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弾球遊技機 - サミー株式会社
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発明の名称 弾球遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−20660(P2007−20660A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−203700(P2005−203700)
出願日 平成17年7月12日(2005.7.12)
代理人 【識別番号】100098279
【弁理士】
【氏名又は名称】栗原 聖
発明者 林 克佳
要約 課題
確率変動遊技への移行を判定する第2大入賞装置の異常状態を遊技場管理装置に通知し得る弾球遊技機を提供する。

解決手段
遊技状態を制御する遊技機制御装置200と、第1大入賞口113及びセンター飾り部品105とを備え、センター飾り部品105は、遊技球の通過により確率変動遊技に移行する確変領域80と、確変領域80の通過を検出する確変領域検出スイッチ223とを備え、遊技機制御装置200は、始動入賞口112への遊技球の入球により特別遊技に移行するか判定する特別図柄当選判定部305と、当該判定結果に応じて、第1大入賞口113による単位特別遊技を実行可能とする大入賞口開放指示部307とを備える。更に、センター飾り部品105内の異常状態を判定する異常状態判定部606と、異常信号を出力する異常信号出力部607とを備えるので、センター飾り部品105の異常状態を遊技場管理装置1000に通知できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
所要の遊技状態を制御する遊技制御手段と、
図柄の変動表示が可能な図柄表示装置と、
遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
前記遊技領域の所定位置に設けられる第1の可変入賞装置及び第2の可変入賞装置とを備え、
前記第2の可変入賞装置は、遊技球の通過に基づいて確率変動遊技に移行する確率変動遊技移行領域と、
前記確率変動遊技移行領域を通過する遊技球を検出する確率変動遊技移行領域検出手段とを備え、
前記遊技制御手段は、前記始動口に遊技球が入球することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定手段と、
該特別遊技入賞判定手段による判定結果に応じて、前記遊技領域に設けられた前記第1の可変入賞装置を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能とする特別遊技制御手段と、を備える弾球遊技機であって、
前記第2の可変入賞装置を入賞容易とする遊技を実行可能とする第2可変入賞装置遊技制御手段と、
前記第2の可変入賞装置内に異常状態が発生したか否か判定する異常状態判定手段と、
前記異常状態判定手段が異常状態と判定した場合に、異常信号を出力する異常信号出力手段と、を備えることを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】
前記異常信号出力手段から出力される異常信号に基づいて、遊技球の発射を停止させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
【請求項3】
前記特別遊技制御手段は、前記異常信号出力手段から出力される異常信号に基づいて、前記確率変動遊技に移行させないことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
【請求項4】
前記第2の可変入賞装置は、前記第2の可変入賞装置に入賞した遊技球を所定の位置で検出する入賞球検出手段と、
遊技球が通過した場合でも確率変動遊技に移行しない流出領域と、
該流出領域を通過した遊技球を検出する流出領域検出手段と、を備え、
前記遊技制御手段は、前記入賞球検出手段による遊技球の検出時から、前記確率変動遊技移行領域検出手段又は、前記流出領域検出手段による遊技球の検出時までを計時する計時手段を備え、
前記異常状態判定手段は、前記計時手段により計測された時間が所定の時間を超えた場合に、異常状態が発生したと判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の弾球遊技機。
【請求項5】
前記計時手段は、前記第2の可変入賞装置に入賞した遊技球毎に計測することを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
【請求項6】
前記計時手段は、前記異常信号に基づいて、計測値を始動状態に戻すことを特徴とする請求項4又は5に記載の弾球遊技機。
【請求項7】
前記第2の可変入賞装置は、前記第2の可変入賞装置に入賞した遊技球を検出する入賞球検出手段と、
遊技球が通過した場合でも確率変動遊技に移行しない流出領域と、
前記流出領域を通過した遊技球を検出する流出領域検出手段と、を備え、
前記遊技制御手段は、前記確率変動遊技移行領域検出手段から送信された検出信号、前記流出領域検出手段から送信された検出信号及び、前記入賞球検出手段から送信された検出信号に基づき、前記第2の可変入賞装置内の残留球数を算出する残留球数算出手段を備え、
前記異常状態判定手段は、前記残留球数算出手段によって、前記第2の可変入賞装置に入賞した遊技球よりも、前記第2の可変入賞装置から排出された遊技球の方が多いと算出された場合に、異常状態が発生したと判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、異常状態を検出した場合に、異常信号を出力する弾球遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技機には、役物装置(変動入賞装置や可変表示装置等)の動作制御を行う役物制御装置や、遊技球の排出(賞球排出、球貸し排出等)制御及び発射装置の発射制御を行う排出発射制御装置等の制御装置が備わっている。役物制御装置においては、役物装置の動作制御の他に、役物装置の動作不良時に動作の一時中断等を行うといった、異常状態の発生による遊技停止制御を行うのが一般的である。一方、排出制御回路においても、排出ユニット内の球詰まりや、排出センサーの故障等を検出して異常状態を発生させている。
【0003】
また、従来、遊技機で発生する遊技状態信号(例えば、大当たり信号、スタート信号など)を外部の集中管理装置に出力する外部情報端子を備えることは、遊技機においては一般的であり、一方、集中管理装置では入力される各種遊技状態信号に基づいた遊技データの収集が行われていた。また、異常状態に関する信号も外部の集中管理装置に出力する外部情報端子を備えている遊技機も存在していた。集中管理装置で異常状態の発生状況及び、遊技データの収集が行われていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
更に、従来、各遊技機の上部位置には、呼出スイッチ及び呼出ランプが設置されていた。遊技機で異常状態が発生した場合には、遊技者はその状態を解除してもらうために呼出スイッチを操作して呼出ランプを点灯し、係員を該当する遊技機の場所まで呼出し、異常状態の解除(例えば、球詰まりの解除等)を要請していた。
【0005】
【特許文献1】特開平10−5425号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、遊技者にとって最も関心の高い遊技の一つである確率変動遊技に移行するか否かを構造物により判定する可変入賞装置を有する遊技機が開発されている。しかしながら、特許文献1に記載のパチンコ遊技機では、遊技球の入賞に基づき所定数の賞球を払い出す可変入賞装置内で発生した異常状態を検出する検出装置が無く、遊技場管理装置に異常状態を通知していないので、同様に、上記の可変入賞装置においても、異常状態を検出する検出装置が無く、遊技場管理装置に異常状態を通知することができないと想定される。
【0007】
そのため、上記の可変入賞装置内に異常状態が発生した場合、呼出スイッチを押すなどの遊技者による操作が必要であり、尚かつ、係員が到着してからどの異常状態であるかを識別し、それを遊技者に説明しなければならず、遊技者に煩わしさを感じさせるものと想定される。特に、遊技者にとって、最も関心の高い遊技の一つである確率変動遊技を移行するか否かを構造物により判定する可変入賞装置内で異常状態が発生した場合、異常状態の解除に係員が手間取っていると、遊技者を憤慨させてしまう恐れを否定できないといった問題も想定される。さらに、弾球遊技機に慣れていない遊技者が遊技している場合、上記の可変入賞装置内で異常状態が発生しても、異常状態であることに気が付かない場合もある。この場合、遊技者は上記の可変入賞装置で発生した異常状態によって、本来、所定の確率で、確率変動遊技に移行する確率変動遊技移行領域に遊技球が入球し、確率変動遊技を享受することができるところ、遊技者にとって著しく不利な状態、すなわち、確率変動遊技に移行する確率変動遊技移行領域に遊技球が入球し難い状態で、遊技を継続することとなる。そのため、遊技者に与える興趣が減少してしまうといった問題も想定される。
【0008】
本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、遊技者にとって最も関心の高い遊技の一つである確率変動遊技に移行するか否かを構造物により判定する可変入賞装置内で、異常状態が発生したか否か判定し、異常状態が発生したと判定した場合に、遊技場管理装置に通知し得る弾球遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的達成のため、本発明の弾球遊技機では、所要の遊技状態を制御する遊技制御手段と、図柄の変動表示が可能な図柄表示装置と、遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、前記遊技領域の所定位置に設けられる第1の可変入賞装置及び第2の可変入賞装置とを備え、前記第2の可変入賞装置は、遊技球の通過に基づいて確率変動遊技に移行する確率変動遊技移行領域と、前記確率変動遊技移行領域を通過する遊技球を検出する確率変動遊技移行領域検出手段とを備え、前記遊技制御手段は、前記始動口に遊技球が入球することに基づいて特別遊技を行うか否かの判定を行う特別遊技入賞判定手段と、該特別遊技入賞判定手段による判定結果に応じて、前記遊技領域に設けられた前記第1の可変入賞装置を入賞容易とする単位特別遊技を繰り返し実行可能とする特別遊技制御手段と、を備える弾球遊技機であって、前記第2の可変入賞装置を入賞容易とする遊技を実行可能とする第2可変入賞装置遊技制御手段と、前記第2の可変入賞装置内に異常状態が発生したか否か判定する異常状態判定手段と、前記異常状態判定手段が異常状態と判定した場合に、異常信号を出力する異常信号出力手段と、を備えることを特徴としている。
【0010】
遊技者にとって、確率変動遊技に移行し、確率変動遊技の利益を享受することは、上記の特別遊技による利益を享受すると同様に関心が高いものであり、確率変動遊技に移行するか否か構造物による判定する第2の可変入賞装置による判定結果は、特に重視されている。このように、第2の可変入賞装置内に入賞した遊技球の落下動作は、遊技者にとって最も関心の高い遊技の一つであり、遊技者に非常に多くの興趣を与えることができるので、上記の第2の可変入賞装置内で異常状態が発生した場合、迅速に異常状態を解除しないと、遊技者を憤慨させてしまう恐れを否定できないが、これにより、上記の第2の可変入賞装置内の異常状態を遊技場管理装置に通知することができ、よって、迅速かつ正確な対応を行うことができる。
【0011】
また、弾球遊技機に慣れていない遊技者が遊技している場合、上記の第2の可変入賞装置内で異常状態が発生しても、異常状態であることに気が付かない場合もある。この場合、本来は所定の確率で、確率変動遊技に移行する確率変動遊技移行領域に遊技球が入球し、確率変動遊技を享受することができるところ、遊技者は上記の第2の可変入賞装置で発生した異常状態によって、遊技者にとって著しく不利な状態、すなわち、確率変動遊技に移行する確率変動遊技移行領域に遊技球が入球し難い状態で、遊技を継続することとなる。しかし、これにより、遊技場管理装置に異常状態を通知することができるので、確実に係員が異常状態を解除することができ、弾球遊技機に慣れていない遊技者に著しく不利な状態で遊技を継続させることを防止することもできる。よって、遊技者に与える興趣が減少することを防止することもできる。
【0012】
本発明の弾球遊技機では、前記異常信号出力手段から出力される異常信号に基づいて、遊技球の発射を停止させることを特徴としている。これにより、弾球遊技機に慣れていない遊技者が遊技している場合、上記の第2の可変入賞装置内で異常状態が発生しても、異常状態であることに気が付かない場合もあるが、遊技球の発射を停止させることで、遊技者に異常状態の発生を気が付かせることができる。よって、遊技者にとって、著しく不利な状態で遊技を継続させることを防止することができる。
【0013】
本発明の弾球遊技機では、前記特別遊技制御手段は、前記異常信号出力手段から出力される異常信号に基づいて、前記確率変動遊技に移行させないことを特徴としている。これにより、遊技者が確率変動遊技移行領域に遊技球を入球させる目的で、遊技球の落下動作のタイミングを変化させたことが原因で、異常状態が発生した場合に、確率変動遊技に移行させないことで、遊技者の不正行為を防止することができる。
【0014】
本発明の弾球遊技機では、前記第2の可変入賞装置は、前記第2の可変入賞装置に入賞した遊技球を所定の位置で検出する入賞球検出手段と、遊技球が通過した場合でも確率変動遊技に移行しない流出領域と、該流出領域を通過した遊技球を検出する流出領域検出手段と、を備え、前記遊技制御手段は、前記入賞球検出手段による遊技球の検出時から、前記確率変動遊技移行領域検出手段又は、前記流出領域検出手段による遊技球の検出時までを計時する計時手段を備え、前記異常状態判定手段は、前記計時手段により計測された時間が所定の時間を超えた場合に、異常状態が発生したと判定することを特徴としている。
【0015】
これにより、遊技者が確率変動遊技移行領域に遊技球を入球させる目的で、遊技球の落下動作のタイミングを遅らせる不正行為を実施した場合に、上記の異常状態判定手段は異常状態が発生したと判定することができ、遊技場管理装置に、不正行為を異常状態として通知することができる。よって、係員は、遊技場管理装置に頻繁に異常状態が通知された弾球遊技機を遊技している遊技者を重点的に監視することで、遊技者に上記の不正行為を実施させ難くすることができる。以って、遊技者の不正行為を防止することもできる。
【0016】
本発明の弾球遊技機では、前記計時手段は、前記第2の可変入賞装置に入賞した遊技球毎に計測することを特徴としている。これにより、複数の遊技球が第2の可変入賞装置に入賞した場合でも、遊技球が確率変動遊技移行領域又は、流出領域に入球するまでの落下時間を精度良く計測することができる。よって、第2の可変入賞装置に入賞した複数の遊技球のうち、いずれの遊技球に対して、遊技者が確率変動遊技移行領域に遊技球を入球させる目的で、遊技球の落下動作のタイミングを遅らせる不正行為を実施しても、上記の異常状態判定手段は異常状態として判定することができるので、遊技者の不正行為を遊技場管理装置に通知することができる。
【0017】
本発明の弾球遊技機では、前記計時手段は、前記異常信号に基づいて、計測値を始動状態に戻すことを特徴としている。これにより、第2の可変入賞装置内で異常状態が発生した場合でも、異常状態が解除すれば、その後、第2の可変入賞装置に入賞した遊技球について、計測を開始することができる。
【0018】
本発明の弾球遊技機では、前記第2の可変入賞装置は、前記第2の可変入賞装置に入賞した遊技球を検出する入賞球検出手段と、遊技球が通過した場合でも確率変動遊技に移行しない流出領域と、前記流出領域を通過した遊技球を検出する流出領域検出手段と、を備え、前記遊技制御手段は、前記確率変動遊技移行領域検出手段から送信された検出信号、前記流出領域検出手段から送信された検出信号及び、前記入賞球検出手段から送信された検出信号に基づき、前記第2の可変入賞装置内の残留球数を算出する残留球数算出手段を備え、
前記異常状態判定手段は、前記残留球数算出手段によって、前記第2の可変入賞装置に入賞した遊技球よりも、前記第2の可変入賞装置から排出された遊技球の方が多いと算出された場合に、異常状態が発生したと判定することを特徴としている。
【0019】
これにより、前記第2の可変入賞装置に入賞した遊技球よりも、前記第2の可変入賞装置から排出された遊技球の方が多いと算出されることは、通常の遊技では考えられないので、上記の場合を異常状態と判定することで、弾球遊技機の故障や、遊技者の不正行為を早急に検出し、遊技場管理装置に通知することができる。よって、遊技者の不正行為を防止できると共に、弾球遊技機の故障に正確に対応することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、遊技者にとって、非常に関心の高い確率変動遊技に移行するか否かを判定する第2の可変入賞装置内で異常状態が発生した場合、異常状態を遊技場管理装置に通知することができ、よって、迅速かつ正確な対応を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
本発明の実施形態の一つについて、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[弾球遊技機及び遊技場管理装置の関係]
図1は、本実施形態に係る弾球遊技機100及び遊技場管理装置1000の関係を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態に係る遊技場に設けられた遊技場管理装置1000は、2台の弾球遊技機100と接続する台管理装置400と、台管理装置400と接続する呼出装置500と、2台の台管理装置400と接続する島管理装置450と、2台の島管理装置450と接続する集中管理装置550とから構成されている。なお、本実施形態では、2台の弾球遊技機100に1台の台管理装置400を設けているが、特にこれに限定されるものではなく、台管理装置400に接続する弾球遊技機100は単数でも複数でも良い。同様に、2台の台管理装置400に1台の島管理装置450を設けているが、同様に、これに限定されるものでなく、島管理装置450に接続する台管理装置400は単数でも複数でも良い。更に、2台の島管理装置450に1台の集中管理装置550を設けているが、同様に、これに限定されるものでなく、集中管理装置550に接続する島管理装置450は単数でも複数でも良い。
【0022】
また、台管理装置400、呼出装置500、島管理装置450及び集中管理装置550は、LAN(Local Area Network)460によりネットワーク接続されているので、台管理装置400、呼出装置500、島管理装置450及び集中管理装置550は、相互にデータ通信をすることが可能となっている。一方、弾球遊技機100と台管理装置400は複数の信号線で接続されている。
【0023】
ここで、弾球遊技機100は、例えば、遊技者がプリペイドカードや現金などで購入した遊技球を用いて遊技を行うためのもので、遊技場内の各島設備(図示省略)毎に通常複数台が配設されている。弾球遊技機100は、後述するように、遊技状態を示す複数の信号を台管理装置400に出力する。
【0024】
台管理装置400は、弾球遊技機100から出力された遊技状態を示す複数の信号により、弾球遊技機100の遊技状態を把握すると共に、遊技状態を示す複数の信号から得られた弾球遊技機100の遊技状態を遊技情報データとして、上位装置である島管理装置450及び集中管理装置550にデータ通信する。更に、台管理装置400は、弾球遊技機100の遊技状態を把握すると、弾球遊技機100の遊技状態を外部(遊技者や店の係員など)に対して報知する。実際には、後述する呼出装置500に設けられた液晶表示器503(図21参照)等に実施させる。一方、弾球遊技機100から異常信号を受信すると、同様に島管理装置450及び集中管理装置550にデータ通信すると共に、呼出装置500に設けられた液晶表示器503等で外部に対して報知する。
【0025】
島管理装置450は、台管理装置400からデータ通信された遊技情報データを集中管理装置550にデータ通信すると共に、上記の遊技情報データを集計し、島設備単位で、各弾球遊技機100の遊技情報を報知する。
【0026】
集中管理装置550は、遊技場側が運営管理を行うための装置で、表示装置551、制御装置552及びI/F553から構成されている。集中管理装置550は、台管理装置400から島管理装置450を介してデータ通信される遊技情報データを、I/F553で受信し、上記の遊技情報データを収集する。一方、下位装置である台管理装置400及び島管理装置450に対して、制御信号を送信して台管理装置400及び島管理装置450を制御すると共に、各装置の動作状況の監視も行う。また、制御装置552は、上記の遊技情報データに基づいて、各弾球遊技機100の遊技状態を表示装置551で報知する。また、I/F553は、制御装置552と島管理装置450がデータをやり取りするためのインターフェースである。
[弾球遊技機の機械的構成]
【0027】
図2は、図1に示す弾球遊技機100の外観を示す正面図である。図2において、弾球遊技機100は、遊技領域115を構成する遊技盤20と、遊技盤20を支持固定する開口を有する枠体状の筐体2とから構成されている。筐体2は、前扉3と透明ガラス(図示せず)を有するガラス枠5を備え、前扉3は筐体2に開閉可能に装着されている。ガラス枠5は前扉3の前面に開閉可能に取り付けられている。ガラス枠5の右側部には、前扉3を筐体2側に施錠又は解放するための施錠装置4が配置されている。
【0028】
一方、遊技盤20の中央には遊技領域115が配設され、遊技領域115の中央には、第2の可変入賞装置であるセンター飾り部品105が配設されている。センター飾り部品105の左右上方には、電飾部品130が配設され、センター飾り部品105の下方左部にはスピーカ133が配設されている。また、センター飾り部品105の下方には上皿13が配設されており、上皿13における左上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口18が配設されている。更に、上皿13の右上部壁面には、球貸ボタン14a及びプリペイドカード返却ボタン14bが設けられている。上皿13の下方には下皿15が配設されており、下皿15の右部には、遊技球を遊技領域115に向けて発射する発射ハンドル131が設けられている。更に、下皿15の球収容部15aには、上皿13に払い出された遊技球を放出する球放出口19が形成されており、下皿15の左部には灰皿24が配置されている。
【0029】
遊技領域115には、センター飾り部品105の他に、風車102、普通図柄作動ゲート103、拡大装置104、特別図柄表示装置106(図4参照)、図柄表示装置である装飾図柄表示装置107、普通図柄表示装置108(図4参照)、内レール109、及び外レール110等が遊技部品として設けられている。また、遊技領域115には、一般入賞口111、始動口である始動入賞口112、第1の可変入賞装置である第1大入賞口113、及びアウト口114が形成されている。内レール109と外レール110は、発射された遊技球を遊技領域115へ案内するために設けられている。また、風車102は、遊技領域115の所定位置に設けられており、例えば、遊技領域115に入って図2の上から下に向けて移動する遊技球の動きを不規則にしたり、一般入賞口111、始動入賞口112、及び第1大入賞口113への遊技球の入賞や、普通図柄作動ゲート103への遊技球の通過を調整したりする。
【0030】
そして、普通図柄作動ゲート103、一般入賞口111及び始動入賞口112等の遊技部品の周囲には、遊技領域115に発射され、センター飾り部品105に入賞せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは始動入賞口112や第1大入賞口113に導くように配置された図示しない障害釘が多数打ち込まれている。上記の打ち込まれた障害釘のうち、始動入賞口112の直上方に打ち込まれた障害釘を特に命釘25と呼称している。
装飾図柄表示装置107は、遊技者に視認されやすいように、遊技領域115のほぼ中央位置に設けられており、例えば、装飾図柄等を表示する液晶表示装置を備えて構成されている。この装飾図柄表示装置107は、横一列に表示される3つの装飾図柄を表示している。ここで、装飾図柄とは、上記の抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。本実施形態では、装飾図柄表示装置107の表示画面内に、装飾図柄として、例えば「0」〜「9」を、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」の順番で、図2の上から下に向けて変動表示させた後に、「0」〜「9」の何れか1つを停止表示させる制御を行うようにしている。そして、上記の表示画面内に、特定の装飾図柄の組み合わせが停止表示した場合に、「大当たり」としている。一方、上記の表示画面内に停止表示された装飾図柄の組み合わせが、上記の特定の装飾図柄の組み合わせの何れにも該当しない場合には、「ハズレ」としている。
【0031】
また、本実施形態では、装飾図柄のほかに、特別図柄及び普通図柄も表示制御している。ここで、特別図柄とは、遊技球の始動入賞口112への入賞を契機として行われる抽選の結果に応じて、「大当たり」又は、「ハズレ」を示すための図柄である。普通図柄とは、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過を契機として行われる抽選の結果に応じて、拡大装置104を開放させるか否かを示すための図柄である。
【0032】
本実施形態の特別図柄は、特別図柄表示装置106(図4参照)内に設けられた7セグメントLEDで表示されている。尚、特別図柄表示装置106の制御は、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づいて、7セグメントLEDを発光させて、例えば、「大当たり」に対応する特別図柄である「7」と、「ハズレ」に対応する特別図柄である「−」とを変動表示させた後に、これら2種類の特別図柄のうちの1つを停止表示させている。
【0033】
また、上述した装飾図柄表示装置107に停止表示される装飾図柄は、上記の特別図柄表示装置106に停止表示される特別図柄と、意味する内容が一致するように決定され、表示するように制御される。例えば、特別図柄表示装置106に停止表示される特別図柄が「大当たり」を示すものであるならば、装飾図柄表示装置107に停止表示される装飾図柄の組み合わせも「大当たり」を示すものになるように制御している(即ち、上記の特定の装飾図柄の組み合わせになるように制御している)。以上のように、特別図柄と装飾図柄とを連動して表示させるように制御して、遊技の結果を表示する際に、矛盾が生じないような制御処理を実施している。
【0034】
尚、装飾図柄表示装置107の制御は、装飾図柄だけでなく、装飾図柄の背景となる背景画像や、「大当たり」への期待感を遊技者に与えるようにするためのキャラクタ画像等も表示するように行う。例えば、装飾図柄表示装置107の制御では、表示画面内に装飾図柄を変動表示させた後に、横一列に表示される3つの装飾図柄の内、両端の装飾図柄を同じ図柄で停止表示させ、いわゆるリーチ状態を形成する。そして、キャラクタ画像を表示して、「大当たり」への期待感を遊技者に与えた後に、変動中の残りの装飾図柄を停止表示させる。このように、装飾図柄表示装置107の制御では、「大当たり」への期待感を遊技者に与えられるように、様々な表示(演出)制御を行う。その他、装飾図柄表示装置107は、遊技に関する様々な情報を遊技者に報知するために制御しても良い。例えば、遊技球の始動入賞口112への入賞数を表示し、始動入賞口112への現在の入賞数を遊技者に報知するように制御しても良い。
【0035】
装飾図柄表示装置107の下方には、始動入賞口112が設けられている。この始動入賞口112の上部の開口部には、開口幅を拡大させる拡大装置104が配設されている。拡大装置104は、始動入賞口112へ遊技球を案内するために開閉制御され、拡大作動時には広い範囲で遊技球を拾うことが可能となり、始動入賞口112への入賞を容易なものとする。一方、通常は遊技球を1個通過可能とするが、2個同時通過不可能な幅を保つように制御されている。
【0036】
また、装飾図柄表示装置107の上方には、遊技球の始動入賞口112への入賞数を表示する4つのLEDである図示しない保留ランプが設けられている。上記の図示しない保留ランプは、始動入賞口112に遊技球が入賞する度に順次発光するように制御される。また、上述した特別図柄の変動表示を開始する際に順次消灯するように制御される。即ち、保留数の上限値に対応する図示しない保留ランプである4つのLEDの発光数により、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づく抽選結果の現在の保留数を遊技者に報知する。このように、本実施形態では、遊技球の始動入賞口112への入賞に基づく抽選結果の保留数の上限値を4つとしている。そして、この保留数が4つである場合に始動入賞口112に遊技球が入賞した場合には、その遊技球の入賞に基づく抽選を行わずに、始動入賞口112への入賞に対応する数の賞球払い出しの制御のみを行う。
【0037】
普通図柄作動ゲート103は、装飾図柄表示装置107の左右に設けられており、例えば、普通図柄作動ゲート103内を遊技球が上から下へ向けて通過することが可能なように構成されている。この普通図柄作動ゲート103を遊技球が通過すると、上述したように、拡大装置104を開放させるか否かを判定制御するために抽選が実施され、その抽選の結果に応じた普通図柄を普通図柄表示装置108(図4参照)に表示する制御処理が行われる。この普通図柄の表示は、普通図柄表示装置108に設けられたLEDランプの表示によって行われる。普通図柄表示装置108は、2つのLEDランプから構成され、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過に基づいて、普通図柄として、例えば、2つのLEDランプをそれぞれ点灯させて変動表示させた後、停止表示させるように制御される。そして、2つのLEDランプが点灯して停止表示された場合に、「当選」とし、拡大装置104が開放制御される。一方、LEDランプが1つだけ点灯して停止表示された場合には、「ハズレ」とし、拡大装置104を開放制御しない。
【0038】
また、普通図柄表示装置108は、内レール109側に設けられ、普通図柄表示装置108の始動入賞口112を挟んで対向側には、遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過数を表示する4つの図示しないLEDランプが配設されている。これら遊技球の普通図柄作動ゲート103への通過数を表示する4つの図示しないLEDランプは、普通図柄作動ゲート103を遊技球が通過する度に順次点灯し、また、普通図柄の変動表示を開始する際に順次消灯するように制御される。即ち、4つの図示しないLEDランプの点灯数により、普通図柄作動ゲート103の通過数を遊技者に報知する。
【0039】
始動入賞口112の下方には、第1大入賞口113が形成されている。この第1大入賞口113は、装飾図柄表示装置107に横一列に表示される3つの装飾図柄が同じ図柄で停止した後、特別遊技に移行し、大入賞口扉120が倒伏制御されて開放する。本実施形態では、特別遊技の制御処理において、例えば、最大15回の単位特別遊技が実行されるように制御している。具体的に説明すると、単位特別遊技を実行制御している最中に、第1大入賞口113に形成されている図示しない特定領域(いわゆるVゾーン)を遊技球が通過すると、次の単位特別遊技に移行することが可能になるように制御して、第2大入賞口27の開閉と合わせて、最大15回の単位特別遊技が実行されるようにしている。尚、本実施形態では、第1大入賞口113に図示しない特定領域を形成するようにしたが、必ずしも図示しない特定領域を形成する必要はない。この場合には、特別遊技に移行すると、15回の単位特別遊技を実行することが保証される。
【0040】
一般入賞口111は、第1大入賞口113の左右に設けられており、この一般入賞口111に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が払い出されるように制御される。
【0041】
アウト口114は、遊技領域115の最下部に設けられており、始動入賞口112、一般入賞口111、センター飾り部品105の第2大入賞口27及び、第1大入賞口113の何れにも入賞しなかった遊技球を回収する。尚、回収された遊技球は、弾球遊技機100の裏面側から外部に放出される。
【0042】
また、発射ハンドル131は、遊技球を遊技領域115に向けて発射させる際に遊技者により操作される。遊技者が発射ハンドル131を回動操作すると、回動角度に応じた速度で、遊技球が、内レール109及び外レール110により案内されて遊技領域115に向けて発射されるように制御される。この発射ハンドル131は、発射制御装置205(後述する図4参照)により制御される。
【0043】
センター飾り部品105は、装飾図柄表示装置107の周辺に設けられる役物であり、図3に、センター飾り部品105の構造を説明する。図3は、図2に示したセンター飾り部品105を下側の前面カバーを取り外した状態で示す斜視図である。図2に示すようにセンター飾り部品105は、第2大入賞口27と、飾り部47と、ステージ部46と、第1振り分け部33と、第2振り分け部32と、第3振り分け部43とを備えている。更に、センター飾り部品105は、遊技球が通過すると「確率変動遊技」に移行する確率変動遊技移行領域である確変領域80と、遊技球が通過しても「確率変動遊技」に移行しない流出領域90とを備えている。このセンター飾り部品105においては、センター飾り部品105に入賞した遊技球は、第1振り分け部33、第2振り分け部32及び、第3振り分け部43により、確変領域80又は流出領域90に振り分けられて、弾球遊技機100の裏面側に放出される。
【0044】
第2大入賞口27は、センター飾り部品105を構成する枠体12aの鉛直方向最上部の中央部に配設され、第2大入賞口可動片27a、27b及び、蓋部材27cにより、通常遊技球が入賞できない構造となっている。蓋部材27cは、湾曲状の上面を有する扇型の部材であり、第2大入賞口可動片27a、27bの上部に配設されている。第2大入賞口27は、上記の単位特別遊技を例えば、最大15回行う特別遊技の実施中、単位特別遊技の残り回数が規定された残り回数(例えば、5回)になった後、開放される。すなわち、特別遊技が開始されると、まず、第1大入賞口113が開放されて、単位特別遊技が数回実施され、その後、規定された残り回数に到達すると、今度は第2大入賞口27が開放されて単位特別遊技が実施される。その後、再度第1大入賞口113が開放されて、単位特別遊技が数回実施され、最大15回の単位特別遊技が実施される。そして、第2大入賞口27と第1大入賞口113は、特別遊技に対応して予め設定された単位特別遊技の回数、例えば、最大15回を合計で満たすように開閉動作するように、特別遊技制御手段である大入賞口開放指示部307(図5参照)によって制御される。ここで、特別遊技は、第2大入賞口27及び第1大入賞口113の一方が、例えば2回或いは3回の単位特別遊技を消化してから他方に切り替わるように制御され、切り替わるまでの単位特別遊技の回数は、予め任意に設定することができる。本実施形態では、単位特別遊技が5回及び10回になったとき、第2大入賞口27を開放している。また、第2大入賞口27は、第2大入賞口可動片27a、27bを左方向と右方向に可動することにより開放され、遊技球の入賞を可能にする。入賞球検出手段である第2大入賞口スイッチ222(図4参照)は、遊技球の通過を検出し、遊技制御手段である遊技機制御装置200に検出信号を出力する。そして、本実施形態では、第2大入賞口スイッチ222は、第2大入賞口可動片27a、27bの付近に設けられている。
飾り部47は、第2大入賞口27から左右下方に向かって滑らかに湾曲する暖簾状の部材である。
【0045】
ステージ部46は、センター飾り部品105の背面に位置する装飾図柄表示装置107を露出させる開口31を有し、センター飾り部品105を上下に分ける部材である。
第1振り分け部33は、ステージ部46の上部中央に位置して上下方向に延びるように配置されている。そして、第1振り分け部33は、第2振り分け部32に連通する図示しない通路と、第3振り分け部43に遊技球を誘導する湾曲部60に連通する図示しない通路のいずれか一方に、第2大入賞口27に入賞した遊技球を振り分けている。
【0046】
第2振り分け部32は、第1振り分け部33によって、第2振り分け部32に連通する図示しない通路に振り分けられた遊技球を確変領域80に連通する中央凹部54又は、第3振り分け部43に連通する傾斜面53a、53bに振り分けている。第2振り分け部32は、ステージ部46の最も奥の部分、すなわち、装飾図柄表示装置107の直前部分に、キャラクタ像28を備えている。このキャラクタ像28は、入球孔35を有する頭部と、胴体部とからまねき猫状に形成されている。キャラクタ像28の胴体部の前方下部には、入球孔35から入球した遊技球を放出する球放出口39が形成されている。更に、キャラクタ像28の内部には、入球孔35から球放出口39まで遊技球を通過させる図示しない通路が形成されている。また、球放出口39の下部には、入球孔35から落下した遊技球を緩やかに放出するための傾斜面39aが形成されている。
【0047】
そして、第1振り分け部33によって、第2振り分け部32を連通する図示しない通路に振り分けられた遊技球は、キャラクタ像28の入球孔35に誘導される。このキャラクタ像28は、第2大入賞口27の開放と同時に、規定の角度だけ、左右方向に交互に低速回転するので、入球孔35に誘導された遊技球は、キャラクタ像28の内部を通過して、キャラクタ像28の正面が向く方向に応じて、球放出口39から中央凹部54、傾斜面53a又は、53bの何れかに放出されることで、振り分けられる。
【0048】
ステージ部46上のキャラクタ像28の前方には、中央凹部54に連通する入球孔56が形成されている。キャラクタ像28の球放出口39がほぼ正面を向いた際に中央凹部54に放出された遊技球は、入球孔56に入球する。また、ステージ部46の前部中央には、上記入球孔56に連通して垂下する垂下通路57aと、この垂下通路57aからステージ部46の下部奥側に屈曲した形で延びる連絡通路57bとが配設されている。この垂下通路57a及び連絡通路57bは、確変領域80に連通している。そのため、入球孔56には、ゴト防止カバー55が設けられている。
【0049】
第3振り分け部43は、第1振り分け部33によって、第3振り分け部43の湾曲部60に振り分けられた遊技球及び、第2振り分け部32によって、中央凹部54左右の傾斜面53a、53bに振り分けられた遊技球を、確変領域80と流出領域90のいずれか一方に振り分けている。第3振り分け部43は、クルーン51、52、湾曲部60、案内部G及び、円筒状振り分け部材59から構成されている。クルーン51、52は、キャラクタ像28の左右に形成されており、それらの最も低い部分にクルーン孔が形成されている。ここで、「クルーン」という語句は一般に、底面が曲面状に形成され、且つこの底面に表裏貫通孔を備え、底面上に転動されてきた遊技球を引き続き転動させつつ、貫通孔に落下させる役物を意味している。そして、第2振り分け部32のキャラクタ像28の球放出口39がほぼ正面を向いていない場合に傾斜面53a、53bに放出された遊技球は、クルーン51、52に誘導された後、各クルーン孔に入球する。
【0050】
湾曲部60は、クルーン孔から落下した遊技球及び、湾曲部60に連通する図示しない通路を通過した遊技球を案内部Gを通して、円筒状振り分け部材59に誘導する。円筒状振り分け部材59は、遊技球の入球により「確率変動遊技」に移行する一の確変領域80と、遊技球が入球しても「確率変動遊技」に移行しない複数の流出領域90を有している。そして、円筒状振り分け部材59は、センター飾り部品105の前後方向(略水平方同)に延びる軸A2を中心として、図3の時計回り方向に低速回転するように構成されている。また、案内部Gは、湾曲部60から誘導されてきた遊技球を円筒状振り分け部材59に誘導するブリッジ部61と、該ブリッジ部61の左右幅方向の一側及び他側に設けられた遊技球排出開口118a、118bとを備えている。ブリッジ部61は、遊技球の直径と同等の幅を有し、全体的に平坦状に形成されると共に、湾曲部60側から円筒状振り分け部材59側に向かって下降するように僅かに傾斜して形成されている。この場合の傾斜角度として、例えば2〜4度が挙げられる。
【0051】
遊技球排出開口118a、118bは、図3に示すように周囲に壁部117a、117b、119a及び、119bが設けられている。上記壁部117a、119aは、湾曲部60に受け入れられた遊技球を該湾曲部60に沿ってブリッジ部61に導く湾曲状壁面として構成されている。上記の遊技球排出開口118a、118bは、遊技者が確変領域80に遊技球を誘導しようと、センター飾り部品105に振動を与えた場合、遊技球をブリッジ部61から落下させるために設けられている。
(遊技の概要)
【0052】
ここで、弾球遊技機100における遊技の概要について説明する。まず、貸し出された遊技球(貸球)が上皿13に置かれた状態で、遊技者が、上記の発射ハンドル131を回すと、遊技球が、遊技領域115に向けて発射される。遊技領域115に入った遊技球は、遊技領域115に形成されている図示しない釘や風車102等にぶつかって、不規則な動きをしながら、遊技領域115内を上から下に向けて移動する。
【0053】
そして、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過すると、普通図柄表示装置108(図4参照)に設けられたLEDランプが普通図柄の変動表示を開始する。その後、普通図柄表示装置108に設けられたLEDランプが所定の普通図柄(本実施形態では「2つのLEDランプが共に点灯した状態」)で停止表示すると、拡大装置104が開閉動作を行うように制御される。拡大装置104が拡大されると、始動入賞口112の上方にある命釘25の間を通過しなくても、遊技球が始動入賞口112に入賞し易くなる。
【0054】
また、遊技球が始動入賞口112に入賞すると、所定数の賞球(例えば、4個の賞球)が払い出されるとともに、弾球遊技機100内部で「大当たり」又は、「ハズレ」の抽選(以下、特別図柄抽選とする。)を行いつつ、特別図柄表示装置106(図4参照)と装飾図柄表示装置107が、図柄の変動表示を開始するように制御される。その後、特別図柄表示装置106に、所定の特別図柄が停止表示されるとともに、装飾図柄表示装置107に所定の装飾図柄の組み合わせ(例えば同じ装飾図柄)が停止表示されると、「大当たり」となり、特別遊技に移行する。以上のように、特別図柄抽選を実施し、その結果に基づいて、所定の特別図柄及び、特別図柄に対応した装飾図柄を停止表示している。これにより、特別図柄抽選の結果が「大当たり」及び「ハズレ」の何れとなり、各々の結果に対応した遊技を実行することを、遊技者に報知している。
【0055】
具体的に説明すると、本実施形態では、特別図柄として「−」が、特別図柄表示装置106に停止表示された場合に、「ハズレ」となり、特別遊技に移行しない。また、上記の装飾図柄の組み合わせでない図柄を、装飾図柄表示装置107に停止表示させることにより、特別遊技に移行すること無く、特別遊技を実行するか否か判定制御する特別図柄抽選を終了することを遊技者に報知する。
【0056】
一方、特別図柄として「7」が、特別図柄表示装置106に停止表示された場合に、「大当たり」となり、特別遊技に移行する。特別遊技の終了後、「通常遊技状態」に設定する。また、装飾図柄の組み合わせとして、例えば、「000」、「111」、「222」、「333」、「444」、「555」、「666」、「777」、「888」、「999」を装飾図柄表示装置107に停止表示させることにより、「大当たり」となり、特別遊技を実行する。
【0057】
特別遊技は、単位特別遊技としての「大当たり」のラウンドを複数回行うことから構成されている。単位特別遊技は、第1大入賞口113又は第2大入賞口27が開放し、開放した第1大入賞口113又は第2大入賞口27に遊技球が入賞する度に、所定数の賞球(本実施形態では15個の賞球)が払い出される遊技者にとって有利な遊技状態である。そして、本実施形態の単位特別遊技は、第1大入賞口113の大入賞口扉120が倒伏制御された後、第1大入賞口113が29.5秒開放するか、又は、第1大入賞口113に所定個数の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120が起立制御され、第1大入賞口113が閉鎖し終了する。以上のように、第1大入賞口113が開放している間に、第1大入賞口113内に形成されている特定領域(いわゆるVゾーン)に遊技球が通過した場合には、一旦終了した特別遊技が再度実施されるように制御され、次の単位特別遊技が開始される。
【0058】
一方、第2大入賞口27は、第1大入賞口113における単位特別遊技が複数回実施された後、規定された残り回数(例えば、5回)になった場合に開放される。すなわち、特別遊技が開始されると、まず、第1大入賞口113が開放されて、単位特別遊技が数回実施される。その後、規定された残り回数に到達すると、今度は第2大入賞口27が開放されて単位特別遊技が実施される。その後、再度第1大入賞口113が開放されて、単位特別遊技が数回実施される。そして、第2大入賞口27と第1大入賞口113は、特別遊技に対応して予め設定された単位特別遊技の回数を合計で満たすように開閉動作するように大入賞口開放指示部307(図5参照)によって制御される。ここで、特別遊技は、第2大入賞口27及び第1大入賞口113の一方が、例えば2回或いは3回の単位特別遊技を消化してから他方に切り替わるように制御され、切り替わるまでの単位特別遊技の回数は、予め任意に設定することができる。本実施形態では、5回及び10回目の単位特別遊技の開始の際、第2大入賞口27を開放している。
【0059】
第2大入賞口27が開放された後、所定の時間(例えば、29.5秒)が経過するか、又は、第2大入賞口27に所定個数の遊技球が入賞するか、の何れかの状態になると、第2大入賞口可動片27a、27bを閉鎖し終了する。なお、第2大入賞口27には、第1大入賞口113と異なり、特定領域を設けていないので、必ず、次の単位特別遊技に移行する。本実施形態では、このような第1大入賞口113及び第2大入賞口27の開閉動作回数の合計が最大15回行われるようにしている。即ち、上述したように、特別遊技においては、単位特別遊技が最大15回(ラウンド)行われるようにしている。尚、第1大入賞口113内に特定領域(いわゆるVゾーン)を設けない構成にしても良く、かかる構成にした場合には、単位特別遊技は最終ラウンドまで継続する。
【0060】
尚、以下の説明では、上記の所定個数が10個の場合、即ち、第1大入賞口113が29.5秒開放するか、又は、第1大入賞口113に10個の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、大入賞口扉120を起立させるように制御する場合を例に挙げて説明する。また、同様に、第2大入賞口27が29.5秒開放するか、又は、第2大入賞口27に10個の遊技球が入賞するかの何れかの状態になると、第2大入賞口可動片27a、27bを閉鎖するように制御する場合を例に挙げて説明する。このように、特別遊技が実行されると、短期間で多量の賞球が払い出され、遊技者に大きなメリットを与えることができる。
【0061】
特別遊技の終了後、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球が、確変領域80に一球でも入賞した場合、遊技者にとって有利となる遊技状態である「確率変動状態」に設定する。また、確変領域80に一球も入賞しなかった場合、特別遊技の終了後、「確率変動状態」に設定せず、「通常遊技状態」に設定する。特別遊技中に、第2大入賞口27が開放し、開放中に第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球が確変領域80に入賞すると、「確率変動状態」に設定することを遊技者に報知する。一方、開放中に第2大入賞口27に入賞した遊技球が確変領域80に入賞しない場合、「通常遊技状態」に設定することを遊技者に報知する。
【0062】
上述したように、第2大入賞口27に入賞した遊技球は、第1振り分け部33により、第2振り分け部32に連通する図示しない通路と、第3振り分け部43に誘導する湾曲部60に連通する図示しない通路の何れかに振り分けられる。第2振り分け部32に連通する図示しない通路に振り分けられた遊技球は、キャラクタ像28の頭部に形成された入球孔35に誘導される。キャラクタ像28は、第2大入賞口27の開放と同時に、左右方向に交互に回転しているので、入球孔35に誘導された遊技球は、キャラクタ像28の胴体部に形成された球放出口39の向きによって、傾斜面53a、53b及び、中央凹部54に振り分けられる。タイミング良く、中央凹部54に放出された遊技球は、入球孔56に入球し、垂下通路57a及び、連絡通路57bを通過して、確変領域80に誘導される。よって、この場合、「確率変動状態」に設定することを遊技者に報知する。一方、タイミング悪く、傾斜面53a、53bに放出された遊技球は、クルーン51のクルーン孔又は、クルーン52のクルーン孔の何れかに入球して、湾曲部60に落下する。
【0063】
第3振り分け部の湾曲部60には、第1振り分け部33により、湾曲部60に連通する図示しない通路に振り分けられた遊技球及び、上記のクルーン51のクルーン孔又は、クルーン52のクルーン孔の何れかに入球した遊技球が落下してくる。湾曲部60に落下した遊技球は、転動しながら案内部Gに誘導され、その後、案内部Gのブリッジ部61を通過して、円筒状振り分け部材59に到達する。円筒状振り分け部材59には、一の確変領域80と、複数の流出領域90が形成されており、円筒状振り分け部材59に到達した遊技球は、確変領域80又は、流出領域90に振り分けられる。そして、確変領域80に入球した場合、「確率変動状態」に設定することを遊技者に報知する。一方、流出領域90に入球した場合、「確率変動状態」に設定することを遊技者に報知しない。その後、第2大入賞口27が閉鎖し、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球が全て流出領域90に入賞した場合、すなわち、確変領域80に一球も入賞しなかった場合、「通常遊技状態」に設定することを遊技者に報知する。
【0064】
ここで、「確率変動状態」とは、特別遊技の終了後、「通常遊技状態」よりも「大当たり」になる確率が高くなる状態を形成する遊技状態である。そして、上記の確率が向上した遊技状態は、特別遊技の終了後、次の特別遊技の実行が決定するまでの間は継続する。尚、「確率変動状態」では、普通図柄の変動時間を短縮させ、「通常遊技状態」よりも普通図柄の抽選機会を増やすことで、拡大装置104の開放頻度が高くなり始動入賞口112に遊技球が入賞しやすい状態を形成するようにしている。更に、特別図柄の変動時間をも短縮させ、「通常遊技状態」よりも特別図柄の抽選機会を増やすようにしている。従って、特別遊技の終了後、「確率変動状態」に設定された場合には、遊技者は、次の特別遊技が開始するまで、持ち球を大きく減らすことなく遊技をすることができる。以後、「確率変動状態」に設定している間に実行される遊技を「確率変動遊技」と、「通常遊技状態」に設定している間に実行される遊技を「通常遊技」とする。
【0065】
尚、遊技球が、一般入賞口111に入賞すると、所定数の賞球(本実施形態では4個の賞球)が払い出される制御が行われる。また、遊技球が何れの入賞口にも入賞しなかった場合には、遊技球は、アウト口114に流入する。
[弾球遊技機の電気的構成]
(システム構成)
【0066】
次に、弾球遊技機100内部のシステム構成について説明する。図4は、図1及び図2に示す弾球遊技機100のシステム構成の一例を示すブロック図である。弾球遊技機100の筐体内部には、弾球遊技機100の制御を一括して実施する遊技機制御装置200が設けられている。遊技機制御装置200は、主制御装置201、並びにこの主制御装置201に接続された副制御装置202、入賞口装置203、LED駆動装置204、発射制御装置205、払出制御装置206、受電装置207、及び電飾装置208等から構成されている。
(主制御装置201)
【0067】
主制御装置201には、メインCPU201a、ROM201b、RAM201c、及びインターフェース回路(I/F回路)201dが設けられており、これらはバス201eを介して互いに接続されている。
メインCPU201aは、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、メインCPU201aは、ROM201bに記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、これらに基づいて弾球遊技機100全体の制御を行う。
【0068】
ROM201bには、メインCPU201aが、後述する図8〜図17に示す処理、及びその他の遊技の制御を行うのに必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。
RAM201cは、メインCPU201aが各種の制御を行うときのワークエリア等として用いられ、データ等を一時的に記憶する。例えば、現在の遊技状態(「通常遊技状態」か、「確率変動状態」か等)を示すフラグが設けられている。
【0069】
I/F回路201dは、主制御装置201と、副制御装置202、入賞口装置203、LED駆動装置204、及び払出制御装置206との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行う。ただし、主制御装置201から副制御装置202への信号の送信は行われるが、副制御装置202から主制御装置201への信号の送信は行われない。即ち、一方向の送信のみが可能となっている。
【0070】
また、I/F回路201dは、弾球遊技機100の筺体内部に配置されている電源装置209から、受電装置207を介して所定の電力の供給を受ける。この電力により主制御装置201は後述する各種の制御処理を行うことが可能になる。
(副制御装置202)
【0071】
副制御装置202には、サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、ビデオRAM202f、音源回路202g、アンプリファイア202h及び、インターフェース回路(I/F回路)202iが設けられている。サブCPU202a、ROM202b、RAM202c、画像制御プロセッサ202d、音源回路202g、及びI/F回路202iは、バス202jを介して互いに接続されている。また、画像データROM202e及びビデオRAM202fは、画像制御プロセッサ202dに接続されており、アンプリファイア202hは、音源回路202gに接続されている。更に、I/F回路202iには、電飾装置208が接続されている。
【0072】
サブCPU202aは、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、サブCPU202aは、ROM202bに記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、副制御装置202全体の制御、特に遊技者に対する演出の制御を行う。
【0073】
ROM202bには、装飾図柄の表示を制御する処理及び、その他の遊技中の演出を、サブCPU202aが実行するのに必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM202cは、サブCPU202aが各種の制御を行うときのワークエリア等として用いられ、データ等を一時的に記憶する。
【0074】
尚、ROM202b及びRAM202cとしては、それぞれ主制御装置201に設けられたROM201b及びRAM201cと同一のものを用いてもよいが、これらよりも容量の大きいものを用いるのが好ましい。
【0075】
装飾図柄表示装置107は、液晶表示装置を備えて構成され、画像制御プロセッサ201dに接続されている。画像データROM202eには、装飾図柄表示装置107に表示されるキャラクタ、文字、及び背景等の画像データが記憶されている。
【0076】
また、ビデオRAM202fは、装飾図柄表示装置107に表示しようとする画像を、画像制御プロセッサ202dが作成するときに用いられるメモリである。画像データROM202eから読み出された画像データは、ビデオRAM202fに展開され、展開された画像データに基づく画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。尚、液晶表示装置の代わりに、例えばプラズマディスプレイ等を用いて装飾図柄表示装置107を構成するようにしても良い。
【0077】
音源回路202gは、遊技の演出に応じた音声信号を生成するためのものであり、アンプリファイア202hに接続されている。音源回路202gで生成された音声信号に基づく音声は、アンプリファイア202hで増幅され、スピーカ133から出力される。
【0078】
更に、本実施形態では、演出用周辺機器として、装飾図柄表示装置107やスピーカ133の他に、遊技の状態に応じて点灯又は消灯する電飾部品130が設けられている。電飾部品130としては、例えば、リーチ状態が形成された場合に点灯する電飾部品(LED)、特別遊技の実行中に点灯する電飾部品(LED)、賞球時に点灯する電飾部品(LED)等が挙げられる。尚、これらの演出用周辺機器は、遊技に直接関係しない周辺機器であって、遊技中の演出の出力を行うものであり、副制御装置202によってのみ制御され、主制御装置201によっては制御されない。
【0079】
I/F回路202iは、主制御装置201からの信号の受信の際に、タイミングの制御等を行う。上述したように、主制御装置201から副制御装置202への信号の送信は行われるが、副制御装置202から主制御装置201への信号の送信は行われない。また、I/F回路202iは、弾球遊技機100の筐体内部に配置されている電源装置209から、受電装置207を介して所定の電力の供給を受ける。この電力により副制御装置202は後述する各種の処理を行うことが可能になる。
(電飾装置208)
【0080】
電飾装置208には、上述した電飾部品130が接続されており、弾球遊技機100の筐体内部に配置されている電源装置209から供給された電力を、電飾部品130に出力する。これにより、電飾部品130は、点灯又は消灯を行う。
(入賞口装置203)
【0081】
入賞口装置203には、始動入賞口スイッチ210と、普通図柄作動ゲートスイッチ211と、一般入賞口スイッチ212と、第1大入賞口スイッチ213と、特定領域検出スイッチ214と、第2大入賞口スイッチ222と、確率変動遊技移行領域検出手段である確変領域検出スイッチ223と、流出領域検出手段である流出領域検出スイッチ224とが接続されている。始動入賞口スイッチ210は、始動入賞口112に遊技球が入賞したことを検出し、入賞口装置203に検出信号を送信する。普通図柄作動ゲートスイッチ211は、普通図柄作動ゲート103に遊技球が通過したことを検出する。一般入賞口スイッチ212は、一般入賞口111に遊技球が入賞したことを検出する。第1大入賞口スイッチ213は、第1大入賞口113に遊技球が入賞したことを検出する。特定領域検出スイッチ214は、第1大入賞口113内に形成されている図示しない特定領域を遊技球が通過したことを検出する。第2大入賞口スイッチ222は、遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過したことを検出する。なお、第2大入賞口スイッチ222は、第2大入賞口可動片27a、27b近傍の通路に配設されている。また、確変領域検出スイッチ223は確変領域80に遊技球が入球したことを検出する。確変領域検出スイッチ223は、遊技盤20の裏側に形成された遊技球を排出する排出通路の途中に設けられている。流出領域検出スイッチ224は流出領域90に遊技球が入球したことを検出する。流出領域検出スイッチ224も遊技盤20の裏側に形成された遊技球を排出する排出通路の途中に設けられている。
【0082】
入賞口装置203は、これら始動入賞口スイッチ210、普通図柄作動ゲートスイッチ211、一般入賞口スイッチ212、第1大入賞口スイッチ213、特定領域検出スイッチ214、第2大入賞口スイッチ222、確変領域検出スイッチ223及び、流出領域検出スイッチ224から送信された検出信号に基づいて、遊技球がどの領域を通過したのかを識別し、識別した結果を示す遊技球通過信号を主制御装置201に送信する。
【0083】
更に、入賞口装置203には、拡大装置104を開放させるための拡大装置ソレノイド215と、第1大入賞口113を開放させるための第1大入賞口ソレノイド216と、第2大入賞口27の可動片27a、27bを開放させるための第2大入賞口ソレノイド221と、第2大入賞口27内に設けられたキャラクタ像28を回転させるためのキャラクタ像駆動モータ67と、第3振り分け部43の円筒状振り分け部材59を回転させるための第3振り分け部駆動モータ69が接続されている。
【0084】
入賞口装置203は、後述するようにして主制御装置201から拡大装置開放指示信号を入力すると、拡大装置104を駆動させるための電流を拡大装置ソレノイド215に出力する。これにより、拡大装置104が開閉動作を行う。
また、入賞口装置203は、主制御装置201から第1大入賞口開放指示信号を入力すると、大入賞口扉120を駆動させるための電流を第1大入賞口ソレノイド216に出力する。これにより、第1大入賞口113が開放する。一方、主制御装置201から第1大入賞口閉鎖指示信号を入力すると、大入賞口扉120を駆動させるための電流の出力を中止する。これにより、第1大入賞口113が閉鎖する。上述したように、図示しない特定領域を遊技球が通過することにより、特別遊技が次の単位特別遊技に移行することが確定する。一方、所定時間が経過するまで又は所定球数の通過までに遊技球が図示しない特定領域を通過しなかった場合には、特別遊技は当該単位特別遊技で終了する。
【0085】
また、入賞口装置203は、主制御装置201から第2大入賞口開放指示信号を入力すると、第2大入賞口可動片27a、27bを駆動させるための電流を第2大入賞口ソレノイド221に出力する。これにより、第2大入賞口27が開放する。一方、主制御装置201から第2大入賞口閉鎖指示信号を入力すると、第2大入賞口可動片27a、27bを駆動させるための電流の出力を中止する。これにより、第2大入賞口27が閉鎖する。上述したように、確変領域80に遊技球が入賞すると、「確率変動状態」に設定する。一方、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球の全てが、確変領域80に入賞せず、流出領域90に入賞した場合には、「通常遊技状態」に設定する。
【0086】
また、入賞口装置203は、主制御装置201から第2大入賞口開放指示信号を入力すると、キャラクタ像28を回転させるための電力をキャラクタ像駆動モータ67に出力する。これにより、キャラクタ像28が回転する。一方、主制御装置201からキャラクタ像停止指示信号を入力すると、キャラクタ像28を回転させるための電力の出力を中止する。これにより、キャラクタ像28が停止する。
【0087】
また、入賞口装置203は、主制御装置201から第2大入賞口開放指示信号を入力すると、円筒状振り分け部材59を回転させるための電力を第3振り分け部駆動モータ69に出力する。これにより、円筒状振り分け部材59が回転する。一方、主制御装置201から円筒状振り分け部材停止指示信号を入力すると、円筒状振り分け部材59を回転させるための電力の出力を中止する。これにより、円筒状振り分け部材59が停止する。
【0088】
尚、上述したように、本実施形態では、1回の特別遊技において、第1大入賞口113及び第2大入賞口27による単位特別遊技を最大15回継続するようにしている。
(LED駆動装置204)
【0089】
LED駆動装置204には、特別図柄表示装置106及び普通図柄表示装置108が接続されている。LED駆動装置204は、後述するようにして主制御装置201から特別図柄表示指示信号を入力すると、その特別図柄表示指示信号に基づいて、特別図柄表示装置106に配設されている7セグメントLEDや、入賞数を表示する4つのLEDからなる図示しない保留ランプを発光させる。また、LED駆動装置204は、主制御装置201から普通図柄表示指示信号を入力すると、その普通図柄表示指示信号に基づいて普通図柄表示装置108に配設されているLEDランプや、ゲート通過数を表示する4つの図示しないLEDランプを発光させる。
(発射制御装置205)
【0090】
発射制御装置205は、遊技球を遊技領域115中に発射するための発射ハンドル131に接続されている。発射ハンドル131に設けられた図示しない発射スイッチは、発射ハンドル131の操作を検出し、検出した結果を示す発射操作検出信号を発射制御装置205に送信する。これにより、発射制御装置205は、発射ハンドル131が操作されたことを認識する。そして、主制御装置201は、上皿13に遊技球が一定量以上貯留していない場合に、発射許可信号を発射制御装置205に送信する。発射許可信号を受信した発射制御装置205は、発射ハンドル131を制御して、遊技球を遊技領域115に向けて発射させる。一方、遊技球が一定量以上貯留している場合には、主制御装置201は、発射不許可信号を発射制御装置205に送信する。これにより、発射制御装置205は、発射ハンドル131を制御して、遊技球を遊技領域115に向けて発射することを停止させる。
(払出制御装置206)
【0091】
払出制御装置206は、後述するようにして主制御装置201から送信された賞球数信号を受信すると、その賞球数信号に応じた数の賞球(遊技球)が、上皿13に払い出されるように、弾球遊技機100の内部に配設されている払出装置218を制御する。これにより、払出装置218は、入賞に応じた賞球(遊技球)を払い出す。
尚、入賞口装置203、LED駆動装置204、発射制御装置205及び、払出制御装置206は、受電装置207を介して電源装置209から供給された電力に基づいて動作する。
(受電装置207)
【0092】
受電装置207は、弾球遊技機100の内部に配置されている電源スイッチ217がオンされると、電源装置209から電力の供給を受け、その電力を、上述したように、主制御装置201、副制御装置202、入賞口装置203、LED駆動装置204、発射制御装置205、払出制御装置206、及び電飾装置208に分配する。
(外部端子板220)
【0093】
外部端子板220は、主制御装置201から出力される遊技状態を示す複数の信号を、弾球遊技機100の外部装置である台管理装置400に出力する。また、主制御装置201から出力される異常信号も台管理装置400に出力する。
次に、主制御装置201の制御機能に係る構成について説明する。図5は、図1及び図2に示す弾球遊技機100の主制御装置201の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(入賞判定部301)
【0094】
入賞判定部301は、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が何れの領域を通過したのかを判定する制御を行う。具体的に説明すると、入賞判定部301は、上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が、始動入賞口112、普通図柄作動ゲート103、一般入賞口111、第1大入賞口113、図示しない特定領域、第2大入賞口27の可動片27a、27b、確変領域80及び、流出領域90の何れを通過したのかを判定制御する。
【0095】
また、入賞判定部301は発射許可信号を発射制御装置205に送信する。一方、弾球遊技機100に異常状態が発生した場合に、発射不許可信号を発射制御装置205に送信し、遊技球の発射を停止させる制御を行う。
尚、入賞判定部301の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(払出指示部303)
【0096】
払出指示部303は、入賞判定部301により判定制御された結果に基づいて、賞球数を示す上記の賞球数信号を払出制御装置206に送信する制御を行う。具体的に説明すると、本実施形態では、遊技球が始動入賞口112を通過したと(遊技球が始動入賞口112へ入賞したと)入賞判定部301が判定制御すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す上記の賞球数信号を払出制御装置206に送信するようにしている。また、遊技球が一般入賞口111を通過したと入賞判定部301が判定制御すると、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す上記の賞球数信号を払出制御装置206に送信する制御を行う。
【0097】
更に、遊技球が第1大入賞口113を通過したと入賞判定部301が判定制御すると、払出指示部303は、賞球数が「15」であることを示す上記の賞球数信号を払出制御装置206に送信する制御を行う。同様に、遊技球が確変領域80及び流出領域90に入賞したと入賞判定部301が判定制御すると、払出指示部303は、賞球数が「15」であることを示す上記の賞球数信号を払出制御装置206に送信する制御を行う。これにより、払出制御装置206は、上記の賞球数信号に示されている賞球数に応じた払い出しがなされるように、払出装置218を制御する。
【0098】
尚、払出指示部303の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(特別図柄抽選部304)
【0099】
特別図柄抽選部304は、遊技球が始動入賞口112へ入賞したと入賞判定部301が判定制御すると、例えば、「0」〜「65535」までの範囲の乱数を発生して取得する。この乱数は、特別図柄の制御に関連する大当たり判定用乱数、変動パターン決定用乱数、停止図柄決定用乱数等の乱数であり、取得した乱数は特別図柄用乱数記憶領域に格納される。本実施形態では、この特別図柄抽選部304で取得した乱数を、特別図柄用乱数記憶領域に、最大4個まで記憶でき、且つこの乱数の格納順が識別できるようにしている。そして、特別図柄抽選部304は、上記の特別図柄用乱数記憶領域に最も早く格納された乱数を読み出し、読み出した乱数を上記の特別図柄用乱数記憶領域から削除する。
【0100】
尚、特別図柄抽選部304の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(特別図柄当選判定部305)
【0101】
特別遊技入賞判定手段である特別図柄当選判定部305は、特別図柄抽選部304により取得された乱数の値に基づいて、当該乱数値が「大当たり」又は、「ハズレ」の何れに該当するのかを判定制御する。これらの判定制御は、例えば、乱数テーブルを用いて行うようにする。そして、「大当たり」に該当する場合には、フラグ記憶部302に記憶されている大当たりフラグをオンする。
【0102】
本実施形態では、「確率変動状態」における遊技状態である「確率変動遊技」を実施している場合と、「通常遊技」を実施している場合とで異なる乱数テーブルを用いて、上述した取得した乱数値が「大当たり」又は、「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する制御を行うようにしている。具体的に説明すると、本実施形態では、「確率変動遊技」を実施している場合に使用する確変用乱数テーブルと、「通常遊技」を実施している場合に使用する通常用乱数テーブルとの2つの乱数テーブルが設けられている。そして、「確率変動遊技」を実施している場合の方が、「通常遊技」を実施している場合よりも、「大当たり」になる確率が高くなるように、上記の2つの乱数テーブルの内容が設定されている。即ち、「確率変動状態」は「通常遊技状態」と比べ、乱数テーブル上に、後述する大当たり値が多く設定されているために大当たり確率が高くなる。
【0103】
ここで、「確率変動遊技」とは、第2大入賞口27による単位特別遊技において、確変領域80に遊技球が入賞した場合に、特別遊技の終了後、「通常遊技」よりも「大当たり」になる確率が高くなる状態を形成する遊技状態である。即ち、この「確率変動遊技」では、「通常遊技」よりも特別図柄の抽選における大当たり確率が高くなるように設定される。そして、この大当たり確率が向上した遊技状態は、特別遊技の終了後、次の特別遊技の実行が決定するまでの間は継続する。尚、この「確率変動遊技」では、普通図柄の変動時間を短縮させ、「通常遊技状態」よりも普通図柄の抽選機会を増やすと共に普通図柄の抽選における当選確率をも上げることで、拡大装置104の開放頻度が高くなり始動入賞口112に遊技球が入賞しやすい状態を形成するようにしている。従って、特別遊技の終了後、「確率変動遊技」が実施された場合には、遊技者は、次の特別遊技が開始するまで、持ち球を大きく減らすことなく遊技をすることができる。
【0104】
尚、特別図柄当選判定部305の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(特別図柄表示指示部306)
【0105】
特別図柄表示指示部306は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に基づいて、特別図柄表示装置106に特別図柄を変動表示させる時間を決定するとともに、特別図柄当選判定部305により判定制御された結果に基づいて、特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄を決定する制御を行う。尚、以降の説明では、特別図柄表示装置106に特別図柄を変動表示させる時間を、特別図柄変動表示時間と略称する。
【0106】
また、本実施形態では、「大当たり」に該当した場合には、「7」を特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄として決定する。更に、「ハズレ」に該当した場合には、「−」を特別図柄表示装置106に停止表示させる特別図柄として決定する。
【0107】
そして、特別図柄表示指示部306は、このようにして決定した停止図柄や、特別図柄変動表示時間等に基づく表示パターンを形成し、この表示パターンを示す上記の特別図柄表示指示信号をLED駆動装置204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106に設けられた7セグメントLEDは、上記の特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行うように制御される。
尚、特別図柄表示指示部306の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(大入賞口開放指示部307)
【0108】
大入賞口開放指示部307は、特別図柄当選判定部305により、特別図柄抽選部304による抽選の結果が「大当たり」に該当すると判定制御され、フラグ記憶部302内の大当たりフラグがオンされた場合に、入賞口装置203に、上記の第1大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第1大入賞口113は開放するように制御される。その後、例えば、10個の遊技球が第1大入賞口113を通過したと判断するか、又は、第1大入賞口113が開放されてから29.5秒が経過したと判断すると、大入賞口開放指示部307は、入賞口装置203に第1大入賞口閉鎖指示信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が閉鎖するように制御される。
【0109】
大入賞口開放指示部307は、以上のようにして第1大入賞口113が閉鎖されると、第1大入賞口113を開放していた最中に、図示しない特定領域への遊技球の通過があったか否か、即ち、特定領域通過フラグがオンされているか否かを判定する制御処理を行う。この判定制御処理の結果、特定領域通過フラグがオンの場合には、大入賞口開放指示部307は、第1大入賞口113及び第2大入賞口27の開放回数の合計が15回になったか否かを判定制御する。即ち、15回の単位特別遊技が消化されたか否かを判定制御する。
【0110】
これらの判定制御処理の結果、特定領域通過フラグがオンであり、且つ特別遊技における全ての単位特別遊技が消化していない場合には、大入賞口開放指示部307は、上記の第1大入賞口開放指示信号を入賞口装置203に送信して、次の単位特別遊技に移行させる。上述したように、第1大入賞口113による単位特別遊技が実施された後、規定された残り回数に到達していない場合、第2大入賞口27が開放されず、再度、第1大入賞口113を開閉させるための動作を実施する。一方、第1大入賞口113による単位特別遊技が数回実施され、規定された残り回数に到達した場合には、第2大入賞口27による単位特別遊技が開始される。この場合、大入賞口開放指示部307は、第2大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第2大入賞口27は開放するように制御される。また、第2大入賞口開放指示信号の送信により、第2大入賞口27内のキャラクタ像28及び、円筒状振り分け部材59は回転するように制御される。その後、例えば、10個の遊技球が第2大入賞口27に入賞したと判断するか、又は、第2大入賞口27が開放されてから29.5秒が経過したと判断すると、大入賞口開放指示部307は、入賞口装置203に第2大入賞口閉鎖指示信号を送信する。これにより、第2大入賞口27が閉鎖するように制御される。そして、第2大入賞口27の開放中に、可動片27a、27bを通過した遊技球が、第1振り分け部33、第2振り分け部32及び、第3振り分け部43を経て、確変領域80に入賞したと判定制御すると、大入賞口開放指示部307は確率変動状態フラグをオンする。そして、第2大入賞口27の開放中に、可動片27a、27bを通過した遊技球の全部が、確変領域80又は、流出領域90に入賞したと判定制御した後、第2大入賞口27による単位特別遊技を終了し、次回の単位特別遊技に移行する。
【0111】
次に、再度、第1大入賞口113による単位特別遊技が実施される。このようにして、第1大入賞口113及び、第2大入賞口27による単位特別遊技が、合計して最大15回消化するまで、繰り返し行うように制御される。一方、特別遊技の全てのラウンドが消化した場合には、特別遊技が終了したので、第1大入賞口113及び第2大入賞口27を開放させない。また、第1大入賞口113が開放されている間に、図示しない特定領域に遊技球が通過しなかった場合には、いわゆる「パンク」状態となる。ここに、「パンク」とは、図示しない特定領域に遊技球が通過しなかった場合には次回のラウンドに進まず「大当たり」が終わってしまう処理がなされることをいう。この「パンク」状態となった場合には、特別遊技における全ての単位特別遊技が消化したか否かに関わらず、特別遊技を強制的に終了させる制御が行われる。従って、この場合も第1大入賞口113及び第2大入賞口27を開放させない。
尚、大入賞口開放指示部307の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(普通図柄抽選部309)
【0112】
普通図柄抽選部309は、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したと、入賞判定部301が判定制御すると、所定の範囲の乱数を発生させて取得する。
ここで、上記の普通図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が、3つ以下の場合には、その取得した乱数を、上記の普通図柄用乱数記憶領域に記憶させるように制御する。このように、本実施形態では、この普通図柄抽選部309で取得した乱数を、上記の普通図柄用乱数記憶領域に、最大4個まで格納でき、且つ、この乱数の格納順を識別できるようにしている。そして、普通図柄抽選部309は、上記の普通図柄用乱数記憶領域に最も早く格納された乱数を読み出し、読み出した乱数を上記の普通図柄用乱数記憶領域から削除するように制御する。
尚、普通図柄抽選部309の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
(普通図柄当選判定部310)
【0113】
普通図柄当選判定部310は、普通図柄抽選部309より取得された乱数の値に基づいて、普通図柄抽選部309による乱数値が「当選」又は、「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する制御を行う。この判定制御は、例えば、乱数テーブルを用いて行うようにする。本実施形態では、「確率変動遊技」を実施している場合と、「通常遊技」を実施している場合とで異なる乱数テーブルを用いて、上記で取得した乱数値が「当選」又は、「ハズレ」の何れに該当するのかを判定する制御を行うようにしている。
【0114】
具体的に説明すると、本実施形態では、「確率変動遊技」を実施している場合に使用する確変用乱数テーブルと、「通常遊技」を実施している場合に使用する通常用乱数テーブルとの2つの乱数テーブルが設けられている。そして、これら2つの乱数テーブルの内容は、「確率変動遊技」を実施している場合の方が「通常遊技」を実施している場合よりも普通図柄の当選確率が高くなるように設定されている。また、「確率変動遊技」を実施している場合の方が「通常遊技」を実施している場合よりも、普通図柄の変動時間が短くなるように設定されている。即ち、「確率変動遊技」を実施している場合には、普通図柄の当選確率が高まることに加え、普通図柄の変動表示時間が短縮されるため、「通常遊技」を実施している場合よりも拡大装置104の開放頻度が高くなる。このため、持ち玉を大きく減らさずに遊技を進行させることができる。尚、本実施形態とは異なり、「通常遊技状態」又は「確率変動状態」の何れの遊技状態であっても普通図柄の当選確率は同一となるように構成しても良い。
尚、普通図柄当選判定部310の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a、ROM201b、及びRAM201cを用いることにより実現される。
(普通図柄表示指示部311)
【0115】
普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に基づいて、普通図柄変動表示時間を決定するとともに、普通図柄当選判定部310により判定制御された抽選結果に基づいて、普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄を決定する制御を行う。そして、決定した停止図柄と、上記の普通図柄変動表示時間等に基づく表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す上記の普通図柄表示指示信号をLED駆動装置204に送信する。
【0116】
具体的に、本実施形態では、普通図柄表示指示部311は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態に応じて上記の普通図柄変動表示時間を異ならせるように制御している。即ち、本実施形態では、フラグ記憶部302に記憶されている確率変動状態フラグがオンされている場合の方が(「確率変動遊技」を実施している場合の方が)、上記の確率変動状態フラグがオンされていない場合よりも(「通常遊技」を実施している場合よりも)、上記の普通図柄変動表示時間を格段に短くするように制御している。
【0117】
かかる制御により、「通常遊技状態」においては変動時間が長く、普通図柄作動ゲート103を通過した場合であっても保留が上限数に達している場合が多く、抽選が行われずに無駄が発生していたが、「確率変動遊技」では変動時間が短くなることから抽選契機が増加し普通図柄に当選する頻度が増し、拡大装置104が拡大される機会も増加する。即ち、抽選機会が多くなり図柄変動を通常よりも多数回行うことができるので、遊技者は「当選」を期待することができる。尚、本実施形態では、普通図柄の変動時間を短縮することによる当選の頻度を変化させるものとしたが、その他にも拡大装置104の開放時間の長短や、開放角度等の要因を組み合わせることによって複数の遊技状態を形成することが可能である。
【0118】
また、普通図柄当選判定部310の判定制御の結果、「当選」に該当する場合には、例えば、普通図柄表示装置108に設けられた2つのLEDランプの両方が点灯した状態を、普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄として決定する。一方、「ハズレ」に該当した場合には、例えば、上記のLEDランプの1つしか点灯しない状態を、普通図柄表示装置108に停止表示させる普通図柄として決定するように制御している。
【0119】
そして、普通図柄表示指示部311は、このようにして決定した停止図柄や、普通図柄変動表示時間等に基づく表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す上記の普通図柄表示指示信号をLED駆動装置204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108に設けられたLEDランプは、上記の普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った発光動作を行うように制御される。
尚、普通図柄表示指示部311の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(拡大装置駆動指示部312)
【0120】
拡大装置駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態、普通図柄当選判定部310により判定制御された抽選結果に基づいて、拡大装置104の動作態様を決定し、決定した動作態様を示す拡大装置開放指示信号を送信する。具体的に、本実施形態では、拡大装置駆動指示部312は、フラグ記憶部302に記憶されている遊技状態に応じて拡大装置104の動作態様を異ならせるように制御している。即ち、「確率変動遊技」を実施している場合に普通図柄当選判定部310により「当選」と判定制御された場合には、拡大装置104を、例えば、3秒間、1回だけ開放するように制御している。また、「通常遊技」を実施している場合に普通図柄当選判定部310により「当選」と判定制御された場合には、拡大装置104を、例えば、0.2秒間、1回だけ開放するように制御している。このように、「確率変動遊技」を実施している場合には、拡大装置104の動作態様が異なり、フラグ記憶部302に記憶されている確率変動状態フラグがオンされている場合の方が、上記の確率変動状態フラグがオンされていない場合よりも(「通常遊技」を実施している場合よりも)、始動入賞口112に遊技球が入賞し易くなるように拡大装置104の動作態様を決定する制御を行う。
【0121】
そして、拡大装置駆動指示部312は、このようにして決定した動作態様を示す上記の拡大装置開放指示信号を、入賞口装置203に送信する。これにより、拡大装置104は、上記の拡大装置開放指示信号に示されている動作態様で動作を行うように制御される。
【0122】
尚、拡大装置駆動指示部312の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(演出コマンド生成部313)
【0123】
演出コマンド生成部313は、入賞判定部301で判定制御された結果と、特別図柄当選判定部305で判定制御された結果と、フラグ記憶部302に記憶されているフラグの状態と、特別図柄表示指示部306で決定された特別図柄変動表示時間とに基づいて、現在の遊技の状態に応じた演出コマンドを生成し、副制御装置202に送信する。
尚、演出コマンド生成部313の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
(外部信号出力部308)
【0124】
外部信号出力部308は、弾球遊技機100の遊技状態及び、異常状態を示す信号を外部端子板220を経て、外部に出力する制御を行う。遊技状態を示す信号は、具体的には、特別図柄当選判定部305から出力される「大当たり」の状態を示す信号と、入賞判定部301から出力される確変領域80への遊技球の入球を示す信号と、入賞判定部301から出力される始動入賞口112への遊技球の入賞を示す信号と、特別図柄表示指示部306から出力される特別図柄の変動停止を示す信号と、普通図柄表示指示部311から出力される普通図柄の変動停止を示す信号と、入賞判定部301から出力される普通図柄作動ゲート103の通過を示す信号である。また、異常状態を示す信号は、具体的には、大入賞口開放指示部307から出力される第1エラー信号と第2エラー信号である。後述するように、第1エラー信号は、第2大入賞口27に残留している遊技球の球数を算出し、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球よりも、第2大入賞口27の確変領域80及び流出領域90に入賞した遊技球の方が多いと算出された場合、弾球遊技機100の故障又は、遊技者の不正行為を原因とする異常状態と判定して出力する異常信号である。一方、第2エラー信号は、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球が所定の時間(例えば、20秒)内に確変領域80又は、流出領域90に入球しない場合に、球詰まりと判定して出力する異常信号である。本実施形態では、上記の複数の信号を外部端子板220を経て、遊技場管理装置1000の台管理装置400に出力している。また、大入賞口開放指示部307は、第1エラー信号と第2エラー信号を入賞判定部301に出力する。上述したように、入賞判定部301は、第1エラー信号と第2エラー信号に基づいて、発射不許可信号を発射制御装置205に送信し、遊技球の発射を停止させる制御を行う。
【0125】
尚、外部信号出力部308の制御機能は、主制御装置201に設けられているメインCPU201a及びROM201bを用いることにより実現される。
次に、副制御装置202の制御機能に係る構成について説明する。図6は、図1及び図2に示す弾球遊技機100の副制御装置202の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
(演出コマンド解析部701)
【0126】
演出コマンド解析部701は、主制御装置201(演出コマンド生成部313)から送信された演出コマンドを解析する。例えば、主制御装置201から、特別図柄の抽選結果を示す演出コマンドが入力されると、上記の特別図柄の抽選結果を、装飾図柄決定部702や音声生成部706に出力する。
【0127】
尚、演出コマンド解析部701が行う制御処理はこれらに限定されるものではなく、演出コマンドの内容に応じた制御処理が適宜実行される。
また、演出コマンド解析部701の制御機能は、副制御装置202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(装飾図柄決定部702)
【0128】
装飾図柄決定部702は、演出コマンド解析部701から出力された抽選結果に基づいて、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせを決定する制御を行う。本実施形態では、演出コマンド解析部701から出力された抽選結果が、「大当たり」を示すものである場合には、3つの装飾図柄が同じになる組み合わせを、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。更に、演出コマンド解析部701から出力された抽選結果が、「ハズレ」を示すものである場合には、3つの装飾図柄が同じにならない組み合わせを装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせとして決定する。
また、装飾図柄決定部702の制御機能は、副制御装置202に設けられているサブCPU202a、及びRAM202cを用いることにより実現される。
(装飾図柄パターン決定部703)
【0129】
装飾図柄パターン決定部703は、装飾図柄決定部702により、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせが決定されると、演出コマンドに含まれている特別図柄変動表示時間と同じ時間だけ変動表示する装飾図柄の変動パターンを、予め設定されている装飾図柄変動パターン704a〜704nの中から選択する制御を行う。これら装飾図柄変動パターン704a〜704nには、装飾図柄を変動表示させる時間(装飾図柄変動表示時間)や、同じ装飾図柄を2つ停止表示させた後に、残りの1つを停止表示させるようにすること(いわゆるリーチ状態を形成すること)や、特異な演出表示を行った後に、装飾図柄を停止表示させること(いわゆる発展系の演出を形成すること)等が設定されている。
尚、装飾図柄変動パターン704a〜704nに設定される内容はこれらに限定されないのは勿論である。
また、装飾図柄パターン決定部703の制御機能は、副制御装置202に設けられているサブCPU202a及びRAM202cを用いることにより実現され、装飾図柄変動パターン704の決定は、副制御装置202に設けられているROM202bを用いることにより実現される。
(画像生成部705)
【0130】
画像生成部705は、装飾図柄決定部702で決定された装飾図柄の組み合わせや、装飾図柄パターン決定部703で決定された装飾図柄変動パターンや、演出コマンド解析部701から出力された情報等に基づいて、装飾図柄表示装置107に表示させるための画像データを生成する。
例えば、装飾図柄表示装置107に停止表示させる装飾図柄の組み合わせが装飾図柄決定部702で決定され、且つ装飾図柄変動パターンが装飾図柄パターン決定部703で決定された場合には、画像生成部705は、これらの決定内容に応じた装飾図柄が表示されるような画像データを生成する。また、第1大入賞口113内に形成されている図示しない特定領域を遊技球が通過したことを示す情報が、演出コマンド解析部701から出力された場合には、そのことを遊技者に報知するための画像データを生成する。
尚、画像生成部705で生成される画像データはこれらに限定されないのは勿論である。
また、画像生成部705の制御機能は、副制御装置202に設けられている画像制御プロセッサ202d、画像データROM202e、及びビデオRAM202fを用いることにより実現される。
(音声生成部706)
【0131】
音声生成部706は、演出コマンド解析部701から出力された情報に基づいて、音声データを生成して、スピーカ133に出力する。例えば、演出コマンド解析部701から、特別図柄の抽選結果が出力された場合には、その抽選結果に応じた音声が、装飾図柄パターン決定部703により決定された装飾図柄変動パターン704に合わせて放音されるような音声データを生成して、スピーカ133に出力する。
尚、音声生成部706で生成される音声データはこれらに限定されないのは勿論である。
また、音声生成部706の制御機能は、副制御装置202に設けられているサブCPU202a、ROM202b、RAM202c、及び音源回路202gを用いることにより実現される。
尚、主制御装置201及び副制御装置202に、上述した制御機能以外の制御機能が設けられていても良い。
【0132】
次に、主制御装置201の大入賞口開放指示部307の制御機能に係る構成について詳細に説明する。図7は、図5に示す大入賞口開放指示部307の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。大入賞口開放指示部307は、特別遊技継続判定部601、第1大入賞口制御部602、第2可変入賞装置遊技制御手段である第2大入賞口制御部603、残留球数算出部604、計時部605、異常状態判定部606及び、異常信号出力部607を備えている。
(特別遊技継続判定部601)
【0133】
特別遊技継続判定部601は、演出コマンド生成部313、フラグ記憶部302、入賞判定部301、外部信号出力部308及び、入賞口装置203との間での信号を送受信する制御を行う。特別遊技継続判定部601は、フラグ記憶部302を参照して、大当たりフラグがオンされた場合に、第1大入賞口制御部602に、第1大入賞口113による単位特別遊技が開始されることを示す信号を送信する。そして、第1大入賞口制御部602に第1大入賞口113による単位特別遊技の制御を実施させる。第1大入賞口113が開閉し、第1大入賞口113による単位特別遊技が終了すると、継続回数Rを1減算する。ここで継続回数Rとは、特別遊技中に実施される所定の単位特別遊技の回数(例えば、15回)の内、単位特別遊技を実施した回数を差し引いた残り回数を示している。そして、第1大入賞口制御部602は、特定領域通過フラグがオンであるか否か判定制御し、オンであれば特定領域通過フラグをオフするので、特別遊技継続判定部601は、特定領域通過フラグがオンであった場合、継続回数R=0か否か判定制御する。継続回数Rが0であれば、予め設定された回数の単位特別遊技を全て消化したので、特別遊技を終了する制御を行う。また、特定領域通過フラグがオフであった場合、次回の単位特別遊技を実施することなく、特別遊技を終了する制御を行う。一方、継続回数Rが0でなければ、次回の単位特別遊技を開始する。継続回数Rが規定された残り回数(本実施形態では5回及び10回)でない場合、再度、第1大入賞口113による単位特別遊技を開始するので、第1大入賞口制御部602に第1大入賞口113による単位特別遊技が開始されることを示す信号を送信する。一方、継続回数Rが規定された残り回数になった場合、第2大入賞口制御部603に第2大入賞口27による単位特別遊技を開始することを示す信号を送信する。そして、第2大入賞口制御部603に第2大入賞口27による単位特別遊技の制御を実施させる。その後、第2大入賞口27が開閉し、第2大入賞口27による単位特別遊技が終了すると、継続回数Rを1減算する。以後、第1大入賞口113による単位特別遊技及び、第2大入賞口27による単位特別遊技を繰り返し実施させ、上述したように、継続回数Rが0になるか、第1大入賞口113による単位特別遊技中に、遊技球が特定領域を通過せず、特定領域通過フラグがオンにならなかった場合に、特別遊技を終了させる。
(第1大入賞口制御部602)
【0134】
第1大入賞口制御部602は、第1大入賞口113の開放から閉鎖にいたる一連の制御を実施する。具体的には、第1大入賞口113による単位特別遊技を開始することを示す信号を受信すると、特別遊技継続判定部601を介して、入賞口装置203に第1大入賞口開放指示信号を送信する。その後、入賞判定部301が、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第1大入賞口113の特定領域を通過したと判定した場合、第1大入賞口制御部602は、特別遊技継続判定部601を介して、特定領域通過フラグをオンにする。また、上述した第1大入賞口113の閉鎖条件が成立した場合、第1大入賞口113を閉鎖させるため、特別遊技継続判定部601を介して、入賞口装置203に第1大入賞口閉鎖指示信号を送信する。第1大入賞口113の開放中に、遊技球が特定領域を通過し、特定領域通過フラグをオンしていた場合には、特別遊技継続判定部601を介して、フラグ記憶部302を参照して、特定領域通過フラグをオフにする。
(第2大入賞口制御部603)
【0135】
第2大入賞口制御部603は、第2大入賞口27の開放から閉鎖にいたる一連の制御を実施する。具体的には、第2大入賞口27による単位特別遊技を開始することを示す信号を受信すると、特別遊技継続判定部601を介して、入賞口装置203に第2大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第2大入賞口27が開放すると共に、キャラクタ像28及び、第3振り分け部43の円筒状振り分け部材59が回転する。入賞判定部301が、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第2大入賞口27の確変領域80に入賞したと判定制御した場合、第2大入賞口制御部603は、特別遊技継続判定部601を介して、確率変動状態フラグをオンにする。また、上述した第2大入賞口27の閉鎖条件が成立した場合、第2大入賞口27を閉鎖させるため、特別遊技継続判定部601を介して、入賞口装置203に第2大入賞口閉鎖指示信号を送信する。これにより、第2大入賞口27が閉鎖する。また、入賞口装置203にキャラクタ像停止指示信号を送信し、キャラクタ像28の回転を停止させる。更に、入賞口装置203に円筒状振り分け部材停止指示信号を送信し、第3振り分け部43の円筒状振り分け部材59の回転を停止させる。第2大入賞口27を閉鎖させた後、残留球数算出部604で算出された残留球数Uが0か否か判定制御し、残留球数Uが0でなければ、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球の全部が、流出領域90及び、確変領域80に入賞していないので、残留球数Uが0になるまで、一連の制御処理を繰り返し実施する。その後、残留球数Uが0になった場合、第2大入賞口27による単位特別遊技を終了する。
【0136】
また、後述する異常信号(第1エラー信号及び第2エラー信号)が異常信号出力部607から送信された場合、確変領域80に遊技球が入賞しても、確率変動状態フラグをオンにしない制御処理を行う。更に、異常信号を入賞判定部301に送信し、入賞判定部301から発射制御装置205に発射不許可信号を送信させる。これにより、発射制御装置205は発射ハンドル131を制御して、遊技球の発射を停止させる。異常信号出力部607から送信された異常信号を、第2大入賞口制御部603は、特別遊技継続判定部601を介して、外部信号出力部308に送信する。そして、外部信号出力部308は異常信号を外部端子板220を介して、遊技場管理装置1000(図1参照)に送信する。
(残留球数算出部604)
【0137】
入賞判定部301が、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第2大入賞口27に入賞したと判定制御した場合、残留球数算出部604は、残留球数Uを1加算する。上記の遊技球通過信号に基づいて、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球が、流出領域90又は、確変領域80に入賞したと判定制御した場合、残留球数算出部604は、残留球数Uを1減算する。以上の制御処理を実施することで、残留球数算出部604は、残留球数Uを算出している。
また、後述する第2エラー信号が異常信号出力部607から送信された場合、異常状態を解除した後、復帰できるように、残留球数Uを0に戻す制御処理を行う。
(計時部605)
【0138】
入賞判定部301が、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過したと判定制御した場合、遊技球が可動片27a、27bを通過する毎にタイマの始動を開始させて、遊技球が第2大入賞口27内に滞在している時間を計測する。その後、上記の遊技球通過信号に基づいて、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球が、流出領域90又は、確変領域80に入賞したと判定制御した場合、計測中のタイマの内、最初に始動させたタイマのみを停止後、計測値を始動状態である0に戻している。これにより、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球毎に計時する制御を実施している。
また、後述する第2エラー信号が異常信号出力部607から送信された場合、異常状態を解除した後、復帰できるように、全てのタイマの計測値を始動状態である0に戻す制御処理を行う。
(異常状態判定部606)
【0139】
異常状態判定部606は、残留球数算出部604で算出した残留球数Uが負の値、ずなわち、第2大入賞口27に残留している遊技球の球数を算出し、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球よりも、第2大入賞口27の確変領域80及び流出領域90に入賞した遊技球の方が多い、と算出された場合に、第2大入賞口27内で異常状態が発生したと判定制御して、異常信号出力部607に第1エラー信号を出力させる制御処理を行う。また、計時部605で計測している時間が所定時間を超過した場合に、第2大入賞口27内で異常状態が発生したと判定制御して、異常信号出力部607に第2エラー信号を出力させる制御処理を行う。
(異常信号出力部607)
【0140】
異常信号出力部607は、異常状態判定部606が異常状態と判定した場合に、第1エラー信号又は、第2エラー信号を、第2大入賞口制御部603に送信する制御を行う。
[弾球遊技機の制御処理]
【0141】
次に、図8〜図17を参照しながら、以上の構成を有する本実施形態の弾球遊技機100における制御処理動作の一例について説明する。
(主制御装置201の制御処理動作)
【0142】
図8は、図4及び図5に示す主制御装置201における制御処理のメインフローチャートである。図8のステップS1において、主制御装置201は、一般入賞処理を行う。この一般入賞処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、一般入賞口111に入賞した場合に行われる制御処理である。一般入賞処理の詳細については、図9を用いて後述する。
【0143】
次に、ステップS2において、主制御装置201は、普通図柄変動処理を行う。この普通図柄変動処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、普通図柄作動ゲート103を通過した場合に、普通図柄を変動及び停止表示して普通図柄の当否を判定制御し、その結果に応じて拡大装置104の開閉を行う制御処理である。普通図柄変動処理については図10を用いて後述する。
【0144】
次に、ステップS3において、主制御装置201は、大当たり判定処理を行う。この大当たり判定処理は、遊技領域115中に発射された遊技球が、始動入賞口112に入賞した場合に行われる制御処理である。大当たり判定処理の詳細については、図11及び図12を用いて後述する。
【0145】
次に、ステップS4において、主制御装置201は、特別遊技制御処理を行う。この特別遊技制御処理は、特別図柄表示装置106及び装飾図柄表示装置107に所定の図柄が停止表示されて「大当たり」となり、大当たりフラグがオンされた場合に実施される制御処理である。特別遊技制御処理の詳細については、図13〜図16を用いて後述する。
【0146】
次に、ステップS5において、主制御装置201は、確率変動制御処理を行う。この確率変動制御処理は、ステップS4の特別遊技制御処理において、確変領域80に遊技球が入球したと判定制御され、確率変動状態フラグがオンされた場合に実施される制御処理である。確率変動制御処理の詳細については、図17を用いて後述する。
【0147】
以上のように、主制御装置201では、一般入賞処理、普通図柄変動処理、大当たり判定処理、特別遊技制御処理、及び確率変動制御処理を繰り返し行うが、以下の図9〜図17に示すように、本実施形態では、遊技の状態に応じて、不必要な制御処理を省略しながら、各制御処理を繰り返し実行するようにしている。
(一般入賞処理)
【0148】
先ず、図9のフローチャートを参照しながら、図8のステップS1における一般入賞処理の詳細について説明する。図9は、図8に示す一般入賞処理の流れを示すフローチャートである。
図9のステップS101において、入賞判定部301は、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が一般入賞口111に入賞したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、遊技球が一般入賞口111に入賞した場合には、ステップS102において、払出指示部303は、賞球数が「4」であることを示す上記の賞球数信号を払出制御装置206に送信する。これにより、4個の賞球が図示しない球皿に払い出される。また、演出コマンド生成部313は、一般入賞口111に入賞したことを示す演出コマンドを生成して副制御装置202に送信する。これにより、副制御装置202は、電飾部品130を点灯させる等して、一般入賞口111に入賞したことを遊技者に報知する。そして、ステップS1における制御処理を終了して、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
一方、遊技球が一般入賞口111に入賞していない場合には、ステップS102の処理を行う必要がないので、ステップS102をスキップして、ステップS1の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
(普通図柄変動処理)
【0149】
次に、図10のフローチャートを参照しながら、図8のステップS2における普通図柄変動処理の詳細について説明する。図10は、図8に示す普通図柄変動処理の流れを示すフローチャートである。
図10のステップS201において、入賞判定部301は、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過した場合には、ステップS202で保留球が3球以下か否かを判定制御する。即ち、普通図柄抽選部309は、RAM201c内に設けられている普通図柄用乱数記憶領域に格納されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定制御する。次に、ステップS202において、上記の普通図柄用乱数記憶領域に格納されている乱数の数が3つを超えていると判定制御した場合には、普通図柄用乱数を取得せず、ステップS2の制御処理を終了し、図8のメインフローチャートの制御処理に移行する。
【0150】
一方、保留球が3球以下であると判定制御された場合には、ステップS203で普通図柄用乱数を取得する。続いて取得した乱数は、ステップS204で判定順位が来るまで普通図柄用乱数記憶領域に格納される。次に、ステップS205で普通図柄が変動表示中であるか否かを判定制御する。普通図柄が変動中であれば当否判定を行っても、当該結果の普通図柄表示を行うことができないので、ステップS2の制御処理を終了し、図8のメインフローチャートの制御処理に移行する。
【0151】
一方、上記のステップS205において、普通図柄が変動表示中でないと判定制御された場合には、ステップS206で普通図柄抽選部309は最初に格納された乱数値、即ち、最も処理順位の早い乱数値を読み出す。次に、ステップS207で現在、「確率変動遊技」が実施されているか、それとも「通常遊技」が実施されているかが判定制御される。即ち、フラグ記憶部302において、確率変動状態フラグがオンか否か判定制御される。確率変動状態フラグがオンであれば、S208で普通図柄の確変用の乱数テーブルを取得する。一方、「通常遊技」が実施されている場合であれば、S209で通常用の乱数テーブルを取得する。ここで上述したように、確変用の乱数テーブルは通常用の乱数テーブルよりも普通図柄の抽選における当選確率が高くなるように、また、普通図柄の変動表示時間が短くなるように設定されている。そして、S210で取得した乱数テーブルに基づいて、取得した乱数の値と乱数テーブルの当選値が一致する否かによって当否判定を行う。
【0152】
ステップS210の判定制御の結果、「当選」であると判定制御された場合には、設定された普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「当選」であることを示す上記のLEDランプの点灯状態にて停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す上記の普通図柄表示指示信号をLED駆動装置204に送信する。これにより、ステップS211において、普通図柄表示装置108に設けられたLEDランプは、上記の普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従った表示を行う。そして、開放態様を示す拡大装置開放指示信号を、入賞口装置203に送信する。これにより、拡大装置104は、ステップS213で、上記の拡大装置開放指示信号に示されている態様で開放を行う。尚、上記の拡大装置開放指示信号は、普通図柄表示装置108に設けられたLEDランプに普通図柄が停止表示した後に送信される。
【0153】
一方、普通図柄の当否判定において、非当選と判定制御された場合には、設定された普通図柄変動表示時間の間、普通図柄を変動表示させた後、「ハズレ」であることを示す上記LEDランプの点灯状態にて停止表示させるような表示パターンを形成し、形成した表示パターンを示す上記の普通図柄表示指示信号をLED駆動装置204に送信する。これにより、普通図柄表示装置108に設けられたLEDランプは、ステップS212で上記の普通図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従ったハズレ表示を行う。
図10のステップS201において、遊技球が普通図柄作動ゲート103を通過していないと判定制御された場合には、ステップS214に移行し、普通図柄抽選部309は、RAM201c内に設けられている上記の普通図柄用乱数記憶領域に、乱数が格納されているか否かを判定制御する。この判定制御の結果、乱数が格納されている場合には、上述したステップS205に移行する。一方、乱数が記憶されていない場合には、ステップS202以降の処理を行う必要がないので、ステップS2の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
(大当たり判定処理)
【0154】
次に、図11及び図12のフローチャートを参照しながら、図8のステップS3における大当たり判定処理の詳細について説明する。図11及び図12は、図8に示す大当たり判定処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、現在の遊技状態にかかわらず、図11のステップS301において入賞判定部301は、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が始動入賞口112を通過したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、遊技球が始動入賞口112を通過した場合には、ステップS302で払出指示部303が、賞球数が「4」であることを示す上記の賞球数信号を払出制御装置206に送信する。これにより、4個の賞球が球皿に払い出される。
【0155】
続いて、ステップS303で特別図柄抽選部304は、RAM201c内に設けられている上記の特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下であるか否かを判定制御する。この判定制御の結果、上記の特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つ以下である場合には、ステップS304に移行し、特別図柄用乱数を取得する。次に、ステップS305において、取得した乱数を上記の特別図柄用乱数記憶領域に格納する。
尚、上記のステップS303において、上記の特別図柄用乱数記憶領域に記憶されている乱数の数が3つを超えていると判定制御された場合には、特別図柄用乱数を取得せず、ステップS3の制御処理を終了し、図8のメインフローチャートの制御処理に移行する。
【0156】
次に、ステップS306において、特別図柄抽選部304は、フラグ記憶部302を参照して、大当たりフラグがオンされているか否かを判定制御する。この判定制御の結果、大当たりフラグがオンされていない場合には、ステップS307に進み、特別図柄抽選部304は、特別図柄が変動表示中か否かを判定制御する。この判定制御の結果、特別図柄が変動表示中でない場合には、ステップS308に移行し、最初に格納されている最も処理順位の高い乱数値を読み出す。
【0157】
一方、上記のステップS306において、大当たりフラグがオンされていると判定制御された場合には、特別遊技の実行中で、取得した乱数の当否判定を行っても、当該結果の図柄変動及び停止表示を行うことができないので、ステップS3の制御処理を終了し、図8のメインフローチャートの制御処理に移行する。更に、ステップS307において、特別図柄変動中と判定制御された場合には、同様に、取得した乱数の当否判定を行っても、当該結果の図柄変動及び停止表示を行うことができないので、ステップS3の制御処理を終了し、図8のメインフローチャートの制御処理に移行する。
【0158】
続いて、上記の読み出した乱数値の当否判定を実施する前に現在の遊技状態がいずれの状態であるか判断する。図12に示すように、ステップS309において、特別図柄当選判定部305は、確率変動状態フラグがオンか否か判定制御する。上記の読み出した乱数値の当否判定をする際に、「通常遊技状態」であるか「確率変動状態」であるかによって、参照する乱数テーブルが異なるからである。ステップS309で確率変動状態フラグがオンであると判定制御された場合には、ステップS310に移行し、確変用の乱数テーブルを取得する。一方、ステップS309で確率変動状態フラグがオンでないと判定制御された場合には、ステップS311に移行し、通常用の乱数テーブルを取得する。特別図柄当選判定部305は、ステップS312において、ステップS308で読み出した特別図柄用乱数値を、取得した乱数テーブルと比較参照する。読み出した乱数値と乱数テーブルの大当たり値が一致すれば「大当たり」である。ステップ312で「大当たり」と判定制御された場合は、ステップS313に移行し、特別図柄当選判定部305は大当たりフラグをオンにする。そして、特別図柄表示指示部306は、ステップS314で「大当たり」用の特別図柄表示パターンを決定する。更に、ステップS312で「ハズレ」と判定制御された場合は、ステップS315に移行し、「ハズレ」用の特別図柄表示パターンを決定する。
【0159】
以上のように、特別図柄表示パターンが決定されると、ステップS316において、特別図柄表示指示部306は、上記で決定された表示パターンを示す上記の特別図柄表示指示信号をLED駆動装置204に送信する。これにより、特別図柄表示装置106に設けられた7セグメントLEDは、上記の特別図柄表示指示信号に示されている表示パターンに従って動作を行う。更に、ステップS316において、演出コマンド生成部313は特別図柄の表示パターンに応じた演出コマンドを生成して、副制御装置202に送信する。この演出コマンドは、大当たり情報又は図柄変動表示時間等の内容を含むものである。そして、ステップS317で特別図柄が表示される。
【0160】
装飾図柄表示装置107では、上記の演出コマンドを解析し、特別図柄の表示パターンに対応する装飾図柄の組み合わせを表示する。特別図柄の変動表示に合わせて装飾図柄を変動表示させた後に、特別図柄が停止表示されると、特別図柄の停止タイミングに合わせて装飾図柄を停止表示する。
【0161】
尚、図11のステップS301において、遊技球が始動入賞口112を通過していないと判定制御された場合には、ステップS318に移行し、特別図柄抽選部304は、RAM201c内に設けられている上記の特別図柄乱数記憶領域に、乱数値が記憶されているか否かを判定制御する。この判定制御の結果、乱数が記憶されている場合には、上述したステップS306に移行する。一方、乱数が記憶されていない場合には、以降の処理を行う必要がないので、ステップS3の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
(特別遊技制御処理)
【0162】
次に、図13〜図16のフローチャートを参照しながら、特別遊技制御処理の詳細について説明する。図13〜図16は、図8に示す特別遊技制御処理の流れを示すフローチャートである。
図13のステップS401において、大入賞口開放指示部307内の特別遊技継続判定部601は、特別図柄が変動中であるか否か判定制御する。特別図柄が変動中であると判定制御されると、ステップS4の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。一方、特別図柄が変動中でないと判定制御されるとステップS402に移行する。
【0163】
ステップS402において、特別遊技継続判定部601は、フラグ記憶部302を参照して、大当たりフラグがオンされているか否かを判定制御する。この判定制御の結果、大当たりフラグがオンされていない場合には、ステップS403以降の処理を行う必要がないので(特別遊技に移行しないので)、ステップS4の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。一方、大当たりフラグがオンされている場合には、ステップSS403に移行し、特別遊技継続判定部601は、フラグ記憶部302を参照して、継続回数設定フラグがオンされているか否かを判定制御する。この判定制御の結果、継続回数設定フラグがオンされていない場合には、単位特別遊技の継続回数Rが設定されていないので、ステップS404において、特別遊技継続判定部601は、単位特別遊技の継続回数Rを初期値に設定する。本実施形態では、継続回数Rの初期値は15回である。継続回数Rは単位特別遊技の消化に伴って減少し、最終的に0になる。継続回数R=0となると、特別遊技は終了する。また、第1大入賞口113による単位特別遊技中に、図示しない特定領域を遊技球が通過しなかった場合も終了となる。
【0164】
次に、ステップS405において、特別遊技継続判定部601は、継続回数設定フラグをオンにする。一方、ステップS403において、継続回数設定フラグがオンされている場合には、ステップS404及びステップS405をスキップして、ステップS406に移行する。ステップS406において、特別遊技継続判定部601は、継続回数Rが規定された残り回数か否か判定制御する。この判定制御の結果、継続回数Rが規定された残り回数でないと判定制御された場合、ステップS407に移行して、第1大入賞口113による単位特別遊技が開始される。一方、継続回数Rが規定された残り回数であると判定制御された場合、第2大入賞口27による単位特別遊技が開始される。本実施形態では、上記の残り回数は5回及び10回である。よって、継続回数Rが5回及び10回の場合のみ、確変領域80を有する第2大入賞口27による単位特別遊技を享受することができる。
【0165】
ステップS407において、特別遊技継続判定部601は、第1大入賞口制御部602に第1大入賞口113による単位特別遊技が開始される旨を示す信号を送信する。そして、第1大入賞口制御部602は、第1大入賞口113が開放中であるか否かを判定制御する。すなわち、特別遊技における単位特別遊技を実行中であるか否かを判定制御する。この判定制御の結果、第1大入賞口113が開放中でない場合には、単位特別遊技が終了して第1大入賞口113が閉鎖状態であるので、ステップS408において、第1大入賞口制御部602は、特別遊技継続判定部601を介して、入賞口装置203に第1大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第1大入賞口113が開放され、15ラウンドからなる特別遊技のうちの1ラウンドが開始する。一方、第1大入賞口113が開放されている場合には、単位特別遊技中であるので、上記のステップS408をスキップしてステップS409に移行する。
【0166】
次に、ステップS409において、入賞判定部301は、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第1大入賞口113を通過したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、遊技球が第1大入賞口113を通過した場合には、ステップS410に移行し、入賞判定部301は、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第1大入賞口113内に設けられた図示しない特定領域を通過したかを判定制御する。この判定制御の結果、遊技球が図示しない特定領域を通過したと判定制御された場合には、ステップS411に移行し、第1大入賞口制御部602は、特別遊技継続判定部601を介して、特定領域通過フラグをオンにする。一方、遊技球が図示しない特定領域を通過していないと判定制御された場合には、このステップS411をスキップしてステップS412に移行する。
【0167】
次に、ステップS412において、演出コマンド生成部313は、遊技球が第1大入賞口113又は、図示しない特定領域を通過したことを示す演出コマンドを生成して、副制御装置202に送信する。これにより、遊技球が第1大入賞口113又は、図示しない特定領域を通過したことを示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。また、払出指示部303は、賞球数が「15」であることを示す上記の賞球数信号を払出制御装置206に送信する。これにより、15個の賞球が上皿13に払い出される。
尚、上記のステップS409において、遊技球が第1大入賞口113に入賞していないと判定制御された場合には、ステップS410乃至ステップS412をスキップして、ステップS413に移行する。
【0168】
次に、ステップS413において、第1大入賞口制御部602は、第1大入賞口113が開放してから所定時間(29.5秒)が経過したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、所定時間が経過している場合には、単位特別遊技の終了条件が成立したので、ステップS415において、第1大入賞口制御部602は、特別遊技継続判定部601を介して、入賞口装置203に第1大入賞口閉鎖指示信号を送信する。これにより、第1大入賞口113は閉鎖する。
【0169】
次に、ステップS416において、特別遊技継続判定部601は継続回数Rを1減算する。その後、ステップS417において、第1大入賞口制御部602は、特別遊技継続判定部601を介して、フラグ記憶部302を参照して、特定領域通過フラグがオンか否かを判定制御する。この判定制御の結果、特定領域通過フラグがオンであると判定制御された場合は、ステップS418に移行し、第1大入賞口制御部602は、特別遊技継続判定部601を介して、特定領域通過フラグをオフにする。ステップS419において、特別遊技継続判定部601は、特別遊技における全ての単位特別遊技(即ち、最終ラウンドか否か)が終了したか否かを判定制御する。すなわち、継続回数R=0か否か判定制御する。この判定制御の結果、継続回数Rが0となり、特別遊技が終了した場合には、ステップS420に移行する。そして、ステップS420において、演出コマンド生成部313は、特別遊技の終了を示す演出コマンドを生成して、副制御装置202に送信する。これにより、特別遊技の終了を示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。
【0170】
次に、ステップS421において、特別遊技継続判定部601は、フラグ記憶部302を参照して、継続回数設定フラグをオフにする。ステップS422において、特別図柄当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、大当たりフラグをオフし、ステップS4の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
【0171】
上記のステップS413において、第1大入賞口113が開放されてから所定時間が経過していないと判定制御された場合には、ステップS414に移行し、第1大入賞口制御部602は、入賞判定部301から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、10個以上の遊技球が第1大入賞口113を通過したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、第1大入賞口113を通過した遊技球が10個以上である場合には、単位特別遊技の終了条件が成立したので、上述したステップS415に移行し、第1大入賞口113を閉鎖させる。一方、第1大入賞口113を通過した遊技球が10個以上でないと判定制御された場合には、単位特別遊技が継続中であるので、ステップS4の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
【0172】
また、上記のステップS417において、第1大入賞口制御部602がフラグ記憶部302を参照して、特定領域通過フラグがオンでないと判定制御した場合には、いわゆる「パンク」状態となる。ここに、「パンク」とは、図示しない特定領域に遊技球が通過しなかった場合には次回のラウンドに進まず「大当たり」が終わってしまう処理がなされることをいう。この「パンク」状態となった場合には、特別遊技における全ての単位特別遊技が消化したか否かに関わらず、特別遊技を強制的に終了させる。そのため、ステップS420に移行する。
【0173】
また、上記のステップS419において、最終ラウンドではないと判定制御された場合には、次の単位特別遊技に進むので、ステップS423に移行し、演出コマンド生成部313は、次の単位特別遊技が開始されることを示す演出コマンドを生成して、副制御装置202に送信する。これにより、次の単位特別遊技が開始されることを示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。その後、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
【0174】
一方、ステップS406において、特別遊技継続判定部601は、継続回数Rが規定された残り回数(本実施形態では、5回及び10回)であると判定制御した場合、図15に示すステップS424に移行し、特別遊技継続判定部601は、第2大入賞口制御部603に第2大入賞口27による単位特別遊技が開始される旨を示す信号を送信する。そして、ステップS424において、第2大入賞口制御部603は、特別遊技継続判定部601を介して、フラグ記憶部302を参照して、開閉終了フラグがオンか否か判定制御する。開閉終了フラグがオンであると判定制御した場合、第2大入賞口27は閉鎖し、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球が、確変領域80と流出領域90の何れに入賞するか、遊技球の行方を観察している最中であるので、ステップS433に移行する。一方、開閉終了フラグがオンでないと判定制御した場合、ステップS425に移行する。
【0175】
ステップS425において、第2大入賞口制御部603は、第2大入賞口27が開閉中か否か判定制御する。第2大入賞口27が開閉していないと判定制御した場合、ステップS426において、第2大入賞口制御部603は、入賞口装置203に第2大入賞口開放指示信号を送信する。これにより、第2大入賞口27が開放され、第2大入賞口27による単位特別遊技が開始される。そして、ステップS427において、入賞口装置203への第2大入賞口開放指示信号の送信により、キャラクタ像28を回転させる。ステップS428において、入賞口装置203への第2大入賞口開放指示信号の送信により、第3振り分け部43の円筒状振り分け部材59を回転させる。これにより、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球を、第1振り分け部33、第2振り分け部32のキャラクタ像28の回転動作及び、第3振り分け部43の円筒状振り分け部材59の回転動作によって、確変領域80と流出領域90の何れかに振り分けることが可能となる。ステップS425において、第2大入賞口27が開放中であると判定制御した場合、ステップS426乃至ステップS428をスキップし、ステップS429に移行する。
【0176】
ステップS429において、第2大入賞口制御部603は、第2大入賞口27が開放してから所定時間(本実施形態では、29.5秒)が経過したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、所定時間が経過している場合には、ステップS431において、第2大入賞口制御部603は、特別遊技継続判定部601を介して、入賞口装置203に第2大入賞口閉鎖指示信号を送信する。これにより、第2大入賞口27は閉鎖する。ステップS432において、第2大入賞口制御部603は、特別遊技継続判定部601を介して、開閉終了フラグをオンにする。次に、ステップS433において、第2大入賞口制御部603は第2大入賞口27内の遊技球の残留球数Uが0か否か判定制御する。後述するが、残留球数Uは、第2大入賞口27の可動片27a、27bを遊技球が通過すると増加し、遊技球が確変領域80又は流出領域90に入賞すると減少するように、残留球数算出部604で算出される。ステップS433において、第2大入賞口制御部603が残留球数U=0と判定制御すると、特別遊技継続判定部601は、ステップS434において、継続回数Rを1減算する。そして、ステップS435において、演出コマンド生成部313は、第2大入賞口27による単位特別遊技の終了を示す演出コマンドを生成して、副制御装置202に送信する。これにより、第2大入賞口27による単位特別遊技の終了を示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。更に、ステップS436において、第2大入賞口制御部603は、特別遊技継続判定部601を介して、開閉終了フラグをオフにする。次に、ステップS437において、第2大入賞口制御部603は、特別遊技継続判定部601を介して、入賞口装置203にキャラクタ像停止指示信号を送信する。これにより、キャラクタ像28を停止させる。また、ステップS438において、第2大入賞口制御部603は、特別遊技継続判定部601を介して、入賞口装置203に円筒状振り分け部材停止指示信号を送信する。これにより、円筒状振り分け部材59を停止させる。
【0177】
一方、ステップS433において、第2大入賞口制御部603が残留球数Uが0でないと判定制御した場合、ステップS434乃至ステップS438をスキップして、ステップS439に移行する。また、ステップS429において、第2大入賞口27が開放されてから所定時間が経過していないと判定制御された場合には、ステップS430に移行し、第2大入賞口制御部603は入賞判定部301から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、10個以上の遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球が10個以上である場合には、ステップS431に移行し、第2大入賞口27を閉鎖させる。一方、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球が10個以上でないと判定制御された場合には、単位特別遊技が継続中であるので、図16に示すステップS439に移行する。
【0178】
ステップS439において、入賞判定部301は、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、遊技球が可動片27a、27bを通過した場合には、ステップS440に移行し、残留球数算出部604は残留球数Uを1加算する。そして、ステップS441において、計時部605は、遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過する毎にタイマの始動を開始させて、遊技球が第2大入賞口27内に滞在している時間を計測する。一方、ステップS439において、遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過していない場合には、ステップS440及び、ステップS441をスキップして、ステップS442に移行する。
【0179】
ステップS442において、後述する第2エラー検出処理を実施する。次に、ステップS443において、入賞判定部301は、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が確変領域80に入賞したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、遊技球が確変領域80に入賞したと判定制御された場合、ステップS444に移行し、後述する第1エラー検出処理を実施する。その後、ステップS445において、第2大入賞口制御部603は、特別遊技継続判定部601を介して、確率変動状態フラグをオンにする。
【0180】
一方、ステップS443において、遊技球が確変領域80に入賞していないと判定制御された場合、ステップS446において、入賞判定部301は、入賞口装置203から送信された上記の遊技球通過信号に基づいて、遊技球が流出領域90に入賞したか否かを判定制御する。この判定制御の結果、遊技球が流出領域90に入賞したと判定制御された場合、ステップS447に移行し、ステップS444と同様の制御処理、すなわち、後述する第1エラー検出処理を実施する。また、ステップS446において、遊技球が流出領域90に入賞していないと判定制御された場合は、ステップS447をスキップし、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。よって、ステップS431において、第2大入賞口27が閉鎖し、ステップS433において、残留球数U=0と判定制御されるまで、以上の制御処理(ステップS424〜ステップS447)を繰り返し実施する。ステップS433で残留級数U=0と判定制御されると、継続回数Rが1減算されることから、次の単位特別遊技に移行し、第1大入賞口113による単位特別遊技が開始される。
【0181】
次に、図17のフローチャートを参照しながら、特別遊技制御処理の中で実施される第1エラー検出処理の詳細について説明する。図17は、図16に示す第1エラー検出処理の流れを示すフローチャートである。
図17のステップS4441において、残留球数算出部604は、残留球数Uを1減算する。そして、ステップS4442において、計時部605は、計測中のタイマの内、最初に始動させたタイマのみを停止後、計測値を0に戻す。これにより、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球について、遊技球の通過時から確変領域80又は流出領域90に入賞するまでの時間を確実に計測することができる。
【0182】
また、ステップS4443において、異常状態判定部606は、残留球数Uが負の値になったか否か判定制御する。この判定制御の結果、残留球数Uが負の値でないと判定制御した場合、第1エラー信号を出力する制御処理は必要ないので、図16に示す特別遊技制御処理のフローチャートに移行する。一方、残留球数Uが負の値であると判定制御した場合、主制御装置201の故障、第2大入賞口スイッチ222の故障及び、第2大入賞口スイッチ222を取り外す等の遊技者の不正行為の何れかと推考できるので、異常状態判定部606は異常状態が発生したと判定制御する。そして、ステップS4444において、異常信号出力部607は、第1エラー信号を第2大入賞口制御部603に送信する。ステップS4445において、第2大入賞口制御部603は、第1エラー信号を入賞判定部301に送信し、入賞判定部301は、第1エラー信号に基づいて、発射不許可信号を発射制御装置205に送信する。これにより、発射制御装置205は発射ハンドル131を制御して、遊技球の発射を停止させる。次に、入賞判定部301は、ステップS4446において、第1エラー信号を演出コマンド生成部313に送信し、演出コマンド生成部313は、第1エラー信号に基づいて、第2大入賞口27で異常状態が発生したことを示す演出コマンドを生成して、副制御装置202に送信する。これにより、第2大入賞口27で異常状態が発生したことを示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。更に、入賞判定部301は、外部信号出力部308に第1エラー信号を送信する。そして、外部信号出力部308は、外部端子板220を介して、遊技場管理装置1000の台管理装置400(図1参照)に第1エラー信号を出力する。よって、「確率変動遊技」に移行するか否か判定するセンター飾り部品105での異常状態を遊技場管理装置1000で監視することができ、係員に報知することもできる。ステップS4446の制御処理の実施後、ステップS4444に移行する。そして、弾球遊技機100の電源を落とすまで、ステップS4444乃至ステップS4446の制御処理を繰り返し実施する。これにより、弾球遊技機100の電源を落とすまで、図16に示す特別遊技制御処理のフローチャートに移行しないので、確変領域検出スイッチ223から出力された検出信号を入賞口装置203で遊技球通過信号にして、入賞判定部301に送信し、入賞判定部301で確変領域80に遊技球が入賞したと判定した場合でも、第2大入賞口制御部603は、確率変動状態フラグをオンにする制御処理に移行しない。よって、第2大入賞口スイッチ222を取り外す等の遊技者の不正行為を原因として、第1エラー信号が送信された後、遊技球が確変領域80に入賞しても、確率変動状態フラグはオンにならないので、確実に遊技者の不正行為を防止することができる。
【0183】
次に、図18のフローチャートを参照しながら、特別遊技制御処理の中で実施される第2エラー検出処理の詳細について説明する。
図18は、図16に示す第2エラー検出処理の流れを示すフローチャートである。図18のステップS4421において、異常状態判定部606は、計時部605で計測中のタイマが所定時間を超過したか否か判定制御する。本実施形態では、所定時間は20秒に設定している。この判定制御の結果、タイマが所定時間を超過していないと判定制御した場合、第2エラー信号を出力する制御処理は必要ないので、図16に示す特別遊技制御処理のフローチャートに移行する。一方、上記の判定制御の結果、タイマが所定時間を超過している判定制御した場合、第2大入賞口27内での球詰まり又は、確変領域80に遊技球を入球させようと、遊技球の落下タイミングを遅らす不正行為の何れかと推考できるので、異常状態判定部606は異常状態が発生したと判定制御する。そして、ステップS4422において、異常信号出力部607は第2エラー信号を第2大入賞口制御部603に送信する。ステップS4423において、第2大入賞口制御部603は、第2エラー信号を入賞判定部301に送信し、入賞判定部301は、第2エラー信号に基づいて、発射不許可信号を発射制御装置205に送信する。これにより、発射制御装置205は発射ハンドル131を制御して、遊技球の発射を停止させる。次に、入賞判定部301は、ステップS4424において、第2エラー信号を演出コマンド生成部313に送信し、演出コマンド生成部313は、第2エラー信号に基づいて、第2大入賞口27で異常状態が発生したことを示す演出コマンドを生成して、副制御装置202に送信する。これにより、センター飾り部品105で異常状態が発生したことを示す画像が、装飾図柄表示装置107に表示される。更に、入賞判定部301は、外部信号出力部308に第2エラー信号を送信する。そして、外部信号出力部308は、外部端子板220を介して、遊技場管理装置1000の台管理装置400(図1参照)に第2エラー信号を出力する。よって、「確率変動遊技」に移行するか否か判定するセンター飾り部品105の異常状態を遊技場管理装置1000で監視することができ、係員に報知することもできる。更に、ステップS4425において、第2大入賞口制御部603は、第2エラー信号を残留球数算出部604に送信する。残留球数算出部604は、第2エラー信号に基づいて、残留球数Uを0に戻す。ステップS4426において、残留球数算出部604は第2エラー信号を計時部605にも送信する。計時部605は、第2エラー信号に基づいて、計測中の全てのタイマを停止し、計測値を0に戻す。ステップS4427において、異常状態判定部606は異常状態が解除されたか否か判定制御する。この判定制御の結果、異常状態が解除されたと判定制御された場合には、図16に示す特別遊技制御処理のフローチャートに移行する。
【0184】
一方、異常状態が解除されていないと判定制御された場合は、ステップS4422に移行し、異常状態が解除されるまで、ステップS4422乃至ステップS4427の制御処理を繰り返し実施する。これにより、ステップS4427において、異常状態が解除されたと判定制御されるまで、図16に示す特別遊技制御処理のフローチャートに移行しないので、確変領域検出スイッチ223から出力された検出信号を入賞口装置203で遊技球通過信号にして、入賞判定部301に送信し、入賞判定部301で確変領域80に遊技球が入賞したと判定した場合でも、第2大入賞口制御部603は、確率変動状態フラグをオンにする制御処理に移行しない。よって、確変領域80に遊技球を入賞させようと、遊技球の落下タイミングを遅らす不正行為を原因として、第2エラー信号が送信された後、遊技球が確変領域80に入賞しても、確率変動状態フラグはオンにならないので、確実に遊技者の不正行為を防止することができる。
【0185】
なお、本実施形態では、異常状態を解除する手段を記載していないが、遊技者が解除することができず、容易に係員が解除できる手段であれば、どのようなものでも適用可能である。例えば、異常状態を解除するためのスイッチを設けても良い。
(確率変動制御処理)
【0186】
次に、図19のフローチャートを参照しながら、確率変動制御処理の詳細について説明する。図19は、図8に示す確率変動制御処理の流れを示すフローチャートである。
図19のステップS501において、特別図柄当選判定部305及び普通図柄当選判定部310はフラグ記憶部302を参照して、確率変動状態フラグがオンか否か判定制御する。特別図柄当選判定部305及び普通図柄当選判定部310が、確率変動状態フラグがオンでないと判定制御した場合は、「確率変動遊技」を実施する必要が無いので、ステップS5の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
【0187】
一方、特別図柄当選判定部305及び普通図柄当選判定部310が、確率変動状態フラグがオンであると判定制御した場合は、ステップS502において、特別図柄当選判定部305及び普通図柄当選判定部310は、既に「確率変動状態」に設定しているか否か判定制御する。既に「確率変動状態」に設定している場合、再度、「確率変動状態」に設定する必要は無いので、ステップS505に移行する。一方、「確率変動状態」に設定していない場合、「確率変動状態」に設定するため、ステップS503に移行する。
【0188】
ステップS503において、特別図柄当選判定部305及び普通図柄当選判定部310は、特別遊技中であるか否か判定制御する。特別遊技中であると判定制御した場合は、ステップS5の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。一方、特別遊技中でないと判定制御した場合は、ステップS504において、特別図柄当選判定部305及び普通図柄当選判定部310は、「確率変動状態」に設定し、次回以降の特別図柄の当否判定において、特別図柄当選判定部305が「大当たり」と判定制御するまで「確率変動遊技」が実施される。
【0189】
具体的には、上述したように、遊技球が普通図柄作動ゲートを通過した場合に実施される普通図柄の抽選において、普通図柄当選判定部310は、通常用の乱数テーブルに比較して、普通図柄の当選確率が高く、普通図柄の変動時間が短い確変用の乱数テーブルと、取得した乱数を比較する。これにより、普通図柄の当選確率が高まることに加え、普通図柄の変動時間が短縮されるため、「通常遊技」を実施している場合よりも拡大装置104の開放頻度が高くなり、持ち玉を大きく減らさずに遊技を進行させることができる。また、「確率変動遊技」が実施されると、特別図柄当選判定部305は、始動入賞口112への遊技球の入賞に基づいて実施される特別図柄の抽選において、取得された乱数と、通常の乱数テーブルよりも「大当たり」になる確率が高い乱数テーブルである確変用の乱数テーブルを比較する。これにより、「大当たり」になる確率が高くなり、遊技者により有利な遊技である「確率変動遊技」を提供している。
【0190】
その後、ステップS505において、「確率変動遊技」中に、遊技球が始動入賞口112に入賞し、遊技球の入賞に基づいて上述した特別図柄の抽選が実施され、特別図柄当選判定部305が「大当たり」と判定制御し、特別図柄当選判定部305が大当たりフラグをオンにしたか否か判定制御される。大当たりフラグがオンにされていないと判定制御された場合、「確率変動遊技」の終了条件が成立していないので、ステップS5の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
【0191】
一方、大当たりフラグがオンにされたと判定制御された場合、「確率変動遊技」の終了条件が成立したので、ステップS506において、「確率変動状態」を「通常遊技状態」に戻す。具体的には、普通図柄当選判定部310は、普通図柄の抽選において使用する乱数テーブルを確変用の乱数テーブルから通常用の乱数テーブルに変更する。同様に、特別図柄当選判定部305は、特別図柄の抽選において使用する乱数テーブルを確変用の乱数テーブルから通常用の乱数テーブルに変更する。次に、ステップS507において、特別図柄当選判定部305は、フラグ記憶部302を参照して、確率変動状態フラグをオフにし、ステップS5の制御処理を終了し、図8に示したメインフローチャートの制御処理に移行する。
尚、図8〜図19に示した以外の制御処理を行っても良いのは勿論である。例えば、演出コマンドを生成して送信するタイミングは、図8〜図19に示したものに限定されず、これら以外の演出コマンドを生成して送信するように制御しても良い。
[異常信号に係るタイミングチャート]
【0192】
次に、図20〜図22を参照しながら、弾球遊技機100のセンター飾り部品105内で異常状態が発生した場合に出力される異常信号(第1エラー信号及び第2エラー信号)に係るタイミングチャートについて説明する。図20は、正常状態における、各種信号及び主制御装置201の内部状態を説明するタイミングチャートである。
図20では、各種信号として、第2大入賞口入賞検出信号、流出領域通過検出信号、確変領域通過検出信号、第2エラー信号、発射不許可信号が示され、内部状態として、第2大入賞口開放状態、確率変動状態フラグ、検出信号有効期間、タイマ1及びタイマ2の状態が示されている。ここで、第2大入賞口開放状態は、第2大入賞口27の開放状態を示しており、オンのとき第2大入賞口27は開放していることを示す。第2大入賞口入賞検出信号は、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球を検出した場合、第2大入賞口スイッチ222から入賞口装置203に出力される検出信号である。また、流出領域通過検出信号は、流出領域90に入賞した遊技球を検出した場合、流出領域検出スイッチ224から入賞口装置203に出力される検出信号である。同様に、確変領域通過検出信号は、確変領域80に入賞した遊技球を検出した場合、確変領域検出スイッチ223から入賞口装置203に出力される検出信号である。
【0193】
検出信号有効期間は、確変領域通過検出信号を受信した入賞口装置203から主制御装置201の入賞判定部301に送信した遊技球通過信号に基づいて、入賞判定部301が、確変領域80を遊技球が入賞したと判定制御した場合に、第2大入賞口制御部603が、特別遊技継続判定部601を介して、確率変動状態フラグをオンにする制御処理を実施する期間を示している。よって、検出信号有効期間が無効の場合、確率変動状態フラグをオンにする制御処理に移行せず、確変領域80に遊技球が入賞しても、確率変動状態フラグをオンにしない。
【0194】
図20に示すように、第2大入賞口開放状態がオン(状態801)の場合には、遊技球が第2大入賞口27に入賞できるようになっている。そして、遊技球が入賞すると、第2大入賞口入賞検出信号(信号802、信号803)が出力される。信号802が立ち上ると、ほぼ同時に計時部605のタイマ1が計測状態(オン)(状態807)となり、時刻の計測を開始する。同様に、信号803の立ち上りとほぼ同時に、タイマ2がオン(状態808)となり、時刻の計測を開始する。その後、最初の遊技球が流出領域90に入賞することにより、流出領域通過検出信号がオン(信号804)となると、タイマ1が計測終了状態(オフ)となり、計時部605のタイマ1の計測値は0に戻される。これにより、最初の遊技球はセンター飾り部品105で球詰まりを起こしていないことが確認できる。次に通過した遊技球は、確変領域80に入賞したので、確変領域通過検出信号がオン(信号805)となる。信号805となると、タイマ2がオフとなる。このとき、検出信号有効期間は有効状態であるので、確率変動状態フラグがオン(状態806)とされる。以上のように、異常状態が発生しなかったので、第2エラー信号は出力されない。すなわち、オフのままである。同様に、発射不許可信号もオフのままである。
【0195】
図21は、センター飾り部品内に所定時間以上遊技球が滞留した異常状態が発生した場合の各種信号及び主制御装置201の内部状態を示すタイミングチャートである。図21に示す各種信号及び内部状態は、図20と同じ内容を示している。図21に示すように、第2大入賞口開放状態がオン(状態810)となっている場合には、遊技球が可動片27a、27bを通過できるようになる。その後、遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過すると、第2大入賞口入賞検出信号がオン(信号811)となる。信号811により、計時部605のタイマ1はオン(状態817)となり、時間の計測を開始する。その後、さらに他の遊技球が通過したために、第2大入賞口入賞検出信号がオン(信号812)となる。信号812により、計時部605のタイマ2がオン(状態818)となる。計時部605はタイマ1及びタイマ2で計測し続ける。所定時間である20秒を超過するまで、流出領域通過検出信号及び確変領域通過検出信号のいずれもがオンとならず、所定時間内に遊技球が流出領域90及び確変領域80に入賞しなかったことを示すので、異常状態判定部606は異常状態と判定し、異常信号出力部607は第2エラー信号(信号815)を出力する。また、信号815が出力されると発射不許可信号もオン(信号816)とされる。信号816により、発射制御装置205は、発射ハンドル131を制御して、遊技球の発射を停止する。また、信号815が出力されると、タイマ1及びタイマ2はオフとされ、計時部605の計測値は0に戻される。この状態においては、検出信号有効期間は無効状態(状態814)である。第2エラー信号が出力された後に、遊技球が確変領域80に入賞し、確変領域通過検出信号がオン(信号813)となるものの、検出信号有効期間が無効状態となっている。すなわち、確率変動状態フラグはオンとする処理が実行されない。これにより、遊技者が確変領域80に遊技球を入賞させようと、遊技球の落下のタイミングを遅らせることにより所定時間以上遊技球がセンター飾り部品105に滞留した場合には、異常状態判定部606が異常と判定し、異常信号出力部607が第2エラー信号を出力することで、発射不許可信号が出力される。この際には、検出信号有効期間が無効状態となる。このように、第2のエラー信号が出力されることで、遊技者の不正行為を異常状態として検出することができる。また、球詰まりが発生したことにより、遊技球がセンター飾り部品105に所定時間以上滞留した場合でも、第2エラー信号を遊技場管理装置1000(図1参照)に出力することとなるので、遊技場管理装置1000により異常状態を表示等することにより、係員に報知することができる。これによって、係員は迅速かつ正確な対処をすることができる。また、遊技者が後述する呼出スイッチ504(図23参照)を押さなくとも、係員が遊技者の弾球遊技機100の場所に来て、異常状態を解除することができる。
【0196】
このようにして、異常状態が解除されると、図21に示すように、第2エラー信号がオフとなり、それに伴って、発射不許可信号もオフになるので、遊技球を発射することができ、遊技を再開することができる。このとき、検出信号有効期間は有効状態となる。すなわち、確変領域80に遊技球が入球すれば、確率変動状態フラグをオンする制御が行われる。
【0197】
図22は、センター飾り部品内に入球した遊技球よりも排出された遊技球が多い異常状態が発生した場合における各種信号及び主制御装置201の内部状態を示すタイミングチャートである。図22に示す第1エラー信号以外の各種信号及び内部状態は、図20と同じである。図22に示すように、第2大入賞口開放状態がオン(状態820)となっている場合には、遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過できるようになる。この状態において、遊技球が可動片27a、27bを通過していないにもかかわらず、すなわち、第2大入賞口入賞検出信号がオンとなっていないにもかかわらず、流出領域90に遊技球が入賞し、流出領域通過検出信号がオン(信号821)になっている。弾球遊技機100が正常であり、遊技者が不正行為をしていなければ、第2大入賞口入賞検出信号より先に、流出領域通過検出信号又は、確変領域通過検出信号が出力されることは無いので、この場合、異常状態判定部606は異常状態と判定制御する。そして、異常信号出力部607は第1エラー信号を出力する。本実施の形態では、図22に示すように、信号821の立ち上り時点において、第1エラー信号がオン(信号823)とされる。第1エラー信号が出力(信号823)されると、発射不許可信号もオン(信号824)となり、検出信号有効期間は無効状態(状態822)となる。このように、弾球遊技機100に故障が発生した場合には、異常状態として判定し、第1エラー信号を遊技場管理装置1000(図1参照)に出力することとなり、遊技場管理装置1000により異常状態を表示等することにより、係員に報知することができる。このため、係員は迅速かつ正確な対処をすることができる。また、遊技者が後述する呼出スイッチ504(図23参照)を押さなくとも、係員が遊技者の弾球遊技機100の場所に来て、異常状態を解除することができる。また、遊技者の不正行為が行われた場合でも、第1エラー信号を出力することができ、その際には、検出信号有効期間は無効状態となるので、遊技者の不正行為を防止することができる。なお、本実施の形態では第1エラー信号が出力された場合、弾球遊技機100の故障の可能性があることから、係員が手動で電源を切らない限り、第1エラー信号はオフにならないように制御されている。
[台管理装置の電気的構成]
【0198】
次に、台管理装置400及び、呼出装置500内部のシステム構成について説明する。図23は、図1に示す台管理装置400及び呼出装置500の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。台管理装置400は、データ記憶部401、CPU402、ROM403、RAM404、I/F405〜407が設けられており、これらはバス408を介して互いに接続されている。
【0199】
ここで、CPU402は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、CPU402は、ROM403に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、これらに基づいて弾球遊技機100を管理すると共に、呼出装置500を制御する。
【0200】
ROM403には、CPU402が行う制御処理、及びその他の管理を行うのに必要なプログラム及びデータ等が記憶されている。
【0201】
RAM404は、CPU402が各種の制御を行うときのワークエリア等として用いられ、データ等を一時的に記憶する。
【0202】
データ記憶部401は、弾球遊技機100の遊技状態を示す情報や、集中管理装置550からの命令信号の内容等を長期的に記憶する。
【0203】
I/F405は島管理装置450とLAN460で接続する。I/F406は呼出装置500と接続する。更に、I/F407は、複数の弾球遊技機100と接続する。
【0204】
一方、呼出装置500は、スピーカ501、電飾部品502、液晶表示器503、呼出スイッチ504から構成されている。
【0205】
スピーカ501は、弾球遊技機100の遊技状態に合わせて、台管理装置400で生成された音声信号を受信し、音声として出力する。
【0206】
電飾部品502は、呼出スイッチ504を遊技者が押した場合、又は、台管理装置400が弾球遊技機100から異常信号を受信した場合の何れかの場合に、係員を呼ぶために点灯する。
【0207】
液晶表示装置503は、弾球遊技機100の遊技状態に合わせて、台管理装置400で生成された画像データや、遊技者が所望する情報、例えば、直近の大当たりから現状までに特別図柄抽選を実施した回数等を表示する。
【0208】
呼出スイッチ504は、弾球遊技機100に異常が発生した場合等で、遊技者が係員を呼ぶときに使用されるスイッチで、遊技者が呼出スイッチを押すと、図示しない島設備に設けられた電飾部品502が点灯する。従来、弾球遊技機100に異常が発生した場合、遊技者が呼出スイッチを押さないと、係員が来なかったので、遊技者に煩わしさを与えていた。しかし、弾球遊技機100に異常が発生した場合、異常信号を台管理装置400に出力することで、遊技者が呼出スイッチを押さなくとも、係員を呼ぶことができる。
[台管理装置の制御処理]
次に、図24を参照しながら、弾球遊技機100で異常状態が発生した場合に呼出装置500の電飾部品502を点灯させる台管理装置400の制御処理動作について説明する。
【0209】
図24は、図23に示す台管理装置400で実施される異常状態報知処理の流れを示すフローチャートである。図23に示すように、異常状態報知処理(ステップS10)は、ステップS1001において、異常信号が弾球遊技機100から台管理装置400に入力されたか否か判定制御する。この判定制御の結果、異常信号が入力されたと判定制御された場合、ステップS1002において、異常の種類の判別処理を行う。本実施形態では、上述したように、弾球遊技機100から台管理装置400に第1エラー信号及び第2エラー信号の2種類の異常信号が入力されるので、何れかの異常信号が入力されたか判別する。そして、ステップS1003において、入力された異常信号の種類別の表示制御処理を行う。すなわち、入力された異常信号が第1エラー信号であった場合、第1エラー信号用の画像データ又は文字データを呼出装置500の液晶表示器503に表示する。一方、入力された異常信号が第2エラー信号であった場合、第2エラー信号用の画像データ又は文字データを液晶表示器503に表示する。ステップS1004において、島管理装置450を介して、集中管理装置550に異常信号を送信する。これにより、弾球遊技機100の第2大入賞口27で発生した異常状態を集中管理装置550の表示装置551に出力することで報知することができ、係員に知らせることができる。
【0210】
遊技者にとって、確率変動遊技に移行し、確率変動遊技の利益を享受することは、上記の特別遊技による利益を享受すると同様に関心が高いものであり、確率変動遊技に移行するか否か構造物による判定する第2の可変入賞装置による判定結果は、特に重視されている。このように、センター飾り部品105内に入賞した遊技球の落下動作は、遊技者にとって最も関心の高い遊技の一つであり、遊技者に非常に多くの興趣を与えることができるので、センター飾り部品105内で異常状態が発生した場合、迅速に異常状態を解除しないと、遊技者を憤慨させてしまう恐れを否定できないが、これにより、異常状態を遊技場管理装置1000に通知することができ、よって、迅速かつ正確な対応を行うことができる。
【0211】
また、弾球遊技機100に慣れていない遊技者が遊技している場合、センター飾り部品105内で異常状態が発生しても、異常状態であることに気が付かない場合もある。この場合、本来は所定の確率で、「確率変動遊技」に移行する確変領域80に遊技球が入球し、「確率変動遊技」を享受することができるところ、遊技者はセンター飾り部品105で発生した異常状態によって、遊技者にとって著しく不利な状態、すなわち、「確率変動遊技」に移行する確変領域80に遊技球が入球し難い状態で、遊技を継続することとなる。しかし、これにより、遊技場管理装置1000に異常状態を通知することができるので、確実に係員が異常状態を解除することができ、弾球遊技機100に慣れていない遊技者に著しく不利な状態で遊技を継続させることを防止することもできる。よって、遊技者に与える興趣が減少することを防止することもできる。
【0212】
更に、異常状態を遊技場管理装置1000に通知することができることから、異常状態が発生した場合、係員が異常状態を解除するため、異常状態が発生した弾球遊技機100に来るので、弾球遊技機100の上方にある呼出装置500内の呼出スイッチ504を押すなどの遊技者の操作を無くすことができる。また、従来の係員が到着してからどの異常状態が発生したか識別し、それを遊技者に説明していたが、遊技場管理装置1000に異常状態の種類も通知できるので、遊技者に煩わしい感情を与えることを防止できる。
【0213】
また、弾球遊技機100に慣れていない遊技者が遊技している場合、上記の第2大入賞口27内で異常状態が発生しても、異常状態であることに気が付かない場合もある。この場合、本来は所定の確率で、確率変動遊技に移行する確変領域80に遊技球が入球し、確率変動遊技を享受することができるところ、遊技者は上記の第2大入賞口27で発生した異常状態によって、遊技者にとって著しく不利な状態、すなわち、確率変動遊技に移行する確変領域80に遊技球が入球し難い状態で、遊技を継続することとなる。しかし、これにより、遊技場管理装置1000に異常状態を通知することができるので、確実に係員が異常状態を解除することができ、弾球遊技機100に慣れていない遊技者に著しく不利な状態で遊技を継続させることを防止することもできる。よって、遊技者に与える興趣が減少することを防止することもできる。
【0214】
また、本実施形態に係る弾球遊技機100によれば、遊技者が確変領域80に遊技球を入球させる目的で、遊技球の落下動作のタイミングを変化させたことが原因で、異常状態が発生した場合に、確率変動遊技に移行させないことで、遊技者の不正行為を防止することができる。
【0215】
また、本実施形態に係る弾球遊技機100によれば、遊技者が確変領域80に遊技球を入球させる目的で、遊技球の落下動作のタイミングを遅らせる不正行為を実施した場合に、上記の異常状態判定部606は異常状態が発生したと判定することができ、遊技場管理装置1000に、不正行為を異常状態として通知することができる。よって、係員は、遊技場管理装置1000に頻繁に異常状態が通知された弾球遊技機100を遊技している遊技者を重点的に監視することで、遊技者に上記の不正行為を実施させ難くすることができる。以って、遊技者の不正行為を防止することもできる。
【0216】
また、本実施形態に係る弾球遊技機100によれば、複数の遊技球が第2大入賞口27に入賞した場合でも、遊技球が確変領域80又は、流出領域90に入球するまでの落下時間を精度良く計測することができる。よって、第2大入賞口27に入賞した複数の遊技球のうち、いずれの遊技球に対して、遊技者が確変領域80に遊技球を入球させる目的で、遊技球の落下動作のタイミングを遅らせる不正行為を実施しても、上記の異常状態判定部606は異常状態として判定することができるので、遊技者の不正行為を遊技場管理装置1000に通知することができる。
【0217】
また、本実施形態に係る弾球遊技機100によれば、センター飾り部品105内で異常状態が発生した場合でも、異常状態が解除すれば、その後、第2大入賞口27に入賞した遊技球について、計測を開始することができる。
【0218】
また、本実施形態に係る弾球遊技機100によれば、センター飾り部品105の第2大入賞口27に入賞した遊技球よりも、センター飾り部品105から排出された遊技球の方が多いと算出されることは、通常の遊技では考えられないので、上記の場合を異常状態と判定することで、弾球遊技機100の故障や、遊技者の不正行為を早急に検出し、遊技場管理装置1000に通知することができる。よって、遊技者の不正行為を防止できると共に、弾球遊技機100の故障に正確に対応することができる。
【0219】
尚、本発明の範囲は上述した実施形態に限られず、特許請求の範囲の記載に反しない限り、他の様々な実施形態に適用可能である。例えば、本実施形態では、大入賞口開放指示部307に異常状態判定部606が配設されているが、特にこれに限定されるものでなく、遊技機制御装置200内にあれば、何れに配設されていても良い。同様に、残留球数算出部604、計時部605及び、異常信号出力部607も大入賞口開放指示部307に配設されているが、特にこれに限定されるものでなく、遊技機制御装置200内にあれば、何れに配設されていても良い。
【0220】
また、本実施形態では、異常信号として、残留球数算出部604で第2大入賞口27内に残留している遊技球の数を残留球数Uとして算出し、残留球数Uが負の値になった場合に、異常状態判定部606で異常状態と判定制御しているが、特にこれに限定されるものでなく、他の条件で異常状態と判定しても良い。また、第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した遊技球について、通過時から流出領域90又は確変領域80に入賞するまでの時間を、計時部605で計測し、所定時間を超過した場合に、異常状態判定部606で異常状態と判定制御しているが、特にこれに限定されるものでなく、他の条件で異常状態と判定しても良い。
【0221】
また、異常信号出力部607から遊技場管理装置1000に、第1エラー信号と第2エラー信号の両方を送信しているが、特にこれに限定されるものでなく、片方の信号だけを遊技場管理装置1000に送信しても良い。
【0222】
また、本実施形態では、遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した時点で、計時部605のタイマの始動を開始して、計測しているが、特にこれに限定されるものでなく、遊技球が、センター飾り部品105内の何れかの場所を通過した場合にタイマを始動開始させても良い。また、遊技球が第2大入賞口27の可動片27a、27bを通過した時点で、計時部605のタイマの始動を開始し、流出領域90及び、確変領域80に入賞した場合に、タイマを停止しているが、特にこれに限定されるものでなく、センター飾り部品105内に複数の検出スイッチを配設し、各検出スイッチを遊技球が通過する毎に計測値を0に戻すと共に、始動を開始して、各検出スイッチ間の時間を計測しても良い。このようにすれば、第2大入賞口27内の何れの場所で、遊技球が球詰まりしたか判断することができる。
【0223】
また、本実施形態では、特別遊技が実施された場合、まず、第1大入賞口113による単位特別遊技が複数回実施され、規定された残り回数、例えば、5回又は10回に到達した場合に、第2大入賞口27による単位特別遊技を実施し、その後、第1大入賞口113による単位特別遊技を実施しているが、特にこれに限定されるものでなく、規定された残り回数は何回でも良い。また、第2大入賞口27による単位特別遊技を連続して実施しても良い。更には、第1大入賞口113による単位特別遊技と第2大入賞口27による単位特別遊技を交互に実施しても良い。また、第1大入賞口113による単位特別遊技と第2大入賞口27による単位特別遊技の何れを実施するか、毎回抽選を行って決定しても良い。
【産業上の利用可能性】
【0224】
本発明は、遊技球を用いる弾球遊技機であれば、いわゆるパチンコ機のみならず、アレンジボール等他の弾球遊技機にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0225】
【図1】本実施形態に係る弾球遊技機及び遊技場管理装置の関係を示す概略図である。
【図2】図1に示す弾球遊技機の外観を示す正面図である。
【図3】図2に示したセンター飾り部品を下側の前面カバーを取り外した状態で示す斜視図である。
【図4】図1及び図2に示す弾球遊技機のシステム構成の一例を示すブロック図である。
【図5】図1及び図2に示す弾球遊技機の主制御装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図6】図1及び図2に示す弾球遊技機の副制御装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図7】図5に示す大入賞口開放指示部の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図8】図4及び図5に示す主制御装置における制御処理のメインフローチャートである。
【図9】図8に示す一般入賞処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】図8に示す普通図柄変動処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】図8に示す大当たり判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】図11に続くフローチャートである。
【図13】図8に示す特別遊技制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】図13に続くフローチャートである。
【図15】図13に続くフローチャートである。
【図16】図13に続くフローチャートである。
【図17】図16に示す第1エラー検出処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】図16に示す第2エラー検出処理の流れを示すフローチャートである。
【図19】図8に示す確率変動制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図20】正常状態における、各種信号及び主制御装置の内部状態を説明するタイミングチャートである。
【図21】センター飾り部品内に所定時間以上遊技球が滞留した異常状態が発生した場合の各種信号及び主制御装置の内部状態を示すタイミングチャートである。
【図22】センター飾り部品内に入球した遊技球よりも排出された遊技球が多い異常状態が発生した場合における各種信号及び主制御装置の内部状態を示すタイミングチャートである。
【図23】図1に示す台管理装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。
【図24】図23に示す台管理装置で実施される異常状態報知処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0226】
2 筐体、3 前扉、4 施錠装置、5 ガラス枠、12a 枠体、13 上皿、
14a 球貸ボタン、14b プリペイドカード返却ボタン、
15 下皿、15a 球収容部、18 球供給口、19 球放出口、20 遊技盤、
24 灰皿、25 命釘、27 第2大入賞口、27a、27b 第2大入賞口可動片、
27c 蓋部材、28 キャラクタ像、33 第1振り分け部、
32 第2振り分け部、35 入球孔、39 球放出口、39a 傾斜面、
43 第3振り分け部、46 ステージ部、47 飾り部、51、52 クルーン、
53a、53b 傾斜面、54 中央凹部、55 ゴト防止カバー、56 入球孔、
57a 垂下通路、57b 連絡通路、59 円筒状振り分け部材、
60 湾曲部、61 ブリッジ部、67 キャラクタ像駆動モータ、
69 第3振り分け部駆動モータ、80 確変領域、90 流出領域、
100 弾球遊技機、102 風車、103 普通図柄作動ゲート、
104 拡大装置、105 センター飾り部品、
106 特別図柄表示装置、107 装飾図柄表示装置、108 普通図柄表示装置、
109 内レール、110 外レール、111 一般入賞口、112 始動入賞口、
113 第1大入賞口、114 アウト口、115 遊技領域、
117a、117b 壁部、118a、118b 遊技球排出開口、119a、119b 壁部、120 大入賞口扉、130 電飾部品、131 発射ハンドル、
133 スピーカ、
200 、遊技機制御装置、201 主制御装置、201a メインCPU、
201b ROM、201c RAM、201d I/F回路、201e バス
202 副制御装置、202a サブCPU、202b ROM、
202c RAM、202d 画像制御プロセッサ、202e 画像データROM、
202f ビデオRAM、202g 音源回路、202h アンプリファイア、
202i I/F回路、202j バス、203 入賞口装置、
204 LED駆動装置、205 発射制御装置、206 払出制御装置、
207 受電装置、208 電飾装置、209 電源装置、
210 始動入賞口スイッチ、211 普通図柄作動ゲートスイッチ、
212 一般入賞口スイッチ、213 第1大入賞口スイッチ、
214 特定領域検出スイッチ、215 拡大装置ソレノイド、
216 第1大入賞口ソレノイド、217 電源スイッチ、218 払出装置、
220 外部端子板、221 第2大入賞口ソレノイド、222 第2大入賞口スイッチ、223 確変領域検出スイッチ、224 流出領域検出スイッチ、
301 入賞判定部、302 フラグ記憶部、303 払出指示部、
304 特別図柄抽選部、305 特別図柄当選判定部、306 特別図柄表示指示部、
307 大入賞口開放指示部、308 外部信号出力部、
309 普通図柄抽選部、310 普通図柄当選判定部、311 普通図柄表示指示部、312 拡大装置駆動指示部、313 演出コマンド生成部、
400 台管理装置、401 データ記憶部、402 CPU、403 ROM、404 RAM、405、406、407 I/F、408 バス、
450 島管理装置、460 LAN、
500 呼出装置、501 スピーカ、502 電飾部品、503 液晶表示器、
504 呼出スイッチ、550 集中管理装置、551 表示装置、552 制御装置、
553 I/F、
601 特別遊技継続判定部、602 第1大入賞口制御部、
603 第2大入賞口制御部、604 残留球数算出部、605 計時部、
606 異常状態判定部、607 異常信号出力部、
701 演出コマンド解析部、702 装飾図柄決定部、703 装飾図柄パターン決定部、704 装飾図柄変動パターン、705 画像生成部、706 音声生成部、
1000 遊技場管理装置、G 案内部、




 

 


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