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発明の名称 遊技機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−7130(P2007−7130A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−191194(P2005−191194)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人 【識別番号】100106002
【弁理士】
【氏名又は名称】正林 真之
発明者 佐伯 太朗
要約 課題
遊技者がその遊技機から離れるときに施した遊技機のロックを、状況に応じて管理者による解除又は自動に解除をすることができる遊技機を提供することにある。

解決手段
遊技機は、制御手段を遊技動作不能化状態に移行させる遊技不能化制御手段を備える。遊技不能化制御手段は、クレジット数記憶手段に記憶されたクレジット投入数が所定の数以上である場合、解除用の文字列とロック用の文字列とが同一の場合、遊技不能化状態解除手段から、強制的に遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行すべき旨の信号を受信した場合、制御手段を強制的に遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
物理的に投入された遊技媒体の数に応じた、又は、遊技媒体の数を電子的に記憶した記憶媒体を介して転送されたクレジット投入数を記憶するクレジット数記憶手段と、
前記クレジット投入数のうち、所定の遊技媒体の数を遊技の為に投入扱いとする遊技媒体投入手段と、
前記遊技媒体投入手段によって所定の遊技媒体の数が投入扱いにされたことを条件として、前記遊技を開始することを可能とする遊技開始手段と、
予め記憶された遊技制御プログラムに基づいて、前記遊技媒体投入手段による遊技媒体の入力及び前記遊技開始手段の遊技開始入力に応じて遊技を実行する制御手段と、
外部からの遊技不能化入力信号を受信する遊技不能化入力信号受信手段と、
前記遊技不能化入力信号受信手段による遊技不能化入力信号を受信した場合に、前記制御手段を遊技動作不能化状態に移行させる遊技不能化制御手段と、を備えた遊技機であって、
前記遊技不能化制御手段は、前記クレジット数記憶手段に記憶されたクレジット投入数が所定の数以上であることを条件として、前記制御手段を遊技不能化状態に移行させる制御を実行することを特徴とする遊技機。
【請求項2】
所定の数の遊技媒体が投入されたことを条件として、遊技の開始を可能にする遊技開始手段と、
予め記憶された遊技制御プログラムに基づいて、前記遊技開始手段の遊技開始入力に応じて遊技を実行するとともに、前記遊技を開始した後に実行される抽選処理によって入賞した場合には、外部の下皿に当該入賞に応じた遊技媒体の数を払い出す制御手段と、
前記外部からの遊技不能化入力信号を受信する遊技不能化入力信号受信手段と、
前記遊技不能化入力信号受信手段が前記遊技不能化入力信号を受信したことを条件として、前記制御手段に対して遊技動作不能化状態に移行させる遊技不能化制御手段と、を備えた遊技機であって、
前記遊技不能化制御手段は、前記下皿にある遊技媒体の数を検知する遊技媒体検知手段を含み、該遊技媒体検知手段によって検知された前記下皿にある遊技媒体の数が所定の数以上であることを条件として、前記制御手段を遊技不能化状態に移行させることを特徴とする遊技機。
【請求項3】
前記遊技不能化入力信号受信手段は、遊技者が所定の入力操作を行うことができるキー入力手段に接続されており、
前記遊技不能化入力信号受信手段に前記キー入力手段によって前記遊技不能化入力信号としての特定の文字列データが受信され、かつ、前記遊技不能化制御手段の記憶手段に前記特定の文字列データが格納されることを条件として、前記制御手段は遊技不能化状態に移行させ、また、前記キー入力手段から前記遊技不能化入力信号としての特定の文字列データが前記遊技不能化入力信号受信手段に受信されると、前記遊技不能化制御手段は、前記記憶手段に格納された特定の文字列データと比較し、両文字列データが一致することを条件として、前記制御手段を遊技不能化状態から遊技可能化状態に制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
【請求項4】
前記遊技不能化制御手段は、前記キー入力手段による前記特定の文字列データの入力がない場合でも、解錠操作によって開閉可能な遊技機筐体の内部に、強制的に遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行することが可能な遊技不能化状態解除手段を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
【請求項5】
前記遊技機不能化制御手段はタイマー手段を有し、前記タイマー手段は、前記遊技不能化状態に移行してからの経過時間が前記記憶手段に記憶された予め設定された所定時間経過したことを条件として、前記遊技不能化手段に対して遊技可能化状態移行信号の制御信号を送信し、また、前記制御信号を前記遊技機不能化手段が受信することを条件として、遊技可能化状態に移行制御することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコやパチスロなどの遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
パチスロのような遊技機は、一般に、物理的に投入された遊技媒体(例えばメダル)の数に応じた、又は、遊技媒体の数を電子的に記憶した記憶媒体(例えば磁気カード)を介して転送されたクレジット投入数を記憶するクレジット数記憶手段と、このクレジット投入数のうち、所定の遊技媒体の数を遊技の為に投入扱いとする遊技媒体投入手段と、この遊技媒体投入手段によって所定の遊技媒体の数が投入扱いにされたことを条件として、遊技を開始することを可能とする遊技開始手段と、予め記憶された遊技制御プログラム基づいて、遊技媒体投入手段による遊技媒体の入力及び遊技開始手段の遊技開始入力に応じて遊技を実行する制御手段と、を備える。
【0003】
遊技者は、遊技に応じて、遊技媒体を、クレジット数記憶手段を介して遊技媒体投入手段に投入扱いにする。そして、遊技者は、遊技開始手段を操作して、遊技機によって提供される遊技を行う。
【0004】
また、パチンコのような遊技機は、所定の数の遊技媒体が投入されたことを条件として、遊技の開始を可能にする遊技開始手段と、予め記憶された遊技制御プログラムに基づいて、遊技開始手段の遊技開始入力に応じて遊技を実行するとともに、遊技を開始した後に実行される抽選処理によって入賞した場合には、外部の下皿に当該入賞に応じた遊技媒体の数を払い出す制御手段と、を備える。
【0005】
一般に、パチンコ店やパチスロ店などの遊技提供店はそのような同種の複数の遊技機を設置する。遊技者は、遊技提供店内にある遊技可能の複数の遊技機のうち、もっとも少ない遊技媒体を用いて、もっとも多くの遊技媒体を得ることができる遊技機を選択して遊技を行う。また、遊技者は、選択した遊技機から多くの遊技媒体を得るために、長時間遊技を行なうことが多い。
【0006】
そこで、遊技者は、遊技機で長時間遊技を行うことが多いので、遊技を行っている途中で、その遊技者が食事をするためや遊技者の個人的な用事を済ますために、一時的に遊技機から離れなければならない場合がある。このとき、遊技者は、遊技者が遊技機から離れるときに、遊技機を管理している管理者(店員、スタッフ等)に、遊技機から離れる旨を説明し、説明を受けた管理者に「食事中」のようなプレートをその遊技機に掲げてもらう。管理者がプレートを遊技機に掲げることにより、この遊技機は遊技中であることを他の遊技者に知らせる。そして、遊技者は、その遊技機ひいては遊技機が置かれている店から離れる。また、管理者も、その遊技機から離れてしまう。
【0007】
この場合、その遊技機にはプレートが置かれているだけであって、その遊技者が所持していた遊技媒体は、その遊技機に置かれた状態とされ、また、遊技機も他の遊技者が操作可能な状態になっている。そのため、その遊技者がその遊技機から離れてから再び遊技機に戻ってくるまでの間に、他の遊技者がその遊技機で勝手に遊技をしてしまう恐れがある。
【0008】
そこで、他の遊技者が勝手にその遊技機で遊技することができないようにするために、特許文献1に記載の発明が開示されている。特許文献1には、遊技者が遊技機から離れるときに、遊技者を特定するための情報を得るとともに遊技機の遊技操作部の作動を停止させ(換言すると遊技機をロックさせ)、また、遊技者が再びその遊技機に戻ってきたときに、遊技者がその遊技機から離れるときに得た遊技者を特定する情報と再びその遊技機に戻ってきた遊技者を特定するための情報との同一性を判断し、同一と判断した場合に、その遊技機の遊技操作部の作動を許可する発明が記載されている。
【0009】
また、特許文献2には、遊技者が遊技機から離れる際に、遊技機の遊技操作部の作動を停止させ、遊技機が停止してから所定の時間が経過すると、自動的に、遊技可能な状態になる発明が記載されている。
【特許文献1】特開2004−159855号公報
【特許文献2】特開平10−323444号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、特許文献1に記載の発明では、遊技者が、遊技機の遊技操作部の作動を停止させた状態で、その遊技機に再び戻ってこない場合、他の遊技者がその遊技機で遊技することができない、という問題が生じる。
【0011】
また、特許文献2に記載の発明では、遊技者が遊技機を離れる際に、その遊技機に残された遊技媒体の数が僅かであり、その遊技機をその遊技者のために確保する必要がない場合であっても、所定時間だけ、一律にその遊技者のためにその遊技機で遊技できる状態で確保されてしまう。そのような遊技者は、再び遊技機に戻ってこないことが多々あり、その結果、その遊技機で遊技したい他の遊技者は、その遊技者がその遊技機から去った後にすぐにその遊技機で遊戯することができない、という問題が生じる。
【0012】
本発明の目的は、以上の問題に鑑みて、遊技者がその遊技機から離れるときに施した遊技機のロックを、状況に応じて管理者による解除又は自動で解除をすることができる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
発明者は、遊技者がロックした遊技機のロックをその遊技者の操作以外の方法により解除することができる構成を遊技機に設ける点に着目し、以下の遊技機の発明をした。
【0014】
(1) 物理的に投入された遊技媒体の数に応じた、又は、遊技媒体の数を電子的に記憶した記憶媒体を介して転送されたクレジット投入数を記憶するクレジット数記憶手段と、前記クレジット投入数のうち、所定の遊技媒体の数を遊技の為に投入扱いとする遊技媒体投入手段と、前記遊技媒体投入手段によって所定の遊技媒体の数が投入扱いにされたことを条件として、前記遊技を開始することを可能とする遊技開始手段と、予め記憶された遊技制御プログラムに基づいて、前記遊技媒体投入手段による遊技媒体の入力及び前記遊技開始手段の遊技開始入力に応じて遊技を実行する制御手段と、外部からの遊技不能化入力信号を受信する遊技不能化入力信号受信手段と、前記遊技不能化入力信号受信手段による遊技不能化入力信号を受信した場合に、前記制御手段を遊技動作不能化状態に移行させる遊技不能化制御手段と、を備えた遊技機であって、前記遊技不能化制御手段は、前記クレジット数記憶手段に記憶されたクレジット投入数が所定の数以上であることを条件として、前記制御手段を遊技不能化状態に移行させる制御を実行することを特徴とする遊技機。
【0015】
(1)に記載の発明によれば、遊技不能化制御手段は、クレジット数記憶手段に記憶されたクレジット投入数が所定の数以上であることを条件として、制御手段を遊技不能化状態に移行させる制御を実行するので、遊技者が多数のクレジットをクレジット数記憶手段に記憶させている状態で、遊技機を離れても、他の遊技者が勝手にその遊技者の承諾を得ずにそのクレジットを用いて遊技を行ったり、クレジット数記憶手段に記憶されたクレジット数を盗まれたりするおそれを回避することができる。ここで、遊技不能化状態とは、遊技者が遊技媒体投入手段や遊技開始手段を操作しても、その操作を無効とされる状態をいう。また、遊技可能化状態とは、遊技者が遊技媒体投入手段や遊技開始手段を操作すると、その操作は有効なものとして扱われる状態をいう。
【0016】
上記遊技機は、所定の数をその遊技機において一遊技に必要なクレジット数に設定すれば、遊技者が悪戯のために、一遊技を行うことができないクレジット数を残してその遊技機を遊技不能化状態にすることができないようにすることができるので悪戯防止に寄与することができる。
【0017】
(2) 所定の数の遊技媒体が投入されたことを条件として、遊技の開始を可能にする遊技開始手段と、予め記憶された遊技制御プログラムに基づいて、前記遊技開始手段の遊技開始入力に応じて遊技を実行するとともに、前記遊技を開始した後に実行される抽選処理によって入賞した場合には、外部の下皿に当該入賞に応じた遊技媒体の数を払い出す制御手段と、前記外部からの遊技不能化入力信号を受信する遊技不能化入力信号受信手段と、前記遊技不能化入力信号受信手段が前記遊技不能化入力信号を受信したことを条件として、前記制御手段に対して遊技動作不能化状態に移行させる遊技不能化制御手段と、を備えた遊技機であって、前記遊技不能化制御手段は、前記下皿にある遊技媒体の数を検知する遊技媒体検知手段を含み、該遊技媒体検知手段によって検知された前記下皿にある遊技媒体の数が所定の数以上であることを条件として、前記制御手段を遊技不能化状態に移行させることを特徴とする遊技機。
【0018】
(1)及び(2)に記載の発明は、管理者によって遊技機の遊技操作部を遊技可能状態にすることができるので、遊技者が遊技機から離れて戻ってこなくても、他の遊技者にその遊技機で遊技させることが可能になる。
【0019】
(3) 前記遊技不能化入力信号受信手段は、遊技者が所定の入力操作を行うことができるキー入力手段に接続されており、前記遊技不能化入力信号受信手段に前記キー入力手段によって前記遊技不能化入力信号としての特定の文字列データが受信され、かつ、前記遊技不能化制御手段の記憶手段に前記特定の文字列データが格納されることを条件として、前記制御手段は遊技不能化状態に移行させ、また、前記キー入力手段から前記遊技不能化入力信号としての特定の文字列データが前記遊技不能化入力信号受信手段に受信されると、前記遊技不能化制御手段は、前記記憶手段に格納された特定の文字列データと比較し、両文字列データが一致することを条件として、前記制御手段を遊技不能化状態から遊技可能化状態に制御することを特徴とする(1)又は(2)に記載の遊技機。
【0020】
(3)に記載の発明は、遊技操作部が遊技不能状態になってからの経過時間を管理者に識別可能に表示するので、管理者は、遊技不能状態になってからの経過時間が所定の時間経過した場合、速やかに、その遊技機を他の遊技者に遊技させるようにすることができる。
【0021】
(4) 前記遊技不能化制御手段は、前記キー入力手段による前記特定の文字列データの入力がない場合でも、解錠操作によって開閉可能な遊技機筐体の内部に、強制的に遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行することが可能な遊技不能化状態解除手段を設けたことを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の遊技機。
【0022】
(4)に記載の発明は、遊技者が所持している遊技媒体の数に応じて、その遊技機の遊技操作部を遊技不能化状態にすべきか否かを判断することになるので、遊技者が所持している遊技媒体の数が少ない場合に、遊技機を確保した状態でその遊技機から立ち去ることを防止することができる。特に、遊技者が再びその遊技機で遊技する意思が無いのにもかかわらず、故意に、遊技機を占領する行為を防止することができる。
【0023】
(5) 前記遊技機不能化制御手段はタイマー手段を有し、前記タイマー手段は、前記遊技不能化状態に移行してからの経過時間が前記記憶手段に記憶された予め設定された所定時間経過したことを条件として、前記遊技不能化手段に対して遊技可能化状態移行信号の制御信号を送信し、また、前記制御信号を前記遊技機不能化手段が受信することを条件として、遊技可能化状態に移行制御することを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載の遊技機。
【0024】
(5)に記載の発明は、遊技者が、遊技機を遊技不能化状態にしてから、その遊技機から離れ、かつ戻ってこない場合があっても、所定の時間が経過すると、自動的に、その遊技機は遊技可能な状態になるので、管理者が、その遊技機を再び遊技可能な状態にするための操作は不要になる。このため、管理者は、遊技不能化状態にされた遊技機について、遊技不能化状態のまま放置された遊技機の確認をする必要がなくなる。
【発明の効果】
【0025】
上記発明によれば、遊技者は、安心して遊技機から一時的に離れることが出来ると共に、管理者は、遊技者が再び戻らないときであっても、その遊技機を他の遊技者に遊技させることができる状態にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
図1は、本発明に係る遊技機の第1の実施の形態の斜視図である。図2は、図1に示す遊技機の扉を開けた状態を示す斜視図である。図3は、図1に示す遊技機のブロック線図である。図4は、図1に示す遊技機の遊技可能化状態のときの流れを説明するためのフローチャート図である。図5は、図1に示す遊技機の遊技不能化状態のときの流れを説明するためのフローチャート図である。図6は、図5に続くフローチャート図である。
【0027】
<第1の実施の形態>
【0028】
図1から図3に示すように、遊技機1は、いわゆる「パチスロ機」である。遊技者は、コイン、メダル、遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を遊技機1に用いて遊技する。以下に示す遊技媒体は、メダルを例にして説明する。
【0029】
図1に示すように、遊技機1の筐体2の前面には、メダルを物理的に投入することができるメダル投入口11と、投入されたメダルの数に基づいて、遊技の為の投入を行う1−BETスイッチ15a、2−BETスイッチ15b及び最大BETスイッチ15cと、遊技を開始させる(換言すると図柄6を変動表示させる)スタートレバー22とが形成されている。筐体2の前面には、スタートレバー22によって開始された図柄6を停止させるための3つの停止ボタン24が形成されている。スイッチ15a、15b、15c、スタートレバー22、クレジット払い出しレバー23、停止ボタン24は、操作ボタン14とされる。
【0030】
筐体2の上部には、キー入力手段80が形成されている。キー入力手段80は、例えば、複数のボタン81を有し、暗証番号のような文字列を入力することができる。
【0031】
筐体2の下部には、遊技者の操作に基づいてメダルを提供するメダル払出口30及びメダル払出口30から提供されたメダルを貯留するための下皿31が形成されている。
【0032】
筐体2の前面は、扉4の一部とされている。扉4は鍵穴62を有する。鍵穴62は遊技機1を管理している管理者のみが所持している鍵のみを受け付けるので、管理者のみが扉4を開閉させることができるが、遊技者は扉4を開閉させることができない。
【0033】
図2に示すように、遊技機1の扉4を開けると、筐体2の凹部3が見える。凹部3には、遊技不能化状態解除手段として作用するスイッチ65が配置されている。したがって、管理者はスイッチ65を操作することができるが、遊技者はスイッチ65を操作することができない。
【0034】
図3に示すように、遊技機1は、遊技媒体を用いて遊技者に遊技を提供する遊技提供装置5と、遊技提供装置5を遊技可能化状態又は遊技不能化状態に制御する遊技不能化制御装置50とを備える。遊技提供装置5はクレジット数記憶手段10、遊技媒体投入手段15、遊技開始手段20及び制御手段40を含む。遊技不能化制御装置50は遊技不能化入力信号受信手段75及び遊技不能化制御手段55を含む。
【0035】
クレジット数記憶手段10は、メダル投入口11に投入されたメダルの数に応じたクレジット投入数をメモリのような記憶部(図示せず)に記憶する。なお、クレジット数記憶手段10は、物理的に投入されたメダルの数を記憶するが、遊技媒体の数を電子的に記憶した磁気カードのような記憶媒体を介して転送されたクレジット投入数を記憶してもよい。
【0036】
遊技媒体投入手段15は、遊技者がスイッチ15a、15b、15cを操作することにより、クレジット数記憶手段10に記憶されたクレジット投入数のうち、所定の遊技媒体の数(図示の遊技機1では3つ)を遊技の為の投入扱いにし、かつ、クレジット数記憶手段10に記憶されているクレジット投入数を投入扱いにされた所定の遊技媒体の数だけ減算し、減算して得られた数をクレジット投入数として記憶させる。
【0037】
遊技開始手段20は、遊技者によってスタートレバー22が操作されると、遊技媒体投入手段15によって所定のメダルの数が投入扱いにされたことを条件として、遊技を開始することを可能とする。
【0038】
制御手段40は、制御手段40に設けられた記憶部(図示せず)に記憶された遊技制御プログラム、遊技媒体投入手段15によるメダルの入力及び遊技開始手段20の遊技開始のための操作に応じて、遊技機1の遊技を実行する。
【0039】
遊技不能化制御装置50は、遊技機1に取り付けられているキー入力手段80から出力される遊技不能化入力信号S1を受信する遊技不能化入力信号受信手段75と、遊技不能化入力信号受信手段75が遊技不能化入力信号S1を受信した場合に、制御手段40を遊技動作不能化状態に移行させる遊技不能化制御手段55とを含む。
【0040】
ここで、遊技可能化状態とは、制御手段40が遊技者の操作に応じて遊技を提供させることができる状態をいう。遊技不能化状態とは、制御手段40が遊技者の操作に応じて遊技を提供させない状態をいい、具体的には、操作ボタン14からの信号を無効にすることをいう。これにより、制御手段40は、操作ボタン14からの信号を受信することができないので、操作ボタン14に基づく遊技を提供することができない。また、操作ボタン14には、クレジット払い出しレバー23が含まれているので、他の遊技者が勝手にクレジット数記憶手段10に記憶されていたクレジット投入数に応じたメダルを遊技機1から取り出してしまうことを防止することができる。
【0041】
遊技不能化制御手段55は、遊技不能化入力信号受信手段75に受信された遊技不能化入力信号S1としての特定の文字列データを記憶することができる記憶手段60と、管理者の操作によって制御手段40を強制的に遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行させることが可能なスイッチ65と、所定の時間が経過すると、管理者によらないで、制御手段40を強制的に遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行させることが可能なタイマー手段70とを含む。
また、遊技機1は、タイマー手段70が計時している時間を管理者に視覚可能に表示する複数のランプ95を有する。
【0042】
以上の遊技機1は、以下のように作動する。
【0043】
<通常の遊技状態>
【0044】
遊技者は、遊技を行うたびに、スタートレバー22を操作し、遊技開始手段20を作動させる。これにより、制御手段40は、図4に示す行程を実行する。
【0045】
先ず、制御手段40は、遊技開始手段20が作動されたか否かを判断する(ステップST101)。制御手段40は、遊技開始手段20が操作されていない、すなわち、遊技者がスタートレバー22を操作していないと判断した場合、再び、ステップST101を実行する。また、制御手段40は、遊技開始手段20が操作されたと判断した場合、次のステップST102を実行する。つまり、制御手段40は、遊技者が遊技開始手段20を操作するまで、待機している。
【0046】
次に、制御手段40は、遊技媒体投入手段15によって投入扱いとされた遊技媒体の数が遊技可能な数であるか否かを判断する(ステップST102)。制御手段40は、投入扱いとされた遊技媒体の数が遊技可能な数に達していないと判断した場合、遊技者が行った遊技開始手段20の操作を無効にし、再び、ステップST101を実行する。制御手段40は、投入扱いとされた遊技媒体の数が遊技可能な数に達していると判断した場合、次のステップST103を実行する。
【0047】
次に、制御手段40は、遊技者に遊技を提供してよいか否かを判断する(ST103)。具体的には、制御手段40は、遊技不能化制御手段55によって遊技不能化状態になっているか、遊技可能化状態になっているかを判断する。判断の結果、遊技可能化状態となっていれば、次のステップST104を実行し、そうでない場合には、遊技媒体投入手段15によって投入扱いとされた遊技媒体数はクレジット数記憶手段に記憶されているクレジット投入数に加算し、遊技開始手段20の操作も無効にして、遊技を遊技者に提供させることなく、終了する。
【0048】
そして、制御手段40は、予め記憶された遊技制御プログラムに基づいて、遊技媒体投入手段15によって投入扱いにされた遊技媒体の数及び遊技開始手段20の遊技開始の操作に応じて遊技を遊技者に提供して、終了する。具体的には、制御手段40は、遊技者による3つの停止ボタン24の操作によって、図柄変動を停止させ、制御手段40は、一遊技を終える。遊技の停止の状態に応じて、又は、C/Pスイッチのようなクレジット払い出しレバー23の操作に応じて、メダルをメダル払出口30から払い出す。遊技者は、メダル払出口30から払い出され、下皿31に貯留されたメダルを受け取ることができる。遊技者は、受け取ったメダルを、再び、遊技機1のメダル投入口11に投入し、遊技を楽しむことができる。
【0049】
このようにして、遊技機1は、遊技不能化制御手段55によって遊技可能化状態にされていれば、遊技を遊技者に提供するが、そうでない場合には、遊技を遊技者に提供しない。
【0050】
<遊技機を遊技不能化状態及び遊技可能化状態にする場合>
【0051】
遊技者が遊技機1から離れるとき、遊技者は、遊技機1から離れている間、遊技機1で遊技ができないように以下に示す操作を行う。
【0052】
遊技者が遊技機1から離れるとき、キー入力手段80を操作する。具体的は、遊技者が任意の複数のボタン81を押すことにより、所定の文字列を入力する。この所定の文字列は、入力した遊技者のみが知っているものである。
【0053】
キー入力手段80は、遊技者の操作によって入力された所定の文字列を遊技不能化入力信号S1として遊技不能化入力信号受信手段75に出力する。
【0054】
遊技不能化入力信号受信手段75は、キー入力手段80からの遊技不能化入力信号S1を受信すると、受信された遊技不能化入力信号S1の所定の文字列を遊技不能化制御手段55に出力する。
【0055】
先ず、遊技不能化制御手段55は、所定の文字列が入力されると、クレジット投入数とこの遊技機1の遊技可能な数とを対比する(ステップST201)。遊技不能化制御手段55は、クレジット投入数が遊技可能な数よりも少ない場合、制御手段40を遊技可能化状態に維持した状態で、遊技不能化状態への移行を終了する。遊技不能化制御手段55は、クレジット投入数が遊技可能な数以上の場合、次のステップST202を実行する。
【0056】
次に、遊技不能化制御手段55は、遊技不能化入力信号受信手段75に受信された特定の文字列データが受信されると、その特定の文字列をロック用の文字列として記憶手段60に記憶させる(ステップST202)。
【0057】
次に、遊技不能化制御手段55は、制御手段40を遊技可能化状態から遊技不能化状態に移行させる(ステップST203)。
【0058】
このとき、タイマー手段70は、制御手段40が遊技可能化状態から遊技不能化状態に移行された時からの経過時間を計時する。タイマー手段70は、経過時間を管理者に視覚可能な複数のランプ95のうち、経過時間に応じて所定のランプ95を点灯させて、管理者に知らせる。また、ランプ95は、他の遊技者に視覚可能に表示させてもよい。また、経過時間は、複数のランプ95の代わりに、液晶パネルに経過時間や残り時間を表示させてもよい。この場合、液晶パネルは、例えば、筐体2の表面に備えられたり、遊技機1を管理する管理室に備えられたりする。
【0059】
<遊技者が遊技機に戻ってくるまで>
【0060】
図6に示すように、こうして、遊技不能化制御手段55は、制御手段40を遊技可能化状態から遊技不能化状態に移行させる行程を終了し、制御手段40を遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行させる操作があるまで待機する(ステップST204、ST206、ST207)。
【0061】
以下に、遊技不能化制御手段55の作動を説明する。
【0062】
<遊技者が戻ってきたとき>
【0063】
先ず、遊技不能化制御手段55は、キー入力手段80からの解除用の文字列が入力されたか否かを判断する(ステップST204)。解除用の文字列が入力された場合、遊技不能化制御手段55は、次のステップST205を実行する。
【0064】
次に、遊技不能化制御手段55は、解除用の文字列とロック用の文字列とが同一か否かを判断する(ステップST205)。これにより、遊技不能化制御手段55は、遊技機1の遊技不能化状態を解除しようとする者がロック用の文字列を入力した者かどうかの判断を行ったことと同一の効果を得ることができる。
【0065】
遊技不能化制御手段55は、解除用の文字列がロック用の文字列と異なる場合、入力された解除用の文字列を無効にして、ステップST204を実行し、同じ場合には、制御手段40を遊技可能化状態に移行するステップST208を実行する。
【0066】
<管理者が遊技機を遊技可能化状態に移行させるとき>
【0067】
先ず、管理者は、扉4を開けるために、鍵穴62に鍵を差し込み、鍵を開ける(図1参照)。
【0068】
次に、管理者は、筐体2の凹部3に配置されているスイッチ65を操作する。これにより、スイッチ65は、遊技不能化制御手段55に、制御手段40を強制的に遊技可能化状態に移行させる旨の信号を出力する。
【0069】
そして、遊技不能化制御手段55は、解除用の文字列の入力がなくても、遊技不能化状態解除手段から、強制的に遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行すべき旨の信号を受信したか否かを判断する(ステップST206)。遊技不能化制御手段55は、そのような信号を受信した場合、制御手段40を強制的に遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行させるべく、ステップST208を実行する。
【0070】
<所定の時間が経過した場合>
【0071】
先ず、遊技不能化制御手段55は、タイマー手段70によって計時されている経過時間が所定の時間(例えば、60分)を経過したか否かを判断する(ステップST207)。遊技不能化制御手段55は、タイマー手段70によって計時されている経過時間が所定の時間を経過していると判断した場合、制御手段40を強制的に遊技不能化状態から遊技可能化状態に移行させるべく、ステップST208を実行する。
【0072】
そして、遊技不能化制御手段55は、制御手段40を遊技可能化状態にする(ステップST208)。これにより、遊技者は、遊技機1で遊技を続行することができる。
【0073】
遊技機1は、遊技者の特定の方法として、遊技者が遊技機1から離れるときに入力したロック用の文字列と遊技者が遊技機に戻ってきたときに入力した解除用の文字列とを比較して制御手段40を遊技可能化状態に移行させた。しかし、遊技者を特定する方法としては、遊技者の顔を認識する方法であってもよい。
【0074】
図1に示すように、遊技機1は、キー入力手段80の代わりに、これの前面に遊技者の顔を撮影することができるカメラ61を設けても良い。この場合、記憶手段60は、所定の文字列を記憶するのではなく、画像データを記憶する。遊技者が遊技機1から離れるときに入力した画像データと遊技者が遊技機に戻ってきたときに入力した画像データとが一致しているか否かの判断は、公知の生体認証システムを用いることができる。
【0075】
<第2の実施の形態>
【0076】
図7に示すように、遊技機1aは、いわゆる「パチンコ機」であり、遊技媒体はパチンコ玉32である。第1の実施例と同一の構成については、同一の符号を振り、その説明を省略する。主立ったところを説明すれば、遊技機1aは、所定の数の遊技媒体が投入されたことを条件として、遊技の開始を可能にする遊技開始手段20と、予め記憶された遊技制御プログラムに基づいて、遊技開始手段20の遊技開始入力に応じて遊技を実行するとともに、遊技を開始した後に実行される抽選処理によって入賞した場合には、下皿31に入賞に応じたパチンコ玉32の数を払出手段33によって払い出す制御手段40と、キー入力手段80からの遊技不能化入力信号を受信する遊技不能化入力信号受信手段75と、遊技不能化入力信号受信手段75が遊技不能化入力信号S1を受信したことを条件として、制御手段40に対して遊技動作不能化状態に移行させる遊技不能化制御手段55と、を備える。
【0077】
遊技機1aは、遊技機1に対して、遊技提供装置5に設けられていたクレジット数記憶手段10や遊技媒体投入手段15を省略している代わりに、遊技不能化制御装置50に遊技媒体検知手段85を設けている。また、制御手段40は、遊技の内容に応じてパチンコ玉32を、払出手段33から下皿31に出し、遊技者に提供する。
【0078】
遊技媒体検知手段85は、例えば、下皿31に貯留されたパチンコ玉32の数を画像認識によって検出する小型カメラを有する。この場合、遊技媒体検知手段85は、公知の画像認識システムにより、下皿31に貯留されたパチンコ玉32の数を算出する。
【0079】
また、遊技媒体検知手段85は、下皿31に貯留されたパチンコ玉32の質量を測定する測定器を備え、測定器によって測定された値に基づいて、下皿31にあるパチンコ玉32の数を算出してもよい。
【0080】
また、遊技媒体検知手段85は、下皿31の底部に所定の間隔を置いて配置された複数の電極を有し、これらの複数の電極のうち、パチンコ玉32がそれらの電極に電気的に接触する電極の数に基づいて、下皿31にあるパチンコ玉32の数を算出してもよい。
【0081】
また、遊技媒体検知手段85は、予め遊技媒体の導電率を測定しておき、下皿31に貯留されたパチンコ玉32の電気容量を測定する電気容量測定器を備え、電気容量測定器によって測定された電気容量に基づいて、下皿31にあるパチンコ玉32の数を算出してもよい。
【0082】
以上の遊技機1aは、遊技機1と同様の動作をする(図5参照)。
【0083】
具体的には、遊技不能化制御手段55は、遊技媒体検知手段85によって検知された下皿31にあるパチンコ玉32の数が所定の数以上であることを条件として、制御手段40を遊技不能化状態に移行させる。
【0084】
本発明は、以上の実施の形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明に係る遊技機の第1の実施の形態の斜視図である。
【図2】図1に示す遊技機の扉を開けた状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示す遊技機のブロック線図である。
【図4】図1に示す遊技機の遊技可能化状態のときの流れを説明するためのフローチャート図である。
【図5】図1に示す遊技機の遊技不能化状態のときの流れを説明するためのフローチャート図である。
【図6】図5に続くフローチャート図である。
【図7】本発明に係る遊技機の第2の実施の形態のブロック線図である。
【符号の説明】
【0086】
1,1a 遊技機
2 筐体
4 扉
5 遊技提供装置
6 図柄
10 クレジット数記憶手段
11 メダル投入口
14 操作ボタン
15 遊技媒体投入手段
20 遊技開始手段
30 メダル払出口
31 下皿
33 払出手段
40 制御手段
50 遊技不能化制御装置
55 遊技不能化制御手段
60 記憶手段
65 スイッチ(遊技不能化状態解除手段)
70 タイマー手段
75 遊技不能化入力信号受信手段
80 キー入力手段
85 遊技媒体検知手段





 

 


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