽選フラグがセットされていない場合、大当り遊技状態を終了したとき、具体的には、可変表示装置9にて大当り遊技状態が終了した旨の表示を行うときに、再抽選演出を実行する。
【0216】
ステップS945で終了時再抽選フラグがセットされていれば(ステップS945;Y)、終了時再抽選演出に応じたプロセステーブルを選択し(ステップS946)、開始タイマおよび有効期間タイマをセットする(ステップS947)。そして、ステップS949に移行する。一方、終了時再抽選フラグがセットされていなければ(ステップS945;N)、通常の大当り遊技状態終了表示を行うための大当り終了表示コマンドに応じたプロセステーブルを選択する(ステップS948)。なお、大当り遊技状態終了表示は、以後の遊技状態を報知する表示が含まれる。すなわち、確変大当りであれば、確変状態に制御する旨(例えば、「確変だよ」等)を報知し、時短大当りであれば、時短状態に制御する旨(例えば、「時短100回」等)を報知する。
【0217】
そして、演出制御用マイクロコンピュータ101は、待機時間計測タイマをセットするとともに再抽選結果表示フラグをリセットし(ステップS949)、演出制御プロセスフラグの値を大当り終了演出処理に応じた値に更新して処理を終了する(ステップS950)。なお、待機時間計測タイマは、大当り遊技状態を終了してから次に特別図柄の可変表示を開始するまでの待機時間を示すタイマであり、この待機時間計測タイマにより遊技制御用マイクロコンピュータ60と演出制御用マイクロコンピュータ101とを同期させている。
【0218】
図25および図26は、演出制御プロセス処理におけるラウンド後処理(ステップS806)を示すフローチャートである。ラウンド後処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、プロセスデータの内容に従って演出装置を制御し(ステップS951)、プロセスタイマを1減算する(ステップS952)。そして、プロセスタイマがタイムアウトしたら(ステップS953;Y)、選択しているプロセステーブルの次のプロセスデータに切り替え(ステップS954)、切り替えたプロセスデータの内容に従って演出装置を制御する(ステップS955)。ステップS953でプロセスタイマがタイムアウトしていなければ(ステップS953;N)、実行中のプロセスデータにもとづく演出装置の制御を継続しステップS956に進む。大当り遊技状態のラウンド終了時に実行されるラウンドインターバル演出では、例えば、可変表示装置9において大当り図柄を表示するとともに、所定のキャラクタなどを表示する演出が実行される。
【0219】
次いで、演出制御用マイクロコンピュータ101は、大当り再抽選フラグがセットされていなければ(ステップS956;N)、ステップS969に進む。一方、大当り再抽選フラグがセットされていたら(ステップS956;Y)、開始タイマがタイムアウトしているか否か確認し(ステップS957)、開始タイマがタイムアウトしていなければ(ステップS957;N)、開始タイマを1減算し(ステップS958)、開始タイマがタイムアウトしたら(ステップS959;Y)、操作ボタン120からの操作信号が入力されたか否か確認する(ステップS960)。そして、操作ボタン120が操作されたことを示す操作信号が入力されたら(ステップS960;Y)、再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択し(ステップS961)、大当り再抽選フラグをリセットするとともに結果導出演出を実行する旨を示す再抽選結果表示フラグをセットする(ステップS962)。その後、プロセスデータ1の内容に従って演出装置を制御し(ステップS963)、プロセスタイマを1減算する(ステップS964)。ステップS961で選択した再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って演出装置を制御することにより上述した結果導出演出が実行される。ステップS956にて大当り再抽選フラグがセットされていない場合(ステップS956;N)、およびステップS959で開始球がタイムアウトしていない場合(ステップS959;N)には、ステップS969に進む。ステップS957で開始タイマがタイムアウトしていれば(ステップS957;Y)、ステップS960に進む。
【0220】
一方、ステップS960で操作ボタン120からの操作信号が入力されていなければ(ステップS960;N)、操作ボタン120の操作が有効となる期間を示す有効期間タイマを1減算し(ステップS965)、有効期間タイマがタイムアウトしたら(ステップS966;Y)、再抽選大当り未操作演出に応じたプロセステーブルを選択し(ステップS967)、大当り再抽選フラグをリセットするとともに大当り遊技状態における再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったことを示す終了時再抽選フラグをセットする(ステップS968)。そして、ステップS963に移行する。ステップS967で選択した再抽選大当り未操作演出に応じたプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って演出装置を制御することにより結果導出演出を実行することなく操作ボタン120の有効期間が終了した旨を報知する。ステップS966で有効期間タイマがタイムアウトしていなければ(ステップS966;N)、ステップS969に進む。
【0221】
演出制御用マイクロコンピュータ101は、開放表示コマンドを受信したら(ステップS969;Y)、大当り再抽選フラグおよび再抽選結果表示フラグがセットされていなければ(ステップS970;N)、開放表示コマンドに応じたラウンドの制御内容を示すプロセステーブルを選択し(ステップS971)、選択したプロセステーブルのプロセスデータ1の内容に従って演出装置を制御する(ステップS972)。そして、プロセスタイマを1減算し(ステップS973)、演出制御プロセスフラグの値をラウンド中処理に応じた値に更新して処理を終了する(ステップS974)。なお、この実施の形態では、大当り遊技状態のラウンドそれぞれにて異なるプロセステーブルを選択して異なる演出を実行するが、大当り遊技状態のラウンドを実行する場合に1つのプロセステーブルを選択して同一の演出を実行するようにしてもよい。ステップS969で開放表示コマンドを受信していなければ(ステップS969;N)、処理を終了する。また、ステップS970で大当り再抽選フラグまたは再抽選結果表示フラグがセットされていれば(ステップS970;Y)、演出制御プロセスフラグの値をラウンド中処理に応じた値に更新して処理を終了する(ステップS974)。
【0222】
このように、この実施の形態では、再抽選演出を実行する変動パターンを受信したときに、遊技者が操作ボタン120を操作しなかった場合には、可変表示にて結果導出演出を実行せずに大当り遊技状態にて再抽選演出を行う。そのため、操作ボタン120を操作しなかったことで確変図柄に昇格しなかったと思い込ませることができ、操作ボタン120の操作に対する期待感を向上させることができる。また、この実施の形態では、大当り遊技状態にて操作ボタン120の操作に応じて結果導出演出を実行するが、操作ボタン120の操作に関わらず結果導出演出を実行するようにしてもよい。例えば、有効期間が経過したときに結果導出演出を実行するようにしてもよいし、操作促進演出を実行して操作ボタン120の操作を促すことなく結果導出演出を実行するようにしてもよい。この場合には、大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行しないようにしてもよい。
【0223】
なお、この実施の形態では、大当り遊技状態のラウンド実行中であるか否かに関わらず所定の再抽選演出を実行する構成としているが、これに限らず、例えば、大当り遊技状態のラウンド実行中(この例では、ラウンド中処理(ステップS805))にのみ再抽選演出を実行するようにしてもよいし、大当り遊技状態の1回のインターバル中(この例では、ラウンド後処理(ステップS806))にのみ再抽選演出を実行する構成としてもよい。また、再抽選演出の実行期間として大当り遊技状態における1ラウンド(大入賞口を開放状態にしてから閉塞状態にするまで)におさまる期間(例えば、10秒)としてもよいし、大当り遊技状態におけるラウンドを開始してから次のラウンドが開始されるまで(大入賞口を開放状態にしてから閉塞状態にして再び開放状態にされるまで)としてもよいし、複数のラウンドにまたがる期間であってもよい。具体的には、ステップS926の開始タイマタイムアウトとステップS934,S935の有効期間タイマタイムアウトとを含む再抽選演出の実行期間がラウンド内におさまる時間に調整することで、再抽選演出の実行期間を大当り遊技状態における1ラウンドにおさまる期間にすることが可能になる。同様に、ステップS957の開始タイマタイムアウトとステップS965,S966の有効期間タイマタイムアウトとを含む再抽選演出の実行期間がインターバル中におさまる時間に調整することで、再抽選演出の実行期間を大当り遊技状態における1回のインターバルにおさまる期間にすることが可能になる。
【0224】
図27は、演出制御プロセス処理における大当り終了演出処理(ステップS807)を示すフローチャートである。大当り終了演出処理において、演出制御用マイクロコンピュータ101は、プロセスデータの内容に従って演出装置を制御し(ステップS980)、プロセスタイマを1減算する(ステップS981)。そして、プロセスタイマがタイムアウトしたら(ステップS982;Y)、選択しているプロセステーブルの次のプロセスデータに切り替え(ステップS983)、切り替えたプロセスデータの内容に従って演出装置を制御する(ステップS984)。ステップS982でプロセスタイマがタイムアウトしていなければ(ステップS982;N)、実行中のプロセスデータにもとづく演出装置の制御を継続して実行する。大当り遊技状態の終了時には、確変大当りの場合には、ラウンド中処理のステップS948で確変大当り終了表示に応じたプロセスデータが選択され、例えば、可変表示装置9において所定のキャラクタなどを表示することにより確変状態の制御を開始する旨を遊技者に報知する。また、非確変大当りの場合には、ラウンド中処理のステップS948で非確変大当り終了表示に応じたプロセスデータが選択され、例えば、可変表示装置9において時短状態にて実行可能な可変表示回数(変動回数)を表示するとともに所定のキャラクタなどを表示することにより時短状態の制御を開始する旨を遊技者に報知する。
【0225】
次いで、演出制御用マイクロコンピュータ101は、終了時再抽選フラグがセットされていたら(ステップS985;Y)、開始タイマがタイムアウトしているか否か確認し(ステップS986)、開始タイマがタイムアウトしていなければ(ステップS986;N)、開始タイマを1減算し(ステップS987)、開始タイマがタイムアウトしたら(ステップS988;Y)、操作ボタン120からの操作信号が入力されたか否か確認する(ステップS989)。そして、操作ボタン120が操作されたことを示す操作信号が入力されたら(ステップS989;Y)、終了時操作後演出に応じたプロセステーブルを選択する(ステップS990)。一方、ステップS989で操作ボタン120からの操作信号が入力されていなければ(ステップS989;N)、操作ボタン120の操作が有効となる期間を示す有効期間タイマを1減算し(ステップS991)、有効期間タイマがタイムアウトしたら(ステップS992;Y)、終了時未操作演出に応じたプロセステーブルを選択する(ステップS993)。なお、ステップS989で操作ボタン120が操作されたときにステップS990で選択される終了時操作後演出に応じたプロセスデータと、ステップS989で操作ボタン120が操作されなかったとともにステップS992で有効期間タイマがタイムアウトしたときにステップS993選択される終了時未操作演出に応じたプロセスデータと、にもとづいて実行される演出の実行期間は同一である。すなわち、終了時操作後演出および終了時未操作演出にもとづいて実行される演出は、態様こそ異なるが、同一の期間で実行され、同時期に演出を終了させるものである。そのため、再抽選演出を実行する場合においても、再抽選演出と同一の実行期間の演出(例えば、大当り、確変大当り、時短大当り、等を祝福する演出)を実行して遊技制御用マイクロコンピュータ60と演出制御用マイクロコンピュータ101との同期が図られる。
【0226】
そして、演出制御用マイクロコンピュータ101は、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータ1の内容に従って演出装置を制御し(ステップS994)、プロセスタイマを1減算する(ステップS995)。また、終了時再抽選フラグをリセットし(ステップS996)、待機時間計測タイマを1減算する(ステップS997)。上述したように待機時間計測タイマは、大当り遊技状態を終了してから次に特別図柄の可変表示を開始するまでの待機時間を示すタイマであるため、待機時間タイマがタイムアウトしたら(ステップS998;Y)、演出制御プロセスフラグの値を飾り図柄通常処理に応じた値に更新して処理を終了する(ステップS999)。なお、ステップS998で待機時間計測タイマがタイムアウトした場合には、待機時間計測タイマが初期値に設定される。これにより、次回の大当り遊技状態においても正確な待機時間を計測することが可能となる。
【0227】
上述したように、この実施の形態では、再抽選演出を実行する変動パターンを主基板31から受信し、当該変動パターンにもとづく飾り図柄の可変表示において操作促進演出を実行したが操作ボタン120が操作されなかったときに結果導出演出を実行せずに大当り遊技状態にて(具体的には、ラウンド中処理(ステップS805)およびラウンド後処理(ステップS806))再抽選演出を実行する。そして、大当り遊技状態にて操作促進演出を実行したが操作ボタン120が操作されなかったときに結果導出演出を実行せずに大当り遊技状態の終了後(具体的には、大当り終了演出処理(ステップS807))に再抽選演出を実行する。なお、いずれかの再抽選演出にて操作ボタン120が操作され、結果導出演出を実行した場合には、以降にて再抽選演出を実行しない。そのため、必要以上に操作ボタン120を操作させて操作ボタン120に対する期待感が低下することを防止できる。
【0228】
大当り遊技状態の終了後に実行される再抽選演出においては、操作ボタン120の操作に関わらず結果導出演出を実行する。すなわち、操作ボタン120が操作された場合には、結果導出演出を実行することにより確変状態の制御を開始するか時短状態の制御を開始するかを報知するが、操作ボタン120が操作されなかった場合にも、有効期間タイマがタイムアウトしたときに結果導出演出を実行することにより確変状態の制御を開始するか時短状態の制御を開始するかを報知する。大当り遊技状態が終了することにより確変状態または時短状態の制御が開始される。そのため、大当り遊技状態の終了後に実行される再抽選演出においては、操作ボタン120の操作に関わらず結果導出演出を実行することにより確変状態の制御を開始するか否かを報知する。なお、大当り遊技状態終了後に実行する再抽選演出においては、操作ボタン120を用いた演出を実行することなく結果導出演出を実行するようにしてもよい。すなわち、大当り遊技状態終了後の再抽選演出において操作促進演出を実行せずに結果導出演出を実行して確変状態の制御を開始するか時短状態の制御を開始するかを報知するようにしてもよい。
【0229】
次に可変表示装置9にて実行される表示制御の具体的に態様例について説明する。図28には、可変表示中に実行される再抽選演出にて操作ボタン120が操作されたときの態様例が示されている。
【0230】
遊技制御用マイクロコンピュータ60から再抽選演出を実行する変動パターンコマンドを受信すると、演出制御用マイクロコンピュータ101は、飾り図柄通常処理のステップS822で仮停止図柄を決定し、飾り図柄変動開始処理のステップS831で当該変動パターン応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って可変表示装置9を表示制御することにより飾り図柄の変動表示を開始する(図28(A),(B))。
【0231】
そして、プロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って飾り図柄通常処理のステップS822で決定した仮停止図柄を停止表示させ(図28(C)〜図28(E))、再抽選演出を開始する(図28(F))。この実施の形態では、再抽選演出を実行するときに再抽選報知表示9aとして「確変チャンス」を表示制御することにより遊技者に再抽選演出が実行されている旨を報知する(図28(F)〜図28(H))。次いで、演出制御用マイクロコンピュータ101は、再抽選演出における操作促進演出を開始し(図28(G))、操作ボタン120の操作を促す操作促進表示9cを表示制御するとともに操作ボタン120の操作が有効となる有効期間の残り時間を示す残時間表示9bを表示制御する(図28(G))。この実施の形態では、有効期間の残り時間として「10秒」が設定されている。演出制御用マイクロコンピュータ101は、操作促進演出を開始してからの経過時間に応じて残時間表示9bに表示制御する残り時間を変化させて表示制御する。具体的には、残時間表示9bとしてまず「残り10秒」と表示制御し、経過時間に応じて「残り9秒」、「残り8秒」・・・「残り0秒」と表示制御する。このように、操作促進表示9cおよび残時間表示9bは、残時間表示9bの表示内容が「残り0秒」となるまでに遊技者に操作ボタン120の操作を促すものである。
【0232】
有効期間内に操作ボタン120が操作されると(図28(G))、結果導出演出を実行して確変大当りであるか否かを報知する。すなわち、飾り図柄変動中処理のステップS851で飾り図柄変動パターンに応じた再抽選プロセステーブルを選択し、選択した再抽選プロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って可変表示装置9を表示制御する(図28(G)〜図28(I))。この実施の形態では、仮停止表示している仮停止図柄を再変動表示し(図28(H))、飾り図柄通常処理のステップS813〜ステップS816で決定された飾り図柄の停止図柄を導出表示する(図28(I))。図28に示す例では、確変大当りとなる判定結果コマンド(確変大当り指定コマンド)を受信しているため、確変図柄として「777」を導出表示する。そして、確変大当りとなったことを遊技者に報知し(図28(J))、大当り遊技状態の制御を開始する。
【0233】
このように、飾り図柄の変動表示にて実行される再抽選演出では、操作促進演出を実行して有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて結果導出演出を実行して確変大当りであるか否かを報知する。この例では、図28(E)で非確変図柄を停止表示した後、操作ボタン120が操作されたことにもとづいて確変図柄を導出表示することにより非確変大当りから確変大当りに昇格するため、操作ボタン120の操作に対する期待感を抱かせることができる。一方、飾り図柄の変動表示にて実行される再抽選演出にて有効期間内に操作ボタン120が操作されなかった場合には、プロセステーブルの切り替えが実行されず、結果導出演出を実行しない。この実施の形態では、再抽選演出を実行する変動パターンに応じたプロセステーブルには、操作ボタン120の操作がなされなかった場合の制御内容が示されている。そのため、飾り図柄変動中処理のステップS856で有効期間タイマがタイムアウトしたときにプロセステーブルを選択しなおさなくてもよい。なお、再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかった場合のプロセステーブルを別個に設けるようにしてもよく、この場合には、ステップS856で有効期間タイマがタイムアウトしたときに再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかった場合のプロセステーブルを選択するようにすればよい。
【0234】
図29および図30には、可変表示中に実行される再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときに、大当り遊技状態にて再抽選演出を実行し、大当り遊技状態にて実行された再抽選演出にて操作ボタン120が操作された場合の態様例が示されている。
【0235】
遊技制御用マイクロコンピュータ60から再抽選演出を実行する変動パターンコマンドを受信すると、演出制御用マイクロコンピュータ101は、飾り図柄通常処理のステップS822で仮停止図柄を決定し、飾り図柄変動開始処理のステップS831で当該変動パターン応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って可変表示装置9を表示制御することにより飾り図柄の変動表示を開始する(図29(A),(B))。
【0236】
そして、プロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って飾り図柄通常処理のステップS822で決定した仮停止図柄を停止表示させ(図29(C)〜図29(E))、再抽選演出を開始する(図29(F))。この実施の形態では、再抽選演出を実行するときに再抽選報知表示9aとして「確変チャンス」を表示制御することにより遊技者に再抽選演出が実行されている旨を報知する(図29(F)〜図29(H))。次いで、演出制御用マイクロコンピュータ101は、再抽選演出における操作促進演出を開始し(図29(G))、操作ボタン120の操作を促す操作促進表示9cを表示制御するとともに操作ボタン120の操作が有効となる有効期間の残り時間を示す残時間表示9bを表示制御する(図29(G))。
【0237】
操作ボタン120が操作されることなく有効期間が経過すると(図29(G)〜図29(I))、結果導出演出を実行することなく図29(E)で仮停止表示した仮停止図柄を確定表示し(図29(I))、昇格する機会が失われて非確変大当りとなったことを遊技者に報知し(図29(J))、大当り遊技状態の制御を開始する。
【0238】
演出制御用マイクロコンピュータ101は、大当り表示処理のステップS909で再抽選大当り操作前演出に応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って大当り遊技状態中の制御を開始する(図30(K))。具体的には、大当り遊技状態のラウンド数を表示するとともに大入賞口に入賞した遊技球の個数を表示する。そして、開始タイマがタイムアウトしたことにもとづいて操作促進演出を実行し、操作促進表示9cを表示する(図30(L))。この実施の形態では、操作促進演出として裏面が視認可能なトランプを2枚表示して交互に点滅表示させるとともに「どっちか選んで!」と表示する演出を実行する。この操作促進演出における有効期間内に操作ボタン120が操作されると結果導出演出を実行して確変大当りに昇格させるか否か報知する。すなわち、ラウンド中処理のステップS930またはラウンド後処理のステップS961で再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って可変表示装置9を表示制御する(図30(M))。この実施の形態では、操作ボタン120を操作したときに点滅中のトランプが選択され、選択したトランプの表面を表示して確変大当りに昇格させる(「確変」)場合と確変大当りに昇格させない場合(「残念!時短」)とを表示する。図29および図30に示す例では、確変大当りとなる判定結果コマンド(確変大当り指定コマンド)を受信しているため、「確変」と表示することにより確変大当りとなったことを遊技者に報知する(図30(M))。
【0239】
このように、大当り遊技状態中に実行される再抽選演出では、操作促進演出を実行して有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて結果導出演出を実行して確変大当りに昇格させるか否かを報知する。この例では、図29(I)で非確変図柄が導出表示されたことにもとづく大当り遊技状態が開始された後、大当り遊技状態にて再抽選演出を実行し、大当り遊技状態の再抽選演出にて有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて確変大当りに昇格させるため、操作ボタン120の操作に対する期待感を抱かせることができる。また、飾り図柄の変動表示中に実行された再抽選演出にて操作ボタン120を操作しなかったために結果導出演出が実行されずに確変大当りにならなかったと遊技者に思い込ませることができ、大当り遊技状態にて再抽選演出が実行されたときに積極的に操作ボタン120を操作させることができるため、操作ボタン120の操作に対する期待感を抱かせることができる。
【0240】
また、この実施の形態では、大当り遊技状態中に実行される再抽選演出にて有効期間内に操作ボタン120が操作されなかった場合には、ラウンド中処理のステップS936またはラウンド後処理のステップS967で再抽選未操作演出に応じたプロセステーブルが選択される。再抽選未操作演出に応じたプロセステーブルには、結果導出演出の制御内容は示されておらず、大当り遊技状態における表示制御(例えば、上述したラウンド数の表示、および大入賞口に入賞した遊技球の個数表示)を実行する。なお、再抽選大当り操作前演出に応じたプロセステーブルとして大当り遊技状態にて再抽選演出を実行し、当該再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかった場合の態様を示すプロセスデータを備えるようにしてもよく、この場合には、再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかった場合にプロセステーブルを切り替えることなく、実行中のプロセステーブルに設定されるプロセスデータにもとづく制御を継続して実行するようにしてもよい。
【0241】
図31には、可変表示中に実行される再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときに、大当り遊技状態にて再抽選演出を実行し、大当り遊技状態にて実行された再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかった場合の態様例が示されている。図31に示す態様は、図29にて仮停止図柄を確定表示したことにもとづく大当り遊技状態にて実行される態様例である。
【0242】
大当り遊技状態を開始するときに演出制御用マイクロコンピュータ101は、大当り表示処理のステップS909で再抽選大当り操作前演出に応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って大当り遊技状態中の制御を開始する(図31(K))。具体的には、大当り遊技状態のラウンド数を表示するとともに大入賞口に入賞した遊技球の個数を表示する。そして、開始タイマがタイムアウトしたことにもとづいて操作促進演出を実行し、操作促進表示9cを表示する(図31(L))。この操作促進演出における有効期間内に操作ボタン120が操作されない場合には結果導出演出を実行しない。すなわち、ラウンド中処理のステップS936またはラウンド後処理のステップS967で再抽選大当り未操作演出に応じたプロセステーブルを選択し、選択したプロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って可変表示装置9を表示制御する(図31(M))。この実施の形態では、有効期間が経過したことを報知する有効期間終了表示9dとして「確変チャンス終了」を表示制御する。そして、所定回数(この例では、15回)のラウンドが実行されたときに大当り遊技状態を終了する(図31(N))。
【0243】
このように、有効期間が終了したときに有効期間終了表示9dとして「確変チャンス終了」を表示制御することにより、遊技者に操作ボタン120を操作しなかったために確変チャンスが終了してしまった、換言すると確変大当りに昇格しなかったと思い込ませることができ、操作ボタン120の操作に対する期待感を向上させ、再抽選演出が再び実行されたときに操作ボタン120を積極的に操作させることができる。
【0244】
そして、この実施の形態では、再抽選演出を実行する変動パターンにもとづく飾り図柄の可変表示にて操作ボタン120が操作されなかったときに結果導出演出を実行せずに大当り遊技状態にて再抽選演出を実行する。また、大当り遊技状態にて実行される再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときには、結果導出演出を実行せずに大当り遊技状態終了後、すなわち、大当り遊技状態が終了してから特別図柄表示器8にて特別図柄の可変表示を開始するまでの待機時間(大当り終了演出処理のステップS997で減算される待機時間計測タイマがタイムアウトするまでの期間)にて再抽選演出を実行する。
【0245】
演出制御用マイクロコンピュータ101は、ラウンド中処理のステップS944で大当り終了表示コマンドを受信すると終了時再抽選フラグがセットされていれば、すなわち、再抽選演出を実行する変動パターンを受信したことにもとづく可変表示および当該可変表示にて大当り図柄が導出表示されたことにもとづく大当り遊技状態にて再抽選演出を実行したが操作ボタン120が操作されなかったために結果導出演出を実行しなかった場合には、ステップS946で終了時再抽選演出に応じたプロセステーブルを選択し、当該プロセステーブルに設定されるプロセスデータの内容に従って大当り終了演出処理(ステップS807)にて再抽選演出を実行する。具体的には、操作促進演出を実行し、再抽選報知表示9aとして「ファイナルチャンス」を表示制御、残時間表示9bとして「のこり10秒」を表示制御、操作促進表示9cとして一部が隠されたアミダくじを表示して矢印を移動表示させるとともに「ボタンを押してね」を表示する(図31(O))。そして、操作促進演出を開始してからの経過時間に応じて残時間表示9bを変化させて表示制御する(図31(P))。
【0246】
この実施の形態では、操作促進表示9cとして「ボタンを押してね」を表示するとともに、再抽選報知表示9aとして「ファイナルチャンス」を表示制御することによりさらに操作ボタン120の操作を促す。「ファイナルチャンス」と表示することにより、遊技者は確変大当りに昇格させるラストチャンスだと思い込み、操作ボタン120を積極的に操作するようになる。そして、操作ボタン120が操作されたときに矢印が指すくじが選択され、アミダくじの隠された一部を表示して確変大当りに昇格させる(アミダくじの結果「確変」にたどりつく)場合と確変大当りに昇格させない場合(アミダくじの結果「時短」にたどりつく)とを表示する(図31(Q))。図31に示す例では、確変大当りとなる判定結果コマンド(確変大当り指定コマンド)を受信しているため、アミダくじの結果「確変」にたどりつかせ、確変大当りであったことを報知する(図31(R))。そして、確変状態の制御を開始する。
【0247】
このように、大当り遊技状態終了後に実行される再抽選演出では、操作促進演出を実行して有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて結果導出演出を実行して確変大当りに昇格させるか否かを報知する。この例では、図29(I)で非確変図柄が導出表示されたことにもとづく大当り遊技状態が開始された後、大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行して確変大当りに昇格させるため、操作ボタン120の操作に対する期待感を抱かせることができる。また、飾り図柄の変動表示中に実行された再抽選演出にて操作ボタン120を操作しなかったために結果導出演出が実行されずに確変大当りにならなかったと遊技者に思い込ませることができ、大当り遊技状態にて再抽選演出が実行されたときに積極的に操作ボタン120を操作させることができるため、操作ボタン120の操作に対する期待感を抱かせることができる。
【0248】
また、大当り遊技状態終了後に実行される再抽選演出にて有効期間内に操作ボタン120が操作されなかった場合には、ラウンド中処理のステップS992で有効期間タイマがタイムアウトしたときにステップS993で終了時未操作演出に応じたプロセステーブルが選択される。この実施の形態では、終了時未操作演出に応じたプロセステーブルにも、結果導出演出の制御内容が示されている。すなわち、有効期間タイマがタイムアウトしたときに矢印が指すくじが選択され、アミダくじの結果を表示し、確変大当りに昇格させるか否かを報知する。このように、可変表示にて再抽選演出を実行したが操作ボタン120が操作されなかったときに、結果導出演出を実行せずに、大当り遊技状態にて再抽選演出を実行し、さらに大当り遊技状態にて再抽選演出を実行したが操作ボタン120が操作されなかったときに、結果導出演出を実行せずに、大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行し、大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行したときに操作ボタン120の操作に関わらず結果導出演出を実行するため、以後の遊技状態を正確に遊技者に通知することができ、遊技者に不信感を抱かせない。
【0249】
なお、この実施の形態では、再抽選演出として可変表示中、大当り遊技状態中、大当り遊技状態終了後、の3つのタイミングで実行する構成としているが、これらのタイミングのうち2つ以上の任意の組み合わせで再抽選演出を実行するようにすればよい。例えば、大当り遊技状態中および大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行するようにしてもよい。また、大当り遊技状態中の任意のラウンドにて1回のみ再抽選演出を実行するようにしてもよいし、大当り遊技状態中に任意の複数のラウンド(例えば、7ラウンドと15ラウンド等)にて再抽選演出を実行することにより大当り遊技状態中に複数回再抽選演出を実行するようにしてもよい。これら複数のタイミングにて再抽選演出を実行する構成とした場合には、先のタイミングで再抽選演出を実行したときに操作ボタン120が操作された場合には次のタイミングの再抽選演出を実行しないようにしてもよいし、先のタイミングの再抽選演出を実行したときに操作ボタン120が操作されなかった場合には次のタイミングの再抽選演出を実行してもよい。また、一番後のタイミングの再抽選演出では、操作ボタン120が操作に関わらず結果導出演出を実行するようにしてもよいし、操作ボタン120が操作されなかった場合に結果導出演出を実行しないようにしてもよい。一番後のタイミングの再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときに結果導出演出を実行しない構成とした場合に、確変大当りであるのに非確変大当りと報知していれば、大当り遊技状態終了後の遊技状態にて時短状態と同様の態様で演出表示を行うことにより遊技者に時短状態に制御されていると思い込ませるようにしてもよい。すなわち、演出制御基板80にて通常状態にて使用する変動パターンが設定される変動パターンテーブルと、時短状態にて使用する変動パターンが設定される変動パターンテーブルと、確変状態にて使用する変動パターンが設定された変動パターンテーブルと、を備える構成とし、現在の遊技状態に応じて飾り図柄通常処理にていずれかの変動パターンテーブルを選択する場合に、確変大当りであって、一番後のタイミングで実行された再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときには演出制御用マイクロコンピュータ101により時短状態にて使用する変動パターンが設定される変動パターンテーブルを使用する変動パターンテーブルに設定し、当該変動パターンテーブルおよび主基板31から受信した変動パターンコマンドに応じて変動パターンを決定するようにしてもよい。この場合には、時短状態が終了するとき(例えば、大当り遊技状態終了後に特別図柄表示器8にて実行した特別図柄の可変表示回数が100回に達したとき)に確変状態に制御されている旨を報知するようにしてもよいし、時短状態が終了する以前(例えば、大当り遊技状態終了後に特別図柄表示器8にて実行した特別図柄の可変表示回数が所定回(例えば、50回)に達したとき)に確変状態に制御している旨を報知するようにしてもよい。また、確変状態に報知した後に演出制御用マイクロコンピュータ101によって確変状態にて使用する変動パターンが設定される変動パターンテーブルを使用するテーブルに変更するようにしてもよい。これにより、遊技者に不利益を与えることを防止できる。
【0250】
また、この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ60によって再抽選演出を実行するか否か(再抽選演出を実行する変動パターンを選択するか否か)を判定する構成としているが、演出制御用マイクロコンピュータ101によって再抽選演出を実行するか否かを判定するようにしてもよく、この場合には、飾り図柄の可変表示中と、大当り遊技状態中と、大当り遊技状態終了後と、のいずれかのタイミングで再抽選演出を実行するか否かを判定するようにしてもよい。また、この場合には、判定結果コマンドに応じて再抽選演出を実行するか否かを判定するようにしてもよい。すなわち、判定結果コマンドとして確変大当り指定コマンドおよび非確変大当り指定コマンドを受信したときに再抽選演出を実行するか否かを判定するようにしてもよい。
【0251】
また、演出制御用マイクロコンピュータ101にて再抽選演出を実行するか否か判定する構成とした場合には、大当りとなる変動パターン(この実施の形態では、図9の変動パターン番号7〜変動パターン番号14)の変動パターン全て(一部であってもよい)において、図柄を停止表示してから大当り遊技状態の制御を開始するまでに所定期間を設けるようにしてもよく、可変表示中に再抽選演出を実行すると判定した場合には、仮停止図柄を停止表示してから大当り遊技状態の制御を開始するまでの所定期間に再抽選演出を実行するようにしてもよい。また、演出制御用マイクロコンピュータ101にて大当り遊技状態中に再抽選演出を実行するか否かを判定するようにしてもよく、この場合に大当り遊技状態中に再抽選演出を実行する旨の判定がなされたときには、非確変図柄を導出表示させるようにしてもよい。また、この場合に、大当り遊技状態中に実行した再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときには、大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行するようにしてもよい。また、確変大当りとなる場合に非確変大当りとなる場合に比べて高い割合でいずれかのタイミング(可変表示中、大当り遊技状態中、大当り遊技状態終了後のいずれか)で再抽選演出を実行する旨の判定を行うようにしてもよく、このように構成することにより再抽選演出を実行して確変大当りに昇格しないことで必要以上に落胆させてしまうことを防止できる。また、非確変大当りとなる場合に再抽選演出を実行する旨の判定がなされた場合には、実行した再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなくても以後のタイミング(例えば、可変表示中に操作ボタン120が操作されなかった場合には、大当り遊技状態中または大当り遊技状態終了後、大当り遊技状態中に操作ボタン120が操作されなかった場合には大当り遊技状態終了後)で再抽選演出を実行しないようにしてもよい。
【0252】
また、可変表示中に再抽選演出を実行した場合に、例えば、飾り図柄変動中処理のステップS850で操作ボタン120の操作信号が入力されたとき、またはステップS856で操作ボタン120の操作信号が入力されることなく有効期間が経過したときに、所定の判定テーブルを用いて大当り遊技状態中/または大当り遊技状態終了後においても再抽選演出を実行するか否かを判定するようにしてもよく、この場合には、可変表示中に実行した再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときに選択される判定テーブル(操作無大当り再抽選判定テーブル)にもとづいて大当り遊技状態中または大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行する旨の判定がなされる割合が、可変表示中に実行した再抽選演出にて操作ボタン120が操作されたときに選択される判定テーブル(操作有大当り再抽選判定テーブル)にもとづいて大当り遊技状態中または大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行する旨の判定がなされる割合よりも高くなるようにしてもよい。これにより、可変表示中に実行した再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときに、当該再抽選演出にて操作ボタン120が操作されたときと比較して大当り遊技状態中または大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行する割合が高くなり、操作ボタン120を操作しなかったことにより昇格しなかった、換言すると昇格させる機会を失ったと落胆している遊技者に再び昇格させる機会(チャンス)が到来したと思わせることで操作ボタン120の操作に対する期待感をさらに向上させることができる。
【0253】
同様に、大当り遊技状態中に再抽選演出を実行した場合に、例えば、ラウンド中処理のステップS929で操作ボタン120の操作信号が入力されたとき、またはステップS935で操作ボタン120の操作信号が入力されることなく有効期間が経過したときに、所定の判定テーブルを用いて大当り遊技状態終了後においても再抽選演出を実行するか否かを判定するようにしてもよく、この場合には、大当り遊技状態中に実行した再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときに選択される判定テーブル(操作無大当り後再抽選判定テーブル)にもとづいて大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行する旨の判定がなされる割合が、大当り遊技状態中に実行した再抽選演出にて操作ボタン120が操作されたときに選択される判定テーブル(操作有大当り後再抽選判定テーブル)にもとづいて大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行する旨の判定がなされる割合よりも高くなるようにしてもよい。これにより、大当り遊技状態中に実行した再抽選演出にて操作ボタン120が操作されなかったときに、当該再抽選演出にて操作ボタン120が操作されたときと比較して大当り遊技状態終了後に再抽選演出を実行する割合が高くなり、操作ボタン120を操作しなかったことにより昇格しなかった、換言すると昇格させる機会を失ったと落胆している遊技者に再び昇格させる機会(チャンス)が到来したと思わせることで操作ボタン120の操作に対する期待感をさらに向上させることができる。
【0254】
また、この実施の形態では、再抽選演出にて操作ボタン120が操作されたときに直ぐに本来の結果(例えば、確変大当りであれば「確変」、時短大当りであれば「時短」)を表示するが、次に再抽選演出を実行可能なタイミングがある場合には、偽(ダミー)の結果を表示し、以降のタイミングにて再抽選演出を実行して本来の結果を表示するようにしてもよい。例えば、確変大当りとなる場合に、可変表示中に再抽選演出を実行して操作ボタン120が操作されたときに「時短大当り」であると報知し、大当り遊技状態中に再抽選演出を実行して「確変大当り」に昇格させるようにしてもよい。
【0255】
また、この実施の形態では、再抽選演出として操作ボタン120の操作を促す操作促進演出を実行して有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて確変大当りに昇格させるか否かを報知する結果導出演出を実行するように構成しているが、操作ボタン120の操作を促す操作促進演出を実行せずに、再抽選演出として予め定められた態様で結果導出演出を実行して確変大当りに昇格させるか否かを報知するようにしてもよい。この場合には、再抽選演出として予め定められた態様で結果導出演出を実行して偽(ダミー)の結果を表示した後、操作促進演出を実行して操作ボタン120が操作されたことにもとづいて本来の結果を表示するようにしてもよい。以下に、大当り遊技状態の再抽選演出にて予め定められた態様で結果導出演出を実行するものを例に説明する。
【0256】
図32には、本発明の変形例の具体的な態様例が示されている。この例では、大当り遊技状態における複数のラウンドに跨って再抽選演出を実行する。すなわち、大当り遊技状態の1ラウンドにてキャラクタ9gを表示し(図32(1))、大当り遊技状態の2ラウンドにてキャラクタ9hを表示する(図32(2))。そして、キャラクタ9gとキャラクタ9hとで戦ってキャラクタ9hが勝利したこと(若しくはキャラクタ9hが敗北しなかったこと)、言い換えると戦いを有利に進めたことにより確変大当りに昇格あるいは確変の状態が継続することを報知する再抽選演出を実行する。
【0257】
具体的には、大当り遊技状態の3ラウンドにてキャラクタ9gおよびキャラクタ9hを対峙させた態様を表示制御した後(図32(3))、キャラクタ9g若しくはキャラクタ9hから他方のキャラクタに攻撃する態様を表示制御する。例えば、キャラクタ9gからキャラクタ9hに対してパンチを繰り出す態様を表示したり(図32(4A))、キャラクタ9gからキャラクタ9hに対してキックを繰り出す態様を表示したり(図32(4B))、キャラクタ9hからキャラクタ9gに対してパンチを繰り出す態様を表示したりする(図32(4C))。
【0258】
また、この実施の形態では、大当り遊技状態にてラウンドを、例えば7回実行可能な第1大当り遊技状態と、大当り遊技状態にてラウンドを、第1大当り遊技状態よりも多い、例えば14回実行可能な第2大当り遊技状態とのいずれかに制御する。そして、大当り遊技状態にて14ラウンドを実行可能な第2大当り遊技状態となるとき(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ60によって大当り判定処理にて第1大当り遊技状態にするか否かおよび第2大当り遊技状態にするか否かを判定し、第2大当り遊技状態にする旨の判定がなされたとき;ステップS56)に演出制御用マイクロコンピュータ101または遊技制御用マイクロコンピュータ60にて所定の偽報知演出を実行する旨の判定がなされる(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ60により変動パターン設定処理にて偽報知演出を実行する変動パターンを選択する;ステップS302、または、演出制御用マイクロコンピュータ101により受信した変動パターンコマンドにもとづいて飾り図柄通常処理のステップS820で飾り図柄の変動パターンを決定するとき偽報知演出を実行する飾り図柄変動パターンに決定する)と、第1大当り遊技状態に制御される旨の報知を行い、大当り遊技状態にて再抽選演出を実行して第2大当り遊技状態に昇格させる演出を実行する。また、演出制御用マイクロコンピュータ101または遊技制御用マイクロコンピュータ60にて所定の偽再抽選演出を実行する旨の判定がなされると、再抽選演出にて予め定められた所定の態様で結果導出演出を実行して偽(ダミー)の結果を導出した後、操作促進演出を実行して操作ボタン120が操作されたことにもとづいて本来の結果(確変大当りであるか否か、または第2大当りであるか否か)を表示する。
【0259】
すなわち、非確変大当りまたは第1大当り遊技状態であれば、キャラクタ9hが敗北した態様(例えば、図33(5A)および図33(6A)にてキャラクタ9gからキャラクタ9hに対して繰り出されたパンチがキャラクタ9hに当り(ヒットし)、図35(7A)にて「KO」と表示することによりキャラクタ9hが敗北した態様または図34(5C)および図34(6C)にてキャラクタ9gからキャラクタ9hに対して繰り出されたキックがキャラクタ9hに当り(ヒットし)、図35(7A)にて「KO」と表示することによりキャラクタ9hが敗北した態様)またはキャラクタ9gが敗北しなかった態様(例えば、キャラクタ9hからキャラクタ9hからキャラクタ9gに対して繰り出されたパンチ(またはキック)がキャラクタ9gに当らず(回避し)、キャラクタ9gの台詞として「お前の実力はその程度か?」と表示することによりキャラクタ9gが敗北しなかった態様)を表示することにより確変大当りまたは第2大当り遊技状態に昇格しなかったことを報知する。
【0260】
一方、確変大当りまたは第2大当り遊技状態であれば、キャラクタ9hが勝利した態様(例えば、図36(5E)および図36(6E)にてキャラクタ9hからキャラクタ9gに対して繰り出されたパンチ(またはキック)がキャラクタ9gに当り(ヒットし)、図36(7B)にて「KO」と表示するかまたは図36(7C)にて「油断したぜ・・・」と表示することによりキャラクタ9gが敗北した態様)またはキャラクタ9hが敗北しなかった態様(例えば、図33(5B)および図33(6B)にてキャラクタ9gからキャラクタ9hに対して繰り出されたパンチがキャラクタ9hに当らず(回避し)、キャラクタ9gの台詞として「オレのパンチをよけやがった・・・」と表示することによりキャラクタ9hが敗北しなかった態様または図34(5D)および図34(6D)にてキャラクタ9gからキャラクタ9hに対して繰り出されたキックがキャラクタ9hに当らず(回避し)、キャラクタ9gの台詞として「オレのキックをよけやがった・・・」と表示することによりキャラクタ9hが敗北しなかった態様)を表示する。そして、確変状態が継続する(確変大当りである)旨(図33(10)、図34(10)、図36(7C)および図36(10))または第2大当り遊技状態である旨(図36(7B)および図36(11))を表示する。
【0261】
確変大当りまたは第2大当り遊技状態とする場合に、演出制御用マイクロコンピュータ101または遊技制御用マイクロコンピュータ60により偽再抽選演出を実行する旨の判定がなされていれば、キャラクタ9hが勝利した態様またはキャラクタ9hが敗北しなかった態様を表示する。この表示により遊技者は確変大当りまたは第2大当り遊技状態に昇格しなかったと判断し、興趣が低下する。
【0262】
この実施の形態では、確変大当りまたは第2大当り遊技状態とする場合に、演出制御用マイクロコンピュータ101または遊技制御用マイクロコンピュータ60により偽再抽選演出を実行する旨の判定がなされたとき、および、非確変大当りとする場合(遊技制御用マイクロコンピュータ60によって非確変大当りを発生させる旨の判定がなされている場合)に、演出制御用マイクロコンピュータ101または遊技制御用マイクロコンピュータ60により偽再抽選演出と同様の演出(この例では、予め定められた態様で再抽選演出を実行して非確変大当りである旨を表示した後、操作ボタン120が操作されたことにもとづいて非確変大当りである旨を表示する演出)を実行する旨の判定がされたときに、図35(7A)で「KO」と表示した後に操作ボタン120の操作を促す操作促進表示9cを表示制御する(図35(8))。
【0263】
そして、所定の有効期間内に操作ボタン120が操作されたとき、確変大当りとする場合(遊技制御用マイクロコンピュータ60により確変大当りを発生させる旨の判定がなされている場合)にはキャラクタ9hを復活させた態様を表示制御し(図35(9A))、確変大当りであることまたは確変状態が継続することを報知する(図35(10))。また、所定の有効期間内に操作ボタン120が操作されたとき、第2大当り遊技状態とする場合にはキャラクタ9hを復活させた態様を表示制御し(図35(9A))、大当り遊技状態のラウンドが7回加算されること、すなわち、第2大当り遊技状態であることを報知する(図36(11))。このように、遊技者の利益価値が低い状態であること(例えば、時短大当りまたは第1大当り遊技状態)を一旦報知した後により利益価値が高い状態であること(例えば、確変大当りまたは第2大当り遊技状態)を報知するため、一旦落胆させることにより操作ボタン120の操作に対する期待感を高めることができるとともに、操作ボタン120を操作することにより利益価値が高い状態であることが報知されることによって、敗者復活戦のような印象を与えるため本来の結果を直ぐに報知する場合よりもさらに興趣を向上させることができる。
【0264】
なお、非確変大当りとする場合には、操作ボタン120が操作されてもキャラクタ9hを復活させず、時短状態に制御する旨を報知する(図35(9B))。さらに、この実施の形態では、確変大当りとする場合に偽再抽選演出を実行して有効期間内に操作ボタン120が操作されなかったときには、キャラクタ9hを復活させず、時短状態に制御する旨を報知する(図35(9B))。そして、大当り遊技状態終了後に時短状態と同様の演出表示を行い(実際には確変状態に制御される)、時短状態の終了条件が成立したとき(この実施の形態では、時短状態の制御を開始してからの特別図柄表示器8における可変表示回数が100回に達したとき)に確変状態であった旨(「実は確変でした」)を報知する。
【0265】
具体的には、演出制御用マイクロコンピュータ101により飾り図柄通常処理にて遊技制御用マイクロコンピュータ60から受信した変動パターンコマンドに応じて飾り図柄変動パターンを決定するときに選択される飾り図柄変動パターンテーブルを遊技状態(例えば、通常状態、時短状態、確変状態)に応じて複数(例えば、通常時飾り図柄変動パターンテーブル、時短時飾り図柄変動パターンテーブル、確変時飾り図柄変動パターンテーブル等)備え、遊技状態に応じて使用する飾り図柄変動パターンテーブルを設定する構成とした場合に、偽報知演出を実行して時短状態に制御する旨を報知したときには、飾り図柄通常処理にて時短状態に応じた飾り図柄変動パターンテーブル(時短時飾り図柄変動パターンテーブル)を使用する変動パターンテーブルに設定してステップS820で受信した変動パターンコマンドに応じて飾り図柄変動パターンを決定することにより時短状態と同様の制御を実行する。なお、図9に示すように、主基板31においても時短状態にて使用する時短時変動パターンテーブルと、確変状態にて使用する確変時変動パターンテーブルと、を有するが、時短状態に応じた飾り図柄変動パターンテーブル(時短時飾り図柄変動パターンテーブル)を使用する変動パターンテーブルに設定することにより時短状態と同様の演出を実行する場合には、主基板31における時短時変動パターンテーブルと確変時変動パターンテーブルとに同一の変動パターンが設定されていることが条件となる。つまり、設定される変動パターンが異なることで変動時間を対応させられない変動パターンが選択される虞があり、例えば、時短時飾り図柄変動パターンテーブルにもとづいて決定した飾り図柄変動パターンの変動時間と主基板31にて決定した変動パターンの変動時間とにずれを生じる虞がある。なお、偽報知演出を実行して時短状態に制御する旨を報知したときには、確変時飾り図柄変動パターンテーブルおよび時短時飾り図柄変動パターンテーブルとは異なり、時短時飾り図柄変動パターンテーブルに設定される変動パターンと同様の態様を示すとともに、主基板31における確変時変動パターンテーブルと同一の変動時間の変動パターンが設定された別の変動パターンテーブルを選択することにより、時短状態と同様の演出を実行するようにしてもよく、この場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ60と演出制御用マイクロコンピュータ101とにおいて確実に同期させることができる。
【0266】
なお、確変大当りまたは第2大当り遊技状態とする場合に偽再抽選演出を実行して有効期間内に操作ボタン120が操作されなかったときに、有効期間が経過したことにもとづいてキャラクタ9hを復活させた態様を表示制御し(図35(9A))、確変大当りであることまたは第2大当り遊技状態であることを報知するようにしてもよいし、有効期間が経過したときに報知するか否かの判定を行い、報知する旨の判定がなされたときに確変大当りまたは第2大当り遊技状態である旨を報知するようにしてもよい。
【0267】
また、変形例において、所定の条件が成立したとき(例えば、始動入賞口14に所定期間遊技球が入賞しなかったとき)にキャラクタ9hとして複数種類のキャラクタのうちいずれかを選択可能な構成としてもよく、この場合には、演出制御基板80において選択されたキャラクタに応じた変動パターンテーブルを選択することにより、選択されたキャラクタに応じた演出が実行可能となるようにしてもよい。なお、操作ボタン120の操作信号は主基板31に入力されないため、主基板31においては常に同一の変動パターンテーブルを用いることとなるが、例えば、キャラクタB1が選択されたときに、主基板31における変動パターン5に対応する飾り図柄の変動パターン5(キャラクタB1)が設定される変動パターンテーブルと、キャラクタB2が選択されたときに、主基板31における変動パターン5に対応する飾り図柄の変動パターン5(キャラクタB2)が設定される変動パターンテーブルと、を備えるようにすればよい。すなわち、選択されたキャラクタ毎に変動時間が同じテーブルを複数設けておくようにする。また、選択するキャラクタを複数とすることができる。この場合、多数のキャラクタから任意の組み合わせ(例えば、2〜3人)のキャラクタを選択するようにしてもよい。
【0268】
なお、上述した実施形態では、再抽選演出にて確変大当りとなるか時短大当りとなるかを報知する例に付いて示したが、これに限られるものではない。例えば、再抽選演出にて時短大当りとなるか通常大当り(時短大当りでも確変大当りでもない)であるかを報知するものであってもよい。
【0269】
また、上述した実施形態では、操作ボタン120の操作タイミングに応じて結果導出演出の実行期間を調整している。この実施の形態では、操作ボタン120からの操作信号は演出制御基板80に入力される。そのため、遊技制御用マイクロコンピュータ60は操作ボタン120が操作されたか否かを把握することができない。ところが、遊技制御用マイクロコンピュータ60では所定の変動時間が終了したときに次の処理を開始するため、演出制御用マイクロコンピュータ101にて演出時間を調整して遊技制御用マイクロコンピュータ60と同期させる必要がある。そこで、この実施の形態では、例えば、ステップS850で操作ボタン120が操作されたことを示す操作信号が入力されたタイミング(有効期間の残り時間)に応じて実行する結果導出演出の実行期間を調整することにより遊技制御用マイクロコンピュータ60によって計測される変動時間の終了タイミングと結果導出演出の終了タイミングとを同期させている。図37に、操作ボタン120の操作タイミングが異なる場合の態様例を示す。
【0270】
図37に示すように、この実施の形態では、操作ボタン120の操作タイミングに関わらず結果導出演出の実行開始時期を同時期にしている。この実施の形態では、再抽選演出にて操作ボタン120から操作信号が入力されたときに操作信号が入力されたタイミング(有効期間の残り時間)に応じたプロセステーブルを選択(例えば、ステップS851で再抽選プロセステーブルを選択、ステップS930,S961で再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択、ステップS990で終了時操作後演出に応じたプロセステーブルを選択)し、操作ボタン120が操作されてから所定期間に亘って(この実施の形態では、有効期間が経過するまで)アオリ演出(例えば、結果導出演出を実行するか否かの演出を行って遊技者を焦らす演出等)を実行し、所定のタイミング(この実施の形態では、有効期間が経過したとき)となったときに結果導出演出を開始する。そして、アオリ演出の実行期間を調整することにより操作ボタン120の操作タイミングに関わらず結果導出演出の終了タイミングと変動時間の終了タイミングとを同期させている。
【0271】
また、再抽選演出にて操作ボタン120から操作信号が入力されたときに操作信号が入力されたタイミング(有効期間の残り時間)に応じたアオリ演出の態様を示すプロセステーブルを選択(例えば、ステップS850でY,ステップS929でY,ステップS960でY,ステップS989でYのときに残り時間に応じたアオリ演出の態様を示すプロセステーブルを選択)して当該プロセスデータにもとづく演出制御を実行し、所定のタイミング(この実施の形態では、有効期間が経過したとき)となったときに結果導出演出に応じたプロセスデータを選択(例えば、ステップS851で再抽選プロセステーブルを選択、ステップS930,S961で再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択、ステップS990で終了時操作後演出に応じたプロセステーブルを選択)して当該プロセステーブルにもとづく演出制御を実行することにより操作ボタン120の操作タイミングに関わらず結果導出演出の終了タイミングと変動時間の終了タイミングとを同期させるようにしてもよい。
【0272】
また、再抽選演出にて操作ボタン120から操作信号が入力されたときに操作信号が入力されたとき(例えば、ステップS850でY,ステップS929でY,ステップS960でY,ステップS989でY)にプロセステーブルの切り替えを行わずに操作ボタン120が操作された旨の表示を行い、有効期間が経過したときに結果導出演出に応じたプロセスデータを選択(例えば、ステップS851で再抽選プロセステーブルを選択、ステップS930,S961で再抽選大当り操作後演出に応じたプロセステーブルを選択、ステップS990で終了時操作後演出に応じたプロセステーブルを選択)して当該プロセステーブルにもとづく演出制御を実行することにより操作ボタン120の操作タイミングに関わらず結果導出演出の終了タイミングと変動時間の終了タイミングとを同期させるようにしてもよい。
【0273】
具体的には、操作ボタン120が比較的早い段階(操作促進演出を実行してからの経過時間が短い)で操作された場合には、アオリ演出の実行期間を長くし、所定のタイミングになったときに結果導出演出を実行する。一方、操作ボタン120が比較的遅い段階(操作促進演出を実行してからの経過時間が長い)で操作された場合には、アオリ演出の実行期間を短くし、所定のタイミングになったときに結果導出演出を実行する。これにより、結果導出演出の開始タイミングおよび結果導出演出の終了タイミングを同時期にすることができ、遊技制御用マイクロコンピュータ60によって計測される変動時間の終了タイミングと結果導出演出の終了タイミングとを同期させることができる。
【0274】
また、この実施の形態では、再抽選演出にて操作促進演出を実行するときに操作ボタン120に内蔵されるボタン内蔵LED120aを所定の態様で点灯表示(点滅表示でもよい)する構成にできる。そして、再抽選演出を実行する場合に、所定の判定を行ってボタン内蔵LED120aの点灯態様を決定し、決定した態様でボタン内蔵LED120aを点灯表示(点滅表示でもよい)する。具体的には、この実施の形態では、点灯態様として点灯パターン1〜点灯パターン4が設けられ、判定によりいずれかの点灯パターンに決定する。この実施の形態の点灯パターンを図38に示す。
【0275】
図38に示すように、点灯パターン1は、再抽選演出の開始とともにボタン内蔵LED120aを点灯表示し、点灯パターン1、点灯パターン2、点灯パターン3、点灯パターン4と順にボタン内蔵LED120aを点灯表示させるタイミングを遅くする。また、操作ボタン120の操作が有効となる期間もボタン内蔵LED120aの点灯表示とともに開始される。
【0276】
この実施の形態では、再抽選演出にて確変大当りまたは第2大当り遊技状態に昇格させる場合に、第1の割合(例えば、65%)で点灯パターン1が、第2の割合(例えば、20%)で点灯パターン2が、第3の割合(例えば、10%)で点灯パターン3が、第4の割合(例えば、5%)で点灯パターン3が、それぞれ選択される。一方、再抽選演出にて確変大当りまたは第2大当り遊技状態に昇格させない場合には、第5の割合(例えば、88%)で点灯パターン1が、第6の割合(例えば、10%)で点灯パターン2が、第7の割合(例えば、2%)で点灯パターン3が、それぞれ選択される。そのため、点灯パターンに応じて異なる期待感を抱かせることができる。例えば、点灯パターン4が実行された場合には、昇格することが確定されている状態であるため、遊技者の興趣を向上させることができる。一方、点灯パターン2および点灯パターン3が実行された場合には、昇格することが確定されている状態ではないが、昇格する場合には昇格しない場合よりもより高い割合で実行されるため、確変大当りまたは第2大当り遊技状態に対する期待感を高めることができる。
【0277】
なお、ボタン内蔵LED120aを多色発光LEDにより構成した場合には、点灯パターンに応じて点灯色を異ならせるようにしてもよく、この場合には、ボタン内蔵LED120aの点灯タイミングを異ならせてもよいし、点灯タイミングを異ならせることなくボタン内蔵LED120aの点灯色のみにて確変大当りまたは第2大当り遊技状態に対する期待感を異ならせるようにしてもよい。また、点灯パターンとしてボタン内蔵LED120aの点滅パターンを異ならせるようにしてもよく、この場合には、ボタン内蔵LED120aの点灯タイミングを異ならせてもよいし、点灯タイミングを異ならせることなくボタン内蔵LED120aの点滅態様のみにて確変大当りまたは第2大当り遊技状態に対する期待感を異ならせるようにしてもよい。
【0278】
また、パチンコ遊技機1として複数のモードを実行可能な遊技機であっても本発明は適応可能である。複数のモードを実行可能な遊技機として、例えば、主基板31において、大当りとなる確率を異ならせることなく、変動パターンの選択テーブルのみを異ならせた複数のモードを実行可能な遊技機がある。このような遊技機では、例えば、特別図柄表示器8にて特別図柄の可変表示を開始するときにモード乱数にもとづいてモードを変更するか否か判定する。
【0279】
このような遊技機では、モードの変更が頻繁に行われると遊技者を混乱させる虞がある。そのため、特別図柄表示器8にて連続して可変表示が実行される場合には、ある程度モード滞在させたい。例えば、変動パターンとして、10.000秒の変動時間の通常変動と、30.000秒の変動時間のリーチ変動と、15.010秒の変動時間のモード移行変動と、を有するモードAと変動パターンとして、10.000秒の変動時間の通常変動と、15.010秒の変動時間のモード移行変動と、を有するモードBとの2つのモードを有する遊技機を例に説明する。この遊技機では、モードBに移行したときにはリーチ変動がなされない。
【0280】
しかして、モード乱数として、「0」〜「1」の範囲の乱数を10ms毎に更新し、モード乱数の更新周期(10ms)の偶数倍の変動時間の変動パターンが選択されるとモードを変更せずにモード滞在させる。一方、モード乱数の更新周期(10ms)の奇数倍の変動時間の変動パターンが選択されるとモードを変更してモード移行させる。そのため、モード乱数と変動時間とを同期させ、同一のモードに滞在する演出を実行できる。
【0281】
なお、この例では、始動入賞記憶数が0になると50%の割合でモード移行(転落;モードAに移行)してしまう可能性がある。これは、始動入賞記憶数が0のときに選択されるテーブルを別個に備える構成とし、前回まで滞在していたモードから変動パターンを選択する構成とすることにより、特別図柄表示器8にて連続して実行されていた特別図柄の可変表示が途切れた場合であっても同一モードでの滞在が可能となる。また、この場合に、始動入賞記憶数が0となったときに必ず決まったモードから始まるように構成してもよく、決まったモードとして不利なモード(この場合にはモードA)とした場合には、遊技者が入れ替わったことにより始動入賞記憶数が0の状態となったときに不公平感を与えることがない。
【0282】
また、同一モード滞在中には演出として各々のモードに対応した態様の音出力(BGM)を行ったり(変動毎に区切らずに同一モード中に亘って曲を流す)、可変表示装置9にて各々のモードに対応した背景画像(背景色)を表示したりしていずれのモードに滞在しているかを積極的に遊技者に報知するようにしてもよい。また、いずれのモードに滞在しているかを遊技者に積極的には報知せずに、所定のタイミングでいずれのモードであるかを示唆するような演出(モードによって出現率が異なるキャラクタ等の表示)を実行するように構成してもよい。
【0283】
また、上述した例では、モードAとモードBとの2つのモードを有する遊技機について示したが、モードとして3つ以上のモードを有するものであってもよい。また、変動パターンテーブルを異ならせることによりリーチ変動を実行するモードとリーチ変動を実行しないモードとのいずれかに滞在する例を示したが、モードによって異なる条件として、リーチ変動等の特定の演出パターンの選択割合がモードによって異なるものであればよい。また、モード乱数に加えて、リーチの有無を抽選する乱数、変動の種類を選択する乱数、を用いて変動パターンを決定するものであってもよい。なお、モード抽選として単純に乱数を用いた乱数抽選にて移行抽選するものであると抽選の判定値をモード別に複数の振分け毎に記憶したりする必要があり、データ容量が多くなる虞がある。上記した例では、モード数と同一の乱数値を持てばよいため記憶容量の削減になる。
【0284】
なお、上述した実施形態では、主基板31および演出制御基板80に各々マイクロコンピュータを搭載し、主基板31に搭載される遊技制御用マイクロコンピュータ60から演出制御用マイクロコンピュータ101に対して制御信号(演出制御コマンド)を送信し、演出制御用マイクロコンピュータ101によって演出装置の制御(例えば、可変表示装置9の表示制御、スピーカ27の音声出力制御、ランプ・LEDの発光制御等)を実行するものについて示したが、これに限らず、以下に示すものであってもよい・
すなわち、可変表示装置9を表示制御する表示制御用マイクロコンピュータと、スピーカ27を音声出力制御する音声制御用マイクロコンピュータと、ランプ・LEDを発光制御するランプ制御用マイクロコンピュータと、をそれぞれ備える構成としてもよいし、スピーカ27およびランプ・LEDを制御する音ランプ制御用マイクロコンピュータのように複数種類の電気部品(例えば、可変表示装置9,スピーカ27,ランプ・LED)の制御をまとめて実行するものであってもよい。
【0285】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ60からの信号(制御信号、指令信号、コマンド)を受信するサブマイクロコンピュータ(1次サブマイクロコンピュータ)と、さらに1次サブマイクロコンピュータからの信号(制御信号、指令信号、コマンド)を受信するサブマイクロコンピュータ(2次サブマイクロコンピュータ)を設けてもよい。メインマイクロコンピュータからの信号により特定される指令(指示)を新たに生成した信号(データ変換された信号)により2次サブマイクロコンピュータに指令するものでもよい。
【0286】
また、信号(制御信号、指令信号、コマンド)を送受信するマイクロコンピュータの間には中継基板が介在してもよいし、信号(制御信号、指令信号、コマンド)が途中で所定の演算等により変換されて送信されるようなものであっても、信号(制御信号、指令信号、コマンド)を送る側の指令(指示)を伝える機能をもつものであればよい。
【0287】
以上、本発明においては、再抽選演出にて操作ボタン120の操作を促す操作促進演出を実行し、有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて結果導出演出を実行する。一方、操作促進演出にて有効期間内に操作ボタン120が操作されなかったときには結果導出演出を実行しない。そして、後のタイミングにて再び操作促進演出を実行して、有効期間内に操作ボタン120が操作されたことにもとづいて結果導出演出を実行するため、操作ボタン120の操作に対する期待感を抱かせることができ、遊技者の興趣を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0288】
【図1】パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。
【図2】主基板の回路構成例を示すブロック図である。
【図3】演出制御基板、ランプドライバ基板および音声出力基板の回路構成例を示すブロック図である。
【図4】主基板におけるCPUが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図5】2msタイマ割込処理を示すフローチャートである。
【図6】各乱数を示す説明図である。
【図7】特別図柄プロセス処理を示すフローチャートである。
【図8】変動パターンの一例を示す説明図である。
【図9】変動パターンテーブルの一例を示す説明図である。
【図10】特別図柄通常処理を示すフローチャートである。
【図11】特別図柄停止図柄設定処理を示すフローチャートである。
【図12】変動パターン設定処理を示すフローチャートである。
【図13】演出制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。
【図14】演出制御用CPUが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図15】コマンド解析処理を示すフローチャートである。
【図16】演出制御プロセス処理を示すフローチャートである。
【図17】プロセステーブルの一構成例を示す説明図である。
【図18】飾り図柄通常処理を示すフローチャートである。
【図19】飾り図柄変動開始処理を示すフローチャートである。
【図20】飾り図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図21】飾り図柄変動停止処理を示すフローチャートである。
【図22】大当り表示処理を示すフローチャートである。
【図23】ラウンド中処理を示すフローチャートである。
【図24】ラウンド中処理を示すフローチャートである。
【図25】ラウンド後処理を示すフローチャートである。
【図26】ラウンド後処理を示すフローチャートである。
【図27】大当り終了演出処理を示すフローチャートである。
【図28】可変表示装置にて実行される表示制御の態様例である。
【図29】可変表示装置にて実行される表示制御の態様例である。
【図30】可変表示装置にて実行される表示制御の態様例である。
【図31】可変表示装置にて実行される表示制御の態様例である。
【図32】可変表示装置にて実行される表示制御の態様例である。
【図33】可変表示装置にて実行される表示制御の態様例である。
【図34】可変表示装置にて実行される表示制御の態様例である。
【図35】可変表示装置にて実行される表示制御の態様例である。
【図36】可変表示装置にて実行される表示制御の態様例である。
【図37】演出時間の調整を示す説明図である。
【図38】点灯パターンの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0289】
1 パチンコ遊技機
8 特別図柄表示器
9 可変表示装置
31 主基板
56 CPU
60 遊技制御用マイクロコンピュータ
80 演出制御基板
101 演出制御用マイクロコンピュータ




 

 


     NEWS
会社検索順位 特許の出願数の順位が発表

URL変更
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年


 
   お問い合わせ info@patentjp.com patentjp.com   Copyright 2007-2013