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発明の名称 遊技機の演出装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−7288(P2007−7288A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194403(P2005−194403)
出願日 平成17年7月1日(2005.7.1)
代理人 【識別番号】110000383
【氏名又は名称】特許業務法人 エビス国際特許事務所
発明者 柴崎 隆行
要約 課題
液晶表示パネルの背面側に液晶シャッタを配置し、当該液晶シャッタの背面側に立体の演出用部材と照明手段とを配置した遊技機の演出装置において、液晶表示パネルに画像を表示させる状態で、液晶表示パネルに前記演出用部材の影が映るのを防止する。

解決手段
反射透過切替手段307は、照明手段303からの照明光を反射して前方に導く反射面371、及び前記照明手段303からの照明光を透過して筐体301の内側に導くとともに前記筐体301の内側に導かれて前記演出用部材302に反射された光を透過して前方に導く透過面372を有し、液晶表示パネル305に画像を表示させる状態で反射面371を選択して前記演出用部材302と前記照明手段303の間に配置ので、液晶表示パネル305に前記演出用部材の影が映るのを防止できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技機のフロントパネルに形成された表示窓に前面を向けて当該フロントパネルの裏面側に取り付けられる演出装置であって、
前面が開口した箱状に形成された筐体と、
前記筐体の内部に配置される演出用部材と、
前記筐体の前面側に取り付けられ、前記筐体の内側に向けて照明光を照射する照明手段と、
前記照明手段からの照明光を反射して前方に導く反射領域を有するとともに、前記照明手段からの照明光を透過して前記筐体の内側に導くとともに前記筐体の内側に導かれて前記筐体の内面及び前記演出用部材に反射された光を透過して前方に導く透過領域を有し、これら反射領域と透過領域を切り替え選択して前記演出用部材と前記照明手段の間に配置する反射透過切替手段と、
パネル状に形成され、前記反射透過切替手段より前面側に設けられ、当該反射透過切替手段の前記反射領域を反射または前記透過領域を透過した光がその背面側に入射し、当該背面側に入射した光を拡散して前方に導く状態と当該背面側に入射した光を透過して前方に導く状態とに切り替え選択可能な液晶シャッタと、
パネル状に形成され、そのパネル面にマトリクス状に配置された複数の画素を有し、前記筐体の前記液晶シャッタより前面側に取り付けられ、前記液晶シャッタからの光を各画素で透過率を制御して透過させることで前面に映像を表示する液晶表示パネルとを備えることを特徴とする遊技機の演出装置。
【請求項2】
前記反射透過切替手段は、
前記反射領域と前記透過領域を形成したフィルムと、
このフィルムの前記反射領域側の端部が取り付けられ、当該フィルムの前記反射領域側を巻き取る反射領域側リールと、
当該フィルムの前記透過領域側の端部が取り付けられ、当該フィルムの前記透過領域側を巻き取る透過領域側リールと、
前記反射領域側リール及び前記透過領域側リールを回転駆動することで前記反射領域と前記透過領域を切り替え選択して前記演出用部材と前記照明手段の間に配置する駆動手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の演出装置。
【請求項3】
前記反射透過切替手段は、
前記反射領域と前記透過領域を形成した反射透過部材と、
前記反射透過部材を保持するとともに、前記筐体に対して回転可能に設けられ、回転することで前記反射領域と透過領域を切り替え選択して前記演出用部材と前記照明手段の間に配置する回転保持部材と、
この回転保持部材を正逆両方向に回転駆動可能な回転駆動手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機の演出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機において遊技の情報の報知や各種演出を行う遊技機の演出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、一般的に、スロットマシンやパチンコ機等の遊技機のフロントパネルには、動画像や効果音等により遊技者へ遊技の興味を引き起こす、臨場感を盛り上げる等の目的で画像表示装置が設けられている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
例えばスロットマシンは、フロントパネルの上部に設けた液晶表示装置を用いて、例えばアシストタイムの際にストップボタンの操作順を報知したり、内部抽選に当選した小役を報知することで間接的にストップボタンの操作タイミングを報知したり、またゲームの進行に応じてビックボーナス等の大当たりの際にアニメーション画像で遊技を盛り上げる等の演出を行っている。
【0004】
従来の液晶表示装置は、一般的に、照明光を照射する照明手段と複数の画素を配置した液晶表示パネルを備え、前記液晶表示パネルが前記照明手段からの光を各画素で透過率を制御して透過させることで前面に画像を表示するようになっている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−220178号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、最近遊技機業界では、遊技者の視覚に訴える演出をさらに高めるために、液晶表示パネルの背面側に液晶シャッタを配置し、この液晶シャッタの背面側に、照明手段と、前面が開口した箱状に形成され内面に前記照明手段からの光を反射する反射面を設けるとともに内部に人形等の演出用部材を配置した筐体とを配置し、前記液晶シャッタが前記照明手段から前記演出用部材及び前記筐体の反射面に反射して背面側に入射した光を拡散して前方に導き液晶表示パネルに画像を表示させる状態と、前記液晶シャッタが前記背面側に入射した光を透過して前方に導くことで前記演出用部材を液晶表示パネルの前面側から視認可能な状態とに切り替える遊技機の演出装置が開発されている。
【0007】
しかしながらこのような遊技機の演出装置では、前記演出用部材は一般的に光の反射率が低く、前記液晶シャッタが光を拡散する能力は完全ではないので、前記液晶シャッタが背面側に入射した光を拡散して前方に導き液晶表示パネルに画像を表示させる状態において、液晶表示パネルに前記演出用部材の影が映っていた。
【0008】
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、液晶表示パネルの背面側に液晶シャッタを配置し、当該液晶シャッタの背面側に立体の演出用部材と照明手段とを配置した遊技機の演出装置において、液晶表示パネルに画像を表示させる状態で、液晶表示パネルに前記演出用部材の影が映るのを防止できる遊技機の演出装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、遊技機のフロントパネルに形成された表示窓に前面を向けて当該フロントパネルの裏面側に取り付けられる遊技機の演出装置であって、前面が開口した箱状に形成された筐体と、前記筐体の内部に配置される演出用部材と、前記筐体の前面側に取り付けられ、前記筐体の内側に向けて照明光を照射する照明手段と、前記照明手段からの照明光を反射して前方に導く反射領域を有するとともに、前記照明手段からの照明光を透過して前記筐体の内側に導くとともに前記筐体の内側に導かれて前記筐体の内面及び前記演出用部材に反射された光を透過して前方に導く透過領域を有し、これら反射領域と透過領域を切り替え選択して前記演出用部材と前記照明手段の間に配置する反射透過切替手段と、パネル状に形成され、前記反射透過切替手段より前面側に設けられ、当該反射透過切替手段の前記反射領域を反射または前記透過領域を透過した光がその背面側に入射し、当該背面側に入射した光を拡散して前方に導く状態と当該背面側に入射した光を透過して前方に導く状態とに切り替え選択可能な液晶シャッタと、パネル状に形成され、そのパネル面にマトリクス状に配置された複数の画素を有し、前記筐体の前記液晶シャッタより前面側に取り付けられ、前記液晶シャッタからの光を各画素で透過率を制御して透過させることで前面に映像を表示する液晶表示パネルとを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機の演出装置であって、反射透過切替手段は、前記反射領域と前記透過領域を形成したフィルムと、このフィルムの前記反射領域側の端部が取り付けられ、当該フィルムの前記反射領域側を巻き取る反射領域側リールと、当該フィルムの前記透過領域側の端部が取り付けられ、当該フィルムの前記透過領域側を巻き取る透過領域側リールと、前記反射領域側リール及び前記透過領域側リールを回転駆動することで前記反射領域と前記透過領域を切り替え選択して前記演出用部材と前記照明手段の間に配置する駆動手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機の演出装置であって、反射透過切替手段は、前記反射領域と前記透過領域を形成した反射透過部材と、前記反射透過部材を保持するとともに、前記筐体に対して回転可能に設けられ、回転することで前記反射領域と透過領域を切り替え選択して前記演出用部材と前記照明手段の間に配置する回転保持部材と、この回転保持部材を正逆両方向に回転駆動可能な回転駆動手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
請求項1に記載の遊技機の演出装置によれば、液晶表示パネルに画像を表示させる場合には、前記反射透過切替手段がその反射領域を前記演出用部材と前記照明手段の間に配置することで前記照明手段からの光を液晶シャッタ側に反射し、液晶シャッタが反射透過切替手段の反射領域を反射した光を拡散して液晶表示パネルに導くことで、液晶表示パネルに前記演出用部材の影が映るのを防止できる。
【0013】
請求項2に記載の遊技機の演出装置によれば、前記反射領域と前記透過領域を形成したフィルムと、反射領域側リールと、透過領域側リールと、前記反射領域側リール及び前記透過領域側リールを回転駆動する駆動手段で、前記反射透過切替手段を容易に実現できる。
【0014】
請求項3に記載の遊技機の演出装置によれば、反射領域と透過領域を形成した反射透過部材と、前記反射透過部材を保持する回転保持部材と、この回転保持部材を正逆両方向に回転駆動可能な回転駆動手段により、前記反射透過切替手段を容易に実現できる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の遊技機の演出装置によれば、液晶表示パネルの背面側に液晶シャッタを配置し、当該液晶シャッタの背面側に立体の演出用部材と照明手段とを配置した遊技機の演出装置において、液晶表示パネルに画像を表示させる状態で、液晶表示パネルに前記演出用部材の影が映るのを防止できる。したがって、画像を快適に視認出来るようにする等を行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係る遊技機の演出装置の好適な一実施形態をスロットマシンを例に図面を参照して説明する。なお、図1は、スロットマシン1の外観構造を表した斜視図、図2は、前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。図3は、スロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
【0017】
図1において、スロットマシン1は、略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2と蝶番機構により開閉可能に取り付けられた前扉3とを備えている。
【0018】
前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留する受皿部6aが一体的に形成された受皿ユニット6が設けられている。
【0019】
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及び受皿ユニット6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
【0020】
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓42が形成され、表示窓42を通して筐体2内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a、101b、101cが目視される。
【0021】
ここで、筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれている。遊技者は、表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できるようになっている。
【0022】
また、パネル面41には、裏面側に設けられている図示しないランプを点灯させることで例えば入賞役への内部当選など遊技状態に関する情報を演出表示する遊技状態表示部43と、複数の発光ダイオードを点灯させてドット画像を演出表示するドットマトリクス表示部44と、スロットマシン1にクレジット(貯留)されているメダル数や、入賞によって獲得したメダル数、又は入賞役への当選回数等の情報を数値表示する数値情報表示部45が、それぞれ表示窓42の周辺に設けられている。
【0023】
上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部46と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部47a、47bがそれぞれ配置されている。
【0024】
また、演出用放音部47a、47bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓48aに面して遊技機の演出装置として液晶表示演出装置48が配置されている。なお、液晶表示演出装置48は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
【0025】
上部パネル部4の側部には、蛍光灯や高輝度発光ダイオードで形成された演出用照明部49a、49bが設けられている。ゲームの進行に応じて上述した複数の演出用照明部46、49a、49b等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
【0026】
操作卓7の上面右側には、メダルを投入するためのメダル投入口71aを有するメダル投入部71が設けられている。また、当該上面の左側には、押しボタンスイッチである3個のベットボタン72、73、74が設けられている。
【0027】
ベットボタン72、73、74はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。ゲームを開始する際に、ベットボタン72が押圧操作されることで、貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン73が押圧操作されることで2枚のメダルが賭けられ、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
【0028】
操作卓7の前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作旱を備え、操作旱が傾倒操作されるとオン、操作旱から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
【0029】
また、操作卓7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
【0030】
さらに、操作卓7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、後述するメダルクレジット手段210(図3参照)が内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
【0031】
操作卓7の前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴78が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴78に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取り付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
【0032】
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示するパネル51が設けられている。下部パネル部5の下側に配置された受皿ユニット6には、入賞時にメダルを排出するメダル払出口61と、払い出されたメダルを貯留する受皿部6aと、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部62がそれぞれ配置されている。
【0033】
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。同図において、筐体2内の上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPU(マイコン)を備え硬質プラスチックのケースに収納された主制御基板20が取り付けられている。
【0034】
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取り付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたステッピングモータによって回転駆動される。
【0035】
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する上記ステッピングモータへ4相の駆動パルス信号を送出する回胴装置基板が取り付けられており、主制御基板20が回胴装置基板に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転と制動及び停止の制御を行っている。
【0036】
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、主電源装置23が設けられている。主電源装置23の側面には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板25が取り付けられている。
【0037】
次に、前扉3の裏面側上部には、演出用照明部46の光源である高輝度の発光ダイオード31が複数配列されると共に、上述の演出用放音部47a、47bに対向してスピーカ32a、32bが取り付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、本実施形態の要部となる液晶表示演出装置48が取り付けられている。更に、液晶表示演出装置48の裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板30が取り付けられている。
【0038】
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板30は、液晶表示演出装置48による演出映像の表示制御、及び演出用放音部47a、47b、62を使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
【0039】
サブ制御基板30の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル板が配置され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー75及びストップボタン76a、76b、76c等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
【0040】
中央表示基板33の下方には、メダル選別装置34が取り付けられている。メダル選別装置34は、メダル投入部71に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
【0041】
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル排出口61へ案内するガイド部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21から排出されたメダルをメダル排出口61へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル排出口61に隣接して、上述した演出用放音部62に対向するスピーカ38が取り付けられている。
【0042】
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図3において、主制御基板20は、CPU200と、記憶部201と、メダルクレジット手段210とを備えている。
【0043】
記憶部201は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、スロットマシンゲーム用のシステムプログラム202が予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部201に記憶されたシステムプログラム202に従ってCPU200が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。メダルクレジット手段210は、内部貯留するメダルの数であるクレジットをメモリに記憶する。
【0044】
主制御基板20には、ベットボタン72、73、74、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類、メダル選別装置34のメダルセンサ34a、ホッパ装置21等のメダル払出装置、及びサブ制御基板30等が配線ケーブルで接続されている。
【0045】
主制御基板20は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34のメダルセンサ34aからの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
主制御基板20は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
【0046】
また、主制御基板20は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ34aがメダルを検出した場合、検出したメダルをメダルクレジット手段210のクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、メダルクレジット手段210の前記クレジット数が最大値(50)になるまでの状態のことを示している。
【0047】
主制御基板20は、各リール101a、101b、101cに設けられる基準位置センサ120a、120b、120cの検出信号を入力し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、回胴装置基板130に所定の回胴駆動パルスデータを送出する。回胴装置基板130は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って各ステッピングモータ110a、110b、110cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
【0048】
主制御基板20は、入賞が確定した場合等において、ホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルを受皿部6aに払い出す。
また、主制御基板20は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、メダルクレジット手段210(図3参照)が内部貯留したメダルを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
【0049】
サブ制御基板30は、主制御基板20からの制御信号に基づいて液晶表示演出装置48、演出用照明部46、49a、49b、演出用放音部47a、47b、62等の演出装置230を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
【0050】
一方、主制御基板20の記憶部201には、入賞抽選テーブル203及び内部抽選フラグ204が記憶されている。例えばCPU200は、スタートレバー75の操作を検出した時点で図示しない乱数発生装置から乱数値を取得し、入賞抽選テーブル203を参照することで、得られた乱数値に割り当てられた入賞役またはハズレを抽選する。そして、CPU200は、乱数値に対応する入賞役が存在すると、それを当該ゲームの入賞役として抽選結果を当選にし、当該入賞役を記憶部201の内部抽選フラグ204に記憶する。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
【0051】
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この待機状態においては、当該状態を遊技者に示唆するとともにゲーム操作を促す待機モードの演出が行われる。次に、遊技者がメダル投入部71にメダルを投入し、もしくは、何れかのベットボタン72、73、74を押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数のメダルが賭けられゲームを準備する。
【0052】
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾倒操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ204に記憶される。
【0053】
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ204に対応する入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
【0054】
これら図柄の組合せが一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20によりメダルクレジット手段210の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルを受皿部6aへ払い出す。
【0055】
次に、図4乃至図6を参照して本実施形態の要部となる液晶表示演出装置48の構造について詳細に説明する。
図4は、液晶表示演出装置48及びその周辺部の分解斜視図、図5は、画像表示状態における液晶表示演出装置48及びその周辺部の断面図、図6は、演出用部材視認可能状態における液晶表示演出装置48及びその周辺部の断面図である。
【0056】
図4において、液晶表示演出装置48は、スロットマシン1の上部パネル部4に形成された表示窓48aに前面を向けて上部パネル部4の裏面側から図示しないネジにより取り付けられるようになっている。以下の説明において、液晶表示演出装置48は、表示窓48a側を前面側とし、その反対側を背面側とする。
【0057】
液晶表示演出装置48は、筐体301と、演出用部材302と、駆動ユニット321と、照明手段303と、液晶シャッタ304と、液晶表示パネル305と、枠部材306と、本実施形態の要部となる反射透過切替手段307と、組み立て金具308とを備えて構成されている。
【0058】
組み立て金具308は、筐体301と、照明手段303と、液晶シャッタ304及び液晶表示パネル305を固定する枠部材306と、反射透過切替手段307とをネジ止め固定することで、液晶表示演出装置48を組み立てた状態にする。さらに組み立て金具308は、上部パネル部4の裏面側に図示しないネジにより取り付けられるようになっている。
【0059】
以下、筐体301について詳細に説明する。
筐体301は、前面が開口した箱状に形成され、内面に光を反射する反射面を設けている。
【0060】
下側壁部311の略中央には開口部312が形成されている。この開口部312には、演出用部材302を駆動させる駆動ユニット321の上部322が挿入されるようになっている。
【0061】
また、前記筐体301の内面全体には、クロム等のメッキを行うことにより照明手段303からの照明光を高い反射率で反射できるようになっている。
【0062】
以下、照明手段303について詳細に説明する。
照明手段303は、枠部材331と、冷陰極蛍光管332a、332bとを備えている。
【0063】
冷陰極蛍光管332a、332bは、枠部材331の内側の上下にそれぞれ近接させて設置されている。
【0064】
冷陰極蛍光管332a、332bは、反射透過切替手段307の前面及び液晶シャッタ304の背面に向けて照明光を照射する。
【0065】
反射透過切替手段307は、前記照明手段303からの照明光を反射して前方に導く反射領域としての反射面371、及び前記照明手段303からの照明光を透過して筐体301の内側に導くとともに前記筐体301の内側に導かれて前記筐体301の内面及び前記演出用部材302に反射された光を透過して前方に導く透過領域としての透過面372を有し、これら反射面371と透過面372を切り替え選択して前記演出用部材302を内蔵した筐体301と前記照明手段303の間に配置する。
【0066】
反射透過切替手段307について以下に詳細に説明する。
反射透過切替手段307は、フィルム370と、反射面側リール373と、透過面側リール374と、枠部材375とを備えている。
【0067】
フィルム370は、前記反射面371と前記透過面372を形成している。フィルム370の前記反射面371は基材の透明フィルムの上に反射率の高い金属を鍍金したものである。フィルム370の前記透過面372は基材の透明フィルムをそのまま用いている。
【0068】
枠部材375の上辺の前側には、反射面側リール373がその回転軸を左右水平方向に向けて回転可能な状態で設けられている。
【0069】
反射面側リール373は、このフィルム370の前記反射面371側の端部が取り付けられ、当該フィルム370の前記反射面371側を巻き取り可能になっている。
【0070】
枠部材375の下辺の前側には、反射面側リール373がその回転軸を左右水平方向に向けて回転可能な状態で設けられている。
【0071】
透過面側リール374は、当該フィルム370の前記透過面372側の端部が取り付けられ、当該フィルム370の前記透過面372側を巻き取る。
【0072】
枠部材375は、前記反射面側リール373及び前記透過面側リール374を回転駆動することで前記反射面371と前記透過面372を切り替え選択して前記演出用部材302と前記照明手段303の間に配置する駆動手段としてモータ及びギアが設けられている。枠部材375の右辺からは、サブ制御基板30と接続するハーネス376が延出している。枠部材375のモータは、サブ制御基板30の制御により回転駆動するようになっている。
【0073】
以下、液晶シャッタ304及び液晶表示パネル305について詳細に説明する。
液晶表示パネル305は、表示窓48a側から順に矩形板状の保護パネル352、液晶パネル353、偏光板354を備えている。液晶シャッタ304は、液晶表示パネル305の背面側に配置される。
【0074】
液晶シャッタ304及び液晶パネル353の右辺からは、それぞれサブ制御基板30と接続するハーネス341、351が延出している。保護パネル352、液晶パネル353、偏光板354及び液晶シャッタ304は、外周が同径に形成され、重ね合わせた状態で、枠体306の内側にネジ止めによって取り付けられる構造になっている。
【0075】
枠体306の右側壁部361の後側中央には、液晶シャッタ304のハーネス341と、液晶表示パネル305のハーネス351が挿入される切り欠き362が形成されている。
【0076】
液晶シャッタ304は、パネル状に形成され、照明手段303より前面側に取り付けられ、サブ制御基板30の制御により、前記照明手段303からの直接背面側に入射した光、前記照明手段303から反射透過切替手段307の後述の反射面を反射した光、及び前記照明手段303から筐体301の内面や演出用部材302に反射して背面側に入射した光を拡散して前方に導く拡散状態と、前記背面側に入射した光を透過して前方に導く透過状態とに切り替え選択可能になっている。
【0077】
液晶表示パネル305は、パネル状に形成され、そのパネル面にマトリクス状に配置された複数の画素を有し、前記筐体301の前記液晶シャッタ304より前面側に取り付けられ、サブ制御基板30の制御により、前記液晶シャッタ304からの光を各画素で透過率を制御して透過させることで前面に映像を表示する。
【0078】
一方、駆動ユニット321は、上面に演出用部材302を搭載し、内部に動力源としてのモータを有している。前記モータはハーネス323を介してサブ制御基板30に接続されている。
【0079】
演出用部材302は、立体物として著名なキャラクターを模した人形等を用いている。また、演出用部材302は、可動式の腕部324a(図5参照)、324bを備えている。腕部324a、324bは、ギアを介して駆動ユニット321のモータの回転軸と機械的に連動しており、サブ制御基板30の制御により上下に振ることができるようになっている。
【0080】
駆動ユニット321の左右側面の上部322より下側にはブラケット325a、325bが側方に突出して形成されている。ブラケット325a、325bは、駆動ユニット321の上部322が筐体301の壁部311の開口部312に挿入された状態で、壁部311の下面にそれぞれネジ326a、326bによりネジ止め固定される。
【0081】
このような構造により、演出用部材302は、立体で構成され、前記筐体301の内部に配置される。
【0082】
以下、本実施形態の動作を説明する。
図5において、サブ制御基板30(図3参照)は、スロットマシン1(図1参照)に電源が投入された状態において、冷陰極蛍光管332a、332bを発光させる。
【0083】
ここでゲームの待機状態やゲームの通常の進行状態において、サブ制御基板30(図3参照)は、必要に応じて反射透過切替手段307のモータを回転させ前記反射面側リール373及び前記透過面側リール374を回転駆動してフィルム370の反射面371を前記演出用部材302を内蔵する筐体301と前記照明手段の冷陰極蛍光管332a、332bの間に配置することで前記冷陰極蛍光管332a、332bからの照明光R1を液晶シャッタ304側に反射する。
【0084】
ここで、サブ制御基板30(図3参照)は、液晶シャッタ304に対して背面から入射する照明光R1を拡散して前方に導く状態に制御する。この状態では、液晶シャッタ304の前面側からは、演出用部材302の形が認識できない状態となる。
【0085】
この状態において、液晶表示パネル305は、サブ制御基板30(図3参照)の制御に基づき、前記液晶シャッタ304からの拡散光を各画素で透過率を制御して透過させることで、その前面に待機画像、ゲームの進行や演出に関係する画像等を表示する。これにより、遊技者は、スロットマシン1(図1参照)の外側から表示窓48aを介して液晶表示パネル305に表示される待機画像、ゲームの進行や演出に関係する画像等を見ることになる。
【0086】
次に、ゲームの進行状態において、特定の小役に入賞、大当りが確定、高確率抽選状態に移行する等、特定の状態に移行した場合、サブ制御基板30(図3参照)は、図5の状態から、反射透過切替手段307のモータを回転させ前記反射面側リール373及び前記透過面側リール374を図面に向かって右回りに回転駆動してフィルム370の透過面372を上側に移動させ、図6の状態に示すように、前記演出用部材302を内蔵する筐体301と前記照明手段の冷陰極蛍光管332a、332bの間に配置することで前記冷陰極蛍光管332a、332bからの照明光R1を透過面372に透過させ前記筐体301の内面及び演出用部材302に反射させ、これら反射光R2を透過面372に透過させ液晶シャッタ304の背面に導く。
【0087】
次に、サブ制御基板30(図3参照)は、液晶シャッタ304に対して背面から入射する反射光R2を透過して前方に導く状態に制御するとともに、液晶表示パネル305の全画素を最大の透過率に制御する。
【0088】
この状態では、液晶表示パネル305及び液晶シャッタ304は、透明に近い状態となり、液晶表示パネル305の前面側から演出用部材302の形が認識できる状態となる。この状態において、サブ制御基板30(図3参照)は、駆動ユニット321を駆動させ、演出用部材302を腕部324a、324b(図4参照)を上下に振らせる。これにより、遊技者は、スロットマシン1(図1参照)の外側から表示窓48aを介して演出用部材302を視認して、特定の状態に移行したことを高いインパクトを感じながら確認する。
【0089】
係る構成の液晶表示演出装置48によれば、液晶表示パネル305に画像を表示させる場合には、反射透過切替手段307がその反射面371を前記演出用部材302と前記照明手段303の間に配置することで前記照明手段303からの光を液晶シャッタ304側に反射し、反射透過切替手段307の反射面371を反射した光を液晶シャッタ304が拡散して液晶表示パネル305に導くことで、液晶表示パネル305に前記演出用部材302の影が映るのを防止できる。したがって、画像を快適に視認出来るようにする等を行える。
【0090】
以下、本発明に係る遊技機の演出装置の好適な他の実施形態を図7乃至図9を参照して説明する。
図7は、他の実施形態の液晶表示演出装置448及びその周辺部の分解斜視図、図8は、画像表示状態における液晶表示演出装置448及びその周辺部の断面図、図9は、演出用部材視認可能状態における液晶表示演出装置448及びその周辺部の断面図である。図7乃至図9において、図4乃至図6に示した実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。図7乃至図9に図示していない構成要素は図3を代用して説明する。
【0091】
図7において、液晶表示演出装置448は、上部パネル部4に形成された表示窓448aに前面を向けて上部パネル部4の裏面側に取り付けられるようになっている。液晶表示演出装置448は、筐体501と、演出用部材302と、駆動ユニット321と、照明手段303と、液晶シャッタ304と、液晶表示パネル305と、枠部材306と、本実施形態の要部となる反射透過切替手段507と、組み立て金具508とを備えて構成されている。
【0092】
筐体501には、反射透過切替手段507が取り付けられている。筐体501のこれ以外の構造は、図4に示した筐体301と同様になっている。
【0093】
組み立て金具508は、照明手段303と、液晶シャッタ304及び液晶表示パネル305を固定する枠部材306とをネジ止め固定することで、液晶表示演出装置448を組み立てた状態にする。組み立て金具508は、上部パネル部4の裏面側に図示しないネジにより取り付けられるようになっている。
【0094】
以下、反射透過切替手段507について以下に詳細に説明する。
反射透過切替手段507は、反射透過部材570と、回転保持部材573、574と、取り付け部579、580と、回転駆動手段581とを備える。
【0095】
反射透過部材570は、左右方向を軸として円周状に湾曲した透明樹脂の板に、上側から順に前記反射面571と前記透過面572を形成したものである。反射透過部材570の前記反射面571は基材となる透明樹脂の板の上に反射率の高い金属を鍍金したものである。反射透過部材570の前記透過面572は基材の透明樹脂の板をそのまま用いている。
【0096】
左右の回転保持部材573、574は、前記反射透過部材570を保持するとともに、前記筐体501に対して回転可能に設けられ、回転することで前記反射面571と透過面572を切り替え選択して前記演出用部材302と前記照明手段303の間に配置する。
【0097】
左側の回転保持部材573は、3本のアーム575と、ドラム577とを備えている。3本のアーム575は、ドラム577と一体形成され、ドラム577から放射状に延出し、反射透過部材570の左縁に固定されている。取り付け部579は、ドラム577を回転可能な状態に保持するとともに、筐体501の左側面にネジ止め固定される。
【0098】
右側の回転保持部材574は、3本のアーム576と、ドラム578とを備えている。3本のアーム576は、ドラム578と一体形成され、ドラム578から放射状に延出し、反射透過部材570の右縁に固定されている。取り付け部580は、ドラム578を回転可能な状態に保持するとともに、筐体501の右側面にネジ止め固定される。
【0099】
また、取り付け部580は、この右側の回転保持部材574を正逆両方向に回転駆動可能な回転駆動手段581としてギアを介してドラム578を回転駆動するモータを内蔵している。
【0100】
さらに、取り付け部580は、サブ制御基板30と接続するハーネス582が延出している。回転駆動手段581のモータは、ハーネス582を介したサブ制御基板30の制御により回転駆動するようになっている。
【0101】
一方、組み立て金具508には、前記反射透過部材570が下方に移動した際に挿入される湾曲部591が形成されている。
【0102】
以下、本実施形態の動作を説明する。
図8において、サブ制御基板30(図3参照)は、スロットマシン1(図1参照)に電源が投入された状態において、冷陰極蛍光管332a、332bを発光させる。
【0103】
ここでゲームの待機状態やゲームの通常の進行状態において、サブ制御基板30(図3参照)は、必要に応じて反射透過切替手段507の回転駆動手段581(図7参照)のモータを回転させ、左右の回転保持部材573、574(図7参照)を回転駆動して反射透過部材570の反射面571を前記演出用部材302と前記照明手段の冷陰極蛍光管332a、332bの間に配置することで前記冷陰極蛍光管332a、332bからの照明光R1を液晶シャッタ304側に反射する。
【0104】
以下、図5に示し実施形態の場合と同様に、サブ制御基板30(図3参照)は、液晶シャッタ304に対して背面から入射する照明光R1を拡散して前方に導く状態に制御し、液晶表示パネル305に対して前記液晶シャッタ304からの拡散光を各画素で透過率を制御して透過させる状態に制御することで、液晶表示パネル305の前面に待機画像、ゲームの進行や演出に関係する画像等を表示する。
【0105】
次に、ゲームの進行状態において、特定の小役に入賞、大当りが確定、高確率抽選状態に移行する等、特定の状態に移行した場合、サブ制御基板30(図3参照)は、図8の状態から、反射透過切替手段507の回転駆動手段581(図7参照)のモータを逆回転させ、左右の回転保持部材573、574を図面に向かって右回りに回転駆動して反射透過部材570の透過面572を演出用部材302と前記照明手段の冷陰極蛍光管332a、332bの間に配置することで前記冷陰極蛍光管332a、332bからの照明光R1を透過面572に透過させ前記筐体501の内面及び演出用部材302に反射させ、これら反射光R2を透過面572に透過させ液晶シャッタ304に導く。
【0106】
次に、サブ制御基板30(図3参照)は、液晶シャッタ304に対して背面から入射する反射光R2を透過して前方に導く状態に制御するとともに、液晶表示パネル305の全画素を最大の透過率に制御する。
【0107】
以下、図6に示した実施形態の場合と同様に、液晶表示パネル305及び液晶シャッタ304は、透明に近い状態となり、遊技者は、スロットマシン1(図1参照)の外側から表示窓48aを介して演出用部材302を視認できる。
【0108】
係る構成の液晶表示演出装置448によれば、液晶表示パネル305に画像を表示させる場合には、反射透過切替手段507がその反射面571を前記演出用部材302と前記照明手段303の間に配置することで前記照明手段303からの光を液晶シャッタ304側に反射する。これにより、図4に示した実施形態と同様の効果が得られる。
【0109】
尚、図4乃至図6に示した実施の形態では、反射透過切替手段307の光を透過する透過領域としての基材の透明フィルムをそのまま透過面372として用い、図7乃至図9に示した実施の形態では、反射透過切替手段507の光を透過する透過領域として基材の透明樹脂の板をそのまま透過面372として用いたが、前記透過領域としては、例えば基材に形成した貫通部等の物体を何も配置しない領域を用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0110】
本発明は、スロットマシンに限らず、画像を表示するパチンコ機等その他の遊技機にも応用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0111】
【図1】図1は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの内部構造を表した図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態による液晶表示演出装置及びその周辺部の分解斜視図である。
【図5】図5は、本発明の一実施形態による液晶表示演出装置及びその周辺部の画像表示状態における断面図である。
【図6】図6は、本発明の一実施形態による液晶表示演出装置及びその周辺部の演出用部材視認可能状態における断面図である。
【図7】図7は、本発明の一実施形態による液晶表示演出装置及びその周辺部の分解斜視図である。
【図8】図8は、本発明の一実施形態による液晶表示演出装置及びその周辺部の画像表示状態における断面図である。
【図9】図9は、本発明の一実施形態による液晶表示演出装置及びその周辺部の演出用部材視認可能状態における断面図である。
【符号の説明】
【0112】
1…スロットマシン、2…筐体、3…前扉、4…上部パネル部、
5…下部パネル部、6…受皿ユニット、6a…受皿部、7…操作卓、
20…主制御基板、21…ホッパ装置、22…補助貯留部、
23…主電源装置、24…電源装置基板、25…外部集中端子基板、
30…サブ制御基板、31…発光ダイオード、
32a、32b…スピーカ、33…中央表示基板、
34…メダル選別装置、34a…メダルセンサ、
35、36、37…ガイド部材、38…スピーカ、
41…パネル面、42…表示窓、43…遊技状態表示部、
44…ドットマトリクス表示部、45…数値情報表示部、
46…演出用照明部、47a、47b…演出用放音部、
48…液晶表示ユニット、48a…表示窓、
49a、49b…演出用照明部、
51…パネル、61…メダル払出口、62…演出用放音部、
71…メダル投入部、71a…メダル投入口、
72、73、74…ベットボタン、
75…スタートレバー、76a、76b、76c…ストップボタン、
77…精算ボタン、78…鍵穴、
100…リールユニット、
101a、101b、101c…リール、
110a、110b、110c…ステッピングモータ、
120a、120b、120c…基準位置センサ、
130…回胴装置基板、200…CPU、201…記憶部、
202…システムプログラム、203…入賞抽選テーブル、
204…内部抽選フラグ、210…メダルクレジット手段、
230…演出装置、301…筐体、302…演出用部材、
303…照明手段、液晶シャッタ…304、305…液晶表示パネル、
306…枠体、307…反射透過切替手段、308…組み立て金具、
311…下側壁部、312…開口部、321…駆動ユニット、
322…上部、323…ハーネス、324a、324b…腕部、
325a、325b…ブラケット、326a、326b…ネジ、
331…枠部材、332a、332b…冷陰極蛍光管、
341、351…ハーネス、353…液晶パネル、354…偏光板、
362…切り欠き、370…フィルム、371…反射面、
372…透過面、373…反射面側リール、374…透過面側リール、
375…枠部材、376…ハーネス、352…保護パネル、
448…液晶表示演出装置、448a…表示窓、501…筐体、
507…反射透過切替手段、508…組み立て金具、
570…反射透過部材、571…反射面、572…透過面、
573、574…回転保持部材、575、576…アーム、
577、578…ドラム、579、580…取り付け部、
581…回転駆動手段、582…ハーネス




 

 


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