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遊技機 - サミー株式会社
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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−14388(P2007−14388A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−196088(P2005−196088)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100095289
【弁理士】
【氏名又は名称】堀 弘
発明者 東海林 透 / 梶原 克哉 / 柴崎 隆行
要約 課題
演出画面の配置可能領域を効率よく利用する。

解決手段
弾球遊技機の遊技盤中央に設けられた表示部6aを、液晶表示装置で構成された第1の表示装置6jと、透過状態と非透過状態とに変更可能な透過型液晶表示装置で構成された第2の表示装置6kで構成し、第1の表示装置6jの正面側に第2の表示装置6kを、ステージ9jを介して、重ねて配置し、透過状態では、第1の表示装置6jの画像が視認できる構成とした。
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技盤の遊技領域に遊技球を流下させる弾球遊技機であって、
前記遊技盤内に配置される第1の表示装置と、
前記第1の表示装置の正面側に設けられ、表示面の正面側から前記第1の表示装置が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な第2の表示装置と、
前記第1の表示装置と前記第2の表示装置との間に設けられ、遊技球を受け入れて転動させる特別遊技領域と、
前記第2の表示装置を透過状態と非透過状態とに切り換える選択制御手段とを有することを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記第2の表示装置は、表面側の透過型液晶表示パネルと、入射光を拡散反射させる状態又は透過させる状態に切り替え制御可能とされる裏面側の調光スクリーンとを重ねた構成を有する請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記第2の表示装置は、透過状態において、画像表示可能である請求項1又は2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記第2の表示装置の背面側に、前記液晶表示装置を照らす光源を有する請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技機。
【請求項5】
前記第1の表示装置は、液晶表示装置である請求項1〜4のいずれか1に記載の遊技機。
【請求項6】
前記第1の表示装置は、発光素子を平面状に配置して構成されている請求項1〜4のいずれか1に記載の遊技機。
【請求項7】
前記第1の表示装置は、1又は2以上の7セグメント表示器である請求項1〜4のいずれか1に記載の遊技機。
【請求項8】
更に、前記第2の表示装置の正面側に設けられ、表示面の正面側から前記第2の表示装置が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な第3の表示装置を有する請求項1〜7のいずれか1に記載の遊技機。
【請求項9】
回転軸方向に沿って並設された複数の回転リールを有する遊技機であって、
前記回転リールの位置と異なる位置に設けられた表示パネルを有し、
前記表示パネルは、第1の表示装置と、
前記第1の表示装置の正面側に設けられ、表示面の正面側から前記第1の表示装置が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な第2の表示装置とを有することを特徴とする遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に係り、詳しくは、透視可能な状態を現出できる液晶表示装置を用いた遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知のように、パチンコ遊技においては、遊技機に装備されている遊技盤面の遊技領域に設けられている各種入賞口にパチンコ球が入賞すると、その入賞口に設定されている所定数の賞球が払出されるようになっている。
パチンコ遊技機においては、遊技盤中央に液晶パネルなどを用いた図柄変動表示装置を設けたものがあり、入賞に応じて抽選状態や抽選結果などの図柄を変動表示することができるようになっている。この図柄を表示する表示装置には、その周囲を囲む装飾部材が設けられ、この装飾部材には、演出の内容に応じて点滅するランプや、動くキャラクターが設けられているものもある。また、演出用として図柄変動表示装置の他に液晶パネルが設けられているものも存在する。
一方、スロットマシンにおいても、複数の回胴リールが配置された窓のほかに、液晶画面が表示され、該液晶画面に表示される演出画像による演出が行われる。
【特許文献1】特開2005−131286号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の弾球遊技機では、上記図柄変動表示装置とその周囲に配置された装飾部材などが配置されることにより、遊技盤面上を遊技球が移動できる領域が狭くなり、より多くの演出装置を遊技盤面上に配置することは困難となっている。同様に、スロットマシンにおいても、遊技者の視線の届く範囲(目の高さ)に演出装置を配置することが好ましく、配置スペースが限られている。
本発明の目的は、遊技盤面上における限られた領域を有効に利用した演出ができる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 遊技盤の遊技領域に遊技球を流下させる弾球遊技機であって、
前記遊技盤内に配置される第1の表示装置と、
前記第1の表示装置の正面側に設けられ、表示面の正面側から前記第1の表示装置が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な第2の表示装置と、
前記第1の表示装置と前記第2の表示装置との間に設けられ、遊技球を受け入れて転動させる特別遊技領域と、
前記第2の表示装置を透過状態と非透過状態とに切り換える選択制御手段とを有することを特徴とする弾球遊技機。
【0005】
(2) 前記第2の表示装置は、表面側の透過型液晶表示パネルと、入射光を拡散反射させる状態又は透過させる状態に切り替え制御可能とされる裏面側の調光スクリーンとを重ねた構成を有する上記(1)に記載の弾球遊技機。
【0006】
(3) 前記第2の表示装置は、透過状態において、画像表示可能である上記(1)又は(2)に記載の弾球遊技機。
【0007】
(4) 前記第2の表示装置の背面側に、前記液晶表示装置を照らす光源を有する上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の弾球遊技機。
【0008】
(5) 前記第1の表示装置は、液晶表示装置である上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の弾球遊技機。
【0009】
(6) 前記第1の表示装置は、発光素子を平面状に配置して構成されている上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の弾球遊技機。
【0010】
(7) 前記第1の表示装置は、1又は2以上の7セグメント表示器である上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の弾球遊技機。
【0011】
(8) 更に、前記第2の表示装置の正面側に設けられ、表示面の正面側から前記第2の表示装置が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な第3の表示装置を有する請求項1〜7のいずれか1に記載の弾球遊技機。
【0012】
(9) 回転軸方向に沿って並設された複数の回転リールを有する遊技機であって、
前記回転リールの位置と異なる位置に設けられた表示パネルを有し、
前記表示パネルは、第1の表示装置と、
前記第1の表示装置の正面側に設けられ、表示面の正面側から前記第1の表示装置が透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに選択可能な第2の表示装置とを有することを特徴とする遊技機。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に記載の発明によれば、第2の表示装置を透過状態に切り換え可能とすることにより、第1の表示装置と第2の表示装置を重ねて配置することができるので、限られた面積の遊技盤面を有効に利用して、複数の画面による演出が可能となり、演出効果を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、液晶表示装置を透過型液晶表示装置とすることにより、透過状態と非透過状態との切り換えを容易に行うことが可能となる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、第2の表示装置を透過状態において画像表示可能としたため、背面側の第1の表示装置に表示された画像と、第2の表示装置に表示された画像を重ねて表示することができ、両画像を有機的に関連付けた演出を行うことが可能となった。このため、従来に比較して、飛躍的に演出効果を高めることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、第2の表示装置の背面側に、前記液晶表示装置を照らす光源を設けることにより、第2の表示装置の映像を、より明るく映し出すことができる。
請求項5に記載の発明によれば、第1の表示装置を液晶表示装置とすることによって、第2の表示装置の画像データなどを共用することができ、設計や組立てが容易となる。
【0016】
請求項6に記載の発明によれば、第1の表示装置は、発光素子を平面状に配置して構成されているので、より強い照度の画像を得ることができ、第2の表示装置を非透過状態とした場合には、第1の表示装置の全面を発光させることにより、第2の表示装置の画面に、均一かつ十分な照度を付与することができる。
請求項7に記載の発明によれば、第1の表示装置として7セグメント表示器を用いることにより、第1の表示装置の構成を簡易にすることができ、制御回路の負担が軽減され、第2の表示装置の画像制御や、画質を上げることが可能となる。
【0017】
請求項8に記載の発明によれば、透過状態と非透過状態に切り換え可能な第3の表示装置を更に設けることによって、重ねて表示することができる画面増え、画像演出をより高度な内容に高めることが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、第2の表示装置を透過状態に切り換え可能とすることにより、2つの表示装置を重ねて配置することができるので、遊技機の限られた面積を有効に利用して、複数の画面による演出のバリエーションが増加し、演出効果を向上させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1は、本実施形態における遊技機を示す図である。以下、本明細書において、遊技機の遊技者が配置される側を正面、前面又は前側として表現し、遊技者の配置位置に対して反対側を背面、後面又は後側とし、図1に示されているような正面視において、左右方向をY軸方向、前後方向をX軸方向、鉛直方向をZ軸と定義し、右方向をY軸方向の正方向、前側から後側へ向かう方向をX軸方向の正方向、鉛直下方へ向かう方向をZ軸の正方向と定義する。
【0019】
図1においてパチンコ遊技機100は、外郭方形枠サイズに形成されて縦長の固定保持枠を構成する外枠1の開口前面に、外枠1に合わせて方形枠サイズに形成された開閉搭載用の前枠2を備えている。
前枠2は、外枠1の正面左側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠1に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠1の正面右側に設けられた施錠装置12によって閉鎖状態に保持されるようになっている。
【0020】
前枠2の上部領域には、遊技盤3が配置されており、遊技盤3は、所定板厚の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて略円形状の遊技領域6が設けられている。
遊技領域6には、略中央部に第1の表示装置としての画像表示装置6jと、その前面側に配置された第2の表示装置としての透過型液晶表示装置6kとを有する表示部6aが設けられている。
【0021】
表示部6aの周りには装飾部材6Bや始動入賞口6cおよび特別入賞口6dなどがそれぞれ配置されている。遊技領域下部にはアウト球を回収するアウト口6eも設けられており、始動入賞口6cや特別入賞口6dに入賞せずに落下したアウト球を遊技盤3の背面側から機外に排出できるようになっている。
また、前枠2の前面側上部には、遊技盤3を視認できるように透明なガラス盤を備えたガラス枠70が水平方向に開閉可能かつ着脱可能に設けられ、通常は、施錠装置12により閉鎖状態に保持されて遊技盤3の前面を覆う。換言すると、ガラス盤は、遊技領域6を挟んで、遊技盤3の反対側に位置する。
【0022】
前枠2の前面側下部でガラス枠70の下方には、皿ユニット701が、前枠2に開閉支持されている背面板(図示されず)に取り付けられて設けてある。皿ユニット701は、図示しない施錠装置により通常、閉鎖状態に保持されている。皿ユニット701は、球受け皿を構成している球貯留部701aと、球貯留部701aの正面左側下部に設けられた灰皿701bと、球貯留部701aの正面右側下部に設けられた発射ハンドル701cとを有している。
【0023】
図2は、表示部6aの構成を示す一部透視全体斜視図である。表示部6aは、箱状の枠体60内の背面側に固定された背面側表示装置6jと、該背面側表示装置6jから一定の間隔空けて、背面側表示装置6jの正面側に配置された、正面側表示装置6kとを有し、各表示装置は表示画面を正面側に向けた状態で各々配置されている。
【0024】
背面側の第1の表示装置である背面側表示装置6jは、例えば液晶表示装置で構成され、反射型また透過型の何れを用いてもよい。また、液晶表示装置の他、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、CRT(Cathode-Ray Tube)などであってもよい。
【0025】
一方、第2の表示装置である正面側表示装置6kは、透過型液晶表示装置で構成されている。図3は、透過型液晶表示装置の構成を模式的に表した分解斜視図である。同図において、透過型液晶表示装置6kは、透過型の画像表示部としての液晶表示部LQDと、調光スクリーンSCRとを備えて構成されている。
【0026】
液晶表示部LQDは、透過像を表示するフラットパネル型の表示モジュールであり、例えばカラー表示可能な液晶ディスプレイによって形成されている。液晶ディスプレイからなる表示領域の外縁には、該液晶ディスプレイを駆動するためのLSI等を搭載する図示しないフレキシブル回路基板が接続されている。
【0027】
調光スクリーンSCRは、そのほぼ全面にわたって入射光を透過させる透過状態または入射光を拡散反射させる拡散反射状態に切り替えて制御することが可能な平板状のスクリーンである(詳細な構成の説明は後述する)。
透過型液晶表示装置6kは、液晶表示部LQDの背面に調光スクリーンSCRが密着して配置されている。これにより、透過型液晶表示装置6kは、液晶表示部LQD、調光スクリーンSCR等がユニット化された構造となっている。
【0028】
次に、上述の調光スクリーンSCRの構成を図4に基づいて説明する。図4は、調光スクリーンSCRの構成を模式的に表した断面図である。同図に示すように、調光スクリーンSCRは、互いに対向配置されたガラス等からなる透明な透明基板SUBF、SUBRの間に、厚さ約数十ミクロンの透明な重合体(ポリマ)フィルムPOLが挟まれて密封されている。重合体フィルムPOLには、たくさんの泡状の穴(カプセル)が散在し、それら各穴には糸状の分子構造を有する液晶(ネマティック液晶)が詰まっている(以下、液晶が詰まったこれらの穴を「液晶球LQB」という)。
各透明基板SUBF、SUBRの重合体フィルムPOLが密封された側面には、ITO等の透明電極SEL、DELが蒸着されており、これらは上述した映像表示コントローラDCUに接続され所定の電圧が印可されるようになっている。
【0029】
図4(a)に示すように、液晶球LQB内の液晶は、通常、液晶球の内壁に沿った分子配列となっている。このため各液晶球LQBは光学的な異方性を有し、この状態で調光スクリーンSCRに光が入射すると、液晶球LQBによって複屈折し様々な方向に拡散する。これにより、調光スクリーンSCRに入射した光の一部は拡散反射し、他の成分は透過する(拡散反射状態)。
【0030】
一方、映像表示コントローラDCUによって透明電極SEL、DEL間に電圧が印可されると、図4(b)に示すように、液晶球LQB内の液晶分子は電界方向、すなわち透明基板SUBF、SUBRの離間する方向に沿って並ぶため、調光スクリーンSCRに入射した光の大部分は直進して透過する(透過状態)。
すなわち、調光スクリーンSCRは、透明電極SEL、DELに印可する電圧を変化させることによって、入射した光を拡散反射させる淡白色の状態から光を透過させる無色透明の状態に制御される。
【0031】
以下、図2に基づいて、表示装置6aが備えられた枠体60の構成について説明する。透過型液晶表示装置6kの背面側には、発光手段である光源が配置されており、該光源により、透過型の画像表示部である液晶表示部LQDに照度が付与される。この光源は、第1の表示装置である背面側表示装置6jの発する光で代用することも可能である。
【0032】
その他光源の構成としては、図2に示されているように、例えば冷陰極蛍光ランプCFLが用いられ、これらのランプが、正面側表示装置6kの背面側において、枠体60の側壁601、601に沿って配置される。また、枠体60の側壁601を透明板又は半透明板で構成し、該透明板の外側に、冷陰極蛍光ランプなどの各種光源を配置してもよい。また、この場合には、透明板を半透明として光源からの光を拡散させる作用を付与してもよい。これにより、正面側表示装置6kの画面をより均一な明るさにすることができる。
【0033】
さらに、上記光源を設けた構成に加えて、枠体60の側壁601、601の内側面及び天板601の内側面を、光を反射する反射面とすることによって、正面側表示装置6kの背面側の明るさを、より均一に、より明るくすることができ、正面側表示装置6kの画面を一層均一な明るさにすることができる。
【0034】
背面側表示装置6jと正面側表示装置6kの下部において、それぞれ正面側にステージ9j、9kが設けられている。即ち、背面側表示装置6jの下端縁の正面側には、特別遊技領域としての第1ステージ9jが設けられ、この第1ステージ9jは、正面側表示装置6kの背面側、換言すると、第1ステージ9jは、背面側表示装置6jと正面側表示装置6kの間に配置されている。正面側表示装置6kの下端縁の正面側には、第2ステージ9kが設けられ、第2ステージ9kの正面側端縁は、遊技盤3の盤面に露出している。
【0035】
第1ステージ9jは、左右内壁に遊技球が転入する転入口93j、93jが形成され、該転入口93j、93jの間に振分け部91jが配置されている。振分け部91jは、遊技球を転動させる転動面が波状に緩やかに湾曲し、左右の谷部911j、911jと中央の谷部912jとを有し、各谷部911j、911j、912jの底部は、正面側へ遊技球を排出するように、傾斜面911s、912sが形成されている。また、中央の谷部912jには、始動入賞口6cに上方へ遊技球を導く導入口61fへ向けて遊技球をガイドする誘導溝913jが形成されている。
【0036】
振分け部91jの前面側には転動部92jが設けられ、この転動部92jには、振分け部91jから振分けられた遊技球を遊技盤面へ導く導球路の導入口61g、61f、61gが形成されている。転動部92jには、中央の導入口61fから左右の導入口61g、61gへ向けて、傾斜する勾配が設けられ、いずれかの導入口61g、61f、61gに遊技球が案内されるように構成される。また、導入口61g、61f、61gは、振分け部91jの各谷部911j、911j、912jに対応する位置に設けられ、振分け部91jでふりわけられて排出された遊技球は、排出された谷部に対応して設けられた導入口に、略投入されるように構成されている。
【0037】
一方、転入口93jと93kには、枠体60の上部外側に形成された取入口616から取り入れられた遊技球が、導球通路615、614、613を介して導かれる。導球通路615の上端は、取入口616に接続され、下端には、導球通路614、613の基端に接続される。導球通路613の先端には、転入口93jに接続されている。
【0038】
図5は、導球通路615、614、613の構成を示す模式図である。導球通路614の先端には、転入口93kに接続されている。導球通路614と導球通路613とは、接続部が頂点となる山状に湾曲した構成となっており、導球通路615から導かれた遊技球は、この接続点で、導球通路614か、又は導球通路613に振り分けられる。また、この接続点には、導球通路613へ遊技球が転入することを阻止する遮蔽部材617が進退自在に設けられている。遮蔽部材617の基端には、ソレノイド618aのプランジャ618bの先端が接続されており、ソレノイドへの通電方向によって、プランジャ618bを介して、遮蔽部材617を進退制御することができる構成となっている。このような、遮蔽部材617、ソレノイド618a及びプランジャ618bによって、規制手段が構成される。
【0039】
遮蔽部材617が導球通路613内に突出した状態では、遊技球は導球通路613へ移動できず、導球通路614へのみ導かれる。なお、導球通路613には、遊技球の通過を検出する入球センサ619が設けられる。上記導球通路615、614、613は、枠体60の左右両側に設けられている。
【0040】
振分け部91jは、左右の転入口93j、93jから遊技球が投入されると、遊技球の勢いによって、谷の間を往復動し、3つの谷のいずれかに振り分けられ、各谷に対応した導入口61g、61f、61gに遊技球が導かれる。さらに、遊技球は、導球路を介して、遊技盤面に形成された排球口6g、6f、6gへ案内され、遊技盤面の正面側へ投入される。排球口6fは、始動入賞口6cの鉛直上方に位置しており、遊技球が、自然落下により、始動入賞口6cに入賞し易い位置となっている。
【0041】
第2ステージ9kにおいても、振分け部92kが設けられている。振分け部92kは、遊技球を転動させる転動面が波状に緩やかに湾曲し、左右の谷部91k、91kと中央の山部92kとを有する。中央の山部92kの中央には、遊技球を遊技盤面方向へ導く誘導溝921kが設けられており、誘導溝921kは、始動入賞口6cの鉛直上方に位置している。第2ステージ9kでは、誘導溝921kが山部92kの頂点に位置し、第1ステージ9jでは、誘導溝913jは谷部912jに位置しているので、遊技球が始動入賞口6cに導かれる確率は、両ステージ9j、9kの間で異なり、第1ステージ9jの方が、第2ステージ9kより高くなるように構成されている。
【0042】
次に、本遊技機における遊技制御を行う遊技制御手段について説明する。
(遊技制御手段)
図6において、遊技制御手段200は、遊技の進行や演出等を含む弾球遊技機100全体を統括制御する手段である。遊技制御手段200は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。
【0043】
遊技制御手段200は、遊技盤3の背面側に設けられた制御基板上に設けられている。ここで、遊技制御手段200は、1つの制御基板上に限らず、複数の制御基板上にわたって設けられていても良い。例えば、主として遊技の進行に直接係わる部分の制御を担当するメイン制御基板と、このメイン制御基板に電気的に接続され、主として演出に係わる部分(画像表示、ランプ類の点灯、及びサウンドの出力等)の制御を担当するサブ制御基板とを設けることが挙げられる。このようにする場合、上述した背面側表示装置6j及び正面側表示装置6kは、サブ制御基板と電気的に接続される。また、メイン制御基板とサブ制御基板とは、中継基板などを介して接続される構成とすることもできる。
【0044】
遊技制御手段200は、本実施形態では、以下の各手段を備える。
(入賞球検出手段)
入賞球検出手段21は、始動入賞口6c及び特別入賞口6dに遊技球が入賞したときに、その入賞を検出するものである。これらの始動入賞口6c及び特別入賞口6dには、それぞれ始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsが設けられ、それぞれ入賞球検出手段21に電気的に接続されている。
すなわち、これらの始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsは、それぞれ、本発明における遊技球の入賞を検知する遊技球検知センサの1つである。
【0045】
始動入賞口センサ6csは、始動入賞口6cの入口部分に設けられ、始動入賞口6cへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。始動入賞口6cに遊技球が入賞すると、始動入賞口センサ6csを通過する。これにより、始動入賞口センサ6csから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、始動入賞口6cに遊技球が入賞したことを検出する。
【0046】
同様に、特別入賞口センサ6dsは、特別入賞口6dの所定位置に設けられ、特別入賞口6dへの遊技球の入賞を常時監視しているセンサである。特別入賞口6dに遊技球が入賞すると、特別入賞口センサ6dsを通過する。これにより、特別入賞口センサ6dsから、そのときの検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、特別入賞口6dに遊技球が入賞したことを検出する。
【0047】
上記特別入賞口センサ6dsの代りに、或はこれに加えて、通過センサ62を特別入賞口センサとして用いることもできる。即ち、通過センサ62が、遊技球の通過を検出すると、その検出信号が入賞球検出手段21に送信される。この検出信号を受信したときに、入賞球検出手段21は、特別入賞口6dに遊技球が入賞したものとして作動し、後述する抽選手段22により行われ抽選開始の契機とされる。
【0048】
(抽選手段)
抽選手段22は、入賞球検出手段21により、始動入賞口6cへの遊技球の入賞が検出(又は、通過センサ62によるステージ9への遊技球の取り込みの検出)されたことを条件として、可変表示手段である図柄変動表示装置6jに表示する停止図柄に関する抽選を行うものであり、本実施形態では、▲1▼当選/非当選の有無、▲2▼図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示後の停止図柄、及び▲3▼図柄の変動表示中の変動パターンの抽選を行う。抽選手段22は、これらの▲1▼〜▲3▼の抽選を行うべく、当たり抽選手段22aと、停止図柄抽選手段22bと、変動パターン抽選手段22cとを備える。
【0049】
(当たり抽選手段)
当たり抽選手段22aは、本実施形態では、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数取得手段と、当たり判定手段とを備える。
【0050】
当たり判定用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期(例えば、16ビット乱数による0〜65535の周期)を有する当たり判定用乱数を発生させる。当たり判定用乱数取得手段は、当たり判定用乱数発生手段によって発生した当たり判定用乱数のうち1の当たり判定用乱数を、所定の時、本実施形態では始動入賞口センサ6csから送信された検出信号を入賞球検出手段21が受信した時に取得する。
【0051】
当たり判定手段は、当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数に基づいて、当選であるか非当選であるかを判定する。当たり判定用乱数発生手段が発生させる所定の周期の当たり判定用乱数のうち、当選に該当する乱数が予め定められている。そして、当たり抽選用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が、当選に該当する乱数と一致する場合には当選と判定し、一致しない場合には非当選と判定する。
ここで、本実施形態では、遊技状態が通常遊技状態又は後述する時間短縮遊技状態のときは、当選確率は、1/327に設定されている。
これに対し、後述する確率変動遊技状態では、当選確率は、1/51に設定されている。
【0052】
(停止図柄抽選手段)
停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段の判定結果に基づいて、図柄変動表示装置6jに停止表示すべき停止図柄を抽選するものである。ここで、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により、当選と判定された場合には、複数の当選図柄から、いずれか1の当選図柄を抽選によって選択する。
【0053】
当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、当選図柄選択用乱数発生手段と、当選図柄選択用乱数取得手段と、当選図柄選択手段とを備える。
【0054】
当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、当選図柄選択用乱数取得手段は、当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した当選図柄選択用乱数のうち1の当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、当選図柄選択手段は、当選図柄選択用乱数取得手段で取得した当選図柄選択用乱数に対応する当選図柄を選択する。
【0055】
本実施形態では、表示装置6j又は6kの画面に停止表示される識別情報としての停止図柄は、左、中及び右の3図柄(数字)から構成されており、「000」〜「999」までの1000通り有する。そして、予め定められた3つの図柄の組み合わせを当選図柄(例えば、「777」、「331」「531」など)に設定している。本実施形態では、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により当選と判定された場合には、3つの図柄が同じである、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄のうち、いずれか1を選択するようにする。このような識別情報である図柄は、数字に代表される文字に限らず、記号、図形、又はこれらの組み合わせであってもよい。
【0056】
なお、本実施形態では、「000」、「111」、「222」、・・「999」までの10通りの当選図柄は、全て同一確率で選択される。すなわち、各当選図柄の選択確率は、それぞれ1/10に設定されている。これにより、当選図柄として奇数図柄(「111」、「333」等)が選択される確率と、偶数図柄(「000」、「222」等)が選択される確率とは、ともに1/2となる。
【0057】
ここで、本実施形態の弾球遊技機100では、遊技状態として、通常遊技状態、確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態の3種類が設けられている。
【0058】
「確率変動遊技状態」とは、表示装置6j又は6kにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの奇数図柄(例えば「111」)となった場合に、その特別遊技が終了した後の遊技で、次の特別遊技が開始されるまでに設定される遊技状態であって、当選確率が通常遊技状態及び時間短縮遊技状態より高い遊技状態(上述のように、1/51の当選確率を有する遊技状態)をいう。
【0059】
また、「時間短縮遊技状態」とは、確率変動遊技状態のときに表示装置6j又は6kにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合に、その特別遊技の終了後の遊技において、所定遊技回数(例えば100遊技)間だけ設定される遊技状態をいう。そして、時間短縮遊技状態で所定遊技回数が行われると、時間短縮遊技状態が終了し、通常遊技状態に移行する。
【0060】
ここで、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、表示装置6j又は6kによる図柄の変動開始から停止表示されるまでの時間が通常遊技状態より短い時間に設定される。
なお、通常遊技状態又は時間短縮遊技状態のときに表示装置6j又は6kにより停止表示された図柄が当選図柄のうちの偶数図柄(例えば「222」)となった場合には、その特別遊技が終了した後の遊技は、通常遊技状態となる。通常遊技状態及び時間短縮遊技状態は、上述したように、1/327の当選確率を有する遊技状態である。
【0061】
また、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合に用いられるものとして、停止図柄抽選手段22bは、非当選図柄選択用乱数発生手段と、非当選図柄選択用乱数取得手段と、非当選図柄選択手段とを備える。
非当選図柄選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する非当選図柄選択用乱数を発生させる。そして、非当選図柄選択用乱数取得手段は、非当選図柄選択用乱数発生手段によって発生した非当選図柄選択用乱数のうち1の非当選図柄選択用乱数を取得する。次いで、非当選図柄選択手段は、非当選図柄選択用乱数取得手段で取得した非当選図柄選択用乱数に対応する非当選図柄を選択する。
【0062】
本実施形態では、非当選と判定された場合には、左図柄、中図柄及び右図柄ごとに、それぞれ独立して上述の非当選図柄選択用乱数発生手段により乱数を取得し、その取得した乱数に基づいて、左図柄、中図柄及び右図柄を選択する。
【0063】
ここで、停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段により非当選と判定された場合には、「000」〜「999」までの1000個の停止図柄のうち、「000」、「111」、・・、「999」の10個の当選図柄とならないように、非当選図柄を選択する。
【0064】
(変動パターン抽選手段)
変動パターン抽選手段22cは、表示装置6j又は6kに表示すべき図柄の変動パターンを抽選するものである。
変動パターン抽選手段22cは、変動パターン選択用乱数発生手段と、変動パターン選択用乱数取得手段と、変動パターン選択手段とを備える。
【0065】
変動パターン選択用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期を有する変動パターン選択用乱数を発生させる。そして、変動パターン選択用乱数取得手段は、変動パターン選択用乱数発生手段によって発生した変動パターン選択用乱数のうち1の変動パターン選択用乱数を取得する。次いで、変動パターン選択手段は、変動パターン選択用乱数取得手段で取得した変動パターン選択用乱数と、当たり抽選手段22aの当たり判定手段での判定結果に基づいて、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブルを参照して、いずれか1つの変動パターンを選択する。
【0066】
本実施形態では、当選時用と非当選時用との2つの(変動パターン選択用の)データテーブルを設けておき、当たり判定手段により当選と判定されたときは、当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。同様に、当たり判定手段により非当選と判定されたときは、非当選時用のデータテーブルを用いて、取得した変動パターン選択用乱数に対応する変動パターンを選択する。
【0067】
ここで、本実施形態では、図柄の変動表示の開始時には、3つの図柄の全てを変動表示した後、左図柄、右図柄、中図柄の順に停止表示させ、最終的に、3つの図柄の全てを停止表示する。
このとき、3つの図柄のうち、左図柄及び右図柄が同一であるときには、リーチ状態である旨の表示を行うように制御する。ここで、リーチ状態とは、左図柄及び右図柄が停止し、中図柄が未だ変動表示中の場合に、左図柄と右図柄とが同じ図柄となっている状態をいう。
【0068】
例えば、選択された停止図柄が「333」や「777」のように当選図柄であるとき、又は「313」や「787」のように、左及び右の図柄が同一であるが中図柄が同一でないときには、左及び右の図柄を停止表示させるとともに、中の図柄を変動表示して、リーチ状態である旨を表示する。そして、このような停止図柄が選択されたときには、リーチ状態である旨の表示を行う変動パターンが選択される。この変動パターンには、最終的に当選図柄で停止表示される信頼度が異なる複数の変動パターンが予め設けられている。例えば、当選図柄で停止表示される確率が低い変動パターン1と、当選図柄で停止表示される確率が高い変動パターン2とを設けることが挙げられる。
【0069】
この場合に、停止図柄抽選手段22bによって当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン1よりも変動パターン2の方を高い確率で選択するようにする。
これに対し、停止図柄抽選手段22bによって非当選図柄が選択されたときには、変動パターン抽選手段22cは、変動パターン2よりも変動パターン1の方を高い確率で選択するようにする。
【0070】
(図柄表示制御手段)
図柄表示制御手段23は、始動入賞口6cへの遊技球の入賞により、入賞球検出手段21が検出信号を受信したことを条件として、表示装置6j又は6kの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
【0071】
図柄表示制御手段23は、抽選手段22の抽選結果に基づいて、図柄の変動表示及び停止表示を制御する。すなわち、図柄表示制御手段23は、停止図柄抽選手段22bによって選択された停止図柄、及び変動パターン抽選手段22cによって選択された変動パターンに従い、図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御する。
【0072】
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段24は、当たり抽選手段22aの当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が当選の乱数と一致し、図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。ここで「特別遊技」とは、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい状態が作り出され、具体的には、特別入賞口6dが開放され、遊技球を受け入れ易い状態となるこで、それまで以上に賞球の獲得が期待できる遊技である。
【0073】
特別遊技中は、特別遊技制御手段24は、特別入賞口6dの開放及び閉鎖動作を行うための特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
特別遊技制御手段24は、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。そして、所定の条件を満たしたと判別したときは、特別入賞口6dを一旦閉鎖するように特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御する。
【0074】
そしてまた、再度、特別入賞口6dの開放条件を満たすと判別したときは、特別入賞口駆動装置6ddの駆動を制御して特別入賞口6dを開放しつつ、特別入賞口6dの開放時間や特別入賞口6dに入賞した球数のカウント等を行う。
具体的には、特別入賞口6dに所定数(例えば10個)の遊技球が入賞するか、又は所定時間(例えば30秒間)経過するまで1回の開放状態を維持する。この動作は、所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。
【0075】
尚、これに加えて、以下の構成を含めてもよい。即ち、特別入賞口6d内に設けられた特定領域(開放を継続する権利を獲得するための領域をいう。図示せず。)を通過したときは、再度、上記の開放状態が繰り返される。特別遊技中は、この動作は、特定領域を通過したことを条件として、上記所定回数(例えば15回)まで連続するように設定されている。特別入賞口6d内の特定領域には、遊技球の通過を検出するためのセンサ(図示せず)が設けられており、そのセンサの検出結果が特別遊技制御手段24に送信されるように構成されている。
そして、特別遊技制御手段24は、特別遊技中に、特別遊技の終了条件を満たすか否かを判別し続け、特別遊技の終了条件を満たすと判別したときには、特別遊技を終了するように制御する。
【0076】
(球搬出制御手段)
球搬出制御手段25は、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25dの駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsからの検出信号を入賞球検出手段21が受信したときに、その入賞に対応する数の賞球を払い出すように、球搬出装置25dを制御する。球搬出装置25dは、駆動されると、球を弾球遊技機1の皿701aに払い出す。
【0077】
(普通図柄制御手段)
普通図柄制御手段26は、上述した普通図柄変動表示装置264dの変動表示及び停止表示を制御するためのものであり、以下の各手段を備える。
(入球検出手段)
入球検出手段262は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、それを検出するものである。
ここで、普通図柄始動口センサ6isは、普通図柄始動口6iの遊技球の通過領域の少なくとも一部に配置されており、普通図柄始動口6iの遊技球の通過を常時監視しているセンサである。
普通図柄始動口6iを遊技球が通過すると、普通図柄始動口センサ6isから、そのときの検出信号が入球検出手段262に送信される。この検出信号を受信したときに、入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを検出する。
【0078】
(普通図柄抽選手段)
普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを条件として、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段263は、上述した当たり抽選手段22aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
【0079】
すなわち、普通図柄抽選手段263は、例えばソフトウェア乱数によって所定の周期を有する当たり判定用乱数を発生させ、有効となっている普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に、当たり判定用乱数値を取得し、その当たり判定用乱数値に基づいて当選であるか非当選であるかを判定する。
さらに、普通図柄抽選手段263は、上記の当選であるか非当選であるかの判定結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を決定する停止図柄決定手段を備える。
【0080】
普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「7」に決定する。また、普通図柄抽選手段263は、取得された当たり判定用乱数値が非当選と判定されたときには、停止表示すべき図柄を「5」又は「6」に決定する。
ここで、「5」又は「6」のいずれの図柄を選択するかは、停止図柄選択用乱数発生手段で停止図柄選択用乱数を発生させ、停止図柄選択用乱数値取得手段で1の停止図柄選択用乱数値を取得する。次いで、取得した停止図柄選択用乱数値に対応する停止図柄(「5」又は「6」のいずれか)を選択する。
【0081】
また、普通図柄抽選手段263は、有効となっている普通図柄始動口6iの状態に応じて、すなわち通常確率か高確率かで、当選であるか非当選であるかの判定方法が異なるように制御する。通常確率と高確率とで、ともに普通図柄始動口6iの遊技球の通過時に当たり判定用乱数値を取得する点は同じであるが、当選確率が異なるようにする。本実施形態では、通常確率では1/2の確率で当選となるように設定され、高確率では9/10の確率で当選となるように設定されている。すなわち、通常確率時及び高確率時は、それぞれ、取得される当たり判定用乱数値のうち1/2、及び9/10が当選と判定される乱数値となる。
【0082】
(普通図柄変動制御手段)
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dの図柄を所定時間変化させた後、最終的には、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置264dに停止表示させる。
【0083】
(球誘導装置制御手段)
球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、球誘導装置265dの作動を制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、球誘導装置265dを作動させるように制御する。これとは逆に、普通図柄抽選手段263による抽選で非当選であったときは、球誘導装置265dを作動させない。
【0084】
作動させる時期としては、普通図柄変動表示装置264dの図柄が所定時間変動し、普通図柄抽選手段263によって決定された図柄が普通図柄変動表示装置264dに停止表示された直後である。
普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときには、普通図柄変動表示装置264dには、最終的に「7」の図柄が停止表示される。その直後に、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させて、始動入賞口6cの入口部分の電動チュリップ6hを拡大させる。
【0085】
また、本実施形態では、普通図柄変動制御手段264は、遊技状態に応じて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動時間を変化させるように制御する。
先ず、通常遊技状態では、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を30秒に設定する。そして、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置制御手段265は、球誘導装置265dを作動させる時間を0.5秒に設定する。
【0086】
すなわち、30秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、0.5秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
これに対し、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動が開始されてから停止するまでの時間を5秒に設定する。そして、球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選で当選したときに、球誘導装置265dを作動させる時間を3秒に設定する。
【0087】
すなわち、5秒間、普通図柄変動表示装置264dによる図柄の変動表示が行われ、図柄が停止表示された後、当選時には、3秒間、球誘導装置265dが作動して、始動入賞口6cに遊技球が入賞しやすくなる状態が形成される。
以上より、通常遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさは、ほとんど変化しない。しかし、確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、始動入賞口6cへの遊技球の入賞しやすさが通常遊技状態より大幅に高くなる。
【0088】
(画像制御手段)
画像制御手段23は、画像表示装置6j及び透過型液晶表示装置6kに表示される画像を制御する。画像制御手段23は、表示画像制御手段231と、図柄表示制御手段232と、選択制御手段である画面切換手段233とを備えている。画像制御手段23は、各抽選結果、遊技状態に対応した演出画像を表示装置6j、6kに供給する。また、図柄表示制御手段232は、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブル等を記憶し、抽選結果等に応じた図柄を表示装置6j、6kに供給する。画面切換手段233は、調光スクリーンSCRを透過状態又は拡散反射状態(非透過状態)とに切換制御し、これに応じて、背面側表示装置6jの画像のオン/オフを切り替える。即ち、調光スクリーンSCRを透過状態とした場合には、背面側表示装置6jの画像をオンし、調光スクリーンSCRを非透過状態とした場合には、背面側表示装置6jの画像をオフする。
【0089】
また、正面側表示装置6kを透過状態とする場合には、調光スクリーンSCRを透過状態とし、液晶表示部LQDに供給する画像を白一色の画像とする。また、白以外の色彩で構成される図柄は、半透視状態となり、黒色部分は、透視不可部分となる。
図7は、画像制御手段23に記憶されている演出画像Sjと、図柄表示制御手段232に記憶されている図柄画像Skと、これらを合成した画像Sjkを示すものである。演出画像Sjと図柄画像Skとを1つの画面に合成した合成画像を、例えば、図8に示されているように、正面側表示装置6kに映し出してもよい。この場合には、規制制御手段によって、第1ステージ9jへの遊技球の転入が規制されている。この他、図9に示されているように、合成画像を背面側表示装置6jしてもよい。この場合には、正面側表示装置6kは透過状態とされている。
【0090】
さらに、図10に示されているように、演出画像Sjを背面側表示装置6jに映し出し、図柄画像Skを透過状態の正面側表示装置6kに映し出してもよい。そして、図柄変動は、正面側表示装置6kの画面上で行われ、演出画像Sjは、背面側表示装置6jの画面上で変化する。この場合、正面側表示装置6kの画面上では、透過部分は白色として出力されている。
【0091】
また、図11に示されているように、演出画像Sjを分離して、背景画像(街並)を背面側表示装置6jに映し出し、移動体(車)の画像を正面側表示装置6kに映し出してもよい。この場合には、背景画像の動きに、移動体画像の動きが有機的に関連した動きを演出に加えることにより、よりリアリティのある動きを再現することができる。例えば、車の速度が遅くなる状態は、街並の移動速度が遅くなることで表現し、また、車の画像に関しては、減速に応じて、車体の揺れが小さくなる、などの演出を同時に行うことにより、相互に有機的に関連した演出をすることができる。特に、遊技者から見て、奥に位置する背面側表示装置6jの画像と、手前に位置する正面側表示装置6kの画像との、前後方向の位置の相違によって、単一平面画像に映される画像よりも、より遠近感が感じられる演出画像を提供することができる。
【0092】
また、入球センサ619からの検出信号に基づいて、遊技球の通過を検出し、第1ステージ9jに遊技球が取り込まれた場合には、正面側表示装置6kを透過状態に切り換えて、背面側表示装置6jを用いるといった演出を行っても良い。このようにすることによって、第1ステージ9j内の遊技球の動きを視認することができる。
【0093】
画像出力における、背面側表示装置6jと正面側表示装置6kの使い分けは、上記に限らず、背面側表示装置6jと正面側表示装置6kとにそれぞれ異なる演出画像を表示し、互いの画像を有機的に関連させることにより、演出効果を高めた画像演出を行うことも可能である。また、通常遊技状態の演出画像を背面側表示装置6jに出力し、予告演出を正面側表示装置6kに出力してもよい。
【0094】
規制制御手段である導球通路切換手段29は、ソレノイド618aの通電状態(通電方向)を制御することにより、遮蔽部材617の位置を制御し、第1ステージ9jへの遊技球の転入を制御する。遮蔽部材617を遮蔽位置(規制状態)と開放位置(規制解除状態)との間で切り換え制御し、遮蔽位置とすることにより、遊技球は、第1ステージ9jへ転入しない。このような制御は、正面側表示装置6kにおける画像演出を優先させたい場合に実行される。
【0095】
以上のような構成において、本発明の遊技機は、各々を識別可能な複数種類の識別情報(例えば特別図柄)を可変表示可能な可変表示手段(例えば図柄変動表示装置としての表示装置6j)を備え、あらかじめ定められている可変表示の実行条件(例えば始動入賞口6cへの遊技球の入賞)が成立した後、当該実行条件に対応する可変表示の開始条件(例えば特別図柄の最終停止および大当り遊技の終了)の成立にもとづいて複数種類の識別情報の可変表示を開始し、複数種類の識別情報の可変表示の表示結果が特定の表示結果(例えば大当り図柄)となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば大当り遊技状態)に移行させ、特定遊技状態が終了した後に成立する第1の移行条件(特定遊技状態が終了したこと、および特別図柄の停止図柄が確変図柄であったこと)の成立により、通常状態(確変状態、時短状態および特定遊技状態以外の状態)であるときに比べて、所定回数(例えば4回)の識別情報の可変表示の表示結果を特定の表示結果とする確率を向上させた状態である第1の有利状態(例えば確変状態)に移行させ、第1の有利状態が終了したときに成立する第2の移行条件(例えば第1の有利状態が終了したこと)の成立により、所定回(例えば20回または100回)の識別情報の可変表示の可変表示期間を通常状態および第1の有利状態であるときに比べて短縮する状態である第2の有利状態(例えば時短状態)に移行させる遊技機である。
【0096】
図12は、第1の表示装置6jの他の構成例を示す斜視図である。この実施形態では、第1の表示装置6jは、発光素子として発光ダイオード(LED)を表示画面上に縦横に配列し、この発光した発光ダイオードLEDの配列によって、特別図柄、停止図柄、確変図柄や演出図柄などを表示する。発光ダイオードLEDは、1色のみを用いても良く、或は、赤、青、黄色等の色の3原色を順に配列し構成であってもよい。後者の場合には、カラー図柄を表示することが可能となる。発光ダイオードLEDを用いて表示する場合には、十分な照度が得られるので、正面側表示装置6kの背面側に別途光源を設ける必要がない。正面側表示装置6kが非透過状態の際には、表示画面上で均一間隔で配置された発光ダイオードを点灯させることによって、均一かつ十分な照度の光源として機能させることができる。
【0097】
図13に示されている、第1の表示装置6jは、7セグメント表示装置67a、67b、67cを表示面に配置して構成されている。各セグメントは、発光ダイオードで構成され、特定のセグメントを選択して発光させることにより、特定の数字や文字が表される。この実施形態では、3桁の図柄(数字)を表示できるように構成されている。図柄表示制御は、各7セグメント表示装置67a、67b、67cを別個に制御し、所定の図柄を表示する構成としても、液晶画面に画像を表示する情報量よりも格段に少ないので、制御装置の負担が軽減され、その分の処理能力を正面側表示装置6kの画像処理に用いることで、より鮮明な演出図柄等を表示することが可能となる。
【0098】
また、各7セグメント表示装置67a、67b、67cで構成される3桁の数字を短時間で一桁づつ光らせるという、ダイナミック点灯制御を行うことによって、更に制御装置の負担を軽減させることができる。
以上説明した構成に加えて、第2ステージ9kの全面側に、更にもう1枚の透過型液晶表示装置を設け、透過状態と非透過状態とに切り換えることができる構成としてもよい。この場合には、2つの透過状態の演出図柄を、背面側表示装置6jの画面に重ねることができ、一層変化に富んだ演出図柄を構成することが可能となる。
【0099】
図14は、第1の表示装置6jに代えて、回胴表示装置7が配置された構成を示す全体透視斜視図である。正面側表示装置6kの背面側には、第1ステージ9jを挟んで、背面板6mが設けられ、該背面板6mの背面側に、回胴表示装置7が配置されている。回胴表示装置7は、回転軸方向に沿って併設された3つの回転リールR1、R2、R3と、各回転リールR1、R2、R3毎に設けられ、これらを回転させるステッピングモータと、該ステッピングモータの回転量を制御する回胴制御手段とを備えている。回胴制御手段からの駆動パルス信号に応じて、各ステッピングモータが駆動し、駆動パルス信号の供給を停止すると駆動停止する構成となっている。
【0100】
各回転リールR1、R2、R3は、背面板6mの中央に形成された矩形の窓部68から正面側に露出し、表面の図柄1分が表れる程度に露出している。
各回転リールR1、R2、R3の表面には、周方向に図柄が配置されており、回胴制御手段からの制御信号によって、予め抽選によって決定された図柄が、窓部68で停止するように制御される。
【0101】
正面側表示装置6kや第1ステージ9j、第2ステージ9kなど、回胴表示装置7以外の構成は、図2に示されている実施形態と同様であるので、説明を省略する。回胴表示装置7は、図柄表示装置として機能し、通常遊技状態では、抽選結果に対応する図柄を表示する。その場合、正面側表示装置6kは透過状態、又は少なくとも中央部が透視可能で、窓部68の各回転リールR1、R2、R3が視認できる状態となっている。
【0102】
リーチがかかった場合には、リーチ演出に移行し、正面側表示装置6kが非透過状態に切り換り、画面には、リーチ演出画像が映し出される構成とすることができる。その他、確率変動遊技状態、時間短縮遊技状態でも同様に、正面側表示装置6kが非透過状態に切り換り、抽選結果に対応した図柄が画面上に表示される構成とすることができる。確率変動遊技状態及び時間短縮遊技状態では、抽選が行われる時間的な間隔が短いため、回胴表示装置7で図柄表示を行うと、回転リールの回転と停止の繰り返し頻度が高くなり、ステッピングモータの負担が増加する。このため、画像表示による図柄表示に切り換え、機器への負担を軽減するものである。
【0103】
次に、本発明の他の実施形態として、回胴式遊技機について説明する。この回胴式遊技機は、遊技場等に設置される、いわゆるスロットマシンであり、図15はスロットマシン100aの外部構造を表した正面図である。
図15において、本スロットマシン100aは、遊技者に面するフロントドア101と、フロントドア101が開閉可能に取り付けられた筐体102とを備えて構成されている。フロントドア101は、上部パネル部103と中部パネル104と下部パネル部105とを備え、全体的に金属製のフレーム(図示略)と硬質プラスチックで成形された前面パネルとで形成されることによって、機械的に強固な構造を有している。上部パネル部は103には、上部ランプと呼ばれる演出用ランプ103aと、スピーカが取り付けられた放音部103b、103cと、演出表示装置103dとが設けられている。演出表示装置103dは、正面側に画面を有する正面側表示装置103dfと、液晶ディスプレイの裏側に設けられた、背面側表示装置103dbとを備えている。
【0104】
中部パネル部104には、複数個(本実施形態では3個)の回胴リールR1,R2,R3を備えた回胴リール装置200aが設けられる。なお、回胴リールR1,R2,R3の前面には,透過窓WDが設けられ、これによって遊技者が回胴リールRd1,Rd2,Rd3を見ることが可能となっている。透過窓WDには、回胴リールRd1,Rd2,Rd3を透視可能な透過状態と、透視不能な非透過状態とに切り換え可能な窓部表示装置WDDが嵌め込まれている。
【0105】
更に、中部パネル部104の下端には遊技者が操作するための操作部104cが設けられ、当該操作部104cには、遊技媒体であるメダルを投入するためのメダル投入部MDと、1ゲーム当たりのメダル数を提示するためのベットスイッチであるベットボタンB1,マックスベットボタンB2と、1ゲームの開始を指示するためのスタートレバーSTと、回転中の回胴リールRd1,Rd2,Rd3を個別に停止させるための3個のストップボタンSP1,SP2,SP3が設けられている。マックスベットボタンB2の近傍には、投入枚数表示部が設けられ、上下方向に等間隔で並んだ3つのLEDにより構成されている。投入枚数表示部は、投入枚数1枚毎に、LEDが1つ点灯する構成となっている。
また、透過窓WDの下側には、入賞により加算される獲得度数を表示する獲得度数表示部、残クレジット度数を表示するクレジット表示部等(図示せず)が設けられている。
【0106】
この実施形態では、入賞ラインを有効化するためのメダルの投入(以下、「ベット投入」という)は、上限が3枚とされている。1回のベットボタンONで、5本の入賞ラインのうちの1本を有効化し、2回のベットボタンONで、5本の入賞ラインのうちの3本、3回のベットボタンONまたは、マックベットボタンオンで、5本の入賞ラインの全てを有効化する。
【0107】
投入枚数表示部の3つのLEDが全て点灯されている状態で、スタートレバーSTの操作により、ゲームが開始される。賭数の投入は、メダル投入部MDからのメダル投入の他、ベットボタンB1を押し下げることにより、行うことができる。ベットボタンB1の1回の操作で、1度数が、クレジット記憶手段であるクレジット部より投入され、クレジット表示部の表示が1つ減算される。また、マックスベットボタンB2を押し下げることにより、ゲーム開始賭数(3枚)が一時に投入され、クレジット表示部から、投入された枚数に相当する度数が減算される。ゲーム開始賭数の一部が既に投入されている場合には、マックスベットボタンB2の押し下げにより、不足分が投入される。
【0108】
クレジット部には、貯留可能な上限の枚数(最大記憶度数)が決められており、この実施形態では、50枚に決められている。この枚数を越えてメダル投入部MDから投入されたメダルは、後述の排出口105aから返却される。クレジット部に貯留されている枚数は、クレジット表示部31に表示される。下部パネル部105には、本スロットマシン100aのゲーム内容に関連した画像等(図示略)が描かれており、遊技者の取得したメダルを払い出すための排出口105a及び受皿105bと、スピーカが取り付けられた放音部105cが設けられている。
【0109】
上記構成において、正面側液晶表示装置103dfと窓部表示装置WDDと同様の構成を有しており、その構成は、図3及び図4に基づき説明した構成と同様であるので、説明を省略する。例えば、窓部表示装置WDDは、回胴リール装置200aが駆動している状態では、透過状態に維持され、大当たり演出時など、適宜必要に応じて非透過状態に切り換り、演出画像を映し出す。また、遊技時においても、非透過状態として、各回胴リールに対応した、装飾図柄を変動表示させ、抽選結果を表示するという構成とすることもできる。
【0110】
一方、背面側表示装置103dbは、例えば、図14に示されているような、サブ回胴リール装置(7)で構成することができる。サブ回胴リール装置は、上記回胴リール装置200aよりも小さく、かつ同様の構成を有する。正面側液晶表示装置103dfが透過状態である場合には、サブ回胴リール装置を駆動し、抽選を行っても良い。また、正面側液晶表示装置103dfを非透過状態として演出画像を表示し、抽選の完了と同時に、透過状態に切り換え、サブ回胴リール装置により抽選結果が表示されている、といった演出を行うことも可能である。
【0111】
この他、背面側表示装置としては、図2に示されているような、液晶表示装置、図12に示されているように、発光素子を縦横に配列し、発光する素子の集合体によって特定の情報(文字情報、図形情報)を表示する表示装置、図13に示されているような7セグメント表示装置などであってもよい。
【0112】
以上のように構成されたスロットマシン100aにおいて、図16のブロック図を参照して制御システムの構成を述べると、主基板700は、スロットマシン100aの動作全体を管理するシステムプログラム及びスロットマシンゲーム用の実行プログラムが予め記憶されている半導体メモリ等で形成された記憶部と、これらのプログラムを実行するマイクロプロセッサ(MPU)とを有し、上述のマイクロプロセッサに設けられている入力ポート及び出力ポートと残余の基板300,600,400,500との間が配線ケーブルによって配線接続されている。
【0113】
更に又、演出用スピーカSR,SWと演出用ランプ103aと演出表示装置103dが配線ケーブルを介してサブ基盤300に配線接続され、主基板700中の上記マイクロプロセッサから供給される演出制御信号に従って、サブ基板300に設けられている電気回路がこれら演出用スピーカSR,SWと演出用ランプ103aと演出表示装置103dを駆動することにより、遊技者の視覚と聴覚に訴える演出を行う。演出表示装置103dの正面側表示装置103dfには、透過型液晶表示パネルに対して表示画像情報が供給され、調光スクリーンには、透過状態と非透過状態とに切り換える変更信号が出力される。
【0114】
背面側表示装置103dbが、サブ回胴リール装置である場合には、リール制御信号が供給され、電動モータを制御することにより、各小型回胴リールの回転と制動及び停止の制御が行われる。背面側表示装置103dbが液晶表示装置である場合には、画像信号供給される。
【0115】
また、窓部表示装置WDDに対しても、透過型液晶表示パネルに対して表示画像情報が供給され、調光スクリーンには、透過状態と非透過状態とに切り換える変更信号が出力される。
【0116】
回胴装置基板600は、電動モータによって回転駆動される回胴リールRd1,Rd2,Rd3を備えた回胴リール装置200aが配線接続されており、主基板700中の上記マイクロプロセッサから供給されるリール制御信号に従って、上述の電動モータを制御することにより、回胴リールRd1,Rd2,Rd3の回転と制動及び停止の制御を行う。
【0117】
中央表示基板400には、振分機構G0、ベットボタンB1,マックスベットボタンB2,スタートレバーST,ストップボタンSP1,SP2,SP3、設定表示素子CT、及び設定ボタンCSが配線接続されており、振分機構G0から出力されるCT、及び設定ボタンCSが配線接続されており、振分機構G0から出力されるメダル検出信号と、ベットボタンB1,マックスベットボタンB2,とスタートレバーST及びストップボタンSP1,SP2,SP3から夫々出力されるオンオフ信号を主基板700中の上記マイクロプロセッサへ転送すると共に、マイクロプロセッサから供給されるセグメント表示信号に基づいて、設定表示素子CTに0から6までの数字を表示させる。
【0118】
電源装置基板500には、設定スイッチBO、電源スイッチBQ、ホッパ装置HP,電源装置PWUが配線接続され、設定スイッチBOと電源スイッチBQから夫々出力されるオンオフ信号を主基板700中の上記マイクロプロセッサへ転送する。更に、電源装置基板500には、電源装置PWUで発生される各種電源電圧をホッパ装置HPそのほか各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配線回路からスロットマシン100aの動作に必要な電源供給が行われている。
【図面の簡単な説明】
【0119】
【図1】本発明の弾球遊技機の全体正面図である。
【図2】中央表示部の構成を示す全体斜視図である。
【図3】正面側表示装置の構成を示す分解斜視図である。
【図4】調光スクリーンの構成を示す断面模式図である。
【図5】導球通路の構成を示す模式図である。
【図6】遊技制御手段の構成を示すブロック図である。
【図7】表示画像を示す画面平面図である。
【図8】表示画像の一例を示す中央表示部の斜視図である。
【図9】表示画像の一例を示す中央表示部の斜視図である。
【図10】表示画像の一例を示す中央表示部の斜視図である。
【図11】表示画像の一例を示す中央表示部の斜視図である。
【図12】第1表示装置の他の構成例を示す斜視図である。
【図13】第1表示装置の他の構成例を示す斜視図である。
【図14】第1表示装置の他の構成例を示す斜視図である。
【図15】スロットマシンの外部構造を表した正面図である。
【図16】スロットマシンに設けられている制御システムの構成を表しているブロック図である。
【符号の説明】
【0120】
100 弾球遊技機
1 外枠
12 施錠装置
2 前枠
6 遊技領域
6a 表示部
6j 背面側表示装置
6k 正面側表示装置
3 遊技盤
3A、3B ヒンジ金具
9j 第1ステージ
9k 第2ステージ
6c 始動入賞口
6d 特別入賞口
100a スロットマシン





 

 


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