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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−29315(P2007−29315A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−215160(P2005−215160)
出願日 平成17年7月25日(2005.7.25)
代理人 【識別番号】100103090
【弁理士】
【氏名又は名称】岩壁 冬樹
発明者 鵜川 詔八 / 小倉 敏男 / 小菅 真人 / 近藤 武宏 / 河村 博史
要約 課題
複数の可変表示部において識別情報の可変表示を行う遊技機において、複数の可変表示部にて特定表示結果が表示されたことにもとづく特定遊技状態が同時に発生しないようにすることなどを目的とする。

解決手段
第1可変表示装置8にて大当り図柄が導出表示されたときに第2可変表示装置9における図柄の変動時間の計測を中断する。第1可変表示装置8に大当り図柄が導出表示されるまで第2可変表示装置9にて図柄の変動が行われる。図柄の変動開始時に変動回数をカウントし、カウントした変動回数が時短回数(または状態回数)に達したとき、その回数の変動開始時に時短フラグをリセットして時短状態から通常遊技状態に移行させる。第2可変表示装置9における図柄の変動時間の計測が中断されたときに、残り変動時間が所定時間以下であれば、第2可変表示装置9において所定のタイミングで揺れ変動を実行する。
特許請求の範囲
【請求項1】
第1始動条件の成立にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する第1可変表示部と、第2始動条件の成立にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する第2可変表示部とを備え、前記複数の可変表示部のいずれかに特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、所定の移行条件が成立したときに前記特定遊技状態と異なる通常遊技状態であるときに比べて前記複数の可変表示部それぞれにおける特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を短くする時間短縮状態に移行させる遊技機であって、
前記時間短縮状態に移行するときに該時間短縮状態が継続可能な特別識別情報の可変表示の回数である時間短縮状態回数を設定する回数設定手段と、
前記複数の可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、可変表示の回数をカウントする回数カウント手段と、
該回数カウント手段によりカウントされた可変表示の回数が前記回数設定手段により設定された前記時間短縮状態回数に達したか否かを判定する回数判定手段と、
遊技状態が前記時間短縮状態であるか否かを示す状態データを、前記時間短縮状態に移行するときに時間短縮状態中である旨を示す時間短縮状態データに設定し、該時間短縮状態が終了したときに時間短縮状態中でない旨を示す非時間短縮状態データに設定する状態データ設定手段と、
前記複数の可変表示部の表示結果をその導出表示以前に決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段による決定結果にもとづいて前記複数の可変表示部それぞれにおける前記可変表示時間を示す可変表示データをあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段によって選択された可変表示データにもとづく前記可変表示時間を計測する可変表示時間計測手段と、
該可変表示時間計測手段により計測された前記可変表示時間が経過したか否かを判定する可変表示時間判定手段と、
前記複数の可変表示部の表示制御を行うとともに前記可変表示時間が経過したときに特別識別情報の表示結果を導出表示する表示制御手段とを備え、
前記状態データ設定手段は、前記回数判定手段によって可変表示の回数が前記時間短縮状態回数に達したと判定されたとき、該時間短縮状態回数の可変表示が開始されるときに前記時間短縮状態が終了したと判定して前記状態データを非時間短縮状態データに設定し、
前記可変表示時間計測手段は、前記第1可変表示部に前記特定表示結果が導出表示され、かつ、前記第2可変表示部にて特別識別情報の可変表示が実行されているとき、前記第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示された第1の時点で前記第2可変表示部における可変表示時間の計測を中断し、前記第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示されたことにもとづく前記特定遊技状態が終了した第2の時点で可変表示時間の計測を再開する計測中断再開手段を含み、
前記第2可変表示部は、表面に複数種類の特別識別情報が配され、駆動モータによって駆動される可変表示部材で構成され、
前記表示制御手段は、前記第1の時点から前記第2の時点まで前記可変表示部材を一方向に駆動させることにより特別識別情報の可変表示を行い、前記第2の時点になったことを条件に前記事前決定手段によって決定された表示結果を表示するまで駆動させた後、前記可変表示部材を可変表示順の正方向と逆方向に交互に駆動させて揺れ可変表示を行い、前記可変表示時間判定手段にて前記可変表示時間が経過したと判定されたときに揺れ可変表示を停止させて前記事前決定手段により決定されている表示結果を導出表示する
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
第2可変表示部における第2の時点の所定期間前に特別識別情報の残り可変表示時間が所定時間以下であるか否かを判定する残可変表示時間判定手段を備え、
表示制御手段は、前記残可変表示時間判定手段により残り可変表示時間が所定時間以下であると判定されたときに、第2の時点の所定期間前から揺れ可変表示を行う
請求項1記載の遊技機。
【請求項3】
第1始動条件の成立にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する第1可変表示部と、第2始動条件の成立にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する第2可変表示部とを備え、前記複数の可変表示部のいずれかに特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、所定の移行条件が成立したときに前記特定遊技状態と異なる通常遊技状態であるときに比べて前記複数の可変表示部それぞれにおける特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を短くする時間短縮状態に移行させる遊技機であって、
前記時間短縮状態に移行するときに該時間短縮状態が継続可能な特別識別情報の可変表示の回数である時間短縮状態回数を設定する回数設定手段と、
前記複数の可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、可変表示の回数をカウントする回数カウント手段と、
該回数カウント手段によりカウントされた可変表示の回数が前記回数設定手段により設定された前記時間短縮状態回数に達したか否かを判定する回数判定手段と、
遊技状態が前記時間短縮状態であるか否かを示す状態データを、前記時間短縮状態に移行するときに時間短縮状態中である旨を示す時間短縮状態データに設定し、該時間短縮状態が終了したときに時間短縮状態中でない旨を示す非時間短縮状態データに設定する状態データ設定手段と、
前記複数の可変表示部の表示結果をその導出表示以前に決定する事前決定手段と、
前記事前決定手段による決定結果にもとづいて前記複数の可変表示部それぞれにおける前記可変表示時間を示す可変表示データをあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段によって選択された可変表示データにもとづく前記可変表示時間を計測する可変表示時間計測手段と、
該可変表示時間計測手段により計測された前記可変表示時間が経過したか否かを判定する可変表示時間判定手段と、
前記複数の可変表示部の表示制御を行うとともに前記可変表示時間が経過したときに特別識別情報の表示結果を導出表示する表示制御手段とを備え、
前記状態データ設定手段は、前記回数判定手段によって可変表示の回数が前記時間短縮状態回数に達したと判定されたとき、該時間短縮状態回数の可変表示が開始されるときに前記時間短縮状態が終了したと判定して前記状態データを非時間短縮状態データに設定し、
前記可変表示時間計測手段は、前記第1可変表示部に前記特定表示結果が導出表示され、かつ、前記第2可変表示部にて特別識別情報の可変表示が実行されているとき、前記第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示された第1の時点で前記第2可変表示部における可変表示時間の計測を中断し、前記第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示されたことにもとづく前記特定遊技状態が終了した第2の時点で可変表示時間の計測を再開する計測中断再開手段を含み、
前記第2可変表示部は、表面に複数種類の特別識別情報が配され、駆動モータによって駆動される可変表示部材で構成され、
前記表示制御手段は、前記第1の時点になったことを条件に前記事前決定手段によって決定された表示結果を表示するまで前記可変表示部材を可変表示順の正方向に駆動させた後、前記可変表示部材を可変表示順の正方向と逆方向に交互に駆動させて揺れ可変表示を行い、前記可変表示時間判定手段にて前記可変表示時間が経過したと判定されたときに揺れ可変表示を停止させて前記事前決定手段により決定されている表示結果を導出表示する
ことを特徴とする遊技機。
【請求項4】
第1始動条件の成立にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する第1可変表示部と、第2始動条件の成立にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する第2可変表示部とを備え、前記複数の可変表示部のいずれかに特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、所定の移行条件が成立したときに前記特定遊技状態と異なる通常遊技状態であるときに比べて前記複数の可変表示部それぞれにおける特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を短くする時間短縮状態に移行させる遊技機であって、
前記時間短縮状態に移行するときに該時間短縮状態が継続可能な特別識別情報の可変表示の回数である時間短縮状態回数を設定する回数設定手段と、
前記複数の可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、可変表示の回数をカウントする回数カウント手段と、
該回数カウント手段によりカウントされた可変表示の回数が前記回数設定手段により設定された前記時間短縮状態回数に達したか否かを判定する回数判定手段と、
遊技状態が前記時間短縮状態であるか否かを示す状態データを、前記時間短縮状態に移行するときに時間短縮状態中である旨を示す時間短縮状態データに設定し、該時間短縮状態が終了したときに時間短縮状態中でない旨を示す非時間短縮状態データに設定する状態データ設定手段と、
前記複数の可変表示部の表示結果として予め定められた複数の特別識別情報のうちいずれの特別識別情報とするかをその導出表示以前に決定する表示結果決定手段と、
前記表示結果決定手段による決定結果にもとづいて前記複数の可変表示部それぞれにおける前記可変表示時間を示す可変表示データをあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段と、
該可変表示データ選択手段によって選択された可変表示データにもとづく前記可変表示時間を計測する可変表示時間計測手段と、
該可変表示時間計測手段により計測された前記可変表示時間が経過したか否かを判定する可変表示時間判定手段と、
前記複数の可変表示部の表示制御を行うとともに前記可変表示時間が経過したときに特別識別情報の表示結果を導出表示する表示制御手段とを備え、
前記状態データ設定手段は、前記回数判定手段によって可変表示の回数が前記時間短縮状態回数に達したと判定されたとき、該時間短縮状態回数の可変表示が開始されるときに前記時間短縮状態が終了したと判定して前記状態データを非時間短縮状態データに設定し、
前記可変表示時間計測手段は、前記第1可変表示部に前記特定表示結果が導出表示され、かつ、前記第2可変表示部にて特別識別情報の可変表示が実行されているとき、前記第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示された第1の時点で前記第2可変表示部における可変表示時間の計測を中断し、前記第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示されたことにもとづく前記特定遊技状態が終了した第2の時点で可変表示時間の計測を再開する計測中断再開手段を含み、
前記第2可変表示部は、表面に複数種類の特別識別情報が配され、駆動モータによって駆動される可変表示部材で構成され、
前記表示制御手段は、前記第1の時点から前記可変表示時間判定手段にて前記可変表示時間が経過したと判定されるときまで前記可変表示部材を駆動させることにより特別識別情報の可変表示を行い、前記可変表示時間判定手段にて前記可変表示時間が経過したと判定されたときに、前記表示結果決定手段により特定表示結果に決定されたときは特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を、前記表示結果決定手段により非特定表示結果に決定されたときは非特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を導出表示する導出表示調整手段を含む
ことを特徴とする遊技機。
【請求項5】
第2可変表示部における第1の時点あるいは第2の時点の所定期間前に特別識別情報の残り可変表示時間が所定時間以下であるか否かを判定する残可変表示時間判定手段を備え、
導出表示調整手段は、前記残可変表示時間判定手段により残り可変表示時間が所定時間以下であると判定された場合に、可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されたとき、表示結果決定手段により特定表示結果に決定されたときは特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を、前記表示結果決定手段により非特定表示結果に決定されたときは非特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を導出表示する
請求項4記載の遊技機。
【請求項6】
複数の可変表示部のいずれかにおいて特別識別情報の可変表示が開始されるときに、未だ特別識別情報の可変表示が開始されていない第1始動条件および第2始動条件の成立数が所定数を超えているか否かを判定する始動条件成立数判定手段と、
該始動条件成立数判定手段の判定結果にもとづいて、可変表示データ選択手段により選択された可変表示データの可変表示時間を短縮する可変表示時間短縮手段とを備え、
可変表示時間計測手段は、前記可変表示時間短縮手段によって短縮される可変表示時間を計測する短縮可変表示時間計測機能を含む
請求項1から請求項5のうちのいずれかに記載の遊技機。
【請求項7】
複数の可変表示部のいずれかに特定表示結果のうちの特別表示結果が導出表示されるときに、通常遊技状態であるときに比べて特別識別情報の可変表示の表示結果が前記特定遊技状態となりやすい高確率状態に移行され、
遊技領域における第1始動入賞領域に遊技媒体が入賞したことにより第1始動条件が成立し、遊技領域における第2始動入賞領域に遊技媒体が入賞したことにより第2始動条件が成立し、
前記第1始動入賞領域および前記第2始動入賞領域のいずれか一方に、遊技媒体が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態に変化する可変入賞装置と、
第1可変表示部および第2可変表示部とは別に、遊技領域における通過領域に遊技媒体が通過したことにもとづいて特別識別情報とは異なる複数種類の普通識別情報を可変表示し表示結果を導出表示する普通可変表示部とがさらに設けられ、
前記普通可変表示部に特定普通表示結果が導出表示されたときに前記可変入賞装置を入賞しやすい状態に変化させるとともに、遊技状態が通常遊技状態のときよりも高確率状態のときに入賞しやすい状態を長い期間継続させるように制御する可変入賞装置制御手段と、
遊技状態が通常遊技状態のときよりも高確率状態のときに高い割合で、前記普通可変表示部の表示結果として特定普通表示結果に決定する普通識別情報決定手段と、
前記第1可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、未だ特別識別情報の可変表示が開始されていない第1始動条件の成立数が、通常遊技状態において第1の特定数を超えているとき、または高確率状態において第1より少ない第2の特定数を超えているとき、可変表示データ選択手段により選択された可変表示データの可変表示時間を短縮する第1可変表示時間短縮手段と、
前記第2可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、未だ特別識別情報の可変表示が開始されていない第2始動条件の成立数が、通常遊技状態において第3の特定数を超えているとき、または高確率状態において第3より少ない第4の特定数を超えたときに、前記可変表示データ選択手段により選択された可変表示データの可変表示時間を短縮する第2可変表示時間短縮手段とを備え、
可変表示時間計測手段は、前記第1可変表示時間短縮手段および前記第2可変表示時間短縮手段によって短縮される可変表示時間を計測する短縮可変表示時間計測機能を含む
請求項1から請求項5のうちのいずれかに記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、第1始動条件の成立にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する第1可変表示部と、第2始動条件の成立にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報の可変表示を行って表示結果を導出表示する第2可変表示部とを備え、複数の可変表示部のいずれかに特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態に移行させ、所定の移行条件が成立したときに特定遊技状態と異なる通常遊技状態であるときに比べて複数の可変表示部それぞれにおける特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間を短くする時間短縮状態に移行させる遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞すると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。さらに、識別情報を可変表示(「変動」ともいう。)可能な可変表示部が複数設けられ、いずれかの可変表示部において識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果となった場合に遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能になるように構成されたものがある。
【0003】
特定遊技状態とは、所定の遊技価値が付与された遊技者にとって有利な状態を意味する。具体的には、特定遊技状態は、例えば特別可変入賞装置の状態を打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態(大当り遊技状態)、遊技者にとって有利な状態になるための権利が発生した状態、景品遊技媒体払出の条件が成立しやすくなる状態などの所定の遊技価値が付与された状態である。
【0004】
そのような遊技機では、識別情報としての特別図柄を表示する可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様の組合せ(特定表示結果)になることを、通常、「大当り」という。大当りが発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に移行する。そして、各開放期間において、所定個(例えば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例えば15ラウンド)に固定されている。なお、各開放について開放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口は閉成する。また、大入賞口が閉成した時点で所定の条件(例えば、大入賞口内に設けられているVゾーンへの入賞)が成立していない場合には、大当り遊技状態は終了する。
【0005】
そのような遊技機には、複数の可変表示部が設けられ、複数の可変表示部において特定表示結果となったことによる大当りが同時に発生することを防ぐために、一方の可変表示部において表示結果を特定表示結果とすることが決定されているときまたは一方の特別可変入賞装置が特定遊技状態に制御されているときに他方の可変表示部における識別情報の可変表示を開始するまでの時間を遅らせるもの(例えば、特許文献1参照。)がある。
【0006】
【特許文献1】特開2001−62081号公報(第8−11頁、図9)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、特許文献2に記載された遊技機では、一方の可変表示部において実行されている識別情報の可変表示の表示結果が特定表示結果になることが決定されている場合に、他方の可変表示部の可変表示開始を遅延させているので、他方の可変表示部での可変表示開始が遅延されたことによって、遊技者は現在可変表示中の一方の可変表示部の表示結果が特定表示結果になることを把握でき、遊技者に与えられる興趣が下がるおそれがある。
【0008】
上記の場合でも、他方の可変表示部の可変表示開始を遅延させずに、可変表示を開始させるように構成することも考えられる。しかし、特別の条件が成立した後の所定の可変表示回数だけ特別遊技状態(例えば大当りが発生する確率が高くなる高確率状態(確変状態)や識別情報の可変表示の実行時間(可変表示時間)が短くなる時間短縮状態(時短状態))に制御される遊技機の場合は、遊技状態を特別遊技状態から通常状態に変更するタイミングによって特別遊技状態に制御される可変表示回数が一律にならず、遊技者にとって公平な遊技機とならないおそれがある。
【0009】
そこで、本発明は、複数の可変表示部において識別情報の可変表示を行う遊技機において、複数の可変表示部にて特定表示結果が表示されたことにもとづく特定遊技状態が同時に発生しないようにすることができるとともに、一方の可変表示部に特定表示結果が導出表示されることを遊技者に把握され難くすることができ、さらに特別遊技状態に制御される可変表示回数に関して公平な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による遊技機は、第1始動条件の成立(例えば第1始動入賞口14への入賞)にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報(例えば第1飾り図柄)の可変表示を行って表示結果(例えば停止図柄)を導出表示する第1可変表示部(例えば第1可変表示装置8)と、第2始動条件の成立(例えば第2始動入賞口16への入賞)にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報(例えば第2飾り図柄)の可変表示を行って表示結果(例えば停止図柄)を導出表示する第2可変表示部(例えば第2可変表示装置9)とを備え、複数の可変表示部のいずれかに特定表示結果(例えば大当り図柄)が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば大当り遊技状態)に移行させ、所定の移行条件が成立したとき(例えば確変状態が終了したときに確変状態に移行してからの変動回数が100回を超えていないとき:ステップS53D〜53F、S59A〜S59E、確変状態において非確変大当りにすると決定されたとき:S104のN)に特定遊技状態と異なる通常遊技状態であるときに比べて複数の可変表示部それぞれにおける特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間(例えば変動時間)を短くする時間短縮状態(例えば時短状態)に移行させる遊技機(例えばパチンコ遊技機1)であって、時間短縮状態に移行するときに該時間短縮状態が継続可能な特別識別情報の可変表示の回数である時間短縮状態回数(例えば時短回数)を設定する回数設定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS117を実行する部分)と、複数の可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、可変表示の回数をカウントする回数カウント手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS57B,S58Bを実行する部分)と、該回数カウント手段によりカウントされた可変表示の回数が回数設定手段により設定された時間短縮状態回数に達したか否かを判定する回数判定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS57C,S58Cを実行する部分)と、遊技状態が時間短縮状態であるか否かを示す状態データ(例えば時短フラグ)を、時間短縮状態に移行するときに時間短縮状態中である旨を示す時間短縮状態データに設定し、該時間短縮状態が終了したときに時間短縮状態中でない旨を示す非時間短縮状態データに設定する状態データ設定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS53G,S59F,S116,S57F,S58D,S108,S119)と、複数の可変表示部の表示結果をその導出表示以前に決定する事前決定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS54B,S103,S121を実行する部分)と、事前決定手段による決定結果にもとづいて複数の可変表示部それぞれにおける可変表示時間を示す可変表示データ(例えば変動パターン)をあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS207を実行する部分)と、該可変表示データ選択手段によって選択された可変表示データにもとづく可変表示時間を計測する可変表示時間計測手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS72を実行する部分)と、該可変表示時間計測手段により計測された可変表示時間が経過したか否かを判定する可変表示時間判定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS73を実行する部分)と、複数の可変表示部の表示制御を行うとともに可変表示時間が経過したときに特別識別情報の表示結果を導出表示する表示制御手段(例えば表示制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS801〜S803,S901〜903を実行する部分)とを備え、状態データ設定手段は、回数判定手段によって可変表示の回数が時間短縮状態回数に達したと判定されたとき(例えばステップS57CのY,S58CのY)、該時間短縮状態回数の可変表示が開始されるときに時間短縮状態が終了したと判定して状態データを非時間短縮状態データに設定し(例えば57D,S58Dを実行し)、可変表示時間計測手段は、第1可変表示部に特定表示結果が導出表示され、かつ、第2可変表示部にて特別識別情報の可変表示が実行されているとき(図50の(7)参照)、第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示された第1の時点(例えば、第1特別図柄停止処理で第1大当り遊技中フラグがセットされた時点)で第2可変表示部における可変表示時間の計測を中断(例えば、第2特別図柄プロセスタイマの減算を行わない)し、第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示されたことにもとづく特定遊技状態が終了した第2の時点(例えば、第1大当り終了処理で第1大当り遊技中フラグがリセットされた時点)で可変表示時間の計測を再開(例えば、第2特別図柄プロセスタイマの減算を再開)する計測中断再開手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560における第2特別図柄プロセスタイマに係る制御を実行する部分、ステップS71参照)を含み、第2可変表示部は、表面に複数種類の特別識別情報が配され、駆動モータ(例えばドラムモータ200a,200b)によって駆動される可変表示部材(例えばドラム90a,90b)で構成され、表示制御手段は、第1の時点から第2の時点まで可変表示部材を一方向に駆動させることにより特別識別情報の可変表示を行い(例えばステップS940にて選択した第2プロセステーブルにもとづいてステップS941,S942,S933〜S938を実行する)、第2の時点になったことを条件に事前決定手段によって決定された表示結果を表示するまで駆動させた後、可変表示部材を可変表示順の正方向と逆方向に交互に駆動させて揺れ可変表示を行い(例えばステップS952にて選択した第2プロセステーブルにもとづいてステップS953,S954,S933〜S938を実行し)、可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されたときに揺れ可変表示を停止させて事前決定手段により決定されている表示結果を導出表示する(例えばステップS961における図柄停止コマンドの受信に応じて、ステップS962にてドラム9a,9bを停止させる)こと(図26、図50(11)〜図51(14)参照)を特徴とする。
【0011】
第2可変表示部における第2の時点の所定期間前に特別識別情報の残り可変表示時間が所定時間(例えばドラム9a,9bが所定速度(例えば中速)で1回転するのに要する時間)以下であるか否かを判定する残可変表示時間判定手段(例えば表示制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS951を実行する部分)を備え、表示制御手段は、残可変表示時間判定手段により残り可変表示時間が所定時間以下であると判定されたときに(例えばステップS951のY)、第2の時点の所定期間前から揺れ可変表示を行う(例えばステップS952にて選択した第2プロセステーブルにもとづいてステップS953,S954,S933〜S938を実行する)ように構成されていてもよい。
【0012】
本発明による遊技機は、第1始動条件の成立(例えば第1始動入賞口14への入賞)にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報(例えば第1飾り図柄)の可変表示を行って表示結果(例えば停止図柄)を導出表示する第1可変表示部(例えば第1可変表示装置8)と、第2始動条件の成立(例えば第2始動入賞口16への入賞)にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報(例えば第2飾り図柄)の可変表示を行って表示結果(例えば停止図柄)を導出表示する第2可変表示部(例えば第2可変表示装置9)とを備え、複数の可変表示部のいずれかに特定表示結果(例えば大当り図柄)が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば大当り遊技状態)に移行させ、所定の移行条件が成立したとき(例えば確変状態が終了したときに確変状態に移行してからの変動回数が100回を超えていないとき:ステップS53D〜53F、S59A〜S59E、確変状態において非確変大当りにすると決定されたとき:S104のN)に特定遊技状態と異なる通常遊技状態であるときに比べて複数の可変表示部それぞれにおける特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間(例えば変動時間)を短くする時間短縮状態(例えば時短状態)に移行させる遊技機(例えばパチンコ遊技機1)であって、時間短縮状態に移行するときに該時間短縮状態が継続可能な特別識別情報の可変表示の回数である時間短縮状態回数(例えば時短回数)を設定する回数設定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS117を実行する部分)と、複数の可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、可変表示の回数をカウントする回数カウント手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS57B,S58Bを実行する部分)と、該回数カウント手段によりカウントされた可変表示の回数が回数設定手段により設定された時間短縮状態回数に達したか否かを判定する回数判定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS57C,S58Cを実行する部分)と、遊技状態が時間短縮状態であるか否かを示す状態データ(例えば時短フラグ)を、時間短縮状態に移行するときに時間短縮状態中である旨を示す時間短縮状態データに設定し、該時間短縮状態が終了したときに時間短縮状態中でない旨を示す非時間短縮状態データに設定する状態データ設定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS53G,S59F,S116,S57F,S58D,S108,S119)と、複数の可変表示部の表示結果をその導出表示以前に決定する事前決定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS54B,S103,S121を実行する部分)と、事前決定手段による決定結果にもとづいて複数の可変表示部それぞれにおける可変表示時間を示す可変表示データ(例えば変動パターン)をあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS207を実行する部分)と、該可変表示データ選択手段によって選択された可変表示データにもとづく可変表示時間を計測する可変表示時間計測手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS72を実行する部分)と、該可変表示時間計測手段により計測された可変表示時間が経過したか否かを判定する可変表示時間判定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS73を実行する部分)と、複数の可変表示部の表示制御を行うとともに可変表示時間が経過したときに特別識別情報の表示結果を導出表示する表示制御手段(例えば表示制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS801〜S803,S901〜903を実行する部分)とを備え、状態データ設定手段は、回数判定手段によって可変表示の回数が時間短縮状態回数に達したと判定されたとき(例えばステップS57CのY,S58CのY)、該時間短縮状態回数の可変表示が開始されるときに時間短縮状態が終了したと判定して状態データを非時間短縮状態データに設定し(例えば57D,S58Dを実行し)、可変表示時間計測手段は、第1可変表示部に特定表示結果が導出表示され、かつ、第2可変表示部にて特別識別情報の可変表示が実行されているとき(図50の(7)参照)、第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示された第1の時点(例えば、第1特別図柄停止処理で第1大当り遊技中フラグがセットされた時点)で第2可変表示部における可変表示時間の計測を中断(例えば、第2特別図柄プロセスタイマの減算を行わない)し、第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示されたことにもとづく特定遊技状態が終了した第2の時点(例えば、第1大当り終了処理で第1大当り遊技中フラグがリセットされた時点)で可変表示時間の計測を再開(例えば、第2特別図柄プロセスタイマの減算を再開)する計測中断再開手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560における第2特別図柄プロセスタイマに係る制御を実行する部分、ステップS71参照)を含み、第2可変表示部は、表面に複数種類の特別識別情報が配され、駆動モータ(例えばドラムモータ200a,200b)によって駆動される可変表示部材(例えばドラム9a,9b)で構成され、表示制御手段は、第1の時点になったことを条件に(例えばステップS932AのYおよびステップS932BのY)事前決定手段によって決定された表示結果を表示するまで可変表示部材を可変表示順の正方向に駆動させた後、可変表示部材を可変表示順の正方向と逆方向に交互に駆動させて揺れ可変表示を行い(例えばステップS940Aにて選択した第2プロセステーブルにもとづいてステップS941,S942,S933〜S938を実行し、あるいはステップS981にて選択した第2プロセステーブルにもとづいてステップS982,S983,S984,S933〜S938を実行し)、可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されたときに揺れ可変表示を停止させて事前決定手段により決定されている表示結果を導出表示する(例えばステップS961における図柄停止コマンドの受信に応じて、ステップS962にてドラム9a,9bを停止させる)こと(図52、図54、図57参照)を特徴とする。
【0013】
本発明による遊技機は、第1始動条件の成立(例えば第1始動入賞口14への入賞)にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報(例えば第1飾り図柄)の可変表示を行って表示結果(例えば停止図柄)を導出表示する第1可変表示部(例えば第1可変表示装置8)と、第2始動条件の成立(例えば第2始動入賞口16への入賞)にもとづいて各々を識別可能な複数種類の特別識別情報(例えば第2飾り図柄)の可変表示を行って表示結果(例えば停止図柄)を導出表示する第2可変表示部(例えば第2可変表示装置9)とを備え、複数の可変表示部のいずれかに特定表示結果(例えば大当り図柄)が導出表示されたときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば大当り遊技状態)に移行させ、所定の移行条件が成立したとき(例えば確変状態が終了したときに確変状態に移行してからの変動回数が100回を超えていないとき:ステップS53D〜53F、S59A〜S59E、確変状態において非確変大当りにすると決定されたとき:S104のN)に特定遊技状態と異なる通常遊技状態であるときに比べて複数の可変表示部それぞれにおける特別識別情報の可変表示を開始してから表示結果を導出表示するまでの可変表示時間(例えば変動時間)を短くする時間短縮状態(例えば時短状態)に移行させる遊技機(例えばパチンコ遊技機1)であって、時間短縮状態に移行するときに該時間短縮状態が継続可能な特別識別情報の可変表示の回数である時間短縮状態回数(例えば時短回数)を設定する回数設定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS117を実行する部分)と、複数の可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、可変表示の回数をカウントする回数カウント手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS57B,S58Bを実行する部分)と、該回数カウント手段によりカウントされた可変表示の回数が回数設定手段により設定された時間短縮状態回数に達したか否かを判定する回数判定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS57C,S58Cを実行する部分)と、遊技状態が時間短縮状態であるか否かを示す状態データ(例えば時短フラグ)を、時間短縮状態に移行するときに時間短縮状態中である旨を示す時間短縮状態データに設定し、該時間短縮状態が終了したときに時間短縮状態中でない旨を示す非時間短縮状態データに設定する状態データ設定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS53G,S59F,S116,S57F,S58D,S108,S119)と、複数の可変表示部の表示結果として予め定められた複数の特別識別情報のうちいずれの特別識別情報とするかをその導出表示以前に決定する表示結果決定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS54C,S103,S121を実行する部分、および表示制御用マイクロコンピュータ100におけるS813,S913の処理を実行する部分)と、表示結果決定手段による決定結果にもとづいて複数の可変表示部それぞれにおける可変表示時間を示す可変表示データ(例えば変動パターン)をあらかじめ定められた複数種類の可変表示データの中から選択する可変表示データ選択手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS207を実行する部分、および表示制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS821,S921を実行する部分)と、該可変表示データ選択手段によって選択された可変表示データにもとづく可変表示時間を計測する可変表示時間計測手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS72を実行する部分)と、該可変表示時間計測手段により計測された可変表示時間が経過したか否かを判定する可変表示時間判定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS73を実行する部分)と、複数の可変表示部の表示制御を行うとともに可変表示時間が経過したときに特別識別情報の表示結果を導出表示する表示制御手段(例えば表示制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS801〜S803,S901〜903を実行する部分)とを備え、状態データ設定手段は、回数判定手段によって可変表示の回数が時間短縮状態回数に達したと判定されたとき(例えばステップS57CのY,S58CのY)、該時間短縮状態回数の可変表示が開始されるときに時間短縮状態が終了したと判定して状態データを非時間短縮状態データに設定し(例えば57D,S58Dを実行し)、可変表示時間計測手段は、第1可変表示部に特定表示結果が導出表示され、かつ、第2可変表示部にて特別識別情報の可変表示が実行されているとき(図50の(7)参照)、第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示された第1の時点(例えば、第1特別図柄停止処理で第1大当り遊技中フラグがセットされた時点)で第2可変表示部における可変表示時間の計測を中断(例えば、第2特別図柄プロセスタイマの減算を行わない)し、第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示されたことにもとづく特定遊技状態が終了した第2の時点(例えば、第1大当り終了処理で第1大当り遊技中フラグがリセットされた時点)で可変表示時間の計測を再開(例えば、第2特別図柄プロセスタイマの減算を再開)する計測中断再開手段(例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560における第2特別図柄プロセスタイマに係る制御を実行する部分、ステップS71参照)を含み、第2可変表示部は、表面に複数種類の特別識別情報が配され、駆動モータ(例えばドラムモータ200a,200b)によって駆動される可変表示部材(例えばドラム9a,9b)で構成され、表示制御手段は、第1の時点から可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されるときまで可変表示部材を駆動させることにより特別識別情報の可変表示を行い(例えばステップS940にて選択した第2プロセステーブルにもとづいてステップS941,S942,S933〜S938を実行し)、可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されたときに、表示結果決定手段により特定表示結果に決定されたときは特定表示結果となる特別識別情報(例えばステップS913にて予め決定された停止図柄である大当り図柄)のうち駆動停止可能な特別識別情報(例えば残り変動時間の経過時に停止可能な大当り図柄であって、予め決定された大当り図柄と同一種類の大当り図柄、つまり確変図柄であれば確変図柄とし、非確変図柄であれば非確変図柄とする)を、表示結果決定手段により非特定表示結果に決定されたときは非特定表示結果となる特別識別情報(例えばステップS913にて予め決定された停止図柄であるはずれ図柄)のうち駆動停止可能な特別識別情報(例えば残り変動時間の経過時に停止可能なはずれ図柄)を導出表示する導出表示調整手段(例えば表示制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS991〜S995,S949を実行する部分)を含む(図58、図60参照)ことを特徴とする。
【0014】
第2可変表示部における第1の時点あるいは第2の時点の所定期間前に特別識別情報の残り可変表示時間が所定時間(例えばドラム9a,9bが所定速度(例えば中速)で1回転するのに要する時間)以下であるか否かを判定する残可変表示時間判定手段(例えば表示制御用マイクロコンピュータ100におけるステップS951を実行する部分)を備え、導出表示調整手段は、残可変表示時間判定手段により残り可変表示時間が所定時間以下であると判定された場合(ステップS951のY)に、可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されたとき、表示結果決定手段により特定表示結果に決定されたときは特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を、表示結果決定手段により非特定表示結果に決定されたときは非特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を導出表示する(例えばステップS952にて選択した第2プロセステーブルにもとづいてステップS953,S954,S933〜S938,S962を実行する)ように構成されていてもよい。
【0015】
複数の可変表示部のいずれかにおいて特別識別情報の可変表示が開始されるときに、未だ特別識別情報の可変表示が開始されていない第1始動条件および第2始動条件の成立数(例えば合計保留記憶数)が所定数を超えているか否かを判定する始動条件成立数判定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS208,S209,S212を実行する部分)と、該始動条件成立数判定手段の判定結果にもとづいて、可変表示データ選択手段により選択された可変表示データの可変表示時間を短縮する可変表示時間短縮手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS211を実行する部分)とを備え、可変表示時間計測手段は、可変表示時間短縮手段によって短縮される可変表示時間を計測する短縮可変表示時間計測機能(ステップS65,S72参照)を含む構成とされていてもよい。
【0016】
複数の可変表示部のいずれかに特定表示結果のうちの特別表示結果(例えば確変図柄)が導出表示されるときに(例えばステップS104のY)、通常遊技状態であるときに比べて特別識別情報の可変表示の表示結果が特定遊技状態となりやすい高確率状態(例えば確変状態)に移行され(例えばステップS107が実行され)、遊技領域における第1始動入賞領域(例えば第1始動入賞口14)に遊技媒体が入賞したことにより第1始動条件が成立し、遊技領域における第2始動入賞領域(例えば第2始動入賞口16)に遊技媒体が入賞したことにより第2始動条件が成立し、第1始動入賞領域および第2始動入賞領域のいずれか一方に、遊技媒体が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態に変化する可変入賞装置(例えば可変入賞装置15)と、第1可変表示部および第2可変表示部とは別に、遊技領域における通過領域(例えばゲート28,29)に遊技媒体が通過したことにもとづいて特別識別情報とは異なる複数種類の普通識別情報(例えば普通図柄)を可変表示し表示結果を導出表示する普通可変表示部(例えば普通図柄表示器13)とがさらに設けられ、普通可変表示部に特定普通表示結果が導出表示されたときに可変入賞装置を入賞しやすい状態に変化させるとともに、遊技状態が通常遊技状態のときよりも高確率状態のときに入賞しやすい状態を長い期間継続させるように制御する可変入賞装置制御手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS157を実行する部分)と、遊技状態が通常遊技状態のときよりも高確率状態のときに高い割合で、普通可変表示部の表示結果として特定普通表示結果に決定する普通識別情報決定手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS154を実行する部分)と、第1可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、未だ特別識別情報の可変表示が開始されていない第1始動条件の成立数(例えば第1始動入賞についての保留記憶数)が、通常遊技状態において第1の特定数を超えているとき、または高確率状態において第1より少ない第2の特定数を超えているとき、可変表示データ選択手段により選択された可変表示データの可変表示時間を短縮する第1可変表示時間短縮手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS208,S220,S222,S223を実行する部分)と、第2可変表示部において特別識別情報の可変表示が開始されるときに、未だ特別識別情報の可変表示が開始されていない第2始動条件の成立数(例えば第2始動入賞についての保留記憶数)が、通常遊技状態において第3の特定数を超えているとき、または高確率状態において第3より少ない第4の特定数を超えたときに、可変表示データ選択手段により選択された可変表示データの可変表示時間を短縮する第2可変表示時間短縮手段(例えば遊技制御用マイクロコンピュータ560におけるステップS230,S232を実行する部分)とを備え、可変表示時間計測手段は、第1可変表示時間短縮手段および第2可変表示時間短縮手段によって短縮される可変表示時間を計測する短縮可変表示時間計測機能(ステップS65,S72参照)を含む構成とされていてもよい。
【発明の効果】
【0017】
請求項1記載の発明では、第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示されたときに第2可変表示部における特別識別情報の可変表示を中断することにより、複数の可変表示部にて同時に特定遊技状態が発生しないようにすることができる。また、第1可変表示部に特定表示結果が導出表示されるまで第2可変表示部にて特別識別情報の可変表示が行われるため、第1可変表示部に特定表示結果が導出表示されることを遊技者に把握され難くすることができる。また、特別識別情報の可変表示が開始されるときに可変表示の回数をカウントし、カウントした可変表示の回数が時間短縮状態回数に達したとき、その時間短縮状態回数の可変表示が開始されるときに状態データを非時間短縮状態データに設定して、遊技状態を時間短縮状態から通常遊技状態に変更するように構成されているので、変更された遊技状態を他方の可変表示部における遊技制御に直ちに反映させることができ、その結果、公平な遊技機を提供することができる。さらに、第1の時点から第2の時点まで可変表示部材(第2可変表示部を構成)を一方向に駆動させることにより特別識別情報の可変表示を行い、第2の時点になったことを条件に事前決定手段によって決定された表示結果を表示するまで可変表示部材を駆動させた後、可変表示部材を可変表示順の正方向と逆方向に交互に駆動させて揺れ可変表示を行い、可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されたときに揺れ可変表示を停止させて事前決定手段により決定されている表示結果を導出表示するように構成されているので、事前決定手段により第2可変表示部の表示結果が特定表示結果となると決定されている場合には、第2可変表示部において特定表示結果が早く表示されるため、遊技者の興趣を高められる。
【0018】
請求項2記載の発明では、第2可変表示部における第2の時点の所定期間前に特別識別情報の残り可変表示時間が所定時間以下であるか否かを判定し、残り可変表示時間が所定時間以下であると判定されたときに、第2の時点の所定期間前から揺れ可変表示を行うように構成されているので、第2の時点から揺れ可変表示を常に行わないため、可変表示のバリエーションを増やすことができる。
【0019】
請求項3記載の発明では、第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示されたときに第2可変表示部における特別識別情報の可変表示を中断することにより、複数の可変表示部にて同時に特定遊技状態が発生しないようにすることができる。また、第1可変表示部に特定表示結果が導出表示されるまで第2可変表示部にて特別識別情報の可変表示が行われるため、第1可変表示部に特定表示結果が導出表示されることを遊技者に把握され難くすることができる。また、特別識別情報の可変表示が開始されるときに可変表示の回数をカウントし、カウントした可変表示の回数が時間短縮状態回数に達したとき、その時間短縮状態回数の可変表示が開始されるときに状態データを非時間短縮状態データに設定して、遊技状態を時間短縮状態から通常遊技状態に変更するように構成されているので、変更された遊技状態を他方の可変表示部における遊技制御に直ちに反映させることができ、その結果、公平な遊技機を提供することができる。さらに、第1の時点になったことを条件に事前決定手段によって決定された表示結果を表示するまで可変表示部材を駆動させた後、可変表示部材を可変表示順の正方向と逆方向に交互に駆動させて揺れ可変表示を行い、可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されたときに揺れ可変表示を停止させて事前決定手段により決定されている表示結果を導出表示するように構成されているので、事前決定手段により第2可変表示部の表示結果が特定表示結果となると決定されている場合には、第2可変表示部において特定表示結果が早く表示されるため、遊技者の興趣を高められる。
【0020】
請求項4記載の発明では、第1可変表示部にて特定表示結果が導出表示されたときに第2可変表示部における特別識別情報の可変表示を中断することにより、複数の可変表示部にて同時に特定遊技状態が発生しないようにすることができる。また、第1可変表示部に特定表示結果が導出表示されるまで第2可変表示部にて特別識別情報の可変表示が行われるため、第1可変表示部に特定表示結果が導出表示されることを遊技者に把握され難くすることができる。また、特別識別情報の可変表示が開始されるときに可変表示の回数をカウントし、カウントした可変表示の回数が時間短縮状態回数に達したとき、その時間短縮状態回数の可変表示が開始されるときに状態データを非時間短縮状態データに設定して、遊技状態を時間短縮状態から通常遊技状態に変更するように構成されているので、変更された遊技状態を他方の可変表示部における遊技制御に直ちに反映させることができ、その結果、公平な遊技機を提供することができる。さらに、第1の時点から可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されるときまで可変表示部材を駆動させることにより特別識別情報の可変表示を行い、可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されたときに、表示結果決定手段により特定表示結果に決定されたときは特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を、表示結果決定手段により非特定表示結果に決定されたときは非特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を導出表示するように構成されているので、請求項1および請求項2に記載された発明とは逆に、事前決定手段により決定された第2可変表示部の表示結果が早く表示されないため、遊技者の期待感を持続させることができる。
【0021】
請求項5記載の発明では、第2可変表示部における第1の時点あるいは第2の時点の所定期間前に特別識別情報の残り可変表示時間が所定時間以下であるか否かを判定し、残り可変表示時間が所定時間以下であると判定された場合に、可変表示時間判定手段にて可変表示時間が経過したと判定されたとき、表示結果決定手段により特定表示結果に決定されたときは特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を、表示結果決定手段により非特定表示結果に決定されたときは非特定表示結果となる特別識別情報のうち駆動停止可能な特別識別情報を導出表示するように構成されているので、駆動停止可能な特別識別情報を常に導出表示しないため、可変表示のバリエーションを増やすことができる。
【0022】
請求項6記載の発明では、複数の可変表示部のいずれかにおいて特別識別情報の可変表示が開始されるときに、未だ特別識別情報の可変表示が開始されていない第1始動条件および第2始動条件の成立数が所定数を超えているとき、可変表示データの可変表示時間を短縮するように構成されているので、遊技者が第1始動条件および第2始動条件のいずれも成立させるように遊技を行うようになるため、遊技者に第1可変表示部および第2可変表示部のいずれの表示結果にも興味を持たせることができるようになる。
【0023】
請求項7記載の発明では、遊技状態が通常遊技状態のときよりも高確率状態のときの方が普通可変表示部の表示結果が特定普通表示結果になりやすくし、普通可変表示部に特定普通表示結果が導出表示されたときに可変入賞装置を入賞しやすい状態に変化させるとともに、遊技状態が通常遊技状態のときよりも高確率状態のときに入賞しやすい状態を長い期間継続させ、また通常遊技状態に制御されている場合と高確率状態に制御されている場合とで第1可変表示部および第2可変表示部における可変表示時間の短縮条件を異ならせるとともに、第1可変表示部の場合と第2可変表示部の場合とでも可変表示時間の短縮条件を異ならせるように構成されているので、遊技状態が通常遊技状態か高確率状態かによって、また第1可変表示部か第2可変表示部かによって単位時間あたりに特別識別情報の可変表示が開始される割合に偏りがでるため、遊技に変化を持たせることができ、遊技の興趣を一層向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0025】
実施の形態1.
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、パチンコ遊技機(弾球遊技機)1を正面からみた正面図である。図2は、ガラス扉枠を取り外した状態での遊技盤の前面を示す正面図である。なお、ここでは、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明による遊技機はパチンコ遊技機に限られず、例えば、画像式の遊技機、コイン遊技機、および、スロット機等であってもよい。
【0026】
パチンコ遊技機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ遊技機1は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板(図示せず)と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤6を除く)とを含む構造体である。
【0027】
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4、打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。また、ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には、打ち込まれた遊技球が流下可能な遊技領域7が形成されている。
【0028】
遊技領域7の中央付近には、第1始動条件の成立(例えば、打球が第1始動入賞口14に入賞したこと)にもとづいて各々を識別可能な複数種類の演出用の飾り図柄を可変表示し、表示結果を導出表示する第1可変表示装置8が配置されている。また、第1可変表示装置8の左右には、第2始動条件の成立(例えば、打球が第2始動入賞口16に入賞したこと)にもとづいて各々を識別可能な複数種類の演出用の飾り図柄を可変表示し、表示結果を導出表示する第2可変表示装置9(9a,9b)が配置されている。なお、入賞とは、入賞口などのあらかじめ入賞領域として定められている領域に遊技球が入ったことである。また、表示結果を導出表示するとは、図柄を停止表示させることである。
【0029】
この実施の形態では、第1可変表示装置8は、液晶表示装置(LCD;画像表示装置)で構成され、左・中・右の3つの表示領域に識別情報としての飾り図柄の画像(「1」「2」・・・「9」)が表示制御されるように構成されている。また、第1可変表示装置8は、飾り図柄の画像のほかにキャラクタの画像なども表示可能である。
【0030】
第2可変表示装置9は、ドラムモータ(図4参照)によって回転駆動される左右2つの回転ドラム9a,9b(回転リールともいう)を備えた回転ドラム機構で構成されている。正面(遊技者)から見たときに第1可変表示装置8の左側の回転ドラム9aを左ドラムといい、正面から見たときに第1可変表示装置8の右側の回転ドラム9bを右ドラムという。回転ドラム9a,9bの表面には、識別情報としての飾り図柄(「I」「II」・・・「IX」)が所定の順序で(番号順に)配されており、回転ドラム9a,9bがドラムモータによって駆動されて回転することにより、回転ドラム9a,9bの表面に配された飾り図柄の可変表示が行われる。回転ドラム9a,9bは正逆方向に回転可能であって、飾り図柄が番号順(「I」「II」・・・の順)に可変表示される回転ドラム9a,9bの回転方向を正方向(順方向)といい、飾り図柄が番号順とは逆の順(「IX」「XIII」・・・の順)に可変表示される回転ドラム9a,9bの回転方向を逆方向という。
【0031】
左ドラム9aの上方には、識別情報としての特別図柄を可変表示する第1特別図柄表示器91が設けられ、右ドラム9bの上方には、識別情報としての特別図柄を可変表示する第2特別図柄表示器92が設けられている。この実施の形態では、第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92は、それぞれ、例えば0〜9の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92は、遊技者に特定の停止図柄を把握しづらくさせるために、0〜99など、より多種類の数字を可変表示するように構成されていてもよい。以下、第1特別図柄表示器91において可変表示される識別情報を第1特別図柄といい、第2特別図柄表示器92において可変表示される識別情報を第2特別図柄ということがある。また、第1特別図柄と第2特別図柄とを、特別図柄と総称することがある。
【0032】
第1可変表示装置8は、第1特別図柄表示器91による特別図柄の可変表示期間中に、装飾用(演出用)の図柄としての飾り図柄の可変表示を行う。また、第2可変表示装置9は、第2特別図柄表示器92による特別図柄の可変表示期間中に、装飾用の図柄としての飾り図柄の可変表示を行う。飾り図柄の可変表示を行う第1可変表示装置8および第2可変表示装置9は、図柄制御基板に搭載されている表示制御用マイクロコンピュータによって制御される。以下、第1可変表示装置8において可変表示される識別情報を第1飾り図柄といい、第2可変表示装置9において可変表示される識別情報を第2飾り図柄ということがある。また、第1飾り図柄と第2飾り図柄とを、飾り図柄と総称することがある。
【0033】
第1可変表示装置8の下部の左寄りには、第1始動入賞口14に入った有効入賞球数すなわち保留記憶(始動記憶または始動入賞記憶ともいう。)数を表示する4つの表示器からなる第1特別図柄保留記憶表示器10が設けられている。有効始動入賞がある毎に、1つの表示器の表示色を変化させる。そして、第1特別図柄表示器91の可変表示が開始される毎に、1つの表示器の表示色をもとに戻す。また、第2可変表示装置9の下部の右寄りには、第2始動入賞口16に入った有効入賞球数すなわち保留記憶数を表示する4つの表示器からなる第2特別図柄保留記憶表示器11が設けられている。有効始動入賞がある毎に、1つの表示器の表示色を変化させる。そして、第2特別図柄表示器92の可変表示が開始される毎に、1つの表示器の表示色をもとに戻す。この例では、特別図柄表示器91,92と特別図柄保留記憶表示器10,11とが別個に設けられているので、可変表示中も保留記憶数が表示された状態にすることができる。
【0034】
なお、この実施の形態では、第1特別図柄保留記憶表示器10は第1特別図柄表示器91の可変表示についての保留記憶数を表示し、第2特別図柄保留記憶表示器11は第2特別図柄表示器92の可変表示についての保留記憶数を表示するように構成されているが、単一の特別図柄保留記憶表示器が設けられ、第1特別図柄表示器91の可変表示および第2特別図柄表示器92の可変表示についての保留記憶数(例えば上限値を8とする)をまとめて表示するようにしてもよい。また、この実施の形態では、保留記憶数の上限値を4とするが、上限値をより大きい値にしてもよい。さらに、上限値を、遊技状態に応じて変更可能であるようにしてもよい。
【0035】
第1可変表示装置8の左斜め下方には、遊技球が入賞可能な第1始動入賞口14が設けられている。第1始動入賞口14に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第1始動口スイッチ14aによって検出される。また、第1始動入賞口14には開閉動作を行う可変入賞装置15が設けられている。可変入賞装置15は、ソレノイド15Aによって開状態とされる。可変入賞装置15が開状態になることによって、遊技球が第1始動入賞口14に入賞し易くなり(始動入賞し易くなり)、遊技者にとって有利な状態になる。
【0036】
また、第2可変表示装置9の右斜め下方には、遊技球が入賞可能な第2始動入賞口16が設けられている。第2始動入賞口16に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第2始動口スイッチ16aによって検出される。
【0037】
なお、この実施の形態では、図1に示すように、第1始動入賞口14にのみ開閉動作を行う可変入賞装置15が設けられているが、第2始動入賞口16にのみ開閉動作を行う可変入賞装置が設けられている構成であってもよい。また、第1始動入賞口14および第2始動入賞口16のいずれにも可変入賞装置が設けられている構成であってもよい。この場合、普通図柄表示器は、後述するように、可変入賞装置を開状態にするかどうかの判定結果を表示するものであるので、可変入賞装置が設けられることに応じて普通図柄表示器も設けられることになる。
【0038】
第1始動入賞口14および第2始動入賞口16の下方には、第1特別図柄表示器91または第2特別図柄表示器92に特定表示結果(大当り図柄:例えば「0」〜「9」のうちの「3」「5」「7」)が導出表示された場合に生起する特定遊技状態(大当り遊技状態)においてソレノイド21Aによって開状態とされる特別可変入賞装置20が設けられている。特別可変入賞装置20は、開閉板21を備え、大入賞口を形成する。大入賞口に入った遊技球のうち、V入賞領域に入った遊技球はV入賞スイッチ24で検出される。また、大入賞口に入った遊技球のうち、V入賞領域に入らなかった遊技球はカウントスイッチ23で検出される。遊技盤6の背面には、大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド22Aも設けられている。
【0039】
特別可変入賞装置20の左横(すなわち可変入賞装置15の下方)には、普通図柄表示器13が設けられている。普通図柄表示器13は、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報(例えば、「○」および「×」)を可変表示する。
【0040】
遊技球がゲート28またはゲート29を通過しゲートスイッチ28aまたはゲートスイッチ29aで検出されると、普通図柄表示器13の表示の可変表示が開始される。この実施の形態では、上下のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われ、例えば、可変表示の終了時に上側のランプが点灯すれば当りとなる。そして、普通図柄表示器13における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞装置15が所定回数、所定時間だけ開状態になる。すなわち、可変入賞装置15の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。可変入賞装置15の表面には、ゲート28またはゲート29を通過した入賞球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄保留記憶表示器19が設けられている。ゲート28またはゲート29への遊技球の通過がある毎に、普通図柄保留記憶表示器19は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器13の可変表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
【0041】
遊技盤6には、複数の入賞口29,30,33,39が設けられ、遊技球の入賞口29,30,33,39への入賞は、それぞれ入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aによって検出される。各入賞口29,30,33,39は、遊技媒体を受け入れて入賞を許容する領域として遊技盤6に設けられる入賞領域を構成している。なお、始動入賞口14,16や大入賞口20も、遊技媒体を受け入れて入賞を許容する入賞領域を構成する。
【0042】
遊技盤6の遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球が取り込まれるアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、所定の音声出力として効果音や音声を発声する2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周上部、外周左部および外周右部には、前面枠に設けられた天枠ランプ40、左枠ランプ41および右枠ランプ42が設けられている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠ランプ40、左枠ランプ41および右枠ランプ42および装飾用LEDは、遊技機に設けられている装飾発光体の一例である。
【0043】
遊技機には、遊技者が打球操作ハンドル5を操作することに応じて駆動モータを駆動し、駆動モータの回転力を利用して遊技球を遊技領域7に発射する打球発射装置(図示せず)が設けられている。打球発射装置から発射された遊技球は、遊技領域7を囲むように円形状に形成された打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技球が第1始動入賞口14に入り第1始動口スイッチ14aで検出されると、第1特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、第1大当り遊技終了または前回の第1特別図柄の可変表示の終了)、第1特別図柄表示器91において第1特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、第1可変表示装置8において第1飾り図柄の可変表示が開始される。第1特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第1特別図柄表示器91についての保留記憶数を1増やす。
【0044】
また、遊技球が第2始動入賞口16に入り第2始動口スイッチ16aで検出されると、第2特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、第2大当り遊技終了または前回の第2特別図柄の可変表示の終了)、第2特別図柄表示器92において第2特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の可変表示が開始される。第2特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、第2特別図柄表示器92についての保留記憶数を1増やす。
【0045】
第1特別図柄表示器91における第1特別図柄の可変表示および第1可変表示装置8における第1飾り図柄の可変表示は、所定時間が経過したときに停止する。停止時の第1特別図柄が大当り図柄(特定表示結果)になると、大当り遊技状態に移行する。すなわち、一定時間(例えば29秒)が経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口に入賞するまで特別可変入賞装置20が開放される。なお、特別可変入賞装置20が開放されてから一定期間経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の打球が大入賞口に入賞するまでが大当り遊技状態における1ラウンドである。そして、特別可変入賞装置20の開放中に打球が大入賞口内のV入賞領域に入賞し、V入賞スイッチ24で検出されると、継続権が発生し特別可変入賞装置20の開放が再度行われる。継続権の発生は、所定回数(例えば、15ラウンド)許容される。
【0046】
第1特別図柄表示器91における第1特別図柄の変動停止時の停止図柄が確率変動を伴う大当り図柄(特別表示結果:確変図柄、例えば「7」)である場合には、大当りの判定を行う際に通常遊技状態および後述する時短状態(時間短縮状態のことをいう)よりも高い確率(割合)で大当りと判定される確変状態(確率変動状態のことをいい、高確率状態ともいう)に制御される。なお、第1特別図柄の停止図柄が確変図柄となって確変状態に制御された場合は、第1特別図柄表示器91における第1特別図柄が大当り図柄になる確率が高くなるだけでなく、第2特別図柄表示器92における第2特別図柄が大当り図柄になる確率も高くなる。すなわち、第1始動入賞にもとづく大当りの判定だけでなく、第2始動入賞にもとづく大当りの判定においても通常遊技状態および時短状態よりも高い確率で大当りと判定されることになる。
【0047】
また、第2特別図柄表示器92における第2特別図柄の可変表示および第2可変表示装置9における第2飾り図柄の可変表示は、所定時間が経過したときに停止する。停止時の第2特別図柄が大当り図柄(特定表示結果)になると、大当り遊技状態に移行する。すなわち、一定時間経過(例えば29秒)するまで、または、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口に入賞するまで特別可変入賞装置20が開放される。なお、特別可変入賞装置20が開放されてから一定期間経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の打球が大入賞口に入賞するまでが大当り遊技状態における1ラウンドである。そして、特別可変入賞装置20の開放中に打球が大入賞口内のV入賞領域に入賞し、V入賞スイッチ24で検出されると、継続権が発生し特別可変入賞装置20の開放が再度行われる。継続権の発生は、所定回数(例えば、15ラウンド)許容される。
【0048】
第2特別図柄表示器92における第2特別図柄の変動停止時の停止図柄が確率変動を伴う大当り図柄(特別表示結果:確変図柄、例えば「7」)である場合には、大当りの判定を行う際に通常遊技状態および時短状態よりも高い確率で大当りと判定される確変状態に制御される。なお、第2特別図柄の停止図柄が確変図柄となって確変状態に制御された場合は、第2特別図柄表示器92における第2特別図柄が大当り図柄になる確率が高くなるだけでなく、第1特別図柄表示器91における第1特別図柄が大当り図柄になる確率も高くなる。すなわち、第2始動入賞にもとづく大当りの判定だけでなく、第1始動入賞にもとづく大当りの判定においても通常遊技状態および時短状態よりも高い確率で大当りと判定されることになる。
【0049】
確変状態では、上述したように、第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92において可変表示される第1特別図柄および第2特別図柄の停止図柄が大当り図柄(特定表示結果)になる確率が通常遊技状態および時短状態より高められる。なお、この実施の形態では、確変状態のとき、普通図柄表示器13において、停止図柄が当り図柄になる確率が通常遊技状態より高められる。また、可変入賞装置15において、開放時間が通常遊技状態よりも延長されるとともに、開放回数が通常遊技状態よりも増えることによって、遊技者にとって有利な状態になる。また、確変状態では、普通図柄表示器13における普通図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態よりも短縮されることによって、遊技者にとってさらに有利になる。さらに、確変状態のときは、後述する時短状態のときと同様に、第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92における第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態よりも短縮される。
【0050】
この実施の形態では、確変状態が終了すると、時短状態(時間短縮状態のことをいう)に制御することにより、遊技者にとって通常遊技状態よりも有利な状態になるように構成されている。時短状態では、第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92における第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態よりも短縮される。これにより、単位時間当たりの変動回数が増えることから、時間当たりの大当り確率が高まり、遊技者にとって有利になる。なお、この実施の形態では、時短状態のとき、普通図柄表示器13において、停止図柄が当り図柄になる確率が通常遊技状態より高められる。また、時短状態のとき、普通図柄表示器13における普通図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態よりも短縮される。さらに、可変入賞装置15において、開放時間が通常遊技状態よりも延長されるとともに、開放回数が通常遊技状態よりも増えることによって、遊技者にとって有利な状態になる。
【0051】
以上のように、この実施の形態では、確変状態のときの方が時短状態のときよりも大当りとなる確率が高められているが、それ以外の遊技状態(普通図柄の停止図柄が当り図柄になる確率、可変入賞装置15の開放時間および開放回数など)については、確変状態および時短状態のいずれも同じとなっている。
【0052】
第1特別図柄表示器91における第1特別図柄の可変表示と、第1可変表示装置8における第1飾り図柄の可変表示とは同期している。また、第2特別図柄表示器92における第2特別図柄の可変表示と、第2可変表示装置9における第2飾り図柄の可変表示とは同期している。ここで、同期とは、可変表示の期間が同じであることをいう。
【0053】
また、第1特別図柄表示器91において大当り図柄(例えば「3」「5」「7」)のうち確変図柄(例えば「7」)以外の大当り図柄(例えば「3」または「5」:通常図柄という)が停止表示されるときには、第1可変表示装置8において左中右の飾り図柄が偶数の同一図柄で揃った状態(例えば「222」「444」「666」「888」)で停止表示される。第2特別図柄表示器92において大当り図柄(例えば「3」「5」「7」)のうち確変図柄(例えば「7」)以外の大当り図柄(例えば「3」「5」:通常図柄という)が停止表示されるときには、第2可変表示装置9において左右の飾り図柄が偶数の同一図柄で揃った状態(例えば「II,II」「IV,IV」「VI,VI」「VIII,VIII」)で停止表示される。
【0054】
さらに、第1特別図柄表示器91において確変図柄(例えば「7」)が停止表示されるときには、第1可変表示装置8において左中右の飾り図柄が奇数の同一図柄で揃った状態(例えば「111」「333」「555」「777」「999」)で停止表示される。第2特別図柄表示器92において確変図柄(例えば「7」)が停止表示されるときには、第2可変表示装置9において左右の飾り図柄が奇数の同一図柄で揃った状態(例えば「I,I」「III,III」「V,V」「VII,VII」「IX、IX」)で停止表示される。
【0055】
次に、リーチ表示態様(リーチ)について説明する。この実施の形態におけるリーチ表示態様(リーチ)とは、停止した飾り図柄(第1飾り図柄または第2飾り図柄)が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ停止していない飾り図柄については可変表示(変動表示)が行われていること、および全てまたは一部の飾り図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態である。
【0056】
第1可変表示装置8については、左、中、右の表示領域のうち左、右の表示領域には大当り図柄の一部になる飾り図柄(例えば、「7」)が停止表示されている状態で中の表示領域は未だ変動表示が行われている状態、および表示領域の全てまたは一部の図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態(例えば、第1可変表示装置8における左、中、右の表示領域の全てに変動表示が行われ、常に同一の図柄が揃っている状態で変動表示が行われている状態)がリーチ表示態様またはリーチになる。
【0057】
また、第2可変表示装置9については、2つのドラムのいずれか一方のドラムが停止していて所定の飾り図柄(例えば「VII」)が遊技者に視認可能に停止表示されている状態で他方のドラムが未だ回転していることにより変動表示が行われている状態、および2つのドラムが同期して変動表示している状態(例えば、2つのドラム9a,9bのいずれも回転していることにより変動表示が行われ、常に同一の図柄が揃っている状態で変動表示が行われている状態)がリーチ表示態様またはリーチになる。なお、この実施の形態では、ドラムは左右2つとしているが、3つ(それ以上)であってもよい。その場合、第1可変表示装置8のリーチ態様と同じように、左右のドラムに大当り図柄の一部(例えば「VII」)が停止表示され、中のドラムは変動中の状態のときでもリーチとなる。また、リーチ演出として、例えばドラムの回転方向や回転速度が変化することもある。
【0058】
なお、リーチの際に、通常と異なる演出がランプや音で行われる。その演出と第1可変表示装置8または第2可変表示装置9におけるリーチ表示態様とをリーチ演出という。また、リーチの際に、第1可変表示装置8においてキャラクタ(人物等を模した演出表示であり、図柄(飾り図柄等)とは異なるもの)を表示させたり、第1可変表示装置8の背景の表示態様(例えば、色等)を変化させたりすることがある。
【0059】
図3は、主基板(遊技制御基板)31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図3には、払出制御基板37および図柄制御基板80等も示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路(遊技制御手段に相当)53が搭載されている。基本回路53は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM55、およびプログラムに従って制御動作を行うCPU56を有する遊技制御用マイクロコンピュータ560と、I/Oポート部57とを含む。この実施の形態では、ROM54およびRAM55は遊技制御用マイクロコンピュータ560に内蔵されている。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55が内蔵されていればよく、ROM54は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、I/Oポート部57は、遊技制御用マイクロコンピュータ560に内蔵されていてもよい。その場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ560に、I/Oポート部も含まれる。
【0060】
なお、遊技制御用マイクロコンピュータ560においてCPU56がROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータ560が実行する(または、処理を行う)ということは、具体的には、CPU56がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。また、遊技制御手段は、遊技制御用マイクロコンピュータ560を含む基本回路53で実現されている。
【0061】
なお、この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ560が遊技制御を実行するために各種のフラグをセット・リセットするようにしているが、これらのフラグは、RAM55に形成されているフラグ設定領域(確変フラグ、時短フラグ等の遊技状態フラグや各種プロセスフラグ等を設定する領域)にセット・リセットされる。主基板31以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータが制御を実行するためにセット・リセットするフラグについても、同様に、マイクロコンピュータに含まれているRAMにフラグ設定領域が形成されている。
【0062】
また、ゲートスイッチ28a、第1始動口スイッチ14a、ゲートスイッチ29a、第2始動口スイッチ16a、カウントスイッチ23、V入賞スイッチ24、および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aからの検出信号を基本回路53に与える入力ドライバ回路58も主基板31に搭載され、可変入賞装置15を開閉するソレノイド15A、特別可変入賞装置20を開閉するソレノイド21A、および大入賞口内の経路を切り換えるためのソレノイド22Aを基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59も主基板31に搭載され、電源投入時に遊技制御用マイクロコンピュータ560をリセットするためのシステムリセット回路(図示せず)や、基本回路53から与えられるデータに従って、大当り遊技状態の発生を示す大当り情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路60も主基板31に搭載されている。さらに、基本回路53から与えられるデータに従って、各種試験用の信号(以下、試験信号という)を遊技機外部の試験装置(図示せず)に対して出力する試験信号出力回路51も主基板31に搭載されている。
【0063】
この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、特別図柄を可変表示する第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92の表示制御を行うとともに、普通図柄を可変表示する普通図柄表示器13の表示制御も行う。さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄保留記憶表示器10および第2特別図柄保留記憶表示器11の表示状態の制御を行うとともに、普通図柄保留記憶表示器19の表示状態の制御も行う。
【0064】
遊技球を打撃して発射する打球発射装置は、払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータによって制御される発射モータ94を含み、発射モータ94が回転することによって遊技球を遊技領域7に向けて発射する。発射モータ94を駆動するための駆動信号は、タッチセンサ基板90を介して発射モータ94に伝達される。そして、遊技者が操作ノブ(打球ハンドル)5に触れていることはタッチセンサで検出され、タッチセンサからの信号がタッチセンサ基板90に搭載されているタッチセンサ回路(遊技者が操作ノブ5に触れているか否かを検出するための検出回路等を含む回路)を介して払出制御基板37に伝達される。払出制御基板37上の回路は、タッチセンサ回路からの信号がオフ状態を示している場合には、発射モータ94の駆動を停止する。
【0065】
なお、打球発射装置は払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータによって制御されるのではなく、払出制御用マイクロコンピュータとは別個の回路、例えば、払出制御基板37とは異なる発射制御基板上の回路によって制御されるようにしてもよい。
【0066】
この実施の形態では、図柄制御基板80に搭載されている図柄制御手段(表示制御用マイクロコンピュータで構成される。)が、中継基板77を介して遊技制御用マイクロコンピュータ560からの表示制御コマンドを受信し、飾り図柄を可変表示する第1可変表示装置8および第2可変表示装置9の表示制御を行う。
【0067】
図4は、図柄制御基板80内の回路構成例を示すブロック図である。なお、図4には、中継基板77および主基板31の一部も示されている。また、可変表示部材としてのドラム9a,9bを回転させる駆動手段としてのドラムモータ200a,200b、ドラム装飾用LED151A,152A,151B,152B、および第1可変表示装置8としての液晶表示装置(LCD)も示されている。なお、ドラムモータ200a,200bとして、ステッピングモータが用いられている。ステッピングモータは、駆動コイルを励磁するパルス状の励磁電流(励磁パルス)の入力に応じて所定角度ずつ段階的に回転軸(回転子)を回転させるモータである。この回転角はステップ角と呼ばれる。ステップ角は、ステッピングモータの構造や励磁方式により異なる。
【0068】
図柄制御基板80は、表示制御用CPU101、ROM102、RAM103およびI/Oポート部104を含む表示制御用マイクロコンピュータ100を搭載している。なお、ROM102、RAM103およびI/Oポート部104は外付けであってもよい。図柄制御基板80において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、RAM103を適宜用いて、ROM102に格納されたプログラムに従って動作する。主基板31の出力ポート570および出力バッファ回路620からストローブ信号(INT信号)が出力され、主基板31の出力ポート571および出力バッファ回路621から表示制御コマンドが出力される。表示制御用マイクロコンピュータ100は、中継基板77、ノイズフィルタ107および入力バッファ回路105Bを介して入力される主基板31からのストローブ信号(INT信号)に応じて、中継基板77、ノイズフィルタ107および入力バッファ回路105Aを介して表示制御コマンドを受信する。
【0069】
そして、表示制御用マイクロコンピュータ100は、受信した表示制御コマンドに従って、液晶表示装置(LCD)を用いた第1可変表示装置8の表示画面に表示させる画像の描画処理を実行させるための制御信号(指令)をVDP(ビデオディスプレイプロセッサ)81に与える。VDP81は、表示制御用マイクロコンピュータ100からの信号に従って、キャラクタROM(図示せず)から必要なデータを読み出してVRAM(図示せず)に展開し、VRAMに展開した画像データを第1可変表示装置8に出力して画像表示を実行させる。
【0070】
また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、受信した表示制御コマンドに従って、ドラムを回転させるための駆動手段としてのドラムモータ200a,200bの駆動制御を行うための制御信号(指令)を駆動回路としてのモータ駆動回路177に与える。また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、受信した表示制御コマンドに従って、パルス信号(クロックパルス:CLK)の周波数をn分周させるための制御信号をプリスケーラ175に与える。
【0071】
プリスケーラ175は、表示制御用マイクロコンピュータ100からの制御信号が示す値nに応じて、パルス発生器176が発生するパルス信号の周波数をn分周してパルス発生器176に出力する。パルス発生器176は、図4には示していないが、所定の周波数のパルス信号を発生する発振器と、発振器の出力信号とプリスケーラの出力信号との位相差を検出する位相比較器と、位相比較器の出力信号を濾波するローパスフィルタと、ローパスフィルタの出力値に応じた周波数のパルス信号を出力する電圧制御発振器(VCO)とを備えている。よって、パルス発生器176は、発振器が発生したパルス信号の周波数をn倍(n:プリスケーラ175における分周比)した周波数のパルス信号をモータ駆動回路177に出力することが可能となる。モータ駆動回路177は、表示制御用マイクロコンピュータ100からの制御信号(指令)に従って、パルス発生器176からのパルス信号の信号タイミングでドラムモータ200a〜200bに駆動信号を供給する。
【0072】
さらに、表示制御用マイクロコンピュータ100は、フルカラーLED駆動回路178に、ドラム装飾用LED151A,152A,151B,152Bを所定の色で点灯させたり消灯させたりするための制御信号を与える。フルカラーLED駆動回路178は、制御信号に応じて、ドラム装飾用LED151A,152A,151B,152Bを所定の色で点灯させたり消灯させたりする。
【0073】
なお、この実施の形態では、回転ドラム9a,9b、回転ドラム9a,9bを駆動するドラムモータ200a,200b、および回転ドラム9a、9bを所定の色で点灯/消灯するドラム装飾用LED151A,152A,151B,152Bによって第2可変表示装置9が構成されている。
【0074】
入力バッファ回路105A,105Bは、中継基板77から入力された信号を図柄制御基板80の内部に向かう方向にしか通過させない(図柄制御基板80の内部から中継基板77への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段としての単方向性回路でもある。従って、図柄制御基板80側から中継基板77(主基板31側)に信号が伝わる余地はない。図柄制御基板80内の回路に不正改造が加えられても、不正改造によって出力される信号が主基板31側に伝わることはない。なお、出力ポート570,571の出力をそのまま図柄制御基板80に出力してもよいが、単方向にのみ信号伝達可能な出力バッファ回路620,621を設けることによって、主基板31から図柄制御基板80への一方向性の信号伝達をより確実にすることができる。
【0075】
中継基板77には、主基板31から入力された信号を図柄制御基板80に向かう方向にしか通過させない(図柄制御基板80から中継基板77への方向には信号を通過させない)信号方向規制手段としての単方向性回路が搭載されている。単方向性回路として、例えばダイオードやトランジスタが使用される。図4には、ダイオードが例示されている。また、単方向性回路は、各信号毎に設けられる。
【0076】
また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、表示制御コマンドを受信すると、I/Oポート部104を介して、受信した表示制御コマンドに応じたランプ制御コマンドをランプ制御基板35に送信する。ランプ制御基板35に搭載されているランプ制御用マイクロコンピュータ(図示せず)を含むランプ制御手段は、ランプ制御コマンドに応じて、飾りランプ25等の表示制御(点灯/消灯制御)を行うとともに、枠側に設けられている天枠ランプ40、左枠ランプ41および右枠ランプ42の表示制御を行う。また、ランプ制御用マイクロコンピュータは、ランプ制御コマンドに応じて、音制御基板70に対して音番号データを出力して、スピーカ27からの音声出力制御を実行させる。
【0077】
なお、ランプ制御コマンドは、表示制御用マイクロコンピュータ100が主基板31の遊技制御用マイクロコンピュータ560から受信した表示制御コマンドの内容に対応したコマンドである。従って、ランプ制御コマンドが示す情報は、実質的には、遊技制御用マイクロコンピュータ560が生成した情報である。
【0078】
次に遊技機の動作について説明する。図5は、主基板31における遊技制御用マイクロコンピュータが実行するメイン処理を示すフローチャートである。遊技機に対して電源が投入され、リセット端子の入力レベルがハイレベルになると、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS1以降のメイン処理を開始する。メイン処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、必要な初期設定を行う。
【0079】
初期設定処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの初期化を行う(ステップS4)。また、内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化(ステップS5)を行った後、RAMをアクセス可能状態に設定する(ステップS6)。なお、割込みモード2は、遊技制御用マイクロコンピュータ56が内蔵する特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込みベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成されるアドレスが、割込み番地を示すモードである。
【0080】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、入力ポートを介して入力されるクリアスイッチ(図示せず)の出力信号の状態を1回だけ確認する(ステップS7)。その確認においてオンを検出した場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、初期化処理を実行する(ステップS11〜ステップS14)。
【0081】
クリアスイッチがオンの状態でない場合には、遊技機への電力供給が停止したときにバックアップRAM領域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の電力供給停止時処理)が行われたか否か確認する(ステップS8)。そのような保護処理が行われていないことを確認したら、遊技制御用マイクロコンピュータ560は初期化処理を実行する。バックアップRAM領域にバックアップデータがあるか否かは、例えば、電力供給停止時処理においてバックアップRAM領域に設定されるバックアップフラグの状態によって確認される。この例では、バックアップフラグ領域に「55H」が設定されていればバックアップあり(オン状態)を意味し、「55H」以外の値が設定されていればバックアップなし(オフ状態)を意味する。
【0082】
バックアップありを確認したら、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、バックアップRAM領域のデータチェック(この例ではパリティチェック)を行う(ステップS9)。ステップS9では、算出したチェックサムと、電力供給停止時処理で同一の処理によって算出され保存されているチェックサムとを比較する。不測の停電等の電力供給停止が生じた後に復旧した場合には、バックアップRAM領域のデータは保存されているはずであるから、チェック結果(比較結果)は正常(一致)になる。チェック結果が正常でないということは、バックアップRAM領域のデータが、電力供給停止時のデータとは異なっていることを意味する。そのような場合には、内部状態を電力供給停止時の状態に戻すことができないので、電力供給の停止からの復旧時でない電源投入時に実行される初期化処理を実行する。
【0083】
チェック結果が正常であれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、遊技制御手段の内部状態と表示制御手段等の電気部品制御手段の制御状態を電力供給停止時の状態に戻すための遊技状態復旧処理を行う(ステップS10)。そして、バックアップRAM領域に保存されていたPC(プログラムカウンタ)の退避値がPCに設定され、そのアドレスに復帰する。その後、ステップS14に移行する。
【0084】
なお、この実施の形態では、バックアップフラグとチェックデータとの双方を用いてバックアップRAM領域のデータが保存されているか否かを確認しているが、いずれか一方のみを用いてもよい。すなわち、バックアップフラグとチェックデータとのいずれかを、状態復旧処理を実行するための契機としてもよい。
【0085】
初期化処理では、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS11)。また、所定の作業領域(例えば、普通図柄判定用乱数カウンタ、普通図柄判定用バッファ、第1特別図柄バッファ、第2特別図柄バッファ、第1特別図柄プロセスフラグ、第2特別図柄プロセスフラグ、確変フラグ、時短フラグ、状態フラグ、払出コマンド格納ポインタ、賞球中フラグ、球切れフラグ、払出停止フラグなど制御状態に応じて選択的に処理を行うためのフラグ)に初期値を設定する作業領域設定処理を行う(ステップS12)。さらに、サブ基板(この実施の形態では払出制御基板37および図柄制御基板80)を初期化するための初期化コマンドを払出制御基板37および図柄制御基板80に送信する処理を実行する(ステップS13)。初期化コマンドとして、第1可変表示装置8および第2可変表示装置9に表示される初期図柄を示すコマンド等がある。
【0086】
そして、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるように遊技制御用マイクロコンピュータ560に設けられているCTCのレジスタの設定が行われる(ステップS14)。すなわち、初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。
【0087】
初期化処理の実行(ステップS11〜S14)が完了すると、メイン処理で、表示用乱数更新処理(ステップS16)および初期値用乱数更新処理(ステップS17)が繰り返し実行される。表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理が実行されるときには割込禁止状態とされ(ステップS15)、表示用乱数更新処理および初期値用乱数更新処理の実行が終了すると割込許可状態とされる(ステップS18)。表示用乱数とは、特別図柄表示器91,92に表示される図柄を決定するための乱数等であり、表示用乱数更新処理とは、表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。また、初期値用乱数更新処理とは、初期値用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新する処理である。初期値用乱数とは、大当りとするか否かを決定するための乱数を発生するためのカウンタ(大当り判定用乱数発生カウンタ)等の、カウント値の初期値を決定するための乱数である。後述する遊技制御処理において、大当り判定用乱数発生カウンタのカウント値が1周すると、そのカウンタに初期値が設定される。
【0088】
なお、表示用乱数更新処理が実行されるときには割込禁止状態とされるのは、表示用乱数更新処理が後述するタイマ割込処理でも実行されることから、タイマ割込処理における処理と競合してしまうのを避けるためである。すなわち、ステップS16の処理中にタイマ割込が発生してタイマ割込処理中で表示用乱数を発生するためのカウンタのカウント値を更新してしまったのでは、カウント値の連続性が損なわれる場合がある。しかし、ステップS16の処理中では割込禁止状態にしておけば、そのような不都合が生ずることはない。
【0089】
次に、遊技制御処理について説明する。図6は、タイマ割込処理を示すフローチャートである。メイン処理の実行中に、具体的には、ステップS15〜S18のループ処理の実行中における割込許可になっている期間において、タイマ割込が発生すると、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、タイマ割込の発生に応じて起動されるタイマ割込処理において遊技制御処理を実行する。タイマ割込処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、電源断信号が出力されたか否か(オン状態になったか否か)を検出する電源断検出処理を実行する(ステップS20)。電源断信号は、例えば電源基板に搭載されている電圧低下監視回路が、遊技機に供給される電源の電圧の低下を検出した場合に出力する。そして、電源断検出処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、電源断信号が出力されたことを検出したら、必要なデータをバックアップRAM領域に保存するための電力供給停止時処理を実行する。
【0090】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ゲートスイッチ28a、第1始動口スイッチ14a、ゲートスイッチ29a、第2始動口スイッチ16a、カウントスイッチ23、V入賞スイッチ24および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aの検出信号を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:ステップS21)。
【0091】
次に、遊技制御に用いられる大当り判定用の乱数等の各判定用乱数を生成するための各カウンタのカウント値を更新する処理を行う(判定用乱数更新処理:ステップS22)。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、さらに、初期値用乱数および表示用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を更新する処理を行う(初期値用乱数更新処理,表示用乱数更新処理:ステップS23,S24)。
【0092】
図7は、各乱数を示す説明図である。各乱数は、以下のように使用される。
(1)ランダム1:大当りを発生させるか否か決定する(大当り判定用)。
(2)ランダム2:第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92に表示される第1特別図柄および第2特別図柄のはずれ図柄を決定する(はずれ図柄決定用)。
(3)ランダム3:第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92に表示される大当りを発生させる第1特別図柄および第2特別図柄の大当り図柄を決定する(大当り図柄決定用)。
(4)ランダム4:特別図柄および飾り図柄の変動パターンを決定する(変動パターン決定用)。
(5)ランダム5:普通図柄にもとづく当りを発生させるか否か決定する(普通図柄当り判定用)。
(6)ランダム6:ランダム1の初期値を決定する(ランダム1初期値決定用)。
(7)ランダム7:ランダム5の初期値を決定する(ランダム5初期値決定用)。
(8)ランダム8:遊技状態が確変状態に制御されている場合において確変状態を終了させるか否かを決定する(確変状態終了判定用)。
(9)ランダム9:確変回数を決定する(回数決定用)。
【0093】
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄プロセス処理を行う(ステップS25)。第1特別図柄プロセス処理では、遊技状態に応じて第1特別図柄表示器91や特別可変入賞装置20を所定の順序で制御するための第1特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理を実行する。第1特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第2特別図柄プロセス処理を行う(ステップS26)。第2特別図柄プロセス処理では、遊技状態に応じて第2特別図柄表示器92や特別可変入賞装置20を所定の順序で制御するための第2特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理を実行する。第2特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0094】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS27)。普通図柄プロセス処理では、普通図柄表示器13の表示状態や可変入賞装置15の開閉状態を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理を実行する。普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。普通図柄プロセス処理を実行することにより普通図柄表示器13の表示制御および可変入賞装置15の開閉制御が実行される。
【0095】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1可変表示装置8および第2可変表示装置9の表示制御に関する表示制御コマンドを送出する処理を行う(飾り図柄コマンド制御処理:ステップS28)。
【0096】
さらに、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、例えばホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステップS29)。
【0097】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1始動口スイッチ14a、第2始動口スイッチ16a、カウントスイッチ23、V入賞スイッチ24および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aの検出信号にもとづく賞球個数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップS30)。具体的には、第1始動口スイッチ14a、第2始動口スイッチ16a、カウントスイッチ23、V入賞スイッチ24および入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aのいずれかがオンしたことにもとづく入賞検出に応じて、払出制御基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータに賞球個数を示す払出制御コマンドを出力する。払出制御用マイクロコンピュータは、賞球個数を示す払出制御コマンドに応じて球払出装置97を駆動する。
【0098】
そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、始動入賞記憶数の増減をチェックする記憶処理を実行する(ステップS31)。
【0099】
また、遊技機の制御状態を遊技機外部で確認できるようにするための試験信号を作成して出力する処理である試験端子処理を実行する(ステップS32)。なお、遊技制御用マイクロコンピュータ560から出力される試験信号は、遊技制御処理において様々に変化する遊技制御の状態、例えば大当り状態や確変状態、時短状態、エラー状態等を示す信号である。これらの信号は、遊技制御処理においてオン・オフされるフラグ(大当りフラグ、確変フラグ、時短フラグ等)の状態に応じて作成される。
【0100】
また、この実施の形態では、出力ポートの出力状態に対応したRAM領域(出力ポートバッファ)が設けられているのであるが、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、出力ポートのRAM領域におけるソレノイドのオン/オフに関する内容を出力ポートに出力する(ステップS33:ソレノイド出力処理)。その後、割込許可状態に設定し(ステップS34)、処理を終了する。
【0101】
なお、この実施の形態では、タイマ割込処理で遊技制御処理が実行されているが、タイマ割込処理では例えば割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるようにしてもよい。
【0102】
上述したように、この実施の形態では、第1特別図柄表示器91と第2特別図柄表示器92の2つの表示器によって第1特別図柄および第2特別図柄の変動表示が実行される。そして、この実施の形態では、2つの表示器において大当り図柄が導出表示されたことにもとづく大当りが同時に発生しないような制御を行う。
【0103】
また、上述したように、この実施の形態では、遊技状態として通常遊技状態、確変状態および時短状態が設けられている。そして、所定の移行条件が成立することにより、3つの遊技状態のうちのいずれかの遊技状態に移行するように制御される。遊技状態の移行に関する制御は、後述する確変フラグおよび時短フラグのオン・オフ(セット・リセット)によって行われる。以下、このような制御を行うための具体的な処理について説明する。
【0104】
図8は、主基板31に搭載される遊技制御用マイクロコンピュータ560が実行する第1特別図柄プロセス処理(ステップS25)のプログラムの一例を示すフローチャートである。上述したように、第1特別図柄プロセス処理では第1特別図柄表示器91を制御するための処理が実行される。なお、第2特別図柄プロセス処理(ステップS26)のプログラムも同様に構成される。すなわち、以下の説明において、「第1」を「第2」と読み替え、「第2」を「第1」と読み替えれば、第2特別図柄プロセス処理が説明されることになる。
【0105】
遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄プロセス処理を行う際に、遊技盤6に設けられている第1始動入賞口14に遊技球が入賞したことを検出するための第1始動口スイッチ14aがオンしていたら、すなわち遊技球が第1始動入賞口14に入賞する始動入賞が発生していたら(ステップS311)、保留記憶数が上限値に達していないことを条件に(ステップS312)、保留記憶数を示す第1保留記憶カウンタの値を1増やす(ステップS313)。その後、内部状態(具体的には、第1特別図柄プロセスフラグの値)に応じて、ステップS300〜S308のうちのいずれかの処理を行う。
【0106】
なお、第1保留記憶カウンタの値を1増やす際に、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、大当り判定用乱数を生成するためのカウンタの値等を抽出し、それらを、抽出した乱数値として第1保留記憶カウンタの値に対応する第1保留記憶バッファにおける保存領域に格納する処理を実行する。第1保留記憶バッファにおいて、保存領域は、保留記憶数の上限値と同数確保されている。なお、大当り判定用乱数を生成するためのカウンタや第1保留記憶バッファは、RAM55に形成されている。「RAMに形成されている」とは、RAM内の領域であることを意味する。
【0107】
第1特別図柄通常処理(ステップS300):遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄の可変表示が開始できる状態になると、第1保留記憶バッファに記憶される数値データの記憶数(保留記憶数)を確認する。第1保留記憶バッファに記憶される数値データの記憶数は第1保留記憶カウンタのカウント値により確認できる。そして、第1保留記憶カウンタのカウント値が0でなければ、遊技状態が確変状態であるか否かを確認し、確変状態であるときは確変状態の終了の判定を行う。また、第1特別図柄の可変表示の表示結果を特定表示結果とするか否か(大当りとするか否か)を決定する。特定表示結果とする場合には第1大当りフラグをセットする。そして、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS301に応じた値に更新する。
【0108】
第1変動パターン設定処理(ステップS301):第1特別図柄の可変表示の変動パターン(ここでは変動時間に相当)を、始動入賞発生時に抽出した変動パターン決定用乱数(表示用乱数の一つ)の値に応じてあらかじめ定められた複数種類の変動パターンの中から選択する。また、決定された変動パターンにもとづいて、第1特別図柄が可変表示され導出表示されるまでの可変表示時間を第1特別図柄プロセスタイマにセットした後、第1特別図柄プロセスタイマをスタートさせる。このとき、図柄制御基板80に対して、変動パターンを指令する情報(変動パターンコマンド)を送信する。そして、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS302に応じた値に更新する。
【0109】
第1遊技状態移行制御処理(ステップS302):遊技状態が確変状態に移行された後であって、遊技状態が確変状態または時短状態に制御されているときに、確変状態に移行されてから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の開始回数(状態回数)が所定回数になったか否かを確認する。そして、状態回数が所定回数になったことを確認すると、そのときの遊技状態が確変状態から時短状態に移行されているか否かを確認し、時短状態に移行されているときは遊技状態を時短状態から通常遊技状態に移行させる移行制御を実行する。また、遊技状態が確変状態に移行された後に、確変状態に移行されてから確変状態における第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の開始回数(確変回数)が所定回数になったか否かを確認する。そして、確変回数が所定回数になったことを確認すると、既に状態回数が所定回数になっているか否かを確認し、状態回数が所定回数になっているときは遊技状態を確変状態から通常遊技状態に移行させる移行制御を実行し、状態回数が所定回数になっていないときは遊技状態を確変状態から時短状態に移行させる移行制御を実行する。また、確変状態に制御されているときに非確変図柄での大当り(非確変大当りまたは通常大当りという)にすると決定されたことにもとづいて遊技状態が時短状態に移行された後に、時短状態に移行されてから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の開始回数(時短回数)が所定回数になったか否かを確認し、所定回数になったことを確認すると、遊技状態を時短状態から通常遊技状態に移行させる移行制御を実行する。その後、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS303に応じた値に更新する。
【0110】
第1特別図柄停止図柄設定処理(ステップS303):可変表示後の第1特別図柄の停止図柄を決定する。そして、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS304に応じた値に更新する。なお、この実施の形態では、第1特別図柄の停止図柄をはずれ図柄にするときには、「0」「1」「2」「4」「6」「8」「9」のいずれかの特別図柄を停止図柄にすると決定する。また、第1特別図柄の停止図柄を大当り図柄(特定表示結果)にするときには、「3」「5」「7」のいずれかの特別図柄を停止図柄にすると決定する。さらに、「3」「5」「7」の特別図柄のうち「7」が確率変動を伴う大当り図柄(確変図柄、特別表示結果)であるとすると、「7」を停止図柄にすると決定されたときは、遊技状態を確変状態に移行させる移行制御を実行する。また、遊技状態が確変状態または時短状態に制御されている状態において、「7」以外の大当り図柄(「3」「5」:非確変図柄)を停止図柄にすると決定されたときは、遊技状態を確変状態から時短状態または時短状態から通常遊技状態に移行させる移行制御を実行する。
【0111】
第1特別図柄変動中処理(ステップS304):第1変動パターン設定処理で選択された変動パターンの変動時間が経過(ステップS301でセットされた第1特別図柄プロセスタイマがタイムアウト)すると、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS305に応じた値に更新する。
【0112】
第1特別図柄停止処理(ステップS305):第1特別図柄表示器91における可変表示を停止して停止図柄を表示させる。そして、第1大当りフラグがセットされている場合には、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS306に応じた値に更新する。そうでない場合には、内部状態をステップS300に応じた値に更新する。この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、第1可変表示装置8において第1飾り図柄が停止されるように制御する。例えば、変動時間が経過したときに、飾り図柄(特別図柄)停止を示す表示制御コマンド(飾り図柄停止コマンド)を表示制御用マイクロコンピュータ100に送信する。なお、図柄制御基板80における表示制御用マイクロコンピュータ100は、変動時間が経過すると独自に第1飾り図柄の可変表示を停止させる制御を実行するようにしてもよい。
【0113】
第1大入賞口開放前処理(ステップS306):大入賞口を開放する制御を開始する。具体的には、カウンタ(例えば大入賞口に入った遊技球数をカウントするカウンタ)などを初期化するとともに、ソレノイド21Aを駆動して特別可変入賞装置20を開状態にして大入賞口を開放する。また、プロセスタイマによって大入賞口開放中処理の実行時間を設定し、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS307に応じた値に更新する。
【0114】
第1大入賞口開放中処理(ステップS307):大当り遊技状態中のラウンド表示の表示制御コマンドを図柄制御基板80に送出する制御や大入賞口の閉成条件の成立を確認する処理等を行う。大入賞口の閉成条件が成立したら、大入賞口内に設けられたV入賞領域への遊技球の通過の有無を監視して、大当り遊技状態継続条件の成立を確認する処理を行う。大当り遊技状態継続の条件が成立し、かつ、まだ残りラウンドがある場合には、内部状態をステップS306に応じた値に更新する。また、所定の有効時間内に大当り遊技状態継続条件が成立しなかった場合、または、全てのラウンドを終えた場合には、大当り遊技が終了したことを遊技者に報知する表示を指定する表示制御コマンド(大当り終了表示指定コマンド)を図柄制御基板80に送信し、内部状態をステップS308に応じた値に更新する。
【0115】
第1大当り終了処理(ステップS308):大当り遊技が終了したことを遊技者に報知する表示制御を表示制御用マイクロコンピュータ100に行わせた後、大当り遊技状態が終了したことを示す表示制御コマンド(第1大当り終了コマンド)を図柄制御基板80に送信する制御を行う。そして、内部状態をステップS300に応じた値に更新する。
【0116】
図9は、この実施の形態で用いられる変動パターンの一例を示す説明図である。図9において、「EXT」とは、2バイト構成の表示制御コマンドにおける2バイト目のEXTデータを示す。また、「時間」は特別図柄の変動時間(識別情報の可変表示期間)を示す。
【0117】
図9に示すEXTデータが「00H」〜「07H」の変動パターンは、第1可変表示装置8における変動パターンである。図9には示していないが、第2可変表示装置9における変動パターンも設けられており(具体的にはEXTデータが「10H」〜「17H」の変動パターンが設けられており)、それらの変動パターンは、第1可変表示装置8における変動パターンと同内容であっても異なる内容であってもよい。
【0118】
また、図9には示していないが、第1可変表示装置8における変動パターン(EXTデータが「00H」〜「07H」の変動パターン)に対応付けて、変動時間が短いだけで可変表示態様やリーチ態様、予告演出態様は同じである第1可変表示装置8における変動パターン(具体的には図10に示す8100(H)〜8107(H)で指定される変動パターン)も設けられている。同様に、図9には示していないが、第2可変表示装置9における変動パターン(図示せず)に対応付けて、変動時間が短いだけで可変表示態様やリーチ態様、予告演出態様は同じである第2可変表示装置9における変動パターン(具体的には図10に示す8110(H)〜8117(H)で指定される変動パターン)も設けられている。以下、このような変動時間だけ短い変動パターンを「短変動パターン」という。
【0119】
EXTデータが「00H」の変動パターンは、通常遊技状態のときの第1可変表示装置8における通常変動の変動パターンである。EXTデータが「07H」の変動パターンは、時短状態および確変状態のときの第1可変表示装置8における短縮変動の変動パターンである。EXTデータが「01H」〜「06H」の変動パターンは、それぞれ、リーチを伴う変動パターンであって、遊技状態が通常遊技状態、時短状態および確変状態のいずれのときにも選択され得る。
【0120】
なお、予告演出とは、大当りとなるまたはその可能性があることを事前に遊技者に報知するための演出をいう。
【0121】
図10は、図柄制御基板80に送出される表示制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。この実施の形態では、表示制御コマンドは2バイト構成である。1バイト目はMODE(コマンドの分類)を表し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「0」とされる。なお、そのようなコマンド形態は一例であって他のコマンド形態を用いてもよい。例えば、1バイトや3バイト以上で構成される制御コマンドを用いてもよい。
【0122】
図10に示す例において、コマンド8000(H)〜8007(H),8010(H)〜8017(H)は、特別図柄の可変表示に対応して第1可変表示装置8または第2可変表示装置9において可変表示される飾り図柄の変動パターンを指定する表示制御コマンドである。また、コマンド8100(H)〜8107(H),8110(H)〜8117(H)は、コマンド8000(H)〜8007(H),8010(H)〜8017(H)で指定される変動パターンと可変表示態様等は同じで変動時間だけが短い短変動パターンを指定する表示制御コマンドである。なお、変動パターンおよび短変動パターンを指定する表示制御コマンドは、変動開始を指定するためのコマンドでもある。
【0123】
コマンド91XX(H)は、特別図柄の停止図柄を指定する表示制御コマンドである。「XX」には図柄番号が設定される。特別図柄の停止図柄は、第1特別図柄プロセス処理(ステップS25)における第1特別図柄停止図柄設定処理(ステップS303)および第2特別図柄プロセス処理(ステップS26)における第2特別図柄停止図柄設定処理(図示せず)においてそれぞれ決定され、そのように決定された停止図柄に応じた特別図柄指定の表示制御コマンド(91XX(H))が遊技制御用マイクロコンピュータ560から表示制御用マイクロコンピュータ100に送信される。なお、表示制御用マイクロコンピュータ100は、特別図柄指定の表示制御コマンド(91XX(H))を受信したことに応じて、特別図柄の停止図柄(「はずれ」「非確変大当り」「確変大当り」)に対応した飾り図柄の停止図柄を決定し、決定した停止図柄を可変表示装置8,9に表示する。なお、「XX」には図柄番号でなく、はずれ、非確変大当り、または確変大当りを示す番号が設定されていてもよい。このようなコマンドを受信した場合でも、表示制御用マイクロコンピュータ100は、「はずれ」「非確変大当り」「確変大当り」に対応した飾り図柄の停止図柄を決定することができる。
【0124】
コマンドA000(H)は、第1可変表示装置8での飾り図柄の可変表示の停止を指示する表示制御コマンドである。また、コマンドA001(H)は、第2可変表示装置9での飾り図柄の可変表示の停止を指示する表示制御コマンドである。この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、表示制御用マイクロコンピュータ100に表示制御コマンド(コマンドA000(H),コマンドA001(H))を送信して、可変表示の停止を指示しているが、このような構成によらず、表示制御用マイクロコンピュータ100が変動時間を計測してタイムアウトしたら、可変表示を停止して図柄を導出表示するようにしてもよい。そのような構成によれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560から表示制御用マイクロコンピュータ100に送信するコマンド数が減少するため、遊技制御用マイクロコンピュータ560の制御負担を軽減させることができる。
【0125】
コマンドB000(H)は、第1可変表示装置8における第1大当り遊技が開始されることを指定する表示制御コマンド(第1大当り開始指定コマンド)である。コマンドB001(H)は、第2可変表示装置9における第2大当り遊技が開始されることを指定する表示制御コマンド(第2大当り開始指定コマンド)である。
【0126】
コマンドB1XX(H)は、大当り遊技中のラウンド中の表示を指定する表示制御コマンド(大入賞口開放中表示コマンド)である。コマンドB2XX(H)は、大当り遊技中のラウンド後の表示(ラウンド間のインターバルの表示)を指定する表示制御コマンド(大入賞口開放後表示コマンド)である。なお、「XX」に表示するラウンド数が設定される。コマンドB3XX(H)は、各ラウンド中の大入賞口への入賞球数(カウントスイッチ23の入賞検出数)を指定する表示制御コマンド(カウント数指定コマンド)である。なお、「XX」に入賞球数(カウント数)が設定される。
【0127】
コマンドB400(H)は、大当り遊技の終了を報知する表示(大当り終了表示またはエンディング表示)を指定する表示制御コマンド(大当り終了表示指定コマンド)である。
【0128】
コマンドB500(H)は、第1可変表示装置8における大当りの終了を指定する表示制御コマンド(第1大当り終了指定コマンド)であり、コマンドB501(H)は、第2可変表示装置9における大当りの終了を指定する表示制御コマンド(第2大当り終了指定コマンド)である。
【0129】
コマンドD000(H)は、客待ちデモンストレーションを指定する表示制御コマンドである。
【0130】
図柄制御基板80に搭載されている表示制御用マイクロコンピュータ100は、主基板31に搭載されている遊技制御用マイクロコンピュータ560から上述した表示制御コマンドを受信すると図10に示された内容に応じて第1可変表示装置8および第2可変表示装置9の表示状態を変更する。また、受信した表示制御コマンドに応じたランプ制御コマンドをランプ制御基板35に送信する制御を実行する。なお、図10に示された表示制御コマンド以外の表示制御コマンドも主基板31から図柄制御基板80に送信される。例えば、遊技状態に応じた第1可変表示装置8の画面の背景色等を変化させる表示制御コマンド等も主基板31から図柄制御基板80に送信される。
【0131】
図11は、第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄通常処理(ステップS300)を示すフローチャートである。第1特別図柄通常処理が実行される状態は、第1特別図柄プロセスフラグの値がステップS300を示す値となっている場合である。なお、第1特別図柄プロセスフラグの値がステップS300を示す値となっている場合とは、第1特別図柄表示器91において第1特別図柄の変動表示がなされておらず、かつ、第1大当り遊技中でもない場合である。
【0132】
第1特別図柄通常処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、第2大当り遊技中フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS51)。第2大当り遊技中フラグは、第2特別図柄表示器92に大当り図柄(特定表示結果)が導出表示されて大当り遊技状態(特定遊技状態)としての第2大当り遊技状態が開始するときに第2特別図柄プロセス処理(ステップS26)における第2特別図柄停止処理においてセットされ、第2大当り遊技状態が終了するときにリセットされる。第2大当り遊技中フラグがセットされている場合には、第1特別図柄通常処理を終了する。すなわち、第1特別図柄および第1飾り図柄の可変表示を開始しない。
【0133】
第2大当り遊技中フラグがセットされていない場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、保留記憶数の値を確認する(ステップS52A)。具体的には、第1保留記憶カウンタのカウント値を確認する。
【0134】
保留記憶数が0でなければ、RAM55の第1保留記憶バッファにおける保留記憶数=1に対応する保存領域に格納されている各乱数値を読み出してRAM55の乱数バッファ領域(乱数格納バッファ)に格納するとともに(ステップS52B)、保留記憶数の値を1減らし(第1保留記憶カウンタのカウント値を1減算し)、かつ、各保存領域の内容をシフトする(ステップS52C)。すなわち、RAM55の第1保留記憶バッファにおいて保留記憶数=n(n=2,3,4)に対応する保存領域に格納されている各乱数値を、保留記憶数=n−1に対応する保存領域に格納する。よって、各保留記憶数に対応するそれぞれの保存領域に格納されている各乱数値が抽出された順番は、常に、保留記憶数=1,2,3,4の順番と一致するようになっている。
【0135】
次に、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変フラグがセットされているか否かを確認することにより、現在の遊技状態が確変状態(高確率状態)であるか否かを確認する(ステップS53A)。ここで、確変フラグは、現在の遊技状態が確変状態であること示すデータであり、確変状態を開始するときにセットされ(図18のステップS107参照)、確変状態を終了するときにリセットされる(図11のステップS53E、図15のステップS59D、図19のステップS115参照)。後述する大当り判定(ステップS54B)において、確変フラグがセットされているとき(確変状態のとき)は、確変フラグがセットされていないとき(通常遊技状態または時短状態のとき)よりも高い割合で大当りとする旨の決定がなされる。
【0136】
確変フラグがセットされていないときは(ステップS53AのN)、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS53B〜S53Hの処理を実行せずに、ステップS54Aの処理に移行する。一方、確変フラグがセットされているときは(ステップS53AのY)、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、乱数格納バッファから確変状態終了判定用乱数(ランダム8)を読み出し(ステップS53B)、確変状態の終了の判定を行う(ステップS53C)。確変状態の終了の判定では、あらかじめ定められている確変状態終了判定値と確変状態終了判定用乱数値とを比較し、それらが一致したら確変状態を終了させることに決定される。
【0137】
確変状態の終了の判定の結果、確変状態を終了させることが決定(「パンク当選」)されたときは(ステップS53DのY)、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変フラグをリセットして確変状態での制御を終了させる(ステップS53E)。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS53F)。
【0138】
ここで、状態フラグは、確変状態を開始するときにセットされ(図18のステップS105参照)、確変状態に移行されてから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示開始の回数が所定回数(例えば100回)になったとき、また所定回数になる前に大当り図柄を非確変図柄にすることが決定されたときにリセットされる(図14のステップS57D、図19のステップS112参照)フラグである。
【0139】
ステップS53Fにおいて状態フラグがセットされているということは、確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示開始の回数が所定回数(例えば100回)に達していない状態であることを示している。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態フラグがセットされていることを確認したときは(ステップS53FのY)、時短フラグをセットして時短状態での制御を開始させる(ステップS53G)。
【0140】
ここで、時短フラグは、現在の遊技状態が時短状態であることを示すデータであり、時短状態を開始するときにセットされ(ステップS53G、図15のステップS59F、図19のステップS116参照)、時短状態を終了するときにリセットされる(図14のステップS57F,S58D、図18のステップS108、図19のステップS119参照)。後述する第1変動パターン設定処理(ステップS303)および第2変動パターン設定処理(図示せず)において、時短フラグがセットされているとき(時短状態のとき)は、時短フラグがセットされていないとき(通常遊技状態のとき)に選択される変動パターンよりも変動時間の短い変動パターン(図9に示す時短状態のときの変動パターン「07H」)が選択される。なお、この実施の形態では、確変フラグがセットされているとき(確変状態のとき)も、通常遊技状態のときに選択される変動パターンよりも変動時間の短い変動パターンが選択されるように構成されている。
【0141】
その後、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、変動回数カウンタの値をクリアする(ステップS53H)。変動回数カウンタは、遊技状態が確変状態のときは、その確変状態を継続可能な第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の回数(確変回数)をカウントし、遊技状態が時短状態のときは、その時短状態を継続可能な第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の回数(時短回数)をカウントするカウンタである。このとき、遊技状態が確変状態に制御されていたので、変動回数カウンタには確変状態を継続可能な第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の残り回数がセットされていたことになる。
【0142】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、乱数格納バッファから大当り判定用乱数を読み出し(ステップS54A)、大当り判定モジュールを実行する(ステップS54B)。大当り判定モジュールは、あらかじめ決められている大当り判定値と大当り判定用乱数値とを比較し、それらが一致したら大当りとすることに決定する処理を実行するプログラムである。ここで、大当り判定では、遊技状態が確変状態(高確率状態)の場合は、遊技状態が非確変状態(通常遊技状態および時短状態)の場合よりも、大当りとすることに決定する確率が高くなるように構成されている。具体的には、あらかじめ大当り判定値の数が多く設定されている高確率大当り判定テーブルと、大当り判定値の数が高確率大当り判定テーブルよりも少なく設定されている低確率大当り判定テーブルとを設けておく。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、遊技状態が確変状態であるか否かを確認し、遊技状態が確変状態であるときは、高確率大当り判定テーブルを使用して大当りの判定処理を行い、遊技状態が通常遊技状態または時短状態であるときは、低確率大当り判定テーブルを使用して大当りの判定処理を行う。このような構成により、確変状態のときの方が通常遊技状態および時短状態のときよりも大当りとなる確率が高くなる。
【0143】
なお、現在の遊技状態が確変状態であるか否かの確認は、上述したように、確変フラグがセットされているか否かにより行われる。
【0144】
大当りとすることに決定した場合には(ステップS54C)、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1大当りフラグをセットする(ステップS54D)。
【0145】
その後、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1変動パターン設定処理(ステップS301)に対応した値に更新する(ステップS55)。
【0146】
図12は、第1特別図柄プロセス処理における第1変動パターン設定処理(ステップS301)を示すフローチャートである。第1変動パターン設定処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、第2大当り遊技中フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS61)。第2大当り遊技中フラグがセットされている場合には、第1変動パターン設定処理を終了する。
【0147】
第2大当り遊技中フラグがセットされていない場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、予告選択/変動時間決定処理を実行する(ステップS62)。予告選択/変動時間決定処理では、予告演出を実行するか否かと、変動パターン(変動時間)が決定される。
【0148】
そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、決定された変動パターン(変動時間)に応じた変動パターン指定の表示制御コマンド(変動パターンコマンド)を送信する制御を行う(ステップS63)。
【0149】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄表示器91および第1可変表示装置8において可変表示がなされていることを示す第1変動中フラグをセットし(ステップS64)、第1特別図柄プロセスタイマに変動時間をセットする(ステップS65)。そして、内部状態(第1特別図柄プロセスフラグ)をステップS302に応じた値に更新する(ステップS66)。
【0150】
図13は、予告選択/変動時間決定処理を示すフローチャートである。予告選択/変動時間決定処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、確変フラグまたは時短フラグがセットされているか否かを確認し(ステップS201)、確変フラグまたは時短フラグがセットされていないときは、通常用の変動パターン決定テーブル(通常遊技状態用の変動パターン決定テーブル)を用いることに決定する(ステップS202)。確変フラグまたは時短フラグがセットされているときは、時短用の変動パターン決定テーブル(時短状態用の変動パターン決定テーブル:確変状態のときも同じテーブルを用いる)を用いることに決定する(ステップS203)。
【0151】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1大当りフラグがセットされているか否かを確認し(ステップS204)、第1大当りフラグがセットされていないときは、はずれ用の変動パターン決定テーブルを用いることに決定する(ステップS205)。第1大当りフラグがセットされているときは、大当り用の変動パターン決定テーブルを用いることに決定する(ステップS206)。
【0152】
例えば、確変フラグまたは時短フラグがセットされ(ステップS201のY)、第1大当りフラグがセットされているときは(ステップS204のY)、時短状態時の大当り用の変動パターン決定テーブルを用いると決定されることになる。また、確変フラグおよび時短フラグのいずれもセットされておらず(ステップS201のN)、第1大当りフラグがセットされていないときは(ステップS204のN)、通常遊技状態時のはずれ用の変動パターン決定テーブルを用いると決定されることになる。
【0153】
そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、乱数格納バッファから変動パターン決定用乱数(ランダム4)を読み出し、読み出した変動パターン決定用乱数の値にもとづいて、上記のように決定した変動パターン決定テーブルを用いて第1可変表示装置8における変動パターンを決定する(ステップS207)。具体的には、変動パターン決定テーブルには、予め第1可変表示装置8における各変動パターンに判定値が割り当てられている。そして、変動パターン決定用乱数値と一致する判定値に対応した変動パターンが第1可変表示装置8にて実行される変動パターンと決定される。
【0154】
ここで、通常遊技状態時のはずれ用の変動パターン決定テーブルには、図9に示したような第1可変表示装置8における変動パターンのうちの「00H」〜「03H」の変動パターンに判定値が割り当てられる。通常遊技状態時の大当り用の変動パターン決定テーブルには、第1可変表示装置8における変動パターンのうちの「04H」〜「06H」の変動パターンに判定値が割り当てられる。時短状態時(確変状態時も同じ)のはずれ用の変動パターン決定テーブルには、第1可変表示装置8における変動パターンのうちの「01H」〜「03H」,「07H」の変動パターンに判定値が割り当てられる。時短状態時(確変状態時も同じ)の大当り用の変動パターン決定テーブルには、第1可変表示装置8における変動パターンのうちの「04H」〜「06H」の変動パターンに判定値が割り当てられる。
【0155】
従って、現在の遊技状態に応じた変動パターンであって、かつ第1可変表示装置8における表示結果(はずれか大当りか)に応じた変動パターンが選択されるため、遊技状態に応じた変動時間および変動態様の演出を第1可変表示装置8において実行することができるとともに、はずれか大当りかに応じた変動時間および変動態様の演出を第1可変表示装置8において実行することができる。
【0156】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変フラグまたは時短フラグがセットされているか否かを確認し(ステップS208)、確変フラグまたは時短フラグがセットされていなければ、第1始動入賞口14に遊技球が入った保留記憶数(始動入賞記憶数)と第2始動入賞口16に遊技球が入った保留記憶数(始動入賞記憶数)との合計数(合計保留記憶数)の値が0〜5であるか否かを確認する(ステップS209)。
【0157】
合計保留記憶数の値が0〜5であれば、ステップS207において決定した変動パターンの変動時間を短くしないことに決定する(ステップS210)。すなわち、ステップS207において決定された変動パターンをそのまま第1可変表示装置8に実行させる変動パターンに決定する。一方、合計保留記憶数の値が0〜5でなければ(つまり6〜8であれば)、ステップS207において決定した変動パターンの変動時間を短くすることに決定する(ステップS211)。すなわち、ステップS207において決定された変動パターンに対応する短変動パターンを第1可変表示装置8に実行させる変動パターンに決定する。
【0158】
ステップS208において、確変フラグまたは時短フラグがセットされていれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、合計保留記憶数の値が0〜3であるか否かを確認する(ステップS212)。合計保留記憶数の値が0〜3であれば、ステップS207において決定した変動パターンの変動時間を短くしないことに決定する(ステップS210)。すなわち、ステップS207において決定された変動パターンをそのまま第1可変表示装置8に実行させる変動パターンに決定する。一方、合計保留記憶数の値が0〜3でなければ(つまり4〜8であれば)、ステップS207において決定した変動パターンの変動時間を短くすることに決定する(ステップS211)。すなわち、ステップS207において決定された変動パターンに対応する短変動パターンを第1可変表示装置8に実行させる変動パターンに決定する。
【0159】
このように、変動時間を短くすることに決定したときは、遊技制御用マイクロコンピュータ560はステップS63において短変動パターンの表示制御コマンド(81XX(H))を送信し、変動時間を短くしないことに決定したときは、遊技制御用マイクロコンピュータ560はステップS63において通常の変動パターンの表示制御コマンド(80XX(H))を送信することになる。
【0160】
上記のように、合計保留記憶数の値が所定数以上のときに変動時間を短くすることにより、遊技の進行を早めることができることになる。このような構成によれば、遊技が早く進行することにより遊技者が焦れてしまうのを回避することができるとともに、合計保留記憶数によって変動時間を短くするかどうかを決定しているので、第1始動入賞口14および第2始動入賞口16のいずれにも入賞させるように促すことができる。また、通常遊技状態のときよりも確変状態や時短状態のときには合計保留記憶数の値が少ない場合でも変動時間を短くするので、確変状態や時短状態のときには可変入賞装置15が設けられている第1始動入賞口14に入賞させるように促すことがことができる。
【0161】
なお、この実施の形態では、短変動パターンにおける変動時間の短縮時間は、例えば2秒とされる。
【0162】
図14および図15は、第1特別図柄プロセス処理における第1遊技状態移行制御処理(ステップS302)を示すフローチャートである。第1遊技状態移行制御処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、第2大当り遊技中フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS56)。第2大当り遊技中フラグがセットされている場合には、第1遊技状態移行制御処理を終了する。
【0163】
第2大当り遊技中フラグがセットされていない場合は、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS57A)。このとき、状態フラグがセットされているということは、現在の遊技状態が確変状態または時短状態であることを意味する。状態フラグがセットされていれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態回数カウンタの値を−1する(ステップS57B)。ここで、状態回数は、遊技状態が確変状態および時短状態のいずれかの状態になっているとき(すなわち、状態フラグがセットされているとき)に、確変状態または時短状態を継続可能な第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数である。また、状態回数カウンタは、状態回数をカウントするカウンタである。この実施の形態では、状態回数として例えば100回が確変状態の開始時にセットされる(ステップS106参照)。
【0164】
遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態回数カウンタの値が0であるか否かを確認する(ステップS57C)。状態回数カウンタの値が0であるということは、遊技状態が確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示開始の回数が所定回数(例えば100回)に達したことを意味する。状態回数カウンタの値が0であれば、状態フラグをリセットする(ステップS57D)。状態回数カウンタの値が0でなければ、ステップS59Aの処理に進む。
【0165】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、時短フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS57E)。このとき、時短フラグがセットされているということは、遊技状態が確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示開始の回数が100回に達する前に、所定の移行条件が成立したこと(上述した確変状態終了の判定において確変状態を終了させる旨の決定がされたこと、または後述するように確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示の回数が確変回数に達したこと)により、遊技状態が確変状態から時短状態に移行されたことを意味する。時短フラグがセットされていれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、時短フラグをリセットして遊技状態を通常遊技状態に移行させる(ステップS57F)。時短フラグがセットされていなければ、ステップS59Aの処理に進む。
【0166】
次に、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS59A)。確変フラグがセットされていなければ、ステップS59B〜S59Fの処理を実行せずに、ステップS60の処理に移行する。確変フラグがセットされていれば、変動回数カウンタの値を−1とし(ステップS59B)、そして、変動回数カウンタの値が0であるか否かを確認する(ステップS59C)。
【0167】
ここで、確変フラグがセットされており、かつ、変動回数カウンタの値が0であるということは、遊技状態が確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示開始の回数が確変状態を継続可能な確変回数に達したことを意味する。なお、確変回数は、遊技状態が確変状態になっているときに、あと何回の第1特別図柄および第2特別図柄の変動が開始されたら確変状態を終了するかを示す回数(可変表示可能回数)、すなわち、確変状態に移行した後に確変状態が継続可能な第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数である。この実施の形態では、確変回数は所定の範囲の回数(例えば50回〜150回)から抽選によって決定される(ステップS109参照)。
【0168】
遊技状態が確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数が確変回数に達した場合、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変フラグをリセットして確変状態を終了させる(ステップS59D)。そして、状態フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS59E)。このとき、状態フラグがセットされているということは、確変状態に移行してから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示開始の回数が所定回数(例えば100回)に達していない場合を意味し、逆に、状態フラグがセットされていないということは、確変状態に移行してから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示開始の回数が所定回数(例えば100回)以上になっていることを意味する。状態フラグがセットされていれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、時短フラグをセットして時短状態を開始させる(ステップS59F)。
【0169】
その後、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄停止図柄設定処理(ステップS303)に対応した値に更新する(ステップS60)。
【0170】
ステップS57Aにおいて状態フラグがセットされていないことを確認したときは、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、時短フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS58A)。このとき、時短フラグがセットされているということは、確変状態に制御されているときに非確変図柄での大当りとなったことにより時短状態に移行され、その時短状態が継続している状態であることを意味する。時短フラグがセットされていなければ、ステップS58B〜S58Dの処理を実行せずに、上記のステップS59A〜S59Fの処理を実行する。時短フラグがセットされていれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、変動回数カウンタの値を−1する(ステップS58B)。このとき、変動回数カウンタには、時短状態の場合にその状態を継続可能な残り変動回数が設定されている。次に、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、変動回数カウンタの値が0であるかどうかを確認する(ステップS58C)。変動回数カウンタの値が0であるということは、非確変図柄での大当りになったことにもとづいて遊技状態が確変状態から時短状態に移行されてから第1特別図柄および第2特別図柄の可変表示開始の回数が所定回数(例えば50回)に達したことを意味する。変動回数カウンタの値が0であれば、時短フラグをリセットして遊技状態を時短状態から通常遊技状態に移行させる(ステップS58D)。
【0171】
その後、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄停止図柄設定処理(ステップS303)に対応した値に更新する(ステップS60)。
【0172】
次に、第1遊技状態移行制御処理におけるフラグのセット時期・リセット時期を図16および図17を用いて説明する。
【0173】
図16に示す例では、確変状態に制御されるときに、ステップS105において状態フラグがセットされ、ステップS106において状態回数カウンタに状態回数として100回がセットされ、また、ステップS107において確変フラグがセットされ、ステップS109において確変回数として150回が抽選によって決定され、ステップS110において変動回数カウンタに150回の回数がセットされたものとする。
【0174】
確変状態に制御されると、状態フラグがセットされることにより、その時点から第1特別図柄および第2特別図柄の変動の開始時に、状態回数カウンタが第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数をカウントする(ステップS57A,S57B)。また、確変フラグがセットされることにより、その時点から第1特別図柄および第2特別図柄の変動の開始時に、変動回数カウンタが第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数をカウントする(ステップS59A,S59B)。なお、図16において、カッコ内の数字は状態回数カウンタのカウント数を示し、カッコ外の数字は変動回数カウンタのカウント数を示している。確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数が100回に達した時点、さらに詳しく言うと確変フラグがセットされてから100回目の変動を開始する時点で状態フラグがリセットされる(ステップS57C,S57D)。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態フラグをリセットしたときに、時短フラグがセットされているかどうかを確認する(ステップS57E)。図16に示す例では、時短フラグがセットされていないので、時短フラグのリセットは行われない(ステップS57F)。すなわち、遊技状態の移行制御は行われない。状態フラグがリセットされると、状態回数カウンタは、第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数のカウントを停止する(ステップS57A参照)。
【0175】
その後も、変動回数カウンタは、第1特別図柄および第2特別図柄の変動が開始される度に、第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数をカウントする(ステップS59A,S59B)。確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数が150回に達した時点、さらに詳しく言うと確変フラグがセットされてから150回目の変動を開始する時点で確変フラグがリセットされる(ステップS59C,59D)。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変フラグをリセットしたときに、状態フラグがセットされているかどうかを確認する(ステップS59E)。図16に示す例では、状態フラグが既にリセットされているので、時短フラグのセットは行われない(ステップS59E,S59F参照)。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態フラグがセットされていないことにより、確変状態に制御されてから100回以上の第1特別図柄および第2特別図柄の変動が行われたことを認識し、時短状態に制御する必要がないと判断して、時短状態に移行する制御を行わない。これにより、遊技状態が確変状態から通常遊技状態に移行されることになる。
【0176】
図17に示す例では、確変状態に制御されるときに、ステップS105において状態フラグがセットされ、ステップS106において状態回数カウンタに状態回数として100回がセットされ、また、ステップS107において確変フラグがセットされ、ステップS109において確変回数として50回が抽選によって決定され、ステップS110において変動回数カウンタに50回の回数がセットされたものとする。
【0177】
この場合も、図16に示した例と同様に、状態フラグがセットされることにより、その時点から状態回数カウンタが第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数をカウントし(ステップS57A,S57B)、また、確変フラグがセットされることにより、その時点から変動回数カウンタが第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数をカウントする(ステップS59A,S59B)。その後、確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数が50回に達した時点で、さらに詳しく言うと確変フラグがセットされてから50回目の変動を開始する時点で、変動回数カウンタの値が0になることにより、確変フラグがリセットされる(ステップS59C,S59D)。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変フラグをリセットしたときに、状態フラグがセットされているかどうかを確認する(ステップS59E)。図17に示す例では、状態フラグがまだセットされているので、時短フラグのセットが行われる(ステップS59E,S59F参照)。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態フラグがセットされていることにより、確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の変動が100回未満であることを認識し、時短状態に制御する必要があると判断して、時短状態に移行する制御を行う。これにより、遊技状態が確変状態から時短状態に移行されることになる。
【0178】
その後も、状態回数カウンタは、状態フラグがセットされていることにもとづいて、第1特別図柄および第2特別図柄の変動が開始される度に、第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数をカウントする(ステップS57A,57B)。確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数が100回に達した時点、さらに詳しく言うと確変フラグがセットされてから100回目の変動を開始する時点で状態フラグがリセットされる(ステップS57C,S57D)。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態フラグをリセットしたときに、時短フラグがセットされているかどうかを確認する(ステップS57E)。図17に示す例では、時短フラグがセットされているので、時短フラグのリセットが行われる(ステップS57F)。これにより、遊技状態が時短状態から通常遊技状態に移行されることになる。
【0179】
なお、遊技状態が確変状態に制御されているときに、確変状態終了の判定(ステップS53C)にて確変状態を終了する旨の決定がされ、確変状態から時短状態に移行した場合(ステップS53D,53E)についても、図17に示した例があてはまる。
【0180】
例えば、確変状態に制御されるときに、ステップS106において状態回数カウンタに状態回数として100回がセットされ、ステップS109において確変回数として80回が抽選によって決定され、ステップS110において変動回数カウンタに80回の回数がセットされたものとする。この場合において、確変状態に制御されてから50回目の変動の開始時に確変状態終了の判定(ステップS53C)で確変状態を終了する旨の決定がされると(ステップS53DのY)、確変フラグがリセットされるとともに時短フラグがセットされて(ステップS53E〜S53G)、遊技状態が確変状態から時短状態に移行される。そして、変動回数カウンタの値がクリアされる(ステップS53H)。この場合においても、それ以降も、状態回数カウンタは、第1特別図柄および第2特別図柄の変動が開始される度に、第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数をカウントする(ステップS57A,S57B)。確変状態に制御されてから第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数が100回に達した時点で状態フラグがリセットされる(ステップS57C,S57D)。そして、時短フラグもリセットされる(ステップS57E,S57F)。これにより、遊技状態が時短状態から通常遊技状態に移行される。
【0181】
図18および図19は、第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄停止図柄設定処理(ステップS303)を示すフローチャートである。第1特別図柄停止図柄設定処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、第2大当り遊技中フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS101)。第2大当り遊技中フラグがセットされている場合には、第1特別図柄停止図柄設定処理を終了する。
【0182】
第2大当り遊技中フラグがセットされていない場合は、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1大当りフラグがセットされているか否か確認する(ステップS102)。第1大当りフラグがセットされている場合には、乱数格納バッファから大当り図柄決定用乱数(ランダム3)を読み出し、読み出した大当り図柄決定用乱数の値に従って大当り図柄を決定する(ステップS103)。この実施の形態では、ランダム3の値に応じた大当り図柄テーブルに設定されている図柄番号の各図柄が、大当り図柄として決定される。
【0183】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS103において決定した大当り図柄(「3」「5」「7」)が確変図柄(「7」)であるか否かを確認する(ステップS104)。大当り図柄が確変図柄であるときは、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、状態フラグをセットし(ステップS105)、状態回数カウンタに状態回数として100回をセットする(ステップS106)。そして、確変フラグがまだセットされていない場合は確変フラグをセットし(ステップS107)、時短フラグが既にセットされている場合は時短フラグをリセットする(ステップS108)。
【0184】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変回数を所定の範囲(例えば50回から150回の範囲)から抽選で選ぶ処理を実行する(ステップS109)。確変回数の抽選は、乱数格納バッファから回数決定用乱数(ランダム9)を読み出し、読み出した回数決定用乱数値に対応する回数を確変回数に決定する。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、変動回数(可変表示回数)をカウントする変動回数カウンタに、上記のように決定した確変回数をセットする(ステップS110)。なお、上記のような確変回数の抽選によれば、確変回数として150回(最多確変継続回数)が選ばれる割合が低くなってしまうおそれがあるが、予め150回の確変回数に対応する回数決定用乱数値を多く設定しておくことにより、確変回数として150回が選ばれる割合を高くすることも可能である。そして、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄変動中処理(ステップS304)に対応した値に更新する(ステップS122)。
【0185】
遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ステップS103において決定した大当り図柄(「3」「5」「7」)が非確変図柄(「3」「5」)であるときは(ステップS104のN)、状態フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS111)。状態フラグがセットされている場合には、状態フラグをリセットし(ステップS112)、状態回数カウンタの値をクリアする(ステップS113)。
【0186】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS114)。確変フラグが既にセットされている場合には、確変フラグをリセットし(ステップS115)、時短フラグをセットする(ステップS116)。これにより、遊技状態が確変状態から時短状態に移行される。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、変動回数カウンタに時短回数をセットする(ステップS117)。なお、時短回数は、遊技状態が時短状態になっているときに、あと何回の第1特別図柄および第2特別図柄の変動がなされたら時短状態を終了するかを示す回数(可変表示可能回数)、すなわち、時短状態に移行した後に時短状態が継続可能な第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数である。この実施の形態では、時短回数として例えば50回が設定される。
【0187】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、時短フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS118)。時短フラグが既にセットされている場合には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、時短フラグをリセットする(ステップS119)。これにより、遊技状態が時短状態から通常遊技状態に移行される。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560、変動回数カウンタの値をクリアする(ステップS120)。そして、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄変動中処理(ステップS304)に対応した値に更新する(ステップS122)。
【0188】
第1大当りフラグがセットされていない場合(ステップS102のN)には、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、乱数格納バッファからはずれ図柄決定用乱数(ランダム2)を読み出し、読み出したはずれ図柄決定用乱数の値に従ってはずれ図柄を決定する(ステップS121)。この実施の形態では、ランダム2の値に応じたはずれ図柄テーブルに設定されている図柄番号の各図柄が、はずれ図柄として決定される。そして、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄変動中処理(ステップS304)に対応した値に更新する(ステップS122)。
【0189】
次に、第1特別図柄停止図柄設定処理におけるフラグのセット時期・リセット時期を図20および図21を用いて説明する。
【0190】
図20に示すように、現在の遊技状態が確変状態であって確変フラグがセットされている場合において、大当り図柄として非確変図柄(通常大当り図柄)が決定されたとき(ステップS104のN)、大当り図柄として非確変図柄が決定された時点で確変フラグがリセットされるとともに(ステップS114,S115)、時短フラグがセットされて(ステップS116)、遊技状態が確変状態から時短状態に移行される。従って、その後に行われる第1特別図柄通常処理または第2特別図柄通常処理における大当りの判定は、低確率(時短状態)で行われることになる。
【0191】
このように、大当り図柄として非確変図柄が決定された時点(通常大当りが確定した時点)で確変状態から時短状態に移行させることにより、遊技者に対して公平な遊技機を提供できることになる。すなわち、図20に示したようなタイミングで確変フラグのリセットするのではなく、例えば、第1可変表示装置8において通常大当り確定の変動が行われ、その後に第1可変表示装置8において大当り遊技が行われた後に確変フラグをリセットすることにすると、第1可変表示装置8における通常大当り確定の変動中に行われる第2可変表示装置9での変動回数の多少によって、高確率状態(確変状態)で行われる大当り判定の回数に多少が生じ、遊技者の有利・不利が生じることになる。しかし、上記のように、大当り図柄として非確変図柄が決定された時点で確変フラグをリセットすると、そのような不都合な事態が生じることはない。
【0192】
また、図21に示すように、現在の遊技状態が時短状態であって時短フラグがセットされている場合において、大当り図柄として非確変図柄(通常大当り図柄)が決定されたとき(ステップS104のN)、大当り図柄として非確変図柄が決定された時点で時短フラグがリセットされて(ステップS118,S119)、遊技状態が時短状態から通常遊技状態に移行される。従って、その後に行われる第1変動パターン設定処理または第2変動パターン設定処理における変動パターンの決定は、通常遊技状態時の変動パターン決定テーブルが用いられることになる(ステップS201,S202)。
【0193】
このように、大当り図柄として非確変図柄が決定された時点(通常大当りが確定した時点)で時短状態から通常遊技状態に移行させることにより、遊技者に対して公平な遊技機を提供できることになる。すなわち、図21に示したようなタイミングで時短フラグのリセットするのではなく、例えば、第1可変表示装置8において通常大当り確定の変動が行われ、その後に第1可変表示装置8において大当り遊技が行われた後に時短フラグをリセットすることにすると、第1可変表示装置8における通常大当り確定の変動中に行われる第2可変表示装置9での変動回数の多少によって、時短状態時の変動パターンによる変動回数に多少が生じ、遊技者の有利・不利が生じることになる。しかし、上記のように、大当り図柄として非確変図柄が決定された時点で時短フラグをリセットすると、そのような不都合な事態が生じることはない。
【0194】
図22は、第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄変動中処理(ステップS304)を示すフローチャートである。第1特別図柄変動中処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第2大当り遊技中フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS71)。第2大当り遊技中フラグがセットされていない場合には、第1特別図柄の変動時間を計測する第1特別図柄プロセスタイマの値を−1し(ステップS72)、第1特別図柄プロセスタイマがタイムアップしたかどうかを確認する(ステップS73)。第1特別図柄プロセスタイマがタイムアップしていなければ、第1特別図柄プロセスフラグの値を更新せずに処理を終了し、第1特別図柄プロセスタイマがタイムアップしていれば、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄停止処理(ステップS305)に対応した値に更新する(ステップS74)。
【0195】
ステップS71において第2大当り遊技中フラグがセットされている場合には(ステップS71のY)、そのまま処理を終了する。このように、第2大当り遊技中フラグがセットされているとき、すなわち、第2可変表示装置9において大当り遊技が実行されているときは、第1特別図柄の変動時間の計測は中断されることになる。また、第2可変表示装置9において大当り遊技が終了して第2大当り遊技中フラグがリセットされると(ステップS71のN)、第1特別図柄の変動時間の計測が再開されることになる(ステップS72)。
【0196】
図23は、第1特別図柄プロセス処理における第1特別図柄停止処理(ステップS305)を示すフローチャートである。第1特別図柄停止処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、まず、第2大当り遊技中フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS81)。第2大当り遊技中フラグがセットされている場合には、第1特別図柄停止処理を終了する。
【0197】
第2大当り遊技中フラグがセットされていない場合は、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、表示制御用マイクロコンピュータ100に飾り図柄(特別図柄)停止指定コマンド(A000(H))を送信して(ステップS82)、第1特別図柄表示器91における第1特別図柄の変動を止めて、停止図柄を導出表示させる(ステップS83)。そして、第1変動中フラグをリセットする(ステップS84)。次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1大当りフラグがセットされているか否かを確認する(ステップS85)。
【0198】
第1大当りフラグがセットされていれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、大当り遊技の実行中であることを示す第1大当り遊技中フラグをセットし(ステップS86)、第1大当り開始指定の表示制御コマンド(第1大当り開始コマンド:B000(H))を表示制御用マイクロコンピュータ100に送信する制御を行う(ステップS87)。具体的には、第1大当り開始コマンドに応じたコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットする。セットされた第1大当り開始コマンドは、飾り図柄コマンド制御処理(ステップS28)で図柄制御基板80に送信される。図柄制御基板80に搭載されている表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1大当り開始コマンドを受信すると、第1可変表示装置8に大当り遊技状態を開始する旨の表示をさせる制御を行う。
【0199】
そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1大入賞口開放前処理(ステップS306)に応じた値に更新する(ステップS88)。
【0200】
第1大当りフラグがセットされていなければ、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄通常処理(ステップS300)に応じた値に更新する(ステップS89)。
【0201】
図24は、第1特別図柄プロセス処理における第1大当り終了処理(ステップS308)を示すフローチャートである。第1大当り終了処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、大入賞口制御タイマの値を−1し(ステップS91)、大入賞口制御タイマの値が0になったか否か(タイムアウトしたか否か)を確認する(ステップS92)。ここで、大入賞口制御タイマは、大当り遊技中における第1大入賞口開放前処理(ステップS306)、第1大入賞口開放中処理(ステップS307)および第1大当り終了処理(ステップS308)の実行時間を計測するタイマである。第1大当り終了処理においては、大入賞口制御タイマは、第1大当り終了処理の実行時間、すなわち大当りの終了を遊技者に報知する大当り終了表示時間を計測している。なお、大当り終了表示時間は、最終ラウンド(15ラウンド)の第1大入賞口開放中処理の終了時に大入賞口制御タイマにセットされる。
【0202】
大入賞口制御タイマの値が0になっていなければ(ステップS92のN)、そのまま処理を終了する。大入賞口制御タイマの値が0になっていれば(ステップS92のY)、第1大当り終了指定の表示制御コマンド(第1大当り終了コマンド:B400(H))を表示制御用マイクロコンピュータ100に送信する制御を実行する(ステップS93)。後述するように、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1大当り終了コマンドを受信すると、第1可変表示装置8において大当り遊技が終了し、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の変動表示(可変表示)が再開される。
【0203】
なお、既に説明したように、表示制御コマンドを送信する際に、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、該当するコマンド送信テーブルのアドレスをポインタにセットする。そして、飾り図柄コマンド制御処理(ステップS28)において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ポインタで指定されるアドレスに格納されている表示制御コマンドを表示制御用マイクロコンピュータ100に送信する。
【0204】
次いで、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第1大当りフラグと第1大当り遊技中フラグをリセットする(ステップS94,S95)。第1大当り遊技中フラグがリセットされることにより、第2特別図柄の変動が中断されている場合は、中断されている変動が再開される(ステップS71参照)。そして、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1特別図柄通常処理(ステップS300)に応じた値に更新する(ステップS96)。
【0205】
以上は、第1特別図柄プロセス処理(ステップS25)について説明したが、第2特別図柄プロセス処理(ステップS26)においても同様の処理が実行される。
【0206】
次に、遊技制御用マイクロコンピュータ560が実行する普通図柄プロセス処理(ステップS27)について説明する。図25は、普通図柄プロセス処理の一例を示すフローチャートである。普通図柄プロセス処理では、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ゲート28またはゲート29を遊技球が通過してゲートスイッチ28aまたはゲートスイッチ29aがオン状態となったことを検出すると(ステップS151)、ゲートスイッチ通過処理(ステップS152)を実行する。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、普通図柄プロセスフラグの値に応じてステップS153〜S157に示された処理のうちのいずれかの処理を実行する。
【0207】
ゲートスイッチ通過処理(ステップS152):遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ゲート通過記憶カウンタのカウント値(ゲート通過記憶数)が最大値(この例では「4」)に達しているか否か確認する。最大値に達していなければ、ゲート通過記憶カウンタのカウント値を+1する。なお、ゲート通過記憶カウンタの値に応じて普通図柄保留記憶表示器19のLEDが点灯される。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、普通図柄当り判定用乱数(ランダム5)の値を抽出し、ゲート通過記憶数の値に対応した保存領域(普通図柄判定用バッファ)に格納する処理を行う。
【0208】
普通図柄変動待ち処理(ステップS153):遊技制御用マイクロコンピュータ560は、普通図柄の変動を開始することができる状態(例えば普通図柄プロセスフラグの値がステップS153を示す値となっている場合、具体的には、普通図柄表示器13において普通図柄の変動表示がなされておらず、かつ、普通図柄表示器13に当たり図柄が導出表示されたことにもとづく可変入賞装置15の開閉動作中でもない場合)には、ゲート通過記憶数の値を確認する。具体的には、ゲート通過記憶カウンタのカウント値を確認する。ゲート通過記憶数が0でなければ、ゲート通過記憶数=1に対応する保存領域に格納されている普通図柄当り判定用乱数値を読み出してRAM55の乱数バッファ領域に格納するとともに、ゲート通過記憶数の値を1減らし(ゲート通過記憶カウンタのカウント値を1減らし)、かつ、各保存領域の内容をシフトする。すなわち、ゲート通過記憶数=n(n=2,3,4)に対応する保存領域に格納されている当り判定用乱数値を、ゲート通過記憶数=n−1に対応する保存領域に格納する。よって、各ゲート通過記憶数に対応するそれぞれの保存領域に格納されている普通図柄当り判定用乱数値が抽出された順番は、常に、ゲート通過記憶数=1,2,3,4の順番と一致するようになっている。そして、普通図柄プロセスフラグを普通図柄判定処理を示す値に更新する。
【0209】
普通図柄判定処理(ステップS154):遊技制御用マイクロコンピュータ560は、乱数格納バッファから普通図柄当り判定用乱数を読み出し、当りとするかはずれとするかを決定する。具体的には、普通図柄当り判定用乱数の値が当り判定値と一致するか否かが判定され、一致する当り判定値があれば当りと決定される。当り判定値は、例えば、確変状態および時短状態のときには3〜12のいずれかとして高確率で当りとなる状態とされ、通常遊技状態のときには3,5または7として比較的低確率で当りとなる状態とされる。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、普通図柄の変動時間データを普通図柄プロセスタイマに設定し、普通図柄変動時間タイマをスタートする。例えば、確変状態および時短状態のときには、普通図柄変動時間タイマに5.1秒に相当する値を設定する。通常遊技状態のときには、普通図柄変動時間タイマに29.2秒に相当する値を設定する。そして、普通図柄プロセスフラグを普通図柄変動処理を示す値に更新する。
【0210】
普通図柄変動処理(ステップS155):遊技制御用マイクロコンピュータ560は、普通図柄変動時間タイマがタイムアウトしたか否か確認し、タイムアウトしていたら、普通図柄プロセスフラグを普通図柄停止処理を示す値に更新する。
【0211】
普通図柄停止処理(ステップS156):遊技制御用マイクロコンピュータ560は、普通図柄の変動を停止させる。当りとすることに決定されているときには、普通図柄プロセスフラグを始動入賞口開閉処理を示す値に更新する。また、はずれとすることに決定されているときには、普通図柄プロセスフラグを普通図柄変動待ち処理を示す値に更新する。
【0212】
始動入賞口開閉処理(ステップS157):遊技制御用マイクロコンピュータ560は、遊技状態が通常遊技状態であれば、例えば可変入賞装置15を1回だけ0.2秒間開放するように制御を行う。遊技状態が確変状態または時短状態であれば、例えば可変入賞装置15を2秒間開放したあと3秒の閉成期間をおいて再度2秒間開放するように制御を行う。そして、普通図柄プロセスフラグを普通図柄変動待ち処理を示す値に更新する。
【0213】
次に、いずれの可変表示装置8,9においても大当りとなる場合の表示状態の切替タイミングを図26を用いて説明する。
【0214】
図26に示すように、第1特別図柄(第1飾り図柄)の変動が開始されるときに、第1特別図柄通常処理の大当り判定(ステップS54B)において大当りにすると決定されると、第1変動パターン設定処理にて大当り用の変動パターンが決定され(ステップS207)、第1特別図柄停止図柄設定処理にて大当り図柄が決定された後(ステップS103)、第1特別図柄変動中処理にて第1特別図柄の変動が行われる。第1特別図柄の変動中、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1可変表示装置8にて第1飾り図柄を変動表示する制御を実行する。
【0215】
その後、第2特別図柄の変動が停止し、第2特別図柄(第2飾り図柄)の次の変動が開始されるときに、第2特別図柄通常処理の大当り判定においても大当りにすると決定されると、第2変動パターン設定処理にて大当り用の変動パターンが決定され、第2特別図柄停止図柄設定処理にて大当り図柄が決定された後、第2特別図柄変動中処理にて第2特別図柄の変動が行われる。なお、このとき、大当り用の変動パターンとして20秒の変動時間の変動パターンが決定されたものとする。第2特別図柄の変動中、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2可変表示装置9にて第2飾り図柄を変動表示する制御を実行する。
【0216】
第1特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄停止処理にて第1特別図柄の変動が停止され停止図柄(大当り図柄「7」)が停止表示されるとともに(ステップS83)、第1大当り遊技中フラグがセットされる(ステップS86)。このとき、第1可変表示装置8には例えば大当り図柄「777」が停止表示されたものとする。そして、第1大入賞口開放前処理が実行されることにより、大当り遊技が開始される。
【0217】
大当り遊技が開始されると、第1大当り遊技中フラグがセットされていることにもとづいて、第2特別図柄変動中処理にて第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。なお、第2特別図柄の変動時間の計測が中断されているときは、第2飾り図柄の変動時間の計測も中断されている(後述するように図39の第2図柄変動中処理を参照)。この実施の形態では、第2特別図柄および第2飾り図柄の変動時間の計測が中断されているときも、第2特別図柄表示器92において第2特別図柄の変動表示は行われ、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の変動表示は行われている。
【0218】
大当り遊技中、表示制御用マイクロコンピュータ100は、遊技状態が大当り遊技状態に移行していることを示す大当り遊技演出を第1可変表示装置8にて実行する。具体的には、第1大当り開始指定コマンド(B000(H))にもとづいて、大当りが発生して大当り遊技が開始されることを遊技者に報知する大当り開始表示を第1可変表示装置8に表示する。その後に、ラウンドが開始される度に送信される大入賞口開放中表示コマンド(B1XX(H))にもとづいて、所定のラウンド中の演出(ラウンド演出)を第1可変表示装置8にて実行する。また、ラウンドが終了する度に送信される大入賞口開放後表示コマンド(B2XX(H))にもとづいて、インターバル中(ラウンド間)の演出(インターバル演出)を第1可変表示装置8にて実行する。最終ラウンドが終了すると、大当り終了表示指定コマンド(B400(H))にもとづいて、大当り遊技が終了することを遊技者に報知する大当り終了表示を第1可変表示装置8に表示する。
【0219】
図26に示すように、第1可変表示装置8において大当り遊技演出が実行されているときに、変動時間の計測が中断されている第2特別図柄(第2飾り図柄)の停止図柄(表示結果)が大当り図柄になると予め決定されているときは、大当り遊技演出の実行中における所定のタイミングで、連続して大当りが発生することを遊技者に報知する連続大当り確定演出が第1可変表示装置8にて実行される。この実施の形態では、所定のタイミングとして大当り開始表示の実行中に連続大当り確定演出が実行される(図50参照)。
【0220】
変動時間の計測が中断されている第2特別図柄(第2飾り図柄)の残り変動時間が所定時間以下であるときは、第1可変表示装置8おいて最終ラウンドのラウンド演出が終了して大当り終了表示が開始されるときに(すなわち大当り終了表示指定コマンドを受信したときに)、変動中の第2飾り図柄が第2変動パターンコマンド受信待ち処理において予め決定されている停止図柄(ここでは大当り図柄)で停止され、その後に停止図柄が停止位置から小さく(例えば1図柄分以内の揺れ幅で)上下に揺れる揺れ変動が実行される(図51参照)。この実施の形態では、所定時間は、例えばドラム9a,9bが所定速度(例えば中速)で1回転するのに要する時間(例えば1秒)とされている。図26に示す例では、第2特別図柄の残り変動時間が0.9秒であり所定時間(1秒)以下であるため、第1可変表示装置8において大当り終了表示が開始されると、停止図柄で停止した後、その停止図柄で揺れ変動が開始される。
【0221】
このように、第2可変表示装置9において揺れ変動を行うのは次のような理由からである。第1可変表示装置8における大当り遊技中、ドラム9a,9bは回転しているが、大当り遊技の実行時間は、早く終了するラウンドもあれば遅く終了するラウンドもあるため不定である。すなわち、第1大入賞口に10個の遊技球が入賞するとラウンドが終了するため、10個入賞するまでの時間によってラウンドが早く終了したり遅く終了したりする。従って、大当り遊技が終了したときに、第2飾り図柄の位置(ドラム9a,9bの回転位置)が不定になる。このため、変動時間の計測が再開されたときに残り変動時間が短い場合は、残り変動時間内に予め決められている停止図柄(確定図柄)を停止表示(導出表示)するのが困難になる。そこで、表示制御用マイクロコンピュータ100が、大当り終了表示指定コマンドを受信したときから、予め決められている停止図柄(確定図柄)で揺れ変動を行うことにより、残り変動時間が短かったとしても、変動時間の経過時に停止図柄を所定の停止位置で停止させることができるようにしている。
【0222】
第1可変表示装置8において大当り遊技が終了すると、第2特別図柄(第2飾り図柄)の変動時間の計測が再開される。このとき、第2可変表示装置9では停止図柄での揺れ変動が継続して行われている。残り変動時間(図26に示す例では0.9秒)が経過すると、予め決められている停止図柄(ここでは大当り図柄「VII,VII」)が第2可変表示装置9において停止表示される。そして、大当り遊技が開始される。
【0223】
第2可変表示装置9において大当り遊技が開始されると、第2大当り遊技中フラグがセットされていることにもとづいて、第1特別図柄変動中処理にて第1特別図柄の変動時間の計測が中断される(ステップS71のY)。なお、第2特別図柄の変動時間の計測が中断されているときは、第2飾り図柄の変動時間の計測も中断されている(後述するように図33の第1図柄変動中処理を参照)。この実施の形態では、第1特別図柄および第1飾り図柄の変動時間の計測が中断されているときも、第1特別図柄表示器91において第1特別図柄の変動表示は行われ、第1可変表示装置8において第1飾り図柄の変動表示は行われている。
【0224】
次に、一方の可変表示装置8においてのみ大当りとなる場合の表示状態の切替タイミングを図27を用いて説明する。
【0225】
図27に示すように、第1特別図柄(第1飾り図柄)の変動が開始されるときに、第1特別図柄通常処理の大当り判定(ステップS54B)において大当りにすると決定されると、第1変動パターン設定処理にて大当り用の変動パターンが決定され(ステップS207)、第1特別図柄停止図柄設定処理にて大当り図柄が決定された後(ステップS103)、第1特別図柄変動中処理にて第1特別図柄の変動が行われる。第1特別図柄の変動中、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1可変表示装置8にて第1飾り図柄を変動表示する制御を実行する。
【0226】
その後、第2特別図柄の変動が停止し、第2特別図柄(第2飾り図柄)の次の変動が開始されるときに、第2特別図柄通常処理の大当り判定においてはずれにすると決定されると、第2変動パターン設定処理にてはずれ用の変動パターンが決定され、第2特別図柄停止図柄設定処理にてはずれ図柄が決定された後、第2特別図柄変動中処理にて第2特別図柄の変動が行われる。なお、このとき、はずれ用の変動パターンとして20秒の変動時間の変動パターンが決定されたものとする。第2特別図柄の変動中、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2可変表示装置9にて第2飾り図柄を変動表示する制御を実行する。
【0227】
第1特別図柄の変動時間が経過すると、第1特別図柄停止処理にて第1特別図柄の変動が停止され停止図柄(大当り図柄「7」)が停止表示されるとともに(ステップS83)、第1大当り遊技中フラグがセットされる(ステップS86)。このとき、第1可変表示装置8には例えば大当り図柄「777」が停止表示されたものとする。そして、第1大入賞口開放前処理が実行されることにより、大当り遊技が開始される。
【0228】
大当り遊技が開始されると、第1大当り遊技中フラグがセットされていることにもとづいて、第2特別図柄変動中処理にて第2特別図柄の変動時間の計測が中断される。なお、第2特別図柄の変動時間の計測が中断されているときは、第2飾り図柄の変動時間の計測も中断されている。この実施の形態では、第2特別図柄および第2飾り図柄の変動時間の計測が中断されているときも、第2特別図柄表示器92において第2特別図柄の変動表示は行われ、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の変動表示は行われている。
【0229】
図27に示す例では、第1可変表示装置8において大当り遊技演出が実行されているときに、変動時間の計測が中断されている第2特別図柄(第2飾り図柄)の停止図柄(表示結果)が大当り図柄になると予め決定されていない。停止図柄がはずれ図柄になると予め決定されている。従って、図26に示した例と異なり、第1可変表示装置8にて大当り遊技演出の実行中に連続大当り確定演出は実行されない。また、図27に示す例では、第2特別図柄の残り変動時間が10秒であり所定時間(1秒)以上であるため、第2可変表示装置9において停止図柄での揺れ変動が実行されない。従って、大当りの遊技中、ドラム9a,9bが回転する通常の変動が継続して行われる。
【0230】
第1可変表示装置8において大当り遊技が終了すると、第2特別図柄(第2飾り図柄)の変動時間の計測が再開される。このとき、第2可変表示装置9では停止図柄での変動(通常のドラムが回転する変動)が継続して行われている。残り変動時間(図27に示す例では10秒)が経過すると、予め決められている停止図柄が第2可変表示装置9において停止表示される。
【0231】
このように、変動時間の計測が再開されたときに残り変動時間が長い場合は、残り変動時間内に予め決められている停止図柄(確定図柄)を停止表示(導出表示)するのが比較的容易であるので、揺れ変動を実行しないようにしている。この場合、表示制御用マイクロコンピュータ100は、大当り終了時における回転ドラム9a,9bの回転位置、残り変動時間などにもとづいて回転ドラム9a,9bの回転速度を調整し、残り変動時間の経過時に予め決められた停止図柄を所定の停止位置に停止するように制御する。
【0232】
次に、演出制御手段の動作を説明する。図28は、図柄制御基板80に搭載されている表示制御用マイクロコンピュータ100が実行するメイン処理を示すフローチャートである。表示制御用マイクロコンピュータ100は、電源が投入されると、メイン処理の実行を開始する。メイン処理では、まず、RAM領域のクリアや各種初期値の設定、また演出制御の起動間隔を決めるためのタイマの初期設定等を行うための初期化処理を行う(ステップS701)。その後、表示制御用マイクロコンピュータ100は、タイマ割込フラグの監視(ステップS702)の確認を行うループ処理に移行する。タイマ割込が発生すると、表示制御用マイクロコンピュータ100は、タイマ割込処理においてタイマ割込フラグをセットする。メイン処理において、タイマ割込フラグがセットされていたら、表示制御用マイクロコンピュータ100は、そのフラグをクリアし(ステップS703)、以下の演出制御処理を実行する。
【0233】
演出制御処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、まず、受信した表示制御コマンドを解析する(コマンド解析処理:ステップS704)。次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、ランプ制御基板35に対してランプ制御コマンドを送信するランプ制御コマンド出力処理を行う(ステップS705)。
【0234】
次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1表示制御プロセス処理を行う(ステップS706)。第1表示制御プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態(第1表示制御プロセスフラグ)に対応した処理を選択して第1可変表示装置8の表示制御を実行する。また、第2表示制御プロセス処理を行う(ステップS707)。第2表示制御プロセス処理では、制御状態に応じた各プロセスのうち、現在の制御状態(第2表示制御プロセスフラグ)に対応した処理を選択して第2可変表示装置9の表示制御を実行する。そして、2つのドラム9a,9bを回転させるための2つのドラムモータ200a,200bを制御するモータ制御処理を行う(ステップS708)。さらに、飾り図柄決定用乱数などの乱数を生成するためのカウンタのカウンタ値を更新する乱数更新処理を実行する(ステップS709)。その後、ステップS702に移行する。
【0235】
なお、コマンド解析処理(ステップS704)では、表示制御用マイクロコンピュータ100は、遊技制御用マイクロコンピュータ560からの特別図柄指定コマンドにもとづいて、特別図柄の種別に応じた停止図柄としての飾り図柄を、飾り図柄決定用乱数にもとづいて決定する。また、遊技制御用マイクロコンピュータ560からの変動パターンコマンド(短変動パターンコマンドも含む)をRAM103における所定の格納領域(飾り図柄格納領域)に格納する。また、遊技制御用マイクロコンピュータ560からの表示制御コマンドに応じたフラグをセットする。
【0236】
図29は、図28に示されたメイン処理における第1表示制御プロセス処理(ステップS706)を示すフローチャートである。第1表示制御プロセス処理では、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1表示制御プロセスフラグの値に応じてステップS800〜S807のうちのいずれかの処理を行う。各処理において、以下のような処理を実行する。
【0237】
第1変動パターンコマンド受信待ち処理(ステップS800):コマンド受信割込処理によって、変動パターン指定の表示制御コマンド(変動パターンコマンド)を受信したか否か確認する。具体的には、変動パターンコマンドが受信されたことを示すフラグ(第1変動パターン受信フラグ)がセットされたか否か確認する。第1変動パターン受信フラグは、表示制御用マイクロコンピュータ100が実行するコマンド解析処理で第1可変表示装置8における第1飾り図柄の変動パターンコマンドが受信されたことが確認された場合にセットされる。第1変動パターン受信フラグがセットされたことを確認したときは、飾り図柄決定用乱数を抽出し、抽出した飾り図柄決定用乱数にもとづいて第1飾り図柄の停止図柄を決定する。
【0238】
第1図柄変動開始処理(ステップS801):第1飾り図柄の変動が開始されるように制御する。また、第1変動時間タイマに変動時間に相当する値を設定し、使用する第1プロセステーブルを選択するとともに、第1プロセステーブルの最初に設定されているプロセスタイマ設定値をプロセスタイマに設定する。
【0239】
第1図柄変動中処理(ステップS802):変動パターンを構成する各変動状態(液晶表示画面の表示状態)の切替タイミングを制御するとともに、変動時間の終了を監視する。また、第2可変表示装置9において大当り遊技が開始されると変動時間の計測を中断し、大当り遊技が終了すると変動時間の計測を再開する。
【0240】
第1図柄停止待ち処理(ステップS803):遊技制御用マイクロコンピュータ560から送信される飾り図柄停止指定コマンドを受信したことに応じて、第1飾り図柄の変動を停止し停止図柄(確定図柄)を導出表示する制御を行う。また、変動時間の計測が中断中の第2飾り図柄の停止図柄として大当り図柄になると予め決定されているときは、連続大当り確定演出を実行することに決定する。
【0241】
第1大当り表示処理(ステップS804):変動時間の終了後、大当り開始表示の制御を行う。なお、この実施の形態では、連続大当り確定演出の実行が決定されているときは、大当り開始表示中に当該演出が実行される。
【0242】
第1ラウンド中処理(ステップS805):大当り遊技におけるラウンド中の表示制御を行う。例えば、大入賞口が開放中であることを示す大入賞口開放中表示コマンドを受信したら、ラウンド数の表示制御等を行う。
【0243】
第1ラウンド後処理(ステップS806):大当り遊技におけるラウンド間の表示制御を行う。例えば、大入賞口が開放後(閉鎖中)であることを示す大入賞口開放後表示コマンドを受信したら、インターバル中の表示制御等を行う。
【0244】
第1大当り終了処理(ステップS807):大当り遊技の終了後の大当り終了表示の制御を行う。
【0245】
図30は、第1表示制御プロセス処理における第1変動パターンコマンド受信待ち処理(ステップS800)を示すフローチャートである。第1変動パターンコマンド受信待ち処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1変動パターン受信フラグがセットされたか否か確認する(ステップS811)。セットされていたら、そのフラグをリセットする(ステップS812)。そして、飾り図柄決定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を抽出し、抽出した飾り図柄決定用乱数の値にもとづいて第1飾り図柄の停止図柄を決定する(ステップS813)。
【0246】
そして、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1表示制御プロセスフラグの値を第1図柄変動開始処理(ステップS801)に対応した値に変更する(ステップS814)。
【0247】
図31は、第1プロセステーブルの一構成例を示す説明図である。第1プロセステーブルは、プロセスタイマ設定値とLCD制御実行データの組み合わせが複数集まったデータ(第1プロセスデータ)で構成されている。LCD制御実行データには、変動パターンを構成する各変動態様が記載されている。また、プロセスタイマ設定値には、その変動態様での変動時間が設定されている。なお、図31に示すように、各第1プロセスデータ1〜nに含まれるプロセスタイマを足し合わせた時間が1つの変動パターンの変動時間となる。表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1プロセステーブルを参照し、プロセスタイマ設定値に設定されている時間だけLCD制御実行データに設定されている変動態様で第1飾り図柄を変動表示させる制御を行う。
【0248】
図31に示す第1プロセスデータは、図柄制御基板80におけるROM102に格納されている。また、第1プロセステーブルは、各変動パターンのそれぞれに応じて用意されている。
【0249】
図32は、第1表示制御プロセス処理における第1図柄変動開始処理(ステップS801)を示すフローチャートである。第1図柄変動開始処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、まず、第1飾り図柄の可変表示の変動パターン、停止時の表示図柄(停止図柄)および予告演出の種類に応じた第1プロセステーブルを選択する(ステップS821)。そして、選択した第1プロセステーブルにおいて最初に設定されているプロセスタイマをスタートさせる(ステップS822)。
【0250】
次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1プロセスデータ1の内容に従ってLCD制御することをVDP81に指示する(ステップS823)。VDP81は、表示制御用マイクロコンピュータ100からの指示に従って、第1可変表示装置(LCD)8に第1飾り図柄の可変表示を開始させる。次いで、第1変動時間タイマ(第1飾り図柄の変動時間に応じたタイマ)をスタートし(ステップS824)、第1表示制御プロセスフラグの値を第1図柄変動中処理に対応した値にする(ステップS825)。
【0251】
図33は、第1表示制御プロセス処理における第1図柄変動中処理(ステップS802)を示すフローチャートである。第1図柄変動中処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、まず、変動時間の計測が中断されていることを示す計測中断フラグがセットされているか否か確認し(ステップS831)、計測中断フラグがセットされていなければ第2飾り図柄停止コマンドを受信したか否か確認する(ステップS832A)。なお、第2飾り図柄停止コマンドの受信の確認は、コマンド解析処理において第2飾り図柄停止コマンドの受信に応じたフラグ(第2飾り図柄停止フラグ)がセットされたかどうかを確認することにより行われる。
【0252】
第2飾り図柄停止コマンドを受信していなければ(ステップS832AのN)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1変動時間タイマの値を1減算し(ステップS833)、プロセスタイマの値を1減算する(ステップS834)。そして、プロセスタイマがタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS835)。プロセスタイマがタイムアウト(タイムアップ)していれば、プロセスデータの切替を行う(ステップS836)。すなわち、第1プロセステーブルにおける次に設定されているプロセスタイマ設定値をプロセスタイマに設定するとともに、その次に設定されているLCD制御実行データにもとづいて第1可変表示装置8に対する制御状態を変更する。また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1プロセスデータの内容に従ってLCD制御することをVDP81に指示する(ステップS837)。
【0253】
次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1変動時間タイマがタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS838)。第1変動時間タイマがタイムアウトしていなければ、そのまま処理を終了し、第1変動時間タイマがタイムアウトしていれば、第1表示制御プロセスフラグの値を第1図柄停止待ち処理に対応した値にする(ステップS846)。
【0254】
第2飾り図柄停止コマンドを受信していれば(ステップS832AのY)、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の変動(可変表示)が停止された状態であることを意味する。このとき、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2大当り開始予定フラグがセットされているか否かを確認することにより(ステップS832B)、第2可変表示装置9において大当り遊技が開始されるかどうかを確認する。なお、第2大当り開始予定フラグは、コマンド解析処理において、第2可変表示装置9における大当り用の変動パターンコマンドの受信または大当り図柄を指定する特別図柄指定コマンドの受信に応じてセットされる。表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2大当り開始予定フラグがセットされていないときは(ステップS832BのN)、ステップS833の処理に移行する。第2大当り開始予定フラグがセットされているときは(ステップS832BのY)、計測中断フラグをセットする(ステップS839)。計測中断フラグがセットされると、変動時間の計測(ステップS833)が中断される。次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2大当り遊技中の第1プロセステーブルを選択する(ステップS840)。図26に示したように、第2可変表示装置9における大当り遊技の実行中のとき、第1可変表示装置8では、第1飾り図柄の変動時間の計測は中断されるが第1飾り図柄の変動表示は継続されている。このように第2可変表示装置9における大当り遊技の実行中に第1可変表示装置8における第1飾り図柄の変動を継続させるような第1飾り図柄の変動態様が第2大当り遊技中の第1プロセステーブルには設定されている。
【0255】
そして、表示制御用マイクロコンピュータ100は、選択した第1プロセステーブルにおいて最初に設定されているプロセスタイマをスタートさせる(ステップS841)。また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1プロセスデータ1の内容に従ってLCD制御することをVDP81に指示し(ステップS842)、処理を終了する。
【0256】
ステップS831において、計測中断フラグがセットされているときは(ステップS831のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2大当り終了コマンドを受信したか否か確認する(ステップS843)。なお、第2大当り終了コマンドの受信の確認は、コマンド解析処理において第2大当り終了コマンドの受信に応じたフラグがセットされたかどうかを確認することにより行われる。
【0257】
第2大当り終了コマンドを受信していなければ(ステップS843のN)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、上述したステップS834〜S838の処理を実行する。このとき、ステップS833の処理(変動時間の計測)は行われない。なお、この状態のときは変動時間の計測が行われていないので、ステップS838では第1変動時間タイマはタイムアウトしていないと判断される(ステップS838のN)。
【0258】
第2大当り終了コマンドを受信していれば(ステップS843のY)、第2可変表示装置9において大当り遊技が終了したことを意味するので、表示制御用マイクロコンピュータ100は、計測中断フラグをリセットする(ステップS844)。これにより、変動時間の計測(ステップS833)が再開される。また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1プロセステーブル選択処理を実行する(ステップS845)。第1プロセステーブル選択処理は、変動時間の計測が再開されたときの残り変動時間において予め決定された第1飾り図柄の停止図柄を停止表示できるような第1飾り図柄の変動態様が設定された第1プロセステーブルを選択する処理である。具体的には、変動時間の計測が中断される前に実行されていた第1プロセステーブルを選択し、その第1プロセステーブルにおける変動の中断された時点の第1プロセスデータから変動を再開してもよいし、また、残り変動時間や停止図柄に応じた別の第1プロセステーブルを選択するようにしてもよい。
【0259】
そして、表示制御用マイクロコンピュータ100は、上述したステップS833〜S838の処理を実行する。このとき、ステップS833の処理が実行されることにより、残り変動時間の計測が行われる。ステップS838において第1変動時間タイマがタイムアウトしたと判断すると、第1表示制御プロセスフラグの値を第1図柄停止待ち処理に対応した値にする(ステップS846)。
【0260】
以上のように、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2可変表示装置9に大当り図柄が導出表示されて大当り遊技状態となるときには、第2飾り図柄停止コマンドの受信および第2大当り開始予定フラグのセットにもとづいて計測中断フラグをセットして変動時間の計測を中断する。そして、第2大当り終了コマンドを受信するまで変動時間の計測を中断し、第2大当り終了コマンドの受信に応じて計測中断フラグをリセットして変動時間の計測を再開する。
【0261】
図34は、第1表示制御プロセス処理における第1図柄停止待ち処理(ステップS803)を示すフローチャートである。第1図柄停止待ち処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、飾り図柄の停止を指示する表示制御コマンド(飾り図柄停止指定コマンド)を受信しているか否か確認する(ステップS861)。
【0262】
飾り図柄停止指定コマンドを受信していれば、飾り図柄格納領域に格納されている第1飾り図柄の停止図柄で図柄を停止させて、確定図柄を導出表示させる制御を行う(ステップS862)。
【0263】
次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1飾り図柄の停止図柄として大当り図柄を表示したか否かを確認する(ステップS863)。第1飾り図柄の停止図柄として大当り図柄を表示していない場合(はずれ図柄を表示した場合)には、第1表示制御プロセスフラグの値を第1変動パターンコマンド受信待ち処理に対応した値にする(ステップS864)。
【0264】
第1飾り図柄の停止図柄として大当り図柄を表示した場合には、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1大当り開始フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS865)。なお、第1大当り開始フラグは第1大当り開始コマンドの受信に応じてコマンド解析処理にてセットされる。第1大当り開始フラグがセットされていなければ(ステップS865のN)、まだ大当り遊技の実行タイミングではないので、処理を終了する。第1大当り開始フラグがセットされていれば(ステップS865のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2可変表示装置9において第2飾り図柄が変動中であるか否かを判定する(ステップS866)。なお、第2飾り図柄が変動中であるか否かは、第2表示制御プロセスフラグの値が第2図柄変動中処理を示す値であるか否かを確認することにより行われる。
【0265】
第2飾り図柄が変動中でなければ(ステップS866のN)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、大当り表示用の第1プロセステーブルを選択する(ステップS867)。ここで、大当り表示用の第1プロセステーブルは、連続大当り確定演出を実行しない通常の大当り開始表示(大当りとなったことを遊技者に報知する表示)を行うためのプロセステーブルである。そして、プロセスタイマをスタートさせた後(ステップS872)、第1表示制御プロセスフラグの値を第1大当り表示処理に対応した値にする(ステップS873)。
【0266】
ステップS866において第2飾り図柄が変動中であれば(ステップS866のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、変動中の第2飾り図柄が大当り図柄で停止されるか否か、すなわち第2飾り図柄の停止図柄として大当り図柄になると事前に決定されているか否かを判定する(ステップS868)。なお、変動中の第2飾り図柄が大当り図柄で停止されるか否かは、第2飾り図柄の変動開始時に遊技制御用マイクロコンピュータ560から送信される特別図柄指定コマンドにもとづいて、第2特別図柄の停止図柄が大当り図柄であるかどうかを確認することにより判断される。
【0267】
変動中の第2飾り図柄が大当り図柄で停止されないとき(ステップS868のN)、つまり、第2飾り図柄がはずれ図柄で停止されるときは、表示制御用マイクロコンピュータ100は、上述したステップS867,S872,S873の処理を実行する。
【0268】
変動中の第2飾り図柄が大当り図柄で停止されるときは(ステップS868のY)、変動中の第2飾り図柄の停止図柄である大当り図柄が確変図柄であるか否かを判定する(ステップS869)。なお、大当り図柄が確変図柄であるか否かも、第2飾り図柄の変動開始時に遊技制御用マイクロコンピュータ560から送信される特別図柄指定コマンドにもとづいて、第2特別図柄の停止図柄が大当り図柄のうち確変図柄であるかどうかを確認することにより判断される。
【0269】
大当り図柄が確変図柄であるときは(ステップS869のY)、連続確変大当り報知用の第1プロセステーブルを選択する(ステップS870)。一方、大当り図柄が確変図柄でない(非確変図柄である)ときは(ステップS869のY)、連続通常大当り報知用の第1プロセステーブルを選択する(ステップS871)。ここで、連続確変大当り報知用の第1プロセステーブルは、現在変動中(変動時間の計測は中断中)の第2飾り図柄の停止図柄も連続して大当りになることを遊技者に報知するとともにその大当りが確変大当りであることを遊技者に報知する連続確変大当り確定演出を実行する大当り開始表示(大当りとなったことも遊技者に報知する:図67参照)を行うためのプロセステーブルである。また、連続通常大当り報知用の第1プロセステーブルは、現在変動中(変動時間の計測は中断中)の第2飾り図柄の停止図柄も連続して大当りになることを遊技者に報知するとともにその大当りが通常大当りであることを遊技者に報知する連続通常大当り確定演出を実行する大当り開始表示(大当りとなったことも遊技者に報知する:図50(9)参照)を行うためのプロセステーブルである。なお、この実施の形態では、連続確変大当り確定演出と連続通常大当り確定演出のことを総称して連続大当り確定演出と呼んでいる。
【0270】
その後、ステップS872,S873の処理を実行する。つまり、プロセスタイマをスタートさせ(ステップS872)、第1表示制御プロセスフラグの値を第1大当り表示処理に対応した値にする(ステップS873)。
【0271】
なお、第1可変表示装置8にて大当り遊技が実行される場合は、第1大当り表示処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は第1図柄停止待ち処理で選択された第1プロセステーブルに設定されている第1プロセスデータの内容に従ってLCD制御を実行する。従って、連続大当り報知用の第1プロセステーブルが選択された場合には、大当り開始表示中において連続大当り確定演出が実行される。
【0272】
図35は、図28に示されたメイン処理における第2表示制御プロセス処理(ステップS707)を示すフローチャートである。第2表示制御プロセス処理では、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2表示制御プロセスフラグの値に応じてステップS900〜S907のうちのいずれかの処理を行う。なお、第2表示制御プロセス処理は、図29に示した第1表示制御プロセス処理とほぼ同内容の処理を実行するが、第1表示制御プロセス処理は液晶表示装置(LCD)の表示制御を実行するのに対し、第2表示制御プロセス処理では回転ドラム9a,9bを駆動するドラムモータ200a,200bの駆動制御を実行するため、このような制御対象の違いに応じて異なる制御も行われる。以下、第2表示制御プロセス処理のおける各処理について説明する。
【0273】
第2変動パターンコマンド受信待ち処理(ステップS900):コマンド受信割込処理によって、変動パターン指定の表示制御コマンド(変動パターンコマンド)を受信したか否か確認する。具体的には、変動パターンコマンドが受信されたことを示すフラグ(第2変動パターン受信フラグ)がセットされたか否か確認する。第2変動パターン受信フラグがセットされたことを確認したときは、飾り図柄決定用乱数を抽出し、抽出した飾り図柄決定用乱数にもとづいて第2飾り図柄の停止図柄を決定する。
【0274】
第2図柄変動開始処理(ステップS901):回転ドラム9a,9bの変動が開始されるように制御する。また、第2変動時間タイマに変動時間に相当する値を設定し、使用する第2プロセステーブルを選択するとともに、第2プロセステーブルの最初に設定されているプロセスタイマ設定値をプロセスタイマに設定する。
【0275】
第2図柄変動中処理(ステップS902):変動パターンを構成する各変動状態(ドラムの回転速度など)の切替タイミングを制御するとともに、変動時間の終了を監視する。また、第1可変表示装置8において大当り遊技が開始されると変動時間の計測を中断し、大当り遊技が終了すると変動時間の計測を再開する。また、変動時間の計測を中断しているときに、残り変動時間が所定時間以下であれば、大当り終了表示指定コマンドの受信に応じて停止図柄での揺れ変動を開始させる。
【0276】
第2図柄停止待ち処理(ステップS903):遊技制御用マイクロコンピュータ560から送信される飾り図柄停止指定コマンドを受信したことに応じて、第2飾り図柄の変動を停止し停止図柄(確定図柄)を導出表示する制御を行う。また、変動時間の計測が中断中の第1飾り図柄の停止図柄として大当り図柄になると予め決定されているときは、連続大当り確定演出を実行することに決定する。
【0277】
第2大当り表示処理(ステップS904):変動時間の終了後、大当り開始表示の制御を行う。なお、この実施の形態では、連続大当り確定演出の実行が決定されているときは、大当り開始表示中に当該演出が実行される。
【0278】
第2ラウンド中処理(ステップS905):大当り遊技におけるラウンド中の表示制御を行う。
【0279】
第2ラウンド後処理(ステップS906):大当り遊技におけるラウンド間の表示制御を行う。
【0280】
第2大当り終了処理(ステップS907):大当り遊技の終了後の大当り終了表示の制御を行う。
【0281】
図36は、第2表示制御プロセス処理における第2変動パターンコマンド受信待ち処理(ステップS900)を示すフローチャートである。第2変動パターンコマンド受信待ち処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2変動パターン受信フラグがセットされたか否か確認する(ステップS911)。セットされていたら、そのフラグをリセットする(ステップS912)。そして、飾り図柄決定用乱数を生成するためのカウンタのカウント値を抽出し、抽出した飾り図柄決定用乱数の値にもとづいて第2飾り図柄の停止図柄を決定する(ステップS913)。
【0282】
また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、ドラム初期化要求フラグをセットし(ステップS914)、第2表示制御プロセスフラグの値を第2図柄変動開始処理(ステップS901)に対応した値に変更する(ステップS915)。
【0283】
図37は、第2プロセステーブルおよびモータ制御実行データの一構成例を示す説明図である。第2プロセステーブルは、プロセスタイマ設定値とモータ制御実行データの組み合わせが複数集まったデータ(第2プロセスデータ)で構成されている。モータ制御実行データには、回転ドラム9a,9bを駆動するドラムモータ(ステッピングモータ)200a,200bの駆動制御の内容を示すデータが記載されている。また、プロセスタイマ設定値には、モータ制御実行データにもとづく表示制御がなされる時間が設定されている。なお、図37に示すように、各第2プロセスデータ1〜nに含まれるプロセスタイマを足し合わせた時間が1つの変動パターンの変動時間となる。
【0284】
モータ制御実行データには、モータの駆動制御の内容を示すデータとして、ドラムモータ200a,200bの駆動モード(励磁モード)を示すデータと、トルク(励磁電流のピーク値)を示すデータと、回転方向(正方向または逆方向)を示すデータと、速度(パルス周波数すなわちパルス幅)を示すデータと、その速度で回転させるステップ数を示すデータとが設定されている(図37参照)。
【0285】
第2プロセステーブルは、2つの回転ドラム9a,9bのそれぞれに対応して設けられている。例えば、左ドラム9aに対応した第2プロセステーブルには、正方向高速回転を行わせる場合は、高速で回転させる時間を示すプロセスタイマと、高速回転時の駆動モードである1−2相励磁(B)を示すデータと、回転方向が正方向(順方向)であることを示すデータと、トルクが100%であることを示すデータと、高速回転時の速度を示すデータと、その速度で回転させるステップ数を示すデータとが設定される。また、一旦停止させる場合は、一旦停止期間時間を示すプロセスタイマと、速度0を示すデータと、ダミーのステップ数データとが設定される。この場合、駆動モード、回転方向およびトルクを示すデータは設定されていなくてもよい。さらに、逆方向中速回転を行わせる場合は、中速で回転させる時間を示すプロセスタイマと、中速回転時の駆動モードである1−2相励磁(B)を示すデータと、回転方向が逆方向であることを示すデータと、トルクが50%であることを示すデータと、中速回転時の速度を示すデータと、その速度で回転させるステップ数を示すデータとが設定される。
【0286】
また、第2プロセステーブルは、各変動パターンにおいて、停止時の表示図柄に応じて用意されている。例えば、同じリーチ変動の変動パターンであっても、停止時の表示図柄が違えば変動期間における回転数(ステップ数)は若干異なるので、異なる第2プロセステーブルとして用意されている。但し、停止時の表示図柄が違っても変動時間を同じ29.0秒にする必要がある。そこで、例えば、回転開始時の期間や回転終了時の期間において、回転速度を若干異ならせるようにする。すなわち、第2プロセステーブルにおいて、そのような期間に対応させた回転速度およびステップ数を異ならせる。
【0287】
表示制御用マイクロコンピュータ100は、以上のような第2プロセステーブルを参照し、プロセスタイマに設定されている時間だけ、モータ制御実行データに設定されている内容に応じて、ドラムモータ200a,200bを駆動して回転ドラム9a,9bを回転させる制御を行う。
【0288】
なお、同じ変動パターン(さらに同じ停止図柄)であっても、予告する/しないに応じて、かつ、予告の態様に違いに応じて、異なる第2プロセステーブルを用意することが好ましい。第2プロセステーブルは、第2図柄変動開始処理、第2図柄変動中処理およびモータ制御処理等において使用されるのであるが、このように、きめ細かに多数の第2プロセステーブルを用意しておけば、上記の各処理を容易に実行することができる。
【0289】
図37に示す第2プロセスデータは、図柄制御基板80におけるROM102に格納されている。
【0290】
図38は、第2表示制御プロセス処理における第2図柄変動開始処理(ステップS901)を示すフローチャートである。第2図柄変動開始処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、まず、第2飾り図柄の可変表示の変動パターン、停止時の表示図柄(停止図柄)および予告演出の種類に応じた第2プロセステーブルを選択する(ステップS921)。また、ドラムモータ200a,200bに対する通電を開始する(ステップS922)。そして、選択した第2プロセステーブルにおいて最初に設定されているプロセスタイマをスタートさせる(ステップS923)。
【0291】
次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2プロセスデータ1の内容に従ってモータ制御することをモータ制御処理に指示する(ステップS924)。具体的には、その旨を示す内部フラグをセットする。次いで、第2変動時間タイマ(第2飾り図柄の変動時間に応じたタイマ)をスタートし(ステップS925)、第2表示制御プロセスフラグの値を第2図柄変動中処理に対応した値にする(ステップS926)。
【0292】
図39は、第2表示制御プロセス処理における第2図柄変動中処理(ステップS902)を示すフローチャートである。第2図柄変動中処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、まず、変動時間の計測が中断されていることを示す計測中断フラグがセットされているか否か確認し(ステップS931)、計測中断フラグがセットされていなければ第1飾り図柄停止コマンドを受信したか否か確認する(ステップS932A)。なお、第1飾り図柄停止コマンドの受信の確認は、コマンド解析処理において第1飾り図柄停止コマンドの受信に応じたフラグ(第1飾り図柄停止フラグ)がセットされたかどうかを確認することにより行われる。
【0293】
第1飾り図柄停止コマンドを受信していなければ(ステップS932AのN)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2変動時間タイマの値を1減算し(ステップS933)、プロセスタイマの値を1減算する(ステップS934)。そして、プロセスタイマがタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS935)。プロセスタイマがタイムアウト(タイムアップ)していれば、プロセスデータの切替を行う(ステップS936)。すなわち、第2プロセステーブルにおける次に設定されているプロセスタイマ設定値をプロセスタイマに設定するとともに、その次に設定されているモータ制御実行データにもとづいて第2可変表示装置9に対する制御状態を変更する。次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2プロセスデータ(モータ制御実行データ)の内容に従ってモータ制御することをモータ制御処理に指示する(ステップS937)。
【0294】
次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2変動時間タイマがタイムアウトしたか否かを確認する(ステップS938)。第2変動時間タイマがタイムアウトしていなければ、そのまま処理を終了し、第2変動時間タイマがタイムアウトしていれば、第2表示制御プロセスフラグの値を第2図柄停止待ち処理に対応した値にする(ステップS950)。
【0295】
第1飾り図柄停止コマンドを受信していれば(ステップS932AのY)、第1可変表示装置8において第1飾り図柄の変動(可変表示)が停止された状態であることを意味する。このとき、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1大当り開始予定フラグがセットされているか否かを確認することにより(ステップS932B)、第1可変表示装置8において大当り遊技が開始されるかどうかを確認する。なお、第1大当り開始予定フラグは、コマンド解析処理において、第1可変表示装置8における大当り用の変動パターンコマンドの受信または大当り図柄を指定する特別図柄指定コマンドの受信に応じてセットされる。表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1大当り開始予定フラグがセットされていないときは(ステップS932BのN)、ステップS933の処理に移行する。第1大当り開始予定フラグがセットされているときは(ステップS932BのY)、計測中断フラグをセットする(ステップS939)。計測中断フラグがセットされると、変動時間の計測(ステップS933)が中断される。次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1大当り遊技中の第2プロセステーブルを選択する(ステップS940)。図26および図27に示したように、第1可変表示装置8における大当り遊技の実行中のとき、第2可変表示装置9では、第2飾り図柄の変動時間の計測は中断されるが第2飾り図柄の変動表示は継続されている。このように第1可変表示装置8における大当り遊技の実行中に第2可変表示装置9における第2飾り図柄の変動を継続させる(ドラムの回転を継続させる)ような第2飾り図柄の変動態様が第1大当り遊技中の第2プロセステーブルには設定されている。
【0296】
そして、表示制御用マイクロコンピュータ100は、選択した第2プロセステーブルにおいて最初に設定されているプロセスタイマをスタートさせる(ステップS941)。また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2プロセスデータ1の内容に従ってモータ制御することをモータ制御処理に指示し(ステップS942)、処理を終了する。
【0297】
ステップS931において、計測中断フラグがセットされているときは(ステップS931のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1大当り終了コマンドを受信したか否か確認する(ステップS943)。なお、第1大当り終了コマンドの受信の確認は、コマンド解析処理において第1大当り終了コマンドの受信に応じたフラグがセットされたかどうかを確認することにより行われる。
【0298】
第1大当り終了コマンドを受信していなければ(ステップS943のN)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、大当り終了表示指定コマンドを受信したときに当該コマンドを受信したことを示すコマンド受信済フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS944)。コマンド受信済フラグがセットされていないときは(ステップS944のN)、大当り終了表示指定コマンドを受信したか否かを確認する(ステップS945)。なお、大当り終了表示指定コマンドの受信の確認は、コマンド解析処理において大当り終了表示指定コマンドの受信に応じたフラグがセットされたかどうかを確認することにより行われる。
【0299】
大当り終了表示指定コマンドを受信していなければ(ステップS945のN)、上述したステップS934〜S938の処理を実行する。なお、変動時間の計測が中断しているため、ステップS938では第2変動時間タイマはタイムアウトしていないと判断される。
【0300】
大当り終了表示指定コマンドを受信したときは(ステップS945のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、現在中断中の変動時間における残り変動時間が所定時間以下であるか否かを判定し、その判定結果に応じて第2プロセステーブルの切替を行う残り変動時間判定処理(図40参照)を実行する(ステップS946)。そして、コマンド受信済フラグをセットする(ステップS947)。コマンド受信済フラグがセットされた後は、ステップS944からステップS934〜S938の処理が実行される。
【0301】
その後に、第1大当り終了コマンドを受信したときは(ステップS943のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、計測中断フラグをリセットし(ステップS948)、第2プロセステーブル選択処理を実行する(ステップS949)。第2プロセステーブル選択処理では、例えば現在選択されている第2プロセステーブルを確認することにより、第2可変表示装置9において停止図柄での揺れ変動が行われているか、または第2飾り図柄の通常の変動が行われているかを確認する。停止図柄での揺れ変動が行われているときは、そのまま揺れ変動を継続させる(すなわち、第2プロセステーブルの変更を行わない)。一方、第2飾り図柄の通常の変動が行われているときは、変動時間の計測が再開されたときの残り変動時間において予め決定された第2飾り図柄の停止図柄を停止表示できるような第2飾り図柄の変動態様が設定された第2プロセステーブルを選択する。つまり、残り変動時間や停止図柄に応じた第2プロセステーブルを選択する。
【0302】
次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、上述したステップS933〜S938の処理を実行する。このとき、ステップS933の処理が実行されることにより、残り変動時間の計測が行われる。ステップS938において第2変動時間タイマがタイムアウトしたと判断すると、第2表示制御プロセスフラグの値を第2図柄停止待ち処理に対応した値にする(ステップS950)。
【0303】
以上のように、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1可変表示装置8に大当り図柄が導出表示されて大当り遊技状態となるときには、第1飾り図柄停止コマンドの受信および第1大当り開始予定フラグのセットにもとづいて計測中断フラグをセットして変動時間の計測を中断する。そして、第1大当り終了コマンドを受信するまで変動時間を計測を中断し、第1大当り終了コマンドの受信に応じて計測中断フラグをリセットして変動時間の計測を再開する。
【0304】
図40は、ステップS946の残り変動時間判定処理を示すフローチャートである。残り変動時間判定処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、まず、残り変動時間が所定時間以下であるかどうかを判定する(ステップS951)。ここで、所定時間は、上述したように、例えばドラム9a,9bが所定速度(例えば中速)で1回転するのに要する時間(例えば1秒)とされている。残り変動時間が所定時間以下でなければ(ステップS951のN)、第2プロセステーブルの選択(変更)を行わずに、処理を終了する。残り変動時間が所定時間以下であれば(ステップS951のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、揺れ変動用の第2プロセステーブルを選択する(ステップS952)。なお、停止図柄の揺れ変動の詳しい態様については後述する(図51参照)。そして、表示制御用マイクロコンピュータ100は、選択した第2プロセステーブルにおいて最初に設定されているプロセスタイマをスタートさせ(ステップS953)、第2プロセスデータ1の内容に従ってモータ制御することをモータ制御処理に指示する(ステップS954)。
【0305】
このように、変動時間の計測が中断されたときの残り変動時間が所定時間以下であるときは、大当り終了表示を表示する時点から第2可変表示装置9で停止図柄の揺れ変動を行うように構成することにより、第2飾り図柄の変動が再開されたときに残り変動時間が短くても、残り変動時間内に事前に決定された停止図柄を停止表示させることができる。
【0306】
なお、上述した例では、停止図柄の揺れ変動を開始する時点は、大当り終了表示を表示する時点としていたが、第1大当り遊技が終了した時点としてもよい。すなわち、ステップS952で選択した揺れ変動用の第2プロセステーブルを用いた表示制御が開始されるのは、大当り終了表示指定コマンドを受信した時点(ステップS945のY)ではなく、第1大当り終了コマンドを受信した時点(ステップS943のY)としてもよい。この場合は、第1大当り終了コマンドを受信するまで、ステップS940で選択した第2プロセステーブルを用いて引き続き表示制御が実行されることになる。
【0307】
図41は、第2表示制御プロセス処理における第2図柄停止待ち処理(ステップS903)を示すフローチャートである。第2図柄停止待ち処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、飾り図柄の停止を指示する表示制御コマンド(飾り図柄停止指定コマンド)を受信しているか否か確認する(ステップS961)。
【0308】
飾り図柄停止指定コマンドを受信していれば、飾り図柄格納領域に格納されている第2飾り図柄の停止図柄で図柄を停止させて、確定図柄を導出表示させる制御を行う(ステップS962)。
【0309】
次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2飾り図柄の停止図柄として大当り図柄を表示したか否かを確認する(ステップS963)。第1飾り図柄の停止図柄として大当り図柄を表示していない場合(はずれ図柄を表示した場合)には、第2表示制御プロセスフラグの値を第2変動パターンコマンド受信待ち処理に対応した値にする(ステップS964)。
【0310】
第2飾り図柄の停止図柄として大当り図柄を表示した場合には、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2大当り開始フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS965)。なお、第2大当り開始フラグは第2大当り開始コマンドの受信に応じてコマンド解析処理にてセットされる。第2大当り開始フラグがセットされていなければ(ステップS965のN)、まだ大当り遊技の実行タイミングではないので、処理を終了する。第2大当り開始フラグがセットされていれば(ステップS965のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1可変表示装置8において第1飾り図柄が変動中であるか否かを判定する(ステップS966)。なお、第1飾り図柄が変動中であるか否かは、第1表示制御プロセスフラグの値が第1図柄変動中処理を示す値であるか否かを確認することにより行われる。
【0311】
第1飾り図柄が変動中でなければ(ステップS966のN)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、大当り表示用の第2プロセステーブルを選択する(ステップS967)。ここで、大当り表示用の第2プロセステーブルは、連続大当り確定演出を実行しない通常の大当り開始表示(大当りとなったことを遊技者に報知する表示)を行うためのプロセステーブルである。そして、プロセスタイマをスタートさせた後(ステップS972)、第2表示制御プロセスフラグの値を第2大当り表示処理に対応した値にする(ステップS973)。
【0312】
ステップS966において第1飾り図柄が変動中であれば(ステップS966のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、変動中の第1飾り図柄が大当り図柄で停止されるか否か、すなわち第1飾り図柄の停止図柄として大当り図柄になると事前に決定されているか否かを判定する(ステップS968)。なお、変動中の第1飾り図柄が大当り図柄で停止されるか否かは、第1飾り図柄の変動開始時に遊技制御用マイクロコンピュータ560から送信される特別図柄指定コマンドにもとづいて、第1特別図柄の停止図柄が大当り図柄であるかどうかを確認することにより判断される。
【0313】
変動中の第1飾り図柄が大当り図柄で停止されないとき(ステップS968のN)、つまり、第1飾り図柄がはずれ図柄で停止されるときは、表示制御用マイクロコンピュータ100は、上述したステップS967,S972,S973の処理を実行する。
【0314】
変動中の第1飾り図柄が大当り図柄で停止されるときは(ステップS968のY)、変動中の第1飾り図柄の停止図柄である大当り図柄が確変図柄であるか否かを判定する(ステップS969)。なお、大当り図柄が確変図柄であるか否かも、第1飾り図柄の変動開始時に遊技制御用マイクロコンピュータ560から送信される特別図柄指定コマンドにもとづいて、第1特別図柄の停止図柄が大当り図柄のうち確変図柄であるかどうかを確認することにより判断される。
【0315】
大当り図柄が確変図柄であるときは(ステップS969のY)、連続確変大当り報知用の第2プロセステーブルを選択する(ステップS970)。一方、大当り図柄が確変図柄でない(非確変図柄である)ときは(ステップS969のN)、連続通常大当り報知用の第2プロセステーブルを選択する(ステップS971)。ここで、連続確変大当り報知用の第2プロセステーブルは、現在変動中(変動時間の計測は中断中)の第1飾り図柄の停止図柄も連続して大当りになることを遊技者に報知するとともにその大当りが確変大当りであることを遊技者に報知する連続確変大当り確定演出を実行する大当り開始表示(大当りとなったことも遊技者に報知する)を行うためのプロセステーブルである。また、連続通常大当り報知用の第2プロセステーブルは、現在変動中(変動時間の計測は中断中)の第1飾り図柄の停止図柄も連続して大当りになることを遊技者に報知するとともにその大当りが通常大当りであることを遊技者に報知する連続通常大当り確定演出を実行する大当り開始表示(大当りとなったことも遊技者に報知する)を行うためのプロセステーブルである。
【0316】
その後、ステップS972,S973の処理を実行する。つまり、プロセスタイマをスタートさせ(ステップS972)、第2表示制御プロセスフラグの値を第2大当り表示処理に対応した値にする(ステップS973)。
【0317】
なお、第2可変表示装置9にて大当り遊技が実行される場合は、第2大当り表示処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は第2図柄停止待ち処理で選択された第2プロセステーブルに設定されている第2プロセスデータの内容に従ってモータ制御を実行する。従って、連続大当り報知用の第2プロセステーブルが選択された場合には、大当り開始表示中において連続大当り確定演出が実行される。
【0318】
次に、ドラムの回転制御について説明する。図42は、図柄制御基板80におけるドラムモータの駆動に関する部分の一構成例を示すブロック図である。
【0319】
ドラムモータ200a,200bには、位置検出のためのドラムセンサ(可変表示部材の基準位置を検出するための位置検出手段、または回動位置特定手段)139A,139Bが設置されている。ドラムセンサ139A,139Bの検出信号は、増幅回路179および入力ポート521を介して表示制御用CPU101に入力される。
【0320】
2つの回転ドラム9a,9bの所定位置に、無反射部分が設けられている。そして、無反射部分を検出できるような位置に、例えば反射型フォトセンサによるドラムセンサ139A,139Bが設けられている。ドラムセンサ139A,139Bは、それぞれ、無反射部分を検知すると、そのことを示す検出信号(出力信号)を出力する。表示制御用CPU101は、検出信号によってドラムの位置が所定位置にきたことを認識でき、その位置を基準として、回転中の任意のタイミングにおけるドラムの位置を認識することができる。その結果、表示図柄(遊技者が視認できる位置にある飾り図柄)を認識することができる。なお、ドラムセンサ139A,139Bには、電源基板からの+12V電圧が供給される。
【0321】
図43は、図28に示された初期化処理(ステップS701)を示すフローチャートである。初期化処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、まず、レジスタを初期化し(ステップS711)、RAM103を初期化する(ステップS712)。次いで、ドラムモータ200a,200bの通電を開始し(ステップS713)、ドラムセンサ139A,139Bがオンするのを待つ(ステップS714)。なお、所定時間内にドラムセンサ139A,139Bがオンしなかった場合には、所定のエラー処理を行う(ステップS791,S792)。また、ステップS714の処理および以降のステップS715〜S719までの処理は、2つのドラムモータ200a,200bのそれぞれについて独立して実行されるが、ここでは、1つの処理として示す。
【0322】
ドラムセンサ139A,139Bがオンしたときに、RAM103に形成されている現在表示図柄カウンタを初期化する(ステップS715)。各ドラムに付されている各飾り図柄には、配列順に図柄番号が割り当てられている。初期化とは、ドラムセンサ139A,139Bがオンしたときに、遊技者が視認できる位置にある飾り図柄(より具体的には中段に表示される飾り図柄)の図柄番号を、現在表示図柄カウンタに設定することである。なお、ドラムセンサがオンしたときに遊技者が視認できる位置にある飾り図柄を基準図柄、その図柄番号を基準図柄番号と呼ぶ。
【0323】
次に、基準図柄が表示されている状態から初期表示図柄が遊技者に視認可能な位置までドラムを回転させるためにドラムモータ200a,200bに与えるステップ数を、RAM103の所定の領域にセットする(ステップS716)。そして、セットしたステップ数分ドラムモータ200a,200bが回転するまで、モータ駆動処理サブルーチンをコールする(ステップS717,S718)。セットしたステップ数分回転したら、ドラムモータ200a,200bの通電を終了する(ステップS719)。
【0324】
なお、この実施の形態では、表示制御手段が、遊技機への電力供給開始時に、独自に、第2可変表示装置9に初期表示図柄を表示させるための制御を行っているが、遊技制御手段から初期図柄を示す表示制御コマンドを受信したことに応じて、第2可変表示装置9に初期表示図柄を表示させるための制御を行ってもよい。
【0325】
図44〜図46は、図28に示されたメイン処理におけるモータ制御処理を示すフローチャートである。モータ制御処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、まず、初期化中であるか否か確認する(ステップS721)。ここでの初期化中とは、第2飾り図柄の変動開始時に、表示図柄を変動開始時初期表示図柄にするための処理を実行中のことである。初期化中であれば、ステップS731に移行する。なお、変動開始時初期表示図柄が遊技者に視認されるようなドラム位置を原点位置と呼ぶ。
【0326】
初期化中でなければ、ドラム初期化要求フラグがセットされているか否か確認する(ステップS722)。ドラム初期化要求フラグは、第2変動パターンコマンド受信待ち処理において変動パターンコマンドを受信したときにセットされる(ステップS914)。ドラム初期化要求フラグがセットされていれば、ステップS729に移行する。
【0327】
ドラム初期化要求フラグがセットされていなければ、第2飾り図柄の変動中であるか否か確認する(ステップS723)。飾り図柄の変動中であれば、第2プロセスデータ(モータ制御実行データ)の内容に従ってモータ制御することの指示があるか否か確認する。なお、第2プロセスデータの内容に従ってモータ制御することの指示は、第2表示制御プロセス処理におけるステップS924,S937,S942,S954で設定される。第2プロセスデータの内容に従ってモータ制御することの指示があれば、新たな第2プロセスデータに設定されている内容をRAM103の所定の領域にセットし(ステップS725)、ステップS726に移行する。第2プロセスデータの内容に従ってモータ制御することの指示がない場合には、直ちにステップS726に移行する。ステップS726では、モータ駆動処理サブルーチンをコールする。
【0328】
ステップS729では、初期化中であることを示す初期化中フラグをセットし(ステップS729)、現在表示図柄カウンタの値と変動開始時初期表示図柄との差に応じたステップ数を、RAM103の所定の領域にセットする(ステップS730)。
【0329】
ステップS731では、モータ駆動処理サブルーチンをコールする。セットしたステップ数分回転したら(ステップS732)、初期化中フラグをリセットする(ステップS733)。
【0330】
ステップS729〜S733の処理によって、第2飾り図柄の変動開始時に、ドラムは、変動開始時初期表示図柄が遊技者に視認されるような位置、すなわち、原点位置で停止する。
【0331】
なお、ステップS729〜S733ではドラムセンサの検出信号を使用せず、前回の変動終了時の現在表示図柄カウンタの値を用いたが、ドラムセンサの検出信号を使用してドラムを原点位置で停止させるようにしてもよい。その場合には、ステップS730の処理を行う前に、初期化処理で実行したステップS714,S715と同様の処理が実行される。
【0332】
この実施の形態では、ドラムモータ200a,200bの駆動方式として、高速回転時および中速回転時には1−2相励磁(B)方式が用いられ、低速回転時には2W1−2相励磁方式が用いられ、超低速回転時には4W1−2相励磁方式が用いられる。そして、これらの駆動方式に対応した基準励磁パターンが繰り返しドラムモータ200a,200bに出力される。
【0333】
表示制御手段のRAM103には、例えば、左右ドラムの現在表示図柄(中段に表示される図柄)の図柄番号が設定される現在表示図柄カウンタが用意される。そして、モータ駆動処理サブルーチンにおいて、1図柄分(ドラムには9図柄付されているので1/9回転分)のステップ数の励磁パターンが出力されると、現在表示図柄カウンタの値が+1される。また、ドラムセンサ139A,139Bの検出信号がオンした時点で、現在表示図柄カウンタに基準図柄番号が設定される。すなわち、初期化される。そして、1図柄分のステップ数の励磁パターンが出力される毎に、現在表示図柄カウンタの値が1図柄分ずつ更新される。
【0334】
図47は、モータ駆動処理サブルーチンを示すフローチャートである。モータ駆動処理サブルーチンにおいて、表示制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS725においてRAM103の所定の領域にセットした第2プロセスデータに設定されている内容に従って、駆動モード、トルク、回転方向およびDECAYモード(減衰モード)を設定する制御信号(指令)をモータ駆動回路177に出力する(ステップS741)。なお、ステップS726のモータ駆動処理以外のモータ駆動処理(ステップS717、S731)では、ステップS741において予め定められた駆動モード、トルク、回転方向等を設定する制御信号(指令)がモータ駆動回路177に出力される。また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2プロセスデータに設定されている内容に従って、パルス信号の周波数をn分周させるための制御信号をプリスケーラ175に出力する(ステップS742)。そして、パルス発生器176は、発振器(図示せず)が発生したパルス信号の周波数をn倍した周波数のパルス信号をモータ駆動回路177に出力する。
【0335】
モータ駆動回路177では、表示制御用マイクロコンピュータ100から出力された制御信号に従って、駆動モード、トルク、回転方向およびDECAYモードを設定し、その設定に応じた励磁パターンを、パルス発生器176から出力されるパルス信号の信号タイミングでステッピングモータ200a,200bの駆動コイルに出力する。例えば、モータ駆動回路177は、制御信号に応じて、駆動モードを1−2相励磁(B)、トルクを100%、回転方向を正方向に、およびDECAYモードを37.5%に設定する。なお、DECAYモードの37.5%は標準値であって、通常選択されるDECAYモードである。そして、モータ駆動回路177は、そのような設定内容に応じて高速回転時に用いる1−2相励磁(B)の励磁電流を、所定周波数のパルス信号の立ち上がりに同期させて電流値を切り替えながら駆動コイルに出力する。
【0336】
次に、表示制御用マイクロコンピュータ100は、モータ駆動回路177に1図柄分のステップ数の励磁パターンを駆動コイルに出力させると、現在表示図柄カウンタの値を+1する(ステップS743,S744)。なお、現在表示図柄カウンタの値が配列の最後の図柄の図柄番号を越えたら、配列の最初の図柄の図柄番号を現在表示図柄カウンタに設定する。
【0337】
ドラムのドラムセンサ139A,139Bの検出信号がオンしたか否かを判定し(ステップS745)、ドラムセンサ139A,139Bの検出信号がオンしたら、現在表示図柄カウンタに基準図柄番号を設定する(ステップS746)。なお、ステップS741〜S746の処理は2つのドラムのそれぞれについて独立して実行されるが、ここでは、1つの処理として示す。
【0338】
図48は、図28に示されたメイン処理におけるランプ制御コマンド出力処理を示すフローチャートである。ランプ制御コマンド出力処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、遊技制御用マイクロコンピュータ560から表示制御コマンドを受信したことを確認したら(ステップS751)、表示制御コマンドデータ(この例では2バイトのデータ)を、ランプ制御コマンドとしてランプ制御基板35に送信する(ステップS752)。
【0339】
また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、飾り図柄(第1飾り図柄、第2飾り図柄)の変動中に、プロセステーブル(第1プロセステーブル、第2プロセステーブル)の切り替え(ステップS840,S845,S940,S949,S952参照)が行われたかどうかを確認し(ステップS753)、切り替えられたプロセステーブルに応じたランプ・LEDの点灯/消灯を指示するランプ制御コマンドをランプ制御基板35に出力する(ステップS754)。なお、プロセステーブルの切替が行われたかどうかは、例えば表示制御用マイクロコンピュータ100がプロセステーブルの切替が行われるときにセットされるフラグ(図示せず)を確認することにより行われる。
【0340】
以上のような処理によって、遊技制御用マイクロコンピュータ560からの遊技状態を示す情報(制御コマンド)がランプ制御手段(ランプ制御基板35に搭載されているマイクロコンピュータ)にも伝達される。また、表示制御用マイクロコンピュータ100が独自に決定した遊技制御に関わる情報(制御コマンド)もランプ制御手段に伝達される。従って、ランプ制御手段は、表示制御用マイクロコンピュータ100による飾り図柄の変動制御と同期したランプ・LED制御を実行することができる。
【0341】
なお、ランプ制御手段は、ランプ制御コマンドを受信したら、そのコマンドが示す情報を音制御コマンドとして音制御基板70に送信する。従って、音制御手段(音制御基板70に搭載されている音声合成用ICなどの制御部)は、表示制御手段による飾り図柄の変動制御およびランプ制御手段によるランプ・LED制御と同期した音出力制御を実行することができる。
【0342】
次に、第1可変表示装置8および第2可変表示装置9における表示態様について説明する。
【0343】
図49〜図51は、いずれの可変表示装置においても大当りとなる場合の第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。この実施の形態では、第1可変表示装置8と第2可変表示装置9との2つの可変表示装置において、飾り図柄の変動表示を並行して行うことが可能である。すなわち、第1可変表示装置8において第1飾り図柄の変動表示が実行されているときに、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の変動表示が並行して実行されることがある。図49〜図51において、(1)(2)(3)・・・というように番号順に表示状態が遷移する。なお、図49〜図51において、飾り図柄としての矢印は、飾り図柄が変動中であることを示す。また、図49〜図51には、第1特別図柄保留記憶表示器10および第2特別図柄保留記憶表示器11の状態も例示されている。図49〜図51に例示するような表示演出は、表示制御用マイクロコンピュータ100によって遊技制御用マイクロコンピュータ560から送られる表示制御コマンドにもとづいて実行される。
【0344】
図49において、(1)の時点では、2つの可変表示装置8,9において第1飾り図柄および第2飾り図柄の変動表示が並行して実行されている。(2)に示すように、第1可変表示装置8における第1飾り図柄の可変表示(変動)が第2可変表示装置9における第2飾り図柄の可変表示よりも先に終了して停止図柄(はずれ図柄「137」)が導出表示されている。第1可変表示装置8において第1飾り図柄の停止図柄が導出表示されると、第1飾り図柄の可変表示を開始できる状態であるので、第1特別図柄プロセス処理(ステップS25)における第1特別図柄通常処理(ステップS300)において、大当り判定処理(ステップS54B)が行われる。このとき、判定結果は大当りであるものとする。従って、第1大当りフラグがセットされることになる(ステップS54D)。
【0345】
そして、第1変動パターン設定処理(ステップS301)において、第1可変表示装置8にて実行される第1飾り図柄の変動パターンが決定される(ステップS62)。予告選択/変動時間決定処理(ステップS62)では、第1大当りフラグがセットされている(ステップS204のY)ので、大当り用の変動パターンが決定される(ステップS207)。なお、図49に示す例では、合計保留記憶数が7であるので、遊技状態が確変状態であるか時短状態であるか通常遊技状態であるかにかかわらず、変動時間を短くすることに決定され(ステップS211)、ステップS207で決定された変動パターンに対応する短変動パターンが選択されることになる。その後、そのように決定された変動パターンを指定する変動パターンコマンドが遊技制御用マイクロコンピュータ560から表示制御用マイクロコンピュータ100に送信される(ステップS63)。
【0346】
その後、第1遊技状態移行制御処理(ステップS302)において、第1飾り図柄の可変表示の開始時に、所定の遊技状態に移行されてからの第1特別図柄および第2特別図柄の変動回数に応じた遊技状態の移行制御が実行される。また、第1特別図柄停止図柄設定処理(ステップS303)において、第1大当りフラグがセットされているので、大当り図柄が決定される(ステップS102,S103)。このとき、大当り図柄として「7」(確変図柄)が決定されたものとする。その場合は、状態フラグがセットされ(ステップS105)、状態回数カウンタに状態回数として100回がセットされ(ステップS106)、確変フラグがセットされていない場合は確変フラグがセットされ(ステップS107)、時短フラグがセットされている場合には時短フラグがリセットされる(ステップS108)。さらに確変回数が抽選によって決定され(ステップS109)、その確変回数が変動回数カウンタにセットされる(ステップS110)。
【0347】
表示制御用マイクロコンピュータ100は、変動パターンコマンドを受信すると、受信した変動パターンコマンドにもとづいて第1可変表示装置8において第1飾り図柄の変動を実行する(ステップS821〜S825,S833〜S838)。また、確変図柄を指定する特別図柄指定コマンドを受信すると、受信した特別図柄指定コマンドにもとづいて、第1変動パターンコマンド受信待ち処理にて第1可変表示装置8における第1飾り図柄の停止図柄として確変図柄(例えば「777」)を決定する。
【0348】
(3)に示すように、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の停止図柄が導出表示されると、第2飾り図柄の可変表示を開始できる状態であるので、第2特別図柄プロセス処理(ステップS26)における第2特別図柄通常処理において、確変状態の終了の判定や大当りの判定が行われる。なお、確変状態の終了の判定では、確変状態を終了しない旨の決定がなされ、大当りの判定では、図49に示すように、大当りとする旨の決定がなされたものとする。従って、第2大当りフラグがセットされることになる。
【0349】
そして、第2変動パターン設定処理において、第2可変表示装置9にて実行される第2飾り図柄の変動パターンが決定される。予告選択/変動時間決定処理では、第2大当りフラグがセットされているので(ステップS204のY参照)、大当り用の変動パターンが決定される。なお、合計保留記憶数が6であるので、変動時間を短くすることに決定される。その後、そのように決定された変動パターンコマンドが遊技制御用マイクロコンピュータ560から表示制御用マイクロコンピュータ100に送信される。
【0350】
その後、第2遊技状態移行制御処理において、第2飾り図柄の可変表示の開始時に、状態回数カウンタによって確変状態に制御されてからの1回目の可変表示(変動)がカウントされ、変動回数カウンタによって確変状態に制御されてからの1回目の可変表示(変動)がカウントされる。また、第2特別図柄停止図柄設定処理において、大当り図柄が決定される。このとき、大当り図柄として「7」(確変図柄)が決定されたものとする。その場合は、状態フラグがセットされ(ステップS105参照)、状態回数カウンタに状態回数として100回がセットされる(ステップS106参照)。さらに確変回数が抽選によって決定され(ステップS109参照)、その確変回数が変動回数カウンタにセットされる(ステップS110参照)。
【0351】
表示制御用マイクロコンピュータ100は、受信した変動パターンコマンドにもとづいて第2可変表示装置9における第2飾り図柄の変動を実行する(ステップS921〜S926,S933〜S938)。また、確変図柄を指定する特別図柄指定コマンドを受信すると、受信した特別図柄指定コマンドにもとづいて、第2変動パターンコマンド受信待ち処理にて第2可変表示装置9における第2飾り図柄の停止図柄として確変図柄(例えば「VV」)を決定する。
【0352】
その後、(6)に示すように、第1可変表示装置8において左右の第1飾り図柄が同一図柄で揃って停止表示されることによりリーチとなる。そして、第1飾り図柄の変動時間が経過することにより(ステップS838のY)、(7)に示すように、左中右の第1飾り図柄が同一図柄で揃って停止表示される(ステップS862,S863)。そして、大当り遊技が開始される(図50の(8)参照)。このとき、第2可変表示装置9においては未だ第2飾り図柄の可変表示が行われている。
【0353】
第1可変表示装置8にて大当り遊技が開始されるとき、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、第2飾り図柄の変動時間の計測を中断する(ステップS71のY参照)。また、表示制御用マイクロコンピュータ100も、第2飾り図柄の変動時間の計測を中断する(ステップS932のY、S939)。しかし、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1大当り遊技中の第2プロセステーブルを選択し(ステップS940)、その後は、当該第2プロセステーブルにおける第2プロセスデータにもとづいて第2可変表示装置9の表示状態の制御を実行する(ステップS941,S942,S934〜S938)。具体的には、図50(8)〜(10)に示すように、第2可変表示装置9では、第1大当り遊技中の第2プロセステーブルにおける第2プロセスデータにもとづいて、第2飾り図柄の可変表示が継続して行われる。
【0354】
第1可変表示装置8については、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1可変表示装置8に大当り図柄が停止表示され(ステップS863のY)、第2大当り図柄が変動中であり(ステップS866のY)、第2飾り図柄は大当り図柄で停止表示されると事前に決定されており(ステップS868のY)、大当り図柄は確変図柄である(ステップS869のY)ので、連続確変大当り報知用の第1プロセステーブルを選択し(ステップS870)、大当り遊技の開始後は、その第1プロセステーブルにおける第1プロセスデータにもとづいて第1可変表示装置8の表示状態の制御を実行する。具体的には、図50(8)に示すように、第1可変表示装置8では、連続確変大当り報知用の第1プロセステーブルにおける第1プロセスデータにもとづいて、大当り開始表示が表示される。そして、図50(9)に示すように、大当り開始表示中において、例えば「大当り2連チャン」の文字とキャラクタを表示する連続大当り確定演出が実行される。その後、第1可変表示装置8では、ラウンド表示とインターバル表示が交互に繰り返され、15ラウンドが終了すると、大当り終了表示が表示される(図50の(10)〜(11)参照)。
【0355】
第1可変表示装置8において大当り終了表示が表示されるとき、表示制御用マイクロコンピュータ100は、残り変動時間判定処理を実行する(ステップS945のY、S946)。残り変動時間判定処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、残り変動時間が所定時間以下であると判定したものとすると(ステップS951のY)、揺れ変動用の第2プロセステーブルを選択し(ステップS952)、その後は、当該第2プロセステーブルにおける第2プロセスデータにもとづいて第2可変表示装置9の表示状態の制御を実行する(ステップS953,S954,S934〜S938)。具体的には、図50の(11)に示すように、停止図柄(大当り図柄)での揺れ変動を実行する。
【0356】
揺れ変動では、大当り終了表示が開始された時点でドラム9a,9bを停止図柄が中断に表示される位置まで図柄番号順の正方向に回転させた後、ドラム9a,9bを正方向と逆方向に交互に回転させるように、ドラムモータ200a,200bの駆動制御が実行される。
【0357】
第1可変表示装置8において大当り遊技が終了すると、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1飾り図柄の変動を開始するとともに、第2飾り図柄の残り変動時間の計測を再開する(ステップS943のY、S948)。そして、第2プロセステーブル選択処理を実行する(ステップS949)。第2プロセステーブル選択処理では、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2可変表示装置9において揺れ変動が実行されているので、第2プロセステーブルの切り替えを行わずに、そのまま揺れ変動を継続させる(図51の(12)(13)参照)。
【0358】
その後、第2飾り図柄の残り変動時間が経過したとき(ステップS938のY)、図51(14)に示すように、表示制御用マイクロコンピュータ100は、揺れ変動しているドラムを停止して、第2飾り図柄の停止図柄として大当り図柄(「VV])を導出表示する(ステップS962)。
【0359】
以上のように、この実施の形態1によれば、第1可変表示装置8(または第2可変表示装置9)にて特定表示結果としての大当り図柄が導出表示されたときに第2可変表示装置9における第2飾り図柄(または第1可変表示装置8における第1飾り図柄)の変動を中断することにより(ステップS71参照)、第1可変表示装置8に大当り図柄が導出表示されたことにもとづく大当り遊技状態と第2可変表示装置9に大当り図柄が導出表示されたことにもとづく大当り遊技状態を同時に発生させないようにすることができる。また、第1可変表示装置8(または第2可変表示装置9)に大当り図柄が導出表示されるまで第2可変表示装置9(または第1可変表示装置8)にて飾り図柄の変動が行われるため、第1可変表示装置8(または第2可変表示装置9)に大当り図柄が導出表示されることを遊技者に把握され難くすることができる。さらに、一方の可変表示装置(例えば第1可変表示装置8)の表示結果に応じて遊技状態を変更する必要が生じたときに、直ちに遊技状態を示すデータのセット・リセットを行う(ステップS107,S108,S115,S116,S119)ことにより遊技状態の開始および終了を制御するように構成されているので、変更された遊技状態を他方の可変表示装置(例えば第2可変表示装置9)における遊技制御に直ちに反映させることができ、その結果、公平な遊技機を提供することができる。
【0360】
また、この実施の形態では、変動の開始時に、状態フラグがセットされていることにもとづいて状態回数カウンタが変動回数をカウントし、状態回数カウンタのカウント数が状態回数になったとき、時短フラグをリセットするように構成されているので、遊技状態が時短状態に制御されているときに、一貫して変動の開始時に変動回数がカウントされるため、確変状態に移行してからの状態回数のカウント数が一定となり、遊技者に対して公平な遊技機を提供することができる。また、この実施の形態では、変動の開始時に、変動回数カウンタが変動回数をカウントし、変動回数カウンタのカウント数が確変回数になったとき、確変フラグをリセットするように構成されているので、遊技状態が確変状態に制御されているときに、一貫して変動の開始時に変動回数がカウントされるため、確変状態に移行してからの確変回数のカウント数が一定となり、遊技者に対して公平な遊技機を提供することができる。
【0361】
さらに、この実施の形態では、確変フラグをセットして確変状態に制御するときに(ステップS107)、状態フラグをセットし(ステップS105)、状態回数を状態回数カウンタにセットし(ステップS106)、確変回数を抽選で決定し(ステップS109)、そのように決定した確変回数を変動回数カウンタにセットする(ステップS110)ように構成されている。また、確変フラグがセットされて確変状態に制御されているときに(ステップS53AのY)、確変状態を終了させるか否かの判定を行い(ステップS53C)、判定の結果、確変状態を終了させると決定されたときは、確変フラグをリセットするとともに(ステップS53E)、状態フラグがセットされていることを条件に時短フラグをセットして(ステップS53F,S53G)、確変状態から時短状態に移行させる制御を実行するように構成されている。これらの構成によれば、確変状態に制御されてからの状態回数(例えば100回)内における確変状態における変動回数(確変回数)と時短状態における変動回数に変化をもたせることができ、遊技状態に対する興味を遊技者に与えることができる。
【0362】
さらに、この実施の形態では、第1可変表示装置8において特定表示結果(大当り図柄)が導出されたときに第2可変表示装置9において可変表示中の特別識別情報(飾り図柄)の表示結果が特定表示結果(大当り図柄)である場合は、特定遊技状態演出(大当り状態演出)を実行している第1可変表示装置8において特別の特定遊技状態演出(連続大当り確定演出を実行する大当り遊技演出)を実行するように構成されているので、遊技者の興趣を高められる。
【0363】
なお、遊技状態が通常遊技状態や時短状態に制御されているときは、第1可変表示装置8および第2可変表示装置9において大当りが連続して発生する可能性は高くないが、遊技状態が確変状態に制御されているときは、大当りの発生確率が高められているので、第1可変表示装置8および第2可変表示装置9において大当りが連続して発生する可能性が比較的高くなるため、連続大当り確定演出が実行される可能性も高くなる。
【0364】
さらに、この実施の形態では、第2可変表示装置9において可変表示時間(変動時間)の計測が中断されている可変表示の表示結果が特別表示結果(確変図柄)になると決定されているときと通常表示結果(非確変図柄、通常図柄)になると決定されているときとで、異なる特別の特定遊技状態演出(連続確変大当り確定演出を実行する大当り遊技演出と連続通常大当り確定演出を実行する大当り遊技演出)を第1可変表示装置8にて実行するように構成されているので、特別の特定遊技状態演出に対してさらに興味を持たせることができる。
【0365】
さらに、この実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、遊技状態を第1大当り遊技状態に移行するときに、第1大当り遊技状態の開始を示す第1大当り開始コマンドを表示制御用マイクロコンピュータ100に送信し、表示制御用マイクロコンピュータ100が、第1大当り開始コマンドを受信したときに第2可変表示装置9において変動時間の計測が中断されているか否かを判定し、変動時間の計測が中断されているときは、第2可変表示装置9における第2飾り図柄の停止図柄が大当り図柄になると決定されているか否かを判定し、その判定結果にもとづいて第1可変表示装置8にて連続大当り確定演出を実行するか否かを決定するように構成されているので、連続大当り確定演出の実行を示す専用のコマンドを設けなくてもよく、コマンドの種類を減らすことができ、その結果、遊技制御用マイクロコンピュータ560の処理負担を軽減させることができる。
【0366】
さらに、この実施の形態では、複数の可変表示装置8,9のいずれかにおいて特別識別情報(飾り図柄)の可変表示が開始されるときに、未だ特別識別情報の可変表示が開始されていない第1始動条件および第2始動条件の成立数(合計保留記憶数)が所定数を超えているとき、変動パターンの変動時間を短縮するように構成されているので、遊技者が第1始動条件および第2始動条件のいずれも成立させるように遊技を行うようになるため、遊技者に第1可変表示装置8および第2可変表示装置9のいずれの表示結果にも興味を持たせることができるようになる。また、変動パターンの変動時間が短縮されると、単位時間当たりの変動回数が増えることから、時間当たりの大当り確率が高まり、遊技者にとって有利になる。
【0367】
さらに、この実施の形態では、第1可変表示装置8において大当り遊技が開始されたときから大当り遊技中の所定のタイミング(大当り終了表示の開始)までドラムモータ200a,200bを駆動してドラム9a,9bを回転させることにより第2飾り図柄の可変表示を行い、所定のタイミングになったときに予め決定された停止図柄を表示するまでドラム9a,9bを可変表示順の正方向に回転させた後、ドラム9a,9bを可変表示順の正方向と逆方向に交互に回転させて揺れ可変表示を行い、変動時間が経過したときに揺れ可変表示を停止させて停止図柄を導出表示するように構成されているので、予め第2可変表示装置9の停止図柄が大当り図柄となると決定されている場合には、第2可変表示装置9において大当り図柄が早く表示されるため、遊技者の興趣を高められる。
【0368】
さらに、この実施の形態では、第1可変表示装置8において大当りとなったことにもとづいて第2可変表示装置9における第2飾り図柄の変動時間の計測が中断された場合に、残り変動時間が所定時間以下であるか否かを判定し、残り変動時間が所定時間以下であると判定されたときに、揺れ可変表示を行うように構成されているので、揺れ可変表示を常に行わないため、可変表示のバリエーションを増やすことができる。
【0369】
なお、上記の実施の形態1では、残り変動時間が所定時間以下であるかどうかの判定を、大当り終了表示の開始時に判定していたが(ステップS946,S951)、大当りの開始時(ステップS932がYのとき)に判定するように構成されていてもよい。
【0370】
実施の形態2.
図52は、実施の形態2による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示状態の切替タイミングを示すタイミング図である。実施の形態1では、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の変動中に第1可変表示装置8において大当り遊技が開始されてから大当り終了表示が表示されるまで第2飾り図柄の変動を継続し、大当り終了表示が表示されたときに第2飾り図柄の残り変動時間が所定時間以下である場合には、停止図柄の揺れ変動を開始し、大当り遊技が終了したことによって残り変動時間の計測が再開されてその残り変動時間が経過したときに揺れ変動を停止して停止図柄を導出表示するように構成されていた。
【0371】
しかし、この実施の形態2−1では、図52に示すように、第1可変表示装置8において大当り遊技が開始されたときに、停止図柄の揺れ変動を開始し、大当り遊技が終了したことによって残り変動時間の計測が再開されてその残り変動時間が経過したときに揺れ変動を停止して停止図柄を導出表示するように構成されている。また、実施の形態2−2では、図52に示すように、第1可変表示装置8において大当り遊技が開始されてもそのまま第2飾り図柄の変動を継続し、残り変動時間が経過したときに、停止図柄の揺れ変動を開始し、大当り遊技が終了したことによって残り変動時間の計測が再開されてその残り変動時間が経過したときに揺れ変動を停止して停止図柄を導出表示するように構成されている。
【0372】
なお、実施の形態2−1,2−2では、第2飾り図柄の変動時間の計測が中断されたときの残り変動時間が所定時間以下であるかどうかを問わずに揺れ変動が実行されるように構成されている。ただし、そのような構成に限られるわけではなく、実施の形態1の場合と同様に、残り変動時間が所定時間以下である場合に限り、揺れ変動を実行するように構成されていてもよい。逆に、実施の形態1でも、残り変動時間が所定時間以下であるかどうかを問わずに、大当り終了表示を開始するタイミング(あるいは最終ラウンドの大入賞口が閉じるタイミング)で揺れ変動を実行するように構成されていてもよい。
【0373】
図53は、実施の形態2−1による第2図柄変動中処理を示すフローチャートである。図53に示すように、この実施の形態2−1では、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1飾り図柄停止コマンドの受信および第1大当り開始予定フラグのセットにもとづいて変動時間の計測を中断するときに(ステップS932AのY、S932BのY、ステップS939)、揺れ変動用の第2プロセステーブル(予め決められた停止図柄を表示する位置(停止位置)までドラムを回転させた後、その位置でドラムに揺れ変動を行わせるための第2プロセスデータが設定されたテーブル)を選択する(ステップS940A)。そして、以後、図39に示した場合と同様の処理を実行する(ステップS941,S942,S934〜S938)。また、第1大当り終了コマンドを受信したときは(ステップS943のY)、変動時間の計測は再開するが(ステップS948、S933)、揺れ変動を継続して実行するように制御する(ステップS934〜S938)。
【0374】
残り変動時間が経過すると(ステップS938のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2飾り図柄の停止図柄を導出表示する(ステップS962)。
【0375】
図54は、実施の形態2−1による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。図54に示すように、この実施の形態2−1では、第1可変表示装置8にて大当り図柄が停止表示され、大当り遊技が開始されると、第2可変表示装置9において予め決められている停止図柄で揺れ変動を開始する。大当り遊技が終了したときに、残り変動時間の計測を再開するが、揺れ変動は継続して実行される。そして、残り変動時間が経過したときに、揺れ変動を停止して停止図柄を導出表示する。
【0376】
図55は、実施の形態2−2による第2図柄変動中処理を示すフローチャートである。図55に示すように、この実施の形態2−2では、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1飾り図柄停止コマンドの受信および第1大当り開始予定フラグのセットにもとづいて変動時間の計測を中断するときに(ステップS932AのY、S932BのY、ステップS939)、演出制御タイマに残り変動時間をセットし(ステップS975)、演出制御タイマをスタートする(ステップS976)。そして、変動継続用の第2プロセステーブル(所定の速度、所定の回転方向で変動を行わせるための第2プロセスデータが設定されたテーブル)を選択する(ステップS977)。そして、プロセスタイマをスタートさせ(ステップS941)、第2プロセスデータ1の内容に従ってモータ制御することを指示する(ステップS942)。その後、第1大当り終了コマンドを受信していない間は(ステップS943のN)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、残り変動時間タイムアウトフラグがセットされているか否かを確認し(ステップS978A)、そのフラグがセットされていないときは、演出制御タイマの値を1減算し(ステップS978B)、演出制御タイマがタイムアウトしたかどうかを確認する(ステップS978C)。演出制御タイマがタイムアウトしていないときは、図39に示した場合と同様の処理を実行する(ステップS934〜S938)。演出制御タイマがタイムアウトすると(つまり残り変動時間が経過すると:ステップS978CのY)、大当り中演出制御処理を実行する(ステップS978D)。
【0377】
図56は、大当り中演出制御処理を示すフローチャートである。大当り中演出制御処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、揺れ変動用の第2プロセステーブルを選択し(ステップS981)、プロセスタイマをスタートさせて(ステップS982)、第2プロセスデータ1の内容に従ってモータ制御することを指示する(ステップS983)。そして、残り変動時間が経過したことを示す残り変動時間タイムアウトフラグをセットする(ステップS984)。そして、ステップS938の処理に移行する。
【0378】
このように、残り変動時間タイムアウトフラグがセットされると、それ以後、ステップS978Aにおいてフラグがセットされていると判断され(ステップS978AのY)、ステップS978B,S978Cの処理に移行せずにステップS934〜S938の処理に移行される。
【0379】
その後に、第1大当り終了コマンドを受信したときは(ステップS943のY)、変動時間の計測は再開するが(ステップS948、S933)、揺れ変動を継続して実行するように制御する(ステップS934〜S938)。
【0380】
残り変動時間が経過すると(ステップS938のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2飾り図柄の停止図柄を導出表示する(ステップS962)。
【0381】
図57は、実施の形態2−2による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。図57に示すように、この実施の形態2−2では、第1可変表示装置8にて大当り図柄が停止表示され、大当り遊技が開始されても、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の変動を継続する。そして、残り変動時間が経過すると、第2可変表示装置9において予め決められている停止図柄で揺れ変動を開始する。大当り遊技が終了したときに、残り変動時間の計測を再開するが、揺れ変動は継続して実行される。そして、残り変動時間が経過したときに、揺れ変動を停止して停止図柄を導出表示する。
【0382】
以上のように、この実施の形態2によれば、第1可変表示装置8において大当り遊技が開始されたことを条件に、予め決定された停止図柄を表示するまでドラム9a,9bを可変表示順の正方向に回転させた後、ドラム9a,9bを可変表示順の正方向と逆方向に交互に回転させて揺れ可変表示を行い、大当り終了後の残り変動時間が経過したときに揺れ可変表示を停止させて停止図柄を導出表示するように構成されているので、予め第2可変表示装置9の停止図柄が大当り図柄となると決定されている場合には、第2可変表示装置9において大当り図柄が早く表示されるため、遊技者の興趣を高められる。
【0383】
実施の形態3.
図58は、実施の形態3による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示状態の切替タイミングを示すタイミング図である。実施の形態1,2では、ドラム9a,9bを停止させたい任意のタイミングで停止させることができるように第1可変表示装置8における大当り遊技の途中から揺れ変動を実行するように構成されていた。
【0384】
しかし、この実施の形態3では、図58に示すように、揺れ変動を実行しない代わりに、ドラムを任意のタイミングで停止させるために、第2飾り図柄の停止図柄として予め決められた図柄と同一種類(同一種別)の図柄(すなわち、予め決められた停止図柄が、はずれ図柄、通常大当りまたは確変図柄であれば、それと同一種類の図柄)を停止図柄に決定して導出表示するように構成されている。
【0385】
なお、実施の形態3では、第2飾り図柄の変動時間の計測が中断されたときの残り変動時間が所定時間以下であるかどうかを問わずに予め決められた図柄と同一種類の図柄を停止表示するように構成されている。ただし、そのような構成に限られるわけではなく、残り変動時間が所定時間以下であれば、予め決められた図柄と同一種類の図柄を停止表示させ、残り変動時間が所定時間以下でなければ、予め決められた図柄を停止表示させるように構成されていてもよい。
【0386】
図59は、実施の形態3による第2図柄変動中処理を示すフローチャートである。図59に示すように、この実施の形態3では、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1飾り図柄停止コマンドの受信および第1大当り開始予定フラグのセットにもとづいて変動時間の計測を中断するときに(ステップS932AのY、S932BのY、ステップS939)、第1大当り遊技中の第2プロセステーブルを選択する(ステップS940)。そして、以後、図39に示した場合と同様の処理を実行する(ステップS941,S942,S934〜S938)。なお、第1大当り遊技中の第2プロセステーブルは、大当り遊技中に第2飾り図柄の変動を継続させるように表示制御するためのプロセステーブルである。また、第1大当り終了コマンドを受信したときは(ステップS943のY)、変動時間の計測は再開するが(ステップS948、S933)、以下のような処理も実行する。
【0387】
表示制御用マイクロコンピュータ100は、停止図柄として予定されている第2飾り図柄(例えば、はずれ図柄「III,IV」)の種類を確認する(ステップS991)。次いで、残り変動時間を確認する(ステップS992)。また、各ドラムの現在表示図柄を確認するとともに(ステップS993)、各ドラムの回転速度を確認する(ステップS994)。そして、表示制御用マイクロコンピュータ100は、残り変動時間が経過したときに停止可能な停止図柄を判断し、そのような停止可能な停止図柄であって、予定されている停止図柄(予定図柄)と同一種類の停止図柄を決定する(ステップS995)。このように、予定されている停止図柄と異なる図柄であっても、その図柄と同一種類の図柄であれば、遊技者に不利益を与えることはない。次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、ステップS995で決定した停止図柄や残り変動時間などに応じた第2プロセステーブルを選択する(ステップS949)。その後、そのように選択された第2プロセステーブルにもとづく表示制御(モータ制御)が実行される。
【0388】
残り変動時間が経過すると(ステップS938のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2飾り図柄の停止図柄を導出表示する(ステップS962)。
【0389】
図60は、実施の形態3による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。図60に示すように、この実施の形態3では、第1可変表示装置8にて大当り図柄が停止表示され、大当り遊技が開始されても、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の変動を継続する。そして、大当り遊技が終了しても、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の変動を継続する。そして、残り変動時間が経過したときに、変動を停止して予め決められた停止図柄と同一種類の図柄を停止図柄として導出表示する。
【0390】
以上のように、この実施の形態3によれば、第1可変表示装置8において大当り遊技が開始された後も、第2可変表示装置9において第2飾り図柄の可変表示を行い、大当り遊技の終了後に残り変動時間が経過したときに、予め決定された停止図柄と同一種類の図柄を導出表示するように構成されているので、予め決定された第2可変表示装置9の停止図柄が早く表示されないため、遊技者の期待感を持続させることができる。
【0391】
実施の形態4.
実施の形態1では、第1可変表示装置8および第2可変表示装置9のいずれにおいても大当りとなるときは、大当り開始表示において連続大当り確定演出を実行するように構成されていた。しかし、そのような構成に限られるわけではなく、大当り遊技中の任意のタイミング(実施の形態4ではラウンド中)に連続大当り確定演出を実行するように構成されていてもよい。
【0392】
図61は、第1特別図柄プロセス処理における第1大入賞口開放前処理を示すフローチャートである。第1大入賞口開放前処理において、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、大入賞口制御タイマの値を1減算し(ステップS401)、大入賞口制御タイマの値が0であるかどうか(大入賞口制御タイマがタイムアウトしたかどうか)を確認する(ステップS402)。なお、このとき、大入賞口制御タイマは、大当り開始表示の実行時間またはラウンド間のインターバル表示の実行時間を計測している。従って、大入賞口制御タイマがタイムアウトしたということは、大当り開始表示またはインターバル表示を終了してラウンドを開始するタイミングになったことを意味する。
【0393】
大入賞口制御タイマがタイムアウトしていれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、大入賞口開放中表示コマンドを表示制御用マイクロコンピュータ100に送信する制御を実行する(ステップS403)。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ソレノイドを駆動して大入賞口を開放する制御を実行する(ステップS404)。また、ラウンド数カウンタの値を+1し(ステップS405)、大入賞口制御タイマにラウンド時間をセットする(ステップS406)。そして、第1特別図柄プロセスフラグの値を第1大入賞口開放中処理を示す値に更新する(ステップS407)。
【0394】
図62は、第1表示制御プロセス処理における第1ラウンド後処理を示すフローチャートである。第1ラウンド後処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、まず、大入賞口開放中フラグがセットされているか否かを確認する(ステップS601)。なお、大入賞口開放中フラグは、遊技制御用マイクロコンピュータ560からの大入賞口開放中表示コマンドの受信に応じてコマンド解析処理においてセットされる。大入賞口開放中フラグがセットされていなければ、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1プロセスデータの内容に従ってLCD制御することをVDP81に指示する(ステップS603)。なお、このとき、第1可変表示装置8における表示制御としてインターバル表示が実行されている。次に、表示制御用マイクロコンピュータ100は、プロセスタイマがタイムアウトしているかどうかを確認し(ステップS604)、プロセスタイマがタイムアウトしていれば、第1プロセスデータの切替を行い(ステップS605)、プロセスタイマをスタートさせる(ステップS606)。そして、処理を終了する。
【0395】
大入賞口開放中フラグがセットされていれば(ステップS601のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、大入賞口開放中フラグをリセットする(ステップS607)。次いで、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第2可変表示装置9において第2飾り図柄が変動中であるか否かを判定する(ステップS608)。なお、第2飾り図柄が変動中であるか否かは、第2表示制御プロセスフラグの値が第2図柄変動中処理を示す値であるか否かを確認することにより行われる。
【0396】
第2飾り図柄が変動中でなければ(ステップS608のN)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、ラウンド表示用の第1プロセステーブルを選択する(ステップS613)。ここで、ラウンド用の第1プロセステーブルは、連続大当り確定演出を実行しない通常のラウンド表示(ラウンド実行中の表示)を行うためのプロセステーブルである。そして、プロセスタイマをスタートさせた後(ステップS614)、第1表示制御プロセスフラグの値を第1ラウンド中処理に対応した値にする(ステップS615)。
【0397】
ステップS608において第2飾り図柄が変動中であれば(ステップS608のY)、表示制御用マイクロコンピュータ100は、変動中の第2飾り図柄が大当り図柄で停止されるか否か、すなわち第2飾り図柄の停止図柄として大当り図柄になると事前に決定されているか否かを判定する(ステップS609)。なお、変動中の第2飾り図柄が大当り図柄で停止されるか否かは、第2飾り図柄の変動開始時に遊技制御用マイクロコンピュータ560から送信される特別図柄指定コマンドにもとづいて、第2特別図柄の停止図柄が大当り図柄であるかどうかを確認することにより判断される。
【0398】
変動中の第2飾り図柄が大当り図柄で停止されないとき(ステップS609のN)、つまり、第2飾り図柄がはずれ図柄で停止されるときは、表示制御用マイクロコンピュータ100は、上述したステップS613〜S615の処理を実行する。
【0399】
変動中の第2飾り図柄が大当り図柄で停止されるときは(ステップS609のY)、変動中の第2飾り図柄の停止図柄である大当り図柄が確変図柄であるか否かを判定する(ステップS610)。なお、大当り図柄が確変図柄であるか否かも、第2飾り図柄の変動開始時に遊技制御用マイクロコンピュータ560から送信される特別図柄指定コマンドにもとづいて、第2特別図柄の停止図柄が大当り図柄のうち確変図柄であるかどうかを確認することにより判断される。
【0400】
大当り図柄が確変図柄であるときは(ステップS610のY)、連続確変大当り報知用の第1プロセステーブルを選択する(ステップS611)。一方、大当り図柄が確変図柄でない(非確変図柄である)ときは(ステップS610のN)、連続通常大当り報知用の第1プロセステーブルを選択する(ステップS612)。
【0401】
その後、ステップS614,S615の処理を実行する。つまり、プロセスタイマをスタートさせ(ステップS614)、第1表示制御プロセスフラグの値を第1ラウンド中処理に対応した値にする(ステップS615)。
【0402】
なお、その後、第1ラウンド中処理において、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1ラウンド後処理で選択された第1プロセステーブルに設定されている第1プロセスデータの内容に従ってLCD制御を実行する。従って、連続大当り報知用の第1プロセステーブルが選択された場合には、ラウンド表示中において連続大当り確定演出が実行される。
【0403】
図63は、実施の形態4による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。図63に示す例では、連続大当り確定演出は、ラウンド表示中(具体的には、第5ラウンドのラウンド中)に実行されている。なお、連続大当り確定演出は、任意のラウンドで実行されてもよく、また、複数のラウンド(全てのラウンドを含む)で実行されてもよい。
【0404】
例えば、各ラウンドにおいて、ステップS608の処理を実行する前に、表示制御用マイクロコンピュータ100が、所定の条件が成立したときに(ステップS608,S609のY)当該ラウンドで連続大当り確定演出を実行するかどうかを抽選によって決定する。この抽選によって連続大当り確定演出を実行すると決定したときはステップS608の処理に移行し、連続大当り確定演出を実行しないと決定したときはステップS613の処理に移行する。このような構成であれば、任意のラウンドで連続大当り確定演出が実行されることになる。また、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、各ラウンドにおいて連続大当り確定演出を実行させるかどうかを決定し、所定のラウンドで連続大当り確定演出を実行させると決定したときに、連続大当り確定演出の実行を示す大入賞口開放中表示指定コマンドを表示制御用マイクロコンピュータ100に送信し、表示制御用マイクロコンピュータ100が、そのコマンドにもとづいて連続大当り確定演出を実行するように構成してもよい。このような構成であっても、任意のラウンドで連続大当り確定演出が実行されることになる。
【0405】
なお、実施の形態4では、ラウンド表示中に連続大当り確定演出を実行する構成について説明したが、そのようなタイミングに限らず、例えばラウンド間のインターバルや大当り終了表示中に実行するようにしてもよい。
【0406】
以上のように、この実施の形態4によれば、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、大入賞口を開放するときに、大入賞口が入賞可能であること(ラウンド中であること)の表示を指定する大入賞口開放中表示コマンドを表示制御用マイクロコンピュータ100に送信し、表示制御用マイクロコンピュータ100が、大入賞口開放中表示コマンドを受信したときに第2可変表示装置9において変動時間の計測が中断されているか否かを判定し、変動時間の計測が中断されているときは、第2可変表示装置9における第2飾り図柄の停止図柄が大当り図柄になると決定されているか否かを判定し、その判定結果にもとづいて第1可変表示装置8にて連続大当り確定演出を実行するか否かを決定するように構成されているので、ラウンド中における連続大当り確定演出の実行を示す専用のコマンドを設けなくてもよく、コマンドの種類を減らすことができ、その結果、遊技制御用マイクロコンピュータ560の処理負担を軽減させることができる。
【0407】
実施の形態5.
実施の形態1では、予告選択/変動時間決定処理において、第1可変表示装置8(第1始動入賞)および第2可変表示装置9(第2始動入賞)における合計保留記憶数が所定値以上であるかどうかによって変動時間を短くするかどうかを判定していた。しかし、このような構成に限られるわけではなく、実施の形態5では、第1変動パターン設定処理の予告選択/変動時間決定処理では、第1可変表示装置8における保留記憶数が第1の値以上であるかどうかによって変動時間を短くするかどうかを判定し、第2変動パターン設定処理の予告選択/変動時間決定処理では、第2可変表示装置9における保留記憶数が第2の値以上であるかどうかによって変動時間を短くするかどうかを判定するように構成している。すなわち、第1変動パターン設定処理における予告選択/変動時間決定処理と第2変動パターン設定処理における予告選択/変動時間決定処理とは別々に変動時間を短くするかどうかを判定するように構成している。
【0408】
図64は、第1変動パターン設定処理の予告選択/変動時間決定処理の変形例を示すフローチャートである。確変フラグまたは時短フラグがセットされていない場合は(ステップS208のN)、第1可変表示装置8における保留記憶数が1〜2のときは(ステップS220のY)、変動時間を短くしないことに決定し(ステップS221)、保留記憶数が1〜2でないときは(ステップS220のN)、変動時間を短くすることに決定する(ステップS222)。また、確変フラグまたは時短フラグがセットされている場合は(ステップS208のY)、第1可変表示装置8における保留記憶数が1のときは(ステップS223のY)、変動時間を短くしないことに決定し(ステップS221)、保留記憶数が1でないときは(ステップS223のN)、変動時間を短くすることに決定する(ステップS222)。その他の処理は、図13に示した処理と同様である。
【0409】
図65は、第2変動パターン設定処理の予告選択/変動時間決定処理の変形例を示すフローチャートである。確変フラグまたは時短フラグがセットされているかどうかを問わず、第2可変表示装置9における保留記憶数が1〜3のときは(ステップS230のY)、変動時間を短くしないことに決定し(ステップS231)、保留記憶数が1〜3でないときは(ステップS230のN)、変動時間を短くすることに決定する(ステップS232)。その他の処理は、図13に示した処理と同様である。
【0410】
以上のように、この実施の形態5の構成によれば、遊技状態が通常遊技状態のときよりも確変状態のときの方が普通可変表示部(普通図柄表示器13)の表示結果が特定普通表示結果(当り図柄「○」)になりやすくし、普通可変表示部に特定普通表示結果が導出表示されたときに可変入賞装置15を入賞しやすい状態(開放状態)に変化させるとともに、遊技状態が通常遊技状態のときよりも確変状態のときに入賞しやすい状態を長い期間継続させ、また通常遊技状態に制御されている場合と確変状態に制御されている場合とで第1可変表示装置8および第2可変表示装置9における変動時間の短縮条件を異ならせるとともに、第1可変表示装置8の場合と第2可変表示装置9の場合とでも変動時間の短縮条件を異ならせるように構成されているので、遊技状態が通常遊技状態か確変状態かによって、また第1可変表示装置8か第2可変表示装置9かによって可変表示される特別識別情報(飾り図柄)の偏りがでるため、遊技に変化を持たせることができ、遊技の興趣を一層向上させることができる。
【0411】
なお、図13、図64および図65に示した例では、所定の変動時間の短縮条件が成立したときは、一定の時間だけ変動時間を短縮するように構成されていたが、第1可変表示装置8(第1始動入賞)および第2可変表示装置9(第2始動入賞)のそれぞれの保留記憶数に応じた時間だけ変動時間を短縮するように構成されていてもよい。
【0412】
図66は、変動パターン毎の第1始動入賞および第2始動入賞の保留記憶数と短縮時間との関係を示す説明図である。図66に示すように、第1可変表示装置8の保留記憶数が0個で第2可変表示装置9の保留記憶数が0個のときはT1秒だけ変動時間を短くし、第1可変表示装置8の保留記憶数が0個で第2可変表示装置9の保留記憶数が1個のときはT2秒だけ変動時間を短くし、・・・第1可変表示装置8の保留記憶数が4個で第2可変表示装置9の保留記憶数が4個のときはTn秒だけ変動時間を短くするように予め短縮時間テーブルに設定しておく。そして、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、変動時間の決定時に当該テーブルを参照して、変動時間を所定時間だけ短縮する。
【0413】
このような構成によれば、さらに遊技に変化を持たせることができ、遊技の興趣を一層向上させることができる。
【0414】
なお、図50(9)に示した連続大当り確定演出の表示例では、通常大当りのときも確変大当りのときも同じ表示(演出態様)としていたが、図67に示すように、連続して確変大当りが発生することが確定している場合には、その旨を連続確変大当り確定演出として第1可変表示装置8に表示してもよい。また、連続して通常大当りが発生することが確定している場合にも、その旨を連続通常大当り確定演出として第1可変表示装置8に表示してもよい。また、通常大当り中に次回は確変大当りが発生することが確定している場合は、その旨を連続大当り確定演出として第1可変表示装置8に表示してもよいし、確変大当り中に次回は通常大当りが発生することが確定している場合は、その旨を連続大当り確定演出として第1可変表示装置8に表示してもよい。
【0415】
また、上記の各実施の形態では、連続大当り確定演出は第1可変表示装置8においてだけでなくドラム表示機構である第2可変表示装置9においても行われるように構成していた。第2可変表示装置9における連続大当り確定演出として、例えばフルカラーLEDによって所定の表示色でドラムを照明したり、特定の図柄で停止表示させたりすることにより、遊技者に連続して大当りが発生することが確定していることを認識させるようにすることが可能である。
【0416】
なお、連続大当り確定演出は、第1可変表示装置8においてだけ実行するように制御してもよい。
【0417】
なお、上記の各実施の形態では、一方の可変表示装置で大当り遊技が開始されたときに他方の可変表示装置で図柄の変動中であるときは、変動時間の計測を中断していたが、図68に示すように、変動時間の計測を中断していることを第1可変表示装置8に表示するようにしてもよい。このように変動時間の計測を中断していることを表示するようにすれば、遊技者に不信感を与えなくすることができる。
【0418】
次に、上述した実施の形態と異なる他の実施の形態(変形例)について説明する。
【0419】
[A]上述した実施の形態では、確変状態または時短状態のいずれかの状態における変動回数を固定回数(例えば100回)である状態回数として状態回数カウンタに確変状態への移行時に設定し(ステップS106)、状態回数カウンタで固定回数である状態回数をカウントしていた(ステップS57B)。しかし、このような構成に限られるわけではなく、例えば、確変状態または時短状態のいずれかの状態における変動回数が固定回数であって、確変状態を継続可能な確変回数が固定回数以下である場合は、確変状態から時短状態への移行時(ステップS53E〜S53G、S59D〜S59F)に固定回数から変動回数カウンタの現在のカウント数を引いた回数を時短状態における変動回数(時短回数)として変動回数カウンタに設定するようにしてもよい。このような構成によれば、変動回数カウンタと状態回数カウンタの2つを設ける必要がなく、変動回数カウンタだけ設ければよいことになる。
【0420】
[B]上述した実施の形態では、確変状態のときにセットされる確変フラグと、時短状態のときにセットされる時短フラグと、確変状態または時短状態のときにセットされる状態フラグとが設けられていたが、3つのフラグのうちの任意の2つのフラグを用いて、確変状態、時短状態および通常遊技状態の3つの状態を判別するように構成されていてもよい。例えば、時短状態または確変状態のいずれかの状態のときに、状態フラグをセットし、また、確変状態のときに確変フラグをセットする。このような構成では、状態フラグがセットされ、確変フラグがセットされているときは、遊技状態が確変状態であり、状態フラグがセットされ、確変フラグがセットされていないときは、遊技状態が時短状態であると判断できることになる。
【0421】
[C]上述した実施の形態では、確変状態または時短状態のいずれかの状態における変動回数を固定回数(例えば100回)としていたが、任意に設定される回数としてもよい。例えば、ステップS106において状態回数を状態回数カウンタに設定する前に、状態回数を抽選によって決定し、決定した状態回数を状態回数カウンタに設定するように構成されていてもよい。このような構成によれば、遊技者に確変状態等の遊技状態がいつまで続くかわかりにくくなり、遊技状態に対する興味をさらに高めることができる。
【0422】
[D]上述した実施の形態では、確変状態を継続可能な変動回数である確変回数は、抽選によって決定されていたが(ステップS109)、時短状態を継続可能な変動回数(時短回数)は、抽選によって決定されていなかった。しかし、時短回数も、確変回数と同様に、抽選によって決定されてもよい。例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、確変回数と同様の方法により、時短状態への移行時(S115〜S116)に、例えば50回〜100回の範囲内で時短回数を抽選によって決定する。そして、決定した時短回数を変動回数カウンタに設定(セット)する(ステップS117)。
【0423】
[E]上述した実施の形態では、確変回数が抽選によって何回に決定されたかを遊技者に全く報知していないが、抽選によって決定された確変回数を遊技者に報知するように構成されていてもよい。この場合に、遊技者に遊技状態を悟られないようにするために、正確な確変回数を報知しないように構成されているのが好ましい。例えば、確変回数として例えば50回が決定された場合に、「50回かも?」というような正確な確変回数かどうか分からないような表示を可変表示装置8,9に表示する。このような表示を可変表示装置8,9に表示させるための構成としては、例えば、確変回数が決定されたときに、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、決定された確変回数を通知する表示制御コマンドを表示制御用マイクロコンピュータ100に送信する。表示制御用マイクロコンピュータ100は、その表示制御コマンドを受信することに応じて、例えば図28に示したメイン処理において確変回数を報知するための表示を可変表示装置8,9(可変表示装置8,9の少なくともいずれか一方)に表示させる制御を実行する。このような表示は、可変表示中に表示されても可変表示していないときに表示されてもよい。
【0424】
[F]上述した実施の形態において、遊技制御用マイクロコンピュータ560が現在の遊技状態を表示制御用マイクロコンピュータ100に通知するために、遊技状態を特定可能な表示制御コマンドとして、遊技状態に応じた変動パターンコマンドを表示制御用マイクロコンピュータ100に送信するように構成されていてもよい。また、このようなコマンドを用いる場合に限られず、遊技状態を特定可能な特別な表示制御コマンドを予め設けておき、そのようなコマンドで現在の遊技状態を表示制御用マイクロコンピュータ100に通知するように構成されていてもよい。例えば、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、遊技状態を確変状態に制御したときに、確変状態での制御が開始されたことを通知するための表示制御コマンドを、また遊技状態を時短状態に制御したときに、時短状態での制御が開始されたことを通知するための表示制御コマンドを、さらに遊技状態を通常遊技状態に制御したときに、通常遊技状態での制御が開始されたことを通知するための表示制御コマンドを、それぞれ、表示制御用マイクロコンピュータ100に送信するように構成されていてもよい。
【0425】
なお、上記の実施の形態において、「特定表示結果」とは、第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92における第1特別図柄および第2特別図柄の変動停止時の停止図柄のうち大当りとなる大当り図柄(例えば「3」「5」「7」)をいうとともに、第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92と同期した、第1可変表示装置8における左中右の第1飾り図柄および第2可変表示装置9における左右の第2飾り図柄が同一の図柄で揃った状態のことをいう。ただし、このような図柄に限られるわけではなく、「特定表示結果」としての大当り図柄を異なる図柄(例えば、「0」〜「9」のうちの奇数図柄や偶数図柄など)としてもよい。また、上記の実施の形態では、第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92における大当り図柄は同じ図柄であることを想定して説明していたが、第1特別図柄表示器91と第2特別図柄表示器92とで異なる図柄を大当り図柄としてもよい。例えば、第1特別図柄表示器91では奇数図柄のうち「1」「5」「9」を特定表示結果としての大当り図柄とし、第2特別図柄表示器92では奇数図柄のうち「3」「7」を大当り図柄としてもよい。
【0426】
また、上記の実施の形態において、「特別表示結果」とは、第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92における大当り図柄のうち確率変動を伴う大当り図柄(例えば「7」:確変図柄)をいうとともに、第1特別図柄表示器91および第2特別図柄表示器92と同期した、第1可変表示装置8における左中右の第1飾り図柄および第2可変表示装置9における左右の第2飾り図柄が奇数の同一の図柄で揃った状態のことをいう。ただし、このような図柄に限られるわけではなく、例えば大当り図柄の全てを確変図柄(すなわち、「3」「5」「7」の全ての図柄を確変図柄)としてもよい。このようにすることにより、確変状態に移行する割合が高くなって、遊技者に有利な遊技機を提供することができることになる。本実施の形態における遊技機が、確変状態において確変状態終了の判定を行い、その結果、確変状態を終了させるように制御されているので、遊技者に不利になるおそれがあるため、確変状態の移行に関しては遊技者の有利になるように制御するのが好ましい。
【0427】
なお、上記の実施の形態では、時短状態は、確変状態の終了後にのみ制御されるように構成されていたが、このような構成に限られるわけではなく、例えば大当り図柄のうち時短状態になる大当り図柄(時短図柄)を予め定めておき、その時短状態になる大当り図柄で大当りとなった後に時短状態に制御されるように構成されていてもよい。また、大当り図柄の全てを時短図柄(すなわち、「3」「5」「7」の全ての図柄を時短図柄)としてもよい。また、確変図柄と時短図柄とは区別されていても重複していてもよい。
【0428】
なお、上記の実施の形態では、確変状態のときも時短状態のときも、変動時間の短い変動パターンが選択されるように構成されていた。しかし、時短状態のときのみ、変動時間の短い変動パターンが選択されるように構成されていてもよい。すなわち、確変状態のときは、大当りの確率が変動するだけで、変動時間は短縮されないように構成されていてもよい。
【0429】
なお、上記の各実施の形態では、表示制御コマンドが主基板31(遊技制御用マイクロコンピュータ560)から図柄制御基板80(表示制御用マイクロコンピュータ100)に送信され、表示制御用マイクロコンピュータ100が受信した表示制御コマンドにもとづいて第1可変表示装置8および第2可変表示装置9の表示制御を実行するとともに、受信した表示制御コマンドに応じたコマンド(表示制御コマンドと同一内容のコマンドあるいは表示制御コマンドに対応したランプ制御用に変更(加工)したコマンド)をランプ制御コマンド出力処理にてランプ制御基板35に送信し、ランプ制御基板35のランプ制御手段が所定のランプ等の点灯/消灯制御を実行するとともに、音制御基板70に制御信号(またはコマンド)を出力することにより音制御基板70の音制御手段(音制御基板70に搭載された音声合成用ICまたはマイクロコンピュータ)に音声出力制御を実行させるように構成されていた。しかし、このような構成に限られるわけではなく、例えば、主基板31から音制御基板70に制御コマンド(音制御コマンド)が送信され、音制御基板70の音制御手段が音声出力制御を実行するとともに(このとき、制御信号(コマンド)をランプ制御基板35に出力するようにしてもよいし、音制御手段がランプの点灯/消灯制御を実行するようにしてもよい。)、音制御基板70から図柄制御基板80に制御コマンド(表示制御コマンド)が送信されるように構成されていてもよい。また、主基板31からランプ制御基板35に制御コマンド(ランプ制御コマンド)が送信され、ランプ制御基板35のランプ制御手段が点灯/消灯制御を実行するとともに(このとき、制御信号(コマンド)を音制御基板70に出力するようにしてもよいし、ランプ制御手段が音声出力制御を実行するようにしてもよい。)、ランプ制御基板35から図柄制御基板80に制御コマンド(表示制御コマンド)が送信されるように構成されていてもよい。このような構成にした場合は、表示制御用マイクロコンピュータ100が遊技制御用マイクロコンピュータ560から送信されるコマンドにもとづいて行う処理は、音制御基板70もしくはランプ制御基板35から送信されるコマンドにもとづいて行うことになる。
【0430】
なお、上記の実施の形態において、確変大当りに決定された場合には、大当り図柄として非確変図柄(通常図柄)を導出表示させ、大当り遊技中に非確変大当りを確変大当りに成り上げる(つまり、大当り図柄を非確変図柄から確変図柄に昇格させる)確変成り上がり演出を実行するように構成されていてもよい。そして、その確変成り上がり演出を複数種類設けておき(例えば、ルーレットで「確変」に玉が入ったら確変に昇格する演出や、ダーツで「確変」に矢が刺さったら確変に昇格する演出など)、例えば第1大当り遊技中に変動時間の計測が中断中の第2飾り図柄の停止図柄が大当り図柄(あるいは確変図柄)であるならばルーレットの演出、そうでなければダーツの演出を実行させるというように、一方の可変表示装置における大当り遊技中の成り上がり演出を他方の可変表示装置の停止図柄(可変表示結果)に応じて異なる演出態様にするように構成されていてもよい。
【0431】
また、第1可変表示装置8で大当りとなった場合に、第2可変表示装置9の表示結果の全ての種類(はずれ、通常大当り、確変大当り)に応じて第1可変表示装置8における大当り遊技中の報知演出(第1可変表示装置8での大当りの種別を報知する演出)の内容を異ならせてもよい。例えば、第2可変表示装置9の表示結果の種類に応じて、第1可変表示装置8における大当り遊技中の報知演出において次回の第2可変表示装置9の表示結果がはずれ、通常大当り、確変大当りのいずれであるかを文字で表示したり、報知演出中に登場するキャラクタの種類や色などを変更することによって次回の第2可変表示装置9の表示結果がはずれ、通常大当り、確変大当りのいずれであるかを遊技者に報知するようにしてもよい。
【0432】
なお、上記の各実施の形態では、表示制御用マイクロコンピュータ100は、第1図柄変動中処理および第2図柄変動中処理において、飾り図柄停止コマンド(第2飾り図柄停止コマンドおよび第1飾り図柄停止コマンド)の受信にもとづいて変動時間の計測を中断し、大当り終了コマンド(第2大当り終了コマンドおよび第1大当り終了コマンド)の受信にもとづいて変動時間の計測を再開するように構成されていた。しかし、そのような構成に限られるわけではなく、大当り開始コマンド(第2大当り開始コマンドおよび第1大当り開始コマンド)の受信にもとづいて変動時間の計測を中断するように構成されていてもよい。特に、遊技制御用マイクロコンピュータ560が飾り図柄停止コマンドを送信せずに、表示制御用マイクロコンピュータ100が飾り図柄の変動開始から独自に変動時間の計測を行い、変動時間が終了したときに変動を停止させる構成の場合は、上記のように構成する必要がある。この場合は、大当り開始コマンドによって他方の可変表示装置において大当りになることを確認することができるので、大当り開始予定フラグのセット状態の確認処理(ステップS832B、S932B)を実行する必要はない。
【0433】
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、飾り図柄停止コマンドまたは大当り開始コマンドとは異なる変動時間の計測を中断させるための専用のコマンド(中断指定コマンド)を表示制御用マイクロコンピュータ100に送信し、さらに、大当り終了コマンドとは異なる変動時間の計測を再開させるための専用のコマンド(再開コマンド)を表示制御用マイクロコンピュータ100に送信するように構成されていてもよい。この場合、専用のコマンドの送信タイミングは、飾り図柄停止コマンドおよび大当り開始コマンドの送信タイミングや、大当り終了コマンドの送信タイミングと同じになるようにする必要がある。
【0434】
また、上述した実施の形態では、遊技制御用マイクロコンピュータ560が、特別図柄の可変表示の開始時に、可変表示の変動時間等を指定する変動パターンコマンドと、可変表示の表示結果を示す表示結果指定コマンド(図10に示す特別図柄指定コマンド)とを送信するようにしていたが、特別図柄の可変表示の開始時に、後述する変動表示パターンコマンドと図柄指定コマンドとを送信するようにしてもよい。変動表示パターンコマンドは、あらかじめ定められた複数種類の基本変動時間のうち何れかを指定する演出制御コマンドである。図柄指定コマンドは、大当りとするか否か、大当りとならないリーチとするか否か、大当りとならないリーチとする場合に何図柄ずれではずれとするかを指定する演出制御コマンドである。具体的には、例えば、図柄指定コマンドが「+1個ずれ」を示すものであれば左中右図柄は、例えば「7,8,7」となり、図柄指定コマンドが「−1個ずれ」を示すものであれば左中右図柄は、例えば「7,6,7」となる。そして、表示制御用マイクロコンピュータ100は、受信した変動表示パターンコマンドが示す基本変動時間と、図柄指定コマンドが示す図柄のずれ数にもとづいて飾り図柄の変動時間を決定し(例えば、基本変動時間と同一の時間、図柄指定コマンドが示す図柄で飾り図柄を停止表示させるため図柄変動時間(例えば「+1個ずれ」であれば、基本変動時間(図柄の表示状態を「7,7,7」とするまでの時間)の終了時から+1個ずれ状態である「7,8,7」とするまでの時間)を基本変動時間に加えた時間、基本変動時間から所定時間短縮した時間のうちから1つを決定する)、決定した変動時間の変動表示演出を実行し、その変動時間が経過したときに受信した図柄指定コマンドが示す図柄で飾り図柄を停止表示するようにすればよい。
【0435】
なお、上記の各実施の形態において、ドラム9a,9bが正方向駆動されている状態から揺れ変動に切り替わるタイミングとして、大当り遊技が開始される時点(実施の形態2−1参照)や大当り遊技の開始後残り変動時間が経過したとき(実施の形態2−2)、大当り終了表示が開始される時点(実施の形態1)を示していたが、そのようなタイミングに限られるわけではなく、任意のタイミングであってもよい。例えば、最終ラウンドの大入賞口が閉じるタイミングなどであってもよい。また、表示制御用マイクロコンピュータ100は、遊技制御用マイクロコンピュータ560からの所定のコマンドの受信タイミングに応じて揺れ変動を開始するように構成されていたが、表示制御用マイクロコンピュータ100が揺れ変動に切り替えるタイミングを独自に決定するように構成されていてもよい。
【0436】
なお、上記の実施の形態のパチンコ遊技機は、主として、始動入賞にもとづいて可変表示装置に可変表示される特別図柄の停止図柄が所定の図柄になると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になるパチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になるパチンコ遊技機や、始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利が発生または継続するパチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。さらに、遊技メダルを投入して賭け数を設定し遊技を行うスロット機や、遊技メダルではなく遊技球を投入して賭け数を設定し遊技を行う遊技機などにも本発明を適用できる。
【産業上の利用可能性】
【0437】
本発明は、パチンコ遊技機などの遊技に適用可能であり、特に、表示部が2つ設けられた遊技機の遊技に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0438】
【図1】パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。
【図2】ガラス扉枠を取り外した状態での遊技盤の前面を示す正面図である。
【図3】遊技制御基板(主基板)の回路構成例を示すブロック図である。
【図4】図柄制御基板の回路構成例を示すブロック図である。
【図5】遊技制御用マイクロコンピュータが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図6】タイマ割込処理を示すフローチャートである。
【図7】各乱数を示す説明図である。
【図8】第1特別図柄プロセス処理を示すフローチャートである。
【図9】変動パターンの一例を示す説明図である。
【図10】表示制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。
【図11】第1特別図柄通常処理を示すフローチャートである。
【図12】第1変動パターン設定処理を示すフローチャートである。
【図13】予告選択/変動時間決定処理を示すフローチャートである。
【図14】第1遊技状態移行制御処理を示すフローチャートである。
【図15】第1遊技状態移行制御処理を示すフローチャートである。
【図16】第1遊技状態移行制御処理におけるフラグのセット時期・リセット時期を説明するためのタイミング図である。
【図17】第1遊技状態移行制御処理におけるフラグのセット時期・リセット時期を説明するためのタイミング図である。
【図18】第1特別図柄停止図柄設定処理を示すフローチャートである。
【図19】第1特別図柄停止図柄設定処理を示すフローチャートである。
【図20】第1特別図柄停止図柄設定処理におけるフラグのセット時期・リセット時期を説明するためのタイミング図である。
【図21】第1特別図柄停止図柄設定処理におけるフラグのセット時期・リセット時期を説明するためのタイミング図である。
【図22】第1特別図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図23】第1特別図柄停止処理を示すフローチャートである。
【図24】第1大当り終了処理を示すフローチャートである。
【図25】普通図柄プロセス処理を示すフローチャートである。
【図26】いずれの可変表示装置においても大当りとなる場合の表示状態の切替タイミングを示すタイミング図である。
【図27】一方の可変表示装置においてのみ大当りとなる場合の表示状態の切替タイミングを示すタイミング図である。
【図28】表示制御用マイクロコンピュータが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図29】第1表示制御プロセス処理を示すフローチャートである。
【図30】第1変動パターンコマンド受信待ち処理を示すフローチャートである。
【図31】第1プロセステーブルの構成例を示す説明図である。
【図32】第1図柄変動開始処理を示すフローチャートである。
【図33】第1図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図34】第1図柄停止待ち処理を示すフローチャートである。
【図35】第2表示制御プロセス処理を示すフローチャートである。
【図36】第2変動パターンコマンド受信待ち処理を示すフローチャートである。
【図37】第2プロセステーブルおよびモータ制御実行データの構成例を示す説明図である。
【図38】第2図柄変動開始処理を示すフローチャートである。
【図39】第2図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図40】残り変動時間判定処理を示すフローチャートである。
【図41】第2図柄停止待ち処理を示すフローチャートである。
【図42】図柄制御基板におけるドラムモータの駆動に関する部分の一構成例を示すブロック図である。
【図43】初期化処理を示すフローチャートである。
【図44】モータ制御処理を示すフローチャートである。
【図45】モータ制御処理を示すフローチャートである。
【図46】モータ制御処理を示すフローチャートである。
【図47】モータ駆動処理を示すフローチャートである。
【図48】ランプ制御コマンド出力処理を示すフローチャートである。
【図49】いずれの可変表示装置においても大当りとなる場合の第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。
【図50】いずれの可変表示装置においても大当りとなる場合の第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。
【図51】いずれの可変表示装置においても大当りとなる場合の第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。
【図52】実施の形態2による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示状態の切替タイミングを示すタイミング図である。
【図53】実施の形態2−1による第2図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図54】実施の形態2−1による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。
【図55】実施の形態2−2による第2図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図56】大当り中演出制御処理を示すフローチャートである。
【図57】実施の形態2−2による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。
【図58】実施の形態3による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示状態の切替タイミングを示すタイミング図である。
【図59】実施の形態3による第2図柄変動中処理を示すフローチャートである。
【図60】実施の形態3による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。
【図61】第1大入賞口開放前処理を示すフローチャートである。
【図62】第1ラウンド後処理を示すフローチャートである。
【図63】実施の形態4による第1可変表示装置および第2可変表示装置における表示態様を示す説明図である。
【図64】予告選択/変動時間決定処理の変形例を示すフローチャートである。
【図65】予告選択/変動時間決定処理の変形例を示すフローチャートである。
【図66】変動パターン毎の第1始動入賞および第2始動入賞の保留記憶数と短縮時間との関係を示す説明図である。
【図67】大当りの種別の報知表示例を示す説明図である。
【図68】変動時間の計測中断中の報知表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0439】
1 パチンコ遊技機
8 第1可変表示装置
9 第2可変表示装置
14 第1始動入賞口
15 可変入賞装置
16 第2始動入賞口
31 主基板
80 図柄制御基板
91 第1特別図柄表示器
92 第2特別図柄表示器
100 表示制御用マイクロコンピュータ
560 遊技制御用マイクロコンピュータ




 

 


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