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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−14391(P2007−14391A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−196091(P2005−196091)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100095289
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 弘
発明者 東海林 透 / 梶原 克哉
要約 課題
演出画面の配置可能領域を効率よく利用する。

解決手段
遊技機の遊技盤中央に設けられた、いわゆる第2種機種における可変入球装置の正面側に、透過状態と非透過状態とに変更可能な透過型液晶表示装置で構成された画像表示装置を配置し、透過状態と非透過状態とに切り換える選択制御手段を設け、該選択制御手段が、可変入球装置の状態に応じて、透過状態と非透過状態とに切り換え制御する。
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、
特別遊技を実行するための条件である作動条件を保持する作動条件保持手段と、
前記始動口に遊技球が入球したときに前記作動条件が成立したと判定し、前記可変入球装置の受け入れ状態が有利な状態に変化する特別遊技を行う弾球遊技機であって、
前記可変入球装置の正面側に設けられ、表示面の正面側から反対側が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な画像表示装置と、
前記画像表示装置を透過状態と非透過状態とに切り換える選択制御手段とを備え、
前記選択制御手段は、可変入球装置の状態に応じて前記画像表示装置を透過状態と非透過状態とに切り換えることを特徴とする弾球遊技機。
【請求項2】
遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、
前記第1始動口への遊技球の入球に応じて第1の抽選を実行する第1抽選手段と、
前記第1の抽選の結果に応じて図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、
第1の特別遊技を実行するための条件である第1の作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、
前記第1表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに前記第1の作動条件が成立したと判定し、前記第1可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態へ変化させることにより前記第1の特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、
前記第1表示制御手段により変動表示される図柄を表示する表示装置と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第2可変入球装置と、
第2の特別遊技を実行するための条件である第2の作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、
前記第2始動口に遊技球が入球したときに前記第2の作動条件が成立したと判定し、前記第2可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第2の特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において前記第2可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球した場合に前記第2の特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、前記第1可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態へ変化させることにより前記第2の特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、
前記表示装置は、前記第2可変入球装置の正面側に配置され、表示面の正面側から前記第2可変入球装置が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な画像表示装置であり、
前記第2の作動条件が成立したと判定された場合に、前記画像表示装置を透過状態に切り換える選択制御手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
【請求項3】
前記画像表示装置は、表面側の透過型液晶表示パネルと、入射光を拡散反射させる状態又は透過させる状態に切り替え制御可能とされる裏面側の調光スクリーンとを重ねた構成を有する請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾球遊技機に係り、詳しくは、透視可能な状態を現出できる液晶表示装置を用いた弾球遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知のように、パチンコ遊技においては、遊技機に装備されている遊技盤面の遊技領域に設けられている各種入賞口にパチンコ球が入賞すると、その入賞口に設定されている所定数の賞球が払出されるようになっている。
パチンコ遊技機においては、遊技盤中央に液晶パネルなどを用いた図柄変動表示装置を設けたものがあり、入賞に応じて抽選状態や抽選結果などの図柄を変動表示することができるようになっている。この図柄を表示する表示装置には、その周囲を囲む装飾部材が設けられ、この装飾部材には、演出の内容に応じて点滅するランプや、動くキャラクターが設けられているものもある。また、演出用として図柄変動表示装置の他に液晶パネルが設けられているものも存在する。
【特許文献1】特開2005−131286号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の弾球遊技機では、上記図柄変動表示装置とその周囲に配置された装飾部材などが配置されることにより、遊技盤面上を遊技球が移動できる領域が狭くなり、より多くの演出装置を遊技盤面上に配置することは困難となっている。
本発明の目的は、遊技盤面上における限られた領域を有効に利用した演出ができる弾球遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な始動口と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な可変入球装置と、
特別遊技を実行するための条件である作動条件を保持する作動条件保持手段と、
前記始動口に遊技球が入球したときに前記作動条件が成立したと判定し、前記可変入球装置の受け入れ状態が有利な状態に変化する特別遊技を行う弾球遊技機であって、
前記可変入球装置の正面側に設けられ、表示面の正面側から反対側が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な画像表示装置と、
前記画像表示装置を透過状態と非透過状態とに切り換える選択制御手段とを備え、
前記選択制御手段は、可変入球装置の状態に応じて前記画像表示装置を透過状態と非透過状態とに切り換えることを特徴とする弾球遊技機。
【0005】
(2) 遊技領域が形成された遊技盤と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第1始動口と、
前記第1始動口への遊技球の入球に応じて第1の抽選を実行する第1抽選手段と、
前記第1の抽選の結果に応じて図柄を変動表示させる第1表示制御手段と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第1可変入球装置と、
第1の特別遊技を実行するための条件である第1の作動条件を保持する第1作動条件保持手段と、
前記第1表示制御手段により変動表示される図柄が所定の当たり図柄で停止されたときに前記第1の作動条件が成立したと判定し、前記第1可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態へ変化させることにより前記第1の特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、
前記第1表示制御手段により変動表示される図柄を表示する表示装置と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球が入球可能な第2始動口と、
前記遊技領域の所定位置に設けられ、遊技球の受け入れ状態が遊技者に有利な状態に変化可能な第2可変入球装置と、
第2の特別遊技を実行するための条件である第2の作動条件を保持する第2作動条件保持手段と、
前記第2始動口に遊技球が入球したときに前記第2の作動条件が成立したと判定し、前記第2可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態に変化させることにより前記第2の特別遊技における第1段階を実行し、その第1段階において前記第2可変入球装置内の特定領域へ遊技球が入球した場合に前記第2の特別遊技における第2段階への移行条件が成立したと判定し、前記第1可変入球装置の受け入れ状態を有利な状態へ変化させることにより前記第2の特別遊技における第2段階を実行する第2特別遊技実行手段と、
前記表示装置は、前記第2可変入球装置の正面側に配置され、表示面の正面側から前記第2可変入球装置が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な画像表示装置であり、
前記第2の作動条件が成立したと判定された場合に、前記画像表示装置を透過状態に切り換える選択制御手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
【0006】

(3) 前記画像表示装置は、表面側の透過型液晶表示パネルと、入射光を拡散反射させる状態又は透過させる状態に切り替え制御可能とされる裏面側の調光スクリーンとを重ねた構成を有する上記(1)又は(2)に記載の弾球遊技機。
【発明の効果】
【0007】
請求項1に記載の発明によれば、可変入球装置の遊技状態に応じて液晶表示装置を透過状態に切り換え可能とすることにより、特別遊技でない状態では、液晶表示装置に所望の演出画像等を映すことが出来、限られた面積の遊技盤面を有効に利用して、遊技に対する演出が可能となり、演出効果を向上させることが可能となる。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、第1の特別遊技状態において図柄が表示される画面の裏側に、第2の特別遊技状態を実行する可変入球装置が配置されており、第2の特別遊技状態が開始された際に、画面が透過状態となって可変入球装置が現出するので、限られた面積の遊技盤面を有効に利用して、複数種類の遊技を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、液晶表示装置を透過型液晶表示装置とすることにより、透過状態と非透過状態との切り換えを容易に行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本実施例の弾球遊技機は、通常遊技より有利な状態である特別遊技を複数の形態で提供し、その際の装飾図柄を表示する画像表示装置を透過状態に切り換え可能とするものである。すなわち、第一の特別遊技として従来の第一種弾球遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供し、画像表示装置で装飾図柄を表示する。第2の特別遊技として従来の第2種弾球遊技機における特別遊技に類似する遊技を提供し、この際、第一の特別遊技状態で装飾図柄を表示した画像表示装置は、透過状態に切り換る。そして、第1の特別遊技と第2の特別遊技が同時に実行されないよう排他制御し、同時に画像表示装置の透過状態と非透過状態との間の切り換えが行われる。
【0010】
図1は、弾球遊技機の前面側における基本的な構造を示、図2は、本実施例における弾球遊技機10の機能ブロックを示すものである。以下、本実施例の弾球遊技機は、従来の第1種弾球遊技機の特徴と第2種弾球遊技機の特徴とを混在させたような構成を有する。弾球遊技機10は、主に遊技機枠と遊技壁で構成される。弾球遊技機10の遊技機枠は、外枠11、前枠12、透明版13、扉14、皿ユニット15、発射ハンドル17を含む。外枠11は、開口部分を有し、弾球遊技機10を設置すべき位置に固定するための枠体である。前枠12は、外枠11の開口部分に整合する枠体であり、図示しないヒンジ機構により外枠11へ開閉可能に取り付けられる。前枠12は、遊技球を発射する機構や、遊技盤を着脱可能に収容させるための機構、遊技球を誘導または回収するための機構等を含む。
【0011】
透明版13は、ガラスなどにより形成され、扉14により支持される。扉14は、図示しないヒンジ機構により前枠12へ開閉可能に取り付けられる。皿ユニット15は、遊技球の貯留、発射レールへの遊技球の送り出し、遊技球の抜き取り等の機構を有する。皿ユニット15の下側にはスピーカ18が設けられており、遊技状態などに応じた効果音が出力される。
【0012】
遊技盤50は、外レール54と内レール56により区画された遊技領域52が形成され、遊技領域52には、アウト口58、第1始動入賞口(以下、「第1始動口」という)24、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30および普通図柄作動ゲート(以下、「第2始動口」という)68が設けられる。さらに遊技領域52には、図示しない複数の遊技釘や風車などの機構が設置される。第1始動口24は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置32を備える。普通電動役物26は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置34と、普通電動役物26を開閉させるための普通電動役物ソレノイド76を備える。第1大入賞口28は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置78と、第1大入賞口28を開閉させるための大入賞口ソレノイド82を備える。第2大入賞口30は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置81と、第2大入賞口30の羽根を開閉させるための大入賞口ソレノイド80を備える。第2始動口68は、遊技球の入球を検出するための入球検出装置38を備える。
【0013】
普通電動役物26は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、普通電動役物ソレノイド76を駆動制御することで、普通電動役物26は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする可変入球口として機能する。普通電動役物26は、第1始動口24のすぐ下方に設けられており、普通電動役物26が閉鎖状態にあるときはその入口が第1始動口24に遮蔽されて遊技球は普通電動役物26に落入しない。 普通電動役物26が開放状態となったときにはじめて遊技球が普通電動役物26に落入でいる。普通電動役物は、通常遊技中においては所定の変化期間、例えば1秒未満という短時間しか開放状態にされず、したがって通常遊技中はほとんど遊技球が入球しない。
【0014】
同様に、第1大入賞口28は、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド82を駆動制御することで、第1大入賞口28は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする第1可変入球装置として機能する。第1大入賞口28は、特別遊技中に「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口であり、アウト口58の上方等の位置に設けられる。第1大入賞口28が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第1入賞口28に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第1大入賞口28入球できる。
【0015】
また、第2大入賞口30も、遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化する状態変化を実現できる。具体的には、大入賞口ソレノイド80を駆動制御することで、第2大入賞口30は、開放状態と閉鎖状態をとることができ、状態変化を可能とする第2可変入球装置として機能する。第2大入賞口30は、普通電動役物26への遊技球の入球を契機として開放状態となる。第2大入賞口30が閉鎖状態にあるとき、遊技球は第2大入賞口に入球できず、開放状態となったときにはじめて遊技球が第2大入賞口30に入球できる。
【0016】
遊技盤50の略中央に設けられた役物64には、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、特別図柄変動用の保留ランプ20、普通図柄変動用の保留ランプ21が設けられている。特別図柄表示装置61は、特別図柄202を変動させながら表示する(以下、そうした表示を「図柄変動」または「変動表示」等という)。特別図柄202は、第1始動口24への遊技球の入球を契機として行われる抽選の結果に応じた図柄であり、大当たりを発生させるか否かを示す役割をもつ。特別図柄表示装置61は、例えばLEDで構成される表示手段である。装飾図柄表示装置60は、特別図柄202の変動表示と連動する形で装飾図柄200を変動させながら表示する。装飾図柄200は、特別図柄202で示される抽選の結果表示を視覚的に演出するための図柄である。装飾図柄表示装置60は、装飾図柄200として、例えばスロットマシーンのゲームを模した複数列の図柄変動の動画像を画面の中央領域に表示する。装飾図柄表示装置60は、後述するように、透過型液晶表示装置6kで構成されている。
【0017】
特別図柄変動用の保留ランプ20は、4個のランプからなり、その点灯個数によって特別図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、特別図柄変動中に第1始動口24へ入賞した抽選乱数の個数であり、特別図柄変動がまだ実行されていない入賞球の数を示す。同様に、普通図柄変動用の保留ランプ21も、4個のランプからなり、その点灯個数によって普通図柄変動の保留球数を表示する。この保留球数は、普通図柄変動中に第2始動口68へ入球した抽選乱数の個数であり、普通図柄変動がまだ実行されていない入球の数を示す。
【0018】
遊技者が発射ハンドル17を手で回動させると、その回動角度の応じた強度で上球皿15に貯留された遊技球が1球ずつ内レール56と外レール54に案内されて遊技領域52へ発射される。遊技者が発射ハンドル17の回動位置を手で固定させると一定の時間間隔で遊技球の発射が繰り返される。遊技領域52の上部へ発射された遊技球は、複数の遊技釘や風車に当たりながらその当たり方に応じた方向へ落下する。遊技球が第1始動口24、普通電動役物26、第2大入賞口30、第1大入賞口28等の各入賞口へ落入すると、その入賞口の種類に応じた賞球が上球皿15または下球皿16に払い出される。第1始動口24等の各入賞口に落入した遊技球はセーフ球として処理され、アウト口58に落入した遊技球はアウト球として処理される。なお、各入賞口は遊技球が通過するゲートタイプのものを含み、「入球」は、「落入」「入賞」「通過」を含むものとする。
【0019】
遊技球が第1始動口24に落入すると、特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60において特別図柄202および装飾図柄200が変動表示される。特別図柄202および装飾図柄200の変動表示は、表示に先だって決定された変動時間の経過後に停止される。停止時の特別図柄202が大当たりを示す図柄である場合、第1大入賞口28の開閉動作が開始され、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。本実施例において、特別図柄202が大当たり図柄で停止した場合に実行する特別遊技を「第1特別遊技」と呼ぶ。特別図柄202大当たりの図柄で停止されるとき、スロットマシーンのゲームを模した装飾図柄200は、3つの図柄を一致させるような表示態様をとる。第1特別遊技においては、第1大入賞口28は約30秒間開放された後、また9球以上の遊技球が落入した後で一旦閉鎖される。第1特別遊技は、1回以上の単位遊技で構成される。単位遊技の回数は、最大で15回であり、第1特別遊技が発生するたびに袖選で決定される。1回の単位遊技において1回開閉動作がなされるので、第1大入賞口28の開閉動作は単位遊技の回数分繰り返される。
【0020】
第1特別遊技の終了後、特定遊技が開始される。特定遊技中における特別図柄202および装飾図柄200の図柄変動が設定回数に達すると特定遊技終了条件が成立したものとして特定遊技は終了する。設定回数は、第1特別遊技または第2特別遊技が実行されるたびにそのときの遊技状態に応じて0回〜100回の範囲で決定される。また、通常時においては特別図柄202および装飾図柄200の図柄変動の時間が10秒、30秒、1分など様々な時間が設定されるが、特定遊技中における特別図柄202および装飾図柄200の図柄変動の時間は一律に6秒へ短縮される。したがって、比較的短時間に特別図柄202および装飾図柄200を数多く変動させることができる。なお、本実施例においては、特定遊技中における特別図柄202および装飾図柄200の図柄変動の時間を6秒に短縮させる例を示したが、6秒といった秒数を限定する趣旨ではなく、通常状態と比べて少しでも時間が短縮されていれば足りる。
【0021】
第2始動口68を遊技球が通過すると、所定時間、普通図柄204と呼ばれる図柄が変動表示される。普通図柄204は装飾図柄表示装置60の画面右下隅にて変動表示される。なお、普通図柄204を他の表示装置において変動表示させてもよい。普通図柄204が装飾図柄表示装置60にて表示される場合、装飾図柄表示装置60は、普通図柄表示装置としても機能することになる。普通図柄204の変動表示は所定時間の経過後に停止され、所定の図柄で停止したときに普通電動役物26が所定時間開放される。特定遊技中における普通電動役物26は3秒間の開放が間欠的に2回繰り返される。また、特定遊技開始を契機として普通図柄204の変動表示時間を短縮されるとともに、普通図柄204の当たり確率が変動される。普通図柄204の当たり確率は、例えば通常時に65000分の1程度に低確率に設定し、特定遊技中すなわち確率変動時に1.003分の1程度の高確率に設定するなど、通常時と確率変動時の差を大きくして差異を明確にし、確率変動時でないと当たりが発生しないような構成としてもよい。このように、確率変動時の優位性を明確にすることによって遊技性を明快にしてもよい。
【0022】
普通図柄変動遊技において確率変動がなされる特定遊技中は、普通電動役物26が開放状態とされる変化時間も変動される。例えば、通常遊技中における変化時間は1秒未満を1回であるのに対して、特定遊技中の変化時間は3秒を2回という比較的長時間に変動される。これにより、特定遊技中に普通電動役物26への遊技球を入球させやすくすることができる。なお、本実施例においては特定遊技中の普通電動役物26の変化時間を3秒とするが、3秒に限る趣旨ではない。
【0023】
開放された普通電動役物26に遊技球が落入すると、その落入を契機として第2大入賞口30が開放されて、通常遊技よりも遊技者に有利な遊技状態である特別遊技に移行する。普通電動役物26に遊技球が入球した場合に実行する特別遊技を「第2特別遊技」と呼ぶ。また、第2特別遊技において第2大入賞口30が開放される状態を第2特別遊技の第1段階と呼ぶ。
【0024】
第2大入賞口30には、特定領域22および流出領域66が設けられている。役物64の内部は、開放された第2大入賞口30を通じて遊技球が流入するような形成されており、役物64内に流入した遊技球は特定領域22および流出領域66のいずれかへ入球する。開放された第2大入賞口30への入球は、入球検出装置81により検出され、開放中の第2大入賞口30へのトータルの入球数がカウントされる。役物64の内部には、第2大入賞口30から流入した遊技球を特定領域22および流出領域66のいずれかへ誘導する誘導装置62がさらに設けられている。誘導装置62については、後述する。
【0025】
特定領域22への入球は入球検出装置36が検出し、流出領域66への入球は流出検出装置37が検出する。入球検出装置36および流出検出装置37は、特定領域22および流出領域66のそれぞれに入球した遊技球をカウントし、それぞれのカウント数の和が、入球検出装置81によりカウントされた入球数と一致すると、第2大入賞口30に入球した全ての遊技球が、特定領域22または流出領域66に入球したことが判定される。遊技球が特定領域22に入球すると、第2特別遊技の第1段階から第2段階への継続条件が成立したこととなり、その後は、第1特別遊技と同様に、第2特別遊技の第2段階として第1大入賞口28の開閉動作が残りの単位遊技の回数分繰り返される。すなわち、第2特別遊技もまた一回以上の単位遊技で構成され、単位遊技の回数は最大で15回であり、第2特別遊技が発生するたびに抽選で決定される。第2特別遊技の第1段階は1回目の単位遊技に相当し、第2段階が2回目以降の単位遊技に相当する。2回目以降は1回の単位遊技において1回開閉動作がなされるので、第1大入賞口28の開閉動作は2回目以降の残りの単位遊技の回数分繰り返される。本実施例では、第1特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数が最大15回であるのに対し、第2特別遊技における第1大入賞口28の開閉回数は最大14回である。
【0026】
このように、本実施例の弾球遊技機10では、第1特別遊技と第2特別遊技とで、連続的な状態変化を実行する可変入球装置として同一の第1大入賞口28を用いることにより、遊技領域52上のスペースを有効に活用できる。また、連続的に状態変化する可変入球装置を共通とすることで、特別遊技の動作制御を単純にすることができ、又製造コストの削減にもつながる。
【0027】
次に、図3及び図4に基づいて、誘導装置62を有する役物64の構成について説明する。図3は、役物64の全体斜視図、図4は、断面平面図である。役物64の左側外縁部には、既述の第2大入賞口30を有し、役物64の中央部には、表示装置6jが設けられ、該画像表示装置23の下縁正面側には、誘導装置62が配置された第1ステージ7が設けられている。また、第1ステージ7の正面側には、前記画像表示装置23と略同様の大きさに形成された透過型液晶表示装置6kが設けられており、さらに該透過型液晶表示装置6kの正面側には、第2ステージ8が配置されている。誘導装置62が配置される第1ステージ7は、液晶表示装置6kによって、役物64周囲の遊技領域52からは隔絶され、第2大入賞口30以外から遊技球が第1ステージ7内に遊技球が投入されることが防止されている。
【0028】
第2大入賞口30から取り入れられた遊技球は、螺旋状に形成された導球路301を通って、転入口70から、第1ステージ7内に転入する。転入口70は、第1ステージ7の左端に設けられ、右端に設けられている特定領域22又は流出領域66へ案内される。この構成例では、特定領域22は、背面側に形成された孔として、流出領域66は、正面側に形成された孔として設けられている。
【0029】
誘導装置62は、2つの円筒状の回転体71、72を有する。2つの円筒状の回転体71、72は、第1ステージ7上において、回転軸が前後方向となる向きで配置され、全体の略半分強が第1ステージ7内に没した状態で設けられている。回転体71、72は、役物64の背面側に設けられたモータM1、M2により、所定速度で回転させられている。回転方向は、外周面の露出部分が転入口70から特定領域22へ向けて移動する方向に設定されている。また、第1の回転体71の外周端面には、所定間隔で、磁石が埋め込まれており、磁石の磁力によって遊技球を外周面に保持できる構成となっている。また、第2の回転体72も同様に、第1の外周面721と第2の外周面722とを備え、各外周面には、磁石がそれぞれ埋設されている。第1ステージ7の転動面は、X軸方向に遊技球を案内する導球路731、732、733が、Z軸方向(前後方向)へ向けて配列されている。各導球路731、732、733は、右方向へ下るように構成され、流出領域66へ向けて遊技球は導かれる構成となっている。
【0030】
第2回転体72の近傍には、案内部材74が配置されている。案内部材74は、アーム742によって揺動可能に支持されており、内部に設けられた駆動装置によって、一定の周期で揺動する。案内部材74は、第2回転体72の外周面に接触した状態と、第2回転体72の外周面から離れた位置との間で揺動駆動する。案内部材74の背面側には、傾斜面741が設けられ、第2の外周面722に磁力により保持された遊技球を、特定領域22の方向へ案内する作用を有する。
【0031】
遊技球は、転入口70から導球路731へ転入した遊技球は、一部は第1の回転体71の磁石によって保持され、第1の回転体71と一体として回転し、第2の回転体72との間の導球路734へ移動する。他の遊技球は、一部が正面側の導球路733へ達し、流出領域66へ到達する。また、遊技球の一部は、導球路732に達し、導球路732の傾斜によって第2の回転体72の外周面722に当接し、一部は外周面722の磁石に保持される。
【0032】
第1の回転体71によって導球路734へ運ばれた遊技球は、導球路734の傾斜面によって一部は、第2の回転体72の外周面722の磁石に保持され、一部は、外周面721の磁石に保持される。外周面721に保持された遊技球は、第2の回転体72と一体として回転し、特定領域22へ遊技球を導く導球路735へ到達し、特定領域22へ投入される。
また、外周面722に保持された遊技球は、第2の回転体72と一体として回転し、一部は、流出領域66へ投入され、一部は、案内部材74に接触し、特定領域22の方向へ案内され、特定領域22に投入される。このように、第2大入賞口30に投入された遊技球は、一部が特定領域22に、その他は流出領域66に投入される。
【0033】
次に、液晶表示装置6kの構成について説明する。液晶表示装置6kのは、透過型液晶表示装置で構成されている。図5は、透過型液晶表示装置の構成を模式的に表した分解斜視図である。同図において、透過型液晶表示装置6kは、透過型の画像表示部としての液晶表示部LQDと、調光スクリーンSCRとを備えている。
液晶表示部LQDは、透過像を表示するフラットパネル型の表示モジュールであり、例えばカラー表示可能な液晶ディスプレイによって形成されている。液晶ディスプレイからなる表示領域の外縁には、該液晶ディスプレイを駆動するためのLSI等を搭載する図示しないフレキシブル回路基板が接続されている。
【0034】
調光スクリーンSCRは、そのほぼ全面にわたって入射光を透過させる透過状態または入射光を拡散反射させる拡散反射状態に切り替えて制御することが可能な平板状のスクリーンである(詳細な構成の説明は後述する)。
透過型液晶表示装置6kは、液晶表示部LQDの背面に調光スクリーンSCRが密着して配置されている。これにより、透過型液晶表示装置6kは、液晶表示部LQD、調光スクリーンSCR等がユニット化された構造となっている。
【0035】
次に、上述の調光スクリーンSCRの構成を図6に基づいて説明する。図6は、調光スクリーンSCRの構成を模式的に表した断面図である。同図に示すように、調光スクリーンSCRは、互いに対向配置されたガラス等からなる透明な透明基板SUBF、SUBRの間に、厚さ約数十ミクロンの透明な重合体(ポリマ)フィルムPOLが挟まれて密封されている。重合体フィルムPOLには、たくさんの泡状の穴(カプセル)が散在し、それら各穴には糸状の分子構造を有する液晶(ネマティック液晶)が詰まっている(以下、液晶が詰まったこれらの穴を「液晶球LQB」という)。
各透明基板SUBF、SUBRの重合体フィルムPOLが密封された側面には、ITO等の透明電極SEL、DELが蒸着されており、これらは上述した映像表示コントローラDCUに接続され所定の電圧が印可されるようになっている。
【0036】
図6(a)に示すように、液晶球LQB内の液晶は、通常、液晶球の内壁に沿った分子配列となっている。このため各液晶球LQBは光学的な異方性を有し、この状態で調光スクリーンSCRに光が入射すると、液晶球LQBによって複屈折し様々な方向に拡散する。これにより、調光スクリーンSCRに入射した光の一部は拡散反射し、他の成分は透過する(拡散反射状態)。
【0037】
一方、映像表示コントローラDCUによって透明電極SEL、DEL間に電圧が印可されると、図6(b)に示すように、液晶球LQB内の液晶分子は電界方向、すなわち透明基板SUBF、SUBRの離間する方向に沿って並ぶため、調光スクリーンSCRに入射した光の大部分は直進して透過する(透過状態)。
【0038】
すなわち、調光スクリーンSCRは、透明電極SEL、DELに印可する電圧を変化させることによって、入射した光を拡散反射させる淡白色の状態から光を透過させる無色透明の状態に制御される。液晶表示部LQDにおいて、白色は、調光スクリーンSCRの色として表示される。従って、調光スクリーンSCRが透過状態となった場合、液晶表示部LQDにおいて白色部分が透過状態として表示される。つまり、調光スクリーンSCRを透過状態とし、液晶表示部LQDに白色を表示する信号を出力することによって、透過状態とすることができる。
【0039】
以上のように構成された透過型液晶表示装置6kは、調光スクリーンSCRを操作することにより、背面側が透視可能な透過状態と、透視不可能な非透過状態とに切り換えが可能となる。非透視状態では、例えば、図7に示されているように、装飾図柄200を表示し、或は演出用の画像等を映し出すことができる。また、装飾図柄の背景を白色として、調光スクリーンSCRを透過状態とすれば、装飾図柄200のみが表示され、ステージ7は、透視できる状態とすることもの可能である。
【0040】
図8は、弾球遊技機の背面側における基本的な構造を示す。電源スイッチ40は弾球遊技機10の電源をオンオフするスイッチである。メイン基盤41は、弾球遊技機10の全体動作を制御し、特に第1始動口24および第2始動口68へ入球したときの抽選等、遊技動作全体を処理する。サブ基盤49は、液晶ユニット42を備え、装飾図柄表示装置60および特別図柄表示装置61における表示内容を制御し、特にメイン基盤41による抽選結果に応じて表示内容を変動させる。メイン基盤41およびサブ基盤49は、遊技制御装置100を構成する。セット基盤39は、賞球タンク44や賞球の流路、賞球を払い出す排出ユニット43等を含む。払出ユニット43は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク44から供給される遊技球を上球皿15へ払い出す。払出制御基盤45は、払出ユニット43による払出動作を制御する。発射装置46は、上球皿15の貯留球を遊技領域52へ1球ずつ発射する。発射制御基盤47は、発射装置46の発射動作を制御する。電源ユニット48は、弾球遊技機10の各部へ電力を供給する。
【0041】
図2に示されているように、弾球遊技機10において、遊技制御装置100は、第1始動口24、第2始動口68、普通電動役物26、第1大入賞口28、第2大入賞口30、装飾図柄表示装置60、特別図柄表示装置61、スピーカ18のそれぞれと電気的に接続されており、各種制御信号の送受信を可能とする。遊技制御装置100は、遊技の基本動作だけでなく、図柄の変動表示や電飾等の演出的動作も制御する。遊技制御装置100は、遊技の基本動作を含む弾球遊技機10の全体動作を制御するメイン基盤41と、図柄の演出等を制御するサブ基盤49とに機能を分担させた形態で構成されている。
【0042】
遊技制御装置100は、ハードウエア的にはデータやプログラムを格納するROMやRAM、演算処理に用いるCPU等の素子を含んで構成される。本実施例の遊技制御装置100は、各入球口への入球を判定する入球判定手段110、第1始動口24への遊技球の入球に基づき特別図柄抽選を実行する第1抽選手段112、第2始動口68への遊技球の入球に基づき普通図柄抽選を実行する第2抽選手段114、特別図柄、装飾図柄、普通図柄の変動表示パターンを保持するパターン記憶手段116、変動表示中における各始動口への入球を保持球として上限個数以内で記憶する入賞記憶手段117と、図柄変動の停止図柄および変動表示の表示パターンを決定する図柄決定手段120、図柄や電飾等の表示を制御する表示制御手段130、大当たり遊技などの通常遊技よりも遊技者に有利な特別遊技を制御する特別遊技制御手段140、図柄変動時間の短縮や普通図柄抽選の確率変動などの通常遊技よりも遊技者に有利な特定遊技を制御する特定遊技制御手段160、および遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態ど不利な状態の間で状態変化させる可変入球口または可変入球装置の開閉制御手段170とを備える。
【0043】
入賞記憶手段117は、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示中に遊技球が第1始動口24へ入球したとき、その入球に対応する抽選結果を上限個数である4個まで保留球として記憶する第1記憶手段118と、第2表示制御手段132による普通図柄の変動表示中に遊技球が第2始動口68へ入球したとき、その入球に対応する抽選結果を上限個数である4個まで保留球として記憶する第2記憶手段119と、を含む。
【0044】
入球検出装置32は第1始動口24に設けられたセンサであり、第1始動口24への遊技球の落入を検出し、落入を示す第1始動入賞情報を生成する。入球判定手段110は、第1始動入賞情報を受けると遊技者が第1始動口24に入球したものと判定する。第1始動口24への入球が判定されると、第1抽選手段112は、保留球数が上限に達しているか否かを調べる。例えば、保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第1始動入賞情報を受け取ったタイミングで、第1抽選手段112は始動入賞に対する乱数を取得する。第1抽選手段112は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第1抽選手段112は、取得した乱数に基づいて、特別図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また特別図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。
【0045】
図柄決定手段120における特別図柄決定手段122および装飾図柄決定手段124は、第1抽選手段112による判定結果に応じた停止図柄と、図柄変動の表示パターンとを決定する。停止図柄は、図柄変動の終了時に表示するべき図柄である。パターン記憶手段116は、特別図柄や装飾図柄を変動表示させるときの表示パターンとして複数種のパターンを保持する。表示パターンには、通常の外れ図柄を表示するときのパターンと、あと一つ図柄が揃えば大当たりとなるリーチ状態を経て外れ図柄を表示するときのパターンと、リーチ状態を経て大当たり図柄を表示するときのパターンが含まれる。また、リーチ状態を経るときのパターンとして、長短様々な表示時間をもつパターンが含まれる。これら各パターンとして、変動時間が通常の長さである通常表示パターンと、変動時間が通常より短い特定遊技用の特殊表示パターンとがパターン記憶手段116に記憶されている。通常表示パターンの場合、例えば通常の外れ図柄を表示するときパターンとして10秒間のパターンが格納され、リーチ状態を経て外れ図柄や大当たり図柄を表示するときのパターンとして30秒間や1分間のパターンが格納される。特殊表示パターンの場合、例えば外れか当たりかを問わず、6秒間といった短いパターンが格納される。各表示パターンは、その図柄変動の終了条件として定められた表示時間が経過すると、図柄変動は停止される。
【0046】
特別図柄決定手段122は、第1抽選手段112による抽選結果に応じてパターン記憶手段116からいずれかのパターンを選択し、抽選結果に応じた特別図柄の停止図柄を決定する。装飾図柄決定手段124は、特別図柄決定手段122により選択された表示パターンに応じたパターンをパターン記憶手段116から選択し、抽選結果に応じた装飾図柄の停止図柄を決定する。装飾図柄決定手段124は、大当たりの場合に3つの同じ数字が揃った大当たり図柄を決定する。
【0047】
ここで通常遊技においては、特別図柄決定手段122および装飾図柄決定手段124は通常表示パターンを選択するが、特定遊技中においては、特殊表示パターンを選択する。特殊表示パターンは、通常表示パターンより短い6秒間のパターンであるため、保留球の消化時間か早まる。
【0048】
入球検出装置38は第2始動口68に設けられたセンサであり、第2始動口68への遊技球の落入を検出し、落入を示す第2始動入球情報を生成する。入球判定手段110は、第2始動入球情報を受け取ると遊技球が第2始動口68に入球したことを判定する。第2始動口68への入球が判定されると、第2抽選手段114は、保留球数が上限に達しているか否かを調べる。例えば、保留球数の上限は予め4つに設定されている。保留球数が上限に達していない場合、入球判定手段110が第2始動入球情報を受け取ったタイミングで、第2抽選手段114は始動入賞に対する乱数を取得する。第2抽選手段114は、数学的に乱数を生成して取得してもよく、また図示しないカウンタにより生成されるカウント値を乱数として取得してもよい。第2抽選手段114は、取得した乱数に基づいて、普通図柄抽選の当否を判定する。なお、抽選の当否判定のタイミングは、乱数の取得とともに行われてもよく、また普通図柄の変動を開始する直前に行われてもよい。
【0049】
普通図柄決定手段126は、第2抽選手段114による抽選結果に応じてパターン記憶手段116からいずれかのパターンを選択し、抽選結果に応じた普通図柄の停止図柄を決定する。普通図柄決定手段126により決定された停止図柄が特定の図柄であった場合、開閉制御手段170が、可変入球口である普通電動役物26を所定時間拡開する。パターン記憶手段116は、普通図柄の表示パターンとして、変動時間が通常の長さである通常表示パターンと、変動時間が通常より短い特定遊技用の特殊表示パターンとを記憶する。通常表示パターンとしては30秒間のパターンと格納され、特殊表示パターンとしては6秒間のパターンが格納される。各表示パターンの図柄変動は、その図柄変動の終了条件として定められた表示時間が経過したときに停止される。
【0050】
表示制御手段130は、特別図柄および装飾図柄を変動表示させる第1表示制御手段131と、普通図柄を変動表示させる第2表示制御手段132を備える。第1表示制御手段131は、特別図柄決定手段122により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、特別図柄表示装置61に特別図柄を表示させる。また同時に、第1表示制御手段131は、装飾図柄決定手段124により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、装飾図柄表示装置60に装飾図柄を表示させる。第1表示制御手段131による特別図柄を表示させる機能はメイン基盤41側の処理として実行され、装飾図柄を表示させる機能はサブ基盤49側の処理として実行される。第2表示制御手段132は、普通図柄決定手段126により選択された表示パターンおよび停止図柄をもとに、装飾図柄表示装置60に普通図柄を表示させる。なお、表示制御手段130は、遊技効果ランプや保留ランプ20,21などのランプ表示も制御する。
【0051】
本実施例において、特別遊技制御手段140は、2種類の特別遊技を選択的に実行することができる。特別遊技制御手段140において、条件保持手段142は、2種類の特別遊技の作動条件を保持する。特別遊技実行手段148は、所定の作動条件が成立したことに基づいて特別遊技を実行する機能をもつ。
【0052】
第1条件保持手段143は、第1特別遊技を実行するための条件である第1作動条件を保持する。第1作動条件は、第1表示制御手段131により変動表示される特別図柄が特別図柄表示装置61において所定の図柄で停止されることである。第2条件保持手段144は、第2特別遊技を実行するための条件である第2作動条件を保持する。第2作動条件は、普通電動役物26に遊技者が落入することである。条件判定手段146は、遊技状況を監視し、特別遊技へ移行条件である第1作動条件または第2作動条件の成立の可否を判定する。条件判定手段146は、それぞれの作動条件の判定結果をもとに、各種作動フラグのオンまたはオフの設定を行う。
【0053】
特別遊技実行手段148は、作動条件のいずれかが成立すると、特別遊技を実行する。作動回避手段152は、第1作動条件および第2作動条件のいずれか一方の作動条件が成立したとき、他方の作動条件の成立を回避させる機能をもつ。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられた遊技として実行され、第2作動条件の成立は、第2特別遊技の第1段階への移行条件が成立したことを示し、第1段階および第2段階を通して第2特別遊技が続く限り第2作動条件が成立しているものとする。したがって、第2作動条件の成立中であって、第2特別遊技の第1段階または第2段階が実行されている間は、第1作動条件の成立が回避される。一方、第1作動条件の成立中は、第2作動条件の成立が回避されるので、第2特別遊技の第1段階および第2段階のいずれかも実行されない。
【0054】
特定遊技制御手段160は、特別遊技とは異なる遊技者に有利な特定遊技、例えば図柄変動時間の短縮および普通図柄の確率変動を制御する。特定遊技中は、特別図柄、装飾図柄、普通図柄のそれぞれについて図柄変動時間が短縮される。特定遊技制御手段160は、所定の特定遊技開始条件が成立してから所定の特定遊技終了条件が成立するまでの間、図柄変動時間の短縮および普通図柄の確率変動を実行する。特定遊技開始条件は、第1特別遊技または第2特別遊技が終了したことを条件として含む。特定遊技終了条件は、特定遊技開始条件の成立後、第1表示制御手段131による図柄変動表示の回数が設定回数に達することを条件として含む。ただし、第1表示制御手段131による図柄変動表示の回数が設定回数に達する前にあらたに第1作動条件または第2作動条件が成立した場合は、その時点で特定遊技終了条件が成立するよう定められる。
【0055】
特定遊技制御手段160は、特定遊技中における第1表示制御手段131による特別図柄202および装飾図柄200の変動表示を制御する第1特定遊技実行手段162と、特定遊技中における第2表示制御手段132による普通図柄204の変動表示および第2抽選手段114による抽選処理を制御する第2特定遊技実行手段164を含む。第1特定遊技実行手段162および第2特定遊技実行手段164は、それぞれ具体的に以下の通り機能する。
【0056】
第1特定遊技実行手段162は、第1特別遊技が実行される場合に、その終了後の特定遊技における第1表示制御手段131による図柄変動の設定回数を0回〜30回の範囲で決定する。第2特定遊技実行手段164は、第2特別遊技が実行される場合に、その終了後の特定遊技における第1表示制御手段131による図柄変動の設定回数を10回〜30回の範囲で決定する。ここで、各特別遊技の実行順序としては、通常は第1特別遊技が実行された後に第2特別遊技が実行される順序となる可能性が高い。もし、第2特別遊技が実行されるときの設定回数が第1特別遊技が実行されるときより少ない場合、最初に第1特別遊技によって獲得した設定回数が十分に消化されない印象を遊技者へ与えてしまうおそれがある。本実施例においては、第2特別遊技が実行されるときの設定回数が第1特別遊技が実行されるときより多くなりやすい構成としているので上記のような十分に消化されない印象を遊技者に与えず、また、第2特別遊技へ到達すれば連チャン獲得の可能性がより高まる印象を遊技者へ与えることができる。
【0057】
なお、第1特定遊技実行手段162は、特定遊技中に第1特別遊技が発生したときの設定回数は必ず10回以上に決定する。特定遊技中以外の状態である通常状態で第1特別遊技が発生したときの設定回数は、1/2 または 1/3の確率で0回に決定する。一方、第2特別遊技が発生したときの設定回数は、特定遊技中の発生が通常時の発生かを問わず、30回〜100回の範囲で第2特定遊技実行手段164により決定される。ただし、30回または40回に決定される場合が比較的高くなるように設定され、50回や100回に決定される場合は低くなるように設定される。このように、設定回数の具体的な値は、遊技状態ごとに定められた上述の範囲内で抽選によって決定され、決定された設定回数が特定遊技終了条件となる。
【0058】
第1特定遊技実行手段162は、特定遊技開始条件が成立してから特定遊技終了条件が成立するまで、第1表示制御手段131による特別図柄および装飾図柄の変動表示が短縮されるように制御する。特定遊技終了条件が成立したときは、特別図柄および装飾図柄の変動表示時間を通常通りの時間に戻す。第2特定遊技実行手段164は、特定遊技開始条件が成立してから特定遊技終了条件が成立するまで、第2表示制御手段132による普通図柄の変動表示が短縮されるよう制御するとともに、第2抽選手段114による普通図柄の当たり確率を増加させる。第2特定遊技実行手段164は、特定遊技中においては普通図柄が特定の図柄で停止した場合の普通電動役物26の開閉を間欠的な複数回の開閉、すなわち3秒間の開閉を連続2回行う動作に切り替える。第2特定遊技実行手段164は、特定遊技終了条件が成立したときは、普通図柄の変動表示時間を通常通りの時間に戻すとともに、普通図柄の当たりの確率を変動前の確率に戻す。
【0059】
通常遊技中は第2抽選手段114により参照される判定テーブルが非確変用テーブルに設定され、特定遊技中はその判定テーブルが確変用テーブルに設定される。確変用テーブルに当たり割合は、非確変用テーブルの当たり割合よりも高く設定される。第2特定遊技実行手段164は、普通図柄の確率変動を実行する間、普通電動役物26の変化期間の長さを変動させる。例えば、普通電動役物26は、普通図柄の確率変動中は3秒という比較的長い時間開放状態にされる。これにより、通常遊技中に比べて遊技球が入球しやすくなるので、確率変動中は第2特別遊技がより発生しやすくなる。
【0060】
特定遊技終了条件が成立したときは、特定遊技中における特別図柄および装飾図柄の変動表示回数が一定回数に達したか否かにかかわらずそのカウントをいったん終了し、あらたな特別遊技が実行された場合はその特別遊技の終了後からあらためて特別図柄および装飾図柄の変動表示回数をまた最初からカウントする。
【0061】
(第1特別遊技)
条件判定手段146により第1作動条件が成立したと判定されると、第1特別遊技実行手段149は、第1特別遊技を構成する単位遊技の回数を1回から15回の範囲内で決定するとともに、第1特別遊技を実行する。第1大入賞口28の開閉は単位遊技の回数分だけ繰り返されるので、第1特別遊技に移行すると、遊技者は相当数の出球を期待することができる。第1特別遊技実行手段149は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、第1特別遊技中、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。第1大入賞口28は、Vゾーンと一般に呼ばれる領域を有しておらず、第1大入賞口28への遊技球の落入に基づいた第1特別遊技の継続条件の判定処理は行われない。したがって、遊技者は、第1特別遊技を、あらかじめ決定された単位遊技の回数をすべて消化するまで継続することができる。
【0062】
第1特別遊技の実行中、作動回避手段152は、第2特別遊技の第2作動条件の成立を回避させる。これにより、遊技者は、継続中の第1特別遊技を中断されることなく、第1特別遊技による利益を享受できる。このとき、装飾図柄表示装置60を構成する液晶表示装置6kは、非透過状態とされ、画面に装飾図柄200が表示されている。
【0063】
(第2特別遊技)
条件判定手段146により第2作動条件が成立したと判定されると、第2特別遊技実行手段160は、第2特別遊技を構成する単位遊技の回数を1回から15回の範囲内で決定するとともに、第2特別遊技を実行する。第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段階に分けられる。第1段階では、第2大入賞口30の羽根を開いて、遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に変化させる。第1段階では、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して、第2大入賞口30を所定時間開放させる。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド80に開放指示を送り、第2大入賞口30を開放させる。
【0064】
開放した第2大入賞口30から役物64内に流入した遊技球は、特定領域22および流出領域66のいずれかへ入球する。入球検出装置36は特定領域22への入球を検出し、流出検出装置37は流出領域66への入球を検出する。特定領域22への入球は、第2特別遊技を継続させるための継続条件である。第1段階において遊技球が特定領域22へ入球すると、第2特別遊技は第2段階に移行する。
【0065】
第2特別遊技の第2段階においては、第1大入賞口28の開閉が単位遊技の回数から初めの1回、すなわち第1段階における単位遊技数を除いた回数分だけ繰り返されるので、第2段階に移行すると、遊技者は相当数の出球を期待することができる。第2特別遊技実行手段150は、開閉制御手段170を制御して、第1大入賞口28の開閉を実行する。開閉制御手段170は、大入賞口ソレノイド82に開放指示を送り、第1大入賞口28を開放させる。第1大入賞口28は特定領域を有しておらず、第1大入賞口28への遊技球の落入に基づいた第2特別遊技の継続条件の判定処理は行われない。したがって、遊技者は、第2段階の第2特別遊技を、あらかじめ決定された単位遊技の回数をすべて消化するまで継続することができる。
【0066】
第2特別遊技の実行中、作動回避手段152は、第1特別遊技の第1作動条件の成立を回避させる。具体的に作動回避手段152は、普通電動役物26へ遊技球が入球したとき、すなわち、第2大入賞口30が開放されたとき、所定の解除条件が満たされるまで第1作動条件の成立を回避させる。ここでいう解除条件は、第2特別遊技が終了することであり、例えば第1段階において開放された第2大入賞口30内の特定領域22に遊技球が入球せず第2大入賞口30へ入球した遊技球がすべて流出領域66へ流出された場合や、あらかじめ決定された回数分だけ第2特別遊技の単位遊技が消化された場合に解除条件が満たされる。これにより、遊技者は、継続中の第2特別遊技を中断されることなく、第2特別遊技による利益を享受できる。また、作動回避手段152は、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示中に普通電動役物26へ遊技球が入球して第2特別遊技の実行が開始されるとき、第1表示制御手段131により停止された図柄の表示を解除条件が満たされるまで続行させることにより第1作動条件の成立を回避させてもよい。
【0067】
または、作動回避手段152は、第1表示制御手段131による特別図柄の変動表示中に普通電動役物26へ遊技球が入球して第2特別遊技の実行が開始されるとき、第1表示制御手段131による図柄変動の経過時間のタイマを解除条件が満たされるまで停止させることにより第1作動条件の成立を回避させてもよい。その場合、液晶表示装置6kは透過状態に切り換えれるため、図柄変動表示状態は、外見上は表示されない。作動回避手段152は、第1表示制御手段131に対し、解除条件が満たされたときにタイマを再開させ、選択された表示パターンに定義された変動時間の残り時間に基づいて残りの変動表示および停止表示をさせる。
【0068】
図9は、本実施例において特別遊技を実行するフローを示す。まず、条件判定手段146が、第1作動条件判定処理を実行する(S10)。第1作動条件の成立の可否は、第1抽選手段112における大当たり抽選の結果により決定される。第1作動条件が成立すると、第1特別遊技実行手段149が、第1特別遊技実行処理を行なう(S12)。第1特別遊技の実行後、特定遊技に移行すると、条件判定手段146が、第2作動条件判定処理を実行する(S14)。第2作動条件の成立の可否は、主に特定遊技中において普通電動役物26に遊技球が落入したか否かに基づいて決定される。なお、特定遊技中は、普通図柄抽選が確率変動遊技に移行し、したがって普通電動役物26が拡開して、遊技球が普通電動役物26に入球する確率は高くなっている。第2作動条件が成立すると、第2特別遊技実行手段150が、第2特別遊技実行処理を行う(S16)。なお、本実施例の弾球遊技機10において、第1特別遊技または第2特別遊技のいずれかが実行されているときには、他方の特別遊技の実行は行われない。これは、作動回避手段152により制御され、実行中の特別遊技を最後まで実行させることで、その特別遊技の利益を遊技者に還元させることが可能となる。なお、図9に示す特別遊技実行フローでは、第2特別遊技が第1特別遊技の後に実行されるように示されているが、通常遊技の普通図柄抽選が当たりとなり、遊技球が普通電動役物26に入球する場合には、第2特別遊技が単独で実行されることもあり得る。
【0069】
図10は、第1作動条件判定処理のフローを示す。まず第1抽選手段112が乱数取得処理を実行し(S20)、第1表示制御手段131が、図柄変動処理を実行する(S22)。
図11は、図10のS20における乱数取得処理のフローを詳細に示す。入球判定手段110が、遊技球が第1始動口24に入賞したか否かを判定する(S30)。遊技球が第1始動口24に入賞すると(S30のY), 第1抽選手段112が、特別図柄変動を保留する保留数が上限個数である4個に達しているか否かを判定する(S32)。保留球の数が上限に達していない場合(S32のY), 第1抽選手段112は、その入賞に対する乱数を取得し(S34)、保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ20の1つが新たに点灯される。取得した抽選乱数は第1記憶手段118に格納される (S36)。第1始動口24に入賞しない場合(S30のN)、および保留球数が上限の4個に達している場合(S32のN)、S20のフローは終了し、抽選乱数の取得や抽選乱数の保留はされない。
【0070】
図12は、図10のS22における図柄変動処理のフローを詳細に示す。この図柄変動処理フローでは、まず、特別図柄および装飾図柄の表示パターンおよび停止図柄を決定し、決定した表示パターンおよび停止図柄にしたがって、特別図柄表示装置61および装飾図柄表示装置60に、特別図柄および停止図柄のそれぞれを変動表示させる。特別図柄および装飾図柄は、それぞれ連動して表示されるものであり、以下において特に区別する必要はないが、説明の便宜上、代表して特別図柄の変動処理について説明する。なお、装飾図柄についても、以下に示す図柄変動処理フローにより図柄変動がなされることになる。
【0071】
第1特別遊技が実行されておらず(S50のN)、特別図柄の変動表示がなされていない場合(S51のN)、第1抽選手段112は、保留球が存在しているが第1記憶手段118による記憶状態を調査する(S52)。第1特別遊技が実行中である場合(S50のY)、また保留球が存在しない場合は(S52のN)、S22のフローを終了して、図柄変動は実行されない。保留球が存在している場合(S52のY), 第1抽選手段112は、第1記憶手段118から抽選乱数を読みだす(S54)。
【0072】
第1抽選手段112は、抽選乱数が当たりであるか否かを判定する(S56)。抽選乱数が大当たりである場合、特別図柄決定手段122は、停止図柄を決定する(S58)。この時点で、後述する特定遊技時の図柄変動回数を示す表示回数カウンタの値が1以上でなければ(S60のN)、特別図柄決定手段122はパターン記憶手段116に記憶された通常表示パターンを選択する(S61)。例えば、特定遊技時でない通常遊技中は表示回数カウンタの値はつねにゼロとなっており、通常表示パターンが選択される。表示回数カウンタの値が1以上である場合(S60のY)、特別図柄決定手段122はパターン記憶手段116に記憶された特殊表示パターンを選択する(S62)。第1表示制御手段131は、決定された表示パターンおよび停止図柄を用いて、特別図柄表示装置61に特別図柄の変動表示を開始する(S63)。図柄変動表示の開始とともに表示タイマ(図示せず)がセットされる(S66)。S51において図柄変動の表示中であった場合(S51のY), S52〜S66がスキップされる。
【0073】
表示タイマのセット後、また、S51において図柄が変動表示中である場合(S51のY)であって、第2特別遊技が実行されていない場合(S67のN)、表示タイマが停止中であれば(S68のY)、表示タイマをオンして(S69)、S70に移行する。表示タイマが停止中でなければ(S68のN), S69をスキップする。S67において、第2特別遊技が実行されていた場合(S67のY)、表示タイマが動作中であれば(S71のY)、表示タイマをオフにして停止して(S72)、S22のフローを終了する。これにより、第1作動条件の成立が回避される。表示タイマが動作中でなければ(S71のN)、S22のフローを終了する。第2特別遊技中に表示タイマがオフされた場合、内部的には図柄変動の進行は停止される。ここで、特別図柄表示装置61における特別図柄202の変動表示は外観上続行され、装飾図柄表示装置60における装飾図柄200の変動表示は、液晶表示装置が透過状態とされているため、画像表示はなされていない。なお、表示タイマがオフされる間の特別図柄202は、表示タイマがオフされたときに表示されていた一定の変動態様を継続的に繰り返し表示させることにより、変動の不自然さをなくすのが望ましい。なお、第2特別遊技が終了した場合は解除条件が成立したとみなされ、停止中のタイマがオンされて図柄変動の内部的な進行が再開される(S67のN, S68のY, S69)。これにより、第2特別遊技中に第1特別遊技が開始されるのを回避でき、遊技者の利益を維持することができる。変動表示の内部的な進行が再開された場合、タイマは停止時のカウントから再開され、これにより、表示パターンに定められた変動表示時間の分だけ再開後に変動表示される。したがって、簡易な制御にて変動表示進行の停止および再開と第1作動条件成立回避を実現することができる。
【0074】
S70において、所定の表示時間が経過しなければ(S70のN)、S22のフローを終了して図柄の変動表示を続けさせる。所定の表示時間が経過した場合(S70のY)、第1表示制御手段131が特別図柄の変動表示を停止し(S73)、表示タイマがリセットされ(S74)、特定遊技の終了判定を処理する(S75)。特別図柄の停止図柄が外れを示す態様である場合(S76の N)、S22のフローを終了し、特別図柄の停止図柄が大当たりを示す態様である場合(S76のY)、条件判定手段146が、第1作動フラグをオンに設定する(S78)。第1作動フラグのオンは、第1条件保持手段143に保持されている第1作動条件が成立したことを示す。
【0075】
図13は、図12のS75における特定遊技終了判定処理のフローを詳細に示す。表示回数カウンタの値がゼロより多ければ(S80のY)、表示回数カウンタの値を1減らし(S82)、表示回数カウンタの値がゼロになった場合(S84のY)、第2抽選手段114は乱数抽選用の判定テーブルを非確変用テーブルに戻し(S86)、普通電動役物26の変化期間を1秒未満に設定する(S88)。これにより、特定遊技は一定回数以内の図柄変動にて終了する。S80において表示回数カウンタの値がゼロ以下の場合は(S80のN)、特定遊技終了判定の処理が不要なのでS82〜S88をスキップし、S84において表示回数カウンタの値がゼロでなかった場合は(S84のN), 特定遊技の状態を維持するためにS86およびS88をスキップする。なお、S75のフローは、図12におけるS74とS76の間に実行されるステップとして説明したが、変形例としては他のタイミングで実行してもよい。
【0076】
図14は、図9のS12における第1特別遊技実行処理のフローを詳細に示す。第1作動フラグがオフである場合(S90のN)、S12のフローを終了する。第1作動フラグがオンに設定されている場合であって(S90のY)、第1特別遊技実行フラグがオフに設定されている場合(S91のN)、表示回数カウンタの値がゼロより大きい場合、すなわち特定遊技中であれば(S92のY)、第1特定遊技実行手段162は第1特別遊技後の特定遊技における図柄変動の設定回数を10回から30回の範囲で決定し(S98)、表示回数カウンタの値がゼロの場合、すなわち特定遊技中でなければ(S92のN)、第1特定遊技実行手段162は第1特別遊技後の特定遊技における図柄変動の設定回数を0回から30回の範囲で決定する(S94)。第1特別遊技実行手段149が、単位遊技数Mを決定し(S95)、第1特別遊技実行フラグをオンに設定する(S96)。第1特別遊技実行フラグのオンは、第1特別遊技が実行中であることを示し、第1特別遊技実行フラグのオフは、第1特別遊技が実行されていないことを示す。
【0077】
第1特別遊技では、第1大入賞口28における遊技球の受け入れ状態が遊技者に不利な状態と有利な状態の間で変化するように、第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す動作が実行される。遊技者に不利な状態から有利な状態への状態変化を単位遊技数Mだけ繰り返す。遊技者に不利な状態とは、第1大入賞口28が閉鎖した状態であり、遊技者に有利な状態とは、第1大入賞口28が開放した状態である。既述したように、第1大入賞口28の開閉動作は、大入賞口ソレノイド82の駆動により実現される。
【0078】
第1特別遊技実行手段149は、第1大入賞口28の開放タイマをセットする(S98)。開放タイマは、1ラウンドにおける第1大入賞口28の開放時間を定めるものであり、具体的には30秒にセットされる。開放タイマのセット後、第1特別遊技実行手段149が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を開放する(S100)。なお、S91において第1特別遊技実行フラグがオンであった場合(S91のY)、すなわち第1特別遊技がすでに実行開始されて第1大入賞口28が開放中である場合は、S92〜S100をスキップする。
【0079】
第1大入賞口28の開放中、第1特別遊技実行手段149は、第1大入賞口28の閉鎖条件が成立したか否かを判定する(S102)。ここで、閉鎖条件は、第1大入賞口28が30秒間開放されたこと、または9球以上の遊技球が落入したことである。閉鎖条件が成立していない場合(S102のN)、S12のフローを終了して第1大入賞口28の開放状態を継続する。
【0080】
閉鎖条件が成立すると(S102のY)、第1特別遊技実行手段149が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を閉鎖する(S104)。第1特別遊技実行手段149は開放タイマをリセットし(S106)、単位遊技数Mを1減算する(S108)。1を減算された単位遊技数Mは、第1特別遊技における残り単位遊技数を示す。単位遊技数Mが1未満でなければ(S110のN)、S98〜S108を実行して、第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す。なお、第1特別遊技は継続条件を設定しておらず、第1大入賞口28には、いわゆるV-ゾーンを設けていない。これにより、第1大入賞口28の構造を単純化でき、遊技者は、第1特別遊技において予定されている全ての単位遊技を消化することができる。
【0081】
単位遊技数Mが0になると(S110のY)、第1特別遊技実行手段149が、第1特別遊技実行手段フラグをオフに設定し(S112)、条件判定手段146が、第1作動フラグをオフに設定する (S114)。 これにより、第1特別遊技が終了する。
【0082】
続いて、遊技状態は、特定遊技に移行する。 本実施例では、特別図柄変動だけでなく、普通図柄変動も短縮されるとともに、普通図柄の当たり確率が増加されて確率変動状態へ移行する。具体的には、第2抽選手段114が乱数抽選用の判定テーブルを確変用テーブルに設定する(S120)。 これにより、第2特定遊技実行手段164による普通図柄の確率変動遊技が実行される。また、第1特定遊技実行手段162は表示回数カウンタの値にS93またはS94で決定した設定回数をセットし(S124)、 第2特定遊技実行手段164は普通図柄が揃ったときに開放される普通電動役物26の変化期間の値に3秒をセットする(S126)。
【0083】
図15は、第2作動条件判定処理のフローを示す。まず第2抽選手段114が乱数取得処理を実行し(S140)、 第2表示制御手段132が、図柄変動処理を実行する(S142)。
図16は、図15のS140における乱数取得処理のフローを詳細に示す。入球判定手段110が、遊技球が第2始動口68に入球したか否かを判定する(S150)。 遊技球が第2始動口68に入球すると(S150のY)、 第2抽選手段114が、第2記憶手段119による記憶状態を調査して普通図柄変動を保留する保留数が上限個数である4個に達しているか否かを判定する(S152)。 保留球の数が上限に達していない場合、(S152のY), 第2抽選手段114は、 その入球に対する乱数を取得し(S154)、 保留球数に1を加算する。このとき、遊技盤50上に設けられた4つの保留ランプ21の1つが新たに点灯される。第2抽選手段114は、取得した抽選乱数を第2記憶手段119に格納する (S156)。 第2始動口68に入球しない場合(S150のY), および保留球数が上限の4個に達している場合 (S152のN), S154およびS156はスキップされ、第2始動口68への入球は保留されない。
【0084】
図17は、図15のS142における図柄変動処理のフローを詳細に示す。この図柄変動処理フローでは、まず、普通図柄の表示パターンおよび停止図柄を決定し、決定した表示パターンおよび停止図柄にしたがって、装飾図柄表示装置60の右下隅に、普通図柄を変動表示させる。
【0085】
まず、普通図柄の変動表示がなされていない場合(S170のN), 第2抽選手段114は、保留球が存在しているか第2記憶手段119の記憶状態を調査する(S172)。保留球が存在する場合(S172のY), 第2抽選手段114が第2記憶手段119から抽選乱数を読み出し(S174)、 第2抽選手段114は抽選乱数が当たりであるか否かを判定する(S176)。 普通図柄決定手段126は、停止図柄を決定し (S178)、表示回数カウンタ値が1以上でなければ(S179のN), 30秒間の通常表示パターンがパターン記憶手段116から選択され (S180)、 表示回数カウンタ値が1以上であれば(S179のY), 6秒間の特殊表示パターンがパターン記憶手段116から 選択される(S 181)。 第2表示制御手段132は、決定された表示パターンおよび停止図柄を用いて、装飾図柄表示装置60に普通図柄の変動表示を開始する(S182)。 図柄変動表示の開始とともに表示タイマ(図示せず)がセットされる (S184)。 なお、S170において すでに普通図柄の変動表示が実行されている場合(S170のY), S172 〜 S184がスキップされる。また、S172において保留球が存在しない場合は(S172のN), S174〜S202をスキップし、普通図柄の変動表示は行なわれない。
【0086】
ここで、第1特別遊技が実行されていない場合であって(S186のN)、 表示タイマが停止中であれば (S187のY), 表示タイマをオンする(S188)。 所定の表示時間が経過していなければ(S191のN), S192 〜 S202をスキップして、図柄の変動表示が続けられる。 一方、第1特別遊技が開始された場合(S186のY), 作動回避手段152は第1特別遊技と第2特別遊技の同時実行を回避させるために、表示タイマが動作中であれば(S189のY), 表示タイマをオフして(S190)、 S191〜 S 202をスキップして、変動表示が続行される。第1特別遊技中に表示タイマがオフされた場合、装飾図柄表示装置60における普通図柄204の変動表示が続行されるが、内部的には表示タイマの進行が停止される。また、第1特別遊技の終了後に表示タイマの進行が再開される。 これにより、第1特別遊技中に第2特別遊技が開始されるのを回避でき、遊技者は、開始された第1特別遊技を、その終了条件が成立するまで楽しむことができ、設計上で想定している第1特別遊技の利益を遊技者に還元することが可能になる。
【0087】
所定の表示時間が経過すると(S191のY), 第2表示制御手段132が、普通図柄の変動表示を停止し(S192)、 表示タイマがリセットされる(S194)。 普通図柄 の停止図柄が当たりを示す態様である場合(S198のY), 開放カウンタの値に普通電 動役物26の開放回数がセットされる(S199)。 開放回数は、通常時は1で、特定遊技時は2である。 開放タイマに所定の変化期間の値がセットされ(S200)、開閉制御手段170が普通電動役物ソレノイド76を制御して、普通電動役物26における遊技球の受け入れ状態を、遊技者に不利な状態から有利な状態に変化させる。変化期間は、通常時は1秒未満で、特別遊技時は3秒である。遊技者に有利な状態とは、普通電動役物26が拡開して、遊技球の入球が容易となる状態であり、遊技者に不利な状態とは、普通電動役物26が拡開せずに、遊技球の入球が容易でない状態である。開放タイマがセットされると、開閉制御手段170が、普通電動役物ソレノイド76を制御して、普通電動役物26を開放する(S202)。 既述したように、普通電動役物26が拡開しない場合には、その入口が第1始動口24に遮蔽されて、遊技球が普通電動役物26に落入しないように構成されてもよい。 S198において、普通図柄の停止図柄が外れを示す態様である場合(S198のN), S200とS202をスキップする。
【0088】
普通電動役物26が開放中である場合(S203のY), 入球判定手段110は、普通電動役物26に入球があったか否かを判定する(S204)。 普通電動役物26が開放中でなければ(S203のY), S142のフローを終了する。 S204において、入球があれば(S204のY), 条件判定手段146は第2作動フラグをオンに設定し(S206)、入球がなければ(S204のN), S206をスキップする。 第2作動フラグのオンは、第2条件保持手段144に保持されている第2作動条件が成立したことを示す。普通電動役物26の開放時間が経過していなければ(S208のN), S142のフローを終了して、普通電動役物26の開放状態が維持される。
【0089】
開放時間が経過すると(S208のY),普通電動役物26が閉鎖される(S209).開放カウンタの値から1が減算され(S210)、開放カウンタの値が1以上であれば(S212のY,200へ移行して再び普通電動役物26の開放を開始し、開放カウンタの値がゼロであれば(S212)のN),S142のフローを終了する。
【0090】
図18及び図19は、図9のS16における第2特別遊技実行処理のフローを詳細に示す。 まず、第2作動フラグがオフの場合は(S220のN), このS16のフローを終了して、第2 特別遊技は実行されない。 第2作動フラグがオンに設定されている場合であって(S220のY), 第1段階フラグがオフに設定され(S222のN), 第2段階フラグがオフに設定されている場合(S223のN), 第1特定遊技実行手段162は第2特別遊技後の特定遊技における図柄変動の設定回数を30回から100回の範囲で決定し(S224)、第2特別遊技実行手段150が、第2特別遊技の単位遊技数Nを決定し(S225)、第一段階フラグをオンに設定する(S226)。 第2段階フラグがオンに設定されている場合(S223のY), S254へ移行する。 第2特別遊技は、第1段階と第2段階の2段構成をとる。第1段階フラグのオンは、第1段階にあることを示し、第2段階フラグのオンは、第2段階にあることを示す。 S222およびS223は、第2特別遊技において、どの段階にあるかを特定するために実行される。 S226で第1段階フラグをオンに設定すると、第2特別遊技における第1段階が開始される。
【0091】
第2特別遊技実行手段150は、第2大入賞口30の開放タイマをセットする(S228)。開放タイマは、第2作動条件が成立したときに、第2大入賞口30の遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態に保つ時間を定めるものであり、具体的には1.8秒にセットされる。開放タイマのセット後、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド80を駆動させ、液晶表示装置6k(60)を透過状態に切り換え(S229)、第2大入賞口30を開放する(S23 0)。液晶表示装置6k(60)を透過状態とすることによって、遊技者は役物64の内部を視認することが可能となり、第2大入賞口30から取り入れられた遊技球の行方を目で追うことができる。
【0092】
なお、S222においてすでに第1段階フラグがオンになっていた場合は、(S222のY), S223〜S230がスキップされる。 第2大入賞口30の開放時間が経過していない場合は(S232のN), S16のフローを終了して第2大入賞口30の開放状 態を維持する。 第2大入賞口30の開放時間が経過すると(S232のY), 第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド80を駆動させ、第2大入賞口30を閉鎖する(S284)。 第2特別遊技実行手段150は、開放タイマをリセットし(S236)、 第1段階フラグをオフに設定し(S237)、 単位遊技数Nから1を減算して(S238)、第1段階を終了する。 単位遊技数Nがゼロになった場合(S239のY), S266へ移行して第2特別遊技を終了し、単位遊技数Nがゼロで なければ(S239のY), S240へ移行する。
【0093】
第2特別遊技の第1段階において、遊技球が第2大入賞口30に設けられた特定領域22に入球した場合(S240のY), 第2特別遊技実行手段150が、第2段階フラグを オンに設定して(S242) 第1段階から第2段階に移行する。 一方、遊技球が特定領域22に入球しない場合(S240のN), 第2段階へ移行せず、条件判定手段146が 第2作動フラグをオフに設定し(S266)、これにより、第2特別遊技が終了する。
【0094】
S242において第2段階フラグがオンに設定されると、 第2特別遊技実行手段150は、第1大入賞口28の開放タイマをセットする(S246)。具体的には30秒にセットされる。
【0095】
開放タイマのセット後、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を開放する(S248)。第1大入賞口28の開放中、第2特別遊技実行手段150は、第1大入賞口28の閉鎖条件が成立したか否かを判定する(S254)。閉鎖条件が成立していない場合(S254のN)、S16のフローを終了して、第1大入賞口28の開放状態を継続させる。閉鎖条件が成立すると(S254のY)、第2特別遊技実行手段150が、開閉制御手段170を制御して大入賞口ソレノイド82を駆動させ、第1大入賞口28を閉鎖する(S256)。第2特別遊技実行手段150は開放タイマをリセットし(S258)、単位遊技数Nを1減算する(S260)。1を減算された単位遊技数Nは、第2特別遊技の第2段階における残り単位遊技数を示す。単位遊技数Nが1未満でなければ(S262のN)、S246に戻って再び第1大入賞口28を開放させることにより第1大入賞口28の状態変化を継続的に繰り返す。なお、第1大入賞口28には、いわゆるVゾーンを設けていない。これにより、遊技者は、第2段階で予定されている全ての単位遊技を消化することができる。
【0096】
単位遊技数Nが0になると(S262のY)、第2特別遊技実行手段150が、第2段階フラグをオフに設定し(S264)、条件判定手段146が、第2作動フラグをオフに設定する(S266)。これにより、第2特別遊技が終了する。これにより、液晶表示装置6k非透過状態となり、装飾図柄の表示が可能となる状態に切り換る(S267)。そして、第2抽選手段114が乱数抽選用の判定テーブルを確変用テーブルに設定し(S268)、第2特定遊技実行手段164は表示回数カウンタの値にS224で決定した設定回数をセットし(S270)、普通図柄が揃ったときに開放される普通電動役物26の変化期間の値に3秒をセットする(S272)。
【0097】
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例はあくまで例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0098】
実施例においては、装飾図柄表示装置60の画面のほぼ全面にわたって装飾図柄を表示させる構成を説明した。変形例としては、背面側の表示装置6jを用いて、正面側の液晶表示装置6k(60)には従来の第1種弾球遊技機における表示内容に相当する装飾図柄を表示させ、表示装置6jには、液晶表示装置6k(60)を透過状態とした上で、第2種弾球遊技機における遊技進行に関連する内容を表示させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0099】
【図1】弾球遊技機の前面側における基本的な構造を示す図である。
【図2】実施例における弾球遊技機の機能ブロックを示す図である。
【図3】中央役物の構成を示す全体斜視図である。
【図4】中央役物の構成を示す断面平面図である。
【図5】液晶表示装置の構成を示す模式図である。
【図6】調光スクリーンの構成を示す模式図である。
【図7】中央役物の構成を示す全体正面図である。
【図8】弾球遊技機の背面側における基本的な構造を示す図である。
【図9】特別遊技を実行するフローを示す図である。
【図10】第1作動条件判定処理のフローを示す図である。
【図11】図10に示す乱数取得処理のフローを示す図である。
【図12】図10に示す図柄変動処理のフローを示す図である。
【図13】図12のS75における特定遊技終了判定処理のフローを詳細に示す図である。
【図14】第1特別遊技実行処理のフローを示す図である。
【図15】第2作動条件判定処理のフローを示す図である。
【図16】図15に示す乱数取得処理のフローを示す図である。
【図17】図15に示す図柄変動処理のフローを示す図である。
【図18】第2特別遊技実行処理のフローを示す図である。
【図19】第2特別遊技実行処理のフローを示す図である。
【符号の説明】
【0100】
10・・・弾球遊技機、22・・・特定領域、24・・・第1始動口、26・・・普通電動役物、28・・・第1大入賞口、30・・・第2大入賞口、60・・・装飾図柄表示装置、61・・・特別図柄表示装置、68・・・第2始動口、100・・・遊技制御装置、110・・・入球判定手段、112・・・第1抽選手段、114第2抽選手段、130・・・表示制御手段、131・・・第1表示制御手段、132・・・第2表示制御手段、140・・・特別遊技制御手段、142・・・条件保持手段、143・・・第1条件保持手段、144・・・第2条件保持手段、146・・・条件判定手段、148・・・特別遊技実行手段、149・・・第1特別遊技実行手段、150・・・第2特別遊技実行手段、152・・・作動回避手段、170・・・開閉制御手段





 

 


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