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発明の名称 遊技機リサイクル管理システムおよびその方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−7067(P2007−7067A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−190357(P2005−190357)
出願日 平成17年6月29日(2005.6.29)
代理人 【識別番号】100064414
【弁理士】
【氏名又は名称】磯野 道造
発明者 宮本 勝紀 / 楢山 徹
要約 課題
遊技機の回収工程における主基板およびCPUの厳格な管理を実現できる遊技機リサイクル管理システムを提供する。

解決手段
遊技機の遊技結果に影響を及ぼすプログラムおよび固有な識別情報である記録媒体識別情報を記録した記録媒体から、記録媒体識別情報を読み取る記録媒体用読取装置と、遊技機に組み込まれ、記録媒体を有する構成される回路基板に付随するIDタグから、このIDタグに記録された固有の識別情報である回路基板識別情報を読み取るIDタグ用読取装置と、遊技機を特定する遊技機識別情報に対応付けて、当該遊技機に搭載された回路基板の回路基板識別情報、当該回路基板に搭載された記録媒体の記録媒体識別情報および回路基板の再使用の可否を示す再使用判定情報を、少なくとも記録した記憶部を有する遊技機管理装置とからなる遊技機リサイクル管理システム
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技機の遊技結果に影響を及ぼすプログラムおよび固有な識別情報である記録媒体識別情報を記録した記録媒体から、前記記録媒体識別情報を読み取る記録媒体用読取装置と、前記遊技機に組み込まれ、前記記録媒体を有する回路基板に付随するIDタグから、このIDタグに記録された固有の識別情報である回路基板識別情報を読み取るIDタグ用読取装置と、前記遊技機を特定する遊技機識別情報に対応付けて、当該遊技機に搭載された前記回路基板の前記回路基板識別情報、当該回路基板に搭載された前記記録媒体の前記記録媒体識別情報および前記回路基板の再使用の可否を示す再使用判定情報を、少なくとも記録した記憶部を有する遊技機管理装置とを含んで構成され、市場から回収された遊技機を管理する遊技機リサイクル管理システムであって、
前記IDタグ用読取装置は、
回収された前記遊技機から分別された前記回路基板に付随した前記IDタグから読み取った前記回路基板識別情報を、前記遊技機管理装置に送信し、
前記記録媒体用読取装置は、
回収された前記遊技機から分別された前記回路基板が有する前記記録媒体から読み取った前記記録媒体識別情報を、前記遊技機管理装置に送信し、
前記遊技機管理装置は、
前記IDタグ用読取装置から前記回路基板識別情報を取得すると、この回路基板識別情報に対応する前記再使用判定情報を、前記記憶部から抽出して表示させ、前記回路基板識別情報を取得した日時の情報を、前記回路基板識別情報に対応付けて前記記憶部に記録して、
前記記録媒体用読取装置から前記記録媒体識別情報を取得すると、この記録媒体識別情報に対応付けて、当該記録媒体が廃棄されたことを示す記録媒体廃棄フラグおよび前記記録媒体識別情報を取得した日時の情報を含んで記録媒体管理情報として前記記憶部に記録すること、
を特徴とする遊技機リサイクル管理システム。
【請求項2】
前記記録媒体用読取装置は、前記記録媒体識別情報を送信する際に、当該記録媒体用読取装置に固有な識別情報である読取装置IDを合わせて送信し、
前記遊技機管理装置は、前記記録媒体管理情報を前記記憶部に記録する際に、前記読取装置IDを含んで記録すること、
を特徴とする請求項1に記載の遊技機リサイクル管理システム。
【請求項3】
前記記録媒体用読取装置は、前記記録媒体に直接接続することで、前記記録媒体単体から前記記録媒体識別情報を読み取り可能に構成され、
前記記録媒体用読取装置は、回収された前記遊技機の前記回路基板から、前記記録媒体を分別したあとで、当該記録媒体単体から前記記録媒体識別情報を読み取ること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機リサイクル管理システム。
【請求項4】
前記記録媒体用読取装置は、前記回路基板に前記記録媒体が搭載された状態で、前記回路基板に設けられた接続端子を介して、前記記録媒体識別情報を読み取り可能に構成され、
前記記録媒体用読取装置は、回収された前記遊技機の前記回路基板に前記記録媒体が搭載された状態で、前記記録媒体識別情報を読み取ること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機リサイクル管理システム。
【請求項5】
前記記録媒体は、遊技機の遊技結果に影響を及ぼすプログラムが記録されたメモリおよび前記記録媒体識別情報が記録されたIDタグから構成され、
前記記録媒体用読取装置は、前記記録媒体を構成するIDタグに記録された前記記録媒体識別情報を読み取ること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機リサイクル管理システム。
【請求項6】
遊技機の遊技結果に影響を及ぼすプログラムおよび固有な識別情報である記録媒体識別情報を記録した記録媒体を含む記録媒体から、前記記録媒体識別情報を読み取る記録媒体用読取装置と、前記遊技機に組み込まれ、前記記録媒体が搭載された回路基板に付随するIDタグから、このIDタグに記録された固有の識別情報である回路基板識別情報を読み取るIDタグ用読取装置と、前記遊技機を特定する遊技機識別情報に対応付けて、当該遊技機に搭載された前記回路基板の前記回路基板識別情報、当該回路基板に搭載された前記記録媒体の前記記録媒体識別情報および前記回路基板の再使用の可否を示す再使用判定情報を、少なくとも記録した記憶部を有する遊技機管理装置とを含んで構成され、市場から回収された遊技機を管理する遊技機リサイクル管理システムにおける遊技機リサイクル管理方法であって、
前記IDタグ用読取装置が、回収された前記遊技機から分別された前記回路基板に付随した前記IDタグから読み取った前記回路基板識別情報を、前記遊技機管理装置に送信するステップと、
前記遊技機管理装置が、取得した前記回路基板識別情報に対応する前記再使用判定情報を、前記記憶部から抽出して表示させ、前記回路基板識別情報を取得した日時の情報を、前記回路基板識別情報に対応付けて前記記憶部に記録するステップと、
前記記録媒体用読取装置が、回収された前記遊技機から分別された前記回路基板が有する前記記録媒体から読み取った前記記録媒体識別情報を、前記遊技機管理装置に送信するステップと、
前記遊技機管理装置が、前記取得した前記記録媒体識別情報に対応付けて当該記録媒体が廃棄されたことを示す記録媒体廃棄フラグおよび前記記録媒体識別情報を取得した日時の情報を含んで記録媒体管理情報として前記記憶部に記録するステップと、
を含むことを特徴とする遊技機リサイクル管理方法。
【請求項7】
前記記録媒体用読取装置が前記記録媒体識別情報を送信するステップにおいて、前記記録媒体用読取装置は、当該記録媒体用読取装置に固有な識別情報である読取装置IDを合わせて送信し、
前記遊技機管理装置が、前記記録媒体管理情報を、前記記憶部に記録するステップにおいて、取得した前記読取装置IDを合わせて記録すること、
を特徴とする請求項6に記載の遊技機リサイクル管理方法。
【請求項8】
前記記録媒体用読取装置は、前記記録媒体に直接接続することで、前記記録媒体単体から前記記録媒体識別情報を読み取り可能に構成され、
前記記録媒体用読取装置は、回収された前記遊技機の前記回路基板から、前記記録媒体を分別したあとで、当該記録媒体単体から前記記録媒体識別情報を読み取ること、
を特徴とする請求項6または請求項7に記載の遊技機リサイクル管理方法。
【請求項9】
前記記録媒体用読取装置は、前記回路基板に前記記録媒体が搭載された状態で、前記回路基板に設けられた接続端子を介して、前記記録媒体識別情報を読み取り可能に構成され、
前記記録媒体用読取装置は、回収された前記遊技機の前記回路基板に前記記録媒体が搭載された状態で、前記記録媒体識別情報を読み取ること、
を特徴とする請求項6または請求項7に記載の遊技機リサイクル管理方法。
【請求項10】
前記記録媒体は、遊技機の遊技結果に影響を及ぼすプログラムが記録されたメモリおよび前記記録媒体識別情報が記録されたIDタグから構成され、
前記記録媒体用読取装置は、前記記録媒体を構成するIDタグに記録された前記記録媒体識別情報を読み取ること、
を特徴とする請求項6または請求項7に記載の遊技機リサイクル管理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機のリサイクル工程において、遊技機の遊技結果に影響を及ぼすプログラムが記録された記録媒体および、この記録媒体を有する回路基板の厳格なリサイクル管理が可能な遊技機リサイクル管理システムおよびその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
パチンコ遊技機や回胴式遊技機(スロットマシン)等の遊技機には、各種制御基板や電源ユニット等の複数のユニットが組み込まれているが、近年施行された改正リサイクル法により、遊技機のリサイクルが義務化されたことから、これらの各種ユニットは、再使用を含めリサイクルされることが多くなっている。
従来、このような遊技機の製品出荷後のユニットの流通経路を把握するため、ユニットの識別番号を記録したIDタグ等の記憶装置を各ユニットに取り付け、製品出荷後にその記憶装置からユニットの識別情報を読み出して、個々のユニットを特定するという提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、遊技機業界では不正防止の観点から、遊技機の確率制御を司るプログラムが記録された記録媒体であるROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)を内蔵したCPU(Central Processing Unit)(以下、便宜上、単にCPUと呼ぶ)や、このCPUを搭載した回路基板である主基板の廃棄管理を厳格におこなう必要があり、遊技機のリサイクル時におけるこれらの廃棄や再使用時の管理方法を新たに策定することは、リサイクルを推進しつつ不正防止を図る上で非常に重要となっている。
【特許文献1】特開2004−30008号公報(段落0013−0027,図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の管理方法では、遊技機の主基板をユニットとして管理できるものの、主基板に搭載されるCPUの廃棄管理を行なうことができないという問題があった。
特に、パチンコ遊技機等の遊技機については、風営法施行規則の2004年改正に伴い、その製造業者への管理義務が強化されるため、CPUの廃棄管理に対する要求が高まっているものの、作業者の手作業により分別・管理がおこなわれることが多くなっている。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたのであり、遊技機の回収工程における、遊技機の遊技結果に影響を及ぼすプログラムを記録した記録媒体および、この記録媒体が搭載された回路基板の厳格な管理を実現できる遊技機リサイクル管理システムおよびその方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した課題を解決するためなされた本発明に係る、遊技機リサイクル管理システムは、遊技機の遊技結果に影響を及ぼすプログラムおよび固有な識別情報である記録媒体識別情報を記録した記録媒体から、前記記録媒体識別情報を読み取る記録媒体用読取装置と、前記遊技機に組み込まれ、前記記録媒体を有する回路基板に付随するIDタグから、このIDタグに記録された固有の識別情報である回路基板識別情報を読み取るIDタグ用読取装置と、前記遊技機を特定する遊技機識別情報に対応付けて、当該遊技機に搭載された前記回路基板の前記回路基板識別情報、当該回路基板に搭載された前記記録媒体の前記記録媒体識別情報および前記回路基板の再使用の可否を示す再使用判定情報を、少なくとも記録した記憶部を有する遊技機管理装置とを含んで構成され、IDタグ用読取装置は、回収された遊技機から分別された回路基板に付随したIDタグから読み取った回路基板識別情報を、遊技機管理装置に送信し、記録媒体用読取装置は、回収された遊技機から分別された回路基板が有する記録媒体から読み取った記録媒体識別情報を、遊技機管理装置に送信し、遊技機管理装置は、IDタグ用読取装置から回路基板識別情報を取得すると、この回路基板識別情報に対応する再使用判定情報を、記憶部から抽出して表示させ、回路基板識別情報を取得した日時の情報を、回路基板識別情報に対応付けて記憶部に記録して、記録媒体用読取装置から記録媒体識別情報を取得すると、この記録媒体識別情報に対応付けて、当該記録媒体が廃棄されたことを示す記録媒体廃棄フラグおよび記録媒体識別情報を取得した日時の情報を含んで記録媒体管理情報として記憶部に記録することを特徴としている。
【0007】
また、前述した課題を解決するためなされた本発明に係る、遊技機リサイクル管理方法は、遊技機の遊技結果に影響を及ぼすプログラムおよび固有な識別情報である記録媒体識別情報を記録した記録媒体を含む記録媒体から、記録媒体識別情報を読み取る記録媒体用読取装置と、遊技機に組み込まれ、記録媒体が搭載された回路基板に付随するIDタグから、このIDタグに記録された固有の識別情報である回路基板識別情報を読み取るIDタグ用読取装置と、遊技機を特定する遊技機識別情報に対応付けて、当該遊技機に搭載された回路基板の回路基板識別情報、当該回路基板に搭載された記録媒体の記録媒体識別情報および回路基板の再使用の可否を示す再使用判定情報を、少なくとも記録した記憶部を有する遊技機管理装置とを含んで構成される遊技機リサイクル管理システムにおける遊技機リサイクル管理方法であって、IDタグ用読取装置が、回収された遊技機から分別された回路基板に付随したIDタグから読み取った回路基板識別情報を、遊技機管理装置に送信するステップと、遊技機管理装置が、取得した回路基板識別情報に対応する再使用判定情報を、記憶部から抽出して表示させ、回路基板識別情報を取得した日時の情報を、回路基板識別情報に対応付けて記憶部に記録するステップと、記録媒体用読取装置が、回収された遊技機から分別された回路基板が有する記録媒体から読み取った記録媒体識別情報を、遊技機管理装置に送信するステップと、遊技機管理装置が、取得した記録媒体識別情報に対応付けて当該記録媒体が廃棄されたことを示す記録媒体廃棄フラグおよび記録媒体識別情報を取得した日時の情報を含んで記録媒体管理情報として記憶部に記録するステップとを含むことを特徴としている。
【0008】
この遊技機リサイクル管理システムおよびその方法によると、回路基板の再使用の可否を示す再使用判定情報を表示することができ、回路基板識別情報および記録媒体識別情報を取得した日時の情報や、記録媒体を廃棄したことを示す記録媒体廃棄フラグを遊技機管理装置に記録することができる。
本発明の他の形態については後述する実施の形態の中で詳しく説明する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、回収された遊技機の回路基板の回路基板識別情報および遊技結果に影響を及ぼすプログラムが記録された記録媒体の記録媒体識別情報を用いて、回路基板である主基板およびこの記録媒体を内蔵するCPUの厳格なリサイクル管理を行なうことができ、不正の温床となるCPUの外部流出を効率的に抑止可能なリサイクル管理システムおよびその方法を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明の実施の形態に係る遊技機リサイクル管理システムおよびその方法について説明する。本実施の形態の遊技機リサイクル管理システムおよびその方法では、リサイクルのために回収された遊技機を、ユニット単位に分解した際に、各ユニットの再使用の可否を判定する。また、遊技機の確率制御を司るプログラムおよびこのCPUに固有な識別情報であるCPU識別情報(特許請求の範囲の記録媒体識別情報に相当)が記録されたROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等の記録媒体が内蔵されたCPU(以下、便宜上、以下、単にCPUと呼ぶ)については、リサイクルにあたって、当該遊技機の製造業者の責任の元に、すべて廃棄する必要があるため、別途の管理情報を作成して、厳格な管理を行なう。
なお、本実施の形態では、風営法等の法規制により仕様に規制のあるパチンコ遊技機を例示するが、本発明に係る遊技機の例としては、この他に、一般にスロットマシン(パチスロ)と呼ばれる回胴式遊技機や、アーケード用のゲーム機等、制御装置(主基板)により制御され、遊技機を介して遊技者と営業者との間に、利害関係をともなうものを指している。
【0011】
(パチンコ遊技機の構成)
以下、本実施の形態では、遊技機として、パチンコ遊技機を例にして説明する。そのため、次に、パチンコ遊技機の構成について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における管理対象の遊技機の一例であるパチンコ遊技機の前面側における基本的な構造を示す正面図である。図1に示したパチンコ遊技機10は、主に遊技機枠と遊技盤4とから構成される。
【0012】
パチンコ遊技機10の遊技機枠は、外枠1、前枠2、ガラス扉3、上受け皿5、下受け皿6および発射装置ハンドル7を含んで構成される。外枠1は、開口部分を有する方形状の枠体であり、ホール等のパチンコ遊技機10を設置すべき位置にて固定される。前枠2は、外枠1の開口部分に整合する枠体であり、外枠1へ開閉可能に取り付けられる。
【0013】
ガラス扉3は、前枠2へ開閉可能に取り付けられる。賞球タンク14に貯留され払出ユニット13から払い出された賞球は、所定の流路を経由して上受け皿5または下受け皿6に供給される。上受け皿5は、遊技球の貯留、発射レール(不図示)への遊技球の送り出し、下受け皿6への遊技球の抜き取り等の機構を有する。下受け皿6は、遊技球の貯留、抜き取り等の機構を有する。遊技者が発射装置ハンドル7を回動させると遊技球が発射される。
【0014】
パチンコ遊技機10の遊技盤4には、遊技部品として図柄表示装置8、第1種始動入賞口(以下、「始動口」という)9、大入賞口19等が設けられる。図柄表示装置8は、例えば、その画面に第1種特別図柄と呼ばれる図柄(以下、「特別図柄」という)と、特別図柄に連動する装飾図柄を変動させながら表示する。ここで、特別図柄は、始動口9への遊技球の落入を契機として行われる抽選の結果に応じて大当たりを発生させるか否かを示すための図柄であり、装飾図柄は、抽選の結果を視覚的に演出するための図柄である。図柄表示装置8は、例えば液晶ディスプレイで構成される。大入賞口19は、特別図柄が特定の態様にて停止したときに「大当たり」として開放状態となる横長方形状の入賞口である。
【0015】
次に、図2は、パチンコ遊技機10の背面側における基本的な構造を示す背面図である。図2を参照して、パチンコ遊技機10の背面側における基本的な構造を説明する(適宜、図1参照)。
主基板ユニット11は、パチンコ遊技機10の全体動作を制御する主基板を内包したユニットであり、この主基板は、特に始動口9へ入賞したときの抽選等、遊技動作全般を処理する。液晶ユニット12は、主基板ユニット11による抽選結果に応じて表示内容を変動させて図柄表示装置8に図柄を表示する。払出ユニット13は、各入賞口への入賞に応じて賞球タンク14から供給される遊技球を上受け皿5へ払い出す。払出制御基板ユニット15は、払出ユニット13による払出動作を制御する払出制御基板を内包している。発射装置16は、上受け皿5の貯留球を、発射装置ハンドル7の操作量に応じた強さで、遊技領域へ1球ずつ発射する。発射制御基板ユニット17は、発射装置16の発射動作を制御する発射制御基板を内包している。電源ユニット18は、パチンコ遊技機10の各部へ電力を供給する。なお、図2に示した、パチンコ遊技機10を構成する各ユニットおよびガラス扉3の内側の遊技盤4の下部には、それぞれ固有なタグIDを記憶したIDタグ20が貼付されている。
【0016】
(主基板ユニットの構成)
次に、パチンコ遊技機10の確率制御を司るプログラムおよびCPU識別情報が記録された記録媒体を内蔵したCPUを搭載した主基板ユニット11の構成について詳しく説明する。ここで、図3は、主基板ユニット11の構成を示す分解斜視図である。図3に示した主基板ユニット11は、CPU160が搭載された主基板150と、パチンコ遊技機10の背面側に固定され、主基板150を収納するベース部119と、ベース部119を覆うカバー部120とから主に構成される。
【0017】
CPU160が搭載される回路基板である主基板150は、例えば、ガラスエポキシ系樹脂に配線がプリントされたプリント基板をベース体として、前述のCPU160を始めとするI/O用、ドライバ用等のICや抵抗(不図示)、コネクタ152などの各種電子部品が実装され、このコネクタ152を介してパチンコ遊技機10の電気装置と配線接続することにより、この電気装置を適宜制御可能となっている。さらに主基板150にはCPU160固有のコードや、CPU160に内蔵されたROMに記憶されたプログラム、チェックサム等を読み出し可能なチェック用接続端子151、主基板150を識別するためのタグIDが記憶されたIDタグ20が設けられている。なお、ここでいうタグIDは、特許請求の範囲の回路基板識別情報に相当している。
【0018】
ベース部119およびカバー部120は、透明または半透明な樹脂板により形成され、全体として内部に収納された主基板150が、外部から判別可能なように形成されている。ベース部119には、図示しないネジ等によりパチンコ遊技機10の背面側に固定され(図2参照)、主基板150を収納するために、周囲を枠状に形成した主基板収納部121と、左側面および下部側面から張り出したそれぞれ4つのベース側固定部123と、上部側面に設けられた2箇所の係止穴125とが形成されている。また、カバー部120には、左側面および下部側面から張り出したそれぞれ4つのカバー側固定部122と、上部面の端部から円弧状に突出した2箇所の係止片124とが形成されている。
【0019】
カバー部120の係止片124は、ベース部119の係止穴125を貫通して係合することで、ベース部119およびカバー部120の上端部分が係止される。
また、カバー側固定部122は、内径が、図示しない止めネジの頭部の直径よりも小さい円筒形状であり、この止めネジを、カバー側固定部122を貫通させてベース側固定部123にねじ込むことで、カバー側固定部122とベース側固定部123とは固着される。
【0020】
カバー側固定部122を貫通してベース側固定部123にねじ込まれる止めネジは、止めネジを締める方向である時計周り方向の一方向にのみトルクがかかるように頭部が形成されたワンウェイネジであり、これにより、一度、カバー側固定部122とベース側固定部123とを固着すると、止めネジを緩めることはできなくなる。また、主基板ユニット11において、カバー側固定部122とベース側固定部123とを固着する際には、すべてで8箇所ある固定部(122、123)のうち、左側の1箇所および下側の1箇所を止めネジを用いて固着する。したがって、主基板ユニット11から主基板150を取り外すためには、2組の固定部(122,123)を破断する必要がある。これにより、主基板ユニット11の開封を目視にて確認することができ、主基板150やCPU160のすり替えによる不正を防止することができる。
【0021】
以上のように構成された主基板ユニット11は、CPU160を取り付けた主基板150を、ベース部119の主基板収納部121に固定して、係止穴125に係止片124を係合させ、左側面および下部側面の1箇所ずつカバー側固定部122を貫通させて止めネジをベース側固定部123にねじ込むことで組み立てられる。
【0022】
このような前提にあって、パチンコ遊技機10では、この製造や回収を効率よく行なうために、各部を適宜ユニット化して組み立て、管理等がおこなわれるようになっている。
具体的には、図4に示すように、1台のパチンコ遊技機10を、遊技機本体100X、枠ユニットとしてユニット100A、遊技盤ユニットとしてユニット100B、主基板ユニット11としてユニット100Cのように、区分して管理する。そして、遊技機本体100X、ユニット100A、100B、100C(以下、ユニット100として総称する)のそれぞれには、IDタグ20x,20a,20b,20c(以下、IDタグ20として総称する)が貼付されている。ここで、IDタグ20は、例えばIDタグ20の製造時に固有のタグIDが記録され、アンテナが内蔵された非接触ICチップであり、非書換型のものが望ましい。また、タグIDの類推を防ぐために、各IDタグ20に記録されるタグIDとユニット100との間には相関がないことが望ましい。このようなIDタグ20を用いることで、データの単一性、システムの信頼性が向上し、情報の改ざんを防止することもできる。また、書換不可能なIDタグ20を用いることで、IDタグ20の書き換えによる不正なユニット100の正規化や、これを予防する措置を講ずることなくセキュリティ性を高めることができる。
【0023】
以下に、2つの実施形態例によるパチンコ遊技機10のリサイクル手順に対応する遊技機リサイクル管理システムについて詳しく説明する。
【0024】
(第1実施形態例:遊技機の流通概要)
はじめに、第1実施形態例におけるパチンコ遊技機10の製造からリサイクルまでの概略的な流れについて、パチンコ遊技機10の流通過程の概略例を示す説明図である図5を参照しつつ、簡単に説明する(適宜、図1ないし図4参照)。なお、これら一連の流通過程において、リサイクル工程におけるパチンコ遊技機の管理は、遊技機リサイクル管理システムによりなされるが、この遊技機リサイクル管理システムの詳細については後述する。
【0025】
前述のように、パチンコ遊技機10は、複数のユニット化された部品(ユニット100)を組み合わせて構成されている。そのため、まず、ユニット工場U1〜U4において、それぞれユニット化までの製造を行なう(a)。
ただし、主基板ユニット11の場合、ユニット工場にて、IC、抵抗、コンデンサ、コネクタ、CPUソケット等の電子部品を回路基板に実装して、半田付けが行なわれて主基板150が形成され、所定の検査の後、図3に示したように、ベース部119およびカバー部120からなるカバー内に収容する工程までが行なわれる。そして、この状態で、製造工場Pに送られて、製造工場P内で、製造工場Pの作業者により、主基板150にCPU160が実装されて主基板ユニット11が製造される。これはCPU160については、厳格な管理が必要とされるため、輸送時等のリスクを回避のためのものである。
【0026】
そして、ユニット化されたユニット100は、パチンコ遊技機10の製造業者が管理する製造工場Pに納入される(b)。このとき、各ユニット100には、固有のタグIDを記録したIDタグ20が貼付される。そして、IDタグ20が貼付されたユニット100は、組立工程(c)にてパチンコ遊技機10に組み立てられるとともに、このパチンコ遊技機10を構成する各ユニット100に貼付されたIDタグ20に記録されたタグIDは、パチンコ遊技機10ごとに取り纏められて、後述する遊技機管理装置に、ユニット組合せ情報として記録される。また、組立工程において、中古のパチンコ遊技機10から回収された再使用可能なユニット100については、これを用いて新規のパチンコ遊技機10の組み立てに供することもある。
【0027】
次に、組立工程(c)で組み立てられたパチンコ遊技機10は、製品検査工程(d)において、所定の検査を行なった後、一旦倉庫に保管され(e)、出荷要求に応じて運送業者等の手により遊技場Hに出荷される(f)。遊技場Hに出荷されたパチンコ遊技機10は、設置担当者により設置作業が行われ(g)、所定期間(3ヶ月〜12ヶ月)の遊技に供されることになる。
そして、遊技場Hにおいて、当該パチンコ遊技機10の入れ替えが必要と判断された場合は、パチンコ遊技機10は、当該パチンコ遊技機10と入れ替えて新しいパチンコ遊技機10を設置する設置担当者等により撤去され(h)、リサイクルを行なうために、運送業者等の手により、回収工場Rに搬送されることで回収される(i)。なお、ここでは説明の簡略化のために、遊技場Hで撤去されたパチンコ遊技機10は、すべて回収工場Rに回収されることとしたが、図示しないその他の遊技場Hに中古機として搬送、設置して、さらに所定期間、遊技に供されることもある。
【0028】
次に、回収工場Rに回収(i)されたパチンコ遊技機10は、入荷工程(j)において、当該回収工場Rにおける取り扱い対象のパチンコ遊技機10であるか否かと、回収されたパチンコ遊技機10に再使用されるユニット100が含まれているか否かと、が判定される。ここで、取り扱い対象のパチンコ遊技機10ではないと判定されたパチンコ遊技機10は、返却工程(w)に送られ、適正な回収工場に送られたり、回収業者により引きとられたりする所定の処理が行なわれる。
そして、当該回収工場Rにおける取り扱い対象であり、かつ、再使用されるユニット100が含まれないと判定されたパチンコ遊技機10は、CPU選別工程(k)に送られて、主基板ユニット11からCPUのみを分離され、CPU以外の部品は、廃棄工程(m)に送られて、所定の廃棄処理が行なわれる。
また、当該回収工場Rにおける取り扱い対象であり、かつ、再使用されるユニット100が含まれると判定されたパチンコ遊技機10は、ユニット判定工程(n)に送られる。このユニット判定工程(n)において、ユニット100単位に分解され、後述する遊技機管理装置によるユニット100単位ごとの再使用可否の判定が行なわれる。ここで、再使用不可と判定されたユニット100は廃棄工程(m)に送られて所定の廃棄処理が行なわれる。ただし、分解されたユニット100のうち、主基板ユニット11が再使用不可と判定された場合は、CPU選別工程(k)に送られ、さらに主基板ユニット11を分解して、CPU160とそれ以外の部品とに選別し、CPU160は製造工場Pに搬送し(l)、それ以外の部品は廃棄工程(m)に送られる。
【0029】
ここで、図6は、廃棄工程(m)における、廃棄処理手順の概略例を示す説明図である。図6に示すように、ユニット判定工程(n)、ユニット検査工程(o)またはCPU選別工程(k)から送られたユニット100は、まず、廃棄分別工程において、所定のリサイクルの方法に従って、分別される。この廃棄分別工程により、ユニット100は、ユニット100を燃焼させて熱エネルギを取り出し、製造工場や回収工場の稼動エネルギ等として利用するサーマルリサイクル工程と、ユニット100を分解して、再びユニット工場(U1〜U4)でユニットとして製造させるための材料に戻すマテリアルリサイクル工程と、ごみとして完全に廃棄する完全廃棄工程とに分別される
【0030】
図5に戻って、回収工場Rのユニット検査工程(o)において、再使用可能と判定されたユニット100は、ユニット検査工程(o)において、所定の検査が行なわれ、検査に合格したユニット100は、再使用のために製造工場Pに搬送される(p)。また、ここで検査不合格となったユニットは、廃棄工程(m)に送られ、検査不合格となった主基板ユニット11だけは、CPU選別工程(k)に送られて、前述と同様にCPU160だけは製造工場Pに搬送される(l)。
【0031】
次に、回収工場Rにおいてユニット検査工程(o)における検査に合格したユニット100は、製造工場Pに搬送される(p)。そして、製造工場PのCPU選別工程(q)において、回収工場Rから搬送されたユニット100のうち、主基板ユニット11は、分解されてCPU160とそれ以外の部品とに選別し、CPU160だけはCPU廃棄工程(r)に送られる(l)。
そして、ユニット100は、リユース倉庫で保管され(s)、パチンコ遊技機10の製造計画に応じて、リユース倉庫から組立工程(c)に送られて、パチンコ遊技機10の組立に供される(t)。
【0032】
以上のような過程を経てパチンコ遊技機10がユニット100単位でリサイクルされるとともに、主基板150に搭載されたCPU160は、リサイクルの過程ですべてパチンコ遊技機10の製造業者が管理する製造工場Pにおいて廃棄される。
【0033】
(システム構成)
次に、前述したパチンコ遊技機10の流通過程のリサイクル工程において、リサイクルされるパチンコ遊技機10に関する情報を管理する遊技機リサイクル管理システムについて詳細に説明する。図7は、本実施形態例における遊技機リサイクル管理システムの構成を示すブロック図である。図7に示した遊技機リサイクル管理システムは、遊技機製造業者である遊技機製造会社内に設置された遊技機管理装置200および管理者用端末210がLAN(Local Area Network)220を介して接続され、さらにLAN220と、回収工場Rに設置される第1ローカルサーバ230と、製造工場Pに設置される第2ローカルサーバ231および第3ローカルサーバ232とが通信ネットワーク網240を介して接続されて構成される。
なお、製造工場Pに設置された第2ローカルサーバ231は、前述の組立工程(c)において、パチンコ遊技機10を構成する各ユニット100に貼付されたIDタグ20に記録されたタグIDを取り纏めるために用いられ、リサイクル工程においては用いられない。このパチンコ遊技機10を構成する各ユニット100に貼付されたIDタグ20に記録されたタグIDを取り纏める手順については後述する。
【0034】
(遊技機管理装置)
遊技機管理装置200は、遊技機製造業者である遊技機製造会社等に設置され、パチンコ遊技機10を構成する各ユニット100の再使用の可否を判定し、リサイクルされるパチンコ遊技機10に搭載されたCPU160の廃棄管理等を行なうものである。
図7に示すように、遊技機管理装置200は、記憶装置201および処理装置202を具備し、CPUやメモリを含む一般的なコンピュータにより具現される。記憶装置201は、メモリ等であり、処理装置202はCPU等である。記憶装置201には、ユニット組合せ情報d1(図8参照)、リサイクル情報d2(図9参照)、CPU管理情報d3(図10参照)および位置対応情報d4(図11参照)が記録されている。なお、ユニット組合せ情報d1、リサイクル情報d2、CPU管理情報d3および位置対応情報d4のデータ構造については後述する。
【0035】
(管理者用端末)
管理者用端末210は、パチンコ遊技機10や、パチンコ遊技機10を構成するユニット100のリサイクルを管理する担当者が、遊技機管理装置200からの情報活用等に使用する端末であり、メモリやマイクロプロセッサを搭載したパーソナルコンピュータ等により具現される。
【0036】
(ローカルサーバ、IDタグ用読取装置、CPU用読取装置)
第1ローカルサーバ230および第2ローカルサーバ231には、IDタグ用読取装置250が接続され、第3ローカルサーバ232には、CPU用読取装置260が接続されている。第1ローカルサーバ230および第2ローカルサーバ231に接続されたIDタグ用読取装置250は、パチンコ遊技機10の各ユニット100に貼付されたIDタグ20との通信を行い、そのIDタグ20に予め記録されている固有IDであるタグIDを読み取るようになっている。また、IDタグ用読取装置250は、図示しない、IDタグ用読取装置250を駆動する電源部や、タイムスタンプを発行する時計手段、IDタグ用読取装置250に固有のリーダIDを記録した記憶部や、IDタグ20から読み取ったタグID等を、第1ローカルサーバ230または第2ローカルサーバ231に送信するデータ送信手段や、動作確認用の情報表示部等を含んで構成される。
このように構成されたIDタグ用読取装置250を用いることで、IDタグ20からタグIDを読み取って第1ローカルサーバ230または第2ローカルサーバ231に送信する際に、このIDタグ用読取装置250に固有のリーダIDおよび読み取った時間を示すタイムスタンプを合わせて送信することができる。
【0037】
また、第3ローカルサーバ232に接続されたCPU用読取装置260は、CPU160の接続端子を、矩形状の嵌合部であるCPUソケット161に嵌合させることで、CPU160の内部に記録されたCPU識別情報を読み取り可能に構成されている。また、CPU用読取装置260は、図示しない、CPU用読取装置260を駆動する電源部や、タイムスタンプを発行する時計手段、CPU用読取装置260に固有のリーダIDを記録した記憶部や、CPU160から読み取ったCPU識別情報等を、第3ローカルサーバ232に送信するデータ送信手段や、動作確認用の情報表示部等を含んで構成される。
このように構成されたCPU用読取装置260を用いることで、第三者により改造されて、不正なCPU識別情報を送信するように作成された主基板150であっても、主基板150を経由してCPU識別情報を読み取らないため、不正なCPU識別情報を読み取ることを防止することができ、CPU160からCPU識別情報を読み取って、第3ローカルサーバ232に送信する際に、このCPU用読取装置260に固有のリーダIDおよび読み取った時間を示すタイムスタンプを合わせて送信することができる。なお、CPU用読取装置260は、特許請求の範囲の記録媒体用読取装置に相当している。
【0038】
第1ローカルサーバ230および、これに接続されるIDタグ用読取装置250は、回収されたパチンコ遊技機10の各ユニット100を、リサイクルのために分別する回収工場R内に設置されている。また、第2ローカルサーバ231および、これに接続されるIDタグ用読取装置250と、第3ローカルサーバ232および、これに接続されるCPU用読取装置260とは、再使用されるユニット100と、各ユニット工場(U1〜U4)から送られる新規のユニット100とを組み合わせて新たなパチンコ遊技機10を製造する製造工場Pに設置されている。
【0039】
なお、本実施形態例では、IDタグ用読取装置250およびCPU用読取装置260がタイムスタンプを送信することとしたが、IDタグ用読取装置250およびCPU用読取装置260が接続される第1ローカルサーバ230、第2ローカルサーバ231または第3ローカルサーバ232が、IDタグ用読取装置250またはCPU用読取装置260からタグIDまたはCPU識別情報を取得した時刻でタイムスタンプを送信する構成としてもよい。
また、本実施形態例において、CPU用読取装置260はCPU160単体からCPU識別情報を読み取る構成としたが、CPU160を搭載した状態の主基板150のチェック用接続端子151と接続することで、CPU160に記録された固有IDであるCPU識別情報を読み取る構成を有する、後述する第2実施形態例に示すCPU用読取装置260を用いることもできる。
【0040】
さらに、本実施形態例では、CPU160内部に記録されたCPU識別情報を、専用の装置(CPU用読取装置260)を用いて読み取る構成としたが、例えば、CPU160のパッケージ内に、IDタグ20を内包して形成し、このIDタグ20に記録されたタグIDを、CPU識別情報として用いることもできる。この場合、CPU識別情報を、IDタグ用読取装置250を用いて読み取ることが可能であり、別途、専用の装置(CPU用読取装置260)を準備する必要がない。
【0041】
(ユニット組合せ情報)
次に、遊技機管理装置200の記憶装置201に記録されたユニット組合せ情報d1について説明する。ユニット組合せ情報d1には、図8に示すように、1つのレコードを1台のパチンコ遊技機10に対応させて、そのパチンコ遊技機10の機種の情報が記録された「製品名」の項目と、そのパチンコ遊技機10が使用された遊技場を識別する情報が記録された「納入ホール」の項目と、特許請求の範囲の遊技機識別情報に相当し、そのパチンコ遊技機10に固有な識別情報(図4に示した遊技機本体10Xに貼付するIDタグ20Xに記録されたタグIDに相当)が記録された「製品ID番号」の項目とが含まれる。
【0042】
また、ユニット組合せ情報d1には、レコードごとに、パチンコ遊技機10を構成する複数のユニット100に貼付されたIDタグ20に記録されたタグIDが、ユニット100の種類ごとに記録されている。例えば、「主基板」の項目には、各主基板150に貼付されたIDタグ20に記録されたタグIDが記録されている。また、「CPU」の項目には、CPU160に固有なCPU識別情報が記録されている。
さらに、各ユニット100のタグIDが記録された項目の右側に設けられた「再使用可否」の項目には、そのタグIDを有するユニット100が、再使用可能か否かを示す再使用判定情報が記録されている。再使用判定情報において、‘○’が入力されたユニット100は、再使用可能であることを示し、‘×’が入力されたユニット100は、再使用不可であることを示している。遊技機管理装置200は、この再使用判定情報を用いて、各ユニット100の再使用の可否を判定することができる。
【0043】
図8に示したユニット組合せ情報d1は、製造工場Pにおいて、パチンコ遊技機10を製造する製造工程(c)において紐付けられて生成され、予め遊技機管理装置200に記録されたものである。
ここで、ユニット組合せ情報d1の生成手順の例を説明する。まず、ユニット工場(U1〜U4)において組み立てられた各ユニット100は、製造工場Pに送られる(b)。製造工場Pでは、作業者が、各ユニット100にIDタグ20を貼付するとともに、組立工程(c)に設置された第2ローカルサーバ231に接続されたIDタグ用読取装置250を、各ユニット100に貼付されたIDタグ20にかざすことで、IDタグ用読取装置250が、このIDタグ20に記録されたタグIDを読み取る。IDタグ用読取装置250は、この読み取ったタグIDを、第2ローカルサーバ231に送信する。
【0044】
次に、製造工場Pの作業者は、第2ローカルサーバから、このIDタグ20が貼付されたユニット100の種類を特定する情報を入力する。すると、第2ローカルサーバ231は、この入力されたユニット100の種類を特定する情報と、IDタグ用読取装置250から送信されたタグIDとを合わせて、通信ネットワーク網240を介して遊技機管理装置200にこれらの情報を送信する。そして、遊技機管理装置200は、このようにして送信された、ユニット100の種類を特定する情報と、タグIDとを対にしてメモリ等の記憶装置201に一時記憶する。
【0045】
次に、製造工場Pの作業者は、組立工程(c)において、IDタグ20が貼付されたユニット100を、パチンコ遊技機10に組み立てる。そして、例えば、組立工程(c)の組み付けライン上の組立作業が完了する位置に、ゲート状のIDタグ用読取装置250を設置し、このIDタグ用読取装置250は、組み立てられたパチンコ遊技機10が通過する際に、各ユニット100に貼付されたIDタグ20からタグIDを読み取る。この読み取られたタグIDは、IDタグ用読取装置250から、遊技機管理装置200に送信される。
【0046】
そして、遊技機管理装置200は、記憶装置201に一時記憶していたユニット100の種類を特定する情報およびタグIDの情報対と、組立工程(c)において送信されたパチンコ遊技機10を構成するユニット100のタグIDとを用いて、各パチンコ遊技機10を構成するユニット100のタグIDが取り纏められたユニット組合せ情報d1を生成する。
なお、「納入ホール」および「再使用可否」の項目に記録された情報は、例えば、管理者が予め管理者用端末210から入力しておいたものである。また、「再使用可否」の項目に記録された再使用判定情報は、パチンコ遊技機10の稼動状況を管理するシステム等から稼働時間に応じて作成されたものを取得する構成としてもよい。この場合、ユニット100が、例えば、主基板ユニット11であれば、同一の主基板ユニット11を利用するパチンコ遊技機10があるか否か、当該主基板ユニット11の再使用が所定回数(例えば、3回)を超えているか否か、または、当該主基板ユニット11の稼動時間が所定時間(例えば、1000時間)を越えたか否かなど応じて、主基板ユニット11の再使用判定情報を生成することができる。また、「再使用可否」の項目に記録された再使用判定情報は、パチンコ遊技機10の稼動状況を管理するシステム等から、稼働時間に応じて作成されたものを取得する構成としてもよい。
【0047】
(リサイクル情報)
次に、遊技機管理装置200の記憶装置201に記録されたリサイクル情報d2について説明する。リサイクル情報d2は、各ユニット100のリサイクル管理を行なうためのものであり、図9に示すように、タグIDに対応させて、そのタグIDを有するユニット100の名称である「ユニット名」の項目と、そのユニット100の再使用の可否を示す「再使用可否」の項目と、このタグIDを読み取ったIDタグ用読取装置250の「リーダID」と、その設置場所である「回収場所」の項目と、このタグIDを読み取った日時である「回収日」の項目と、前述したユニット検査工程(n)における検査結果を反映した「検査結果」の項目とから構成される。ここで、「検査結果」の項目は、ユニット検査工程において所定の検査を行なった後で、第1ローカルサーバ230から、検査の合否を示す情報を送信したものが記録されている。
【0048】
(CPU管理情報)
次に、遊技機管理装置200の記憶装置201に記録されたCPU管理情報d3について説明する。CPU管理情報d3は、各CPU160の廃棄管理を行なうためのものであり、図10に示すように、各CPU160のCPU識別情報に対応付けて、このCPU160が製造された日付である「製造日」の項目と、前述したCPU廃棄工程(q)で、そのCPU160が廃棄されたか否かを示すフラグである「廃棄」の項目と、そのCPU160の廃棄された日付である「廃棄日」の項目と、CPU160の廃棄の前にCPU識別情報を送信したCPU用読取装置260のリーダIDが記録された「リーダID」の項目と、後述する位置対応情報d4に基づいて抽出された、CPU用読取装置260のリーダIDに対応する位置名の情報が記録された「廃棄場所」の項目とから構成されている。CPU管理情報d3の「廃棄」および「廃棄日」の項目は、後述する遊技機管理装置200の処理により、CPU160のCPU識別情報を取得した際に記録されたものである。なお、CPU管理情報d3の「廃棄」の項目のフラグは、特許請求の範囲の記録媒体廃棄フラグに相当している。
【0049】
(位置対応情報)
次に、遊技機管理装置200の記憶装置201に記録された位置対応情報d4について説明する。図11に示すように、位置対応情報d4は、IDタグ用読取装置250またはCPU用読取装置260から送られるリーダIDに対応する「位置ID」の項目と、この位置IDに対応する「位置名」の項目と、このリーダIDを有するIDタグ用読取装置250またはCPU用読取装置260が接続された第1ローカルサーバ230、第2ローカルサーバ231または第3ローカルサーバ232のアドレスである「接続情報」の項目とから構成される。位置対応情報d4に記録された情報は、パチンコ遊技機10がリサイクル工程に入る前に予め記録されたものである。なお、位置対応情報d4の「接続情報」の項目は、第1ローカルサーバ230、第2ローカルサーバ231または第3ローカルサーバ232のアドレス以外にも、管理者用端末210や、図示しないその他の端末のアドレスを記録しておくことも可能である。
【0050】
(遊技機管理装置の処理)
次に、前述した遊技機リサイクル管理システムにおける遊技機管理装置200の処理について、図5に示したリサイクル工程の手順と対応させつつ説明する(適宜、図6ないし図11参照)。
はじめに、遊技場Hから回収工場Rに回収(i)されたパチンコ遊技機10は、入荷工程(j)に送られ、回収工場Rの作業者は、第1ローカルサーバ230に接続されたIDタグ用読取装置250を、パチンコ遊技機10を構成する任意のユニット100に貼付されたIDタグ20にかざす。この作業者の動作により、IDタグ用読取装置250は、パチンコ遊技機10を構成する、いずれかのユニット100に貼付されたIDタグ20に記録されたタグIDを読み取り、このIDタグ用読取装置250に固有なリーダIDと、タグIDを読み取った時間であるタイムスタンプとを合わせて第1ローカルサーバ230に送信する。IDタグ用読取装置250から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した第1ローカルサーバ230は、通信ネットワーク網240を介して遊技機管理装置200にこれらの情報を送信する。
【0051】
以下に、入荷工程(j)において、第1ローカルサーバ230から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した場合の遊技機管理装置200の処理手順を図12に示したフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、第1ローカルサーバ230から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した(ステップS101)遊技機管理装置200は、位置対応情報d4から、ステップS101で取得したリーダIDに対応する位置名および接続情報を抽出する(S102)。そして、ユニット組合せ情報d1を参照して、ユニット組合せ情報d1に取得したタグIDに対応するタグIDがあるか否かを判定する(ステップS103)。ユニット組合せ情報d1に対応するタグIDがない場合(ステップS103で‘No’の場合)、ステップS102で抽出した接続情報を用いて、第1ローカルサーバ230に、ユニット組合せ情報d1に、読み取ったタグIDに対応するパチンコ遊技機10がない旨の情報を送信して(ステップS108)処理を終了する。この対応するパチンコ遊技機10がない旨の情報を受信した第1ローカルサーバ230は、ディスプレイなどの表示装置にこの情報を表示し、作業者はこの表示を見て、このパチンコ遊技機10が、当該回収工場Rでの取り扱い対象ではないと判断して、このパチンコ遊技機10を返却工程(w)に送る。
【0052】
また、ユニット組合せ情報d1に、対応するタグIDがある場合(ステップS103で‘Yes’の場合)、遊技機管理装置200は、ユニット組合せ情報d1を参照して、当該パチンコ遊技機10を構成するすべてのユニット100の再使用判定情報が、‘×’か否かを判定する(ステップS104)。ここで、すべてのユニット100の再使用判定情報が‘×’ではない場合(ステップS104で‘No’の場合)、そのまま処理を終了する。このとき、回収工場Rの作業者は、当該パチンコ遊技機10に、再使用可能なユニット100が含まれると判断して、このパチンコ遊技機10を、ユニット判定工程(n)に送る。
【0053】
また、すべてのユニット100の再使用判定情報が、‘×’である場合(ステップS104で‘Yes’の場合)、ニット組合せ情報d1を参照して、ステップS101で取得したタグIDが含まれるレコード内の各ユニットのユニット名およびそれに対応するタグIDを抽出する(ステップS105)。
そして、リサイクル情報d2に、ステップS101で取得したタグIDに対応するパチンコ遊技機10を構成するすべてのユニット100についてのレコードを作成し、各ユニット100のレコードに、ステップS105で抽出した各ユニット100のタグIDおよびユニット名を記録し、再使用可否の項目に再使用不可を示す‘×’を記録し、ステップS102で抽出した位置名を「回収場所」の項目に記録し、ステップS101で取得したタイムスタンプの情報を「回収日」の項目に、それぞれ記録することで、リサイクル情報d2に、タグIDに対応する各ユニット100の情報を記録する(ステップS106)。
【0054】
次に、遊技機管理装置200は、ステップS102で抽出した接続情報を用いて、第1ローカルサーバ230に、当該パチンコ遊技機10が、全廃棄するパチンコ遊技機10である旨の情報を送信して(ステップS107)処理を終了する。この全廃棄するパチンコ遊技機10である旨の情報を受信した第1ローカルサーバ230は、図示しないディスプレイ装置にこの情報を表示し、作業者はこの表示を見て、このパチンコ遊技機10のすべてのユニット100は廃棄されると判断して、このパチンコ遊技機10をCPU選別工程(k)に送る。
【0055】
一方、ユニット判定工程(n)に送られたパチンコ遊技機10は、作業者によりユニット100単位に分解されて、遊技機管理装置200により、再使用可能なユニット100であるか否かが判定される。
ここで、図13は、ユニット判定工程(n)における遊技機管理装置200の処理手順を示すフローチャートである。図13に示したフローチャートを参照しつつ、ユニット判定工程(n)のおける遊技機管理装置200の処理手順を詳しく説明する。
【0056】
ユニット判定工程(n)において、パチンコ遊技機10は、作業者によりユニット100単位に分解される。そして、作業者は、IDタグ用読取装置250を、分解されたユニット100に貼付されたIDタグ20にかざす。この作業者の動作により、IDタグ用読取装置250は、IDタグ20に記録されたタグIDを読み取り、このIDタグ用読取装置250に固有なリーダIDと、タグIDを読み取った時間であるタイムスタンプとを合わせて第1ローカルサーバ230に送信する。IDタグ用読取装置250から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した第1ローカルサーバ230は、通信ネットワーク網240を介して遊技機管理装置200にこれらの情報を送信する。
【0057】
次に、第1ローカルサーバ230から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した(ステップS201)遊技機管理装置200は、位置対応情報d4から、そのリーダIDに対応する位置名、接続情報を抽出する(ステップS202)。そして、ユニット組合せ情報d1を参照して、ユニット組合せ情報d1に、取得したタグIDに対応するユニット100があるか否かを判定する(ステップS203)。ユニット組合せ情報d1に対応するユニット100がない場合(ステップS203で‘No’の場合)、そのまま処理を終了する。このとき、処理を終了する前に、遊技機管理装置200は、管理者用端末210に、対応するユニット100が存在しない旨の情報を送信することや、ステップS202で抽出した接続情報を用いて、第1ローカルサーバ230に、対応するユニット100が存在しない旨の情報を送信することもできる。
そして、ユニット組合せ情報d1に対応するユニット100がある場合(ステップS203で‘Yes’の場合)、遊技機管理装置200は、ユニット組合せ情報d1から、そのユニット100に対応するユニット名、そのユニット100の再使用判定情報を抽出する(ステップS204)。
【0058】
次に、遊技機管理装置200は、リサイクル情報d2に新たなレコードを作成し、このレコードの、「タグID」の項目にステップS201で取得したタグIDを記録し、「ユニット名」の項目にステップS204で抽出したユニット名を、「再使用可否」の項目に再使用判定情報をそれぞれ記録し、「リーダID」の項目に、ステップS201で取得したリーダIDを記録し、「回収場所」の項目にステップS202で抽出した位置名を記録し、「回収日」の項目にステップS201で取得したタイムスタンプを記録する。これにより、リサイクル情報d2に、タグID、ユニット名、再使用判定情報、リーダID、回収場所および回収日を記録する(ステップS205)。
そして、遊技機管理装置200は、第1ローカルサーバ230に、ステップS202で抽出した接続情報を用いて、ステップS204で抽出したユニット名および再使用判定情報を送信して(ステップS206)、処理を終了する。
【0059】
これにより、第1ローカルサーバ230の図示しないディスプレイ装置には、IDタグ用読取装置250を用いてIDタグ20を読み取ったユニット100の再使用の可否を表示することができ、作業者はこの表示を見て、ユニット100をユニット検査工程(n)に送るか、廃棄工程(p)に送るかを判断することができる。
【0060】
次に、回収工場Rの作業者は、再使用されるユニット100をユニット検査工程(o)に送って所定の検査を行い、その結果を第1ローカルサーバ230に入力して、遊技機管理装置200に送信し、この検査の結果を取得した遊技機管理装置200は、リサイクル情報d2の「検査結果」の項目に記録する。そして、ユニット検査工程で検査に合格したユニット100は、回収工場Rから、製造工場Pに搬送される(p)。
ここで、ユニット検査工程(o)にて行なわれる検査項目は、ユニット100ごとに決められおり、例えば、検査対象のユニット100が主基板ユニット11であれば、入出力チェックの結果は正常か、断線または短絡の恐れがある傷がパターン上に存在しないか、主基板150上のCPUソケットに異常はないか、コネクタの変形はないか、等の検査項目が、作業者によりチェックされる。
なお、ユニット検査工程(o)において、検査に不合格となったユニット100については、例えば、作業者が、第1ローカルサーバ230から、遊技機管理装置200に記録されたこのユニット100のリサイクル情報d2の「再使用可否」の項目を、‘○’から‘×’に書き換える作業を行って、このユニット100が廃棄されたことを記録する。
また、図9に示したリサイクル情報d2の例では、「検査結果」の項目は、総合的な判定結果であるため、‘○’または‘×’が入力された1項目で示したが、検査項目が複数ある場合や、検査結果が数値で表せる場合などは適宜、「検査結果」の項目を増やして、すべての検査項目の検査結果を記録することもできる。
【0061】
一方、入荷工程(j)にて全廃棄すると判定されたパチンコ遊技機10を構成するユニット100、ユニット判定工程(n)において再使用不可と判定されたユニット100およびユニット検査工程において不合格となったユニット100は、廃棄工程(m)に送られることになるが、これらのユニット100のうち、主基板ユニット11だけは、CPU選別工程(k)において、さらに分解されて主基板150からCPU160を分別してパチンコ遊技機10の製造業者が管理する製造工場Pに搬送される(l)。
【0062】
次に、製造工場Pにおいて、製造工場Pの作業者は、回収工場Rから搬送された(p)再使用されるユニット100を荷受して、主基板ユニット11以外のユニット100は、リユース倉庫に保管され(s)、適宜、組立工程(c)で、新規のパチンコ遊技機10の組み立てに使用されることになる。また、ユニット100のうち、主基板ユニット11だけは、CPU選別工程(q)において分解され、主基板150から選別されたCPU160はCPU廃棄工程(r)に送られる(l)。
次に、回収工場RにおけるCPU選別工程(k)で選別されて、製造工場Pに搬送された(l)CPU160と、製造工場PにおけるCPU選別工程(q)で選別されたCPU160とは、CPU廃棄工程(r)に送られ、廃棄処分される。
【0063】
CPU廃棄工程(r)において、製造工場Pの作業者が、CPU160を、CPU用読取装置260のCPUソケット161にセットすることで、CPU用読取装置260は、CPU160に記録されたこのCPU160に固有なCPU識別情報を読み取り、このCPU用読取装置260に固有なリーダIDと、CPU識別情報を読み取った時間であるタイムスタンプとを合わせて第3ローカルサーバ232に送信する。CPU用読取装置260から、CPU識別情報、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した第3ローカルサーバ232は、通信ネットワーク網240を介して遊技機管理装置200にこれらの情報を送信する。
【0064】
ここで、CPU廃棄工程(r)における遊技機管理装置200の処理手順を示すフローチャートを図14に示す。以下、CPU廃棄工程(r)における遊技機管理装置200の処理手順を、図14を参照しつつ説明する。
前記の手順で、第3ローカルサーバ232から、CPU識別情報、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した(ステップS301)遊技機管理装置200は、位置対応情報d4から、そのリーダIDに対応する位置名、接続情報を抽出する(ステップS302)。
そして、遊技機管理装置200は、CPU管理情報d3を参照して、CPU管理情報d3に、取得したCPU識別情報に対応するレコードがあるか否かを判定する(ステップS303)。CPU管理情報d3に対応するレコードがない場合(ステップS302で‘No’の場合)、遊技機管理装置200は、CPU管理情報d3に、対応するレコードが存在しない旨の情報を、遊技機管理装置200の図示しないディスプレイ装置に表示して、ステップS302で抽出した接続情報を用いて、第3ローカルサーバ232に、この情報を送信して(ステップS305)、処理を終了する。
そして、第3ローカルサーバ232は、CPU管理情報d3に対応するレコードが存在しない旨の情報を、図示しないディスプレイ装置に表示する。また、この情報を表示するときに、製造工場Pの作業者に注意を喚起するために、第3ローカルサーバ232は、警報音等を発することが望ましい。そして、この表示を見た製造工場Pの作業者は、当該CPU160および主基板150を正常な工程ラインから隔離する。
【0065】
なお、本実施形態例のように、CPU160を主基板150から分離した後のCPU廃棄工程(r)において、CPU160から読み取ったCPU識別情報の真偽をチェックして(図14のステップS303)、このCPU160のCPU識別情報が、CPU管理情報d3に記録されていない場合には、当該CPU160が搭載されていたパチンコ遊技機10のユニット組合せ情報d1に、CPU管理情報d3に対応するCPU160が存在しない旨の情報を付加して記録するとともに、当該情報が記録されたパチンコ遊技機10を構成するユニット100は、製造工場Pまたは回収工場Rの作業者により詳細に検査されることになる。
【0066】
一方、CPU管理情報d3に対応するレコードがある場合(ステップS303で‘Yes’の場合)、遊技機管理装置200は、CPU管理情報d3のステップS301で取得したCPU識別情報に対応するレコードに、このCPU160が廃棄されたことを示すフラグである「廃棄」の項目に‘○’を記録し、ステップS301で取得したタイムスタンプを「廃棄日」の項目に記録し、ステップS302で抽出した位置名を「回収場所」の項目に記録することで、CPU管理情報d3に、廃棄フラグ、廃棄日、廃棄場所を記録して(ステップS304)、処理を終了する。
その後、CPU160は、製造工場Pの作業者により廃棄処分される。
【0067】
図14に示した遊技機管理装置200の処理により、リサイクル工程に送られたパチンコ遊技機10に搭載されたCPU160を確実に廃棄したことを証明できるCPU管理情報d3が作成される。
【0068】
(第2実施形態例:遊技機の流通概要)
次に、第2実施形態例におけるパチンコ遊技機10の製造からリサイクルまでの概略的な流れについて、本実施形態例におけるパチンコ遊技機10の流通過程の概略例を示す説明図である図15を参照しつつ、簡単に説明する(適宜、図1ないし図4参照)。
なお、本実施形態例は、前述した第1実施形態例と比べて、回収工場Rおよび製造工場Pのリサイクル工程における主基板ユニット11の取り扱いが異なり、他の製造工程および運用工程については共通であるため、製造工程および運用工程の説明は省略する。
【0069】
はじめに、パチンコ遊技機10は、第1実施形態例の製造工程および運用工程と同様の過程を経て、回収工場Rに回収される(i)。そして、回収工場Rに回収されたパチンコ遊技機10は、入荷工程(j)において、当該回収工場Rにおける取り扱い対象のパチンコ遊技機10であるか否かと、回収されたパチンコ遊技機10に再使用されるユニット100が含まれているか否かが判定される。ここで、取り扱い対象のパチンコ遊技機10ではないと判定されたパチンコ遊技機10は、返却工程(w)に送られ、適正な回収工場に送られたり、回収業者により引きとられたりする所定の処理が行なわれる。
また、当該回収工場Rにおける取り扱い対象であり、かつ、再使用されるユニット100が含まれないと判定されたパチンコ遊技機10と、当該回収工場Rにおける取り扱い対象であり、かつ、再使用されるユニット100が含まれると判定されたパチンコ遊技機10とは、ユニット選別工程(k)に送られる。
【0070】
そして、このユニット選別工程(k)において、パチンコ遊技機10は、ユニット100単位に分解され、主基板ユニット11が選別される。ここで、前述の入荷工程(j)において、再使用されるユニット100が含まれないと判定されたパチンコ遊技機10から分解された、主基板ユニット11以外のユニット100は、そのまま廃棄工程(p)に送られる。
また、入荷工程(j)において、再使用されるユニット100が含まれると判定されたパチンコ遊技機10の主基板ユニット11以外のユニット100は、ユニット判定工程(m)に送られて、再使用の可否を判定され、再使用不可と判定されたユニット100は、廃棄工程(p)に送られる。そして、ユニット判定工程(m)において、再使用可と判定されたユニット100は、ユニット検査工程(n)に送られて、所定の検査が行なわれ、検査に合格したユニット100は、回収工場Rから製造工場Pに送られて(o)、リユース倉庫で保管される(q)。また、ここで検査不合格となったユニットは、廃棄工程(p)に送られる。
なお、廃棄工程(p)における廃棄処理の手順は、図6で示した前述の廃棄処理手順と同様であるため、その説明は省略する。
【0071】
一方、回収工場Rにおけるユニット選別工程(k)で選別された主基板ユニット11は、回収工場Rから製造工場Pに搬送され(l)、製造工場PにおけるCPU選別工程(r)において分解されて、CPU160が選別される。ここで選別されたCPU160は、CPU廃棄工程(s)に送られて廃棄処分される。また、選別されたCPU160以外の主基板ユニット11は、主基板判定工程(t)に送られて、再使用の可否を判定される。ここで、再使用不可と判定された主基板ユニット11は、廃棄工程(p)に送られる。また、再使用可能と判定された主基板ユニット11は、主基板検査工程(u)に送られて、所定の検査が行なわれ、この検査に合格した主基板ユニット11は、リユース倉庫で保管される(q)。また、ここで検査不合格となった主基板ユニット11は、廃棄工程(p)に送られる。
そして、リユース倉庫で保管される主基板ユニット11およびその他のユニット100は、パチンコ遊技機10の製造計画に応じて、リユース倉庫から組立工程(c)に送られて、新規のパチンコ遊技機10の組み立てに供される(v)。
なお、CPU選別工程(r)から主基板判定工程(t)に送られた主基板ユニット11のうち、入荷工程(j)における判定で、全廃棄すると判定されたパチンコ遊技機10から分解された主基板ユニット11については、主基板判定工程(t)において、再使用の可否を判定をすることなく廃棄工程(p)に送られる。
【0072】
以上のような過程を経てパチンコ遊技機10がユニット100単位でリサイクルされるとともに、主基板150に搭載されたCPU160は、リサイクルの過程ですべてパチンコ遊技機10の製造業者が管理する製造工場Pにおいて廃棄される。
【0073】
(システム構成)
次に、本実施形態例における遊技機リサイクル管理システムの構成を示すブロック図を図16に示す。図16に示すように、本実施形態例の遊技機リサイクル管理システムの構成は、第1実施形態例の遊技機リサイクル管理システムとほぼ同様である。そのため、第1実施形態例の遊技機リサイクル管理システムと同様の構成要素については同じ符号を付して、その説明は省略する。また、遊技機管理装置200に記録される情報も、第1実施形態例で示した情報と同様であるため(図8ないし図11参照)、その説明は省略する。
ただし、本実施形態例では、製造工場Pに設置された第3ローカルサーバ232に、CPU用読取装置260およびIDタグ用読取装置250が接続され、さらに、CPU用読取装置260は、主基板150にCPU160が搭載された状態で、主基板150のチェック用接続端子151(図3参照)から、主基板150を介してCPU160に記録されたCPU識別情報を読み取る構成を有している。
このように構成されたCPU用読取装置260を用いることで、CPUソケット161等の専用の治具を用いることなく、CPU160からCPU識別情報を読み取ることができる。なお、本実施形態例では、前述の第1実施形態例と同様に、CPU160単体からCPU識別情報を読み取り可能なCPU用読取装置260を用いることも可能である。
【0074】
(遊技機管理装置の処理)
次に、本実施形態例の遊技機リサイクル管理システムにおける遊技機管理装置200の処理について、図17に示したリサイクル工程の手順と対応させつつ説明する(適宜、図8ないし図11、図15および図16参照)。
はじめに、遊技場Hから回収工場Rに、パチンコ遊技機10が回収(i)されると、回収工場Rの作業者は、IDタグ用読取装置250を、回収されたパチンコ遊技機10に貼付された任意のIDタグ20にかざす。この作業者の動作により、IDタグ用読取装置250は、IDタグ20に記録されたタグIDを読み取り、このIDタグ用読取装置250に固有なリーダIDと、タグIDを読み取った時間であるタイムスタンプとを合わせて第1ローカルサーバ230に送信する。IDタグ用読取装置250から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した第1ローカルサーバ230は、通信ネットワーク網240を介して遊技機管理装置200にこれらの情報を送信する。
【0075】
次に、第1ローカルサーバ230から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した遊技機管理装置200は、前述した第1実施形態例の図12に示した処理と同様の処理を行なって、当該パチンコ遊技機10が、ユニット組合せ情報d1に登録されていないパチンコ遊技機10であるか、全廃棄されるパチンコ遊技機10であるか、再使用するユニット100を含んだパチンコ遊技機10であるかが判定される。
この、判定に応じて、回収工場Rの作業者は、ユニット組合せ情報d1に登録されていないパチンコ遊技機10を返却工程(w)に送り、全廃棄されるパチンコ遊技機10および再使用するユニット100を含んだパチンコ遊技機10をユニット選別工程(k)に送ることができる。
【0076】
次に、ユニット選別工程(k)に送られたパチンコ遊技機10は、作業者によりユニット100単位に分解されて、すべての主基板ユニット11は、製造工場PのCPU選別工程(r)に送られる(l)。また、全廃棄すると判定されたパチンコ遊技機10から分解された主基板ユニット11以外のユニット100は、そのまま廃棄工程(p)に送られて、所定の廃棄処理がなされる。
さらに、再使用するユニット100を含んでいると判定されたパチンコ遊技機10から分解された主基板ユニット11以外のユニット100は、すべてユニット判定工程(m)に送られる。
【0077】
次に、ユニット判定工程(m)において、回収工場Rの作業者は、IDタグ用読取装置250を、ユニット選別工程(k)から送られたユニット100に貼付されたIDタグ20にかざす。この作業者の動作により、IDタグ用読取装置250は、IDタグ20に記録されたタグIDを読み取り、このIDタグ用読取装置250に固有なリーダIDと、タグIDを読み取った時間であるタイムスタンプとを合わせて第1ローカルサーバ230に送信する。IDタグ用読取装置250から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した第1ローカルサーバ230は、通信ネットワーク網240を介して遊技機管理装置200にこれらの情報を送信する。
【0078】
次に、第1ローカルサーバ230から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した遊技機管理装置200は、前述した第1実施形態例の図13に示した処理と同様の処理を行なって、第1ローカルサーバ230に、ユニット名および再使用判定情報を送信して、処理を終了し、第1ローカルサーバ230の図示しないディスプレイ装置には、IDタグ用読取装置250を用いてIDタグ20を読み取ったユニット100の再使用の可否を表示することができ、作業者はこの表示を見て、このユニット100をユニット検査工程(n)に送るか、廃棄工程(p)に送るかを判断することができる。
【0079】
次に、回収工場Rの作業者は、再使用されるユニット100をユニット検査工程(n)に送って所定の検査を行い、その結果を第1ローカルサーバ230に入力して、遊技機管理装置200に送信し、この検査の結果を取得した遊技機管理装置200は、リサイクル情報d2の「検査結果」の項目にこの検査の結果を記録する。そして、ユニット検査工程で検査に合格したユニット100は、回収工場Rから、製造工場Pに搬送される(o)。
一方、ユニット判定工程(m)において再使用不可と判定されたユニット100およびユニット検査工程(n)において不合格となったユニット100は、廃棄工程(p)に送られて、所定の廃棄処理がなされる。
【0080】
次に、製造工場Pにおいて、製造工場Pの作業者は、回収工場Rから搬送された(o)再使用されるユニット100を荷受して、このユニット100は、リユース倉庫に保管され(q)、適宜、組立工程(c)において、新規のパチンコ遊技機10の組み立てに使用されることになる(v)。
【0081】
一方、回収工場Rにおいて、ユニット選別工程(k)で選別されて、製造工場Pに搬送された(l)主基板ユニット11は、CPU選別工程(r)において、製造工場Pの作業者により分解されて、CPU160が選別され、CPU160は、CPU廃棄工程(j)に送られ、CPU160以外の主基板ユニット11は主基板判定工程(t)に送られる。
【0082】
本実施形態例では、CPU選別工程(r)において、主基板150にCPU160が搭載された状態で、製造工場Pの作業者が、主基板150のチェック用接続端子151にCPU用読取装置260を接続することで、CPU160に記録されたCPU識別情報が読み取られる。CPU用読取装置260は、読み取ったCPU識別情報を、このCPU用読取装置260に固有なリーダIDと、CPU識別情報を読み取った時間であるタイムスタンプとを合わせて第3ローカルサーバ232に送信する。CPU用読取装置260から、CPU識別情報、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した第3ローカルサーバ232は、通信ネットワーク網240を介して遊技機管理装置200にこれらの情報を送信する。
【0083】
次に、第3ローカルサーバ232から、CPU識別情報、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した遊技機管理装置200は、前述した第1実施形態例の図14に示した処理と同様の処理を行なって、CPU管理情報d3に、廃棄フラグ、廃棄日、廃棄場所を記録して処理を終了する。
その後、CPU160は、主基板ユニット11から分離され、CPU廃棄工程(s)において、製造工場Pの作業者により廃棄処分され、リサイクル工程に送られたパチンコ遊技機10に搭載されたCPU160を確実に廃棄したことを証明できるCPU管理情報d3が作成される。
【0084】
一方、CPU選別工程(r)において、作業者により選別されたCPU160以外の主基板ユニット11は、主基板判定工程(t)に送られ、遊技機管理装置200により再使用の可否が判定される。
この主基板判定工程(t)において、製造工場Pの作業者は、第3ローカルサーバ232に接続されたIDタグ用読取装置250を、主基板150に貼付されたIDタグ20にかざす。この作業者の動作により、IDタグ用読取装置250は、主基板150に貼付されたIDタグ20に記録されたタグIDを読み取り、このIDタグ用読取装置250に固有なリーダIDと、タグIDを読み取った時間であるタイムスタンプとを合わせて第3ローカルサーバ232に送信する。IDタグ用読取装置250から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した第3ローカルサーバ232は、通信ネットワーク網240を介して遊技機管理装置200にこれらの情報を送信する
以下に、主基板判定工程(t)における遊技機管理装置200の処理手順を、図17に示したフローチャートを参照しつつ説明する。
【0085】
第3ローカルサーバ232から、タグID、リーダIDおよびタイムスタンプを取得した(ステップS401)遊技機管理装置200は、位置対応情報d4から、そのリーダIDに対応する位置名、接続情報を抽出する(ステップS402)。そして、ユニット組合せ情報d1を参照して、ユニット組合せ情報d1に取得したタグIDに対応する主基板ユニット11があるか否かを判定する(ステップS403)。ここで、ユニット組合せ情報d1に対応する主基板ユニット11がない場合(ステップS403で‘No’の場合)、そのまま処理を終了する。このとき、処理を終了する前に、遊技機管理装置200は、管理者用端末210に、対応する主基板ユニット11が存在しない旨の情報を送信することや、ステップS402で抽出した接続情報を用いて、第3ローカルサーバ232に、対応する主基板ユニット11が存在しない旨の情報を送信することもできる。
【0086】
また、ユニット組合せ情報d1に、対応する主基板ユニット11がある場合(ステップS403で‘Yes’の場合)、遊技機管理装置200は、ユニット組合せ情報d1から、その主基板ユニット11に対応する再使用判定情報を抽出する(ステップS404)。そして、遊技機管理装置200は、リサイクル情報d2に新たなレコードを作成し、このレコードの、「タグID」の項目にステップS401で取得したタグIDを記録し、「ユニット名」の項目に「主基板」を、「再使用可否」の項目に再使用判定情報をそれぞれ記録し、「リーダID」の項目にステップS401で取得したリーダIDを記録し、「回収場所」の項目にステップS402で抽出した位置名を記録し、「回収日」の項目にステップS401で取得したタイムスタンプを記録する。これにより、リサイクル情報d2に、タグID、ユニット名、リーダID、再使用判定情報、回収場所および回収日を記録する(ステップS405)。
【0087】
そして、遊技機管理装置200は、第3ローカルサーバ232に、ステップS402で抽出した接続情報を用いて、ステップS404で抽出した再使用判定情報を送信して(ステップS406)、処理を終了する。
これにより、第3ローカルサーバ232の図示しないディスプレイ装置には、IDタグ用読取装置250を用いてIDタグ20を読み取った主基板ユニット11の再使用の可否を表示することができ、作業者はこの表示を見て、主基板ユニット11を主基板検査工程(u)に送るか、廃棄工程(p)に送るかを判断することができる。
【0088】
次に、製造工場Pの作業者は、再使用される主基板ユニット11を主基板検査工程(u)に送って所定の検査を行い、その検査結果を第3ローカルサーバ232に入力して、遊技機管理装置200に送信し、この検査の結果を取得した遊技機管理装置200は、リサイクル情報d2の「検査結果」の項目に、この検査の結果を記録する。そして、主基板検査工程(u)で検査に合格しなかた主基板ユニット11は、廃棄工程(p)に送られ、検査に合格した主基板ユニット11は、リユース倉庫で保管され(q)、適宜、新規のパチンコ遊技機10を組み立てる組立工程(c)に供される(v)。
【0089】
以上、説明した本発明の実施の形態に係る遊技機リサイクル管理システムおよびその方法によると、各ユニット100に固有なタグIDを、IDタグ用読取装置250用いて読み取ることで、主基板150を含めた各ユニット100の再使用の可否を表示させることができ、各ユニット100のリサイクルに係る情報を統合して記録することができる。これにより、各ユニットの厳格なリサイクル管理を行なうことができる。
また、本実施の形態では、IDタグ20を各ユニットに貼付する例を説明したが、二次元バーコード等のコードを各ユニット100に貼付して、IDタグ用読取装置250を、コードリーダに置き換えて実施することも可能である。ただし、この場合、コードリーダをコードの近傍でかざす必要があるため、読み取り作業が煩雑となる。
【0090】
なお、本実施の形態では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機10を説明したが、主基板ユニット11を用いて主基板150が取り付けられる遊技機は、パチンコ遊技機10に限られず、例えば回胴式遊技機等であってもよい。
また、リサイクル工程において、パチンコ遊技機10の製造業者の管理のもと、すべてが廃棄されるCPU160については、ユニット100とは独立して、CPU160に固有なCPU識別情報を、CPU用読取装置260を用いて読み取ることで、CPU160が確実に廃棄されたことを示す廃棄フラグ、廃棄場所および廃棄日時等の情報を独立して管理することができ、厳格な廃棄管理を行なうことができる。
【0091】
また、本発明は前述した実施の形態に限定されることなく、様々に変形して実施することが可能である。例えば、前述した遊技機リサイクル管理システムを、遊技機の製造管理や流通管理等を行なうシステムの一部として組み込むことも可能である。
また、本実施の形態では、CPU用読取装置260により、CPU160に記録されたCPU識別情報を読み取った後に、CPU管理情報d3にCPU160の廃棄フラグを記録することとしたが、例えば、回収工場Rにおける入荷工程(j)において、任意のユニット100のタグIDを読み取った際に、このユニット100に対応するCPU160を、ユニット組合せ情報d1から抽出して、CPU管理情報d3にこのCPU160の廃棄フラグを記録することもできる。
さらに、前述した2つの実施形態例では、IDタグ用読取装置250が送信したリーダIDに基づいて、位置対応情報d4に記録された接続情報を抽出して、この接続情報を用いて再使用判定情報を送信する構成としたが、例えば、タグIDの送信元のアドレスに、再使用判定情報を送信することや、再使用判定情報を遊技機管理装置200に表示させることもできる。
【0092】
したがって、本発明は前述した実施の形態に限定されることなく特許請求の範囲に記載された技術的思想により定められる。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】パチンコ遊技機の前面側における基本的な構造を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面側における基本的な構造を示す背面図である。
【図3】主基板ユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図4】パチンコ遊技機の概略構成を示す図面である。
【図5】第1実施形態例におけるパチンコ遊技機の流通過程の概略例を示す説明図である。
【図6】廃棄工程の詳細な処理手順を示す説明図である。
【図7】第1実施形態例における遊技機リサイクル管理システムの構成を示すブロック図である。
【図8】ユニット組合せ情報に含まれる情報の例を示す図面である。
【図9】リサイクル情報に含まれる情報の例を示す図面である。
【図10】CPU管理情報に含まれる情報の例を示す図面である。
【図11】位置対応情報に含まれる情報の例を示す図面である。
【図12】入荷工程における遊技機管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】ユニット判定工程における遊技機管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図14】CPU廃棄工程における遊技機管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】第2実施形態例におけるパチンコ遊技機の流通過程の概略例を示す説明図である。
【図16】第2実施形態例における遊技機リサイクル管理システムの構成を示すブロック図である。
【図17】主基板判定工程における遊技機管理装置の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0094】
1 遊技機
20 IDタグ
150 主基板
151 コネクタ
160 CPU
200 遊技機管理装置
201 記憶装置
250 IDタグ用読取装置
260 CPU用読取装置




 

 


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