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遊技機 - サミー株式会社
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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−37577(P2007−37577A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2005−221912(P2005−221912)
出願日 平成17年7月29日(2005.7.29)
代理人 【識別番号】110000383
【氏名又は名称】特許業務法人 エビス国際特許事務所
発明者 安宅 賢祐
要約 課題
液晶表示パネル背面に他の表示装置を設置する場合に新たな光源を不要とし、コスト増を抑え、発熱に関する問題も解消する。

解決手段
演出用表示装置は、液晶パネル10もしくは拡散レンズ12のいずれか一方を、遊技機筐体の遊技者に対向する位置に回転停止させる回転スライド機構と、液晶パネル10と拡散レンズ12間にあって、液晶パネル10のバックライト用光源(LEDアレイ11)の光を、回転スライド機構による回転と同期して、一方は拡散レンズ12を介して反射させ、他方は液晶パネル10の拡散用として反射させる両面反射板13で構成される。
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体の一部に取り付けられる演出用表示装置を備えた遊技機であって、
前記演出用表示装置として用いられる液晶表示パネル、もしくは拡散レンズのいずれか一方を、前記筐体の遊技者に対向する位置に回転停止させる回転スライド機構と、
前記液晶表示パネルと拡散レンズ間にあって、前記液晶表示パネルのバックライト用光源の光を、前記回転スライド機構による回転と同期して一方は前記拡散レンズを介して反射させ、他方は前記液晶表示パネルの拡散用として反射させる反射板と、
を備えたことを特徴とする演出用表示装置を備えた遊技機。
【請求項2】
前記回転スライド機構は、
前記演出用表示装置を制御するサブ制御基板により生成される切替え信号により、前記演出用表示装置の回転停止を制御することを特徴とする請求項1に記載の演出用表示装置を備えた遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体の一部に取り付けられる演出用表示装置を備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機の一つにスロットマシンがある。スロットマシンには、本体部前面に3列のリールを有するリール機構が組み込まれ、これらリールとは別に、いわゆる演出表示を行う表示パネルが設けられている。
【0003】
上記構成において、遊技者により回転開始レバーが操作されるとゲーム開始となり、上記した遊技機は、3列のリールを所定速度で回転させ、表示パネルに特定の演出表示を行う。次に、遊技者によりストップキー操作されると、3列のリールの停止制御を順次行う。そして、停止した3列のリールに描かれている特定の絵柄(例えば、数字の7)が入賞ライン上に揃うと、表示パネル上に表示を行って大当たりが発生したことを通知する。
【0004】
ところで、上記した演出表示用に液晶表示パネルを用いた場合、そのバックランプとして、冷陰極管やLED(Light Emitted Diode)が使用するのが一般的であり、その拡散のための手段として、片側に反射処理を施したアクリル板等が使用されていた(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2004−166879号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した従来技術によれば、構造上、液晶の反対側を照らすために他の光源が必要であり、従って、液晶背面に他の表示装置を設置する場合、新たな光源を設ける必要があり、光源の増加に伴うコスト増や発熱に関する問題、および設置スペースに関する問題が発生していた。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてななされたものであり、液晶表示パネル背面に他の表示装置を設置する場合にも新たな光源を不要とし、コスト増を抑えるる演出表示装置を備えた遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するために本発明は、筐体の一部に取り付けてられる演出用表示装置を備えた遊技機であって、前記演出用表示装置として用いられる液晶表示パネル、もしくは拡散レンズのいずれか一方を、前記筐体の遊技者に対向する位置に回転停止させる回転スライド機構と、前記液晶表示パネルと拡散レンズ間にあって、前記液晶パネルのバックライト用光源の光を前記回転スライド機構による回転と同期して一方は前記拡散レンズを介して反射させ、他方は前記液晶表示パネルの拡散用として反射させる反射板と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明において、前記回転スライド機構は、前記演出用表示装置を制御するサブ制御基板により生成される切替え信号により、前記演出用表示装置の回転停止を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、液晶パネルのバックライト用光源の光を回転スライド機構による回転と同期して、一方は拡散レンズを介して反射させ、他方は液晶表示パネルの拡散用として反射させる反射板を用いることで、液晶表示パネル背面に他の表示装置(拡散レンズ)を設置する場合にも新たな光源を不要とし、このため、コストを抑えることができる。また、発熱による問題も解消でき、設置スペースの削減も期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の遊技機の実施形態として、遊戯場等に設置されるスロットマシンについて図1ないし図3を参照して説明する。
なお、図1は本スロットマシン100の外部構造を表した平面図、図2は本スロットマシン100の内部構造を表した平面図、図3は本スロットマシン100に設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。
【0012】
図1において、本スロットマシン100は、遊技者に面するフロントドア101と、フロントドア101が開閉可能に取り付けられた後述の筐体102とを備えて構成されている。
フロントドア101は、上部パネル部103と中部パネル部104と下部パネル部105とを備え、全体的に金属製のフレーム(図示略)と硬質プラスチックで成形された前面パネルとで形成されることによって、機械的に強固な構造を有している。
【0013】
上部パネル部103には、上部ランプと呼ばれる演出用ランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b,103cと、液晶ディスプレイ等で形成された演出用表示装置103dとが設けられている。演出用表示装置103dの内部構造等、詳細は後述する。 中部パネル部104には、複数個(本実施形態では3個)の回胴R1,R2,R3を備えた回胴装置200が設けられると共に、回胴装置200の側方に演出用ランプ104a,104bが設けられている。
【0014】
なお、回胴R1,R2,R3の前方には、透明な硬質プラスチック板で形成された略長方形の透過窓WDが設けられ、これによって回胴装置200を外部から保護すると共に、遊技者が透過窓WDを介して回胴R1,R2,R3を見ることが可能となっている。 更に、中部パネル部104の下端には遊技者が操作するための操作部104cが設けられ、当該操作部104cには、遊技用メダルを投入するためのメダル投入部MDと、1ゲーム当たりのメダル数を提示するためのベットボタンB1,B2,B3と、1ゲームの開始を指示するためのスタートレバーSTと、回転中の回胴R1,R2,R3を個別に停止させるための3個のストップボタンSP1,SP2,SP3が設けられている。
【0015】
下部パネル部105には、本スロットマシン100のゲーム内容に関連した画像等(図示略)が描かれており、遊技者の獲得したメダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが取り付けられた放音部105cが設けられている。
【0016】
次に、図2を参照して、フロントドア101の裏面構造と、筐体102の内部構造を概説する。なお、図2はフロントドア101を開錠して筐体102から開いた状態を表している。
同図において、フロントドア101の裏面上部に、上述の放音部103b,103cを構成するスピーカSR,SLが設けられ、スピーカSR,SLの間に演出用表示装置103dが設けられると共に、演出用表示装置103dの裏面側にサブ制御基板300が取り付けられている。
【0017】
演出用表示装置103d及びサブ制御基板300の下方には、上述の透過窓WDと中部パネル部104のパネル面とが形成された略長方形の枠体104dが取り付けられている。
枠体104dの下方には、メダル投入部MDより投入される投入物を正規の遊技用メダルか異物か判別して振り分ける振分機構G0と、振分機構G0で振り分けられた遊技用メダルを筐体102側に設けられているホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、振分機構G0で振り分けられた異物を排出口105aへ案内して排出するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用のメダルを排出口105aへ案内して出力するガイド部材G3が設けられ、更に排出口105aの近傍に、スピーカSWが放音部105cに対応させて取り付けられている。
【0018】
更に、上述の枠体104dと振分機構G0との間の領域に長尺状の中央表示基板400が取り付けられ、当該中央表示基板400の裏面側の一端に、設定ボタンCSと、数字の0から6までのセグメント表示を行う発光ダイオードで形成された設定表示素子CTが設けられている。
筐体102内には、主電源装置PWUと、ホッパ装置HPから溢れた遊技用メダルを収容するための補助貯留部SHPと、上述の透過窓WDに対向する回胴R1,R2,R3を備えた回胴装置200が設けられる他、主電源装置PWUの側面に電源装置基板500、回胴装置200の上端に回胴装置基板600、回胴装置200の上方に主基板700、筐体102の内壁の一端に外部集中端子装置としての外部集中端子基板800が夫々取り付けられている。
【0019】
ここで、上述の主基板700と、サブ制御基板300、回胴装置基板600、中央表示基板400、電源装置基板500及び外部集中端子基板800は、何れも導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路装置(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成され、特に、主基板700とサブ制御基板300と外部集中端子基板800は、夫々硬質プラスチックの収納ケース内に個別に収納されたユニット構造となっている。
【0020】
更に、図3のブロック図を参照して制御システムの構成を述べると、主基板700は、スロットマシン100の動作全体を管理するシステムプログラム及びスロットマシンゲーム用の実行プログラムが予め記憶されている半導体メモリと、これらのプログラムを実行するCPUとを実装し、CPUが持つ入力ポート及び出力ポートと、他の基板300、600、400、500、800との間が配線ケーブルによって配線接続されている。
また、演出用スピーカSR,SL,SWと演出用ランプ103a,104a,104bと演出用表示装置103dが配線ケーブルを介してサブ基板300に配線接続され、主基板700中の上記マイクロプロセッサから供給される演出制御信号に従って、サブ基板300に設けられている電気回路がこれら演出用スピーカSR,SL,SWと演出用ランプ103a,104a,104bと演出用表示装置103dを駆動することにより、遊技者の視覚と聴覚に訴える演出を行う。
【0021】
回胴装置基板600は、電動モータによって回転駆動される回胴R1,R2,R3を備えた回胴装置200が配線接続されており、主基板700中のCPUから供給される回胴制御信号に従って、上述の電動モータを制御することにより、回胴R1,R2,R3の回転と制動及び停止の制御を行う。
【0022】
中央表示基板400には、振分機構G0、ベットボタンB1,B2,B3、スタートレバーST、ストップボタンSP1,SP2,SP3、設定表示素子CT、及び設定ボタンCSが配線接続されており、振分機構G0から出力されるメダル検出信号と、ベットボタンB1,B2,B3とスタートレバーST及びストップボタンSP1,SP2,SP3から夫々出力されるオンオフ信号を主基板700中の上記マイクロプロセッサへ転送すると共に、マイクロプロセッサから供給されるセグメント表示信号に基づいて、設定表示素子CTに0から6までの数字を表示させる。
【0023】
電源基板500には、リセットスイッチRS、設定スイッチBO、電源スイッチBQ、ホッパ装置HPが配線接続され、設定スイッチBOと電源スイッチBQから夫々出力されるオンオフ信号を主基板700中の上記CPUへ転送する。更に、電源基板500には、発生される各種電源電圧をホッパ装置HPその他の各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配電回路からスロットマシン100の動作に必要な電源供給が行われている。
外部集中端子基板800は、主基板700中の上記CPUから出力される信号S1〜S6を並列入力することが可能な複数個の入力端子P1〜P6と、当該信号S1〜S6を管理用電子装置としてのホールコンピュータ側へ並列転送することが可能な複数個の出力端子Q1〜Q6とを備える他、ホールコンピュータ側から供給される信号INを入力する入力端子P7及び上記CPUへ転送する出力端子Q7を備えて構成され、更に信号S1〜S6及びINを一方向にのみ転送する信号転送回路(図示せず)が設けられている。
【0024】
すなわち、上述の出力端子Q1〜Q6及び入力端子P1と、ホールコンピュータに設けられている入出力インターフェースとの間を例えばフラットケーブル等の配線ケーブルで接続することによって、主基板700からホールコンピュータ側へ信号S1〜S6を転送し、また、ホールコンピュータから主基板700側へ信号INを転送することが可能となっている。
【0025】
なお、信号S1は、メダル投入部MDからホッパ装置HPへ遊技メダルが1枚投入される毎に出力される「遊技メダル投入信号」、信号S2は、ホッパ装置HPから排出口105aへ遊技メダルが1枚払い出される毎に出力される「遊技メダル払出信号」、信号S3は、レギュラーボーナス(RB)と呼ばれる特別役に入賞したときに出力される「役物連続作動装置本当たり信号」、信号S4は、ビッグボーナス(BB)と呼ばれるレギュラーボーナス(RB)よりも大きな特別役に入賞したときに出力される「役物連続作動増加装置本当たり信号」、信号S5は、いわゆる出玉率の設定操作がなされたことを示す「設定操作信号」である。
また、ホールコンピュータ側から供給される信号INは、いわゆる打止め解除を主基板700中のマイクロコンピュータに対して指令するための「外部打止め解除信号」である。
【0026】
次に、本発明実施形態にかかわる演出用表示装置を備えたについて、図4、図5を参照しながら説明する。
図4は、本発明実施形態にかかわる演出用表示装置を備えた遊技機のうち、演出用表示装置周辺のみを抽出して示した概略構成図である。ここでは、演出用表示装置103dとして、液晶パネル10と、当該液晶パネル10の背面にある拡散レンズ12とを用いることとし、当該拡散レンズ12を液晶パネル10に代わる他の演出用の表示装置としても利用するケースを例示している。
【0027】
図4において、符号10は演出表示を行う液晶パネル、符号11は液晶パネル10のバックランプとして用いられるLEDアレイ、符号12は、他の演出用の表示装置として用いられる拡散レンズ、符号13は両面反射板である。
図4に示されるように、演出用表示装置103dとして用いられる液晶パネル10および拡散レンズ12は、例えば、円筒状のフレームの対向する位置(前面および背面)に実装されており、サブ制御基板300により生成される切替え信号によって制御される回転スライド機構(図示せず)が、円筒フレームの中心軸(一点鎖線で表示)を180度回転させることにより、液晶パネル10、あるいは拡散レンズ12を遊技者と対向する位置に回転停止させる構造になっている。ここで、液晶パネル10、拡散レンズ12、反射板13は、ともに円筒フレームの回転に伴い可動するのに対し、LEDアレイ11は、両面反射板13の下部に固定され、動くことはない。
【0028】
図5は、上記した演出用表示装置の断面構造を説明するために引用した図であり、液晶パネル10が遊技者と対向する位置に回転停止した場合(a)、拡散レンズ12が遊技者と対向する位置に回転停止した場合(b)のそれぞれの状態を示している。
なお、両面反射板13は、液晶パネル10と拡散レンズ12間にあって、LEDアレイ11による発光を、図5(a)に示す状態において、液晶パネル10の拡散用として反射させ、図5(b)に示す状態において拡散レンズ12を介して反射させる両面ミラーとしての役割を果たす。すなわち、両面反射板13は、回転スライド機構による円筒フレームの回転に同期して演出表示装置103dとともに回転し、その反射方向が切替わるように構成される。
【0029】
ここで、図5(a)に示すように、液晶パネル10が遊技者と対向する位置に回転停止させるケースは、従来からある通常の液晶パネル10による演出を想定しており、また、図5(b)に示すように、拡散レンズ12を遊技者と対向する位置に回転停止させるケースは、例えば、サーチライト演出、あるいは大当たりを知らせるための演出を想定している。
なお、図5(a)の状態から図5(b)に示す状態へ、あるいはその逆方向への回転制御は、図3に示したサブ基板300が演出切替え信号を生成することによって回転スライド機構を駆動することで実現される。具体的に、サブ制御基板300は、主基板700中のマイクロプロセッサから供給される信号を解釈実行することで回転スライド機構を制御し、図5(a)、図5(b)に示される状態を切替え、それぞれ、遊技者の視覚に訴える演出を行う。
【0030】
以上説明のように、本発明実施形態によれば、液晶パネル10と拡散レンズ12との間に、LEDアレイ11による発光を、一方は、液晶パネル10の拡散用として反射させる(図5(a)に示す状態)、他方は、拡散レンズを介して反射させる(図5(b)に示す状態)、反射方向が選択的に設定可能な両面反射板13を設けることで、液晶パネル10の背面に設置した演出表示装置(ここでは拡散レンズ12)に対し新たな光源を不要とし、このためコストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明実施形態に係わる遊技機の外部構造を表した平面図である。
【図2】本発明実施形態に係わる遊技機の内部構造を表した平面図である。
【図3】本発明実施形態に係わる遊技機に設けられている制御システムの構成を表したブロック図である。
【図4】本発明実施形態にかかわる遊技機の演出用表示装置の概略構造を示す図である。
【図5】本発明実施形態にかかわる遊技機の演出用表示装置の断面構造を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
10…液晶パネル、11…LEDアレイ、12…拡散レンズ、13…両面反射板、103d…演出用表示装置




 

 


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