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発明の名称 遊技機用画像表示装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21078(P2007−21078A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−211297(P2005−211297)
出願日 平成17年7月21日(2005.7.21)
代理人 【識別番号】100098497
【弁理士】
【氏名又は名称】片寄 恭三
発明者 佐藤 敏喜
要約 課題
発熱を抑制し、かつ放熱を効果的に行うことができる、遊技機用画像表示装置を提供する。

解決手段
遊戯用画像表示装置は、遊技を行う遊技者に面した画面に様々な画像を表示するものであり、液晶パネル95と、液晶パネル95に照明光を供給するバックライトとして機能するELシート96を含む。ELシート96をバックライト用いることで、従来の冷陰極管等に比べ発熱量を低減し、かつ、ケース内に収容される液晶パネル95や電子回路基板等の温度上昇を抑制することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技を行う遊技者に面した画面に様々な画像を表示するための遊技機用画像表示装置であって、
液晶パネルと、液晶パネルに照明光を供給するバックライト部とを有し、バックライト部は、シート状のELパネルを含む、遊技機用画像表示装置。
【請求項2】
遊技機用表示装置はさらに、ケース本体を含み、ケース本体内に液晶パネルとバックライト部を収容する、請求項1に記載の遊技機用画像表示装置。
【請求項3】
ケース本体にはさらに、電子回路を実装した回路基板を収容し、液晶パネルは、電子回路から供給された画像信号に基づき画像を表示する、請求項1または2に記載の遊技機用画像表示装置。
【請求項4】
液晶パネル、ELパネルおよび回路基板は、ケース内において積層されている、請求項3に記載の遊技機用画像表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に用いられる画像表示装置に関し、特に液晶表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機には、遊技の進行状態やゲーム性を視覚的に伝えるための手段として表示装置が備えられている。例えば、パチンコ球を発射し、遊技を行うパチンコ機は、ゲージ盤の中央に液晶ディスプレイが設けられている。
【0003】
特許文献1は、スロットマシンの回転リールを表示させる表示パネルに関し、液晶表示部の背面に設けられた導光板とバックライトとの間に拡散シートを設けることで、拡散光を導光板に供給し、均一な明度の透過像を得ている。
【0004】
また、スロットマシンやパチンコ機では、液晶表示装置が大画面化するに伴い、その発熱量が増えるため、熱による電子回路の不具合の発生を抑えるために、種々の放熱対策が施されている。放熱対策の1つとして、例えば、液晶表示装置の表示面から発生する熱の放熱効果を良くしたり、特許文献2のように排気ファンを設けることで強制的な冷却を行っている。
【0005】
【特許文献1】特開2005−21615号
【特許文献2】特開2005−124790号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
遊技機用の液晶パネルは、その裏面に冷陰極管等により構成されたバックライトが設けられ、バックライトにより液晶パネルの全面に対して均一な明かりを提供している。しかし、バックライトは、それ自身が光源であるために発熱し、その発熱により液晶パネルや電子回路を実装する回路基板の温度が上昇してしまう。液晶パネルの大画面化が進めば、より温度上昇の問題も顕著になる。さらに、遊技機では、不正防止等の対策から液晶パネルおよび制御基板をケース内に収容するため、ケース内部の温度が上昇し易く、ケース内部の熱源を外部へ効率よく排除する必要がある。スロットマシンにあっては、制御装置がケースに収容された上、このケース自体も箱状の筐体内に収容されるため、さらに通気性が悪く、自然放熱による温度上昇を防止し得る技術が必須である。
【0007】
上記した特許文献2では、液晶ユニットや液晶パネルに排気ファンを取り付けることで積極的に放熱効果を高める改善をしているが、こうした方法では、液晶ユニットと独立して動作する排気ファンが故障してしまうと、液晶パネルが高熱になり、液晶パネルが破損をしたり、他の電子回路が熱暴走するおそれがある。
【0008】
本発明は、上記従来の課題を解決し、発熱を抑制し、かつ放熱を効果的に行うことができる、遊技機用画像表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る遊戯用画像表示装置は、遊技を行う遊技者に面した画面に様々な画像を表示するものであり、液晶パネルと、液晶パネルに照明光を供給するバックライト部とを有し、バックライト部は、シート状のELパネルを含む。バックライト部にELパネルを用いることで、従来の冷陰極管等のバックライトに比べ、その発熱量を低減することができる。
【0010】
遊技機用画像表示装置はさらに、ケース本体を含み、ケース本体内に液晶表示部とバックライト部を収容している。ケース本体にはさらに、電子回路を実装した回路基板を収容し、液晶表示部は、電子回路からの画像信号に基づき画像を表示する。バックライトにシート状のELパネルを用いているため、ケース内部で発生する熱源を低減することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の遊技機用画像表示装置によれば、バックライト部にシート状のELパネルを用いることで、バックライト部の発熱を低減し、かつ、ケース内の放熱空間を確保することで放熱効果を促進することができる。これにより、画像表示装置の温度上昇を抑制し、ひいては遊技機における動作の安定化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る画像表示装置を備えた遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1および図2に示す。まず、これらの図面を参照しながら、パチンコ機PMの全体構成について要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMの正面図、図2はパチンコ機PMの背面図である。
【0013】
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成される開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ金具3a、3bで横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合された閉鎖状態に保持される。
【0014】
前枠2の前面上部側には、透明アクリル板やガラス板を有したガラス扉5が左端部のヒンジ部7a、7bを介して横開き開閉および着脱が自在に取り付けられ、施錠装置4により、常に前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉5の背後に位置する前枠上部には遊技盤10を着脱自在に収容する遊技盤収容部が設けられており、この遊技盤収容部に立設姿勢で係止保持された遊技盤10がガラス扉5を通して視認されるようになっている。
【0015】
遊技盤10は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板を基板とし、円弧状の案内レール(内レール、外レール)11に囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成されている。遊技領域PAには、多数本の遊技釘や風車とともに各種の一般入賞口12、遊技の展開状況に応じた図柄を表示させる画像表示装置13、画像表示装置13に表示される図柄の変動契機となる始動入賞口14、レール飾り15等の遊技部品が取り付けられ、下端部にアウト口16が設けられている。
【0016】
前枠2の前面における上記ガラス扉5の下側には、上球皿6が左側のヒンジ部7b、7cにより横開きおよび着脱可能に取り付けられ、常にはガラス扉5の下側において前枠2の前面を覆った状態で係止保持されている。この上球皿6は、前面に突出して形成され、遊技中に払い出される遊技球を受容して貯留する球貯留部が設けられている。なお、詳細図示しないが、上球皿6に前面側が覆われた前枠2の下部領域には遊技補助盤と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤の各部に、発射装置や、スピーカなどが設けられている。
【0017】
上記上球皿6の下側には、上面開放形態の下球皿9が前面に突出して取り付けられている。下球皿9の近傍には遊技球の発射操作を行う発射ハンドル8が設けられている。
【0018】
前枠2の裏面側には、中央に前後連通する開口50を有して前枠2よりもやや小型の方形枠状に形成された裏セット盤51が、前枠2の裏面に設けられた複数のレバーL、L…を利用して閉鎖保持される。裏セット盤51の各部には、遊技島に設置してある球貯留装置からの予備賞球を貯留する貯留タンク52と、貯留タンク52から供給された予備賞球を落下移動させつつ整列させる予備賞球案内流路53、球圧を軽減して予備賞球を下方に流下させるカーブレール54、遊技盤10における入賞状態に基づいて予備賞球案内流路53を通って貯留タンク52から供給される予備賞球を賞球として上球皿6に払い出す球払出装置55、球払出装置55から払い出された賞球を上球皿6の球貯留部に導く賞球排出通路56、各種制御装置、電子部品に電力を供給する電源装置57、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置58、画像表示装置13の裏側に位置して画像表示、効果音等の演出、効果ランプ等の表示制御を行うサブ制御装置59、球払出装置55を制御する払出制御装置60、発射強度や発射タイミングを制御する発射制御装置61等が図のように配設されている。
【0019】
なお、図示していないが、遊技中において遊技盤10の裏面側に排出された遊技済み球(アウト球およびセーフ球)を集合させ、パチンコ機PMの背面側に導く遊技済み球排出流路が設けられている。この遊技済み球排出流路に導かれた遊技済み球はパチンコ機の背面に開口した遊技済み球球排出口62から球回収空間に排出され、遊技島に設けられた回収通路上を転がって、回収される。
【0020】
パチンコ機PMは、前枠2、ガラス扉5および上球皿6がともに閉止され施錠された状態で遊技に供され、上球皿6に遊技球を貯留させて発射ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル8が回動操作されると、上球皿6に貯留された遊技球が発射装置により1球ずつ遊技盤10の遊技領域PAに打ち出され、以降パチンコゲームが展開される。
【0021】
以上のように概要構成されるパチンコ機PMにあって、本発明に係る画像表示装置について、以下、図3〜図9を参照しながら説明する。図3は、画像表示装置の正面方向から見た斜視図、図4は、背面方向から見た斜視図、図5は、画像表示装置の分解斜視図、図6は、液晶ユニットを背面側から示す分解斜視図、図7は、液晶パネルのバックライトであるELシートの構成を示す図、図8は、液晶パネルの背面図、図9は、液晶パネルの背面側の斜視図である。
【0022】
画像表示装置13は、10.4インチ若しくはそれ以上の画面サイズを有する液晶ユニット110と、液晶ユニット110の側部および後部の一部を収納する矩形状の合成樹脂製の枠体であるミドルケース120と、リアケース92とを備えている。液晶ユニット110の背面側には、図4に示すように、サブ制御基板93と画像処理基板101とが並置され、サブ制御基板93と画像処理基板101はミドルケース120およびリアケース92により支持されている。サブ制御基板93の背面側には、リアケース92を介して中継基板94が取り付けられている。
【0023】
画像表示装置13は、液晶パネル95や画像処理基板101等の画像表示用のデバイスだけでなく、遊技機の照明や効果音響装置の動作を制御するためのサブ制御基板93を備えている。サブ制御基板93は、液晶パネル95に表示すべき画像データの制御、液晶パネル95に表示される画像に対応した音声データの制御を行うとともに、パチンコ機PMの各部に設けたランプ等の点灯制御を行う。画像処理基板101は、サブ制御基板93からのコマンドデータを受け取り、そのコマンドデータに応じて、液晶パネル95の画面に表示されるべき画像データを処理する。
【0024】
画像処理基板101及びサブ制御基板93は、図4に示すように、画像表示装置13の背面、すなわち、液晶パネル95の背面に、互いに並列となるように配置されている。そして、画像表示装置13、画像処理基板101及びサブ制御基板93は、液晶パネル95の背面を覆うリアケース92の内部に収納され、液晶パネル95、サブ制御基板93、画像処理基板101、ミドルケース120、およびリアケース92が一体化され、画像表示装置13を構成している。また、ミドルケース120の側壁121には、複数のスリット状の吸気口123が形成され、リアケース92の側壁92Aに臨むように排気口126が形成され、ケース内部の熱を外部へ放熱できるようになっている。
【0025】
液晶ユニット110は、図5および図6に示すように、背面側の液晶リアケース111Aと、正面側の鉄板製の液晶フロントケース111Bからなる液晶ユニットケース111を有する。液晶リアケース111Aは、その背面106が段付状とされた上段突出部106Aと、これと隣接して、背面106の左側に設けられた下段後退部106Bとを有する。上段突出部106Aの内部スペースには、画像処理基板101が配置され、下段後退部106の背面には、サブ制御基板93が配置される。
【0026】
液晶フロントケース111Bは、図6に示すように、四角枠状の部材であり、その枠によって液晶パネル95を保持し、液晶画面を露出させる。液晶フロントケース111Bと液晶パネル95の間に、図示しない保護シートを配置している。この保護シートは、液晶パネル95の画面に密着するとともに画面全体を覆う透明な合成樹脂製の平板である。
【0027】
液晶フロントケース111Bと液晶リアケース111Aとの間には、液晶パネル95、液晶パネル95との接続を行う液晶ハーネス中継端子板102、液晶パネル95を照明するバックライト用のELシート96、バックライト用の電源装置であるインバータ基板103、画像処理基板101を冷却するための空冷ユニット130、画像処理基板101を所定位置に固定するためのケース基板である液晶ベース112が取り付けられる。
【0028】
本実施形態の一つの特徴は、液晶パネル95のバックライト光源にEL(エレクトロルミネッセンス)シートを用いている。図7にELシートの構成を示す。図7(a)に示すように、液晶パネル95とほぼ同形のELシート96が積層される。ELシート96は、図7(b)に示すように、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム200、フィルム200上に形成されたITOなどの透明電極210、酸化亜鉛および銅などの蛍光体を含む発光層220、発光層220上において漏れ電流の防止を行う耐圧誘電層230、背面電極層240、保護層250を含んで構成される。電極210、240間に、インバータ基板103から電界を与えることで、有機物あるいは無機物からなる発光層220が発光し、その光が液晶パネル95の全面を照射する。
【0029】
液晶ベース112は、液晶パネル95の正面形状に応じたサイズの略平板状の部材から構成される。液晶ベース112の収納スペースに対応する部分には、画像処理基板101、液晶ハーネス中継端子板102及び空冷ユニット130が固定されている。
【0030】
液晶ベース112には、当該液晶ベース112との間に空間をあけて画像処理基板101を支持する複数のボス112Aが立設されている(図9を参照)。画像処理基板101は、その四隅及び長辺の中間部分に形成されたネジ孔109によりボス112Aに固定される。また、液晶ベース112における画像処理基板101の左側の部分には、インバータ基板103が固定されている(図8参照)。
【0031】
液晶パネル95及び画像処理基板101は、その背面側が鉄板製の液晶リアケース111Aに覆われている。液晶パネル95、画像処理基板101及び液晶リアケース111Aを含む液晶ユニット110の背面が合成樹脂製のリアケース92とミドルケース120に覆われている。
【0032】
画像処理基板101は、略正方形状の略平板に形成された二つのLSI101A、101Bと、これらのLSI101A、101Bを含んで形成された電子回路とを備え、この電子回路で、液晶パネル95の画面に表示させるべき画像信号の処理を行っている。LSI101A、101Bは、動作時に冷却が必要な発熱素子である。LSI101A、101Bは、例えば図8に示すように、放熱板131上の2点鎖線で示す領域に接触される。
【0033】
図10は、画像表示装置の背面図、図11は、図10のA−A線断面図、図12は、図10のM−M線断面図、図13は、図10のJ−J線断面図である。
【0034】
ミドルケース120には、図11に示すように、空間を前後に仕切る底面301が形成され、底面301の背面側の隙間が、サブ制御基板93を収納するサブ制御室としての装着スペース302を形成する。サブ制御基板93は、装着スペース302の内部に収納され、そこで底面301にビス止めされる。装着スペース302は、サブ制御基板93の背面側を覆おうように配置されるとともに、ミドルケース120にビス止めされているリアケース92で蓋がされている。リアケース92は、透明な合成樹脂を成形したものであり、その内部を透視することができる。
【0035】
装着スペース302をリアケース92で塞ぐと、ミドルケース120側に設けられている背板部107Aの上面と、リアケース92側に設けられている背板部107Bの最上面とが同一面を形成する。サブ制御基板93が設置されている装着スペース302の上方には、接続コネクタCNが取り付けられた中継基板94が配置されている。中継基板94は、サブ制御基板93よりも面積が小さい基板であり、サブ制御基板93と図示しない電線により電気的に接続されている。この電線は、一端がサブ制御基板93と電気的に接続され、他端が接続コネクタCNと嵌合する接続コネクタに接続されている。
【0036】
サブ制御基板93には、接続コネクタCN、操作スイッチSW及びコンデンサCC、並びに、大規模集積回路LSI及び集積回路IC等のチップ部品等が実装され、これらの電子部品のサブ制御基板93から突出する寸法はそれぞれ異なっている。サブ制御基板93には、突出寸法が大きい電子部品であるコンデンサCC等の高寸法電子部品がまとめて配置された高寸法部品配置領域と、突出寸法が小さい電子部品である集積回路チップ等の低寸法電子部品がまとめて配置された低寸法部品配置領域とが設けられている。このうち、高寸法部品配置領域は、サブ制御基板93の周縁部分に形成され、低寸法部品配置領域は、サブ制御基板93の内側部分に形成されている。
【0037】
サブ制御基板93を内部に収納するリアケース92は、サブ制御基板93の上方を覆う天井部として、前述の背板部107Bを備えたものとなっている。中継基板94は、リアケース92の凹部108内においてビス止めされ(図10参照)、リアケース92と一体化されている。リアケース92が透明なので、中継基板94を取り外せば、リアケース92の内部に収納されている電子部品を容易に確認することができるようになっている。
【0038】
凹部108は、深さ寸法が充分確保されており、これにより、中継基板94が全体的に凹部108の内部に埋没し、リアケース92の背板部107Bから突出しないようになっている。従って、中継基板94をサブ制御基板93に重なるように設けても、画像表示装置13の全体の奥行き寸法が嵩張らない。
【0039】
空冷ユニット130は、図11に示すように、LSI101A、101Bの熱を発散させるための放熱板131と、この放熱板131を支持するブラケット132と、収納スペース303の内部に設けられるとともに、放熱板131、ひいては、画像処理基板101を冷却するための冷却空気を送風する冷却ファン133とを備えたものである。換言すれば、ブラケット132には、冷却ファン133及び放熱板131の取り付けのために、冷却ファン被取付部であるファン固定部132Dと、放熱板被取付部131Dとが設けられている。そして、ブラケット132に放熱板131及び冷却ファン133が取り付けられ、これらのブラケット132、放熱板131及び冷却ファン133が一体化されて空冷ユニット130を形成している。
【0040】
放熱板131は、図9及び図13に示すように、熱伝導性に優れたアルミニウム材を押出成形することにより、互いに平行に延びる複数の冷却フィン131Bを有している。すなわち、放熱板131は、長方形状の略平板に形成された平板部131Aの一面から突出する多数の冷却フィン131Bを、当該平板部131Aに一体成形したものである。多数の冷却フィン131Bは、平板部131Aの長手方向に配列されるとともに、各々が平板部131Aの長手方向と直角に交差する方向に延びるものとなっている。
【0041】
放熱板131は、多数の冷却フィン131Bが形成する列の両端近傍部分、及び、当該列の中間部分縁部分が平面とされ、この平面となった部分がブラケット132と面接触する面接触部131Cとなっている。
【0042】
ブラケット132は、液晶ベース112側からLSI101A、101Bに放熱板131を接触させるために、液晶ベース112との間に空間をおいて放熱板131を支持するものとなっている。また、このブラケット132は、熱伝導性に優れた材料であるアルミニウム板を折り曲げることにより、断面形状が全体的にU字形、換言すると、溝型に成形された部材である。なお、ブラケット132には、図9に示すように、画像処理基板101側に延びる接地用突起140が設けられている。画像処理基板101をボス112Aに固定すると、ブラケット132の接地用突起140が画像処理基板101の図示しない接地端子と電気的に接続されるようになっている。これにより、画像処理基板101の当該接地端子が、空冷ユニット130に設けられているアルミニウム製のブラケット132のを介して液晶リアケース111Aと電気的に導通し、これにより、画像処理基板101のアースがサブ制御基板93のアース等と一緒に共通にとれるようになっている。
【0043】
また、ブラケット132は、図9に示すように、U字形の側壁部として対向配置された二つの側壁132Aを有している。これらの側壁132Aの各々には、冷却空気をU字の内部に流通させるための送風口である通風孔132Bが設けられている。また、各側壁132Aには、液晶ベース112と接する部分が液晶ベース112の表面と平行となるように折り曲げられることにより、液晶ベース112に取り付けるための取付部132Cが形成されている。断面U字形の二つの側壁132Aのうち、冷却ファン133側に配置されている側壁132Aに設けられた取付部132Cの先端部分は、側壁132Aと対向するように、側壁132Aと同じ方向へ折り曲げられ、これにより、冷却ファン133が固定されるファン固定部132Dが形成されている。冷却ファン133は、その吸込口133Aが側壁132Aに向けられた状態で、ファン固定部132Dに固定されている。ファン固定部132Dには、冷却ファン133の吸込口133Aに対応して切り欠かれた切欠部132Eが設けられている。
【0044】
U字形に成形されたブラケット132の底部132Fには、放熱板131の冷却フィン131Bを、そのU字形の内部に挿通させるためのフィン挿通口としての挿通孔132Gが設けられている。
【0045】
放熱板131は、ブラケット132の底部132Fの外側の面から挿通孔132Gに冷却フィン131Bが挿通されるとともに、ブラケット132の底部132Fに形成されている放熱板被取付部131Dに面接触部131Cが接触し、この状態で、ブラケット132に固定されている。また、放熱板131は、シリコンゴムやシリコングリス等の熱伝導性及び密着性に優れた熱伝導体101Cを介して、画像処理基板101のLSI101A、101Bに接触した状態でブラケット132により固定されている。
【0046】
この際、ブラケット132の対向配置された一対の側壁132Aに開けられた通風孔132Bの間に冷却フィン131Bを配置するとともに、側壁132Aの長手方向と冷却フィン131Bの長手方向とを直交させることにより、一対の側壁132Aに開けられた通風孔132Bが、冷却フィン131Bの間の空間によって相互に連通されるようにし、かつ、一方の側壁132Aに対して冷却ファン133を近接配置するとともに、この冷却ファン133の吸込口を当該側壁132Aの通風孔132Bに面して設けてある。これにより、空冷ユニット130は、冷却ファン133により送風される冷却空気が効率よく冷
却フィン131Bの間を流通するように構成されたものとなっている。
【0047】
また、上記したようにミドルケース120の左右に設けられている側壁121、122のうち、液晶ユニットケース111の収納スペース303に対応して膨出している部分の側面となる側壁121には、細長いスリット状の長孔が多数形成され、これらの長孔が冷却空気を内部に取り入れるための吸気口123となっている。そして、図5及び図11に示すように、吸気口123が設けられた側壁121と重なり合う液晶ユニットケース111の側壁113には、側壁121の各吸気口123に対応するとともに、側壁121の吸気口123と連通する複数の長孔が、冷却空気を内部に取り入れるための吸気口114として設けられている。吸気口114、123は、双方とも遊技球が内部に進入不可能なサイズの長孔から形成されている。
【0048】
冷却ファン133は、図8の如く、ケース111、120の左右方向の中心位置よりも若干左側にずれた位置に取り付けられている。また、冷却ファン133は、収納スペース303の内部に配置されるとともに、放熱板131と液晶ベース112との間に形成された空間に冷却空気を送り込める位置であって、画像処理基板101の周縁部分にあたる位置に設置されている。冷却ファン133の吸込口133Aは、ケース111、120の吸気口114、123が設けられた側壁113、121に対向するように配置されている。
【0049】
さらに、図9に示すように、ミドルケース120の膨出している部分の周りを囲む側壁のうち、ミドルケース120の左右方向の中間部分に設けられている側壁124には、冷却ファン133の吹出口133Bに対応した開口125が設けられている。液晶ユニットケース111についても同様に、液晶ユニットケース111の膨出している部分の周りを囲む側壁のうち、液晶ユニットケース111の左右方向の中間部分に設けられている側壁115には、冷却ファン133の吹出口133Bに対応した複数の開口116が設けられている。
【0050】
図11に示すように、リアケース94には、開口116、125と対向する側壁94Aが設けられている。この側壁94Aは、液晶ユニットケース111の側壁115と近接する位置において、側壁115に沿って延びるものとなっている。
【0051】
この側壁94Aには、図5に示すように、開口116、125と対向する部分に凹みが設けられている。この凹みにより、図4および図7に示すように、リアケース94及びミドルケース120の各背面をその一部として含んで構成されるケース全体の背面120Aに、冷却ファン133の吹出口133Bから排出される冷却空気を排出するための排気口126が形成されている。この排気口126は、画像処理基板101を冷却したために暖められた冷却空気を外部に排気するためのものである。また、排気口126は、吹出口133Bに対向して設けられるとともに、遊技球が内部に進入不可能なサイズの孔から形成されたもの、換言すると、遊技球が内部に進入不可能な開口となっている。
【0052】
この際、図11において、左右方向に中間部分に配置された側壁115及び側壁94Aは、収納スペース303と装着スペース302とを仕切る仕切壁となっている。リアケース92の側壁92Aのうち、冷却ファン133の吹出口133Bと対向する部分は、冷却ファン133の吹出口133Bの近傍に配置されるとともに、排気口126に向かって冷却空気を導く導風板141となっている。そして、ミドルケース120には、リアケース92の側壁92Aの凹んだ部分に対応し、且つ、この凹んだ部分と連続するように、U字形に折れ曲がった立ち上がり壁部127が設けられている。立ち上がり壁部127のうち、冷却ファン133の吹出口133Bと対向する部分は、リアケース92側の導風板141と連結される当該導風板141とともに、排気口126に向かって冷却空気を導く導風板141Aとなっている。
【0053】
さらに、液晶ベース112には、排気口126に対向する部分が傾斜した状態で迫り上がった傾斜底部117が設けられている。この傾斜底部117の周囲には、リアケース92の側壁92Aの凹んだ部分に対応するとともに、この凹んだ部分と連続する立ち上がり壁部118が設けられている。傾斜底部117は、ミドルケース120の導風板141Aと連結され、且つ、導風板141、141Aとともに、排気口126に向かって冷却空気を導く導風板141Bとなっている。つまり、導風板141、141A、141Bは、画像処理基板101を冷却したために暖められた冷却空気が装着スペース302の内部に進入しないように、冷却空気を排気口126に向かって導く。
【0054】
画像処理基板101を収納する収納スペース303と、サブ制御基板93を装着するための装着スペース302とを、ミドルケース120の左右に並設し、収納スペース303と装着スペース302との境界部分に配置される側壁124に近接して冷却ファン133を設けるとともに、冷却ファン133の吹出口133Bに対応した開口125を側壁124に設け、さらに、リアケース92に設けた側壁92Aの開口125と対向する部分を凹ませ、この凹みを冷却空気の排気路とし、リアケース92が排気ダクトを兼用するようにしてある。これにより、ケース全体の背面120Aに冷却空気を排出するための排気口126を設けても、冷却空気を排気口126まで導く排気ダクトを別途設ける必要がなく、ケース全体の構造が簡略化されるようになっている。
【0055】
本実施形態によれば、次のような効果が得られる。液晶パネル95のバックライト用の光源としてELシート96を採用することで、液晶パネル95の周囲の発熱を低減することができる。さらに、複数のボス112Aを液晶ベース112に立設し、これらのボス112Aで画像処理基板101を支持し、液晶ベース112と画像処理基板101との間に放熱板131を配置するようにしたので、ブラケット132を介して放熱板131が液晶ベース112に固定され、これにより、放熱板131を取り付けるための取付用部位を画像処理基板101に設ける必要がなくなり、画像処理基板101の実装率を向上することができる。
【0056】
放熱板被取付部131D及びファン固定部132Dをブラケット132に設け、ブラケット132に放熱板131及び冷却ファン133を一体化した空冷ユニット130を形成し、液晶ベース112に空冷ユニット130を取り付けることで、放熱板131、ブラケット132及び冷却ファン133のすべてをまとめて液晶ベース112に取り付けることが可能となり、液晶ベース112に対して取付作業を行うべき部品の数が減り、画像処理基板101の実装率を向上しても、組立作業に要する時間を短縮することができる。
【0057】
放熱板131と液晶ベース112との間に形成された空間に冷却空気を送り込める位置に冷却ファン133を配置し、冷却ファン133を稼働させることにより、放熱板131と液晶ベース112との間に形成された空間に冷却空気を確実に送り込めるようにしたので、LSI101A,101Bが発する熱を放熱板から空気中へ効率良く発散することができる。
【0058】
さらに画像処理基板101の周縁部分にあたる位置に冷却ファン133を配置したので、ケース内部を流通する冷却空気の排気口126に隣接して冷却ファン133を設けることができ、このように排気口126に隣接して冷却ファン133を設けることにより、冷却空気の流路長が短くなり、冷却空気の流路抵抗を低減できる。
【0059】
熱を放熱板131から空気中へ効率良く発散することができ、冷却空気の流路抵抗を低減することが可能になるので、冷却ファン133及び放熱板131の冷却性能を充分に確保することができる。さらに、断面U字形のブラケット132を採用し、このブラケット132のU字形の底部132Fに挿通孔132Gを設け、これにより、ブラケット132の底部132Fの外側から放熱板131の冷却フィン131Bを挿通孔132Gに挿通すると、放熱板131のブラケット132に対する位置が決まるようにしたので、ネジ止め等により、放熱板131をブラケット132に容易に固定することができる。また、空冷ユニット130の平面形が放熱板131よりも一回り大きくなるので、放熱板131が付いた状態のブラケット132を容易に液晶ベース112に取り付けることができる。
【0060】
ブラケット132のU字形の側壁132Aに冷却空気を流通させる通風孔132Bを設けたので、放熱板131の冷却フィン131Bをブラケット132のU字形の内部に配置しても何ら問題が生じない。さらに、ブラケット132の断面形状をU字形にしたので、板材を折り曲げるとともに、その所定箇所に開口を形成するといった容易な加工でブラケット132を作製できるようになり、ブラケット132の製造に要する時間も短縮することができる。また、画像表示表示装置13の背面側に、画像処理基板101とサブ制御基板93とを並列に配置したので、画像表示装置13の奥行き寸法が嵩張ることがない。
【0061】
さらにパチンコ機PMにおける画像柄表示装置13が占有していない残りの部分にサブ制御基板93の設置が不可能となるほど、画像柄表示装置13の画面を大きくしても、画像処理基板101及びサブ制御基板93の両方が画像表示装置13の背面側に配置可能となるので、画像処理基板101との並列配置により、サブ制御基板93をパチンコ機PMに設置することができる。さらに、サブ制御基板93及び画像処理基板101を画像表示装置13に一体化したので、サブ制御基板93にアンプ及びスピーカを接続し、この状態で画像表示装置13を起動すれば、その画面に映し出された映像に応じた音声も出力することができる。このため、画像表示装置13をパチンコ機PMに組み込む前に、画像表示装置13に映し出される画像を、その音声とともに確認する検査を行うにあたり、アンプ及びスピーカの接続作業を行うだけで、その他面倒な作業が何ら必要なく、速やかに検査を開始することができ、画像表示装置13の単独検査の便宜を図ることができる。
【0062】
また、側壁92A、115に仕切られた収納スペース303及び装着スペース302の内部に、画像処理基板101及びサブ制御基板93をそれぞれ収納し、さらに、画像処理基板101を冷却した暖かい冷却空気が装着スペース302に進入しないように、当該冷却空気を排気口126に向かって導く導風板141を側壁92Aの一部分として設けたので、発熱する画像処理基板101の隣りにサブ制御基板93を並設しても、画像処理基板101の発熱の影響がサブ制御基板93に及ぶことがなく、画像表示装置13を備えたパチンコ機PMの動作を全般的に良好なものとすることができる。
【0063】
画像表示装置13の背面側を覆う保護ケースとして、外側のミドルケース120と内側の液晶リアケース111Aとを備えた二重構造のものを採用し、且つ、液晶リアケース111Aを鉄板製としたので、液晶リアケース111Aで電磁波を充分遮断することができ、電磁波から画像処理基板101及び液晶パネル95を保護することができ、ひいては、強力な電波による不正行為、いわゆる電波ゴトから画像処理基板101、液晶パネル95及びパチンコ機PM本体を守ることができる。
【0064】
ミドルケース120を合成樹脂製としたので、その肉厚を充分厚くしても、重量が大幅に増加することがなく、且つ、肉厚を充分とることにより、ミドルケース120の機械的強度が確保され、機械的損傷から画像処理基板101及び液晶パネル95を保護することができる。
【0065】
液晶リアケース111Aの内部に画像処理基板101及び液晶パネル95を配置し、液晶リアケース111Aの外側にサブ制御基板93を配置することにより、比較的電磁波ノイズの影響を受けやすい画像処理基板101及び液晶パネル95を、サブ制御基板93から電磁気的に隔離することができる。サブ制御基板93、画像処理基板101及び液晶パネル95を同じケース内に配置し、サブ制御基板93で音声信号の発生に伴い電磁波が発生しても、この電磁波による乱れが液晶パネル95の画面に発生することを未然に防止することができる。
【0066】
液晶リアケース111Aの背面106を段付状にして、ミドルケース120の内面に向かって迫り出した上段突出部106Aと、ミドルケース120の内面から退いた下段後退部106Bとを設け、上段突出部106Aの内部に画像処理基板101を設置し、ミドルケース120の背板部107Bと、液晶リアケース111Aに設けた下段後退部106Bの外側面との間に形成された隙間にサブ制御基板93を設置したので、画像処理基板101及び液晶パネル95と、サブ制御基板93とを液晶リアケース111Aで電磁気的に隔離しても、画像表示装置13の背面において、画像処理基板101とサブ制御基板93とを並列に配置することができ、画像表示装置13の背面にサブ制御基板93を設置しても、画像表示装置13の奥行き寸法の増大を防止できる。
【0067】
さらに、突出寸法が大きいコンデンサ等の高寸法電子部品をまとめて配置した高寸法部品配置領域と、突出寸法が小さい集積回路チップ等の低寸法電子部品をまとめて配置した低寸法部品配置領域とをサブ制御基板93に設け、このうち、低寸法部品配置領域と重なるように中継基板94を配置したので、中継基板94を設けても、画像表示装置13の奥行き寸法が嵩張ることがなくなる。従って、サブ制御基板93に中継基板94を重ねて配置することにより、サブ制御基板93を設置するための部位に中継基板94もサブ制御基板93とともに設置できるようになるので、中継基板94を設置するために専用の部位を別途確保する必要がなくなり、パチンコ機PMの背面に各部品や機器をコンパクトに配置できるようになる。
【0068】
突出寸法が大きく、サブ制御基板93の表面を占有する専有面積が小さいコンデンサ等の高寸法電子部品を、サブ制御基板93の周縁部分に沿って帯状に配置したので、その内側に高寸法電子部品が設置されていない部位を広く残すことができる。これにより、大規模集積回路LSI等の占有面積が大きい低寸法電子部品を複数設置するのに必要な面積を容易に確保できるうえ、中継基板94を重ねて配置するために必要な広さの低寸法部品配置領域を容易に確保することができる。
【0069】
サブ制御基板93を収納するケースとして、サブ制御基板93の上方を覆う背板部107を備えたリアケース92を採用し、且つ、サブ制御基板93の低寸法部品配置領域に対応する背板部107の部分を、高寸法部品配置領域に対応する背板部107の他の部分よりも内側に向かって凹ますことで背板部107に凹部108を設け、凹部108の内部に中継基板94を収納するようにしたので、サブ制御基板93をリアケース92の内部に収納し、サブ制御基板93を損傷や不正行為等から保護するようにしても、画像表示装置13の奥行き寸法が増大せず、ひいてはパチンコ機PMの奥行き寸法が増大を抑えることができ、パチンコ機PMの奥行き寸法が嵩張ることを未然に防止することができる。
【0070】
また、その表面から画像処理基板101側へ延びる接地用突起140をブラケット132に設け、画像処理基板101をボス112Aに固定すると、ブラケット132の接地用突起140に画像処理基板101の図示しない接地端子が自動的に接続されるようにしたので、画像処理基板101を接地するにあたり、画像処理基板101にアース用の電線を接続する必要がなく、アース用電線を接続する手間が省け、画像表示装置13の配線作業に要する時間を短縮することができる。
【0071】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
【0072】
例えば、前記実施形態では、画像表示装置13に表示させる画像に関するデータを記憶したROMをサブ制御基板93に設けたが、当該ROMを設置する回路基板としては、サブ制御基板93に限らず、画像処理基板101等の他の回路基板でもよい。また、遊技機としては、パチンコ機に限らず、雀球やアレンジボール等の他の弾球遊技機でもよく、あるいは、外周面に図柄を表示する回転リールを有し、回転リールの図柄を特定の組合せに揃えるスロットマシン等の回胴式遊技機でもよく、要するに、本発明は、遊技媒体の投入により遊技が行えるとともに、入賞すると所定数量の遊技媒体が遊技者に払い出される遊技機に適用することができる。
【0073】
さらに本願発明では、以下の項を開示する。
(1) 遊技媒体の投入により遊技が行えるとともに、入賞すると所定数量の遊技媒体が遊技者に払い出される遊技機であって、
動作するのに必要な演算処理を行う処理回路が形成された回路基板と、この回路基板と一端が電気的に接続された電線と、この電線の他端が電気的に接続された接続コネクタが取り付けられた中継基板と、
シート状のELパネルをバックライトとして含む液晶表示部とを備え、
前記回路基板には、当該回路基板から突出する突出寸法が異なる複数種類の電子部品を備えているとともに、突出寸法が大きい電子部品である高寸法電子部品がまとめて配置された高寸法部品配置領域と、突出寸法が小さい電子部品である低寸法電子部品がまとめて配置された低寸法部品配置領域とが設けられ、
前記中継基板は、前記回路基板の前記低寸法部品配置領域と重なる位置に配置されていることを特徴とする遊技機。
【0074】
低寸法電子部品がまとめて配置された低寸法部品配置領域を回路基板に設け、低寸法部品配置領域と重なるように中継基板を配置したので、中継基板を設けても、その奥行き寸法が嵩張ることがなくなる。これにより、回路基板を設置するための部位に中継基板も回路基板とともに設置できるようになるので、中継基板を設置するために専用の部位を別途確保する必要がなくなり、遊技機の背面に各部品や機器をコンパクトに配置できるようになる
【0075】
(2)前記高寸法部品配置領域は、前記回路基板の周縁部分に形成され、
前記低寸法部品配置領域は、前記回路基板の内側部分に形成されていることを特徴とする請求項(1)記載の遊技機。
【0076】
回路基板から突出する突出寸法が大きいコンデンサ等の高寸法電子部品は、一般的に、回路基板の表面を占有する専有面積が小さいので、回路基板の周縁部分に沿って帯状に配置すれば、その内側に高寸法電子部品が設置されていない部位を広く残すことができる。これにより、LSI等の占有面積が大きい低寸法電子部品を複数設置するのに必要な面積を容易に確保できるうえ、中継基板を重ねて配置するために必要な広さの低寸法部品配置領域も容易に確保できる。
【0077】
(3)前記回路基板を内側に収納するケースが設けられ、このケースには、前記回路基板の上方を覆う天井部が設けられ、この天井部には、前記低寸法部品配置領域に対応する部分を、前記高寸法部品配置領域に対応する部分よりも内側に向かって凹ますことにより形成された凹部が設けられ、この凹部の内側に前記中継基板が収納されていることを特徴とする請求項(2)に記載の遊技機。
【0078】
回路基板をケースの内部に収納するようにしたので、回路基板を損傷や不正行為等から保護することができる。しかも、ケースの内部に収納することで回路基板を保護するようにしても、ケースの天井部に設けた凹部の内部に中継基板を収納するようにしたので、遊技機の奥行き寸法が増大することがなく、奥行き寸法が嵩張ることを防止することができる。
【0079】
(4) 遊技媒体の投入により遊技が行えるとともに、入賞すると所定数量の遊技媒体が遊技者に払い出される遊技機であって、
動作時に発熱して冷却が必要となる電子部品で高速演算処理を行う高速処理回路が形成された回路基板と、
シート状のELパネルをバックライトとして含む液晶表示部と、
前記電子部品の熱を発散させるための放熱板と、
前記回路基板、液晶表示部及び前記放熱板を内側に収納するとともに、前記回路基板が固定されるケース基板を有するケースと、
前記ケース基板に立設されるとともに、前記ケース基板との間に空間をあけて前記回路基板を支持する複数のボスと、
前記ケース基板側から前記電子部品に前記放熱板を接触させるために、前記ケース基板との間に空間をおいて前記放熱板を支持するブラケットと、
前記放熱板を冷却するための冷却空気を送風する冷却ファンとを備え、
前記ブラケットには、前記放熱板及び前記冷却ファンがそれぞれ取り付けられる放熱板被取付部及び冷却ファン被取付部が設けられ、これらのブラケット、放熱板及び冷却ファンが一体化されて空冷ユニットを形成していることを特徴とする遊技機。
【0080】
複数のボスをケース基板に立設し、これらのボスで回路基板を支持し、ケース基板と回路基板との間に放熱板を配置するようにしたので、ブラケットを介して放熱板がケース基板に固定されるようになり、これにより、放熱板を取り付けるための取付用部位が回路基板から省略され、回路基板の実装率を向上することができる。放熱板被取付部及び冷却ファン被取付部をブラケットに設け、ブラケットに放熱板及び冷却ファンを一体化した空冷ユニットを形成し、ケース基板に対して空冷ユニットの取り付けを行えば、放熱板、ブラケット及び冷却ファンのすべてがケース基板に取り付けられるようにしたので、ケース基板に対して取付作業を行うべき部品の数が減り、回路基板の実装率を向上しても、組立作業に要する時間を短縮することができる。
【0081】
(5) 前記冷却ファンは、前記放熱板と前記ケース基板との間に形成された空間に冷却空気を送り込めるとともに、前記回路基板の周縁部分にあたる位置に配置されていることを特徴とする請求項(4)記載の遊技機。
【0082】
冷却ファンの稼働により、放熱板とケース基板との間に形成された空間に冷却空気を確実に送り込めるようになるので、電子部品が発する熱を放熱板から空気中へ効率良く発散することができる。さらに、回路基板の周縁部分にあたる位置に冷却ファンを配置したので、ケースの内部を流通する冷却空気の吸気口又は排気口に隣接して冷却ファンを設けることができ、このように吸気口又は排気口に隣接して冷却ファンを設けることにより、冷却空気の流路長が短くなり、冷却空気の流路抵抗を低減することができる。
【0083】
(6) 前記放熱板は、熱伝導性のある部材を押出形成することにより、互いに平行に延びる複数の冷却フィンが設けられたものであり、
前記ブラケットは、熱伝導性のある部材を折り曲げて断面U字形に形成されたものであり、U字形の側壁部に前記冷却ファンの冷却空気を流通させる送風口が設けられ、U字形の底部に前記放熱板の複数の前記冷却ファンをそのU字の内部に挿入させるフィン挿通口が設けられていることを特徴とする請求項(4)又は(5)に記載の遊技機。
【0084】
ブラケットのU字形の底部にフィン挿通口を設け、ブラケットの底部の外側から放熱板の冷却フィンを前述のフィン挿通口に挿通すると、放熱板のブラケットに対する位置が決まるようにしたので、ネジ止め等により、放熱板をブラケットに容易に固定することができる。また、これにより、空冷ユニットの平面形が放熱板よりも一回り大きくなるので、放熱板が付いた状態のブラケットを容易にケース基板に取り付けることができる。
【0085】
(7) 遊技を行う遊技者に面した画面に様々な画像の表示が可能となっている表示装置を備えた表示装置付遊技機であって、
前記画面に表示させるべき画像の電気的な処理を行う画像処理基板と、
演出に必要な音声の電気的な処理を行うサブ制御基板と、
シート状のELパネルをバックライトとして含む液晶表示部とを備え、
前記表示装置の背面に、前記画像処理基板と前記サブ制御基板とが並列に配置されていることを特徴とする表示装置付遊技機。
【0086】
表示装置の背面に、画像処理基板とサブ制御基板とを並列に配置するので、奥行き寸法が嵩張ることがない。しかも、表示装置の画面が大きく、サブ制御基板の設置が不可能となるほど、表示装置の占有していない残りの部分が小さくなれば、画像処理基板及びサブ制御基板の両方を表示装置の背面側に配置できるようになるので、画像処理基板との並列配置により、サブ制御基板の設置が可能となる。なお、サブ制御基板が設置できる面積が確保できれば、表示装置の背面の周縁からサブ制御基板の端縁部分がはみ出していてもよい
【0087】
(8) 前記表示装置及び前記画像処理基板を内部に収納するケースが設けられ、
前記サブ制御基板は、前記画面に表示される画像に対応した音声のデータを出力する機能を有するとともに、前記ケースの内部に収納されて前記表示装置及び前記画像処理基板に一体化されていることを特徴とする請求項(7)記載の表示装置付遊技機。
【0088】
サブ制御基板が画像処理基板とともに表示装置に一体化されているので、サブ制御基板にアンプ及びスピーカを接続し、この状態で表示装置を起動すれば、その画面に映し出された映像に応じた音声も出力されるようになる。このため、表示装置を遊技機に組み込む前に、表示装置に映し出される画像の動作を、その音声とともに確認する検査を行うにあたり、アンプ及びスピーカの接続作業を行うだけで、その他面倒な作業が何ら必要なく、速やかに検査を開始することができ、表示装置の単独検査の便宜を図ることができる。
【0089】
(9) 前記ケースには、前記画像処理基板を収納する画像処理室と、前記サブ制御基板を収納するサブ制御室と、前記画像処理室及び前記サブ制御室を仕切る側壁とが設けられ、
前記画像処理室には、前記画像処理基板を冷却する冷却空気を送風するための冷却ファンが設けられ、
前記ケースの背面には、前記画像処理基板を冷却したために暖められた冷却空気を排気するための排気口が設けられ、
前記側壁には、前記画像処理基板を冷却したために暖められた冷却空気が前記サブ制御室の内部に進入しないように、当該冷却空気を前記排気口に向かって導く導風板となる部分が設けられていることを特徴とする請求項(8)記載の表示装置付遊技機。
【0090】
側壁に仕切られた画像処理室及びサブ制御室の内部に、それぞれ画像処理基板及びサブ制御基板を収納し、さらに、画像処理基板を冷却した暖かい冷却空気がサブ制御室に進入しないように、当該冷却空気を排気口に向かって導く導風板を側壁の一部分として設けたので、発熱する画像処理基板の隣りにサブ制御基板を並設しても、画像処理基板の発熱の影響がサブ制御基板に及ぶことがなく、表示装置付遊技機の動作を全般的に良好なものとすることができる。
【0091】
(9) 遊技を行う遊技者に面した画面に様々な画像の表示が可能となっている表示装置を備えた表示装置付遊技機であって、
動作時に冷却が必要な発熱素子を有するとともに、前記画面に表示させるべき画像の電気的な処理を行う電子回路が形成された画像処理基板と、
シート状のELパネルをバックライトとして含む液晶表示部と、
前記発熱素子の熱を発散させるための放熱板と、
この放熱板を支持するブラケットと、
前記放熱板を冷却するための冷却空気を送風する冷却ファンと、
前記画像処理基板、液晶表示部、前記放熱板、前記ブラケット及び前記冷却ファンを内部に収納するケースとを備え、
前記冷却ファンが前記ブラケットに固定されるとともに、前記放熱板が前記発熱素子に接触した状態で前記ブラケットに固定され、且つ、前記冷却空気を排気するための排気口が前記ケースの背面に設けられていることを特徴とする表示装置付遊技機。
【0092】
吸気口の位置を適宜設定することにより、例えば、ケースの背面の周囲、又は、側面若しくは底面に吸気口の位置を設定すれば、排気口がケースの背面に設けられているので、導電性を有するゴミが吸気口又は排気口を通って表示装置のケースの内部に進入することがなく、これらのゴミによる電子回路の短絡が防止され、表示装置を故障させるおそれを解消することができる。また、放熱板と冷却ファンとの両方をブラケットに固定し、これにより、放熱板と冷却ファンとが近接して配置されるようにするとともに、排気口をケースの背面に設け、底面又は側面に設けた吸気口から排気口までの距離が短くなるようにしたので、冷却空気の流通抵抗が低減されるようになるうえ、放熱板を発熱素子に接触させたので、伝熱効果が良好なものとなり、対流現象を利用することができなくとも、良好な冷却効率を確保することができ、また、冷却ファンの小型化を充分図ることができる。
【0093】
(10) 前記ケースの左右に設けられている側面の少なくとも一方に、前記冷却空気を内部に取り入れるための吸気口が設けられていることを特徴とする請求項(9)記載の表示装置付遊技機。
【0094】
吸気口をケースの側面に設けたので、前述したように、吸気口からケース内へのゴミの進入を抑制でき、ゴミによる電子回路の短絡が防止されるようになるうえ、下方で熱せられた空気が上昇してきても、上昇してきた熱気をまともに吸入することがなくなるので、比較的大きな電動機等の動作に伴い熱を発する発熱機器が、その下方に配置されても、当該発熱機器の影響を回避することができる。
【0095】
(11) 前記冷却ファンは、その吸込口が前記ケースの前記吸気口が設けられた側面に対向するように配置され、前記冷却ファンの吹出口の近傍には、前記ケースの背面に設けられた前記排気口に向かって冷却空気を導く前記導風板が、当該吹出口に対向して設けられていることを特徴とする請求項(10)記載の表示装置付遊技機。
【0096】
冷却ファンの吹込口と、ケースの吸気口とを対向させて配置することが可能となり、吹込口と吸気口とを対向配置することにより、ケースの内部において冷却空気が直線状に流れるようにすることができ、この点からも、冷却空気の流通抵抗が低減され、良好な冷却効率を確保することができる。また、冷却ファンの吹出口から吹き出される冷却空気の吹出方向が排気口による排気の排出方向と交差していても、冷却ファンの吹出口の近傍に、ケース背面の排気口に向かって冷却空気を導く導風板を、当該吹出口に対向して設けたので、排気口からの排気効率が損なわれることがなく、この点からも、充分な冷却空気の風量が確保され、良好な冷却効率を確保することができる。
【0097】
(12) 前記排気口及び前記吸気口は、遊技球が内部に進入不可能なサイズの孔から形成されていることを特徴とする請求項(11)記載の表示装置付遊技機。
【0098】
導電性を有する遊技球が排気口または吸気口を通って表示装置のケース内部に侵入することなく、遊技球による電子回路の破損や短絡が防止され、表示装置を故障させるおそれを解消させることができる。また、個々の孔が小さくとも、その数量を十分に多く設定すれば、冷却空気の風量を充分確保することができるので、排気口及び吸気口の各孔のサイズを遊技球が通過できないほど小さくしても良好な冷却効率を確保することができる。
【0099】
(13) 前記ブラケットが熱伝導性のある材料から形成されていることを特徴とする請求項(9)から請求項(12)までのいずれかに記載の表示装置付遊技機。
【0100】
ブラケットが熱伝導性の良好なものとなるので、発熱素子で発生した熱は、ブラケットを通じても発散されるようになり、冷却ファンの冷却向上するのと相まって、発熱素子の冷却能力を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】本発明の一実施形態に係る遊技機を示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る遊技機を示す背面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像表示装置を正面側から示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る画像表示装置を背面側から示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態に係る画像表示装置を背面側から示す分解斜視図である。
【図6】本発明の実施形態に係る液晶ユニットを背面側から示す分解斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係るELシートを示し、図7(a)は概略斜視図、図7(b)は概略断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る液晶ユニットを示す一部分解状態の背面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る液晶ユニットの要部を背面側から示す斜視図である。
【図10】本発明の実施形態に係る表示装置を示す背面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【図12】図10のJ−J線における断面図である、
【図13】図10のM−M線における断面図である。斜視図である。
【符号の説明】
【0102】
1 外枠 2a 収容枠
2 前枠 3a ヒンジ部材
4 施錠金具 5 ガラス扉
6a 球皿部 6b ボタン
6 球皿 8 操作ハンドル
10 遊技盤 11 案内レール
12 一般入賞口 13 画像表示装置
14 始動入賞口 15 レール飾り
92 リアケース 93 サブ制御基板
94 中継基板 95 液晶パネル
96 ELシート 101C 熱伝導体
101 画像処理基板
101A LSI(大規模集積回路) 101B LSI(大規模集積回路)
102 液晶ハーネス中継端子板 103 インバータ基板
106A 上段突出部 106B 下段後退部
106 背面 107A 背板部
107B 背板部 107 背板部
108 凹部 109 ネジ孔
110 液晶ユニット 111A 液晶リアケース
111B 液晶フロントケース 111 液晶ユニットケース
112A ボス 112 液晶ベース
113 側壁 114 吸気口
115 側壁 116 開口
117 傾斜底部 118 壁部
120A 背面 120B 容器部
120 ミドルケース 121 側壁
123 吸気口 124 側壁
125 開口 126 排気口
127 壁部 130 空冷ユニット
131A 平板部 131B 冷却フィン
131C 面接触部 131D 放熱板被取付部
131 放熱板 132A 側壁
132B 通風孔 132C 取付部
132D ファン固定部 132E 切欠部
132F 底部 132G 挿通孔
132 ブラケット 133A 吸込口
133B 吹出口 133 冷却ファン
140 接地用突起 141A 導風板
141B 導風板 141 導風板
PA 遊技領域 PM パチンコ機




 

 


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